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JP2010017372A - 薬品類カセット及び払出装置 - Google Patents

薬品類カセット及び払出装置 Download PDF

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JP2010017372A JP2008180990A JP2008180990A JP2010017372A JP 2010017372 A JP2010017372 A JP 2010017372A JP 2008180990 A JP2008180990 A JP 2008180990A JP 2008180990 A JP2008180990 A JP 2008180990A JP 2010017372 A JP2010017372 A JP 2010017372A
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Abstract

【課題】厚い薬品類の排出・払出にも適する簡便な縦積み達磨落とし方式を実現する。
【解決手段】PTP束包装体8を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持するとともに下から順に横送りして前方へ排出する薬品類カセット10に、PTP束包装体8を上面に載せて保持する内底板対15,15と、PTP束包装体8のうち最下のものの後端を押す押出部材20と、押出部材20に後続して設けられ押出部材20から離れるほど低くなる緩衝部材30と、押出部材20と緩衝部材30を内底板対15,15に沿って前送りする無端ベルト16とを備える。緩衝部材30は、大小の順に並んだ複数の可撓性板状体31〜34からなり、可撓性板状体31〜34は、何れも、湾曲した状態で前後の二辺が無端ベルト16に取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、病院薬局等における調剤業務を支援するための薬品類カセット及び払出装置に関し、詳しくは、薬品類を整列収納しておき端から順に排出する薬品類カセット及び薬品類払出装置に関する。更に詳しくは、積み重ね可能な薬品類を各々は横にして上下に積み重ねることにより多数保持するとともに下から順に薬品類の長手方向へ横送りして排出する薬品類カセット及び薬品類払出装置に関する。
この発明は、箱物セット薬剤のように厚みのある薬品類を対象とした逐次排出・自動排出・自動払出に適し、さらには帯締め等によるPTP包装剤の束(PTP結束体)の逐次排出や,それを柔らかい袋に詰めた軟質包装の薬品類(PTP束包装体)の逐次排出にも、適するものである。
PTP包装剤の整列維持と整列前進と順次排出とを振動にて行うようになった振動排出カセットが実用化されている(例えば特許文献1参照)。このカセットは、PTP包装剤等の薬剤を整列収納する外板と、その解放前面の上部で先頭薬剤の上端部と干渉して収納薬剤の前倒を止める上枠と、上面のうち前端部分が前上がり傾斜で残部が前下がり傾斜に形成されており収納薬剤を載せて振動時には前進させる内板と、この内板を振動させる振動部材とを備えている。そして、薬剤を外板内の薬剤収納空間に入れて内板の上に立てて並べ、先頭の薬剤のものを上枠に立て掛けると、多数の薬剤が倒れずに横一列に整列収納される。さらに、内板を振動させると、収納薬剤が先頭から一つずつ順次排出される。
また、そのような振動排出カセットや改良を加えたPTPカセットを多数並べて保持する支持手段と、各カセットから放出されたPTP包装剤を下方へ導く落下案内部材と、それらのPTP包装剤を収集する収集機構とを備え、各種のPTP包装剤のうちから処方や調剤指示に応じて必要なPTP包装剤を自動で払い出すようになったPTP払出装置も実用化されている(例えば特許文献2参照)。
さらに、他の薬品類を取り扱う装置も見ると、左右の長手方向には水平だが前後には傾斜している棚に対してカセットの主要機構を棚長手方向・非傾斜方向に等ピッチや不等ピッチで並べて固定設置した薬剤払出装置も開発されている(例えば特許文献3参照)。
一方、振動を利用しないでPTP包装剤の整列収納と順次排出とを行う場合、薬剤を各々は横にしたうえで縦に積み重ねてカセットに整列収納させておき、上から順に取り上げるか、あるいは下から順に横送りするようになっていた。上から取り上げる方式のものとしては、摘み出し等の手法を用いたものや、パッドで吸着するものが挙げられる。後者のパッド吸着方式は(例えば特許文献4参照)、処理効率向上と機構簡素化とを共に達成したものであり、回転可能な収納庫に収納された多数の薬剤カセットと、薬剤カセットのうち取出位置に来たものから調剤用薬剤を吸引して取り出す取出機構とを備えている。
これに対し、下から順に横送りする方式のものは(例えば特許文献5参照)、カセットの内底に多数の回転輪を狭ピッチで列設しておき、それを回転させることにより最下の薬剤を摩擦力で横送りするようになっている。
特開2006−109854号公報 特開2006−223528号公報 特開2007−020897号公報 特開2000−167023号公報 特開平10−75989号公報(図3)
[特許文献6] 特願2007−119357号
[特許文献7] 特願2007−149073号
[特許文献8] 特願2007−311940号
[特許文献9] 特願2008−158558号
