JP2010158188A - 妊孕性診断方法、妊孕性診断キット、ポリヌクレオチド、ポリペプチド、及び抗体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヒトから採取された生体サンプルを用いて、前記ヒトにおけるCalr3遺伝子の欠損又は変異の有無を検出する検出工程を有することを特徴とする妊孕性診断方法、翻訳開始コドンのアデニンを第1位の塩基としたときに、ヒト野生型Calr3遺伝子の塩基配列または当該遺伝子の翻訳領域の塩基配列からなるポリヌクレオチドにおいて、妊孕性と相関性の高い一塩基置換変異の変異部位を含む10〜100の連続した塩基配列からなるポリヌクレオチド、及びヒトの妊孕性を診断するためのキットであって、ヒトCalr3遺伝子の欠損又は変異の有無を検出するための試薬を含んでいる妊孕性診断キット。
【選択図】なし
Description
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、精子における卵子への融合能に基づいた妊孕可能性の推定、及び不妊症の原因の同定を可能にする妊孕性診断方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、ヒトCalr3遺伝子の塩基配列又は配列番号1で表される塩基配列において、ヒトCalr3遺伝子の翻訳領域の第233位の塩基、第586位の塩基、第616位、第644位の塩基、第647位の塩基、第742位の塩基、第820位の塩基、第976位の塩基、第1056位の塩基、又は第1058位の塩基が置換されており、この置換された塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチドを提供することを目的とする。
また、本発明は、配列番号1で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドにおいて、第233位の塩基がアデニン、第586位の塩基がチミン、第616位の塩基がチミン、第644位の塩基がチミン、第647位の塩基がチミン、第742位の塩基がチミン、第820位の塩基がアデニン、第976位の塩基がアデニン、第1056位の塩基がチミン、又は第1058位の塩基がチミンに置換された塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド、及び該ポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列からなることを特徴とするポリペプチドを提供することを目的とする。
また、本発明は、配列番号1で表されるポリヌクレオチドにおいて、第128位の塩基がチミン、第129位の塩基がアデニン、第251位の塩基がアデニン、第313位の塩基がアデニン、第328位の塩基がチミン、第346位の塩基がチミン、第370位の塩基がチミン、第385位の塩基がアデニン、第584位の塩基がチミン、第782位の塩基がチミン、第783位の塩基がアデニン、第945位の塩基がアデニン、第946位の塩基がアデニン、第947位の塩基がアデニン、第970位の塩基がアデニン、第981位の塩基がアデニン、第1022位の塩基がチミン、第1023位の塩基がチミン、第1034位の塩基がチミン、第1046位の塩基がチミン、第1063位の塩基がチミン、第1074位の塩基がチミン、第1083位の塩基がアデニン、第1086位の塩基がチミン、又は第1111位の塩基がチミンに置換された塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド、及び該ポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列からなることを特徴とするポリペプチドを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、ヒトの妊孕性を診断するためのキットであって、ヒトCalr3遺伝子の欠損又は変異の有無を検出するための試薬を含んでいることを特徴とする妊孕性診断キットを提供することを目的とする。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第233位の塩基の変異の有無を検出するためのプライマー等としては、Calr3遺伝子の塩基配列中の当該第233位の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。配列番号4で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、101番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第233位の塩基に相当する。すなわち、Calr3遺伝子の翻訳領域の第233位の塩基の変異を検出するためのプライマー等として、配列番号4で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドにおいて、101番目の塩基がシトシンからアデニンに置換されており、当該101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第233位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号4で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドであって、101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第586位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号5で表される塩基配列において、103番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該103番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第586位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号5で表される塩基配列において、103番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号5で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、103番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第586位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第616位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号5で表される塩基配列において、133番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該133番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第616位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号5で表される塩基配列において、133番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号5で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、133番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第616位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第644位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号5で表される塩基配列において、161番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該161番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第644位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号5で表される塩基配列において、161番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号5で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、161番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第644位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第647位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号5で表される塩基配列において、164番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該164番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第647位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号5で表される塩基配列において、164番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