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JP2010159861A - 防振装置 - Google Patents

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JP2010159861A JP2009003790A JP2009003790A JP2010159861A JP 2010159861 A JP2010159861 A JP 2010159861A JP 2009003790 A JP2009003790 A JP 2009003790A JP 2009003790 A JP2009003790 A JP 2009003790A JP 2010159861 A JP2010159861 A JP 2010159861A
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Abstract

【課題】車両左右方向/前後方向のバネ比を大きくするとともに、耐久性を向上する。
【解決手段】軸部材12の左右方向Yに相対する一対の第1側面部20を左右方向Yに垂直な平面状に形成するとともに、該第1側面部に対向する外筒14の一対の第1側壁24を、第1側面部に平行な平面状に形成する。軸部材12と外筒14を連結する防振基体16を、左右方向Yにおいて軸部材12を挟んで位置して第1側面部20と第1側壁24との間を連結する一対の弾性連結部32で構成し、第1側面部及び第1側壁を除く周方向部分では軸部材12と外筒14との間に軸方向Zに貫通する空洞部34を設けて非連結状態とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸部材と、これを取り囲む外筒と、これら軸部材と外筒との間に介設されて両筒を結合するゴム状弾性体からなる防振基体とを備えた筒形の防振装置に関する。
従来、この種の防振装置としては、自動車のボディと足回り部材との間に介設されるボディマウントがある(例えば、下記特許文献1参照)。ボディマウントは、軸部材が軸方向を上下方向にしてフレーム等のボディ側の部材に取り付けられ、外筒がサスペンションのメンバー部材に対し圧入手段等により固定されて用いられる。これにより、車両上下方向での振動入力に対して、防振基体がせん断変形するようにして、耐久性と乗り心地性を向上している。
ボディマウントにおいては、車両前後方向におけるバネ定数を小さくして乗り心地性を向上しつつ、車両左右方向におけるバネ定数を大きくして操縦安定性を向上するべく、防振基体における車両前後方向に相対する位置にすぐりと称される軸方向の空洞部を設けて、ばね特性に異方向性を与えることがある(例えば、下記特許文献2参照)。
実開平7−41090号公報 特開2007−132386号公報
上記従来のように防振基体にすぐりを設けることで、車両左右方向のバネ定数を前後方向のバネ定数よりも大きくして、操縦安定性と乗り心地性の向上を図ることができるが、両性能の更なる向上が求められており、そのため、左右方向と前後方向のバネ比(即ち、左右方向のバネ定数/前後方向のバネ定数)をより大きくすることが望まれる。
しかしながら、上記従来の防振装置では、軸部材の内周面とこれに対向する外筒の内周面がともに円形状であり、その間を連結する防振基体も円弧状であるため、車両前後方向での振動入力に対して、防振基体にはせん断変形だけでなく圧縮変形も生じることから、左右/前後方向のバネ比を大きくとることには限界がある。また、このように車両前後方向の振動に対してせん断変形と圧縮変形の複合した変形が生じることから、耐久性の点からも不利である。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、車両左右方向と前後方向のような軸直角方向における2方向でのバネ定数の比を大きくすることができるとともに、耐久性を向上することができる防振装置を提供することを目的とする。
