JP2010011115A - 放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが過去に閲覧した広告を履歴として表示可能な放送受信装置を提供する。
【解決手段】総視聴率時間算出手段1802が番組が属する属性値ごとに番組視聴時間の総和を算出することで、第1種の広告選択手段が属性ごとの総視聴時間の総和値に基づいて属性に対応する広告データを選択し、第1種の広告履歴記憶手段が選択された広告データの履歴を記憶することで、第1種の広告表示手段が過去に表示した広告データを表示する。
【選択図】図1
【解決手段】総視聴率時間算出手段1802が番組が属する属性値ごとに番組視聴時間の総和を算出することで、第1種の広告選択手段が属性ごとの総視聴時間の総和値に基づいて属性に対応する広告データを選択し、第1種の広告履歴記憶手段が選択された広告データの履歴を記憶することで、第1種の広告表示手段が過去に表示した広告データを表示する。
【選択図】図1
Description
本発明はデジタル放送を受信する、ミドルウエアを搭載してアプリケーションを実行可能な放送受信装置に関するものである。具体的には、広告を視聴者に表示するサービスを実現する放送受信装置に関するものである。
デジタル放送の普及に伴い、放送受信端末上で様々なサービスが実現されている。例えば、放送局から送信される放送波に多種多様なコンテンツを多重し、放送波を受信した放送受信端末でそのコンテンツを表示するサービスがある。コンテンツは、通常の番組で用いられる映像、音声の他に、テキストやビットマップといったデータやアプリケーションプログラムを含む場合がある。放送波を受信した放送受信端末は、放送波からアプリケーションプログラムを取り出し、同端末上でそれを実行する。
アプリケーションプログラムには様々な機能が持たせてあり、例えば、同放送波に多重されたテキストやビットマップを取り出して画面上に表示する。このような機能を持つ放送受信端末は、ミドルウエアと呼ばれるアプリケーション実行環境を内蔵していることが多い。
一例として、国内ではBML形式で記述されたアプリケーションプログラムを実行するBMLブラウザがある。
また別の例としては、Java(登録商標)言語で記述されたアプリケーションプログラムを実行するプレゼンテーションエンジン型のミドルウエアもある。例えば、欧州でDVB−MHP(Digital Video Broadcasting−Multimedia Home Platform) ETSI ES 201 812 V1.1.1(2003−12)仕様が標準化され運用されている。また米国ではケーブル放送環境で同様の仕組みを提供するOCAP(OpenCable Application Platform) OC−SP−OCAP1.0−I14−050119仕様が策定されており、実際に運用開始予定である。
これらの仕様では、アプリケーションプログラムがJava(登録商標)言語で記述され、コンパイルされてバイナリ形式で放送波に多重される。端末は、放送波を受信すると、そこからバイナリ形式のアプリケーションプログラムを取り出して実行する。端末上にはチューニングやグラフィックス表示のための様々なAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)が用意されており、Java(登録商標)アプリケーションプログラムはAPIを呼び出すことでそれらの機能を制御できる。
Java(登録商標)言語は柔軟性の高い言語であり、様々な動作をアプリケーションプログラムとしてプログラミングすることが可能である。そのような動作の一例として、グラフィックス表示機能を利用して画面上に広告を表示する機能が考えられる。例えば、近年、インターネットの情報検索サービスにおいて、情報検索結果に連動した広告を表示するサービスが普及しているが、それに類似したサービスも実現可能となる。
インターネットで広告を表示するサービスとしては、検索エンジンサイトがある。これは、キーワードを入力するとそのキーワードを含むウエブサイトへのリンクの一覧を表示すると言うサービスである。このサービスにおいて、検索のキーワードを入力すると、そのキーワードに関連する広告を表示するのである。視聴者は、自分の興味あるキーワードに関連のある広告を目にするため、広告宣伝効果が高いというメリットがある。
このような検索エンジンサイトの広告表示サービスを変形したものに、例えば、特許文献1がある。これはウエブサイトへのリンクを集めたポータルサイトと呼ばれるサービスへ適用した広告表示サービスである。まず複数のスポンサーの広告バナーがポータルサイトに表示される。ユーザがバナーの一つをクリックすると、ユーザの画面にビンゴ用紙が現れ、仮想的にひとつの数字が読み上げられる。すると、その数字と一致するビンゴのマスが開き、そのマスにユーザがその瞬間にアクセスした参加スポンサーのロゴが表示される。また、ビンゴが成立した一列に同じ参加スポンサーのロゴが並んだ場合、さらによい懸賞を出すことが可能である。
特開2002−83203号公報(第3−4頁、段落0021)
検索サイトでは、検索結果の表示の際に、検索キーワードに関連する広告を合わせて表示する。しかし表示される広告は、現在の検索キーワードに対するものであり、過去に表示された広告を再び閲覧することはできない。同じキーワードで検索を繰り返して実行しても、過去に表示された広告が次回検索の際に表示される保障はない。そのため、ユーザが過去に表示された広告に興味を持ったとしても、見たいと思ったときに再び見ることが困難であるため、興味を失い、従って広告効果を下げてしまうことになる。
また特許文献1では、参加スポンサーのロゴはその時アクセスしたウエブサイトのスポンサーのものであり、ユーザの一過性の行動に左右されて広告が選択表示されてしまうという課題を有していた。
また、これらのサービスは、いずれもインターネットのウエブサイトを利用したサービスであり、放送受信端末で実現するものではない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ユーザが過去に閲覧した広告の履歴を表示することで過去に興味を持った広告の閲覧を容易にし、またユーザの過去の一定期間の視聴履歴に基づいて広告が選択することでユーザの本質的な趣味嗜好が広告の選択表示に反映されるような広告表示サービスが可能となる放送受信装置を得ることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の放送受信装置は、番組属性値対応記憶手段が番組と属性値の対応付けを記憶し、番組重み値記憶手段が番組と総視聴時間計算に用いる重み値の対応付けを記憶し、総視聴時間算出手段が各属性値に対応する番組の視聴時間とその番組に対して設定された重みの積を総和した値である各属性の総視聴時間を算出し、第1種の広告選択手段が各属性の総視聴時間が長いほど高い確率で当該属性に対応付けられた第1種の広告をひとつ選択し、第1種の広告履歴記憶手段が第1種の広告選択手段が選択した広告の履歴を記憶し、第1種の広告表示手段が第1種の広告履歴記憶手段が記憶する広告を履歴に基づいて表示する。本構成によって、ユーザが長時間視聴した番組に関連する広告を表示する際に、過去に表示した広告が履歴となって再び表示される。
また、広告履歴条件成立判定手段は、第1種の広告履歴記憶手段が記憶する第1種の広告の履歴が一定の条件を満たすかどうか判断し、第2種の広告選択手段は広告履歴条件成立判定手段が第1種の広告の履歴が一定の条件を満たすと判断した場合に、第1種の広告とは異なる第2種の広告を新たに選択し、第2種の広告表示手段は第2種の広告選択手段が選択した第2種の広告を表示する。本構成によって、ユーザが長時間視聴した番組に関連する広告を表示する際に、過去に表示した広告が特定の条件を満たす場合に追加で別の広告が表示される。
また、第2種の広告選択手段は、広告履歴条件成立判定手段が第1種の広告の履歴が一定の条件を満たすと判断した場合に、前記一定の条件を満たしている第1種の広告に対応付けられた属性値に対応付けられた第2種の広告の中から新たにひとつの第2種の広告を選択する。本構成によって、ユーザが長時間視聴した番組に関連する広告を表示する際に、過去に表示した広告が特定の条件を満たす場合に、番組に関連する広告に関連した別の広告が更に表示される。
また、前記第1種の広告履歴条件成立判定手段が、前記第1種の広告の履歴が満たすべき一定の条件を、各属性値の過去の総視聴時間の比率によって定める。本構成によって、広告の履歴が満たすべき一定の条件がユーザが長時間視聴した番組に関連する広告となるために、条件が成立しやすくなり、かつ成立した条件に基づいて表示される別の広告もまたユーザが長時間視聴した番組に関連するものになりやすくできる。
本発明の放送受信装置によれば、ユーザの番組視聴時間が長い分野に関する広告を何度も繰り返し表示でき、ユーザの興味に沿った効果的な広告表示をすることができる。
また、ユーザの番組視聴時間が長い分野に関する広告を何度も繰り返し表示した上に、条件を満たした場合は別の広告をさらに追加表示できるため、ユーザの興味に沿った効果的な広告表示をすることができる。
また、ユーザの番組視聴時間が長い分野に関する広告を何度も繰り返し表示した上に、条件を満たした場合はユーザの番組視聴時間が長い分野に関する別の広告をさらに追加表示できるため、ユーザの興味に沿った効果的な広告表示をすることができる。
また、ユーザの番組視聴時間が長い分野に関する広告の履歴が満たすべき条件が、ユーザの番組視聴時間が長い分野に依存するため、ユーザの興味に沿った効果的な広告表示をすることができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る装置および方法を、図面を参照しながら説明する。本発明は、任意の媒体で送受信されるコンテンツの録画および再生を対象としたものであるが、本実施の形態ではケーブルテレビ放送システムでの実施の形態を例にとって説明する。ケーブルテレビ放送システムでは、本発明の放送録画再生装置は一般的に端末装置と呼ばれる。
