[go: up one dir, main page]

JP2010017891A - 被加飾物表面加飾法 - Google Patents

被加飾物表面加飾法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010017891A
JP2010017891A JP2008178494A JP2008178494A JP2010017891A JP 2010017891 A JP2010017891 A JP 2010017891A JP 2008178494 A JP2008178494 A JP 2008178494A JP 2008178494 A JP2008178494 A JP 2008178494A JP 2010017891 A JP2010017891 A JP 2010017891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorated
energy
groove
pattern
fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008178494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5152684B2 (ja
Inventor
Gen Miyazaki
玄 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawashima Selkon Textiles Co Ltd
Original Assignee
Kawashima Selkon Textiles Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawashima Selkon Textiles Co Ltd filed Critical Kawashima Selkon Textiles Co Ltd
Priority to JP2008178494A priority Critical patent/JP5152684B2/ja
Publication of JP2010017891A publication Critical patent/JP2010017891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5152684B2 publication Critical patent/JP5152684B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

【課題】縫合溝や突合溝、折込溝等の繊細な仕立溝で仕切られる部分絵柄21が連続した広大絵柄11が表面12に描出された装飾品を効率的且つ経済的に得る。
【解決手段】縫合溝17、突合溝18、折込溝19の何れかの仕立溝20によって複数の区画35に仕切られた装飾品の表面12に、高透過部24を有する可撓性な介在体25を被せ、エネルギーを照射して高透過部24を透過するエネルギー23によって表面の熱可塑性繊維26に熱捲縮、熱収縮、熱溶融の何れかの熱変形を生起させ、その熱変形の差異によって凹凸部分絵柄21を表面の仕立溝に仕切られて隣合う区画に描出する。エネルギーによる熱変形は、仕立溝で向き合う溝壁面36にも生起させ、その溝壁面まで各区画の凹凸部分絵柄を連続させることで、凹凸部分絵柄が仕立溝で途切れることなく連続した広大絵柄11が装飾品の外面に描出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、凹凸絵柄の描出された表面を有する衣類、履物、袋物、カーテン、緞帳、間仕切り、椅子・座椅子カバー、椅子・座席、座椅子、布団、クッション、寝台等の装飾品、および、それらの中間製品、並びに、それらに使用される部材に関するものである。
部分絵柄の描出された布帛を縫合して広大絵柄の描出された和服(着物)を縫製する場合、布帛には、その縫合される縫い代まで続く部分絵柄を描出しておき、縫合する2枚の布帛本体の縫い代に描出された部分絵柄の端部同士を重ね合わせて縫合し、その縫い目に生じる縫合溝に無模様の生地が露顕せず、縫合溝において2枚の布帛本体の部分絵柄を完全に連続させる方法が採られている(例えば、特許文献1、2参照)。
部分絵柄の描出された壁紙を突き合わせて広大絵柄の描出された壁装面を施工する場合、壁紙の両端縁には、切除される捨て片を壁紙本体に連続させて設け、壁紙本体の部分絵柄を捨て耳にまで余分に連続して描出しておき、突き合わせ施工する2枚の中の一方の壁紙本体の部分絵柄に他方の壁紙の捨て耳の部分絵柄を重ね合わせ、壁紙本体と捨て耳の境界線に沿って切断し、その切断された双方の捨て耳を除去する方法が採られている(例えば、特許文献3、4、5、6参照)。
部分絵柄の描出された布帛によって基材の表面を被覆して成る被加飾物を突き合わせて広大絵柄の描出された壁面装飾品や緞帳・垂れ幕等を組み立てる場合、布帛によって基板の側面をも被覆し、その側面を被覆する布帛の折返代まで部分絵柄を余分に連続して描出しておき、その突き合わせて生じる突合溝に無柄の生地が露顕せず、突合溝において被加飾物と被加飾物の間で部分絵柄を完全に連続させる方法が採られている(例えば、特許文献7参照)。
布帛の表面に凹凸絵柄を描出する方法として、表面にエネルギー線を走査して部分的に照射し、その照射された部分の繊維を熱溶融、或いは熱収縮させ、その熱変形の有無によって照射部分(照射跡)と非照射部分(遮蔽跡)の間に布帛厚みの段差を形成する方法は公知である(例えば、特許文献8、9、10、11参照)。
布帛の表面に部分的にエネルギー線を照射する方法として、ステンレス鋼板に文字や図形等のパターンをくり抜いたマスクパターン(遮光板)を布帛の表面に重ね、そのマスクパターンに向けてエネルギー線を照射し、エネルギー線をマスクパターンを介し拡散して布帛の表面に照射する方法は公知である(例えば、特許文献12参照)。
特開昭53−082560号公報(特公昭54−022353) 実開昭55−124406号公報 実開平02−106498号公報 実開平02−106499号公報 実開平02−106500号公報 特開昭61−006400号公報(特公昭63−056078) 実開平01−002091号公報(実公平06−000477) 特開2007−100257号公報 特開2007−224435号公報 特開2007−224436号公報 特開2007−224437号公報 特開昭59−106560号公報
