JP2010034067A - 電池パック用配線材 - Google Patents
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Abstract
【課題】二次電池の大容量化に対応可能な高導電性を有し、かつ抵抗溶接性に優れる配線材及びそれを用いた電池パックを提供する。
【解決手段】Agを0.005〜5.0重量%の割合で含むCu−Ag合金条と、Ni条との複合条材で形成した電池パック用配線材である。
【選択図】図1
【解決手段】Agを0.005〜5.0重量%の割合で含むCu−Ag合金条と、Ni条との複合条材で形成した電池パック用配線材である。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器に使用される二次電池同士、あるいは二次電池の電池パックと電子機器内の基板とを電気的に接続するための配線材及びそれを用いた電池パックに関するものである。
電子機器に使用される二次電池同士を電気的に接続する配線材としては、例えば、図8(a)および図8(b)に示すような配線材81がある。配線材81は、導体としてNiを使用しており、Ni条82の両面にNi露出部83がそれぞれ形成されるように、Ni条82の両面を絶縁体84,84で部分的に被覆したものである。
この配線材81は、はんだ付けではなく、一般に抵抗溶接により、そのNi露出部83が二次電池両端の電池タブと接合されることで、二次電池同士を電気的に接続する。
電池タブの材質としては、一般にSPCC、SPCE、SUS等が用いられている。SPCCは通常の冷間圧延鋼条である。SPCEは、深絞り用圧延鋼条であり、鋼中の不純物が少ないので深絞りに適している。
導体にNiを使用している理由は、Niが20%IACS程度の導電率(86.2nΩm程度の比抵抗)であり、かつ電池タブ(SPCC、SPCE、SUS製等)との抵抗溶接性が非常に優れているためである。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
近年、電子機器に使用される二次電池の大容量化が求められており、配線材にも高い導電性を有する配線材が求められている。しかしながら、従来の配線材81は、導体にNiを使用しているので、その導電性が20%IACSと低く(比抵抗が86.2nΩmと大きく)、そのままでは二次電池の大容量化に対応できないという問題がある。
また、Niは比較的高価であり、しかも導電性が低い(比抵抗が大きい)ことから配線材81が幅広になったり厚くなったりして重くなるので、近年の電子機器の低コスト化・軽量化の要求にも対応できないという問題がある。
さらに、配線材81の導体断面積を大きくして二次電池の大容量化に対応することは可能であるが、電池パックの小型化・軽量化を阻害するため、導体サイズアップによる対応は現状好ましくない。
そこで、本発明の目的は、二次電池の大容量化に対応可能な高導電性を有し、かつ抵抗溶接性に優れる配線材及びそれを用いた電池パックを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、電池パックの小型・軽量化を図ることにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、請求項1の発明は、Agを0.005〜5.0重量%の割合で含むCu−Ag合金条と、Ni条との複合条材で形成した電池パック用配線材である。
請求項2の発明は、上記複合条材にNi露出部が形成されるように、上記複合条材の両面を絶縁体で部分的に被覆した請求項1記載の電池パック用配線材である。
請求項3の発明は、上記複合条材は、上記Cu−Ag合金条の両面をNi条で挟み込んで構成される請求項1または2記載の電池パック用配線材である。
請求項4の発明は、上記複合条材の厚さが0.05〜0.5mmである請求項1〜3いずれかに記載の電池パック用配線材である。
請求項5の発明は、上記絶縁体がポリエチレンテレフタレートあるいはポリイミドである請求項2〜4いずれかに記載の電池パック用配線材である。
