JP2010038147A - エンジンの排気浄化システム - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジン停止時における排気浄化装置の再生制御を好適に実行可能にする技術を提供する。
【解決手段】排気浄化装置41より下流側の排気通路43と吸気通路42とを接続するLPL−EGR通路44と、LPL−EGR弁45と、第2スロットル弁22と、を備え、EV走行モードにおいて、LPL−EGR弁45を開弁し、第2スロットル弁22を閉弁し、MG1によってエンジン1を低速モータリングすることにより、排気浄化装置41から流出する高温の排気を、LPL−EGR通路44、吸気通路42、排気通路43、排気浄化装置41を含む循環経路内で循環させながら、排気浄化装置41内の触媒の再生制御を行う。触媒温度が高温に保つことができる。フィルタ再生では、連続的に空気を導入できる。NOx還元制御ではリッチスパイクによる燃料添加量を低減できる。
【選択図】図3
【解決手段】排気浄化装置41より下流側の排気通路43と吸気通路42とを接続するLPL−EGR通路44と、LPL−EGR弁45と、第2スロットル弁22と、を備え、EV走行モードにおいて、LPL−EGR弁45を開弁し、第2スロットル弁22を閉弁し、MG1によってエンジン1を低速モータリングすることにより、排気浄化装置41から流出する高温の排気を、LPL−EGR通路44、吸気通路42、排気通路43、排気浄化装置41を含む循環経路内で循環させながら、排気浄化装置41内の触媒の再生制御を行う。触媒温度が高温に保つことができる。フィルタ再生では、連続的に空気を導入できる。NOx還元制御ではリッチスパイクによる燃料添加量を低減できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、エンジンの排気浄化システムに関する。
ディーゼルハイブリッド車両において、エンジンが停止されるEV走行時にパティキュレートフィルタ(以下、フィルタ)の再生制御を実行する技術として、EV走行開始前にエンジンを低温燃焼させることによりフィルタの昇温制御を行うことによって、EV走行開始後にフィルタにおけるPM酸化反応を進行し易くした技術が知られている(特許文献1を参照)。この技術では、EV走行中のPM酸化反応が進行するために必要な酸素が不足する場合には、エンジンをモータリングすることによってフィルタに空気を供給するようにしている。
ディーゼルハイブリッド車両において、エンジンが停止されるEV走行時に吸蔵還元型NOx触媒(以下、NOx触媒)の還元制御を実行する技術として、EV走行時にモータアシストターボを正転・逆転駆動しつつリッチスパイクを行うことによって、NOx触媒において還元雰囲気を作り出し、NOx還元反応の進行を促進させることを図った技術が知られている(特許文献2を参照)。
特開2005−194885号公報
特開2006−194170号公報
特開平11−229973号公報
特開2004−278465号公報
特開2007−198277号公報
特開2006−112347号公報
特開2006−200362号公報
特開2001−73743号公報
特許第3905515号公報
特開平5−332124号公報
上記特許文献1に記載の技術において、エンジンをモータリングすることによってフィルタに空気を供給すると、フィルタの温度が低下する可能性がある。そのため、PMの酸化反応が好適に進行するために必要な高温状態にフィルタの温度を保つためには、連続的なエンジンモータリングにより連続的にフィルタに空気を供給することが難しい。そのため、PMの酸化反応が好適に進行するために十分な酸素をフィルタに供給することができず、フィルタの再生速度が遅いという問題があった。
上記特許文献2に記載の技術では、モータアシストターボの正転・逆転を繰り返す際のモータアシストターボの消費電力が大きく、燃費悪化を招く可能性があるという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、エンジンが停止された状態における排気浄化装置の再生制御を好適に実行可能にする技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のエンジンの排気浄化システムは、
エンジンの排気通路に配置された排気浄化装置と、
前記排気浄化装置の排気浄化能力を回復させる再生制御を行う再生制御手段と、
前記排気浄化装置から流出する排気の少なくとも一部を、該排気浄化装置を含む循環経路内で循環させる排気循環手段と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段による排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とする。
エンジンの排気通路に配置された排気浄化装置と、
前記排気浄化装置の排気浄化能力を回復させる再生制御を行う再生制御手段と、
前記排気浄化装置から流出する排気の少なくとも一部を、該排気浄化装置を含む循環経路内で循環させる排気循環手段と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段による排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とする。
ここで、「エンジンへの燃料供給停止時」には、燃料カットによりエンジンの回転が停止している状態の他、燃料の燃焼エネルギー以外の何らかの外部からのエネルギーによってエンジンが回転している状態も含まれるものとする。
再生制御の実行中に排気浄化装置から流出するガスは高温になる。本発明によれば、この高温のガスを排気循環手段によって排気浄化装置を含む循環経路内で循環させるので、排気浄化装置に高温のガスが流入し続ける状態を作り出すことができる。従って、エンジンへの燃料供給停止時に再生制御を行う場合においても、排気浄化装置の温度が低下することを抑制でき、排気浄化装置の再生制御を好適に実行することが可能となる。
本発明における上記排気の循環経路は、例えば、上記本発明の構成において、
排気浄化装置より下流側の排気通路とエンジンの吸気通路とを接続するEGR通路を備えることによって、
排気浄化装置から流出した排気の少なくとも一部が、排気浄化装置より下流側の排気通路、EGR通路、吸気通路、エンジン、排気浄化装置より上流側の排気通路を経て排気浄化装置に流入するように構成された循環経路として構成することがすることができる。
排気浄化装置より下流側の排気通路とエンジンの吸気通路とを接続するEGR通路を備えることによって、
排気浄化装置から流出した排気の少なくとも一部が、排気浄化装置より下流側の排気通路、EGR通路、吸気通路、エンジン、排気浄化装置より上流側の排気通路を経て排気浄化装置に流入するように構成された循環経路として構成することがすることができる。
この場合、この循環経路内で、エンジン停止状態において排気浄化装置から流出する排気を循環させるためには、例えば、上記本発明の構成において、
前記エンジンと、
前記エンジン以外の動力源であって、駆動軸に駆動力を出力可能であるとともに、前記エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な動力源と、
の少なくともいずれかによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するハイブリッドシステムに適用して、
前記ハイブリッドシステムは、前記エンジンへの燃料供給を停止して前記動力源のみによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するEV走行モードで動作することが可能であり、
前記EGR通路内を流れる排気の量を調節するEGR弁と、
前記EGR通路の接続箇所より上流側の吸気通路内に流入する空気の量を調節するスロットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記動力源によってエンジンを回転させるようにすれば良い。
前記エンジンと、
前記エンジン以外の動力源であって、駆動軸に駆動力を出力可能であるとともに、前記エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な動力源と、
の少なくともいずれかによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するハイブリッドシステムに適用して、
前記ハイブリッドシステムは、前記エンジンへの燃料供給を停止して前記動力源のみによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するEV走行モードで動作することが可能であり、
前記EGR通路内を流れる排気の量を調節するEGR弁と、
前記EGR通路の接続箇所より上流側の吸気通路内に流入する空気の量を調節するスロットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記動力源によってエンジンを回転させるようにすれば良い。
或いは、上記の循環経路内で、エンジン停止状態において排気浄化装置から流出する排気を循環させるためには、例えば、上記本発明の構成において、
前記エンジンと、
前記エンジン以外の動力源であって、少なくとも駆動軸に駆動力を出力可能な第1の動力源と、
前記エンジン以外の動力源であって、少なくとも前記エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な第2の動力源と、
の少なくともいずれかによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するハイブリッドシステムに適用して、
前記ハイブリッドシステムは、前記エンジンへの燃料供給を停止して前記第1の動力源のみによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するEV走行モードで動作することが可能であり、
前記EGR通路内を流れる排気の量を調節するEGR弁と、
前記EGR通路の接続箇所より上流側の吸気通路内に流入する空気の量を調節するスロットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記第2の動力源によって前記エンジンを回転させるようにしても良い。
前記エンジンと、
前記エンジン以外の動力源であって、少なくとも駆動軸に駆動力を出力可能な第1の動力源と、
前記エンジン以外の動力源であって、少なくとも前記エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な第2の動力源と、
の少なくともいずれかによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するハイブリッドシステムに適用して、
前記ハイブリッドシステムは、前記エンジンへの燃料供給を停止して前記第1の動力源のみによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するEV走行モードで動作することが可能であり、
前記EGR通路内を流れる排気の量を調節するEGR弁と、
前記EGR通路の接続箇所より上流側の吸気通路内に流入する空気の量を調節するスロットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記第2の動力源によって前記エンジンを回転させるようにしても良い。
こうすることで、エンジンが停止状態となるEV走行モードにおいても、再生制御中の排気浄化装置から流出する高温の排気を、上記の循環経路内で循環させることができる。更に、スロットル弁が閉じ側の開度に変更されるので、この循環経路内に流入する低温の新気の量を低減することができる。これにより、循環経路内を循環するガスの温度をより確実に高温に維持することができる。
従って、再生制御手段は、EV走行モードにおけるエンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、上記のように構成された排気循環手段によって排気の循環を行いながら、排気浄化装置の再生制御を実行することによって、再生制御実行時の排気浄化装置の温度を高温に維持することができる。これにより、エンジン停止時においても、好適に再生制御を実行することが可能となる。
上記構成において、排気循環手段は、EGR弁を全開とし、及び/又は、スロットル弁を全閉としても良い。こうすることで、排気浄化装置から流出する高温の排気の循環量をより増加させ、及び/又は、吸気通路に流入する低温の新気の循環量をより減少させることができる。
上記の構成において、ハイブリッドシステムが、非エンジン動力源として、駆動軸及びエンジンに動力を出力可能な動力源を有する構成とした場合には、当該非エンジン動力源は、EV走行モードにおいて駆動軸に出力すべき要求駆動力を出力した残りの余剰動力を、エンジンをモータリングするための動力に充てるように構成することができる。このような非エンジン動力源は、例えば駆動軸及びエンジンに動力を出力可能且つその動力の出力先を駆動軸及び/又はエンジンに切り替え可能に構成されたモータとして構成することができる。
また、上記の構成において、ハイブリッドシステムが、非エンジン動力源として、駆動軸に動力を出力可能な第1の動力源と、エンジンに動力を出力可能な第2の動力源と、を有する構成とした場合には、このような非エンジン動力源は、例えば少なくとも前記エンジンに動力を出力可能な第1モータと、少なくとも前記駆動軸に動力を出力可能な第2モータと、を有して構成することができる。
上記のように、停止状態のエンジンをハイブリッドシステムの非エンジン動力源によって回転させることによって循環経路内で排気を循環させる構成においては、
エンジンの排気バルブタイミングを変更可能な可変バルブタイミング装置を備え、
再生制御手段は、EV走行モードにおけるエンジン停止時に再生制御を実行する場合、排気循環手段による前記排気の循環(非エンジン動力源によってエンジンを回転させることによって行う排気の循環)を行うとともに、可変バルブタイミング装置により排気バルブの開弁時期を前記排気の循環を行わない場合よりも進角させるようにしても良い。
エンジンの排気バルブタイミングを変更可能な可変バルブタイミング装置を備え、
再生制御手段は、EV走行モードにおけるエンジン停止時に再生制御を実行する場合、排気循環手段による前記排気の循環(非エンジン動力源によってエンジンを回転させることによって行う排気の循環)を行うとともに、可変バルブタイミング装置により排気バルブの開弁時期を前記排気の循環を行わない場合よりも進角させるようにしても良い。
こうすることで、シリンダ内で圧縮されて高温になった筒内ガスが、膨張行程での膨張やエンジンの冷却水による冷却によって温度低下する前に、シリンダ内から排気通路へ排出されるようにすることができる。従って、循環経路内を循環するガスの温度低下をより確実に抑制することができるので、再生制御実行時の排気浄化装置の温度をより確実に高温に維持することができる。
また、停止状態のエンジンを非エンジン動力源によって回転させることによって循環経路内で排気を循環させる構成においては、
吸気通路に設けられたコンプレッサと、排気通路に設けられたタービンと、を有するターボチャージャを備え、
このターボチャージャが、タービンに開度可変のノズルベーンを有し、該ノズルベーンの開度を変更することによってターボチャージャの過給効率を変更可能な可変容量型のターボチャージャである場合には、
再生制御手段は、EV走行モードにおけるエンジン停止時に再生制御を実行する場合、排気循環手段による前記排気の循環(非エンジン動力源によってエンジンを回転させることによって行う排気の循環)を行うとともに、ノズルベーンの開度を前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するようにしても良い。
吸気通路に設けられたコンプレッサと、排気通路に設けられたタービンと、を有するターボチャージャを備え、
このターボチャージャが、タービンに開度可変のノズルベーンを有し、該ノズルベーンの開度を変更することによってターボチャージャの過給効率を変更可能な可変容量型のターボチャージャである場合には、
再生制御手段は、EV走行モードにおけるエンジン停止時に再生制御を実行する場合、排気循環手段による前記排気の循環(非エンジン動力源によってエンジンを回転させることによって行う排気の循環)を行うとともに、ノズルベーンの開度を前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するようにしても良い。
こうすることで、タービンに流入する排気の熱エネルギーのうちタービンの回転エネルギーに変換されるエネルギーの量が減少するので、タービン通過後の排気の温度の低下を抑制することができる。従って、排気浄化装置に流入するガスの温度低下をより確実に抑制することができるので、再生制御実行時の排気浄化装置の温度をより確実に高温に維持することができる。
本発明において、エンジンへの燃料供給停止時に、排気浄化装置から流出する排気を、排気浄化装置を含む循環経路内で循環させるために、
前記エンジンの吸気通路に設けられたコンプレッサと、前記排気通路に設けられたタービンと、該タービンを排気のエネルギーによらずに回転駆動することが可能なターボアシスト動力源と、を有するターボチャージャと、
前記排気浄化装置より下流側の排気通路と前記エンジンの吸気通路とを接続するEGR通路と、
前記EGR通路内を流れる排気の量を調節するEGR弁と、
前記EGR通路の接続箇所より上流側の吸気通路内に流入する空気の量を調節するスロットル弁と、
前記エンジンの吸気バルブ及び排気バルブの開閉を制御するバルブ制御手段と、
を備え、
排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記バルブ制御手段によって前記吸気バルブ及び前記排気バルブがともに開弁した状態となるように制御し、前記ターボアシスト動力源によって前記タービンを回転駆動するようにしても良い。
前記エンジンの吸気通路に設けられたコンプレッサと、前記排気通路に設けられたタービンと、該タービンを排気のエネルギーによらずに回転駆動することが可能なターボアシスト動力源と、を有するターボチャージャと、
前記排気浄化装置より下流側の排気通路と前記エンジンの吸気通路とを接続するEGR通路と、
前記EGR通路内を流れる排気の量を調節するEGR弁と、
前記EGR通路の接続箇所より上流側の吸気通路内に流入する空気の量を調節するスロットル弁と、
前記エンジンの吸気バルブ及び排気バルブの開閉を制御するバルブ制御手段と、
を備え、
排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記バルブ制御手段によって前記吸気バルブ及び前記排気バルブがともに開弁した状態となるように制御し、前記ターボアシスト動力源によって前記タービンを回転駆動するようにしても良い。
この場合、エンジンへの燃料供給停止時に、非エンジン動力源によるエンジン回転が行われないので、エンジンの回転は停止するが、バルブ制御手段によって吸気バルブ及び排気バルブがともに開弁した状態(すなわち、吸気バルブの開弁期間と排気バルブの開弁期間がオーバーラップするように吸気バルブ及び排気バルブの開閉を制御した状態)でエンジンの回転が停止することになるので、エンジンのシリンダはガスが自由に流通可能な状態となる。従って、上記のようにすれば、ターボアシスト動力源によって回転駆動されるタービンから流出する排気が、排気通路、排気浄化装置、EGR通路、吸気通路、エンジンのシリンダ、排気通路を経てタービンに流入するように、循環経路を構成することができる。よって、エンジン回転停止時においても、再生制御中の排気浄化装置から流出する高温の排気を、この循環経路内で循環させることができる。更に、スロットル弁が閉じ側の開度に変更されるので、この循環経路内に流入する低温の新気の量を低減することができる。これにより、循環経路内を循環するガスの温度をより確実に高温に維持することができる。
従って、再生制御手段は、エンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、上記のように構成された排気循環手段によって排気の循環を行いながら、排気浄化装置の再生制御を実行することによって、再生制御実行時の排気浄化装置の温度を高温に維持することができる。これにより、エンジン停止時においても、好適に再生制御を実行することが可能となる。
上記構成において、排気循環手段は、EGR弁を全開とし、及び/又は、スロットル弁を全閉としても良い。こうすることで、排気浄化装置から流出する高温の排気の循環量をより増加させ、及び/又は、吸気通路に流入する低温の新気の循環量をより減少させることができる。
また、ターボアシスト動力源によってタービンを回転駆動するために要するエネルギーは、上述した非エンジン動力源によってエンジンを回転させる際に要するエネルギーと比較して少ない。これは、エンジンを回転させるためには、フリクションの大きいピストン系の可動部材を運動させる必要があるからである。従って、ターボアシスト動力源によってタービンを回転駆動することによって排気の循環を行うようにすれば、燃費を向上させることもできる。
ターボアシスト動力源によってタービンを回転駆動することによって排気の循環を行う場合には、上記のようにエンジン回転停止時にエンジンの吸気バルブ及び排気バルブがともに開弁した状態となるように制御するバルブ制御手段を備えた構成とする代わりに、
前記排気浄化装置より上流側の排気通路と前記吸気通路とを接続する第2のEGR通路と、
前記第2のEGR通路内を流れる排気の量を調節する第2のEGR弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記第2のEGR弁を開弁し、ターボアシスト動力源によってタービンを回転駆動するようにしても良い。
前記排気浄化装置より上流側の排気通路と前記吸気通路とを接続する第2のEGR通路と、
前記第2のEGR通路内を流れる排気の量を調節する第2のEGR弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記第2のEGR弁を開弁し、ターボアシスト動力源によってタービンを回転駆動するようにしても良い。
この場合、ターボアシスト動力源によって回転駆動されるタービンから流出する排気が、排気通路、排気浄化装置、EGR通路、吸気通路、第2のEGR通路、排気通路を経てタービンに流入するように、循環経路を構成することができる。つまり、第2のEGR通路は、エンジン運転時には、エンジンからの排気の一部を吸気通路に流入させるEGR装
置として機能し、エンジン停止時にターボアシスト動力源によって排気を循環させる場合には、吸気通路内のガスをエンジンを経由せずに排気通路に流入させる装置として機能する。
置として機能し、エンジン停止時にターボアシスト動力源によって排気を循環させる場合には、吸気通路内のガスをエンジンを経由せずに排気通路に流入させる装置として機能する。
従って、吸気バルブ及び/又は排気バルブが閉弁した状態でエンジンの回転が停止し、エンジンのシリンダをガスが自由に流通することができない状態である場合でも、再生制御中の排気浄化装置から流出する高温の排気を、この循環経路内で循環させることができる。更に、スロットル弁が閉じ側の開度に変更されるので、この循環経路内に流入する低温の新気の量を低減することができる。これにより、循環経路内を循環するガスの温度をより確実に高温に維持することができる。
従って、再生制御手段は、エンジン回転停止時に前記再生制御を実行する場合、上記のように構成された排気循環手段によって排気の循環を行いながら、排気浄化装置の再生制御を実行することによって、再生制御実行時の排気浄化装置の温度を降温に維持することができる。これにより、エンジン停止時においても、好適に再生制御を実行することが可能となる。
上記構成において、排気循環手段は、EGR弁を全開とし、及び/又は、スロットル弁を全閉としても良い。こうすることで、排気浄化装置から流出する高温の排気の循環量をより増加させ、及び/又は、吸気通路に流入する低温の新気の循環量をより減少させることができる。
ターボアシスト動力源によってタービンを回転駆動することによって排気の循環を行うように排気循環手段を構成する場合、本発明の再生制御手段は、上述したハイブリッドシステムのEV走行モードにおけるエンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、当該排気循環手段による排気を行いながら、排気浄化装置の再生制御を実行することができる。
