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JP2010098827A - 充放電制御方法、充放電制御器および自立型電源システム - Google Patents

充放電制御方法、充放電制御器および自立型電源システム Download PDF

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JP2010098827A
JP2010098827A JP2008266615A JP2008266615A JP2010098827A JP 2010098827 A JP2010098827 A JP 2010098827A JP 2008266615 A JP2008266615 A JP 2008266615A JP 2008266615 A JP2008266615 A JP 2008266615A JP 2010098827 A JP2010098827 A JP 2010098827A
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Akihiro Miyasaka
明宏 宮坂
Riichi Kitano
利一 北野
Akira Yamashita
山下  明
Takahisa Masashiro
尊久 正代
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NTT Inc
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

【課題】自立型電源システムにおいて蓄電池の過放電を防止することを課題とする。
【解決手段】自立型電源システムにおいて、制御器5の過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧を取得し、ニッケル水素蓄電池2が過放電となる直前の状態を検知する。過放電検知部51によって過放電となる直前の状態であると検知されると、電池切離部52が、電池切離スイッチ7をOFFに制御することでニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムから切り離す。また、発生電力判定部53は、PVパネル1の発生電力が所定の条件を満たすか否かを判定する。発生電力判定部53によって所定の条件を満たすと判定されると、電池接続部54が、電池切離スイッチ7をONに制御することで電池切離部52によって切り離されたニッケル水素蓄電池2を前記自立型電源システムに接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、充放電制御方法、充放電制御器および自立型電源システムに関する。
近年、太陽電池と蓄電池とを有する自立型電源システムは、人が近寄れない場所や危険な場所など、電源インフラの確保が困難な場所の電源として用いられている。一般的に、自立型電源システムは、日照量の多い昼間に、太陽電池の発生電力を負荷に供給するとともに余剰電力を蓄電池に充電し、日照量の少ない昼間や夜間に、蓄電池の放電電力を負荷に供給する。
なお、例えば、特許文献1や2には、商用電源と組み合わせた太陽電池システムが開示されている。また、例えば、特許文献3には、内部および外部に蓄電池を有し、外部電池からの放電を主とすることで内部電池の過放電を防止する携帯用の太陽電池システムが開示されている。
特開2006−340578号公報 特開2006−339077号公報 特開2006−296134号公報
ところで、上記した従来の技術では、自立型電源システムにおいて蓄電池の過放電を防止することができないという課題があった。
上記したように、自立型電源システムは、日照量の少ない昼間や夜間に蓄電池の放電電力を負荷に供給する。このため、自立型電源システムにおける蓄電池には、過放電となるおそれがあり、過放電によって大きなダメージを受けるおそれがある。ニッケル水素蓄電池などは高価な電池であるので、過放電を防止することが強く望まれるが、特許文献1や2のように商用電源と組み合わせた太陽電池システムは、そもそも蓄電池の過放電を想定するものではない。また、特許文献3のように内部および外部に蓄電池を有する太陽電池システムは、内部電池の過放電を防止することを想定するにすぎない。