請求項6の発明は、上記Cu−Ag合金条の厚さと、上記Ni条の合計の厚さとの厚み比Tが下式
0.5≦T={(Cu−Ag合金条の厚さ)/(Ni条の合計の厚さ)}≦14.0
である請求項1〜5いずれかに記載の電池パック用配線材である。
0.5≦T={(Cu−Ag合金条の厚さ)/(Ni条の合計の厚さ)}≦14.0
である請求項1〜5いずれかに記載の電池パック用配線材である。
請求項7の発明は、上記複合条材は、上記Ni条表面、あるいは上記Ni露出部に、半径が0.5〜5.0mmで、かつ高さが0.05mmを超え1.0mm以下のドーム状の突起が少なくとも一個形成される請求項1〜6いずれかに記載の電池パック用配線材である。
本発明によれば、次のような優れた効果を発揮する。
(1)導電性が高く、しかも抵抗溶接性が優れている。
(2)低コストである。
(3)軽量である。
以下、本発明の好適実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1(a)は、本発明の好適実施の形態である配線材を示す平面図である。図1(b)は、図1(a)の横断面図である。
図1(a)および図1(b)に示すように、本実施の形態に係る配線材1は、主としてノートパソコンや携帯電話などの電子機器に使用される二次電池(図5参照)の外部配線材として使用され、例えば、二次電池同士、あるいは二次電池の電池パックと電子機器内の基板とを電気的に接続するためのものである。
配線材1は、Agを0.005〜5.0重量%、好ましくは1.0重量%を超え、5.0重量%以下の割合で含むCu−Ag合金条と、Ni条との複合条材で導体を構成したものである。
より詳細に言えば、配線材1は、中心導体としてのCu−Ag合金条2の両面をNi条3a,3bで挟み込んで3層構造の複合条材4を形成し、その複合条材4の両面に、複合条材4の長さ方向(図1(a)では左右方向)に沿って所定間隔でNi露出部5がそれぞれ複数個形成されるように、複合条材4の両面を、その複合条材4よりも(図1(a)では上下方向の)幅が広く、かつ長さ方向に沿って所定間隔で窓6がそれぞれ複数個形成された絶縁体7,7で部分的に被覆したものである。
各Ni露出部5は、Ni条3aの上面とNi条3bの下面が、例えば平面視で略矩形状に露出した部分である。このNi露出部5は、二次電池端部の電池タブ(図5参照)と抵抗溶接によって接合される部分でもある。窓6は、各絶縁体7,7に、例えば平面視で略矩形状の穴を形成したものである。
隣り合うNi露出部5同士の間隔、すなわち隣り合う窓6同士の間隔は、複数本並列配置された二次電池(図5参照)の配置間隔とほぼ一致するようにしている。
Cu−Ag合金条2のAg濃度を0.005重量%以上としたのは、Cuの耐熱性を向上させるためである。中心導体に純銅を使用した場合、複合条材を電池タブ(図5参照)と抵抗溶接した際、Ni条3a,3bで挟まれた中心導体における溶接部近傍の結晶粒が溶接熱により粗大化し、溶接部の機械的強度が低下する。
Cu−Ag合金条2のAg濃度を0.005重量%以上とすることで、中心導体における溶接部近傍の結晶粒の粗大化を抑制でき、溶接部の機械的強度を維持もしくは向上させることができる。特に、Ag濃度が1.0重量%を超えると、複合条材4を製造する工程における中間熱処理によってCu−Ag合金条2中にAgが析出してCu−Ag合金条2の所望の導電性を維持しつつ、Cu−Ag合金条2が析出硬化されることにより複合条材4の強度が向上する利点がある。
また、Cu−Ag合金条2のAg濃度を5.0重量%以下としたのは、それを超えると複合条材4の導電性が低下するためである。さらに、Agは貴金属であるため、導体のコストアップを招くからである。
複合条材4の厚さtは、例えば、0.05〜0.5mmとなるようにしている。複合条材4の厚さtを0.05mm以上としたのは、これより薄いと、複合条材4の機械的強度が不十分となり、配線作業や溶接作業中の作業者による取り扱いで断線する場合があるためである。また、複合条材4の厚さtを0.5mm以下としたのは、配線材1のさらなる軽量化、ひいては電池パックの軽量化および小型化を図るためであり、これより厚いと、狭いスペースの配線に対応できないからである。さらに、配線する際に複合条材4を折り曲げることもあるため、配線材1の折り曲げ性を確保するためでもある。
