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JP2010010018A - 燃料電池システム - Google Patents

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JP2010010018A
JP2010010018A JP2008169918A JP2008169918A JP2010010018A JP 2010010018 A JP2010010018 A JP 2010010018A JP 2008169918 A JP2008169918 A JP 2008169918A JP 2008169918 A JP2008169918 A JP 2008169918A JP 2010010018 A JP2010010018 A JP 2010010018A
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JP2008169918A
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Kiyomi Yamashita
喜代実 山下
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】システムの内部における電気異状状態であるか、システムの外部における電気異状状態であるか否かにより、システムの発電運転の内容を変更し、燃料電池の保護性および耐久性を高めることができるシステムを提供する。
【解決手段】システム100は、他電源300と接続される燃料電池1を有する。負荷を作動させる電圧が不足するとき、システム100の内部における電気異状状態を検出する検出部281と、負荷を作動させる電圧が不足するとき、システム100の内部における電気異状状態であるかシステム100の外部における電気異状状態であるか否かを判定する判定部240と、判定部240の判定に応じて、システム100の発電運転の内容を変更する変更制御部240とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は燃料電池システムに関する。
燃料電池システムは、燃料電池で形成されたスタックと、スタックの燃料極に燃料を供給する燃料通路と、スタックの酸化剤極に酸化剤流体として空気を供給する酸化剤通路とを有する。スタックは、スタックが発電した直流電力を交流電力に変換させるインバータを介して商用電源と接続されて系統連系されている。
燃料電池システムによれば、インバータの電圧が不足するとき、燃料電池システムの内部の電気異状状態であるか、燃料電池システムの外部における電気異状状態であるかは、必ずしも良好に判定することができず、燃料電池システムの燃料電池の発電運転を直ちに強制的に停止させることにしているのが一般的である。しかしながら燃料電池の保護性および耐久性の向上を考慮すると、燃料電池システムの燃料電池の発電運転を急激に停止させることは、好ましくない。
そこで、特許文献1には、商用電源の停電を検出する停電検出手段を設け、停電検出手段が商用電源の停電を検出するとき(燃料電池システムの外部の電気異状状態)であっても、スタックの発電を継続させる燃料電池システムが提供されている(特許文献1)。
特開2003−197231号公報
上記した特許文献1は、商用電源の停電が検出されるときにおける対策が設けられた燃料電池システムであるものの、燃料電池システムの内部において発生した漏電等の電気異状状態に良好に対処するものではない。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、燃料電池システムの内部における電気異状状態であるか、燃料電池システムの外部における電気異状状態であるか否かにより、燃料電池システムの発電運転の内容を変更し、燃料電池の保護性および耐久性を高めることができる燃料電池システムを提供することを課題とする。
本発明の燃料電池システムは、他電源と接続可能な燃料電池と、燃料電池の燃料極に燃料を供給する燃料通路と、燃料電池の酸化剤極に酸化剤を供給する酸化剤通路とを有する燃料電池システムであって、燃料電池システムの内部における電気異状状態を検出する検出部と、燃料電池システムの内部における電気異状状態であるか燃料電池システムの外部における電気異状状態であるか否かを判定する判定部と、判定部の判定に応じて燃料電池システムの発電運転の内容を変更する変更制御部とを具備する。
他電源は燃料電池以外の電源であり、商用電源が代表的なものであるが、キャパシタ、バッテリーでも良い。負荷は燃料電池の発電電力および/または他電源の電力で作動されるものである。
本発明によれば、漏電等の電気異状状態が発生するときにおいて、判定部は、燃料電池システムの内部における電気異状状態であるか、燃料電池システムの外部における電気異状状態であるか否かを判定する。判定部の判定に応じて、変更制御部は燃料電池システムの発電運転の内容を変更する。従って、漏電等の電気異状状態が発生するときであっても、燃料電池の発電運転を強制的に停止させる頻度が低減される。故に、燃料電池に対する保護性ひいては耐久性を高めることができる。
本発明は次の好適態様を採用できる。