号5で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、164番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第647位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第742位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号6で表される塩基配列において、101番目の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第742位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号6で表される塩基配列において、101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号6で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、101番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第742位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第820位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号7で表される塩基配列において、101番目の塩基がグアニンからアデニンに置換されており、当該101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第820位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号7で表される塩基配列において、101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号7で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、101番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第820位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第976位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号8で表される塩基配列において、132番目の塩基がグアニンからアデニンに置換されており、当該132番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第976位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号8で表される塩基配列において、132番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号8で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、132番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第976位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1056位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号9で表される塩基配列において、135番目の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該135番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第1056位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号9で表される塩基配列において、135番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号9で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、135番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1056位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1058位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号9で表される塩基配列において、137番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該137番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第1058位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号9で表される塩基配列において、137番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号9で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、137番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1058位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第128位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号3で表される塩基配列において、101番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第128位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号3で表される塩基配列において、101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号3で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、101番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第128位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第129位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号3で表される塩基配列において、102番目の塩基がシトシンからアデニンに置換されており、当該102番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第129位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号3で表される塩基配列において、102番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号3で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、102番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第129位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第251位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号4で表される塩基配列において、119番目の塩基がチミンからアデニンに置換されており、当該119番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第251位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号4で表される塩基配列において、119番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号4で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、119番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第251位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第313位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号4で表される塩基配列において、181番目の塩基がチミンからアデニンに置換されており、当該181番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第313位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号4で表される塩基配列において、181番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号4で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、181番