JP2010003768A - Iii族窒化物半導体発光素子及びその製造方法、並びにランプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板11上にIII族窒化物系化合物からなるAlNシード層12が積層され、該AlNシード層12上に、III族窒化物半導体からなるn型半導体層14、発光層15及びp型半導体層16の各層が順次積層されてなり、p型半導体層16の(0002)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が60arcsec以下であり、且つ(10‐10)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が250arcsec以下である。
【選択図】図1
Description
従って、近年においては、発光素子の発光効率を向上させるための方法として、主に、光取り出し効率を高めることによって外部量子効率を向上させる技術について、研究が進められていた。また、上述したような、結晶性と内部量子効率との間に明確な相関性が無いという従来の考え方に基づき、内部量子効率の向上による発光効率の向上は限界に差し掛かっているものと考えられていた。
また、例えば、FWHMで、(0002)面が100arcsec、(10−10)が300arcsecのGaN結晶と、(0002)面が150arcsec、(10−10)が380arcsecのGaN結晶とを比較した場合、両者が同様のLED構造を備えている場合は、結晶性よりもLED構造を成長させる際の成長条件の方が、発光効率に対して大きな影響を与えており、結晶性との相関性は殆ど無いものと考えられていた。
また、向井、竹川、中村は、Mg doped p−GaN 2000Å/Mg doped p−AlGaN 300Å/undoped InGaN 25Å/undoped GaN 2000Å/Si doped n−GaN 2.3μm/undoped GaN 1.5μm/の構造のLEDをELOG基板として作製し、サファイアの上にLT GaN buffer 300Åを積んで上記の構造を積層したLEDと比較した結果を1998年に報告した(例えば、非特許文献17を参照)。ここで、貫通転位密度はELOGによって1×10+10/cm2から7×10+6/cm2に減らすことができたが、ピーク波長が470と464nmでは若干違うものの、発光出力は20mAで6mWであり、ほぼ同等であった。但し、1.8Vという低電圧でのリーク電流が、転位密度が大きいELOG品は0.001μA以下であるのに対しmサファイア品は0.01μA以上であった。
従って、GaN系LEDの発光効率を向上させるための開発は、光取り出し効率を向上させる方向に向いており、結晶性を良くし、欠陥密度を減らすことで発光効率を高めるという方向の研究開発は、殆ど行なわれなくなって久しい。横方向エピタキシャル被覆成長は、主にLDで採用されていたが、2001年に、岡川らは、サファイア基板に凹凸加工をすることにより横方向成長させることに成功し、それをLEDに適用した(例えば、非特許文献21を参照)。ここでは、転位密度を4×10+8/cm2から1.5×10+8/cm2に減らすことにより、ピーク波長382nmのUVで出力が3.5mWから9mWに向上したとされている。しかしながら、その後、非特許文献21の結果に対しても、サファイアの凹凸加工によって光取り出し効率が上がったからだとする解釈がなされ、結晶性を向上させることで輝度が高められるという技術的認識は、LEDの分野においては、近年では皆無となっていたものと考えられる。
また、結晶性の高いIII族窒化物半導体を形成することができ、高い発光出力を備えるIII族窒化物半導体発光素子の製造方法を提供することを目的とする。
さらに、上記III族窒化物半導体発光素子を用いたランプを提供することを目的とする。
[2] 前記発光層は、障壁層と井戸層とが交互に繰り返して積層され、且つ、前記n型半導体層側及び前記p型半導体層側に前記障壁層が配される順で積層されてなり、前記障壁層の1層あたりの厚さが6〜9nmの範囲とされていることを特徴とする上記[1]に記載のIII族窒化物半導体発光素子。
[3] 前記発光層は、さらに、1層の前記障壁層と、該1層の障壁層に隣接する1層の前記井戸層との合計の厚さが8〜12nmの範囲とされていることを特徴とする上記[2]に記載のIII族窒化物半導体発光素子。
[4] 前記AlNシード層がAlN単結晶からなることを特徴とする上記[1]〜[3]の何れか1項に記載のIII族窒化物半導体発光素子。
[5] 前記AlNシード層の(0002)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が100arcsec以下であり、且つ(10‐10)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が1.7°以下であることを特徴とする上記[1]〜[4]の何れか1項に記載のIII族窒化物半導体発光素子。
[7] 上記[6]に記載の製造方法によって得られるIII族窒化物半導体発光素子。
[8] 上記[1]〜[5]、又は[7]の何れかに記載のIII族窒化物半導体発光素子が用いられてなるランプ。
図1は、本発明に係るIII族窒化物半導体発光素子(以下、発光素子と略称することがある)の一例を模式的に示した概略断面図である。また、図2は、図1に示すIII族窒化物半導体発光素子の平面構造を示す概略図である。本実施形態で説明する発光素子1は、図1に示すように、一面電極型のものであり、基板11上に、III族窒化物系化合物からなるAlNシード層12と、III族窒化物半導体からなるLED構造20とが形成されているものである。LED構造20は、図1に示すように、n型半導体層14、発光層15及びp型半導体層16の各層がこの順で積層されてなるものである。また、本発明に係る発光素子1は、p型半導体層16の(0002)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が60arcsec以下であり、且つ(10‐10)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が250arcsec以下とされている。
そして、本実施形態の発光素子1は、図1及び図2に示す例のように、p型半導体層16上に透光性正極17が積層され、その上に正極ボンディングパッド18が形成されるとともに、n型半導体層14のn型コンタクト層14bに形成された露出領域14dに負極19が積層されてなる。
以下、本実施形態のIII族窒化物半導体発光素子について詳述する。
