JP2010099753A - 工作機械のピッチ誤差補正方法及びピッチ誤差補正装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 所望の加工精度誤差を確保可能な工作機械のピッチ誤差補正方法及びピッチ誤差補正装置を提供すること。
【解決手段】 出荷前の調整段階において制御装置50が、入力した1〜25ポイントのピッチ誤差測定値P0からピッチ誤差補正値P1を算出しテーブルに登録する。出荷先で、制御装置50が、1〜25ポイントのピッチ誤差補正値P1と、顧客が入力したオフセット値をRAM53から読み出し(S10)、このオフセット値を1〜25ポイントのピッチ誤差補正値P1に夫々加算することでピッチ誤差補正値P1を更新する(S11)。
【選択図】 図6
【解決手段】 出荷前の調整段階において制御装置50が、入力した1〜25ポイントのピッチ誤差測定値P0からピッチ誤差補正値P1を算出しテーブルに登録する。出荷先で、制御装置50が、1〜25ポイントのピッチ誤差補正値P1と、顧客が入力したオフセット値をRAM53から読み出し(S10)、このオフセット値を1〜25ポイントのピッチ誤差補正値P1に夫々加算することでピッチ誤差補正値P1を更新する(S11)。
【選択図】 図6
Description
本発明は、工作機械のピッチ誤差補正方法及びピッチ誤差補正装置に関する。
工作機械は、ワークをセットしたテーブルをX軸方向とY軸方向に移動させる移動機構と、前記テーブルに対して主軸ヘッドをZ軸方向に昇降駆動する昇降機構と、これら移動機構と昇降機構を制御する数値制御装置とを備えている。
例えば、X軸移動機構によりテーブルを指令した距離だけX方向に正確に移動させることができれば問題はないが、実際には工作機械の各軸移動機構のボールねじシャフトやナット部の製作誤差により送り動作したときの移動量の誤差が発生する。このことはY,Z軸移動機構についても同様である。そこで、出荷前の調整段階において工場でメーカーがピッチ誤差を精密に測定し、この測定値を用いてピッチ誤差補正を行っている。
例えば、特許文献1の数値制御工作機械における送りネジピッチ誤差補正方法においては、移動体の原点を基準にした送りネジの一定回転角度毎のピッチ誤差補正値を記憶装置内の補正値テーブルに予め記憶してある。サーボモータの回転により送りネジとナットを介してテーブルが移動し始めると、送りネジの一定回転角度毎にピッチ誤差補正処理を行う。それ故、理論値において加工精度誤差を0μmにすることができる。
特開昭61−6705号公報
しかし、近年顧客によっては、加工精度誤差を例えば、3μmにしたいという要望があるが、従来はそのような調整を行うことができなかった。
本発明の目的は、所望の加工精度誤差を確保することができる工作機械のピッチ誤差補正方法及びピッチ誤差補正装置を提供することである。
請求項1の工作機械のピッチ誤差補正方法は、工作機械の送り軸を駆動する駆動手段を制御して所望の加工をワークに施す数値制御装置を備えた工作機械のピッチ誤差補正方法において、前記送り軸について予め設定された補正区間毎にピッチ誤差が0となる補正値を求める第1ステップと、前記第1ステップで求めた補正値と、補正範囲記憶手段に記憶したピッチ誤差の所望の範囲の値とに基づいてピッチ誤差補正値を決定する第2ステップとを備えたことを特徴としている。
この工作機械のピッチ誤差補正方法では、先ず、送り軸について予め設定された補正区間毎にピッチ誤差が0となる補正値を求める。次に、その補正値と、補正範囲記憶手段に記憶したピッチ誤差の所望の範囲の値とに基づいてピッチ誤差補正値を決定する。これにより、顧客が所望する加工精度で加工すること
ができる。尚、送り軸には、X,Y,Z軸ボールねじシャフトを適用することが可能である。
ができる。尚、送り軸には、X,Y,Z軸ボールねじシャフトを適用することが可能である。
請求項2の工作機械のピッチ誤差補正装置は、工作機械の送り軸を駆動する駆動手段を制御して所望の加工をワークに施す数値制御装置を備えた工作機械のピッチ誤差補正装置において、前記送り軸について予め設定された補正区間毎にピッチ誤差が0となる補正値を求める算出手段と、ピッチ誤差の所望の範囲の値を記憶した補正範囲記憶手段と、前記算出手段で求めた補正値と、前記補正範囲記憶手段に記憶したピッチ誤差の所望の範囲の値とに基づいてピッチ誤差補正値を決定する決定手段とを備えたことを特徴としている。
