JP2010018221A - プログラム、旅客流動推定装置、運転整理案作成装置、旅客流動推定方法及び運転整理案作成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダイヤ乱れ時の旅客の行動を精度良く予測し、予測結果をもとに旅客の不満を最小とする適切な運転整理案の作成。
【解決手段】想定した輸送障害のもと、運転整理をせずに計画ダイヤを修正した単純予測ダイヤを暫定運転整理案として作成し、この暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーションを行う。旅客流動シミュレーションの結果として、暫定運転整理案に沿って列車が運行された場合の各旅客の行動実績等の旅客流動推定結果と、暫定運転整理案の評価とが得られる。続いて、シミュレーション結果をもとに、暫定運転整理案の不満箇所を修正した新たな暫定運転整理案を作成する。その後は、新たな暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーション、暫定運転整理案の不満箇所を修正した新たな暫定運転整理案の作成を繰り返し行う。そして、繰り返し作成された暫定運転整理案のうち、評価が最も“良い”暫定運転整理案が運転整理案として出力される。
【選択図】図1
【解決手段】想定した輸送障害のもと、運転整理をせずに計画ダイヤを修正した単純予測ダイヤを暫定運転整理案として作成し、この暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーションを行う。旅客流動シミュレーションの結果として、暫定運転整理案に沿って列車が運行された場合の各旅客の行動実績等の旅客流動推定結果と、暫定運転整理案の評価とが得られる。続いて、シミュレーション結果をもとに、暫定運転整理案の不満箇所を修正した新たな暫定運転整理案を作成する。その後は、新たな暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーション、暫定運転整理案の不満箇所を修正した新たな暫定運転整理案の作成を繰り返し行う。そして、繰り返し作成された暫定運転整理案のうち、評価が最も“良い”暫定運転整理案が運転整理案として出力される。
【選択図】図1
Description
本発明は、旅客流動推定装置等に関する。
鉄道において、事故や故障、災害等によって列車の運行に乱れが生じた場合、安全な運行を遂行するために列車ダイヤを変更する運転整理が行われるが、適切な運転整理案の作成のためには、旅客需要をより正確に予測する必要がある。そこで、旅客需要に基づく運転整理案の作成として、例えば、時間帯と走行区間で規定されたエリア単位で、運転再開までに駅に溜まった旅客や列車に乗り切れずに積み残しとなった旅客を含めた旅客需要を算出し、この旅客需要をもとに必要な列車本数を算出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−15424号公報
しかしながら、上述の特許文献1では、旅客需要として平常時の旅客流動データを用いている。ところが、ダイヤ乱れ時の旅客の行動は通常時とは異なることが考えられるため、平常時の旅客流動データをそのままダイヤ乱れ時に用いることは適切とは言い難い。更に、上述の特許文献1では、単に旅客数にのみ着目し、混雑や待ち時間といった旅客の不満を反映したものではなかった。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ダイヤ乱れ時の旅客の行動の予測精度を向上させること、この予測結果をもとに旅客の不満を最小とする適切な運転整理案を作成することを目的としてなされたものである。
上記課題を解決するための第1の発明は、
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
仮想旅客へ迂回経路を報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達した場合に、各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客に設定された目的駅までの移動経路として迂回経路を選択するか否かを判断する判断手段、
前記判断手段によって迂回経路が選択された仮想旅客の乗降制御を当該迂回経路に沿って実行する迂回制御手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
仮想旅客へ迂回経路を報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達した場合に、各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客に設定された目的駅までの移動経路として迂回経路を選択するか否かを判断する判断手段、
前記判断手段によって迂回経路が選択された仮想旅客の乗降制御を当該迂回経路に沿って実行する迂回制御手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
また、他の発明として、
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定装置であって、
仮想旅客へ迂回経路を報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達した場合に、各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客に設定された目的駅までの移動経路として迂回経路を選択するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって迂回経路が選択された仮想旅客の乗降制御を当該迂回経路に沿って実行する迂回制御手段と、
を備える旅客流動推定装置を構成しても良い。
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定装置であって、
仮想旅客へ迂回経路を報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達した場合に、各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客に設定された目的駅までの移動経路として迂回経路を選択するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって迂回経路が選択された仮想旅客の乗降制御を当該迂回経路に沿って実行する迂回制御手段と、
を備える旅客流動推定装置を構成しても良い。
また、他の発明として、
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定方法であって、
仮想旅客へ迂回経路を報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達した場合に、各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客に設定された目的駅までの移動経路として迂回経路を選択するか否かを判断することと、
前記判断によって迂回経路が選択された仮想旅客の乗降制御を当該迂回経路に沿って実行することと、
を含む旅客流動推定方法を構成しても良い。
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定方法であって、
仮想旅客へ迂回経路を報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達した場合に、各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客に設定された目的駅までの移動経路として迂回経路を選択するか否かを判断することと、
前記判断によって迂回経路が選択された仮想旅客の乗降制御を当該迂回経路に沿って実行することと、
を含む旅客流動推定方法を構成しても良い。
この第1の発明等によれば、旅客流動シミュレーション処理において、仮想旅客へ迂回経路を報知する時刻として定められた時刻にシミュレーション時刻が達した場合に、各仮想旅客それぞれについて目的駅までの移動経路として迂回経路を選択するか否かが判断され、迂回経路が選択された仮想旅客の乗降制御が、該迂回経路に沿って実行される。これにより、ダイヤ乱れ時の旅客の行動を再現した、より精度の良い旅客流動シミュレーション処理が実現される。
第2の発明として、第1の発明のプログラムであって、
各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客が認識している運行ダイヤを、前記暫定運転整理案のもととなった計画ダイヤか、前記暫定運転整理案の列車ダイヤかを設定する認識運行ダイヤ設定手段、
前記認識運行ダイヤ設定手段により計画ダイヤが設定された仮想旅客については、当該仮想旅客に設定された目的駅までの列車乗継経路を計画ダイヤに従って設定し、前記暫定運転整理案の列車ダイヤが設定された仮想旅客については、当該仮想旅客に設定された目的駅までの列車乗継経路を前記暫定運転整理案の列車ダイヤに従って設定する乗継経路設定手段、
各仮想旅客それぞれの列車への乗降を、当該仮想旅客に設定された列車乗継経路に従って制御する旅客個別制御手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客が認識している運行ダイヤを、前記暫定運転整理案のもととなった計画ダイヤか、前記暫定運転整理案の列車ダイヤかを設定する認識運行ダイヤ設定手段、
前記認識運行ダイヤ設定手段により計画ダイヤが設定された仮想旅客については、当該仮想旅客に設定された目的駅までの列車乗継経路を計画ダイヤに従って設定し、前記暫定運転整理案の列車ダイヤが設定された仮想旅客については、当該仮想旅客に設定された目的駅までの列車乗継経路を前記暫定運転整理案の列車ダイヤに従って設定する乗継経路設定手段、
各仮想旅客それぞれの列車への乗降を、当該仮想旅客に設定された列車乗継経路に従って制御する旅客個別制御手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
この第2の発明によれば、旅客流動シミュレーション処理において、各仮想旅客それぞれについて、該旅客が認識している運行ダイヤとして、計画ダイヤ或いは暫定運転整理案が設定される。そして、各仮想旅客について、目的駅までの列車乗継経路が、該旅客に設定されている運行ダイヤに従って設定される。ダイヤ乱れが発生した場合、旅客が取り得る行動は、ダイヤ乱れによる運転整理案を認識しているか否かに応じて異なる。このため、仮想旅客それぞれについて、認識しているとして設定した運行ダイヤに従って制御することで、より精確な各旅客の行動の推定が可能となる。