また、薄いPTP包装剤をそのまま取り扱うのでなく、複数枚・多数枚のPTP包装剤を通常は束ねてから柔らかい袋に詰めた軟質包装の薬品類(PTP束包装体)とし、この厚みのある薬品類の整列収納と順次排出とを行う薬品類カセットも開発されている(例えば特許文献6)。このカセットは、傾斜している滑落面上に整列収納された薬品類を逐次排出する薬品類カセットにおいて、各々が前記滑落面の傾斜方向に延びるとともに互いが並走する状態で設けられた滑落面画成部材にて前記滑落面が形成されており、クローラベルトの上側部分を前記滑落面とは逆に傾斜させたクローラ機構を備えた排出機構が前記滑落面の落下端近傍で前記滑落面画成部材の間に設けられている、というものである。
この場合、薬品類の整列維持と整列前進が滑落面上で行われるので、薬品類を縦に積み重ねることは行われず、薬品類は多少傾斜して横に並べられる。
さらに、薄いPTP包装剤の逐次排出に戻ると、最下薬剤の横送り方式に振動を組み合わせたことにより、腰のないPTP包装剤でも円滑に順次排出できるようになった振動排出カセットも開発されている(特許文献7参照)。具体的には、PTP包装剤を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持するとともに下から順に横送りして排出する振動排出カセットであって、PTP包装剤を上面に載せて保持する内底部材と、PTP包装剤のうち最下のものをその下面への摩擦力で横送りする摩擦部材と、内底部材を上下に振動させる振動部材とを備え、摩擦部材が内底部材に設けられていて振動部材の作動時には内底部材の振動が摩擦部材に伝達されるとともにPTP包装剤にも伝達されてPTP包装剤のうち最下のものとその上のものとの絡み付きが回避される程度まで両PTP包装剤間の摩擦力が低減されるようになっている、というものが開発されている。
ところが、このようなPTPカセットやPTP払出装置でも上手く扱えない樋状変形癖のPTP包装剤が現われて、振動や摩擦による従来の送り手法では適切な振動状態や摩擦状態の確定や調整が難しくなったため、新規な構成のPTPカセットやPTP払出装置が開発されている。それは(特許文献8,9参照)、PTP包装した薬剤またはそれと等価な薬剤を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて内底部材の上に整列収納状態で保持するとともに下から順に横送りして前方へ排出することを前提として、更に、保持している薬剤のうち最下のものの後端を引っ掛ける引掛部材と、この引掛部材を上記の内底部材に沿って前送りする送り機構とを備えたものであり、整列収納したPTP包装剤等の薬剤を順次排出する際、送り機構が作動して引掛部材が内底部材に沿って前送りされ、これに伴って最下の薬剤が後端を内底部材に引っ掛けられて前方へ押し出されるようになっている。
ところで、縦に積み重ねて整列収納する言わば縦積み方式には、収納量が一目で分かるという利点があり、下から順に排出する言わば達磨落とし方式には、上から追加することにより、補充が容易かつ迅速に行えるという利点がある。
そのため、これらの利点を持つ縦積み達磨落とし方式をPTP包装剤以外の薬品類の排出・払出にも適用するのが有用なことと思われる。
そして、PTP包装剤と同様に薄い薬剤たとえばシート状包装やカード状包装の薬剤に対しては、上述の引っ掛け手法を踏襲することで、簡便に、適用することができる。
しかしながら、PTP結束体や,PTP束包装体,箱物セット薬剤のように積み重ね可能とはいっても個々に厚みのある薬品類を対象として縦積み達磨落とし方式を上述の引っ掛け手法で具体化した場合、薬品類がかなり厚いと、その厚みに起因して逐次排出時に積重整列状態が乱れるため、排出動作が円滑に行えなくなるという不所望な事態に至る。
すなわち、達磨落としによって最下の薬品類が素早く抜けると、残りの積重整列薬剤が一斉に自由落下するが、その落差が大きいため、下積みの薬品類に掛かる衝撃が過激になってしまって、薬品類の破損や整列の乱れといった不所望な事態に至ることもある。
しかも、達磨落としが素早く行われるとはいっても多少の時間は掛かるため、達磨落とし実行時に最下の薬品類が抜け始めてから抜け終わるまでは次の薬品類は片側だけ支承されて他側が支えを外されて落下する状態におかれることから、その片側支承の薬品類やその直ぐ上の下積み薬品類に揺動・回転運動が惹起されるが、積重整列薬剤の落下時の落差が大きいと、上記揺動の継続時間が長いので、下積み薬品類の揺動も大きくなる。そのため、薬品類の破損や整列の乱れといった不所望な事態の発生が無視できなくなる。
そこで、縦積み達磨落とし方式を厚い薬品類の排出・払出にも適用できるよう改良するとともに引っ掛け手法に代わる簡便な具体化策を案出することが技術的な課題となる。
本発明の薬品類カセット及び払出装置は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、積み重ね可能な薬品類を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持するとともに下から順に横送りして前方へ排出するものであって、更に次のようになっている。
すなわち、薬品類カセットは(当初請求項1)、前記薬品類を上面に載せて保持する内底部材と、前記薬品類のうち最下のものの後端を押す押出部材と、前記押出部材に後続して設けられ前記押出部材から離れるほど低くなる緩衝部材と、前記押出部材と前記緩衝部材とを前記内底部材に沿って前送りする送り機構とを備えている。
