JP2010028240A - アドレス設定装置、アドレス設定方法、および多重通信用ケーブルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】アクチュエータ用コネクタの内部回路が複雑化することを抑制するとともに、アドレス設定工数を低減することが可能なアドレス設定装置、アドレス設定方法、および、このアドレス設定方法を用いた多重通信用ケーブルの製造方法を提供すること。
【解決手段】アドレス設定装置400は、ECU側コネクタ5からバスライン100を介して複数のモータ制御ユニット300にアドレス設定指示を送信し、これに同期して、それぞれのモータ制御ユニット300の位置検出信号入力端子92に個別のアドレス信号を送信して、複数のアクチュエータ用コネクタ3のそれぞれのモータ制御ユニット300のアドレス記憶部306に個別のアドレスを設定する。
【選択図】図10
【解決手段】アドレス設定装置400は、ECU側コネクタ5からバスライン100を介して複数のモータ制御ユニット300にアドレス設定指示を送信し、これに同期して、それぞれのモータ制御ユニット300の位置検出信号入力端子92に個別のアドレス信号を送信して、複数のアクチュエータ用コネクタ3のそれぞれのモータ制御ユニット300のアドレス記憶部306に個別のアドレスを設定する。
【選択図】図10
Description
本発明は、アクチュエータ側コネクタにアクチュエータ制御手段を内蔵した多重通信用ケーブルのアドレス設定装置、アドレス設定方法、および多重通信用ケーブルの製造方法に関する。
従来技術として、下記特許文献1に開示されたアドレス設定方法がある。このアドレス設定方法では、まず、ホスト接続コネクタおよびモータ等のアクチュエータに接続するための複数の制御機能付きコネクタ装置を配線に組付けた後に、ホスト接続コネクタおよび制御機能付きコネクタ装置をアドレス設定装置に接続する。そして次に、アドレス設定装置からホスト接続コネクタを介して制御機能付きコネクタ装置にアドレスの情報および書き込みコマンドを送信しながら、これに同期して、アドレス設定装置に設けられた制御機能付きコネクタ接続部から制御機能付きコネクタ装置の電子制御ユニット側の端子グループに特定の書き込み電圧を与えて、複数の制御機能付きコネクタ装置に順次アドレスを設定するようになっている。
特開2005−277913号公報
しかしながら、上記従来技術のアドレス設定方法では、アドレス書き込み指示である特定の電圧信号を受信するために、制御機能付きコネクタ装置のアクチュエータへの入出力回路に電圧信号受信機能を付与する必要があり内部回路が増加して複雑になるという問題がある。また、複数の制御機能付きコネクタ装置に順次アドレスを設定していくため、アドレス設定工数が増大するという問題がある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、アクチュエータ用コネクタの内部回路が複雑化することを抑制するとともに、アドレス設定工数を低減することが可能なアドレス設定装置、アドレス設定方法、および、このアドレス設定方法を用いた多重通信用ケーブルの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
バスライン(100)と、バスラインに複数の電動式のアクチュエータ(110、120、130、140、150)をそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ(310、320、330、340、350)と、バスラインにマスタ制御手段(200)を接続するためのマスタ側コネクタ(5)とを有し、アクチュエータ側コネクタのそれぞれが、アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ制御手段(300)を内蔵し、アクチュエータ制御手段がアクチュエータ接続端子(9)とマスタ制御手段からのバスラインを介した多重通信のためのアドレスを記憶する記憶手段(306)とを有する多重通信用ケーブル(2)のそれぞれの記憶手段にアドレスを設定するアドレス設定装置(400)であって、
マスタ側コネクタからバスラインを介して、複数のアクチュエータ制御手段にアドレス設定指示を送信するアドレス設定指示手段(410、420)と、
アドレス設定指示手段から複数のアクチュエータ制御手段へのアドレス設定指示の送信に同期して、それぞれのアクチュエータ制御手段のアクチュエータ接続端子に個別のアドレス信号を送信するアドレス信号送信手段(420、440)とを備え、
複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの記憶手段に個別のアドレスを設定することを特徴としている。
バスライン(100)と、バスラインに複数の電動式のアクチュエータ(110、120、130、140、150)をそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ(310、320、330、340、350)と、バスラインにマスタ制御手段(200)を接続するためのマスタ側コネクタ(5)とを有し、アクチュエータ側コネクタのそれぞれが、アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ制御手段(300)を内蔵し、アクチュエータ制御手段がアクチュエータ接続端子(9)とマスタ制御手段からのバスラインを介した多重通信のためのアドレスを記憶する記憶手段(306)とを有する多重通信用ケーブル(2)のそれぞれの記憶手段にアドレスを設定するアドレス設定装置(400)であって、
マスタ側コネクタからバスラインを介して、複数のアクチュエータ制御手段にアドレス設定指示を送信するアドレス設定指示手段(410、420)と、
アドレス設定指示手段から複数のアクチュエータ制御手段へのアドレス設定指示の送信に同期して、それぞれのアクチュエータ制御手段のアクチュエータ接続端子に個別のアドレス信号を送信するアドレス信号送信手段(420、440)とを備え、
複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの記憶手段に個別のアドレスを設定することを特徴としている。
これによると、アドレス設定装置(400)のアドレス設定指示手段(410、420)がバスライン(100)を介して複数のアクチュエータ制御手段(300)にアドレス設定指示を送信しつつ、アドレス信号送信手段(420、440)がアクチュエータ制御手段(300)のアクチュエータ接続端子(9)に個別のアドレス信号を送信して、複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの記憶手段に個別のアドレスを設定することができる。したがって、アクチュエータ接続端子に繋がる内部回路を利用してアドレス信号を識別することができるとともに、複数のアクチュエータ制御手段のアクチュエータ接続端子にそれぞれ個別のアドレス信号を送信して複数のアクチュエータ制御手段の記憶手段に同時にアドレスを設定することができる。このようにして、アクチュエータ用コネクタの内部回路が複雑化することを抑制するとともに、アドレス設定工数を低減することができる。
また、請求項2に記載の発明では、アドレス信号送信手段は、それぞれのアクチュエータ制御手段のアクチュエータ接続端子のうち、アクチュエータの作動位置検出信号を受信するための位置検出信号受信端子(92)に、個別のアドレス信号を送信することを特徴としている。
これによると、位置検出信号受信端子(92)に繋がる位置検出回路を利用してアドレス信号を識別することができるので、アクチュエータ用コネクタの内部回路が複雑化することを確実に抑制することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、位置検出信号受信端子がアクチュエータに設けられたエンコーダ(1150)からのアクチュエータ作動位置検出信号を受信するものである場合には、アドレス信号送信手段は、それぞれのアクチュエータ制御手段の位置検出信号受信端子に電圧パルスパターンの異なる個別のアドレス信号を送信して、複数のアクチュエータ制御手段の記憶手段に同時にアドレスを設定することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、位置検出信号受信端子がアクチュエータに設けられたポテンショメータ(1150B)からのアクチュエータ作動位置検出信号を受信するものである場合には、アドレス信号送信手段は、それぞれのアクチュエータ制御手段の位置検出信号受信端子に電圧値の異なる個別のアドレス信号を送信して、複数のアクチュエータ制御手段の記憶手段に同時にアドレスを設定することができる。
