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JP2010141265A - プリント配線板の接続構造および接続方法 - Google Patents

プリント配線板の接続構造および接続方法 Download PDF

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JP2010141265A JP2008318761A JP2008318761A JP2010141265A JP 2010141265 A JP2010141265 A JP 2010141265A JP 2008318761 A JP2008318761 A JP 2008318761A JP 2008318761 A JP2008318761 A JP 2008318761A JP 2010141265 A JP2010141265 A JP 2010141265A
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Kyoichiro Nakatsugi
恭一郎 中次
Masamichi Yamamoto
正道 山本
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】製造工程を簡単化することにより製造コストを安価にした第1プリント配線板と電子部品および第2プリント配線板との接続構造および接続方法を提供すること。
【解決手段】配線基板1の配線電極4には、フレキシブルプリント配線板3の金属電極5が電極接続用接着剤2によって接続される。そして、配線電極4および金属電極5には、配線電極4および金属電極5の表面に酸化防止のための有機膜である酸化防止膜4a,5aがそれぞれ形成されている。これら酸化防止膜4a,5aの膜厚Tは、0.05μm以上0.5μm以下に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板の配線板電極に熱硬化性樹脂を主成分とするとともに導電性粒子を含有する電極接続用接着剤を介して接着されて電気的に接続される電極を有する電子部品またはプリント配線板との接続構造および接続方法に関する。
近年の電子機器の小型化、高機能化の流れの中で、構成部品(例えば、液晶製品における電子部品)内の接続端子の微小化が進んでいる。このため、エレクトロニクス実装分野においては、そのような端子間の接続を容易に行える種々の電極接続用接着剤として、フィルム状の接着剤が広く使用されている。例えば、銅電極からなる金属電極が形成されたフレキシブルプリント配線板(FPC)と、銅電極からなる配線電極が形成されたガラス基板等の配線基板の接合や、ICチップ等の電子部品と配線基板の接合に使用されている。
この電極接続用接着剤は、絶縁性の樹脂組成物中に導電性粒子を分散させた接着剤であり、接続対象の間に挟まれ、加熱、加圧されて、接続対象を接着する。即ち、加熱、加圧により接着剤中の樹脂が流動し、例えば、フレキシブルプリント配線板の表面に形成された金属電極と、配線基板の表面に形成された配線電極の隙間を封止すると同時に、導電性粒子の一部が対峙する配線電極と金属電極の間に噛み込まれて電気的接続が達成される。ここで、一般的に、フレキシブルプリント配線板の金属電極および配線基板の配線電極のそれぞれには、酸化防止及び導電性の確保を目的として、金メッキが施されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−79568号公報
しかしながら、この金メッキは、金属電極および配線電極の表面にニッケルメッキ層を形成した上で、金メッキ層を形成するため、製造工程が複雑になってしまう。その結果、フレキシブルプリント配線板および配線基板を互いに接続する際の製造コストが高くなる問題を含んでいた。
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであり、製造工程を簡単化することにより製造コストを安価にした第1プリント配線板と電子部品および第2プリント配線板との接続構造および接続方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、熱硬化性樹脂を主成分とするとともに導電性粒子を含有する電極接続用接着剤を介して接着されることにより互いに電気的に接続される第1プリント配線板の配線板電極と電子部品または第2プリント配線板の接続用電極との接続構造において、接続用電極および配線板電極の少なくともいずれか一方が、厚みが0.05μm以上0.5μm以下の酸化防止のための有機膜により被覆されることを特徴とする。
同構成によれば、接続用電極および配線板電極の少なくともいずれか一方に酸化防止のための有機膜により被覆されるため、接続用電極および配線板電極を金メッキにて被覆する場合と比較して、接続用電極および配線板電極に被覆する製造工程が簡単化されて、第1プリント配線板と電子部品および第2プリント配線板を互いに接続する際の製造コストを安価にすることが可能となる。
