JP2010013192A - 容器詰め飲料の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤や無菌水の使用を不要とするとともに飲料の加熱殺菌後常温まで急速冷却するための装置およびその制御を簡素化することにより設備の簡素化を図るとともに、容器の減圧変形耐性に関する条件を緩和し、かつ充填・密封後の加熱殺菌工程をなくし設備を簡素化し作業環境を改善することができる容器詰め飲料の製造方法を提供する。
【解決手段】 pH4.6以上でカテキン含有量が30mg%以上の茶飲料またはpH4.6未満の酸性飲料を加熱殺菌した後60℃〜70℃の温度に維持する一方、容器の少なくとも内面を65℃〜100℃の熱水で加熱殺菌し洗浄し、予め充填・密封装置およびその周辺環境を大気圧下で65℃〜96℃未満の熱水で加熱殺菌し洗浄した外界と隔離した環境管理空間の中で該飲料を充填温度60℃〜70℃で該殺菌済み容器に充填し、密封後40℃以下の常温まで冷却する。
【選択図】 なし
【解決手段】 pH4.6以上でカテキン含有量が30mg%以上の茶飲料またはpH4.6未満の酸性飲料を加熱殺菌した後60℃〜70℃の温度に維持する一方、容器の少なくとも内面を65℃〜100℃の熱水で加熱殺菌し洗浄し、予め充填・密封装置およびその周辺環境を大気圧下で65℃〜96℃未満の熱水で加熱殺菌し洗浄した外界と隔離した環境管理空間の中で該飲料を充填温度60℃〜70℃で該殺菌済み容器に充填し、密封後40℃以下の常温まで冷却する。
【選択図】 なし
Description
本発明は、容器詰め飲料、特に容器詰め茶飲料および容器詰め酸性飲料の製造方法に関する。
従来PETボトル詰めの茶飲料や酸性飲料等の容器詰め飲料の製造法としてアセプテイック充填法と呼ばれる方法が知られている。この方法は、予め熱交換等の手段により高温短時間殺菌した後常温まで急速冷却した飲料を、過酸化水素や過酢酸等の薬剤で殺菌し無菌水で洗浄した耐熱性のない容器に無菌環境を維持した中で常温で充填・密封するものである。
この方法は、容器殺菌のための薬剤処理装置および殺菌用薬剤が必要であり、また容器洗浄のための洗浄装置およびに大量の無菌水が必要である上に、飲料の加熱殺菌後常温まで急速冷却する冷却装置が必要であり、これらの工程を実現するための装置およびその制御が大がかりとなる問題点がある。
またこれら容器詰め飲料の製造方法としてホットパックと呼ばれる方法が知られている。1例として特許文献1および2を挙げる。この方法は、水洗浄した耐熱性のある容器に、予め加熱殺菌した飲料をクリーンルーム内で汚染の少ない環境に制御された環境下で充填温度85℃で充填・密封後、30秒程度の転倒殺菌およびパストライザーでの75℃、3分の加熱殺菌を行った後常温に冷却するものである。
この方法は、充填・密封後の飲料の容器のヘッドスペースが飲料の冷却により減圧することによる容器の凹みを防止できるだけの容器の減圧変形耐性(強度)が必要である上に、充填・密封後のパストライザーによる加熱殺菌工程が大がかりとなり、また高温設備が多く作業環境が悪いという問題点がある。
また、アセプテイック充填法の1種として、特許文献3に開示された酸性飲料のPETボトル充填法がある。この方法は、倒立状態に保持されたPETボトルの口部から65℃ないし85℃の熱水を間欠的に噴射して少なくともボトル内壁全面を洗浄し、次いで加熱殺菌された酸性飲料を無菌環境内でボトルに常温で充填し、密封するものである。この方法によれば、容器の薬剤による殺菌処理工程と無菌水による洗浄工程をより簡単な熱水による加熱殺菌処理によって置換することができる点で有利であるが、飲料の加熱殺菌後常温まで急速冷却するための装置およびその制御が大がかりとなる問題点は解消されていない。