従来、III族窒化物半導体であるGaN、AlN、InGaN、AlGaNは、大型のバルク単結晶を成長することが極めて困難であるので、サファイアを基板として用いたヘテロエピタキシャル成長が一般に行われてきた。しかしながら、サファイアと上記III族窒化物半導体との間には、11〜23%の格子不整合、及び、2×10−6[deg−1]以下の熱膨張係数差が存在する。また、両者の化学的性質が異なるために、サファイア上に直接成長させたIII族窒化物半導体エピタキシャル膜は、基板の単結晶としての性質を部分的にしか受け継ぐことができず、3次元的に成長してしまうため、表面の形状を平坦に保つことが非常に難しいとされてきた。
しかしながら、サファイアとGaNとでは、格子定数や熱膨張係数が異なること、さらに、化学的特性が異なること等から、このような材料からなる基板上に、GaN単結晶を直接成長させることはできないとされている。この結果、サファイア基板上に形成されたInGaN発光素子は、種々の工夫によって大幅な改善がなされてきたとはいえ、内部において、かなりの密度で欠陥を包含しており、発光効率や素子寿命を充分に向上させることに限界があるという問題があった。
(1)基板とエピタキシャル膜の中間的な物理定数を有する材料を介して成長を行うことにより、エピタキシャル膜の品質を向上することができる。即ち、格子定数、化学的性質及び熱膨張係数等が中間的な性質である薄膜を、基板とエピタキシャル膜の間に介在させる。この場合には、基板の単結晶の性質を、出来る限りそのまま単結晶でエピタキシャル膜に受け継がせたいので、これらの間に単結晶薄膜を介在させる必要がある。
(2)目的の単結晶薄膜と同じ物質の多結晶、あるいは非晶質の膜を基板とエピタキシャル膜の間に介在させる。通常、このような膜を形成する方法としては、単結晶成長温度よりも低い温度で成膜することによって成膜する、SOS(Silicon on sapphire)等のエピタキシャル法が用いられる。また、GaN on sapphire法では、低温バッファ層として大きな成果があげられている。また、この場合の機構としては、バッファ層上においてはGaNの核発生密度が高く、この中で、結晶方位が良好に揃った結晶粒のみが選別的に成長及び合体することで粒界の発生を抑え、バッファ層上において横成長方向の成長が速いことを利用して平坦化する。
本発明において用いることが好ましいサファイアからなる基板11の条件としては、以下のようなことが挙げられる。
まず、サファイアからなる基板11表面を充分に洗浄する。ここで説明する洗浄とは、以下の(1)〜(4)に示すものを極力排除することである。
(1) 研磨剤の残りやサファイアの切り屑を代表例とするパーティクル。
(2) 取り扱い時に生じる表面傷、潜傷とよばれる非常になだらかな凹凸や微妙な組成変化。
(3) 空気中に浮遊する有機物が表面に付着した有機物の薄膜。
(4) 工程において治具が接触することによって発生するパーティクルと、環境中において存在するゴミ。
(1) Ra≦2Åを満たすこと。
(2) 適切なオフ角、好ましくは0.1〜0.7度、さらに好ましくは0.3〜0.6度のオフ角を有すること。
(3) 各面のステップが、原子間力顕微鏡(AFM)等で観察できるレベルで明瞭に備えられていること。この場合の面密度は高いほど好ましい。
(4) 上記オフ角を設けることで生成したステップ以外の突起は、極力ない方がよい。
また、本発明は、サファイアからなる基板11の直径が100mm以上である場合に、特に効果を発揮するものである。
本実施形態の発光素子1は、基板11上に、III族窒化物系化合物からなるAlNシード層12が形成される。
AlNシード層12をなすIII族窒化物系化合物としては、AlN単結晶を用いることが好ましい。
一般的に、III族窒化物系化合物では、(0002)面のFWHMは結晶の平坦性(ティルト)の指標となり、(10−10)面のFWHMは結晶の転位密度(ツイスト)の指標となる。AlNシード層12の(0002)面及び(10−10)面のFWHMが上記範囲であれば、AlNシード層12が良好な結晶性及び配向を有するとともに、平坦性に優れた膜となるので、その上に形成されるLED構造20の各層が結晶性に優れたものとなる。
また、本発明のIII族窒化物半導体発光素子を得るためには、後述の製造方法におけるプロセス制御により、AlNシード層12中の酸素含有量を5原子%以下になるように制御することが好ましい。
一方、従来から用いられている所謂バッファ層は、柱状結晶の集合体からなる多結晶構造を有し、サファイア等からなる基板と、その上のGaN層との格子不整合を緩和するために設けられる層であり、本発明のAlNシード層12とは異なるものである。
図1に示すように、LED構造20は、基板11上に、上述のようなAlNシード層12を介して、III族窒化物半導体からなるn型半導体層14、発光層15及びp型半導体層16が順次積層された構造とされている。
n型半導体層14は、通常、AlNシード層12上に、下地層(アンドープGaN)を成長させた後に積層される層であり、本実施形態において説明する例では、AlNシード層12上に積層された下地層14a上に、さらにn型コンタクト層14b及びn型クラッド層14cが積層されて構成される。なお、n型コンタクト層は、下地層、及び/又は、n型クラッド層を兼ねることが可能であるが、下地層が、n型コンタクト層、及び/又は、n型クラッド層を兼ねることも可能である。
発光層15は、n型半導体層14上に積層され、p型半導体層16がその上に積層される層である。このような発光層としては、例えば、多重量子井戸構造の他、単一井戸構造を採用することができる。本実施形態で説明する例では、図1に示すように、障壁層15aと井戸層15bとが交互に繰り返して積層され、且つ、n型半導体層14側及びp型半導体層16側に障壁層15aが配される順で積層される。
また、井戸層15bには、インジウムを含有する窒化ガリウム系化合物半導体として、例えば、Ga1−sInsN(0<s<0.4)等の窒化ガリウムインジウムを用いることができる。
また、発光層15全体膜厚としては、特に限定されないが、障壁層15a及び井戸層15bの膜厚が上記範囲とされたうえで、量子効果の得られる程度の膜厚、即ち臨界膜厚領域であることが好ましい。例えば、発光層15の全体膜厚は、500nm以下であることが好ましく、100nm前後の膜厚であればより好ましい。発光層15の全体膜厚が上記範囲であると、発光出力の向上に寄与する。
本発明においては、AlNシード層12の結晶性を高めることにより、該AlNシード層12上に形成されるn型半導体層14の結晶性が優れたものとなる。これにより、n型半導体層14上に形成される発光層15において、隣接する井戸層15bと障壁層15aとの合計の厚さを薄く構成した場合であっても、これら各層の結晶性が低下するのが抑制される。また、発光層15の発光強度は、隣接する井戸層15bと障壁層15aとの合計の厚さが薄いほど向上するので、発光強度をより向上させることが可能となる。
一方、隣接する井戸層15bと障壁層15aとの合計の厚さを薄くした場合には、これに伴って、リーク電流が増大してしまうという問題も生じる。