第3の発明として、第2の発明のプログラムであって、
前記認識運行ダイヤ設定手段が、運行されているダイヤを仮想旅客へ報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達する前までは、仮想旅客が認識しているダイヤを計画ダイヤとし、達した後は、前記暫定運転整理案の列車ダイヤとするように前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
前記認識運行ダイヤ設定手段が、運行されているダイヤを仮想旅客へ報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達する前までは、仮想旅客が認識しているダイヤを計画ダイヤとし、達した後は、前記暫定運転整理案の列車ダイヤとするように前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
この第3の発明によれば、運行されているダイヤを仮想旅客へ報知する時刻として定められた時刻にシミュレーション時刻が達する前までは、各仮想旅客の列車乗降の判断を計画ダイヤに基づいて行い、達した後は暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて行う。この結果、運行されている列車ダイヤの報知時間をも考慮した旅客流動シミュレーション処理が実現され得るとともに、仮想旅客のダイヤ乱れの発生を予見した行動推定を防止し得る。
第4の発明として、第1〜第3の何れかの発明のプログラムであって、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出する評価処理を実行する評価手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出する評価処理を実行する評価手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
この第4の発明によれば、暫定運転整理案の列車ダイヤに基づく旅客流動シミュレーション処理による推定結果に基づいて、暫定運転整理案に対する評価値が算出される。つまり、旅客流動シミュレーション処理による列車の実績ダイヤや各旅客の行動実績といった推定結果を基に、暫定運転整理案が評価される。このため、列車利用者の視点に立った適切な運転整理案の評価が実現される。
第5の発明として、第4の発明のプログラムであって、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正する修正処理を実行する修正手段、
前記修正手段により修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を再度実行させることにより、前記旅客流動シミュレーション処理、前記評価処理及び前記修正処理の一連の処理を繰り返し実行させる繰り返し制御手段、
前記繰り返し制御手段による繰り返し実行制御において前記評価手段により算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力する出力手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正する修正処理を実行する修正手段、
前記修正手段により修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を再度実行させることにより、前記旅客流動シミュレーション処理、前記評価処理及び前記修正処理の一連の処理を繰り返し実行させる繰り返し制御手段、
前記繰り返し制御手段による繰り返し実行制御において前記評価手段により算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力する出力手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
この第5の発明によれば、暫定運転整理案の列車ダイヤに基づく旅客流動シミュレーション処理の実行、その推定結果に基づく暫定運転整理案に対する評価処理及び暫定運転整理案の修正処理といった一連の処理が繰り返し実行され、算出された評価値が最高の暫定運転整理案が運転整理案として出力される。つまり、旅客流動シミュレーション処理による列車の実績ダイヤや各旅客の行動実績といった推定結果を基に、暫定運転整理案が評価・修正される。このため、列車利用者の視点に立った適切な運転整理案の作成が可能となる。また、暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーション処理、その推定結果に基づく評価及び修正といった一連の処理を繰り返すことで、効率良く、より適切な運転整理案に修正されていくことが期待される。
第6の発明は、
コンピュータを、
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定手段、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出する評価手段、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正する修正手段、
前記修正手段により修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を前記旅客流動推定手段に再度実行させることにより、前記旅客流動推定手段、前記評価手段、及び前記修正手段による一連の処理を繰り返し実行させる繰り返し制御手段、
前記繰り返し制御手段による繰り返し実行制御において前記評価手段により算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力する出力手段、
として機能させるためのプログラムである。
コンピュータを、
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定手段、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出する評価手段、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正する修正手段、
前記修正手段により修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を前記旅客流動推定手段に再度実行させることにより、前記旅客流動推定手段、前記評価手段、及び前記修正手段による一連の処理を繰り返し実行させる繰り返し制御手段、
前記繰り返し制御手段による繰り返し実行制御において前記評価手段により算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力する出力手段、
として機能させるためのプログラムである。
また、他の発明として、
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定手段と、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出する評価手段と、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正する修正手段と、
前記修正手段により修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を前記旅客流動推定手段に再度実行させることにより、前記旅客流動推定手段、前記評価手段、及び前記修正手段による一連の処理を繰り返し実行させる繰り返し制御手段、
前記繰り返し制御手段による繰り返し実行制御において前記評価手段により算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力する出力手段と、
を備える運転整理案作成装置を構成しても良い。
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定手段と、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出する評価手段と、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正する修正手段と、
前記修正手段により修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を前記旅客流動推定手段に再度実行させることにより、前記旅客流動推定手段、前記評価手段、及び前記修正手段による一連の処理を繰り返し実行させる繰り返し制御手段、
前記繰り返し制御手段による繰り返し実行制御において前記評価手段により算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力する出力手段と、
を備える運転整理案作成装置を構成しても良い。
また、他の発明として、
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行することと
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出することと、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正することと、
前記修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を再度実行することにより、前記旅客流動シミュレーション、前記評価値の算出、及び前記修正の一連の処理を繰り返し実行させることと、
前記繰り返し実行において算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力することと、
を含む運転整理案作成方法を構成しても良い。
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行することと
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出することと、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正することと、
前記修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を再度実行することにより、前記旅客流動シミュレーション、前記評価値の算出、及び前記修正の一連の処理を繰り返し実行させることと、
前記繰り返し実行において算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力することと、
を含む運転整理案作成方法を構成しても良い。