薬品類払出装置は(当初請求項4)、一の又は複数の棚と、前記棚に列設された順次排出機構と、積み重ね可能な薬品類を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で内底部材の上面に載せて保持する箱体からなり前記順次排出機構の上に一つずつ装着される整列収納部と、前記整列収納部から前記順次排出機構にて排出された薬剤を収集して払い出す収集払出機構とを備え、前記順次排出機構は、前記整列収納部に保持されている前記薬品類のうち最下のものの後端を押す押出部材と、前記押出部材に後続して設けられ前記押出部材から離れるほど低くなる緩衝部材と、前記押出部材と前記緩衝部材とを前記内底部材に沿って前送りする送り機構とを具備していて、前記薬品類を下から順に横送りして前方へ排出するようになっている。
また、本発明の薬品類カセット及び払出装置は(解決手段2)、上記解決手段1の薬品類カセット及び払出装置であって、前記内底部材は、左右に分かれて並置された一対の内底板を具備したものであり、前記送り機構は、前記内底板対の間で又はその直ぐ下で前後に延びる無端ベルトを具備したものであり、前記緩衝部材は、大小の順に並んだ複数の可撓性板状体からなり、前記可撓性板状体は、何れも、湾曲した状態で前後の二辺が前記無端ベルトに取り付けられていることを特徴とする。
さらに、本発明の薬品類カセット及び払出装置は(解決手段3)、上記解決手段1,2の薬品類カセット及び払出装置であって、前記薬品類を整列収納状態で保持する部分(薬品類払出装置では前記整列収納部の前記箱体)の前面と左右両面には固定板が配され、そこの背面には可動板が吊り下げられていることを特徴とする。
このような本発明の薬品類カセット及び払出装置にあっては(解決手段1)、整列収納したPTP結束体等の薬剤を順次排出する際、送り機構が作動して押出部材が内底部材に沿って前送りされ、これに伴って最下の薬剤が後端を押出部材に押されて前方へ押し出されるが、最下の薬剤が押し出されて出来た間隙に素早く緩衝部材が入り込む。そして、残りの積重整列薬剤が一斉に自由落下したときには、その落差が緩衝部材によって縮められて小さくなっているため、下積みの薬品類に掛かる衝撃が弱まる。また、緩衝部材の緩衝作用によっても衝撃が緩和されるので、衝撃の影響が一層弱まる。これにより、薬品類の破損や整列の乱れが防止されることとなる。
また、押出部材に後続して設けられている緩衝部材が押出部材から離れるほど低くなっているが、この緩衝部材の傾きが、落下する下積み薬品類の揺動の向きに合っているので、揺動に起因した衝撃も緩和され、衝撃の影響が更に弱まる。
しかも、次の排出動作に備えて緩衝部材が下積み薬品類の下から抜け出すときにも、円滑に抜けるので、排出時も他の時も薬品類に不所望な衝撃が掛かることは無い。
したがって、この発明によれば、薬品類が厚くても縦積み達磨落とし方式による逐次排出・自動払出が的確になされる薬品類カセットや薬品類払出装置が実現される。そのため、収納量が一目で分かるという利点や,補充が容易かつ迅速に行えるという利点を享受することができる。
また、本発明の薬品類カセット及び払出装置にあっては(解決手段2)、緩衝部材も含めて順次排出機構が簡素な構造で具体化される。しかも、緩衝部材に大小順の可撓性板状体を採用し、各板状体を湾曲させて前後二辺を無端ベルトに取り付けたことにより、緩衝部材が、押出部材より長いものであっても、無端ベルトの直進にも転回にも無理なく変形して、押出部材を的確に追い掛けることとなる。そればかりか、板状体を例えば指で摘んで強く曲げれば、弾性限を超えて板状体が塑性変形するので、緩衝部材の形状に係る微調整を製造時に限らず稼働開始後でも容易に行うことができる。
したがって、この発明によれば、薬品類が厚くても縦積み達磨落とし方式による逐次排出・自動払出が的確になされる薬品類カセットや薬品類払出装置であって調整も容易なものを実現することができる。
さらに、本発明の薬品類カセット及び払出装置にあっては(解決手段3)、整列収納部の背面に可動板を吊り下げたことにより、簡便に、達磨落とし時の下積み薬品類の揺動による薬品類の整列の乱れを抑制することができる。しかも、吊り下げた可動板は手先で簡単に動かせるので、薬品類の補充が面倒になることもない。
このような本発明の薬品類カセット及び払出装置を実施するのに好適な実施形態を幾つか説明する。
本発明の薬品類カセット及び払出装置の実施形態1は、上述した解決手段の薬品類カセットや払出装置であって、前記押出部材は、基端部が固く、先端部が柔らかく、全高が前記緩衝部材より高いことを特徴とする。
この場合、押出部材の衝撃の増大を回避しながら、より厚い薬品類までも的確に押し出すことができるようになる。
また、本発明の薬品類カセット及び払出装置の実施形態2は、上述した解決手段または実施形態の薬品類カセットや払出装置であって、前記押出部材の先端部が多数の線状部材からなり、薬品類排出位置に付設されている可撓性留具の下端部も多数の線状部材からなり、前記送り機構による前記押出部材の前送り中に前記押出部材の先端部と前記可撓性留具の下端部とが擦れ違うようになっていることを特徴とする。
この場合、可撓性留具を延長して薬品類の勝手な滑り落ちの防止力を強化することと、押出部材を延長して薬品類の排出用の押出力を強化することとを、相手方との干渉による制約を超えて、同時に高めることができる。
さらに、本発明の薬品類カセット及び払出装置の実施形態3は、上述した解決手段または実施形態の薬品類カセットや払出装置であって、前記送り機構による前記押出部材の前送りを停止するとき、前記緩衝部材に前記薬品類を乗せた状態で停止するようになっていることを特徴とする。