その上、有機膜の膜厚が0.05μm以上に形成されることにより、有機膜が形成された配線板電極および接続用電極の表面の酸化が進行することによる配線板電極および接続用電極間の接続抵抗の増大を抑制することができる。一方、有機膜の膜厚が、0.5μm以下に形成されることにより、導電性粒子が有機膜を突き破ることができないことに起因する電極接続用接着剤による配線板電極と接続用電極の導電性の確保が困難になることを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の接続構造であって、前記導電性粒子が、微細な金属粒子が多数、直鎖状に繋がった形状、または針形状を有する金属粉末であることを特徴とする。
同構成によれば、電極接続用接着剤の面方向においては、隣り合う配線板電極間、または接続用電極間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、電極接続用接着剤の厚み方向においては、多数の配線板電極および接続用電極間を一度に、かつ各々を独立して導電接続して、低抵抗を得ることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の接続構造であって、導電性粒子のアスペクト比が5以上であることを特徴とする。
同構成によれば、電極接続用接着剤を使用する場合に、導電性粒子間の接触確率が高くなる。その結果、導電性粒子の配合量を増やすことなく、配線板電極と接続用電極とを電気的に接続することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の接続構造であって、電極接続用接着剤は、フィルム形状を有することを特徴とする。
同構成によれば、電極接続用接着剤の取り扱いが容易になるとともに、例えば、電極接続用接着剤を介して、加熱加圧処理を行うことにより、配線板電極と接続用電極を接続する際の作業性が向上する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の接続構造であって、導電性粒子の長径方向を、フィルム形状を有する接着剤の厚み方向に配向させたことを特徴とする。
同構成によれば、隣り合う配線板電極間、または接続用電極間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、多数の配線板電極および接続用電極間を一度に、かつ各々を独立して導電接続することが可能となるという効果がより一層向上する。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の接続構造であって、前記第1プリント配線板は、硬質プリント基板であり、前記第2プリント配線板は、フレキシブルプリント配線板であることを特徴とする。
同構成によれば、第1プリント配線板を硬質プリント基板とすることにより、第1プリント配線板がフレキシブルプリント配線板の場合と比較して、多層の導電パターン構造を安価に提供することができる。また、第2プリント配線板をフレキシブルプリント配線板とすることにより、第2プリント配線板が硬質プリント配線板の場合と比較して、第2プリント配線板を他の配線板に接続する際の他の配線板の配置の自由度を向上させることができる。
請求項7に記載の発明は、熱硬化性樹脂を主成分とするとともに導電性粒子を含有する電極接続用接着剤を介して接着されることにより互いに電気的に接続される第1プリント配線板の配線板電極と電子部品または第2プリント配線板の接続用電極との接続方法において、配線板電極および接続用電極の少なくともどちらか一方に、厚みが0.05μm以上0.5μm以下の酸化防止のための有機膜を被覆する第1工程と、配線板電極に電極接続用接着剤を塗布する第2工程と、配線板電極に接続用電極を熱圧着する第3工程とを備えることを特徴とする。
同構成によれば、接続用電極および配線板電極の少なくともいずれか一方に酸化防止のための有機膜により被覆されるため、接続用電極および配線板電極を金メッキにて被覆する場合と比較して、接続用電極および配線板電極に被覆する製造工程が簡単化されて、第1プリント配線板と電子部品および第2プリント配線板を互いに接続する際の製造コストを安価にすることが可能となる。
その上、有機膜の膜厚が0.05μm以上に形成されることにより、有機膜が形成された配線板電極および電極の表面の酸化が進行することによる配線板電極および電極間の接続抵抗の増大を抑制することができる。一方、有機膜の膜厚が、0.5μm以下に形成されることにより、この膜厚に起因する配線板電極および電極間の接続抵抗の増大に伴う電極接続用接着剤による配線板電極と電極の導電性の確保が困難になることを抑制することができる。
本発明によれば、製造工程を簡単化することにより製造コストを安価にした第1プリント配線板と電子部品および第2プリント配線板との接続構造および接続方法を提供することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る電極接続用接着剤により、フレキシブルプリント配線板を実装した配線基板を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の電極接続用接着剤2を用いた第1プリント配線板である配線基板1と第2プリント配線板であるフレキシブルプリント配線板3の接続構造としては、熱硬化性樹脂を主成分とする電極接続用接着剤2を介して、フレキシブルプリント配線板3を介して、当該電極接続用接着剤2を配線基板1の方向へ所定の圧力で加圧することにより、電極接続用接着剤2を加熱溶融させる(以下、「加熱加圧処理」という。)ことにより、当該熱硬化性樹脂を硬化させ、フレキシブルプリント配線板3の金属電極5を配線基板1の配線電極4に接続している。