また、本発明では、上記構成により、発光層15を構成する障壁層15a及び井戸層15bの何れも結晶性が高められるので、発光層15における最上層の障壁層15a上に形成される、後述のp型半導体層16の結晶性も向上する。
p型半導体層16は、p型クラッド層16a及びp型コンタクト層16bから構成されている。なお、p型コンタクト層がp型クラッド層を兼ねる構成であってもよい。
本発明に係る発光素子1においては、基板11上にAlNシード層12を介してLED構造20が積層され、この最上層となるp型半導体層16(本例ではp型コンタクト層16b)の(0002)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅(FWHM)が60arcsec以下であり、且つ(10‐10)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が250arcsec以下であることが好ましい。III族窒化物半導体が積層されてなるLED構造20において、最上層となるp型半導体層のFWHMが上記範囲であれば、LED構造20のほぼ全体に渡って良好な結晶性が得られるので、内部量子効率が大幅に向上し、高い発光強度が得られる。
上述したように、LED構造20の最上層となるp型半導体層16の結晶性を表すFWHMは、III族窒化物半導体発光素子全体の結晶性を表す指標となる。本発明では、p型半導体層16の(0002)面及び(10−10)面のFWHMが上記範囲となる構成とすることにより、p型半導体層16のみならず、発光素子1全体の結晶性が高められたものとなり、高い発光強度が得られる。
本実施形態の発光素子1は、上記構造を有するLED構造20に備えられるp型半導体層16のp型コンタクト層上に正極が、n型半導体層14のn型コンタクト層14b上に負極が設けられる。
本実施形態の発光素子1に設けられる正極は、p型半導体層16(p型コンタクト層16b)上に形成される透光性正極17と、その上に形成される正極ボンディングパッド18とからなる。
透光性正極17の材質としては、特に限定されず、ITO(In2O3−SnO2)、AZO(ZnO−Al2O3)、IZO(In2O3−ZnO)、GZO(ZnO−Ga2O3)等の材料を、この技術分野でよく知られた慣用の手段で設けることができる。また、その構造も、従来公知の構造を含めて如何なる構造のものも何ら制限なく用いることができる。
正極ボンディングパッド18の材料としては、通常、オーミック接合層、拡散防止層及びボンディング層の3層からなり、Ti/Pt/Auの3層からなる構成が、最も広く知られている構造である。また、ITOとオーミック接触する金属として、Tiの代わりにCr、Ta、Zr等を用い、また、拡散防止層として、上記PtをMo、W、Rh等と置き換えた構成としても良い。
負極19の材料としては、上述のような正極ボンディングパッド18に用いる材料をそのまま用いることが可能で、各種組成および構造の負極が周知であり、これら周知の負極を何ら制限無く用いることができ、この技術分野でよく知られた慣用の手段で設けることができる。
本実施形態のIII族窒化物半導体発光素子の製造方法は、基板11上にIII族窒化物系化合物からなるAlNシード層12を積層し、該AlNシード層12上に、n型半導体層14、発光層15及びp型半導体層16の各層をIII族窒化物半導体から形成して順次積層し、上記構成のIII族窒化物半導体発光素子を製造する方法であり、特に、p型半導体層16を有機金属気相化学反応法(MOCVD法)によって成膜するとともに、成膜装置のチャンバ内において、基板11上にIII族窒化物半導体からなる層が形成されたウェーハと、該ウェーハのIII族窒化物半導体からなる面に対して並行に備えられるシールドとの距離を30mm以下とする方法としている。
まず、基板11に前処理を行なった後、基板11上に、III族窒化物系化合物からなるAlNシード層12を成膜する。
本発明においては、基板11上にAlNシード層12を形成する前に、基板11表面のプラズマ処理を行なうことが好ましい。このような表面プラズマ処理においては、電圧の印加方法、ガスの種類、ガス圧、印加パワー及び温度等の条件が重要なパラメータとなる。
成膜装置のチャンバ内にプラズマを起こす方法としては、大別すると、印加する電圧がDCあるいはRFかで、また、チャンバをアースした場合、電圧をかける対象がターゲットあるいは基板かで、合わせて4種類に分類される。ここで、サファイアからなる基板11が絶縁性であること、並びに、ターゲットの原子が飛び出すと基板表面についてしまう可能性があるので目的から外れてしまうこと、の2つの点から、基板11の表面を成膜直前に整える目的を考慮し、RF電圧を基板側にかける方法とすることが好ましい。
基板11の表面にプラズマ処理を施す際、プラズマ発生に用いるガスの種類としては、特に限定されず、適宜選択して用いることができる。但し、本工程の目的は基板表面の有機物を飛ばすことが主であり、サファイアからなる基板表面の原子が叩き出されてしまうと、基板表面のステップが乱れてしまうものと考えられる。このため、表面プラズマ処理の工程においては、反応性の高いガスを使用することは困難である。また、不活性ガスを用いる場合であっても、重い原子は上記同様に破壊力が勝ってしまうので好ましくないため、例えば、HeやH2等を用いることが考えられるが、プラズマ放電が安定しにくいという問題があり、安定するまでArを混ぜると、Arによる破壊力が問題になる。従って、表面プラズマ処理には、O2かN2を用いることが好ましい。しかしながら、O2は、ガスがチャンバ内に残留すると、それが微量であっても、次工程のAlNのスパッタの際に、結晶成長を阻害するので使用を避けることが好ましい。従って、板11の表面にプラズマ処理を施す際は、N2プラズマを使った処理が好ましい。また、プラズマを安定に保つ目的から、Arを混ぜてもよいことは言うまでもない。
基板に表面プラズマ処理を施す際の投入パワーは、極力低い方が好ましく、プラズマが安定に保てる最低レベルであれば良い。従来公知のスパッタ成膜装置において用いられるチャンバ及びカソードのサイズでは、投入パワーは10−100W程度が適切な範囲である。
また、ガス圧については、高すぎる場合には、粒子は互いにぶつかり合って運動エネルギーを失ってゆく。一方、ガス圧が低い場合には、運動エネルギーの大きな粒子が基板表面を叩き付けることになるので、プラズマを安定に保てる範囲で高圧とすることが好ましい。但し、無理にガス圧を上げると、プラズマを安定に保つためには大きなパワーが必要となるが、パワーが100Wよりも高くなると、基板表面を整える以上に欠陥を導入してしまう。従って、表面プラズマ処理時のガス圧は、0.8−1.5Paが適切な範囲である。