また、請求項5に記載の発明では、
それぞれのアクチュエータ制御手段のアクチュエータ接続端子のうちアクチュエータに駆動電力を出力するための駆動電力出力端子(91)に接続して駆動電力の出力状態を検出する出力状態検出手段(480、490)を備え、
複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの記憶手段に個別のアドレスを設定した後に、マスタ側コネクタからバスラインを介して、複数のアクチュエータ制御手段にアドレスとともにアクチュエータ駆動指示信号を送信し、該当するアドレスを設定したアクチュエータ制御手段の駆動電力出力端子からの駆動電力の出力状態を出力状態検出手段で確認することを特徴としている。
それぞれのアクチュエータ制御手段のアクチュエータ接続端子のうちアクチュエータに駆動電力を出力するための駆動電力出力端子(91)に接続して駆動電力の出力状態を検出する出力状態検出手段(480、490)を備え、
複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの記憶手段に個別のアドレスを設定した後に、マスタ側コネクタからバスラインを介して、複数のアクチュエータ制御手段にアドレスとともにアクチュエータ駆動指示信号を送信し、該当するアドレスを設定したアクチュエータ制御手段の駆動電力出力端子からの駆動電力の出力状態を出力状態検出手段で確認することを特徴としている。
これによると、複数のアクチュエータ制御手段がそれぞれのアクチュエータ側コネクタに接続されるアクチュエータを駆動制御可能であるか否かを検査することができる。
また、請求項6に記載の発明では、複数のアクチュエータ側コネクタにそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ接続部(441、442、443、444)、および、マスタ側コネクタに接続するためのマスタ側コネクタ接続部(411)を備え、複数のアクチュエータ側コネクタ接続部およびマスタ側コネクタ接続部の相互の間隔は、多重通信用ケーブルのバスラインに取り付けられる複数のアクチュエータ側コネクタおよびマスタ側コネクタ相互の所定取付け間隔と等しく設定されていることを特徴としている。
これによると、バスラインに対し複数のアクチュエータ側コネクタおよびマスタ側コネクタが予め設定された所定間隔で配設されていることを確認し易いとともに、複数のアクチュエータ側コネクタへのアドレスの誤設定を防止することもできる。
また、請求項7に記載の発明では、
バスライン(100)と、バスラインに複数の電動式のアクチュエータ(110、120、130、140、150)をそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ(310、320、330、340、350)と、バスラインにマスタ制御手段(200)を接続するためのマスタ側コネクタ(5)とを有し、アクチュエータ側コネクタのそれぞれが、アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ制御手段(300)を内蔵し、アクチュエータ制御手段がアクチュエータ接続端子(9)とマスタ制御手段からのバスラインを介した多重通信のためのアドレスを記憶する記憶手段(306)とを有する多重通信用ケーブル(2)のそれぞれの記憶手段にアドレスを設定するアドレス設定方法であって、
マスタ側コネクタからバスラインを介して複数のアクチュエータ制御手段にアドレス設定指示を送信し、これに同期して、それぞれのアクチュエータ制御手段のアクチュエータ接続端子に個別のアドレス信号を送信して、複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの記憶手段に個別のアドレスを設定することを特徴としている。
バスライン(100)と、バスラインに複数の電動式のアクチュエータ(110、120、130、140、150)をそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ(310、320、330、340、350)と、バスラインにマスタ制御手段(200)を接続するためのマスタ側コネクタ(5)とを有し、アクチュエータ側コネクタのそれぞれが、アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ制御手段(300)を内蔵し、アクチュエータ制御手段がアクチュエータ接続端子(9)とマスタ制御手段からのバスラインを介した多重通信のためのアドレスを記憶する記憶手段(306)とを有する多重通信用ケーブル(2)のそれぞれの記憶手段にアドレスを設定するアドレス設定方法であって、
マスタ側コネクタからバスラインを介して複数のアクチュエータ制御手段にアドレス設定指示を送信し、これに同期して、それぞれのアクチュエータ制御手段のアクチュエータ接続端子に個別のアドレス信号を送信して、複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの記憶手段に個別のアドレスを設定することを特徴としている。
これによると、バスライン(100)を介して複数のアクチュエータ制御手段(300)にアドレス設定指示を送信しつつ、アクチュエータ制御手段(300)のアクチュエータ接続端子(9)に個別のアドレス信号を送信して、複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの記憶手段に個別のアドレスを設定することができる。したがって、アクチュエータ接続端子に繋がる内部回路を利用してアドレス信号を識別することができるとともに、複数のアクチュエータ制御手段のアクチュエータ接続端子にそれぞれ個別のアドレス信号を送信して複数のアクチュエータ制御手段の記憶手段に同時にアドレスを設定することができる。このようにして、アクチュエータ用コネクタの内部回路が複雑化することを抑制するとともに、アドレス設定工数を低減することができる。
また、請求項8に記載の発明では、
バスライン(100)と、バスラインに複数の電動式のアクチュエータ(110)をそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ(310、320、330、340、350)と、バスラインにマスタ制御手段(200)を接続するためのマスタ側コネクタ(5)とを有し、アクチュエータ側コネクタのそれぞれが、アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ制御手段(300)を内蔵し、アクチュエータ制御手段がアクチュエータ接続端子(9)とマスタ制御手段からのバスラインを介した多重通信のためのアドレスを記憶する記憶手段(306)とを有する多重通信用ケーブル(2)の製造方法であって、
バスラインに複数のアクチュエータ側コネクタおよびマスタ側コネクタを組付け、記憶手段にアドレスを未設定状態の組付体(2A)を形成する組付体形成工程と、
この組付体形成工程の後に、組付体のマスタ側コネクタからバスラインを介して複数のアクチュエータ制御手段にアドレス設定指示を送信し、これに同期して、それぞれの前記アクチュエータ制御手段のアクチュエータ接続端子に個別のアドレス信号を送信して、複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの記憶手段に個別のアドレスを設定するアドレス設定工程とを備えることを特徴としている。