本発明に係る防振装置は、軸方向を車両上下方向に向けて配される軸部材と、前記軸部材を軸平行に取り囲む外筒と、前記軸部材と前記外筒との間に介設されて両者を結合するゴム状弾性体からなる防振基体と、を備える防振装置であって、前記軸部材は、第1の軸直角方向において軸芯を挟んで位置する一対の第1側面部が前記第1の軸直角方向に垂直な平面状に形成され、前記外筒は、前記第1の軸直角方向において前記軸部材を挟んで位置する一対の第1側壁を備え、前記軸部材の第1側面部に対向する前記第1側壁の内側面が前記第1側面部に平行な平面状に形成され、前記防振基体は、前記第1の軸直角方向において前記軸部材を挟んで位置して前記軸部材の第1側面部と前記外筒の第1側壁の内側面との間を連結する一対の弾性連結部からなり、前記第1側面部及び前記第1側壁を除く周方向部分では前記軸部材と前記外筒との間に軸方向に貫通する空洞部が設けられて非連結状態とされたものである。
このように構成することにより、第1の軸直角方向での振動入力に対しては防振基体には圧縮変形のみが生じ、これに垂直な第2の軸直角方向での振動入力に対しては防振基体にはせん断変形のみが生じる。そのため、第1の軸直角方向/第2の軸直角方向のバネ比を従来よりも大きくすることができ、例えば、第1の軸直角方向を車両左右方向、第2の軸直角方向を車両前後方向とすることで、左右/前後方向のバネ比を大きくして、操縦安定性と乗り心地性を向上することができる。
また、車両上下方向と第2の軸直角方向(前後方向)の振動入力に対して防振基体をせん断変形のみで使用できるので、これらの方向での耐久性を向上することができる。また、このように耐久性を向上できることから、その分、防振装置の小型化を図ることができ、軽量化につながる。
上記防振装置においては、前記外筒が樹脂により形成されてもよい。このように外筒を樹脂製とすることで、更なる軽量化を図ることができる。
上記防振装置においては、前記外筒が軸方向の一端部に軸直角方向外向きに張り出すフランジ部を備え、前記フランジ部は、内周縁部分が軸方向外方側に肉盛りされて外周縁部分よりも厚肉に形成され、前記フランジ部の軸方向外側面にゴム状弾性体からなるストッパゴム部が設けられてもよい。
防振装置をホルダ内に圧入するためにストッパゴム部を押圧するとき、仮に、フランジ部が肉盛りされておらず、板厚一定で外向きに折曲形成されている場合、フランジ部が押圧方向に倒れるような曲げ入力が加わりやすい。これに対し、上記のようにフランジ部の内周縁部分を肉盛りすることで、押圧力が外筒本体に伝わりやすく、フランジ部に曲げ入力が加わりにくくなり、圧入性を向上することができる。
上記防振装置において、前記外筒は、前記一対の第1の側壁と、前記第1の軸直角方向に垂直な第2の軸直角方向において前記軸部材を挟んで位置して断面円弧状に形成された一対の第2側壁とからなり、円筒状のホルダ内に圧入保持されるように外周面が断面円形状に形成され、前記第1側壁が、前記平面状の内側面を持つ平板状の内側壁部と、前記内側壁部の外側面から前記第1の軸直角方向外方側に向けて一体に突設されて前記内側壁部を前記ホルダの内周面に対して当接支持する支持壁部とからなり、前記支持壁部の外方縁が、前記第2側壁の外側面を規定する円弧の同一円周上に位置した構成としてもよい。
このように構成することで、樹脂製外筒において、その外形を円形状として円筒状のホルダ内への圧入性を高めながら、平面状の内側面を持つ第1側壁が厚肉部となってヒケなどが生じることを防止することができる。
上記防振装置においては、前記外筒が軸方向の一端部に軸直角方向外向きに張り出すフランジ部を備え、前記フランジ部は、外形が円形状をなすことで前記第1側壁でのフランジ部分が弓形状をなして前記第2側壁でのフランジ部分よりも張り出し幅が大に設定され、前記フランジ部の軸方向外側面にゴム状弾性体からなるストッパゴム部が設けられ、前記ストッパゴム部は、前記軸部材に固定されるストッパ部材との間で軸方向に圧縮された状態に組み付けられるものであって前記第1側壁でのフランジ部分に設けられた第1ストッパゴム部と、前記第1ストッパゴム部よりも軸方向高さが低く形成されることで前記ストッパ部材との間でストッパクリアランスを保持した状態に組み付けられるものであって前記第2側壁でのフランジ部分に設けられた第2ストッパゴム部とから構成してもよい。