本発明は、従来の容器詰め飲料の製造方法における上記問題点にかんがみなされたものであって、アセプテイック充填法に対しては薬剤や無菌水の使用を不要とするとともに飲料の加熱殺菌後常温まで急速冷却するための装置およびその制御を簡素化することにより設備の簡素化を図るとともに、ホットパック法に対しては容器の減圧変形耐性に関する条件を緩和するとともに充填・密封後の加熱殺菌工程をなくし設備を簡素化し作業環境を改善することができる新規な容器詰め飲料の製造方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するため、本発明者らは、鋭意研究と実験を重ねた結果、容器内容物である飲料をpH4.6以上の低酸性飲料中カテキン含有量が30mg%以上の緑茶、ウーロン茶等の茶飲料およびpH4.6未満の酸性飲料に限定すれば、薬剤による容器の殺菌を必要とせず、飲料の加熱殺菌後の常温までの急速冷却を必要とせず、また容器の減圧耐性に関する条件を緩和するとともに充填・密封後の加熱殺菌工程をなくすことができることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、上記本発明の目的を達成する容器詰め飲料の製造方法の第1の構成は、pH4.6以上でカテキン含有量が30mg%以上の茶飲料を135℃、7.58秒の加熱殺菌と同等以上の殺菌値で加熱殺菌した後60℃〜70℃の温度に維持する一方、容器の少なくとも内面を65℃〜100℃の熱水で加熱殺菌し洗浄し、予め充填・密封装置およびその周辺環境を大気圧下で65℃〜96℃未満の熱水で加熱殺菌し洗浄した外界と隔離した環境管理空間の中で該飲料を充填温度60℃〜70℃で該殺菌済み容器に充填し、密封後40℃以下の常温まで冷却することを特徴とするものである。
本発明にかかる容器詰め飲料の製造方法の第2の構成は、pH4.6未満の酸性飲料を93℃〜95℃で加熱殺菌した後60℃〜70℃の温度に維持する一方、容器の少なくとも内面を65℃〜100℃の熱水で加熱殺菌し洗浄し、予め充填・密封装置およびその周辺環境を大気圧下で65℃〜96℃未満の熱水で加熱殺菌し洗浄した外界と隔離した環境管理空間の中で該飲料を充填温度60℃〜70℃で該殺菌済み容器に充填し、密封後40℃以下の常温まで冷却することを特徴とするものである。
本発明の好ましい実施態様においては、該飲料を加熱殺菌後65℃〜67℃に維持し容器に充填する。
また、本発明の好ましい他の実施態様においては、該環境管理空間はボックス内に収容された空間である。
また、本発明の好ましい他の実施態様においては、該環境管理空間はボックス内に収容された空間である。
本発明によれば、容器を熱水で加熱殺菌・洗浄し、飲料を充填温度60℃〜70℃、好ましくは65℃〜67℃で容器に充填するので、アセプテイック充填法に対しては、薬剤や無菌水の使用を不要とするとともに飲料の加熱殺菌後常温まで急速冷却するための装置およびその制御を不要とすることにより設備を大幅に簡素化することができる。また、ホットパック法に対しては、飲料を従来のホットパック法よりも有意に低い充填温度で充填するので、容器の減圧変形耐性に関する条件を緩和することができ、それだけ容器の肉厚を薄くすることにより材料費の軽減を実現することができる。また、充填・密封後の加熱殺菌工程が不要であるので、ホットパック法に比べて設備を簡素化し作業環境を改善することができる。
以下添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
本発明が適用される飲料は、pH4.6以上でカテキン含有量が30mg%以上の緑茶、ウーロン茶等の茶飲料、およびpH4.6未満の酸性飲料である。この酸性飲料には、天然果汁、果汁飲料、果肉飲料、果汁入り清涼飲料、果粒入り果実飲料、レモンテイー、スポーツドリンク等が含まれる。