この場合、バッテリの充電状態による制約等に起因して、非エンジン動力源によるエンジン回転によってエンジンへの燃料供給停止時の排気の循環を行うことが難しい状況においても、エンジン停止時の排気浄化装置の再生制御を好適に実行することが可能となる。
また、ターボアシスト動力源によってタービンを回転駆動することによって排気の循環を行うように排気循環手段を構成する場合、本発明の再生制御手段は、いわゆるエコラン車両、すなわち、所定のエンジン停止条件において自動的にエンジンを停止させるとともに、該停止状態のエンジンを所定のエンジン始動条件において自動的に再始動させるエンジン自動停止始動制御手段を備えた車両において、エンジン停止条件におけるエンジン停止時に、当該排気循環手段による排気を行いながら、排気浄化装置の再生制御を実行することもできる。
この場合、エンジン停止時に外力によってエンジンを動作させるための動力源を有さない非ハイブリッド車両においても、エンジン停止時の排気浄化装置の再生制御を好適に実行することが可能となる。
本発明は、
排気浄化装置が、排気中のパティキュレートマターを捕集するフィルタを有し、
再生制御手段が、再生制御として、フィルタに捕集されたパティキュレートマターを酸化除去することによりフィルタの排気浄化能力を回復させるフィルタ再生制御を実行するように構成されたエンジンの排気浄化システムに適用することができる。
排気浄化装置が、排気中のパティキュレートマターを捕集するフィルタを有し、
再生制御手段が、再生制御として、フィルタに捕集されたパティキュレートマターを酸化除去することによりフィルタの排気浄化能力を回復させるフィルタ再生制御を実行するように構成されたエンジンの排気浄化システムに適用することができる。
この場合、再生制御手段は、エンジン停止時にフィルタ再生制御を実行する場合、フィ
ルタを含む循環経路内でフィルタから流出する高温の排気を循環させながら、フィルタ再生制御を実行するので、フィルタ再生制御実行中にフィルタの温度が低下することを抑制できる。従って、エンジン停止時のフィルタ再生制御を好適に実行することが可能となる。
ルタを含む循環経路内でフィルタから流出する高温の排気を循環させながら、フィルタ再生制御を実行するので、フィルタ再生制御実行中にフィルタの温度が低下することを抑制できる。従って、エンジン停止時のフィルタ再生制御を好適に実行することが可能となる。
本発明をエンジン停止時のフィルタ再生制御に適用する場合、フィルタの温度に応じて、フィルタから流出する排気の内排気循環手段によってフィルタを含む循環経路内で循環する排気の量、及び/又は、エンジンの吸気通路に流入する空気の量を調節するようにしても良い。
こうすることで、フィルタの温度がある許容上限温度を超えて高温になっていると判断できる場合に、フィルタ循環経路内で循環する排気の量を減少させたり、吸気通路に流入する新気の量を増加させたりすることにより、フィルタの温度を低下させることができるので、フィルタ再生制御においてフィルタが過昇温して破損することを抑制できる。
また、フィルタに流入する排気の酸素濃度に応じて、エンジンの吸気通路に流入する空気の量を調節するようにしても良い。
こうすることで、フィルタに捕集されたパティキュレートマターの酸化反応が好適に進行するために十分な酸素がフィルタに供給されていないと判断できる場合に、吸気通路に流入する新気の量を増加させることにより、フィルタに酸素を供給することができる。これにより、フィルタ再生制御が酸素不足のために好適に実行できなくなることを抑制できる。
この時、フィルタ再生制御を好適に実行可能なために最低限必要な酸素を供給可能なように吸気通路に流入する空気の量を調節するようにすれば、過剰な空気が吸気通路に流入して循環経路内を循環するガスの温度が低下してしまうことも抑制できる。
本発明をフィルタ再生制御に適用する場合に、EGR通路と、EGR弁と、スロットル弁と、を備え、EV走行モードにおけるエンジン停止時に、EGR弁を開き側の開度に変更し、スロットル弁を閉じ側の開度に変更し、非エンジン動力源によってエンジンを回転させることによって、フィルタから流出する排気を循環させながらフィルタ再生制御を実行するように構成した場合には、フィルタの温度に応じて、EGR弁の開度、スロットル弁の開度、非エンジン動力源によってエンジンを回転させる際のエンジン回転数、の少なくともいずれかを調節するようにしても良い。
こうすることで、フィルタの温度がある許容上限温度を超えて高温になっていると判断できる場合に、EGR弁の開度を閉じ側に変化させたり、スロットル弁の開度を開き側に変化させたり、非エンジン動力源によるエンジン回転の回転数を増加させたりすることにより、フィルタの温度上昇を抑制することができるので、フィルタ再生制御においてフィルタが過昇温して破損することを抑制できる。
本発明をフィルタ再生制御に適用する場合に、EGR通路と、EGR弁と、スロットル弁と、ターボアシスト動力源を有するターボチャージャと、を備え、エンジン停止時に、EGR弁を開き側の開度に変更し、スロットル弁を閉じ側の開度に変更し、ターボアシスト動力源によってタービンを回転駆動することによって、フィルタから流出する排気を循環させながらフィルタ再生制御を実行するように構成した場合には、フィルタの温度に応じて、EGR弁の開度、スロットル弁の開度、ターボアシスト動力源によってタービンを回転駆動する際のタービンの回転数、の少なくともいずれかを調節するようにしても良い。
こうすることで、フィルタの温度がある許容上限温度を超えて高温になっていると判断できる場合に、EGR弁の開度を閉じ側に変化させたり、スロットル弁の開度を開き側に変化させたり、ターボアシスト動力源によるタービン回転数を増加させたりすることにより、フィルタの温度上昇を抑制することができるので、フィルタ再生制御においてフィルタが過昇温して破損することを抑制できる。
また、フィルタに流入する排気の酸素濃度に応じて、スロットル弁の開度を調節するようにしても良い。
こうすることで、フィルタに捕集されたパティキュレートマターの酸化反応が好適に進行するために十分な酸素がフィルタに供給されていないと判断できる場合に、スロットル弁の開度を開き側に変化させることにより、フィルタにより多くの空気を供給することができる。これにより、フィルタ再生制御が酸素不足のために好適に実行できなくなることを抑制できる。
この時、フィルタ再生制御を好適に実行可能なために最低限必要な酸素を供給可能なようにスロットル弁の開度を調節するようにすれば、過剰な空気が吸気通路に流入して循環経路内を循環するガスの温度が低下してしまうことも抑制できる。
本発明は、
排気浄化装置が、酸素過剰雰囲気中で排気中のNOxを吸蔵し、当該吸蔵したNOxを還元雰囲気中で放出するとともに当該放出したNOxを還元剤の存在下で還元するNOx触媒を有し、
再生制御手段が、再生制御として、NOx触媒に還元剤を供給して該NOx触媒の周囲雰囲気を前記還元雰囲気に調節することにより該NOx触媒に吸蔵されたNOxを放出させるとともに該還元剤によって当該放出されたNOxを還元するNOx還元制御を実行する
ように構成されたエンジンの排気浄化システムに適用することができる。
排気浄化装置が、酸素過剰雰囲気中で排気中のNOxを吸蔵し、当該吸蔵したNOxを還元雰囲気中で放出するとともに当該放出したNOxを還元剤の存在下で還元するNOx触媒を有し、
再生制御手段が、再生制御として、NOx触媒に還元剤を供給して該NOx触媒の周囲雰囲気を前記還元雰囲気に調節することにより該NOx触媒に吸蔵されたNOxを放出させるとともに該還元剤によって当該放出されたNOxを還元するNOx還元制御を実行する
ように構成されたエンジンの排気浄化システムに適用することができる。
この場合、再生制御手段は、エンジン停止時にNOx還元制御を実行する場合、NOx触媒を含む循環経路内でNOx触媒から流出する高温の排気を循環させながら、NOx還元制御を実行するので、NOx還元制御実行中にNOx触媒の温度が低下することを抑制できる。従って、エンジン停止時のNOx還元制御を好適に実行することが可能となる。
また、この場合、NOx触媒から流出した排気が再びNOx触媒に流入するので、NOx触媒の周囲雰囲気を還元雰囲気にするために必要な還元剤の供給量を少なくすることができる。従って、特に還元剤として燃料を用いる場合には、燃費を向上させることができる。
本発明をNOx還元制御に適用する場合に、EGR通路と、EGR弁と、スロットル弁と、を備え、EV走行モードにおけるエンジン停止時に、EGR弁を開き側の開度に変更し、スロットル弁を閉じ側の開度に変更し、非エンジン動力源によってエンジンを回転させることによって、NOx触媒から流出する排気を循環させながらNOx還元制御を実行するように構成することができる。
また、本発明をNOx還元制御に適用する場合に、EGR通路と、EGR弁と、スロットル弁と、ターボアシスト動力源を有するターボチャージャと、を備え、エンジン停止時に、EGR弁を開き側の開度に変更し、スロットル弁を閉じ側の開度に変更し、ターボアシスト動力源によってタービンを回転駆動することによって、NOx触媒から流出する排
気を循環させながらNOx還元制御を実行するように構成することもできる。
気を循環させながらNOx還元制御を実行するように構成することもできる。
この場合、スロットル弁が閉じ側にされるので、NOx触媒を含む循環経路内を循環するガス中に流入する新気の量が少なくなるので、より少ない還元剤添加量によって、NOx触媒の周囲雰囲気をNOx還元制御の実行に必要な還元雰囲気にすることが可能となる。
ここで、本発明において、エンジンの停止中に、該エンジンを始動させて負荷運転させるエンジン始動条件が成立したときに、
前記エンジンをクランキングするとともにクランキングに適合した燃料噴射を行ってエンジンの回転数を上昇させるクランキングモードで該エンジンを運転し、
該クランキングモードで前記エンジンの回転数が所定の基準回転数に達した時点で、該エンジンを負荷運転させる負荷運転モードに移行させるエンジン始動制御手段を備えた場合について考える。
前記エンジンをクランキングするとともにクランキングに適合した燃料噴射を行ってエンジンの回転数を上昇させるクランキングモードで該エンジンを運転し、
該クランキングモードで前記エンジンの回転数が所定の基準回転数に達した時点で、該エンジンを負荷運転させる負荷運転モードに移行させるエンジン始動制御手段を備えた場合について考える。
本発明においては、上述したように、エンジン停止中に、排気浄化装置を含む循環経路内で、排気浄化装置から流出する排気の少なくとも一部が循環する状態で、排気浄化装置の再生制御を実行することができる。このような状態でエンジンを再始動させる条件が成立した場合に、この排気の循環を停止させたとしても、排気の循環を停止させてから暫くの間は、循環経路内を循環していたガスがエンジンに吸入され続けることになる。
エンジン停止中に循環経路内を循環するガスのEGR率が、エンジンのクランキングや負荷運転に適合する目標EGR率と比較して高い場合、循環経路内を循環していたガスがエンジンに吸入されている間は、燃料噴射によってエンジンに供給された燃料が好適に燃焼せず、失火等の燃焼不良が発生する可能性がある。その場合、大量の未燃燃料成分が排気浄化装置に流入して排気浄化装置の劣化や破損を招く虞もある。
そこで、本発明において、エンジン停止中に、前記再生制御手段が、前記排気循環手段による前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行している時に、前記エンジン始動条件が成立した場合には、前記エンジン始動制御手段は、前記排気循環手段による排気の循環を停止した後、前記クランキングモードでのエンジンの運転を開始し、且つ、該クランキングモードにおいて、クランキングに適合した燃料噴射の開始を、クランキングモードでのエンジンの運転の開始から所定期間遅延させるようにしても良い。
クランキングモードにおいて燃料噴射の開始を遅延させる上記の「所定期間」は、エンジンに燃料噴射を行ったとしても、当該燃料が適切に燃焼せずに失火等の燃焼不良が発生する虞があると判断できる期間である。上記の構成によれば、クランキングに適合した目標EGR率より過剰に高いEGR率のガスが排気循環手段によって循環経路内を循環しており、且つ、クランキングモードでの運転開始後においても依然として当該循環ガスがエンジンに吸入されていると判断できる期間は、燃料噴射が実行されない。
従って、エンジン停止時に排気循環手段によって酸素濃度の極めて低いガスが循環経路内を循環している場合であっても、エンジン始動条件成立後のクランキングモードにおいて失火等の燃焼不良が発生することを抑制できる。
本発明において、排気浄化装置としてフィルタを有し、再生制御としてフィルタ再生制御を実行するエンジンの排気浄化システムに本発明を適用した場合には、フィルタにおけるパティキュレートマターの酸化反応が好適に進行可能な程度の酸素が供給されるように吸気通路内への空気の流入量を調節することができるので、エンジン停止時に排気循環手段によって循環経路内を循環するガスの酸素濃度が過剰に低下する可能性は低い。
一方、排気浄化装置としてNOx触媒を有し、再生制御としてNOx還元制御を実行するエンジンの排気浄化システムに本発明を適用した場合には、NOx触媒の周囲雰囲気を還元雰囲気にするために循環経路内への空気の供給を制限する場合があるので、エンジン停止時に排気循環手段によって循環経路内を循環するガスの酸素濃度が極めて低くなっている可能性がある。従って、上記のようにクランキングモードにおいて燃料噴射の開始を遅延させる制御を行うことは、本発明をエンジン停止時のNOx還元制御に適用した場合に特に好適である。
本発明において、EGR通路と、EGR弁と、スロットル弁と、を備え、エンジン停止時に、EGR弁を開き側の開度に変更し、スロットル弁を閉じ側の開度に変更し、非エンジン動力源によるエンジン回転やターボアシスト動力源によるタービン駆動等によって排気の循環を行う場合には、エンジン始動条件の成立時点でEGR弁を閉弁し、スロットル弁を開弁し、非エンジン動力源によるエンジン回転やターボアシスト動力源によるタービン駆動を停止する。そしてエンジンのクランキングを開始するが、その時点ではまだ燃料噴射を行わず、上記の所定期間が経過するまで無噴射クランキングを継続する。そして、所定期間が経過した時点で燃料噴射を開始し、クランキング及び燃料の燃焼エネルギーによって、エンジンを負荷運転モードに移行させることが可能な回転数までエンジン回転数を上昇させる。こうすることで、エンジン停止中に排気循環手段による排気の循環を行いながら排気浄化装置の再生制御を実行している時に、エンジン始動条件が成立した場合においても、エンジン始動時のクランキングモードにおいて燃料の燃焼不良が発生することを抑制できる。
ここで、エンジンに吸入されるガスの酸素濃度を取得する酸素濃度取得手段を備え、
エンジン始動制御手段は、酸素濃度取得手段によって取得される酸素濃度に基づいて、クランキングモードにおいて燃料噴射の開始を遅延させる期間を決定するようにしても良い。
エンジン始動制御手段は、酸素濃度取得手段によって取得される酸素濃度に基づいて、クランキングモードにおいて燃料噴射の開始を遅延させる期間を決定するようにしても良い。
これにより、エンジンに吸入されるガスの酸素濃度が、燃料が良好に燃焼可能な所定の基準酸素濃度よりリーン側の酸素濃度となったことが検知された時に、燃料噴射を再開することができる。基準酸素濃度は予め求めておくことができる。これにより、リアルタイムにエンジン吸入ガスの酸素濃度をモニタしながら、最適なタイミングで燃料噴射を再開することができる。
また、エンジン始動制御手段は、エンジン停止時に排気循環手段によって循環経路内を循環している排気のうち、エンジン再始動条件の成立時点で吸気通路内に存在している排気が、吸気通路内から掃気されるのに要する時間に基づいて、クランキングモードにおいて燃料噴射の開始を遅延させる期間を決定するようにしても良い。
エンジン再始動条件の成立時点で吸気通路内に存在している循環ガス(以下、残留ガスという)が吸気通路内から掃気されるのに要する時間は、エンジンクランキングの回転数や、吸気通路容積等に基づいて求めることができる。エンジン再始動条件の成立時点で、吸気通路内に流入する空気の量やEGR通路から吸気通路内に流入する排気の量は、エンジン始動に最適な量に調節される。従って、残留ガスが掃気された後は、エンジン始動に最適なガスがエンジンに吸入されるので、その時点で燃料噴射を再開することにより、噴射燃料を良好に燃焼させることが可能となる。
このように、クランキングモードにおいて燃料噴射の開始を遅延させる場合、エンジンに吸入されるガスが、噴射燃料が適切に燃焼可能なガスになったと判定されるまで、燃料無噴射の状態でクランキングが行わる。ところで、場合によっては、エンジンに吸入され
るガスが、噴射燃料が適切に燃焼可能なガスになったと判定されて、燃料噴射の開始の遅延が解除される前に、エンジン回転数が負荷運転モードに移行すべき基準回転数に達してしまうことが考えられる。
るガスが、噴射燃料が適切に燃焼可能なガスになったと判定されて、燃料噴射の開始の遅延が解除される前に、エンジン回転数が負荷運転モードに移行すべき基準回転数に達してしまうことが考えられる。
このような場合には、本発明において、燃料噴射を開始するとともに負荷運転モードに移行し、該負荷運転モードにおいて、エンジンに吸入されるガスの酸素濃度に基づいて目標EGR率を補正するようにしても良い。
こうすることで、エンジン回転数が基準回転数に達した時点で、遅延無くエンジンを負荷運転モードに移行させることができる。そして、この時エンジンに吸入されるガスの酸素濃度が想定よりも低い場合には、目標EGR率を通常よりも低い値に補正することができる。これにより、クランキングモードにおいてエンジンに吸入されるガスが、燃料噴射の開始の遅延を解除することが可能な条件を満たさないうちに、負荷運転モードに移行した場合であっても、すなわち、負荷運転モードにおいて想定されているよりも酸素濃度の低いガスがエンジンに吸入されている場合であっても、燃焼不良の発生を抑制することができる。
本発明のエンジンの排気浄化システムは、
エンジンの排気通路に配置された排気浄化装置と、
前記排気浄化装置の排気浄化能力を回復させる再生制御を行う再生制御手段と、
前記排気浄化装置から流出する排気の少なくとも一部を、該排気浄化装置を含む循環経路内で循環させる排気循環手段と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段による排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する
という本発明の基本構成において、更に、
前記エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な動力源と、
前記排気浄化装置より下流側の排気通路と前記吸気通路とを接続する連通路と、
前記連通路を開閉する切替弁と、
前記連通路の接続箇所より上流側の吸気通路に設けられたスロットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記切替弁を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更し、
前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記動力源によって前記エンジンを回転させることによって、
前記排気の循環を行い、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行するようにしても良い。
エンジンの排気通路に配置された排気浄化装置と、
前記排気浄化装置の排気浄化能力を回復させる再生制御を行う再生制御手段と、
前記排気浄化装置から流出する排気の少なくとも一部を、該排気浄化装置を含む循環経路内で循環させる排気循環手段と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段による排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する
という本発明の基本構成において、更に、
前記エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な動力源と、
前記排気浄化装置より下流側の排気通路と前記吸気通路とを接続する連通路と、
前記連通路を開閉する切替弁と、
前記連通路の接続箇所より上流側の吸気通路に設けられたスロットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記切替弁を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更し、
前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記動力源によって前記エンジンを回転させることによって、
前記排気の循環を行い、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行するようにしても良い。
このように構成されたエンジンの排気浄化システムによれば、エンジンへの燃料供給停止時においても、動力源によってエンジンが回転させられる。そして、切替弁が開弁されることにより、再生制御実行中の排気浄化装置から流れ出す高温の排気が、連通路に流入し、連通路を通って吸気通路に流入し、動力源によって回転するエンジンに吸入されて排気通路に排出され、再び排気浄化装置に流入する、という、排気浄化装置を含む循環経路内における排気の流れが生じる。更に、スロットル弁が閉じ側にされることにより、この循環経路内に流入する低温の新気の量を低減することができる。これにより、エンジンへの燃料供給停止時に再生制御を実行する場合に、排気浄化装置の温度を高温に維持するこ
とが可能となる。これにより、エンジンへの燃料供給停止時において好適に排気浄化装置の再生制御を実行することが可能となる。
とが可能となる。これにより、エンジンへの燃料供給停止時において好適に排気浄化装置の再生制御を実行することが可能となる。
また、この連通路を通常時にEGR通路として用いられる通路とは別個の通路として構成すれば、EGRクーラのような冷却装置を連通路の途中に設ける必要がない。従って、循環経路を循環するガスをより確実に高温に維持することができる。また、EGRクーラをバイパスするための通路や、該バイパス通路を通過する流路と、EGRクーラを通過する流路と、を切り替えるための装置などを設ける必要もなくなるため、装置の複雑化やコストアップを抑制できるという効果もある。
上記構成において、エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力としては、ハイブリッドシステムのモータジェネレータを例示できる。詳細には、エンジンと、モータジェネレータと、を駆動源として備え、少なくともエンジンとモータジェネレータのいずれかによって駆動軸に駆動力を出力可能に構成されたハイブリッドシステムに本発明を適用する場合には、モータジェネレータのみの動力で要求駆動力を出力するEV走行モードにおいてエンジンへの燃料供給が停止される場合に、要求駆動力を出力した残りのモータジェネレータの余剰動力によってエンジンを無噴射モータリングすることによって、EV走行モードにおいて上記循環経路内にガスの流れを生じさせることができる。また、ハイブリッドシステムの構成としては、エンジンと、エンジンモータリング用の動力を出力する第1モータジェネレータ(MG1)と、駆動軸に動力を出力する第2モータジェネレータ(MG2)と、を駆動源として備えた構成のものでも良い。この場合は、MG2のみによって要求駆動力を出力するEV走行モードにおいてにおいて、MG1によってエンジンモータリングすることによって、上述した循環経路内にガスの流れを生じさせることができる。本発明を適用するハイブリッドシステムとしては、エンジンとモータジェネレータとの動力を遊星歯車機構のような動力分割統合装置によって駆動軸に伝達するものであっても良いし、エンジンとモータジェネレータとが一体的に構成され、モータジェネレータの動力がエンジンと駆動軸とに出力可能に構成されたものであっても良い。
上記構成において、
