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JP2010143460A - 車両用方向指示装置 - Google Patents

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JP2010143460A
JP2010143460A JP2008323754A JP2008323754A JP2010143460A JP 2010143460 A JP2010143460 A JP 2010143460A JP 2008323754 A JP2008323754 A JP 2008323754A JP 2008323754 A JP2008323754 A JP 2008323754A JP 2010143460 A JP2010143460 A JP 2010143460A
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Masanobu Kino
昌信 木野
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

【課題】順キャンセル時にラチェットと係合部との間で発生する衝突音を緩和することができ、しかも耐久性にも優れる車両用方向指示装置を提供する。
【解決手段】ボディ3のカバー3bにマグネット36を設け、ラチェット27にそのマグネット36に吸引される磁性体35を設ける。ブラケット5が左折指示位置または右折指示位置に回動された状態で、ステアリングホイールによりキャンセルカムがブラケット5の指示方向と同方向へ回転される順キャンセル時において、カバー3bに設けたマグネット36がラチェット27に設けた磁性体35を吸引する吸引力により、ラチェット27の反キャンセルカム側端部27bが係合部に当たる方向の回動力を弱める構成とした。これにより、ラチェット27の反キャンセルカム側端部27bと係合部との間に発生する衝突音を緩和することが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、セルフキャンセル機構を備えた車両用方向指示装置に関わり、特には、いわゆる順キャンセル時において、ラチェットと係合部との間で発生する衝突音を緩和する機能を備えた車両用方向指示装置に関する。
従来より車両用方向指示装置においては、次のような構成のものが供されている。ターンレバー及びブラケットが中立位置に位置された状態では、キャンセル機構のラチェットは、付勢手段を構成するラチェットスプリングによりキャンセルカム側へ付勢されていて、当該ラチェットにあってキャンセルカムとは反対側の反キャンセルカム側端部は、ブラケットに設けられたキャンセル用の2個の係合部間に位置されている。なお、ブラケットは、節度手段により中立位置に保持されている。
この状態から、ターンレバーの操作によりブラケットが例えば左折指示位置へ回動されると、ラチェットのキャンセルカム側端部が、キャンセルカムにおけるキャンセル凸部の回転軌跡内に進入する状態となる。このとき、ラチェットの反キャンセルカム側端部は、前記2個の係合部のうちの一方の係合部に近接する状態となる。また、ブラケットの回動に伴い、ターンシグナルスイッチが作動して左折用のターンシグナルランプが点滅するようになる。
この左折投入状態で、ステアリングホイールがターンレバーの指示方向と同じ左方向(順方向)へ回転操作されて、キャンセルカムが同左方向へ回転された場合には、そのキャンセルカムのキャンセル凸部がラチェットのキャンセルカム側端部に一方から当たって、当該ラチェットが振られて軸部を中心に揺動される。この場合には、ラチェットは、これの反キャンセルカム側端部が近接した前記係合部から離間する方向へ揺動することで前記キャンセル凸部の通過を許容するようになり、ブラケット及びターンレバーは左折指示位置に保持されたままとなる。このような順キャンセル時には、ターンシグナルスイッチもそのままで、左折用のターンシグナルランプは点滅した状態が継続する。