この工作機械のピッチ誤差補正装置では、算出手段が、送り軸について予め設定された補正区間毎にピッチ誤差が0となる補正値を求める。補正範囲記憶手段にピッチ誤差の所望の範囲の値を予め記憶しておく。算出手段で求めた補正値と、前記補正範囲記憶手段に記憶した所望の範囲の値とに基づいて、決定手段がピッチ誤差補正値を決定する。これにより、請求項1と同様の作用を奏する。尚、送り軸には、X,Y,Z軸ボールねじシャフトを適用することが可能である。
請求項1の発明によれば、送り軸について予め設定された補正区間毎にピッチ誤差が0となる補正値を求め、その補正値と、補正範囲記憶手段に記憶したピッチ誤差の所望の範囲の値とに基づいてピッチ誤差補正値を決定するので、顧客の所望する加工精度で加工することができる。
請求項2の発明によれば、送り軸について予め設定された補正区間毎にピッチ誤差が0となる補正値を求める算出手段と、ピッチ誤差の所望の範囲の値を記憶した補正範囲記憶手段と、前記算出手段で求めた補正値と、補正範囲記憶手段に記憶したピッチ誤差の所望の範囲の値とに基づいてピッチ誤差補正値を決定する決定手段とを備えたので、請求項1と同様の効果を奏する。
以下、本発明を実施する為の最良の形態について説明する。
図1〜図4に基づいて工作機械Mの構成について説明する。
図1に示すように、工作機械Mは、ワークと工具とをXYZ直交座標系における各軸方向へ独立に相対移動させることによって、ワークに所望の機械加工(例えば、「中ぐり」、「フライス削り」、「穴空け」、「切削」等)を施すことができる。この工作機械Mは、鋳鉄製の基台であるベース1と、ベース1の上部に設けて、ワークの切削加工を行う機械本体2と、ベース1の上部に固定した、機械本体2とベース1の上部を覆う箱状の図示しないスプラッシュカバーとを主体に構成してある。
図1に示すように、工作機械Mは、ワークと工具とをXYZ直交座標系における各軸方向へ独立に相対移動させることによって、ワークに所望の機械加工(例えば、「中ぐり」、「フライス削り」、「穴空け」、「切削」等)を施すことができる。この工作機械Mは、鋳鉄製の基台であるベース1と、ベース1の上部に設けて、ワークの切削加工を行う機械本体2と、ベース1の上部に固定した、機械本体2とベース1の上部を覆う箱状の図示しないスプラッシュカバーとを主体に構成してある。
ベース1はY軸方向に長い略直方体状の鋳造品である。ベース1の下部の四隅には高さ調節が可能な脚部を夫々設け、工作機械Mは、これらの脚部を工場等の床面に設置することで設置してある。
次に、機械本体2について説明する。
図1、図2に示すように、機械本体2は、ベース1の後部上のコラム座部3の上面に固定され且つ鉛直上方に延びるコラム4と、このコラム4の前面に沿って昇降可能な主軸ヘッド5と、この主軸ヘッド5の内部に回転可能に支持された主軸5Aと、主軸ヘッド5の右側に設け且つ主軸5Aの先端に工具6の工具ホルダを取り付けて交換する工具交換装置(ATC)7と、ベース1の上部に設け且つワークを着脱可能に固定するテーブル8とを主体に構成してある。コラム4の背面側には、箱状の制御ボックス9を設け、この制御ボックス9の内側には、工作機械Mの動作を制御する制御装置50(図4参照)を設けてある。
図1、図2に示すように、機械本体2は、ベース1の後部上のコラム座部3の上面に固定され且つ鉛直上方に延びるコラム4と、このコラム4の前面に沿って昇降可能な主軸ヘッド5と、この主軸ヘッド5の内部に回転可能に支持された主軸5Aと、主軸ヘッド5の右側に設け且つ主軸5Aの先端に工具6の工具ホルダを取り付けて交換する工具交換装置(ATC)7と、ベース1の上部に設け且つワークを着脱可能に固定するテーブル8とを主体に構成してある。コラム4の背面側には、箱状の制御ボックス9を設け、この制御ボックス9の内側には、工作機械Mの動作を制御する制御装置50(図4参照)を設けてある。
次に、テーブル8をX軸方向とY軸方向に移動させる移動機構について説明する。