前記吸気通路にインタークーラを備え、
前記吸気通路における前記連通路の接続箇所は、前記インタークーラより下流側としても良い。
前記吸気通路にインタークーラを備え、
前記吸気通路における前記連通路の接続箇所は、前記インタークーラより下流側としても良い。
こうすることで、上述したガスの循環経路内にインタークーラが含まれなくなるため、循環経路内を循環するガスをより確実に高温に維持することが可能となる。また、排気浄化装置から流出したガスがインタークーラより上流側の吸気通路に流入するように循環経路が構成されている場合と比較して、インタークーラをバイパスするための通路を設けたり、該インタークーラをバイパスする通路とインタークーラを通過する流路とを切り替えるための装置を設けたりする必要がなくなるため、装置の複雑化やコストアップを抑制できるという効果もある。
上記構成において、
前記吸気通路における前記連通路の接続箇所は、前記エンジンの吸気マニホールドとしても良い。
前記吸気通路における前記連通路の接続箇所は、前記エンジンの吸気マニホールドとしても良い。
こうすることで、上述したガスの循環経路の長さを短くすることができるので、循環経路内を循環するガスをより確実に高温に維持することが可能となる。
上記構成において、
前記排気通路における前記連通路の接続箇所より下流側に排気絞り弁を備え、
前記排気循環手段は、前記排気の循環を行う時に、前記排気絞り弁を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更するようにしても良い。
前記排気通路における前記連通路の接続箇所より下流側に排気絞り弁を備え、
前記排気循環手段は、前記排気の循環を行う時に、前記排気絞り弁を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更するようにしても良い。
こうすることで、排気浄化装置から流出したガスがより確実に循環経路内を循環するようになるので、循環経路内のガスをより確実に高温に維持することが可能となる。
上記構成において、
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御の実行に酸素の供給が要求される場合、酸素の供給が要求されない場合と比較して、前記スロットル弁の開度を開き側に変更しても良い。
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御の実行に酸素の供給が要求される場合、酸素の供給が要求されない場合と比較して、前記スロットル弁の開度を開き側に変更しても良い。
例えば、排気浄化装置としてPMフィルタの再生処理を行う場合、PMの酸化反応に必要な酸素を供給する必要がある。そこで、PMの酸化反応に必要な酸素を供給することができ、且つ、PMフィルタを含む循環経路内を循環するガスの温度がPMフィルタの再生処理を好適に続行可能なほどの高温状態で維持できるように、スロットル弁の開度を開き側に変更する。こうすることで、酸素不足でPM再生処理が続行不能になることを抑制できる。
上記のように、エンジンへの燃料供給停止時に循環経路内でガスを循環させながら排気浄化装置の再生制御を実行している場合には、循環経路内を高温のガスが循環している。そして、エンジンにもこの循環しているガスが吸入されている。また、スロットル弁が閉じ側に制御されているので、この循環経路内を循環しているガスの圧力は低い。また、再生制御として、吸蔵還元型NOx触媒のNOx還元処理が行われている場合には、循環経路を循環しているガスの空燃比はストイキ以下となっている。このように、本発明によって、エンジンへの燃料供給停止時に循環経路内でガスを循環させながら排気浄化装置の再生制御を実行している場合には、エンジンに吸入されているガスが燃料の燃焼に適した状態となっていない可能性がある。
そのため、このようにエンジンへの燃料供給停止時に循環経路内でガスを循環させながら排気浄化装置の再生制御を実行している場合に、エンジン始動条件が成立した時に、即座にエンジンへの燃料供給を開始しても、吸気の空燃比、圧力、温度が、良好に燃焼可能な条件を満たさず、失火等の燃焼不良を招く可能性がある。
そこで、上記構成において、
前記エンジンへの燃料供給停止時に、前記再生制御手段が、前記排気循環手段による排気の循環を行いながら前記再生制御を実行している時に、前記エンジンを始動させて負荷運転させるエンジン始動条件が成立した場合には、前記スロットル弁の開度を、該エンジン始動条件が成立する前よりも開き側の開度に変更し、前記切替弁を閉弁し、前記エンジンのクランキングを開始し、該クランキングの開始から所定期間経過後、前記エンジンへの燃料供給を開始して前記エンジンの負荷運転を開始するエンジン始動制御手段を更に備えるようにしても良い。
前記エンジンへの燃料供給停止時に、前記再生制御手段が、前記排気循環手段による排気の循環を行いながら前記再生制御を実行している時に、前記エンジンを始動させて負荷運転させるエンジン始動条件が成立した場合には、前記スロットル弁の開度を、該エンジン始動条件が成立する前よりも開き側の開度に変更し、前記切替弁を閉弁し、前記エンジンのクランキングを開始し、該クランキングの開始から所定期間経過後、前記エンジンへの燃料供給を開始して前記エンジンの負荷運転を開始するエンジン始動制御手段を更に備えるようにしても良い。
このようなエンジン始動制御手段によれば、エンジン始動条件成立から所定期間は、エンジンへの燃料供給が行われずに、スロットル弁が開弁された状態でクランキングが行われる。この所定期間中に吸気通路に新気が導入されることにより、エンジンの吸気の空燃比がリーン化し、吸気の圧力が上昇し、吸気の温度が低下した状態に変化する。従って、所定期間経過後にエンジンへの燃料供給を開始することにより、良好な燃焼を実現することが可能となる。
この所定期間は、吸気の空燃比、圧力、温度が、良好な燃焼を行うことが可能な条件を
満たすまでに要する時間に基づいて定められる。所定期間は予め実験等により求めても良い。
満たすまでに要する時間に基づいて定められる。所定期間は予め実験等により求めても良い。
特に、エンジンにおける燃料の燃焼性は吸気の空燃比が燃焼に適切な空燃比となることが重要である。そこで、上記構成において、
前記エンジンの吸気の空燃比を取得する空燃比取得手段を更に備え、
前記エンジン始動制御手段は、前記空燃比取得手段により取得される空燃比が所定の基準空燃比よりもリーンであるという条件が成立した時に、前記エンジンへの燃料供給を開始して前記エンジンの負荷運転を開始するようにしても良い。
前記エンジンの吸気の空燃比を取得する空燃比取得手段を更に備え、
前記エンジン始動制御手段は、前記空燃比取得手段により取得される空燃比が所定の基準空燃比よりもリーンであるという条件が成立した時に、前記エンジンへの燃料供給を開始して前記エンジンの負荷運転を開始するようにしても良い。
こうすることで、少なくとも、燃焼可能性に大きな影響を有する空燃比が燃焼に適した値になるまでは、燃料供給が開始されないので、エンジン始動時の燃焼安定性を好適に確保することが可能となる。
また、上記構成において、
前記エンジンの吸気の圧力を取得する吸気圧取得手段と、
前記エンジンの吸気の温度を取得する吸気温度取得手段と、
を更に備え、
前記エンジン始動制御手段は、前記吸気圧取得手段により取得される吸気の圧力が所定の基準圧力よりも高いという条件と、前記吸気温度取得手段により取得される吸気の温度が所定の基準温度より低いという条件と、の少なくともいずれかが更に成立した時に、前記エンジンへの燃料供給を開始して前記エンジンの負荷運転を開始するようにしても良い。
前記エンジンの吸気の圧力を取得する吸気圧取得手段と、
前記エンジンの吸気の温度を取得する吸気温度取得手段と、
を更に備え、
前記エンジン始動制御手段は、前記吸気圧取得手段により取得される吸気の圧力が所定の基準圧力よりも高いという条件と、前記吸気温度取得手段により取得される吸気の温度が所定の基準温度より低いという条件と、の少なくともいずれかが更に成立した時に、前記エンジンへの燃料供給を開始して前記エンジンの負荷運転を開始するようにしても良い。
このように燃焼可能性に影響するパラメータをモニタしながら燃料供給開始タイミングを設定するようにすれば、エンジン始動時の燃焼不良の発生をより確実に抑制することが可能となる。
本発明のエンジンの排気浄化システムは、
エンジンの排気通路に配置された排気浄化装置と、
前記排気浄化装置の排気浄化能力を回復させる再生制御を行う再生制御手段と、
前記排気浄化装置から流出する排気の少なくとも一部を、該排気浄化装置を含む循環経路内で循環させる排気循環手段と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段による排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する
という本発明の基本構成において、更に、
前記排気浄化装置下流の排気通路と、前記排気浄化装置上流の排気通路と、を接続する連通路と、
前記連通路において、前記排気浄化装置下流の排気通路側から、前記排気浄化装置上流の排気通路側へ、ガスの流れを発生させる動力源と、
前記連通路を開閉する切替弁と、
前記排気浄化装置下流の排気通路における前記連通路の接続箇所より下流側に設けられた排気絞り弁と、
前記吸気通路に設けられたスロットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記切替弁の開度を、前記排気の循環が行われない場合よりも開き側の開度に変更し、
前記排気絞り弁の開度を、前記排気の循環が行われない場合よりも閉じ側の開度に変
更し、
前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環が行われない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記動力源によって前記連通路における前記ガスの流れを発生させることによって、前記排気の循環を行い、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行するようにしても良い。
エンジンの排気通路に配置された排気浄化装置と、
前記排気浄化装置の排気浄化能力を回復させる再生制御を行う再生制御手段と、
前記排気浄化装置から流出する排気の少なくとも一部を、該排気浄化装置を含む循環経路内で循環させる排気循環手段と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段による排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する
という本発明の基本構成において、更に、
前記排気浄化装置下流の排気通路と、前記排気浄化装置上流の排気通路と、を接続する連通路と、
前記連通路において、前記排気浄化装置下流の排気通路側から、前記排気浄化装置上流の排気通路側へ、ガスの流れを発生させる動力源と、
前記連通路を開閉する切替弁と、
前記排気浄化装置下流の排気通路における前記連通路の接続箇所より下流側に設けられた排気絞り弁と、
前記吸気通路に設けられたスロットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記切替弁の開度を、前記排気の循環が行われない場合よりも開き側の開度に変更し、
前記排気絞り弁の開度を、前記排気の循環が行われない場合よりも閉じ側の開度に変
更し、
前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環が行われない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記動力源によって前記連通路における前記ガスの流れを発生させることによって、前記排気の循環を行い、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行するようにしても良い。
このように構成されたエンジンの排気浄化システムによれば、エンジンへの燃料供給停止時において、排気浄化装置から流出したガスが連通路に流入し、排気浄化装置より上流の排気通路に流入し、再び排気浄化装置に流入するという循環経路内のガスの流れが生じる。更に、スロットル弁が閉じ側にされることにより、この循環経路内に流入する低温の新気の量が低減される。更に、この流通経路を、排気浄化装置のすぐ下流から排気浄化装置のすぐ上流にガスを導くように構成すれば、循環経路の長さを可及的に短くすることができるので、循環経路内を循環するガスの熱のうち循環経路の配管壁面から失われる熱を低減することができる。これにより、より確実に循環ガスの温度を高温に維持することができ、エンジンへの燃料供給停止時に再生制御を実行する場合に、排気浄化装置の温度を高温に維持することが可能となる。従って、エンジンへの燃料供給停止時において好適に排気浄化装置の再生制御を実行することが可能となる。
上記構成において、循環経路内のガスの循環を生み出すための動力源としては、前記連通路内のガスを、前記排気浄化装置下流の排気通路側から前記排気浄化装置上流の排気通路側へ流すポンプを用いることができる。
このポンプを動力源として、排気浄化装置を含む循環経路内にガスの流れを生み出すことができる。このポンプの駆動に要するエネルギーは、モータによってエンジンをモータリングしたり、モータによってモータアシストターボチャージャを回転させたりするために要するエネルギーと比較して小さくすることができるため、循環経路内にガスの流れを生み出すために必要な電力消費量を低減することができる。
上記構成において、
前記ポンプよりも前記排気浄化装置下流の排気通路側の前記連通路内に還元剤を供給する還元剤供給手段を更に備え、
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御に還元剤の供給が要求される場合、前記還元剤供給手段によって前記連通路を流れるガス中に還元剤を供給するようにしても良い。
前記ポンプよりも前記排気浄化装置下流の排気通路側の前記連通路内に還元剤を供給する還元剤供給手段を更に備え、
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御に還元剤の供給が要求される場合、前記還元剤供給手段によって前記連通路を流れるガス中に還元剤を供給するようにしても良い。
これにより、循環経路内を循環するガス中に還元剤を供給できるとともに、この還元剤がポンプの上流に供給されることから、還元剤がポンプによって循環ガスと良好にミキシングされるので、反応性の高い状態の還元剤を排気浄化装置に供給することが可能となる。これにより、排気浄化装置における還元剤の反応性を向上させることができ、排気浄化装置の排気浄化率を良好に維持することが可能となる。
上記構成において、
前記動力源は、前記排気通路において、前記排気浄化装置上流の排気通路における前記連通路の接続箇所より上流側から、前記排気浄化装置側へ、ガスの流れを発生させることが可能に構成され、
前記排気浄化装置よりも上流側の排気通路と前記スロットル弁より下流側の吸気通路とを接続するEGR通路と、
前記EGR通路に設けられたEGR弁と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御の実行に酸素の供給が要求される場合、
前記スロットル弁の開度を、酸素の供給が要求されない場合よりも開き側に変更し、
前記EGR弁の開度を、酸素の供給が要求されない場合よりも開き側に変更し、
前記動力源によって前記排気浄化装置上流の排気通路における前記ガスの流れを発生させるようにしても良い。
前記動力源は、前記排気通路において、前記排気浄化装置上流の排気通路における前記連通路の接続箇所より上流側から、前記排気浄化装置側へ、ガスの流れを発生させることが可能に構成され、
前記排気浄化装置よりも上流側の排気通路と前記スロットル弁より下流側の吸気通路とを接続するEGR通路と、
前記EGR通路に設けられたEGR弁と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御の実行に酸素の供給が要求される場合、
前記スロットル弁の開度を、酸素の供給が要求されない場合よりも開き側に変更し、
前記EGR弁の開度を、酸素の供給が要求されない場合よりも開き側に変更し、
前記動力源によって前記排気浄化装置上流の排気通路における前記ガスの流れを発生させるようにしても良い。
こうすることにより、吸気通路内の空気が、EGR通路を吸気通路側から排気通路側へと流れ、排気通路に流入し、上述した排気浄化装置を含む循環経路内に流入する。これにより、循環経路内を循環するガス中に酸素を供給することができる。これにより、再生制御としてPMフィルタの再生処理を行う場合に、酸素不足によりPMの酸化反応が進まなくなることを抑制できる。この酸素の供給量は、EGR弁の開度を変更することによって調節することができる。この時、連通路の切替弁の開度を閉じ側に変更しても良い。
また、吸気通路内の空気を循環経路内を循環するガス中に供給するために、上記構成において、
前記動力源は、前記排気通路において、前記排気浄化装置上流の排気通路における前記連通路の接続箇所より上流側から、前記排気浄化装置側へ、ガスの流れを発生させることが可能に構成され、
前記エンジンの吸気バルブ及び排気バルブの開閉を制御するバルブ制御手段と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御の実行に酸素の供給が要求される場合、
前記スロットル弁の開度を、酸素の供給が要求されない場合よりも開き側に変更し、
前記バルブ制御手段により前記エンジンの吸気バルブ及び排気バルブがともに開弁した状態となるように制御し、
前記動力源によって前記排気浄化装置上流の排気通路における前記ガスの流れを発生させるようにしても良い。
前記動力源は、前記排気通路において、前記排気浄化装置上流の排気通路における前記連通路の接続箇所より上流側から、前記排気浄化装置側へ、ガスの流れを発生させることが可能に構成され、
前記エンジンの吸気バルブ及び排気バルブの開閉を制御するバルブ制御手段と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御の実行に酸素の供給が要求される場合、
前記スロットル弁の開度を、酸素の供給が要求されない場合よりも開き側に変更し、
前記バルブ制御手段により前記エンジンの吸気バルブ及び排気バルブがともに開弁した状態となるように制御し、
前記動力源によって前記排気浄化装置上流の排気通路における前記ガスの流れを発生させるようにしても良い。
この場合、吸気バルブ及び排気バルブがともに開弁状態でオーバーラップした状態となるので、吸気通路内の空気はシリンダを通過して排気通路に流入し、上述した排気浄化装置を含む循環経路内に流入する。これにより、循環経路内を循環するガス中に酸素を供給することができる。
このように、吸気通路内の空気をEGR通路又はバルブオーバーラップ状態のシリンダを経由して排気通路に流すとともに、連通路内のガスを排気浄化装置下流の排気通路側から排気浄化装置上流の排気通路側へ流すことが可能な動力源としては、排気浄化装置上流の排気通路における前記連通路の接続箇所に設けられ、該接続箇所より上流側の排気通路及び該接続箇所より上流側の前記連通路から、前記排気浄化装置側へ、ガスを流すポンプを用いることができる。
本発明により、エンジン停止時の排気浄化装置の再生制御を好適に実行することが可能になる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るエンジンの排気浄化システムが適用されたハイブリッドシステムの概略構成を表すブロック図である。
このハイブリッドシステムは、動力源としてエンジン1と、第1モータジェネレータ(以下「MG1」という)と、第2モータジェネレータ(以下「MG2」という)と、を有する。エンジン1の動力は動力分割機構3によってMG1及び出力部4に分配出力される。動力分割機構3は、公知の遊星歯車機構によって構成される。MG2の動力は出力部4に出力される。出力部4に出力されたエンジン1及びMG2の動力は、伝達部8を介して、このハイブリッドシステムが搭載された車両の駆動輪40を駆動する駆動力として、駆動輪40に伝達される。伝達部8はドライブシャフトやディファレンシャルギア等の公知の構成を有する。
MG1は、モータ又は発電機として機能する同期電動発電機である。
MG1は、バッテリ25から供給される電力及び/又は発電機として動作した場合のMG2によって発電される電力によって、モータとして動作することができる。モータとして動作した場合のMG1の動力は、動力分割機構3を介してエンジン1をモータリングする駆動力としてエンジン1の出力軸(クランクシャフト)に出力される。
ここで、エンジン1をモータリングする、とは、エンジン1を、燃料の燃焼による内燃エネルギーによらずに外力によって機械的に回転駆動させることを意味する。本実施例のハイブリッドシステムでは、MG1の動力によってエンジン1モータリングすることができるので、エンジン1において燃料噴射が行われない状態や、エンジン1が自立回転するために必要な噴射量に満たない微少量燃料噴射が行われる状態においても、エンジン1を動作させることができる。
MG1は、動力分割機構3を介してMG1に分配されるエンジン1の動力によって駆動されて、発電機として動作することができる。発電機として動作した場合のMG1によって発電される電力は、バッテリ25を充電するための電力及び/又はMG2をモータとして動作させるための電力として消費される。
MG2も、モータ又は発電機として機能する同期電動発電機である。
MG2は、バッテリ25から供給される電力及び/又は発電機として動作した場合のMG1によって発電される電力によって、モータとして動作することができる。モータとして動作した場合のMG2の動力は、出力部4を介して、駆動輪40を駆動するための駆動力として駆動輪40に伝達される。
MG2は、伝達部8及び出力部4を介して伝達される駆動輪40の運動エネルギーによって駆動されて、発電機として動作することができる。発電機として動作した場合のMG2によって発電される電力は、バッテリ25を充電するための電力及び/又はMG1をモータとして動作させるための電力として消費される。この場合、駆動輪40の運動エネルギーによって回生発電が行われ、駆動輪40に対する制動力となる。
インバータ24は、バッテリ25から供給される直流電力を交流電力に変換してMG1及びMG2に供給するとともに、発電機として動作した場合にMG1及びMG2から供給される交流電力を直流電力に変換してバッテリ25に供給する。
エンジン1はディーゼルエンジンである。図2に、エンジン1の吸排気系及び制御系の
概略構成を示す。
概略構成を示す。
エンジン1は4気筒エンジンであり、各シリンダ49には、エンジン1の燃焼室内に燃料を直接噴射供給するコモンレール式のインジェクタ29が備えられている。エンジン1には、燃焼室内に空気及び後述するEGRガスを供給する吸気通路42が吸気マニホールド17を介して接続されている。またエンジン1には、燃焼室内の既燃ガスを排出するための排気通路43が排気マニホールド18を介して接続されている。
各シリンダ49は図示しない吸気ポートを介して吸気マニホールド17と連通するとともに、図示しない排気ポートを介して排気マニホールド18と連通している。各シリンダ49には、吸気ポートを開閉する不図示の吸気バルブと、排気ポートを開閉する不図示の排気バルブが備えられている。本実施例のエンジン1には、吸気バルブ及び排気バルブの開閉タイミングを可変制御可能な可変バルブタイミング機構(VVT)46が備えられている。
吸気マニホールド17との接続箇所近傍の吸気通路42には、排気マニホールド18から排気通路43に排出された排気の一部を吸気マニホールド17との接続箇所近傍の吸気通路42内に導くHPL−EGR通路15が接続されている。HPL−EGR通路15の接続箇所より上流側の吸気通路42には、吸気通路42内を流れるガスの量を調節する第1スロットル弁9が備えられている。第1スロットル弁9より上流側の吸気通路42には、インタークーラ2が備えられている。
インタークーラ2の上流側と下流側の吸気通路42は、インタークーラ2をバイパスするインタークーラバイパス通路10によって連通している。インタークーラバイパス通路10の途中にはインタークーラバイパス通路10を開閉するインタークーラバイパス弁20が備えられている。