この第6の発明等によれば、暫定運転整理案の列車ダイヤに基づく旅客流動シミュレーション処理の実行、その推定結果に基づく暫定運転整理案に対する評価値の算出及び暫定運転整理案の修正といった一連の処理が繰り返し実行され、算出された評価値が最高の暫定運転整理案が運転整理案として出力される。つまり、旅客流動シミュレーション処理による列車の実績ダイヤや各旅客の行動実績といった推定結果を基に、暫定運転整理案が評価・修正される。このため、列車利用者の視点に立った適切な運転整理案の作成が可能となる。また、暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーション処理、その推定結果に基づく評価及び修正といった一連の処理を繰り返すことで、効率良く、より適切な運転整理案に修正されていくことが期待される。
第7の発明として、第5又は6の発明のプログラムであって、
前記修正手段が、
列車利用者が列車ダイヤに対して不満と感じる条件として予め定められた不満条件を満たす前記暫定運転整理案のダイヤ部分を不満箇所として抽出する不満箇所抽出手段と、
前記不満条件それぞれに対応付けて定められた不満の指数である不満指数を用いて、前記抽出された不満箇所から修正対象とする不満箇所を選定する選定手段と、
を有し、前記選定された不満箇所を、前記不満条件を満たさなくなるように修正することで前記暫定運転整理案を修正する、
ように前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
前記修正手段が、
列車利用者が列車ダイヤに対して不満と感じる条件として予め定められた不満条件を満たす前記暫定運転整理案のダイヤ部分を不満箇所として抽出する不満箇所抽出手段と、
前記不満条件それぞれに対応付けて定められた不満の指数である不満指数を用いて、前記抽出された不満箇所から修正対象とする不満箇所を選定する選定手段と、
を有し、前記選定された不満箇所を、前記不満条件を満たさなくなるように修正することで前記暫定運転整理案を修正する、
ように前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
この第7の発明によれば、旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づく暫定運転整理案の修正は、列車利用者が不満と感じるとして定められた不満条件を満たす暫定運転整理案のダイヤ部分が不満箇所として抽出され、その不満箇所が不満条件を満たさなくなるように修正することで行われる。従って、列車利用者が不満を感じるであろう暫定運転整理案のダイヤ部分が修正されるため、列車利用者の不満を小さくするような適切な運転整理案の作成が実現される。また、暫定運転整理案から抽出された不満箇所のうちから、その不満条件に対応する不満指数を用いて修正対象とする不満箇所が選定される。このため、多数の不満箇所のうちから、列車利用者がより不満と感じるであろう不満箇所が優先的に修正されることとなり、列車利用者が感じる不満を最小限に抑えた運転整理案の作成が可能となる。
第8の発明として、第7の発明のプログラムであって、
前記選定手段が、前記繰り返し制御手段による繰り返し回数に応じて選定する不満箇所を漸次少なくして選定するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
前記選定手段が、前記繰り返し制御手段による繰り返し回数に応じて選定する不満箇所を漸次少なくして選定するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
この第8の発明によれば、暫定運転整理案の対する旅客流動シミュレーション処理、その推定結果に基づく評価及び修正といった一連の処理の繰り返し回数に応じて、暫定運転整理案から修正対象とする不満箇所が漸次少なくして選定される。上記一連の処理の繰り返し毎に、より多くの不満箇所が修正された評価の高い(良い)暫定運転整理案となっている可能性が高い。このため、最初は修正対象とする不満箇所の数をある程度多くし、繰り返し毎に修正対象とする不満箇所の数を少なくしていくことで、効率の良い暫定運転整理案の修正が可能となる。
第9の発明として、第7又は第8の発明のプログラムであって、
前記選定手段が、前記不満箇所抽出手段により抽出された不満箇所それぞれについて、対応する不満条件の不満指数と、前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果から判断される該不満を被る仮想旅客の人数とに応じた選択確率を設定し、該選択確率に従って不満箇所を選定するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
前記選定手段が、前記不満箇所抽出手段により抽出された不満箇所それぞれについて、対応する不満条件の不満指数と、前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果から判断される該不満を被る仮想旅客の人数とに応じた選択確率を設定し、該選択確率に従って不満箇所を選定するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
この第9の発明によれば、暫定運転整理案の修正では、暫定運転整理案から抽出された不満箇所それぞれについて、対応する不満条件の不満指数と、推定結果から判断される該不満を被る仮想旅客の人数とに応じた選択確率が設定され、設定された選択確率に従って修正対象とする不満箇所が選定される。例えば、不満箇所それぞれについて、対応する不満条件の不満指数が大きいほど、或いは不満を被る仮想旅客の人数が多いほど、その選択確率が大きくなるように設定することで、列車利用者がより不満を感じるであろうダイヤ部分が優先的に修正されることとなり、より列車利用者の不満を解消した適切な運転整理案の作成が可能となる。
第10の発明として、第7〜第9の何れかの発明のプログラムであって、
前記選定手段が、1つの列車に対して選定する不満箇所を最大1つとなるように不満箇所の選定を行うように前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
前記選定手段が、1つの列車に対して選定する不満箇所を最大1つとなるように不満箇所の選定を行うように前記コンピュータを機能させるためのプログラムを構成しても良い。
この第10の発明によれば、修正対象とする不満箇所の選定は、1つの列車に対して最大1つとなるように行われる。これは、列車ダイヤ上のある不満箇所を修正することで、該不満箇所に関連する列車についての旅客流動が変化し、他の不満箇所の不満が解消される可能性があるためである。
本発明によれば、旅客流動シミュレーション処理において、仮想旅客へ迂回経路を報知する時刻として定められた時刻にシミュレーション時刻が達した場合に、各仮想旅客それぞれについて目的駅までの移動経路として迂回経路を選択するか否かが判断され、迂回経路が選択された仮想旅客の乗降制御が、該迂回経路に沿って実行される。これにより、ダイヤ乱れ時の旅客の行動を再現した、より精度の良い旅客流動シミュレーション処理が実現される。
また、暫定運転整理案の列車ダイヤに基づく旅客流動シミュレーション処理の実行、その推定結果に基づく暫定運転整理案に対する評価値の算出及び暫定運転整理案の修正といった一連の処理が繰り返し実行され、算出された評価値が最高の暫定運転整理案が運転整理案として出力される。つまり、旅客流動シミュレーション処理による列車の実績ダイヤや各旅客の行動実績といった推定結果を基に、暫定運転整理案が評価・修正される。このため、列車利用者の視点に立った適切な運転整理案の作成が可能となる。また、暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーション処理、その推定結果に基づく評価及び修正といった一連の処理を繰り返すことで、効率良く、より適切な運転整理案に修正されていくことが期待される。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。
[概要]
図1は、本実施形態における運転整理案作成の概要を示す図である。同図に示すように、本実施形態の運転整理案の作成では、先ず、想定した輸送障害のもと、運転整理をせずに計画ダイヤを修正した列車ダイヤである単純予測ダイヤが作成される。次いで、この単純予測ダイヤを暫定運転整理案とし、暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーションが行われる。旅客流動シミュレーションの結果として、暫定運転整理案に沿って列車が運行された場合の各旅客の行動実績等の旅客流動推定結果と、暫定運転整理案の評価とが得られる。続いて、シミュレーション結果をもとに、暫定運転整理案の不満箇所を修正した新たな暫定運転整理案が作成される。その後は、新たな暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーション、シミュレーション結果をもとに暫定運転整理案の不満箇所を修正した新たな暫定運転整理案の作成が繰り返し行われる。そして、繰り返し作成された暫定運転整理案のうち、評価が最も“良い”暫定運転整理案が運転整理案として出力される。
[概要]
図1は、本実施形態における運転整理案作成の概要を示す図である。同図に示すように、本実施形態の運転整理案の作成では、先ず、想定した輸送障害のもと、運転整理をせずに計画ダイヤを修正した列車ダイヤである単純予測ダイヤが作成される。次いで、この単純予測ダイヤを暫定運転整理案とし、暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーションが行われる。旅客流動シミュレーションの結果として、暫定運転整理案に沿って列車が運行された場合の各旅客の行動実績等の旅客流動推定結果と、暫定運転整理案の評価とが得られる。続いて、シミュレーション結果をもとに、暫定運転整理案の不満箇所を修正した新たな暫定運転整理案が作成される。その後は、新たな暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーション、シミュレーション結果をもとに暫定運転整理案の不満箇所を修正した新たな暫定運転整理案の作成が繰り返し行われる。そして、繰り返し作成された暫定運転整理案のうち、評価が最も“良い”暫定運転整理案が運転整理案として出力される。
[構成]
図2は、本実施形態における運転整理案作成装置1の内部構成を示すブロック図である。同図によれば、運転整理案作成装置1は、CPU10と、入力部20と、表示部30と、通信部40と、記憶部50とが、バスBによって互いにデータ通信可能に接続されて構成された公知のコンピュータシステムを用いて実現される。
