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JP2010018211A - 磁気式位置検出装置及びシフト装置 - Google Patents

磁気式位置検出装置及びシフト装置 Download PDF

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JP2010018211A
JP2010018211A JP2008181960A JP2008181960A JP2010018211A JP 2010018211 A JP2010018211 A JP 2010018211A JP 2008181960 A JP2008181960 A JP 2008181960A JP 2008181960 A JP2008181960 A JP 2008181960A JP 2010018211 A JP2010018211 A JP 2010018211A
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Yoshihiro Kimura
嘉広 木村
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Tokai Rika Co Ltd
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    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0204Selector apparatus for automatic transmissions with means for range selection and manual shifting, e.g. range selector with tiptronic

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Abstract

【課題】磁気的手法により、シフトレバー等の被検出体の位置を信頼性高く検出しうる磁気式位置検出装置を提供すること。
【解決手段】シフトレバー15が検出されるべき2つの操作位置(R位置とN位置)の間において、同シフトレバー15と共に移動するマグネット62,93から発生する磁界の方向を磁気センサユニット21a,22aが該方向に対応した電気信号に変換し、互いに異なる2種の電気信号プロファイルを得る。この2種の電気信号プロファイルが、2つの操作位置の間において予定されたパターンに従って変化しているか否かを外部のECUで判別し、変化している場合に当該電気信号をシフトレバー15の操作位置の検出に供するようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、磁気式位置検出装置、及び、該磁気式位置検出装置が適用されるシフト装置に関する。
従来、四輪自動車等の車両のシフトレバーを操作するにあたり、該操作位置(シフトレバー操作)を磁気的手法を用いて検出して電気的信号に変換し、該電気的信号に基づき、アクチュエータを介して変速機の接続状態を切り換える所謂シフトバイワイヤ方式を採用したシフト装置が使用されている。
このようなシフト装置によれば、リンク機構等のメカニカルな機構が省略され、小型化が容易となる。さらに、比較的小さな力で操作が可能になるとともに、車室内におけるシフト装置のレイアウトに自由度を増すことができる。
図9及び図10に示すように、この種のシフト装置111では、そのシフトレバー15が、例えば、リバース位置(R位置)、ニュートラル位置(N位置)、シーケンシャル位置(S位置)及びS/A位置の各操作位置に操作される。そして、同シフト装置111では、シフトレバー15の操作に伴う磁気の変化に基づき、シフトレバー15の各操作位置を検出する磁気式位置検出装置を採用しているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
詳しくは、この磁気式位置検出装置としての前記シフト装置111は、車両のフロアコンソールに固設されるベースハウジング112を備え、該ベースハウジング112には、カバープレート113が冠着されている。同カバープレート113には、前記R位置、N位置、S位置、及びS/A位置の各操作位置にシフトレバー15を案内するべく、略十字状のシフトゲート114が透設されている。尚、前記カバープレート113には、前記各操作位置に対応して、それぞれ「R」、「N」、「+」、「−」、「S/A」の記号が表示されている。また、シフトレバー15の自由端部には運転者によって把持される球状のノブ16が取り付けられている。
このシフト装置111では、前記シフトレバー15が、前記+位置,−位置及びS/A位置のいずれかの位置にある場合に、操作力を解除されると自動的にS位置(中立位置)に復帰しうるようにモーメンタリー機構が採用されている。
このシフト装置111において、シフトレバー15をシフトゲート114の左端隅部のN位置に操作すると、変速機の接続状態が車輪に駆動力が伝達されないニュートラル状態に切り換わる。また、シフトレバー15を左前端部のR位置に操作すると、変速機の接続状態が車輪を後退する方向に駆動させるリバース状態に切り換わる。さらに、シフトレバー15を十字の交差部のS位置に操作すると、変速機の接続状態がシーケンシャル状態に切り換わる。このシーケンシャル状態では、シフトレバー15が十字の前端部の+位置に操作されると、変速機は一段上の接続状態に切り換えられる一方、十字の後端部の−位置に操作されると、変速機は一段下の接続状態に切り換えられる。また、このシーケンシャル状態において、シフトレバー15が十字の右端部のS/A位置に操作されると、変速機の接続状態が自動的に数段階に切り換えられるドライブ(自動変速)状態となる。一方、ドライブ状態において、シフトレバー15がS位置に戻っても、ドライブ状態のままで保持されるように構成されている。また、ドライブ状態において、シフトレバー15がS/A位置に操作されると、シーケンシャル状態となるように構成されている。
以下、R位置とN位置とを切り換える方向、及び、+位置と−位置とを切り換える方向をシフト方向(前後方向、縦方向)とし、N位置と、S/A位置とを切り換える方向をセレクト方向(左右方向、横方向)とする。
図10に示すように、前記シフトレバー15の略U字状の基端部には、リテーナ23が、トーションスプリング26をシフト方向に貫通するとともに止め輪27によって抜け止めされるセレクトピン25を介して弾性的に軸支されている。そして、該リテーナ23は、前記セレクトピン25と直交する方向(セレクト方向)に、シャフト24を介して同ベースハウジング112にその貫通孔57にて回動可能に支持されている。これにより、シフトレバー15は、カバープレート113に対して、シフトゲート114に沿って前記シフト方向及びセレクト方向に傾動自在とされている。
前記ベースハウジング112の上部は、球冠状のドーム部31を形成しており、このドーム部31には、前記シフトゲート14に対応するゲート32が透設されている。同ドーム部31には、ドーム状のスライドカバー33が、前記カバープレート113との間にて摺動可能に載置されている。スライドカバー33は、ドーム部31より小径とされており、シフトレバー15により貫通される貫通孔33aが形成されている。
前記シフトレバー15は、ゲート32、スライドカバー33の貫通孔33a、及びシフトゲート14を挿通している。そして、前記スライドカバー33は、シフトレバー15の移動に伴ってドーム部31上を摺動し、ゲート32を閉塞するようになっている。
また、前記シフトレバー15の基端部には、ピン収容凹部35が斜め上方に向けて形成されており、同ピン収容凹部35には、ディテントピン36と、該ディテントピン36を外方に付勢するスプリング37とが収容されている。そして、前記ドーム部31の下面には、前記ディテントピン36の先端部が当接されるディテント溝38が、前記シフトゲート114に対応する形状に凹設されている。
