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JP2010033773A - 電池パック、及び電池システム - Google Patents

電池パック、及び電池システム Download PDF

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JP2010033773A
JP2010033773A JP2008192631A JP2008192631A JP2010033773A JP 2010033773 A JP2010033773 A JP 2010033773A JP 2008192631 A JP2008192631 A JP 2008192631A JP 2008192631 A JP2008192631 A JP 2008192631A JP 2010033773 A JP2010033773 A JP 2010033773A
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忠雄 木村
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Panasonic Corp
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Abstract

【課題】充電回路との間での通信回路を簡素化することができる電池パック、及びこれを用いた電池システムを提供する。
【解決手段】組電池21と、組電池21を充電するための充電電流を受電する接続端子6,7と、組電池21と接続端子7との間における、充電電流の電流経路を開閉するスイッチング素子5と、組電池21の満充電を検出する満充電検出部43と、満充電検出部43によって組電池21の満充電が検出されたとき、スイッチング素子5を、予め設定されたオンオフシーケンスで開閉させる充電制御部46とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯機器やバックアップ用電源等、種々の装置、システムに用いられる電池パックと、この電池パックを用いた電池システムに関する。
急激な情報化社会の進展に伴い、携帯機器用の電源や情報システムのバックアップ用電源として二次電池がますます重要になってきている。特に近年は長時間使用や省スペースの観点から小型、軽量の電源が求められており、二次電池も従来の鉛蓄電池からニッケル水素蓄電池やリチウムイオン二次電池などの高性能電池が多く用いられるようになってきている。
これらの高性能電池は、いずれもエネルギー密度が大きいことから、安全に長期間使用するためには適切な充放電の管理が必要である。このため、二次電池単体ではなく電池を監視したり充放電を制御したりする電池監視装置を組み合わせた二次電池パックとして使用されるのが主流となってきている。また、このような二次電池パックの充電を制御するために、二次電池パックと充電器との間で充電制御信号の通信を行うことも一般的となってきている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、二次電池パックの出力電圧は、内蔵される二次電池の種類と個数で決まるため、より高い電圧を必要する場合には、新たに二次電池の数を増加させた二次電池パックを設計、開発する必要がある。そこで、要求される電圧毎に電池パックを設計、製作するよりも複数の二次電池パックを直列に接続することで、所望の出力電圧を得るようにした方が経済的である(例えば、特許文献2参照。)。
特開平4−95364号公報 特開2007−280757号公報
しかしながら、特許文献1では、二次電池パックと充電器との間で充電制御信号の通信を行うための接続端子や通信回路が必要となり、コストが増大するという不都合があった。
また、特許文献2に記載の発明のように、直列接続された複数の電池パックと充電器との間で通信を行う場合には、電池パックと充電器間の通信に特別な工夫が必要となる。すなわち、直列接続された各電池パックは、通常、それぞれ各電池パックが備える二次電池の出力電圧を動作用電源電圧として用いることで通信信号を生成する。そうすると、各電池パックは直列接続されているから、充電器側から見ると、各電池パックから出力される通信信号間に電位差が生じることとなって、充電器側で各電池パック間での通信信号の回り込みが生じてしまう。
そのため、直列接続された複数の電池パックを、充電器と通信させるためには、通信線の絶縁処理を行ったり、電池パックの動作用電源電圧を外部から供給したりする必要があるという、不都合があった。また、複数の二次電池パックと充電器の間の通信は優先順位の制御など、通信制御が複雑となり、制御システム全体が非常に複雑化してしまうという不都合もあった。
本発明の目的は、充電回路との間での通信回路を簡素化することができる電池パック、及びこれを用いた電池システムを提供することである。