基板11の表面を整えるという目的においては、温度はさほど重要なパラメータではなく、室温から1000℃迄の、どの範囲の温度であっても目的を達することができる。但し、成膜直前の処理であることから、次工程におけるAlNシード層の成膜温度と同じ温度とすることが、工業生産上の観点から好ましい。なお、表面プラズマ処理における温度が高すぎると基板に与えるダメージが大きくなり過ぎる可能性がある。ここで説明する、高すぎる温度とは、例えば、800℃を超える温度を指す。
また、表面プラズマ処理を、AlNシード層12の成膜処理を行なうチャンバとは異なる、別のチャンバで行うことも可能である。この場合の利点としては、スループットが上げられ、また、温度を別々に設定できるということが挙げられる一方、不利な点としては、表面プラズマ処理から次の成膜までの時間がかかり、基板表面の汚染が生じる可能性があるということが挙げられる。
表面プラズマ処理に引き続いて、基板11上に、AlN単結晶からなるAlNシード層12を成膜する。
ここで説明する単結晶とは、結晶粒界がない結晶のことであり、全ての部分で同じ結晶方位を有している結晶のことである。しかしながら、通常、完全結晶でない限り何らかの欠陥は存在し、その欠陥の配置によって微妙に結晶方位が結晶中で変化してゆく。従って、どの程度の欠陥が入ると多結晶で、どこからが単結晶かを区切るのは困難である。本例においては、サファイアからなる基板上のAlNシード層において、TEM断面観察で200nm□視野で粒界が見えない状態を目標とし、これを実現するためには以下に説明するような各条件を満足する必要がある。
次に、面内におけるどの場所でも同じ方向を向いているかどうかの尺度が、XRCのシャープさ(FWMH)となる。これが乱れていると、結晶が勝手な方向に成長してしまう可能性があり、平滑な面を確保できなくなる。従って、AlNシード層としての結晶性では、(0002)面が良好に揃っていることが前提条件となる。
次に、(10−10)面は、この面と垂直な方向から見た場合、部分的に回転している場所がどの程度あるかを示す指標が、XRCのピークの半値幅になる。この指標が悪くなると、C軸方向に貫通する欠陥ができていくことになるので、耐圧を確保するためには重要なパラメータである。しかしながら、AlNシード層としては、不連続な境界がなければ問題ないと考えられる。
また、AlNシード層の(0002)面と(10−10)面のX線回折のロッキングカーブの半値幅(FWHM)が、それぞれ100arcsec,1.7degree以下であれば、その上に結晶性の良好なGaNをエピタキシャル成長させることができる。この場合には、LED構造20の最上層であるp型半導体層16(p−GaN層)の結晶性が、XRC FWHMで(0002)面、(10−10)面のそれぞれが60arcsec,250arcsecのレベルで得ることが可能となる。
チャンバ内にプラズマを起こす方法としては、大別して、印加する電圧がDC又はRFであるか、また、チャンバをアースした場合に電圧をかける対象が、ターゲット又は基板であるかで、合わせて4種類に分類される。
また、AlNシード層を成膜するためのターゲットとしては、高純度AlNをターゲットにする方法と、高純度AlをターゲットとしてガスにN2をいれ、プラズマでN2を分解してAlとNとを反応させる方法とが考えられる。しかしながら、高純度AlN粉末を焼結しようとすると、CeO2等の焼結助剤を入れる必要があり、高純度で緻密なAlNターゲットを得るのが難しいという問題がある。ここで、本発明の目的のためには、最低でも5N以上の純度の高純度Alが必要であるが、高純度Alは6Nまで市販されており、容易に確保することができる。
DCスパッタを用いた場合には、安価な電源を用いることができ、制御が容易であり、また、カソードとアノードが明確なので、プラズマによって叩きつけられる場所や成膜する場所を容易に制御することができ、またさらに、不純物低減の設計がしやすいという長所がある。一方、DCスパッタでは、放電が安定する範囲や、運動エネルギーの範囲が狭いという短所がある。
RFスパッタを用いた場合には、放電が安定する範囲や、運動エネルギーの範囲が広いという長所がある。一方、RFスパッタでは、電源が高価であり、マッチングボックスが必要で放電が立つまでの時間が遅いという問題の他、カソードとアノードが明確でないために、シールドの何れの位置からもプラズマによって粒子が叩き出され、また、不純物の低減の設計がし難いという短所がある。
また、プラズマ密度は、主に磁場の強さに依存するので、膜厚を均一にするためには磁場の強さが均一になっている必要がある。このため、種々の磁場発生法を組み合わせた方法も、頻繁に採用されている。
以上説明したような各条件を総合して勘案した場合、AlNシード層を成膜する場合は、高純度Alターゲットを用いたRF放電が最も適している。
AlNシード層の成膜処理において、プラズマを発生させるガスの種類としては、ターゲットがAlNであればArのみの使用でも可能であるが、ターゲットがAlの場合は、Ar及びN2が必要である。ターゲットがAlの場合にガスがN2のみであると、Al原子が叩き出される前にAlNとなってしまい、成膜速度がほとんど上がらないという問題があり、また、ガスがArのみであると、金属Alの薄膜が成膜されてしまう。
ここで、N2の量を増やしていくとAlNが成膜されてゆくが、N2のガス分圧が低いとAlNのNが不足し、形成された膜に色がついてしまう。また、Alで飛び出した原子を過不足なく窒素化するためには、活性化したN2の量が、叩き出されるAl原子の数に合っている必要がある。N2の量が過剰だと、AlN膜に欠陥が大量に導入され、膜に色がついた状態となる。従って、ArとN2とを適切な比率で混合したガスを用いることが好ましい。
また、ArとN2の適切な比率は、ガス圧と印加パワーによっても変化する。ここで、Alがたたき出される速度は、印加パワーには依存するがガス圧には依存しない。しかしながら、N2の活性化率は、ガス圧が低い方が高くなる。このため、ガス圧が低い場合にはArの比率を下げる必要があり、また、印加パワーが高い場合もArの比率を下げる必要がある。
サファイアからなる基板が直径100mmである場合、全面に均一に成膜するためには、ターゲットの大きさは直径200mm程度であることが必要とある。上述したように、スパッタ成膜時、プラズマを安定にするために磁場をかけるのが一般的であるが、磁石を配置する場所は、通常、ターゲットの裏側になる。この場合、ターゲット表面に磁場が集中するので、プラズマ密度もターゲット表面において高くなる。
本発明では、高エネルギーを持つプラズマ粒子同士を、基板表面において反応させるのが目的であるから、プラズマ密度ができるだけ高い位置に基板を配置する必要がある。ターゲットと基板の距離を離しすぎると、基板をプラズマ密度の高い所に置くことができなくなるので好ましくない。また、基板が直径100mmであり、直径200mmのターゲットを用いる場合、ターゲットと基板の距離は40〜80mm程度が適正である。