従来技術に見られるように、部分絵柄の柄合わせのために、広大絵柄を構成するために本来必要とされる着物地や壁紙や布帛等(以下、本体基布と言う。)の継合箇所に、柄合わせ後に除去する縫い代や捨て耳や折返代等(以下、連結代と言う。)を設けることは無駄なことである。
例えば、JIS指定商品である有効幅が92cmの壁紙では、左右両端部にそれぞれ2cm前後の無柄生地に加えて5cm前後の連結代を設けており、その本体基布に対する比率が1割(10%)前後になるので、その連結代によるロスは無視し難い。
そのロスを無視して連結代を設けたとしても、本体基布が伸縮し易い布帛であり、部分図柄が所定の寸法通り布帛に描出されているとは限らず、柄合わせ時には伸縮を伴うので、正確に柄合わせを行うためには相当の熟練を要する。
そして、着物(和服)は本体基布を真っ直ぐに裁断して縫製されるものであり、又、壁紙は平坦な下地面に貼り合わされ、その重なり合う連結代に定規を当てて真っ直ぐに重ね切り施工されるものであるので、柄合わせのために着物や壁紙の本体基布に連結代を設けることには意味がある。
しかし、洋服や履物、袋物、椅子・座椅子カバー等の立体構造物として仕立てられる装飾品では、部分絵柄の連続部分の描出された連結代16を共有する2枚の本体基布15a・15bを2枚の生地10a・10bから切り取らなければならなくなるので、使用する生地が2倍になる(図3参照)。
そして、柄合わせ時には、その2枚の本体基布15a・15bの部分絵柄21a・21bの共通する細部の特徴50aと50b,51aと51b,52aと52b,53aと53b,54aと54b,………を遂一目視確認しなければならないので(図3−Aと図3−B参照)、作業効率が著しく低く、得られる装飾品は極めて高価なものとなる。
本体基布の表面にエネルギー線を走査して部分的に照射し、その継合箇所に連続した図柄を描出する方法も考えられたが、長尺基布ではエネルギー発生源から基布の照射面までの距離が大きく変化し、エネルギー発生源から遠く離れた基布の照射面では絵柄がボケて輪郭の鮮明な絵柄を描出することは出来ない。
本体基布の表面に部分的にエネルギー線を照射する手段としてマスクパターンを用いる場合には、そのマスクパターンが、ステンレス鋼板に文字や図形等のパターンをくり抜いた遮光板であるので本体基布に密着せず、マスクパターンから本体基布に至る過程でエネルギー線が拡散するので、輪郭の鮮明な絵柄を描出することは出来ず、又、基材がステンレス鋼板であることから随時所要の絵柄のマスクパターンを得ることは出来ず、又、取り扱い難く維持管理の面でも問題があり、マスクパターンのサイズによって絵柄のリピートが制約を受け、デザイン性に富んだ装飾品は得られない。
そこで、本発明は、縫合溝や突合溝、折込溝等の繊細な仕立溝で仕切られる部分絵柄が連続し、デザイン性に富み輪郭の鮮明な広大絵柄が表面に描出された装飾品を効率的且つ経済的に得ることを目的とする。
本発明に係る被加飾物表面加飾法は、エネルギー23の透過率が不均一な介在体25を介して被加飾物14の表面12にエネルギー23を照射し、その不均一な透過率に由来する痕跡(28・29)を被加飾物14の表面12に付与することを第1の特徴とする。
表面12の少なくとも一部が熱可塑性繊維26によって構成されており、衣類、履物、袋物、カーテン、緞帳、間仕切り、椅子・座椅子カバー、椅子・座席、座椅子、布団、クッション、寝台等の装飾品の外面を構成している表面材は、被加飾物14として本発明の適用の対象となる。
その被加飾物14は、縫合された縫い目としての縫合溝17、突き合わされた継ぎ目としての突合溝18、一部を窪ませてU字状に折り込まれた折込溝19などの仕立溝20によって複数の区画35a・35b・35c………に表面12が仕切られているものであってもよい。
本発明の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、エネルギー23として赤外線とレーザー光の少なくとも何れかを適用する点にある。
本発明の第3の特徴は、上記第第2特徴に加えて、エネルギー23として炭酸ガスレーザー光を適用する点にある。
本発明の第4の特徴は、上記第1、第2および第3の何れかの特徴に加えて、繊維・糸条に成り、その繊維・糸条が透過率の低い低透過部27を構成し、その低透過部27と低透過部27の間の隙間がエネルギー23の透過する透過率の高い高透過部24を構成している布帛によって介在体25を構成した点にある。
本発明の第5の特徴は、上記第4の特徴に加えて、布帛によって構成される介在体25のJIS−L−1096(カンチレバー法)による可撓性を10cm以下にした点にある。
本発明の第6の特徴は、上記第4および第5の何れかの特徴に加えて、布帛によって構成される介在体25を、高透過部24の占める面積比率が大きい高透過領域30と、高透過部24の占める面積比率が少ない低透過領域31とで構成した点にある。
本発明の第7の特徴は、上記第4、第5および第6の何れかの特徴に加えて、布帛によって構成される介在体25の低透過領域31の繊維密度を、高透過領域30の繊維密度よりも緻密にした点にある。
例えば、介在体25を抜触性繊維と非抜触性繊維によって均一繊維密度に構成し、抜触剤を印捺して抜触性繊維を抜触除去して低繊維密度の高透過領域30を構成し、抜触性繊維と非抜触性繊維によって高低繊維密度のまま残される抜触剤の非印捺箇所によって低透過領域31を構成する。
或いは、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分ける。
本発明の第8の特徴は、上記第4、第5、第6および第7の何れかの特徴に加えて、介在体25の低透過領域31の高透過部24を、高透過領域30の高透過部24よりも小さくした点にある。
例えば、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分けると共に、高透過領域30において経糸を寄せ集めて多数の経糸に囲まれた大きい高透過部24を形成する。
或いは、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分けると共に、低透過領域31において経糸の移動頻度を多くし、その移動した経糸と経糸の間に出来る高透過部24を細かくする。
本発明の第9の特徴は、上記第4、第5、第6、第7および第8の何れかの特徴に加えて、介在体25を織編布帛で構成し、低透過領域31と高透過領域30の織編組織を変えた点にある。