この場合、押出部材が薬品類の勝手な滑り落ちを前から押し止めるとともに、緩衝部材の傾斜が内底部材の前下がり傾斜を緩和して、やはり薬品類の勝手な滑り落ちを防止する。さらに、排出時には、押出部材による最下薬品類の押出に先だって、緩衝部材の抜け出しが行われるが、押出部材から離れるほど低くなる緩衝部材が抜け出すと、積重整列薬品類に前下がり揺動が生じ、これが薬品類押出後の後下がり揺動の開始を遅らせるとともに後下がり揺動の総量を小さくするので、薬品類の破損や整列の乱れがより的確に防止されることとなる。
このような本発明の薬品類カセット及び薬品類払出装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜3により説明する。
図1〜5に示した実施例1は、上述した解決手段1〜3の薬品類カセット(出願当初の請求項1〜3)を具現化したものであり、図6〜7に示した実施例2は、上述した解決手段1〜3の薬品類払出装置(出願当初の請求項4〜6)を具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明の薬品類カセットに係る実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が薬品類カセット10の斜視図、(b)が押出部材20と緩衝部材30の斜視図、(c)〜(d)が押出部材20と緩衝部材30の側面図、(e)が空の薬品類カセット10の縦断面図である。
この薬品類カセット10は、PTP結束体やPTP束包装体といった積み重ね可能な薬品類を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持する箱体11(整列収納部)と、その中の薬品類を下から順に横送りして前方へ排出する順次排出機構16〜30とを具えている。
箱体11は、整列収納のため鉛直な前板(前面の固定板)とやはり鉛直な両側板(左右両面の固定板)と水平な外底板とを具えているが、補充容易化のため上面は解放されており、補充容易化と薬品類整列の乱れ抑制との両立を図るため、後背面は一応解放されているが、その背面には可動板19が吊り下げられている。この可動板19は、上端部が箱体11の両側板の上縁に係止されて、下端部が前後に揺動しうるようになっている。また、可動板19の吊り下げ位置は、即ち箱体11の両側板の上縁に対する可動板19の係止箇所は、例えば既定ピッチの穴やノッチを選択しての係止あるいは任意位置での掴持やクランプによる係止などで、前後に可変調節しうるようになっている。
箱体11の前面には、薬品類補充時に対象物の確認やバーコード入力作業が容易かつ的確に行えるよう、薬品類カセット10に収納されるべき薬品類の品名や識別コードを印刷したラベル12が貼り付けられている。箱体11の前面の下部には、薬品類が順次排出されるときに通過する排出口13が開口形成されており、排出口13の上側部分には横幅全域に亘って可撓性留具14が垂れ下がっており、可撓性留具14の先端・下端の近くに前端を位置させた一対の内底板15,15(内底部材)が左右に分かれて並置されている。可撓性留具14は、上端部から下端部まで全部が或いは少なくとも下端部が多数の線状部材からなり、可撓性に富んだ線状部材が髭状・櫛歯状に列設されている。
内底板対15,15は両者の間を開けて箱体11の前後に亘って延びており、左の内底板15は箱体11の左側板の内側に取り付けられ、右の内底板15は箱体11の右側板の内側に取り付けられて、傾斜角度θ1の前下がり状態・後上がり状態を維持している。そのため、薬品類が内底板15の上面に載せられて積み重ね収納されると、その薬品類が自重の分力によって前方へ僅かに付勢されて箱体11の前板に前端を当接させた状態を採ることにより整列収納時の姿勢が安定するようになっている。また、最下の薬品類やその直ぐ上の薬品類は、その前端が排出口13のところで可撓性留具14に当接することで、勝手には滑り出ないようになっている。可撓性留具14は上端が固定され下端が固定されていないので、最下の薬品類は弱い力で押し出せるが、その上の薬品類は可撓性留具14や前板に止められて排出されないようになっている。
順次排出機構16〜30は、無端ベルト16と排出センサ17と電動モータ18と押出部材20と緩衝部材30を具えたものであり、箱体11の外底板の上に設けられている。
無端ベルト16は、両端をローラで支持されて前後に延びており、平面視ではほぼ全体が内底板対15,15の間に位置し、側面視では上辺部分が内底板15より僅かに低いところに位置する状態で、内底板15に沿って同じ傾斜角度θ1で前下がり傾斜しており、電動モータ18の駆動によって上側を前進させるようになっている。電動モータ18は、図示しない制御回路の動作制御に従って、薬品類を一個だけ排出するときには間欠動作し、薬品類を複数個続けて順次排出するときには連続動作するようになっている。
このような無端ベルト16の外周面には、押出部材20と緩衝部材30が装着されている。図示の例では押出部材20と緩衝部材30とが一組しか装着されていないが、複数組が装着されていても良い。複数装着の場合、無端ベルト16に沿って測った押出部材20の相互距離が薬品類の長さより大きくなるように各組が分散させられる。そして、電動モータ18が作動すると、無端ベルト16が循環し、それに伴って、押出部材20と緩衝部材30とが内底板対15,15の間から上に先端部22や可撓性板状体31〜34を突き上げながら前進するとともに、前進を終えた押出部材20と緩衝部材30とが内底板15及び無端ベルト16の下を通って後方へ戻り、さらに停止位置まで前進することとなる。このような無端ベルト16は、押出部材20と緩衝部材30とを内底板15に沿って前送りする送り機構となっている。