以下に、本発明の第1の実施形態に係る装置および方法を、図面を参照しながら説明する。本発明は、任意の媒体で送受信されるコンテンツの録画および再生を対象としたものであるが、本実施の形態ではケーブルテレビ放送システムでの実施の形態を例にとって説明する。ケーブルテレビ放送システムでは、本発明の放送録画再生装置は一般的に端末装置と呼ばれる。
図16は、放送システムを構成する装置の関係を表したブロック図であり、放送局側システム1601および三個の端末装置A1611、端末装置B1612、端末装置C1613で構成される。放送局側システムと各端末装置間の結合1621は、ケーブルシステムでは同軸ケーブルや光ファイバでの有線結合である。図16では、1つの放送局側システムに対して三つの端末装置が結合されているが、端末装置の数は任意である。
放送局側システム1601は、複数の端末装置に対して映像・音声・データ放送用データ等の情報を放送信号に含めて送信する。放送信号は放送システムの運用既定や、放送システムが運用される国・地域の法律により定められた周波数帯域内の周波数を利用して伝送される。
本実施の形態のケーブルシステムでは、放送信号伝送に利用する周波数帯域は、そのデータの内容と伝送方向(上り、下り)ごとに分割して割り当てる。
図2は、周波数帯域の分割の一例を示す表である。周波数帯域は、Out Of Band(略称OOB)とIn−Bandの2種類に大別される。5〜130MHzがOOBに割り当てられ、主に放送局側システム1601と端末装置A1611、端末装置B1612、端末装置C1613間の上下双方向データのやり取りに使用される。130MHz〜864MHzはIn−Bandに割り当てられ、主として、映像・音声を含む下りのみの放送チャンネルに使用される。OOBではQPSK変調方式が、In−BandはQAM64またはQAM256変調方式が使用される。変調方式技術については、本発明に関与が薄い公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
図3は、OOB周波数帯域のさらに詳細な使用の一例である。70MHz〜74MHzは放送局側システム1601からの下りデータ送信に使用され、すべての端末装置A1611、端末装置B1612、端末装置C1613が、放送局側システム1601から等しいデータを受け取ることになる。一方、10。0MHz〜10。1MHzは端末装置A1611から放送局側システム1601への上りデータ送信に使用され、10。1MHz〜10。2MHzは端末装置B1612から放送局側システム1601への上りデータ送信に使用され、10。2MHz〜10。3MHzは端末装置C1613から放送局側システム1601への上りデータ送信に使用される。これにより、各端末装置固有のデータを各端末装置A1611、端末装置B1612、端末装置C1613から放送局側システム1601に独立して送信することができる。
図4は、In−Bandの周波数帯に対する使用の一例である。150〜156MHzと156〜162MHzはそれぞれテレビチャンネル1とテレビチャンネル2に割り当てられ、以降、6MHz間隔でテレビチャンネルが割り当てられている。310MHz以降は、1MHz単位でラジオチャンネルに割り当てられている。これらの各チャンネルはアナログ放送として使用してもデジタル放送として使用してもよい。デジタル放送の場合は、MPEG2仕様にもとづいたTSパケット形式で伝送され、音声や映像に加え、各種データ放送用データやEPGを構成するための番組編成情報も送信することができる。
放送局側システム1601は、以上に説明した周波数帯域を利用して端末装置に適切な放送信号を送信するため、QPSK変調部やQAM変調部等をもつ。また、端末装置からのデータを受信するため、QPSK復調器をもつ。また、放送局側システム1601は、これら変調部および復調部に関連する様々な機器をもつと考えられる。しかし、本発明は主として端末装置に関わるので、詳細な説明は省略する。
一方、端末装置A1611、端末装置B1612、端末装置C1613は、放送局側システム1601からの放送信号を受信し再生するために、QAM復調部やQPSK復調部を持つ。また、放送局側システム1601に対して、各端末装置固有のデータを送信するためにQPSK変調部を持つ。本発明では、端末装置は放送録画再生装置であり、その詳細な構成は後述する。
放送局側システム1601は、MPEG2トランスポートストリームを変調して放送信号に含めて伝送する。端末装置は放送信号を受信し、復調してMPEG2トランスポートストリームを再現し、その中から必要な情報を抽出して用いる。端末装置に存在するデバイスの機能と接続の構成を説明するため、まずMPEG2トランスポートストリームの構成を簡単に述べる。
図5はTSパケットの構成を表す図である。TSパケット500は188バイトの長さを持ち、ヘッダ501、アダプテーションフィールド502、ペイロード503からなる。ヘッダ501はTSパケットの制御情報を保持する。4バイトの長さを持ち、504で表される構成をとる。この中に“Packet ID(以下PID)”と記述されるフィールドを持ち、このPIDの値によって、TSパケットの識別を行う。アダプテーションフィールド502は時刻情報等の付加的な情報を保持する。アダプテーションフィールド502の存在は必須ではなく、存在しない場合もある。ペイロード503は映像・音声やデータ放送用データ等、TSパケットが伝送する情報を保持する。
図6はMPEG2トランスポートストリームの模式図である。TSパケットはそのペイロードに映像や音声、データ放送用のデータ等様々な情報を保持する。TSパケット601およびTSパケット603はヘッダにPID100を保持し、ペイロードに映像1に関する情報を保持する。TSパケット602およびTSパケット605はヘッダにPID200を保持し、ペイロードにデータ1に関する情報を保持する。TSパケット604はヘッダにPID300を保持し、ペイロードに音声1に関する情報を保持する。このように様々な種類のデータをペイロードに保持したTSパケットを混合して一連のシーケンスとして送出することを多重と呼ぶ。MPEG2トランスポートストリーム600はTSパケット601〜605を多重した構成の一例である。
同一PIDをもつTSパケットは同一種類の情報を保持する。そのため、端末装置は多重されたTSパケットを受信して、各TSパケットが保持する情報をPIDごとに抽出することで、映像・音声を再現したり、番組編成情報等のデータを再現したりできる。図6においては、TSパケット601およびTSパケット603は共に映像1に関する情報を伝送し、またTSパケット602およびTSパケット605は共にデータ1に関する情報を伝送する。
ここで、ペイロードに内包される各種データの形式について説明する。
映像および音声は、PES(Packetized Elementary Stream)パケットと呼ばれる形式で表現される。PESパケットはある時間帯の映像情報または音声情報を含み、放送録画再生装置は、PESパケットを受信することで、そのPESパケットが内包する映像・音声情報を画面・スピーカに出力することができる。放送局がPESパケットを途切れなく伝送することで、放送録画再生装置は、映像・音声を途切れなく再生し続けることが可能となる。PESパケットは、実際に伝送される際、一つのTSパケットのペイロードよりも大きいサイズをもつ場合は分割されて複数のTSパケットのペイロードに格納される。
図7はPESパケットを伝送する際の分割例を表す。PESパケット701は一つのTSパケット内のペイロードに格納して伝送するには大きいため、PESパケット分割A702a、PESパケット分割B702b、PESパケット分割C702cに分割され、同一PIDをもつ三つのTSパケット703〜705によって伝送される。実際には、映像や音声は、複数のPESパケットのペイロードに含まれるデータを結合して得られるエレメンタリストリーム(ES)として得られる。このエレメンタリストリームは、MPEG2 Video規格やMPEG1、2 Audio規格で定義されるデジタル化映像、音声の形式になっている。
一方、番組編成情報やデータ放送用のデータ等の情報はMPEG2セクションと呼ばれる形式を用いて表現される。MPEG2セクションは実際に伝送される際、一つのTSパケットのペイロードよりも大きいサイズをもつ場合は分割されて複数のTSパケットのペイロードに格納される。
図8はMPEG2セクションを伝送する際の分割例を表す。MPEG2セクション801は一つのTSパケット内のペイロードに格納して伝送するには大きいため、セクション分割A802a、セクション分割B802b、セクション分割C802cに分割され、同一PIDをもつ三つのTSパケット803〜805によって伝送される。
図9はMPEG2セクションの構造を表現する。MPEG2セクション900はヘッダ901およびペイロード902から構成される。ヘッダ901はMPEG2セクションの制御情報を保持する。その構成はヘッダ構成903によって表現される。ペイロード902はMPEG2セクション900が伝送するデータを保持する。ヘッダ構成903に存在するtable_idはMPEG2セクションの種類を表現し、さらにtable_id_extensionはtable_idが等しいMPEG2セクション同士を区別する際に用いられる拡張識別子である。
MPEG2セクションの使用例として、図10に番組編成情報を伝送する場合を挙げる。この例では、行1004に記載されるように、放送信号の復調に必要な情報はヘッダ構成903内のtable_idが64であるMPEG2セクションに記載され、さらにそのMPEG2セクションはPIDに16が付与されたTSパケットによって伝送される。