例えば、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分けると共に、高透過領域30において経糸を寄せ集めて多数の経糸に囲まれた大きい高透過部24を形成し、その部分的に移動する経糸の本数や寄せ集める経糸の本数や経糸の移動距離によって編組織を変える。
或いは、介在体25を構成する平織物の平織組織を部分的に捩り織組織に変え、経糸と緯糸に囲まれる平織組織の織目隙間よりも大きい捩り織組織による織目隙間を部分的に形成し、平織組織に成る低透過領域31よりも高透過部24の大きい捩り織組織に成る高透過領域30を構成する。
本発明の第10の特徴は、上記第4、第5、第6、第7、第8および第9の何れかの特徴に加えて、介在体25の低透過領域31を、介在体25に遮蔽材を固着し、介在体25の一部を遮蔽材によって被覆して構成した点にある。
本発明の第11の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9および第10の何れかの特徴に加えて、被加飾物14を、非繊維基材の表面に繊維層を積層して構成する点にある。
例えば、基布に樹脂やプラスチックシートを積層して成る合成皮革、プラスチック射出成型品、木工製品、金属製品等の非繊維基材の表面にパイル繊維を植毛して被加飾物14を構成する。
或いは、基布に樹脂やプラスチックシートを積層して成る合成皮革、プラスチック射出成型品、木工製品、金属製品等の非繊維基材の表面に繊維布帛を貼り合わせて被加飾物14を構成する。
本発明の第12の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10および第11の何れかの特徴に加えて、被加飾物14を表面12が窪んだ立体形状に設定し、その立体形状を成す表面12に介在体25を被せ、エネルギー23を介在体25に照射する点にある。
例えば、被加飾物14が織物、編物、不織布、人工皮革、繊維製壁紙、カーペット、タイルカーペット、表面が繊維によって構成された袋等の可撓性を有するものであれば、彎曲形状の型材の上に被加飾物を載せ、型材の窪んだ彎曲形状を被加飾物の表面に顕現させる。
本発明の第13の特徴は、上記第12の特徴に加えて、被加飾物14を表面12が窪んだ彎曲形状に設定し、その彎曲形状を成す表面12の曲率中心部位33に反射鏡34を設定し、その反射鏡34を表面12の彎曲方向に揺動しつつ、その反射鏡34にエネルギー23を照射し、その反射鏡34で反射されるエネルギー23を介在体25に照射する点にある。
例えば、被加飾物14が織物、編物、不織布、人工皮革、繊維製壁紙、カーペット、タイルカーペット、表面が繊維によって構成された袋等の可撓性を有するものであれば、彎曲形状の型材の上に被加飾物を載せ、型材の窪んだ彎曲形状を被加飾物の表面に顕現させ、その彎曲断面形状の中心部位33に反射鏡34を設定する。
又、被加飾物14が、中央部が窪んだ彎曲断面形状を成す椅子や座席の座面や背凭れ、或いは、枕やヘッドレスト等の装飾品13の外面を構成しているのであれば、その彎曲断面形状の中心部位33に反射鏡34を設定する。
本発明の第14の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、第12および第13の何れかの特徴に加えて、被加飾物14を表面12が突き出た立体形状に設定し、その立体形状を成す表面12に介在体25を被せ、エネルギー23を介在体25に照射する点にある。
例えば、被加飾物14が袋物や履物等の装飾品に仕立られる織物、編物、不織布、人工皮革等の生地であれば、その被加飾物14を使用して仕立てられて立体形状を成す袋物や履物等の装飾品13に介在体25を被せ、その装飾品13を被覆している介在体25に向けてエネルギー23を照射する。
又、被加飾物14が、中央部が窪んだ彎曲断面形状を成す椅子や座席の座面や背凭れ、或いは、枕やヘッドレスト等に仕立てられる生地であれば、その生地を表面材に使用して仕立てられて立体形状を成す椅子や座席、枕やヘッドレスト等の装飾品13に介在体を被せ、その装飾品13を被覆している介在体25に向けてエネルギー23を照射する。
本発明の第15の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、第12、第13および第14の何れかの特徴に加えて、被加飾物14の裏側を基材22によって支持する点にある。
例えば、被加飾物14が、履物等の装飾品13に仕立られる織物、編物、不織布、人工皮革等の生地であれば、それらの生地の裏側に基材を取り付けて、履物等の装飾品13の部材とする。
或いは、被加飾物14が、椅子や座席の座面や背凭れ、或いは、枕やヘッドレスト等の装飾品13に仕立てられる生地であれば、それらの生地の裏側に基材を取り付けて、座面や背凭れ、枕やヘッドレスト等の装飾品13の部材とする。
被加飾物14の表面12にエネルギー線を走査して部分的に照射する場合、照射エネルギーがエネルギー発生源から照射面までの距離に応じて変化し、エネルギー発生源から遠く離れた基布の照射面では絵柄がボケて輪郭の鮮明な絵柄を描出することは出来ない。
しかし、本発明(第1の特徴)では、エネルギー23が介在体25を介して被加飾物14の表面12に照射されるので、被加飾物14が長尺でも、その介在体25の不均一な透過率に由来する熱変色、熱捲縮、熱収縮、熱溶融等の熱変形の痕跡(28・29)として、輪郭の鮮明な絵柄が描出される。
その被加飾物14が衣類、履物、袋物、カーテン、緞帳、間仕切り、椅子・座椅子カバー、椅子・座席、座椅子、布団、クッション、寝台等の装飾品13の外面を構成するものであり、その表面12が縫合された縫い目としての縫合溝17、突き合わされた継ぎ目としての突合溝18、一部を窪ませてU字状に折り込まれた折込溝19などの窪んだ仕立溝20によって複数の区画35a・35b・35c………に表面12が仕切られていても、エネルギー23は、その窪んだ仕立溝20にも入り込み、その窪んだ仕立溝20において向かい合っている溝壁面36と溝壁面36にも熱変色、熱捲縮、熱収縮、熱溶融等の熱変形の痕跡(28・29)が出来、仕立溝20に仕切られた各区画35a・35b・35c………に描出される絵柄21は、窪んだ仕立溝20の溝壁面36にまで続く。
その結果、隣合う区画35a・35b(35b・35c,35c・35d,………)の隣合う絵柄21と絵柄21は、その窪んだ仕立溝20において途切れることなく連続し、複数の区画35a・35b・35c………に仕切られた装飾品13の表面12に広大絵柄11が描出されることになる。