これに対して、前記左折投入状態で、ステアリングホイールがターンレバーの指示方向とは反対の右方向へ回転操作されて、キャンセルカムが同右方向へ回転された場合には、キャンセルカムのキャンセル凸部がラチェットのキャンセルカム側端部に上記とは反対方向から当たって、当該ラチェットが上述とは反対方向へ振られるようになる。この場合には、ラチェットは、これの反キャンセルカム側端部が近接した係合部に係合する方向へ回動するため、その係合部を介してブラケットひいてはターンレバーが左折指示位置から中立位置方向へ回動されて、中立位置に戻されるようになる。これに伴い、ターンシグナルスイッチがオフして、左折用のターンシグナルランプが消灯するようになる。
なお、上記の説明はブラケットが左折指示位置へ回動操作された場合についてであるが、ブラケットが右折指示位置へ回動操作された場合には、各部材の回動方向が逆方向なるのみで、基本的な動作は上記と同様である。
このような構成のものにおいて、前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に回動された状態で、ステアリングホイールによりキャンセルカムがそのブラケットの指示方向と同方向へ回転される場合(順キャンセル時)、キャンセルカムのキャンセル凸部の通過を許容する際のラチェットの揺動に伴い当該ラチェットの反キャンセルカム側端部が係合部に衝突し、その衝突音が耳障りとなるという問題がある。
このような問題に対処するために、ラチェットの反キャンセルカム側端部に軟質部材を設け、ラチェットの反キャンセルカム側端部が係合部に衝突する際の衝撃力を前記軟質部材の弾性で吸収するようにすることで、それらの間で生ずる衝突音を緩和するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−71296号公報
上記した特許文献1のものでは、ラチェットの反キャンセルカム側端部に設けた軟質部材が係合部に衝突するため、その軟質部材が摩耗し易く、耐久性に劣るという問題がある。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、順キャンセル時にラチェットと係合部との間で発生する衝突音を緩和することができ、しかも耐久性にも優れる車両用方向指示装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用方向指示装置は、キャンセル凸部を有してステアリングホイールにより回転されるキャンセルカムと、このキャンセルカムの近傍においてボディに回動可能に設けられ、ターンレバーと共に中立位置を中心に左折指示位置と右折指示位置との間で回動されるブラケットと、このブラケットを前記中立位置、左折指示位置、及び右折指示位置に選択的に保持する節度手段と、前記ブラケットに設けられたキャンセル用の2個の係合部と、軸部を中心に揺動可能で、かつ前記キャンセルカムに対して近接及び離間する方向に移動可能で、さらに前記キャンセルカム側へ付勢して設けられ、前記キャンセルカムとは反対側の反キャンセルカム側端部が前記2個の係合部間に位置され、前記ブラケットが前記左折指示位置または右折指示位置に回動されることに伴い前記キャンセルカム側へ移動してキャンセルカム側端部が前記キャンセル凸部の回転軌跡内に進入するラチェットとを具備し、前記ブラケットが前記左折指示位置または右折指示位置に回動された状態で、前記ステアリングホイールにより前記キャンセルカムが前記ブラケットの指示方向と同方向へ回転されたときには、前記ラチェットは、これの前記キャンセルカム側端部が前記キャンセル凸部により振られることに伴い前記反キャンセルカム側端部が前記2個の係合部のうち近接した係合部から離間することにより前記キャンセル凸部の通過を許容して揺動復帰し、前記キャンセルカムが前記ブラケットの指示方向とは反対方向へ回転されたときには、前記ラチェットは、これの前記キャンセルカム側端部が前記キャンセル凸部により振られることに伴い前記反キャンセルカム側端部が前記2個の係合部のうち近接した係合部に係合して前記ブラケットを中立位置に回動復帰させるようにしたものにおいて、
前記ボディにマグネットを設けるとともに、前記ラチェットに前記マグネットに吸引される磁性体を設け、