押出部材20は、箱体11の中に積み重ねて整列収納された薬品類のうち最下のものの後端を押すものであるが、厚い薬品類を確実に押せるよう背を高くするとともに高速動作時の衝撃を緩和するために、基端部21が固く、先端部22が柔らかく、全高が緩衝部材30より高くなっている。基端部21は、幅が無端ベルト16のそれとほぼ同じで、反力で後ろに倒れないよう底面が前後にも広くなっている。先端部22は、可撓性に富んだ多数の線状部材からなり、線状部材が髭状・櫛歯状に列設されている。排出口13のところでは、押出部材20が無端ベルト16の上側外周面に位置して先端部22の線状部材が上に向けて延びた状態になるのに対し、可撓性留具14の線状部材は常に下向きになっているうえ、可撓性留具14の下端位置より先端部22の上端位置の方が高いため、無端ベルト16による押出部材20の前送り中に押出部材20の先端部22と可撓性留具14の下端部とが干渉しながらも引っ掛かることなく擦れ違うようになっている。
緩衝部材30は、弾性変形して薬品類の落下の衝撃を緩和するためのものであり、無端ベルト16に装着されて押出部材20に後続している。押出部材20から離れるほど背が低くなっており、具体的には、例えば図示の4個といった複数の可撓性板状体31〜34からなる。可撓性板状体31〜34は、大きさは別として、何れも、可撓性に富んだ板状体たとえばプラスチックテープから作られ、幅が無端ベルト16のそれとほぼ同じで、Ω字状に湾曲した状態で、前後の二辺が無端ベルト16にネジ止めやハトメ等にて取り付けられている。可撓性板状体31〜34は、大きいのが押出部材20に近く、小さいほど押出部材20から遠く、大小の順で一列に並んでおり、その傾斜角度θ2は無端ベルト16の傾斜角度θ1より小さくなっている。
排出センサ17は、例えば反射式の光学センサからなり、この例では排出口13や無端ベルト16前端の斜め下方で箱体11の外底板の上面に設けられて、検出方向を上に向けている。そして、上方に薬品類が有って反射光が検出されるか或いは上方に薬品類が無くて反射光が検出されないかに応じてオンオフ信号を出力するものである。この信号に基づいて図示しない上述の制御回路が、最下の薬品類が前方へ横送りされて排出口13から出てくると、その最下の薬品類の排出開始を検知し、その薬品類が排出口13から抜け落ちて上方から前方へ去ると、排出完了を検知するようになっている。
この実施例1の薬品類カセット10について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図2は、(a)がPTP包装剤6の斜視図、(b)がPTP束包装体8の斜視図、(c)がPTP束包装体8を積重収納した薬品類カセット10の斜視図、(d)がPTP束包装体8を積重収納した薬品類カセット10の縦断面図である。また、図3(a)〜(c),図4(a)〜(c)は、いずれも薬品類カセット10の要部の縦断面図であり、PTP束包装体8の排出動作を時系列で示している。さらに、図5は、緩衝部材30の塑性変形による調整例を示し、(a)〜(b)いずれも押出部材20と緩衝部材30の側面図である。
このカセット10に整列収納される薬品類の典型例は、PTP包装剤6を束ねてから包装したPTP束包装体8である。PTP包装剤6を複数枚重ねただけで束ねずに包装したものでも良い。PTP包装剤6の典型的な形状は片面が平坦で片面に薬剤収納用突部(ポケット)の列設された角板状である(図2(a)参照)。PTP包装剤6の典型的なサイズは幅が数十mmで長さが百数十mmであり、典型的な重量・質量は数十mg〜百数十mgであり、典型的な厚みは数mmである。PTP束包装体8は(図2(b)参照)、PTP包装剤6を複数枚たとえば10枚ほど重ねてから帯状フイルム等で束ね、それを軟質の袋に詰めたものであり、典型的な厚みが数十mmである。
初期状態の薬品類カセット10では(図2(c),(d)参照)、無端ベルト16による押出部材20の前送り動作が停止している。このとき、押出部材20が可撓性留具14と対向して排出口13を塞ぐところに来ており、しかも、PTP束包装体8を補充するとPTP束包装体8が緩衝部材30の上に乗るところに緩衝部材30が来ている。
そして、薬品類カセット10が空の場合は手作業でPTP束包装体8を解放上面から補充するが、薬品類カセット10の背後からPTP束包装体8を補充したいときには、可動板19が吊り下げられて揺動可能になっているので、可動板19を手先で動かして、薬品類カセット10の背面を開け、そこからPTP束包装体8を補充すると良い。
補充に際しては、各々のPTP束包装体8を横にしたうえで、多数のPTP束包装体8の厚み方向を同じ向きに揃えて、それらを緩衝部材30と内底板15の上に積み上げることで、箱体11内にPTP束包装体8を縦に積み重ねて収納する。それから、収納したPTP束包装体8の並びを整えたいときには、PTP束包装体8の後端を指等で軽く押したり、可動板19で軽く押したりして、PTP束包装体8を整列させると良い。こうして、整列収納されたPTP束包装体8は、内底板15の傾斜角度θ2より小さな傾斜角度(θ1−θ2)かそれに近い穏やかな傾斜角度で前下がり状態になって、前端を箱体11の前板か可撓性留具14に当てて位置が決まり、その順次排出の準備が整う。