本発明が適用される飲料は、pH4.6以上でカテキン含有量が30mg%以上の緑茶、ウーロン茶等の茶飲料、およびpH4.6未満の酸性飲料である。この酸性飲料には、天然果汁、果汁飲料、果肉飲料、果汁入り清涼飲料、果粒入り果実飲料、レモンテイー、スポーツドリンク等が含まれる。
本発明の方法に使用する容器は、PETボトル等のポリエステルボトルの他ポリエステル製カップ、トレー等のポリエステル容器を含むプラスチック容器、ガラス瓶、金属ボトル、食缶等である。本発明は特にPETボトルの減圧耐性に関する条件を緩和し、その薄肉化が図れる点でPETボトル詰めの上記飲料の製造に好適である。
本発明の製造方法においては、内容物となる飲料を加熱殺菌した後60℃〜70℃、好ましくは65℃〜67℃の温度に維持する一方、容器の少なくとも内面を65℃〜100℃の熱水で加熱殺菌し洗浄し、予め充填・密封装置およびその周辺環境を大気圧下で65℃〜96℃未満の熱水で加熱殺菌し洗浄した外界と隔離した環境管理空間の中で該飲料を充填温度60℃〜70℃、好ましくは65℃〜67℃で殺菌済み容器に充填し、密封後40℃以下の常温まで冷却する。
本発明の製造方法においては、内容物となる飲料を加熱殺菌した後60℃〜70℃、好ましくは65℃〜67℃の温度に維持する一方、容器の少なくとも内面を65℃〜100℃の熱水で加熱殺菌し洗浄し、予め充填・密封装置およびその周辺環境を大気圧下で65℃〜96℃未満の熱水で加熱殺菌し洗浄した外界と隔離した環境管理空間の中で該飲料を充填温度60℃〜70℃、好ましくは65℃〜67℃で殺菌済み容器に充填し、密封後40℃以下の常温まで冷却する。
内容物が茶飲料の場合は、茶飲料を熱交換機による公知の高温短時間殺菌法(HTST殺菌)等により135℃、7.58秒の加熱殺菌と同等以上の殺菌値で加熱殺菌した後ヘッドタンクユニット内で60℃〜70℃、好ましくは65℃〜67℃の温度に維持する。内容物が酸性飲料の場合は、酸性飲料を高温短時間殺菌法等により93℃〜95℃で加熱殺菌した後ヘッドタンクユニット内で60℃〜70℃、好ましくは65℃〜67℃の温度に維持する。
以下代表的な例としてPETボトルにこれらの飲料を充填する場合について図1のフローチャートを参照して説明する。なお、本明細書において、「環境管理空間」とは、予め充填・密封装置およびその周辺環境を65℃〜100℃の熱水で加熱殺菌し洗浄した外界と隔離した空間を意味する。
本実施形態において、環境管理空間外のボトル供給装置から環境管理空間内のボトル殺菌・洗浄装置に移送されたボトルの殺菌は、少なくともボトルの内面、好ましくは内外面を65℃〜100℃の熱水で加熱殺菌することにより行う。殺菌時間は3秒ないし10秒である。この方法によれば、熱水によりボトルの殺菌と殺菌後の洗浄を同時に行うので、殺菌後のボトルを別途洗浄する工程は不要である。
熱水によるボトル内外面の殺菌は、たとえば図2に示すように、ボトルを倒立状態に配置し、熱水スプレーノズルから熱水を噴射することにより行うことができる。
ボトル内外面の殺菌を終了後ボトルは環境管理空間内に設けられたフイラーに移送され、ヘッドタンクユニット内に保持された飲料がボトル内に充填される。ヘッドタンクユニットにおいては、上記のとおり飲料が60℃〜70℃,好ましくは65℃〜67℃の温度で保持されているので、飲料はこの範囲内の選択された温度でボトルに充填される。70℃を超える充填温度は本発明の選択された種類の飲料にとっては不必要であり、エネルギーの浪費である上に、ボトルの減圧変形耐性についての条件も厳しくなるので不利である。また、充填温度が60℃未満では、充分な殺菌を達成することが困難である。