前記ブラケットが前記左折指示位置または右折指示位置に回動された状態で、前記ステアリングホイールにより前記キャンセルカムが前記ブラケットの指示方向と同方向へ回転され、前記ラチェットの前記キャンセルカム側端部が前記キャンセル凸部により振られることに伴い前記キャンセル凸部の通過を許容した後、前記ラチェットが揺動復帰する際に、前記マグネットが前記磁性体を吸引する吸引力により、前記ラチェットの前記反キャンセルカム側端部が前記係合部に当たる方向の回動力を弱める構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に回動された状態で、ステアリングホイールによりキャンセルカムが前記ブラケットの指示方向と同方向へ回転される順キャンセル時において、ボディに設けたマグネットがラチェットに設けた磁性体を吸引する吸引力により、ラチェットの反キャンセルカム側端部が係合部に当たる方向の回動力を弱める構成としたので、ラチェットの反キャンセルカム側端部と係合部との間に発生する衝突音を緩和することが可能になる。
また、上記衝突音を緩和するための手段は、ボディに設けたマグネットと、ラチェットに設けた磁性体との間の吸引力であるから、それらマグネットや磁性体は摩耗し難く、軟質部材の弾性を利用したものに比べて、耐久性に優れている。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
まず、図2において、キャンセルカム1は、外周部にキャンセル凸部2を有していて、図示しないステアリングホイールと一体的に回転されるようになっている。このキャンセルカム1の右側の近傍には、ボディ3(図1参照)のボディ本体3aが固定状態に設けられている。このボディ3は、図1に示すように下部側のボディ本体3aと、このボディ本体3aの上面に装着されるカバー3bとから構成されている。
ボディ3内には、ブラケット5が配設されている。このブラケット5は、軸部6を中心に、図2の矢印A1及びA2方向に回動可能に設けられている。このブラケット5には、ターンレバー7の基端部が挿入されている。ターンレバー7は、軸部8によりブラケット5に連結されていて、ブラケット5と共に軸部6を中心に図2の矢印A1方向及び矢印A2方向に回動可能に設けられていると共に、ブラケット5に対して、軸部8を中心に、上記矢印A1,A2に対して交差する図1の矢印B1及びB2方向へ回動可能に設けられている。
ブラケット5の先端部には、先端部側が開口した収容穴9が形成されていて、この収容穴9に、節度ピース10と、この節度ピース10を外方へ付勢する節度スプリング11が設けられている。上記ボディ本体3aにおいて、ブラケット5の先端部と対向する部分には、節度面部12が設けられていて、節度ピース10がこの節度面部12に摺動可能に当接している。ここで、節度ピース10と、節度スプリング11と、節度面部12とによりターンレバー7及びブラケット5の矢印A1及びA2方向の節度機構13(節度手段に相当)を構成している。この節度機構13は、周知のように、ターンレバー7及びブラケット5を、図2に示す中立位置と、図3に示す左折指示位置と、図示しない右折指示位置とに選択的に保持する構成となっている(図2のN,R,L参照)。
ブラケット5に挿入されたターンレバー7の基端部にも先端部側が開口した収容穴14が形成されていて、この収容穴14に、節度ピース15と、この節度ピース15を外方へ付勢する節度スプリング16とが設けられている。ブラケット5において、ターンレバー7の収容穴14と対向する部分には節度面部17が設けられていて、節度ピース15がこの節度面部17に摺動可能に当接している。ここで、節度ピース15と、節度スプリング16と、節度面部17とによりターンレバー7の矢印B1及びB2方向の節度機構18を構成している。
なお、上記ボディ本体3aの下部には、ブラケット5の矢印A1及びA2方向への回動に連動して状態が変化されるターンシグナルスイッチ19が設けられていると共に、ターンレバー7の矢印B1及びB2方向への回動に連動して状態が変化されるディマパッシングスイッチ20が設けられている。