上記第1ストッパゴム部は、軸部材側のストッパ部材との間で圧縮された状態に組み付けられるものであるため、組み付け状態において車両上下方向の静バネ定数を高くする役割を持つ。一方、第2ストッパゴム部は、車両上下方向での過大変位時にストッパ部材と当接することでその変位を規制する役割を持つ。このような異なる役割を持つ各ストッパゴム部について、第1ストッパゴム部を張り出し幅の大きな第1側壁でのフランジ部分に設けることにより、当該第1ストッパゴムを大型化して、上下方向の静バネ定数を更に大きくすることができ、上記防振基体のせん断変形により主として定まる動ばね定数に対する静動比(即ち、静バネ定数/動ばね定数)を大きくすることができる。
上記防振装置において、前記外筒は、円筒状のホルダ内に圧入されるときの締め代により前記弾性連結部が予圧縮されるよう構成されてもよい。これにより、樹脂製の外筒でありながら、防振基体に予圧縮を付与して耐久性を向上することができる。
本発明によれば、車両左右方向と前後方向のような軸直角方向における2方向でのバネ定数の比を大きくできるとともに、耐久性の向上を図ることができ、軽量化に寄与することができる。
第1の実施形態に係る防振装置の平面図。 第1の実施形態の防振装置の底面図。 第1の実施形態の防振装置の側面図。 図1のIV−IV線断面図。 第1の実施形態の防振装置の車両組み付け状態を示す縦断面図。 第2の実施形態に係る防振装置の平面図。 第2の実施形態の防振装置の底面図。 第2の実施形態の防振装置の側面図。 図6のIX−IX線断面図。 第2の実施形態の防振装置の車両組み付け状態を示す縦断面図。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る防振装置10について図1〜5に基づいて説明する。この防振装置10は、自動車のサスペンション等の足回り部材をフレーム等のボディに対して防振的に支持するためのボディマウントであり、より詳細には、自動車のリアサスペンションの前側に組み付けられるボディマウントである。
防振装置10は、金属等の剛性材料からなる軸部材12と、これを軸平行かつ同芯状に取り囲む外筒14と、これら軸部材12と外筒14の間に加硫接着手段により介設されて両者を結合するゴム弾性体よりなる防振基体16とを備えて構成されている。
軸部材12は、その軸方向Zを車両上下方向に向けてボディ1側に取り付けられる部材であり、軸方向Zに貫通する中空部18を有する柱状をなしている。図1,2に示すように、軸部材12は、第1の軸直角方向である車両左右方向Yにおいて軸芯Oを挟んで位置する一対の第1側面部20,20と、第1の軸直角方向に垂直な第2の軸直角方向である車両前後方向Xにおいて軸芯Oを挟んで位置する一対の第2側面部22,22とを備える四角柱状をなしている。
第1側面部20は、車両左右方向Yに垂直な平面状に形成されており、すなわち、車両左右方向Yに相対する一対の第1側面部20,20は、車両前後方向Xに沿って延びる互いに平行な平面部をなしている。一方、第2側面部22は、この例では、図1,2に示すように水平断面が円弧状をなす曲面状に形成されており、該円弧は車両前後方向Xに対向する外筒14の内周面と同じ曲率半径に形成されている。第1側面部20の幅は第2側面部22の幅の約2倍に設定されており、これにより、軸部材12は図1に示す水平断面において、車両前後方向Xに細長い略矩形状をなしている。
軸部材12の中空部18は、図1,2に示すように、軸芯Oを中心とした円形状に設けられるとともに、その前後方向Xに相対する位置に、軽量化を図るべく、前後方向Xに延びる肉盗み部18A,18Aを有して構成されている。