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第313位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第328位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号4で表される塩基配列において、196番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該196番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第328位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号4で表される塩基配列において、196番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号4で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、196番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第328位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第346位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号4で表される塩基配列において、214番目の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該214番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第346位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号4で表される塩基配列において、214番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号4で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、214番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第346位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第370位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号4で表される塩基配列において、238番目の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該238番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第370位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号4で表される塩基配列において、238番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号4で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、238番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第370位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第385位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号4で表される塩基配列において、253番目の塩基がチミンからアデニンに置換されており、当該253番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第385位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号4で表される塩基配列において、253番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号4で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、253番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第385位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第584位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号5で表される塩基配列において、101番目の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第584位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号5で表される塩基配列において、101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号5で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、101番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第584位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第782位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号6で表される塩基配列において、141番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該141番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第782位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号6で表される塩基配列において、141番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号6で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、141番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第782位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第783位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号6で表される塩基配列において、142番目の塩基がシトシンからアデニンに置換されており、当該142番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第783位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号6で表される塩基配列において、142番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号6で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、142番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第783位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第945位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号8で表される塩基配列において、101番目の塩基がシトシンからアデニンに置換されており、当該101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第945位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号8で表される塩基配列において、101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号8で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、101番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第945位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第946位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号8で表される塩基配列において、102番目の塩基がチミンからアデニンに置換されており、当該102番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第946位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号8で表される塩基配列において、102番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号8で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、102番