その後、PTP束包装体8を一つずつ排出させるときには、図示しない制御回路に排出の指令や指示を与えて、薬品類カセット10に排出動作を行わせる。具体的には、制御回路が、排出センサ17の反射光不検出を確認しつつ、電動モータ18を作動させる。そうすると、無端ベルト16が循環し、それに随伴して押出部材20と緩衝部材30が巡回移動する。その際、初めは(図3(a)参照)、押出部材20が前へ移動して排出口13から離れ、それに続いて緩衝部材30も前進するが、緩衝部材30は、内底板15及び無端ベルト16の傾斜角度θ1で下るため、それより小さな傾斜角度(θ1−θ2)のPTP束包装体8から離れながら、PTP束包装体8と無端ベルト16との間から抜け出す。
こうして緩衝部材30が下積みのPTP束包装体8の下から円滑に抜けるので、押出部材20と緩衝部材30が速やかに押出排出に向かうこととなり、直ちに(図3(b)参照)、押出部材20と緩衝部材30が、無端ベルト16の前端で転回して、無端ベルト16の上側から下側に移行し、後方に進む。この転回動作は、緩衝部材30の前後方向全長が長くても、比較的短い押出部材20と同様、緩衝部材30についても円滑に行われる。すなわち、緩衝部材30を可撓性板状体31〜34に分割したうえで、可撓性板状体31〜34を湾曲させて前後二辺を無端ベルト16に取り付けたことにより、緩衝部材30が、押出部材20より長いものであっても、無端ベルト16の直進にも転回にも無理なく変形して、押出部材20を的確に追い掛ける。
また、前側を支えていた緩衝部材30に抜けられた最下のPTP束包装体8は、前下がり揺動を行って(図3(b)参照)、全長に亘って内底板15に乗り(図3(c)参照)、傾斜角度(θ1−θ2)から傾斜角度θ1へと傾きを増すので、自重のうち排出口13へ向かう分力が強くなり、前進し易くなる。そして、最下のPTP束包装体8の前端が排出口13に臨んだ頃には、無端ベルト16の後端で上向きに転回して無端ベルト16の上側に移行した押出部材20が、内底板15に沿って後方から前方へ進行する。そして、最下のPTP束包装体8の後端のところまで前進すると(図3(c)参照)、その押出部材20が、最下のPTP束包装体8の後端を押して、PTP束包装体8を前進させる。
それから(図4(a)参照)、押出部材20が無端ベルト16によって更に前送りされると、押出部材20の後押しによって最下PTP束包装体8が横送りされて、可撓性留具14を押し退けながら最下PTP束包装体8が排出口13から半身を出す。一方、最下PTP束包装体8の上に積み重なっていたPTP束包装体8は、最下PTP束包装体8の直ぐ上の下積みPTP束包装体8も含めて、箱体11の前板に当接して、前進を阻止される。そのため、下積みPTP束包装体8は、最下PTP束包装体8が前進して抜け出るに連れて、後部の支えがなくなるので、後ろ下がり揺動が惹起されるが、先ほどの前下がり揺動の慣性が残っている間に素早く横送りがなされれば、後ろ下がり揺動の開始が遅れる。
そして(図4(b)参照)、最下PTP束包装体8の全体が排出口13から抜け出ようとするときになっても、下積みPTP束包装体8は、後ろ下がり揺動の増大が緩和抑制されて、後ろ下がり揺動によって傾斜角度が内底板15の傾斜角度θ1より小さくなったとは言っても前下がり状態を維持しながら、落下する。そして、その落下より先に、最下のPTP束包装体8が押し出されて出来た間隙に素早く、押出部材20に続いて緩衝部材30が入り込む。さらに(図4(c)参照)、押出部材20が前進すると。押出部材20の後押しによって最下PTP束包装体8が横送りされて排出口13から外に出る。
最下PTP束包装体8が排出口13から前方へ排出されると、その排出中のPTP束包装体8からの反射光が排出センサ17によって検出され、これに応じて適宜なタイミングで電動モータ18の作動が停止されるので、無端ベルト16の循環動作が止まり、押出部材20と緩衝部材30の巡回移動も止まる。そして、残りの積重PTP束包装体8が一斉に自由落下したときには、新たに最下PTP束包装体8となったものが、緩衝部材30に乗って、あるいは前半部分を緩衝部材30に乗せるとともに後端部を内底板15に乗せて、下から支持される。この場合、落下時の落差が緩衝部材30によって縮められて小さくなっているため、下積みのPTP束包装体8に掛かる衝撃が弱まる。もちろん、緩衝部材30の緩衝作用によっても衝撃が緩和されるため、衝撃の影響が一層弱まるので、PTP束包装体8の破損や整列の乱れが的確に防止される。
また、押出部材20に後続して設けられている緩衝部材30が押出部材20から離れるほど低くなっているが、この緩衝部材30の傾きが、落下する下積みPTP束包装体8の揺動の向きに合っているので、揺動に起因した衝撃も緩和され、衝撃の影響が更に弱まる。すなわち、前下がり揺動の後に後ろ下がり揺動して穏やかな前下がり状態で落下するPTP束包装体8の傾斜角度と、そのPTP束包装体8を受け止める緩衝部材30の水平からの傾斜角度(θ1−θ2)との差が小さいので、達磨落とし時の衝撃や乱れも小さい。
さらに、達磨落とし時に下積みPTP束包装体8が或る程度揺動することは避けられないが、その揺動によって誘発されるPTP束包装体8の整列の乱れは、可動板19によってかなり抑制される。