また、本発明の配線電極4としては、配線基板1上に形成された銅箔等の金属箔を積層し、当該金属箔を、常法により、露光、エッチング、メッキ処理することにより形成された金属製の銅電極が使用される。また、金属電極5としては、例えば、フレキシブルプリント配線板3の表面に、上述の銅電極が使用される。
本発明に使用される電極接続用接着剤2としては、従来、配線基板1とフレキシブルプリント配線板3の接続に使用されてきた、エポキシ樹脂等の絶縁性の熱硬化性樹脂を主成分とし、当該樹脂中に導電性粒子が分散されたものが使用できる。例えば、エポキシ樹脂に、ニッケル、銅、銀、金あるいは黒鉛等の導電性粒子の粉末が分散されたものが挙げられる。ここで、熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂、ポリイミド樹脂等が挙げられる。このうち、特に、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂を使用することにより、電極接続用接着剤2のフィルム形成性、耐熱性、および接着力を向上させることが可能となる。また、電極接続用接着剤2は、上述の熱硬化性樹脂のうち、少なくとも1種を主成分としていれば良い。
なお、使用するエポキシ樹脂は、特に制限はないが、例えば、ビスフェノールA型、F型、S型、AD型、またはビスフェノールA型とビスフェノールF型との共重合型のエポキシ樹脂や、ナフタレン型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂等を使用することができる。また、高分子量エポキシ樹脂であるフェノキシ樹脂を用いることもできる。
また、エポキシ樹脂の分子量は、電極接続用接着剤2に要求される性能を考慮して、適宜選択することができる。高分子量のエポキシ樹脂を使用すると、フィルム形成性が高く、また、接続温度における樹脂の溶解粘度を高くでき、後述の導電性粒子の配向を乱すことなく接続できる効果がある。一方、低分子量のエポキシ樹脂を使用すると、架橋密度が高まって耐熱性が向上するという効果が得られる。また、加熱時に、上述の硬化剤と速やかに反応し、接着性能を高めるという効果が得られる。従って、分子量が15000以上の高分子量エポキシ樹脂と分子量が2000以下の低分子量エポキシ樹脂とを組み合わせて使用することにより、性能のバランスが取れるため、好ましい。なお、高分子量エポキシ樹脂と低分子量エポキシ樹脂の配合量は、適宜、選択することができる。また、ここでいう「平均分子量」とは、THF展開のゲルパーミッションクロマトグラフィー(GPC)から求められたポリスチレン換算の重量平均分子量のことをいう。
また、本発明に使用される電極接続用接着剤2として、潜在性硬化剤を含有する接着剤が使用できる。この潜在性硬化剤は、低温での貯蔵安定性に優れ、室温では殆ど硬化反応を起こさないが、熱や光等により、速やかに硬化反応を行う硬化剤である。この潜在性硬化剤としては、イミダゾール系、ヒドラジド系、三フッ化ホウ素−アミン錯体、アミンイミド、ポリアミン系、第3級アミン、アルキル尿素系等のアミン系、ジシアンジアミド系、酸無水物系、フェノール系、および、これらの変性物が例示され、これらは単独または2種以上の混合物として使用できる。
また、これらの潜在性硬化剤中でも、低温での貯蔵安定性、および速硬化性に優れているとの観点から、イミダゾール系潜在性硬化剤が好ましく使用される。イミダゾール系潜在性硬化剤としては、公知のイミダゾール系潜在性硬化剤を使用することができる。より具体的には、イミダゾール化合物のエポキシ樹脂との付加物が例示される。イミダゾール化合物としては、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−プロピルイミダゾール、2−ドデシルイミダゾール、2−フィニルイミダゾール、2−フィニル−4−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾールが例示される。
また、特に、これらの潜在性硬化剤を、ポリウレタン系、ポリエステル系等の高分子物質や、ニッケル、銅等の金属薄膜およびケイ酸カルシウム等の無機物で被覆してマイクロカプセル化したものは、長期保存性と速硬化性という矛盾した特性の両立を図ることができるため、好ましい。従って、マイクロカプセル型イミダゾール系潜在性硬化剤が、特に好ましい。
また、電極接続用接着剤2として、図2に示すように、導電性粒子6を含む異方導電性接着剤も使用することができる。より具体的には、当該異方導電性接着剤として、例えば、上述のエポキシ樹脂等の絶縁性の熱硬化性樹脂を主成分とし、当該樹脂中に、微細な金属粒子(例えば、球状の金属微粒子や金属でメッキされた球状の樹脂粒子からなる金属微粒子)が多数、直鎖状に繋がった形状、または針形状を有する、所謂アスペクト比が大きい形状を有する金属粉末により形成された導電性粒子6が分散されたものを使用することができる。なお、ここで言うアスペクト比とは、図3に示す、導電性粒子6の短径(導電性粒子6の断面の長さ)Rと長径(導電性粒子6の長さ)Lの比のことをいう。