Cu−Ag合金条2の厚さtcと、その両面のNi条3a,3bの合計の厚さ(ta+
tb)との厚み比T(Cu−Ag合金/Ni)は、下式
0.5≦T={tc/(ta+tb)}≦14.0
となるように、より好ましくは下式
0.5≦T≦10
となるように、特に好ましくは下式
1≦T≦6
となるようにしている。
tb)との厚み比T(Cu−Ag合金/Ni)は、下式
0.5≦T={tc/(ta+tb)}≦14.0
となるように、より好ましくは下式
0.5≦T≦10
となるように、特に好ましくは下式
1≦T≦6
となるようにしている。
Cu−Ag合金条2とNi条3a,3bとの厚み比Tを0.5以上にしたのは、0.5未満であると、配線材1の導電率(比抵抗)が20%IACS未満に低下(86.2nΩmを超えて増大)し、所望の導電性が得られなくなってしまうためである。また、厚み比Tを14.0以下としたのは、14.0を超えると、二次電池端部の電池タブとの抵抗溶接性が悪くなるためである。
図1(a)および図1(b)では、Ni条3a,3bの厚さta,tbが等しい例で描いているが、異なっていてもよい。
絶縁体7,7としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)あるいはポリイミド(PI)からなる断面コ字状のプラスチックフィルムを使用している。このプラスチックフィルムとしては、絶縁性を有する接着剤8が内面の一部あるいは全面に形成された接着剤付きのプラスチックフィルムを使用してもよい。
絶縁体7,7としてPETあるいはPIからなるプラスチックフィルムを使用したのは、所定の耐電圧を確保するためである。PETは安価なので、PETからなるプラスチックフィルムを用いれば、配線材1のさらなる低コスト化に有効である。一方、PIはPETに比べると高価であるが、高耐熱性を有するので、PIからなるプラスチックフィルムを用いれば、配線材1の耐熱性をさらに向上できる。
ここで、配線材1の製造方法を簡単に説明する。まず、Cu−Ag合金条母材(あるいはCu−Ag合金板母材)の両面をNi条母材(あるいはNi板母材)で挟み込むように重ね合わせた後、その重ね合わせたCu−Ag合金条母材およびNi条母材に圧延加工・熱処理を多段階に施し、Cu−Ag合金条2の両面をNi条3a,3bで挟み込んだ複合条材4を形成する。他方、絶縁体7,7の内面の一部に接着剤8をそれぞれ塗布しておき、その接着剤8が塗布された絶縁体7,7で複合条材4の両面を挟み込んだ後、複合条材4および絶縁体7,7を熱圧着し、所定寸法に切り出すと、図1(a)および図1(b)に示した配線材1が製造できる。
このように、本実施の形態に係る配線材1は、図8(a)および図8(b)で説明した従来の配線材81が導体としてNi条82を使用していたのとは異なり、導体として、Ni条82より高い導電性を有するCu−Ag合金条2の両面をNi条3a,3bで挟み込んで形成した複合条材4を使用している。
これにより、配線材1は、中心部分のCu−Ag合金条2で主に導電性を担うので導電性が非常に高い。しかも、二次電池端部の電池タブ(SPCC、SPCE、SUS製等)と抵抗溶接によって接合されるのは、Ni条3aの上面あるいはNi条3bの下面のNi露出部5なので、配線材81と同様に抵抗溶接性が非常に優れている。したがって、近年要求されている二次電池の大容量化に十分対応できる。
また、配線材1は、Cu−Ag合金の価格がNiの価格の1/3〜1/2程度なので、低コストである。さらに、配線材1は、Cu−Ag合金の導電率がNiより高いことから、配線材1の幅を狭くでき、配線材1を薄くできるので、軽量である。したがって、近年の電子機器の低コスト化・軽量化にも十分対応できる。
次に、第2の実施の形態を説明する。