MPEG2セクションの場合、PES形式は存在しない。そのため、MPEG2トランスポートストリームの中の同一PIDによって識別されるTSパケットのペイロードを結合したものをエレメンタリストリーム(ES)とする。例えば、図8において、MPEG2セクション801を分割して伝送しているTSパケット803〜805はすべてPIDが200で識別される。これはMPEG2セクション801を伝送するESである、と言うことができる。
MPEG2トランスポートストリーム内にはさらにプログラムという概念が存在する。プログラムはESの集合として表現され、複数のESをまとめて扱いたい場合に利用される。プログラムを利用すると、映像・音声や、それに付随するデータ放送用データ等を一まとめに扱うことが可能となる。例えば、同時に再生したい映像・音声をまとめて扱う場合、映像ESと、音声ESをプログラムとしてまとめることで、放送録画再生装置はこれら二つのESを1つの番組として同時に再生すべきであることがわかる。
プログラムを表現するために、MPEG2ではPMT(Program Map Table)およびPAT(Program Association Table)と呼ばれる二つのテーブルが利用される。詳細な説明はISO/IEC13818−1、“MPEG2 Systems”仕様を参照されたい。以下ではPMTおよびPATに関して簡単に説明する。
PMTはMPEG2トランスポートストリーム中に、プログラムの数だけ含まれるテーブルである。PMTはMPEG2セクションとして構成され、table_idは2である。PMTにはプログラムの識別に用いられるプログラムナンバーとプログラムの付加情報、さらにプログラムに属するESに関する情報を保持する。
PMTの例を図11に挙げる。1100はプログラムナンバーである。プログラムナンバーは同一トランスポートストリーム内でプログラムに一意に割り当てられ、PMTの識別に用いられる。行1111〜1115は個々のESに関する情報を表現する。列1101はESのタイプであり、“映像”、“音声”、“データ”等が指定される。列1102はESを構成するTSパケットのPIDである。列1103はESに関する付加情報である。例えば、行1111に表されるESは、音声ESであり、PIDが5011であるTSパケットによって伝送される。
PATはMPEG2トランスポートストリームに一つだけ存在するテーブルである。PATはMPEG2セクションとして構成され、table_idは0であり、PIDが0であるTSパケットによって伝送される。PATには、MPEG2トランスポートストリームの識別に用いられるtransport_stream_idと、MPEG2トランスポートストリーム内に存在するプログラムを表現するすべてのPMTに関する情報を保持する。
PATの例を図12に挙げる。1200はtransport_stream_idである。transport_stream_idはMPEG2トランスポートストリームの識別に用いられる。行1211〜1213はプログラムに関する情報を表現する。列1201はプログラムナンバーである。列1202はプログラムに対応するPMTを伝送するTSパケットのPIDである。例えば、行1211に表されるプログラムのPMTは、プログラムナンバーが101であり、対応するPMTはPIDが501であるTSパケットによって伝送される。
端末装置があるプログラムを再生する場合は、PATおよびPMTを用いてプログラムを構成する映像・音声を特定し、それらを再生する。例えば、図12のPATおよび図11のPMTを伝送するMPEG2トランスポートストリームに関して、プログラムナンバーが101であるプログラムに属する映像・音声の再生を行う場合は以下のような手順をとる。まずPIDが“0”であるTSパケットより、table_idが“0”のMPEG2セクションとして伝送されるPATを取得する。PATよりプログラムナンバーが“101”であるプログラムを探索し、行1211を得る。行1211より、プログラムナンバーが“101”であるプログラムのPMTを伝送するTSパケットのPID“501”を得る。次いでPIDが“501”であるTSパケットより、table_idが“2”のMPEG2セクションとして伝送されるPMTを取得する。PMTより、音声のES情報である行1111および映像のES情報である行1112を得る。行1111より、音声ESを伝送するTSパケットのPID“5011”を得る。また行1112より、映像ESを伝送するTSパケットのPID“5012”を得る。次いでPID“5011”のTSパケットより音声用PESパケットを、PID“5012”のTSパケットより映像用PESパケットを取得する。これにより、再生対象となる映像・音声のESパケットを取得することが可能となり、プログラムナンバー101を構成する映像と音声を再生することができる。
なお、MPEG2トランスポートストリームは暗号化されている場合がある。これは限定視聴とも呼ばれる仕組みである。例えば、ある映像・音声情報を伝送するPESパケットに対して暗号化処理を行うことで、その暗号を解読できる特定視聴者のみが視聴できるようになる。暗号を解読して映像や音声を視聴するために、視聴者はデスクランブラと呼ばれるデバイスを用いて暗号解除を行う。例えば、OCAP対応の端末装置は、デスクランブラを内蔵したカード型のアダプタを利用する。ケーブルテレビのオペレータは、視聴者ごとに特定のプログラムを解読できるように設定したアダプタを配布し、視聴者はそのアダプタを端末装置に挿入する。すると、アダプタは、暗号解除鍵等の暗号解除情報や各契約者の契約情報を元に、特定のプログラムに関して暗号を解除する。暗号解除の方式や、暗号解除鍵の入手方法はアダプタ依存であり、本発明の実現には影響しない。
ここまでMPEG2仕様に関する簡単な説明を行ったが、ここで、単語の詳細な定義を行う。本発明に関して、「プログラム」という単語が二種類存在する。一つはMPEG2仕様に登場する「プログラム」であり、もう一つはCPUが実行するコードの集合という意味での「プログラム」である。前者に関しては、運用規定で用いられる「サービス」という単語と同義であるため、混乱を避けるため、以降、前者を「サービス」と呼び、後者を単に「プログラム」とよぶ。さらに後者に関して、特にJava(登録商標)言語で記述された「プログラム」を「Java(登録商標)プログラム」とよぶ。
以上、本発明に関わる、MPEG2仕様にて決定されるいくつかの一般的な情報に関して説明を行った。以降、本実施の形態で用いる放送受信装置に関して詳細に説明する。
図13は、本実施の形態の放送受信装置の一般的なハードウェア構成を表すブロック図であり、すなわち図16における端末装置1611、1612、1613の具体的な内部構成である。1300は放送受信装置であり、チューナ1301、TSデコーダ(TS Demultiplexer)1302、AVデコーダ1303、スピーカ1304、ディスプレイ1305、CPU1306、2次記憶部1307、1次記憶部1308、ROM1309、入力部1310、アダプタ1311で構成される。なお本実施の形態は、OCAP仕様で実現される放送受信端末を拡張して得られるものであり、基本的なハードウェア構成はOCAP仕様で要求されるものとほぼ同じである。
チューナ1301は、CPU1306が指定する周波数などのチューニング情報に従って、放送局側システム1601から伝送される変調された放送信号を復調するデバイスである。チューナ1301は、内部にIn−band信号を復調するQAM復調器1301a、Out−of−band信号を復調するQPSK復調器1301b及び変調するQPSK変調器1301cを持つ。チューナ1301のQAM復調器1301aがIn−band信号を復調した結果得られるMPEG2トランスポートストリームは、暗号解除機能をもつアダプタ1311を経て、TSデコーダ1302に転送される。
TSデコーダ1302は、CPU1306が指定するPID、セクションフィルタ条件等の指定にもとづいてMPEG2トランスポートストリームから指定条件に合致するPESパケットやMPEG2セクションを選別する機能をもつデバイスである。この選別機能をパケットフィルタリングと呼ぶ。TSデコーダ内にはPIDフィルタとセクションフィルタの二種類のフィルタデバイスが内蔵されている。フィルタリングの詳細については後述する。TSデコーダへのMPEG2トランスポートストリームの入力は、アダプタ1311が出力するMPEG2トランスポートストリームである。
TSデコーダ1302が選別した映像および音声のPESパケットは、AVデコーダ1303に出力される。また、TSデコーダ1302が選別したMPEG2セクションは、1次記憶部1308にDMA(Direct Memory Access)転送され、CPU1306が実行するプログラムなどによって利用される。
AVデコーダ1303はエンコードされた映像ESおよび音声ESをデコードする機能をもつデバイスである。AVデコーダはTSデコーダから転送される音声および映像情報を伝送するPESパケットからESを取り出してデコードする。AVデコーダ1303がデコードして得られたaudio信号およびvideo信号は、サービスの再生のためにスピーカ1304、ディスプレイ1305に出力される。
スピーカ1304は、AVデコーダ1303から出力された音声を再生する。
ディスプレイ1305は、AVデコーダ1303から出力された映像を再生する。