そこで、本発明は、上記した従来の技術の課題を解決するためになされたものであり、自立型電源システムにおいて蓄電池の過放電を防止することが可能な充放電制御方法、充放電制御器および自立型電源システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、太陽電池と当該太陽電池の発生電力を用いて充放電を行う蓄電池とを有する自立型電源システムにおいて、当該蓄電池の充放電を制御する充放電制御方法は、前記蓄電池が過放電となる直前の状態を検知する検知ステップを含む。また、前記検知ステップによって直前の状態であると検知されると、前記蓄電池を前記自立型電源システムから切り離す切り離しステップを含む。また、前記太陽電池の発生電力が所定の条件を満たすか否かを判定する判定ステップを含む。また、前記判定ステップによって所定の条件を満たすと判定されると、前記切り離しステップによって切り離された前記蓄電池を前記自立型電源システムに接続する接続ステップを含む。
自立型電源システムにおいて蓄電池の過放電を防止することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る充放電制御方法、充放電制御器および自立型電源システムの実施例を詳細に説明する。以下では、まず、実施例1に係る自立型電源システムの概要を説明し、続いて、実施例1に係る自立型電源システムによる構成および処理手順を順に説明する。
[実施例1に係る自立型電源システムの概要]
まず、図1を用いて、実施例1に係る自立型電源システムの概要を説明する。図1は、実施例1に係る自立型電源システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施例1に係る自立型電源システムは、太陽光発電(Photo Voltaic)を行うPVパネル1と、PVパネル1の発生電力を用いて充放電を行うニッケル水素蓄電池2とを有する。ニッケル水素蓄電池2は、PVパネル1の発生電力を充電し、充電した電力を負荷4に放電する。
ここで、図1に示すように、実施例1に係る自立型電源システムは、電池切離スイッチ7を有する。電池切離スイッチ7は、制御器5によって制御されることで、ニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムから切り離したり接続したりする。
例えば、電池切離スイッチ7が制御器5によってONの状態に制御され、ニッケル水素蓄電池2が自立型電源システムに接続した状態であるとする。すると、日照量の少ない昼間や夜間には、ニッケル水素蓄電池2に充電された電力が負荷4に放電される。
この時、制御器5の過放電検知部51が、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧を検知することで、ニッケル水素蓄電池2が過放電となる直前の状態を検知する。例えば、過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧が所定の最低電圧(例えば、10.0V)を下回ったことを検知すると、ニッケル水素蓄電池2が過放電となる直前の状態であることを検知する。
続いて、電池切離部52が、電池切離スイッチ7をOFFの状態に制御することで、ニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムから切り離す。こうして、実施例1に係る自立型電源システムは、ニッケル水素蓄電池2の過放電を防止することが可能になる。
さて、ニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムから切り離されたままでは、自立型電源システムは電源として動作することができない。そこで、制御器5の発生電力判定部53が、PVパネル1の発生電力が所定の条件を満たすか否かを判定する。例えば、発生電力判定部53は、温度センサー8によって測定された電池温度に応じた最低充電電流値を求め、PVパネル1の発生電力が最低充電電流値を満たすか否かを判定する。
そして、発生電力判定部53によって所定の条件を満たすと判定されると、電池接続部54が、電池切離スイッチ7をONの状態に制御することで、電池切離部52によって切り離されていたニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムに接続する。こうして、実施例1に係る自立型電源システムは、過放電を防止するために切り離されたニッケル水素蓄電池2を自動復帰させることが可能になる。
[実施例1に係る自立型電源システムの構成]
次に、図1〜図5を用いて、実施例1に係る自立型電源システムの構成を説明する。
図1に示すように、実施例1に係る自立型電源システムは、PVパネル1と、ニッケル水素蓄電池2と、コントローラ3と、負荷4と、制御器5と、シャント抵抗6と、電池切離スイッチ7とを有する。なお、図1において、実線は、電力線を示しており、点線は、制御器5による制御の対応関係を示している。
PVパネル1は、太陽光発電を行う。具体的には、PVパネル1は、コントローラ3を介して負荷4と接続され、PVパネル1の発生電力は、負荷4に供給される。また、PVパネル1は、コントローラ3、電池切離スイッチ7およびシャント抵抗6を介してニッケル水素蓄電池2と接続され、PVパネル1の発生電力の内の余剰電力は、ニッケル水素蓄電池2に充電される。