図1、図4に示すように、サーボモータからなるX軸モータ(駆動手段)71及びY軸モータ(駆動手段)72は、X軸方向(図1の機械本体2の左右方向)及びY軸方向(機械本体2の奥行き方向)にテーブル8を移動制御する。この移動機構は以下の構成からなる。テーブル8の下側に直方体状の支持台10を設けてある。その支持台10にはX軸方向に沿って延びる1対のX軸送りガイドを設け、1対のX軸送りガイド上にテーブル8を移動可能に支持している。
図1、図4に示すように、サーボモータからなるX軸モータ(駆動手段)71及びY軸モータ(駆動手段)72は、X軸方向(図1の機械本体2の左右方向)及びY軸方向(機械本体2の奥行き方向)にテーブル8を移動制御する。この移動機構は以下の構成からなる。テーブル8の下側に直方体状の支持台10を設けてある。その支持台10にはX軸方向に沿って延びる1対のX軸送りガイドを設け、1対のX軸送りガイド上にテーブル8を移動可能に支持している。
図3に示すように、テーブル8の下面にナット部8aを配置し、このナット部8aはX軸モータ71と接続するX軸ボールねじシャフト(送り軸)81と螺合することでボールねじ機構を構成している。支持台10に固定した固定ベアリング91aがX軸ボールねじシャフト81のX軸モータ71側の端部81aを支持し、可動ベアリング91bが反対側の端部81bを支持している。
ベース1の上側に支持台10を配置し、そのベース1の長手方向に沿って延びる1対のY軸送りガイド上に支持台10を移動可能に支持している。支持台10上に設けたX軸モータ71がX軸送りガイドに沿ってX軸方向にテーブル8を移動駆動し、ベース1上に設けたY軸モータ72がY軸送りガイドに沿ってY軸方向に支持台10を移動駆動する。
尚、Y軸の移動機構もX軸と同様にボールねじ機構となっている。
尚、Y軸の移動機構もX軸と同様にボールねじ機構となっている。
X軸送りガイドには、テレスコピック式に収縮するテレスコピックカバー11,12がテーブル8の左右両側に設けてある。Y軸送りガイドには、テレスコピックカバー13とY軸後カバーとが、支持台10の前後に夫々設けてある。これら複数のカバーによって、テーブル8がX軸方向とY軸方向の何れの方向に移動した場合でも、テレスコピックカバー11,12,13とY軸後カバーが、常にX軸送りガイドとY軸送りガイドを覆っている。つまり、加工領域から飛散する切粉や、クーラント液の飛沫等が各レール上に落下するのを防止できる。
次に、主軸ヘッド5の昇降機構について説明する。
図1、図2に示すように、サーボモータからなるZ軸モータ(駆動手段)73は、Z軸方向(図1の機械本体2の上下方向)に主軸ヘッド5を昇降駆動する。主軸ヘッド5は、コラム4の前面側の上下方向に延びるZ軸ボールねじシャフト(図示略)に対してナット(図示略)で連結している。このナット部は、Z軸ボールねじシャフトと協働してボールねじ機構を構成している。Z軸モータ73がZ軸ボールねじシャフトを正逆方向に回転駆動することで、主軸ヘッド5を上下方向に昇降駆動する。従って、制御装置50のCPU51(図4参照)からの制御信号に基づいて、Z軸駆動回路63によりZ軸モータ73が主軸ヘッド5を昇降駆動するようになっている。
図1、図2に示すように、サーボモータからなるZ軸モータ(駆動手段)73は、Z軸方向(図1の機械本体2の上下方向)に主軸ヘッド5を昇降駆動する。主軸ヘッド5は、コラム4の前面側の上下方向に延びるZ軸ボールねじシャフト(図示略)に対してナット(図示略)で連結している。このナット部は、Z軸ボールねじシャフトと協働してボールねじ機構を構成している。Z軸モータ73がZ軸ボールねじシャフトを正逆方向に回転駆動することで、主軸ヘッド5を上下方向に昇降駆動する。従って、制御装置50のCPU51(図4参照)からの制御信号に基づいて、Z軸駆動回路63によりZ軸モータ73が主軸ヘッド5を昇降駆動するようになっている。
図1,図2に示すように、工具交換装置7は、工具6を支持する工具ホルダを複数格納する工具マガジン14と、前記主軸5Aに取付けた工具ホルダと他の工具ホルダとを把持して搬送するための工具交換アーム15等を有する。工具マガジン14の内側には、工具ホルダを支持する複数の工具ポットと、それら工具ポットを工具マガジン14内で搬送する搬送機構とを設けてある。
次に、制御装置50の電気的構成について説明する。