CPU1306は放送録画再生装置上で動作するプログラムを実行する。CPU1306は、ROM1309に内蔵されるプログラムを実行する。あるいは、放送信号やネットワークよりダウンロードされ1次記憶部1308に保持されているプログラムも実行する。あるいは、放送信号やネットワークよりダウンロードされ2次記憶部1307に保存されているプログラムも実行する。そして実行するプログラムの指示に従い、チューナ1301、TSデコーダ1302、AVデコーダ1303、スピーカ1304、ディスプレイ1305、2次記憶部1307、1次記憶部1308、ROM1309、入力部1310、アダプタ1311を制御する。また、CPU1306は端末装置1300内に存在するデバイスだけでなく、アダプタ1311内のデバイスと通信し、アダプタ1311を制御することが可能である。
2次記憶部1307は機器の電源が遮断されても記憶が消去されない記憶装置である。例えばFLASH−ROM等の不揮発性メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、CD−RやDVD−R等の書き換え可能のメディア等、端末装置1300の電源断の際にも情報が消去されない機器によって構成され、CPU1306の指示により情報の保存を行う。
1次記憶部1308は、CPU1306やDMA転送可能なデバイスの指示に従って情報を一時的に保存する機能をもつデバイスであり、RAM等によって構成される。
ROM1309は、書き換え不可能なメモリーデバイスであり、具体的にはROMやCD−ROM、DVD等で構成される。ROM1309には、CPU1306が実行するプログラムが格納されている。
入力部1310は、具体的には、フロントパネルやリモコン受信機で構成され、ユーザからの入力を受け付ける。図14は、フロントパネルで入力部1310を構成した場合の一例である。フロントパネル1400は七つのボタン、上カーソルボタン1401、下カーソルボタン1402、左カーソルボタン1403、右カーソルボタン1404、OKボタン1405、取消ボタン1406、EPGボタン1407、モード切換ボタン1408を備えている。ユーザがボタンを押下すると、押下されたボタンの識別子が、CPU1306に通知される。
アダプタ1311は、In−band周波数帯で伝送されるMPEG2トランスポートストリームにかけられた暗号を解除する装置で、1つ以上のデスクランブラを搭載する。アダプタ1311にはチューナ1301aが出力するMPEG2トランスポートストリームが入力され、CPU1306が指定したPIDをもつTSパケットに対して暗号解除を行う。アダプタ1311は、暗号を解除したMPEG2トランスポートストリームをTSデコーダ1302に出力する。
さらに、アダプタ1311は、OOB周波数帯で伝送されるデータの形式変換も行う。OOBで伝送される情報はQPSK変調方式で変調される。下り方向の伝送に関しては、QPSK復調器1301bは放送局側システム101から送信されてくる下りの信号を復調し、生成されたビットストリームをアダプタ1311に入力する。アダプタ1311はビットストリームが含む様々な情報の中から、CPU1306が指定する情報を抽出して、CPU1306上で動作するプログラムが解釈可能な形式に変換して、CPU1306に提供する。一方、上り方向の伝送に関しては、CPU1306が、放送局側システム101に対して送信したい情報を、アダプタ1311に入力する。アダプタ1311は、CPU1306から入力された情報を放送局側システム101が解釈可能な形式に変換し、QPSK変調器1301cに入力する。QPSK変調器1301cはアダプタ1311から入力された情報をQPSK変調し、放送局側システム101に送信する。
アダプタ1311の具体例としては、米国ケーブルシステムで利用されるCableCARD、旧名POD(Point Of Deployment)が挙げられる。
以上説明した放送受信装置が、放送波を受信して、その放送波に含まれるサービスを再生する動作について、以下に詳細に説明する。
図15に、各デバイスの物理的な接続順序と処理内容、入出力のデータ形式を表現する概念図を示す。1500は端末装置であり、チューナ1301、アダプタ1311、デスクランブラ1501、TSデコーダ1302、PIDフィルタ1502、セクションフィルタ1503、AVデコーダ1303、1次記憶部1308をもつ。図15の構成要素のうち、図13の構成要素と同一符号を持つものは、それらと同等の機能をもつため、説明を省略する。
まずCPU1306が指定したチューニング指示に従って、チューナ1301が放送波をチューニングする。チューナ1301は、放送波を復調し、アダプタ1311にMPEG2トランスポートストリームを入力する。
アダプタ1311内にあるデスクランブラ1501は、視聴者ごとの限定解除情報に基づいて、MPEG2トランスポートストリームの暗号解除を行う。暗号解除されたMPEG2トランスポートストリームは、TSデコーダに入力される。
TSデコーダ1302内にはMPEG2トランスポートストリームに対して処理を行う2種類のデバイス、PIDフィルタ1502、セクションフィルタ1503が存在する。
PIDフィルタ1502は、入力されたMPEG2トランスポートストリームから、CPU1306が指定したPIDをもつTSパケットを抽出し、さらにそのペイロードに存在するPESパケットやMPEG2セクションを抽出する。例えば、CPU1306がPID=100のTSパケットを抽出するPIDフィルタリングを指示した場合に図6のMPEG2トランスポートストリームが入力されたとすると、パケット601および603が抽出されて更に連結され、映像1のPESパケットが再構成される。あるいは、CPU1306がPID=200のTSパケットを抽出するPIDフィルタリングを指示した場合に図6のMPEG2トランスポートストリームが入力されたとすると、パケット602および605が抽出されて更に連結され、データ1のMPEG2セクションが再構成される。
セクションフィルタ1503は、入力されたMPEG2セクションの中から、CPU1306が指定するセクションフィルタ条件に合致するMPEG2セクションを抽出し、1次記憶部1308にDMA転送する。セクションフィルタ条件としては、PID値と補助条件としてtable_id値が指定できる。例えば、CPU1306はPID=200のTSパケットを抽出するPIDフィルタリングとtable_idが64であるセクションを抽出するセクションフィルタリングをセクションフィルタ1503に対して指定したとする。先に述べたように、データ1のMPEG2セクションが再構成された後、セクションフィルタ1503はそのMPEG2セクションの中からtable_idが64であるセクションのみを抽出し、バッファである1次記憶部1308にDMA転送する。
1次記憶部1308に入力されたMPEG2セクションは、CPU1306によって実行されるソフトウエアによって解釈され、解釈結果に応じて様々な動作が行われる。具体的な動作は、ソフトウエアに依存するため、ソフトウエアの構成の説明にて述べる。
TSデコーダ1302によって抽出されたvideo(映像)PESパケットとaudio(音声)PESパケットは、AVデコーダ1303に入力される。
AVデコーダは、映像PESパケットをデコードしてvideo(映像)信号に変換し、ディスプレイ1305に入力する。これにより、ディスプレイにて映像が再生される。また音声PESパケットをデコードしてaudio(音声)信号に変換し、スピーカ1304に入力する。これによりスピーカにて音声が再生される。
ここまでは、本発明に関するハードウェアの構成例に関して述べたが、以降、本発明の主要機能である、Java(登録商標)プログラムによる広告表示サービスの実現方法に関して説明する。
図17は、サービスの再生に必要とされるプログラムの構成図であり、ROM1309に記憶されているソフトウエアである。
プログラム1700は、サブプログラムであるOS1701、EPG1702、Java(登録商標)VM1703、Java(登録商標)ライブラリ1704で構成される。
OS1701は、オペレーティングシステム(Operating System)であり、Linux、Windows(登録商標)等が一例である。OS1701は、他のサブプログラム、例えばEPG1702とJava(登録商標)VM1703を実行するためのカーネル1701aと、サブプログラムが端末装置1300の構成要素を制御するために利用するライブラリ1701bで構成される。カーネル1701aは公知技術であり、詳細な説明は省略する。
ライブラリ1701bは、例えばチューナを制御するチューニング機能を提供する。ライブラリ1701bは、他のサブプログラムから周波数を含むチューニング情報を受け取り、それをチューナ1301に引き渡す。チューナ1301は与えられたチューニング情報にもとづき復調処理を行い、復調したMPEG2トランスポートストリームをTSデコーダ1302に引き渡すことができる。この結果、他のサブプログラムはライブラリ1701bを通してチューナ1301を制御することができる。
また、ライブラリ1701bは、チャンネルを一意に識別するためのチャンネル情報を提供する。チャンネル情報の一例を図20に示す。チャンネル情報はOOBあるいはIn−band周波数帯を利用して送信され、アダプタ1311で表形式に変換され、ライブラリがアクセス可能な一時記憶部に格納される。列2001は、チャンネル識別子で、例えば、SCTE 65 Service Information Delivered Out−Of−Band For Digital Cable Televisionで定義されるsource_IDが相当する。列2002は、チャンネル名であり、同SCTE 65規格ではsource_nameなどに相当する。列2003はチューニング情報であり、周波数や転送レート、変調方式といったチューナ1301に与える情報である。列2004はPMTを指定するためのプログラムナンバーである。例えば、行2011はチャンネル識別子が「1」、チャンネル名が「チャンネル1」、チューニング情報に周波数「150MHz、....」、プログラムナンバーが「101」であるサービス情報の組となっている。