その場合、外面に露顕しない仕立溝20の内部において向かい合う被加飾物14の連結代16にはエネルギー23が当たらず、その連結代16は痕跡(28・29)のない無模様生地となるが、その無模様連結代16は元々外面に露顕していないので、その無模様連結代16によって広大絵柄11の仕立溝20における連続性が損なわれることはない。
エネルギー線は一種の電磁波であり、波長が0.75μmから200μmの電磁波である赤外線とレーザー光を含み、高分子物質に熱変色、熱捲縮、熱収縮、熱溶融等の熱変形をもたらす。
本発明(第2の特徴)では、その赤外線とレーザー光の少なくとも何れかをエネルギー線に適用したので、介在体25の不均一な透過率に由来する痕跡(28・29)として、輪郭の鮮明な絵柄が描出される。
赤外線とレーザー光は、高分子物質に熱変色、熱捲縮、熱収縮、熱溶融等の熱変形をもたらすことが出来るが、特に、波長が10.6μmの炭酸ガスレーザー光は、高分子物質に吸収され易く瞬間的に熱変形をもたらす。
本発明(第3の特徴)では、その炭酸ガスレーザー光をエネルギー線に適用することとしたので、被加飾物14の表面12に効率的に輪郭の鮮明な絵柄を描出することが出来る。
前記の通り、従来、介在体25としてステンレス鋼板に文字や図形等のパターンをくり抜いたマスクパターンが用いられていた(特許文献12参照)。
しかし、本発明(第4の特徴)では、透過率が不均一な高透過部24が繊維・糸条に成る低透過部27と低透過部27の間に形成されている可撓な布帛によって介在体25を構成したので、介在体25が被加飾物14の表面12に密着し、介在体25と被加飾物14の間でエネルギー23の拡散がなく、又、布帛にはステンレス鋼板のようにサイズに制約を受けず、絵柄のリピートを任意に設定できるので、デザイン性に富んだ装飾品13が得られ、介在体25が取り扱い易く維持管理し易くなる。
本発明(第4の特徴)では、介在体25としてエネルギー23の透過する高透過部24を有し、JIS−L−1096(カンチレバー法)において10cm以下となる可撓性を有する布帛を用いている。
このため、本発明(第5〜第9の特徴)では、高透過部24の占める面積比率が大きい高透過領域30と高透過部24の占める面積比率が少ない低透過領域31とから成る絵柄や、繊維密度が粗い高透過領域30と繊維密度の緻密な低透過領域31とから成る絵柄、或いは、高透過部24が大きい高透過領域30と高透過部24の細かい低透過領域31とから成る絵柄の描出された市販の採光性レースカーテン布帛、或いは、それらの低透過領域31と高透過領域30が異なる織編組織が異なる市販の採光性レースカーテン布帛等をそのまま介在体25に用いることが出来る。
そして、そのレースカーテン布帛に描出されている絵柄を本体基布15の表面12に凹凸絵柄として複写することが出来る。
JIS−L−1096(カンチレバー法)において10cm以下となる可撓性布帛は、それを被せるだけで椅子・座席や座椅子等の起伏のある表面に密着して馴染む。
従って、本発明(第4〜第9の特徴)によれば、既製のレースカーテン布帛等に描出されている絵柄を、縫製して仕立てられたカーテンや椅子・座席や座椅子等に、凹凸絵柄として複写することによって、室内を飾るカーテンや椅子・座席や座椅子等の室内装置品のデザインを、その既製のレースカーテン布帛の絵柄によって統一することも可能となる。
そして、JIS−L−1096(カンチレバー法)において10cm以下となる可撓性を有する介在体25は、それを装飾品13の表面に被せるだけで表面12に密着するので、エネルギーによって描出される凹凸絵柄の形際が鮮鋭になる。
介在体25を被加飾物14の表面12に馴染み易くし、介在体25と被加飾物14の間でのエネルギー23の拡散を回避し、凹凸絵柄の形際を一層鮮鋭にするためには、カンチレバー法による可撓性が2cm以下の可撓性布帛を介在体25に用いるとよい。
本発明(第10の特徴)では、このように介在体25には高透過部24を有する可撓性布帛が使用されるので、その高透過部24を遮蔽材で塞いで低透過領域31とする場合は、織編組織を部分的に変えて絵柄の描出されたレースカーテン布帛等の他に防虫網等の無地の可撓性メッシュ織編布帛に遮蔽材を部分的に積層して絵柄の描出された介在体25に使用し、凹凸絵柄(11・21)の多様な装飾品13を得ることが出来る。
本発明(第11の特徴)では、非繊維基材の表面に繊維層を積層して被加飾物14が構成される。
例えば、基布に樹脂やプラスチックシートを積層して成る合成皮革や、プラスチック射出成型品の表面にパイル繊維を植毛し、或いは、繊維布帛を貼り合わせた被加飾物14を使用してデザイン性に富んだ種々の装飾品13が得られる。
本発明(第12と第13の特徴)では、表面12が窪んだ彎曲形状に被加飾物14を設定し、その彎曲形状を成す表面12の曲率中心部位33に反射鏡34を表面12の彎曲方向に揺動可能に設定し、その反射鏡34を表面12の彎曲方向に揺動しつつ反射鏡34にエネルギー23を照射し、その反射鏡34で反射されるエネルギー23を介在体25に照射すると、その彎曲形状を成す表面12の彎曲方向における端部から端部までの反射鏡34からの距離が大きく変わることはなく、被加飾物14の窪んだ中央部と被加飾物14の端との間に反射鏡34からの大きな距離差は生じない。
従って、エネルギー23の光量を均等にするために、その表面12の端から端までの距離に応じて加減するエネルギー量調整回路を省略することが出来、又、その距離のエネルギー量調整回路による調整に手間取ることもなくなる。
本発明(第14の特徴)では、被加飾物14を表面12が突き出た立体形状に設定し、その立体形状を成す表面12に介在体25を被せ、エネルギー23を介在体25に照射する。
例えば、被加飾物14が、袋物や履物に仕立られる織物、編物、不織布、人工皮革等の生地であれば、その生地を表面材に使用して仕立てられて立体形状を成す袋物や履物に介在体を被せ、エネルギー23を照射する。
又、被加飾物14が、表面が繊維によって構成され、中央部が窪んだ彎曲断面形状を成す椅子や座席の座面や背凭れ、或いは、枕やヘッドレスト等に仕立てられる生地であれば、その生地を表面材に使用して仕立てられて立体形状を成す椅子や座席、枕やヘッドレスト等に介在体を被せ、エネルギー23を照射する。
こうして、立体形状を成すデザイン性に富んだ種々の装飾品13を随時得ることが出来る。
本発明(第15の特徴)では、被加飾物14の裏側を基材22によって支持するので、被加飾物14が可撓な織編布帛やパイル布帛、人工皮革であっても、それを反射鏡34から所定の距離の位置に確りと設定することが出来、反射鏡34から距離が変動して広大絵柄11や凹凸部分絵柄21に歪みや柄崩れが生じることはない。