図2は、本実施形態における運転整理案作成装置1の内部構成を示すブロック図である。同図によれば、運転整理案作成装置1は、CPU10と、入力部20と、表示部30と、通信部40と、記憶部50とが、バスBによって互いにデータ通信可能に接続されて構成された公知のコンピュータシステムを用いて実現される。
CPU10は、記憶部50に記憶されたプログラムやデータ、入力部20からの入力データ等に基づいて、運転整理案作成装置1を構成する各部への指示やデータ転送等を行い、運転整理案作成装置1の全体制御を行う。また、CPU10は、運転整理案作成プログラム510を実行することで、旅客流動シミュレーションを行う旅客流動SIM部110及び列車ダイヤの不満箇所を修正するダイヤ修正部120として機能し、該運転整理案作成プログラム510に従った運転整理案生成処理を行う。
運転整理案作成処理では、CPU10は、先ず、輸送障害の内容を含む運転整理案の作成条件を、例えばユーザの操作入力に従って設定する。設定した条件は、作成条件データ523に格納される。
図3は、作成条件データ523のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、作成条件データ523は、輸送障害の内容である運行中断区間523aと、運転中断時刻523bと、運転再開時刻523cと、運転中断理由523dとのほか、「運転中断」の案内時刻523eと、「振替輸送」の案内時刻523fと、「運転再開時刻」の案内時刻523gと、「運転整理案」の案内時刻523hとを格納している。運転中断の案内時刻523eは、駅の滞留旅客に対して運転中断を案内する時刻であり、運転中断時刻以降の時刻に設定される。振替輸送の案内時刻523fは、駅の滞留旅客に対して当該駅を起点とする振替輸送経路を案内する時刻であり、運転中断時刻から運転再開時刻の間に設定される。運転再開時刻の案内時刻523gは、駅の滞留旅客に対して運転再開時刻を案内する時刻であり、運転中断時刻から運転再開時刻の間に設定される。運転整理案の案内時刻523hは、駅の滞留旅客に対して運転整理案の情報を案内する時刻である。なお、これらの案内時刻は、駅構内のアナウンスや掲示等を想定しており、従って、案内時刻以降は、駅の滞留旅客全てが該案内の内容を把握していることとしている。
次いで、CPU10は、設定した運転整理案の作成条件をもとに、運転整理をせずに計画ダイヤを修正した単純予測ダイヤを作成し、暫定運転整理案の初期解とする。続いて、旅客流動SIM部110が、この暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーション処理を行う。そして、この旅客流動シミュレーション処理による処理結果をもとに、ダイヤ修正部120が、暫定運転整理案の不満箇所を修正して修正ダイヤを作成するダイヤ修正処理を行う。更に、旅客流動SIM部110が、この修正ダイヤに対する旅客流動シミュレーション処理を行う。
そして、CPU10は、旅客流動シミュレーション処理の処理結果をもとに、修正ダイヤを暫定運転整理案として採用するかを決定する。すなわち、旅客流動シミュレーション処理によって得られる暫定運転整理案及び修正ダイヤそれぞれの評価を比較し、暫定運転整理案よりも修正ダイヤのほうが評価が“良い”ならば、修正ダイヤを新たな暫定運転整理案とする。
その後、ダイヤ修正部120による暫定運転整理案に対するダイヤ修正処理、旅客流動SIM部110による修正ダイヤに対する旅客流動シミュレーション処理、シミュレーション結果にもとづく暫定運転整理案と修正ダイヤの評価の比較といった一連の処理を繰り返す。そして、最終的に得られた暫定運転整理案を運転整理案として出力する。
旅客流動SIM部110は、与えられた列車ダイヤ(暫定運転整理案或いは修正ダイヤ)を対象とした旅客流動シミュレーション処理を行う。すなわち、対象の列車ダイヤ(対象ダイヤ)をもとに、(a)仮想旅客それぞれの行動を推定する「旅客管理」、(b)対象ダイヤに沿った列車それぞれの運行を制御する「運行管理」を含む旅客流動シミュレーションを行うとともに、シミュレーションの終了後、(c)シミュレーション結果にもとづく対象ダイヤの「評価」を行う。
具体的には、「旅客管理」では、シミュレーションの実行中、旅客出現確率テーブル531に従って、対象線区内の各駅に旅客を出現させる。
旅客出現確率テーブル531は、旅客の出現確率を定義したデータテーブルである。図4に、旅客出現確率テーブル531のデータ構成の一例を示す。同図によれば、旅客出現確率テーブル531は、出現駅と目的地駅との組み合わせ毎に生成され、該当する出現駅531a及び目的駅531bの組合せとともに、時間帯531cそれぞれに出現確率531dを対応付けて格納している。出現確率531dは、旅客の単位時間(例えば、1分)当たりの出現人数である。この出現確率は、例えば各駅に設置されている自動改札機等で収集された旅客の駅構内への入退場時刻のデータ等から決定されたり、各旅客の利用列車や時間帯毎の各駅間の乗車人数といった調査データをもとに決定される値である。
旅客流動SIM部110は、出現駅と目的駅との組合せ毎に、該組合せに該当する旅客出現確率テーブル531において定義された現在時刻に該当する時間帯の出現確率に従って、該出現駅に旅客を出現させる。
また、出現させた各旅客について、出現駅から目的駅に向かう列車の乗継経路を設定する。この乗継経路は、目的駅に最短で到着できる経路として設定される。旅客の列車乗継経路は、公知の列車運行ネットワークを用いて算出される。例えば、特開2008−62729号公報([0071]−[0080]段落、図18〜図20参照)に開示されているように、列車ダイヤをPERTネットワークで表現したダイヤネットワークにおいて、出現駅から目的駅に至るクリティカルパスを算出し、乗継経路とする。
ところで、列車のダイヤ乱れが発生した場合、旅客それぞれが取り得る行動は、該旅客がダイヤ乱れに伴う運転整理案を認識しているか否かによって異なると考えられる。すなわち、運転整理案を認識している旅客は、運転整理案に沿って列車が運行されているものとして行動するが、運転整理案を認識していない旅客は、列車が計画ダイヤに沿って運行されているものとして行動する。
図5は、運転整理案の認識有無による旅客の乗継経路の違いを説明する図である。同図(a)は、旅客が運転整理案を認識している場合であり、同図(b)は、旅客が運転整理案を認識していない場合である。何れも、A駅にいる旅客がC駅に向かう場合を示している。同図に示す列車ダイヤは、A駅〜C駅の間において、A,B,C駅の全てに停車する普通列車と、A,C駅に停車して途中のB駅には停車しない(通過する)快速列車とから構成される。
計画ダイヤでは、A駅において、普通列車が到着・発車した後、快速列車が到着・発車するが、B駅において、停車中の普通列車が快速列車に追い越され、C駅では、快速列車が普通列車よりも先に到着する。つまり、計画ダイヤでは、A駅にいる旅客は、快速列車に乗ると、最も早くC駅に到着できる。この計画ダイヤにおいて、ダイヤ乱れによって快速列車が遅れた場合の運転整理案では、A駅における快速列車の到着・発車が遅れ、B駅において、普通列車は快速列車に追い越されず、C駅において、普通列車が快速列車よりも先に到着する。つまり、運転整理案では、A駅にいる旅客は、普通列車に乗ると、最も早くC駅に到着できる。
従って、同図(a)に示すように、運転整理案を認知している旅客は、快速列車が遅れていることを認識しており、A駅において普通列車に乗車する。一方、同図(b)に示すように、運転整理案を認知していない旅客は、快速列車が遅れていることを認識しておらず、A駅において普通列車に乗車せずに快速列車に乗車する。
このように、旅客が運転整理案を認識しているか否かに応じて、該旅客の乗継経路を設定する。すなわち、運転整理案を認識している旅客については、運転整理案に従って乗継経路を設定し、認識していない旅客については、計画ダイヤに従って乗継経路を設定する。
また、ダイヤ乱れ時の旅客の選択行動には、他社線等の振替輸送を利用して目的駅に向かう「迂回」が追加されると考えられる。図6は、迂回するか否かの判断タイミングを説明する図である。同図に示すように、旅客の迂回の判断タイミングとしては、(1)運転中断の案内を認識したタイミング、(2)振替輸送の案内を認識したタイミング、(3)運転再開時刻の案内を認識したタイミング、がある。
具体的には、同図(a)に示すように、運転中断の案内時刻t1より前の出現時刻taにおいて駅に出現した旅客については、運転中断の案内時刻t1に達した時点で1回目の迂回判断を行う。その結果、「迂回する」と判断した場合には、該旅客の「迂回」を確定して“消滅“させる。ここで、旅客の“消滅”とは、対象線区外に移動したとしてこれ以降は行動制御の対象としないことを意味する。一方、「迂回しない」と判断した場合には、続いて、振替輸送の案内時刻t2に達した時点で2回目の迂回判断を同様に行う。そして、「迂回する」と判断した場合には、該旅客の「迂回」を確定して“消滅”させる。一方、「迂回しない」と判断した場合には、続いて、運転再開時刻の案内時刻t3に達した時点で3回目の迂回判断を同様に行い、その判断結果を確定する。
また、同図(b)に示すように、運転中断案内時刻t1と振替輸送の案内時刻t2との間の出現時刻tbにおいて駅に出現した旅客については、その出現時刻tbにおいて1回目の迂回判断を行う。その結果、「迂回する」と判断した場合には、該旅客の「迂回」を確定して“消滅”させ、「迂回しない」と判断した場合には、振替輸送の案内時刻t2に達した時点で2回目の迂回判断を同様に行う。その結果、「迂回する」と判断した場合には、該旅客の「迂回」を確定して“消滅“させる。一方、「迂回しない」と判断した場合には、続いて、運転再開時刻の案内時刻t3に達した時点で3回目の迂回判断を同様に行い、その判断結果を確定する。
また、同図(c)に示すように、振替輸送の案内時刻t2より後の出現時刻tcにおいて駅に出現した旅客については、その出現時刻tcにおいて1回目の迂回判断を行う。その結果、「迂回する」と判断した場合には、該旅客の「迂回」を確定して“消滅”させ、「迂回しない」と判断した場合には、続いて、運転再開時刻の案内時刻t3に達した時点で2回目の迂回判断を同様に行い、その判断結果を確定する。
出現させた旅客についてのデータは、旅客データ532に格納される。図7に、旅客データ532のデータ構成の一例を示す。同図によれば、旅客データ532は、旅客毎に生成され、識別番号である旅客ID532aと、出現駅532bと、出現時刻532cと、目的駅532dと、乗継経路532eと、現在状況532fと、案内属性532gと、迂回確定フラグ532hと、迂回判定フラグ532i,532j,532kとを格納している。