図4に示すように、制御装置50は、マイクロコンピュータを含んで構成してあり、入出力インタフェース54と、CPU51と、ROM52と、RAM53と、軸制御回路61a〜64a,75aと、サーボアンプ61〜64と、微分器71b〜74bなどを備えている。軸制御回路61a〜64aは、夫々サーボアンプ61〜64に接続している。サーボアンプ61〜64は、夫々X軸モータ71、Y軸モータ72、Z軸モータ73、主軸モータ74に接続している。軸制御回路75aはマガジンモータ75に接続している。
図4に示すように、制御装置50は、マイクロコンピュータを含んで構成してあり、入出力インタフェース54と、CPU51と、ROM52と、RAM53と、軸制御回路61a〜64a,75aと、サーボアンプ61〜64と、微分器71b〜74bなどを備えている。軸制御回路61a〜64aは、夫々サーボアンプ61〜64に接続している。サーボアンプ61〜64は、夫々X軸モータ71、Y軸モータ72、Z軸モータ73、主軸モータ74に接続している。軸制御回路75aはマガジンモータ75に接続している。
X軸モータ71、Y軸モータ72は、夫々、テーブル8をX軸方向、Y軸方向に移動させるものである。Z軸モータ73は、主軸ヘッド5をZ軸方向に昇降駆動させるものである。マガジンモータ75は工具マガジン14を回転移動させる為のものである。主軸モータ74は、前記主軸5Aを回転させる為のものである。尚、前記X軸モータ71、Y軸モータ72、Z軸モータ73、主軸モータ74は、夫々エンコーダ71a〜74aを備えている。入出力インタフェース54には、操作入力部55と、表示器56と、各軸の軸制御回路63a、64a、61a、62a、75aとが接続している。
操作入力部55は、キーボードで構成され後述するオフセット値を顧客が入力する為のものである。
表示器56は、液晶ディスプレイ等で構成され、工作機械Mの状態を画面に表示する為のものである。
表示器56は、液晶ディスプレイ等で構成され、工作機械Mの状態を画面に表示する為のものである。
軸制御回路61a〜64aは、CPU51からの移動指令量を受けて、電流指令量(モータトルク指令値)をサーボアンプ61〜64に出力する。サーボアンプ61〜64は、この指令を受けてモータ71〜74に駆動電流を出力する。軸制御回路61a〜64aは、エンコーダ71a〜74aから位置フィードバック信号を受けて、位置のフィードバック制御を行う。微分器71b〜74bは、エンコーダ71a〜74aから入力した位置フィードバック信号を微分して速度フィードバック信号に変換し、軸制御回路61a〜64aに速度フィードバック信号を出力する。
軸制御回路61a〜64aは、微分器71b〜74bから速度フィードバック信号を受けて、速度フィードバックの制御を行う。電流検出器61b〜64bが、サーボアンプ61〜64からモータ71〜74に出力した駆動電流を検出する。電流検出器61b〜64bで検出した駆動電流を、軸制御回路61a〜64aにフィードバックする。軸制御回路61a〜64aはフィードバックされた駆動電流に基づいて電流(トルク)制御を行う。
軸制御回路75aは、CPU51からの移動指令量を受けて、マガジンモータ75を駆動する。
軸制御回路75aは、CPU51からの移動指令量を受けて、マガジンモータ75を駆動する。
ROM52は、工作機械Mの加工プログラムを機能させるメインの制御プログラム、後述するピッチ誤差補正値を演算する為の演算プログラム等を記憶している。RAM53は、ピッチ誤差補正値のテーブルを記憶しており、このテーブルは、X軸、Y軸、Z軸ボールねじ機構のピッチ誤差を補正する為のテーブルである。即ち、ボールネジ機構は、製造公差等によりボールネジシャフトの回転量とナット部の移動量とのピッチ誤差が避けられないので、それを補正する必要がある。
このピッチ誤差を補正するためのピッチ誤差補正値は、メーカーが工作機械Mを製作後の出荷前の調整段階において、テーブル8をX軸方向へ20mm間隔にて補正ポイント毎に移動させる。指令値に対する誤差、つまり(目標値−実移動量)である誤差を精密に測定し、ピッチ誤差補正値のテーブルを作成し、そのテーブルをRAM53に予め格納して出荷する。Y軸、Z軸方向についても同様にしてピッチ誤差補正値のテーブルを作成する。尚、本実施例において補正ポイントは、25箇所(1〜25ポイント)設定している。