本発明に係る電池パックは、二次電池と、前記二次電池を充電するための充電電流を受電する接続端子と、前記二次電池と前記接続端子との間における、前記充電電流の電流経路を開閉するスイッチング素子と、前記二次電池の満充電を検出する満充電検出部と、前記満充電検出部によって前記二次電池の満充電が検出されたとき、前記スイッチング素子を、予め設定されたオンオフシーケンスで開閉させる充電制御部とを備える。
この構成によれば、接続端子によって受電された充電電流で二次電池が充電され、二次電池が満充電になると、満充電検出部によって二次電池が満充電になったことが検出される。そして、満充電検出部によって二次電池の満充電が検出されると、充電制御部によって、スイッチング素子が予め設定されたオンオフシーケンスで開閉されて、充電電流が当該オンオフシーケンスに対応して変化する。そうすると、電池パックの外部で充電電流の変化を監視することで、別途通信回路を用いることなく二次電池が満充電になったことが判るので、充電回路との間で通信回路を簡素化することができる。
また、前記二次電池に流れる電流を検出する第1電流検出部と、前記第1電流検出部によって検出された電流が、前記オンオフシーケンスに対応するように予め設定された電流変化パターンで変化したとき、前記接続端子を介して直列に接続された他の電池パックが満充電になったと判定する他満充電判定部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、当該電池パックが複数、前記接続端子を介して直列に接続された場合、当該直列接続された電池パックのうちいずれかが満充電になると、他の電池パックにおいて、第1電流検出部によって検出される充電電流が、前記オンオフシーケンスに対応するように予め設定された電流変化パターンで変化する。そうすると、他満充電判定部によって他の電池パックが満充電になったと判定されるので、各電池パックは、他の電池パックとの間に別途通信回路を設けることなく、他の電池パックが満充電になったか否かを検知することが可能となる。
また、前記二次電池の充電状態を表す情報として、前記第1電流検出部により検出された電流値の積算値を算出する積算値算出部と、前記満充電検出部によって前記二次電池の満充電が検出されたとき、及び前記他満充電判定部によって前記他の電池パックが満充電になったと判定されたときに、前記積算値の現在値として前記二次電池の満充電を示す値を設定する積算値補正部とをさらに備え、前記積算値算出部は、前記積算値補正部によって前記積算値が設定された場合、当該設定された積算値の現在値に基づき以後の積算を継続することが好ましい。
この構成によれば、積算値算出部によって、第1電流検出部により検出された電流値の積算値が、充電状態を示す情報として算出される。そして、満充電検出部によって二次電池の満充電が検出されたときは、二次電池の充電電荷量が満充電容量になっているのであるから、このとき積算値補正部は、積算値の現在値として二次電池の満充電を示す値を設定することで、充電状態を示す積算値の累積誤差を補正することができる。また、直列接続された自電池パックと他の電池パックとには、同じ電流が流れるのであるから、他満充電判定部によって他の電池パックが満充電になったと判定されたときは、自電池パックも満充電に近い状態であると考えられる。
そこで、積算値補正部は、他満充電判定部によって他の電池パックが満充電になったと判定されたとき、積算値の現在値として二次電池の満充電を示す値を設定することで、充電状態を示す積算値の累積誤差を補正することができる。そうすると、例えば他の電池パックが自電池パックより先に満充電になって充電が停止され、自電池パックが満充電にならない場合であっても、充電状態を示す積算値の累積誤差を補正することが可能となる。
また、前記充電制御部は、前記オンオフシーケンスの実行後、前記スイッチング素子をオフすることが好ましい。
この構成によれば、充電制御部は、二次電池が満充電になったことを外部に通知した後、二次電池の充電を停止することができるので、充電回路側で充電電流の遮断制御を行う必要がなく、充電回路を簡素化することが容易である。
また、本発明に係る電池システムは、上述の電池パックと、前記接続端子を介して前記電池パックに流れる電流を検出する第2電流検出部と、前記第2電流検出部によって検出された電流が、前記オンオフシーケンスに対応するように予め設定された電流変化パターンで変化したとき、前記電池パックが満充電になったと判定する電池パック満充電判定部とを備える。
この構成によれば、電池パックが満充電になると、第2電流検出部によって検出される充電電流が、前記オンオフシーケンスに対応するように予め設定された電流変化パターンで変化する。そうすると、電池パック満充電判定部によって電池パックが満充電になったと判定されるので、充電回路は、電池パックとの間に別途通信回路を設けることなく、電池パックが満充電になったか否かを検知することが可能となる。
また、前記電池パックは、複数直列に接続されており、前記第2電流検出部は、前記複数の電池パックが直列接続された直列回路に流れる電流を検出することが好ましい。