AlNシード層の成膜処理時、プラズマがチャンバの壁面まで届いてしまうと、壁面が汚れてしまい、この汚れを取り除くのは困難であるので、一般的に、プラズマを閉じ込めるためのシールドをチャンバ内に設置して用いる。シールドは、チャンバの壁面が汚れるのを防ぐためのみならず、チャンバにアースされることで電極としての働きも有しており、プラズマの形状を規定するものとなる。
従って、シールドの大きさとしては、ターゲットをぎりぎりで囲む程度の寸法ではなく、ターゲットから、ある程度離してシールドを配置できる寸法とする必要がある。このため、直径200mmのターゲットを用いた場合には、最低でも300mm程度の直径を持つシールドが必要となる。
AlNシード層の成膜処理においては、基本的には、ベースプレッシャーが膜質を決定するものと考えられる。
本発明では、2.0×E−5Pa以下の圧力を示す高真空が必要である。これよりも劣る真空度であると、チャンバ内の雰囲気中に存在するO等の不純物が、成膜されたAlNシード層中に混入してしまい、結晶に欠陥が導入されてしまう。また、ベースプレッシャーが充分に下がっている場合でも、プラズマを立てた際に、シールド表面に付着した水分等の不純物が叩き出されて膜質が低下することがある。
また、適切なガス圧力は、印加パワーによって変化する。印加パワーが大きい場合、それが適切な範囲であっても比較的高いガス圧力とすることが好ましく、印加パワーが低い場合には、それが適切な範囲であっても相対的に低いガス圧力とすることが好ましい。
AlNシード層の成膜時の基板の温度は、300〜800℃の範囲であることが好ましい。AlNシード層成膜時の基板の温度が300℃未満だと、原子が基板に到達して単結晶を作るために移動する距離が充分でなくなり、基板の全面を覆うことができず、ピットが生成し始める。また、基板の表面で単結晶を作るという観点では、AlNが分解し始める温度まで基板温度を上げた方が有利であり、その温度は1200℃程度であるので、上限はもっと高い温度である。しかしながら、基板周りの固定ジグやシールド等も並行して温度が上昇するため、そのような箇所からの脱ガスが多くなり、膜中に混入する不純物混入が増えてしまうので、高い温度に設定した場合でも、必ずしも良い結果は得られない。従って、実際のプロセスにおいては、成膜温度を800℃よりも高くしないことが好ましい。但し、高真空度が維持できる構造が達成できれば、より高い成膜温度で成膜する方が、結晶性を向上させる点から、さらに有利になると考えられる。
本発明の製造方法においては、上記のIII族窒化物半導体積層構造体を得るために、得られるAlN結晶膜中の酸素含有量が5原子%以下になるように、プロセスを適正に制御することが好ましい。
本実施形態の製造方法では、基板11上に成膜されたAlNシード層12の上に、III族窒化物半導体からなるLED構造20を形成する。本例では、LED構造20を構成する各層を、従来公知のMOCVD法によって形成する方法としている。
LED構造20を形成する際、まず、n型半導体層14の下地層14aをAlNシード層12上に積層して成膜する。次いで、下地層14a上に、n型コンタクト層14b及びn型クラッド層14cを成膜する。この際、下地層14a、n型コンタクト層14b及びn型クラッド層14cの各層は、同じMOCVD装置を用いて成膜することができる。
サファイアからなる基板11の上に、AlN単結晶からなるAlNシード層12が形成されると、その上にGaN(III族窒化物半導体)単結晶を成長させることは、ホモエピタキシャル成長に近くなることから比較的容易である。この際、従来から広く行われているMOCVD(有機金属化学気相成長法)を用いることにより、欠陥密度の小さいGaN単結晶構造の成長が実現できる。このようなMOCVD法は、従来公知の一般的な方法を用いれば良い。その概略は以下の通りである。
また、ドーパント元素のn型不純物としては、Si原料として、モノシラン(SiH4)又はジシラン(Si2H6)を用いることができる。また、ドーパント元素のp型不純物には、Mg原料として、例えば、ビスシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)又はビスエチルシクロペンタジエニルマグネシウム(EtCp2Mg)を用いることができる。
また、成膜時の基板11の温度としては、GaNが分解を始める温度よりも低い温度である必要がある。GaNが分解を始める温度についての研究結果は、測定方法によって種々のデータが報告されており、正確な数値は明らかでは無いが、950℃を超えると微妙に分解が始まり、1000℃以上では確実に分解することが明らかとなっている。この分解温度は、GaNの結晶性にも依存し、結晶欠陥がある場所から分解が始まると考えられるため、欠陥が少ない結晶ほど分解温度が高い。このため、微妙に分解が始まる温度で結晶を成長させると、欠陥があるところは分解し、欠陥がないところだけが残ることになるので、欠陥を極力少なく成長させるためには、基板温度の設定が極めて重要となる。従って、適切な温度による成膜を行った場合には、上記機構により、成長に従って欠陥を減らすことが可能となる。
ここで、改めて、結晶性を定量化するための指標について述べる。本発明においては、結晶性の指標として、GaN結晶の(0002)面と(10−10)面のX線回折におけるロッキングカーブの半値幅FWHM(Full Width at Half−Maximum for(0002) and (10−10) diffraction)を用いる。
従来のAlN又はGaNからなるバッファ層を用いた場合には、バッファ層の結晶性は、FWHMで表示すると(0002)面で数千〜数万arcsecのオーダーであり、また、(10−10)面ではFWHMが測定できない。一方、本発明における、AlN単結晶からなるAlNシード層12の結晶性は、(0002)面及び(10−10)面のX線回折のロッキングカーブの半値幅(FWHM)が、それぞれ60arcsec、及び、1.5degree以下である。
そして、GaN単結晶からなる下地層14aは、(0002)面については、GaN単結晶がその結晶性を引き継げば良い。また、(10−10)面については、GaN単結晶を成長させている間に結晶欠陥が減少してゆく。また、この際、MOCVD法で成長中に欠陥を減らしていく機構が同様であっても、成膜の開始時点で残留している欠陥の密度が全く異なるので、従来のように、例えば、成膜開始時点で多結晶になった膜は、どんなに適切な条件で厚く積んだとしても、(10−10)面のFWHMを300arcsec以下にすることは極めて困難となる。
まず、図4に示す例のスパッタ装置40を用い、ターゲット47としてAlターゲットを設置し、チャンバ41内にAr及びN2を導入して0.1〜10Paの範囲の圧力に調整する。次いで、RF電源48によってターゲット47とチャンバ41との間に電圧を印加すると、チャンバ41内に放電が起こってプラズマが発生し、Al原子がターゲット47から叩き出される。そして、基板11表面にAl原子とN原子が到達した場合、これらの原子はプラズマから非常に大きな運動エネルギーを得ているので、相当な範囲を動くことが可能となる。AlN結晶は、粒界のエネルギーが非常に大きいので、粒界が全く無い単結晶組織となることが、最も結晶が安定する。従って、上記AlN結晶は、原子が動くことが出来れば、自ら粒界が無い単結晶に移行する作用を発現する。