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第946位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第947位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号8で表される塩基配列において、103番目の塩基がチミンからアデニンに置換されており、当該103番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第947位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号8で表される塩基配列において、103番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号8で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、103番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第947位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第970位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号8で表される塩基配列において、126番目の塩基がチミンからアデニンに置換されており、当該126番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第970位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号8で表される塩基配列において、126番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号8で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、126番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第970位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第981位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号8で表される塩基配列において、137番目の塩基がチミンからアデニンに置換されており、当該137番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第981位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号8で表される塩基配列において、137番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号8で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、137番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第981位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1022位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号9で表される塩基配列において、101番目の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第1022位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号9で表される塩基配列において、101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号9で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、101番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1022位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1023位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号9で表される塩基配列において、102番目の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該102番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第1023位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号9で表される塩基配列において、102番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号9で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、102番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1023位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1034位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号9で表される塩基配列において、113番目の塩基がシトシンからチミンに置換されており、当該113番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第1034位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号9で表される塩基配列において、113番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号9で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、113番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1034位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1046位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号9で表される塩基配列において、125番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該125番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第1046位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号9で表される塩基配列において、125番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号9で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、125番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1046位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1063位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号9で表される塩基配列において、142番目の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該142番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第1063位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号9で表される塩基配列において、142番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号9で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、142番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1063位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1074位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号9で表される塩基配列において、153番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該153番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第1074位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号9で表される塩基配列において、153番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号9で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、153番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1074位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1083位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号9で表される塩基配列において、162番目の塩基がチミンからアデニンに置換されており、当該162番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第1083位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号9で表される塩基配列において、162番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号9で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、162番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1083位の塩基に相当する。