この構成によれば、直列接続された複数の電池パックのうちいずれかが満充電になると、第2電流検出部によって検出される充電電流が、前記オンオフシーケンスに対応するように予め設定された電流変化パターンで変化する。そうすると、電池パック満充電判定部によって、複数直列された電池パックの一つが満充電になったと判定されるので、充電回路は、電池パックとの間に別途通信回路を設けることなく、直列接続された複数の電池パックが満充電になったか否かを検知することが可能となる。
また、前記電池パック満充電判定部によって、前記電池パックが満充電になったと判定されたとき、前記電池パックが満充電になった旨報知する報知部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、充電回路は、電池パックとの間に別途通信回路を設けることなく電池パックが正常に充電されて満充電になったことを検知して、ユーザに報知することができる。
また、前記電池パックに充電電流を供給する充電部と、前記電池パック満充電判定部によって、前記電池パックが満充電になったと判定されたとき、前記充電部による充電動作を停止させる全体制御部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、電池パックが満充電になると、充電部による充電動作が停止されるので、満充電になって電池パック側で充電電流が遮断されている場合においても、充電部における電力損失を低減することができる。また、満充電になっても電池パック側で充電電流を遮断しない場合であっても、全体制御部によって、充電部側で充電を停止することが可能となる。
このような構成の電池パックは、接続端子によって受電された充電電流で二次電池が充電され、二次電池が満充電になると、満充電検出部によって二次電池が満充電になったことが検出される。そして、満充電検出部によって二次電池の満充電が検出されると、充電制御部によって、スイッチング素子が予め設定されたオンオフシーケンスで開閉されて、充電電流が当該オンオフシーケンスに対応して変化する。そうすると、電池パックの外部で充電電流の変化を監視することで、別途通信回路を用いることなく二次電池が満充電になったことが判るので、充電回路との間で通信回路を簡素化することができる。
また、このような構成の電池システムは、電池パックが満充電になると、第2電流検出部によって検出される充電電流が、前記オンオフシーケンスに対応するように予め設定された電流変化パターンで変化する。そうすると、電池パック満充電判定部によって電池パックが満充電になったと判定されるので、充電回路は、電池パックとの間に別途通信回路を設けることなく、電池パックが満充電になったか否かを検知することが可能となる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る電池パックを用いた電池システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示す電池システムの一例である組電池システム100は、二つの電池パック1a,1bと、電池パック1a,1bを直列に接続する配線8と、電流センサ9(第2電流検出部)と、充電回路10(充電部)と、LED(Light Emitting Diode)11(報知部)と、制御部12とを備えている。なお、報知部は、LEDに限られない。例えば液晶表示器やブザー等であってもよい。
電池パック1aと電池パック1bとは、同様に構成されている。以下、電池パック1aと電池パック1bとを総称して電池パック1と称する。
電池パック1は、複数、例えば4個の二次電池2と、電流センサ3(第1電流検出部)と、制御部4と、スイッチング素子5とを備えている。さらに、電池パック1aは、接続端子6a,7aを備えている。電池パック1bは、接続端子6b,7bを備えている。以下、接続端子6a,6bを総称して接続端子6と称し、接続端子7a,7bを総称して接続端子7と称する。
二次電池2は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池等、種々の二次電池である。そして、複数、例えば4個の二次電池2が直列接続されて、組電池21が構成されている。なお、二次電池2は、素電池に限られず、例えば複数の二次電池が直列、並列、あるいは直列と並列とが混在して接続されて、組電池21が構成されていてもよい。また、組電池21の代わりに二次電池2が1個用いられていてもよい。
電流センサ3は、組電池21に流れる電流を検出するセンサである。電流センサ3は、例えば充電方向の電流をプラスの電流値として、放電方向の電流をマイナスの電流値として検出するようになっている。電流センサ3は、例えば、シャント抵抗や電流変成器と、これらによってアナログ電圧に変換された電流値をデジタル値に変換して制御部4へ出力するアナログデジタルコンバータ等とで構成されている。なお、アナログデジタルコンバータは制御部4に内蔵されていてもよい。
スイッチング素子5は、例えばFET(Field Effect Transistor)等の半導体スイッチング素子を用いて構成されており、組電池21の充電電流を遮断可能にされている。
接続端子6,7は、例えば電極やコネクタ、端子台等であってもよく、ランドやパッド等の配線パターンであってもよい。そして、接続端子6は、電流センサ3、組電池21、及びスイッチング素子5を介して接続端子7に接続されている。接続端子6はプラス端子、接続端子7はマイナス端子になっている。