インタークーラ2より上流側の吸気通路42には、ターボチャージャ13のコンプレッサ11が備えられている。コンプレッサ11より上流側の吸気通路42には、後述する排気浄化装置41から流出した排気の一部をコンプレッサ11より上流側の吸気通路42内に導くLPL−EGR通路44が接続されている。LPL−EGR通路44の接続箇所より上流側の吸気通路42には、吸気通路42内を流れるガスの量を調節する第2スロットル弁22が備えられている。第2スロットル弁22より上流側の吸気通路42には、吸気通路42に流入する空気の流量を測定するエアフローメータ7が備えられている。
排気マニホールド18との接続箇所近傍の排気通路43には、HPL−EGR通路15が接続されている。HPL−EGR通路15の接続箇所より下流側の排気通路43には、ターボチャージャ13のタービン12が備えられている。
このターボチャージャ13は、タービン12に開度可変のノズルベーン5を備え、ノズルベーン5の開度を変化させることによってターボチャージャ13による過給効率を変更可能な可変容量型のターボチャージャである。さらに、このターボチャージャ13は、排気のエネルギーによらずにタービン12を回転駆動することが可能なターボアシストモータ21を備えている。ターボアシストモータ21によってタービン12を回転させることにより、排気の流れが存在しない状況においても、タービン12を回転させ、これによりタービン12の上流側の排気通路42から下流側の排気通路42へ流れるガスの流れを作り出すことができる。
タービン12より下流側の排気通路43には、排気の空燃比を測定する第1A/Fセンサ50が備えられている。第1A/Fセンサ50より下流側の排気通路43には、排気中
に燃料を添加する燃料添加弁19が備えられている。燃料添加弁19より下流側の排気通路43には、排気浄化装置41が備えられている。排気浄化装置41は、酸化触媒と、該酸化触媒の後段に配置され排気中のパティキュレートマターを捕集するフィルタと、を有する。
に燃料を添加する燃料添加弁19が備えられている。燃料添加弁19より下流側の排気通路43には、排気浄化装置41が備えられている。排気浄化装置41は、酸化触媒と、該酸化触媒の後段に配置され排気中のパティキュレートマターを捕集するフィルタと、を有する。
排気浄化装置41の上流側と下流側との差圧を測定する差圧センサ47が備えられている。排気浄化装置41より下流側の排気通路43には、排気浄化装置41から流出する排気の温度を測定する排気温度センサ37と、排気浄化装置41から流出する排気の空燃比を測定する第2A/Fセンサ38が備えられている。排気温度センサ37及び第2A/Fセンサ38より下流側の排気通路43には、LPL−EGR通路44が接続されている。LPL−EGR通路44の接続箇所より下流側の排気通路43には、排気通路43を流れる排気の流量を調節する排気絞り弁6が備えられている。
タービン12より上流側の排気通路43と、コンプレッサ11より下流側の吸気通路42とは、HPL−EGR通路15によって連通しているおり、タービン12より上流側の排気通路43を流れる排気の一部が、HPL−EGR通路15を通って、HPL−EGRガスとしてコンプレッサ11より下流側の吸気通路42に流入することができる。HPL−EGR通路15の途中にはHPL−EGRガスを冷却するHPL−EGRクーラ16が備えられている。HPL−EGRクーラ16の上流側と下流側のHPL−EGR通路15は、HPL−EGRクーラバイパス通路36によって連通している。HPL−EGRクーラバイパス通路36の途中には、HPL−EGRクーラバイパス通路36を開閉するHPL−EGRクーラバイパス弁23が備えられている。HPL−EGRクーラ16より吸気通路42側のHPL−EGR通路15には、HPL−EGRガスの量を調節するHPL−EGR弁14が備えられている。
排気浄化装置41より下流側の排気通路43と、第2スロットル弁22とコンプレッサ11との間の吸気通路42とは、LPL−EGR通路44によって連通しており、排気通路43を流れる排気の一部が、LPL−EGR通路44を通って、LPL−EGRガスとして吸気通路42に流入することができる。LPL−EGR通路44の途中にはLPL−EGRガスを冷却するLPL−EGRクーラ33が備えられている。LPL−EGRクーラ33の上流側と下流側のLPL−EGR通路44は、LPL−EGRクーラバイパス通路35によって連通している。LPL−EGRクーラバイパス通路35の途中には、LPL−EGRクーラバイパス通路35を開閉するLPL−EGRクーラバイパス弁34が備えられている。LPL−EGRクーラ33より吸気通路42側のLPL−EGR通路44には、LPL−EGRガス量を調節するLPL−EGR弁45が備えられている。
エンジン1には、エンジン1の冷却水温を測定する水温センサ48、エンジン1のクランクシャフトの回転角度を測定するクランク角度センサ30、アクセルペダル52の踏み込み量を測定するアクセル開度センサ27、ハイブリッドシステムが搭載された車両の車速を測定する車速センサ28が備えられている。
図1、図2に基づいて、このハイブリッドシステムの制御系について説明する。
このハイブリッドシステムは、ハイブリッドシステム全体の動作を制御するコンピュータユニットであるECU26を備える。ECU26は、CPU、ROM、RAM等の公知の構成を有する電子制御コンピュータである。
ECU26には、差圧センサ47、車速センサ28、水温センサ48、クランク角度センサ30、エアフローメータ7、アクセル開度センサ27、排気温度センサ37、第1A/Fセンサ50、第2A/Fセンサ38、バッテリ25の充電状態を取得するSOCセン
サ51、MG1の回転数を測定するMG1回転数センサ31、MG2の回転数を測定するMG2回転数センサ32、その他ハイブリッドシステム及び車両の各種の状態量を測定するセンサ装置が接続されており、各センサによって測定された状態量の情報がECU26に入力される。
サ51、MG1の回転数を測定するMG1回転数センサ31、MG2の回転数を測定するMG2回転数センサ32、その他ハイブリッドシステム及び車両の各種の状態量を測定するセンサ装置が接続されており、各センサによって測定された状態量の情報がECU26に入力される。
また、ECU26には、VVT46、燃料添加弁19、インジェクタ29、第1スロットル弁9、第2スロットル弁22、LPL−EGR弁45、HPL−EGR弁14、排気絞り弁6、ノズルベーン5、ターボアシストモータ21、インタークーラバイパス弁20、HPL−EGRクーラバイパス弁23、LPL−EGRクーラバイパス弁34、インバータ24、その他ハイブリッドシステム及び車両の各種の装置を駆動するアクチュエータ等が接続されており、前記各センサから入力される情報に基づいてこれら各機器の動作を駆動制御する制御信号を出力する。
ECU26は、アクセル開度センサ27から入力されるアクセル開度情報、クランク角度センサ30から入力されるクランク角度情報に基づいて、現在のエンジン負荷、エンジン回転数、要求トルクを算出するとともに、SOCセンサ51からのバッテリ25の充電状態情報やエアコン等の補機類の要求電力等に応じて、エンジン1の要求トルクを算出する。そして、算出された要求トルクに基づいて、インジェクタ29からの燃料噴射量や吸入空気量を制御する。インジェクタ29からの燃料噴射量の目標値は、上記のようにして各センサからの情報に基づいて把握されたエンジン負荷及びエンジン回転数から、マップに基づいて決定される。また、エンジン回転数及び吸入空気量から、スモーク発生量が許容上限を超えないように定められるスモーク限界噴射量がマップに基づいて決定される。燃料噴射量の目標値がスモーク限界噴射量を超えないように、最終的な燃料噴射指令値が決定され、インジェクタ29に指令信号が送出される。
ECU26は、各センサからの入力に基づいて把握される車両の運転状態、バッテリ25の充電状態、運転者からの要求に関する情報に基づいて、エンジン1、MG1及びMG2の動作を制御する。
例えば、車両の走行開始直後の低速運転状態では、エンジン1を停止状態とし、MG2をモータとして力行させ、MG2のみの動力によって車両走行用の駆動力を出力する。このような走行モードをEV走行モードと称する。
車両の速度が上昇し所定の速度又は負荷に達すると、MG1によってエンジン1をクランキングするとともにインジェクタ29による燃料噴射を開始してエンジン1を始動させ、エンジン1及びMG2を併用して車両走行用の駆動力を出力する。この場合、エンジン1の出力の一部が動力分割機構3によってMG1に分配され、MG1が発電した電力によってMG2をモータとして動作させ、MG2の動力によってエンジン1をアシストする。
また、SOCセンサ51からの情報によって、バッテリ25の充電量が所定の基準レベル以下に低下している場合には、車両走行用の駆動力を出力するためにエンジン1に要求される出力以上の動力をエンジン1に出力させ、エンジン1の余剰動力によってMG1を発電機として動作させてバッテリ25の充電を行う。
制動要求時には、駆動輪40の回転エネルギーをMG2に伝達してMG2を発電機として動作させて回生発電による制動が行われる。
ECU26は、運転状態に応じてMG1/MG2のモータ/発電の要求動作状態、MG1及びMG2の要求出力回転数及び要求出力トルクを求め、MG1及びMG2をそれぞれ独立に制御する指令をインバータ24に出力する。インバータ24は、ECU26からの
指令に従い、バッテリ25から供給される直流電圧からMG1及びMG2へ供給する三相交流電流を生成する。
指令に従い、バッテリ25から供給される直流電圧からMG1及びMG2へ供給する三相交流電流を生成する。
また、ECU26は、エンジン1に対していわゆるエコラン制御を行う。すなわち、例えば交差点における信号待ち等で車両が停止した場合等の所定のエンジン停止条件が成立する時に、エンジン1を自動的に停止させ、その後、例えばブレーキペダルの踏み込みが解除された場合やクラッチが踏み込まれた場合等の所定のエンジン始動条件が成立する時に、エンジン1を自動的に始動させる制御を行う。このようなエコラン制御を実行することにより、燃費の向上とエミッションの改善を図っている。
次に、本実施例の特徴点であるフィルタの再生制御について説明する。
排気浄化装置41のフィルタに捕集されたパティキュレートマターの量が多くなるに従ってフィルタにおける圧力損失が大きくなるため、フィルタにおけるパティキュレートマターの捕集量が所定の基準量を超えたと判断されたら、フィルタの温度をパティキュレートマターの着火温度まで上昇させ、パティキュレートマターを酸化させてフィルタから除去するフィルタ再生制御を行う。
エンジン1が運転中におけるフィルタ再生制御は、エンジン1の負荷を高めることによって行う。エンジン1の負荷が高められることにより、エンジン1からの排気の温度が高くなるので、フィルタの温度が上昇し、フィルタに捕集されたパティキュレートマターが酸化される。エンジン1の運転中のフィルタ再生制御はこれ以外の公知の制御方法を用いても良い。
更に、本実施例では、エンジン1の停止時においてもフィルタ再生制御を実行することを特徴とする。本実施例においてエンジン1の停止時とは、ハイブリッドシステムがEV走行モードで動作している場合又はエコラン制御によってエンジン1が自動停止される場合を指す。エンジン1の停止時に実行されるフィルタ再生制御について、図3に基づいて説明する。図3は、エンジン1の停止時に行われるフィルタ再生制御のルーチンを表したフローチャートである。このルーチンはハイブリッドシステムの動作中繰り返し実行される。
ステップS101において、ECU26は、エンジン1が停止状態であるか否かを判定する。本実施例では、ハイブリッドシステムがEV走行モードで動作している場合、又は、エコラン制御によってエンジン1が自動停止されている場合に、エンジン1が停止状態であると判定される。ステップS101においてエンジン1が停止状態であると判定された場合(Yes)、ECU26はステップS102に進む。ステップS101においてエンジン1が停止状態でないと判定された場合(No)、ECU26は本ルーチンを一旦抜ける。
ステップS102において、ECU26は、フィルタ再生制御の実行条件が成立しているか否かを判定する。本実施例では、上記のように、フィルタにおけるパティキュレートマターの捕集量が前記基準量を超えたと判断した場合に、フィルタ再生制御の実行条件が成立していると判定される。本実施例では、フィルタにおけるパティキュレートマターの捕集量は、差圧センサ47による測定値に基づいて判断する。すなわち、差圧センサ47による測定値に基づいてフィルタにおける圧力損失を算出し、算出された圧力損失が予め定められた基準圧力損失より大きい場合に、フィルタにおけるパティキュレートマターの捕集量が前記基準量を超えたと判定する。ステップS102においてフィルタ再生制御の実行条件が成立していると判定された場合(Yes)、ECU26はステップS103に進む。フィルタ再生制御の実行条件が成立していないと判定された場合(No)、ECU
26は本ルーチンを一旦抜ける。
26は本ルーチンを一旦抜ける。
ステップS103において、ECU26は、フィルタの昇温制御を実行する。本実施例では、MG1によってエンジン1をモータリングするとともに燃料添加弁19によって排気通路43に燃料添加を行う。この時、第2スロットル弁22及び第1スロットル弁9を開弁する。これにより、吸気通路42内に吸入された空気は、燃焼せずにエンジン1を通過し、排気通路43に排出され、燃料添加弁19によって添加された燃料とともに排気通路43を流れて、排気浄化装置41に流入する。そして、排気浄化装置41のフィルタの前段に配置された酸化触媒において空気中の酸素と添加燃料とが反応し、その反応熱によって後段のフィルタが昇温される。
ステップS104において、ECU26は、フィルタの温度を取得する。本実施例では、排気温度センサ37によって排気浄化装置41から流出する排気の温度を測定し、この測定値に基づいてフィルタの温度を推定する。
ステップS105において、ECU26は、フィルタの昇温が完了したか否か判定する。本実施例では、ステップS104で取得したフィルタの温度が所定の基準温度以上になった場合に、フィルタの昇温が完了したと判定する。ここで、基準温度は、フィルタにおいてパティキュレートマターの酸化反応が進行するために必要なフィルタの温度に基づいて定められる(例えば600℃)。ステップS105でフィルタの昇温が完了したと判定された場合(Yes)、ECU26はステップS106に進む。ステップS105でフィルタの昇温が完了していないと判定された場合(No)、ECU26はステップS104に戻る。
ステップS106において、ECU26は、排気循環制御を実行する。ここで、排気循環制御とは、フィルタから流出する排気の少なくとも一部を、フィルタを含む循環経路内で循環させる制御を意味する。本実施例では、具体的には、第2スロットル弁22を閉弁し、LPL−EGR弁45を開弁し、第1スロットル弁9を開弁し、HPL−EGR弁14を閉弁し、インタークーラバイパス弁20を開弁し、LPL−EGRクーラバイパス弁34を開弁し、排気絞り弁6を閉弁する弁開閉制御を実行するとともに、MG1によってエンジン1をモータリングする。
これにより、フィルタから流出するガスは、LPL−EGR通路44を通って吸気通路42に流入し、MG1によってモータリングされるエンジン1に吸入される。ここでは、エンジン1への燃料供給は停止中であるから、エンジン1に吸入された吸気は燃焼することなくそのまま排気通路43に排出される。排気通路43に排出された排気はタービン12を経てフィルタに流入する。このように、排気循環制御を実行することにより、フィルタから流出したガスが、フィルタを含む循環経路内を循環することになる。ここでは、フィルタの昇温が完了しており、フィルタに捕集されたパティキュレートマターの酸化反応が開始しているため、フィルタからは高温のガスが流出している。この高温のガスが上記循環経路内を循環して再びフィルタに流入するので、フィルタの温度を高温に保つことが可能となる。
ステップS107において、ECU26は、VVT46により、エンジン1の排気バルブの閉弁時期を早め、上死点直後の時期に排気バルブの開弁時期を設定する。これにより、圧縮行程で圧縮されて高温になったシリンダ49内のガスは、エンジン1の冷却水による冷却や膨張行程における膨張によって温度低下してしまう前に、排気通路43に排出される。これにより、上記循環経路内を循環してフィルタに流入するガスの温度をより確実に高温に維持することができる。よって、フィルタ再生制御実行中のフィルタの温度をより確実に高温に保つことが可能となる。
ステップS108において、ECU26は、フィルタに流入する排気の酸素濃度を取得する。本実施例では、第2A/Fセンサ38によって排気の空燃比を測定し、この測定値に基づいてフィルタに流入する排気の酸素濃度を推定する。
ステップS109において、ECU26は、フィルタに流入する排気の酸素濃度が、フィルタに捕集されたパティキュレートマターの酸化反応が好適に進行するために必要な酸素濃度に対して不足しているか否かを判定する。本実施例では、ステップS108で取得したフィルタに流入する排気の酸素濃度が所定の基準酸素濃度未満である場合に、フィルタに流入する排気の酸素濃度が不足していると判定する。ここで、基準酸素濃度は、フィルタにおいてパティキュレートマターの酸化反応が進行するために必要なフィルタ流入ガスの酸素濃度に基づいて定められる。ステップS109でフィルタ流入ガスの酸素濃度が不足していると判定された場合(Yes)、ECU26はステップS110に進む。ステップS109でフィルタ流入ガスの酸素濃度が不足していないと判定された場合(No)、ECU26は本ルーチンを一旦抜ける。
ステップS110において、ECU26は、フィルタの温度が基準温度以上であるか否かを判定する。基準温度は、上記のように、フィルタにおいてパティキュレートマターの酸化反応が進行するために必要な温度に基づいて予め定められる。ステップS110でフィルタの温度が基準温度以上であると判定された場合(Yes)、ECU26はステップS111に進む。ステップS110でフィルタの温度が基準温度以上ではないと判定された場合(No)、ECU26は本ルーチンを一旦抜ける。
ステップS111において、ECU26は、フィルタを含む循環経路内を循環しているガスの酸素濃度を高める制御を実行する。本実施例では、第2スロットル弁22の開度を開き側の開度に変更する。こうすることで、上述した循環経路内に流入する新気の量が増加するので、循環経路内を循環してフィルタに流入するガスの酸素濃度を高めることができる。ステップS111を実行したECU26は、ステップS108に戻る。
以上説明したフィルタ再生制御ルーチンを実行することにより、エンジン停止時にフィルタ再生制御を実行する場合に、フィルタを含む循環経路内で、フィルタから流出する高温のガスを循環させるので、フィルタの温度の低下を抑制することができる。そして、フィルタの温度を高温状態に維持し、且つ、フィルタにおけるパティキュレートマターの酸化反応のために最低限必要な酸素を供給できるように、第2スロットル弁22の開度が制御されるので、循環経路内を循環するガス中に連続的に新気を導入しながらフィルタ再生制御を実行することができる。
従来、エンジン停止時にMG1によってエンジンモータリングを行いながらフィルタ再生制御を実行する場合に、パティキュレートマターの酸化反応のために必要な酸素をフィルタに供給すべく新気を導入すると、低温の新気によってフィルタの温度が低下してしまうため、フィルタの温度が低下したら新気の導入を停止し、フィルタを再度昇温させてから再び新気の導入を開始する、というように酸素の供給を断続的に行わざるを得ず、連続的に新気を導入することが難しかった。そのため、フィルタの再生速度(パティキュレートマターが酸化してフィルタから除去される速度)が遅い、という問題があった。
この点、本実施例の場合、上述のように、連続的に新気を導入しても、フィルタから排出される高温のガスがフィルタを含む循環経路内を循環するため、フィルタの温度が低下することを抑制できる。従って、フィルタへ酸素の供給を連続的に行うことが可能であり、フィルタの再生速度を速めることが可能となる。
なお、このような本実施例に特有の効果を奏するためには、最低限、エンジン1の停止中にフィルタ再生制御を実行する場合に、フィルタから流出する排気を循環させることができ、且つ、フィルタの温度低下を抑制しつつフィルタ再生制御に必要な酸素をフィルタに供給可能なように第2スロットル弁22の開度を調節することができれば十分である。
従って、HPL−EGRに関わる構成要素(HPL−EGR通路15、HPL−EGR弁14、HPL−EGRクーラ16、HPL−EGRクーラバイパス通路36、HPL−EGRクーラバイパス弁23、第1スロットル弁9)は必ずしも必要ではない。また、ターボチャージャ13がモータアシストターボチャージャ或いは可変容量型ターボチャージャである必要もない。また、エンジン1の停止時にフィルタを含む循環経路内でフィルタから流出する排気を循環させるための動力源としてエンジン1をモータリング可能なMG1を有していれば十分であり、エコラン制御を実行可能なシステムである必要はない。また、MG1に相当するエンジンモータリング用の動力源を有していれば、ハイブリッドシステムの構成は本実施例で例示した構成に限定されるわけではない。
また、インタークーラバイパス通路10を設けてフィルタ再生制御時にインタークーラバイパス弁20を開弁することや、LPL−EGRクーラバイパス通路35を設けてフィルタ再生制御時にLPL−EGRクーラバイパス弁34を開弁することや、VVT46によって排気バルブの開弁時期を進角させることは、これらを実行することによってエンジン停止時にフィルタに流入するガスの温度を高温に維持するという本実施例に特有の効果をより一層高めることができるものの、本実施例の効果を奏するために必須の要件ではない。
また、フィルタ再生制御の実行条件の判定のために、差圧センサ47による測定値に基づいてフィルタにおけるパティキュレートマターの捕集量を推定する例を示したが、その他公知の種々の方法によってフィルタ再生制御の実行条件を判定しても良い。また、フィルタ昇温制御として、燃料添加弁19から排気中に燃料を添加してフィルタ前段の酸化触媒で酸化還元反応させる方法を例示したが、その他公知の種々の方法によってフィルタを昇温しても良い。また、フィルタ再生制御のための酸素が不足しているか否かの判定を、フィルタから流出する排気の空燃比を測定する第2A/Fセンサ38の測定値に基づいて行う場合を例示したが、酸素不足の判定方法もその他公知の種々の方法を利用可能である。また、本実施例では、フィルタの温度を取得するためにフィルタから流出する排気の温度の測定結果に基づく推定を行う例について説明したが、フィルタの温度を取得する方法はその他公知の種々の方法を用いることができる。
本実施例において、第2スロットル弁22が、本発明におけるスロットル弁に相当する。LPL−EGR弁45が、本発明におけるEGR弁に相当する。LPL−EGR通路44が、本発明におけるEGR通路に相当する。MG1が、本発明におけるエンジン以外の動力源(非エンジン動力源ともいう)、特に「第2の動力源」に相当する。MG2が、本発明におけるエンジン以外の動力源(非エンジン動力源ともいう)、特に「第1の動力源」に相当する。ステップS106において、第2スロットル弁22を閉弁し、LPL−EGR弁45を開弁し、エンジン1をモータリングするようにMG1を制御するECU26が、本発明における排気循環手段に相当する。VVT46が、本発明における可変バルブタイミング装置に相当する。ステップS103〜ステップS105、ステップS107〜ステップS111を実行するECU26が、本発明における再生制御手段に相当する。
次に、本発明の実施例2を説明する。本実施例は、実施例1で説明したハイブリッドシステムにおいて、エンジン1の停止中にフィルタを含む循環経路内で排気を循環させながらフィルタ再生制御を実行する場合に、フィルタが過昇温することを抑制するための制御
を行うことを特徴とする。本実施例において、実施例1と実質的に同一の構成要素については、実施例1と同一の名称及び符号を用いることとし、詳細な説明を省略する。
を行うことを特徴とする。本実施例において、実施例1と実質的に同一の構成要素については、実施例1と同一の名称及び符号を用いることとし、詳細な説明を省略する。
本実施例において、エンジン1の停止時に実行されるフィルタ再生制御について、図4に基づいて説明する。図4は、エンジン1の停止時に行われるフィルタ再生制御のルーチンを表したフローチャートである。このルーチンはハイブリッドシステムの動作中繰り返し実行される。