飲料が充填されたボトルはフイラーから環境管理空間内に設けられたキャッパーに移送され、環境管理空間外に配置されたキャップ供給装置から環境管理空間内に配置されたキャップ殺菌・洗浄装置に供給されたキャップ殺菌・洗浄装置においてボトルと同一条件で殺菌・洗浄されたキャップで完全に密封される。その後密封されたボトルは環境管理空間外に配置された簡易的な冷却水シャワー等の冷却装置により40℃以下の常温まで冷却され、検査・箱詰め工程を経て製品として出荷される。
ボトル内外面殺菌、飲料充填、キャッピング(密封)工程を行う装置の1具体例を図3の概略図に示す。
図3において、飲料充填装置10は飲料をPETボトルに充填するための充填装置であって、PETボトルの搬送方向の順にボトルの内外面を殺菌するボトルリンサー11、フイラー12、キャッパー13、ボトルを2列に振り分けるための振り分け装置14が配列されている。飲料充填装置10は鋼板からなるカバー15によって覆われており、このカバー15によって環境管理空間を構成するボックス16が形成されている。
なお、カバー15にはボトル導入口15aとボトル排出口15bが形成されているが、ボックス16は実質的に密閉されている。
環境管理空間殺菌装置1は、ボックス16内において熱水を散布する手段を構成する複数の回転ノズル2および複数の固定ノズル3を備えている。回転ノズル2はスプレーボールからなり、噴射口を下方に向けてボックス16内の上部に配置されている。固定ノズル3はフルコーンノズルからなり、噴射口を斜め上方に向けてボックス16内の下部の床面付近に配置されている。回転ノズル2および固定ノズル3はそれぞれ配管4により弁7および加温ヒーター6を介して熱水供給源5に接続されており、該供給源5から熱水の供給を受けることができる。
この装置を使用して殺菌を行う場合は、弁7を操作して配管4を熱水供給源5に接続する。熱水供給源5からの水は加温ヒーター6により加温され、配管4を経由してボックス16内の回転ノズル2および固定ノズル3に供給され、これらのノズル2、3からボックス内に散布される。散布された熱水はボックス16内のボトルリンサー11、フイラー12、キャッパー13、振り分け装置14等の機器の外表面、ボックス16の内壁面およびボトルリンサー11に熱水を供給するライン配管(図示せず)等の殺菌対象表面の大部分に降りかかってこの部分を濡らす。散布された熱水は殺菌対象表面の大部分を濡らすことによってこの部分を殺菌するとともに、蒸発した水蒸気がボックス16内に充満し、熱水によって濡れていない部分を含む全殺菌対象表面に接触することによってさらなる殺菌が行われる。この熱水の散布を所定時間継続することによって全殺菌対象表面の完全な殺菌が達成される。この場合環境管理空間の内壁面であるボックス16の内壁面も全面が機器表面と同様に充分に殺菌される。
殺菌温度は殺菌対象表面が65℃以上とし、100℃以下、好ましくは大気圧下で行うために96℃未満となるように熱水の加温を調節する。
以下本発明の実施例について説明する。
実施例1
500mlPETボトルを用いて、緑茶飲料(pH5.9、カテキン含有量52mg%)を上記の製造方法および装置を用いて製造した。すなわち、90℃、3秒の熱水で殺菌・洗浄したボトルに、135℃、30秒のHTST殺菌後65℃まで冷却した緑茶飲料を、予めボックスにより外界と遮断した環境管理空間内に設置され、容器と同一条件で殺菌・洗浄したフイラー、キャッパーにより充填、密封した。その後、簡易的な冷却水シャワーでPETボトル詰め緑茶飲料を常温まで冷却し、30℃、2週間の保管後内容物の微生物変敗状態を目視により観察した。その結果、緑茶飲料の状態は良好で、微生物変敗による濁りはまったく観察されなかった。