(例えば) 被加飾物14が、履物に仕立られる織物、編物、不織布、人工皮革等の生地であれば、それらの生地の裏側に基材を取り付けて、履物の部材とする。
(例えば) 被加飾物14が、椅子や座席の座面や背凭れ、或いは、枕やヘッドレスト等に仕立てられる生地であれば、それらの生地の裏側に基材を取り付けて、座面や背凭れ、枕やヘッドレスト等の部材とする。
こうして、立体形状を成すデザイン性に富んだ種々の装飾品13を随時得ることが出来る。
装飾品の外面は、熱可塑性繊維26によって表面12が構成される1つ又は複数の被加飾物14によって構成され、その被加飾物14の表面12には、複数の区画35a・35b・35c………に仕切る仕立溝20が付けられる。
仕立溝20は、縫合された縫い目としての縫合溝17、突き合わされた継ぎ目としての突合溝18、一部を窪ませてU字状に折り込まれた折込溝19の何れでもよい。
装飾品には、繊維・糸条に成り、その繊維・糸条が透過率の低い低透過部27を構成し、その低透過部27と低透過部27の間の隙間がエネルギー23の透過する透過率の高い高透過部24を構成している布帛に成る介在体25が被せられ、その介在体25を介して被加飾物14の表面12にエネルギー23として炭酸ガスレーザー光を照射し、介在体25の高透過部24に重なり合う熱可塑性繊維26を、その高透過部24を透過する透過エネルギー23’によって熱変色、熱捲縮、熱収縮、熱溶融の何れかの熱変形をさせる。
熱可塑性繊維26は、例えば、加熱されて収縮し、更には、熱溶融しつつ収縮して細かい溶融塊を形成し、又、その熱可塑性繊維26が未捲縮の捲縮性繊維であれば加熱されて捲縮する。
エネルギー23は、介在体25の低透過部27に遮蔽され、その介在体25の低透過部(繊維糸条)27に重なり合って遮蔽跡28となる熱可塑性繊維26は熱変形せず原形を保つ。
又、照射跡29の下層となる装飾品13の内部繊維(32)は、介在体25の低透過部(繊維糸条)27に隠蔽されて熱変形しない遮蔽跡28の熱可塑性繊維26と同様に、熱収縮、熱溶融或いは熱捲縮した表面12の熱変形物に隠蔽されて熱変形することなく原形を保つ。
装飾品は、衣類、履物、袋物、カーテン、緞帳、間仕切り、椅子・座椅子カバー、椅子・座席、座椅子、布団、クッション、寝台等の何れを成すものでもよい。
被加飾物14が衣類、履物、袋物、カーテン、緞帳、間仕切り、椅子・座椅子カバー、椅子・座席、座椅子、布団、クッション、寝台等の装飾品の外面を構成するものであり、その表面12が仕立溝20によって表面12が複数の区画35a・35b・35c………に仕切られており、その仕立溝20が、縫合された2つの被加飾物14・14の間に縫い目として構成される縫合溝17や突き合わされた2つの被加飾物14・14の間に継ぎ目として構成される突合溝18、或いは、被加飾物14の一部を窪ませてU字状に折り込んで構成される折込溝19であっても、その仕立溝20の表面12が熱可塑性繊維26によって構成されていれば、その表面12の熱可塑性繊維26も照射エネルギーによって熱変形をする。
その仕立溝20では内部の被加飾物14の表面12が熱変形しない熱可塑性繊維26の無模様生地になるとしても、無模様生地として残される内部の無模様連結代16が外面に露顕することなく仕立溝20の内部に隠し込まれており、一方、その仕切る仕立溝20において隣合って向き合う一方の溝壁面36と他方の溝壁面36との僅かな隙間にもエネルギー23が入り込み、その溝壁面36の熱可塑性繊維26も熱変形して絵柄21の一部を構成することになるので、仕立溝20において途切れることなく連続した広大絵柄11が描出されることになる。
介在体25には、繊維・糸条に成り、その繊維・糸条が透過率の低い低透過部27を構成し、その低透過部27と低透過部27の間の隙間がエネルギー23の透過する透過率の高い高透過部24を構成している布帛、好ましくはJIS−L−1096(カンチレバー法)による可撓性が10cm以下となる布帛、更に好ましくは、JIS−L−1096(カンチレバー法)による可撓性が2cm以下となる布帛が使用される。
そのように、可撓な介在体25は、被加飾物14の表面12に密着し、介在体25と被加飾物14の間でエネルギー23の拡散がなく、型際の先鋭な絵柄21が描出される。
介在体25は、高透過部24の占める面積比率が大きい高透過領域30と、高透過部24の占める面積比率が少ない低透過領域31とで構成するとよい。
その低透過領域31の繊維密度は、高透過領域30の繊維密度よりも緻密にするとよい。
例えば、介在体25を抜触性繊維と非抜触性繊維によって均一繊維密度に構成し、抜触剤を印捺して抜触性繊維を抜触除去して低繊維密度の高透過領域30を構成し、抜触性繊維と非抜触性繊維によって高低繊維密度のまま残される抜触剤の非印捺箇所によって低透過領域31を構成する。
或いは、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分ける。
又、低透過領域31の高透過部24は、高透過領域30の高透過部24よりも小さくするとよい。
例えば、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分けると共に、高透過領域30において経糸を寄せ集めて多数の経糸に囲まれた大きい高透過部24を形成する。
或いは、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分けると共に、低透過領域31において経糸の移動頻度を多くし、その移動した経糸と経糸の間に出来る高透過部24を細かくする。
織編布帛に成る介在体25では、低透過領域31と高透過領域30の織編組織を変えるとよい。
例えば、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分けると共に、高透過領域30において経糸を寄せ集めて多数の経糸に囲まれた大きい高透過部24を形成し、その部分的に移動する経糸の本数や寄せ集める経糸の本数や経糸の移動距離によって編組織を変える。
或いは、介在体25を構成する平織物の平織組織を部分的に捩り織組織に変え、経糸と緯糸に囲まれる平織組織の織目隙間よりも大きい捩り織組織による織目隙間を部分的に形成し、平織組織に成る低透過領域31よりも高透過部24の大きい捩り織組織に成る高透過領域30を構成する。
JIS−L−1096(カンチレバー法)において10cm以下となる可撓な介在体25には、(1) 高透過部24の占める面積比率が大きい高透過領域30と高透過部24の占める面積比率が少ない低透過領域31とから成る採光性カーテン地、