また、無端ベルト16の循環動作の止まるタイミングは、押出部材20の先端部22が可撓性留具14と干渉するところか僅かに外れたところに押出部材20が位置するタイミングなので、無端ベルト16による押出部材20と緩衝部材30の前送りが停止するとき、押出部材20と緩衝部材30が初期位置に戻って、緩衝部材30がPTP束包装体8を乗せて支えるところに位置するとともに、押出部材20が可撓性留具14と対向して排出口13を塞ぐところに位置するので、PTP束包装体8の誤排出は確実に防止される。
こうして、この薬品類カセット10にあっては、PTP包装剤6より厚いPTP束包装体8であっても安定して円滑かつ確実に一枚ずつ排出することができる。
なお(図5参照)、可撓性板状体31〜34を例えば指で摘んで強く曲げれば、弾性限を超えて可撓性板状体31〜34が塑性変形するので、緩衝部材30の形状に係る微調整を製造時に限らず稼働開始後でも容易に行うことができる。例えば、湾曲部の曲率を急にして緩衝部材30の背を高くしたり(図5(a)参照)、湾曲形状を丸形から角形に近づけて高さを変えずに弾撥力を強化したり(図5(b)参照)、現場でも、道具が無くても、簡単に行える。
本発明の薬品類払出装置に係る実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図6は、薬品類払出装置40の棚部の構造を示し、(a)が整列収納部41を分離した状態の棚部の斜視図、(b)が整列収納部41を装着した状態の棚部の斜視図である。また、図7は、薬品類払出装置40の全体構造を示し、(a)が正面図(BB矢視の縦断面図)、(b)が側面図(AA矢視の縦断面図)である。
この薬品類払出装置40にあっては、各種のPTP束包装体8から所望のものを自動で払い出せるよう、上述の薬品類カセット10相当物が傾斜棚42に列設されている。
薬品類カセット10相当物は、着脱部分の整列収納部41と固定部分の順次排出機構43とからなる。整列収納部41には、箱体11とラベル12と排出口13と可撓性留具14と内底板15(内底部材)と可動板19とが引き継がれており、内底板15よりも下の部分たとえば外底板は除かれている。
順次排出機構43には、無端ベルト16(送り機構)と排出センサ17と電動モータ18と押出部材20と緩衝部材30とが引き継がれており、順次排出機構43は外底板でなく傾斜棚42に取り付けられている。
順次排出機構43の左右には座枠44と座板45との組立体が平行配置され、座枠44は傾斜棚42に立設され、その座枠44から分岐した状態の座板45が内向きにされているので、そこに箱体11の下端を載せることで整列収納部41の着脱が行える。
このような傾斜棚42に加えて収集払出機構46〜48も装備して、薬品類払出装置40は、左右の長手方向には水平に保持され少し前下がり傾斜している4段の傾斜棚42と、傾斜棚42それぞれについて長手方向に複数個・多数個列設された順次排出機構43と、PTP束包装体8を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で内底板15の上面に載せて保持する箱体11からなり順次排出機構43の上に一つずつ装着される整列収納部41と、整列収納部41から順次排出機構43にて排出されたPTP束包装体8を収集して払い出す収集払出機構46〜48とを備えたものとなっている。
また、上述したように順次排出機構43は、整列収納部41に保持されているPTP束包装体8のうち最下のものの後端を押す押出部材20と、押出部材20に後続して設けられ押出部材20から離れるほど低くなる緩衝部材30と、押出部材20と緩衝部材30を内底板15に沿って前送りする送り機構として無端ベルト16を具備していて、PTP束包装体8を下から順に横送りして前方へ排出するようになっている。
さらに、収集払出機構46〜48には、順次排出機構43の前方・排出先に配された落下案内路46と、落下案内路46の下方に配置された搬送機構47と、その搬出先に形成された払出口48とが含まれている。
この場合、或る整列収納部41には上述のPTP束包装体8が整列収納され、他の整列収納部41には別の薬品類が整列収納される。
そして、処方箋データ又は派生した調剤指示箋データに基づき、図示しないコントローラによって適宜な順次排出機構43に排出指令が出されると、それを受けた各々の順次排出機構43によってそこに装着されている整列収納部41から薬品類カセット10について上述したようにしてPTP束包装体8などの薬品類が逐次排出・順次排出される。排出された薬品類は、落下案内路46を下って搬送機構47上に落ち、搬送機構47によって運ばれ払出口48から装置外へ出される。
こうして、各種のPTP束包装体8等から所望のものが自動で払い出される。
[その他]
上記実施例では、箱体11の左右両面の固定板がPTP束包装体8より後方まで延びていたが、これは必須でない。PTP束包装体8を積み重ねて収容できれば、箱体11の左右両面の固定板は、PTP束包装体8の途中までしか延びていなくても良い。可動板19の吊り下げ手段は、横棒の延長などで、別途確保されていれば良い。
上記実施例2の薬品類払出装置40では棚42が4段設けられていたが棚42の段数は任意であり一段だけでも良く複数段でも良い。
上記実施例では、電動モータ18が箱体11の後方に設けられていたが、電動モータ18の設置箇所は他の部位でも良く、例えば内底板15や無端ベルト16の下方に格納しても良い。直接駆動も必須でなく、例えばベルトやギヤを介して駆動しても良く、伝動と共に減速等の速度変換まで行うようにしても良い。
薬品類カセット10や整列収納部41の誤装着を防止するには、タグ読取の手法が有効であり、タグ読取手法としては、ICカード等の接触読取や、RFID(Radio Frequency IDentification)等の近距離無線通信方式タグ情報読取が、使い易い。