ブラケット5の上面部には、キャンセル用の2個の係合部21,22を有するバックプレート23が設けられている。このバックプレート23は、図2中、矢印C1及び矢印C2方向に移動可能に設けられていると共に、常にはバックスプリング24により図2に示す原位置に保持されている。2個の係合部21,22は、キャンセルカム1側から見てハの字形に配置されている。また、ブラケット5の上面部における先端部側(キャンセルカム1側)には、山形状をなすガイド凸部25(図3参照)が形成されていると共に、そのガイド凸部25の周りに当該ガイド凸部25より低い凹部26が形成されている。
ブラケット5の上面部の先端部側にはラチェット27が配置されていて、このラチェット27は、カバー3bにより上方から覆われている。ラチェット27の長手方向のほぼ中間部には上下方向に突出する軸部28が一体に設けられていて、ラチェット27は、その軸部28を中心に揺動可能となっている。軸部28の下部は上記凹部26に挿入され、軸部28の上部は、カバー3bの内面に形成されたガイド溝29に移動可能に挿入されている。ガイド溝29は、ブラケット5の回動中心である軸部6の中心と、キャンセルカム1の回転中心とを結ぶ線に沿う方向に延びている。
ラチェット27の下部にはスプリング用凹部30が形成されていて、このスプリング用凹部30に、引張りコイルスプリングからなるラチェットスプリング31の中間部が挿入されている。ラチェットスプリング31の長手方向の両端部はボディ本体3aに引っ掛けられていて、ラチェット27は、このラチェットスプリング31の付勢力によりキャンセルカム1側(図1、図2の矢印D方向)に付勢されている。ここで、ラチェット27は、軸部28を中心に揺動が可能で、かつガイド溝29に沿ってキャンセルカム1に対して近接及び離間する方向に移動可能に設けられている。ラチェット27において、キャンセルカム1側となるキャンセルカム側端部27aは、ボディ3の開口部32からキャンセルカム1側へ突出し、キャンセルカム1とは反対側の反キャンセルカム側端部27bが、上記2個の係合部21,22間に位置されている。
さて、ラチェット27において、軸部28よりも反キャンセルカム側端部27b寄りに位置させて鉄製の磁性体35が設けられている。そして、カバー3bの下面において、ガイド溝29の右側に位置させて永久磁石からなるマグネット36が設けられている。マグネット36は、ブラケット5の回動中心である軸部6とキャンセルカム1の回転中心とを結ぶ線上に配置されている。ラチェット27に設けられる磁性体35としては、マグネット36により吸引される金属であれば鉄に限られず、例えばニッケルでもよい。
次に、上記構成の作用を説明する。
ターンレバー7及びブラケット5が図1及び図2に示す中立位置に位置された状態では、ラチェット27の軸部28の下部が、凹部26におけるガイド凸部25の先端部に対向していて、ラチェット27は、ラチェットスプリング31の付勢力に抗してキャンセルカム1から離間する方向(矢印Dとは反対方向)に移動変位されている。この状態では、キャンセルカム側端部27aが、キャンセルカム1におけるキャンセル凸部2の回転軌跡E(図2参照)の外に位置されている。また、ラチェット27の反キャンセルカム側端部27bは、2個の係合部21,22間のほぼ中央部に位置している。さらに、ラチェット27に設けられた磁性体35は、カバー3bに設けられたマグネット36の下方よりもやや軸部6側に位置している。
この中立位置状態から、ターンレバー7が例えば左折指示方向である矢印A1方向へ回動操作されると、そのターンレバー7と共にブラケット5が軸部6を中心に同矢印A1方向へ回動され、図3の左折指示位置に回動された状態となる。すると、ラチェット27の軸部28の下部がガイド凸部25の先端から外れ、ガイド凸部25の斜面に沿って裾野側へ移動すると共に、ラチェットスプリング31の付勢力により矢印D方向へ移動変位した状態となり、ラチェット27のキャンセルカム側端部27aが、キャンセルカム1におけるカム凸部2の回転軌跡E内に侵入した状態となる。このとき、ラチェット27の反キャンセルカム側端部27bは、一方の係合部21に近接もしくは接触した状態となる。また、ラチェット27に設けられた磁性体35は、カバー3bに設けられたマグネット36とほぼ重なるようになり、マグネット36の吸引力を強く受けるようになる。また、前記ブラケット5の矢印A1方向への回動に伴い、ターンシグナルスイッチ19は左折用スイッチがオンされ、これに基づき図示しない左折用のターンシグナルランプが点滅するようになる。