一方、ゲノムDNAを用いて、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1086位の塩基の変異を検出するためのプライマー等としては、配列番号9で表される塩基配列において、165番目の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該165番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。また、当該第1086位の塩基において、変異が生じていない野生型であることを検出するためのプライマー等として、同じく配列番号9で表される塩基配列において、165番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列と、相同的又は相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドを用いることができる。なお、配列番号9で表される塩基配列は、Calr3遺伝子の部分塩基配列であって、165番目の塩基が、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1086位の塩基に相当する。
たとえば、上述する変異の存在を検出するものである場合、上記妊孕性診断方法及び妊孕性診断キットは、これらの変異が少なくとも一方のアレルにおいて起こっていることを検出できればよい。一方、これらの変異の非存在を検出するものである場合、上記妊孕性診断方法及び妊孕性診断キットは、これらの変異が双方のアレルにおいて起こっていないことを検出することが好ましい。
被験者から採取された生体サンプルに含まれるゲノムDNAを鋳型として上記のプライマーの組を用いてPCRを行うことにより、ヒトCalr3遺伝子の変異検出部位の塩基を含む領域がDNAフラグメントとして増幅され、さらに、上記のプライマーの組の一方又は両方のプライマーを用いて塩基配列の決定を行うことにより、置換変異の有無を確実かつ簡便に検出することができる。塩基配列の決定は、たとえば、ABI−PRISM 310 Genetic Analyzer(Applied Biosystems Inc.)等を取扱説明書に従って使用することにより、簡単に実施することができる。
さらに、塩基配列の決定に用いるプライマーは、上記の変異検出部位の塩基から20bp以上離れた位置に設定されることが好ましく、30bp以上離れた位置に設定されることがより好ましく、40bp以上離れた位置に設定されることがさらに好ましく、50bp以上離れた位置に設定されることが特に好ましい。また、上記プライマーの組は、ヒトCalr3遺伝子の変異検出部位の塩基を含む20bp以上の領域を増幅させるものであることが好ましい。プライマーの近傍は、塩基配列の決定結果が不正確になる傾向にあるが、上記の構成により、塩基配列の決定を正確に行うことができる。
各プライマーは、たとえばホスホロアミダイト法等の公知の方法によって合成することができ、たとえばApplied Biosystems Inc.の392型シンセサイザー等を取扱説明書に従って使用することによって簡単に合成することができる。
一方、各プライマーに蛍光標識が付されていない場合、ダイターミネータ法によって塩基配列を決定することができる。この場合、上記妊孕性診断キットには、上記のプライマーの組に加えて、A、T、G、Cの各単量体からなるデオキシリボ核酸、蛍光標識されA、T、G、Cの各単量体からなるジデオキシリボ核酸(所謂ダイターミネータ)、及びポリメラーゼ等がさらに含まれていてもよい。
インベーダープローブ2は、ターゲット遺伝子1と相補的な塩基配列を有し、かつ、3’末端の塩基がターゲット遺伝子1の変異(又は一塩基多型)検出部位1aと対応するように設計される(いずれの塩基とも相補的な塩基ではない)。一方、アレルオリゴ3は、ターゲット遺伝子1とは無関係な塩基配列であるフラップ3bと、ターゲット遺伝子1と相補的な塩基配列を有し、かつ、5’末端の塩基がターゲット遺伝子1の変異(又は一塩基多型)検出部位1aに相補するように設計されたヌクレオチド3aとが連結したものである。ここで、フラップ3bは、ヌクレオチド3aの5’末端側に連結されている。
このように設計されたインベーダープローブ2とアレルオリゴ3をターゲット遺伝子1とハイブリダイゼーションさせると、ターゲット遺伝子1に対してアレルオリゴ3とインベーダープローブ2が重なり合った構造をとりながらハイブリダイズし、変異検出部位1aにおいてインベーダープローブ2がアレルオリゴ3の下に1塩基のみ侵入する。すると、フラップエンドヌクレアーゼ(「クリアベース(cleavase)」ともいう)4がこの侵入構造を認識し、アレルオリゴ3を重なった塩基の3’側で切断する。その結果、フラップ3bと変異検出部位とが連結したフラップ遊離体3cが生成される。
フレットプローブ5は、5’末端側が自身とハイブリダイゼーションでき、かつ、3’末端側がフラップ3bとハイブリダイゼーションできるヌクレオチド5aと、蛍光色素5bと、クエンチャー(発光抑制体)5cとからなる。ここで、ヌクレオチド5aは、 3’末端がフラップ遊離体3cと相補的な塩基配列となっている。また、蛍光色素5bは、ヌクレオチド5aの5’末端に結合している。ただし、フレットプローブ5においては、クエンチャー5cにより蛍光色素5bの蛍光が抑制されている。
このようなフレットプローブ5に対してフラップ遊離体3cがハイブリダイゼーションすると、フラップ遊離体3cの変異検出部位について、再び3進入構造が形成される。その結果、上述のフラップエンドヌクレアーゼ4がこの侵入構造を再び認識し、フレットプローブ5の5’末端部分が切断される。その結果、フレットプローブ5の5’末端に結合していた蛍光色素5bが遊離し、蛍光が生じる。
上記の構成により、被験者のCalr3遺伝子において上記の塩基が変異型置換している場合は、ターゲット遺伝子にハイブリダイズしたヌクレオチド3aの5’末端にインベーダープローブ2の3’末端が侵入することにより、ヌクレオチド3cが切り出されて蛍光が生じる。一方、被験者のCalr3遺伝子が野生型である場合は、インベーダープローブ2の末端部分による侵入構造が形成されないのでヌクレオチド3cが切り出されないため蛍光が生じない。
なお、上記の各方法において、Calr3遺伝子のセンス鎖(コドンをコードする側の鎖)を調べることによって置換変異の有無を判定する構成について詳細に説明したが、アンチセンス鎖を調べることによっても同様に判定することができるのはいうまでもない。
一般的には、動物は遊離ペプチドによって免疫化することができる。ただし、遊離ペプチドを高分子キャリア(たとえば、ヒーホールリンペットヘモシアニン(KLH)または破傷風トキシド)にカップリングすることによって効率的に免疫化できるようになる場合もある。たとえば、システインを含有するペプチドは、m−マレイミドベンゾイル−N−ヒドロキシスクシンイミドエステル(MBS)のようなリンカーによってキャリアにカップリングすることができる。一方、他のペプチドは、グルタルアルデヒドのようなより一般的な連結剤を使用してキャリアにカップリングすることができる。
ウサギ、ラット及びマウスのような動物は、遊離ペプチドまたはキャリア−カップリングペプチドと、Freundのアジュバントとを含むエマルジョンを腹腔内及び/または皮内に注射することにより免疫化することができる。ELISAにより検出できる程度に有用な力価の抗ペプチド抗体を得るためには、約2週間の間隔で追加免疫注射を行うことが望ましい。
そして、免疫化された動物から血液を採取し、血清からIgG画分を抽出することにより抗体を得ることができる。また、抗体を公知の技術によって精製することにより、抗体の力価が向上する。
本発明に係る抗体は、上述したヒト変異型Calr3ポリペプチドに結合する一方で、ヒト野生型Calr3ポリペプチドには結合しないものである。それゆえ、上記の手順によって得られた抗体のうち、ヒト野生型Calr3タンパク質と結合しないものを選出することによって、本発明に係る抗体を得ることができる。上記の選出を容易にするためには、動物に注射する抗原ペプチドとして、ヒト変異型Calr3ポリペプチドの変異部分とその周辺のアミノ酸配列からなる10残基程度のオリゴペプチドを選択することが望ましい。