図10に拡大して示すように、前記ディテント溝38には、シフトレバー15がR位置のときにディテントピン36が係合する第1凹部41と、シフトレバー15がN位置のときにディテントピン36が係合する第2凹部42と、シフトレバー15がシーケンシャル状態時にディテントピン36が当接する第3凹部43とが設けられている。ここで、前記第1及び第2凹部41,42の間と、第2及び第3凹部42,43の間とは、第1〜第3凹部41〜43より浅溝に凹設されている。また、該第3凹部43は、シフトレバー15がS位置のときにディテントピン36が当接する部分が、他の部分より深溝に凹設されている。
これによって、前記シフトレバー15は、前記R位置又はN位置に操作されると、ディテントピン36が、それぞれ第1及び第2凹部41,42に係合することによって、ノブ16(シフトレバー15)から操作力が解除されてもシフトレバー15が当該R位置又はN位置に保持されるようになっている。また、前記シフトレバー15が、前記+位置,−位置,及びS/A位置のいずれかの位置にある場合に、操作力が解除されると自動的にS位置(中立位置)に復帰する前記モーメンタリー機構が構成されている。尚、S/A位置からS位置にシフトレバー15が自動的に復帰する力は、前記トーションスプリング26の付勢力によっても得られている。
図9及び図10に示すように、前記ベースハウジング112には、シフトレバー15に連動する磁性体としてのマグネット(磁石)162,193と、同シフトレバー15の操作位置を検出すべく、該各マグネット162,193から発生した磁界の方向(磁束の方向)を該方向に対応した所定の電気信号に変換するとともに、同電気信号を外部のECU(電子制御装置)に出力する2つ(複数)の第1センサユニット121及び第2センサユニット122とが備えられている。
詳しくは、前記ベースハウジング112において、セレクト方向と直交する面を含む右側壁50には、矩形状の取付凹部52が形成され、該取付凹部52には、平板矩形状の第1センサユニット121が配設されている。また、同ベースハウジング112において、シフト方向と直交する面を含む後壁81には、センサカバー22cを有する第2センサユニット122が配設されている。
図10に示すように、前記第1センサユニット121は、矩形状のケース53と、該ケース53を覆うカバープレート54と、該ケース53内に収容固定された矩形リング状の回路基板155とを備えている。また、この回路基板155には、外部のECU(電子制御装置)との接続用のコネクタ55aが配設されている。
前記シャフト24の先端部は、前記ケース53の貫通孔58を貫通して第1センサユニット121(ケース53)内に突出しており、該先端部には、扇形状のプレート161がその下端部にて固設されている。また、同プレート161の下端部には、シャフト24によって貫通された状態でリング状のマグネット162が固設されている。そして、同プレート161及びマグネット162は、シャフト24と一体的に回動可能とされている。同マグネット162は、周方向に極性(N極,S極)が変化するように着磁されている。
そして、前記回路基板155の下部には、前記マグネット162の中心に対してオフセットされた状態で、前記第1センサユニット121に含まれる一対の磁気センサユニット121a,121bが配設されている。そして、同磁気センサユニット121a,121bは、それぞれ、シャフト24と一体的に回動するマグネット162の磁界の方向を検出して電気信号に変換可能に構成されている。ここで、該各磁気センサユニット121a,121bは、前記コネクタ55aを介して、別経路の電源ライン(+Vcc)で外部の電源に接続されている。
また、図10に示すように、前記第2センサユニット122は、センサカバー22cと、該センサカバー22cによって覆われた平板矩形状の回路基板195とを備えている。また、この回路基板195には、外部のECUとの接続用のコネクタ98が配設されている。
前記ベースハウジング112の後壁81には、同後壁81を貫通する貫通孔を有するボス部82が形成され、同後壁81において該ボス部82の上部には、扇形状のマグネット用窓83が透設されている。
前記ベースハウジング112内には、扇形状のマグネットホルダ184が、その下端部に形成された嵌合筒部85を前記ボス部82に外嵌させ、且つ、ピン87が該ボス部82の貫通孔82aに後壁81の内側から貫通させることで、セレクト方向に回動可能に取り付けられている。尚、該ピン87の先端部には、同ピン87の抜け止め用の止め輪88が嵌合固定されている。
前記シフトレバー15の基端部には、マグネットホルダ184に向けて延びるように係合突部91が突出形成されており、該マグネットホルダ184には、同係合突部91と対向するように、断面が逆U字状の係合部92が形成されている。そして、この係合部92内に係合突部91が遊挿されている。これにより、該シフトレバー15がセレクトピン25回りに回動し、セレクト方向に傾動すると、前記係合部92が係合突部91によって押され、マグネットホルダ184がピン87回りに回動するようになっている。
そして、前記マグネットホルダ184には、前記後壁81の内側において嵌合筒部85より上部に、矩形状のマグネット収容部193aが凹設されており、同マグネット収容部193aには、矩形状のマグネット193が嵌合固定されている。同マグネット193は、上下方向に極性(N極,S極)が変化するように着磁されている。
前記マグネット用窓83は、マグネット193と対向するように、且つ、マグネットホルダ184の回動に伴いマグネット193が移動しても、同マグネット193と対向しうる大きさに透設されている。そして、該マグネット用窓83を覆うように、前記回路基板195が後壁81の外側面に配設されている。
そして、同回路基板195の上部には、前記マグネット193の中心に対して上方にオフセットされた状態で、前記第2センサユニット122に含まれる一対の磁気センサユニット122a,122bが配設されている。そして、同磁気センサユニット122a,122bは、それぞれ、マグネットホルダ184と一体的に回動するマグネット193の磁界の方向を検出して所定の電気信号に変換可能に構成されている。ここで、該各磁気センサユニット122a,122bは、前記コネクタ98を介して、別経路の電源ライン(+Vcc)で外部の電源に接続されている。
図5(b)に示すように、前記第1センサユニット121は、前記磁気センサユニット121a,121bを含んで構成され、前記第2センサユニット122は、前記磁気センサユニット122a,122bを含んで構成される。そして、各磁気センサユニット121a〜122bは、シフトレバー15の操作位置を検出するためのレバー位置判定ECU20に電気的に接続され、同ECU20にそれぞれアナログの電気信号である検出信号Saを送信するようになっている。そして、このレバー位置判定ECU20は、シフトレバー15の操作位置の検出結果に基づき、変速機用ECUを含む車両内の各ECUに制御信号を送信して変速機の接続状態等を制御可能となっている。
図11(a)及び図11(b)に示すように、前記各磁気センサユニット121a〜122bは、それぞれ、検出面に配置された4つの磁気抵抗効果素子Ra〜Rdから構成されるフルブリッジ回路からなる磁気センサ部FBと、該磁気センサ部FBからのアナログ電圧V(Vout−,Vout+間の電圧)を所定の増幅率で増幅して前記レバー位置判定ECU20にアナログの電気信号である検出信号Sa(アナログ電圧信号Va)として出力する差動増幅回路AMPとを備えている。
このシフト装置111では、前記シフトレバー15が操作されると、前記マグネット162又はマグネット193によって、磁気センサ部FBにその検出面に沿って付与される磁界の方向が変化する。そして、同磁界の方向に基づいて、図11(b)に示すように、前記各磁気センサユニット121a,121b及び磁気センサユニット122a,122bにおいて、それぞれ、一対の磁気抵抗効果素子Ra,Rdの中点と、一対の磁気抵抗効果素子Rb,Rcの中点との間の電圧(Vout−,Vout+間の電圧)を、アナログ電圧Vとして出力する。そして、各磁気センサユニット121a〜122bは、図11(a)に示すように、それぞれ、当該アナログ電圧Vを前記差動増幅回路AMPで増幅し、前記レバー位置判定ECU20にアナログ電圧信号Va(検出信号Sa)として出力するように、所要箇所に配設された抵抗R11〜R14を含んで1半導体パッケージ化されている。