このような導電性粒子6を使用することにより、異方導電性接着剤として、電極接続用接着剤2の面方向(厚み方向Xに直行する方向であって、図2の矢印Yの方向)においては、隣り合う電極間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、厚み方向Xにおいては、多数の配線電極4−金属電極5間を、一度にかつ各々を独立して接続し、低抵抗を得ることが可能になる。
また、この異方導電性接着剤において、導電性粒子6の長径Lの方向を、フィルム状の異方導電性接着剤を形成する時点で、異方導電性接着剤の厚み方向Xにかけた磁場の中を通過させることにより、当該厚み方向Xに配向させて用いるのが好ましい。このような配向にすることにより、上述の、隣り合う電極間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、多数の配線電極4−金属電極5間を一度に、かつ各々を独立して導電接続することが可能になるという効果が、より一層向上する。
また、本発明に使用される金属粉末は、その一部に強磁性体が含まれるものが良く、強磁性を有する金属単体、強磁性を有する2種類以上の合金、強磁性を有する金属と他の金属との合金、および強磁性を有する金属を含む複合体のいずれかであることが好ましい。これは、強磁性を有する金属を使用することにより、金属自体が有する磁性により、磁場を用いて導電性粒子6を配向させることが可能になるからである。例えば、ニッケル、鉄、コバルトおよびこれらを含む2種類以上の合金等を挙げることができる。
また、導電性粒子6のアスペクト比は5以上であることが好ましい。このような導電性粒子6を使用することにより、電極接続用接着剤2として、異方導電性接着剤を使用する場合に、導電性粒子6間の接触確率が高くなる。従って、導電性粒子6の配合量を増やすことなく、配線電極4と金属電極5を電気的に接続することが可能になる。
なお、導電性粒子6のアスペクト比は、CCD顕微鏡観察等の方法により直接測定するが、断面が円でない導電性粒子6の場合は、断面の最大長さを短径としてアスペクト比を求める。また、導電性粒子6は、必ずしもまっすぐな形状を有している必要はなく、多少の曲がりや枝分かれがあっても、問題なく使用できる。この場合、導電性粒子6の最大長さを長径としてアスペクト比を求める。
本発明に使用される配線電極4および金属電極5において、これら銅電極の表面には、この表面の酸化防止を目的とした水溶性プリフラックス処理(OSP処理:Organic Solderability Preservation)が施されている。
ここで、水溶性プリフラックスは、アゾール化合物を含有する酸性水溶液である。このアゾール化合物としては、例えば、イミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2,4−ジフェニルイミダゾール、トリアゾール、アミノトリアゾール、ピラゾール、ベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、2−ブチルベンゾイミダゾール、2−フェニルエチルベンゾイミダゾール、2−ナフチルベンゾイミダゾール、5−ニトロ−2−ノニルベンゾイミダゾール、5−クロロ−2−ノニルベンゾイミダゾール、2−アミノベンゾイミダゾール、ベンゾトリアゾール、ヒドロキシベンゾトリアゾール、カルボキシベンゾトリアゾールなどのアゾール化合物が挙げられる。
配線電極4および金属電極5の表面にOSP処理を施す方法としては、例えば、スプレー法、シャワー法、浸漬法等が用いられ、その後、水洗、乾燥させればよい。その際の水溶性プリフラックスの温度は、25〜40℃が好ましく、水溶性プリフラックスと金属電極5との接触時間は、30〜60秒が好ましい。
配線電極4および金属電極5の表面にOSP処理によりそれぞれ形成された有機膜である酸化防止膜4a,5aのそれぞれの膜厚Tは、0.05μm以上0.5μm以下の範囲であることが望ましい。特に、本実施形態では、酸化防止膜4a,5aの膜厚Tは、ともに0.3μmとしている。酸化防止膜4a,5aの膜厚Tが0.05μmより小さい場合、酸化防止膜4a,5aによって配線電極4および金属電極5の表面が酸化することに対して十分に保護することができず、配線電極4および金属電極5のそれぞれの表面を酸化させてしまう場合がある。その結果、金属電極5と配線電極4との接続抵抗が大きくなってしまう。一方、酸化防止膜4a,5aの膜厚Tが0.5μmより大きい場合、酸化防止膜4a,5aによって配線電極4および金属電極5のそれぞれの表面が酸化することに対して十分に保護することができるが、金属電極5と配線電極4との導電性の確保ができない場合がある。即ち、酸化防止膜4a,5aの膜厚Tが0.5μmより大きい場合、電極接続用接着剤2の導電性粒子6が酸化防止膜4a,5aを突き破ることができず、金属電極5と配線電極4が電極接続用接着剤2によって電気的に接続することができない場合がある。
また、配線基板1には、フレキシブルプリント配線板3以外の他の電子部品が鉛フリー半田を用いて実装される場合がある。その場合において、上記電子部品の実装は、配線基板1には、酸化防止膜4aを形成後、且つ、フレキシブルプリント配線板3を電極接続用接着剤2を用いて実装される前に行われる。具体的には、配線基板1をピーク温度が約260℃のリフロー炉に入れられた状態において、上記電子部品が鉛フリー半田によって実装される。この工程は、通常、配線基板1の片面に上記電子部品を実装する場合には、リフロー炉に1回入れる。そして、配線基板1の両面に上記電子部品を実装する場合には、リフロー炉に2回入れる。