乗継経路532eは、出現駅から目的駅に至る列車の乗継経路であり、具体的には、乗車すべき列車の列車番号や乗換駅の駅名が時系列に格納される。旅客は、この乗継経路532eに従って行動が制御される。また、乗継経路532eは、出現時に決定される。その後、列車の運行状況に応じて適宜更新され、最終的には当該旅客の乗り継ぎの実績となる。現在状況532fは、該旅客の現在のシミュレーション時刻における行動状況である。具体的には、列車に乗車中ならば乗車している列車の列車番号が、駅に滞留中ならば滞留している駅の駅名が格納される。
案内属性532gは、該旅客が運転整理案を認知しているか否かを示すフラグである。迂回確定フラグ532hは、迂回すると確定したか否かを示すフラグである。この迂回確定フラグ532hは、該旅客の出現時には、確定していないことを示す「0」に設定される。迂回判定フラグ532i,532j,532kは、該旅客が迂回するか否か(すなわち、振替輸送を利用するか否か)の判定を行ったか否かを示すフラグであり、それぞれ、「運転中断」、「振替輸送」及び「運転再開時刻」それぞれの案内の認識に対するフラグである。この迂回判定フラグ532i,532j,532kは、該旅客の出現時には、判定を行っていないことを示す「0」に設定される。
また、旅客流動SIM部110は、駅に列車が到着する毎に、到着した列車(着列車)の乗客、及び、この着列車が到着した駅(着駅)の滞留旅客それぞれについて、該着駅以降の乗継経路を更新する。例えば、“B駅”に“21列車”が到着した場合、この“21列車”の乗客及び“B駅”の滞留旅客それぞれについて、設定されている乗継経路の“B駅”以降の部分を更新する。この乗継経路の更新は、該旅客に定められている案内属性に応じた列車ダイヤをもとに行う。すなわち、案内属性「有り」の旅客については、現時点での運用ダイヤをもとに乗継経路を更新し、案内属性「無し」の旅客については、計画ダイヤをもとに乗継経路を更新する。
また、旅客流動SIM部110は、駅から列車が発車する毎、すなわち駅からの列車の発車を判断する毎に、発車する列車(発列車)の乗客、及び、この発列車が発車する駅(発駅)の滞留旅客それぞれについて、到着時と同様に、該旅客に定められている案内属性に応じた列車ダイヤをもとに、該発駅以降の乗継経路を更新する。
続いて、旅客データ532を参照し、発列車の乗客それぞれについて発駅で降車させるかを判断し、降車させると判断した乗客を該発駅で降車させる。すなわち、設定されている乗継経路において、発駅が乗り換え駅として設定されている旅客を、該発駅で降車させると判断する。
また、旅客データ532を参照し、発駅の滞留旅客それぞれについて発列車に乗車させるかを判断する。すなわち、設定されている乗継経路において、発列車が乗車すべき列車として設定されている旅客を、該発列車に乗車させると判断する。
ここで、各駅にいる旅客(滞留旅客)についてのデータは、滞留旅客データ534に格納されている。図8は、滞留旅客データ534のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、滞留旅客データ534は、対象線区内の駅534aそれぞれについて、時刻534b毎に、滞留旅客534cと、滞留旅客の合計人数である滞留人数534dと、ホームの混雑度534eとを対応付けて格納している。滞留旅客534cは、該当する旅客IDを格納している。なお、滞留旅客には、駅に停車中の列車の乗客は含まれない。
また、旅客流動SIM部110は、「運行制御」では、対象ダイヤに従って列車の運行を制御する。ここで、運行制御の対象となる列車についてのデータは、列車データ533に格納される。
図9は、列車データ533のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、列車データ533は、列車毎に生成され、当該列車の列車番号533aと、運行区間533bと、列車種別533cと、運行状況533dと、乗客データ5331と、運用ダイヤデータ5332と、実績ダイヤデータ5333と、乗降実績データ5334とを格納している。
運行状況533dは、現在走行中か否か、走行中ならば走行している駅間の名称、停車中ならば停車駅の名称が格納される。乗客データ5331は、該列車の現在の乗客についてのデータであり、乗客5331aと、乗客の合計人数である車内人数5331bと、乗車率5331cとを格納している。乗客5331aは、該当する乗客IDを格納している。
運用ダイヤデータ5332は、運行区間内の駅5332aそれぞれについて、着時刻5332bと、発時刻5332cと、発時更新5332dとを対応付けて格納している。発時更新5332dは、対応する駅からの列車の発車時に、所定の処理が行われたかを示すパラメータである。すなわち、列車の駅からの発車時には、該列車の乗客それぞれの乗継経路の更新や旅客の乗降といった処理が行われるが、この処理が行われたかを示すフラグが発時更新である。この発時更新は、運用ダイヤの設定時には、全ての駅について処理が未だであることを示す「0」に設定される。
実績ダイヤデータ5333は、運行区間内の駅5333aそれぞれについて、着時刻5333bと、発時刻5333cとを対応付けて格納している。乗降実績データ5334は、運行区間内の駅5334aそれぞれについて、降車人数5334bと、乗車人数5334cと、発時車内人数5334dと、乗車率5334eとを対応付けて格納している。
また、旅客流動SIM部110は、運用ダイヤに基づく列車の着時刻となると、該列車が駅に到着可能か否かを判断する。具体的には、他の各列車の実績ダイヤをもとに、該駅における先行列車が発車済みであり、且つその発車から所定時分が経過しているならば、到着可能と判断する。到着可能ならば、該列車を該駅に到着させると判断して、現在時刻を該列車の実績の着時刻として実績ダイヤを更新する。到着不可能ならば、該列車の着時刻を所定時分(例えば、1分)遅らせた時刻として、該列車の運用ダイヤを更新する。
また、旅客流動SIM部110は、運用ダイヤに基づく列車の発時刻となると、該列車を発車させるかを判断する。具体的には、該列車への旅客の乗降に要する時間(乗降時間)Tを、次式(1)に従って算出する。
T=A(x1+x2)2+B(x1+x2)+Cy ・・(1)
ここで、yは到着時の車内人数、x1は降車人数、x2は乗車人数である。A,B,Cは定数であり、例えば、A=―0.0031、B=0.7908、C=0.003、である。
T=A(x1+x2)2+B(x1+x2)+Cy ・・(1)
ここで、yは到着時の車内人数、x1は降車人数、x2は乗車人数である。A,B,Cは定数であり、例えば、A=―0.0031、B=0.7908、C=0.003、である。
次いで、算出した乗降時間Tを運用ダイヤにおける停車時分と比較し、乗降時間Tが停車時分以下ならば、停車時間内に旅客の乗降が終了したとして該列車を発車させると判断し、現在時刻を該列車の発時刻として実績ダイヤを更新する。乗降時間Tが停車時分を超えるならば、停車時間内に旅客の乗降が終了せずに遅延が発生したとして、発生した遅延に応じて運用ダイヤを更新する。すなわち、算出した乗降時間Tと運用ダイヤにおける停車時分との差Δtを、発生した遅延時分とする。そして、該列車(発列車)の該駅の発時刻を、遅延時分Δtだけ遅らせた時刻として運用ダイヤを更新するとともに、該列車の次の停車駅における着時刻を、遅延時分Δtだけ遅らせた時刻として更新する。この更新の結果、次の停車駅における更新後の着時刻が、該停車駅の更新前の発時刻より遅い時刻となる場合には、該停車駅以降の運用ダイヤ全体を、遅延時分Δtだけ遅れる方向へシフトさせて更新する。
対象ダイヤに基づく旅客流動シミュレーションが終了すると、旅客流動SIM部110は、シミュレーション結果をもとに対象ダイヤを「評価」する。具体的には、シミュレーションのもととなった対象ダイヤ、及び、生成された実績ダイヤそれぞれに対する各旅客の不効用値を算出する。列車ダイヤに対する旅客の不効用値Uは、次式(2)で与えられる。
ここで、α,β,γ,δは定数であり、例えば、α=0.019,β=4.52,γ=5.63,δ=1.202である。また、jは、旅客の出現駅から目的駅に至る移動経路中の駅間の集合である。tjは、該当する駅間の走行時間(すなわち、乗車時間)であり、Cjは、該当する駅間の乗車率である。Nは、旅客の乗り換え回数である。Twは、旅客の待ち時間であり、移動経路中の各乗り換えの際の待ち時間の総和である。Trは、旅客の乗車時間であり、移動経路中の乗車した各列車の乗車時間の総和である。
算出された不効用値は、不効用値データ535に格納される。図10は、不効用値データ535のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、不効用値データ535は、旅客それぞれについて、旅客ID535aと、不効用値535bを対応付けて格納している。不効用値535bは、対象ダイヤ及び実績ダイヤそれぞれに対する値を格納している。
そして、旅客データ532、滞留旅客データ534、列車データ533及び不効用値データ535が、旅客流動SIM部110による旅客流動シミュレーション処理によって得られた、対象ダイヤのSIM結果データ536となる。
ダイヤ修正部120は、旅客流動SIM部110による旅客流動シミュレーション処理によって得られたSIM結果データ536をもとに、与えられた暫定運転整理案の不満箇所を修正した列車ダイヤ(修正ダイヤ)を作成する。具体的には、先ず、暫定運転整理案から、不満定義ファイル541にて定義される不満箇所を抽出する。
図11は、不満定義ファイル541のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、不満定義ファイル541は、不満種別541a毎に、不満条件541bと、不満指数541cとを対応付けて格納している。不満指数541cは、旅客が感じる不満の程度であり、不満指数が大きいほど不満の程度が大きい。不満種別541aには、(1)駅における列車の着発時分の遅れ、(2)駅における列車間隔、(3)駅間の列車の走行時分の遅れ、(4)列車混雑度、(5)駅ホームの混雑度、があり、それぞれに定められる不満条件541bが異なる。
すなわち、(1)着発時分の遅れは、列車ダイヤ上での着発時刻に対する実際の着発時刻の遅れに対する不満である。この場合、不満条件541bとして、駅それぞれについて、列車ダイヤ上での着発時刻に対する遅延時分を定めている。この着発時分の遅延時分は、暫定運転整理案と、列車データ533の実績ダイヤデータ5333とを比較して判断される。そして、不満箇所は、例えば“A駅におけるB列車の到着”といったように、「駅における列車の着発」となる。
また、(2)列車間隔は、駅における列車の発車から次の列車の到着までの時間間隔に対する不満である。この場合、不満条件541bとして、駅それぞれについて、該駅に定められる標準列車間隔に所定の許容遅延時分(例えば、5分)を加算した時間である列車間隔を対応付けて定めている。この列車間隔は、列車データ533の実績ダイヤデータ5333から判断される。そして、不満箇所は、例えば“A駅におけるB列車〜C列車間”といったように、「駅における列車間隔」となる。
