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JP2010016944A - 充電電圧制御方法およびそれを用いる充電器ならびに過充電保護方法およびそれを用いる電池パック - Google Patents

充電電圧制御方法およびそれを用いる充電器ならびに過充電保護方法およびそれを用いる電池パック Download PDF

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JP2010016944A JP2008173438A JP2008173438A JP2010016944A JP 2010016944 A JP2010016944 A JP 2010016944A JP 2008173438 A JP2008173438 A JP 2008173438A JP 2008173438 A JP2008173438 A JP 2008173438A JP 2010016944 A JP2010016944 A JP 2010016944A
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tctl
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Panasonic Corp
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Abstract

【課題】リチウムイオン二次電池の充電器において、より多くの電荷を注入可能とする。
【解決手段】定電流定電圧(CC−CV)充電を行う充電器において、充電電圧Vxは、電池工業会の推奨では、参照符号α1で示すように、45℃までは4.25V、それ以上となると4.15V、さらに50℃以上で4.10Vとなっているのに対して、本実施の形態では、電池セルの温度をTx、高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度(=前記45℃)をTctl、温度Tctlにおいて電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、電池セルの放電終了電圧をVeとするとき、Vx={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]・(Vctl−Ve)+Ve1/2から決定する。したがって、参照符号α2で示すようになり、斜線部分を余分に充電することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、二次電池セルを含む電池パックの充電電圧を制御するための方法およびそれを用いる充電器ならびに前記電池パックにおける過充電保護方法およびそれを用いる前記電池パックに関する。
二次電池は、日々改良が進み、単位体積や重量当りのエネルギー蓄積量が増加している。そして、そのようなエネルギー密度の高い電池を安全に使用するための指針として、非特許文献1がある。その非特許文献1は、リチウムイオン二次電池の充放電のプロファイルを定めたもので、充電時のプロファイルは、表1および図7で示すように規定されている。すなわち、T2=10℃からT3=45℃を標準温度域とし、その標準温度域での充電電圧は4.25V、充電電流はメーカ毎に定められる所定値Ic、たとえば0.8Cなどである。これに対して、T1=0℃からT2=10℃の低温域では、充電電圧は前記4.25Vであるものの、充電電流はIc/2の場合と、充電電圧を4.10Vに下げる代りに、充電電流はIcのままである場合との何れかの選択となっている。また、前記温度T3を超える領域では、T4=50℃までは4.15V、それを超えてT4’=60℃までは4.10V、充電電流は共にIcのままとなっている。
Figure 2010016944
「ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書」 平成19年4月20日 財団法人電子情報技術産業協会、財団法人電池工業会(BAJ)
ところが、前記非特許文献1による規格では、充電電圧の制御が粗いので、二次電池の容量を充分に活用できない虞があり、本願発明者の実験によれば、特に高温域で、より多くの電荷を注入可能であることが明らかになった。
本発明の目的は、より多くの電荷を注入することができる充電電圧制御方法およびそれを用いる充電器ならびに過充電保護方法およびそれを用いる電池パックを提供することである。
本発明の充電電圧制御方法は、電池セルの温度Txに対応した電圧Vxで前記電池セルを充電する充電電圧制御方法において、高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、前記温度Tctlを超える現在の電池セルの温度を前記Txとするとき、Vx={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]・(Vctl−Ve)+Ve1/2から、前記電圧Vxを設定することを特徴とする。