ステップS101〜ステップS107までは実施例1において図3に基づいて説明した制御と同等であるので、説明を省略する。本実施例では、ステップS107を実行したECU26は、ステップS208に進む。
ステップS208において、ECU26は、フィルタの温度を取得する。ステップS208では、実施例1のステップS104で説明したのと同様に、排気温度センサ37によって排気浄化装置41から流出する排気の温度を測定し、この測定値に基づいてフィルタの温度を推定して取得する。
ステップS209において、ECU26は、フィルタが過昇温する虞があるか否か判定する。本実施例では、ステップS208で取得したフィルタの温度が所定の上限温度を超えた場合に、フィルタが過昇温する虞があると判定する。ここで、上限温度は、それ以上フィルタの温度が上昇するとフィルタが過昇温して破損する可能性が高まると判断可能なフィルタの温度であり、予め実験等により求められる(例えば700℃)ステップS209でフィルタが過昇温する虞があると判定された場合(Yes)、ECU26はステップS210に進む。ステップS209でフィルタが過昇温する虞はないと判定された場合(No)、ECU26は本ルーチンを一旦抜ける。
ステップS210において、ECU26は、フィルタを含む循環経路内を循環しているガスの温度を低下させる制御を実行する。本実施例では、第2スロットル弁22の開度を開き側に変更し、LPL−EGR弁45の開度を閉じ側に変更し、MG1によるエンジン1のモータリング回転数を上昇させる。第2スロットル弁22が開き側に変更されることにより、低温の新気が循環経路内に流入し、循環経路内のガスの温度が低下する。また、LPL−EGR弁45が閉じ側に変更されることにより、循環経路内に流入するフィルタからの高温の排気が減少するので、循環経路内のガスの温度が低下する。また、MG1によるエンジン1のモータリング回転数を上昇させることにより、フィルタを通過するガス量が増加するので、通過ガスによる熱の持ち去りによってフィルタの温度を低下させることができる。ステップS210を実行した後、ECU26はステップS208に戻る。
実施例1で説明したように、本実施例では、エンジン1の停止時にフィルタ再生制御を実行する場合に、フィルタを含む循環経路内で、フィルタから流出する高温のガスを循環させるので、フィルタの温度低下を抑制することができるという効果がある。この効果のために、場合によっては、フィルタの温度が高くなり過ぎてしまう可能性もある。その点、本実施例によれば、フィルタの温度が上限温度を超えた場合には、逆に循環経路内のガス温度やフィルタの温度を低下させる制御が実行されるので、フィルタの過昇温を抑制することができる。
なお、本実施例では、ステップS210において循環経路内のガスの温度を低下させるために、第2スロットル弁22を開き側にし、LPL−EGR弁45を閉じ側にし、MG1によるエンジンモータリング回転数を上昇させる制御を行ったが、少なくともこれらのいずれかを実行するように構成しても良い。その場合でも、循環経路内のガスの温度を低下させるという効果を奏することができる。
本実施例において、ステップS103〜ステップS105、ステップS107、ステップS208〜ステップS210を実行するECU26が、本発明における再生制御手段に相当する。
次に、本発明の実施例3を説明する。本実施例では、エンジン1の停止時にフィルタ再生制御を実行する場合に、ターボアシストモータ21によってタービン12を回転駆動することによって、フィルタを含む循環経路内で排気を循環させる。この点で、エンジン停止時にMG1によってエンジン1をモータリングすることによって循環経路内で排気を循環させるようにした実施例1又は実施例2と相違する。本実施例において、実施例1又は実施例2と実質的に同一の構成要素については、実施例1又は2と同一の名称及び符号を用いることとし、詳細な説明を省略する。
本実施例において、エンジン1の停止時に実行されるフィルタ再生制御について、図5に基づいて説明する。図5は、エンジン1の停止時に行われるフィルタ再生制御のルーチンを表したフローチャートである。このルーチンはハイブリッドシステムの動作中繰り返し実行される。
ステップS101〜ステップS105までは実施例1において図3に基づいて説明した制御と同等であるので、説明を省略する。本実施例では、ステップS105を実行したECU26は、ステップS306に進む。
ステップS306において、ECU26は、排気循環制御を実行する。本実施例における排気循環制御では、第2スロットル弁22を閉弁し、LPL−EGR弁45を開弁し、第1スロットル弁9を開弁し、HPL−EGR弁14を閉弁し、インタークーラバイパス弁20を開弁し、LPL−EGRクーラバイパス弁34を開弁し、排気絞り弁6を閉弁し、VVT46によってエンジン1の吸気バルブ及び排気バルブをともに開弁状態で停止させる弁制御を実行するとともに、ターボアシストモータ21によってタービン12を回転駆動する。
VVT46によってエンジン1の吸気バルブ及び排気バルブがともに開弁状態で固定されるので、エンジン1が停止している場合でも、吸気マニホールド17内に流入した吸気はシリンダ49内を通過して排気マニホールド18内に流出する。これにより、フィルタから流出するガスは、LPL−EGR通路44を通って吸気通路42に流入し、吸気マニホールド17、シリンダ49、排気マニホールド18を通って排気通路43に流出し、ターボアシストモータ21によって回転駆動されるタービン12によって排気浄化装置41側に送り出され、再びフィルタに流入する。このように、排気循環制御を実行することにより、フィルタから流出したガスが、フィルタを含む循環経路内を循環することになる。実施例1でも説明したように、この時フィルタの昇温が完了しており、フィルタに捕集されたパティキュレートマターの酸化反応が開始しているため、フィルタからは高温のガスが流出している。この高温のガスが上記循環経路内を循環して再びフィルタに流入するので、フィルタの温度を高温に保つことが可能となる。
本実施例では、ステップS306を実行したECU26は、実施例2において図4に基づいて説明したステップS208〜S209を実行する。すなわち、フィルタの温度を取得し、フィルタが過昇温する虞があるか否かを判定する。ステップS209でフィルタが過昇温する虞があると判定された場合(Yes)、ECU26はステップS310に進む。ステップS209でフィルタが過昇温する虞はないと判定された場合(No)、ECU26は本ルーチンを一旦抜ける。
ステップS310において、ECU26は、フィルタを含む循環経路内を循環しているガスの温度を低下させる制御を実行する。本実施例では、第2スロットル弁22の開度を開き側に変更し、LPL−EGR弁45の開度を閉じ側に変更し、ターボアシストモータ21によるタービン12の回転数を上昇させる。第2スロットル弁22を開き側に変更すること及びLPL−EGR弁45を閉じ側に変更することによる循環経路内のガス温度の低下効果については、実施例2で説明した通りである。ターボアシストモータ21によるタービン12の回転数を上昇させることにより、フィルタを通過するガス量が増加するので、通過ガスによる熱の持ち去りによってフィルタの温度を低下させることができる。ステップS310を実行した後、ECU26はステップS208に戻る。
本実施例によれば、フィルタの温度が上限温度を超えた場合には、循環経路内のガス温度やフィルタの温度を低下させる制御が実行されるので、フィルタの過昇温を抑制することができる。
なお、本実施例では、ステップS310において、第2スロットル弁22を開き側にすること、LPL−EGR弁45を閉じ側にすること、及び、ターボアシストモータ21によってタービン12の回転数を上昇させることの全てを実行することによって、循環経路内のガス温度を効果的に低下させる例を説明したが、少なくともこれらのいずれかを実行するように構成しても、循環経路内のガスの温度を低下させるという効果を奏することができる。
また、本実施例は、実施例2におけるMG1によるエンジンモータリングの代わりに、ターボアシストモータ21によるタービン12の回転駆動を用いて、エンジン停止時にフィルタから流出するガスをフィルタを含む循環経路内で循環させる場合について説明したが、実施例1におけるMG1によるエンジンモータリングの代わりに、このターボアシストモータ21によるタービン12の回転駆動を用いることもできる。この場合、エンジン停止時のフィルタ再生制御ルーチンは、図3のフローチャートにおけるステップS106の代わりに図5のステップS306を実行し、ステップS306を実行した後、図3のステップS108〜ステップS111を実行するようにすれば良い。こうすることで、ターボアシストモータ21によってタービン12を回転駆動することによってエンジン停止時にフィルタからのガスを循環させるようにした構成においても、フィルタの温度低下を抑制しつつフィルタ再生制御に必要な酸素を連続的にフィルタに供給することができ、フィルタの再生速度を向上させることができる。
また、本実施例のように、エンジン停止時のガス循環のためにターボアシストモータ21によるタービン12の回転駆動を利用する場合には、エンジン1をモータリングすることが可能なMG1のような動力源を備えている必要はない。従って、少なくともターボアシストターボチャージャを備えていれば、エンジンのみを動力源として搭載した非ハイブリッド車両に対しても本実施例を適用することが可能である。
本実施例において、ステップS103〜ステップS105、ステップS208〜ステップS209、ステップS310を実行するECU26が、本発明における再生制御手段に相当する。
次に、本発明の実施例4を説明する。本実施例では、図2に示したハイブリッドシステムの構成において、排気浄化装置41は、吸蔵還元型のNOx触媒を有している。このNOx触媒は、酸素過剰雰囲気中において排気中のNOxを吸蔵し、該吸蔵したNOxを酸素濃度が低下した還元雰囲気中において放出し、該放出したNOxを還元剤の存在下で還
元することによって排気を浄化する触媒である。
元することによって排気を浄化する触媒である。
本実施例では、少なくともエンジン1に車両駆動用の動力を発生させる運転モードでハイブリッドシステムが動作している時に、エンジン1から排出される排気中のNOxをNOx触媒に吸蔵させる。そして、エンジン1の停止時に、燃料添加弁19によってリッチスパイクを行うことによってNOx触媒に吸蔵されたNOxを放出させて還元するNOx還元制御を行う。ここで、エンジン1の停止時とは、ハイブリッドシステムがEV走行モードで動作している場合又はエコラン制御によってエンジン1が自動停止される場合を指す。エンジン1の停止時に実行されるNOx還元制御について、図6に基づいて説明する。図6は、エンジン1の停止時に行われるNOx還元制御のルーチンを表したフローチャートである。このルーチンはハイブリッドシステムの動作中繰り返し実行される。
ステップS101において、ECU26は、エンジン1が停止状態であるか否かを判定する。このステップS101の内容は、実施例1で説明した図3のステップS101の内容と同一であるから詳細な説明は省略する。本実施例では、ECU26は、ステップS101を実行した後、ステップS402に進む。
ステップS402において、ECU26は、NOx還元制御の実行条件が成立しているか否かを判定する。本実施例では、上記のように、基本的にはエンジン動作中にNOx触媒にNOxを吸蔵させ、エンジン停止時にNOx還元制御を実行する。しかし、エンジン停止時であっても、NOx触媒におけるNOxの吸蔵量がNOx還元制御の実行を必要とするほど多くない場合には、NOx還元制御を実行せずにこのルーチンを一旦抜ける。本実施例では、NOx触媒におけるNOx吸蔵量は、前回NOx還元制御を実行してからの運転履歴(燃料消費量、走行距離、その他の情報)に基づいて推定する。推定されたNOx吸蔵量が所定の基準量を超えている場合に、NOx還元制御の実行条件が成立していると判定する。ステップS402においてNOx還元制御の実行条件が成立していると判定された場合(Yes)、ECU26はステップS403に進む。NOx還元制御の実行条件が成立していないと判定された場合(No)、ECU26は本ルーチンを一旦抜ける。
ステップS403において、ECU26は、NOx触媒の昇温制御を実行する。ステップS403におけるNOx触媒の昇温制御の内容は、実施例1において説明した図3のステップS103のフィルタの昇温制御と実質的に同一である。すなわち、燃料添加弁19によって排気中に燃料添加を行い、この添加燃料と空気中の酸素との反応熱を利用して、NOx触媒を昇温する。
ステップS404において、ECU26は、NOx触媒の温度を取得する。本実施例では、排気温度センサ37によって排気浄化装置41から流出する排気の温度を測定し、この測定値に基づいてNOx触媒の温度を推定する。NOx触媒の床温を直接測定するセンサを備えた構成としても良い。
ステップS405において、ECU26は、NOx触媒の昇温が完了したか否かを判定する。本実施例では、ステップS404で取得したNOx触媒の温度が所定の基準温度以上になった場合に、NOx触媒の昇温が完了したと判定する。ここで、基準温度は、NOx触媒においてNOxの還元反応が進行するために必要なNOx触媒の温度に基づいて定められる(例えば200℃)。ステップS405でNOx触媒の昇温が完了したと判定された場合(Yes)、ECU26はステップS106に進む。このステップS106の内容は、実施例1で説明した図3のステップS106の内容と同一であるから詳細な説明を省略する。ステップS405でNOx触媒の昇温が完了していないと判定された場合(No)、ECU26はステップS404に戻る。
ECU26がステップS106を実行することにより、NOx触媒から流出するガスは、LPL−EGR通路44を通って吸気通路42に流入し、MG1によってモータリングされるエンジン1に吸入される。ここでは、エンジン1への燃料供給は停止中であるから、エンジン1に吸入された吸気は燃焼することなくそのまま排気通路43に排出される。排気通路43に排出された排気はタービン12を経てNOx触媒に流入する。このように、排気循環制御を実行することにより、NOx触媒から流出したガスが、NOx触媒を含む循環経路内を循環することになる。従って、後述するステップS408でリッチスパイクを実行して、NOx触媒に吸蔵されたNOxの放出還元反応を開始した場合に、NOx触媒から流出する高温のガスが上記循環経路内を循環して再びNOx触媒に流入するので、NOx触媒の温度を高温に保つことが可能となる。
さらに、第2スロットル弁22が閉弁されていることから、この循環経路内への新気の流入が抑制される。従って、NOx触媒に流入する循環ガスの空燃比はリッチ側に維持されることになる。これにより、NOx触媒においてNOx放出・還元の反応が好適に進行するための還元雰囲気を作り出すために燃料添加弁19からリッチスパイクによって添加すべき燃料の量を低減することができる。その結果、NOx還元制御の実行に必要な燃料添加量を抑えることができるので、NOx還元制御に係る燃料消費量を抑制することが可能となる。
ステップS407において、ECU26は、ノズルベーン5の開度を開き側に変更する。これにより、可変容量型のターボチャージャ13のタービン12の回転速度が低下する。従って、エンジン1から排出された排気の有する熱エネルギーの内、タービン12の回転運動に変換されるエネルギーの量が少なくなる。すなわち、タービン12を通過する前後における排気の温度低下を抑制することができる。これにより、上記循環経路内を循環してNOx触媒に流入するガスの温度をより確実に高温に維持することができる。よって、NOx還元制御実行中のNOx触媒の温度をより確実に高温に保つことが可能となる。
ステップS408において、ECU26は、燃料添加弁19によりリッチスパイクを実行し、NOx触媒に吸蔵されたNOxの放出・還元反応を開始する。
以上説明したNOx還元制御ルーチンを実行することにより、エンジン停止時にNOx還元制御を実行する場合に、NOx触媒を含む循環経路内で、NOx触媒から流出する高温のガスを循環させるので、NOx触媒の温度の低下を抑制することができる。そして、NOx触媒に比較的リッチなガスが常に流入することになるので、NOx触媒の周囲雰囲気をNOx還元制御を好適に実行可能な還元雰囲気にするためにリッチスパイクによって添加すべき燃料量を低減することができる。従って、NOx還元制御に係る燃料消費量を低減することが可能となる。
なお、このような本実施例に特有の効果を奏するためには、最低限、エンジン1の停止中にNOx還元制御を実行する場合に、NOx触媒から流出する排気を循環させることができれば十分である。また、本実施例では、エンジン1の停止時にNOx触媒を含む循環経路内でNOx触媒から流出する排気を循環させるための動力源としてエンジン1をモータリング可能なMG1を有していれば十分である。従って、HPL−EGRに関わる構成要素や、ターボアシストモータ21や、エコラン制御を実行可能なシステムは必須ではない。また、MG1に相当するエンジンモータリング用の動力源を有していれば、ハイブリッドシステムの構成は本実施例で例示した構成に限定する必要はない。
また、インタークーラバイパス弁20を開弁することや、LPL−EGRクーラバイパス弁34を開弁することや、ノズルベーン5を開弁することは、これらを実行することによってエンジン停止時にNOx触媒に流入するガスの温度を高温に維持するという本実施
例の効果をより一層高めることができるものの、本実施例の効果を奏するために必須ではない。
例の効果をより一層高めることができるものの、本実施例の効果を奏するために必須ではない。
また、本実施例では、NOx還元制御の実行要否の判定を前回のNOx還元制御の実行からの運転履歴に基づいて行う例について説明したが、判定方法はこれに限る必要はなく、公知の種々の方法によってNOx還元制御の実行用比の判定を行うことができる。
次に、本発明の実施例5を説明する。本実施例では、エンジン1の停止時にNOx還元制御を実行する場合に、ターボアシストモータ21によってタービン12を回転駆動することによって、NOx触媒を含む循環経路内で排気を循環させる。この点で、エンジン停止時にMG1によってエンジン1をモータリングすることによって循環経路内で排気を循環させるようにした実施例4と相違する。本実施例において、実施例4又は既述の各実施例と実質的に同一の構成要素については、それら各実施例と同一の名称及び符号を用いることとし、詳細な説明を省略する。
本実施例において、エンジン1の停止時に実行されるNOx還元制御について、図7に基づいて説明する。図7は、エンジン1の停止時に行われるNOx還元制御のルーチンを表したフローチャートである。このルーチンはハイブリッドシステムの動作中繰り返し実行される。
ステップS101〜ステップS405までは実施例4において図6に基づいて説明した制御と同等であるので、説明を省略する。本実施例では、ステップS405でNOx触媒の昇温が完了したと判定された場合(Yes)、ECU26はステップS506に進む。
ステップS506において、ECU26は、排気循環制御を実行する。本実施例における排気循環制御では、第2スロットル弁22を閉弁し、LPL−EGR弁45を開弁し、第1スロットル弁9を開弁し、HPL−EGR弁14を開弁し、インタークーラバイパス弁20を開弁し、LPL−EGRクーラバイパス弁34を開弁し、HPL−EGRクーラバイパス弁23を開弁し、排気絞り弁6を閉弁するとともに、ターボアシストモータ21によってタービン12を回転駆動する。
HPL−EGR弁14が開弁されるので、エンジン1が停止している場合でも、吸気通路42内の吸気はHPL−EGR通路15を通って排気通路43に流入する。すなわち、エンジン運転時にHPL−EGR弁14が開弁されて通常のEGRが行われる場合とはHPL−EGR通路15内のガスの流れる向きが逆になる。これにより、NOx触媒から流出するガスは、LPL−EGR通路44を通って吸気通路42に流入し、HPL−EGR通路15を通って排気通路43に流入し、ターボアシストモータ21によって回転駆動されるタービン12によって排気浄化装置41側に送り出され、再びNOx触媒に流入する。このように、排気循環制御を実行することにより、NOx触媒から流出したガスが、NOx触媒を含む循環経路内で循環することになる。従って、後のステップS408でリッチスパイクを実行して、NOx触媒に吸蔵されたNOxの放出還元反応を開始した場合に、NOx触媒から流出する高温のガスが上記循環経路内を循環して再びNOx触媒に流入するので、NOx触媒の温度を高温に保つことが可能となる。
さらに、第2スロットル弁22が閉弁されることによって循環経路内への新気の流入が抑制され、NOx触媒に流入する循環ガスの空燃比がリッチ側に維持され、リッチスパイクによって添加すべき燃料量を低減できることは実施例4で説明した通りである。
本実施例では、ステップS506を実行した後、ECU26はステップS408に進み
、燃料添加弁19によりリッチスパイクを実行する。ステップS408の内容は実施例4と同一であるから詳細な説明を省略する。
、燃料添加弁19によりリッチスパイクを実行する。ステップS408の内容は実施例4と同一であるから詳細な説明を省略する。
以上説明したNOx還元制御ルーチンを実行することにより、エンジン停止時にNOx還元制御を実行する場合に、NOx触媒を含む循環経路内で、NOx触媒から流出する高温のガスを循環させるので、NOx触媒の温度の低下を抑制することができる。そして、NOx触媒に比較的リッチなガスが常に流入することになるので、NOx触媒の周囲雰囲気をNOx還元制御を好適に実行可能な還元雰囲気にするためにリッチスパイクによって添加すべき燃料量を低減することができる。従って、NOx還元制御に係る燃料消費量を低減することが可能となる。
本実施例では、実施例3と同様にターボアシストモータ21によるタービン12の回転駆動を以て排気を循環させるための動力とし、エンジン停止時に吸気通路42内のガスを排気通路43に導く経路としてHPL−EGR通路15を利用する例について説明したが、エンジン停止時に吸気通路42内のガスを排気通路43に導くために、実施例3で説明した構成を用いても良い。すなわち、VVT46によってエンジン1の排気バルブ及び吸気バルブをともに開弁状態に固定し、吸気マニホールド17内のガスをシリンダ49を経由して排気マニホールド18に導くようにしても良い。逆に、実施例3において、本実施例と同様にHPL−EGR通路15を用いて吸気通路42内のガスを排気通路43に導くようにすることもできる。
次に、本発明の実施例6を説明する。本実施例は、実施例4において、エンジン停止中にMG1でエンジンモータリングを行って排気の循環を行いながらNOx還元制御を実行している時に、エンジン1を始動させる条件が成立した場合、エンジン始動制御においてエンジン1への燃料噴射を再開する時期を遅延させることを特徴とする。本実施例において、実施例4と実質的に同一の構成要素については、実施例4と同一の名称及び符号を用いることとし、詳細な説明を省略する。
従来、エンジン停止中にエンジン始動条件が成立すると、エンジンのクランキングと同時にエンジンへの燃料噴射が再開される。しかしながら、実施例4では、エンジン停止中に、NOx還元制御要求がある場合には、排気循環制御を実行しながらNOx還元制御が行われる。この時、実施例4で説明したように、NOx触媒から流出するリッチなガスがNOx触媒を含む循環経路内(この場合、排気浄化装置41から流出し、LPL−EGR通路44、吸気通路42、吸気マニホールド17、シリンダ49、排気マニホールド18、排気通路43を経て排気浄化装置41に流入する経路)を循環している。
従って、エンジン始動条件が成立した時に、同時にLPL−EGR弁45を閉弁して排気循環制御を停止するとともに、第2スロットル弁22を開弁して空気の導入を開始したとしても、吸気通路42内に残留しているリッチな循環ガスが掃気されるまでの期間は、エンジン1には燃料が燃焼可能なだけの十分な空気が吸入されない。この循環ガスの掃気に要する期間中に燃料噴射を行っても、当該燃料は好適に燃焼することができず、失火する可能性がある。
そうすると、大量の未燃成分が排気通路43に排出され、排気浄化装置41の性能劣化を招く虞もある。すなわち、実施例4のように、エンジン停止中に排気循環制御を実行しながらNOx還元制御を実行している状況で、エンジン始動条件成立と同時にエンジンクランキング及び燃料噴射を開始しても、噴射燃料を好適に燃焼させることは難しい。