上記抗体を用いてヒト変異型Calr3タンパク質が発現しているか否かを調べ、被験者においてヒト変異型Calr3タンパク質が発現されていると判定された場合は、ヒトCalr3遺伝子に上述した置換変異が生じていることが強く示唆され、同時に、その被験者は、妊孕可能性が低い、あるいは不妊症の可能性が高いと推定することができる。また、被験者が不妊症の場合は、不妊症の原因がヒトCalr3遺伝子の異常に起因していると推定することができる。
抗Calr3抗体を用いてヒトCalr3タンパク質が発現しているか否かを調べ、被験者においてヒトCalr3タンパク質が発現していないと判定された場合は、ヒトCalr3遺伝子が欠失または変異していることが示唆され、同時に、その被験者は、妊孕可能性が低い、あるいは不妊症の可能性が高いと推定することができる。また、被験者が不妊症の場合には、不妊症の原因が正常なヒトCalr3タンパク質が発現していないことによるものと推定することができる。
妊孕性診断キットがウェスタンブロッティングまたはELISAを利用する妊孕性診断方法に好適なキットである場合、妊孕性診断キットには、ヒトCalr3遺伝子の欠損又は変異の有無を検出するための試薬として、抗ヒト野生型Calr3タンパク質抗体または抗Calr3抗体に加えて、発色反応に必要なペルオキシダーゼ等の特異的酵素で標識した抗グロブリン抗体が含まれていてもよい。
本実施例においては、ヒトCalr3遺伝子配列を解析し、ヒトCalr3遺伝子に男性不妊症に関連した変異の検出を行った。
[解析対象者]
非閉塞性不妊症の日本人男性被験者(N=1000以上)を、精子形成の欠損の程度に基づいてサブグループに分割した。これらの不妊症被験者のうち、13%は非閉塞性無精子症であり、31%は重症精子過少症(<5×106細胞/mL)であり、33%が運動無力症であり、残り23%が形態的に異常のないものであった。遺伝的要因を調べたところ、これらの被験者は何れも原発性特発性不妊症であった(Birmingham A et al. Fertil Steril 2004; 9: 2313-2317)。コントロール群(N=200以上)は産婦人科医院にいる妊婦のもとに生まれた子供の父親であり、妊孕性が確認された男性とした。全ての提供者からは、サンプルがゲノムDNA解析に使用される旨のインフォームドコンセントを取得した(大阪大学病院泌尿器科)。
以下の各工程では、特に断りがない限り、常法又はキットに添付されている取扱説明書に従って各処理を行った。
ゲノムDNAは、プロテアーゼ処理とフェノール抽出により血液サンプル又は精液サンプルから単離し調製した(Sambrook J et al., Isolation of DNA from Mammalian Cells. New York: Cold Spring Harbor Press. 1989: pp. 9.16-9.21)。血液由来ゲノムDNAはGenomiPhi(GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を用いて増幅したDNAを使用した。
Calr3遺伝子は図1に示すように9個のエクソンからアミノ酸コード領域が形成されるが、それぞれのエクソンを増幅させるため、図1に示すように、5つの複製単位(アンプリコン)に分け、PCR用プライマーをデザインした。表1にそれぞれのプライマーを、表2にPCRの反応条件を示す。
不妊症被験者及び妊孕性確認被験者のそれぞれについて、プライマー1と2rで増幅されるアンプリコン、プライマー3と4rで増幅されるアンプリコン、プライマー5.1と6.1rで増幅されるアンプリコン、プライマー7と9.5rで増幅されるアンプリコン、及びプライマー9と10rで増幅されるアンプリコンの、それぞれの塩基配列を解析したところ、表3〜5に示すように、既知のSNPs(5ヶ所)を含めた置換変異が合計44個検出された。このうち、アミノ酸の変化を伴う35個の置換変異が不妊症被験者に検出され、妊孕性確認被験者からはこれらの置換変異は全く検出されず、妊孕性との相関性があることが確認された。以下、この35個の置換変異について、それぞれ説明する。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第129位のシトシンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者634人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第43位のアスパラギン酸がグルタミン酸にコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第251位のチミンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者784人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第84位のフェニルアラニンがチロシンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第313位のチミンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者784人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第105位のシステインがセリンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第328位のアデニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者784人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第110位のイソロイシンがフェニルアラニンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第346位のグアニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者784人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第116位のアスパラギン酸がチロシンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第370位のグアニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者784人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第124位のグリシンがコードされなくなる(終止コドン)。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第385位のチミンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者784人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第129位のチロシンがアスパラギンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第586位のアデニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者300人の中に3人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第196位のイソロイシンがロイシンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第616位のアデニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者300人の中に4人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第206位のリジンがコードされなくなる(終止コドン)。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第644位のアデニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者300人の中に2人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第215位のリジンがメチオニンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第647位のアデニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者300人の中に2人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第216位のアスパラギン酸がバリンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第782位のアデニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者671人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第261位のチロシンがフェニルアラニンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第783位のシトシンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者671人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第261位のチロシンがコードされなくなる(終止コドン)。