また、(3)走行時分の遅れは、駅間における列車の走行時分の遅れに対する不満である。この場合、不満条件541bとして、駅間それぞれについて、該駅間に定められる標準走行時分に所定の許容遅延時分(例えば、3分)を加算した走行時分を対応付けて定めている。この各駅間の走行時分は、列車データ533の実績ダイヤデータ5333から判断される。そして、不満箇所は、例えば“A列車のB駅〜C駅間”といったように、「列車の駅間」となる。
また、(4)列車混雑度は、各列車の乗車率に対する不満である。この場合、不満条件541bとして、駅間を単位とした乗車率が定められている。この乗車率は、列車データ533の乗降実績データ5334から判断される、そして、不満箇所は、例えば“A列車のB駅〜C駅間”といったように、「列車の駅間」となる。
また、(5)駅ホーム混雑度は、各駅のホームの混雑度に対する不満である。この場合、不満条件541bとして、列車間隔を単位としたホームにおける混雑度が定められている。この混雑度は、列車データ533の実績ダイヤデータ5333及び滞留旅客データ534をもとに判断される。そして、不満箇所は、例えば“A駅におけるB列車〜C列車間”といったように、「駅における列車間隔」となる。
なお、これらの不満条件は、時間帯や列車種別といったように更に詳細に分類して定義することとしても良い。
次いで、ダイヤ修正部120は、暫定運転整理案から抽出した不満箇所それぞれについて「深刻度」を算出する。不満箇所の深刻度は、該不満箇所に定められている「不満指数」に、該不満によって不満を被る(不満を感じると想定される)「旅客人数」を乗じた値として算出する。ここで、不満を被る旅客数は、暫定運転整理案と、暫定運転整理案に対するSIM結果データ536とを比較することで算出される。
すなわち、(1)着発時分の遅れに対する不満箇所の場合、該不満を被る旅客人数は、該当する列車の該当する駅への到着時の車内人数と、該駅から乗車する旅客人数との合計人数である。また、(2)列車間隔に対する不満箇所の場合、該不満を被る旅客人数は、該当する駅から該当する列車間隔の次の列車に乗車する旅客人数である。また、(3)走行時分の遅れに対する不満箇所の場合、該不満を被る旅客人数は、該当する列車の該当する駅間に乗車している旅客人数(車内人数)である。また、(4)列車混雑度に対する不満箇所の場合、該不満を被る旅客人数は、該当する列車の該当する駅間に乗車している旅客人数(車内人数)である。また、(5)駅ホームの混雑度に対する不満箇所の場合、該不満を被る旅客人数は、該当する駅における該当する列車間隔に相当する期間での滞留旅客の人数である。
抽出した不満箇所それぞれの深刻度を算出すると、ダイヤ修正部120は、続いて、不満箇所それぞれの選択確率Pを決定する。抽出した全ての不満箇所のうち、i番目の不満の深刻度をfiとすると、当該不満箇所の選択確率Piは、次式(3)で与えられる。
ここで、jは、全ての不満箇所の集合である。式(3)によれば、深刻度が小さいほど、選択確率Pが小さくなるように定められる。
暫定運転整理案から抽出された不満箇所についてのデータは、不満リスト542に格納される。図12は、不満リスト542のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、不満リスト542は、不満箇所542aそれぞれについて、不満種別542bと、深刻度542cと、選択確率542dとを対応付けて格納している。
続いて、ダイヤ修正部120は、不満リスト542に格納されている不満箇所のうちから、選択確率Pに従って一つの不満箇所を選択する。そして、選択した不満箇所の不満を解消するように(すなわち、不満条件を満たさないように)、暫定運転整理案の改良案を作成する。
ここで、不満を解消する列車ダイヤの改良は、公知の方法が用いられる。例えば、特開2007−237948号公報([0060]−[0084]段落、図3〜図5参照)に開示されているように、不満箇所の抽出条件と修正内容とを対応付けて定めたテーブルに従って、不満箇所に対応する修正内容に従って列車ダイヤを修正する。また、特開2004−224113号公報([0039],[0071]−[0075]段落、図11,図12参照)に開示されているように、ダイヤネットワークを利用する。すなわち、ダイヤネットワークにおいて、不満箇所に対応するノードを検出し、当該ノードに至るクリティカルパスを構成するアークにおいて、列車の着発順序を規定するアーク、番線使用順序を規定するアーク、車両の使用順序を規定するアークから1つのアークを選ぶ。そして、当該アークの種類に応じて列車ダイヤを変更し、変更した列車ダイヤを変更解とする方法である。
選択した不満箇所の不満を解消させ得る暫定運転整理案の改良案を作成すると、該不満箇所を不満リスト542から削除する。更に、該不満箇所と同一の列車に関する他の不満箇所も、不満リスト542から削除する。これは、不満箇所の改良によって該当する列車についての旅客流動が変化し、該列車に関する他の不満が解消される可能性が有るからである。続いて、ダイヤ修正部120は、更新後の不満リスト542における不満箇所それぞれについて、再度、深刻度をもとに選択確率Pを決定する。次いで、再決定した選択確率Pに従って一つの不満箇所を選択し、選択した不満箇所の不満を解消するような暫定運転整理案の改良案を作成する。そして、ここまでに作成した改良案の数である暫定運転整理案の修正箇所数nが規定数Nに達すると、作成した全ての改良案を暫定運転整理案に反映させた修正ダイヤを作成する。
図2に戻り、入力部20は、キーボードやタッチパネル、各種スイッチ等によって実現される入力装置であり、操作入力に応じた入力信号をCPU10に出力する。表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等によって実現される表示装置であり、CPU10から入力される表示信号に基づく各種表示画面を表示する。通信部40は、無線通信モジュールやルータ、モデム、TA、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現される通信装置であり、外部装置との間でデータ通信を行う。
記憶部50は、ROMやRAM、ハードディスク等によって実現される記憶装置であり、CPU10が運転整理案作成装置1を統合的に制御するためのシステムプログラムや、各種処理を実現するためのプログラムやデータ等を記憶しているとともに、CPU10の作業領域として用いられ、CPU10が各種プログラムに従って実行した演算結果や、入力部20からの入力データ等が一時的に格納される。本実施形態では、記憶部50には、プログラムとして、旅客流動SIM部110による旅客流動シミュレーション処理を実現するための旅客流動SIMプログラム511、及び、ダイヤ修正部120によるダイヤ修正処理を実現するためのダイヤ修正プログラム512を含む運転整理案作成プログラム510が記憶されるとともに、データとして、計画ダイヤデータ521と、暫定運転整理案データ522と、作成条件データ523と、旅客出現確率テーブル531と、旅客データ532と、列車データ533と、滞留旅客データ534と、不効用値データ535と、SIM結果データ536と、不満定義ファイル541と、不満リスト542と、修正ダイヤデータ543とが記憶される。
[処理の流れ]
図13は、運転整理案作成処理の流れを説明するフローチャートである。同図によれば、CPU10は、先ず、輸送障害の内容を含む運転整理案の作成条件を設定する(ステップA1)。次いで、設定した作成条件のもと、計画ダイヤに対して運転整理を行わない場合の単純予測ダイヤを作成し(ステップA3)、作成した単純予測ダイヤを暫定運転整理案の初期解とする(ステップA5)。続いて、旅客流動SIM部110が、暫定運転整理案を対象とした旅客流動シミュレーション処理を行う(ステップA7)。
図13は、運転整理案作成処理の流れを説明するフローチャートである。同図によれば、CPU10は、先ず、輸送障害の内容を含む運転整理案の作成条件を設定する(ステップA1)。次いで、設定した作成条件のもと、計画ダイヤに対して運転整理を行わない場合の単純予測ダイヤを作成し(ステップA3)、作成した単純予測ダイヤを暫定運転整理案の初期解とする(ステップA5)。続いて、旅客流動SIM部110が、暫定運転整理案を対象とした旅客流動シミュレーション処理を行う(ステップA7)。
図14は、旅客流動シミュレーション処理を説明するフローチャートである。同図によれば、旅客流動SIM部110は、先ず、シミュレーション時刻である現在時刻tを、所定の開始時刻ts(例えば、運転中断時刻t1)に設定する(ステップB1)。また、各列車について、対象ダイヤを運用ダイヤに設定する(ステップB3)。そして、旅客流動シミュレーションを開始する。すなわち、旅客出現処理を行い、対象線区内の各駅に旅客を出現させる(ステップB5)。
図15は、旅客出現処理を説明するフローチャートである。同図によれば、旅客流動SIM部110は、対象線区内の全ての駅を対象としたループBの処理を行う。
ループBでは、旅客出現確率テーブル531に従って、対象駅を出現駅とし他の各駅を目的駅とする旅客の出現人数を決定する(ステップC1)。そして、出現させると決定した旅客それぞれを対象としたループCの処理を行う。ループCでは、対象旅客の案内属性を決定し(ステップC3)、決定した案内属性に応じた列車ダイヤをもとに、対象駅(出発駅)から目的駅までの乗継経路を決定する(ステップC5)。次いで、対象旅客を対象駅に出現させる(ステップC7)。ループCはこのように行われる。
対象駅に出現させると決定した全ての旅客を対象としたループCを終了し、更に、全ての駅を対象としたループDの処理が終了すると、旅客出現処理を終了する。
旅客出現処理が終了すると、旅客流動SIM部110は、現在時刻tが「振替輸送」の案内時刻t5に達しているか否かを判断し、案内時刻t5に達しているならば(ステップB7:YES)、各駅の滞留旅客の全てについて、案内属性を「有り」とする(ステップB9)。
次いで、対象線区内の全ての駅を対象としたループAの処理を行う。ループAでは、先ず、迂回判定処理を行う(ステップB11)。
図16は、迂回判定処理を説明するフローチャートである。同図によれば、旅客流動SIM部110は、対象駅の滞留旅客それぞれを対象としたループDの処理を行う。
ループDでは、対象駅から、該旅客の目的駅に至る迂回経路が有るかを判断する。迂回経路が有るならば(ステップD1:YES)、該旅客の迂回が「確定」しているか否かを判断する。迂回が確定していないならば(ステップD3:NO)、現在時刻tが運転中断の案内時刻t1に達しているかを判断する。現在時時刻tが運転中断の案内時刻t1に達しているならば(ステップD5:YES)、該旅客の迂回判断フラグF1から、運転中断の案内に対する迂回の判断を既に行ったかを判断する。