そこで、本実施例では、エンジン停止時に排気循環制御を実行しながらのNOx還元制
御が行われている状況でエンジン始動条件が成立した場合には、エンジン始動条件の成立タイミングに対して燃料噴射の再開タイミングを遅延させるようにした。本実施例におけるこのようなエンジン始動制御について、図8及び図9に基づいて説明する。図8及び図9は、本実施例のエンジン始動制御のルーチンを表したフローチャートである。このルーチンはハイブリッドシステムの動作中繰り返し実行される。
御が行われている状況でエンジン始動条件が成立した場合には、エンジン始動条件の成立タイミングに対して燃料噴射の再開タイミングを遅延させるようにした。本実施例におけるこのようなエンジン始動制御について、図8及び図9に基づいて説明する。図8及び図9は、本実施例のエンジン始動制御のルーチンを表したフローチャートである。このルーチンはハイブリッドシステムの動作中繰り返し実行される。
図8のステップS601において、ECU26は、エンジン停止中に排気循環制御を実行しながらのNOx還元制御が行われているか否かを判定する。ステップS601においてエンジン停止中のNOx還元制御が実行されていると判定された場合(Yes)、ECU26はステップS602に進む。ステップS601においてエンジン停止中のNOx還元制御が実行されていないと判定された場合(No)、ECU26は本ルーチンを一旦抜ける。
ステップS602において、ECU26は、エンジン始動条件が成立したか否かを判定する。本実施例では、ハイブリッドシステムの動作モードがEV走行モードからエンジン1を負荷運転させるモードに移行すべき運転条件となった場合、又は、エコラン制御によってエンジン1を自動始動させるべき条件が成立した場合に、エンジン始動条件が成立したと判定する。ステップS602においてエンジン始動条件が成立したと判定された場合(Yes)、ECU26はステップS603に進む。ステップS602においてエンジン始動条件が成立していないと判定された場合(No)、ECU26は本ルーチンを一旦抜ける。
ステップS603において、ECU26は、NOx還元制御を停止する。本実施例では、燃料添加弁19によるリッチスパイクの実行を停止する。
ステップS604において、ECU26は、排気循環制御を停止する。本実施例では、第2スロットル弁22を開弁し、LPL−EGR弁45を閉弁し、第1スロットル弁9を開弁し、HPL−EGR弁14を閉弁し、排気絞り弁6を開弁する。これにより、NOx触媒から流出するガスがLPL−EGR通路44を通って吸気通路42に流入することが停止されるとともに、吸気通路42へ新気が流入し始める。ここで、本実施例は実施例4を前提としている。実施例4では、MG1によってエンジン1をモータリングすることにより排気を循環させる動力を得ている。従って、排気循環制御を停止するためには、本来ならMG1によるエンジン1のモータリングを停止する必要がある。しかしながら、本実施例の場合、後述するように、次のステップS605以降のステップにおいて排気循環制御以外の目的で再びMG1によるエンジン1のモータリングを行うことになるため、ステップS604では、MG1によるエンジン1のモータリングを停止する制御を省略した。
ステップS605において、ECU26は、エンジン1のクランキングを開始する。本実施例では、MG1によってエンジン1をモータリングすることによってエンジン1のクランキングを行う。従来の技術では、通常、エンジン始動時にはエンジン1のクランキング開始とともに燃料噴射を開始する。すなわち、クランキング開始と同時に燃料カット制御を解除する。しかしながら、本実施例では、ステップS605のエンジンクランキングの開始タイミングにおいて同時に燃料カット制御を解除することはしない。後述するステップS606及びステップS607を実行した後、燃料カット制御を解除する。この点が本実施例の特徴点である。
ステップS606において、ECU26は、エンジン1の吸気の酸素濃度を取得する。本実施例では、第1A/Fセンサ50による測定値に基づいて、エンジン1の吸気の酸素濃度を推定する。
ステップS607において、ECU26は、エンジン1へ燃料噴射が行われた場合の噴射燃料の燃焼可能性を判定する。本実施例では、ステップS606で取得した吸気の酸素濃度が所定の基準濃度以上である場合に、エンジン1において噴射燃料が燃焼可能であると判定する。基準濃度は、噴射燃料が燃焼可能な酸素濃度の下限値に基づいて定められる。ステップS607でエンジン1において噴射燃料が燃焼可能であると判定された場合(Yes)、ECU26は図9のステップS608に進む。ステップS607でエンジン1において噴射燃料が燃焼可能ではないと判定された場合(No)、ECU26はステップS606に戻る。
図9のステップS608において、ECU26は、燃料カット制御を解除し、エンジン1への燃料噴射を開始する。
ステップS609において、ECU26は、エンジン1の回転数を取得する。
ステップS610において、ECU26は、エンジン1を負荷運転に移行させる条件が成立した否かを判定する。本実施例では、ステップS609で取得したエンジン1の回転数が所定の基準回転数以上である場合に、エンジン1を負荷運転に移行させる条件が成立したと判定する。ステップS610でエンジン1を負荷運転に移行させる条件が成立したと判定された場合(Yes)、ECU26はステップS611に進む。ステップS610でエンジン1を負荷運転に移行させる条件が成立していないと判定された場合(No)、ECU26はステップS609に戻る。
ステップS611において、ECU26は、エンジン1を負荷運転させる。
以上説明したエンジン始動制御を実行した場合の、ハイブリッドシステムの運転モード、燃料添加弁19による燃料添加量、第2スロットル弁22の開度、LPL−EGR弁45の開度、エンジン1の回転数、エンジン1の吸気の酸素濃度、及び、エンジン1の燃料カット制御信号の時間変化の一例を図10に示す。
図10に示す例では、時刻t1以前のEV走行モードにおいて、図10(c)に示すように第2スロットル弁22が閉弁され、図10(d)に示すようにLPL−EGR弁45が開弁され、図10(e)に示すようにMG1による低速エンジンモータリングが行われることにより、排気循環制御が実行されている。そして、図10(b)に示すように燃料添加弁19から燃料添加が行われ、NOx触媒のNOx還元制御が実行されている。この時、図10(f)に示すように、エンジン1の吸気の酸素濃度はNOx還元反応が好適に進行するために低い値になっている(リッチ空燃比になっている)。
時刻t1において、エンジン始動条件が成立すると、図10(a)に示すようにエンジン1はクランキングモードに移行する。これと同時に、図10(c)に示すように第2スロットル弁22が開弁され、図10(d)に示すようにLPL−EGR弁45が閉弁され、排気循環制御が停止されるとともに吸気通路42へ空気が流入し始める。そして、図10(b)に示すように燃料添加弁19からの燃料添加が停止され、NOx還元制御が停止される。更に、図10(e)に示すようにMG1によるエンジン1のクランキングが開始されてエンジン1の回転数が徐々に増加し始める。
しかしながら、この時、図10(f)に示すように、エンジン1の吸気の酸素濃度はすぐには上昇せず、暫くの間は低酸素濃度の状態が維持される。これは、この期間、LPL−EGR通路44の接続箇所より下流側の吸気通路42内に残留しているリッチな循環ガスがエンジン1に吸入されるからである。そして、時刻t2において、この残留循環ガスが全てエンジン1に吸入され、吸気通路42から掃気されると、図10(f)に示すよう
に、エンジン1の吸気の酸素濃度が空気と略等しい酸素濃度に変化する。
に、エンジン1の吸気の酸素濃度が空気と略等しい酸素濃度に変化する。
そして、このタイミングで、図10(g)に示すように、燃料カット信号が解除され、エンジン1への燃料噴射が開始される。これによりインジェクタ29から噴射された燃料は失火することなく良好に燃焼し、図10(e)に示すように、燃焼エネルギーとMG1によるクランキングとによってエンジン1の回転数はさらに上昇する。そして、エンジン回転数が基準回転数に達した時点(時刻t3)において、図10(a)に示すように、エンジン1が負荷運転モードに移行する。負荷運転モードでは、要求負荷や回転数に応じて第2スロットル弁22やLPL−EGR弁45の開度が制御されることになる。
以上説明したエンジン始動制御を実行することにより、エンジン停止時に排気循環制御を実行しながらのNOx還元制御が行われている状況でエンジン始動条件が成立した場合、燃料が燃焼可能な十分な空気を含む吸気がエンジン1に吸入されるまでの期間は、燃料カット制御が解除されず、MG1によるクランキングのみによってエンジン1の回転数が上昇させられる。そして、エンジン1に吸入されるガス中の空気量が、燃料が燃焼可能な十分な量になったと判断された時点で、燃料カット制御が解除され、燃料の燃焼エネルギー及びMG1によるモータリングの双方によってエンジン1の回転数が上昇させられる。
これにより、エンジン始動条件成立直後の、燃料を噴射しても燃料が好適に燃焼することができない期間中には、エンジン1への燃料噴射が行われないので、失火が起こることを抑制できる。よって、排気浄化装置41の性能劣化や排気エミッションの悪化を抑制することが可能になる。
本実施例では、エンジン停止時にNOx還元制御を実行する場合に行う排気循環制御として、MG1によってエンジンモータリングを行う実施例4の構成を前提として説明したが、ターボアシストモータ21によってタービン12を回転駆動することによって排気循環制御を行う構成に対しても、本実施例のエンジン始動制御を適用することができる。その場合、ステップS604において排気循環制御を停止する際に、上記各弁制御に加えて、ターボアシストモータ21によるタービン12の回転駆動を停止する。そして、ステップS605において、エンジン1をクランキングする。MG1に相当するエンジン駆動のための動力源を有するハイブリッドシステムを備えた構成ならば、MG1によってエンジン1のクランキングを行っても良いし、そのようなハイブリッドシステムを備えていない構成ならば、通常のエンジンに備えられたセルモータによってエンジン1のクランキングを行っても良い。
本実施例では、第1A/Fセンサ50による排気空燃比の測定値に基づいて吸気の空燃比を推定する場合について説明したが、吸気の空燃比を取得する方法はこれに限られない。よりシリンダ49に近い位置にA/Fセンサや酸素センサを設けて、その測定値に基づいて吸気の空燃比を測定しても良いし、吸気通路42又は吸気マニホールド17にA/Fセンサ、酸素センサ、HCセンサ等のセンサを設けて、それらの測定値に基づいて吸気の空燃比を測定しても良い。
また、吸気通路42におけるLPL−EGR通路44の接続箇所からシリンダ49までの吸気系容積や、エアフローメータ7による測定値、エンジン1の回転数等に基づいて、排気循環制御による循環ガスの吸気通路42内における残留分が吸気通路42から掃気されるのに要する時間を算出し、当該算出された掃気時間と、ステップS604においてLPL−EGR弁45が閉弁されてからの経過時間と、の比較に基づいて、エンジン1の吸気の空燃比の推定又は噴射燃料の燃焼可能性についての判定を行うようにしても良い。
本実施例では、実施例4を前提として説明したが、本実施例に係るエンジン始動制御は
、排気浄化装置41がNOx触媒を有する構成において、エンジン停止中に排気循環制御を実行しつつNOx還元制御を実行する場合にも、排気浄化装置41がフィルタを有する構成において、エンジン停止中に排気循環制御を実行しつつフィルタ再生制御を実行する場合にも、同様に適用することができる。但し、フィルタ再生制御を行う場合、例えば実施例1で説明したように、パティキュレートマターの酸化反応が好適に進むための十分な酸素がフィルタに供給されるように第2スロットル弁22の開度調節が行われるので、NOx還元制御を行う場合と比較して、排気循環制御によって循環経路内を循環するガスのリッチ度合いが小さい、すなわち、循環ガス中にある程度の酸素が存在する。従って、エンジン始動条件成立のタイミングから燃料カット制御解除のタイミングまでの遅延期間は、NOx還元制御の場合よりも短くなることも考えられる。
、排気浄化装置41がNOx触媒を有する構成において、エンジン停止中に排気循環制御を実行しつつNOx還元制御を実行する場合にも、排気浄化装置41がフィルタを有する構成において、エンジン停止中に排気循環制御を実行しつつフィルタ再生制御を実行する場合にも、同様に適用することができる。但し、フィルタ再生制御を行う場合、例えば実施例1で説明したように、パティキュレートマターの酸化反応が好適に進むための十分な酸素がフィルタに供給されるように第2スロットル弁22の開度調節が行われるので、NOx還元制御を行う場合と比較して、排気循環制御によって循環経路内を循環するガスのリッチ度合いが小さい、すなわち、循環ガス中にある程度の酸素が存在する。従って、エンジン始動条件成立のタイミングから燃料カット制御解除のタイミングまでの遅延期間は、NOx還元制御の場合よりも短くなることも考えられる。
本実施例において、上記エンジン始動制御ルーチンを実行するECU26が、本発明におけるエンジン始動制御手段に相当する。
次に、本発明の実施例7を説明する。本実施例は、実施例6において、エンジン始動条件成立後、エンジン1へ燃料噴射が行われた場合の噴射燃料の燃焼可能性が肯定判定される前に、エンジン回転数が基準回転数に達してしまった場合には、燃焼可能性の判定結果に依らず、燃料カット制御を解除して燃料噴射を再開し、負荷運転に移行するようにした点を特徴とする。そして、この時、負荷運転モードでの目標EGR率をデフォルトの目標値より低めの値に設定することによって良好な燃焼を実現することを図った点を特徴とする。
本実施例におけるこのエンジン始動制御について、図11及び図12に基づいて説明する。図11及び図12は、本実施例のエンジン始動制御のルーチンを表したフローチャートである。このルーチンはハイブリッドシステムの動作中繰り返し実行される。
ステップS601〜ステップS607まで、及び、ステップS607で噴射燃料が燃焼可能であると判定された場合(Yes)に実行される図12のステップS608〜ステップS611までは、実施例6と同一なので説明を省略する。本実施例では、ステップS607で噴射燃料が燃料可能であると判定されなかった場合(No)、ECU26は図12のステップS708に進む。
図12のステップS708において、ECU26は、エンジン1の回転数を取得する。
ステップS709において、ECU26は、エンジン1を負荷運転に移行させる条件が成立したか否かを判定する。本実施例では、ステップS708で取得したエンジン1の回転数が所定の基準回転数以上である場合に、エンジン1を負荷運転に移行させる条件が成立したと判定する。ステップS709でエンジン1を負荷運転に移行させる条件が成立したと判定された場合(Yes)、ECU26はステップS710に進む。ステップS709でエンジン1を負荷運転に移行させる条件が成立していないと判定された場合(No)、ECU26は図11のステップS606に戻る。
ステップS710において、ECU26は、燃料カット制御を解除し、エンジン1への燃料噴射を開始する。
ステップS711において、ECU26は、目標EGR率を通常より低い値に補正し、補正後のEGR率を最終的な目標EGR率に設定する。本実施例では、ステップS606で取得したエンジン1の吸気の酸素濃度に応じて、EGR率の補正量を決定する。ステップS711で補正目標EGR率を設定した後、ECU26はステップS611に進み、エ
ンジン1を負荷運転させる。
ンジン1を負荷運転させる。
以上説明したエンジン始動制御を実行した場合の、ハイブリッドシステムの運転モード、燃料添加弁19による燃料添加量、第2スロットル弁22の開度、LPL−EGR弁45の開度、エンジン1の回転数、エンジン1の吸気の酸素濃度、エンジン1の燃料カット制御信号、及び、目標EGR率の時間変化の一例を図13に示す。
図10と同様に、時刻t1までは、EV走行モードにおいて、MG1による低速エンジンモータリングによる排気循環制御を行いながらNOx還元制御が実行されている。そして、時刻t1においてエンジン始動条件が成立すると、排気循環制御及びNOx還元制御が停止され、MG1によるエンジン1のクランキングが開始される。この時、燃料カット信号の解除は遅延される。ここまでは実施例6で説明した通りである。
ここで、図13(e)に示すように、MG1によるエンジンクランキングによってエンジン回転数が基準回転数に達した時刻t3においても、図13(f)に示すように、エンジン1の吸気の酸素濃度が未だ基準濃度に達していない。そのため、エンジン1の吸気の酸素濃度が基準濃度に達したことを条件に解除されることになっている燃料カット信号が、エンジン1を負荷運転に移行させるべき回転数条件が成立しているにもかかわらず、解除されない。
このような状況において、本実施例では、図13(g)に示すように、吸気の酸素濃度が基準濃度に達していない場合でも、燃料カット信号を解除して、燃料噴射を開始し、図13(a)に示すように、エンジン1を負荷運転モードに移行する。但し、この時、吸気の酸素濃度が未だ基準濃度に達していないので、図13(h)に示すように、目標EGR率を通常時の目標EGR率より低い値に補正する。これにより、負荷運転において噴射燃料が失火等の燃焼不良を起こすことを抑制することができる。
本実施例において、上記エンジン始動制御ルーチンを実行するECU26が、本発明におけるエンジン始動制御手段に相当する。
なお、以上述べた各実施例は本発明を説明するための一例であって、本発明の本旨を逸脱しない範囲内において上記の実施例には種々の変更を加えることができ、また可能な限り組み合わせて実施することができる。
例えば、上記各実施例において、エンジン1への燃料供給停止中にフィルタやNOx触媒を含む循環経路内で排気を循環させるための動力源としては、MG1に限らず、エンジン1を燃料の燃焼エネルギーによらずに回転可能な動力源であれば、どのような動力源であっても良い。また、排気を循環させるための動力源としてモータジェネレータを用いる構成として、上記各実施例では、車両走行用の駆動力を出力するMG2とは別個にMG1を備えた構成を例に説明した。この場合、実施例におけるMG1が、本発明における第2の動力源に相当し、MG2が第1の動力源に相当する。
また、車両走行用の駆動力を出力するMG2が車両走行用の駆動力を出力した残りの余剰動力によってエンジン1のモータリングするように構成し、エンジン1以外の動力源としてMG2のみを備えた構成とすることもできる。この場合、MG2が本発明におけるエンジン以外の動力源(非エンジン動力源)に相当する。この場合、ハイブリッドシステムの構成は、上記各実施例で説明したような、エンジン及びモータジェネレータの動力を動力分割機構を介して駆動軸に伝達する構成とする必要はなく、公知の種々のハイブリッドシステムの構成、例えば、エンジンのクランク軸と一体的に搭載されたモータを備え、駆動軸側に搭載したクラッチ等の接続・切り離しによって、モータが駆動軸もエンジンも駆
動可能なように構成したものであっても、本発明を適用することが可能である。
動可能なように構成したものであっても、本発明を適用することが可能である。
次に、本発明の実施例8について説明する。本実施例は、ハイブリッドシステムの構成は実施例1〜7において図1に基づいて説明したものと概略同一であるが、エンジン及びその吸排気系の構成が上記各実施例とは異なる。図14は、本実施例に係るエンジンとその吸排気系の概略構成を示す図である。図14において、実施例1〜7において図1に基づいて説明したエンジンとその吸排気系の構成と実質的に同一の構成要素については同一の名称及び符号を用いて、詳細な説明を省略する。
本実施例のエンジン1の排気系には、図14に示すように、排気浄化装置41の下流側の排気通路43と、吸気マニホールド17と、を接続する連通路54が備えられている。この連通路54には、連通路54を開閉する切替弁53が備えられている。切替弁53の開閉動作はECU26によって制御されるようになっている。本実施例では、排気浄化装置41は吸蔵還元型NOx触媒を有しているものとする。また、本実施例では、排気通路19に燃料を添加する燃料添加弁19の代わりに、排気マニホールド18に燃料添加弁190が備えられている。
本実施例では、エンジン1への燃料供給停止時にNOx還元制御を実行する場合に、排気絞り弁6を閉じ側の開度とし、切替弁53を開き側の開度とし、第1スロットル弁9を閉じ側の開度とし、HPL−EGR弁14を閉じ側の開度とし、MG1によってエンジン1をモータリングする。これにより、NOx触媒から流出した高温の排気は、連通路54、吸気マニホールド17、エンジン1のシリンダ49、排気マニホールド18、排気通路43、タービン12、排気浄化装置41というNOx触媒を含む循環経路内で循環する。
従って、リッチスパイクを実行して、NOx触媒に吸蔵されたNOxの放出還元反応を開始した場合に、NOx触媒から流出する高温のガスが上記循環経路内を循環して再びNOx触媒に流入するので、NOx触媒の温度を高温に保つことが可能となる。
この時、第1スロットル弁9が閉じ側の開度にされるので、この循環経路内へ流入する低温の新気の量を低減することができる。これにより、循環経路内のガスの温度低下を抑制できるとともに、NOx触媒を通過する循環ガスの空燃比がリッチに維持される。
従って、NOx触媒においてNOx放出・還元の反応が好適に進行するための還元雰囲気を作り出すために燃料添加弁190からリッチスパイクによって添加すべき燃料の量を低減することができる。その結果、NOx還元制御の実行に必要な燃料添加量を抑えることができるので、NOx還元制御に係る燃料消費量を抑制することが可能となる。
以上のような、本実施例においてエンジン1への燃料供給停止時に実行されるNOx還元制御について、図15に基づいて説明する。図15は、エンジン1の停止時に行われるNOx還元制御のルーチンを表したフローチャートである。このルーチンはハイブリッドシステムの動作中繰り返し実行される。
ステップS101〜ステップS405までは実施例4において図6に基づいて説明した制御と同等であるので、説明を省略する。本実施例では、ステップS405でNOx触媒の昇温が完了したと判定された場合(Yes)、ECU26はステップS806に進む。
ステップS806において、ECU26は、排気循環制御を実行する。本実施例における排気循環制御では、上述したように、切替弁53を開弁し、第1スロットル弁9を閉弁し、HPL−EGR弁14を閉弁し、排気絞り弁6を閉弁するとともに、MG1によって
エンジン1をモータリングする。これにより、排気浄化装置41から流出した高温の排気が、連通路54に流入し、連通路54を通過して吸気マニホールド17に流入し、MG1によってモータリングされているエンジン1のシリンダ49に吸入され、シリンダ49から排気マニホールド18に排出され、排気通路43及びタービン12を通過して、再び排気浄化装置41に流入する。
エンジン1をモータリングする。これにより、排気浄化装置41から流出した高温の排気が、連通路54に流入し、連通路54を通過して吸気マニホールド17に流入し、MG1によってモータリングされているエンジン1のシリンダ49に吸入され、シリンダ49から排気マニホールド18に排出され、排気通路43及びタービン12を通過して、再び排気浄化装置41に流入する。
このように、排気循環制御を実行することにより、NOx触媒から流出したガスが、NOx触媒を含む循環経路内で循環することになる。従って、後のステップS408でリッチスパイクを実行して、NOx触媒に吸蔵されたNOxの放出還元反応を開始した場合に、NOx触媒から流出する高温のガスが上記循環経路内を循環して再びNOx触媒に流入するので、NOx触媒の温度を高温に保つことが可能となる。
さらに、第1スロットル弁9が閉弁されることによって循環経路内への新気の流入が抑制され、NOx触媒に流入する循環ガスの空燃比がリッチ側に維持され、リッチスパイクによって添加すべき燃料量を低減できることは実施例4で説明した通りである。
本実施例では、ステップS806を実行した後、ECU26はステップS807に進み、燃料添加弁190によりリッチスパイクを実行する。これによりNOx触媒に吸蔵されたNOxが放出され、還元される。