RAM53は、更に、顧客が要望する加工精度の誤差をオフセット値として記憶している。尚、RAM53が補正範囲記憶手段に相当する。オフセット値は、顧客が操作入力部55を用いて所望の値を入力する。本実施例においては、オフセット値として3μmを入力した場合について説明する。
次に、ピッチ誤差補正値登録とピッチ誤差補正値更新の作業手順について説明する。
図7は、実際に測定したピッチ誤差測定値に基づいてピッチ誤差補正値を算出した場合の具体例を示す線図である。縦軸はピッチ誤差、横軸は測定位置(1〜25ポイント)である。
図7は、実際に測定したピッチ誤差測定値に基づいてピッチ誤差補正値を算出した場合の具体例を示す線図である。縦軸はピッチ誤差、横軸は測定位置(1〜25ポイント)である。
先ず、ピッチ誤差補正値登録の作業手順を示すフローチャートについて、図5に基づいて説明する。但し、図中Si(i=1,2・・・)は各ステップを示す。
このピッチ誤差補正値登録は、出荷前の調整段階においてメーカーが工場で実行するものである。以下、X軸ボールねじ機構のピッチ誤差補正値について説明するが、Y軸、Z軸ボールねじ機構のピッチ誤差補正値についても同様にして求めることができる。
このピッチ誤差補正値登録は、出荷前の調整段階においてメーカーが工場で実行するものである。以下、X軸ボールねじ機構のピッチ誤差補正値について説明するが、Y軸、Z軸ボールねじ機構のピッチ誤差補正値についても同様にして求めることができる。
ピッチ誤差補正値登録においては、先ず、メーカーが、工作機械Mを作動させてテーブル8をX軸方向へ20mm間隔にて補正ポイント毎に移動させ、1〜25ポイントのピッチ誤差を測定する(S1)。測定した1〜25ポイントのピッチ誤差測定値P0を制御装置50に入力する(S2)。
制御装置50は、1〜25ポイントのピッチ誤差測定値P0の符号を夫々反転させた値をピッチ誤差補正値P1とし、1〜25ポイントのピッチ誤差補正値P1をRAM53内のピッチ誤差補正値のテーブルに登録し(S3)、この作業を終了する。このとき、図7に示すように補正後理論値P2(ピッチ誤差)は0になる。
このように、出荷前の調整段階において工場でメーカーがピッチ誤差を精密に測定し、ピッチ誤差補正値のテーブルを作成している。
このように、出荷前の調整段階において工場でメーカーがピッチ誤差を精密に測定し、ピッチ誤差補正値のテーブルを作成している。
次に、所望の加工精度誤差を確保するためにピッチ誤差補正値を更新する作業手順について、図6に基づいて説明する。但し、図中Si(i=10,11・・・)は各ステップを示す。
制御装置50は、RAM53に記憶している1〜25ポイントのピッチ誤差補正値P1とオフセット値を読み出し(S10)、オフセット値を1〜25ポイントのピッチ誤差補正値P1に夫々加算することでピッチ誤差補正値P1を更新し(S11)、この作業を終了する。
制御装置50は、RAM53に記憶している1〜25ポイントのピッチ誤差補正値P1とオフセット値を読み出し(S10)、オフセット値を1〜25ポイントのピッチ誤差補正値P1に夫々加算することでピッチ誤差補正値P1を更新し(S11)、この作業を終了する。
図7においては、更新ピッチ誤差補正値P1がS11で演算した結果を示したものである。S11で演算した更新ピッチ誤差補正値P1を用いて、ピッチ誤差を補正すると、加工精度の誤差は、理論値で0μmから3μmにオフセットされたことになる。尚、S3を実行するCPU51が算出手段に相当し、S11を実行するCPU51が決定手段に相当する。
次に、以上説明した工作機械Mのピッチ誤差補正方法の作用、効果について説明する。
このように、X軸ボールねじシャフト81について予め設定された補正区間毎にピッチ誤差が0となる補正値を求め、その補正値と、顧客が入力した所望の加工精度の誤差であるオフセット値とに基づいてピッチ誤差補正値を更新するので、顧客が要望する加工精度の誤差を提供することができる。
このように、X軸ボールねじシャフト81について予め設定された補正区間毎にピッチ誤差が0となる補正値を求め、その補正値と、顧客が入力した所望の加工精度の誤差であるオフセット値とに基づいてピッチ誤差補正値を更新するので、顧客が要望する加工精度の誤差を提供することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1]