また、本発明の充電器は、充電電流供給回路と、温度検出回路と、充電制御回路とを備え、前記温度検出回路によって検出された電池セルの温度Txに対応した電圧Vxとなるように、前記充電制御回路が前記充電電流供給回路から出力される充電電圧を制御する充電器において、高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、前記温度Tctlを超える前記温度検出回路で検出された電池セルの現在の温度を前記Txとするとき、前記充電制御回路は、Vx={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]・(Vctl−Ve)+Ve1/2から、前記電圧Vxを設定することを特徴とする。
上記の構成によれば、定電流定電圧(CC−CV)充電を行う充電器において、温度検出回路が、電池パック側からの電池セルの温度を表す信号または該充電器に設けられた温度センサの検出結果から、電池セルの温度Txを検出し、その検出結果に対応して、充電制御回路が充電電流供給回路を制御し、その温度Txに対応した電圧Vxで前記電池セルを定電圧充電するにあたって、前記充電制御回路は、高温時における定電圧充電の充電電圧Vxを、高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、前記温度Tctlを超える現在の電池セルの温度を前記Txとするとき、下式で決定する。
Vx={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]
・(Vctl−Ve)+Ve1/2
したがって、前記電池セルの温度のTx上昇に伴って、定電圧充電の充電電圧Vxを、段階的に、その段階毎に比較的大きく下げてゆくのではなく、微少電圧ずつ、電池セルの温度Txにきめ細かく対応して下げてゆくので、前記段階のレベルとの差分だけ、余分に充電することができる。
さらにまた、本発明の過充電保護方法は、予め定められる保護電圧Vzで電池セルへの充電電流を遮断する過充電保護方法において、高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、予め定めるマージンをα、前記温度Tctlを超える現在の電池セルの温度をTxとするとき、Vz={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]・(Vctl−Ve)+Ve1/2+αから、前記保護電圧Vzを設定することを特徴とする。
また、本発明の電池パックは、電池セルと、電圧検出回路と、スイッチ素子と、保護回路とを備え、前記電圧検出回路によって検出された前記電池セルの電圧が、予め定められる保護電圧Vzを超えると、前記保護回路が、前記電池セルへの充電経路に介在された前記スイッチ素子を遮断させ、充電電流を遮断する過充電保護動作を行う電池パックにおいて、温度センサをさらに備え、高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、予め定めるマージンをα、前記温度Tctlを超える前記温度センサで検出された電池セルの現在の温度をTxとするとき、前記保護回路は、Vz={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]・(Vctl−Ve)+Ve1/2+αから、前記保護電圧Vzを設定することを特徴とする。
上記の構成によれば、電圧検出回路によって検出された電池セルの電圧が、予め定められる保護電圧Vzを超えると、保護回路が、前記電池セルへの充電経路に介在されたスイッチ素子を遮断させ、充電電流を遮断する過充電保護動作を行う電池パックにおいて、温度センサを設けるとともに、前記保護回路は、前記保護電圧Vzを前記電池セルの温度Txに対応して変化するようにし、さらに高温時における前記保護電圧Vzを、高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、予め定めるマージンをα、前記温度Tctlを超える現在の電池セルの温度を前記Txとするとき、下式で決定する。
Vz={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]
・(Vctl−Ve)+Ve1/2+α
したがって、前記電池セルの温度Txの上昇に伴って、過充電保護電圧Vzを微少電圧ずつ、きめ細かく下げてゆくので、安全を確保しつつ、その時点(温度Tx)で可能な限りの容量まで充電することができる。