ニッケル水素蓄電池2は、PVパネル1の発生電力を充電し、充電した電力を負荷4に放電する。具体的には、ニッケル水素蓄電池2は、シャント抵抗6、電池切離スイッチ7およびコントローラ3を介してPVパネル1と接続され、PVパネル1の発生電力の内の余剰電力を充電する。また、ニッケル水素蓄電池2は、シャント抵抗6および電池切離スイッチ7を介して負荷4と接続され、充電した電力を負荷4に放電する。例えば、天候悪化の影響で日照量の少ない昼間や夜間には、PVパネル1の発生電力が十分に負荷4に供給されず、ニッケル水素蓄電池2に充電された電力が負荷4に供給されることになる。また、図1に示すように、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧および電池温度は、制御器5によって取得され、制御器5による制御に用いられる。
ここで、実施例1におけるニッケル水素蓄電池2は、電池切離スイッチ7が制御器5によって制御されることで、自立型電源システムから切り離されたり接続されたりする。具体的には、制御器5が、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧を検知することで、ニッケル水素蓄電池2が過放電となる直前の状態を検知し、電池切離スイッチ7をOFFの状態に制御することで、ニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムから切り離す。また、制御器5が、PVパネル1の発生電力が電池温度に応じた最低充電電流値を満たすか否かを判定し、電池切離スイッチ7をONの状態に制御することで、電池切離部52によって切り離されていたニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムに接続する。
なお、例えば、実施例1におけるニッケル水素蓄電池2は、図2に示すように、定格95Ahの電池セルを10個直列に有し、また、電池セルに取り付けられた温度センサー8と、温度センサー8および電力線を取り出すコネクタと、冷却ファンと、収納箱とを有する。なお、図2は、ニッケル水素蓄電池を説明するための図である。
コントローラ3は、MPPT(Maximum Power Point Tracker)とDC/DCコンバータとを有し、PVパネル1の発生電力を制御する。具体的には、コントローラ3は、PVパネル1と接続され、PVパネル1の発生電力によって駆動し、また、PVパネル1の発生電力が最大電力点(MPP:Maximum Power Point)で出力されるようにPVパネル1の発生電力を制御する。また、コントローラ3は、PVパネル1と負荷4との間に介挿され、負荷4を稼動させる電圧範囲を維持するように電圧を制御する。また、コントローラ3は、PVパネル1とニッケル水素蓄電池2との間に介挿され、ニッケル水素蓄電池2を充電する電圧範囲を維持するように電圧を制御する。
負荷4は、PVパネル1の発生電力またはニッケル水素蓄電池2の放電によって稼動する。具体的には、負荷4は、コントローラ3を介してPVパネル1と接続され、PVパネル1の発生電力によって稼動する。また、負荷4は、電池切離スイッチ7およびシャント抵抗6を介してニッケル水素蓄電池2と接続され、ニッケル水素蓄電池2の放電によって稼動する。
例えば、負荷4は、連続的に電力を消費して稼動する監視モニタや、定期的に(例えば、1分間隔に)電力を消費して稼動する無線送信機などである。
制御器5は、自立型電源システムを制御する。具体的には、制御器5は、コントローラ3を介してPVパネル1と接続され、PVパネル1の発生電力によって駆動する。また、制御器5は、図1に示すように、過放電検知部51と、電池切離部52と、発生電力判定部53と、電池接続部54とを有する。
過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2が過放電となる直前の状態を検知する。具体的には、過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2に充電された電力が負荷4に放電されている状態であることをシャント抵抗6から通知されると、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧を取得する。そして、過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧が所定の最低電圧(例えば、10.0V)を下回ることを検知すると、その旨を電池切離部52に通知する。