ここで、シフトレバー15の操作位置の検出にあたっては、シフトレバー15の操作量に対して前記アナログ電圧信号Vaが充分に変化することが望ましい。このため、図11(c)に示すように、前記アナログ電圧信号Vaとして出力されるサイン波(擬似交流波)Wが、直線状の出力と看做せる領域(リニア出力領域;同図において、操作角が60deg〜120degの領域)を用いる。
そして、同リニア出力領域において、前記第1センサユニット121はシフトレバー15のシフト方向の位置を検出する。即ち、シフトレバー15がR位置及び+位置のいずれかの場合、前記第1センサユニット121は検出信号Sa1(図11(c)において操作角が60deg〜80degの範囲のアナログ電圧信号Va)を出力する。また、シフトレバー15がN位置、S位置及びS/A位置のいずれかの場合、前記第1センサユニット121は検出信号Sa2(図11(c)において操作角が80deg〜100degの範囲のアナログ電圧信号Va)を出力する。さらに、シフトレバー15が−位置の場合、前記第1センサユニット121は検出信号Sa3(図11(c)において操作角が100deg〜120degの範囲のアナログ電圧信号Va)を出力する。
さらに、同リニア出力領域において、前記第2センサユニット122はシフトレバー15のセレクト方向の位置を検出する。即ち、シフトレバー15がR位置及びN位置のいずれかの場合、前記第2センサユニット122は検出信号Sa1(図11(c)において操作角が60deg〜80degの範囲のアナログ電圧信号Va)を出力する。また、シフトレバー15が+位置、S位置及び−位置のいずれかの場合、前記第2センサユニット122は検出信号Sa2(図11(c)において操作角が80deg〜100degの範囲のアナログ電圧信号Va)を出力する。また、シフトレバー15がS/A位置の場合、前記第1センサユニット121は検出信号Sa3(図11(c)において操作角が100deg〜120degの範囲のアナログ電圧信号Va)を出力する。
そして、このシフト装置111では、前記第1及び第2センサユニット121,122からレバー位置判定ECU20に出力される各検出信号Sa1〜Sa3の組み合わせに基づき、前記レバー位置判定ECU20において、シフトレバー15の操作位置が検出されるようになっている。
ところで、このシフト装置111においては、ベースハウジング112の側壁である右側壁50及び後壁81に、それぞれ第1及び第2センサユニット121,122を配設し、各センサユニット121,122において、それぞれ一対の磁気センサユニット121a,121b、磁気センサユニット122a,122bを配設している。そして、第1及び第2センサユニット121,122からは同一の検出信号Sa(検出信号Sa1〜検出信号Sa3)が出力されるように構成している。
このように各第1及び第2センサユニット121,122が、それぞれ2つの磁気センサユニットを備える「2重系センサ」を構成しているのは、各磁気センサユニット121a,121b、又は、磁気センサユニット122a,122bからそれぞれ出力される2つの検出信号Sa,Saが互いに一致しない限りは、図5(b)を参照して、レバー位置判定ECU20に検出信号Sa(検出信号Sa1〜検出信号Sa3)が入力されても、同レバー位置判定ECU20がシフトレバー15の操作位置を検出しないように構成しているためである。そしてこれにより、前記磁気センサユニット121a〜122bのいずれかの損傷によって、アナログ電圧信号Vaが0Vとなり(損傷したセンサユニットから検出信号Sa2が出力され)、例えば、シフトレバー15がN位置にあるにも拘わらず、誤って車両の変速機がS位置や+・−位置等に切り換らないようにしており、これにより、シフト装置111の信頼性が確保されている。
尚、このようなシフト装置111では、レバー位置判定ECU20によって、一対の磁気センサユニット121a,121bの各検出信号Sa,Sa間の差分ΔSaが所定の確定時間T1の経過後に規定値ΔSakより大きくなる(ΔSa>ΔSak)場合に、シフト装置11の故障と判定するように構成している。
特開2003−154869号公報
ところで、このようなシフト装置111では、例えば、前記第1センサユニット121において、「2重系センサ」として、一対の磁気センサユニット121a,121bを配設する場合に、実装の容易化等の理由により、該磁気センサユニット121a,121bを一つの半導体パッケージ内に配設することが考えられる。しかしこのような場合、以下の3種の好ましくないケースが想定される。
第1に、半導体パッケージがクラック破損すると、当該磁気センサユニット121a,121bからの検出信号Sa,Saがいずれも0Vとなって、誤って車両の変速機がS位置や+・−位置等に切り換わってしまう。
第2に、該第1センサユニット121の磁気センサユニット121a,121bに対して同一の電源ラインから電力を供給する場合に、当該共通の電源ラインが断線することによっても、当該磁気センサユニット121a,121bの検出信号Saがいずれも0V(検出信号Sa2)となり、第1のケースと同様な結果となる。
第3に、シフトレバー15の操作をR位置とN位置との間等の中間位置で強制的に中断した場合には、一対の磁気センサユニット121a,121bからの過渡出力によって、各検出信号Sa,Saの差分ΔSaが所定の確定時間T1の経過後に規定値ΔSakより大きくなる。この結果、レバー位置判定ECU20において、シフト装置111が異常でないにも拘わらず、故障と判断されてしまう。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、磁気的手法により、シフトレバー等の被検出体の位置を信頼性高く検出しうる磁気式位置検出装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、被検出体の位置を磁気的に検出する磁気式位置検出装置であって、前記被検出体に連動する磁性体と、当該磁性体の位置を検出するべく、同磁性体から発生する磁界の方向を該方向に対応した電気信号に変換する電気信号変換手段とを備え、前記被検出体が検出されるべき2つの位置の間において、前記電気信号が互いに異なるプロファイルで変化することで得られる少なくとも2種の電気信号プロファイルを得るべく、前記電気信号変換手段を少なくとも2つ具備しており、前記少なくとも2種の電気信号プロファイルが、前記2つの位置の間において予定されたパターンに従って変化しているか否かを判別するプロファイル判別手段をさらに備え、前記少なくとも2種の電気信号プロファイルが、前記予定されたパターンに従って変化していることを条件として当該電気信号を前記被検出体の位置の検出に供するようにしたこと、を要旨とする。
同構成によれば、2つの電気信号変換手段に基づいてそれぞれ得られる互いに異なる2種の電気信号プロファイルが、被検出体が検出されるべき2つの位置の間において予定されたパターンに従って変化することを条件として当該電気信号を被検出体の位置の検出に供するようにした。このため、当該電気信号変換手段のいずれか一方が破損する等して誤った電気信号が出力される場合には、2種の電気信号プロファイルが予定されたパターンに従って変化する可能性は皆無となり、当該電気信号が誤って被検出体の位置の検出に供されてしまうことが効果的に解消される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の磁気式位置検出装置において、前記電気信号プロファイルを構成する電気信号は、2値化された電気信号であること、を要旨とする。