さらにまた、本発明の充電器は、充電電流を検出する電流検出抵抗と、前記充電制御回路からの目標充電電流に対応したデータをデコードするカウンタと、前記カウンタのデコード値に対応した電圧を発生するデジタル/アナログ変換器とを備えて構成される可変電圧の第1の基準電圧源と、前記電流検出抵抗の検出電圧と前記第1の基準電圧源の第1の基準電圧とを比較する誤差増幅器とをさらに備え、前記充電制御回路は、定電圧充電時に、前記誤差増幅器からの出力に応答し、前記検出電圧が前記第1の基準電圧を超えると前記充電電流供給回路に所定値だけ充電電流を減少させることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記定電流定電圧(CC−CV)充電の定電圧充電の領域において、充電制御回路が、充電電流供給回路に、前記充電電圧Vxを維持させながら、満充電に至るまで充電電流を減少させてゆく電流垂下制御を行うにあたって、電流検出抵抗で充電電流を検出し、その電流検出抵抗の検出電圧と、充電電流の制御目標値となる第1の基準電圧源の第1の基準電圧とを誤差増幅器で比較し、前記検出電圧が前記第1の基準電圧を超えると前記充電電流供給回路に所定値だけ充電電流を減少させ、さらに第1の基準電圧を減少させる動作を繰返すことで、前記電流垂下制御を行う。このような構成において、前記第1の基準電圧源を、前記充電制御回路からの目標充電電流に対応したデータをデコードするカウンタと、前記カウンタのデコード値に対応した電圧を発生するデジタル/アナログ変換器とによって構成する。
したがって、逐次減少が指示される充電電流の制御目標値を、簡単な構成で、精度良く設定することができる。
また、本発明の電池パックでは、前記電池セルは相互に直列に複数段設けられて組電池を形成し、前記保護回路は、各段に設けられ、前記保護電圧Vzを設定する可変電圧の第2の基準電圧源およびその第2の基準電圧源からの第2の基準電圧と各段のセル電圧とを比較し、前記第2の基準電圧をセル電圧が超えていると過充電判定信号を出力する比較器と、前記各比較器の少なくとも1つから前記過充電判定信号が出力されると、前記スイッチ素子を遮断させる論理回路とを備えて構成され、さらに前記温度センサからの出力に応答して前記第2の基準電圧源における第2の基準電圧を変化させる保護電圧制御部を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、電池セルが直列に複数段設けられて組電池を形成する場合に、過充電保護回路を、各段に設けられる第2の基準電圧源および比較器と、共通に設けられる論理回路との簡単な構成で実現することができる。
本発明の充電電圧制御方法および充電器は、以上のように、定電流定電圧(CC−CV)充電を行う充電器において、温度検出回路が、電池パック側からの電池セルの温度を表す信号または該充電器に設けられた温度センサの検出結果から、電池セルの温度Txを検出し、その検出結果に対応して、充電制御回路が充電電流供給回路を制御し、その温度Txに対応した電圧Vxで前記電池セルを定電圧充電するにあたって、前記充電制御回路は、高温時における定電圧充電の充電電圧Vxを、高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、前記温度Tctlを超える現在の電池セルの温度を前記Txとするとき、Vx={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]・(Vctl−Ve)+Ve1/2から決定する。
それゆえ、前記電池セルの温度のTx上昇に伴って、定電圧充電の充電電圧Vxを、段階的に、その段階毎に比較的大きく下げてゆくのではなく、微少電圧ずつ、電池セルの温度Txにきめ細かく対応して下げてゆくので、前記段階のレベルとの差分だけ、余分に充電することができる。
さらにまた、本発明の過充電保護方法は、および電池パックは、以上のように、電圧検出回路によって検出された電池セルの電圧が、予め定められる保護電圧Vzを超えると、保護回路が、前記電池セルへの充電経路に介在されたスイッチ素子を遮断させ、充電電流を遮断する過充電保護動作を行う電池パックにおいて、温度センサを設けるとともに、前記保護回路は、前記保護電圧Vzを前記電池セルの温度Txに対応して変化するようにし、さらに高温時における前記保護電圧Vzを、高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、予め定めるマージンをα、前記温度Tctlを超える現在の電池セルの温度を前記Txとするとき、Vz={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]・(Vctl−Ve)+Ve1/2+αから決定する。
それゆえ、前記電池セルの温度Txの上昇に伴って、過充電保護電圧Vzを微少電圧ずつ、きめ細かく下げてゆくので、安全を確保しつつ、その時点(温度Tx)で可能な限りの容量まで充電することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の第1の形態に係る充電システム1のブロック図である。この充電システム1は、電池パック2と充電器3とを備えて構成される。電池パック2は、この図1で示すように、直接充電器3から充電される構成に限らず、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、携帯電話機等の電池駆動機器に内装された状態で充電されてもよい。これらの電池パック2と充電器3とは、接続端子T1,T2,T3を介して接続される。