図2は、第2の実施の形態である配線材を示す平面図である。図3は、図2に示した複合条材4の3A−3A線断面図である。
図2および図3に示すように、配線材21は、配線材1の複合条材4の各Ni露出部5に、半径rが0.5〜5.0mm、より好ましくは0.5〜3.0mm、特に好ましくは0.5〜1.0mmで、かつ高さhが0.05mmを超え1.0mm以下、より好ましくは0.05mmを超え0.5mm以下、特に好ましくは0.1〜0.5mmのドーム状の突起(プロジェクション)22をそれぞれ一個ずつ形成したものである。
突起22は、例えば、複合条材4の片面のNi露出部5を、裏側(図3中では下側)からポンチ具で押圧するようなポンチ加工を施すことで、容易に形成できる。配線材21のその他の構成は配線材1と同じである。
突起22の形状、すなわち半径rと高さhとを上記の範囲に限定したのは、抵抗溶接時、上記の範囲の突起22近傍において電流密度が十分高くなるので、Ni露出部5と二次電池端部の電池タブ(SPCC、SPCE、SUS製等)とのより良好な接合が得られ、突起22がない配線材1に比べれば、抵抗溶接性がより向上するからである。上記の範囲外では、この抵抗溶接性の改善効果が少なくなる。また、溶接部の機械的信頼性が十分でない。
つまり、配線材21のNi露出部5と二次電池端部の電池タブとの抵抗溶接は、図6および図7で後述するように、電池タブ上に配線材21を配置し、突起22の裏面側から抵抗溶接装置の主電極を配置して加圧すると共に、電池タブに抵抗溶接装置の副電極を配置して加圧した状態で、主電極と副電極間に電圧を印加して行う。このとき、突起22近傍では電流集中が生じるので、電流密度が十分高くなる。配線材21のその他の作用効果は配線材1と同じである。
複合条材4のNi露出部5に形成する突起22は、少なくとも一個であればよい。例えば、図4に示すような配線材41は、配線材1の複合条材4の各Ni露出部5に、配線材21の突起22と同様の2個の突起42a,42bを形成したものである。この配線材41は、配線材21に比べると抵抗溶接性がより向上し、溶接部の機械的信頼性がより向上する。
上記実施の形態では、Ni露出部5が複数個形成された例で説明したが、Ni露出部5が一個だけ形成された配線材でもよい。また、複合条材4を絶縁体7で被覆しない、すなわち、複合条材4のみからなる配線材の場合には、Ni条3a(または3b)の表面に上述したような突起22を形成してもよい。複合条材4についても、Cu−Ag合金条2の両面にめっきによってNi層を形成したものでもよい。
次に、図4で説明した配線材41を用いた電池パックを説明する。
図5は、本実施の形態に係る電池パックの一例を示す斜視図である。
図5に示すように、本実施の形態に係る電池パック51は、配線材41,41を複数本並列配置した二次電池52の両端を挟み込むように、かつ各配線材41,41のNi露出部5が二次電池52両端の電池タブ52p,52mと一致すると共に、突起42a,42bが電池タブ52p,52m側となるように配置し、各配線材41,41のNi露出部5と二次電池52両端の電池タブ52p,52mとを抵抗溶接によって接合したものである。
ここで、複合条材4のみからなる配線材の場合には、Ni条3a(または3b)の表面が二次電池52両端の電池タブ52p,52mと一致すると共に、Ni条3a(または3b)の表面に形成された突起が電池タブ52p,52m側となるように配置する。
各配線材41,41の複合条材4,4の一端には、各配線材41,41と電子機器内の基板とを電気的に接続するリード線53p,53mが接続されている。この電池パック51は、樹脂ケース内に収納されたり、樹脂でコーティングされたりして保護される。
このように、電池パック51は、各二次電池52同士が高導電性の各配線材41,41によって電気的に接続されているので、二次電池の大容量化に対応できる。特に、電池パック51は、突起42a,42bを有する配線材41,41を使用していることから、溶接時間(通電時間)が短くなるので、溶接の作業性や製品の組み立て性が向上する。また、配線材41,41を使用することで、電池パック51の小型・軽量化が図れる。