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第820位のグアニンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者671人の中に19人、両方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者671人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第274位のバリンがイソロイシンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第946位のチミンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第316位のフェニルアラニンがイソロイシンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第947位のチミンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第316位のフェニルアラニンがチロシンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第970位のチミンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第324位のチロシンがアスパラギンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第976位のグアニンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に6人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第326位のアスパラギン酸がアスパラギンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第981位のチミンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第327位のアスパラギンがリジンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1022位のグアニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第341位のアルギニンがメチオニンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1023位のグアニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第341位のアルギニンがセリンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1034位のシトシンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第345位のアラニンがバリンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1046位のアデニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第349位のリジンがメチオニンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1056位のグアニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に2人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第352位のメチオニンがイソロイシンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1058位のアデニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に27人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第353位のリジンがメチオニンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1063位のグアニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第355位のアラニンがセリンにコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1074位のアデニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第358位のグルタミン酸がアスパラギン酸にコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1083位のチミンが片方のアレルにおいてアデニンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第361位のグルタミン酸がアスパラギン酸にコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1086位のグアニンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第362位のグルタミン酸がアスパラギン酸にコードされるようになる。
また、Calr3遺伝子の翻訳領域の第1111位のシトシンが片方のアレルにおいてチミンに置換している被験者が、不妊症被験者464人の中に1人見出された。この塩基置換によって推定アミノ酸配列の第371位のヒスチジンがチロシンにコードされるようになる。
Claims (20)
- ヒトから採取された生体サンプルを用いて、前記ヒトにおけるCalr3遺伝子の欠損又は変異の有無を検出する検出工程を有し、
前記検出工程において、翻訳開始コドンのアデニンを第1位の塩基としたときに、ヒトCalr3遺伝子の翻訳領域の、第128位の塩基、第129位の塩基、第233位の塩基、第251位の塩基、第313位の塩基、第328位の塩基、第346位の塩基、第370位の塩基、第385位の塩基、第584位の塩基、第586位の塩基、第616位の塩基、第644位の塩基、第647位の塩基、第742位の塩基、第782位の塩基、第783位の塩基、第820位の塩基、第945位の塩基、第946位の塩基、第947位の塩基、第970位の塩基、第976位の塩基、第981位の塩基、第1022位の塩基、第1023位の塩基、第1034位の塩基、第1046位の塩基、第1056位の塩基、第1058位の塩基、第1063位の塩基、第1074位の塩基、第1083位の塩基、第1086位の塩基、及び第1111位の塩基からなる群より選択される1以上の塩基の変異の有無を検出することを特徴とする、妊孕性診断方法。 - 前記検出工程において、翻訳開始コドンのアデニンを第1位の塩基としたときに、ヒトCalr3遺伝子の翻訳領域の、第233位の塩基、第586位の塩基、第616位の塩基、第644位の塩基、第647位の塩基、第742位の塩基、第820位の塩基、第976位の塩基、第1056位の塩基、及び第1058位の塩基からなる群より選択される1以上の変異の有無を検出することを特徴とする請求項1記載の妊孕性診断方法。
- 下記の(a)〜(d)の何れかの塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
(a)配列番号1で表される塩基配列において、第233位の塩基がシトシンからアデニンに置換されており、当該第233位の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(b)前記(a)の塩基配列と相補的な塩基配列。
(c)配列番号4で表される塩基配列において、101番目の塩基がシトシンからアデニンに置換されており、当該101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(d)前記(c)の塩基配列と相補的な塩基配列。 - 下記の(a)〜(d)の何れかの塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
(a)配列番号1で表される塩基配列において、第586位の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該第586位の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(b)前記(a)の塩基配列と相補的な塩基配列。
(c)配列番号5で表される塩基配列において、103番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該103番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(d)前記(c)の塩基配列と相補的な塩基配列。 - 下記の(a)〜(d)の何れかの塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
(a)配列番号1で表される塩基配列において、第616位の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該第616位の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(b)前記(a)の塩基配列と相補的な塩基配列。