この左折指示位置の投入状態で、図示しないステアリングホイールによりキャンセルカム1が、ターンレバー7の指示方向と同じ左方向(矢印F1方向)(順方向)へ回転されて、キャンセル凸部2がラチェット27のキャンセルカム側端部27aに矢印F1方向から当接すると、ラチェット27は軸部28を中心にして、反キャンセルカム側端部27bが、近接した係合部21から離間する方向(矢印G1方向)に振られるように揺動し、キャンセル凸部2の矢印F1方向への通過を許容するようになる。キャンセル凸部2が矢印F1方向へ通過すると、ラチェット27は、ラチェットスプリング31の付勢力により元の状態へ揺動復帰するようになる。
このとき、ラチェット27は、その揺動復帰力の勢いで反キャンセルカム側端部27bが係合部21に当たる方向に回動するが、カバー3bに設けられたマグネット36が、ラチェット27に設けた磁性体35を吸引する吸引力により、ラチェット27の反キャンセルカム側端部27bが係合部21に当たる方向の回動力を弱めるように作用する。このため、ラチェット27の反キャンセルカム側端部27bと係合部21との間に発生する衝突音を緩和することが可能になる。この場合には、ブラケット5及びターンレバー7は、左折指示位置に保持されたままとなる。
これに対して、図3の左折指示位置の投入状態で、ステアリングホイールによりキャンセルカム1が、ターンレバー7の指示方向と反対の右方向(矢印F2方向)へ回転されて、カム凸部2がラチェット27のキャンセルカム側端部27aに矢印F2方向から当接すると、ラチェット27はピン28を中心にして、反キャンセルカム側端部27bが、近接した係合部21に係合する矢印G2方向に振られるように回動変位されるようになる。このラチェット27の矢印G2方向への回動に伴い、反キャンセルカム側端部27bが係合部21に係合して、ブラケット5を矢印A2方向へ回動させる回動力が作用する。これにより、ブラケット5及びターンレバー7が矢印A2方向へ回動して、図1の中立位置に戻され、以てセルフキャンセル動作がなされる。これに伴い、ターンシグナルスイッチ19の左折用スイッチはオフされ、左折用のターンシグナルランプは消灯される。
次に、図3の右折指示位置の投入状態で、ターンレバー7が運転者によって矢印A2方向へ回動復帰しないように保持され、この状態でステアリングホイールによりキャンセルカム1がターンレバー7の指示方向と反対の右方向(矢印F2方向)へ回転された場合(いわゆるターンレバー7の喰い付き時)には、カム凸部2がラチェット27のキャンセルカム側端部27aに矢印F2方向から当接すると、ラチェット27はピン28を中心にして、反キャンセルカム側端部27bが、近接した係合部21に係合する矢印G2方向に振られるように回動変位し、反キャンセルカム側端部27bが係合部21に係合して、ブラケット5を矢印A2方向へ回動させる回動力が作用する。
しかしながら、この場合には、ターンレバー7及びブラケット5の矢印A2方向への回動が阻止されているから、ターンレバー7及びブラケット5は矢印A2方向へは回動されず、バックプレート23がバックスプリング24の付勢力に抗して矢印C1方向へスライド移動し、これに伴いラチェット27は、ピン28を中心に矢印G2方向へ回動するようになる。このようにラチェット27が矢印G2方向へ回動することに伴い、カム凸部2の矢印F2方向への通過が許容されるようになる。カム凸部2が矢印F2方向へ通過すると、バックプレート23がバックスプリング24の付勢力により原位置に復帰すると共に、ラチェット27は矢印G2とは反対方向へ回動し、ラチェット27は元の状態に復帰するようになる。上記の動作が、喰い付き逃げ機能の動作となる。
上記した説明は、ターンレバー7が左折指示位置方向へ回動操作された場合についてであるが、ターンレバー7が右折指示位置方向へ回動操作された場合には、各部材の回動方向が逆方向になるのみで、基本的な動作は上記と同様であるので、説明は省略する。
上記した実施例においては、次のような作用効果を得ることができる。