図5では、二次電池52を複数本並列配置した例で描いているが、二次電池は一本だけでもよい。また、本実施の形態に係る電池パックは、二次電池の本数だけではなく、形状、種類にも特に限定されない。
上記実施の形態では、複合条材が3層構造の例で説明したが、複合条材が2層構造であってもよい。この場合、複合条材は、Cu−Ag合金条にNi条を重ね合わせて構成される。複合条材が2層構造の配線材によっても、配線材1と同じ作用効果が得られる。
この配線材は、複合条材が2層構造なので、配線材1に比べると、Cu−Ag合金条の表面、あるいはCu−Ag合金露出部において耐摩耗性や耐熱性がやや劣るが、構成が簡単であり、製造が容易である。
(実施例1)
Cu−0.6重量%Ag合金条母材の両面にNi条母材を挟み込むように重ねた後、圧延加工・熱処理を多段階に施し、厚さtが0.15mm、Niの厚さ/Cu合金の厚さ/Ni厚さが10μm/130μm/10μm(厚み比T:6.50)の複合条材(複合板材)を形成し、その複合条材の両面を絶縁体で被覆した配線材を作製した。さらに、この配線材を幅10mm、長さ50mmの短冊状に切り出し、配線材の試験片とした。
Cu−0.6重量%Ag合金条母材の両面にNi条母材を挟み込むように重ねた後、圧延加工・熱処理を多段階に施し、厚さtが0.15mm、Niの厚さ/Cu合金の厚さ/Ni厚さが10μm/130μm/10μm(厚み比T:6.50)の複合条材(複合板材)を形成し、その複合条材の両面を絶縁体で被覆した配線材を作製した。さらに、この配線材を幅10mm、長さ50mmの短冊状に切り出し、配線材の試験片とした。
(実施例2)
Cu−0.08重量%Ag合金条母材を用い、複合条材のNiの厚さ/Cu合金の厚さ/Ni厚さを20μm/110μm/20μm(厚み比T:2.75)とした以外は実施例1と同様にし、配線材を作製した。
Cu−0.08重量%Ag合金条母材を用い、複合条材のNiの厚さ/Cu合金の厚さ/Ni厚さを20μm/110μm/20μm(厚み比T:2.75)とした以外は実施例1と同様にし、配線材を作製した。
(実施例3)
Cu−0.01重量%Ag合金条母材を用い、複合条材のNiの厚さ/Cu合金の厚さ/Ni厚さを25μm/100μm/25μm(厚み比T:2.00)とした以外は実施例1と同様にし、配線材を作製した。
Cu−0.01重量%Ag合金条母材を用い、複合条材のNiの厚さ/Cu合金の厚さ/Ni厚さを25μm/100μm/25μm(厚み比T:2.00)とした以外は実施例1と同様にし、配線材を作製した。
(実施例4)
複合条材のNiの厚さ/Cu合金の厚さ/Ni厚さを50μm/50μm/50μm(厚み比T:0.50)とした以外は実施例3と同様にし、配線材を作製した。
複合条材のNiの厚さ/Cu合金の厚さ/Ni厚さを50μm/50μm/50μm(厚み比T:0.50)とした以外は実施例3と同様にし、配線材を作製した。
(実施例5)
Cu−2.00重量%Ag合金条母材を用いた以外は実施例1と同様にし、配線材を作製した。
Cu−2.00重量%Ag合金条母材を用いた以外は実施例1と同様にし、配線材を作製した。
(比較例1)
Cu−0.08重量%Ag合金条母材を用い、複合条材のNiの厚さ/Cu合金の厚さ/Ni厚さを2μm/146μm/2μm(厚み比T:36.5)とした以外は実施例1と同様にし、配線材を作製した。
Cu−0.08重量%Ag合金条母材を用い、複合条材のNiの厚さ/Cu合金の厚さ/Ni厚さを2μm/146μm/2μm(厚み比T:36.5)とした以外は実施例1と同様にし、配線材を作製した。
(比較例2)
Cu(純銅)条母材の両面にNi条母材を挟み込むように重ね、Niの厚さ/Cuの厚さ/Ni厚さが10μm/130μm/10μm(厚み比T:6.50)の複合条材を形成した以外は実施例1と同様にし、配線材を作製した。
Cu(純銅)条母材の両面にNi条母材を挟み込むように重ね、Niの厚さ/Cuの厚さ/Ni厚さが10μm/130μm/10μm(厚み比T:6.50)の複合条材を形成した以外は実施例1と同様にし、配線材を作製した。