電池パック2は、二次電池セルB1,B2,B3が直列に接続されて成る組電池Bと、充放電を制御する制御IC11と、前記制御IC11からの制御出力に応答して保護動作を行うスイッチ素子Q1,Q2と、温度センサ12,13とを備えて構成される。前記温度センサ12,13は、組電池B(二次電池セルB1,B2,B3毎に設けられてもよい)に密着してその温度を検出するもので、サーミスタなどから成り、温度センサ12は制御IC11に内蔵されてもよい。
前記二次電池セルB1,B2,B3は、前記非特許文献1の対象となるリチウムイオン二次電池である。二次電池セルB1,B2,B3は、それぞれ複数の二次電池セルが並列に接続されたものでもよい。また、直列段数も、3段に限らない。前記組電池Bは、前記接続端子T1,T3を介して充電器2から与えられる充電電流で充電され、その充放電の経路には、直列に、過放電防止用のスイッチ素子Q1と、過充電防止用のスイッチ素子Q2とが介在される。
前記制御IC11は、分圧抵抗R11,R12,R13;R21,R22,R23;R31,R32,R33と、基準電圧源E1,E2,E3と、比較器CP11,CP12;CP21,CP22;CP31,CP32と、NANDゲートG1,G2とを備えて構成される。前記各二次電池セルB1,B2,B3のセル電圧Vb1,Vb2,Vb3は、制御IC11内に取込まれ、分圧抵抗R11,R12,R13;R21,R22,R23;R31,R32,R33によって分圧される。
分圧抵抗R11,R12;R21,R22;R31,R32間のハイ側の分圧電圧V11,V21,V31は、過放電検出用の比較器CP11,CP21,CP31の一方の入力端に入力され、他方の入力端に入力される第2の基準電圧である基準電圧源E1,E2,E3からの基準電圧Vref1,Vref2,Vref3と比較される。その比較結果は、NANDゲートG1に与えられ、したがってこのNANDゲートG1は、前記二次電池セルB1,B2,B3のセル電圧Vb1,Vb2,Vb3の分圧電圧V11,V21,V31の少なくとも1つが、基準電圧Vref1,Vref2,Vref3より低下すると、過放電状態と判断し、pチャネルFETから成る前記スイッチ素子Q1を遮断させる。
同様に、分圧抵抗R12,R13;R22,R23;R32,R33間のロー側の分圧電圧V12,V22,V32は、過充電検出用の比較器CP12,CP22,CP32の一方の入力端に入力され、他方の入力端に入力される前記基準電圧源E1,E2,E3からの基準電圧Vref1,Vref2,Vref3と比較される。その比較結果は、NANDゲートG2に与えられ、したがってこのNANDゲートG2は、前記二次電池セルB1,B2,B3のセル電圧Vb1,Vb2,Vb3の分圧電圧V12,V22,V32の少なくとも1つが、基準電圧Vref1,Vref2,Vref3より低下すると、過充電状態と判断し、pチャネルFETから成る前記スイッチ素子Q2を遮断させる。
たとえば、前記分圧抵抗R11,R21,R31を1284kΩ、分圧抵抗R12,R22,R32を1140kΩ、分圧抵抗R13,R23,R33を1000kΩに設定し、前記基準電圧Vref1,Vref2,Vref3を1.25Vに設定すると、前記分圧電圧V11,V12,V13が前記基準電圧Vref1,Vref2,Vref3の1.25Vになるのは、セル電圧Vb1,Vb2,Vb3が、1.25×3424/2140=2Vとのときである。すなわち、セル電圧Vb1,Vb2,Vb3が2Vを超えて低下した場合は、比較器CP11,CP21,CP31は過放電と判定し、NANDゲートG1を介してスイッチ素子Q1を遮断させる。
同様の設定では、前記分圧電圧V21,V22,V23が前記基準電圧Vref1,Vref2,Vref3の1.25Vになるのは、セル電圧Vb1,Vb2,Vb3が、1.25×3424/1040=4.28Vとのときである。すなわち、セル電圧Vb1,Vb2,Vb3が、過充電の保護電圧Vzである4.28Vを超えて上昇した場合は、比較器CP12,CP22,CP32は、過充電になったと判定し、NANDゲートG2を介してスイッチ素子Q2を遮断させる。
一方、充電器3は、直流電源回路21と、DC−DCコンバータ22と、充電制御回路23と、バイアス電源E01およびバイアス抵抗RBと、電流検出抵抗RSと、基準電圧源E02,E03と、誤差増幅器(エラーアンプ)CP01,CP02とを備えて構成される。
前記直流電源回路21は、商用交流などから直流電圧を発生させるもので、発生された電圧は、昇圧または降圧のDC−DCコンバータ22によって、後述する所定の充電電圧Vxで、所定の充電電流に変換されて、前記接続端子T1,T3から組電池Bへ与えられる。これらの直流電源回路21およびDC−DCコンバータ22は、充電電流供給回路
を構成する。