バスライン(100)と、バスラインに複数の電動式のアクチュエータ(110)をそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ(310、320、330、340、350)と、バスラインにマスタ制御手段(200)を接続するためのマスタ側コネクタ(5)とを有し、アクチュエータ側コネクタのそれぞれが、アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ制御手段(300)を内蔵し、アクチュエータ制御手段がアクチュエータ接続端子(9)とマスタ制御手段からのバスラインを介した多重通信のためのアドレスを記憶する記憶手段(306)とを有する多重通信用ケーブル(2)の製造方法であって、
バスラインに複数のアクチュエータ側コネクタおよびマスタ側コネクタを組付け、記憶手段にアドレスを未設定状態の組付体(2A)を形成する組付体形成工程と、
この組付体形成工程の後に、組付体のマスタ側コネクタからバスラインを介して複数のアクチュエータ制御手段にアドレス設定指示を送信し、これに同期して、それぞれの前記アクチュエータ制御手段のアクチュエータ接続端子に個別のアドレス信号を送信して、複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの記憶手段に個別のアドレスを設定するアドレス設定工程とを備えることを特徴としている。
これによると、組付体形成工程でバスラインに複数のアクチュエータ側コネクタおよびマスタ側コネクタを組付けた後に、アドレス設定工程で複数のアクチュエータ制御手段の記憶手段に同時にアドレスを設定して、アクチュエータ用コネクタの内部回路が複雑化することを抑制した多重通信用ケーブル(2)を得ることができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1の実施形態)
本発明を適用したアドレス設定装置によりアドレス設定された多重通信用ケーブルであるコネクタ付ハーネス2を車両用空調システムに適用した第1の実施形態について図1ないし図11を参照して説明する。
本発明を適用したアドレス設定装置によりアドレス設定された多重通信用ケーブルであるコネクタ付ハーネス2を車両用空調システムに適用した第1の実施形態について図1ないし図11を参照して説明する。
図1は、空調システム1の概略全体構成を示す模式構成図である。図2は、空調システム1内に構築されたローカルエリアネットワークの構成を示したブロック図である。また、図3は、アドレス設定装置によりアドレスが設定されるコネクタ付きハーネス2を示す斜視図であり、図4は、コネクタ3を示す斜視図である。本実施形態のアドレス設定装置は、コネクタ3にアドレスを設定するための装置である。
この空調システム1は、図示するようにブロワファン10により空調ケース20内部に導入する空気を内外気ドア(内外気切換ドア)30により選択し、導入した空気を冷却用熱交換器40で熱交換する。
そして、エアミックスドア50の開度制御により、冷却用熱交換器40を通過した空気のうち加熱用熱交換器60へと導く空気と、この加熱用熱交換器60をバイパスする空気との配分割合を調整する。この後、加熱用熱交換器60を通過した空気とバイパスした空気とを混合して空調空気を作る。最後に、各吹出し口を開閉するモードドア(吹出モードドア)70(71、72、73)の開度パターンを制御し、各吹出し口から吹き出される空調空気の風量割合を調整する。
この空調システム1の構成要素のうち、内外気ドア30、エアミックスドア50、及びモードドア71、72、73は、それぞれドアサーボ110、120、130、140、150(ドアサーボモータ、アクチュエータに相当)によって回動駆動される構成となっている。このうち、内外気ドアサーボ110は、内外気ドア30を回動駆動することで内気導入口あるいは外気導入口を選択的に開放する。また、エアミックス(A/M)ドアサーボ120は、エアミックスドア50の開度を所定の開度へと回動駆動することで、加熱用交換器60へと導く空気と、加熱用熱交換器60をバイパスする空気との配分割合を調整する。最後に、モード(MODE)ドアサーボ130、140、150は、それぞれ各モードドア71、72、73の開度パターンを切り換えることにより、各吹出し口から吹き出される空調空気の風量割合を調整する。
図2に示すように、各ドアサーボ110、120、130、140、150は、空調システム1内の各構成要素を制御する空調制御装置であるマスタECU200(A/CECU、マスタ制御手段に相当)からの指示に従って、それぞれが担当するドア30、50、71、72、73を回動駆動するようになっている。空調システム1内には、ローカルネットワークが構築されており、このネットワーク内にマスタECU200、各ドアサーボ110、120、130、140、150及びその他の制御装置(図示せず)が接続された形態とされており、例えばLINプロトコルに従って多重通信が行われるようになっている。すなわち、後述する通信用のバスライン100は、所謂LINバスとなっている。
車両用空調装置には多数のアクチュエータが設けられるので、後述するアクチュエータ制御手段であるモータ制御ユニット300を有するコネクタ付きハーネス2を用いることによって、アクチュエータの構成が駆動回路を含まずに実現でき、各ドアサーボ110、120、130、140、150の構成を共通化することができる。
またコネクタ付きハーネス2を用いることによって、車両用空調装置内にローカルネットワークが構築される。ネットワーク内には、エアコン用マスタECU200、各サーボモータおよびその他の制御装置が接続される。このようにネットワークを構成するので、1つのアクチュエータとエアコンECUとを1対1で接続する場合に比べて、配線量を極めて少なくすることができる。
図2に示すように、通信用のバスライン100には、その一端にECU用コネクタ5(マスタ側コネクタに相当)を介してマスタECU200が接続されているとともに、図5にも一部を示すように各アクチュエータ用コネクタ310、320、330、340、350(アクチュエータ側コネクタに相当、以下、単に「コネクタ」ということがある)を介してドアサーボ110、120、130、140、150が共通接続されており、電源ラインVcc及びグランドラインGNDにも、それぞれマスタECU200、及び、コネクタ310、320、330、340、350を介して各ドアサーボ110、120、130、140、150が接続されている。また、バスライン100の終端は開放されている。
各ドアサーボ110、120、130、140、150には、圧接タイプコネクタ310、320、330、340、350が嵌合されており、これらのコネクタ310、320、330、340、350がバスライン100、電源ラインVcc及びグランドラインGNDからなるハーネス4に接続されることで、各ドアサーボ110、120、130、140、150がバスライン100、電源ラインVcc、及びグランドラインGNDに共通接続される構成とされている。
図3に示すように、コネクタ付きハーネス2は、ハーネス4とECU用コネクタ5と複数のコネクタ3(前述のコネクタ310、320、330、340、350)とを含む。ハーネス4は、複数の電気配線で構成され、本例では、前述したように通信用のバスライン100(信号線)、電源ラインVcc(電源プラス側の電源線)およびグランドラインGND(電源マイナス側のGND線)の3本の電気配線で構成されている。ハーネス4は、一端部にはECU用コネクタ5が設けられ、残余の部分にはアクチュエータ用コネクタ3が複数直列に設けられ、本例では5つ設けられる。これらのコネクタ3の構成は、互いに等しい。すなわち、複数のコネクタ3は全て共通化されている。
図4に示すように、コネクタ3は、アクチュエータに設けた相手側コネクタ部と嵌合することでアクチュエータと電気的かつ機械的に接続する。コネクタ3の外観は、四角筒状のハウジング6とカバー7とによって構成される。ハウジング6の内部には、集積回路からなるモータ制御ユニット300、ハーネス接続端子8、アクチュータ接続端子9が内蔵されている。
モータ制御ユニット300の内部にはアドレス情報を記憶し格納しておくアドレス記憶メモリであるアドレス記憶部306を持つ。アドレス記憶部306は不揮発性メモリであり、例えば、EEPROMを採用することができる。アドレス記憶部306は、記憶手段であって、後述するアドレス設定装置400によって自己に設定されるアドレスが記憶される。モータ制御ユニット300の集積回路部は、アクチュエータを制御するモータ駆動回路と通信回路とが一体化、換言するとワンチップ化されて構成される。