外筒14は、足回り部材に連結されたサスペンションのメンバー部材に取り付けられる部材であり、メンバー部材の円筒状のホルダ2内に圧入内嵌される。外筒14は、例えばガラス繊維を配合したポリアミド樹脂などの合成樹脂により形成されており、ホルダ2内に圧入されるときの締め代により防振基体16(即ち、下記弾性連結部32)が予圧縮されるように構成されている。すなわち、外筒14は、その外径D1(図4参照)がホルダ2の内径D2(図5参照)よりもわずかに大きく形成され、ホルダ2内に圧入することにより縮径され、これにより弾性連結部32が車両左右方向Yに圧縮されて、防振基体16の加硫後の収縮による残留歪みが除去されるように構成されている。
図1,2に示すように、外筒14は、車両左右方向Yにおいて軸部材12を挟んで位置する一対の第1側壁24,24と、車両前後方向Xにおいて軸部材12を挟んで位置する一対の第2側壁26,26とで構成されている。
第1側壁24は、軸部材12の第1側面部20に対向する内側面24Aが第1側面部20に平行な平面状に形成されている。すなわち、第1側壁24の内側面24Aは、軸部材12の第1側面部20に対して車両左右方向Yに一定の間隔をおいて相対するように、車両左右方向Yに垂直な平面部として形成されている。一方、第2側壁26は、軸部材12の軸芯Oを中心とする断面円弧状に形成されている。
このように外筒14は、内周面の断面形状が第1側壁24においてストレート部(平面部)を持つ非円形状に形成されているのに対し、外周面の断面形状は、円筒状のホルダ2内に圧入保持されるように円形状に形成されている(図2参照)。外周面を断面円形状とするため、第1側壁24は、上記平面状の内側面24Aを持つ平板状の内側壁部28と、該内側壁部28の外側面から車両左右方向外方Yo側に向けて一体に突設されて内側壁部28をホルダ2の内周面に対して当接支持する支持壁部30とで構成されている。図2,3に示すように、支持壁部30は、軸方向Zに延びる複数本(ここでは3本)の縦壁30Aと、該縦壁30Aに直交するように周方向に延びる複数本(ここで4本)の横壁30Bとにより、格子状に形成されている。そして、外筒14の外周面の断面形状が上記のように円形状となるように、これら支持壁部30の各外方縁が、第2側壁26の外側面26Aを規定する円弧の同一円周P上に位置するよう設けられている(図2参照)。
なお、外筒14の成形性を確保しつつ、支持壁部30による支持効果を高めるため、第1側壁24を構成する各壁部である内側壁部28及び支持壁部30と、第2側壁26の厚みが同一に設定されている。
図1に示すように、防振基体16は、軸部材12の上記一対の第1側面部20,20とこれに対向する外筒14の上記一対の第1側壁24,24の内側面24A,24Aとの間をそれぞれ連結するように、車両左右方向Yにおいて軸部材12を挟んで位置する左右一対の弾性連結部32,32により構成されている。詳細には、ともに平面状かつ互いに平行に設けられた上記第1側面部20と第1側壁24との間において、該平面状に範囲内に限定して弾性連結部32が介設されている。そして、これら第1側面部20及び第1側壁24を除く周方向部分では、軸部材12と外筒14との間に軸方向Zに貫通する空洞部34が設けられて、軸部材12と外筒14との間が非連結状態とされている。
なお、図1,4に示すように、一対の第2側壁26,26とこれに対向する軸部材12の第2側面部22,22との間には、軸部材12の車両前後方向Xにおける過大変位を制限するために、ゴム弾性体からなるストッパ凸部36,38が設けられている。詳細には、軸部材12の第2側面部22には、弾性連結部32からゴム膜40を介して連なるストッパ凸部36が設けられ、外筒14の第2側壁26には、弾性連結部32からゴム膜42を介して連なるストッパ凸部38が設けられ、両者の間に周方向で一定のストッパクリアランス44が確保されている。