運転中断の案内に対する迂回判断が未だならば(ステップD7:YES)、該旅客が迂回するか否かを判断し(ステップD9)、該旅客の迂回判定フラグF1を「1」に設定する(ステップD11)。そして、迂回すると判断したなら(ステップD13:YES)、該旅客の迂回確定フラグを「1」に設定して迂回を確定し(ステップD15)、該旅客を“消滅”させる(ステップD17)。
一方、運転中断の案内時刻t1に達していない(ステップD5:NO)、或いは、運転中断の案内に対する迂回の判断を既に行っている(ステップD7:YES)、或いは、運転中断の案内に対する迂回判断として迂回しないと判断したならば(ステップD13:NO)、続いて、現在時刻tが振替輸送の案内時刻t2に達したかを判断する。現在時刻tが振替輸送の案内時刻t2に達しているならば(ステップD19:YES)、該旅客の迂回判断フラグF2から、振替輸送の案内に対する迂回の判断を既に行ったかを判断する。
振替輸送の案内に対する迂回判断が未だならば(ステップD21:NO)、該旅客が迂回するか否かを判断し(ステップD23)、該旅客の迂回判定フラグF2を「1」に設定する(ステップD25)。そして、迂回すると判断したならば(ステップD27:YES)、該旅客の迂回確定フラグを「1」に設定して迂回を確定し(ステップD29)、該旅客を“消滅”させる(ステップD31)。
一方、振替輸送の案内時刻t2に達していない(ステップD19:NO)、或いは、振替輸送の案内に対する迂回の判断を既に行っている(ステップD21:YES)、或いは、振替輸送の案内に対する迂回判断として迂回しないと判断したならば(ステップD27:NO)、続いて、現在時刻tが運転再開時刻の案内時刻t3に達したかを判断する。現在時刻tが運転再開時刻の案内時刻t3に達しているならば(ステップD33:YES)、該旅客の迂回判断フラグF3から、運転再開時刻の案内に対する迂回の判断を既に行ったかを判断する。
運転再開時刻の案内に対する迂回判断が未だならば(ステップD35:NO)、該旅客が迂回するか否かを判断し(ステップD37)、該旅客の迂回判定フラグF3を「1」に設定する(ステップD39)。そして、迂回すると判断したならば(ステップD41:YES)、該旅客の迂回確定フラグを「1」に設定して迂回を確定し(ステップD43)、該旅客を“消滅”させる(ステップD45)。
ループDはこのように行われる。対象駅の全ての滞留旅客を対象としたループDの処理を終了すると、迂回判定処理を終了する。
迂回判定処理が終了すると、続いて、着時処理を行う(ステップB13)。
図17は、着時処理を説明するフローチャートである。同図によれば、旅客流動SIM部110は、現在時刻tが、運用ダイヤに基づく何れかの列車の対象駅への着時刻であるかを判断する。現在時刻tが列車の着時刻ならば(ステップE1:YES)、実績ダイヤ等を参照して、該列車が到着可能かを判断する。
該列車が到着可能ならば(ステップE3:YES)、現在時刻tを該列車の対象駅の着時刻として実績ダイヤを更新する(ステップE5)。そして、該列車の乗客及び対象駅の滞留旅客それぞれについて、定められている案内属性に応じた列車ダイヤをもとに、対象駅以降の乗継経路を更新する(ステップE7)。一方、該列車が到着可能でないと判断したならば(ステップE3:NO)、該列車の対象駅への着時刻を所定時分遅らせた時刻として運用ダイヤを更新する(ステップE9)。以上の処理を行うと、着時処理を終了する。
着時処理が終了すると、続いて、発時処理を行う(ステップB15)。
図18は、発時処理を説明するフローチャートである。同図によれば、旅客流動SIM部110は、現在時刻tが、運用ダイヤに基づく何れかの列車の対象駅からの発時刻であるかを判断する。現在時刻tが列車の発時刻ならば(ステップF1)、該列車の対象駅での発時更新が「済み」であるかを判断する。発時更新が「済み」ならば(ステップF3:YES)、現在時刻tを該列車の対象駅の発時刻として実績ダイヤを更新する(ステップF21)。
一方、発時更新が「未だ」ならば(ステップF3:NO)、該列車の乗客及び対象駅の滞留旅客それぞれについて、定められている案内属性に応じた列車ダイヤをもとに、対象駅以降の乗継経路を更新する(ステップF5)。次いで、該列車に対する旅客の乗降処理を行う(ステップF7)。すなわち、該列車の乗客のうちから、設定されている乗継経路に従って、対象駅で降車させる旅客を判断し、判断した乗客を降車させる。また、対象駅の滞留旅客のうちから、設定されている乗継経路に従って、該列車に乗車させる旅客を判断し、判断した旅客を乗車させる。そして、乗車人数及び降車人数を算出し、該列車への乗車及び降車が終了した時点での車内の乗客数(発時車内人数)を算出する。
続いて、該列車への降車人数及び乗車人数から、乗降に要した乗降時間Tを算出する(ステップF9)。そして、算出した乗降時間Tを、運用ダイヤで定められる停車時分と比較して、該列車の発車に遅延が生じるかを判断する(ステップF11)。
遅延が生じないならば(ステップF13:NO)、現在時刻tを該列車の発時刻として実績ダイヤを更新する(ステップF21)。一方、遅延が生じるならば(ステップF13:YES)、乗降時間Tと運用ダイヤ上での停車時分とから生じる遅延時間Δtを算出し(ステップF15)、現在時刻tから遅延時間Δtだけ遅らせた時刻を、該列車の対象駅の発時刻として運用ダイヤを更新する(ステップF17)。そして、該列車の対象駅における発時更新を「済み」とする(ステップF19)。以上の処理を行うと、発時処理を終了する。
ループAは、このように行われる。対象線区内の全ての駅それぞれを対象としたループAの処理を終了すると、旅客流動SIM部110は、現在時刻tが所定の終了時刻teに達しているか判断する。終了時刻teに達していないならば(ステップB17:NO)、現在時刻tを所定時分Δtだけ進めた後(ステップB19)、ステップB5に戻る。一方、現在時刻tが終了時刻teに達しているならば(ステップB17:YES)、旅客流動シミュレーションを終了し、対象ダイヤ及び実績ダイヤそれぞれに対する各旅客の不効用値を算出する(ステップB21)。以上の処理を行うと、旅客行動シミュレーション処理を終了する。
旅客流動シミュレーション処理が終了すると、CPU10は、初期設定として、暫定運転整理案に対する最大改良箇所数Nを、初期値N0(例えば、運転整理の対象となる線区内の駅数/2)に設定するとともに(ステップA9)、ダイヤ修正回数mを初期値「1」に設定する(ステップA11)。その後、ダイヤ修正部120が、暫定運転整理案を対象としたダイヤ修正処理を行う(ステップA13)。
図19は、ダイヤ修正処理を説明するフローチャートである。同図によれば、ダイヤ修正部120は、先ず、対象の列車ダイヤである暫定運転整理案に対する改良箇所数nを初期値「0」に設定する(ステップG1)。次いで、暫定運転整理案に対するSIM結果データ536をもとに、不満定義ファイル541を参照して、暫定運転整理案の全ての不満箇所を抽出し、不満リスト542を生成する(ステップG3)。続いて、抽出した不満箇所それぞれについて深刻度を算出し(ステップG5)、算出した深刻度をもとに、各不満箇所の選択確率Pを決定する(ステップG7)。そして、不満リスト542の不満箇所のうちから、選択確率Pに従って1つの不満箇所を選択する(ステップG9)。その後、選択した不満箇所の不満を解消する暫定運転整理案の改良案を生成する(ステップG11)。
そして、生成した改良案が実行可能であるならば(ステップG13:YES)、該改良案を採用とする(ステップG15)。そして、不満リスト542から、選択した不満箇所を削除する(ステップG17)。また、該不満箇所と同一列車に関する他の不満箇所も、不満リスト542から削除する(ステップG19)。また、改良箇所数nを、「1」加算した値に更新する(ステップG21)。
続いて、改良箇所数nが最大改良箇所数Mに達したかを判断し、達していないならば(ステップG23:NO)、ステップG7に戻る。一方、改良箇所数mが最大改良箇所数Mに達したならば(ステップG23:YES)、暫定運転整理案に、採用した各改良案を反映した修正ダイヤを作成する(ステップG25)。以上の処理を行うと、ダイヤ修正部120は、ダイヤ修正処理を終了する。
ダイヤ修正処理が終了すると、旅客流動SIM部110が、この処理によって作成された修正ダイヤを対象とした旅客流動シミュレーション処理(図14参照)を行う(ステップA15)。
旅客流動シミュレーション処理が終了すると、CPU10は、暫定運転整理案及び修正ダイヤそれぞれに対する評価を比較し(ステップA17)、修正ダイヤの評価のほうが暫定運転整理案の評価よりも“良い”ならば(ステップA19:YES)、修正ダイヤを新たな暫定運転整理案として採用する(ステップA21)。一方、修正ダイヤの評価よりも暫定運転整理案の評価のほうが“良い”或いは“同じ”ならば(ステップA19:NO)、修正ダイヤを採用せずに破棄する(ステップA23)。
続いて、CPU10は、ダイヤ修正回数mが所定回数Mに達したかを判断し、達していないならば(ステップA25:NO)、最大改良箇所数Nを減少させて変更するとともに(ステップA27)、ダイヤ修正回数mを「1」加算した値に更新する(ステップA29)。その後、ステップA13に戻る。一方、ダイヤ修正回数mが所定回数Mに達したならば(ステップA25:YES)、現時点での暫定運転整理案を最終的な運転整理案として出力する(ステップA31)。以上の処理を行うと、CPU10は、運転整理案作成処理を終了する。
[作用・効果]
このように、本実施形態によれば、想定した輸送障害のもと、運転整理をせずに計画ダイヤを修正した列車ダイヤである単純予測ダイヤが作成される。次いで、この単純予測ダイヤを暫定運転整理案とし、暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーションが行われ、そのシミュレーション結果に基づく暫定運転整理案の不満箇所を修正した新たな暫定運転整理案の作成・評価といった一連の処理が繰り返し行われる。そして、繰り返し作成された暫定運転整理案のうち、評価が最も“良い”暫定運転整理案が運転整理案として出力される。これにより、列車利用者の利用者の不満を解消した適切な運転整理案の作成が実現される。また、上記一連の処理を繰り返すことで、効率の良い運転整理案の作成が可能となる。
このように、本実施形態によれば、想定した輸送障害のもと、運転整理をせずに計画ダイヤを修正した列車ダイヤである単純予測ダイヤが作成される。次いで、この単純予測ダイヤを暫定運転整理案とし、暫定運転整理案に対する旅客流動シミュレーションが行われ、そのシミュレーション結果に基づく暫定運転整理案の不満箇所を修正した新たな暫定運転整理案の作成・評価といった一連の処理が繰り返し行われる。そして、繰り返し作成された暫定運転整理案のうち、評価が最も“良い”暫定運転整理案が運転整理案として出力される。これにより、列車利用者の利用者の不満を解消した適切な運転整理案の作成が実現される。また、上記一連の処理を繰り返すことで、効率の良い運転整理案の作成が可能となる。