(2) 繊維密度が粗い高透過領域30と繊維密度の緻密な低透過領域31とから成る採光性カーテン地、(3) 高透過部24が大きい高透過領域30と高透過部24の細かい低透過領域31とから成る採光性カーテン地、(4) それらの低透過領域31と高透過領域30が異なる織編組織が異なる採光性カーテン地等、一般市販の種々の採光性カーテン地、特にレースカーテン地を、そのまま用いることが出来る。
このように、一般市販の種々の採光性カーテン地を介在体25に利用する場合は、そのカーテン地を装飾品13に被せ、炭酸ガスレーザー光を照射して絵柄をカーテンや椅子・座席や座椅子等の装飾品13の表面に複写し、室内装飾品13のデザインを統一することも出来る。
被加飾物14がパイル布帛であり、その表面12が基布から起立したパイル繊維26に覆われている場合には、被加飾物14に照射されるエネルギー23は、周囲に拡散されることなくパイル繊維26の先端に吸収されて瞬間的に熱変形をもたらす。
しかし、熱可塑性繊維によって構成されている介在体25では、エネルギー23は、介在体25を構成している熱可塑性繊維の側面に照射され、その熱可塑性繊維の周囲即ち繊維の長さ方向に拡散される。
加えて、介在体25の表面では無数の繊維が横になって四方八方に伸びており、エネルギー23は、その無数の繊維に沿って四方八方に分散して吸収されることになる。
このため、介在体25が被加飾物14のパイル繊維26と同質の熱可塑性繊維によって構成されても、介在体25には瞬間的に熱変形がもたらされることはなく、高透過部24に露顕する被加飾物14のパイル繊維26にだけ瞬間的に熱変形がもたらされることになる。
従って、介在体25には、ポリエステル繊維やナイロン等に成る熱可塑性布帛のように、被加飾物14のパイル繊維26と同質の熱可塑性繊維を適用することも出来る。
しかし、その場合、介在体25の熱溶融温度が、被加飾物14の表面を構成している熱可塑性繊維26の熱溶融温度よりも高くなるようにするために、その構成するポリエステル繊維等の熱可塑性繊維に耐熱処理を行うことが望ましいことは言うまでもないことである。
その点からして、木綿繊維や麻繊維、レーヨン等のセルロース系繊維や、ガラス繊維や金属繊維、炭素繊維等の無機質繊維27に成る非熱可塑性布帛が、介在体25に好適に使用される。
介在体25の高透過部24の高透過領域30に占める面積比率は、透過エネルギー23’に照射されて照射跡29の熱可塑性繊維26が熱変形し、介在体25の低透過部(繊維糸条)27にエネルギー23が遮蔽される表面の遮蔽跡28の熱可塑性繊維26との間に熱変形の差異が生じ、表面に絵柄が描出される程度であればよい。
介在体に織編布帛を用いる場合、高透過領域30において高透過部24を縁取る低透過部(繊維糸条)27が遮蔽材となり、その低透過部(繊維糸条)27がそのまま遮蔽跡28となって表面12に描出されるようにするためには、その低透過部(繊維糸条)27の太さを0.2mm以上にするとよい。
又、その低透過部(繊維糸条)27に囲まれる高透過部24の形状がそのまま照射跡29となって表面12に映し出されるようにするためには、その高透過部24の最小寸法を2mm以上にするとよい。
介在体25は、蝶々や蜻蛉等の昆虫、植物の枝葉や根茎、穀物や貝殻、遮蔽材の裁断片や粉砕片等の模様片を被加飾物14の上に並べ或いは積層して構成することも出来る。
その場合、低透過部27は模様片によって構成され、高透過部24は模様片の周囲や模様片と模様片の間の隙間によって構成される。
介在体25は、介在体本体に遮蔽材を固着し、介在体本体の一部を遮蔽材によって被覆して低透過領域31を構成することも出来る。
例えば、無地無模様の目粗な織編布帛の他に目粗な不織布を介在体25に用いることが出来る。
その場合、介在体25は、その目粗な織編布帛や不織布に、捺染メッシュスクリーンのように遮蔽跡28となる部分に塗料を印捺して塗膜を形成し、或いは、切抜破片や植物葉茎等の装飾片を貼着してもよい。
介在体25には、被加飾物14を構成している熱可塑性繊維26よりも熱溶融温度が高い繊維・糸条27を使用し、被加飾物14と一緒に介在体25が熱変形することがないようにする。
介在体25には、繊維密度が緻密な布帛、例えば暗幕に使用されるような遮光性布帛やパイル布帛を用いることも出来る。
その場合、その布帛は、水や溶解剤や抜蝕剤に抜蝕される抜蝕性繊維と非抜蝕性繊維とで構成し、その抜蝕性繊維に対する溶解・抜蝕剤を布帛に印捺し、抜触性繊維を抜触除去する抜蝕処理を施して高透過部24や高透過領域30を形成する。
被加飾物14には、芯糸から熱可塑性繊維が輪奈状に突き出た意匠糸や芯糸が熱可塑性繊維に被覆された被覆糸(カバードヤーン)、芯糸から熱可塑性繊維がカットパイル状に突き出たモール糸に成る織編布帛、基布(32)から熱可塑性繊維に成る毛羽26が突き出た起毛布帛やパイル布帛、表面が熱可塑性繊維に成る多重織編布帛や多層積層不織布等の布帛、これらの布帛によって枠体や基材22を被覆して成る装飾パネル、熱可塑性繊維片や熱可塑性繊維糸条を基材22の表面に接着積層して成る被加飾物14を適用することが出来る。
被加飾物14には、基布32から繊維毛羽26が突き出た有毛布帛や、繊維毛羽26を有しない非有毛布帛の他に、基布32に弾性高分子物質を付与した人工皮革を用いることも出来る。
その付与された弾性高分子物質によって表面12の繊維固有の触感・風合いが失われているので、透過エネルギー23’に加熱された表面12の熱可塑性繊維26の熱変形物に触れても異物に触れたかの如き違和感を受け難くなる。
車両座席の座面や背凭れ面のように、表面12が窪んだ彎曲形状を成す装飾品13では、その彎曲形状の曲率中心部位33に反射鏡34を設定し、その表面12の彎曲方向に反射鏡34を揺動し、その反射鏡34にエネルギー23を照射し、その反射鏡34で反射されるエネルギー23を介在体25に照射する。
緞帳や間仕切り、布団等の表面12が窪んだ彎曲形状を成さない装飾品13では、窪んだ彎曲形状を成す支持体39に装飾品13をセットし、表面12を彎曲形状に保持し、その彎曲方向に反射鏡34を揺動し、その反射鏡34にエネルギー23を照射して反射光を介在体25に当てる。
パイル糸に50dtex/24fのポリエステルフィラメント糸と84dtex/72fのポリエステルフィラメント糸を使用し、地編糸に50dtex/24fのポリエステルフィラメント糸を使用し、ウェール方向密度42本/25.4mm、コース方向密度72本/25.4mmの起毛トリコット経編布帛を被加飾物14に使用する。