・好ましくは、変更制御部は、判定部が燃料電池システムの内部における電気異状状態であると判定するとき、燃料電池の発電運転を停止させ、且つ、判定部が燃料電池システムの外部における電気異状状態であると判定するとき、燃料電池の保護操作を実行する。上記したように判定部が燃料電池システムの内部における電気異状状態であると判定するとき、変更制御部は燃料電池の発電運転を直ちに停止させる。このため燃料電池の内部における電気異状状態の影響が抑えられる。これに対して、判定部が燃料電池システムの外部における電気異状状態であると判定するとき、変更制御部は、燃料電池の発電運転を直ちに停止させるのではなく、燃料電池の保護操作を実行する。従って燃料電池に対する保護性を高めることができ、燃料電池の耐久性を高めることができる。ここで、燃料電池が発電運転しているとき、燃料電池の発電運転を直ちに停止させることは、燃料電池の耐久性を高めるためには好ましくない。そこで、燃料電池の保護操作は、燃料電池の発電運転を少なくとも所定時間継続させることをいう。所定時間としては、燃料電池システムに応じて設定され、1分以上、2分以上、5分以上、10分以上、30分以上、60分以上が挙げられる。そのまま、燃料電池の発電を継続させても良い。要するに、『所定時間継続』は、燃料電池の発電運転を直ちに停止させないことをいう。従って、保護操作は、燃料を燃料電池の燃料極に所定時間以上継続して供給すると共に、酸化剤を燃料電池の酸化剤極に所定時間以上継続して供給することをいう。
・好ましくは、判定部が燃料電池システムの内部における電気異状状態であると判定するとき、変更制御部は、他電源と燃料電池システムとの電気接続を遮断させ、且つ、燃料電池に対して燃料の供給および酸化剤の供給を停止させることにより燃料電池の発電運転を強制的に停止させ、且つ、判定部が燃料電池システムの外部における電気異状状態であると判定するとき、変更制御部は、他電源と燃料電池システムとの電気接続を遮断させ、且つ、燃料電池に対して燃料の供給および酸化剤の供給を継続させて燃料電池の発電運転を継続させる。電気異状状態は漏電が代表的なものである。
・好ましくは、記憶部が設けられており、判定部が燃料電池システムの内部における電気異状状態であると判定するとき、第1変更制御部は、燃料電池システムの内部における電気異状状態であると判定された状態における燃料電池システムに搭載されている各機器の作動情報を記憶部に記憶させる。記憶部としては、内部記憶部でも、付設される外部記憶部でも良い。ICメモリ、磁気メモリが例示される。具体的には不揮発性メモリ等のメモリが挙げられる。
・好ましくは、燃料電池が発電した直流電力を交流電力に変換させるインバータが燃料電池と他電源との間に設けられており、他電源とインバータとの間には、他電源とインバータとを接続および遮断可能なスイッチング素子が設けられている。スイッチング素子はリレースイッチ、マイクロスイッチ、半導体スイッチでも良い。
本発明によれば、燃料電池システムの内部における電気異状状態であるか、燃料電池システムの外部における電気異状状態であるか否かにより、燃料電池システムの発電運転の内容を変更する。従って、電気異状状態が発生するときであっても、燃料電池の発電運転している燃料電池の発電運転を直ちに停止させる頻度が低減される。故に、燃料電池の保護性および耐久性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
(全体構成)
図1において、燃料電池システム(以下、単にシステムともいう)100は、一般家庭、または業務店、ビル等に設置される定置用であり、冷却水(冷媒)が流れる冷却通路を有する燃料電池のスタック1と、冷却水(冷却液)をスタック1の冷却通路10に流してスタック1を冷却する主冷却回路2と、主冷却回路2から分岐して設けられ主冷却回路2を流れる冷却水の一部を流し主冷却回路2に戻す分岐回路3と、分岐回路3に設けられ分岐回路3を流れる冷却水(冷媒)を処理する冷却水処理部(冷媒処理部)として機能するイオン交換器4と、これらを収容する収容室60をもつパッケージ6(筐体)とを有する。スタック1の膜電極接合体は固体高分子型のイオン伝導膜(例えば炭化フッ素系、炭化水素系)を有しており、シート型でも良いしチューブ型でも良い。
イオン交換器4は、容器40と、容器40内に交換可能に収容された粒状またはシート状のイオン交換樹脂(冷媒浄化処理材料)の集合体とを有する。従ってシステム100の発電運転中においてイオン交換器4は冷却水の電気伝導度を常に低減できるように設定されている。
分岐回路3は、主冷却回路2からイオン交換器4の入口4iに向かう往路30と、イオン交換器4の出口4pから主冷却回路2に向かう復路31とを有する。
ここで、主冷却回路2を流れる冷却水の温度の温度を検出するために、スタック1の冷却通路10の入口温度T1を検出する入口温度センサ20が設けられている。スタック1の冷却通路10の出口温度T2を検出するために、出口温度センサ21が設けられている。分岐回路3のうちイオン交換器4の温度T3を検出するために、温度センサ35が設けられている。
本実施形態によれば、分岐回路3の始端3aは、主冷却回路2のうち第1ポンプ23の吐出口側に繋がれており、終端3cは主冷却回路2のうち第1ポンプ23の吸入口側に繋がれている。結果として、始端3aは、スタック1の冷却通路10の入口10iの上流に繋がれている。
本実施形態によれば、主冷却回路2のうちスタック1の冷却通路10の出口10pから入口10iにかけて、出口温度センサ21、電気ヒータ29、第1熱交換器22、第1ポンプ23(第1搬送源)、アノード凝縮器24、入口温度センサ20が直列に設けられている。なお、電気ヒータ29は、スタック1の起動時等のように主冷却回路2を流れる冷却水の温度が過剰に低いときに、冷却水を暖めるものである。スタック1の定常運転時には、基本的には、電気ヒータ29はオフとされている。
第1ポンプ23が作動すると、主冷却回路2の冷却水は、アノード凝縮器24で受熱し、入口温度センサ20を経て、スタック1の入口10iから冷却通路10に流れ、スタック1から受熱し、冷却通路10を経て出口10pから吐出され、更に温度センサ21、電気ヒータ29、第1熱交換器22を順に流れる。このため、スタック1が発電するときに発生した熱は、主冷却回路2の冷却水に回収される。更に、改質装置70で発生したアノードガスの熱はアノード凝縮器24を経て主冷却回路2の冷却水に回収される。なお、主冷却回路2の冷却水は電気伝導度が低い液体が採用されている。