なお、本発明の適用可能な実施形態は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
1 運転整理案作成装置
10 CPU、110 旅客流動SIM部、120 ダイヤ修正部
20 入力部、30 表示部、40 通信部
50 記憶部
510 運転整理案作成プログラム
511 旅客流動SIMプログラム、512 ダイヤ修正プログラム
521 計画ダイヤデータ、522 暫定運転整理案データ
523 作成条件データ
531 旅客出現確率テーブル、532 旅客データ
533 列車データ、534 滞留旅客データ、535 不効用値データ
536 SIM結果データ
541 不満定義ファイル、542 不満リスト、543 修正ダイヤデータ
10 CPU、110 旅客流動SIM部、120 ダイヤ修正部
20 入力部、30 表示部、40 通信部
50 記憶部
510 運転整理案作成プログラム
511 旅客流動SIMプログラム、512 ダイヤ修正プログラム
521 計画ダイヤデータ、522 暫定運転整理案データ
523 作成条件データ
531 旅客出現確率テーブル、532 旅客データ
533 列車データ、534 滞留旅客データ、535 不効用値データ
536 SIM結果データ
541 不満定義ファイル、542 不満リスト、543 修正ダイヤデータ
Claims (14)
- 所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
仮想旅客へ迂回経路を報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達した場合に、各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客に設定された目的駅までの移動経路として迂回経路を選択するか否かを判断する判断手段、
前記判断手段によって迂回経路が選択された仮想旅客の乗降制御を当該迂回経路に沿って実行する迂回制御手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラム。 - 各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客が認識している運行ダイヤを、前記暫定運転整理案のもととなった計画ダイヤか、前記暫定運転整理案の列車ダイヤかを設定する認識運行ダイヤ設定手段、
前記認識運行ダイヤ設定手段により計画ダイヤが設定された仮想旅客については、当該仮想旅客に設定された目的駅までの列車乗継経路を計画ダイヤに従って設定し、前記暫定運転整理案の列車ダイヤが設定された仮想旅客については、当該仮想旅客に設定された目的駅までの列車乗継経路を前記暫定運転整理案の列車ダイヤに従って設定する乗継経路設定手段、
各仮想旅客それぞれの列車への乗降を、当該仮想旅客に設定された列車乗継経路に従って制御する旅客個別制御手段、
として前記コンピュータを機能させるための請求項1に記載のプログラム。 - 前記認識運行ダイヤ設定手段が、運行されているダイヤを仮想旅客へ報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達する前までは、仮想旅客が認識しているダイヤを計画ダイヤとし、達した後は、前記暫定運転整理案の列車ダイヤとするように前記コンピュータを機能させるための請求項2に記載のプログラム。
- 前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出する評価処理を実行する評価手段、
として前記コンピュータを機能させるための請求項1〜3の何れか一項に記載のプログラム。 - 前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正する修正処理を実行する修正手段、
前記修正手段により修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を再度実行させることにより、前記旅客流動シミュレーション処理、前記評価処理及び前記修正処理の一連の処理を繰り返し実行させる繰り返し制御手段、
前記繰り返し制御手段による繰り返し実行制御において前記評価手段により算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力する出力手段、
として前記コンピュータを機能させるための請求項4に記載のプログラム。 - コンピュータを、
所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定手段、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出する評価手段、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正する修正手段、
前記修正手段により修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を前記旅客流動推定手段に再度実行させることにより、前記旅客流動推定手段、前記評価手段、及び前記修正手段による一連の処理を繰り返し実行させる繰り返し制御手段、
前記繰り返し制御手段による繰り返し実行制御において前記評価手段により算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力する出力手段、
として機能させるためのプログラム。 - 前記修正手段が、
列車利用者が列車ダイヤに対して不満と感じる条件として予め定められた不満条件を満たす前記暫定運転整理案のダイヤ部分を不満箇所として抽出する不満箇所抽出手段と、
前記不満条件それぞれに対応付けて定められた不満の指数である不満指数を用いて、前記抽出された不満箇所から修正対象とする不満箇所を選定する選定手段と、
を有し、前記選定された不満箇所を、前記不満条件を満たさなくなるように修正することで前記暫定運転整理案を修正する、
ように前記コンピュータを機能させるための請求項5又は6に記載のプログラム。 - 前記選定手段が、前記繰り返し制御手段による繰り返し回数に応じて選定する不満箇所を漸次少なくして選定するように前記コンピュータを機能させるための請求項7に記載のプログラム。
- 前記選定手段が、前記不満箇所抽出手段により抽出された不満箇所それぞれについて、対応する不満条件の不満指数と、前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果から判断される該不満を被る仮想旅客の人数とに応じた選択確率を設定し、該選択確率に従って不満箇所を選定するように前記コンピュータを機能させるための請求項7又は8に記載のプログラム。
- 前記選定手段が、1つの列車に対して選定する不満箇所を最大1つとなるように不満箇所の選定を行うように前記コンピュータを機能させるための請求項7〜9の何れか一項に記載のプログラム。
- 所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定装置であって、
仮想旅客へ迂回経路を報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達した場合に、各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客に設定された目的駅までの移動経路として迂回経路を選択するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって迂回経路が選択された仮想旅客の乗降制御を当該迂回経路に沿って実行する迂回制御手段と、
を備える旅客流動推定装置。 - 所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定手段と、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出する評価手段と、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正する修正手段と、
前記修正手段により修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を前記旅客流動推定手段に再度実行させることにより、前記旅客流動推定手段、前記評価手段、及び前記修正手段による一連の処理を繰り返し実行させる繰り返し制御手段、
前記繰り返し制御手段による繰り返し実行制御において前記評価手段により算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力する出力手段と、
を備える運転整理案作成装置。 - 所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行する旅客流動推定方法であって、
仮想旅客へ迂回経路を報知する時刻として予め定められた時刻に前記シミュレーション時刻が達した場合に、各仮想旅客それぞれについて、当該仮想旅客に設定された目的駅までの移動経路として迂回経路を選択するか否かを判断することと、
前記判断によって迂回経路が選択された仮想旅客の乗降制御を当該迂回経路に沿って実行することと、
を含む旅客流動推定方法。 - 所与の暫定運転整理案の列車ダイヤに基づいて、シミュレーション時刻を時々刻々と計時していき、各駅における仮想旅客の出現、各仮想旅客の目的駅の設定、及び各仮想旅客の乗降制御を行うとともに、各駅において乗降する仮想旅客の人数に応じた列車の運行遅れを模擬する当該列車ダイヤに沿った列車の運行を試行して、最終的に運行された実績ダイヤ及び各旅客の行動実績を推定結果として算出する所定の旅客流動シミュレーション処理を実行することと、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案に対する評価値を算出することと、
前記旅客流動シミュレーション処理の推定結果に基づいて前記暫定運転整理案を修正することと、
前記修正された後の暫定運転整理案を新たな暫定運転整理案として前記旅客流動シミュレーション処理を再度実行することにより、前記旅客流動シミュレーション、前記評価値の算出、及び前記修正の一連の処理を繰り返し実行させることと、
前記繰り返し実行において算出された評価値が最高の暫定運転整理案を運転整理案として出力することと、
を含む運転整理案作成方法。
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