制御部4は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶された不揮発性のROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、その周辺回路等とを備えて構成されている。そして、制御部4は、例えばROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、積算値算出部41、SOC(State Of Charge)算出部42、満充電検出部43、他満充電判定部44、積算値補正部45、及び充電制御部46として機能する。
積算値算出部41は、電流センサ3によって検出された電流値Icを、継続的に、例えば単位時間毎に積算することによって、組電池21に充電されている積算電荷量Q(積算値)を算出する。
SOC算出部42は、例えば組電池21の満充電容量に対する積算電荷量Qの比率を算出することで、組電池21のSOCを算出する。SOC算出部42で算出されたSOCは、例えば組電池21の過放電を検出するために用いられたり、例えば組電池21の充電状態をモニタするための情報として図略の表示器で表示されたりする等、種々の用途に用いられる。
満充電検出部43は、組電池21が満充電になったか否かを検出する。具体的には、例えば二次電池2がリチウムイオン二次電池であった場合、予め組電池21が満充電になったときに得られる端子電圧を満充電電圧としてROM等に記憶しておく。そして、満充電検出部43は、例えば組電池21の端子電圧を監視し、組電池21の端子電圧が上記満充電電圧以上になったとき、組電池21が満充電になったと判定する。
あるいは、例えば二次電池2がニッケル水素二次電池であった場合、満充電検出部43は、組電池21の温度を監視し、当該温度が上昇し始めたことを検出すると、組電池21が満充電になったと判定する。このように、満充電検出部43は、二次電池2の種類に応じた方法で、組電池21の満充電を検出するようになっている。
充電制御部46は、満充電検出部によって組電池21の満充電が検出されたとき、スイッチング素子5を、予め設定されたオンオフシーケンスでオン、オフさせた後、オフさせる。これによって、充電制御部46は、組電池21の充電を禁止させて、組電池21が過充電になるおそれを低減するようになっている。
図2は、図1に示す充電制御部46が充電電流を遮断する前に実行するオンオフシーケンス(充電電流の遮断・通電パターン)の一例を示す説明図である。図2に示すオンオフシーケンスAは、充電電流が10Aのときに、充電を遮断する前に3秒間スイッチング素子5をオフ(電流遮断)、3秒間スイッチング素子5をオン(通電)、4秒間スイッチング素子5をオフ(電流遮断)、5秒間スイッチング素子5をオン(通電)するものである。なお、このオンオフシーケンス(遮断・通電パターン)は一例であり、オフ(遮断)・オン(通電)の回数や時間の組合せはこれに限定されるものではない。
他満充電判定部44は、電流センサ3によって検出された電流値Icが、前記オンオフシーケンスに対応するように予め設定された電流変化パターン(遮断・通電パターン)で変化したとき、他の電池パック1が満充電になったと判定する。
ここで、例えばオンオフシーケンスAに対応する電流変化パターンPは、例えば約3秒間電流値Icが略0Aとなり、その後3秒間電流値Icが予め設定された電流閾値Ith(例えば0.1A)を超え、その後約4秒間電流値Icが略0Aとなり、さらにその後5秒間電流値Icが電流閾値Ithを超えた後、略0A(充電遮断)となる遮断・通電パターンに設定されている。
積算値補正部45は、満充電検出部43によって組電池21が満充電になったと判定されたとき、及び他満充電判定部44によって他の電池パック1が満充電になったと判定されたときに、積算値算出部41が積算している積算電荷量Qを、組電池21の満充電容量に強制的に設定する。
このように構成された二つの電池パック1は、一方の電池パック1aの接続端子7aと他方の電池パック1bの接続端子6bとが配線8で接続されることで、直列接続されて、電池パックの直列回路が構成されている。そして、一方の電池パック1aの接続端子6aは、電流センサ9、及び充電回路10を介して他方の電池パック1bの接続端子7bに接続されている。
なお、電池パックが二つの例を示したが、電池パックは三つ以上直列接続されていてもよく、一つであってもよい。
電流センサ9は、例えば電流センサ3と同様に構成されたセンサであり、検出した電流値Icを制御部12へ出力する。充電回路10は、二つの電池パック1へ充電電流を供給して充電する充電回路である。充電回路10は、例えば定電流電源回路であってもよく、定電圧電源回路であってもよく、また、定電圧定電流回路であって、定電流充電中に電池パックで電流が遮断されると定電圧充電に切り替わるものであってもよく、種々の充電方式を用いることができる。