この他にも、ライブラリ1701bは図13に示したハードウェア構成要素に対して制御用のパラメータを設定することができる。個々の機能については、後述する。
Java(登録商標)VM1703は、Java(登録商標)言語で記述されたプログラムを逐次解析し実行するJava(登録商標)バーチャルマシンである。Java(登録商標)言語で記述されたプログラムはバイトコードと呼ばれる、ハードウェアに依存しない中間コードにコンパイルされる。Java(登録商標)バーチャルマシンは、このバイトコードを実行するインタープリタである。Java(登録商標)VM1703は、Java(登録商標)言語で記述されたJava(登録商標)ライブラリ1704を実行する。Java(登録商標)言語やJava(登録商標)VMの詳細は、書籍「Java(登録商標) Language Specification(ISBN 0−201−63451−1)」や「Java(登録商標) Virtual Machine Specification(ISBN 0−201−63451―X)」等を参照のこと。また、JNI(Java(登録商標) Native Interface)を通して、Java(登録商標)言語で記述されていない他のサブプログラムを呼び出したり、または、呼び出されたりすることが可能である。JNIに関しては、書籍「Java(登録商標) Native Interface」等を参照のこと。
Java(登録商標)ライブラリ1704は、Java(登録商標)プログラムが放送録画再生装置の機能を制御するために呼び出すJava(登録商標)言語で記述されたライブラリである。ただし、必要に応じて、OS1701のライブラリ1701bなど非Java(登録商標)言語で記述されたサブプログラムを利用することもある。Java(登録商標)プログラムは、Java(登録商標)ライブラリ1704が持つJava(登録商標) API(アプリケーションプログラミングインタフェース)を呼び出すことで、Java(登録商標)ライブラリ1704が提供する機能を利用できる。
Tuner1704cは、放送録画再生端末のIn−band受信用チューナ1301aを制御するためのJava(登録商標)ライブラリである。Java(登録商標)プログラムがTuner1704cに周波数などを含むチューニング情報を渡すと、Tuner1704cはそれを用いてライブラリ1701bのチューナ機能を呼び出し、結果、放送録画再生端末のIn−band受信用チューナ1301aの動作を制御できる。
SF1704eは、放送録画再生端末のPIDフィルタ1502およびセクションフィルタ1503機能を制御するためのJava(登録商標)ライブラリである。Java(登録商標)プログラムがSF1704eにPIDやtable_idなどのフィルタ条件を渡すと、SF1704eはその条件を元にライブラリ1701bの機能などを用いてPIDフィルタ1502およびセクションフィルタ1503にフィルタリング条件を設定して制御し、所望のフィルタ条件に叶うMPEG2セクションを取得して、フィルタ条件を設定したJava(登録商標)プログラムに渡す。
DSM−CC1704dは、DSM−CCオブジェクトカルーセルのファイルシステムにアクセスするためのJava(登録商標)ライブラリである。DSM−CCオブジェクトカルーセルは、SF1704eによって取得されるMPEG2セクションが内包している。DSM−CCは、ISO/IEC13818−6規格で定義されており、MPEG2セクションを利用して任意のファイルを伝送するための仕組みである。これを利用することで、放送局から端末にファイルを伝送することができる。DSM−CC1704dは、Java(登録商標)プログラム等から指定されたDSMCC識別子とファイル識別子等を元に、SF1704eを利用してMPEG2セクションを取得し、ISO/IEC13818−6規格に基づいてファイルを取り出して1次記憶部1308や2次記憶部1307に出力する。DSM−CCの詳細な実現方法は本発明とは関係ないため、説明を省略する。
AM1704bは、サービスに含まれるJava(登録商標)プログラムの実行や終了を管理する機能を提供するアプリケーションマネージャ(Application Manager)である。AM1704bは指定されたMPEG2トランスポートストリームの指定されたチャンネルに多重されたJava(登録商標)プログラムを抽出し、その抽出したJava(登録商標)プログラムを別途多重された同期情報に従って実行したり、あるいは終了させたりする。Java(登録商標)プログラムのJava(登録商標)クラスファイルは、前述のDSM―CC方式でMPEG2トランスポートストリームに多重されている。また、Java(登録商標)プログラムの同期情報はAITと呼ばれる形式で、MPEG2トランスポートストリームに多重されている。AITは、DVB−MHP規格(ETSI TS 101 812 DVB−MHP仕様V1.0.2)の10章に定義されている、Application Information Tableの略であり、table_idが「0x74」であるMPEG2セクションである。本実施の形態の説明では、DVB−MHP規格で定義されるAITに改変を加えて使用する。
AM1704bの内部構成を図24に示す。AM1704bは、AIT監視部2402と、アプリケーション状態管理部2401で構成される。
AIT監視部2402は、サービスの再生時にTSデコーダ1302から出力されて1次記憶部1308に記憶されるMPEG2トランスポートストリーム中のプライベートセクションと、チャンネル識別子を入力として、AITの更新状況を監視する。まず、AIT監視部2402は、指定されたチャンネル識別子をキーとしてライブラリ1701bのチャンネル情報を検索し、当該サービスのプログラムナンバーを得る。次にSF1704eなどを利用して、MPEG2トランスポートストリームからPATを取得する。さらにPMTの情報から、先ほど得られたプログラムナンバーに対応するPMTのPIDが得られる。再度SF1704eを利用して、実際のPMTを取得する。取得されたPMTは図11の形式をしており、ストリーム種別が「データ」で補足情報として「AIT」をもつエレメンタリ−ストリームのPIDが書かれている。更にSF1704eに、フィルタリング条件として今得られたAITのPIDとtable_id「0x74」を与えると、AITの実体が得られる。
図22は、AITの情報の一例を模式的に表した表である。AITバージョン番号2200は、そのAITのバージョンを表現する。AITバージョンが大きいほど、そのAITはより新しいAITである。等しいAITバージョンをもつAITは繰り返し受信されるが、AIT監視部2402はすでに取得したAITと等しいAITバージョンをもつAITは取得せずに無視し、すでに取得したAITよりも新しいAITのみを取得する。AIT監視部2402は、取得した新しいAITを、アプリケーション状態管理部2401に出力する。列2201はJava(登録商標)プログラムの識別子である。MHP規格によれば、この識別子はApplication IDとして定義される。列2202はJava(登録商標)プログラムの制御情報である。制御情報には「autostart」「present」「kill」等があり、「autostart」は即時に端末装置1300がこのJava(登録商標)プログラムを自動的に実行することを意味し、「present」は自動実行しないことを意味し、「kill」はJava(登録商標)プログラムを停止することを意味する。列2203は、DSM―CC方式でJava(登録商標)プログラムを含んでいるPIDを抽出するためのDSM―CC識別子である。列2204はJava(登録商標)プログラムのプログラム名である。列2205は、service_bound_flagで、1の場合は別のサービスを選択した際に当該Java(登録商標)プログラムは必ず終了されることを意味する。0の場合は、別のサービスを選択した際に、そのサービスのAITにも当該Java(登録商標)プログラムが記述されている場合には当該Java(登録商標)プログラムは終了せずに継続して実行されることを意味する。行2211、行2212、行2213、行2214は、Java(登録商標)プログラムの情報の組である。行2211で定義されるJava(登録商標)プログラムは、Java(登録商標)プログラムの識別子「0x3221」、制御情報「autostart」、DSMCC識別子「1」、プログラム名「a/TopXlet」の組である。同様に、行2212で定義されるJava(登録商標)プログラムは、Java(登録商標)プログラムの識別子「0x3222」、制御情報「present」、DSMCC識別子「1」、プログラム名「b/GameXlet」の組である。ここで、行2211、行2212、行2214で定義される3つのJava(登録商標)プログラムは同一のDSMCC識別子をもつが、これは1つのDSMCC方式でエンコードされたファイルシステム内に3つのJava(登録商標)プログラムが含まれていることを表す。ここでは、Java(登録商標)プログラムに対して4つの情報しか規定しないが、実際にはより多くの情報が定義される。詳細はDVB−MHP規格を参照されたい。
アプリケーション状態管理部2401は、AIT監視部2402から出力される更新されたAITの内容を解析し、AITの内容に基づいてJava(登録商標)プログラムの実行状態を管理する。
まずアプリケーション状態管理部2401は、AITの中から制御情報が「autostart」であるJava(登録商標)プログラムを見つけ出し、対応するDSMCC識別子およびJava(登録商標)プログラム名を抽出する。図22を参照して、AM1704bは行2211のJava(登録商標)プログラムを抽出し、DSMCC識別子「1」およびJava(登録商標)プログラム名「a/TopXlet」を取得する。次いでアプリケーション状態管理部2401は、AITから取得したDSMCC識別子を用いてDSMCC1704dにアクセスし、DSMCCファイルシステムに格納されたJava(登録商標)プログラムのファイルを取り出せるようにする。ファイルは1次記憶部1308や2次記憶部1307に記録される。MPEG2トランスポートストリーム中のTSパケットからファイルシステム等のデータを取り出し1次記憶部1308、2次記憶部1307等の記憶手段に保存することを以降、ダウンロードとよぶ。