スタック1の燃料極であるアノードにアノードガス(例えば水素含有ガス等の燃料)を供給するアノードガス供給系7について説明する。アノードガス供給系7は、改質装置70と、改質装置70を改質反応に適するように加熱するバーナ71と、バーナ71に燃焼用空気を供給する空気ポンプ72(燃焼用空気搬送源)と、改質装置70に燃料原料(天然ガス等)を供給する燃料ポンプ73(燃料原料搬送源)と、改質装置70の蒸発部に水(純水)を供給する水ポンプ74(改質用水搬送源)と、改質装置70の出口70pとスタック1のアノード入口とをアノード凝縮器24およびアノード入口バルブ75を経て繋ぐアノードガス供給通路76(燃料通路)とを有する。ここで、改質装置70で生成されたアノードガスは、アノードガス供給通路76を介してスタック1のアノード(燃料極)に供給される。
スタック1の酸化剤極であるカソードにカソードガス(例えば空気等の酸素含有ガス等の酸化剤ガス)を供給するカソードガス供給系8について説明する。カソードガス供給系8は、カソードガス供給通路80(酸化剤通路)と、カソードガス供給通路80に設けられたポンプ81(カソードガス供給源)、加湿器82とを有する。ポンプ81が作動すると、カソードガスは加湿器82の加湿部で加湿された後、スタック1のカソード(酸化剤極)に供給される。
アノードオフガス排出系90について説明する。オフガスとは、スタック1において発電反応を経たガスという意味である。図1に示すように、アノードオフガス排出系90は、スタック1のアノードのアノード出口とバーナ71とを繋ぐアノードオフガス通路91と、アノードオフガス通路91に設けられたアノード出口バルブ92と、アノードオフガス通路91に設けられたアノードオフガス凝縮器93とを有する。ここで、スタック1のアノード出口から排出されたアノードオフガスは可燃成分を含むため、アノードオフガス凝縮器93で水分を低下させた後、バーナ71に供給され、燃焼される。
カソードオフガス排出系95について説明する。図1に示すように、カソードガス排出系95は、スタック1のカソード出口から排出されたカソードオフガスを加湿器82の吸湿部を経て流すカソードオフガス通路96と、カソードオフガス通路96に設けられたカソードオフガス凝縮器97とを有する。ここで、スタック1のカソード出口から排出されたカソードオフガスは、加湿器82の吸湿部で吸湿された後、カソードオフガス凝縮器97で水分を更に低下させ排気される。
バイパス系は、アノードガス供給通路76から分岐されてアノードオフガス通路91に向かうパイパス通路101と、パイパス通路101に設けられたパイパスバルブ102とを有する。起動時等のように、アノードガスの組成が充分安定していないとき、バルブ75が閉鎖した状態で、パイパスバルブ102が開放すると、アノードガス供給通路76を流れるアノードガスは、スタック1のアノードを迂回し、パイパスバルブ102を介してアノードオフガス通路91に供給され、バーナ71で燃焼される。
図1に示すように、排熱回収系120は、第2ポンプ122(水搬送源)、アノードオフガス凝縮器93、カソードオフガス凝縮器97、燃焼排気熱交換器125、第2熱交換器127を経て循環する循環回路128を有する。第2ポンプ122が作動すると、循環回路128を冷却水(冷媒)が循環し、アノードオフガス凝縮器93、カソードオフガス凝縮器97、燃焼排気熱交換器125の熱が回収される。これにより循環回路128を流れる冷却水が加熱される。
貯湯系130について説明する。図1に示すように、貯湯系130は、温水を貯留する貯湯槽131と、貯湯槽131の吐出口と貯湯槽131の吸入口とを繋ぐ貯湯回路132と、貯湯回路132に順に配置された第3ポンプ133(水搬送源)、第2熱交換器127、第1熱交換器22とを有する。第3ポンプ133が作動すると、貯湯回路132を流れる水が第2熱交換器127および第1熱交換器22を経て加熱される。すなわち、排熱回収系120で回収された熱は、第2熱交換器127により貯湯回路132の温水として回収される。主冷却回路2で回収された熱は第1熱交換器22により貯湯回路132の温水として回収される。貯湯槽131は、貯湯槽131内の温度を検出する温度センサ131mを有する。温度センサ131mの数および位置は適宜設定される。貯湯槽131は満水となるように制御されており、温度センサ131mが検知する温度により貯湯槽131の蓄熱エネルギは把握される。
なお、貯湯槽131において不足する水は、補給通路135から補給される。温水は給湯通路137から温水消費部に向けて吐出される。後述するマイコン240は、出力処理回路を介して、ポンプ23、122、133、81、72、73、74、バルブ75、92、102、電気ヒータ29をそれぞれ制御する制御信号を出力する。
発電運転時にはスタック1は発電反応により発熱して次第に昇温する。昇温する度合が高く、スタック1が過剰昇温されると、スタック1の発電性能に影響を与える。そこでマイコン240は、第1ポンプ23を作動させ、主冷却回路2の冷却水を循環させ、スタック1の冷却回路に流すことによりスタック1を冷却し、スタック1の過剰昇温を防止する。主冷却回路2を流れる冷却水の一部は、分岐回路3の往路30に自動的に流れ、イオン交換器4を流れ、復路31から主冷却回路2のうち第1ポンプ23の吸入側に帰還する。このように冷却水がイオン交換器4を流れると、冷却水に含まれている不純物は低減または除去され、冷却水の純度は増加し、冷却水の電気伝導度が低下し、冷却水の電気絶縁性が高くなる。このように冷却水の電気伝導度が低下し、冷却水の電気絶縁性が高くなれば、スタック1で発生された電気エネルギの損失が抑制される。
(要部構成)