制御部12は、例えば所定の演算処理を実行するCPUと、所定の制御プログラムが記憶された不揮発性のROMと、データを一時的に記憶するRAMと、その周辺回路等とを備えて構成されている。そして、制御部12は、例えばROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、電池パック満充電判定部13、及び全体制御部14として機能する。また、例えばROMには、オンオフシーケンスAに対応するように予め設定された上述同様の電流変化パターンP(遮断・通電パターン)が記憶されている。
電池パック満充電判定部13は、電流センサ9によって検出された電流値Icが、例えばROMに記憶された電流変化パターンPで変化したとき、直列接続された電池パック1が満充電になったと判定する。
全体制御部14は、電池パック満充電判定部13によって、二つの電池パック1が満充電になったと判定されたとき、充電回路10による充電動作を停止させると共に、LED11を点灯(又は消灯、色を変化、点滅等)させることで、充電の正常終了をユーザに報知する。
ここで、複数の電池パック1のうちいずれか一つが満充電になると、各電池パック1においてスイッチング素子5がオフするので、必ずしも全体制御部14が充電回路10による充電動作を停止させる必要はない。しかしながら、充電が正常終了した場合に充電回路10による充電動作を停止させることで、充電回路10における電源電圧生成に伴う電力損失を低減させることが可能となる。
なお、充電制御部46は、必ずしもオンオフシーケンスの実行後にスイッチング素子5をオフさせる必要はなく、全体制御部14により充電回路10による充電動作が停止されることで充電が終了する構成としてもよい。
次に、上述のように構成された組電池システム100の動作について説明する。図3は、図1に示す制御部12の動作の一例を示すフローチャートである。図4は、図1に示す電池パック1の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、全体制御部14は、充電回路10によって、接続端子6a,7b間に充電電圧を印加させる。そうすると、充電回路10によって、接続端子6a,7b間に充電電圧が印加され、充電電流が電池パック1a,1bを流れて電池パック1aにおける組電池21と電池パック1bにおける組電池21とが充電される(ステップS1)。
図4を参照して、次に、電池パック1a,1bにおいて、電流センサ3によって、充電電流が検出され、その電流値Icが制御部4へ出力される(ステップS11)。そして、電池パック1a,1bにおける積算値算出部41によって、積算電荷量Qの現在値に電流値Icが積算されて、積算電荷量Qが更新される(ステップS12)。さらに、SOC算出部42によって、積算電荷量Qに基づきSOCが算出される(ステップS13)。
ところで、例えば接続端子6a,7bに接続された図略の負荷装置へ電力を供給する場合等、電池パック1a,1bが放電する際には、電池パック1a,1bにおける二次電池2がそれぞれ放電し、その放電電流が電池パック1a,1bにおいてそれぞれ電流センサ3で検出される。そうすると、マイナスの値を示す電流値Icが電池パック1a,1bにおける積算値算出部41でそれぞれ積算されて積算電荷量Qが算出される。
二次電池2が満充電に満たない範囲では、このようにして積算値算出部41による積算電荷量Qの算出が行われ、この積算電荷量Qに基づき電池パック1a,1bにおけるSOCがそれぞれSOC算出部42で算出されるようになっている。
しかしながら、このようにして得られた積算電荷量Qは、電流センサ3で検出された電流値Icの検出誤差が累積するため誤差が大きい。例えば、二次電池2の満充電容量が10Ahであって、電流センサ3の電流検出精度が1%である場合、満充電にならない範囲において10Aでの充放電が1時間繰り返されると、積算値算出部41により算出される積算電荷量Qには、1時間で0.1Ahの誤差が生じる。
そして、これが24時間継続すると、積算電荷量Qには2.4Ahの誤差が生じることとなる。そうすると、今、二次電池2の満充電容量は10Ahであるから、積算電荷量Q及びSOCの算出誤差が24%生じることとなり、累積誤差が非常に大きい。そこで、電池パック1は、電流積算とは異なる方法で組電池21の満充電を検出する手段として、満充電検出部43を備えている。
そして、電池パック1a,1bにおける満充電検出部43によって、二次電池2が有する特性を利用して、組電池21が満充電になったか否かが確認される(ステップS14)。
具体的には、満充電検出部43は、上述したように、例えばリチウムイオン二次電池であれば、SOCの増大に応じて端子電圧が増大する性質を利用して、端子電圧が満充電電圧になったか否かで満充電になったか否かを判定する。また、満充電検出部43は、例えばニッケル水素二次電池であれば、満充電で充電すると温度が上昇する性質を利用して、温度が上昇し始めたことを検出すると、組電池21が満充電になったと判定する。
そして、満充電検出部43によって電池パック1が満充電になったと判定されたとき(ステップS14でYES)、充電制御部46によって、例えば図2に示すオンオフシーケンスAが実行された後(ステップS15)、充電を停止させると共に積算電荷量Qを補正するべくステップS17へ移行する。以下、説明を簡単にするため、電池パック1aの動作として説明するが、電池パック1bも同様に動作する。