前記DC−DCコンバータ22は、前記直流電源回路21の出力端間に直列に接続されるスイッチング素子Q11、インダクタL1および平滑コンデンサC1と、前記インダクタL1および平滑コンデンサC1と並列に接続されるダイオードD1と、PWM制御回路24とを備えて構成される。そして、前記充電制御回路23からの制御出力に応答した周波数およびデューティでPWM制御回路24がスイッチング素子Q11をスイッチングさせることで、平滑コンデンサC1から前記接続端子T1,T3間には、所定の充電電圧Vxで、所定の充電電流が供給される。
その接続端子T1,T3間の電圧Vxは、誤差増幅器CP01に取込まれ、この誤差増幅器CP01は、前記電圧Vxと基準電圧源E02からの基準電圧Vref01とを比較し、それらの差に対応した出力を前記充電制御回路23に与えることで、充電制御回路23は充電電圧Vxを検知する。また、前記DC−DCコンバータ22から電池パック2へ流れる充電電流は、電流検出抵抗RSによって電圧変換され、誤差増幅器CP02において、第1の基準電圧源である基準電圧源E03からの基準電圧Vref02と比較され、それらの差に対応した出力が前記充電制御回路23に与えられることで、充電制御回路23は前記充電電流を所定の値に保持する。
さらにまた、前記接続端子T2には、バイアス電源E01からバイアス抵抗RBを介してバイアス電圧が与えられており、電池パック2側では、この接続端子T2とGND側の接続端子T3との間には温度センサ13が接続される。したがって、前記接続端子T2には、前記バイアス電圧をバイアス抵抗RBと温度センサ13とで分圧した電圧が現れ、充電制御回路23は、その分圧電圧から組電池B(二次電池セルB1,B2,B3)の温度を検出する。前記バイアス電源E01、バイアス抵抗RBおよび温度センサ13は、温度検出回路を構成するが、温度センサ13は充電器3側に設けられてもよく、また制御IC11に接続される温度センサ12の検出結果を、通信によって得るようにしてもよい。
上述のように構成される充電システムにおいて、注目すべきは、本実施の形態では、充電制御回路23は、定電流定電圧(CC−CV)充電を行うにあたって、定電圧充電時には、前記温度センサ13によって検出された組電池Bの温度Txに対応した電圧Vxとなるように、前記DC−DCコンバータ22から出力される充電電圧Vxを制御し、その際、高温であるときには、前記非特許文献1とは異なり、下式に従って前記充電電圧Vxを決定することである。すなわち、充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記二次電池セルB1,B2,B3が許容できる最大充電電圧(前記非特許文献1で定めるところの上限充電電圧に相当するセル当りに可能な充電電圧の上限値)をVctl、前記二次電池セルB1,B2,B3が安全上許容できる最高温度をTlim、前記二次電池セルB1,B2,B3の放電終了電圧をVe、前記温度Tctlを超える温度であって、前記温度センサ13で検出された二次電池セルB1,B2,B3の現在の温度を前記Txとするとき、充電プロファイルを電熱工学的に計算して、
Vx={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]
・(Vctl−Ve)+Ve1/2 ・・・(1)
から、前記電圧Vxを設定する。前記温度Tctlは、前記非特許文献1では、45℃である。
以下に、式1の求め方を説明する。先ず、前記二次電池セルB1,B2,B3の容量をC、前記温度Tctl,Txにおけるセルの電圧をVctl,Vxとすると、セルの有するエネルギーEctl,Exは、
Ectl=(1/2)・C・Vctl−(1/2)・C・Ve・・・(2)
Ex=(1/2)・C・Vx−(1/2)・C・Ve ・・・(3)
から求められる。
したがって、前記温度Tctl,Txにおけるセルのエネルギー比は、
Ex/Ectl=[(1/2)・C・Vx−(1/2)・C・Ve
/[(1/2)・C・Vctl−(1/2)・C・Ve]・・(4)
となり、さらに、
Ex/Ectl=[Vx−Ve]/[Vctl−Ve] ・・・(5)
となる。
一方、前記式4から、
C・Vx−C・Ve=Ex・(C・Vctl−C・Ve)/Ectl・(6)
であり、したがって、
Vx=[Ex・(C・Vctl−C・Ve)/Ectl・C]+Ve・(7)
となる。ここで、温度上昇ΔTはセルの電気的エネルギーにほぼ比例し、前記最高温度をTlimとすると、前記式7を前記式1とすることができる。
なお、単電池の内部短絡時の等価回路を示すと、図2(a)のようになり、そのときの熱回路のモデルを示すと図2(b)のようになる。Rqはその内部短絡を起こした異物の電気抵抗によって発生する熱起電力であり、CTは電池の熱容量であり、Rは電池の放熱抵抗である。そこで、前記温度上昇ΔTは、
ΔT=Rq(1−exp(−t/R・CT)) ・・・(8)
と表すことができ、展開すると、
ΔT=R・I・r(1−exp(−t/R・CT))
=R・P・(1−exp(−t/R・CT)) ・・・(9)
となる。