同構成によれば、電気信号プロファイルを構成する電気信号は、2値化された電気信号であるので、該電気信号より得られる2種の電気信号プロファイルが、識別性の良好なものとなり、当該2種の電気信号プロファイルが、被検出体が検出されるべき2つの位置の間において予定されたパターンに従って変化しているか否かの判別が正確に行われるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の磁気式位置検出装置において、
前記磁性体はマグネットであり、前記電気信号変換手段は、少なくとも2つの磁気抵抗効果素子から構成されるブリッジ回路が検出面に形成された磁気センサ部を有するとともに、各磁気センサ部は、磁界の方向の検出特性について、互いに45degの角度差を生じるように、且つ、各磁気センサ部の各中心に位置するセンサ中心が前記検出面において一致するように基板に配設されていること、を要旨とする。
同構成によれば、磁性体はマグネットであり、電気信号変換手段は、少なくとも2つの磁気抵抗効果素子から構成されるブリッジ回路が検出面に形成された磁気センサ部であるので、マグネットから強力な磁界が得られ、被検出体の位置検出の感度が高められるとともに、ブリッジ回路からは磁界の方向に応じた安定したアナログ電圧が得られるようになり、被検出体の位置検出の精度も高められる。
また、各磁気センサ部は、磁界の方向の検出特性について、互いに45degの角度差を生じるように、且つ、各磁気センサ部の各中心に位置するセンサ中心が検出面において一致するように基板に配設されているので、各磁気センサ部において、磁界の方向に基づく電気信号が同一条件で得られるようになる。しかも、当該電気信号が互いに異なるプロファイルで変化することで得られる2種の電気信号プロファイルが異なる度合が大きくなり、2種の電気信号プロファイルが、予定されたパターンに従って変化しているか否かの判別が容易に行えるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の磁気式位置検出装置において、前記マグネットは、N極からS極に至る磁界が前記磁気センサ部の検出面に平行になるように構成されていること、を要旨とする。
同構成によれば、被検出体に連動するマグネットは、N極からS極に至る磁界が磁気センサ部の検出面に平行になるように構成されているので、当該マグネットからの磁力線を磁気センサ部の検出面に集中して入射させることができ、被検出体の位置検出の感度がさらに高められる。
請求項5に記載の発明は、前記2つの電気信号変換手段がそれぞれ有する前記磁気センサ部は、当該2つの磁気センサ部から得られる電気信号が互いに45degの位相のずれを生じるように構成されていること、を要旨とする。
同構成によれば、2つの電気信号変換手段がそれぞれ有する磁気センサ部は、当該2つの磁気センサ部から得られる電気信号が互いに45degの位相のずれを生じるように構成されているので、当該電気信号が互いに異なるプロファイルで変化することで得られる2種の電気信号プロファイルが異なる度合が大きくなり、2種の電気信号プロファイルが、予定されたパターンに従って変化しているか否かの判別が容易に行えるようになる。
請求項6に記載の発明は、車両の変速機の接続状態を切り換えるべく操作されるシフトレバーを備えたシフト装置であって、同シフト装置は、該シフトレバーを前記被検出体とし、同シフトレバーの操作位置を検出させるべく、請求項3又は請求項4に記載の磁気式位置検出装置であること、を要旨とする。
同構成によれば、磁気式位置検出装置が車両の変速機の接続状態を切り換えるべく操作されるシフトレバーを備えたシフト装置に適用され、同シフトレバーを被検出体とするので、操作位置の誤検出に基づいて当該変速機が誤った接続状態となることが効果的に防止され、当該シフト装置を搭載した車両の安全性が高められるとともに、併せて同シフト装置の信頼性も高められる。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載のシフト装置において、前記シフトレバーは、略U字状のシフトゲートに沿って可動とされ、前記磁気センサ部が、前記シフトゲートの縦方向及び横方向に沿うように、各方向についてそれぞれ2つずつ配設されていること、を要旨とする。
同構成によれば、電気信号変換手段である磁気センサ部が、略U字状のシフトゲートの縦方向及び横方向に沿うように各方向について2つずつ配設されるので、シフトレバーの各操作位置がマトリクス状に整然と配置された状態で当該シフトゲートに沿って変位するシフトレバーの各操作位置が検出される。この結果、各磁気センサ部に基づき得られる電気信号及び電気信号プロファイルが各操作位置に応じて的確に変化するものとなる。この結果、磁気センサ部から得られる電気信号に基づくシフトレバーの操作位置検出の精度が向上するとともに、2種の電気信号プロファイルが、被検出体が検出されるべき2つの位置の間において予定されたパターンに従って変化しているか否かの判別も正確に行われるようになり、シフト装置の信頼性がさらに高められる。
本発明によれば、磁気的手法により、シフトレバー等の被検出体の位置を信頼性高く検出することができるようになる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の磁気式位置検出装置としてのシフト装置11は、四輪自動車等の車両に搭載され、同車両の変速機の切り換えに用いられるものであり、その被検出体としてのシフトレバー15は、リバース位置(R位置)、ニュートラル位置(N位置)、中立位置(T位置)及びD位置(ドライブ位置)の各操作位置に操作される。そして、同シフト装置11では、シフトレバー15の操作に伴う磁気の変化に基づき、シフトレバー15の各操作位置を検出するように構成している。
詳しくは、前記シフト装置11は、車両のフロアコンソールに固設されるベースハウジング12を備え、該ベースハウジング12には、カバープレート13が冠着されている。同カバープレート13には、前記R位置、N位置、T位置及びD位置の各操作位置にシフトレバー15を案内するべく、略U字状のシフトゲート14が透設されている。尚、前記カバープレート13には、前記各操作位置に対応して、それぞれ「R」、「N」、「T」、「D」の記号が表示されている。また、シフトレバー15の自由端部には運転者によって把持される球状のノブ16が取り付けられている。
このシフト装置11では、前記シフトレバー15が、前記R位置,N位置及びD位置のいずれかの操作位置にある場合に、操作力を解除されると自動的にT位置(中立位置)に復帰しうるようにモーメンタリー機構が採用されている。
このシフト装置11において、シフトレバー15をシフトゲート14の左端隅部のN位置に操作すると、変速機の接続状態が車輪に駆動力が伝達されないニュートラル状態に切り換わる。また、シフトレバー15を左前端部のR位置に操作すると、変速機の接続状態が車輪を後退する方向に駆動させるリバース状態に切り換わる。さらに、シフトレバー15を右前端部のD位置に操作すると、変速機の接続状態がドライブ状態に切り換わる。このドライブ状態では、車速や負荷等の車両の状況に応じて自動的に変速機の接続状態が数段階に切り換えられる。以下、R位置とN位置とを切り換える方向、及び、D位置とT位置とを切り換える方向をシフト方向(前後方向、縦方向)とし、N位置とT位置とを切り換える方向をセレクト方向(左右方向、横方向)とする。
本実施形態のシフト装置11は、以下に特に説明する場合を除いて、背景技術におけるシフト装置11と同様の構成を採用しているので、対応する部分には同一又は対応する符号を付してその説明を省略する。
図1〜図4に示すように、前記ベースハウジング12には、シフトレバー15に連動する磁性体としてのマグネット(磁石)62,93と、同シフトレバー15の操作位置を検出すべく、該各マグネット62,93から発生した磁界の方向(磁束の方向)を該方向に対応した電気信号に変換するとともに、同電気信号を外部のECU(電子制御装置)に出力する2つ(複数)の第1センサユニット21及び第2センサユニット22とが備えられている。
図2に示すように、前記第1センサユニット21は、矩形状のケース53と、該ケース53を覆うカバープレート54と、該ケース53内に収容固定された矩形リング状の回路基板55とを備えている。このケース53は、ベースハウジング12の右側壁50に形成された矩形状の取付凹部52に収容されている。