ここで、例えば電池パック1aにおいてオンオフシーケンスAが実行されたとすると、電池パック1a,1bは直列接続されているから、電池パック1bにおける電流センサ3、及び電流センサ9で検出される電流値も、オンオフシーケンスAに応じて変化し、電流変化パターンPを示すこととなる。
これにより、電池パック1aは、充電回路や他の電池パック1bとの間に通信回路を設けることなく、充電回路や他の電池パック1bに電池パック1aが満充電になったことを通知することが可能となる。
なお、例えば、電池パック1a,1b内の二次電池2に故障が発生したような場合に、制御部4がスイッチング素子5をオフして充電を停止させる場合があるが、その際には、オンオフシーケンスAを実行しないようにすることで、外部では満充電以外の要因で充電電流を遮断したことが検知できる。
一方、まだ組電池21が満充電でなければ(ステップS14でNO)、他満充電判定部44によって電流変化パターンPが検出されたか否かが確認される(ステップS16)。そして、電流変化パターンPが検出されなければ(ステップS16でNO)再びステップS11へ戻る一方、電流変化パターンPが検出された場合(ステップS16でYES)、満充電検出部43によって他の電池パック1bが満充電になったと判定されて、ステップS17へ移行する。
ステップS17において、充電制御部46によって、スイッチング素子5がオフされて、充電回路10から供給される充電電流が遮断される。次に、積算値補正部45によって、積算値算出部41が積算している積算電荷量Qが、組電池21の満充電容量に強制的に変更されて、積算電荷量Qが補正される(ステップS18)。
そうすると、ステップS15からS17へ移行してきたときは、満充電検出部43で組電池21の満充電が検出されているから、積算電荷量Qの現在値を組電池21の満充電容量に変更することで、積算電荷量Qが補正される。一方、ステップS16からS17へ移行してきたときは、まだ自電池パック1aにおいては満充電が検出されておらず、他の電池パック1bにおいて満充電が検出されたことになる。
しかしながら、各電池パックは同様に構成されており、各電池パックの二次電池2の特性も同様である。かつ、各電池パックは直列接続されているから各電池パックにおける充放電電流値も等しい。従って、多少のバラツキはあるものの、各電池パックにおける二次電池2の実際のSOCは略等しい。そのため、他の電池パック1bで満充電が検出されたのであれば、自電池パック1aにおける二次電池2も、満充電に近い状態にあると考えられる。
一方、積算値算出部41で算出される積算電荷量Qは、上述のように精度が低いから、他の電池パック1bで満充電が検出されたときに積算電荷量Qの現在値を組電池21の満充電容量に変更することで、積算電荷量Qの精度を向上させることができる。
また、もし仮にステップS16における電流変化パターンPの検出を行わず、従って他の電池パック1bが満充電で充電を終了したことを検知することができなかったとすれば、以後他の電池パック1bにおいてスイッチング素子5がオフされることにより自電池パック1aに流れる充電電流も遮断される。そのため、自電池パック1aにおける満充電検知部43が満充電を検知することがないから、ステップS18における積算電荷量Qの補正を実行することができず、積算電荷量Qの誤差がそのまま累積、増大してしまうこととなる。
しかしながら、電池パック1a,1bは、充電制御部46によって自電池パックが満充電になったことを他の電池パックに通知することができ、かつ他満充電判定部44によって他の電池パックで満充電になったことを検知して積算電荷量Qを補正することができるので、積算電荷量Qの誤差を低減することが可能となる。
以下、ステップS11に戻ってステップS11〜S18の処理を繰り返す。
一方、ステップS15において、充電制御部46によって、例えば図2に示すオンオフシーケンスAが実行されると、電流センサ9で検出される電流値も、オンオフシーケンスAに応じて変化し、電流変化パターンPを示す。そうすると、図3を参照して電池パック満充電判定部13によって電流変化パターンPが検出され(ステップS2でYES)、ステップS3へ移行する。
ステップS3において、全体制御部14によって充電回路10による充電電圧の生成が停止される。これにより、充電回路10における電源電圧生成に伴う電力損失が低減する。次に、全体制御部14によって、電池パック1a,1bの充電が正常に終了したことを示すLED11が点灯されて(ステップS4)、ユーザに正常終了が報知される。
なお、ステップS14で満充電が検出された場合(ステップS14でYES)、オンオフシーケンスAを実行した後にスイッチング素子5のオフや積算電荷量Qの補正を実行する例を示したが、積算電荷量Qの補正等、満充電処理を実行した後にオンオフシーケンスAを実行するようにしてもよい。
また、満充電時、故障発生時などのそれぞれの充電電流遮断理由に合わせて、異なるオンオフシーケンス、及びそれに対応する電流変化パターンを予め設定しておくことで、外部で充電電流が遮断された理由を検知できるようにしてもよい。