ここで、Pは、セルの内部短絡で発生する電力で、単位時間当りに発生するエネルギーであり、その大きさはセルに充電されたエネルギーEが源となるので、前記のように温度上昇ΔTはセルの電気的エネルギーにほぼ比例することになる。したがって、電池の限界温度Tlimは材料によって上下するが、セルの内部で短絡した場合は、短絡によって発生する抵抗が発熱体(前記Rq)となり、電池自身を過熱してその電池に蓄えられたエネルギーが熱に変わり、その最終到達温度が電池材料で決まる限界温度を超えない範囲で、充電エネルギーをコントロールできればよく、現在の温度Txから、前記温度上昇ΔTが生じても、前記限界温度Tlim内であれば安全を確保することができ、前記式1での充電が可能となる。
ここで、リチウムイオン電池の形状としては、円筒形、角形、ラミネート(ポリマー)形のものがあり、正極と負極とをセパレータを介して渦巻き状に巻回した極板群を電池ケースに挿入し、非水電解液を注液後、封口することにより製造されている。正極の活物質としては、コバルト酸リチウム、コバルト酸リチウムの変性体、ニッケル酸リチウム、ニッケル酸リチウムの変性体、マンガン酸リチウム、マンガン酸リチウムの変性体などが好ましい。各変性体には、アルミニウム、マグネシウムなどの元素を含むものを用いることができ、コバルト、ニッケルおよびマンガンの少なくとも2種を含むものも用いることができる。一方、負極の活物質としては、各種天然黒鉛、各種人造黒鉛、シリサイドなどのシリコン含有複合材料、各種合金材料を用いることができる。
また、非水電解液には、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF)などの各種リチウム塩を溶質として用いることができる。非水溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネートなどを用いることが好ましいが、これらに限定されない。非水溶媒は、1種を単独で用いることもできるが、2種以上を組み合わせて用いることが好ましい。また、添加剤としては、ビニレンカーボネート、シクロヘキシルベンゼン、ジフェニルエーテルなどを用いることもできる。
このような1個または複数個のリチウムイオン電池と保護回路とを樹脂ケースに入れたものが電池パックであり、前記リチウム塩からなる溶質が正負極間を移動することにより、充放電されるメカニズムである為に、正負極材料や形状の違が異なっている場合であっても、前記式を適用することができる。
図3および図4は、本願発明者による充電プロファイルのシミュレーション結果を示すグラフである。共に前記温度Tctl=45℃以上をシミュレーションしたものであり、前記45℃までは、前記非特許文献1の一例に従っている。図3は前記最高温度Tlimを150℃とした場合であり、図4は前記最高温度Tlimを180℃とした場合である。参照符号α1が前記非特許文献に従う充電プロファイルであり、参照符号α2,α3が本願発明に従う充電プロファイルである。
また、図5は、前記式1による電熱光学計算による充電温度Txおよび電圧Vxと電池エネルギーとの関係を示すグラフである。それによると、前記充電電圧の抑制を開始すべき温度Tctl=45℃で、既に充電電圧Vxを増やしてもその容量は変らなくなり、この時点での容量を100%とすると、50℃で約95%、60℃で約86%となっている。一方、25℃では、充電電圧Vxを増やす程に容量が増加し、4.25Vで100%となっている。また、電気工学・電熱工学的に数値計算するために、電池に充電されるエネルギーについて、電池をコンデンサに置き換えてシュミレーションした場合も、前記25℃のデータに近くなる。そして、前記非特許文献1では、矢符F1,F2,F3で示すように各温度での充電電圧が定められるのに対して、本実施の形態では、矢符F1,F2’,F3で示すように充電電圧が定められることになる。
こうして、充電制御回路23が、二次電池セルB1,B2,B3の温度Txの上昇に伴って、定電圧充電の充電電圧Vxを、微少電圧ずつ、前記温度Txにきめ細かく対応して下げてゆくことで、非特許文献1による段階的に低下させるのに比べて、その差分(図3および図4において斜線を施して示す領域および図5においてF2’−F2)だけ、余分に充電することができるようになる。
また、注目すべきは、電池パック2側でも、制御IC11が、前記比較器CP12,CP22,CP32およびNANDゲートG2を使用して過充電保護動作を行うにあたって、前記温度センサ12に保護電圧制御部13が設けられるとともに、前記基準電圧源E1,E2,E3が可変電圧となっていることである。そして、保護電圧制御部13は、下式に従って過充電の保護電圧Vzを決定する。
Vz={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]
・(Vctl−Ve)+Ve1/2+α ・・・(10)