ここで、実施例1における過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧が最低電圧を下回ることを検知する前にも段階的に電池電圧を検知する。そして、過放電検知部51は、自立型電源システムのコントローラ3や制御器5、あるいは負荷4の動作モードが省エネルギーモード(以下、省エネモード)となるように、検知した電池電圧に応じて制御する。
例えば、過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2に充電された電力が負荷4に放電されている状態で、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧が11.5V以下になったことを検知する。すると、過放電検知部51は、コントローラ3や制御器5が処理を実行する時間間隔を広くするなど省エネモードとなるように、コントローラ3や制御器5を制御する。
また、例えば、過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2に充電された電力が負荷4に放電されている状態で、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧が11.0V以下になったことを検知する。すると、過放電検知部51は、負荷4が省エネモードとなるように、負荷4を制御する。例えば、過放電検知部51は、負荷4が照明であれば暗くし、無線伝送機であれば伝送間隔を広くするなど、負荷4が省エネモードとなるように制御する。
電池切離部52は、ニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムから切り離す。具体的には、電池切離部52は、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧が所定の最低電圧を下回ったことを過放電検知部51から通知されると、電池切離スイッチ7をOFFの状態に制御し、自立型電源システムをシャットダウンして再起動する。
発生電力判定部53は、PVパネル1の発生電力の内の余剰電力が所定の条件を満たすか否かを判定する。具体的には、発生電力判定部53は、ニッケル水素蓄電池2の温度センサー8によって測定された電池温度を定期的に温度センサー8から取得し、また、PVパネル1の発生電力の内、負荷4に供給される電力以外の余剰電力を定期的にコントローラ3から取得している。そして、発生電力判定部53は、温度センサー8によって測定された電池温度に応じた最低充電電流値を定期的に求め、PVパネル1の余剰電力が最低充電電流値を満たすか否かを定期的に判定している。そして、発生電力判定部53は、PVパネル1の余剰電力が最低充電電流値を満たすと判定すると、その旨を電池接続部54に通知する。
ここで、所定の条件について、図3〜図5を用いて説明する。図3は、充電電流と容量との関係を説明するための図であり、図4は、電池温度と容量との関係を説明するための図であり、図5は、電池温度と充電電流との関係を説明するための図である。
例えば、ニッケル水素蓄電池やニッケルカドミウム蓄電池などのアルカリ蓄電池には、電池温度に応じた最低充電電流値が存在する。図3は、定格95Ahの電池セルを10個直列に有するニッケル水素蓄電池を用いた場合の実験結果を示すものであり、電池温度20℃における充電電流と容量との関係を示すものである。図3に示すように、充電電流が1〜2A程度の場合には、充電可能な容量が著しく減少していることがわかる。
また、図4は、同様のニッケル水素蓄電池を用いた場合の実験結果を示すものであり、充電電流1Aにおける電池温度と容量との関係を示すものである。図4に示すように、電池温度が45℃と高温の場合には、充電可能な容量が著しく減少していることがわかる。
図3および図4に示すように、充電電流が微小である場合や電池温度が高温である場合には、蓄電池内の反応が、充電ではなく熱に変わっていると考えられる。言い換えると、充電電流が微小である場合や電池温度が高温である場合の充電は、蓄電池の劣化に繋がり寿命を短くすると考えられるので、回避することが望ましい。
そこで、実施例1における発生電力判定部53は、PVパネル1の発生電力が所定の条件を満たすか否かを判定する際の条件として、電池温度に応じた最低充電電流値を用いる。すなわち、発生電力判定部53は、温度センサー8によって測定された電池温度に応じた最低充電電流値を求め、求めた最低充電電流値を条件として、PVパネル1の発生電力が所定の条件を満たすか否かを判定する。
例えば、発生電力判定部53は、充電可能な容量として90%を維持できる条件として、以下の表1を記憶している。
Figure 2010098827
そして、発生電力判定部53は、温度センサー8によって測定された電池温度を用いて表1を参照し、「電池温度」に対応づけられている「最低充電電流値」を取得する。そして、発生電力判定部53は、表1の「充電可否判定」に記載されている内容を所定の条件とする。なお、図5は、表1に示す内容を電池温度と充電電流との関係で示したものである。図5に示すように、電池温度が60℃以上になった場合は、充電を禁止(停止)することとする。