ピッチ誤差の所望の範囲の値として、顧客が望む加工精度の誤差であるオフセット値3μm(下限値に相当)で説明したが、下限値と上限値とを設定できるようにしてもよい。その場合、オフセット値を下限値と上限値との間でランダム関数や近似式を用いて決定する。また、加工精度において+側に誤差が出ることについて説明したが、−側に誤差が出るようにしてもよい。
1]
ピッチ誤差の所望の範囲の値として、顧客が望む加工精度の誤差であるオフセット値3μm(下限値に相当)で説明したが、下限値と上限値とを設定できるようにしてもよい。その場合、オフセット値を下限値と上限値との間でランダム関数や近似式を用いて決定する。また、加工精度において+側に誤差が出ることについて説明したが、−側に誤差が出るようにしてもよい。
2]補正後理論値P2(ピッチ誤差)を0にする為、
メーカーがピッチ誤差を精密に測定し、ピッチ誤差補正値のテーブルを作成しているが、顧客が工作機械Mを使用中に何らかの影響によって加工精度が変わることがある。この場合、顧客において、前述した補正後理論値P2を0にする作業を行うようにしてもよい。
また、補正後理論値P2を0以外に、近似式を用いて0近傍にしてもよい。
メーカーがピッチ誤差を精密に測定し、ピッチ誤差補正値のテーブルを作成しているが、顧客が工作機械Mを使用中に何らかの影響によって加工精度が変わることがある。この場合、顧客において、前述した補正後理論値P2を0にする作業を行うようにしてもよい。
また、補正後理論値P2を0以外に、近似式を用いて0近傍にしてもよい。
M 工作機械
50 制御装置
51 CPU
53 RAM
71 X軸モータ
81 X軸ボールねじシャフト
50 制御装置
51 CPU
53 RAM
71 X軸モータ
81 X軸ボールねじシャフト
Claims (2)
- 工作機械の送り軸を駆動する駆動手段を制御して所望の加工をワークに施す数値制御装置を備えた工作機械のピッチ誤差補正方法において、
前記送り軸について予め設定された補正区間毎にピッチ誤差が0となる補正値を求める第1ステップと、
前記第1ステップで求めた補正値と、補正範囲記憶手段に記憶したピッチ誤差の所望の範囲の値とに基づいてピッチ誤差補正値を決定する第2ステップと、
を備えたことを特徴とする工作機械のピッチ誤差補正方法。 - 工作機械の送り軸を駆動する駆動手段を制御して所望の加工をワークに施す数値制御装置を備えた工作機械のピッチ誤差補正装置において、
前記送り軸について予め設定された補正区間毎にピッチ誤差が0となる補正値を求める算出手段と、
ピッチ誤差の所望の範囲の値を記憶した補正範囲記憶手段と、
前記算出手段で求めた補正値と、前記補正範囲記憶手段に記憶したピッチ誤差の所望の範囲の値とに基づいてピッチ誤差補正値を決定する決定手段と、
を備えたことを特徴とする工作機械のピッチ誤差補正装置。
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| JP2014026478A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Brother Ind Ltd | 数値制御装置とピッチ誤差算出方法 |
| WO2015063912A1 (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | エンシュウ株式会社 | 位置決め精度の設定方法、位置決め精度設定装置および位置決め精度の設定プログラム |
| CN104698974A (zh) * | 2015-02-11 | 2015-06-10 | 北京配天技术有限公司 | 一种数控机床及其调试方法 |
-
2008
- 2008-10-21 JP JP2008270947A patent/JP2010099753A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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