この発明は、厚みのある軟質包装の薬品類の逐次排出に特に有用なものであるが、そのことをもって他の形状・性質の薬品類への適用が除外される訳でなく、上下に積み重ねることができ且つ達磨落とし様に下から抜き取れる薬品類であれば、その逐次排出に適用することができる。例えば、箱状の薬剤や束ねたPTP包装剤の他、アンプル・バイアル・造影剤等の容器入り注射薬や、角形プラスチックボトル等に収容された錠剤・散剤・軟膏・目薬等の医薬品、その他の補助薬品等も、取扱対象となりうる。
また、本発明の薬品類カセットは、単体で使用できる他、薬剤払出装置の一部や全部に着脱式で組み込んでも良い(例えば特許文献2参照)。
本発明の実施例1について、薬品類カセットの構造を示し、(a)がカセットの斜視図、(b)が押出部材と緩衝部材の斜視図、(c)〜(d)が押出部材と緩衝部材の側面図、(e)が空のカセットの縦断面図である。 薬品類カセットの使用態様や動作状態を示し、(a)がPTP包装剤の斜視図、(b)がPTP束包装体の斜視図、(c)がPTP束包装体を積重収納したカセットの斜視図、(d)がPTP束包装体を積重収納したカセットの縦断面図である。 (a)〜(c)いずれもPTP束包装体の排出動作時のカセットの縦断面図である。 (a)〜(c)いずれもPTP束包装体の排出動作時のカセットの縦断面図である。 緩衝部材の調整例を示し、(a)〜(b)いずれも押出部材と緩衝部材の側面図である。 本発明の実施例2について、薬品類払出装置の棚部の構造を示し、(a)が整列収納部分離状態の棚部の斜視図、(b)が整列収納部装着状態の棚部の斜視図である。 薬品類払出装置の全体構造を示し、(a)が正面図(BB矢視の縦断面図)、(b)が側面図(AA矢視の縦断面図)である。
符号の説明
6…PTP包装剤、8…PTP束包装体、
10…薬品類カセット、
11…箱体、12…ラベル、13…排出口、
14…可撓性留具、15…内底板、16…無端ベルト、
17…排出センサ、18…電動モータ、19…可動板、
20…押出部材、21…基端部、22…先端部、
30…緩衝部材、31〜34…可撓性板状体、
40…薬品類払出装置、
41…整列収納部、42…傾斜棚、
43…順次排出機構、44…座枠、45…座板、
46…落下案内路、47…搬送機構、48…払出口

Claims (6)

  1. 積み重ね可能な薬品類を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持するとともに下から順に横送りして前方へ排出する薬品類カセットであって、前記薬品類を上面に載せて保持する内底部材と、前記薬品類のうち最下のものの後端を押す押出部材と、前記押出部材に後続して設けられ前記押出部材から離れるほど低くなる緩衝部材と、前記押出部材と前記緩衝部材とを前記内底部材に沿って前送りする送り機構とを備えていることを特徴とする薬品類カセット。
  2. 前記内底部材は、左右に分かれて並置された一対の内底板を具備したものであり、前記送り機構は、前記内底板対の間で又はその直ぐ下で前後に延びる無端ベルトを具備したものであり、前記緩衝部材は、大小の順に並んだ複数の可撓性板状体からなり、前記可撓性板状体は、何れも、湾曲した状態で前後の二辺が前記無端ベルトに取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の薬品類カセット。
  3. 前記薬品類を整列収納状態で保持する部分の前面と左右両面には固定板が配され、そこの背面には可動板が吊り下げられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された薬品類カセット。
  4. 一の又は複数の棚と、前記棚に列設された順次排出機構と、積み重ね可能な薬品類を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で内底部材の上面に載せて保持する箱体からなり前記順次排出機構の上に一つずつ装着される整列収納部と、前記整列収納部から前記順次排出機構にて排出された薬剤を収集して払い出す収集払出機構とを備えた薬品類払出装置であって、
    前記順次排出機構は、前記整列収納部に保持されている前記薬品類のうち最下のものの後端を押す押出部材と、前記押出部材に後続して設けられ前記押出部材から離れるほど低くなる緩衝部材と、前記押出部材と前記緩衝部材とを前記内底部材に沿って前送りする送り機構とを具備していて、前記薬品類を下から順に横送りして前方へ排出するようになっている
    ことを特徴とする薬品類払出装置。
  5. 前記内底部材は、左右に分かれて並置された一対の内底板を具備したものであり、前記送り機構は、前記内底板対の間で又はその直ぐ下で前後に延びる無端ベルトを具備したものであり、前記緩衝部材は、大小の順に並んだ複数の可撓性板状体からなり、前記可撓性板状体は、何れも、湾曲した状態で前後の二辺が前記無端ベルトに取り付けられていることを特徴とする請求項4記載の薬品類払出装置。
  6. 前記整列収納部の前記箱体は、前面と左右両面とに固定板が配され、背面に可動板が吊り下げられていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載された薬品類払出装置。
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