以上説明したNOx還元制御ルーチンを実行することにより、エンジン停止時にNOx還元制御を実行する場合に、NOx触媒を含む循環経路内で、NOx触媒から流出する高温のガスを循環させるので、NOx触媒の温度の低下を抑制することができる。そして、NOx触媒に比較的リッチなガスが常に流入することになるので、NOx触媒の周囲雰囲気をNOx還元制御を好適に実行可能な還元雰囲気にするためにリッチスパイクによって添加すべき燃料量を低減することができる。従って、NOx還元制御に係る燃料消費量を低減することが可能となる。
本実施例の場合、排気浄化装置41を含む循環経路に、経路長の長いLPL−EGR通路が含まれていないため、循環経路の長さを短くすることができる。これにより、循環経路を循環するガスの熱が循環経路の配管の壁面から失われて循環ガスが冷却されることを抑制できる。また、循環経路にLPL−EGRクーラ33やHPL−EGRクーラ16、インタークーラ3が含まれていない。そのため、循環経路を流れる循環ガスの冷却を抑制するためのLPL−EGRクーラバイパス通路、HPL−EGRクーラバイパス通路、インタークーラバイパス通路を設けて、これらバイパス通路を通過する流路と通過しない流路とを切り替えるためのバイパス弁を備える必要がない。そのため、装置や制御の複雑化やコストアップを抑制できるという効果もある。
なお、本実施例では、エンジン1への燃料供給の停止中に、排気浄化装置41を含む循環経路内で高温の排気を循環させながら、NOx還元制御を行う例について説明したが、本実施例は、PMフィルタの再生制御を行う場合にも適用することができる。但し、PMフィルタの再生制御を行う場合、循環経路内を循環するガス中に、フィルタに堆積したPMの酸化反応を好適に進行させるために十分な酸素を供給する必要がある。そこで、エンジン1への燃料供給停止中に排気の循環制御を行いながらPMフィルタの再生制御を行う場合には、第1スロットル弁9を開き側の開度にして循環経路内に新気を導入することが好適である。この場合、フィルタに堆積したPMの酸化反応を好適に進行させることが可能で、且つ、フィルタの温度が低温の新気によって低下しすぎないような、適当な量の新気が循環経路内に流入するように、第1スロットル弁9の開度を調節すると良い。
本実施例において、エンジン1をモータリングするMG1が、本発明における「エンジ
ンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な動力源」に相当する。本実施例の連通路54が、本発明における連通路に相当する。本実施例の切替弁53が、本発明における切替弁に相当する。本実施例の第1スロットル弁9が、本発明におけるスロットル弁に相当する。本実施例のステップS806を実行するECU26が、本発明における排気循環手段に相当する。本実施例のステップS807を実行するECU26が、本発明における再生制御手段に相当する。
ンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な動力源」に相当する。本実施例の連通路54が、本発明における連通路に相当する。本実施例の切替弁53が、本発明における切替弁に相当する。本実施例の第1スロットル弁9が、本発明におけるスロットル弁に相当する。本実施例のステップS806を実行するECU26が、本発明における排気循環手段に相当する。本実施例のステップS807を実行するECU26が、本発明における再生制御手段に相当する。
本実施例では、エンジン1への燃料供給停止中に、実施例8で説明した排気の循環を行いながらNOx触媒のNOx還元制御を実行している時に、エンジン1を始動するエンジン始動条件が成立した場合の制御について説明する。
実施例8で説明したように、エンジン1への燃料供給停止中に、NOx還元制御要求がある場合には、排気循環制御を実行しながらNOx還元制御が行われる。この時、実施例8で説明したように、NOx触媒から流出するリッチで高温のガスがNOx触媒を含む循環経路内(この場合、排気浄化装置41から流出し、連通路54、吸気マニホールド17、シリンダ49、排気マニホールド18、排気通路43を経て排気浄化装置41に流入する経路)を循環している。
従って、エンジン始動条件が成立した時に、エンジン1に吸入されているガスは、空燃比がストイキ又はリッチであり、高温で、圧力が低く、燃料の燃焼に適した状態ではない。そのため、エンジン始動条件の成立と同時にエンジン1に対して燃料供給を開始しても、燃料が好適に燃焼することができず、失火等の燃焼不良が発生する可能性がある。
そこで、本実施例では、実施例8で説明したエンジン停止中の循環経路内の排気の循環及びNOx還元制御が行われている時に、エンジン始動条件が成立した場合には、第1スロットル弁9を開き側の開度に変更し、切替弁53を全閉する。そして、エンジン1への燃料噴射を行うことなくMG1によってエンジン1のクランキングを行う。そして、吸気の空燃比が所定の閾値よりリーンの空燃比になった時に、第1スロットル弁9を全開するとともにエンジン1への燃料噴射を開始して、エンジン1を始動させるようにした。
実施例におけるこのようなエンジン始動制御について、図16に基づいて説明する。図16は、本実施例のエンジン始動制御のルーチンを表したフローチャートである。このルーチンはハイブリッドシステムの動作中繰り返し実行される。
ステップS601〜ステップS603までは実施例6において図8に基づいて説明した制御と同等であるので、説明を省略する。本実施例では、ステップS603を実行した後、ECU26はステップS904に進む。
ステップS904において、ECU26は、排気循環制御を停止する。本実施例では、切替弁53を全閉し、第1スロットル弁9を開き側の開度に変更し、HPL−EGR弁14を閉弁し、排気絞り弁6を開弁する。これにより、吸気通路42から新気が吸気マニホールド17に流入するとともに、吸気マニホールド17内の吸気が連通路54を通って直接排気通路43に流入することが抑制される。なお、実施例6と同様に、本実施例ではMG1によってエンジン1をモータリングすることにより排気循環制御を行っているが、MG1によるエンジン1のモータリングは、続くステップS905においてエンジン1のクランキングのために行われるので、ステップS904においてMG1によるエンジン1のモータリングを停止させないようにしている。
ステップS905において、ECU26は、エンジン1のクランキングを開始する。本
実施例では、MG1によってエンジン1をモータリングすることによってエンジン1のクランキングを行う。これにより、吸気マニホールド17に流入した新気がシリンダ49に吸入され、シリンダ49に吸入される吸気中の新気の割合が大きくなる。
実施例では、MG1によってエンジン1をモータリングすることによってエンジン1のクランキングを行う。これにより、吸気マニホールド17に流入した新気がシリンダ49に吸入され、シリンダ49に吸入される吸気中の新気の割合が大きくなる。
ステップS906において、ECU26は、エンジン1の吸気の空燃比を取得する。本実施例では、第1A/Fセンサ50による測定値に基づいて吸気の空燃比を推定する。
ステップS907において、ECU26は、エンジン1へ燃料噴射が行われた場合の噴射燃料の燃焼可能性を判定する。本実施例では、ステップS906で取得した吸気の空燃比が所定の閾値よりリーンの空燃比である場合に、エンジン1において噴射燃料が燃焼可能であると判定する。この閾値は、噴射燃料が燃焼可能な吸気空燃比の下限値に基づいて定められる。ステップS907でエンジン1において噴射燃料が燃焼可能であると判定された場合(Yes)、ECU26はステップS908に進む。ステップS907でエンジン1において噴射燃料が燃焼可能ではないと判定された場合(No)、ECU26はステップS906に戻る。
ステップS908において、ECU26は、燃料カット制御を解除し、エンジン1への燃料噴射を開始する。
ステップS909において、ECU26は、エンジン1の負荷運転を開始する。
以上説明したエンジン始動制御を実行した場合の、ハイブリッドシステムの運転モード、第1スロットル弁9の開度、吸気の空燃比、吸気の圧力、吸気の温度、及び、燃料カット制御信号の時間変化の一例を図17に示す。
図17に示す例では、時刻t1以前のEV走行モードにおいて、図17(B)に示すように第1スロットル弁9が閉弁され、MG1による低速エンジンモータリングが行われることにより、排気循環制御が実行されている。そして、燃料添加弁190から燃料添加が行われ、NOx触媒のNOx還元制御が実行されている。この時、図17(C)に示すように、エンジン1の吸気の空燃比はNOx還元反応が好適に進行するためにリッチになっている。
時刻t1において、エンジン始動条件が成立するが、この時点では、図17(C)に示すように、吸気の空燃比がリッチであり、エンジン1において燃料が好適に燃焼可能な空燃比の条件を満たしていない。また、図17(D)に示すように、吸気の圧力は低く、また図17(E)に示すように吸気の温度は高く、この点でもエンジン1において燃料が好適に燃焼下の運条件が満たされていない。そのため、図17(F)に示すように、この時点では燃料カット制御が解除されず、燃料供給が行われない。
図17(A)に示すようにエンジン1はクランキングモードに移行する。これと同時に、図17(B)に示すように第1スロットル弁9が開弁され、切替弁53が閉弁される。これにより、排気循環制御が停止されるとともに吸気通路42からシリンダ49に空気が流入し始める。これにより、図17(C)に示すように吸気の空燃比が徐々にリーン側に変化し、図17(D)に示すように吸気の圧力が徐々に高くなり、図17(E)に示すように吸気の温度が徐々に低くなる。
そして、時刻t2において、図17(C)に示すように吸気の空燃比が閾値よりリーン側の空燃比になった時点で、図17(F)に示すように燃料カット制御が解除され、図17(B)に示すように第1スロットル弁9が開弁されて、図17(A)に示すようにエンジン1が負荷運転モードに移行する。
以上説明したエンジン始動制御を実行することにより、エンジン停止時に排気循環制御を実行しながらのNOx還元制御が行われている状況でエンジン始動条件が成立した場合、燃料が燃焼可能な十分な空気を含む吸気がエンジン1に吸入されるまでの期間は、燃料カット制御が解除されず、MG1によるクランキングが行われる。そして、エンジン1に吸入される吸気の空燃比が、燃料が燃焼可能な空燃比になったと判断された時点で、燃料カット制御が解除され、エンジン1への燃料供給が開始され、エンジン1の負荷運転が開始される。
これにより、エンジン停止中に排気循環制御及びNOx還元制御が行われている時にエンジン始動条件が成立した場合のエンジン始動においても、燃焼不良が起こることを抑制でき、排気浄化装置41の性能劣化や排気エミッションの悪化を抑制することが可能になる。
なお、本実施例では、吸気の空燃比が所定の閾値よりリーン側になったという条件が成立した場合に、燃料カット制御を解除してエンジン1を負荷運転させる例について説明したが、これは、吸気の空燃比、圧力、温度のうち、空燃比が最も燃料の燃焼可能性に大きな影響があるからである。もちろん、吸気の空燃比が閾値よりリーンになったという条件の成立の有無のみならず、吸気の圧力が所定の基準圧力より高くなったという条件や、吸気の温度が所定の基準温度より低くなったという条件の成立の有無をも考慮して、燃料カット制御の解除タイミングを決定するようにしても良い。但し、上記のように空燃比が最も燃焼可能性にとって重要であるので、吸気の圧力や吸気の温度が基準値を満たしている場合であっても、空燃比が基準値を満たしていない場合には燃料噴射を開始しないようにすることが好ましい。吸気の圧力や吸気の温度は、図示は省略するが、吸気通路42や吸気マニホールド17に圧力センサや温度センサを設けて測定しても良いし、運転状態を表す諸物理量から推定しても良い。
本実施例のステップS602〜ステップS909を実行するECU26が、本発明におけるエンジン始動制御手段に相当する。本実施例のステップS906においてエンジン1の吸気の空燃比を取得するECU26及び第1A/Fセンサ50が、本発明における空燃比取得手段に相当する。本実施例のステップS907において空燃比の測定との比較対象とされている閾値が、本発明における基準空燃比に相当する。
次に、本発明の実施例9について説明する。本実施例は、ハイブリッドシステムの構成は実施例1〜7において図1に基づいて説明したものと概略同一だが、エンジン及びその吸排気系の構成が上記各実施例と異なる。図18は、本実施例に係るエンジンとその吸排気系の概略構成を示す図である。図18において、実施例1〜7において図1に基づいて説明したエンジンとその吸排気系の構成と実質的に同一の構成要素については同一の名称及び符号を用いて、詳細な説明を省略する。
本実施例のエンジン1の排気系には、図18に示すように、排気浄化装置41の下流側の吸気通路43と、排気浄化装置41の上流側の吸気通路43と、を連通する連通路56が備えられている。この連通路56には、連通路56を開閉する切替弁55が備えられている。切替弁55の開閉動作はECU26によって制御されるようになっている。連通路56には、連通路56内に燃料を添加する第2燃料添加弁57が備えられている。第2燃料添加弁57による燃料添加の実行はECU26によって制御される。
排気浄化装置41上流側の排気通路43における連通路56の接続箇所には、ポンプ58が備えられている。ポンプ58は、連通路56内のガスを、排気浄化装置41下流の排
気通路43側から、排気浄化装置41上流の排気通路43側へ導き、当該ガスを排気浄化装置41側に流すとともに、ポンプ58の接続箇所より上流側の排気通路43内のガスを、排気浄化装置41側に流す機能を有する。ポンプ58の動作はECU26によって制御される。
気通路43側から、排気浄化装置41上流の排気通路43側へ導き、当該ガスを排気浄化装置41側に流すとともに、ポンプ58の接続箇所より上流側の排気通路43内のガスを、排気浄化装置41側に流す機能を有する。ポンプ58の動作はECU26によって制御される。
本実施例では、排気浄化装置41は吸蔵還元型のNOx触媒を有しているものとする。また、本実施例では、実施例8と同様に、排気マニホールド18に燃料添加弁190が備えられている。
本実施例では、エンジン1への燃料供給停止時に、排気浄化装置41のNOx触媒においてNOx還元制御を行う場合、排気絞り弁6を閉弁し、第1スロットル弁9を閉弁し、HPL−EGR弁14を閉弁し、切替弁55を開弁する。そして、ポンプ58を駆動して、排気浄化装置41から流出した触媒出ガスを、連通路56に流入させ、連通路56を排気浄化装置41上流の排気通路43側に流し、再び排気浄化装置41に流入させる循環経路内において循環させる。更に、この時第2燃料添加弁57によって連通路56内を流れるガス中に燃料添加を行い、NOx還元制御に必要な還元成分を供給する。第2燃料添加弁57により連通路56内に添加された燃料は、ポンプ58によってミキシングされ、反応性の高い還元成分として排気浄化装置41に供給される。
本実施例のように構成される触媒出ガスの循環経路は、経路長が短く、循環過程で配管壁面等を介した放熱により失われる熱量を少なくすることができる。これにより、循環経路内を循環する触媒出ガスの温度低下を好適に抑制することができ、排気浄化装置41を高温に維持することが可能となる。
また、本実施例の構成では、循環経路内で触媒出ガスを循環させるために、エンジン1をモータリングしたり、MATによりタービンを回転させたりする必要がない。そのため、循環経路内で触媒出ガスを循環させるために消費される電力を抑えることが可能となる。
本実施例において、エンジン1への燃料供給停止時に実施される排気循環制御及びNOx還元制御について、図19に基づいて説明する。図19は、エンジン1への燃料供給停止時に行われる排気循環制御及びNOx還元制御のルーチンを表したフローチャートである。このルーチンはハイブリッドシステムの稼働中定期的にECU26によって実行される。
ステップS101〜ステップS405までは実施例4において図6に基づいて説明した制御と同等であるので、説明を省略する。本実施例では、ステップS405でNOx触媒の昇温が完了したと判定された場合(Yes)、ECU26はステップS1006に進む。
ステップS1006において、ECU26は、排気循環制御を行う。本実施例の場合、切替弁56を開弁し、第1スロットル弁9を閉弁し、HPL−EGR弁14を閉弁し、排気絞り弁6を閉弁するとともに、ポンプ58を駆動する。これにより、上述したように、排気浄化装置41から流出するNOx触媒の出ガスが連通路56を通って排気浄化装置41より上流側の排気通路43に導かれ、再び排気浄化装置41に流入する、という循環経路内を循環する。従って、後のステップS807でリッチスパイクを実行して、NOx触媒に吸蔵されたNOxの放出還元反応を開始した場合に、NOx触媒から流出する高温のガスが上記循環経路内を循環して再びNOx触媒に流入するので、NOx触媒の温度を高温に保つことが可能となる。また、第1スロットル弁9が閉弁されることによって循環経路内への低温の新気の流入が抑制され、NOx触媒に流入する循環ガスの空燃比がリッチ
側に維持され、リッチスパイクによって添加すべき燃料量を低減できるとともに、循環経路内の循環ガスの温度低下を抑制できる。
側に維持され、リッチスパイクによって添加すべき燃料量を低減できるとともに、循環経路内の循環ガスの温度低下を抑制できる。
ステップS1007において、ECU26は、第2燃料添加弁57によって燃料添加を行う。これにより循環経路内を循環するガス中に還元剤として未燃燃料成分が供給される。上述したように、この添加燃料はポンプ58によってミキシングされて、良好な反応性の還元剤としてNOx触媒に供給されるので、NOx還元制御を好適に実施することができる。
以上説明したNOx還元制御ルーチンを実行することにより、エンジン停止時にNOx還元制御を実行する場合に、NOx触媒を含む循環経路内で、NOx触媒から流出する高温のガスを循環させるので、NOx触媒の温度の低下を抑制することができる。そして、NOx触媒に比較的リッチなガスが常に流入することになるので、NOx触媒の周囲雰囲気をNOx還元制御を好適に実行可能な還元雰囲気にするためにリッチスパイクによって添加すべき燃料量を低減することができる。従って、NOx還元制御に係る燃料消費量を低減することが可能となる。
本実施例では、エンジン1への燃料供給停止時に排気循環制御を行いながらNOx触媒のNOx還元制御を行う例について説明したが、本実施例においては、エンジン1への燃料供給停止時にフィルタの再生制御を行うこともできる。フィルタ再生制御では、フィルタに堆積したPMの酸化反応を好適に進行させるために、ある程度の酸素をフィルタに供給する必要がある。そこで、本実施例をエンジン停止時のフィルタ再生制御に適用する場合には、フィルタ再生制御の実施のために要求される酸素がフィルタに供給されるように、第1スロットル弁9及びHPL−EGR弁14を開き側の開度にする。
本実施例では、ポンプ58によって、ポンプ58より上流側の排気通路43から排気浄化装置41側へのガスの流れを生じさせることができるので、第1スロットル弁9及びHPL−EGR弁14を開き側の開度にすることによって、吸気通路42内の空気が吸気通路42からHPL−EGR通路15に流入し、HPL−EGR通路15を通過して排気通路43に流入し、この空気がポンプ58によって排気浄化装置41側に送り出される。これにより、循環経路内を循環するガス中に空気を供給することができる。
この時、循環経路内を循環するガスの温度が過剰に低下することを抑制し、且つ、フィルタ再生制御の好適な実施に必要とされる酸素を供給可能な空気が循環経路内に導入されるように、HPL−EGR弁14及び/又は第1スロットル弁9の開度を調節する。こうすることにより、エンジン1への燃料供給停止時においても、フィルタの温度低下を抑制しつつ好適にフィルタ再生制御を実行することができる。
なお、ここでは、循環経路内に空気を導入するために、吸気通路42内の空気をHPL−EGR通路15経由で排気通路43に導く例について説明したが、本実施例のエンジン1が、エンジン1の吸気バルブ及び排気バルブをともに開弁状態となるバルブオーバーラップの状態とすることが可能であれば、吸気通路42内の空気を、開弁バルブオーバーラップ状態のシリンダ49経由で排気通路43に導くこともできる。
本実施例の連通路56が、本発明における連通路に相当する。本実施例のポンプ58が、本発明における「連通路において排気浄化装置下流の排気通路側から排気浄化装置上流の排気通路側へガスの流れを発生させる動力源」、又はポンプに相当する。本実施例の切替弁55が、本発明における切替弁に相当する。本実施例の排気絞り弁6が、本発明における排気絞り弁に相当する。本実施例の第1スロットル弁9が、本発明におけるスロットル弁に相当する。本実施例のステップS1006を実行するECU26が、本発明におけ
る排気循環手段に相当する。本実施例のステップS1007を実行するECU26が、本発明における再生制御手段に相当する。本実施例の第2燃料添加弁57が、本発明における還元剤供給手段に相当する。
る排気循環手段に相当する。本実施例のステップS1007を実行するECU26が、本発明における再生制御手段に相当する。本実施例の第2燃料添加弁57が、本発明における還元剤供給手段に相当する。
1 エンジン
2 インタークーラ
3 動力分割機構
4 出力部
5 ノズルベーン
6 排気絞り弁
7 エアフローメータ
8 伝達部
9 第1スロットル弁
10 インタークーラバイパス通路
11 コンプレッサ
12 タービン
13 ターボチャージャ
14 HPL−EGR弁
15 HPL−EGR通路
16 HPL−EGRクーラ
17 吸気マニホールド
18 排気マニホールド
19 燃料添加弁
20 インタークーラバイパス弁
21 ターボアシストモータ
22 第2スロットル弁
23 HPL−EGRクーラバイパス弁
24 インバータ
25 バッテリ
26 ECU
27 アクセル開度センサ
28 車速センサ
29 インジェクタ
30 クランク角度センサ
31 MG1回転数センサ
32 MG2回転数センサ
33 LPL−EGRクーラ
34 LPL−EGRクーラバイパス弁
35 LPL−EGRクーラバイパス通路
36 HPL−EGRクーラバイパス通路
37 排気温度センサ
38 第2A/Fセンサ
39 排気浄化装置(NOx触媒)
40 駆動輪
41 排気浄化装置(フィルタ)
42 吸気通路
43 排気通路
44 LPL−EGR通路
45 LPL−EGR弁
46 VVT
47 差圧センサ
48 水温センサ
49 シリンダ
50 第1A/Fセンサ
51 SOCセンサ
52 アクセルペダル
53 切替弁
54 連通路
55 切替弁
56 連通路
57 第2燃料添加弁
58 ポンプ
190 燃料添加弁
2 インタークーラ
3 動力分割機構
4 出力部
5 ノズルベーン
6 排気絞り弁
7 エアフローメータ
8 伝達部
9 第1スロットル弁
10 インタークーラバイパス通路
11 コンプレッサ
12 タービン
13 ターボチャージャ
14 HPL−EGR弁
15 HPL−EGR通路
16 HPL−EGRクーラ
17 吸気マニホールド
18 排気マニホールド
19 燃料添加弁
20 インタークーラバイパス弁
21 ターボアシストモータ
22 第2スロットル弁
23 HPL−EGRクーラバイパス弁
24 インバータ
25 バッテリ
26 ECU
27 アクセル開度センサ
28 車速センサ
29 インジェクタ
30 クランク角度センサ
31 MG1回転数センサ
32 MG2回転数センサ
33 LPL−EGRクーラ
34 LPL−EGRクーラバイパス弁
35 LPL−EGRクーラバイパス通路
36 HPL−EGRクーラバイパス通路
37 排気温度センサ
38 第2A/Fセンサ
39 排気浄化装置(NOx触媒)
40 駆動輪
41 排気浄化装置(フィルタ)
42 吸気通路
43 排気通路
44 LPL−EGR通路
45 LPL−EGR弁
46 VVT
47 差圧センサ
48 水温センサ
49 シリンダ
50 第1A/Fセンサ
51 SOCセンサ
52 アクセルペダル
53 切替弁
54 連通路
55 切替弁
56 連通路
57 第2燃料添加弁
58 ポンプ
190 燃料添加弁
Claims (35)
- エンジンの排気通路に配置された排気浄化装置と、
前記排気浄化装置の排気浄化能力を回復させる再生制御を行う再生制御手段と、