前記ベースハウジング12の右側壁50及びケース53には、それぞれ、シャフト24の貫通孔57,58が連通して形成されている。このシャフト24の先端部は、貫通孔57,58を貫通して第1センサユニット21内に位置しており、回路基板55よりカバープレート54側に位置している。そして、該先端部には、扇形状のプレート61がその下端部にて固設されている。また、同プレート61の中央部には、円柱状のマグネット収容部62aが凹設されており、同マグネット収容部62aには、円柱状のマグネット62が嵌合固定されている。このマグネット62は、左右方向に極性(N極,S極)が変化するように着磁されている。
そして、前記回路基板55の下部には、前記マグネット62の中心に対して上方にオフセットされた状態で、前記第1センサユニット21に含まれる磁気センサユニット21aが配設されており、同磁気センサユニット21aは、シャフト24と一体的に回動するマグネット62の磁界の方向を検出して所定の電気信号に変換可能に構成されている。
図3及び図4に示すように、前記第2センサユニット22は、センサカバー22cと、該センサカバー22cによって覆われた平板矩形状の回路基板95とを備えている。
前記ベースハウジング12の後壁81には、同後壁81を貫通する貫通孔82aを有するボス部82が形成され、同後壁81において該ボス部82の上部には、扇形状のマグネット用窓83が透設されている。
前記ベースハウジング12内には、扇形状のマグネットホルダ84が、その下端部に形成された嵌合筒部85を前記ボス部82に外嵌させ、且つ、ピン87が該ボス部82の貫通孔82aに後壁81の内側から貫通させることで、セレクト方向に回動可能に取り付けられている。尚、該ピン87の先端部には、同ピン87の抜け止め用の止め輪88が嵌合固定されている。
前記シフトレバー15の基端部には、マグネットホルダ84に向けて延びるように、係合突部91が突出形成されており、該マグネットホルダ84には、同係合突部91と対向するように、断面が逆U字状の係合部92が形成されている。そして、この係合部92内の凹部92aに係合突部91が遊挿されている。これにより、該シフトレバー15がセレクトピン25回りに回動し、セレクト方向に傾動すると、前記係合部92が係合突部91によって押され、マグネットホルダ84がピン87回りに回動するようになっている。
そして、前記マグネットホルダ84には、前記後壁81内側において嵌合筒部85より上部に、円柱状のマグネット収容部93aが凹設されており、同マグネット収容部93aには、円柱状のマグネット93が嵌合固定されている。このマグネット93は、前後方向に極性(N極,S極)が変化するように着磁されている。
前記マグネット用窓83は、マグネット93と対向するように、且つ、マグネットホルダ84の回動に伴いマグネット93が移動しても、同マグネット93と対向しうる大きさに透設されている。そして、該マグネット用窓83を覆うように、前記回路基板95が後壁81の外側面に配設されている。
そして、同回路基板95の上部には、前記マグネット93の中心に対して上方にオフセットされた状態で、前記第2センサユニット22に含まれる磁気センサユニット22aが配設されている。そして、同磁気センサユニット22aは、マグネットホルダ84と一体的に回動するマグネット93の磁界の方向を検出して所定の電気信号に変換可能に構成されている。
尚、図3に示すように、前記後壁81の外側面には、第2センサユニット22のセンサカバー22cが取り付けられている。該センサカバー22cには、上部にスナップフィット部102が形成され、同スナップフィット部102の先端部には爪部102aが形成されている。また、センサカバー22cの下部には、係合突部103が形成されている。該後壁81には、前記係合突部103と係合する係合凹部104と、スナップフィット部102が挿通される貫通孔105が形成されている。そして、センサカバー22cは、係合突部103が係合凹部104に係合され、スナップフィット部102が貫通孔105を挿通して爪部102aが後壁81に係合することにより、同後壁81に取り付けられている。また、前記回路基板95には、外部のECUとの接続用のコネクタ98が取り付けられている。そして、センサカバー22cには、コネクタ98に対応して切欠部22bが形成されている。
また、図4(a)に示すように、シフトレバー15がシフト方向に回動してR位置やD位置になり、係合突部91が後壁81から最も離間しても、該係合突部91が係合部92に係合したままとなるように、同係合部92がシフトレバー15側に突出するように設定されている。一方、シフトレバー15がセレクト方向に回動してN位置やT位置になり(図4(b)参照)、係合突部91が後壁81に最も近接しても、該係合突部91の先端部は、マグネットホルダ84を後壁81側に押圧しないように設定されている。
図5(a)に示すように、前記第1センサユニット21は、前記磁気センサユニット21aを含んで構成され、前記第2センサユニット22は、前記磁気センサユニット22aを含んで構成される。そして、各センサユニット21,22は、シフトレバー15の操作位置を検出等するためのレバー位置判定ECU20に電気的に接続され、同ECU20にそれぞれデジタルの電気信号である検出信号Sd1,Sd2を送信するようになっている。そして、このレバー位置判定ECU20は、シフトレバー15の操作位置の検出結果に基づき、変速機用ECUを含む車両内の各ECUに制御信号を送信して変速機の接続状態等を制御可能となっている。
図6(a)及び図6(b)に示すように、前記各磁気センサユニット21a,22aは、それぞれ、検出面に沿うように基板に配置された4つの磁気抵抗効果素子Ra〜Rdから構成されるフルブリッジ回路1からなる電気信号変換手段としての磁気センサ部FB1と、該磁気センサ部FB1からのアナログ電圧V(Vout−,Vout+間の電圧)を所定の増幅率で増幅してアナログ電圧信号Vaとして出力する差動増幅回路AMP1と、2値化された電気信号としての検出信号Sd1を出力するコンパレータCOMP1とを備えている。
さらに、図6(a)及び図6(b)に示すように、同磁気センサユニット21a,22aは、それぞれ、検出面に沿うように基板に配置された4つの磁気抵抗効果素子Ra〜Rdから構成されるフルブリッジ回路2からなる電気信号変換手段としての磁気センサ部FB2と、該磁気センサ部FB2からのアナログ電圧V(Vout−,Vout+間の電圧)を所定の増幅率で増幅してアナログ電圧信号Vaとして出力する差動増幅回路AMP2と、2値化された電気信号としての検出信号Sd2を出力するコンパレータCOMP2とを備えている。
ここで、図6(a)及び図6(b)を参照して、2つの磁気センサ部FB1,FB2は、2つの磁気センサ部FB1,FB2は、当該2つの磁気センサ部FB1,FB2から得られ、サイン波を形成するアナログ電圧V(電気信号)が互いに45degの位相のずれを生じるように構成されている。即ち、2つの磁気センサ部FB1,FB2は、それぞれのフルブリッジ回路1,2による磁界の方向の検出特性について、互いに45degの角度差を生じるように、且つ、フルブリッジ回路1,2の各中心に位置するセンサ中心O,Oが検出面において一致するように当該基板上に形成(配置)されている。
前記コンパレータCOMP1,COMP2は、それぞれ、差動増幅回路AMP1,AMP2からのアナログ電圧信号Vaをグランド(GND)電圧(=0V)である基準電圧Vrefと比較し、Va>Vrefの場合には、検出信号Sd1及び検出信号Sd2を「1」として出力する一方、Va≦Vrefの場合には、検出信号Sd1及び検出信号Sd2を「0」として出力するように構成されている。
そして、各磁気センサユニット21a,22aは、図6(a)に示すように、それぞれ、磁気センサ部FB1,FB2からのアナログ電圧V(図6(b)参照)を差動増幅回路AMP1,AMP2で増幅し、コンパレータCOMP1,COMP2で2値化して、それぞれデジタルの電気信号である検出信号Sd1,Sd2として前記レバー位置判定ECU20に出力するように、所要箇所に配設された抵抗R1〜R8を含んで1半導体パッケージ化されている。