図23は、ダウンロードしたファイルシステムの一例である。図中、丸はディレクトリを四角はファイルを表し、2301はルートディレクトリ、2302はディレクトリ「a」、2303はディレクトリ「b」、2304はファイル「TopXlet.class」、2305はファイル「GameXlet.class」、2306はディレクトリ「z」、2307はファイル「MusicXlet.class」、2308はファイル「StudyXlet。class」である。
次いでアプリケーション状態管理部2401は、1次記憶部1308にダウンロードされたファイルシステム中から実行するJava(登録商標)プログラムをJava(登録商標)VM1703に引き渡す。ここで、実行するJava(登録商標)プログラム名が「a/TopXlet」とすると、Java(登録商標)プログラム名の最後に「.class」を付加したファイル「a/TopXlet.class」が実行すべきファイルとなる。「/」はディレクトリやファイル名の区切りであり、図23を参照して、ファイル2304が実行すべきJava(登録商標)プログラムである。ファイルはJava(登録商標)プログラムとしてJava(登録商標) VM上で実行される。
アプリケーション状態管理部2401は、新しいAITバージョンを持つAITがAIT監視部2402から出力される度にそのAITを解析して新しいJava(登録商標)プログラムの実行状態を変更させる。
JMF1704aは、サービスに含まれる映像と音声の再生制御を担う。具体的には、サービスの再生時に、TSデコーダから出力されるMPEG2トランスポートストリームから特定の映像ESと音声ESをAVデコーダに入力させる。
JMF1704aは再生対象のチャンネル識別子を入力とする。まず、JMF1704aは、指定されたチャンネル識別子をキーとしてライブラリ1701bのチャンネル情報を検索し、プログラムナンバーを得る。次にSF1704eなどを利用して、MPEG2トランスポートストリームからPATを取得する。さらにPMTの情報から、先ほど得られたプログラムナンバーに対応するPMTのPIDが得られる。再度SF1704eを利用して、実際のPMTを取得する。取得されたPMTは図11の形式をしており、ストリーム種別が「映像」および「音声」であるエレメンタリストリームのPIDが書かれている。JMF1704aが、それらのPIDをライブラリ1701bを通してTSデコーダ13212のPIDフィルタ1502に設定すると、図15あるいは図16に示されたごとく、該当PIDで多重されている映像ESと音声ESがAVデコーダ1303でデコードされる。デコードされた音声及び映像は、スピーカ1304、ディスプレイ1305経由で再生される。
サービスマネージャ1704fは、アダプタ1311から入力されるMPEG2トランスポートストリーム中のサービスの再生、すなわち放送波の再生を管理する。以下に、アダプタ1311から入力されるMPEG2トランスポートストリーム中のサービスの再生を管理する方法を説明する。
サービスマネージャ1704fは、再生対象サービスのチャンネル識別子を入力とする。サービスマネージャ1704fは、図13のアダプタ1311から出力されるMPEG2トランスポートストリームをTSデコーダ1302に出力するように、ライブラリ1701bを通して指示する。またライブラリ1701bを通して各ハードウェア構成要素の出力先を図15に示す経路で流れるように設定する。その後、JMF1704aにアダプタ1311から入力されるMPEG2トランスポートストリームの中の再生すべきチャンネル識別子を与える。すると、JMF1704aは、既に述べた動作によって、アダプタ1311から出力されるMPEG2トランスポートストリームに多重された映像と音声の再生を開始する。更に、サービスマネージャ1704fは、AM1704bのAIT監視部2402に、アダプタ1311から出力されるMPEG2トランスポートストリームの中の再生すべきチャンネル識別子を与える。すると、AM1704bはアダプタ1311から出力されるMPEG2トランスポートストリームに多重されたAITに従って、アダプタ1311から出力されるMPEG2トランスポートストリームに多重されたJava(登録商標)プログラムの実行および終了を開始する。その後、サービスマネージャ1704fからサービス再生の中止が指示されるまで、上述のサービスの再生を継続する。
EPG1702は、電子番組表(Electric Program Guideの略)であり、録画や再生の対象とする番組をユーザに選択させる機能である。EPG1702は、放送番組一覧を表示してユーザに希望の番組を選択させる。図19は、録画対象とする番組を選択させるための画面表示の一例である。時刻1901とチャンネル1(1902)とチャンネル2(1903)が格子状に表示され、各時刻で再生可能な各チャンネルの番組を一覧できる。ユーザは端末装置1300の入力部1310に備わっている上下左右カーソルボタン1401〜1404を用いて画面上のフォーカス1911を移動させることができる。更にOKボタン1405を押下すると、現在フォーカスが当たっている番組が再生対象として選択される。EPG1702は当該番組のチャンネル識別子をライブラリから取得して知っており、ユーザによって再生対象番組が選択されると、当該番組のチャンネル識別子サービスマネージャ1704fに通知する。さらに、本実施の形態のEPG1702は、ユーザによって再生対象番組が選択される度に、当該チャンネル識別子を後述するJava(登録商標)アプリケーションに通知する。そのために、EPG1702は、Java(登録商標)アプリケーションが持つリスナークラスを登録するためのJava(登録商標)メソッドとして、register(WatchChannel wc)メソッドを備えている。パラメータwcにリスナークラスWatchChannelのインスタンスを指定して本メソッドを呼び出すと、以降、EPG1702は、ユーザが再生対象番組を選択する度に、選択されたチャンネル識別子をリスナークラスのインスタンスに通知する。WatchChannelは、notify(ChannelNum cn)というメソッドを持っている。ユーザが再生対象番組を選択する度に、EPG1702は当該チャンネル識別子をパラメータcnに設定してnotifyメソッドを呼び出す。
以上述べたROM1309に内蔵されたソフトウエアの構成により、放送波にMPEG2トランスポートストリームに多重されたAITを取り出し、そこに記述された情報に基づいて多重されたDSMCCファイルシステムに格納されJava(登録商標)プログラムを取り出し、そのJava(登録商標)プログラムをJava(登録商標)VM1703上で実行することができる。
次に本実施の形態の特徴的なJava(登録商標)アプリケーションの一例を以下に示す。
図1に、本実施の形態のJava(登録商標)アプリケーションの内部構成を示す。本実施の形態のJava(登録商標)アプリケーションは、番組選択通知手段1801、総視聴時間算出手段1802、番組属性値対応表1803、第1種の広告表示手段1804、第1種の広告履歴記憶手段1805、第1種の広告選択手段1806、第1種の広告記憶手段1807、第1種の広告取得手段1808、広告履歴条件成立判定手段1809、第2種の広告選択手段1810、第2種の広告記憶手段1811、第2種の広告取得手段1812、第2種の広告表示手段1813で構成される。
番組選択通知手段1801は、EPG1702から通知されるユーザが再生対象として選択したチャンネル識別子を受け取る。番組選択通知手段1801は、具体的には、先述したJava(登録商標)のリスナークラスであるWatchChannelクラスの実体である。ユーザが再生対象番組を選択する度に、EPG1702は当該チャンネル識別子をパラメータcnに設定して、WatchChannelが持つnotifyメソッドを呼び出す。すると、番組選択通知手段1801は、そのチャンネル識別子を総視聴時間算出手段1802に通知する。
総視聴時間算出手段1802は、チャンネル識別子の通知を受けると、その通知を受けた時刻をチャンネル識別子と組み合わせて一時的に記憶する。次に、番組属性値対応表1803を参照して、チャンネル識別子と時刻を元に、現在再生中の番組の属性と重みを調べる。
図21は、番組属性値対応表18のデータフォーマットの概念図である。2100は番組属性値対応表である。2101はチャンネル識別子である。2102は時刻であり、番組の開始時刻と終了時刻が記される。2103は番組名であり、チャンネル識別子2101で特定されるチャンネルの時刻2102に記された当該開始時刻から当該終了時刻までの間に放送されている番組の名称である。属性2104は、当該番組が属するカテゴリを示す。例えば、映画やドラマであれば「映画ドラマ」という属性が、音楽関連の番組であれば「音楽」という属性が、ニュース番組であれば「ニュース」という属性が、アニメ番組であれば「アニメ」という属性が、料理番組であれば「食」という属性が付される。重み2105は、各番組の総視聴時間の計算に用いる重み付けの値である。