図2および図3は本実施形態の要部構成を示す。図2に示すように、上記したシステム100は、商用電源300(他電源)と系統連系されて接続されている。システム100は、スタック1が発電した直流電力を交流電力に変換させる変換機能をもつインバータ200と、インバータ200と商用電源300との間に配置された漏電検出出力機能付きのシステムブレーカ210と、各種の補機類220f,220s,220tと、警報器220rを備えている。補機類220f,220s,220tは直流作動型である。図2においては、便宜上、補機類220fは、システム100の内部に搭載されている各ポンプ23、122、133、81、72、73、74に相当するとして取り扱う。また、便宜上、補機類200sは、システム100の内部に搭載されているバルブ75、92、102に相当するとして取り扱う。補機類220tはシステム100内の他の機器(補機類220f、補機類200s以外の補機類)に相当する。
図2に示すように、インバータ200に搭載されている制御部209は、システムブレーカ210に信号線211を介して接続されたマイコン240と、マイコン240からの書込指令S3により各種の情報を所定のエリアに格納するメモリ260とを有する。マイコン240は、システム100の発電運転が強制的に停止されたとしても、バックアップ用電源245により作動可能とされている。
メモリ260は不揮発性メモリで形成されていることが好ましい。商用電源300は、電線301〜303および配電盤漏電ブレーカ280を介して家庭用負荷600(負荷)と接続されている。家庭用負荷600は、家庭内で電力により作動される機器を意味する。業務店の場合には、家庭用負荷600は業務用負荷に相当する。
図2に示すように、配電盤漏電ブレーカ280および家庭用負荷600は、システム100の外部に設けられており、図示しないものの、単相3線電流三相電流が流れる3本の電線301,302,303を貫通させるリング状のZCT(零相変流器)と、増幅器で形成された零相検出部とを有する。電線301,302,303(単相3線)は、システム100の内部に設けられているシステムブレーカ210を介してインバータ200に接続されている。インバータ200はアース線290により接地されている。システム100の内部においてシステムブレーカ210とインバータ200との間には、解列リレーとも呼ばれるスイッチング素子270と、電圧不足検出要素として機能する電圧計272とが設けられている。スイッチング素子270がオフされると、商用電源300とシステム100のインバータ200との接続(系統連系)が遮断される。電圧計272はインバータ200の電圧を検出することにより、インバータ200の電圧不足を検出する。
システムブレーカ210は漏電検出器281(電気異状状態検出器)をもつ。漏電検出器281は、システム100の内部における漏電(電気異状状態)を検出する検出部として機能するものであり、周知なように三相電流ia,ib,icが流れる3本の電線201,202,203を貫通させるリング状のZCT282(零相変流器)と、増幅器で形成された零相検出部283とを有する。システム100の内部に漏電が発生していない場合には、三相電流ia,ib,icのベクトル和は常に零であり、ZCT282の二次巻線285に誘起される起電力vgは零となり、ZCT282には電流が流れない。
しかしながら三相電流ia,ib,icのいずれかに漏電が発生しているときには、ベクトル和は零とならず、ZCT282の二次巻線285に二次電圧vgが誘起され、ZCT282に二次巻線285に二次電流が流れ、漏電検出器281は、電線201,202,203のいずれかにおける漏電(電気異状状態)を検出する。漏電検出信号S1は信号線211を介してマイコン240に入力される。
本実施形態によれば、システム100と商用電源300とは系統連系しており、システム100のスタック1が発電する電力では家庭用負荷600を作動させる電力に足りないときには、商用電源300の電力が連系される。さて、スタック1が発電運転しているにもかかわらず、家庭用負荷600を作動させるための電圧がインバータ200において不足するときがある。この場合、家庭用負荷600の漏電等により配電盤漏電ブレーカ280が作動するとき、あるいは、商用電源300の停電のとき、あるいは、システム100における漏電のときが考えられる。
インバータ200において電圧が不足することは、電圧計272で検出され、その信号はマイコン240に入力される。インバータ200において電圧が不足するとき、マイコン240は、先ず、スイッチング素子270をオフとし、商用電源300とシステム100のインバータ200との接続を遮断させる。更に、マイコン240は、システム100の内部において漏電(電気異状状態)が発生しているか否かを判定する。システム100の内部において漏電(電気異状状態)が発生していると、マイコン240が判定するとき、システム100のスタック1が発電運転中であるにもかかわらず、スタック1の発電運転を直ちに強制的に停止させる。すなわち、マイコン240はバルブ75,92,102等のバルブを閉鎖させる。更にポンプ23,122,133,81,72,73,74を強制的に停止させる。これによりアノードガスをスタック1のアノードに供給することを強制的に停止し、且つ、カソードガスをスタック1のカソードに供給することを強制的に停止させる。
この結果、改質用の水蒸気を含む燃料原料が改質装置70内に封入されたまま、改質装置70が密閉され、その状態で改質装置70が冷却される。また、加湿されたアノードガスがスタック1のアノードに封入され、加湿されたカソードガスがスタック1のカソードに封入されたまま、スタック1が密閉され、その状態でスタック1が冷却される。
更に、マイコン240は、その状態(システム100の内部で漏電が発生したと判定した時点)におけるシステム100の各補機類220f,220s,220t(機器)の作動情報をメモリ260の所定のエリアに記憶させる。スタック1の発電電力がなくなったとしても、バックアップ用電源245の電力によりマイコン240はメモリ260への書き込みを行うことができる。