尚、図6(a)に示すように、前記磁気センサユニット21aでは、その磁気センサ部FB1,FB2は、電源ライン(+Vcc)が半導体チップ上で同一経路となり、さらに回路基板55のコネクタ55a(図10参照)を介して外部の電源に接続されている。また、前記磁気センサユニット22aでは、その磁気センサ部FB1,FB2は、電源ライン(+Vcc)が半導体チップ上で同一経路となり、さらに回路基板95のコネクタ98(図4(a),図10参照)を介して外部の電源に接続されている。
また、図6(b)に示すように、前記磁気センサ部FB1及び磁気センサ部FB2は、それぞれのフルブリッジ回路1,フルブリッジ回路2による磁界の方向の検出が、シフトレバー15の操作角θ,φ(図8(a)参照)を基準として45deg位相ずれするように構成されている。換言すれば、図7(a)(i)に示すように、最終的に検出信号Sd1,Sd2となるべく、それぞれ差動増幅回路AMP1,AMP2からアナログ電圧信号Vaとして出力されるサイン波W1,W2が、特定の方向の磁界(磁束)に対して、45degの位相のずれを生じて出力されるように構成されている。
本実施形態では、図8(a)に示すように、シフト方向についての操作角θ=−60degであるときは、シフトレバー15がN位置又はT位置に位置するように設定されており、同操作角θ=60degであるときは、シフトレバー15がR位置又はD位置に位置するように設定されている。また、セレクト方向についての操作角φ=−60degであるときは、シフトレバー15がR位置又はN位置に位置するように設定されており、同操作角φ=60degであるときは、シフトレバー15がD位置又はT位置に位置するように設定されている。
そして、図8(a)に示すように、シフト方向におけるシフトレバー15の操作角θ(−60deg〜60deg)の操作に伴い、マグネット62が磁気センサユニット21aに対して同じ操作角θ(−60deg〜60deg)で移動する。また、セレクト方向におけるシフトレバー15の操作角φ(−60deg〜60deg)の操作に伴い、マグネット93が磁気センサユニット22aに対して同じ操作角φ(−60deg〜60deg)で移動する。
尚、図8(a)に示すマグネット93及び磁気センサユニット22aのシフト方向の位置関係は、図8(b)に示すとおりとなっており、該マグネット93から出射される磁力線mが、磁気センサユニット22a(磁気センサ部FB1,FB2)の検出面(セレクト方向に平行な面)に対して平行に入射するように設定されている。尚、図示を省略するが、マグネット62及び磁気センサユニット21aのセレクト方向の位置関係も同様であり、該マグネット62から出射される磁力線mが、磁気センサユニット21a(磁気センサ部FB1,FB2)の検出面(シフト方向に平行な面)に対して平行に入射するように設定されている。
また、本実施形態において、図1及び図10を参照して、前記第1及び第2センサユニット21,22は、前記略U字状のシフトゲート14の縦方向及び横方向に沿うように、且つ、各々の磁気センサ部FB1,FB2の検出面が直交するように配設されている。
本実施形態のシフト装置11は、以上のように構成され、以下、同シフト装置11の作用について説明する。
同シフト装置11では、図8(a)に示すように、前記シフトレバー15が、前記シフトゲート14に沿って、R位置,N位置,又はD位置の各操作位置に操作されると、前記マグネット62又はマグネット93によって、前記第1及び第2センサユニット21,22の各磁気センサ部FB1,FB2において、各検出面に沿って磁界の方向が変化する。そして、同磁界の方向に基づいて、それぞれ、一対の磁気抵抗効果素子Ra,Rdの中点と、一対の磁気抵抗効果素子Rb,Rcの中点との間の電圧(Vout−,Vout+間の電圧)が、アナログ電圧Vとして出力される。
そして、図6及び図7(a)(i)に示すように、磁気センサ部FB1からのアナログ電圧Vに対応し、差動増幅回路AMP1からサイン波W1が出力され、図6及び図7(a)(ii)に示すように、コンパレータCOMP1において基準電圧Vref(=0V)と比較されて2値化(デジタル化)され、電気信号プロファイルとしてのデジタル信号のタイムチャートとなる。そして、図7(b)及び図8(a)に示すように、シフト方向についての操作角θ及びセレクト方向についての操作角φを基準として、−60deg〜−45degの範囲(検出領域α)及び45deg〜60degの範囲(検出領域δ)では、前記検出信号Sd1が「1」となる。また、−45deg〜45degの範囲(検出領域β,γ)では、前記検出信号Sd1が「0」となる。
一方、図6及び図7(a)(i)に示すように、磁気センサ部FB2からのアナログ電圧Vに対応し、差動増幅回路AMP2からサイン波W2が出力され、図6及び図7(a)(iii)に示すように、コンパレータCOMP2において基準電圧Vref(=0V)と比較されて2値化(デジタル化)され、電気信号プロファイルとしてのデジタル信号のタイムチャートとなる。そして、図7(b)及び図8(a)に示すように、操作角θ及び操作角φを基準として、−60deg〜0degの範囲(検出領域α,β)では、検出信号Sd2が「1」となる。また、0deg〜60degの範囲(検出領域γ,δ)では、検出信号Sd2が「0」となる。
したがって、図7(b)及び図8(a)を参照して、シフトレバー15が、R位置及びN位置の間、及び、D位置及びT位置の間を傾動される(移動する)と、第1センサユニット21は、前記検出領域α,β,γ,δを順次遷移し、各検出領域α〜δにおいて、2値化検出信号のペア(Sd1,Sd2)=(1,1)、(1,0)、(0,0)、(0,1)を順次レバー位置判定ECU20に出力することとなる。また、これと同様、シフトレバー15が、N位置及びT位置の間を傾動される(移動する)と、第2センサユニット22は、前記検出領域α,β,γ,δを順次遷移し、各検出領域α〜δにおいて、2値化検出信号のペア(Sd1,Sd2)=(1,1)、(1,0)、(0,0)、(0,1)を順次レバー位置判定ECU20に出力することとなる。
尚、本実施形態のシフト装置11では、前記レバー位置判定ECU20において、その内部のメモリに格納された制御プログラムに基づき、第1センサユニット21及び第2センサユニット22から得られる2値化検出信号のペア(Sd1,Sd2)によって、下表1のマップに従ってシフトレバー15の各操作位置が検知され、アクチュエータを介して車両の変速機の接続状態が切り換えられる。
Figure 2010018211
本実施形態のシフト装置11では、その第1及び第2センサユニット21,22において、電気信号変換手段としての磁気センサ部FB1及びFB2によって、シフトレバー15(マグネット62又はマグネット93)が検出されるべき2つの操作位置の間、即ち、R位置及びN位置(D位置及びT位置、N位置及びT位置)との間において得られるアナログ電圧信号Va,Vaが、それぞれ、図7(a)(i)に示すように、互いに異なるプロファイル(サイン波W1,W2)で変化する。
そして、本実施形態では、前記レバー位置判定ECU20は、内部のメモリに格納された制御プログラムに基づき、プロファイル判別手段として機能する。そして、同ECU20は、前記第1又は第2センサユニット21,22からの2種の電気信号プロファイルが、2つの操作位置の間、即ち、R位置及びN位置、D位置及びT位置、又は、N位置及びT位置において、予定されたパターン、即ち、2値化検出信号のペア(Sd1,Sd2)=(1,1)[検出領域α]→(1,0)[検出領域β]→(0,0)[検出領域γ]→(0,1)[検出領域δ]、又は、(0,1)[検出領域δ]→(0,0)[検出領域γ]→(1,0)[検出領域β]→(1,1)[検出領域α](図7(b)参照)に従って遷移(変化)しているか否かを判別する。尚、この判別は、シフトレバー15が、R位置及びN位置、D位置及びT位置、又は、N位置及びT位置のいずれか2つの操作位置の間を操作されたときに行われる。また、この判別は、前記2つの操作位置の間をシフトレバー15が操作されたときに、前記検出領域α〜δに関係なく、前記2種の電気信号プロファイルが、2値化検出信号のペア(Sd1,Sd2)=(1,1)→(1,0)→(0,0)→(0,1)、又は、(0,1)→(0,0)→(1,0)→(1,1)に従って変化しているか否かのみを基準として行われる。
