JP2010038131A - 燃料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料供給装置のプレッシャレギュレータの振動を防止し、プレッシャレギュレータの振動による異音の低減を図る。
【解決手段】燃料供給装置1は、燃料タンク2に取り付けられエンジンに対し燃料配管3を介して燃料を供給する。燃料タンク内の燃料を吸入し燃料配管3に送出する電動の燃料ポンプ10と、燃圧が所定値以上となったときに開弁し燃料を燃料タンク内に還送するプレッシャレギュレータ20と、燃料タンク2に固定されプレッシャレギュレータ20を収容するレギュレータ取付孔25が形成されたケース部材4を有する。レギュレータ取付孔25には、プレッシャレギュレータ20に弾性的に当接する保持片32を備えたレギュレータ保持スプリング27が装着される。プレッシャレギュレータ20は、レギュレータ保持スプリング27によって、レギュレータ取付孔25内に保持・固定される。
【選択図】図2
【解決手段】燃料供給装置1は、燃料タンク2に取り付けられエンジンに対し燃料配管3を介して燃料を供給する。燃料タンク内の燃料を吸入し燃料配管3に送出する電動の燃料ポンプ10と、燃圧が所定値以上となったときに開弁し燃料を燃料タンク内に還送するプレッシャレギュレータ20と、燃料タンク2に固定されプレッシャレギュレータ20を収容するレギュレータ取付孔25が形成されたケース部材4を有する。レギュレータ取付孔25には、プレッシャレギュレータ20に弾性的に当接する保持片32を備えたレギュレータ保持スプリング27が装着される。プレッシャレギュレータ20は、レギュレータ保持スプリング27によって、レギュレータ取付孔25内に保持・固定される。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動二輪車等の車両に搭載される燃料供給装置に関し、特に、燃料供給装置の燃圧調整に使用されるプレッシャレギュレータの異音低減技術に関する。
自動二輪車や四輪乗用車に搭載される車両用の燃料供給装置では、エンジンに供給する燃料の圧力(燃圧)を好適な値に維持し、燃料の脈動を防止するため、ダイヤフラム式やバルブ式などの各種プレッシャレギュレータが用いられている。このようなプレッシャレギュレータは、ボールバルブやバルブスプリング等を一体化したプレッシャレギュレータユニットとして、燃料供給装置に取り付けられる。図8は、従来の燃料供給装置におけるプレッシャレギュレータ取付状態を示す説明図である。
図8に示すように、従来の燃料供給装置では、プレッシャレギュレータ101は、ユニット化された状態で、燃料供給装置のケース部材102内に取り付けられる。プレッシャレギュレータ101は、通常、燃料供給装置の吐出側に配され、Oリング103を介して、合成樹脂製のケース部材102に形成されたレギュレータ取付孔104に装着される。燃料ポンプから吐出された燃料はこのプレッシャレギュレータ101によって適宜燃圧が調整され、燃料配管を介してエンジンへと送給される。その際、圧力調整に伴って余分となった燃料は、プレッシャレギュレータ101を介して燃料タンク内に戻される。
特開平11-44279号公報
特開2005-113891号公報
特開2007-239585号公報
ところが、図8のような燃料供給装置では、プレッシャレギュレータ101がOリング103によって保持されているため、ポンプ作動中にプレッシャレギュレータ101から燃料がリターンされると、レギュレータの動作に伴ってプレッシャレギュレータ101が振動し、異音が発生する場合があり、この対処が課題であった。特に、Oリング103が燃料に浸漬され、その反力が低下すると、プレッシャレギュレータ101が振動し易くなり、プレッシャレギュレータ101がケース部材102に当接する際の振動が装置全体に伝わり異音として聞こえる場合がある。
この場合、プレッシャレギュレータ101をケース部材102に圧入すれば、その振動が抑えられ異音発生も抑えられる。しかしながら、合成樹脂のクリープによりケース部材102のユニット固定力が低下すると、やはり振動発生は避けられない。また、ユニット圧入に際しては、通常、全周圧入又は3点圧入を行うが、全周圧入の場合、圧入代のバラツキにより圧入荷重の変化が大きく、圧入代の寸法管理が難しい。一方、3点圧入の場合は、比較的、圧入代に対し圧入荷重は安定するものの、その分、保持力が低下し易く、振動による異音発生を効果的に防止できない。
本発明の目的は、合成樹脂製部材のクリープの影響を受けることなく、燃料供給装置のプレッシャレギュレータの振動を防止し、プレッシャレギュレータの振動による異音の低減を図ることにある。