図25は、番組属性値対応表18の具体的な一例である。2500は番組属性値対応表のフォーマット2100の具体的な一例である。2501及び2503はチャンネル識別子2101の具体的な例であり、チャンネル識別子=1の場合が2501、チャンネル識別子=2の場合が2503である。時刻2502欄には、番組属性値対応表のフォーマット2100の時刻2102の具体的な表現として、開始時刻と終了時刻が記されている。2504は番組名2103の具体例であり、例えば「映画12」などが記される。2505は属性2104の具体例であり、例えば「映画12」の属性値は「映画ドラマ」と記される。2506は、重み2105の具体例であり、例えば「映画12」の重みは「2」である。
例えば、総視聴時間算出手段1802に対して、チャンネル識別子=2が時刻12:00に通知されると、現在再生中の番組名は「映画12」、その属性値は「映画ドラマ」、その重みは「2」となる。そして、次にチャンネル識別子=1が時刻15:00に通知されると、そこまでの時間はずっとチャンネル識別子=2の番組が再生されていたことになる。よって、この場合に、そこまでの時間に再生されていた番組は、図25を参照して、12:00−14:00に「映画12」(重み=2)、14:00−15:00に「音楽14」(重み=1)となる。そして、15:00以降は、「チャンネル識別子=1が再生されているのだから、番組は「ドラマ16」(重み=1)が再生されていることになる。再生された番組は、ユーザが視聴していた番組と考えられる。
このようにして、現在再生中の番組の属性と重みを調べた後、総視聴時間算出手段1802は各属性値に、対応する番組の視聴時間と重みの積を総和した値を算出する。この値を、各属性値の総視聴時間と呼ぶことにする。式で記述すると、以下のようになる。
総視聴時間=Σ(属性に属する番組を再生した時間)×(当該番組に付された重み)
(各属性に属する全ての番組に関して総和を取る)
例えば、総視聴時間算出手段1802に、チャンネル識別子=2が時刻12:00に通知され、チャンネル識別子=1が時刻14:00に通知され、チャンネル識別子=2が時刻17:00に通知されたとする。すると、時刻12:00から17:00の間に再生された、すなわちユーザが視聴した番組は、「映画12」(属性=映画ドラマ、重み=2、再生時間=2時間)、「ニュース14」(属性=情報、重み=1、再生時間=1時間)、「ドラマ15」(属性=映画ドラマ、重み=1、再生時間=1時間)、「ドラマ16」(属性=映画ドラマ、重み=1、再生時間=1時間)となる。
(各属性に属する全ての番組に関して総和を取る)
例えば、総視聴時間算出手段1802に、チャンネル識別子=2が時刻12:00に通知され、チャンネル識別子=1が時刻14:00に通知され、チャンネル識別子=2が時刻17:00に通知されたとする。すると、時刻12:00から17:00の間に再生された、すなわちユーザが視聴した番組は、「映画12」(属性=映画ドラマ、重み=2、再生時間=2時間)、「ニュース14」(属性=情報、重み=1、再生時間=1時間)、「ドラマ15」(属性=映画ドラマ、重み=1、再生時間=1時間)、「ドラマ16」(属性=映画ドラマ、重み=1、再生時間=1時間)となる。
この場合、各属性の総視聴時間は、映画ドラマ属性に関して、総視聴時間=2時間×2+1時間×1+1時間×1=6である。また情報属性に関して、総視聴時間=1時間×1=1である。また音楽属性や食属性やアニメ属性に関しては番組が再生されていないため、総視聴時間=0となる。
総視聴時間算出手段1802は、過去に再生されたチャンネル識別子とそれが通知された時刻をすべて記憶する。そしてチャンネル識別子の通知がある度に、上述のようにして算出した、各属性の総視聴時間を、第1種の広告選択手段1806に出力する。
第1種の広告取得手段1808は、表示すべき広告データを取得する。広告データは、グラフィックスやテキスト、映像、音声等、任意のものでよい。広告データは例えば、MPEG2トランスポートストリームに多重されたDSMCCファイルシステムを使ってファイルとして転送してもよい。この場合、広告取得手段1808は、Java(登録商標)ライブラリ1704のDSMCC1704dを利用して広告データのファイルを読み出す。あるいは、インターネットで接続された情報サーバに広告データを保存しておき必要に応じてネットワークインタフェースを利用して取得しても良い。この場合は、Java(登録商標)ライブラリ1704が別途提供するネットワーク接続機能等で、httpプロトコル等を使用してインターネット経由で情報サーバから広告データを取得できる。ネットワーク接続機能はJava(登録商標)の基本ライブラリとして提供される機能であり、一般に知られた機能である。第1種の広告取得手段1808は、取得した広告データを第1種の広告記憶手段1807に出力する。
広告データは、番組と同様に、それぞれ属性値が割り当てられている。例えば、映画の広告には、映画ドラマ属性が割り当てられる。また、本や新聞等の広告には、情報属性が割り当てられる。また別の例では、音楽CDの広告には、音楽属性が割り当てられる。
第1種の広告記憶手段1807は、第1種の広告取得手段から出力される広告データを受け取り、1次記憶部1308や2次記憶部1307を使って一時的あるいは永久的に記憶する。広告データには属性が割り当てられているため、記憶フォーマットとしては図26に示すようなものになる。2600は記憶するための表であり、属性2601と広告データ2602が組み合わせて記憶される。図27は記憶されている広告データの一例である。例えば、属性値が映画ドラマの広告データとして、映画Aビットマップや映画Bビットマップ等が記憶される。
第1種の広告選択手段1806は、総視聴時間算出手段1802から各属性の総視聴時間が出力される度に、第1種の広告記憶手段1807から新規に広告データを一つ取り出す。広告データの選択は、総視聴時間算出手段1802から得られた、各属性の総視聴時間の比率に応じて、各属性に割り当てられた広告データが選ばれるようにする。
例えば、前述の例では、映画ドラマ属性に関して、総視聴時間=6である。また情報属性に関して、総視聴時間=1である。また音楽属性や食属性やアニメ属性に関しては番組が再生されていないため、総視聴時間=0であった。これにより、映画ドラマ属性の広告:情報属性の広告:音楽属性の広告:食属性の広告:アニメ属性の広告=6:1:0:0:0の比率で広告が選択されるようにする。すなわち、広告選択手段1806は、1から7までの整数乱数を発生させ、乱数値が1から6であれば映画ドラマ属性の広告から一つ選び、あるいは乱数値が7であれば情報属性の広告から一つ選ぶ。例えば、欄数値が3であれば、映画ドラマ属性の広告から一つ、一例として「映画Bビットマップ」が選ばれる。
第1種の広告選択手段1806が選択した広告データは、それが選択される度に、第1種の広告履歴記憶手段と広告履歴条件成立判定手段1809に渡される。
第1種の広告履歴記憶手段1805は、第1種の広告選択手段1806から渡された広告データを全て記憶していく。これにより、過去に選択された広告を全て時系列に沿って広告データ履歴として記憶できる。同時に、第1種の広告履歴記憶手段は、広告データ履歴を第1種の広告表示手段1804に出力する。このとき、広告データ履歴は選択された順に時系列に並べて渡す。
第1種の広告表示手段1804は、第1種の広告履歴記憶手段1805から受け取った広告データ履歴を利用して、過去に選択された広告データを一覧表示する。一覧表示する方法は任意である。単純に広告データをディスプレイ1305上に時系列順に並べて表示してもよいが、本実施の形態では、ビンゴゲームカードのように5×5のマス目に広告データを一つずつ表示するようにする。ビンゴゲームカード形式で表示する場合、第1種の広告表示手段1804は、予め第1種の広告記憶手段1807から25種類の広告データを選択して取り出して、5×5のマス目に選択した25種類の広告データを一つずつ表示するよう表示位置を定めておき、後に第1種の広告履歴記憶手段1805から受け取った広告をこの予め定めた表示位置に表示する。このような手法をとるメリットは、広告の重要度に応じて表示位置を決定できる点である。例えば、第1種の広告表示手段1804が総視聴時間算出手段1802から各属性ごとの総視聴時間を得られるようにしておき、総視聴時間値が大きいものを重要な属性と考え、それらの属性が割り当てられた広告データを目立つ位置に配置するなどの手法が取れる。ここで決定した表示予定位置情報は、第1種の広告履歴記憶手段1805から受け取った広告データ履歴と共に、広告履歴条件成立判定手段1809に通知する。
第1種の広告表示手段1804が広告データ履歴を画面に表示するタイミングは、第1種の広告履歴記憶手段1805から広告データ履歴を受け取った瞬間、及びユーザがリモコンキーによって広告履歴の表示を指示した任意の瞬間とする。これにより、ユーザは再生対象チャンネルを切り替えた場合だけでなく、任意のタイミングで広告データを閲覧できる。
第1種の広告表示手段1804を上述のように構成することで、第1種の広告履歴記憶手段1805から第1種の広告データ履歴を受け取る度に、新しく選ばれた広告データを表示すると共に、過去に選ばれた広告データも合わせて表示することが可能となる。
例えば、第1種の広告表示手段1806は、適当な時点での総視聴時間データの映画ドラマ属性の広告:情報属性の広告:音楽属性の広告:食属性の広告:アニメ属性の広告=10:10:3:1:1という比率に基づき、第一の広告記憶手段1807から25個の広告データを選択して取得し、図28に示すようなビンゴカード2800を見立てた表示予定位置を定める。
第1種の広告選択手段1806が最初に「映画Bビットマップ」を選択すると、第1種の広告履歴記憶手段1805は「映画Bビットマップ」を記憶し、第1種の広告表示手段1806は、映画B予定位置の位置に「映画Bビットマップ」を表示する。この様子が図29に示すビンゴカード2900である。