その結果、前記2種の電気信号プロファイルが、前記予定されたパターンに従って変化していると判別された場合には、当該判別結果を条件として表1に示した検出信号(Sd1,Sd2)となる電圧Vをシフトレバー15の操作位置の検出に供するようにし、該検出された操作位置に基づいて、変速機の接続状態を変更するようにしている。
即ち、背景技術で述べた第1及び第2のケースが生じている場合には、前記2種の電気信号プロファイルが、前記予定されたパターンに従って変化することはなく、前記検出信号(Sd1,Sd2)は、シフトレバー15の操作位置の検出に供されない。よって変速機の接続状態も変更されない。尚、このような場合、本実施形態では、前記レバー位置判定ECU20は、シフトレバー15が、N位置に位置すると判断するようにしている。
具体的には、第1のケース、即ち、磁気センサユニット21a又は磁気センサユニット22aのいずれかからなる半導体パッケージがクラック破損したケースでは、当該磁気センサユニット21a,22aからの検出信号Sa1,Sa2がいずれも「0」となる。そして、前記2つの操作位置の間において、2値化検出信号のペア(Sd1,Sd2)が(0,0)[検出領域α又は検出領域δ]→(0,0)[検出領域β又は検出領域γ]→(0,0)[検出領域γ又は検出領域β]→(0,0)[検出領域δ又は検出領域α]のとおりに変化する。よって、前記予定されたパターンに従って変化することはない。
さらに、第2のケース、即ち、本実施形態のように、第1及び第2センサユニット21,22(磁気センサユニット21a,22a)の各磁気センサ部FB1,FB2に対して同一の電源ライン(+Vcc)から電力を供給している場合に、当該共通の電源ラインが断線したケースでも、上記第1のケースと同様な結果となる。よって、前記予定されたパターンに従って変化することはない。
尚、第3のケースでは、予め、前記確定時間T2が経過する前に、前記2つの操作位置の間において、2種の電気信号プロファイルが、予定されたパターンに従って変化しているか否かをシフト装置11の故障判定の条件としておけばよい。これにより、シフトレバー15の操作をR位置とN位置との間等の中間位置で強制的に中断しても、2種の電気信号プロファイルが予定されたパターンに従って変化している限り、誤ってシフト装置11が故障と判断されてしまうことがない。
本実施形態のシフト装置11によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)2つの磁気センサ部FB1,FB2に基づいてそれぞれ得られる互いに異なる2種の電気信号プロファイルが、シフトレバー15(マグネット62又はマグネット93)が検出されるべき2つの操作位置の間において予定されたパターンに従って変化することを条件として、同電気信号プロファイルを構成する2値化検出信号のペア(Sd1,Sd2)となるアナログ電圧Vをシフトレバー15の操作位置の検出に供するようにした。このため、当該2つの磁気センサ部FB1,FB2のいずれか一方が破損する等して誤った検出信号(Sd1,Sd2)が出力される場合には、2種の電気信号プロファイルが予定されたパターンに従って変化する可能性は皆無となり、当該検出信号(Sd1,Sd2)が誤ってシフトレバー15の操作位置の検出に供されてしまうことが効果的に解消される。
(2)電気信号プロファイルを構成する検出信号Sd1,Sd2は、2値化された電気信号であるので、該電気信号より得られる2種の電気信号プロファイルが、識別性の良好なものとなる。そして、当該2種の電気信号プロファイルが、シフトレバー15が検出されるべき2つの操作位置の間において予定されたパターンに従って変化しているか否かの判別が正確に行われるようになる。
(3)シフトレバー15と共に移動するマグネット62又はマグネット93を2つの磁気センサ部FB1,FB2による直接の検出対象として用い、各磁気センサ部FB1,FB2は、それぞれ、4つの磁気抵抗効果素子から構成されるフルブリッジ回路1,2が検出面に形成されている。このため、マグネット62,93から強力な磁界が得られ、シフトレバー15の位置検出の感度が高められるとともに、フルブリッジ回路1,2からは磁界の方向に応じた安定したアナログ電圧Vが得られるようになり、シフトレバー15の操作位置検出の精度も高められる。
(4)シフトレバー15と共に移動するマグネット62又はマグネット93は、N極からS極に至る磁界が磁気センサ部FB1,FB2の検出面に平行になるように構成されているので、当該マグネット62,93からの磁力線mを磁気センサ部の検出面に集中して入射させることができ、シフトレバー15の操作位置検出の感度がさらに高められる。
(5)2つの磁気センサ部FB1,FB2の各中心に位置するセンサ中心O,Oが検出面において一致するように基板に配設されているので、各磁気センサ部FB1,FB2において、磁界の方向に基づくアナログ電圧V(電気信号)が同一条件(2つの磁気センサ部FB1,FB2の磁界に対する位置関係が同一)で得られるようになる。
(6)2つの磁気センサ部FB1,FB2は、当該2つの磁気センサ部FB1,FB2から得られ、サイン波を形成するアナログ電圧Vが互いに45degの位相のずれを生じるように構成されている。このため、当該アナログ電圧Vが互いに異なるプロファイルで変化することで得られる2種の電気信号プロファイルが互いに異なる度合が大きくなり、2種の電気信号プロファイルが、予定されたパターンに従って変化しているか否かの判別が容易に行えるようになる。
(7)シフトレバー15の各操作位置の誤検出に基づいて車両の変速機が誤った接続状態となることが効果的に防止され、当該シフト装置11を搭載した車両の安全性が高められるとともに、併せて同シフト装置11の信頼性も高められる。
(8)第1又は第2センサユニット21,22が、略U字状のシフトゲート14の縦方向及び横方向に沿うように配設されるので、シフトレバー15の各操作位置がマトリクス状に整然と配置され、且つ、各第1及び第2センサユニット21,22の磁気センサ部FB1,FB2の検出面が直交した状態で、当該シフトゲート14に沿って変位するシフトレバー15の各操作位置が検出される。このため、各磁気センサ部FB1,FB2に基づき得られる電気信号及び電気信号プロファイルが各操作位置に応じて的確に変化するものとなる。この結果、磁気センサ部FB1,FB2から得られる電気信号に基づくシフトレバー15の操作位置検出の精度が向上するとともに、2種の電気信号プロファイルが、シフトレバー15が検出されるべき2つの操作位置の間において予定されたパターンに従って変化しているか否かの判別も正確に行われるようになり、シフト装置11の信頼性がさらに高められる。
(9)電気信号プロファイルを構成する電気信号がシフトレバー15の操作位置の検出に供されない場合には、シフトレバー15は、ニュートラル位置(N位置)に位置すると判断されるので、車両の変速機が誤った接続状態とならず、シフト装置11を搭載した車両の安全性が確保される。
尚、上記実施形態は以下のように変形してもよい。
・上記実施形態では、磁気式位置検出装置を車両のシフト装置に適用したが、本発明の技術的思想はこれに限られず、他の装置、例えば、レバーコンビネーションスイッチ装置等にも適用することができる。
・上記実施形態では、電気信号変換手段である磁気センサ部FB1,FB2に基づき発生し、電気信号プロファイルを構成する電気信号を2値化された電気信号、即ち、デジタルの電気信号とした。しかしこれに限られず、電気信号プロファイルを構成する電気信号は、例えば、背景技術で説明したシフト装置111のように、サイン波等のアナログの電気信号とすることもできる。つまり、この場合は、電気信号プロファイルは、本実施形態のようにデジタル信号のタイムチャートとはならず、アナログ信号のタイムチャートとなる。