リフロー炉に入れられることによって、配線基板1に上記電子部品が実装される場合において、本出願人は、リフロー炉に入れていない配線基板1と比較して、配線基板1の配線電極4に金属電極5を電極接続用接着剤2によって電気的に接続する接続抵抗が大きくなることを見出している。これは、配線基板1にリフロー炉によって加熱されることによって、酸化防止膜4aが硬質化等の変質していることにより、酸化防止膜4aが配線電極4から取れにくくなっていると考えられる。その点において、本出願人は、酸化防止膜4aを0.05μm以上0.5μm以下としているため、配線基板1にリフロー炉に入れた後であっても、配線電極4および金属電極5を良好に電気的に接続することができる。
また、配線基板1に上記電子部品が実装される電極においても、酸化防止膜4aと同様の酸化防止膜が形成されている。これにより、上記電極に金めっきを形成した場合と比較して上記電子部品と上記電極との接続強度(シェア強度)を向上させることができる。
以下、図4を参照して、本実施形態の配線基板1の配線電極4とフレキシブルプリント配線板3の金属電極5と接続方法について説明する。
第1工程として、配線基板1の配線電極4およびフレキシブルプリント配線板3の金属電極5のそれぞれにOSP処理により酸化防止膜4a,5aを形成する(図4のステップS1)。ここで、酸化防止膜4a,5aの膜厚Tは、0.05μm以上0.5μm以下が好ましい。本実施形態では、酸化防止膜4a,5aの膜厚Tは、0.3μmに形成している。
次いで、第2工程として、配線基板1上に、エポキシ樹脂等の絶縁性の熱硬化性樹脂を主成分とし、潜在性硬化剤と、導電性粒子を含有する導電性の電極接続用接着剤2を載置し、当該電極接続用接着剤2を所定の温度に加熱した状態で、配線基板1の方向へ所定の圧力で加圧し、電極接続用接着剤2を配線基板1上に仮接着する(図4のステップS2)。なお、電極接続用接着剤2は、ペースト状で使用することができるが、フィルム形状を有する電極接続用接着剤2も好適に使用できる。次いで、フレキシブルプリント配線板3を下向きにした状態で、配線基板1の表面に形成された配線板電極である配線電極4と、フレキシブルプリント配線板3の表面に形成された金属電極5との位置合わせをしながら、フレキシブルプリント配線板3を電極接続用接着剤2上に載置することにより、配線基板1とフレキシブルプリント配線板3との間に電極接続用接着剤2を介在させる(図4のステップS3)。
次いで、第3工程として、電極接続用接着剤2を所定の温度に加熱した状態で、加熱加圧処理であるフレキシブルプリント配線板3を介して、当該電極接続用接着剤2を配線基板1の方向へ所定の圧力で加圧することにより、電極接続用接着剤2を加熱溶融させる。即ち、配線電極4に金属電極5を熱圧着させる(図4のステップS4)。なお、上述のごとく、電極接続用接着剤2は、熱硬化性樹脂を主成分としているため、当該電極接続用接着剤2は、上述の温度にて加熱すると、一旦、軟化するが、当該加熱を継続することにより、硬化することになる。そして、予め設定した電極接続用接着剤2の硬化時間が経過すると、電極接続用接着剤2の硬化温度の維持状態、および加圧状態を開放し、冷却を開始することにより、導電性の電極接続用接着剤2を介して、配線電極4と金属電極5を接続し、フレキシブルプリント配線板3を配線基板1上に実装する。
以上に説明した本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態においては、配線基板1の配線電極4およびフレキシブルプリント配線板3の金属電極5のそれぞれの表面にOSP処理を施して、酸化防止膜4a,5aをそれぞれ形成する構成としている。この構成によれば、配線電極4および金属電極5に酸化防止のための有機膜である酸化防止膜4a,5aによりそれぞれ被覆されるため、配線電極4および金属電極5を金メッキにて被覆する場合と比較して、配線電極4および金属電極5に被覆する製造工程が簡単化される。その結果、配線基板1の配線電極4とフレキシブルプリント配線板3の金属電極5を互いに接続する際の製造コストを安価にすることが可能となる。
その上、これら酸化防止膜4a,5aの膜厚Tが、0.05μm以上0.5μm以下に形成される構成としている。従って、酸化防止膜4a,5aの膜厚Tが0.05μm以上に形成されることにより、酸化防止膜4a、5aが形成された配線電極4および金属電極5の表面の酸化が進行することによる配線電極4および金属電極5間の接続抵抗の増大を抑制することができる。一方、酸化防止膜4a,5aの膜厚Tが、0.5μm以下に形成されることにより、導電性粒子6が酸化防止膜4a,5aを突き破ることができないことに起因する電極接続用接着剤2による配線電極4と金属電極5の導電性の確保が困難になることを抑制することができる。