電池接続部54は、ニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムに接続する。具体的には、電池接続部54は、PVパネル1の発生電力が最低充電電流値を満たすことを発生電力判定部53から通知されると、電池切離スイッチ7をONの状態に制御する。
シャント抵抗6は、ニッケル水素蓄電池2から負荷4に向けて放電される放電電流を監視する。具体的には、シャント抵抗6は、ニッケル水素蓄電池2と負荷4との間に介挿され、シャント抵抗6の両端に発生する電圧を測定することで放電電流を測定し、測定誤差以上の電流値が生じた場合に放電とみなす。そして、シャント抵抗6は、ニッケル水素蓄電池2に充電された電力が負荷4に放電されている状態であることを検知すると、その旨を過放電検知部51に通知する。
電池切離スイッチ7は、ニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムから切り離したり接続したりする。具体的には、電池切離スイッチ7は、ニッケル水素蓄電池2と負荷4(PVパネル1)との間に介挿され、電池切離部52によってOFFの状態に制御されることで、ニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムから切り離す。また、電池切離スイッチ7は、電池接続部54によってONの状態に制御されることで、ニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムに接続する。
[実施例1に係る自立型電源システムによる処理手順]
次に、図6および図7を用いて、実施例1に係る自立型電源システムによる処理手順を説明する。図6および図7は、実施例1に係る自立型電源システムによる処理手順を示すフローチャートである。
ここで、例えば、図6に示す処理手順は、自立型電源システムの設置時点、すなわち、システム起動前の時点から開始(スタート)するものとする。また、設置時点において、電池切離スイッチ7はOFFに制御されている状態、すなわち、ニッケル水素蓄電池2は自立型電源システムから切り離されている状態であるものとする。
さて、自立型電源システムが起動され、PVパネル1に太陽光が照射すると、PVパネル1は、太陽光発電を開始する(ステップS101)。例えば、晴天の場合などのように日照量が多く、PVパネル1の発生電力がコントローラ3の駆動電力を上回った場合には(ステップS102肯定)、コントローラ3が駆動する(ステップS103)。一方、例えば、雨天の場合などのように日照量が少なく、PVパネル1の発生電力がコントローラ3の駆動電力を下回る場合には(ステップS102否定)、コントローラ3は駆動できず、PVパネル1の発生電力がコントローラ3の駆動電力を上回るまで待機することとなる。
ステップS103においてコントローラ3が駆動し、続いて、コントローラ3の出力電力が制御器5の駆動電力を上回った場合には(ステップS104肯定)、制御器5が駆動する(ステップS105)。ここで、コントローラ3がMPPTおよびDC/DCコンバータを有する一方で、制御器5はマイクロコンピュータを有するにすぎず、コントローラ3の消費電力は、制御器5の消費電力に比較して圧倒的に大きいと考えられる。そうであるとすると、コントローラ3を駆動できるだけの電力がPVパネル1で発生されている場合には、制御器5を駆動できる可能性も高く、このような場合には、コントローラ3と制御器5とが同時に駆動するとも考えられる。
一方、例えば、コントローラ3の出力電力が制御器5の駆動電力を下回る場合には(ステップS104否定)、制御器5は駆動できず、コントローラ3の出力電力が制御器5の駆動電力を上回るまで待機することとなる。
次に、制御器5が駆動すると、制御器5がコントローラ3を制御することで、コントローラ3は、PVパネル1の発生電力を負荷4に供給する給電を開始する(ステップS106)。この時、コントローラ3は、PVパネル1の発生電力が最大電力点で出力されるようにPVパネル1の発生電力を制御するとともに、負荷4を稼動させる電圧範囲を維持するように電圧を制御して、PVパネル1の発生電力を負荷4に供給する。また、制御器5は、負荷4の稼動を監視している。
負荷4を稼動させるだけの十分な電力がコントローラ3から出力されている場合には(ステップS107肯定)、コントローラ3から負荷4への給電が継続して行われることになる(ステップS111)。
一方、負荷4を稼動させるだけの十分な電力がコントローラ3から出力されていない場合、すなわち、電力が不足する場合、制御器5は、負荷4の稼動を監視しているので、負荷4の稼動が停止したことを検知する(ステップS107否定)。