本発明の燃料供給装置は、燃料タンクに取り付けられ、前記燃料タンクからエンジンに対し燃料配管を介して燃料を供給する燃料供給装置であって、前記燃料タンク内の燃料を吸入し、前記燃料配管に対して送出する燃料ポンプと、前記燃料ポンプによって前記燃料配管側に送給される燃料の圧力が所定値以上となったときに開弁し、前記燃料を前記燃料タンク内に還送するプレッシャレギュレータと、前記燃料タンクに固定され、前記プレッシャレギュレータを収容するレギュレータ取付部が形成された合成樹脂製のケース部材と、前記ケース部材に取り付けられ、前記レギュレータ取付部内に収容された前記プレッシャレギュレータに弾性的に当接し、前記プレッシャレギュレータを前記レギュレータ取付部内に保持・固定するレギュレータ固定部材とを有することを特徴とする。
本発明にあっては、レギュレータ取付部に収容されたプレッシャレギュレータに弾性的に当接し、プレッシャレギュレータをレギュレータ取付部内に保持・固定するレギュレータ固定部材を燃料供給装置に設けることにより、レギュレータ取付部内に取り付けられたプレッシャレギュレータがポンプ作動に伴って振動しにくくなる。このため、プレッシャレギュレータの振動による異音の発生が抑えられ、製品品質の向上が図られる。
前記燃料供給装置において、前記レギュレータ固定部材として、前記ケース部材に凹設された前記レギュレータ取付部の周壁と前記プレッシャレギュレータとの間に介設され、円環状に形成された側壁部と、前記側壁部から径方向内側に向かって延び前記プレッシャレギュレータの外周部に弾性的に当接する保持片とを備えるものを使用しても良い。また、前記レギュレータ固定部材として、平板状に形成されると共に、前記ケース部材の前記レギュレータ取付部の近傍に形成された固定部材収容部内に装着され、前記レギュレータ取付部内に収容された前記プレッシャレギュレータの外周部に弾性的に当接するものを使用しても良い。さらに、前記ケース部材に凹設された前記レギュレータ取付部の周壁と前記プレッシャレギュレータとの間に介設され、シール材として機能する第1Oリングを設けると共に、前記レギュレータ固定部材として、前記周壁と前記プレッシャレギュレータとの間に介設され、前記燃料タンクの油面よりも高い位置に配置される第2Oリングを設けても良い。この場合、第2Oリングは、常に燃料に接触するものではないため、燃料の浸漬による反力低下が促進されず、固定部材としての性能が長期間維持される。
本発明の燃料供給装置によれば、燃料ポンプとプレッシャレギュレータを備えた燃料供給装置にて、プレッシャレギュレータを収容するレギュレータ取付部が形成されたケース部材に、レギュレータ取付部内のプレッシャレギュレータに弾性的に当接するレギュレータ固定部材を取り付けたので、プレッシャレギュレータがポンプ作動に伴って振動するのを抑えることができ、プレッシャレギュレータの振動に起因する異音を低減させることが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1である燃料供給装置の構成を示す断面図である。図1の燃料供給装置1は、自動二輪車用の装置であり、燃料タンク2の上面2aにタンク上方から挿入される形で取り付けられる。燃料供給装置1は、図示しないエンジンの燃料供給系に接続され、燃料配管3を介して、エンジンの燃料噴射弁に対し燃料供給を行う。
図1に示すように、燃料供給装置1は、燃料ポンプ10とプレッシャレギュレータ20を、合成樹脂製のケース部材4内に収容した構成となっており、1つの燃料ポンプモジュールを形成している。ケース部材4は、円筒状のケース部4aと、フランジ部4bとを備えている。ケース部4a内には燃料ポンプ10が取り付けられ、ケース部4aの奥部にプレッシャレギュレータ20が取り付けられる。フランジ部4bは、ケース部4aの上部外周から径方向に向かって延設されており、燃料タンク上面2aに取り付けられる。燃料ポンプ10は、電動モータを駆動源としており、モータ部Mとポンプ部Pとから構成されている。
ケース部4aの下端側には、合成樹脂製のカバー5が取り付けられている。燃料供給装置1は、カバー5を取り付けた状態で、燃料タンク上面2aに形成されたポンプ取付孔2bからタンク内部に挿入される。その際、フランジ部4bは、図示しないボルト・ナットによって、燃料タンク上部に固定される。ケース部材4の上端部には、アウトレットパイプ6と電源コネクタ7が設けられている。アウトレットパイプ6には燃料配管3が接続され、電源コネクタ7には図示しない電源配線が接続される。電源コネクタ7には電源端子8が収容されており、モータ部Mと電気的に接続されている。