(2)本実施形態においては、導電性粒子6が、微細な金属粒子が多数、直鎖状に繋がった形状、または針形状を有する金属粉末にて形成される構成としている。この構成によれば、電極接続用接着剤2の面方向であるY方向においては、隣り合う配線電極4間、または金属電極5間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、電極接続用接着剤2の厚み方向であるX方向においては、多数の配線電極4および金属電極5間を一度に、かつ各々を独立して導電接続して、低抵抗を得ることが可能となる。
(3)本実施形態においては、導電性粒子6のアスペクト比が5以上である構成としている。この構成によれば、電極接続用接着剤2を使用する場合に、導電性粒子6間の接触確率が高くなる。その結果、導電性粒子6の配合量を増やすことなく、配線電極4と金属電極5とを電気的に接続することが可能となる。
(4)本実施形態においては、電極接続用接着剤2は、フィルム形状を有する構成としている。この構成によれば、電極接続用接着剤2の取り扱いが容易になるとともに、例えば、電極接続用接着剤2を介して、加熱加圧処理を行うことにより、配線電極4と金属電極5を接続する際の作業性が向上する。
(5)本実施形態においては、導電性粒子6の長径方向を、フィルム形状を有する電極接続用接着剤2の厚み方向であるX方向に配向させた構成としている。この構成によれば、隣り合う配線電極4間、または金属電極5間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、多数の配線電極4および金属電極5間を一度に、かつ各々を独立して導電接続することが可能となるという効果がより一層向上する。
(6)本実施形態においては、配線基板1である硬質プリント基板にフレキシブルプリント配線板を接続する構成としている。この構成によれば、配線基板1がフレキシブルプリント配線板の場合と比較して、多層の導電パターン構造を安価に提供することができる。また、配線基板1にフレキシブルプリント配線板3を接続することにより、フレキシブルプリント配線板3が硬質プリント配線板の場合と比較して、フレキシブルプリント配線板3を他の配線板のコネクタに接続する際の他の配線板の配置の自由度を向上させることができる。その上、配線電極4および金属電極5を酸化防止膜4a,5aにて被覆することにより、配線電極4および金属電極5を金メッキにて被覆するよりも安価にできるため、配線基板1およびフレキシブルプリント配線板3の接続体を安価に提供することができる。
(7)本実施形態においては、配線電極4および金属電極5に、厚みが0.05μm以上0.5μm以下の酸化防止のための有機膜である酸化防止膜4a,5aを被覆する第1工程と、配線電極4に電極接続用接着剤2を塗布する第2工程と、配線電極4に金属電極5を熱圧着する第3工程とを備える構成としている。この構成によれば、配線電極4および金属電極5に酸化防止膜4a,5aは、例えば、スプレー法、シャワー法、浸漬法等が用いられ、その後、水洗、乾燥させるのみにて形成されるため、配線電極4および金属電極5を金メッキにて被覆する場合と比較して、配線電極4および金属電極5に被覆する製造工程が簡単化される。その結果、配線基板1の配線電極4とフレキシブルプリント配線板3の金属電極5を互いに接続する際の製造コストを安価にすることが可能となる。
その上、これら酸化防止膜4a,5aの膜厚が、0.05μm以上0.5μm以下に形成される構成としている。酸化防止膜4a,5aの膜厚Tが0.05μm以上に形成されることにより、酸化防止膜4a、5aが形成された配線電極4および金属電極5の表面の酸化が進行することによる配線電極4および金属電極5間の接続抵抗の増大を抑制することができる。一方、酸化防止膜4a,5aの膜厚Tが、0.5μm以下に形成されることにより、導電性粒子6が酸化防止膜4a,5aを突き破ることができないことに起因する電極接続用接着剤2による配線電極4と金属電極5の導電性の確保が困難になることを抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更しても良い。
・上記実施形態においては、第1プリント配線板として配線基板1を用いているが、他の構成であっても良い。例えば、第1プリント配線板としてフレキシブルプリント配線板を使用してもよい。
・上記実施形態においては、電極接続用接着剤2を介して、フレキシブルプリント配線板3の金属電極5をガラス基板である配線基板1の配線電極4に接続する構成としたが、本発明の接続構造はこれに限定されることはない。例えば、導電体としてICチップ等の電子部品の突起電極(または、バンプ)と配線基板1の配線電極4との接続構造としてもよい。
・上記実施形態においては、電極接続用接着剤2を介して、フレキシブルプリント配線板3の金属電極5をガラス基板である配線基板1の配線電極4に接続する構成としたが、本発明の配線基板1を、例えば、フレキシブルプリント配線板(FPC)としてもよい。この場合、ガラスエポキシ基板である配線基板1の配線電極4は、金属電極5と同様に銅電極とする。そして、配線電極4の表面には、OSP処理が施される。このOSP処理による酸化防止膜4aの膜厚Tは、金属電極5と同様に、0.05μm以上0.5μm以下であることが望ましい。また、この場合、フレキシブルプリント配線板3の代わりに電子部品であってもよいし、フレキシブルプリント配線板3の代わりに硬質プリント配線板であってもよい。