サファイア(Al2O3)は酸化物であり、これに化学的に最も近い窒化物は、Alを共通にしてなるAlNである。これら両者の格子の不整合は11%で、比較的大きいものの、Alを共通としていることにより、AlN単結晶が成長しやすい。また、AlNは、GaNが唯一、全率固溶で混ざり合うことが可能な化合物なので、化学的性質が最も近く、格子不整合は2%しかない。これにより、GaN/Al2O3を直接成長させるのは難しくても、GaN/AlN/Al2O3のように、AlNを介在させれば、サファイア(Al2O3)の結晶性を引きついでGaNの単結晶を成長させることができる。従って、平坦なAlNシード層を、単結晶のまま形成できさえすれば、その上に成長するヘテロエピタキシャル膜のGaNの膜質を飛躍的に向上させることが可能となる。
そして、図1に示すように、GaN単結晶からなる下地層14aの上に、n型コンタクト層14b及びn型クラッド層14cを順次積層し、n型半導体層14を形成する。これら各層には、上述したようなn型不純物をドープする。
n型クラッド層14c上には、発光層15を、従来公知のMOCVD法によって形成する。図1に例示するような本実施形態で形成する発光層15は、GaN障壁層に始まりGaInN障壁層に終わる積層構造を有しており、SiドープのGaNからなる6層の障壁層15aと、ノンドープのGaNからなる5層の井戸層15bとを交互に積層して形成する。
また、発光層15の成長温度は、サセプタの温度で700℃から1000℃の範囲とすることが好ましい。しかしながら、井戸層15bの成長過程においては、成長温度が高すぎるとInが成長膜中に取り込まれ難くなり、所定の波長を発光させるために必要な量のInを固溶させることができなくなる。このため、井戸層15bの成長温度は、あまり高くならない範囲内で選択することが好ましい。
一方、障壁層15aは、成長温度が出来るだけ高い方が結晶性を維持し易い。しかしながら、障壁層15aの成長温度が高すぎると、井戸層15bをなすGaInNが分解してしまうため、このような面も考慮しながら成長温度を設定することが好ましい。
発光層15の成長においては、最後の1層、つまり最上層として、障壁層15aを成長させて終了となる(最終障壁層)。
発光層15上、つまり、発光層15の最上層となる障壁層15a上には、p型クラッド層16a及びp型コンタクト層16bからなるp型半導体層16を、MOCVD法を用いて形成する。
p型コンタクト層16b(p−GaN)の成長は、以下のような手順で行なう。
まず、TMG、TMA及びドーパントであるCp2Mgを、キャリアガス(水素、又は、窒素、あるいは両者の混合ガス)及びNH3ガスと共に、上述したp型クラッド層16a上に送りこむ。この際の成長温度は、サセプタの温度で980〜1100℃の範囲とすることが好ましく、ウェーハの温度では830〜970℃の範囲である。成長温度がこの範囲よりも低いと、結晶性の低いエピタキシャル層が形成されてしまい、p型コンタクト層16bのホール密度が上がらなくなる。また、成長温度が上記範囲よりも高いと、下層に位置する発光層15の内、井戸層15bのGaInNが分解してInが析出してしまう可能性がある。
なお、p型コンタクト層16bの成長速度は、ウェーハ断面のTEM観察、又は分光エリプソメトリーによってp型コンタクト層16bの膜厚を計測し、成長時間で割り返すことによって求めることができる。
本発明の発光素子の製造方法においては、p型半導体層16を形成する際の成長温度は極力高いほうがGaNの結晶性を上げやすく、Mgのドープ効率もよくなると考えられる。ところがp型半導体層16(p−GaN)を成長する際は、直下の層にInGaNを含んだ発光層15(MQW層)が存在する。InGaNは、Inの量が増えるに従って分解温度が下がる。本来ならば、n型半導体層(n−GaN)を成長する温度とp型半導体層(p−GaN)を成長する温度は、同レベルの温度であるべきだが、上記理由により、p−GaNを成長する温度はn−GaNを成長する温度よりも100℃以上低いのが一般的である。本発明では、上述したように、発光層15に備えられ、Inを含有する井戸層15bの結晶性が向上しているので、InGaN層の分解温度も上昇しており、それに伴ってp型半導体層16の成長温度を高くすることが可能となる。
本発明の製造方法のように、p型半導体層16とn型半導体層14の成長温度の差を60℃以内とすることにより結晶性に優れたp型半導体層16を形成することが可能となる。
本発明においては、上記構成により、LED構造20の最上層となるp型半導体層16の結晶性が非常に高められたものとなる。
また、発光層に備えられる障壁層の厚さを薄くすると、駆動電圧Vfが下がり、発光変換効率も上昇することは従来公知であるが、障壁層を薄く構成した場合には、当然のことながらリーク電流が発生しやすくなる。このため、障壁層を薄く構成してリーク電流を抑制する場合には、非常に高い結晶性が必要となる。
本発明においては、上述のように、結晶性の高いGaN結晶の上にLED構造を成長させる際、下層のGaN結晶の結晶性に応じてLED構造や成膜条件を最適化することにより、発光強度を大幅に向上させることができるというものである。
本実施形態の製造方法では、上記各手順により、基板11上に、AlNシード層12及びLED構造20が積層されたウェーハのp型コンタクト層16b上に正極を形成し、n型半導体層14をなすn型コンタクト層14bに接するように負極を形成する。
まず、LED構造20が積層されたウェーハのp型コンタクト層16b上に、例えば、ITO等からなる透光性正極17を形成する。
透光性正極17の形成方法としては、特に限定されず、例えば、フォトリソグラフィ法等、この技術分野でよく知られた慣用の手段で設けることができる。また、その構造も、従来公知の構造を含めて如何なる構造のものも何ら制限なく用いることができる。
なお、透光性正極17を形成した後、合金化や透明化を目的とした熱アニールを施す場合もあるが、施さなくても構わない。
この正極ボンディングパッド18は、例えば、透光性正極17の表面側から順に、Ti、Pt、Auの各材料を、従来公知の方法で積層することによって形成することができる。
負極19を形成する際は、まず、基板11上に形成された発光層15、p型半導体層16、及びn型半導体層14の一部を、フォトリソグラフィ及びドライエッチングによって除去することにより、n型コンタクト層14bの露出領域14dを形成する(図1及び図2参照)。そして、ウェーハの上面全体に保護膜を形成した後、フォトリソグラフィによって、露出領域14d上における負極形成部分の保護膜を除去し、従来公知の方法、例えば、真空蒸着法等によって負極19を形成する。この際、例えば、露出領域14d表面側から順に、Ti、Pt及びAuの各材料を積層することにより、3層構造の負極19を形成することができる。