燃料ポンプ10は鋼製のシェルケース11内に収容されている。円筒状のシェルケース11の両端には、エンドカバー12,13がカシメ固定されている。エンドカバー12は合成樹脂にて形成され、シェルケース11の一端側(図1において上端側)に取り付けられる。エンドカバー13はアルミダイキャストにて形成され、シェルケース11の他端側に取り付けられる。エンドカバー12には、モータ部Mのブラシ14を保持するブラシホルダ部15が設けられており、シェルケース11のカバーとブラシホルダを兼ねた構成となっている。
エンドカバー12には、燃料吐出部16が軸方向に突出形成されている。燃料吐出部16は、ケース部材4のケース部4a奥部に凹設されたエンドカバー取付部17に嵌合接続される。エンドカバー取付部17は、ケース部材4内に形成された燃料流路18aを介して、アウトレットパイプ6内に形成された燃料流路18bと連通している。燃料吐出部16は、このエンドカバー取付部17にOリング19を介して気密状態で取り付けられる。
燃料吐出部16内には、チェックバルブ(逆止弁)21が収容されている。チェックバルブ21は、ボールバルブ22とリターンスプリング23及びスプリングホルダ24とから構成されており、燃料配管3側から燃料ポンプ10側に燃料が逆流するのを防止している。チェックバルブ21の一端側(流出側)は燃料流路18a側に連通しており、他端側(流入側)はシェルケース11内に直接開口している。燃料ポンプ10が作動すると、シェルケース11内から燃料吐出部16に向けて燃料が送られる。これにより、チェックバルブ21は開弁状態となり、燃料は燃料吐出部16から燃料流路18a,18bへと送出される。これに対し、燃料ポンプ10が停止すると、リターンスプリング23の付勢力によりチェックバルブ21は閉弁状態となり、燃料流路18からシェルケース11内への燃料流入は阻止される。
ケース部材4内にはさらに、燃圧調整や燃料の脈動防止に用いられるプレッシャレギュレータ20が収容されている。プレッシャレギュレータ20は、ボールバルブやバルブスプリング等を内蔵したプレッシャレギュレータユニットとなっている。ケース部材4内にはレギュレータ取付孔(レギュレータ取付部)25が凹設されており、プレッシャレギュレータ20は、このユニットの形でレギュレータ取付孔25内に取り付けられる。当該燃料供給装置1では、プレッシャレギュレータ20とレギュレータ取付孔25との間に、Oリング26に加えて、レギュレータ保持スプリング27(レギュレータ固定部材、以下、スプリング27と略記する)が介設されている。プレッシャレギュレータ20は、このスプリング27の弾性力によって、レギュレータ取付孔25内に保持・固定されている。
プレッシャレギュレータ20の一端側は、燃料流路18aに開口した燃料流路18cに接続されている。これに対し、他端側は、エンドカバー12とケース部4aとの間に形成された油室28に臨んでいる。油室28は、ケース部材4に燃料ポンプ10を取り付けると両者の間に形成される空隙であり、ケース部4aに形成された図示しない連通孔を介して燃料タンク2内と連通している。
プレッシャレギュレータ20は、燃料配管3内の燃圧が所定値よりも高くなると作動し開弁する。プレッシャレギュレータ20が作動すると、燃料流路18aと油室28が連通し、燃料ポンプ10から吐出される燃料が適宜燃料タンク2内に戻される。これにより、燃料供給装置1から送出される燃料の燃圧が調整され、供給燃料の脈動が抑えられる。ところが、従来の燃料供給装置では、前述のように、燃料ポンプ作動中にプレッシャレギュレータが開弁し燃料がタンク内に戻されると、プレッシャレギュレータの振動により異音が発生するという問題があった。
これに対し、当該燃料供給装置1では、プレッシャレギュレータ20がスプリング27によってレギュレータ取付孔25内に保持されているため、プレッシャレギュレータ20の振動(共振)が抑えられ、従来の燃料供給装置に比して異音の低減化が図られている。図2は、燃料供給装置1におけるプレッシャレギュレータ20の取付状態を示す説明図、図3は、スプリング27の構成を示す斜視図である。
スプリング27は、ステンレス等の金属によって形成されており、図2,3に示すように、略円筒形状に成形されている。スプリング27は帯板状のブランクをC字形の円環状に成形した形態となっており、その側壁部29の端部には切れ目31が形成されている。また、スプリング27には、径方向内側に向かって延びる保持片32が4個等分に突設されている。この保持片32は片持ちの板ばね状に形成されており、径方向に沿って弾性的に変位可能となっている。