ブラケット5が左折指示位置または右折指示位置に回動された状態で、ステアリングホイールによりキャンセルカム1が前記ブラケット5の指示方向と同方向へ回転される順キャンセル時において、ボディ3におけるカバー3bに設けたマグネット36がラチェット27に設けた磁性体35を吸引する吸引力により、ラチェット27の反キャンセルカム側端部27bが係合部21または22に当たる方向の回動力を弱める構成としたので、ラチェット27の反キャンセルカム側端部27bと係合部21,22との間に発生する衝突音を緩和することが可能になる。
また、上記衝突音を緩和するための手段は、ボディ3に設けたマグネット36と、ラチェット27に設けた磁性体35との間の吸引力であるから、それらマグネット36や磁性体35は摩耗し難く、軟質部材の弾性を利用したものに比べて、耐久性に優れている。
ラチェット27に設けられる磁性体35としては、マグネットを用いてもよい。この場合、そのマグネットは、カバー3b側のマグネット36と吸引し合う極をマグネット36側に向けておく必要がある。
本発明の一実施形態を示すもので、ブラケット及びターンレバーが中立位置に位置された状態での縦断面図 同状態を、ボディのカバーを取り除いた状態で示す平面図 ブラケット及びターンレバーが左折指示位置に位置された状態での図2相当図
符号の説明
図面中、1はキャンセルカム、2はキャンセル凸部、3はボディ、3bはカバー、5はブラケット、6は軸部、7はターンレバー、13は節度機構(節度手段)、19はターンシグナルスイッチ、21,22は係合部、23はバックプレート、27はラチェット、27aはキャンセルカム側端部、27bは反キャンセルカム側端部、29はガイド溝、31はラチェットスプリング、35は磁性体、36はマグネットを示す。

Claims (1)

  1. キャンセル凸部を有してステアリングホイールにより回転されるキャンセルカムと、
    このキャンセルカムの近傍においてボディに回動可能に設けられ、ターンレバーと共に中立位置を中心に左折指示位置と右折指示位置との間で回動されるブラケットと、
    このブラケットを前記中立位置、左折指示位置、及び右折指示位置に選択的に保持する節度手段と、
    前記ブラケットに設けられたキャンセル用の2個の係合部と、
    軸部を中心に揺動可能で、かつ前記キャンセルカムに対して近接及び離間する方向に移動可能で、さらに前記キャンセルカム側へ付勢して設けられ、前記キャンセルカムとは反対側の反キャンセルカム側端部が前記2個の係合部間に位置され、前記ブラケットが前記左折指示位置または右折指示位置に回動されることに伴い前記キャンセルカム側へ移動してキャンセルカム側端部が前記キャンセル凸部の回転軌跡内に進入するラチェットとを具備し、
    前記ブラケットが前記左折指示位置または右折指示位置に回動された状態で、前記ステアリングホイールにより前記キャンセルカムが前記ブラケットの指示方向と同方向へ回転されたときには、前記ラチェットは、これの前記キャンセルカム側端部が前記キャンセル凸部により振られることに伴い前記反キャンセルカム側端部が前記2個の係合部のうち近接した係合部から離間することにより前記キャンセル凸部の通過を許容して揺動復帰し、前記キャンセルカムが前記ブラケットの指示方向とは反対方向へ回転されたときには、前記ラチェットは、これの前記キャンセルカム側端部が前記キャンセル凸部により振られることに伴い前記反キャンセルカム側端部が前記2個の係合部のうち近接した係合部に係合して前記ブラケットを中立位置に回動復帰させるようにした車両用方向指示装置において、
    前記ボディにマグネットを設けるとともに、前記ラチェットに前記マグネットに吸引される磁性体を設け、
    前記ブラケットが前記左折指示位置または右折指示位置に回動された状態で、前記ステアリングホイールにより前記キャンセルカムが前記ブラケットの指示方向と同方向へ回転され、前記ラチェットの前記キャンセルカム側端部が前記キャンセル凸部により振られることに伴い前記キャンセル凸部の通過を許容した後、前記ラチェットが揺動復帰する際に、前記マグネットが前記磁性体を吸引する吸引力により、前記ラチェットの前記反キャンセルカム側端部が前記係合部に当たる方向の回動力を弱める構成としたことを特徴とする車両用方向指示装置。
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