これにより、図1及び図2に示すような発光素子1が得られる。
以上説明したような、本発明に係るIII族窒化物半導体発光素子を、ケース付きリードフレームに接着剤で配置し、P,Nパッドからリードフレームにワイヤーを引き出す構成として、リードフレーム端子から電流を流すことにより、ランプとすることができる。一般的には、ワイヤーとリードフレーム表面のAgメッキ及びチップを保護する目的で、III族窒化物半導体発光素子を透明樹脂で封止した構成とされる。またさらに、封止樹脂に蛍光体を分散させることにより、白色LEDを構成することも可能である。
以上のように、当業者周知の手段によってランプを構成することができる。従来より、発光素子と蛍光体と組み合わせることによって発光色を変える技術が知られており、このような技術を何ら制限されることなく採用することが可能である。例えば、蛍光体を適正に選定することにより、発光素子より長波長の発光を得ることも可能となり、また、発光素子自体の発光波長と蛍光体によって変換された波長とを混ぜることにより、白色発光を呈するランプとすることもできる。また、ランプとしては、一般用途の砲弾型、携帯のバックライト用途のサイドビュー型、表示器に用いられるトップビュー型等、何れの用途にも用いることができる。
本発明によって得られるIII族窒化物半導体の積層構造は、上述の発光素子の他、レーザ素子や受光素子等の光電気変換素子、又は、HBTやHEMT等の電子デバイス等にも適用することが可能である。
これらの半導体素子は各種構造のものが知られており、本発明に係る発光素子1に備えられるLED構造20のような半導体素子構造は、これら周知の素子構造を含めて何ら制限されない。
図1に、本実施例で作製したIII族窒化物半導体発光素子の積層半導体の断面模式図を示す。本実験例では、まず、サファイア基板のc面上に、AlNシード層としてRFスパッタ法を用いてAlNからなる層を形成し、その上に下地層としてMOCVD法を用いてGaNからなる層を形成した。
まず、全て同様の加工工程を経て得られた、直径100mm、厚さ0.9mmのC面サファイアからなる基板を100枚用意した。この基板は、OFF角0.35°で切り出されており、表面はRa≦2Åであった。
次いで、この基板を500rpmで回転させながら、純水を噴射することによって湿式洗浄を行い、その後、基板の回転数を2000rpmに上昇させて乾燥処理を行なった。
そして、基板をスパッタ装置に導入し、チャンバ内で基板を600℃まで加熱し、窒素ガスを75sccmの流量で導入した。その後、チャンバ内の圧力を1Paに保持して、基板側に30Wの高周波パワーを印加することでチャンバ内に窒素プラズマを発生させ、基板を窒素プラズマに15秒間晒すことで基板表面を洗浄した。
次いで、1500Wの高周波パワーをターゲット−チャンバ間に印加し、チャンバ内の圧力を0.5Paに保ちながら、アルゴンガスを25sccm、窒素ガスを75sccm流通させた条件(ガス全体に対する窒素の比は75%)で、サファイア基板のc面上にAlN層の成膜を開始した。そして、高周波パワーを100秒の間印加し、単結晶構造を有する厚さ30nmのAlN層を成膜後、プラズマを立てるのを止め、基板温度を低下させた。
なお、AlNシード層の形成には、スパッタ装置として、高周波式の電源を持ち、ターゲット内でマグネットの位置を動かす機構を有するものを用い、ターゲット内のマグネットは、基板洗浄の際も成膜の際も回転させた。
また、上記条件で得られたサンプルについて、AlNシード層のX線回析を行ない、(0002)面及び(10−10)面のX線ロッキングカーブ半値幅(FWHM)を測定し、結果を下記表4に示した。
次に、AlNの成膜された基板をスパッタ装置から取り出し、MOCVD装置に導入して、以下に示す方法によってGaNからなる下地層の成膜を行った。
まず、MOCVD装置内に配置された加熱用のSiCコートカーボン製サセプタ上に基板を載置し、チャンバ内に窒素ガスを流通した後、ヒータを作動させて基板温度を1100℃に昇温させた。その後、温度が安定したのを確認し、窒素源であるアンモニア(NH3)のチャンバ内への流通を開始した。続いて、Ga源であるトリメチルガリウム(TMG)の蒸気を含む水素(H2:キャリアガス)をチャンバ内へ供給し、基板上(ここではAlNシード層上)へのGaN(下地層)の成膜を開始した。また、この際、V族元素/III族元素比が6000となるように調節した。そして、アンドープで6μmの膜厚のGaNからなる下地層を、2μm/hrの成長速度で成膜した。
下地層の形成に引き続き、同じMOCVD装置によってGaNからなるn型コンタクト層を形成した。この際、n型コンタクト層にはSiをドープした。結晶成長は、Siのドーパント原料としてモノシラン(SiH4)を120sccmで流通させた以外は、下地層と同じ条件によって行った。また、モノシランはキャリアガスとともにチャンバ内に供給し、その供給濃度は、TMGの供給量との比率で制御した。そして、原料ガスのMOCVD装置への供給を停止して結晶成長を停止させ、その後、ヒータへの通電を停止して基板の温度を室温まで降温した。取り出した基板は無色透明のミラー状を呈した。
以上のような手順により、AlNシード層上にアンドープGaNからなる下地層を形成し、さらに下地層上にn型コンタクト層を形成し、この際の成膜条件の一覧を下記表2に示した。
また、上記条件で得られたサンプルについて、n−GaN半導体結晶からなるn型コンタクト層のX線回析を行ない、(0002)面及び(10−10)面のX線ロッキングカーブ半値幅(FWHM)を測定し、結果を下記表4に示した。
(n型クラッド層の形成)
上記手順でn型コンタクト層を成長させた基板について、MOCVD装置にアンモニアを流通させながら、キャリアガスを窒素として、基板温度を760℃へ低下させた。
次いで、アンモニアをチャンバ内に流通させながら、SiH4ガスと、バブリングによって発生させたTMI及びTEGの蒸気をチャンバ内へ流通させ、Ga0.99In0.01Nからなるn型クラッド層を50nmの膜厚で成膜した。
発光層は、GaNからなる障壁層と、Ga0.92In0.08Nからなる井戸層とから構成され、多重量子井戸構造を有する。この発光層の形成にあたっては、n型クラッド層上に、まず、障壁層を形成し、この障壁層上に、Ga0.92In0.08Nからなる井戸層(膜厚3nm)を形成した。本例では、このような積層手順を5回繰り返した後、5番目に積層した井戸層上に、6番目の障壁層を形成し、多重量子井戸構造を有する発光層の両側に障壁層を配した構造とした。
そして、Ga0.92In0.08Nからなる井戸層の成長終了後、TEGの供給量の設定を変更した。引き続いて、TEGおよびSiH4の供給を再開し、2層目の障壁層の形成を行なった。
そして、5層目のGa0.92In0.08Nからなる井戸層を形成した後、引き続いて、上記同様の条件で6層目の障壁層の形成を行った。