コネクタ3のハウジング6には雌型コネクタ部10が設けられており、アクチュエータの雄型コネクタと嵌合し、モータ制御ユニット300とアクチュエータとを機械的に接続するとともに、モータ制御ユニット300が備えるアクチュエータ接続端子であるモータ接続端子9を介して電気的にも接続する。
ハーネス接続端子8は、ハーネス4が電気的および機械的に接続される。ハーネス接続端子8とハーネス4とは、たとえば圧接接続である。ハーネス接続端子8の先端側には、V字状の切欠き部が形成されている。ハーネス4を構成する各電気配線100、Vcc、GNDは、ハウジング6とカバー7との接合面に形成された穴部12に挟まれてハウジング6に固定保持された状態で、切欠き部に食い込むように挟まれてハーネス端子8に電気的に接続される。したがって電気配線を切欠き部に食い込ませることにより電気配線の絶縁被覆が切欠き部により切断されて、絶縁被覆内の芯線とハーネス端子8とが電気的に接続される。また各電気配線100、Vcc、GNDは、コネクタハウジング6とカバー7とに挟まれてコネクタ3に固定される。
図5は、コネクタ3の電気ブロック構成の例を示したものである。コネクタ3は全て共通化されているので、ここでは内外気ドアサーボ110を接続するコネクタ310を図示しており、コネクタ310を例に説明する。
集積回路からなるモータ制御ユニット300は、バスライン100に接続する通信部(通信回路部)301と、電源線Vcc、GNDに接続するとともに内部電圧を安定化する電源部302と、ドアサーボ110に駆動電力を供給してドアサーボ110の電動モータを制御するモータ駆動回路部303と、ドアサーボ110のエンコーダ1150からの信号を入力してモータ回転位置を検出するエンコーダ検出回路部304と、これら各構成との間で送受信してアクチュエータであるドアサーボ110を駆動制御する制御部305と、アドレス記憶部306とを備え構成されている。
モータ制御ユニット300は、ハーネス4のバスライン100から送られて来るアクチュエータ制御指示を通信部301で受信し、制御部305はアドレス記憶部306に記憶しているアドレス値と一致する通信指示内容に従って、アクチュエータを駆動制御する。アクチュエータの作動の制御は、モータ駆動回路部303がアクチュエータの電動モータに通電して回転させ出力軸を回転させる。電動モータの出力軸に取付けられて出力軸の回転に従って回転するエンコーダ1150のパルス発生器の接点が、電動モータの回転によって開閉し、検出回路部304が電動モータの回転を検出する。
ここで、図6ないし図8を用いてドアサーボモータをなす電動アクチュエータの具体的な構成例について説明する。アクチュエータである各ドアサーボ110、120、130、140、150は、全て共通仕様としているので、ドアサーボ110を例に説明する。
図6は、ドアサーボモータ110の構成図である。図7(a)は、パルスパターンプレート1153の正面図であり、図7(b)は、パルスパターンプレート1153の側面図である。また、図8は、図6のA−A線断面図である。
図6に示す直流モータ1110は、前述のモータ制御ユニット300のモータ駆動回路部303から電力を得て回転するものであり、減速機構1120はモータ1110から入力された回転力を減速してドアに向けて出力する変速機構である。なお、以下、直流モータ1110及び減速機構1120等の回転駆動する機構部を駆動部1130と呼ぶ。
減速機構1120は、モータ1110の出力軸1111に圧入されたウォーム1121、このウォーム1121と噛み合うウォームホィール1122、及び複数枚の平歯車1123、1124からなる歯車列であり、出力側に位置する最終段歯車(出力側歯車)1126には、出力軸1127が設けられている。
なお、ケーシング1140は駆動部1130を収納するととともに、後述するブラシ(電気接点)1155〜1157が固定されたケーシングである。
ところで、減速機構1120のうち、直流モータ1110により直接駆動される入力歯車(ウォーム1121)より出力側(出力軸1127)には、図6〜8に示すように、パルスパターンプレート(以下、パターンプレートと呼ぶ。)1153が設けられており、このパターンプレート1153は、円周方向に交互に並んだ導電部及び非導電部からなる第1、第2パルスパターン1151、1152が設けられたもので、出力軸1127と一体的に回転する。
このとき、導電部の円周角及び非導電部の円周角を互いに等しくするとともに、第1パルスパターン1151の位相を第2パルスパターン1152の位相に対して円周角の略1/2ずらしている。
なお、第1、第2パルスパターン1151、1152は電気的に繋がっており、第1、第2パルスパターン1151、1152は、両パルスパターン1151、1152より内周側に設けられたコモンパターン(共通導電部パターン)1154と電気的に繋がって、後述するブラシ1157を介してモータ駆動回路部303の負極側に電気的に繋がっている。
一方、ケーシング1140側には、樹脂一体成形によりモータ駆動回路部303の正極側に接続された銅系導電材料製の第1〜第3ブラシ(電気接点)1155〜1157が固定されており、第1ブラシ1155は第1パルスパターン1151に接触し、第2ブラシ1156は第2パルスパターン1152に接触し、第3ブラシ1157はコモンパターン1154に接触するように構成されている。
なお、本実施形態では、第1〜第3ブラシ1155〜1157とパターンプレート1153との接点を2点以上(本実施形態では、4点)とすることにより、第1〜第3ブラシ1155〜1157と導電部(コモンパターン1154を含む)との電気接続を確実なものとしている。
ここで、第1〜第3ブラシ1155〜1157とパターンプレート1153とからなる構成が、ドアサーボモータ110の回転位置検出信号を出力するパルス式のエンコーダ1150である。
次に、本実施形態のアドレス設定装置400について説明する。図9は、アドレス設定装置により各コネクタ3にアドレスが設定されるコネクタ付きハーネス2を示す模式図であり、図10は、アドレス設定装置400の概略構成を示す模式図である。なお、ハーネス4に複数のコネクタ3およびECU用コネクタ5を組付けアドレスを未設定状態の組付体2Aと、アドレス設定後のコネクタ付きハーネス2とは、設定アドレスの有無以外は同一であるので、同じ図で示している。また、図9および図10では、コネクタ付きハーネス2のコネクタ3の数を4つとした例を示している。
図9に示すアドレス設定前のコネクタ付ハーネスである組付体2Aでは、コネクタ3は共通品で、内部のアドレス記憶部306にはまだ個別のアドレスが記憶されておらず(記憶内容は無いか、あるいは共通の値が記憶されており)、アドレス設定されていないため、区別はできない。この組付体2Aの各コネクタ3のアドレス記憶部306に個別のアドレスが設定されると、多重通信を行うことが可能なコネクタ付ハーネス2となる。
図10に示すように、アドレス設定装置400には、コネクタ付ハーネス2となる組付体2Aの全てのコネクタ3とECU用コネクタ5が装着できるようになっており、アドレス設定装置400はECU用コネクタ5を介してハーネス4と電気的に接続するとともに、それぞれのアクチュエータ用コネクタ3のエンコーダ位置検出信号入力端子(位置検出信号受信端子)92とも電気接続するようになっている。ここで、アドレス設定装置400が電気的に接続する位置検出信号入力端子92は、図5に示す位置検出信号入力端子92のうち、端子92a、92bの少なくともいずれかを含むものである。
アドレス設定装置400は、コネクタ付ハーネス2のハーネス4のバスライン100を通してコネクタ3のモータ制御ユニット300と通信し指示送信と応答受信する通信部410と、アドレス設定装置400の各構成の作動制御を行う処理回路またはマイクロコンピュータを含む制御部420と、アドレス設定のためのプログラムを記憶するRAMおよびROMを含む記憶装置430と、それぞれのコネクタ3の位置検出信号入力端子92に接続してアドレス識別信号を送信する入出力部440と、各構成に電源を供給する電源装置450と、アドレス設定装置400の動作プログラムを開始するトリガスイッチ460と、アドレス設定の完了を知らせる表示装置470とを備えている。