上記した作動情報は、補機類220f,220s,220t等に対する指令値および出力値とを含む。作動情報は、具体的には、異状コード、時刻、スタック1の発電電圧、電流、バルブ75,92,102の開度、ポンプ23,122,133,81,72,73,74の回転数、入口温度センサ20の検出温度、出口温度センサ21の検出温度、温度センサ35の検出温度、電気ヒータ29への給電量、改質装置70の温度、貯湯槽131の温度、水位となる温水量等の情報である。従って、作業者は、システム100の内部で漏電が発生したと判定したときにおける補機類220f,220s,220tの作動情報を認識することができる。表1および表2は、メモリ260のエリアに書き込む情報の一例を示す。
Figure 2010010018
Figure 2010010018
なお、システム100の内部で漏電が発生するときには、商用電源300側は正常であるにも拘わらず、配電盤漏電ブレーカ280は作動せず、商用電源300と家庭用負荷600とは接続可能であるため、商用電源300により家庭用負荷600が作動される。
また、インバータ200における電圧が低下しているものの、システム100の内部おける漏電(電気異状状態)でないときには、その電圧低下の要因としては、家庭用負荷600の漏電または商用電源300の停電であると推定される。このため、マイコン240は、スイッチング素子270のオフ状態を維持しつつ、すなわち、システム100のインバータ200およびスタック1と商用電源300との接続が遮断されている状態を維持しつつ、システム100のスタック1を自立的に発電運転させる。従って、改質装置70の改質運転を維持し、アノードガスをスタック1のアノードに供給すると共に、カソードガスをスタック1のカソードに供給し、スタック1の発電運転を継続させる。このように発電運転しているスタック1の発電運転を直ちに強制的に停止させることが抑止される。このためスタック1の保護性および耐久性を高めることができる。
図3は、マイコン240が実行する制御のフローチャートの一例を示す。フローチャートはこれに限定されるものではない。図3に示すように、先ず、マイコン240は、システム100のスタック1が発電運転しているか否か判定する(ステップS100)。システム100のスタック1が発電運転している場合(ステップS100のyes)には、マイコン240は、電圧計272が示す電圧を読み込む(ステップS102)。マイコン240は、電圧計272の結果に基づいて、インバータ200の電圧が不足しているか否かを判定する(ステップS104)。すなわち、インバータ200の電圧低下は、電圧計272で電圧の位相ずれや周波数のずれをマイコン240が検知し、このずれが所定値以上であると、電圧低下発生と判定する。インバータ200の電圧が不足していなければ(ステップS104のno)、メインルーチンにリターンする。
インバータ200の電圧が不足していれば(ステップS104のyes)、マイコン240は、スイッチング素子270をオフとし(ステップS108)、システム100のインバータ200およびスタック1と商用電源300との接続を遮断する。次に、システムブレーカ210の漏電検出器281から漏電検出信号S1がメモリ260に記憶されているか否かを判定する(ステップS110)。漏電検出器281から漏電検出信号S1が出力されたときには、その旨はメモリ260の所定のエリアに一時記憶される。漏電検出信号S1が発生していた場合には(ステップS110のyes)、マイコン240は警報器220rに警報を出力する(ステップS112)と共に、その時点におけるシステム100の各作動情報をメモリ260の所定のエリアに書き込む(ステップS114)。次に、マイコン240は、システム100の発電運転を強制的に停止させる(ステップS116)。具体的には、スタック1の発電運転を停止させるべく、マイコン240は、各ポンプ23,122,133,81,72,73,74を強制的に停止させると共に、各バルブ75,92,102を強制的に閉鎖する。
ステップS110における判定の結果、システムブレーカ210の漏電検出器281から漏電検出信号S1がマイコン240に入力されていない場合には(ステップS110のno)、インバータ200における電圧が低下しているものの、その要因は、システム100の内部の漏電ではなく、家庭用負荷600の漏電、または、商用電源300の停電であると考えられる。すなわち、その要因は、システム100の外部の電気異状状態であると考えられる。このため、システム100のインバータ200およびスタック1と商用電源300との接続が遮断されている状態を維持しつつ、マイコン240は、スタック1の発電運転を継続すべく、燃料電池システム1を自立運転させる(ステップS120)。この場合、具体的には、スタック1にアノードガスおよびカソードガスを供給することを継続することにより、スタック1の発電運転を継続させる。このため、マイコン240は、バルブ75,92,102の開度を制御し、ポンプ23,122,133,81,72,73,74の作動を制御する。この場合、スイッチング素子270はオフであるため、スタック1の発電電力は、家庭用負荷600(負荷)に給電されず、上記したバルブおよびポンプの作動、および/または、電気ヒータ29の発熱において消費される。燃料電池システム1の自立運転時におけるスタック1の発電電力は、定格運転時の発電電力でも良いが、定格運転時の発電電力の70%以下、50%以下、30%以下が好ましい。この場合、スタック1の発電電力を経時的に徐々に低減させていくことが好ましい。
スタック1の発電電力を定格運転時の発電電力未満が好ましい理由としては、システム100のインバータ200と商用電源300との接続が遮断されているため、スタック1の電力が家庭用負荷600に給電されないためである。定格運転とは、指定された条件のもとで連続的に運転できるように、製造者が保証する使用上の限界をいい、一般的には銘板やカタログに記載されている。