(従来例1)
Ni条母材に圧延加工を多段階に施して厚さが0.15mmのNi条を形成し、そのNi条の両面を絶縁体で被覆した配線材を作製した。
Ni条母材に圧延加工を多段階に施して厚さが0.15mmのNi条を形成し、そのNi条の両面を絶縁体で被覆した配線材を作製した。
実施例1〜5、比較例1,2、従来例1の各配線材の構成、引張強さ(MPa)、導電率(%IACS)、比抵抗(nΩm)を表1に示す。
表1に示すように、実施例1〜5は厚み比Tが0.50〜6.50であり、上述した厚み比Tの範囲内(0.50〜14.0)なので、導電率が40〜82%IACSと高い(比抵抗が21.0〜43.1nΩmとNiの75.0nΩmに比較して小さい)。特に、実施例1〜3および実施例5では、厚み比Tが2.00〜6.50となっており、導電率が75〜82%IACSと非常に高い(比抵抗が21.0〜23.0nΩmとNiに比較して非常に小さい)。また、実施例1〜5は、引張強さにおいても300〜360MPaと十分な特性を有している。
これに対し比較例1は、厚み比Tが36.5と大きすぎるので、導電率が98%IACSと高いものの、引張強さが250MPaに過ぎない。また比較例2は、厚み比Tが6.50であるが、中心導体が純銅なので、引張強さが250MPaと実施例1よりも引張強さが低い。
従来例1は、導体がNi単体なので、引張強さが400MPaと最も高いものの、導電率が23%IACSと最も低い(比抵抗が75.0nΩmと最大である)。
続いて、実施例1〜5、比較例1,2、従来例1の抵抗溶接性を評価した。この評価は、以下に説明する抵抗溶接試験にて行った。
図6および図7に示すように、まず、抵抗溶接装置の溶接台71に二次電池端部の電池タブ材として使用されているSPCCの試験片S2(厚さ0.20mm×幅10mm×長さ50mm)を載せ、その試験片S2上に実施例1〜5、比較例1,2、従来例1の各配線材の試験片S1を配置する。その後、試験片S1のNi露出部5上に抵抗溶接装置の主電極61を配置して加圧すると共に、試験片S2上に抵抗溶接装置の副電極62を配置して加圧した状態で、主電極61と副電極62間に電圧を印加し、試験片S1と試験片S2を抵抗溶接して接合する。そして、試験片S1と試験片S2の溶接部の外観(チリの発生状況)、引張強度、ピール強度(引き剥がし強さ)、抵抗溶接性の総合評価(良否)を行った。
溶接条件は、電源:トランジスタ制御式、電極:クロム銅(φ5mm)、加圧力:主電極2kgf(19.6N)/副電極10kgf(98N)、電極間距離:2.5mm、通電電圧:3.0〜5.0V、通電時間1〜5msとした。
外観に関しては従来例1と同等の場合には○、チリなどが発生して従来例1よりも劣る場合は×とした。引張強度およびピール強度に関しては、従来例1を1.0として相対評価した。抵抗溶接性の総合評価は、良好なものを○、やや良(実用上十分なレベル)を△、悪いものを×とした。その結果を表2に示す。
表2に示すように、実施例1〜5は厚み比Tが0.50〜6.50であり、上述した厚み比Tの範囲内(0.50〜14.0)なので、外観がいずれも良好であり、引張強度が0.8〜1.0と従来例1と同等であり、ピール強度も0.7〜0.9と従来例1と同等である。したがって、総合評価もやや良から良好である。
これに対して比較例1は、厚み比Tが36.5と大きすぎるので、外観が悪く、引張強度が0.5、ピール強度が0.5に過ぎず、総合評価が最も悪い。比較例2は、中心導体を除いて同じ構成を有する実施例1と比較して、引張強さとピール強度に劣る。
また、導電率と抵抗溶接性(溶接部の引張強度、ピール強度)は、厚み比Tに依存していることがわかる。これにより、実施例1〜5は、導電率が高く、抵抗溶接性に優れ、機械的信頼性も良好であることがわかる。
次に、実施例1の配線材のNi露出部に様々な大きさのドーム状の突起を2個形成し、その抵抗溶接性を評価した。
(実施例1,11〜13)