なお、入出力部440は、それぞれのコネクタ3の位置検出信号入力端子92に向けて、同時に個別のアドレス識別信号を送信するようになっている。そして、アドレス設定装置400により組付体2Aの各コネクタ3にアドレスの設定が完了すると、組付体2Aは多重通信を行うことが可能なコネクタ付ハーネス2となる。
次に上記構成に基づき、アドレス設定装置400が行うアドレス設定の動作について説明する。図11は、アドレス設定装置400の制御部420のアドレス設定制御動作と、これを受けてコネクタ3内のモータ制御ユニット300の制御部305が行うアドレス書き込み制御動作とを示すフローチャートである。
図11に示すように、アドレス設定装置400に組付体2Aを接続し、トリガスイッチ460が押されると、制御部420はアドレス設定のプログラムにしたがって動作を開始する。
制御部420は、まず、通信部410に、ECU用コネクタ5からバスライン100を介して各コネクタ3のモータ制御ユニット300にアドレス設定中であることを知らせる「アドレス送信フラグ信号」を送信させる(ステップ501)。そして次に、入出力部440に、各コネクタ3の位置検出信号入力端子92に対して、個別のアドレス値波形(本例では、アドレス値に対応した数のパルス波)のアドレス識別信号をそれぞれ送信させる(ステップ502)。
ここで、アドレス識別信号は電圧パルス数の異なる信号に限定されず、電圧パルスパターンが異なる信号であればよい。
各コネクタ3のモータ制御ユニット300の制御部305は、バスライン100を介して「アドレス送信フラグ信号」を受信したら(ステップ601)、位置検出信号入力端子92へのアドレス識別信号を待ち受け(ステップ602)、アドレス識別信号を受信する(ステップ603)。
アドレス設定装置400の制御部420は、ステップ502を実行して入出力部440からのアドレス識別信号の送信を終了したら(ステップ503)、通信部410からバスライン100を介して各モータ制御ユニット300に送っていた「アドレス送信フラグ信号」の送信を停止する(ステップ504)。
モータ制御ユニット300の制御部305は、「アドレス送信フラグ信号」の受信終了を検知する(ステップ604)までは、ステップ602、603の実行を継続しており、アドレス設定装置400制御部420のステップ504の「アドレス送信フラグ信号」の送信停止を受けた場合には、受信したアドレス識別信号を保持する(ステップ605)。
ステップ504で「アドレス送信フラグ信号」の送信を停止したアドレス設定装置400の制御部420は、通信部410からバスライン100を介して、「アドレス書込みフラグ信号」をモータ制御ユニット300に送信する(ステップ505)。この信号を受信したモータ制御ユニット300は、それぞれが認識し保持しているアドレス値をアドレス記憶部306に書き込み記憶させる(ステップ606)。
そして、アドレス設定装置400の制御部420は、表示装置470にアドレス設定が完了した事を表示し作業者等に告知する(ステップ506)。以上の動作により、バスライン100を含むハーネス4にモータ制御ユニット300を内蔵した複数のコネクタ3およびECU用コネクタ5が組み付けられ、アドレス記憶部306にはアドレスが未設定状態の組付体2Aを、各コネクタ3のそれぞれのアドレス記憶部306に個別のアドレスを設定したコネクタ付きハーネス2とすることができる。
ここで、アドレス設定装置400の制御部420および通信部410が、ECU側コネクタ5からバスライン100を介して複数のモータ制御ユニット300にアドレス設定指示を送信するアドレス設定指示手段に相当し、アドレス設定装置400の制御部420および入出力部440が、アドレス設定指示の送信に同期してそれぞれのモータ制御ユニット300のモータ接続端子9に個別のアドレス信号を送信するアドレス信号送信手段に相当する。
また、図9に示すハーネス4に複数のコネクタ3およびECU用コネクタ5を組付けアドレスを未設定状態の組付体2Aを形成する工程が組付体形成工程であり、図10に示すアドレス設定装置400で各コネクタ3に個別のアドレスを設定する工程がアドレス設定工程である。
上述の構成および作動によれば、ECU側コネクタ5からバスライン100を介して複数のモータ制御ユニット300にアドレス設定指示を送信し、これに同期して、それぞれのモータ制御ユニット300の位置検出信号入力端子92に個別のアドレス信号を送信して、複数のアクチュエータ用コネクタ3のそれぞれのモータ制御ユニット300のアドレス記憶部306に個別のアドレスを設定することができる。したがって、位置検出信号入力端子92に繋がる内部回路を利用してアドレス信号を識別することができるとともに、複数のモータ制御ユニット300の位置検出信号入力端子92にそれぞれ個別のアドレス信号を送信して複数のモータ制御ユニット300のアドレス記憶部306に同時にアドレスを設定することができる。このようにして、アクチュエータ用コネクタ3の内部回路が複雑化することを抑制するとともに、アドレス設定工数を低減することができる。
また、個別のアドレス信号は、それぞれのモータ制御ユニット300のモータ接続端子9のうち、接続されるドアサーボモータの回転作動位置検出信号を受信するための位置検出信号入力端子92に入力される。したがって、位置検出信号入力端子92に繋がる位置検出回路を利用してアドレス信号を識別することができるので、駆動電力出力端子91に入力する場合に対し、内部回路が複雑化することを確実に抑制することができる。
また、モータ制御ユニット300の回路を内蔵したアクチュエータ用コネクタ3を1種類に共通化できるため、アドレス種類別の層別管理工数を無くす事ができ、製造効率の向上と、コネクタ在庫量も低減することが可能である。
また、各コネクタ3の内部にはアドレスを記憶可能な小規模な記憶メモリからなるアドレス記憶部306を持てば良く、固定のアドレス値を持たせる方式等に比べて、追加回路規模は小さくでき、体格の増加も抑制することができる。また、エアコン用のマスタECU200にも、アドレス設定用の機能を追加する必要は無い。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図12および図13に基づいて説明する。
次に、第2の実施形態について図12および図13に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、アドレス設定装置が、各アクチュエータ用コネクタの駆動電力出力端子から駆動電力を出力できるか否かを検査する機能を有している点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態では、アドレス設定装置400Aは、各コネクタ3の駆動電力出力端子91との接続部を持ち、この接続部には使用するドアサーボモータ110、120、130、140、150と同等の電気抵抗値を持つ擬似負荷抵抗480が電気的に接続している。そして、この擬似負荷抵抗480の両端電圧を検出する電位差計490を備えており、電位差計490が検出した擬似負荷抵抗480の両端電圧は入出力部440を介して制御部420に入力されるようになっている。
ここで、擬似負荷抵抗480および電位差計490からなる構成が、それぞれのモータ制御ユニット300のモータ接続端子9のうちドアサーボモータに駆動電力を出力するための駆動電力出力端子91に接続して駆動電力の出力状態を検出する出力状態検出手段に相当する。
本実施形態のアドレス設定装置400Aの制御部420は、図13に示すように、ステップ505で通信部410からバスライン100を介して「アドレス書込みフラグ信号」をモータ制御ユニット300に送信し、この信号を受信したモータ制御ユニット300がステップ606でそれぞれが認識し保持しているアドレス値をアドレス記憶部306に書き込み記憶させたら、通信部410からバスライン100を介して、「アドレス:1」のアドレスのコネクタ3に対してサーボモータ駆動指示信号を送信する(ステップ507)。
バスライン100を介して信号を受信したアドレス:1のコネクタ3のモータ制御ユニット300は(ステップ607、608)、駆動電力出力端子91にドアサーボモータを作動させるための通電を行う(ステップ609)。