ところで、スタック1の発電運転を強制的に急激に停止させることは、スタック1の保護性を確保するため好ましくない。発電運転が強制的に急激に停止すると、例えば、改質装置70の内部、スタック1の内部、加湿器82の内部において過剰な凝縮水が発生することがある。この場合、次回の起動に影響を与えるため、好ましくない。更にスタック1のイオン伝導膜や触媒、改質装置70の触媒等に影響を与えるおそれがある。
そこで本実施形態によれば、システム100のスタック1が発電運転中にもかかわらず、インバータ200における電圧が不足する場合には、システム100の内部の漏電が検出されないとき、システム100の内部の電気異状状態ではないため、スタック1を保護するため、スタック1に対するアノードガスおよびカソードガスの供給を継続させ、これによりスタック1の発電を継続させる(ステップS120)。この場合、スイッチング素子270によりシステム100のインバータ200と商用電源300側の家庭用負荷600との接続は遮断されているため、システム100の発電電力は家庭用負荷600に給電されない。
そこでスタック1が発電した電力を消費する必要がある。このため、マイコン240は、貯湯槽131に蓄積されている熱エネルギに関する情報を読み込む。すなわち、温度センサ131mにより、貯湯槽131に貯蔵されている温水の熱エネルギの情報を読み込む(ステップS122)。そして、マイコン240は、温水エネルギを貯湯槽131にまだ温水エネルギとして貯蔵できるか否かを判定する(ステップS124)。貯湯槽131の温水エネルギがしきい値であるときには、温水エネルギをそれ以上、貯湯槽131に貯蔵することができない。それ以外は、まだ、温水エネルギを貯湯槽131に貯蔵できると判定される(ステップS124のyes)。この場合、マイコン240は、電気ヒータ29への給電量を増加させ、スタック1の発電電力を電気ヒータ29の発熱で消費させる(ステップS126)。
更に、ポンプ23の単位時間あたりの回転数(作動量)を増加させる(ステップS126)。これにより、スタック1から受熱するために主冷却回路2を流れる単位時間当たりの冷却水の循環流量を増加させる。且つ、ポンプ133の単位時間あたりの回転数(作動量)を増加させる。これにより熱交換器22において主冷却回路2から貯湯回路132への伝熱量を増加させる。ひいては貯湯回路132を流れる温水の温度を高め、ひいては貯湯槽131に貯湯されている温水の温度を高め、温水エネルギとして貯蔵させる。このように貯湯槽131の熱エネルギとして貯湯槽131において蓄積される。ステップS126から、再びステップS120に戻る。
貯湯槽131の温水エネルギが満杯であり、温水エネルギを貯湯槽131に貯蔵できない場合には(ステップS124のno)、燃料電池システムの発電運転を停止させる(ステップS116)。具体的には、スタック1の発電運転を停止させるべく、マイコン240は、各ポンプ23,122,133,81,72,73,74を停止させると共に、各バルブ75,92,102を閉鎖し、スタック1に対するアノードガス及びカソードガスの供給を停止させる。上記したステップS116,120は変更制御部に相当する。ステップS110は判定部に相当する。
本実施形態によれば、燃料電池システム100を自立運転させているとき(ステップS120)、家庭用負荷600の漏電や商用電源300の停電が回復した場合には、漏電や停電の回復後に、マイコン240は、スイッチング素子270をオンしてスタックの発電出力を家庭用負荷600に供給することができる。このように家庭用負荷600の漏電や商用電源300の停電が発生したとしても、燃料電池システム100が自立運転するため、燃料電池システム100の強制停止が避けられる。
以上説明したように本実施形態によれば、システム100の内部における電気異状状態であるか、システム100の外部における電気異状状態であるか否かにより、マイコン240は、システム100の発電運転の内容を変更する。これによりシステム100の内部における電気異状状態である場合には、マイコン240は、スタック1の発電運転を直ちに停止させる。これに対してシステム100の外部における電気異状状態である場合には、発電運転しているスタック1を直ちに停止させることを回避し、スタック1の発電運転を継続させ、スタック1の保護性を高め、スタック1の耐久性を高めることができる。殊に、スタック1の発電電力を、これの定格運転の発電電力未満とさせることが好ましい。
本実施形態によれば、システム100の内部における電気異状状態であるか、システム100の外部における電気異状状態であるか否かを判定するマイコン240の判定結果に応じて、マイコン240は、システム100の発電運転の内容を変更する。従って燃料電池であるスタック1に対する保護性および耐久性を高めることができる。
(実施形態2)
図4は実施形態2を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。実施形態1によれば、システム100の内部においてシステムブレーカ210は廃止されている。本実施形態によれば、図4に示すように、商用電源300と家庭用負荷600とは、配電盤漏電ブレーカ280を介して接続されている。家庭用負荷600と配電盤漏電ブレーカ280との間の三相の電線301,302,303は、配電盤過電流ブレーカ400を介して、システム100の内部のインバータ200にスイッチング素子270を介して接続されている。配電盤過電流ブレーカ400は、システム100用のブレーカであるが、システム100の外部に設けられている。
図4に示すように、システム100の内部において、漏電検出器281が配電盤過電流ブレーカ400とインバータ200との間に設けられている。漏電検出器281はシステム100の内部における漏電(電気異状状態)を検出するための検出部として機能するものであり、三相電流ia,ib,icが流れる3本の電線201,202,203を貫通させるリング状のZCT(零相変流器)282と、増幅器で形成された零相検出部283とを有する。前述したように、三相電流ia,ib,icのいずれかに漏電が発生しているとき、ベクトル和は零とならず、ZCT282に二次巻線に起電力が発生し、漏電検出器281は漏電(電気異状状態)を検出する。起電力に基づく漏電検出信号S1は、信号線211を介してマイコン240に入力される。これによりシステム100の内部における電気異状状態であるか、システム100の外部における電気異状状態であるか否かを、マイコン240が判定することができる。