木製基材22に溝幅3mm、深さ10mmの溝を設け、その溝に被加飾物14の連結代16を押し込んで被加飾物14と被加飾物14を繋ぎ合わせ、木製基材22を被加飾物14で被覆した装飾品13を用意した。
櫻の葉を5枚を介在体25とし、隙間を開けて装飾品13の上に載せ、その介在体25を介して装飾品13の被加飾物14の表面12にCO2 レーザー光線を照射した。
櫻の葉で構成された低透過部27に覆われた被加飾物14の遮蔽跡28ではパイル26が原形を保ち、櫻の葉と葉の間の高透過部24に重なった被加飾物14の照射跡29ではパイル26の先端が熱変形し、遮蔽跡28と照射跡29による部分絵柄21が被加飾物14に描出された。
連結代16を押し込んた折込溝19では、その溝壁面36にも遮蔽跡28と照射跡29が出来て部分絵柄21が溝壁面36まで続いており、折込溝19において途切れることなく連続した櫻の葉を象った広大絵柄11が描出された。
CO2 レーザー光線の発生装置には、CO2 レーザービーム照射装置(coherent社製G−100)を使用し、出力条件を60W(レーザー光線の熱エネルギー60w/cm2 )、レーザー光線23のビーム径を0.5mmとし、ビームスポット移動速度を300mm/秒、発振周波数(波長λ)を1kHz、照射レンズの焦点距離を760mmとして、レーザー光線を介在体(櫻の葉)25に走査した。
本発明に係る被加飾物の製造過程の概念を示す斜視図である。 本発明に係る装飾品の製造過程の概念を示す斜視図である。 部分絵柄の描出された従来の布帛の平面図である。 本発明に係る装飾品の斜視図である。
符号の説明
10:生地
11:広大絵柄
12:表面
13:装飾品
14:被加飾物
15:本体基布
16:連結代(無模様生地)
17:縫合溝
18:突合溝
19:折込溝
20:仕立溝
21:部分絵柄(凹凸絵柄)
22:基材
23:エネルギー
24:高透過部
25:介在体
26:熱可塑性繊維(毛羽)
27:低透過部(繊維糸条)
28:遮蔽跡
29:照射跡
30:高透過領域
31:低透過領域
32:基布
33:曲率中心部位
34:反射鏡
35:区画
36:溝壁面
37:凹部
38:凸部
39:支持体
50:細部の特徴
51:細部の特徴
52:細部の特徴
53:細部の特徴
54:細部の特徴

Claims (15)

  1. エネルギー(23)の透過率が不均一な介在体(25)を介して被加飾物(14)の表面(12)にエネルギー(23)を照射し、その不均一な透過率に由来する痕跡(28・29)を被加飾物(14)の表面(12)に付与する被加飾物表面加飾法。
  2. エネルギー(23)に、赤外線とレーザー光の少なくとも何れかを適用する前掲請求項1に記載の被加飾物表面加飾法。
  3. エネルギー(23)に、炭酸ガスレーザー光を適用する前掲請求項2に記載の被加飾物表面加飾法。
  4. 介在体(25)を、少なくとも一部にエネルギー(23)の透過する高透過部(24)が繊維・糸条に成る低透過部(27)と低透過部(27)の間に形成されている布帛によって構成する前掲請求項1〜3の何れかに記載の被加飾物表面加飾法。
  5. 介在体(25)のJIS−L−1096(カンチレバー法)による可撓性を10cm以下にする前掲請求項4に記載の被加飾物表面加飾法。
  6. 介在体(25)を、高透過部(24)の占める面積比率が大きい高透過領域(30)と、高透過部(24)の占める面積比率が少ない低透過領域(31)とで構成する前掲請求項4〜5の何れかに記載の被加飾物表面加飾法。
  7. 介在体(25)の低透過領域(31)の繊維密度を、高透過領域(30)の繊維密度よりも緻密にする前掲請求項4〜6の何れかに記載の被加飾物表面加飾法。
  8. 介在体(25)の低透過領域(31)の高透過部(24)を、高透過領域(30)の高透過部(24)よりも小さくする前掲請求項4〜7の何れかに記載の被加飾物表面加飾法。
  9. 介在体(25)を織編布帛で構成し、低透過領域(31)と高透過領域(30)の織編組織を変える前掲請求項4〜8の何れかに記載の被加飾物表面加飾法。
  10. 介在体(25)の低透過領域(31)を、介在体(25)に遮蔽材を固着し、介在体(25)の一部を遮蔽材によって被覆して構成する前掲請求項4〜9の何れかに記載の被加飾物表面加飾法。
  11. 被加飾物(14)を、非繊維基材の表面に繊維層を積層して構成する前掲請求項1〜10の何れかに記載の被加飾物表面加飾法。
  12. 被加飾物(14)を表面(12)が窪んだ立体形状に設定し、その立体形状を成す表面(12)に介在体(25)を被せ、エネルギー(23)を介在体(25)に照射する前掲請求項1〜11の何れかに記載の被加飾物表面加飾法。
  13. 被加飾物(14)を表面(12)が窪んだ彎曲形状に設定し、その彎曲形状を成す表面(12)の曲率中心部位(33)に反射鏡(34)を設定し、その反射鏡(34)を表面(12)の彎曲方向に揺動しつつ、その反射鏡(34)にエネルギー(23)を照射し、その反射鏡(34)で反射されるエネルギー(23)を介在体(25)に照射する前掲請求項12に記載の被加飾物表面加飾法。
  14. 被加飾物(14)を表面(12)が突き出た立体形状に設定し、その立体形状を成す表面(12)に介在体(25)を被せ、エネルギー(23)を介在体(25)に照射する前掲請求項1〜13の何れかに記載の被加飾物表面加飾法。
  15. 被加飾物(14)の裏側を、基材(22)によって支持する前掲請求項1〜14の何れかに記載の被加飾物表面加飾法。
JP2008178494A 2008-07-08 2008-07-08 被加飾物表面加飾法 Active JP5152684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008178494A JP5152684B2 (ja) 2008-07-08 2008-07-08 被加飾物表面加飾法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008178494A JP5152684B2 (ja) 2008-07-08 2008-07-08 被加飾物表面加飾法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010017891A true JP2010017891A (ja) 2010-01-28