また、接続端子6,7を、充電と放電とで兼用する例を示したが、充電用の接続端子のとは別に、放電専用の接続端子を有していてもよく、その場合は充電用の接続端子と二次電池2の間にスイッチング素子5が配置されていればよい。
本発明に係る電池パック、及び組電池システムは、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、太陽電池や発電装置と二次電池とを組み合わされた電源システム等、種々の電池搭載装置、システムにおいて、好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る電池パックを用いた組電池システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す充電制御部が充電電流を遮断する前に実行するオンオフシーケンスの一例を示す説明図である。 図1に示す制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示す電池パックの動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1a,1b 電池パック
2 二次電池
3 電流センサ
4,12 制御部
5 スイッチング素子
6,6a,6b,7,7a,7b 接続端子
8 配線
9 電流センサ
10 充電回路
11 LED
13 電池パック満充電判定部
14 全体制御部
21 組電池
41 積算値算出部
42 SOC算出部
43 満充電検出部
44 他満充電判定部
45 積算値補正部
46 充電制御部
100 組電池システム
A オンオフシーケンス

Claims (8)

  1. 二次電池と、
    前記二次電池を充電するための充電電流を受電する接続端子と、
    前記二次電池と前記接続端子との間における、前記充電電流の電流経路を開閉するスイッチング素子と、
    前記二次電池の満充電を検出する満充電検出部と、
    前記満充電検出部によって前記二次電池の満充電が検出されたとき、前記スイッチング素子を、予め設定されたオンオフシーケンスで開閉させる充電制御部と
    を備えることを特徴とする電池パック。
  2. 前記二次電池に流れる電流を検出する第1電流検出部と、
    前記第1電流検出部によって検出された電流が、前記オンオフシーケンスに対応するように予め設定された電流変化パターンで変化したとき、前記接続端子を介して直列に接続された他の電池パックが満充電になったと判定する他満充電判定部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1記載の電池パック。
  3. 前記二次電池の充電状態を表す情報として、前記第1電流検出部により検出された電流値の積算値を算出する積算値算出部と、
    前記満充電検出部によって前記二次電池の満充電が検出されたとき、及び前記他満充電判定部によって前記他の電池パックが満充電になったと判定されたときに、前記積算値の現在値として前記二次電池の満充電を示す値を設定する積算値補正部とをさらに備え、
    前記積算値算出部は、
    前記積算値補正部によって前記積算値が設定された場合、当該設定された積算値の現在値に基づき以後の積算を継続すること
    を特徴とする請求項2記載の電池パック。
  4. 前記充電制御部は、
    前記オンオフシーケンスの実行後、前記スイッチング素子をオフすること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池パック。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電池パックと、
    前記接続端子を介して前記電池パックに流れる電流を検出する第2電流検出部と、
    前記第2電流検出部によって検出された電流が、前記オンオフシーケンスに対応するように予め設定された電流変化パターンで変化したとき、前記電池パックが満充電になったと判定する電池パック満充電判定部と
    を備えることを特徴とする電池システム。
  6. 前記電池パックは、複数直列に接続されており、
    前記第2電流検出部は、前記複数の電池パックが直列接続された直列回路に流れる電流を検出すること
    を特徴とする請求項5記載の電池システム。
  7. 前記電池パック満充電判定部によって、前記電池パックが満充電になったと判定されたとき、前記電池パックが満充電になった旨報知する報知部をさらに備えること
    を特徴とする請求項5又は6記載の電池システム。
  8. 前記電池パックに充電電流を供給する充電部と、
    前記電池パック満充電判定部によって、前記電池パックが満充電になったと判定されたとき、前記充電部による充電動作を停止させる全体制御部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の電池システム。
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