すなわち、前記式1が充電電圧Vxであるのに対して、上記保護電圧Vzはマージンαを加えた電圧となる。前記マージンαは、たとえば0.25Vである。前記マージンα以外の求め方は先述の通りである。保護電圧制御部13は決定した保護電圧Vzとなるように、前記基準電圧源E1,E2,E3による基準電圧Vref1,Vref2,Vref3を変化する。なお、過充電判定レベルである前記基準電圧Vref1,Vref2,Vref3を変化させてしまうと、過放電判定レベルも2Vから変化するが、充電と放電とは別動作であり、前記保護電圧制御部13は、充電時にだけ基準電圧Vref1,Vref2,Vref3を変化させるようにすればよい。或いは、放電時にも、温度に応じた適切な過放電判定レベルとなるように基準電圧Vref1,Vref2,Vref3を変化させるようにしてもよい。さらにまた、前記基準電圧源E1,E2,E3を充電と放電とで共用しているけれども、個別に設けられてもよい。
このように構成することで、前記保護電圧制御部13が、二次電池セルB1,B2,B3の温度Txの上昇に伴って、過充電保護電圧Vzを微少電圧ずつ、きめ細かく下げてゆくので、安全を確保しつつ、その時点(温度Tx)で可能な限りの容量まで充電することができる。
また、注目すべきは、充電器3において、充電電流制御の基準となる基準電圧Vref02を作成する基準電圧源E03が、前記充電制御回路23からの目標充電電流に対応したデータをデコードするカウンタ25と、前記カウンタ25のデコード値に対応した電圧を発生するデジタル/アナログ変換器26とを備えて構成され、前記基準電圧Vref02を可変電圧で出力することである。前記デジタル/アナログ変換器26は、電源E04からの電源電圧で動作する。
前記定電流定電圧(CC−CV)充電の定電圧充電の領域において、前記充電制御回路23は、DC−DCコンバータ22に、前記充電電圧Vxを維持させながら、満充電に至るまで充電電流を減少させてゆく電流垂下制御を行うにあたって、電流検出抵抗RSで充電電流を検出し、その電流検出抵抗RSの検出電圧と、充電電流の制御目標値となる基準電圧Vref02とを誤差増幅器CP02で比較し、前記検出電圧が前記基準電圧Vref02を超えると、前記DC−DCコンバータ22に所定値だけ充電電流を減少させ、さらに前記基準電圧Vref02を減少させる動作を繰返すことで、前記電流垂下制御を行う。このような構成において、前記のように基準電圧源E03をカウンタ25とデジタル/アナログ変換器26とによって構成することで、逐次減少が指示される充電電流の制御目標値を、簡単な構成で、精度良く設定することができる。
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の第2の形態に係る充電システム1aのブロック図である。この充電システム1aは、前述の図1で示す充電システム1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この充電システム1aでは、電池パック2aおよび充電器3aに、非正規品或いは非適合品を排除するためのID認証チップ19,29が搭載されていることである。そして、ID認証チップ19,29は、前記接続端子T2,T3を介して通信を行い、充電器3a側のID認証チップ29で電池パック2aに対する認証が行えない場合は、充電制御回路23aに充電動作を行わせず、または電池パック2a側のID認証チップ19で充電器3aに対する認証が行えない場合は、スイッチ素子Q2を遮断させて充電動作を行わせず、或いはID認証チップ19,29間で相互認証を行い、前記の動作を共に行ってもよい。
このように構成される充電システム1aにおいて、電池パック2a側のID認証チップ19は、認証動作を行う認証部19aとともに、前記温度センサ12および保護電圧制御部13aを備えて構成される。このため、制御IC11aには、前記保護電圧制御部13が設けられていない。また、充電器3a側の充電制御回路23aは、前記ID認証チップ19,29間の通信によって前記組電池Bの温度Txを取得する。
このように構成することで、ID認証チップ19は、ID認証とともに、自身の二次電池セルB1,B2,B3に推奨する充電条件および温度プロファイルで充電を行うことができる。
本発明は、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、等の電池搭載装置として使用される充電システムとして好適に利用することができる。
本発明の実施の第1の形態に係る充電システムのブロック図である。 単電池の内部短絡時の等価回路図および熱回路のモデルを示す図である。 本願発明者による充電プロファイルのシミュレーション結果を示すグラフである。 本願発明者による充電プロファイルのシミュレーション結果を示すグラフである。 本実施の形態の電熱光学計算による充電温度および電圧と電池エネルギーとの関係を示すグラフである。 本発明の実施の第2の形態に係る充電システムのブロック図である。 背景技術に係る充電プロファイルのグラフである。
符号の説明
1,1a 充電システム
2,2a 電池パック
3,3a 充電器
11,11a 制御IC
12,13 温度センサ
19,29ID認証チップ
19a 認証部
21 直流電源回路
22 DC−DCコンバータ
23,23a 充電制御回路
25 カウンタ