アドレス設定装置400Aは、この通電電流を擬似負荷抵抗480へ通電させて電位差計490で通電を検出し、アドレス:1に該当する接続位置の擬似負荷抵抗480に正しく通電されることを確認する(ステップ508)。正しく通電されていることを確認したら、アドレス設定装置400の制御部420は、サーボモータ駆動停止指示信号を送信し(ステップ509)、モータ制御ユニット300の制御部305は、駆動電力出力端子91への通電を停止する(ステップ610)。
アドレス設定装置400の制御部420は、同様にアドレス:2以降も、通信部410からバスライン100を介した各アドレスのサーボモータ駆動指示信号の送信と、該当するアドレス位置の擬似負荷抵抗480への通電が行われることを確認する(ステップ510)。
そして、制御部420は、全アドレスで、擬似負荷抵抗480への通電状態を確認し(ステップ511)、全てのアドレスにおいて擬似負荷抵抗480への通電が正しく行われた場合(ステップ512でYESの場合)には、表示装置470にアドレス確認が完了したことを表示する(ステップ506)。いずれかのアドレスにおいて擬似負荷抵抗480への通電が正しく行われなかった場合(ステップ512でNOの場合)には、エラーが発生したアドレス値とエラーが発生した旨を表示装置470に表示し(ステップ513)、作業者等に不具合が生じた事と不良アドレスを告知する。
上述の構成および作動によれば、第1の実施形態と同様の作用効果に加えて、複数のアクチュエータ用コネクタ3のそれぞれのアドレス記憶部306に個別のアドレスを設定した後に、ECU用コネクタ5からバスライン100を介して、複数のモータ制御ユニット300にアドレスとともにモータ駆動指示信号を送信し、該当するアドレスを設定したモータ制御ユニット300の駆動電力出力端子91からの駆動電力の出力状態を確認することができる。
これによると、アドレス設定装置400Aによって、複数のモータ制御ユニット300がそれぞれのアクチュエータ用コネクタ3に接続されるドアサーボモータを駆動制御可能であるか否かを検査することができる。
このように、アドレス設定装置400Aは、アドレス設定機能に加えて、アドレス検査装置としての機能と、コネクタ3のモータ制御ユニット300が正常にモータ駆動通電できることを確認する作動確認の機能とを兼ね備えている。したがって、このアドレス設定装置400Aにコネクタ付きハーネス2を接続すれば、アドレス設定から検査および作動確認までできるので、個別に検査や作動確認を行う場合に比べて工数を削減することができる。また、アドレス設定作業に異常があった場合に即座に検出して修理や対応することができるので、不良品が大量に発生することを防止できる。
なお、本実施形態では、アドレス設定後の機能検査を各アドレスについて順次行っていたが、アドレス毎に駆動電圧値を異ならせる場合や、設定されたアドレスの確認が必要ない場合には、機能検査を各アドレスについて順次行うのではなく、同時に行うものであってもよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について図14ないし図16に基づいて説明する。
次に、第3の実施形態について図14ないし図16に基づいて説明する。
本第3の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、ドアサーボモータの位置検出方法がポテンショメータ方式である点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図14に示すように、本実施形態では、アクチュエータ用コネクタ3に接続するアクチュエータである各ドアサーボモータ110、120、130、140、150(図14ではドアサーボ110のみ図示)は、回転位置検出手段として回転位置に応じて抵抗を変化するポテンショメータ1150Bを備えている。
そして、これに対応して、本実施形態においてコネクタ3に内蔵されたモータ制御ユニット300の検出回路部304は、接続されるドアサーボモータのポテンショメータ1150Bの抵抗変化による電圧値の変化に基づいて位置検出を行うようになっている。
そこで、アドレス設定時のそれぞれのアクチュエータ用コネクタ3のモータ制御ユニット300のアドレス識別は、ポテンショメータ接続端子に印加する電圧値を異ならせてアドレスの違いを認識させるようにしている。
図15は、アドレス設定装置400Bの概略構成を示す模式図である。アドレス設定装置400Bのブロック構成は第1の実施形態のアドレス設定装置400と同様であるが、入出力部440Bはそれぞれのコネクタ3のポテンショメータ接続部の電圧検出端子である位置検出信号入力端子92の2端子に接続するようになっている。そして、図11に示すステップ502を実行する際には、電圧値の異なるアドレス識別信号をそれぞれのコネクタ3の位置検出信号入力端子92に入力するようになっている。
図16は、印加する電圧値の違いによりアドレス値を識別する例を示しており、それぞれのコネクタ3の位置検出信号入力端子92へは、アドレス設定装置400Bの入出力部440Bから、印加する電圧が0.5Vずつ異なるアドレス信号を入力してアドレス値を認識させる方法を採用している。
例えば、印加電圧0.5Vの時にアドレス1を認識し、電圧1.0Vの時にアドレス2を認識し、電圧1.5Vの時にアドレス3を認識し、電圧2.0Vの時にアドレス4を認識するプログラムを採用し、4個のコネクタ3に個別の電圧を印加すれば、4種類のアドレスをそれぞれに設定することができる。
なお、印加電圧値に若干の変動があっても安定してアドレス設定ができるように、図16に示すように、アドレス値相互で重複しない条件において所定印加電圧範囲内であれば同一アドレス値を設定するようになっている。
上述の構成および作動によれば、各ドアサーボモータの回転位置検出手段がポテンショメータ方式であっても、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について図17に基づいて説明する。
次に、第4の実施形態について図17に基づいて説明する。
本第4の実施形態は、前述の第1の実施形態で説明したアドレス設定装置の各コネクタ接続部の配設位置に特徴を持たせている。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図17に示すように、本実施形態のアドレス設定装置400は、複数のアクチュエータ用コネクタ3にそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ接続部である接続部441、442、443、444、および、ECU用コネクタ5に接続するためのマスタ側コネクタ接続部である接続部411を備えている。そして、接続部411、441〜444の相互の間隔は、コネクタ付きハーネス2のバスライン100を含むハーネス4に取り付けられる複数のコネクタ3およびECU用コネクタ5の相互の所定取付け間隔(設計間隔寸法)と等しく設定されている。図17では、コネクタ付きハーネス2のコネクタ3の数を4つとした例を示している。
すなわち、図17に示すように、コネクタ付きハーネス2のECU用コネクタ5は接続部411に接続され、アクチュエータ用コネクタ3(コネクタ310、320、330、340)はそれぞれ接続部441〜444に接続されて、アドレス設定が行われるようになっている。
このコネクタ付きハーネス2のハーネス4へのコネクタ取付け設計寸法が、例えば、コネクタ5とコネクタ310との間隔がaである場合には、接続部411と接続部441との間隔もaとしている。同様に、コネクタ310とコネクタ320との間隔がbである場合には接続部441と接続部442との間隔もbとし、コネクタ320とコネクタ330との間隔がcである場合には接続部442と接続部443との間隔もcとし、コネクタ330とコネクタ340との間隔がdである場合には接続部443と接続部444との間隔もdとしている。
これによると、コネクタ付きハーネス2のコネクタ間隔が規定の間隔寸法通りに作られておらず、間隔が短い箇所があった場合には、アドレス設定装置400の接続部に接続できないコネクタが発生し、間隔寸法が規定の正規間隔寸法よりも短い不良を容易に発見することができる。