このようなスプリング27は、図2に示すように、レギュレータ取付孔25の周壁25aとプレッシャレギュレータ20との間に装着される。燃料供給装置1では、レギュレータ取付孔25は円形孔となっており、その内側に円筒形のプレッシャレギュレータ20が収容される。プレッシャレギュレータ20の外径は、レギュレータ取付孔25の内径よりも小さくなっており、プレッシャレギュレータ20とレギュレータ取付孔25の周壁25aとの間には間隙Gが形成される。スプリング27は、この間隙Gに軸方向から挿入される形で装着される。
この場合、スプリング27の外径は、レギュレータ取付孔25の内径より若干大径となっており、スプリング27は外径を縮める形で間隙G内に取り付けられる。前述のように、スプリング27には切れ目31が設けられており、切れ目31に臨む側壁部29の端部同士を近接させる形でスプリング全体を弾性的に縮径しつつ撓ませることができる。このため、スプリング27を縮径させて間隙G内に挿入し、その後、スプリング27を自由状態に開放すると、スプリング27は、自身の付勢力によって、レギュレータ取付孔25の周壁25aに弾性的に装着される。
また、スプリング27の保持片32は、その先端部を結ぶ内径(内接円の直径)がプレッシャレギュレータ20の外径よりも若干小さく形成されている。このため、スプリング27を間隙G内に取り付ける際、保持片32はプレッシャレギュレータ20の外周部20aに当接し、外周部20aによって径方向に押圧される。そして、スプリング27を間隙G内に装着すると、プレッシャレギュレータ20は、この保持片32の弾性的な反発力を受け、この押圧力によって、スプリング27の内側に保持される。すなわち、プレッシャレギュレータ20は、周壁25aとの間に介設されたスプリング27の弾性力によって、レギュレータ取付孔25内に保持される。
このように、本発明による燃料供給装置1では、レギュレータ取付孔25とプレッシャレギュレータ20との間にスプリング27を配置し、このスプリング27によって、プレッシャレギュレータ20をレギュレータ取付孔25内に保持・固定する。このため、外からの振動に対してプレッシャレギュレータ20が共振しにくくなり、ポンプ作動に伴う振動が抑えられる。従って、従来のOリング保持に比して、プレッシャレギュレータ20の振動に起因する音の発生が抑えられ、異音の低減を図ることが可能となる。
また、プレッシャレギュレータ20は金属製のスプリング27によって保持されているため、合成樹脂のように燃料による膨潤等の劣化がなく、所定の保持力を長期間に亘り維持することができる。さらに、プレッシャレギュレータ20を合成樹脂部材に圧入する構成を採らないため、圧入に伴う寸法管理が容易となり、クリープによる固定力の低下も抑えられる。加えて、スプリング27が樹脂部材と当たる部分は、両者が平面にて当接する構造となっているため、スプリング27の装着が容易である。
一方、モータ部Mは、ブラシ付の直流モータとなっている。シェルケース11はモータ部Mのヨークを兼ねており、その内周面には複数の永久磁石35が固定されている。永久磁石35の内側には、アーマチュア36が回転自在に配設されている。アーマチュア36は、軸方向に延びる複数のスロット37を有するコア38と、スロット37に巻装された巻線39とを備えている。アーマチュア36は、回転自在に支持された回転軸40に固定されている。アーマチュア36の図1において上側にはコンミテータ41が設けられている。コンミテータ41もまた回転軸40に固定されている。コンミテータ41には、軸方向からブラシ14が当接している。前述のように、このブラシは、エンドカバー12に形成されたブラシホルダ部15に収容されており、電源端子8と電気的に接続されている。
ポンプ部Pは非容積型の再生式ポンプとなっており、エンドカバー13側に配置されている。ポンプ部Pはモータ部Mによって駆動され、ポンプケース42とインペラ43とから形成されている。ポンプケース42の下端側には、円筒形状のインペラ収容部44が没設されている。インペラ収容部44内には、回転軸40と連結されたインペラ43が配設される。回転軸40にはDカット部40aが形成されており、インペラ43はこのDカット部40aに取り付けられ回転軸40と一体に回転する。インペラ43の外周寄りには、軸方向に貫通形成されたポンプ室45が周方向に沿って多数設けられている。
エンドカバー13には、ポンプ室45に対応して、燃料流路46が軸方向に貫通形成されている。燃料流路46は燃料吸入口47と連通しており、燃料吸入口47には図示しないフィルタが取り付けられる。一方、インペラ収容部44の上端側には、ポンプ室45に対応して、シェルケース11内に臨んで開口する連通孔48が設けられており、インペラ43の回転に伴って、この連通孔48からシェルケース11内に燃料が送出される。