26 デジタル/アナログ変換器
B 組電池
B1,B2,B3 二次電池セル
CP01,CP02 誤差増幅器
CP11,CP12;CP21,CP22;CP31,CP32 比較器
E01 バイアス電源
E02,E03 基準電圧源
E1,E2,E3 基準電圧源
G1,G2 NANDゲート
Q1,Q2 スイッチ素子
R11,R12,R13;R21,R22,R23;R31,R32,R33 分圧抵抗
RB バイアス抵抗
RS 電流検出抵抗
T1,T2,T3 接続端子

Claims (6)

  1. 電池セルの温度Txに対応した電圧Vxで前記電池セルを充電する充電電圧制御方法において、
    高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、前記温度Tctlを超える現在の電池セルの温度を前記Txとするとき、
    Vx={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]
    ・(Vctl−Ve)+Ve1/2
    から、前記電圧Vxを設定することを特徴とする充電電圧制御方法。
  2. 予め定められる保護電圧Vzで電池セルへの充電電流を遮断する過充電保護方法において、
    高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、予め定めるマージンをα、前記温度Tctlを超える現在の電池セルの温度をTxとするとき、
    Vz={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]
    ・(Vctl−Ve)+Ve1/2+α
    から、前記保護電圧Vzを設定することを特徴とする過充電保護方法。
  3. 充電電流供給回路と、温度検出回路と、充電制御回路とを備え、前記温度検出回路によって検出された電池セルの温度Txに対応した電圧Vxとなるように、前記充電制御回路が前記充電電流供給回路から出力される充電電圧を制御する充電器において、
    高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、前記温度Tctlを超える前記温度検出回路で検出された電池セルの現在の温度を前記Txとするとき、前記充電制御回路は、
    Vx={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]
    ・(Vctl−Ve)+Ve1/2
    から、前記電圧Vxを設定することを特徴とする充電器。
  4. 充電電流を検出する電流検出抵抗と、
    前記充電制御回路からの目標充電電流に対応したデータをデコードするカウンタと、前記カウンタのデコード値に対応した電圧を発生するデジタル/アナログ変換器とを備えて構成される可変電圧の第1の基準電圧源と、
    前記電流検出抵抗の検出電圧と前記第1の基準電圧源の第1の基準電圧とを比較する誤差増幅器とをさらに備え、
    前記充電制御回路は、定電圧充電時に、前記誤差増幅器からの出力に応答し、前記検出電圧が前記第1の基準電圧を超えると前記充電電流供給回路に所定値だけ充電電流を減少させることを特徴とする請求項3記載の充電器。
  5. 電池セルと、電圧検出回路と、スイッチ素子と、保護回路とを備え、前記電圧検出回路によって検出された前記電池セルの電圧が、予め定められる保護電圧Vzを超えると、前記保護回路が、前記電池セルへの充電経路に介在された前記スイッチ素子を遮断させ、充電電流を遮断する過充電保護動作を行う電池パックにおいて、
    温度センサをさらに備え、
    高温のために充電電圧の抑制を開始すべき温度をTctl、その温度Tctlにおいて前記電池セルが許容できる最大充電電圧をVctl、前記電池セルが安全上許容できる最高温度をTlim、前記電池セルの放電終了電圧をVe、予め定めるマージンをα、前記温度Tctlを超える前記温度センサで検出された電池セルの現在の温度をTxとするとき、前記保護回路は、
    Vz={[(Tlim−Tx)/(Tlim−Tctl)]
    ・(Vctl−Ve)+Ve1/2+α
    から、前記保護電圧Vzを設定することを特徴とする電池パック。
  6. 前記電池セルは相互に直列に複数段設けられて組電池を形成し、
    前記保護回路は、各段に設けられ、前記保護電圧Vzを設定する可変電圧の第2の基準電圧源およびその第2の基準電圧源からの第2の基準電圧と各段のセル電圧とを比較し、前記第2の基準電圧をセル電圧が超えていると過充電判定信号を出力する比較器と、前記各比較器の少なくとも1つから前記過充電判定信号が出力されると、前記スイッチ素子を遮断させる論理回路とを備えて構成され、
    さらに前記温度センサからの出力に応答して前記第2の基準電圧源における第2の基準電圧を変化させる保護電圧制御部を備えることを特徴とする請求項5記載の電池パック。
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