(実施形態3)
図5は実施形態3を係るフローチャートを示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。図5は図3に示すフローチャートと基本的には同様の構成である。以下、異なる部分を中心として説明する。本実施形態によれば、システム100のスタック1が発電運転中にもかかわらず、インバータ200における電圧が不足する場合には、システム100の内部の漏電が検出されていないとき(ステップS110のno)、システム100の内部の電気異状状態ではない。このためスタック1を保護するため、マイコン240はシステム100の自立運転を継続する(ステップS122)。自立運転時の発電電力としては、システム100の定格運転の発電電力の60%以下、50%以下、40%以下、30%以下とすることが好ましい。なお、この場合、スイッチング素子270によりシステム100のインバータ200と商用電源300側の家庭用負荷600との接続は遮断されているため、システム100の発電電力は家庭用負荷600に給電されない。
システム100の自立運転を実施させるにあたり、自立運転の時間TWを計測するため、マイコン240は、時間TW用のタイマをインクメントし(ステップS120)、時間TWが終了するまでシステム100を自立運転させる(ステップS122)。そして、自立運転の時間TWが終了していれば(ステップS124のyes)、マイコン240は、ステップS116に進み、システム100の発電運転を強制的に停止させる。
自立運転の時間TWが終了していなければ(ステップS124のno)、貯湯槽131に蓄積されている熱エネルギの情報を読み込む。すなわちマイコン240は、温度センサ131mの温度信号に基づいて、貯湯槽131に貯蔵されている温水エネルギを読み込む(ステップS126)。さらに、マイコン240は、温水エネルギを貯湯槽131にまだ温水の熱エネルギとして貯蔵できるか否かを判定する(ステップS128)。
貯湯槽131の温水の熱エネルギがしきい値を超えているとき、温水エネルギを貯湯槽131にそれ以上貯蔵できないため(ステップS128のno)、マイコン240はシステム100の発電運転を停止させる(ステップS116)。それ以外は、マイコン240は温水エネルギを貯湯槽131に貯蔵できると判定する(ステップS128のyes)。この結果、マイコン240は、電気ヒータ29への給電量を増加させ、スタック1の発電電力を電気ヒータ29の発熱で消費させる(ステップS130)。更に、ポンプ23の単位時間あたりの回転数(作動量)を増加させる(ステップS130)。これにより、スタック1から受熱するために主冷却回路2を流れる単位時間当たりの冷却水の循環流量を増加させる。且つ、ポンプ133の単位時間あたりの回転数(作動量)を増加させる。これにより熱交換器22において主冷却回路2から貯湯回路132への伝熱量を増加させる。ひいては貯湯回路132を流れる温水の温度を高める。ひいては貯湯槽131に貯湯されている温水の温度を高め、温水エネルギとして貯蔵させる。再びステップS120に戻り、タイマのカウントを増加させる。貯湯槽131の温水エネルギが満杯であり、温水エネルギを貯湯槽131に貯蔵できない場合には(ステップS128のno)、システム100の発電運転を停止させる(ステップS116)。具体的には、スタック1の発電運転を停止させるべく、マイコン240は、各ポンプ23,122,133,81,72,73,74を停止させると共に、各バルブ75,92,102を閉鎖し、スタック1に対するアノードガス及びカソードガスの供給を停止させる。上記したステップS116,122は変更制御部に相当する。ステップS110は判定部に相当する。
本実施形態によれば、燃料電池システム100を自立運転させているとき(ステップS122)、家庭用負荷600の漏電や商用電源300の停電が回復した場合には、漏電や停電の回復後に、マイコン240は、スイッチング素子270をオンしてスタック1の発電出力を家庭用負荷600に供給することができる。このように家庭用負荷600の漏電や商用電源300の停電が発生したとしても、燃料電池システム100が自立運転するため、燃料電池システム100の強制停止が避けられる。
(その他)
本発明に係るシステム100は、図1に示すシステムの配置および構造に限定されるものではなく、配置および構造は必要に応じて適宜変更できるものである。必ずしも加湿器が搭載されていなくても良い。改質装置がシステム100に搭載されておらず、水素ガスを貯蔵する貯蔵部がシステム100に搭載されていても良い。漏電等の電気異常状態がシステム1の内部に発生していないときには、スタック1の発電で発生した電力の多くを電気ヒータ29で消費させ、貯湯槽131の温水エネルギとして貯蔵させることにしているが、これに限らず、貯湯槽131に電気ヒータを設け、貯湯槽131の電気ヒータを発熱させることにしても良い。電気ヒータは貯湯回路132に設けられていても良い。パイパス通路101およびパイパスバルブ102を廃止しても良い。図1に示す凝縮器93,97,24等は必要に応じて設ければ良い。イオン交換器4は必要に応じて設ければ良い。
本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。ある実施形態に特有の構造および機能は他の実施形態についても適用できる。本明細書の記載から次の技術的思想が把握される。