このような構成を備えた燃料供給装置1は次のように機能する。まず、モータ部Mが駆動され燃料ポンプ10が作動すると、インペラ43が回転し、フィルタを介して燃料タンク2内の燃料が吸引され、シェルケース11内に流入する。シェルケース11内には燃料が充満しており、燃料ポンプ10の作動に伴ってチェックバルブ21が開弁状態となり、燃料流路18a,18bに燃料が送出される。一方、燃圧が所定の調整圧を超えると、プレッシャレギュレータ20が開弁状態となり、シェルケース11内の燃料が燃料タンク2内に戻される。これにより、燃料配管3側に供給される燃料の圧力が適宜調整されると共に、燃料の脈動も吸収される。燃料配管3は前述のようにエンジンの燃料噴射弁に接続されており、燃料供給装置1によって燃料タンク2から吸入された燃料は、燃料配管3を介して燃料噴射弁に供給される。
次に、本発明の実施例2である燃料供給装置50について説明する。図4は、燃料供給装置50におけるプレッシャレギュレータ近傍の構成を示す断面図、図5は、燃料供給装置50におけるプレッシャレギュレータの取付状態を示す説明図である。なお、以下の実施例では、実施例1と同様の部材、部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図4,5に示すように、燃料供給装置50では、プレッシャレギュレータ20は、レギュレータ保持スプリング51(レギュレータ固定部材、以下、スプリング51と略記する)によってレギュレータ取付孔25内に保持・固定されている。レギュレータ取付孔25の近傍にはスプリング収容部(固定部材収容部)52が設けられており、スプリング収容部52内には、ステンレス等の金属にて形成された板ばね状のスプリング51が収容されている。図6は、レギュレータ取付孔25及びスプリング収容部52の構成を示す平面図である。
図6に示すように、スプリング収容部52は、レギュレータ取付孔25の一部に接する形で設けられており、スプリング収容部52の両側方向にやや傾きながら(例えば、10°程度)径方向外側に延びている。スプリング収容部52は、レギュレータ取付孔25と同様に、ケース部材4の下面側に開口しており、その奥部にはスリット部53が形成されている。スリット部53は、スプリング収容部52の開口部52aよりも細幅に形成されており、スプリング51の両端部が挿入可能なようになっている。スプリング51は、このスリット部53にて両端部が保持される形でスプリング収容部52内に装着される。
このような燃料供給装置50では、スプリング収容部52内に平板状のスプリング51を配置した状態でプレッシャレギュレータ20が取り付けられる。その際、プレッシャレギュレータ20は、スプリング51を図5のように「くの字」状に撓ませつつレギュレータ取付孔25内に軽圧入気味に取り付けられる。これにより、プレッシャレギュレータ20は、スプリング51の弾性力によりレギュレータ取付孔25内に保持される。従って、実施例2の燃料供給装置50においても、外からの振動に対してプレッシャレギュレータ20が共振しにくくなり、ポンプ作動に伴う振動が抑えられ、従来のOリング保持に比して、異音の発生を抑制することが可能となる。
また、プレッシャレギュレータ20は金属製のスプリング51によって保持されているため、合成樹脂のように燃料による膨潤等の劣化がなく、所定の保持力を長期間に亘り維持することができる。さらに、プレッシャレギュレータ20はレギュレータ取付孔25内に軽圧入されるが、スプリング51の弾性反発力によってレギュレータ取付孔25内に保持される構成のため、圧入代を小さくすることができ、圧入に伴う寸法管理やクリープなども抑えられる。加えて、この場合も、スプリング51が樹脂部材と当たる部分は、両者が平面にて当接する構造となっているため、スプリング51の装着が容易である。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施の形態では、本発明による燃料供給装置を自動二輪車用として用いた例を示したが、その用途はこれには限定されず、四輪自動車等、種々の車両の燃料供給装置として使用することも可能である。また、本発明の構成は、燃料ポンプのみならず、水や薬品などの液体や空気等の気体などのポンプにも適用可能である。さらに、プレッシャレギュレータ20として、図2と同様、ダイヤフラム式のプレッシャレギュレータを使用することも可能である。加えて、前述の実施例では、モータ部Mに、2極のモータを用いた例を示したが、モータの極数はこれには限定されず、例えば、4極のモータを用いる燃料供給装置にも本発明は適用可能である。