上述の各工程に引き続き、同じMOCVD装置を用いて、MgをドープしたAl0.07Ga0.93Nよりなるp型クラッド層を20nmの膜厚で成膜し、更にその上に、膜厚が150nmのMgをドープしたGaNからなるp型コンタクト層を成膜し、p型半導体層とした。
その後、Cp2Mgの流量を変更し、150nmのp型GaNよりなるp型コンタクト層16bを形成した。
そして、p型クラッド層及びp型コンタクト層の気相成長を終了させた後、MOガスの供給を停止し、所定の冷却速度でチャンバ内の基板を冷却した。
次いで、上記方法で得られたLED用のエピタキシャルウェーハを用いて、LEDを作製した。
まず、上記ウェーハのp型コンタクト層の表面に、公知のフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によってITOからなる透光性正極を形成した。この際、まず、上記ウェーハをスパッタ装置内に導入し、p型コンタクト層上に、膜厚が約2nmのITOをRFスパッタ法によって成膜し、次いで、膜厚が約400nmのITOをDCスパッタ法によって積層した。なお、RFスパッタ成膜時の圧力は約0.3Pa、供給電力は0.5kWとした。また、DCスパッタ成膜時の圧力は約0.8Pa、供給電力は1.5kWとした。
そして、アニール処理の終了後、負極を形成する領域に一般的なドライエッチングを施し、その領域に限り、n型コンタクト層の表面を露出(図1及び図2参照)させた。次に、ウェーハ表面全体にSiO2からなる保護膜を成膜した後、フォトリソグラフィ技術によってパッド(各電極)表面の保護膜を取り除いた。そして、真空蒸着法により、ITO膜上の一部及びn型コンタクト層の露出領域に、Tiからなる第1層(膜圧=40nm)、Ptからなる第2層(層厚=200nm)、Auからなる第3層(膜圧=300nm)を順に積層し、それぞれ正極ボンディングパッド及び負極として形成した。
次いで、3528トップビューパッケージ用のリードフレーム上に、LEDチップをエポキシ接着剤でボンディングし、負極および正極ボンディングパッドを、各々、金(Au)線でリードフレームに結線し、エポキシ樹脂の封止剤で封止した(図3のランプ3を参照)。
本実験例で作製したサンプルは、電流20mAにおける順方向電圧は3.05Vであった。また、p側の透光性正極を通して発光状態を観察したところ、発光波長は459nmであり、発光出力は22.3mWを示した。
なお、本実験例においては、直径100mmのウェーハから、外観不良品を除いて約50000個のLEDが得られたが、上記電気的特性及び発光特性は、ウェーハのほぼ全面から作製されたLEDチップおいて、ばらつきなく得られた。
発光層を形成する際、多重井戸構造を構成する障壁層の成長時間を変更することにより、障壁層を上記表4に示すような厚さに各々変更した点を除き、上記実験例1と同様の手順を用いて、実験例2〜11のLEDチップサンプルを作製した。そして、実験例1と同様に、電気的特性及び発光特性の測定結果、並びに、AlNシード層及びp型半導体層のFWHMの測定結果の各一覧を上記表4に示した。
基板の洗浄条件及びAlNの成膜条件を上記表1に示す条件とした点を除き、上記実験例1と同様の手順で、基板上にAlNシード層を積層し、その上に各層を積層して実験例12〜15のLEDチップサンプルを作製した。そして、実験例1と同様に、電気的特性及び発光特性の測定結果、並びに、AlNシード層及びp型半導体層のFWHMの測定結果の各一覧を上記表3に示した。
表4に示すように、発光層をなす障壁層の1層あたりの厚さ及び隣接する井戸層との合計膜厚が適正な範囲とされた実験例1〜4のサンプルは、p型半導体層の結晶性が高く、また、電気的特性及び発光特性に優れることがわかる。
一方、表4中の成膜条件特記事項に示すように、必ずしも適正範囲ではない条件を含む方法で作製された、実験例5〜12、実験例14及び15のサンプルは、p型半導体層の結晶性、電気的特性あるいは発光特性の各項目の内、少なくとも何れかの項目が劣る結果となった。
Claims (8)
- 基板上にIII族窒化物系化合物からなるAlNシード層が積層され、該AlNシード層上に、III族窒化物半導体からなるn型半導体層、発光層及びp型半導体層の各層が順次積層されてなるIII族窒化物半導体発光素子であって、
前記p型半導体層の(0002)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が60arcsec以下であり、且つ(10‐10)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が250arcsec以下であることを特徴とするIII族窒化物半導体発光素子。 - 前記発光層は、障壁層と井戸層とが交互に繰り返して積層され、且つ、前記n型半導体層側及び前記p型半導体層側に前記障壁層が配される順で積層されてなり、前記障壁層の1層あたりの厚さが6〜9nmの範囲とされていることを特徴とする請求項1に記載のIII族窒化物半導体発光素子。
- 前記発光層は、さらに、1層の前記障壁層と、該1層の障壁層に隣接する1層の前記井戸層との合計の厚さが8〜12nmの範囲とされていることを特徴とする請求項2に記載のIII族窒化物半導体発光素子。
- 前記AlNシード層がAlN単結晶からなることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のIII族窒化物半導体発光素子。
- 前記AlNシード層の(0002)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が100arcsec以下であり、且つ(10‐10)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が1.7°以下であることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のIII族窒化物半導体発光素子。
- 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のIII族窒化物半導体発光素子を製造する方法であって、
前記p型半導体層を、有機金属気相化学反応法(MOCVD法)によって成膜するとともに、成膜装置のチャンバ内において、前記基板上にIII族窒化物半導体からなる層が形成されたウェーハと、該ウェーハのIII族窒化物半導体からなる面に対して並行に備えられるシールドとの距離を30mm以下とすることを特徴とするIII族窒化物半導体発光素子の製造方法。 - 請求項6に記載の製造方法によって得られるIII族窒化物半導体発光素子。
- 請求項1〜請求項5、又は請求項7の内の何れかに記載のIII族窒化物半導体発光素子が用いられてなるランプ。
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