JP5152684B2 JP5152684B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=41703257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008178494A Active JP5152684B2 (ja) 2008-07-08 2008-07-08 被加飾物表面加飾法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5152684B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010037707A (ja) * 2008-07-08 2010-02-18 Kawashima Selkon Textiles Co Ltd 装飾品
JP2012071593A (ja) * 2010-08-28 2012-04-12 Aizawa:Kk 装飾展示物およびその製造方法
CN105121089A (zh) * 2013-04-08 2015-12-02 得立鼎工业株式会社 车辆用内饰部件的加饰装置及加饰方法、车辆用内饰部件

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004098116A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Mitsubishi Electric Corp マスク転写式レーザ形状加工方法
JP2004098120A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工方法及びレーザ加工装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004098116A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Mitsubishi Electric Corp マスク転写式レーザ形状加工方法
JP2004098120A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工方法及びレーザ加工装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010037707A (ja) * 2008-07-08 2010-02-18 Kawashima Selkon Textiles Co Ltd 装飾品
JP2012071593A (ja) * 2010-08-28 2012-04-12 Aizawa:Kk 装飾展示物およびその製造方法
CN105121089A (zh) * 2013-04-08 2015-12-02 得立鼎工业株式会社 车辆用内饰部件的加饰装置及加饰方法、车辆用内饰部件
US10112265B2 (en) 2013-04-08 2018-10-30 Trinity Industrial Corporation Decorating device and decorating method for vehicle interior components, and vehicle interior component

Also Published As

Publication number Publication date
JP5152684B2 (ja) 2013-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4789342B2 (ja) クッション材、シート及びパイル糸の植毛方法
JP6397114B1 (ja) 傾斜シート材、及び、傾斜シート材の製造方法
GB1577571A (en) Manufacturing moulded seat cushions
JP6541716B2 (ja) 3dシート材、及び、3dシート材の製造方法
JP6065151B1 (ja) 人工皮革
JP5152684B2 (ja) 被加飾物表面加飾法
JP2016537151A (ja) 非平坦積層体構造、非平坦積層体構造を備えた吸収性物品、及び製造方法
US4907328A (en) Method of making pieces of furniture from sheets of felt treated with hardening substances
JP4947528B2 (ja) 装飾品
KR101102529B1 (ko) 시트 원단 및 이의 제조방법
US3771479A (en) Method of making a textile fabric
JP6153044B1 (ja) 人造皮革
US11351767B2 (en) High loft material transfer and method of manufacture
JP4339967B2 (ja) 座席用表皮材に線状の縫目模様を形成する方法
Matthews Textiles in three dimensions: an investigation into processes employing laser technology to form design-led three-dimensional textiles
JP2007084965A (ja) 凹凸を有する立体編物及びその製造方法
KR20100080726A (ko) 직물코팅 카페트 및 그 제조방법
JP3121691U (ja) マスク
EP1738835A2 (en) Process to obtain a flocked textile substrate
JPH11241260A (ja) 内装材用不織布の製造方法
JP6186406B2 (ja) 椅子
JP4215862B2 (ja) キルト状構造物及びその製造方法、キルト用裏当てシート構造物、キルト用表シート構造物
CN112793482B (zh) 表皮构件及其制造方法
JP2006070365A (ja) プリーツ加工布、及びその製造方法
JP2019123957A (ja) 立毛シートの製造方法、及び、立毛シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100223

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101108

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5152684

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250