なお、前述の実施例では、プレッシャレギュレータ20を金属製の弾性部材にて保持する構成を示したが、図7に示すように、プレッシャレギュレータを2個のOリングによって保持する構成も可能である。すなわち、図7のように、プレッシャレギュレータ61を第1Oリング62と第2Oリング(レギュレータ固定部材)63によって保持するようにしても良い。この場合、第2Oリング63は、燃料タンク2の満タン時の油面L(図1参照)よりも上方に配置され、より好ましくは、燃料タンク2の下面2cよりも上方に配置される。このような構成を採ることにより、プレッシャレギュレータ61がガタなくケース部材64に収容保持され、プレッシャレギュレータ61が振動しにくくなる。このため、プレッシャレギュレータ61がケース部材64に当接する際の振動が抑えられ、異音の発生も抑制される。また、第2Oリング63が燃料に常に接触する訳ではないので、燃料の浸漬による反力低下が促進されず、固定部材としての性能が長期間維持される。
1 燃料供給装置
2 燃料タンク
2a 上面
2b ポンプ取付孔
3 燃料配管
4 ケース部材
4a ケース部
4b フランジ部
5 カバー
6 アウトレットパイプ
7 電源コネクタ
8 電源端子
10 燃料ポンプ
11 シェルケース
12 エンドカバー
13 エンドカバー
14 ブラシ
15 ブラシホルダ部
16 燃料吐出部
17 エンドカバー取付部
18 燃料流路
18a 燃料流路
18b 燃料流路
18c 燃料流路
19 Oリング
20 プレッシャレギュレータ
20a 外周部
21 チェックバルブ
22 ボールバルブ
23 リターンスプリング
24 スプリングホルダ
25 レギュレータ取付孔(レギュレータ取付部)
25a 周壁
26 Oリング
27 レギュレータ保持スプリング(レギュレータ固定部材)
28 油室
29 側壁部
31 切れ目
32 保持片
35 永久磁石
36 アーマチュア
37 スロット
38 コア
39 巻線
40 回転軸
40a Dカット部
41 コンミテータ
42 ポンプケース
43 インペラ
44 インペラ収容部
45 ポンプ室
46 燃料流路
47 燃料吸入口
48 連通孔
50 燃料供給装置
51 レギュレータ保持スプリング(レギュレータ固定部材)
52 スプリング収容部(固定部材収容部)
52a 開口部
53 スリット部
61 プレッシャレギュレータ
62 第1Oリング
63 第2Oリング(レギュレータ固定部材)
64 ケース部材
M モータ部
P ポンプ部
G 間隙
101 プレッシャレギュレータ
102 ケース部材
103 Oリング
104 レギュレータ取付孔
2 燃料タンク
2a 上面
2b ポンプ取付孔
3 燃料配管
4 ケース部材
4a ケース部
4b フランジ部
5 カバー
6 アウトレットパイプ
7 電源コネクタ
8 電源端子
10 燃料ポンプ
11 シェルケース
12 エンドカバー
13 エンドカバー
14 ブラシ
15 ブラシホルダ部
16 燃料吐出部
17 エンドカバー取付部
18 燃料流路
18a 燃料流路
18b 燃料流路
18c 燃料流路
19 Oリング
20 プレッシャレギュレータ
20a 外周部
21 チェックバルブ
22 ボールバルブ
23 リターンスプリング
24 スプリングホルダ
25 レギュレータ取付孔(レギュレータ取付部)
25a 周壁
26 Oリング
27 レギュレータ保持スプリング(レギュレータ固定部材)
28 油室
29 側壁部
31 切れ目
32 保持片
35 永久磁石
36 アーマチュア
37 スロット
38 コア
39 巻線
40 回転軸
40a Dカット部
41 コンミテータ
42 ポンプケース
43 インペラ
44 インペラ収容部
45 ポンプ室
46 燃料流路
47 燃料吸入口
48 連通孔
50 燃料供給装置
51 レギュレータ保持スプリング(レギュレータ固定部材)
52 スプリング収容部(固定部材収容部)
52a 開口部
53 スリット部
61 プレッシャレギュレータ
62 第1Oリング
63 第2Oリング(レギュレータ固定部材)
64 ケース部材
M モータ部
P ポンプ部
G 間隙
101 プレッシャレギュレータ
102 ケース部材
103 Oリング
104 レギュレータ取付孔
Claims (4)
- 燃料タンクに取り付けられ、前記燃料タンクからエンジンに対し燃料配管を介して燃料を供給する燃料供給装置であって、
前記燃料タンク内の燃料を吸入し、前記燃料配管に対して送出する燃料ポンプと、
前記燃料ポンプによって前記燃料配管側に送給される燃料の圧力が所定値以上となったときに開弁し、前記燃料を前記燃料タンク内に還送するプレッシャレギュレータと、
前記燃料タンクに固定され、前記プレッシャレギュレータを収容するレギュレータ取付部が形成された合成樹脂製のケース部材と、