次に、第1種の広告選択手段1806が「本Aビットマップ」を選択すると、第1種の広告履歴記憶手段1805は「本Aビットマップ」を時系列順に追加して記憶し、第1種の広告表示手段1806は、本A予定位置の位置に「本Aビットマップ」を表示し、さらに過去に選択された「映画Bビットマップ」を映画B予定位置の位置に表示する。この様子が図30に示すビンゴカード3000である。このとき、新しく選択された「本Aビットマップ」は強調表示するようにしておけば、ユーザに対して新しい広告を明示することができる。
広告履歴条件成立判定手段1809は、第1種の広告表示手段1804から広告データの表示予定位置情報と広告データ履歴を受け取り、広告データ履歴が特定の条件を満たしているかどうか判断する。例えば、広告データ履歴に含まれている広告データが、予め設定されている特定の広告データの組み合わせに一致すること等が条件となる。上述したビンゴカードの例であれば、縦、横、対角線のいずれかの方向に並んだ5つの広告表示予定位置に対応する広告データが5つとも全て選択されることが条件となる。例えば、ユーザがチャンネル選択を繰り返すうちに、第1種の広告選択手段1806が「映画Bビットマップ」「本Aビットマップ」「映画Dビットマップ」「本Bビットマップ」「映画Aビットマップ」「映画Cビットマップ」「映画Eビットマップ」の順に選択したとする。この時、第1種の広告表示手段1804の表示は図18のビンゴカード1800に示すものとなり、縦方向に「映画Aビットマップ」「映画Bビットマップ」「本Aビットマップ」「映画Dビットマップ」「映画Eビットマップ」までの5種類の広告データが並ぶ。よって広告履歴条件成立判定手段1809は特定の条件を満たしたと判断する。特定の条件が満たされると、広告履歴条件成立判定手段1809はその条件を満たした広告データの組み合わせに対応する属性値を第2種の広告選択手段に通知する。
第2種の広告取得手段1812は、第1種の広告取得手段1808と同等の機能を有するため、再度の説明を省略する。違う点は、第1種の広告取得手段1808と独立して異なる種類の広告を異なる位置から取得できる点である。
第2種の広告記憶手段1811は、第1種の広告記憶手段1807と同等の機能を有するため、再度の説明を省略する。違う点は、第1種の広告取得手段1808と独立して異なる種類の広告を記憶できる点である。
第2種の広告選択手段1810は、広告履歴条件成立判定手段1809から受け取った属性値に属する広告データを第2種の広告記憶手段1811に記憶されている広告データの中からひとつ選択して取得する。広告データの選択は任意の方法でよいが、ここでは、5つの属性値の種類ごとの比率に応じて選択する。例えば、広告履歴条件成立判定手段1809が、「映画Aビットマップ」「映画Bビットマップ」「本Aビットマップ」「映画Dビットマップ」「映画Eビットマップ」の5種類の広告データによって特定の条件を満たしたとした場合は、映画ドラマ属性4つと情報属性1つという情報が、第2種の広告選択手段に通知される。この場合、映画ドラマ属性:情報属性=4:1の比率で選ばれるようにする。具体的には、1〜5の整数乱数を発生させ、乱数値が1〜4であれば映画ドラマ属性の広告を、乱数値が5であれば情報属性の広告を、第2種の広告選択手段1810が記憶する広告データの中から選択して取得する。第2種の広告選択手段1810が選択した広告データは第2種の広告表示手段1813に渡される。
第2種の広告表示手段1813は、受け取った広告データをディスプレイ1305上に表示する。表示の方法は任意である。当該広告データを単独で表示してもよいし、第1種の広告表示手段1804が表示する第1種の広告と同時に同一画面上に表示してもよい。
なお、本実施の形態1では、放送受信装置として構成したが、これに限ることなく、コンテンツを再生する装置であれば任意の再生装置として本発明は構成可能である。例えば、インターネット経由でコンテンツを取り込んで再生する装置への適用も可能である。
本実施の形態1では、Java(登録商標)プログラムをダウンロードして実行する形で広告表示サービスを実現したが、これに限ることなく、任意の構成要素をROMに記録された形式で実現可能である。例えば、総視聴時間算出手段や番組属性値対応表を予め端末のROMやRAMに内蔵する形態で実現することも可能である。また、Java(登録商標)プログラムを全て端末のROMやRAMに内蔵する形態で実現することも可能である。
また、本実施の形態1では、プログラムの記述言語としてJava(登録商標)言語を例にとったが、これに限ることなく、任意の言語を用いてよい。
本発明にかかる放送受信装置は、過去に表示した広告を履歴的に表示する機能を有し、インタラクティブな放送受信端末等として有用である。また、放送の受信以外にも、インターネット経由でのコンテンツの再生等の用途にも有効である。
1801 番組選択通知手段
1802 総視聴時間算出手段
1803 番組属性値対応表
1804 第1種の広告表示手段
1805 第1種の広告履歴記憶手段
1806 第1種の広告選択手段
1807 第1種の広告記憶手段
1808 第1種の広告取得手段
1809 広告履歴条件成立判定手段
1810 第2種の広告選択手段
1811 第2種の広告記憶手段
1812 第2種の広告取得手段
1813 第2種の広告表示手段
1802 総視聴時間算出手段
1803 番組属性値対応表
1804 第1種の広告表示手段
1805 第1種の広告履歴記憶手段
1806 第1種の広告選択手段
1807 第1種の広告記憶手段
1808 第1種の広告取得手段
1809 広告履歴条件成立判定手段
1810 第2種の広告選択手段
1811 第2種の広告記憶手段
1812 第2種の広告取得手段
1813 第2種の広告表示手段
Claims (4)
- 番組と属性値の対応付けを記憶する番組属性値対応記憶手段と、
番組と総視聴時間計算に用いる重み値の対応付けを記憶する番組重み値記憶手段と、
各属性値に対応する番組の視聴時間とその番組に対して設定された重みの積を総和した値である各属性の総視聴時間を算出する総視聴時間算出手段と、
各属性の総視聴時間が長いほど高い確率で当該属性に対応付けられた第1種の広告をひとつ選択する第1種の広告選択手段と、
第1種の広告選択手段が選択した広告の履歴を記憶する第1種の広告履歴記憶手段と、
第1種の広告履歴記憶手段が記憶する広告を履歴に基づいて表示する第1種の広告表示手段とを備えることを特徴とする放送受信装置。 - 第1種の広告履歴記憶手段が記憶する第1種の広告の履歴が一定の条件を満たすかどうか判断する広告履歴条件成立判定手段と、
広告履歴条件成立判定手段が第1種の広告の履歴が一定の条件を満たすと判断した場合に、第1種の広告とは異なる第2種の広告を新たに選択する第2種の広告選択手段と、
第2種の広告選択手段が選択した第2種の広告を表示する第2種の広告表示手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 第2種の広告選択手段は、広告履歴条件成立判定手段が第1種の広告の履歴が一定の条件を満たすと判断した場合に、前記一定の条件を満たしている第1種の広告に対応付けられた属性値に対応付けられた第2種の広告の中から新たにひとつの第2種の広告を選択することを特徴とする請求項2記載の放送受信装置。
- 前記第1種の広告履歴条件成立判定手段が、前記第1種の広告の履歴が満たすべき一定の条件を、各属性値の過去の総視聴時間の比率によって定めることを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の放送受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008168343A JP2010011115A (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008168343A JP2010011115A (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 放送受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010011115A true JP2010011115A (ja) | 2010-01-14 |
Family
ID=41591063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008168343A Pending JP2010011115A (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 放送受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010011115A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102263647A (zh) * | 2010-05-31 | 2011-11-30 | 索尼公司 | 数据过滤装置和数据过滤方法 |
-
2008
- 2008-06-27 JP JP2008168343A patent/JP2010011115A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102263647A (zh) * | 2010-05-31 | 2011-11-30 | 索尼公司 | 数据过滤装置和数据过滤方法 |
| JP2011250331A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Sony Corp | データフィルタリング装置、および、データフィルタリング方法 |
| CN102263647B (zh) * | 2010-05-31 | 2016-02-03 | 索尼公司 | 数据过滤装置和数据过滤方法 |
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