また、コネクタ付きハーネス2のコネクタ間隔が規定の間隔寸法よりも長く作られていた箇所があった場合には、アドレス設定装置400の接続部に各コネクタを接続した時に、ハーネス4にたるみが発生し、間隔寸法が規定の正規間隔寸法よりも長い不良を容易に発見することができる。
このように、ハーネス4に対し複数のアクチュエータ用コネクタ3およびECU用コネクタ5が予め設定された所定間隔で配設されていることを確認し易く、また、複数のアクチュエータ用コネクタ3へのアドレスの誤設定を防止することも可能である。
なお、アドレス設置装置400の各接続部411、441〜444の相互の間隔は、コネクタ付きハーネス2のコネクタ取付け間隔設計寸法の中心値もしくは設計上許容される短い寸法に設定することが好ましい。これによれば、コネクタ付きハーネス2の寸法異常品を容易に検出することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、モータ制御ユニット300のアドレス記憶部306へのアドレス値の書込み記憶は、アドレス設定装置400、400A、400Bからの「アドレス書込みフラグ」信号を受信した時に行う例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、「アドレス送信フラグ」の受信が終了して通信信号にアドレス送信フラグ値が含まれなくなった時に、コネクタ3のモータ制御ユニット300がアドレス記憶部306にアドレス値を書込み記憶するものであってもよい。
上記各実施形態では、モータ制御ユニット300のアドレス記憶部306へのアドレス値の書込み記憶は、アドレス設定装置400、400A、400Bからの「アドレス書込みフラグ」信号を受信した時に行う例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、「アドレス送信フラグ」の受信が終了して通信信号にアドレス送信フラグ値が含まれなくなった時に、コネクタ3のモータ制御ユニット300がアドレス記憶部306にアドレス値を書込み記憶するものであってもよい。
また、上記各実施形態では、アドレス識別信号はモータ接続端子9のうち位置検出信号入力端子92に入力されるものであったが、これに限定されるものではなく、モータ制御ユニット300のモータ駆動回路部303に新たに信号受信検出用の回路を追加し、モータへの駆動電力出力端子91へ入力する電圧信号をアドレス識別信号とするものであってもよい。
また、上記各実施形態では、コネクタ3に設定されるアドレス値をECU用コネクタ5に近い側から順番に「1」、「2」、「3」、「4」と表記したが、コネクタ3とアドレス値との対応関係はこれに限定されるものではない。
また、上記各実施形態では、アドレス設定時にアドレス設定装置400、400A、400Bからハーネス4のバスライン100を介して送信する信号を「アドレス送信フラグ」と表現したが、これに限定されるものではなく、他の何らかの電気信号や電圧の変化を合図としてアドレス認識信号を送信する状態であることを伝えるものであってもよい。
また、上記各実施形態では、バスライン100を含むハーネス4は、一端にECUコネクタ5が接続し終端は開放されていたが、ハーネスをリング状に形成し、断線時の信頼性を向上するものであってもよい。また、直線状ではなく分岐構造を含むものであってもよい。
また、上記各実施形態では、モータ制御ユニット300を内蔵したコネクタ3を5つもしくは4つ設けた例について説明したが、コネクタ3の数は複数であれば限定されるものではない。
また、上記各実施形態では、LINプロトコルに従ってマスタECU200と各モータ制御ユニット300とが通信を行う例を示したが、共通のバスラインによって多重通信を行うことができるものであれば他のプロトコルに従う通信形態でもかまわない。
また、上記各実施形態では、アクチュエータである各ドアサーボを出力軸が回転出力するサーボモータとした場合について説明したが、アクチュエータはこれに限定されるものではない。例えば、出力軸が直線状に移動するリニアタイプのアクチュエータを採用した場合であっても、本発明を適用して有効である。
また、上記各実施形態では、本発明を適用した多重通信用ケーブルを車両用空調システムに適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、定置式の空調システム用の多重通信用ケーブルや他の通信システム装置用の多重通信用ケーブルに適用するものであってもかまわない。
2 コネクタ付きハーネス2(多重通信用ケーブル)
2A 組付体(アドレス設定前の多重通信用ケーブル)
3 アクチュエータ用コネクタ(アクチュエータ側コネクタ)
5 ECU用コネクタ(マスタ側コネクタ)
9 モータ接続端子(アクチュエータ接続端子)
91 駆動電力出力端子
92 位置検出信号入力端子(位置検出信号受信端子)
100 バスライン(通信用バスライン)
110、120、130、140、150 ドアサーボモータ(アクチュエータ)
200 マスタECU(A/CECU、マスタ制御手段)
300 モータ制御ユニット(アクチュエータ制御手段、スレーブ制御手段)
306 アドレス記憶部(記憶手段)
310、320、330、340、350 コネクタ(アクチュエータ側コネクタ)
400、400A、400B アドレス設定装置
410 通信部(アドレス設定指示手段の一部)
411 接続部(マスタ側コネクタ接続部)
420 制御部(アドレス設定指示手段の一部、アドレス信号送信手段の一部)
440 入出力部(アドレス信号送信手段の一部)
441、442、443、444 接続部(アクチュエータ側コネクタ接続部)
480 擬似負荷抵抗(出力状態検出手段の一部)
490 電位差計(出力状態検出手段の一部)
1150 エンコーダ
1150B ポテンショメータ
2A 組付体(アドレス設定前の多重通信用ケーブル)
3 アクチュエータ用コネクタ(アクチュエータ側コネクタ)
5 ECU用コネクタ(マスタ側コネクタ)
9 モータ接続端子(アクチュエータ接続端子)
91 駆動電力出力端子
92 位置検出信号入力端子(位置検出信号受信端子)
100 バスライン(通信用バスライン)
110、120、130、140、150 ドアサーボモータ(アクチュエータ)
200 マスタECU(A/CECU、マスタ制御手段)
300 モータ制御ユニット(アクチュエータ制御手段、スレーブ制御手段)
306 アドレス記憶部(記憶手段)
310、320、330、340、350 コネクタ(アクチュエータ側コネクタ)
400、400A、400B アドレス設定装置
410 通信部(アドレス設定指示手段の一部)
411 接続部(マスタ側コネクタ接続部)
420 制御部(アドレス設定指示手段の一部、アドレス信号送信手段の一部)
440 入出力部(アドレス信号送信手段の一部)
441、442、443、444 接続部(アクチュエータ側コネクタ接続部)
480 擬似負荷抵抗(出力状態検出手段の一部)
490 電位差計(出力状態検出手段の一部)
1150 エンコーダ
1150B ポテンショメータ
Claims (8)
- バスライン(100)と、前記バスラインに複数の電動式のアクチュエータ(110、120、130、140、150)をそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ(310、320、330、340、350)と、前記バスラインにマスタ制御手段(200)を接続するためのマスタ側コネクタ(5)とを有し、前記アクチュエータ側コネクタのそれぞれが、前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ制御手段(300)を内蔵し、前記アクチュエータ制御手段がアクチュエータ接続端子(9)と前記マスタ制御手段からの前記バスラインを介した多重通信のためのアドレスを記憶する記憶手段(306)とを有する多重通信用ケーブル(2)のそれぞれの前記記憶手段にアドレスを設定するアドレス設定装置(400)であって、
前記マスタ側コネクタから前記バスラインを介して、前記複数のアクチュエータ制御手段にアドレス設定指示を送信するアドレス設定指示手段(410、420)と、