図1,4に示すように、外筒14の軸方向Zの一端部(この例では上端部)には、軸直角方向外向きに張り出すフランジ部46が全周にわたって設けられている。フランジ部46は、外形が円形状をなしている。一方、フランジ部46が設けられた外筒14の側壁は、上記のように第1側壁24の内側面24Aが平面状をなしていることから、かかる第1側壁24でのフランジ部分46Aは、図1に示すように平面視で弓形状をなしており、第2側壁26でのフランジ部分46Bよりも張り出し幅が大になっている。
図4に拡大して示すように、フランジ部46は、その内周縁部分46iが軸方向外方Zo側(この例では上方)に肉盛りされており、従って、内周縁部分46iでの肉厚T1が外周縁部分46oでの肉厚T2よりも大に形成されている。フランジ部46の軸方向外側面46Cは、肉盛りされた内周縁部分46iから外周縁部分46oに向かって漸次低くなるように傾斜した傾斜面状に形成されている。
フランジ部46の軸方向外側面46Cには、防振基体16から連なるゴム弾性体よりなるストッパゴム部48が設けられている。ストッパゴム部48は、図1に示すように、上記一対の第1側壁24,24のフランジ部分46A,46Aにそれぞれ設けられた左右一対の第1ストッパゴム部48A,48Aと、上記一対の第2側壁26,26のフランジ部分46B,46Bにそれぞれ設けられた前後一対の第2ストッパゴム部48B,46Bとからなる。
図5に示すように、第1ストッパゴム部48Aは、軸部材12に固定されるボディ1側のストッパ部材3との間で軸方向Zに圧縮された状態に組み付けられるゴム部分であり、組み付け状態において車両上下方向Zの静バネ定数を高くする役割を持つ。第2ストッパゴム部48Bは、第1ストッパゴム部46Aよりも軸方向Zでの高さが低く形成されており、これにより、前記ストッパ部材3との間でストッパクリアランス50を保持した状態に組み付けられるゴム部分であり、車両上下方向Zでの過大変位時にストッパ部材3と当接することでその変位を規制する役割を持つ。第1ストッパゴム部48Aは、張り出し幅の大きな第1側壁24でのフランジ部分46Aに設けられ、これにより、第2ストッパゴム部48Bよりも軸直角方向での幅が大に設定されて大型化されている。
防振装置10を製造するに際しては、押し出し成型された金属製の軸部材12と、射出成形された樹脂製の外筒14を、加硫成形型内にセットし、加硫成形型のキャビティ内にゴム材料を注入することにより、防振基体16、ストッパ凸部36,38及びストッパゴム部48が成形される。
このようにして得られた防振装置10は、図5に示すように、外筒14をメンバー部材のホルダ2内に上方から圧入して固定し、また、軸部材12の中空部18に連結ボルト4を挿入して締結することで、軸部材12をボディ1に固定して使用される。
その際、外筒14を圧入するときには、図4に示すように、フランジ部46の上面に設けられたストッパゴム部48の上面を圧入治具9で下方に押圧することで、外筒14はホルダ2内に押し込まれ、これにより、弾性連結部32に予圧縮が付与されて耐久性を向上することができる。
このように外筒14を圧入する際、仮に、フランジ部46が肉盛りされておらず、板厚一定で外向きに折曲した形状である場合、フランジ部が下方にお辞儀するような曲げ入力が加わりやすいが、本実施形態のようにフランジ部46の内周縁部分46iを肉盛りすることで(T1>T2)、押圧力が外筒14本体に伝わりやすく、フランジ部46に曲げ入力が加わりにくくなり、圧入性を向上することができる。
一方、軸部材12を連結ボルト4でボディ1に固定する際には、フランジ部46の上面に設けられた第1ストッパゴム部48Aが、ボディ1のストッパ部材3の下面に押し付けられることにより、これらフランジ部46とストッパ部材3との間で軸方向Zに圧縮された状態に組み付けられる。また、軸部材12の下端には平板状の第2ストッパ部材5が、連結ボルト4により締結固定され、該第2ストッパ部材5とホルダ2の下端との間に、外筒14の下方への過大変位を制限するためのリング状のゴム部材6が挟持固定される。