・上記実施形態においては、電極接続用接着剤2を介して、フレキシブルプリント配線板3の金属電極5をガラス基板である配線基板1の配線電極4に接続する構成としたが、本発明の配線基板1を、例えば、ガラスエポキシ基板等の他の硬質プリント基板としてもよい。この場合、配線基板1の配線電極4は、金属電極5と同様に銅電極とする。そして、配線電極4の表面には、OSP処理が施される。このOSP処理による酸化防止膜4aの膜厚Tは、金属電極5と同様に、0.05μm以上0.5μm以下であることが望ましい。また、この場合、フレキシブルプリント配線板3の代わりに電子部品であってもよいし、フレキシブルプリント配線板3の代わりに硬質プリント配線板であってもよい。
・上記実施形態においては、OSP処理として、水溶性プリフラックス処理を金属電極5に施したが、OSP処理を、例えば、耐熱性プリフラックス処理としてもよい。また、水溶性プリフラックス処理として、アゾール化合物を含有する酸性水溶液としたが、他の水溶液であってもよい。
・上記実施形態においては、配線電極4および金属電極5の両方ともにOSP処理を施したが、例えば、配線電極4のみ、もしくは金属電極5のみにOSP処理を施してもよい。これにより、上記実施形態の効果(1)を得ることはできる。
・上記実施形態においては、配線電極4および金属電極5の酸化防止膜4a,5aの膜厚Tを同じ値(即ち、膜厚Tを0.3μm)としたが、例えば、酸化防止膜4a,5aの膜厚Tは、互いに異なる値であってもよい。具体的には、酸化防止膜4aの膜厚Tを0.3μmとし、酸化防止膜5aの膜厚Tを0.2μmとしてもよい。
以下に、本発明を実施例、比較例に基づいて説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、これらの実施例を本発明の趣旨に基づいて変形、変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
(実施例1)
(接着剤の作成)
導電性粒子として、長径Lの分布が1μmから10μm、短径Rの分布が0.1μmから0.4μmである直鎖状ニッケル微粒子を用いた。また、絶縁性の熱硬化性樹脂としては、2種類のビスフェノールA型の固形エポキシ樹脂〔(1)ジャパンエポキシレジン(株)製、商品名エピコート1256、および(2)エピコート1004〕、ナフタレン型エポキシ樹脂〔(3)大日本インキ化学工業(株)製、商品名エピクロン4032D〕を使用した。また、熱可塑性であるポリビニルブチラール樹脂〔(4)積水化学工業(株)製、商品名エスレックBM−1〕を使用し、マイクロカプセル型潜在性硬化剤としては、(5)マイクロカプセル型イミダゾール系硬化剤〔旭化成エポキシ(株)製、商品名ノバキュアHX3941〕を使用し、これら(1)〜(5)を重量比で(1)35/(2)20/(3)25/(4)10/(5)30の割合で配合した。
これらのエポキシ樹脂、熱可塑性樹脂、および潜在性硬化剤を、セロアセに溶解して、分散させた後、三本ロールによる混錬を行い、固形分が50重量%である溶液を作製した。この溶液に、固形分の総量(Ni粉末+樹脂)に締める割合で表される金属充填率が、1.0体積%となるように上記Ni粉末を添加した後、遠心攪拌ミキサーを用いて攪拌することによりNi粉末を均一に分散し、接着剤用の複合材料を作製した。次いで、この複合材料を離型処理したPETフィルム上にドクターナイフを用いて塗布した後、磁束密度100mTの磁場中、60℃で30分間、乾燥、固化させて、膜中の直鎖状粒子が磁場方向に配向した厚さ25μmのフィルム状の異方導電性をもつ電極接続用接着剤を作製した。
(接続抵抗評価)
幅150μm、長さ4mm、高さ18μmの銅電極である金属電極が150μm間隔で30個配列されたフレキシブルプリント配線板を用意した。金属電極には、膜厚0.05μmの酸化防止膜を形成するOSP処理を施した。そして、フレキシブルプリント配線板同士を、連続する30箇所の接続抵抗が測定可能なデイジーチェーンを形成するように対向させて配置するとともに、これらフレキシブルプリント配線板の間に作製した接着剤を挟み、190℃に加熱しながら、5MPaの圧力で15秒間加圧して接着させ、フレキシブルプリント配線板同士の接合体を得た。次いで、この接合体において、金属電極、接着剤、および金属電極を介して接続された連続する30箇所の抵抗値を四端子法により求め、求めた値を30で除することにより、接続された1箇所あたりの接続抵抗を求めた。そして、この評価を10回繰り返し、接続抵抗の平均値を求めた。そして、接続抵抗が50mΩ以下の場合を、導電性を確保したものとして判断した。その結果を表1に示す。
(実施例2)
配線電極および金属電極のそれぞれに施したOSP処理の酸化防止膜の膜厚を0.1μmに形成したこと以外は、上述の実施例1と同様にして、フレキシブルプリント配線板同士の接合体を得た。その後、上述の実施例1と同一条件により、接続抵抗評価を行った。以上の結果を表1に示す。
(実施例3)
配線電極および金属電極のそれぞれに施したOSP処理の酸化防止膜の膜厚を0.3μmに形成したこと以外は、上述の実施例1と同様にして、フレキシブルプリント配線板同士の接合体を得た。その後、上述の実施例1と同一条件により、接続抵抗評価を行った。以上の結果を表1に示す。
(実施例4)