そして、制御器5は、規定時間(例えば、1分)待機するように自立型電源システムを制御する(ステップS108)。ここで、負荷4を稼動させるだけの十分な電力がコントローラ3から出力されていない場合とは、例えば、晴天でない場合であるが、天候は変わるものであり、再び晴天となる可能性も残っている。そこで、実施例1における制御器5は、自立型電源システムをシャットダウンして再起動する前に規定時間待機し、待機後にも天候が変わらなかった場合に、自立型電源システムを再起動してステップS101からの処理手順を再開する。
すなわち、制御器5は、ステップS108において規定時間待機した後に、再び、負荷4の稼動が開始されたか否かを確認する(ステップS109)。そして、負荷4が依然として停止している場合には(ステップS109否定)、制御器5は、自立型電源システムを再起動し(ステップS110)、ステップS101の処理に戻る。一方、規定時間待機した後に、負荷4の稼動が開始されている場合には(ステップS109肯定)、コントローラ3から負荷4への給電が継続して行われることになる(ステップS111)。待機時間を設定することによって、自立型電源システムの起動動作回数を減らすことができ、寿命を延命することが可能になる。
ところで、ステップS111において、コントローラ3から負荷4への給電が継続して行われると、制御器5の発生電力判定部53が、PVパネル1の発生電力が電池温度に応じた最低充電電流値を満たすか否かを判定する(ステップS112)。なお、実施例1において、発生電力判定部53による判定は、定期的に行われるものとする。
そして、電池接続部54は、PVパネル1の発生電力が最低充電電流値を満たすことを発生電力判定部53から通知されると(ステップS112肯定)、電池切離スイッチ7をONの状態に制御する(ステップS113)。こうして、ニッケル水素蓄電池2が自立型電源システムに接続され、PVパネル1の発生電力の内の余剰電力が、ニッケル水素蓄電池2に充電されるようになる。
さて、自立型電源システムは、図7に示すように、運用中となる(ステップS201)。PVパネル1の発生電力が負荷4に十分に供給されている間は、ニッケル水素蓄電池2に充電された電力が負荷4に放電されることもないので、図7に示す処理手順は開始されない(ステップS202否定)。しかし、例えば、曇天の場合などのように日照量が少なく、PVパネル1の発生電力が十分に負荷4に供給されなくなると、ニッケル水素蓄電池2に充電された電力が負荷4に放電され、図7に示す処理手順が開始される(ステップS202肯定)。なお、シャント抵抗6が、ニッケル水素蓄電池2に充電された電力が負荷4に放電されていることを過放電検知部51に通知することで、過放電検知部51によるステップS203以降の処理手順が開始される。
過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2に充電された電力が負荷4に放電されていることをシャント抵抗6から通知されると(ステップS202肯定)、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧を取得し、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧が規定値(例えば、11.5V)以下になったか否かを判定する(ステップS203)。
11.5V以下になっていないと判定した場合には(ステップS203否定)、過放電検知部51は、負荷4、コントローラ3、および制御器5の動作モードを通常モードとしたまま(ステップS204)、ステップS202の処理に戻る。なお、後続する処理手順によってコントローラ3や制御器5の動作モードが省エネモードとなっている場合には、過放電検知部51は、コントローラ3や制御器5の動作モードを通常モードとなるように制御する(ステップS204)。
一方、11.5V以下になっていると判定した場合には(ステップS203肯定)、過放電検知部51は、コントローラ3や制御器5の動作モードが省エネモードとなるように、コントローラ3や制御器5を制御する(ステップS205)。
続いて、過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧が11.0V以下になったか否かを判定する(ステップS206)。11.0V以下になっていないと判定した場合には(ステップS206否定)、過放電検知部51は、負荷4の動作モードを通常モードとしたまま(ステップS207)、ステップS203の処理に戻る。なお、後続する処理手順によって負荷4の動作モードが省エネモードとなっている場合には、過放電検知部51は、負荷4の動作モードを通常モードとなるように制御する(ステップS207)。