以上よりなる本実施形態の防振装置10であると、車両左右方向Yでの振動入力に対しては防振基体16には純圧縮の変形が生じ、車両前後方向Xでの振動入力に対しては防振基体16には純せん断の変形が生じる。そのため、車両左右方向/上下方向のバネ比を、従来にもまして大きく設定することができ、操縦安定性と乗り心地性を向上することができる。
また、車両上下方向Zと前後方向Xの振動入力に対して、防振基体16を純せん断の変形で使用できるので、これらの方向での耐久性を向上することができる。そのため、樹脂による外筒14の軽量化と相俟って、上記耐久性の向上分を防振装置10の小型化に向けることで、更なる軽量化を図ることができる。
また、この防振装置10では、車両上下方向Zのバネ定数については、弾性連結部32と、第1ストッパゴム部48A及びゴム部材6との複合バネとなっており、第1ストッパゴム部48Aとゴム部材6が組み付け状態において上下方向Zに圧縮されることで、静バネ定数が高くなっている。一方、動バネ定数については、弾性連結部32の純せん断の変形を使用することで、小さく設定されている。このような構成において、本実施形態のものでは、静バネ定数を高くするための第1ストッパゴム部48Aが、張り出し幅の大きな第1側壁24のフランジ部分46Aに設けられているので、大型化を図ることができ、上下方向Zの静バネ定数を更に大きくして、静動比を大きくすることができる。
また、この防振装置10であると、外筒14の第1側壁24を上記の内側壁部28と支持壁部30とで構成したことにより、外筒14の外形を円形状として円筒状のホルダ2内への圧入性を高めながら、平面状の内側面24Aを持つ第1側壁24が厚肉部となってヒケなどが生じることを防止することができる。
[第2の実施形態]
図6〜10は、第2の実施形態に係る防振装置10Aを示したものである。この防振装置10Aは、自動車のリアサスペンションの後側に組み付けられるボディマウントであり、弾性連結部32に中間板52が埋設された点、及び、フランジ部46が上下逆側の端部に設けられた点において、上記第1の実施形態とは異なる。
すなわち、この例では、図6,7,9に示すように、左右一対の弾性連結部32,32の左右方向Yにおける中間位置にはそれぞれ平板状の中間板52が介設されている。これにより、この例では、車両左右方向Yでのバネ定数が第1の実施形態よりも更に高くなっており、従って、左右方向/上下方向のバネ比が更に大きく設定されている。
また、この例では、フランジ部46が外筒14の軸方向Zの下端に設けられており、外筒14は、メンバー部材のホルダ2内に下方から圧入して固定される。そのため、図10に示すように、軸部材12の下端には、ストッパゴム部48を上下方向Zで受け止める円板状のストッパ部材7が連結ボルト4によって挟持固定され、該ストッパ部材7とフランジ部46との間で、第1ストッパゴム部48Aが軸方向Zに圧縮された状態に組み付けられる。また、メンバー部材のホルダ2とボディ1との間に、外筒14の上方への変位を制限するリング状のゴム部材8が配される。
また、リアサスペンションの後側では、前側に比べて分担荷重が大きいため、第1ストッパゴム部48Aの軸直角方向での幅が、第1実施形態での幅よりも大きく設定され、更なる大型化が図られている。
その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、同様の作用効果が奏される。
なお、上記実施形態では、外筒14の第2側壁26を円弧状に形成したが、必ずしも円弧状でなくてもよく、例えば、外筒14を角筒状に形成することもできる。また、本発明は、ボディマウント以外にも種々の防振装置に適用可能である。その他、一々列挙しないが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
10,10A…防振装置、12…軸部材、14…外筒、16…防振基体
20…第1側面部、22…第2側面部
24…第1側壁、24A…第1側壁の内側面
26…第2側壁、26A…第2側壁の外側面
28…内側壁部、30…支持壁部
32…弾性連結部、34…空洞部