(c)配列番号5で表される塩基配列において、133番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該133番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(d)前記(c)の塩基配列と相補的な塩基配列。 - 下記の(a)〜(d)の何れかの塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
(a)配列番号1で表される塩基配列において、第644位の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該第644位の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(b)前記(a)の塩基配列と相補的な塩基配列。
(c)配列番号5で表される塩基配列において、161番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該161番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(d)前記(c)の塩基配列と相補的な塩基配列。 - 下記の(a)〜(d)の何れかの塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
(a)配列番号1で表される塩基配列において、第647位の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該第647位の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(b)前記(a)の塩基配列と相補的な塩基配列。
(c)配列番号5で表される塩基配列において、164番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該164番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(d)前記(c)の塩基配列と相補的な塩基配列。 - 下記の(a)〜(d)の何れかの塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
(a)配列番号1で表される塩基配列において、第742位の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該第742位の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(b)前記(a)の塩基配列と相補的な塩基配列。
(c)配列番号6で表される塩基配列において、101番目の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(d)前記(c)の塩基配列と相補的な塩基配列。 - 下記の(a)〜(d)の何れかの塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
(a)配列番号1で表される塩基配列において、第820位の塩基がグアニンからアデニンに置換されており、当該第820位の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(b)前記(a)の塩基配列と相補的な塩基配列。
(c)配列番号7で表される塩基配列において、101番目の塩基がグアニンからアデニンに置換されており、当該101番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(d)前記(c)の塩基配列と相補的な塩基配列。 - 下記の(a)〜(d)の何れかの塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
(a)配列番号1で表される塩基配列において、第976位の塩基がグアニンからアデニンに置換されており、当該第976位の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(b)前記(a)の塩基配列と相補的な塩基配列。
(c)配列番号8で表される塩基配列において、132番目の塩基がグアニンからアデニンに置換されており、当該132番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(d)前記(c)の塩基配列と相補的な塩基配列。 - 下記の(a)〜(d)の何れかの塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
(a)配列番号1で表される塩基配列において、第1056位の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該第1056位の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(b)前記(a)の塩基配列と相補的な塩基配列。
(c)配列番号9で表される塩基配列において、135番目の塩基がグアニンからチミンに置換されており、当該135番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(d)前記(c)の塩基配列と相補的な塩基配列。 - 下記の(a)〜(d)の何れかの塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
(a)配列番号1で表される塩基配列において、第1058位の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該第1058位の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(b)前記(a)の塩基配列と相補的な塩基配列。
(c)配列番号9で表される塩基配列において、137番目の塩基がアデニンからチミンに置換されており、当該137番目の塩基を含む10〜100の連続した塩基配列。
(d)前記(c)の塩基配列と相補的な塩基配列。 - 配列番号1で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドにおいて、第233位の塩基がアデニン、第586位の塩基がチミン、第616位の塩基がチミン、第644位の塩基がチミン、第647位の塩基がチミン、第742位の塩基がチミン、第820位の塩基がアデニン、第976位の塩基がアデニン、第1056位の塩基がチミン、又は第1058位の塩基がチミンに置換された塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
- 配列番号1で表される塩基配列からなるポリヌクレオチドにおいて、第128位の塩基がチミン、第129位の塩基がアデニン、第251位の塩基がアデニン、第313位の塩基がアデニン、第328位の塩基がチミン、第346位の塩基がチミン、第370位の塩基がチミン、第385位の塩基がアデニン、第584位の塩基がチミン、第782位の塩基がチミン、第783位の塩基がアデニン、第945位の塩基がアデニン、第946位の塩基がアデニン、第947位の塩基がアデニン、第970位の塩基がアデニン、第981位の塩基がアデニン、第1022位の塩基がチミン、第1023位の塩基がチミン、第1034位の塩基がチミン、第1046位の塩基がチミン、第1063位の塩基がチミン、第1074位の塩基がチミン、第1083位の塩基がアデニン、第1086位の塩基がチミン、又は第1111位の塩基がチミンに置換された塩基配列からなることを特徴とするポリヌクレオチド。
- 請求項13又は14に記載のポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列からなることを特徴とするポリペプチド。
- 請求項15に記載のポリペプチドと結合し、かつ、配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるポリペプチドと結合しないことを特徴とする抗体。
- ヒトから採取された生体サンプルを用いて、前記ヒトにおいて発現しているCalr3ポリペプチドの変異の有無を、請求項16に記載の抗体によって検出する検出工程を有することを特徴とする、妊孕性診断方法。
- ヒトの妊孕性を診断するためのキットであって、ヒトCalr3遺伝子の欠損又は変異の有無を検出するための試薬を含んでいることを特徴とする妊孕性診断キット。
- 翻訳開始コドンのアデニンを第1位の塩基としたときに、ヒトCalr3遺伝子の翻訳領域の第128位の塩基、第129位の塩基、第233位の塩基、第251位の塩基、第313位の塩基、第328位の塩基、第346位の塩基、第370位の塩基、第385位の塩基、第584位の塩基、第586位の塩基、第616位の塩基、第644位の塩基、第647位の塩基、第742位の塩基、第782位の塩基、第783位の塩基、第820位の塩基、第945位の塩基、第946位の塩基、第947位の塩基、第970位の塩基、第976位の塩基、第981位の塩基、第1022位の塩基、第1023位の塩基、第1034位の塩基、第1046位の塩基、第1056位の塩基、第1058位の塩基、第1063位の塩基、第1074位の塩基、第1083位の塩基、第1086位の塩基、及び第1111位の塩基からなる群より選択される1以上の塩基の変異の有無を検出することを特徴とする請求項18記載の妊孕性診断キット。
- 前記試薬が、抗Calr3抗体であることを特徴とする請求項19記載の妊孕性診断キット。
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