一方、11.0V以下になっていると判定した場合には(ステップS206肯定)、過放電検知部51は、負荷4の動作モードが省エネモードとなるように、負荷4を制御する(ステップS208)。
次に、過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧が10.0V以下になったか否かを判定する(ステップS209)。10.0V以下になっていないと判定した場合には(ステップS209否定)、過放電検知部51は、ステップS206の処理に戻る。
一方、10.0V以下になっていると判定した場合には(ステップS209肯定)、電池切離部52は、電池切離スイッチ7をOFFの状態に制御する(ステップS210)。こうして、ニッケル水素蓄電池2は、過放電となる前に自立型電源システムから切り離されることになる。その後、電池切離部52が、自立型電源システムをシャットダウンして再起動するので(ステップS211)、図6のステップS101の処理手順が再開される。
[実施例1の効果]
上記してきたように、自立型電源システムにおいて、制御器5の過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2の電池電圧を取得し、ニッケル水素蓄電池2が過放電となる直前の状態を検知する。過放電検知部51によって過放電となる直前の状態であると検知されると、電池切離部52が、電池切離スイッチ7をOFFに制御することでニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムから切り離す。また、発生電力判定部53は、PVパネル1の発生電力が所定の条件を満たすか否かを判定する。発生電力判定部53によって所定の条件を満たすと判定されると、電池接続部54が、電池切離スイッチ7をONに制御することで電池切離部52によって切り離されたニッケル水素蓄電池2を前記自立型電源システムに接続する。
このようなことから、実施例1に係る自立型電源システムによれば、ニッケル水素蓄電池2の過放電を防止することが可能になる。また、実施例1に係る自立型電源システムによれば、過放電を防止するために切り離されたニッケル水素蓄電池2を自動復帰させることも可能になる。
また、実施例1における過放電検知部51は、まず、自立型電源システムが有する所定の回路素子の動作モードを省エネモードに切り替え、それでも過放電となる直前の状態が改善されなかった場合に、直前の状態を検知したことを電池切離部52に通知する。言い換えると、実施例1における過放電検知部51は、ニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムから切り離す前に、まず、過放電が切迫していない状況において、負荷4やコントローラ3、制御器5などの回路素子の動作モードを省エネモードに切り替える。
このようなことから、実施例1に係る自立型電源システムによれば、過放電が切迫する状況となるまで何ら対策を実行しない手法と比較して、消費電力を低減することも可能になる。
また、実施例1に係る自立型電源システムは、ニッケル水素蓄電池2の温度を計測する温度センサー8をさらに備える。発生電力判定部53は、温度センサー8によって計測された温度からニッケル水素蓄電池2に充電する際の最低充電電流値を導出し、PVパネル1の発生電力が最低充電電流値を満たすか否かを判定する。また、電池接続部54は、発生電力判定部53によってPVパネル1の発生電力が最低充電電流値を満たすと判定されると、ニッケル水素蓄電池2を自立型電源システムに接続する。
このようなことから、実施例1に係る自立型電源システムによれば、充電電流が微小である場合や電池温度が高温である場合には充電が行われないことになり、ニッケル水素蓄電池2の電池寿命を延命することも可能になる。
[他の実施例]
さて、これまで本発明の実施例1について説明してきたが、本発明は上記の実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
[システム構成等]
上記明細書や図面中で示した処理手順(図6〜7など)、具体的名称(図1〜2など)、各種のデータやパラメータを含む情報(図3〜5など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図1や図2に示した自立型電源システムの各回路素子は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各回路素子の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、制御器5の全部または一部を任意の単位で分散もしくは統合して構成することができる。