[付記項1]他電源と接続可能な燃料電池と、前記燃料電池の燃料極に燃料を供給する燃料通路と、前記燃料電池の酸化剤極に酸化剤を供給する酸化剤通路とを有する燃料電池システム。
[付記項2]他電源と接続可能な燃料電池と、燃料電池の燃料極に燃料を供給する燃料通路と、燃料電池の酸化剤極に酸化剤を供給する酸化剤通路とを有する燃料電池システムであって、負荷を作動させる電圧が不足するとき、燃料電池システムの内部における電気異状状態を検出する検出部と、負荷を作動させる電圧が不足するとき、燃料電池システムの内部における電気異状状態であるか燃料電池システムの外部における電気異状状態であるか否かを判定する判定部と、判定部の判定に応じて燃料電池システムの発電運転の内容を変更する変更制御部とを具備する。
[付記項3]他電源と接続可能な燃料電池と、前記燃料電池の燃料極に燃料を供給する燃料通路と、前記燃料電池の酸化剤極に酸化剤を供給する酸化剤通路とを有する燃料電池システムであって、負荷を作動させる電圧が不足するとき、前記燃料電池システムの内部における電気異状状態を検出する検出部を具備する燃料電池システム。電圧が不足するとき、検出部は、燃料電池システムの内部における電気異状状態を検出する。
[付記項4]請求項1において、前記変更制御部は、前記判定部が前記燃料電池システムの内部における電気異状状態であると判定するとき、前記燃料電池の発電運転を停止させる燃料電池システム。この場合、他に影響を与えることが抑えられる。
[付記項5]請求項1において、前記変更制御部は、前記判定部が前記燃料電池システムの外部における電気異状状態であると判定するとき、前記燃料電池の保護操作を実行する燃料電池システム。この場合、燃料電池の耐久性が向上する。
[付記項6]請求項1において、前記判定部が前記燃料電池システムの内部における電気異状状態であると判定するとき、前記変更制御部は、前記他電源と前記燃料電池システムとの電気接続を遮断させ、且つ、前記燃料電池に対して燃料の供給および酸化剤の供給を停止させることにより前記燃料電池の発電運転を停止させる燃料電池システム。この場合、他に影響を与えることが抑えられる。
[付記項7]請求項1において、前記判定部が前記燃料電池システムの外部における電気異状状態であると判定するとき、前記変更制御部は、前記他電源と前記燃料電池システムとの電気接続を遮断させ、且つ、前記燃料電池に対して燃料の供給および酸化剤の供給を継続させて前記燃料電池の発電運転を継続させる燃料電池システム。この場合、燃料電池の保護性および耐久性が向上する。
本発明は例えば定置用の燃料電池システムに適用できる。
実施形態1に係り、燃料電池システムのシステム図である。 実施形態1に係り、燃料電池システムの配線関係を示す図である。 実施形態1に係り、マイコンが実行するフローチャートである。 実施形態2に係り、燃料電池システムの配線関係を示す図である。 実施形態3に係り、マイコンが実行するフローチャートである。
符号の説明
図中、76はアノードガス供給通路(燃料通路)、80はカソードガス供給通路(酸化剤通路)、100はシステム、200はインバータ、210はシステムブレーカ、211は信号線、220f,220s,220tは補機類、220rは警報器、240はマイコン(判定部、変更制御部)、260はメモリ(記憶部)、300は商用電源(他電源)、280は配電盤漏電ブレーカ、281は漏電検出器(検出部)、282はZCT、283は零相検出部、600は家庭用負荷(負荷)を示す。

Claims (5)

  1. 他電源と接続可能な燃料電池と、前記燃料電池の燃料極に燃料を供給する燃料通路と、前記燃料電池の酸化剤極に酸化剤を供給する酸化剤通路とを有する燃料電池システムであって、
    前記燃料電池システムの内部における電気異状状態を検出する検出部と、
    前記燃料電池システムの内部における電気異状状態であるか、前記燃料電池システムの外部における電気異状状態であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定に応じて前記燃料電池システムの発電運転の内容を変更する変更制御部とを具備する燃料電池システム。
  2. 請求項1において、前記変更制御部は、前記判定部が前記燃料電池システムの内部における電気異状状態であると判定するとき、前記燃料電池の発電運転を停止させ、且つ、前記判定部が前記燃料電池システムの外部における電気異状状態であると判定するとき、前記燃料電池の保護操作を実行する燃料電池システム。
  3. 請求項1において、前記判定部が前記燃料電池システムの内部における電気異状状態であると判定するとき、前記変更制御部は、前記他電源と前記燃料電池システムとの電気接続を遮断させ、且つ、前記燃料電池に対して燃料の供給および酸化剤の供給を停止させることにより前記燃料電池の発電運転を停止させ、且つ、
    前記判定部が前記燃料電池システムの外部における電気異状状態であると判定するとき、前記変更制御部は、前記他電源と前記燃料電池システムとの電気接続を遮断させ、且つ、前記燃料電池に対して燃料の供給および酸化剤の供給を継続させて前記燃料電池の発電運転を継続させる燃料電池システム。
  4. 請求項1〜3のうちの一項において、前記記憶部が設けられており、前記判定部が前記燃料電池システムの内部における電気異状状態であると判定するとき、前記変更制御部は、前記燃料電池システムの内部における電気異状状態であると判定された状態における前記燃料電池システムに搭載されている各機器の作動情報を前記記憶部に記憶させる燃料電池システム。
  5. 請求項1〜4のうちの一項において、前記燃料電池が発電した直流電力を交流電力に変換させる前記インバータが前記燃料電池と前記他電源との間に設けられており、前記他電源と前記インバータとの間には、前記他電源と前記インバータとを接続および遮断可能なスイッチング素子が設けられている燃料電池システム。
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