実施例1は突起がないものである。実施例11〜13は、突起の半径rをいずれも0.5mmとし、高さhをそれぞれ0.1,0.2,0.5mmとした。
実施例1は突起がないものである。実施例11〜13は、突起の半径rをいずれも0.5mmとし、高さhをそれぞれ0.1,0.2,0.5mmとした。
(比較例11〜13)
比較例11〜13は、突起の半径rをそれぞれ0.5,0.5,0.3mmとし、高さhをそれぞれ0.05,0.02,0.02mmとした。
比較例11〜13は、突起の半径rをそれぞれ0.5,0.5,0.3mmとし、高さhをそれぞれ0.05,0.02,0.02mmとした。
実施例1,11〜13、比較例11〜13の突起形状の詳細を表3に示す。
また、実施例1,11〜13、比較例11〜13の抵抗溶接性を表2と同様にして評価した。ここで行った抵抗溶接試験は、図6および図7で説明したのとほぼ同様である。ただし、試験片S1のNi露出部5に形成した突起42a,42bの裏面側から抵抗溶接装置の主電極61を配置して加圧した。その評価結果を表4に示す。
表4に示すように、実施例11〜13は半径rが0.5mmで、かつ高さhが0.1〜0.5mmであり、上述した半径rおよび高さhの範囲内(r:0.5〜5.0mm、h:0.05mmを超え1.0mm以下)なので、引張強度が0.9、ピール強度も0.8〜0.9とより向上し、総合評価がいずれも良好になった。
比較例11は高さhが0.05mmと低く、比較例12は高さhが0.02mmと低く、比較例13は半径rが0.3mmと小さく高さhも0.02mmと低い。したがって、比較例11〜13は、いずれも引張強度が0.8、ピール強度が0.7で実施例1と同じであり、総合評価も同じである。
これにより、実施例11〜13は、実施例1に比べれば抵抗溶接性がより向上し、溶接部の機械的強度もより向上したことがわかる。
実施例で明らかにされたように、本実施の形態に係る配線材は、導電率が従来よりも高いだけでなく、電池タブ材(SPCC、SPCE、SUS製等)との抵抗溶接性においても、従来と同等である。また、接合強度も従来の配線材と同等、もしくは、実用特性上問題ないレベルにある。したがって、本実施の形態に係る配線材は、二次電池の大容量化に十分対応可能な配線材である。
1 配線材
2 Cu−Ag合金条
3a,3b Ni条
4 複合条材
5 Ni露出部
6 窓
7 絶縁体
2 Cu−Ag合金条
3a,3b Ni条
4 複合条材
5 Ni露出部
6 窓
7 絶縁体
Claims (7)
- Agを0.005〜5.0重量%の割合で含むCu−Ag合金条と、Ni条との複合条材で形成したことを特徴とする電池パック用配線材。
- 上記複合条材にNi露出部が形成されるように、上記複合条材の両面を絶縁体で部分的に被覆した請求項1記載の電池パック用配線材。
- 上記複合条材は、上記Cu−Ag合金条の両面をNi条で挟み込んで構成される請求項1または2記載の電池パック用配線材。
- 上記複合条材の厚さが0.05〜0.5mmである請求項1〜3いずれかに記載の電池パック用配線材。
- 上記絶縁体がポリエチレンテレフタレートあるいはポリイミドである請求項2〜4いずれかに記載の電池パック用配線材。
- 上記Cu−Ag合金条の厚さと、上記Ni条の合計の厚さとの厚み比Tが下式
0.5≦T={(Cu−Ag合金条の厚さ)/(Ni条の合計の厚さ)}≦14.0
である請求項1〜5いずれかに記載の電池パック用配線材。 - 上記複合条材は、上記Ni条表面、あるいは上記Ni露出部に、半径が0.5〜5.0mmで、かつ高さが0.05mmを超え1.0mm以下のドーム状の突起が少なくとも一個形成される請求項1〜6いずれかに記載の電池パック用配線材。
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-
2009
- 2009-09-25 JP JP2009220153A patent/JP2010034067A/ja active Pending
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