前記排気浄化装置から流出する排気の少なくとも一部を、該排気浄化装置を含む循環経路内で循環させる排気循環手段と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段による排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項1において、
前記エンジンと、
前記エンジン以外の動力源であって、駆動軸に駆動力を出力可能であるとともに、前記エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な動力源と、
の少なくともいずれかによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するハイブリッドシステムに適用され、
前記ハイブリッドシステムは、前記エンジンへの燃料供給を停止して前記動力源のみによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するEV走行モードで動作することが可能であり、
前記排気浄化装置より下流側の排気通路と前記エンジンの吸気通路とを接続するEGR通路と、
前記EGR通路内を流れる排気の量を調節するEGR弁と、
前記EGR通路の接続箇所より上流側の吸気通路内に流入する空気の量を調節するスロットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記動力源によって前記エンジンを回転させることによって、
前記排気の循環を行い、
前記再生制御手段は、前記EV走行モードにおけるエンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項1において、
前記エンジンと、
前記エンジン以外の動力源であって、少なくとも駆動軸に駆動力を出力可能な第1の動力源と、
前記エンジン以外の動力源であって、少なくとも前記エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な第2の動力源と、
の少なくともいずれかによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するハイブリッドシステムに適用され、
前記ハイブリッドシステムは、前記エンジンへの燃料供給を停止して前記第1の動力源のみによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するEV走行モードで動作することが可能であり、
前記排気浄化装置より下流側の排気通路と前記エンジンの吸気通路とを接続するEGR通路と、
前記EGR通路内を流れる排気の量を調節するEGR弁と、
前記EGR通路の接続箇所より上流側の吸気通路内に流入する空気の量を調節するスロ
ットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記第2の動力源によって前記エンジンを回転させることによって、
前記排気の循環を行い、
前記再生制御手段は、前記EV走行モードにおけるエンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項2又は3において、
前記エンジンの排気バルブタイミングを変更可能な可変バルブタイミング装置を備え、
前記再生制御手段は、前記EV走行モードにおけるエンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段による前記排気の循環を行うとともに、前記可変バルブタイミング装置により前記排気バルブの開弁時期を前記排気の循環を行わない場合よりも進角させることを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項2又は3において、
前記前記吸気通路に設けられたコンプレッサと、前記排気通路に設けられたタービンと、を有するターボチャージャを備え、
前記ターボチャージャは、前記タービンに開度可変のノズルベーンを有し、該ノズルベーンの開度を変更することによって前記ターボチャージャの過給効率を変更可能な可変容量型のターボチャージャであって、
前記再生制御手段は、前記EV走行モードにおけるエンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段による前記排気の循環を行うとともに、前記ノズルベーンの開度を前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項1において、
前記エンジンの吸気通路に設けられたコンプレッサと、前記排気通路に設けられたタービンと、該タービンを排気のエネルギーによらずに回転駆動することが可能なターボアシスト動力源と、を有するターボチャージャと、
前記排気浄化装置より下流側の排気通路と前記吸気通路とを接続するEGR通路と、
前記EGR通路内を流れる排気の量を調節するEGR弁と、
前記EGR通路の接続箇所より上流側の吸気通路内に流入する空気の量を調節するスロットル弁と、
前記エンジンの吸気バルブ及び排気バルブの開閉を制御するバルブ制御手段と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記バルブ制御手段によって前記吸気バルブ及び前記排気バルブがともに開弁した状態となるように制御し、前記ターボアシスト動力源によって前記タービンを回転駆動することによって、前記排気の循環を行い、
前記再生制御手段は、前記エンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項1において、
前記エンジンの吸気通路に設けられたコンプレッサと、前記排気通路に設けられたタービンと、該タービンを排気のエネルギーによらずに回転駆動することが可能なターボアシスト動力源と、を有するターボチャージャと、
前記排気浄化装置より下流側の排気通路と前記吸気通路とを接続するEGR通路と、
前記EGR通路内を流れる排気の量を調節するEGR弁と、
前記EGR通路の接続箇所より上流側の吸気通路内に流入する空気の量を調節するスロットル弁と、
前記排気浄化装置より上流側の排気通路と前記吸気通路とを接続する第2のEGR通路と、
前記第2のEGR通路内を流れる排気の量を調節する第2のEGR弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記EGR弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更するとともに、前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記第2のEGR弁を開弁し、前記ターボアシスト動力源によって前記タービンを回転駆動することによって、
前記排気の循環を行い、
前記再生制御手段は、前記エンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項6又は7において、
前記エンジンと、
前記エンジン以外の動力源であって、駆動軸に駆動力を出力可能であるとともに、前記エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な動力源と、
の少なくともいずれかによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するハイブリッドシステムに適用され、
前記ハイブリッドシステムは、前記エンジンへの燃料供給を停止して前記動力源のみによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するEV走行モードで動作することが可能であり、
前記再生制御手段は、前記EV走行モードにおけるエンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項6又は7において、
前記エンジンと、
前記エンジン以外の動力源であって、少なくとも駆動軸に駆動力を出力可能な第1の動力源と、
前記エンジン以外の動力源であって、少なくとも前記エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な第2の動力源と、
の少なくともいずれかによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するハイブリッドシステムに適用され、
前記ハイブリッドシステムは、前記エンジンへの燃料供給を停止して前記第1の動力源のみによって前記駆動軸に要求駆動力を出力するEV走行モードで動作することが可能であり、
前記再生制御手段は、前記EV走行モードにおけるエンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項6又は7において、
所定のエンジン停止条件において自動的に前記エンジンを停止させるとともに、該停止状態のエンジンを所定のエンジン始動条件において自動的に再始動させるエンジン自動停止始動制御手段を備え、
前記再生制御手段は、前記エンジン停止条件におけるエンジン停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項1〜10のいずれか1項において、
前記排気浄化装置は、排気中のパティキュレートマターを捕集するフィルタを有し、
前記再生制御手段は、前記再生制御として、前記フィルタに捕集されたパティキュレートマターを酸化除去することにより該フィルタの排気浄化能力を回復させるフィルタ再生制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項1〜10のいずれか1項において、
前記排気浄化装置は、排気中のパティキュレートマターを捕集するフィルタを有し、
前記再生制御手段は、前記再生制御として、前記フィルタに捕集されたパティキュレートマターを酸化除去することにより該フィルタの排気浄化能力を回復させるフィルタ再生制御を実行し、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記フィルタ再生制御を実行する場合、前記フィルタの温度に応じて、該フィルタから流出する排気の内前記排気循環手段によって前記循環経路内を循環する排気の量、及び/又は、前記エンジンの吸気通路に流入する空気の量を調節することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項1〜10のいずれか1項において、
前記排気浄化装置は、排気中のパティキュレートマターを捕集するフィルタを有し、
前記再生制御手段は、前記再生制御として、前記フィルタに捕集されたパティキュレートマターを酸化除去することにより該フィルタの排気浄化能力を回復させるフィルタ再生制御を実行し、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記フィルタ再生制御を実行する場合、前記フィルタに流入する排気の酸素濃度に応じて、前記エンジンの吸気通路に流入する空気の量を調節することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項2〜5のいずれか1項において、
前記排気浄化装置は、排気中のパティキュレートマターを捕集するフィルタを有し、
前記再生制御手段は、前記再生制御として、前記フィルタに捕集されたパティキュレートマターを酸化除去することにより該フィルタの排気浄化能力を回復させるフィルタ再生制御を実行し、
前記再生制御手段は、前記EV走行モードにおけるエンジン停止時に前記フィルタ再生制御を実行する場合、前記フィルタの温度に応じて、前記EGR弁の開度、前記スロットル弁の開度、及び、前記エンジン以外の動力源によって前記エンジンを回転させる際のエンジン回転数の少なくともいずれかを調節することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項6〜10のいずれか1項において、
前記排気浄化装置は、排気中のパティキュレートマターを捕集するフィルタを有し、
前記再生制御手段は、前記再生制御として、前記フィルタに捕集されたパティキュレートマターを酸化除去することにより該フィルタの排気浄化能力を回復させるフィルタ再生制御を実行し、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記フィルタ再生制御を実行する場合、前記フィルタの温度に応じて、前記EGR弁の開度、前記スロットル弁の開度、及び、前記ターボアシスト動力源によって前記タービンを回転駆動する際のタービン回転数の少なくともいずれかを調節することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項2〜10のいずれか1項において、
前記排気浄化装置は、排気中のパティキュレートマターを捕集するフィルタを有し、
前記再生制御手段は、前記再生制御として、前記フィルタに捕集されたパティキュレートマターを酸化除去することにより該フィルタの排気浄化能力を回復させるフィルタ再生制御を実行し、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記フィルタ再生制御を実行する場合、前記フィルタに流入する排気の酸素濃度に応じて、前記スロットル弁の開度を調節することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項1〜10のいずれか1項において、
前記排気浄化装置は、酸素過剰雰囲気中で排気中のNOxを吸蔵し当該吸蔵したNOxを還元雰囲気中で放出するとともに当該放出したNOxを還元剤の存在下で還元するNOx触媒を有し、
前記再生制御手段は、前記再生制御として、前記NOx触媒に還元剤を供給して該NOx触媒の周囲雰囲気を前記還元雰囲気に調節することにより該NOx触媒に吸蔵されたNOxを放出させるとともに該還元剤によって当該放出されたNOxを還元するNOx還元制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項1〜17のいずれか1項において、
前記エンジンの停止中に、該エンジンを始動させて負荷運転させるエンジン始動条件が成立した場合に、
前記エンジンをクランキングするとともにクランキングに適合した燃料噴射を行って該エンジンの回転数を上昇させるクランキングモードで該エンジンを運転し、
該クランキングモードで前記エンジンの回転数が所定の基準回転数に達した時点で、該エンジンを負荷運転させる負荷運転モードに移行させる
エンジン始動制御手段を備え、
前記エンジンの停止中に、前記再生制御手段が、前記排気循環手段による排気の循環を行いながら前記再生制御を実行している時に、前記エンジン始動条件が成立した場合には、前記エンジン始動制御手段は、前記排気循環手段による排気の循環を停止した後、前記クランキングモードでのエンジンの運転を開始し、且つ、該クランキングモードにおいて、クランキングに適合した燃料噴射の開始を、該クランキングモードでのエンジンの運転の開始から所定期間遅延させることを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項18において、
前記エンジンに吸入されるガスの酸素濃度を取得する酸素濃度取得手段を備え、
前記エンジン始動制御手段は、前記酸素濃度取得手段によって取得される酸素濃度に基づいて、前記クランキングモードにおいて燃料噴射の開始を遅延させる期間を決定することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項18において、
前記エンジン始動制御手段は、前記排気循環手段によって循環している排気のうち前記エンジン再始動条件の成立時点で前記吸気通路内に存在している排気が該吸気通路内から掃気されるのに要する時間に基づいて、前記クランキングモードにおいて燃料噴射の開始を遅延させる期間を決定することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項18〜20のいずれか1項において、
前記エンジン始動制御手段は、前記クランキングモードにおいて前記燃料噴射の開始を遅延させている期間中に、前記エンジンの回転数が前記基準回転数に達した場合、燃料噴射を開始するとともに前記負荷運転モードに移行し、該負荷運転モードにおいて、前記エンジンに吸入されるガスの酸素濃度に基づいて目標EGR率を補正することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項1において、
前記エンジンを燃料の燃焼エネルギーによらずに回転させる駆動力を出力可能な動力源と、
前記排気浄化装置より下流側の排気通路と前記吸気通路とを接続する連通路と、
前記連通路を開閉する切替弁と、
前記連通路の接続箇所より上流側の吸気通路に設けられたスロットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記切替弁を、前記排気の循環を行わない場合よりも開き側の開度に変更し、
前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記動力源によって前記エンジンを回転させることによって、
前記排気の循環を行い、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項22において、
前記吸気通路にインタークーラを備え、
前記吸気通路における前記連通路の接続箇所は、前記インタークーラより下流側であることを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項22又は23において、
前記吸気通路における前記連通路の接続箇所は、前記エンジンの吸気マニホールドであることを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項22〜24のいずれか1項において、
前記排気通路における前記連通路の接続箇所より下流側に排気絞り弁を備え、
前記排気循環手段は、前記排気の循環を行う時に、前記排気絞り弁を、前記排気の循環を行わない場合よりも閉じ側の開度に変更することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項22〜25のいずれか1項において、
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御の実行に酸素の供給が要求される場合、酸素の供給が要求されない場合と比較して、前記スロットル弁の開度を開き側に変更することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項22〜26のいずれか1項において、
前記エンジンへの燃料供給停止時に、前記再生制御手段が、前記排気循環手段による排気の循環を行いながら前記再生制御を実行している時に、前記エンジンを始動させて負荷運転させるエンジン始動条件が成立した場合には、前記スロットル弁の開度を、該エンジン始動条件が成立する前よりも開き側の開度に変更し、前記切替弁を閉弁し、前記エンジ
ンのクランキングを開始し、該クランキングの開始から所定期間経過後、前記エンジンへの燃料供給を開始して前記エンジンの負荷運転を開始するエンジン始動制御手段を更に備えることを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項27において、
前記エンジンの吸気の空燃比を取得する空燃比取得手段を更に備え、
前記エンジン始動制御手段は、前記空燃比取得手段により取得される空燃比が所定の基準空燃比よりもリーンであるという条件が成立した時に、前記エンジンへの燃料供給を開始して前記エンジンの負荷運転を開始することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項28において、
前記エンジンの吸気の圧力を取得する吸気圧取得手段と、
前記エンジンの吸気の温度を取得する吸気温度取得手段と、
を更に備え、
前記エンジン始動制御手段は、前記吸気圧取得手段により取得される吸気の圧力が所定の基準圧力よりも高いという条件と、前記吸気温度取得手段により取得される吸気の温度が所定の基準温度より低いという条件と、の少なくともいずれかが更に成立した時に、前記エンジンへの燃料供給を開始して前記エンジンの負荷運転を開始することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項1において、
前記排気浄化装置下流の排気通路と、前記排気浄化装置上流の排気通路と、を接続する連通路と、
前記連通路において、前記排気浄化装置下流の排気通路側から、前記排気浄化装置上流の排気通路側へ、ガスの流れを発生させる動力源と、
前記連通路を開閉する切替弁と、
前記排気浄化装置下流の排気通路における前記連通路の接続箇所より下流側に設けられた排気絞り弁と、
前記吸気通路に設けられたスロットル弁と、
を備え、
前記排気循環手段は、
前記切替弁の開度を、前記排気の循環が行われない場合よりも開き側の開度に変更し、
前記排気絞り弁の開度を、前記排気の循環が行われない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記スロットル弁の開度を、前記排気の循環が行われない場合よりも閉じ側の開度に変更し、
前記動力源によって前記連通路における前記ガスの流れを発生させることによって、前記排気の循環を行い、
前記再生制御手段は、前記エンジンへの燃料供給停止時に前記再生制御を実行する場合、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項30において、
前記動力源は、前記連通路内のガスを、前記排気浄化装置下流の排気通路側から前記排気浄化装置上流の排気通路側へ流すポンプであることを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項30又は31において、
前記ポンプよりも前記排気浄化装置下流の排気通路側の前記連通路内に還元剤を供給する還元剤供給手段を更に備え、
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御に還元剤の供給が要求される場合、前記還元剤供給手段によって前記連通路を流れるガス中に還元剤を供給することを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項30〜32のいずれか1項において、
前記動力源は、前記排気通路において、前記排気浄化装置上流の排気通路における前記連通路の接続箇所より上流側から、前記排気浄化装置側へ、ガスの流れを発生させることが可能に構成され、
前記排気浄化装置よりも上流側の排気通路と前記スロットル弁より下流側の吸気通路とを接続するEGR通路と、
前記EGR通路に設けられたEGR弁と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御の実行に酸素の供給が要求される場合、
前記スロットル弁の開度を、酸素の供給が要求されない場合よりも開き側に変更し、
前記EGR弁の開度を、酸素の供給が要求されない場合よりも開き側に変更し、
前記動力源によって前記排気浄化装置上流の排気通路における前記ガスの流れを発生させることを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項30〜32のいずれか1項において、
前記動力源は、前記排気通路において、前記排気浄化装置上流の排気通路における前記連通路の接続箇所より上流側から、前記排気浄化装置側へ、ガスの流れを発生させることが可能に構成され、
前記エンジンの吸気バルブ及び排気バルブの開閉を制御するバルブ制御手段と、
を備え、
前記再生制御手段は、前記排気循環手段によって前記排気の循環を行いながら前記再生制御を実行する際に、前記再生制御の実行に酸素の供給が要求される場合、
前記スロットル弁の開度を、酸素の供給が要求されない場合よりも開き側に変更し、
前記バルブ制御手段により前記エンジンの吸気バルブ及び排気バルブがともに開弁した状態となるように制御し、
前記動力源によって前記排気浄化装置上流の排気通路における前記ガスの流れを発生させることを特徴とするエンジンの排気浄化システム。 - 請求項33又は34において、
前記動力源は、前記排気浄化装置上流の排気通路における前記連通路の接続箇所に設けられ、該接続箇所より上流側の排気通路及び該接続箇所より上流側の前記連通路から、前記排気浄化装置側へ、ガスを流すポンプであることを特徴とするエンジンの排気浄化システム。
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