前記ケース部材に取り付けられ、前記レギュレータ取付部内に収容された前記プレッシャレギュレータに弾性的に当接し、前記プレッシャレギュレータを前記レギュレータ取付部内に保持・固定するレギュレータ固定部材とを有することを特徴とする燃料供給装置。 - 請求項1記載の燃料供給装置において、前記レギュレータ固定部材は、前記ケース部材に凹設された前記レギュレータ取付部の周壁と前記プレッシャレギュレータとの間に介設され、円環状に形成された側壁部と、前記側壁部から径方向内側に向かって延び前記プレッシャレギュレータの外周部に弾性的に当接する保持片とを備えることを特徴とする燃料供給装置。
- 請求項1記載の燃料供給装置において、前記レギュレータ固定部材は、平板状に形成されると共に、前記ケース部材の前記レギュレータ取付部の近傍に形成された固定部材収容部内に装着され、前記レギュレータ取付部内に収容された前記プレッシャレギュレータの外周部に弾性的に当接することを特徴とする燃料供給装置。
- 請求項1記載の燃料供給装置において、前記ケース部材に凹設された前記レギュレータ取付部の周壁と前記プレッシャレギュレータとの間に介設され、シール材として機能する第1Oリングと、前記レギュレータ固定部材として、前記周壁と前記プレッシャレギュレータとの間に介設され、前記燃料タンクの油面よりも高い位置に配置される第2Oリングとを有することを特徴とする燃料供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008205135A JP2010038131A (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | 燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008205135A JP2010038131A (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | 燃料供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010038131A true JP2010038131A (ja) | 2010-02-18 |
Family
ID=42010925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008205135A Pending JP2010038131A (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | 燃料供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010038131A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012086761A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | 株式会社ミツバ | 燃料供給装置 |
| WO2012086640A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | 株式会社ミツバ | 燃料供給装置 |
| JP2012136983A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Mitsuba Corp | 燃料供給装置 |
-
2008
- 2008-08-08 JP JP2008205135A patent/JP2010038131A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012086761A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | 株式会社ミツバ | 燃料供給装置 |
| WO2012086640A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | 株式会社ミツバ | 燃料供給装置 |
| JP2012136983A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Mitsuba Corp | 燃料供給装置 |
| CN103270287A (zh) * | 2010-12-24 | 2013-08-28 | 株式会社美姿把 | 燃料供给装置 |
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