配線電極および金属電極のそれぞれに施したOSP処理の酸化防止膜の膜厚を0.5μmに形成したこと以外は、上述の実施例1と同様にして、フレキシブルプリント配線板同士の接合体を得た。その後、上述の実施例1と同一条件により、接続抵抗評価を行った。以上の結果を表1に示す。
(比較例1)
配線電極および金属電極のそれぞれに施したOSP処理の酸化防止膜の膜厚を0.03μmに形成したこと以外は、上述の実施例1と同様にして、フレキシブルプリント配線板同士の接合体を得た。その後、上述の実施例1と同一条件により、接続抵抗評価を行った。以上の結果を表1に示す。
(比較例2)
配線電極および金属電極のそれぞれに施したOSP処理の酸化防止膜の膜厚を0.8μmに形成したこと以外は、上述の実施例1と同様にして、フレキシブルプリント配線板同士の接合体を得た。その後、上述の実施例1と同一条件により、接続抵抗評価を行った。以上の結果を表1に示す。
Figure 2010141265
表1に示すように、実施例1〜4のいずれの場合においても、比較例1,2と比較して、接続抵抗が小さいことが判る。また、表1に示すように、比較例1および比較例2では、接続抵抗が50mΩより大きい値となることが判る。なお、比較例1においては、配線電極および金属電極に施したOSP処理の酸化防止膜の膜厚が0.05μmよりも小さいため、配線電極および金属電極のそれぞれの酸化の進行を抑制することができず、配線電極および金属電極のそれぞれが酸化したことにより、接続抵抗が大きくなったものと考えられる。また、比較例2においては、配線電極および金属電極のそれぞれに施したOSP処理の酸化防止膜の膜厚が0.5μmよりも大きいため、接着剤の導電性粒子がOSP処理の酸化防止膜を突き破ることができず、配線電極と金属電極の導電性が不十分となり、接続抵抗が大きくなったものと考えられる。
本発明の活用例としては、電子部品またはプリント配線板の電極が導電性粒子を有する電極接続用接着剤によって接続される電極が設けられるプリント配線板が挙げられる。
本実施形態に係る電極接続用接着剤により、フレキシブルプリント配線板を実装した配線基板を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る電極接続用接着剤として、導電性粒子を含有する異方導電性接着剤を使用し、異方導電性接着剤を介して、フレキシブルプリント配線板を配線基板に実装した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る電極接続用接着剤において使用される導電性粒子を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る配線基板とフレキシブルプリント配線板との接続方法を示すフローチャート。
符号の説明
1…配線基板(第1プリント配線板)、2…電極接続用接着剤、3…フレキシブルプリント配線板(第2プリント配線板)、4…配線電極(配線板電極)、5…金属電極(接続用電極)、4a,5a…酸化防止膜(有機膜)、6…導電性粒子、L…導電性粒子の長径、R…導電性粒子の短径、X…フィルム形状を有する電極接続用接着剤の厚み方向、Y…フィルム形状を有する電極接続用接着剤の面方向。

Claims (7)

  1. 熱硬化性樹脂を主成分とするとともに導電性粒子を含有する電極接続用接着剤を介して接着されることにより互いに電気的に接続される第1プリント配線板の配線板電極と電子部品または第2プリント配線板の接続用電極との接続構造において、
    前記接続用電極および前記配線板電極の少なくともいずれか一方が、厚みが0.05μm以上0.5μm以下の酸化防止のための有機膜により被覆されることを特徴とする接続構造。
  2. 前記導電性粒子が、微細な金属粒子が多数、直鎖状に繋がった形状、または針形状を有する金属粉末であることを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
  3. 前記導電性粒子のアスペクト比が5以上であることを特徴とする請求項2に記載の接続構造。
  4. 前記電極接続用接着剤は、フィルム形状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の接続構造。
  5. 前記導電性粒子の長径方向を、前記フィルム形状を有する接着剤の厚み方向に配向させたことを特徴とする請求項4に記載の接続構造。
  6. 前記第1プリント配線板は、硬質プリント基板またはフレキシブルプリント配線板であり、前記第2プリント配線板は、フレキシブルプリント配線板であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の接続構造。
  7. 熱硬化性樹脂を主成分とするとともに導電性粒子を含有する電極接続用接着剤を介して接着されることにより互いに電気的に接続される第1プリント配線板の配線板電極と電子部品または第2プリント配線板の接続用電極との接続方法において、
    前記配線板電極および前記接続用電極の少なくともどちらか一方に、厚みが0.05μm以上0.5μm以下の酸化防止のための有機膜を被覆する第1工程と、
    前記配線板電極に前記電極接続用接着剤を塗布する第2工程と、
    前記配線板電極に前記接続用電極を熱圧着する第3工程とを備えることを特徴とする接続方法。
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