500mlPETボトルを用いて、緑茶飲料(pH5.9、カテキン含有量52mg%)を上記の製造方法および装置を用いて製造した。すなわち、90℃、3秒の熱水で殺菌・洗浄したボトルに、135℃、30秒のHTST殺菌後65℃まで冷却した緑茶飲料を、予めボックスにより外界と遮断した環境管理空間内に設置され、容器と同一条件で殺菌・洗浄したフイラー、キャッパーにより充填、密封した。その後、簡易的な冷却水シャワーでPETボトル詰め緑茶飲料を常温まで冷却し、30℃、2週間の保管後内容物の微生物変敗状態を目視により観察した。その結果、緑茶飲料の状態は良好で、微生物変敗による濁りはまったく観察されなかった。
比較例1
飲料としてカテキン含有量12mg%の混合茶を用いた以外は実施例1と同一条件でPETボトル詰め飲料を製造した。30℃、2週間保管後の飲料は濁りが発生しており、微生物による変敗が生じていることを示した。
飲料としてカテキン含有量12mg%の混合茶を用いた以外は実施例1と同一条件でPETボトル詰め飲料を製造した。30℃、2週間保管後の飲料は濁りが発生しており、微生物による変敗が生じていることを示した。
比較例2
飲料として麦茶(カテキン含有量検出不能)を用いた以外は実施例1と同一条件でPETボトル詰め飲料を製造した。30℃、2週間保管後の飲料は濁りが発生しており、微生物による変敗が生じていることを示した。
飲料として麦茶(カテキン含有量検出不能)を用いた以外は実施例1と同一条件でPETボトル詰め飲料を製造した。30℃、2週間保管後の飲料は濁りが発生しており、微生物による変敗が生じていることを示した。
比較例3
ボトルは熱水による殺菌は行わず、水による洗浄のみとし、充填設備等はボックスで遮断せず、設備も熱水による殺菌を行わず、水による洗浄のみとした以外は実施例1と同一条件で飲料を製造した。30℃、2週間保管後の飲料は濁りが発生しており、微生物による変敗が生じていることを示した。
ボトルは熱水による殺菌は行わず、水による洗浄のみとし、充填設備等はボックスで遮断せず、設備も熱水による殺菌を行わず、水による洗浄のみとした以外は実施例1と同一条件で飲料を製造した。30℃、2週間保管後の飲料は濁りが発生しており、微生物による変敗が生じていることを示した。
以上の実験の結果比較例はいずれも製品の微生物による変敗を示しており、実施例の製造方法が優れていることが明らかとなった。
Claims (4)
- pH4.6以上でカテキン含有量が30mg%以上の茶飲料を135℃、7.58秒の加熱殺菌と同等以上の殺菌値で加熱殺菌した後60℃〜70℃の温度に維持する一方、容器の少なくとも内面を65℃〜100℃の熱水で加熱殺菌し洗浄し、予め充填・密封装置およびその周辺環境を大気圧下で65℃〜96℃未満の熱水で加熱殺菌し洗浄した外界と隔離した環境管理空間の中で該飲料を充填温度60℃〜70℃で該殺菌済み容器に充填し、密封後40℃以下の常温まで冷却することを特徴とする容器詰め飲料の製造方法。
- pH4.6未満の酸性飲料を93℃〜95℃で加熱殺菌した後60℃〜70℃の温度に維持する一方、容器の少なくとも内面を65℃〜100℃の熱水で加熱殺菌し洗浄し、予め充填・密封装置およびその周辺環境を大気圧下で65℃〜96℃未満の熱水で加熱殺菌し洗浄した外界と隔離した環境管理空間の中で該飲料を充填温度60℃〜70℃で該殺菌済み容器に充填し、密封後40℃以下の常温まで冷却することを特徴とする容器詰め飲料の製造方法。
- 該飲料を加熱殺菌後65℃〜67℃に維持し容器に充填することを特徴とする請求項1または2記載の容器詰め飲料の製造方法。
- 該環境管理空間はボックス内に収容された空間であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の容器詰め飲料の製造方法。
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