前記アドレス設定指示手段から前記複数のアクチュエータ制御手段へのアドレス設定指示の送信に同期して、それぞれの前記アクチュエータ制御手段の前記アクチュエータ接続端子に個別のアドレス信号を送信するアドレス信号送信手段(420、440)とを備え、
前記複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの前記記憶手段に個別のアドレスを設定することを特徴とするアドレス設定装置。 - 前記アドレス信号送信手段は、それぞれの前記アクチュエータ制御手段の前記アクチュエータ接続端子のうち、前記アクチュエータの作動位置検出信号を受信するための位置検出信号受信端子(92)に、個別のアドレス信号を送信することを特徴とする請求項1に記載のアドレス設定装置。
- 前記位置検出信号受信端子は、前記アクチュエータに設けられたエンコーダ(1150)からの前記アクチュエータの作動位置検出信号を受信するものであり、
前記アドレス信号送信手段は、それぞれの前記アクチュエータ制御手段の前記位置検出信号受信端子に電圧パルスパターンの異なる個別のアドレス信号を送信することを特徴とする請求項2に記載のアドレス設定装置。 - 前記位置検出信号受信端子は、前記アクチュエータに設けられたポテンショメータ(1150B)からの前記アクチュエータの作動位置検出信号を受信するものであり、
前記アドレス信号送信手段は、それぞれの前記アクチュエータ制御手段の前記位置検出信号受信端子に電圧値の異なる個別のアドレス信号を送信することを特徴とする請求項2に記載のアドレス設定装置。 - それぞれの前記アクチュエータ制御手段の前記アクチュエータ接続端子のうち前記アクチュエータに駆動電力を出力するための駆動電力出力端子(91)に接続して駆動電力の出力状態を検出する出力状態検出手段(480、490)を備え、
前記複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの前記記憶手段に個別のアドレスを設定した後に、前記マスタ側コネクタから前記バスラインを介して、前記複数のアクチュエータ制御手段にアドレスとともにアクチュエータ駆動指示信号を送信し、該当するアドレスを設定した前記アクチュエータ制御手段の前記駆動電力出力端子からの駆動電力の出力状態を前記出力状態検出手段で確認することを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載のアドレス設定装置。 - 前記複数のアクチュエータ側コネクタにそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ接続部(441、442、443、444)、および、前記マスタ側コネクタに接続するためのマスタ側コネクタ接続部(411)を備え、前記複数のアクチュエータ側コネクタ接続部および前記マスタ側コネクタ接続部の相互の間隔は、前記多重通信用ケーブルの前記バスラインに取り付けられる前記複数のアクチュエータ側コネクタおよび前記マスタ側コネクタ相互の所定取付け間隔と等しく設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のアドレス設定装置。
- バスライン(100)と、前記バスラインに複数の電動式のアクチュエータ(110、120、130、140、150)をそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ(310、320、330、340、350)と、前記バスラインにマスタ制御手段(200)を接続するためのマスタ側コネクタ(5)とを有し、前記アクチュエータ側コネクタのそれぞれが、前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ制御手段(300)を内蔵し、前記アクチュエータ制御手段がアクチュエータ接続端子(9)と前記マスタ制御手段からの前記バスラインを介した多重通信のためのアドレスを記憶する記憶手段(306)とを有する多重通信用ケーブル(2)のそれぞれの前記記憶手段にアドレスを設定するアドレス設定方法であって、
前記マスタ側コネクタから前記バスラインを介して前記複数のアクチュエータ制御手段にアドレス設定指示を送信し、これに同期して、それぞれの前記アクチュエータ制御手段の前記アクチュエータ接続端子に個別のアドレス信号を送信して、前記複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの前記記憶手段に個別のアドレスを設定することを特徴とするアドレス設定方法。 - バスライン(100)と、前記バスラインに複数の電動式のアクチュエータ(110)をそれぞれ接続するための複数のアクチュエータ側コネクタ(310、320、330、340、350)と、前記バスラインにマスタ制御手段(200)を接続するためのマスタ側コネクタ(5)とを有し、前記アクチュエータ側コネクタのそれぞれが、前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ制御手段(300)を内蔵し、前記アクチュエータ制御手段がアクチュエータ接続端子(9)と前記マスタ制御手段からの前記バスラインを介した多重通信のためのアドレスを記憶する記憶手段(306)とを有する多重通信用ケーブル(2)の製造方法であって、
前記バスラインに前記複数のアクチュエータ側コネクタおよび前記マスタ側コネクタを組付け、前記記憶手段にアドレスを未設定状態の組付体(2A)を形成する組付体形成工程と、
前記組付体形成工程の後に、前記組付体の前記マスタ側コネクタから前記バスラインを介して前記複数のアクチュエータ制御手段にアドレス設定指示を送信し、これに同期して、それぞれの前記アクチュエータ制御手段の前記アクチュエータ接続端子に個別のアドレス信号を送信して、前記複数のアクチュエータ側コネクタのそれぞれの前記記憶手段に個別のアドレスを設定するアドレス設定工程とを備えることを特徴とする多重通信用ケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008184202A JP2010028240A (ja) | 2008-07-15 | 2008-07-15 | アドレス設定装置、アドレス設定方法、および多重通信用ケーブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008184202A JP2010028240A (ja) | 2008-07-15 | 2008-07-15 | アドレス設定装置、アドレス設定方法、および多重通信用ケーブルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010028240A true JP2010028240A (ja) | 2010-02-04 |
Family
ID=41733688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2008184202A Pending JP2010028240A (ja) | 2008-07-15 | 2008-07-15 | アドレス設定装置、アドレス設定方法、および多重通信用ケーブルの製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010028240A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012205340A (ja) * | 2011-03-24 | 2012-10-22 | Yazaki Corp | 識別情報設定装置、導通検査装置、及び、ワイヤハーネス構造体 |
| JP2020062982A (ja) * | 2018-10-18 | 2020-04-23 | 矢崎総業株式会社 | 通信システム |
-
2008
- 2008-07-15 JP JP2008184202A patent/JP2010028240A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
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