46…フランジ部、46A…第1側壁でのフランジ部分、46B…第2側壁でのフランジ部分、46C…軸方向外側面、46i…内周縁部分、46o…外周縁部分
48…ストッパゴム部、48A…第1ストッパゴム部、48B…第2ストッパゴム部
50…ストッパクリアランス
O…軸芯、P…第2側壁の外側面を規定する円弧の円周
Z…軸方向(車両上下方向)
Y…第1の軸直角方向(車両左右方向)、X…第2の軸直角方向(車両前後方向)

Claims (7)

  1. 軸方向を車両上下方向に向けて配される軸部材と、前記軸部材を軸平行に取り囲む外筒と、前記軸部材と前記外筒との間に介設されて両者を結合するゴム状弾性体からなる防振基体と、を備える防振装置であって、
    前記軸部材は、第1の軸直角方向において軸芯を挟んで位置する一対の第1側面部が前記第1の軸直角方向に垂直な平面状に形成され、
    前記外筒は、前記第1の軸直角方向において前記軸部材を挟んで位置する一対の第1側壁を備え、前記軸部材の第1側面部に対向する前記第1側壁の内側面が前記第1側面部に平行な平面状に形成され、
    前記防振基体は、前記第1の軸直角方向において前記軸部材を挟んで位置して前記軸部材の第1側面部と前記外筒の第1側壁の内側面との間を連結する一対の弾性連結部からなり、前記第1側面部及び前記第1側壁を除く周方向部分では前記軸部材と前記外筒との間に軸方向に貫通する空洞部が設けられて非連結状態とされた
    ことを特徴とする防振装置。
  2. 前記外筒が樹脂により形成された、
    請求項1記載の防振装置。
  3. 前記外筒が軸方向の一端部に軸直角方向外向きに張り出すフランジ部を備え、前記フランジ部は、内周縁部分が軸方向外方側に肉盛りされて外周縁部分よりも厚肉に形成され、前記フランジ部の軸方向外側面にゴム状弾性体からなるストッパゴム部が設けられた、
    請求項2記載の防振装置。
  4. 前記外筒は、前記一対の第1の側壁と、前記第1の軸直角方向に垂直な第2の軸直角方向において前記軸部材を挟んで位置して断面円弧状に形成された一対の第2側壁とからなり、円筒状のホルダ内に圧入保持されるように外周面が断面円形状に形成され、
    前記第1側壁が、前記平面状の内側面を持つ平板状の内側壁部と、前記内側壁部の外側面から前記第1の軸直角方向外方側に向けて一体に突設されて前記内側壁部を前記ホルダの内周面に対して当接支持する支持壁部とからなり、前記支持壁部の外方縁が、前記第2側壁の外側面を規定する円弧の同一円周上に位置している
    請求項2又は3記載の防振装置。
  5. 前記外筒が軸方向の一端部に軸直角方向外向きに張り出すフランジ部を備え、前記フランジ部は、外形が円形状をなすことで前記第1側壁でのフランジ部分が弓形状をなして前記第2側壁でのフランジ部分よりも張り出し幅が大に設定されており、
    前記フランジ部の軸方向外側面にゴム状弾性体からなるストッパゴム部が設けられ、
    前記ストッパゴム部は、前記軸部材に固定されるストッパ部材との間で軸方向に圧縮された状態に組み付けられるものであって前記第1側壁でのフランジ部分に設けられた第1ストッパゴム部と、前記第1ストッパゴム部よりも軸方向高さが低く形成されることで前記ストッパ部材との間でストッパクリアランスを保持した状態に組み付けられるものであって前記第2側壁でのフランジ部分に設けられた第2ストッパゴム部とからなる、
    請求項4記載の防振装置。
  6. 前記外筒は、円筒状のホルダ内に圧入されるときの締め代により前記弾性連結部が予圧縮されるよう構成された、
    請求項4又は5に記載の防振装置。
  7. 前記第1の軸直角方向が車両左右方向であり、前記第1の軸直角方向に垂直な第2の軸直角方向が車両前後方向である、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の防振装置。
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