・上記実施形態では、磁性体をマグネット62,93としたが、シフトレバー15が鉄等の磁性体から構成される場合には、当該シフトレバー15自体を磁性体とすることも可能である。
・上記実施形態では、一対の磁気センサユニット21a,22aは、それぞれ、磁気センサ部FB1,FB2、差動増幅回路AMP1,AMP2、及びコンパレータCOMP1,COMP2を含んで1半導体パッケージ化したが、これに限られず、本発明の技術的思想は、個別の半導体パッケージや半導体チップに搭載したものに適用することも可能である。
・上記実施形態では、磁気センサ部FB1及び磁気センサ部FB2は、それぞれのフルブリッジ回路1,フルブリッジ回路2による磁界の方向の検出が、シフトレバー15の操作角θ,φを基準として45deg位相ずれするように構成した。しかしこれに限られず、適正な電気信号プロファイルが得られる限り、該位相ずれの角度は、例えば、30deg〜60degの範囲で任意に設定可能である。
・上記実施形態では、磁気センサ部FB1,FB2は、それぞれ、4つの磁気抵抗効果素子から構成されるフルブリッジ回路から形成されたものとしたが、これに限られず、磁気の方向に応じて電気信号が変化するものであれば、例えば、2つの磁気抵抗効果素子から構成されるハーフブリッジ回路等から構成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、カバープレート13に透設したシフトゲート14は、略U字状のものとしたが、これに限られず、背景技術で説明したシフト装置111のように、カバープレート113に透設したシフトゲート114は、略十字状のものとすることも可能である。
・上記実施形態では、第1及び第2センサユニット21,22を、前記シフトゲート14の縦方向及び横方向に沿うように、各方向についてそれぞれ配設した。換言すれば、前記磁気センサ部FB1,FB2を、前記シフトゲート14の縦方向及び横方向に沿うように、各方向についてそれぞれ2つずつ配設した。しかしこれに限られず、第1又は第2センサユニット21,22は、前記シフトゲート14の縦方向及び横方向の一方側にのみ配設することもできる。
・上記実施形態では、2種の電気信号プロファイルに基づいて、シフトレバー15の2つの操作位置の間において予定されたパターンに従って変化しているか否かを判別するようにしたが、3種以上の電気信号プロファイルに基づいて判別することも可能である。したがってこの場合、電気信号変換手段である磁気センサ部は、第1又は第2センサユニット21,22に3つ以上配設されていてもよい。
さらに、前記した実施形態および変形例より把握できる技術的思想について以下に記載する。
○シフト装置において、前記電気信号プロファイルを構成する電気信号が前記被検出体の位置の検出に供されない場合には、前記シフトレバーは、ニュートラル位置に位置すると判断されるようにしたシフト装置。
同構成によれば、電気信号プロファイルを構成する電気信号が被検出体の位置の検出に供されない場合には、シフトレバーは、ニュートラル位置に位置すると判断されるので、車両の変速機が誤った接続状態とならず、シフト装置を搭載した車両の安全性が確保される。
本実施形態にかかるシフト装置の斜視図。 本実施形態にかかる第1センサユニットの断面図。 本実施形態にかかる第2センサユニットの分解斜視図。 (a)は、本実施形態にかかる第2センサユニットのシフト方向の断面図、(b)は、(a)のA−A線(セレクト方向の)断面図。 (a)は、本実施形態にかかるシフト装置の電気的構成を示すブロック図、(b)は、従来例にかかるシフト装置の電気的構成を示すブロック図。 (a)は、本実施形態にかかる磁気センサユニットの回路ブロック図、(b)は、各磁気センサ部の構成図。 (a)(i)は、磁気センサユニットの各磁気センサ部に基づき出力されるサイン波を示すグラフ図、(a)(ii)は、磁気センサユニットの一のコンパレータから出力される2値化検出信号のプロファイル(デジタル信号のタイムチャート)を示すグラフ図、(a)(iii)は、同磁気センサユニットの他のコンパレータから出力される2値化検出信号のプロファイルを示すグラフ図、(b)は、2値化検出信号の各検出領域ごとの出力状態を示す模式図。 (a)は、本実施形態にかかるシフトレバーのシフト及びセレクト方向の操作位置の検出態様を示す模式図、(b)は、本実施形態にかかるマグネットと磁気センサユニットとの配置関係を支示す模式図。 従来例にかかるシフト装置の斜視図。 シフト装置の分解斜視図。 (a)は、従来例にかかる磁気センサユニットの回路ブロック図、(b)は、従来例にかかる磁気センサ部の構成図、(c)は、同磁気センサユニットから出力されるアナログ電圧信号としてのサイン波を示すグラフ図。
符号の説明
11…シフト装置(磁気式位置検出装置)、15…シフトレバー(被検出体)、20…レバー位置判定ECU(プロファイル判別手段)、21a,22a…磁気センサユニット、62,93…マグネット(磁性体)、FB1,FB2…磁気センサ部(電気信号変換手段)。

Claims (7)

  1. 被検出体の位置を磁気的に検出する磁気式位置検出装置であって、
    前記被検出体に連動する磁性体と、当該磁性体の位置を検出するべく、同磁性体から発生する磁界の方向を該方向に対応した電気信号に変換する電気信号変換手段とを備え、
    前記被検出体が検出されるべき2つの位置の間において、前記電気信号が互いに異なるプロファイルで変化することで得られる少なくとも2種の電気信号プロファイルを得るべく、前記電気信号変換手段を少なくとも2つ具備しており、
    前記少なくとも2種の電気信号プロファイルが、前記2つの位置の間において予定されたパターンに従って変化しているか否かを判別するプロファイル判別手段をさらに備え、
    前記少なくとも2種の電気信号プロファイルが、前記予定されたパターンに従って変化していることを条件として当該電気信号を前記被検出体の位置の検出に供するようにしたことを特徴とする磁気式位置検出装置。
  2. 請求項1に記載の磁気式位置検出装置において、
    前記電気信号プロファイルを構成する電気信号は、2値化された電気信号である磁気式位置検出装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の磁気式位置検出装置において、
    前記磁性体はマグネットであり、前記電気信号変換手段は、少なくとも2つの磁気抵抗効果素子から構成されるブリッジ回路が検出面に形成された磁気センサ部を有するとともに、各磁気センサ部は、磁界の方向の検出特性について、互いに45degの角度差を生じるように、且つ、各磁気センサ部の各中心に位置するセンサ中心が前記検出面において一致するように基板に配設されている磁気式位置検出装置。
  4. 請求項3に記載の磁気式位置検出装置において、
    前記マグネットは、N極からS極に至る磁界が前記磁気センサ部の検出面に平行になるように構成されている磁気式位置検出装置。
  5. 請求項3に記載の磁気式位置検出装置において、
    前記2つの電気信号変換手段がそれぞれ有する前記磁気センサ部は、当該2つの磁気センサ部から得られる電気信号が互いに45degの位相のずれを生じるように構成されている磁気式位置検出装置。
  6. 車両の変速機の接続状態を切り換えるべく操作されるシフトレバーを備えたシフト装置であって、
    同シフト装置は、該シフトレバーを前記被検出体とし、同シフトレバーの操作位置を検出させるべく、請求項3又は請求項4に記載の磁気式位置検出装置であることを特徴とするシフト装置。
  7. 請求項6に記載のシフト装置において、
    前記シフトレバーは、略U字状のシフトゲートに沿って可動とされ、
    前記磁気センサ部が、前記シフトゲートの縦方向及び横方向に沿うように、各方向についてそれぞれ2つずつ配設されているシフト装置。
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