なお、上記の実施例で説明した充放電制御方法は、マイクロコンピュータで実行するプログラムとして、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、マイクロコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、マイクロコンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係る充放電制御方法、充放電制御器および自立型電源システムは、太陽電池と蓄電池とを有する自立型電源システムにおいて蓄電池の充放電を制御することに有用であり、特に、蓄電池の過放電を防止することに適する。
実施例1に係る自立型電源システムの構成を示すブロック図である。 ニッケル水素蓄電池を説明するための図である。 充電電流と容量との関係を説明するための図である。 電池温度と容量との関係を説明するための図である。 電池温度と充電電流との関係を説明するための図である。 実施例1に係る自立型電源システムによる処理手順を示すフローチャートである。 実施例1に係る自立型電源システムによる処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 PVパネル
2 ニッケル水素蓄電池
3 コントローラ
4 負荷
5 制御器
51 過放電検知部
52 電池切離部
53 発生電力判定部
54 電池接続部
6 シャント抵抗
7 電池切離スイッチ
8 温度センサー

Claims (5)

  1. 太陽電池と当該太陽電池の発生電力を用いて充放電を行う蓄電池とを有する自立型電源システムにおいて、当該蓄電池の充放電を制御する充放電制御方法であって、
    前記蓄電池が過放電となる直前の状態を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップによって直前の状態であると検知されると、前記蓄電池を前記自立型電源システムから切り離す切り離しステップと、
    前記太陽電池の発生電力が所定の条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって所定の条件を満たすと判定されると、前記切り離しステップによって切り離された前記蓄電池を前記自立型電源システムに接続する接続ステップと、
    を含むことを特徴とする充放電制御方法。
  2. 前記切り離しステップは、前記検知ステップによって直前の状態であると検知されると、まず、前記自立型電源システムが有する所定の回路素子の動作モードを省エネルギーモードに切り替え、次に、前記蓄電池を前記自立型電源システムから切り離すことを特徴とする請求項1に記載の充放電制御方法。
  3. 前記蓄電池の温度を計測する計測ステップをさらに備え、
    前記判定ステップは、前記計測ステップによって計測された温度から前記蓄電池に充電する際の最低充電電流値を導出し、前記太陽電池の発生電力が当該最低充電電流値を満たすか否かを判定し、
    前記接続ステップは、前記判定ステップによって前記太陽電池の発生電力が最低充電電流値を満たすと判定されると、前記蓄電池を前記自立型電源システムに接続することを特徴とする請求項1または2に記載の充放電制御方法。
  4. 太陽電池と当該太陽電池の発生電力を用いて充放電を行う蓄電池とを有する自立型電源システムにおいて、当該蓄電池の充放電を制御する充放電制御器であって、
    前記蓄電池が過放電となる直前の状態を検知する検知部と、
    前記検知部によって直前の状態であると検知されると、前記蓄電池を前記自立型電源システムから切り離す切り離し部と、
    前記太陽電池の発生電力が所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって所定の条件を満たすと判定されると、前記切り離し部によって切り離された前記蓄電池を前記自立型電源システムに接続する接続部と、
    を備えたことを特徴とする充放電制御器。
  5. 太陽電池と当該太陽電池の発生電力を用いて充放電を行う蓄電池とを有する自立型電源システムであって、
    前記太陽電池と、
    前記蓄電池と、
    前記蓄電池が過放電となる直前の状態であるか否かを検知する検知部と、
    前記検知部によって直前の状態であると検知されると、前記蓄電池を前記自立型電源システムから切り離す切り離し部と、
    前記太陽電池の発生電力が所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって所定の条件を満たすと判定されると、前記切り離し部によって切り離された前記蓄電池を前記自立型電源システムに接続する接続部と、
    を備えたことを特徴とする自立型電源システム。
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