JP2010098004A - ヒートシンクおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却能力を高めることができ、また、発熱体の発熱時にヒートシンク自体を一定の温度範囲に制御することが可能な、ヒートシンクを提供する。
【解決手段】ヒートシンク本体3の放熱フィン4に対し、潜熱蓄熱材を含みかつ熱伝導性のある蓄熱樹脂ブロック5を取付け加工する。蓄熱樹脂ブロック5の周囲には防湿コート層6を設ける。さらに、ヒートシンク本体3の発熱体1に対する取付面3aに高熱伝導性シート層7を予め印刷加工する。
【選択図】図1
【解決手段】ヒートシンク本体3の放熱フィン4に対し、潜熱蓄熱材を含みかつ熱伝導性のある蓄熱樹脂ブロック5を取付け加工する。蓄熱樹脂ブロック5の周囲には防湿コート層6を設ける。さらに、ヒートシンク本体3の発熱体1に対する取付面3aに高熱伝導性シート層7を予め印刷加工する。
【選択図】図1
Description
本発明は、発熱体の発熱部に取り付けるヒートシンクに係り、特に潜熱蓄熱材を利用して、その潜熱冷却効果により、冷却性能を向上させ、ヒートシンクを一定の温度範囲に制御し得る、ヒートシンクに関するものである。
近年、電子機器、特にコンピューターの性能向上は目覚しく、性能向上に伴い、コンピューターのチップやCPU等の発熱対策が重要となっている。例えば、パーソナルコンピューターでは、従来から筐体内部に空冷ファンを設けて空気の強制対流によって放熱を促進しており、近年はパーソナルコンピューターの性能向上に伴いより高性能な水冷タイプも提案されている。一方、内部のボードに実装されるチップやCPUそのものを冷却するため、チップ等の発熱体の発熱部に取り付けるヒートシンクが提案されている(特許文献1参照)。
ヒートシンクは、多数の放熱フィンを付けて表面積を大きくした金属製ブロックが用いられ、発熱体の発熱部に固定されて使用され、発熱体から発生する熱を放熱フィンを介して空気中に放熱し、発熱体を冷却する仕組みになっている。
しかしながら、従来のヒートシンクでは、空気の自然対流による熱伝導を用いて放熱するに過ぎず、冷却能力にはおのずと限界がある。ヒートシンクの冷却能力を高めるには、放熱フィンを長く延ばして表面積を拡大し、あるいは空気の強制対流を起こさせるファンを組み合わせる方法等があるが、前者の場合、ヒートシンクを取り付けるスペースが狭い場合には難しく、後者の場合、駆動電力の増加や騒音等の問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、上記の従来手段によることなく、冷却能力を高めることができ、また、発熱体の発熱時にヒートシンク自体を一定の温度範囲に制御することが可能な、ヒートシンクを提供することを目的としている。
さらに、本発明は、製造コストに優れたヒートシンクの製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る請求項1記載のヒートシンクは、ヒートシンク本体の放熱フィンに対し、潜熱蓄熱材を含みかつ熱伝導性のある蓄熱樹脂体を取付け加工したことを特徴とする。
請求項1記載のヒートシンクによれば、発熱体から発生する熱は、その発熱部に取り付けられたヒートシンク本体に伝達され、ヒートシンク本体に設けられた放熱フィンから、放熱フィンに取り付けられた蓄熱樹脂体に吸熱される。蓄熱樹脂体では、これに含まれる潜熱蓄熱材が、相変化する際に吸収する潜熱を蓄熱する。この潜熱蓄熱材による潜熱冷却作用によって、ヒートシンク自体が強制冷却され、発熱体からの熱を吸熱するための冷却能力が向上し、また、ヒートシンク自体の温度が一定の温度範囲に制御される。
潜熱蓄熱体に蓄熱された熱は、熱伝導性樹脂によって潜熱蓄熱材から徐々に外部へ放熱される。
本発明に係る請求項2記載のヒートシンクは、前記蓄熱樹脂体が、前記潜熱蓄熱材を熱伝導性樹脂内に練り込んで板状又はブロック状に一体成形してなり、当該蓄熱樹脂体に対し前記放熱フィンの先端部側を埋設したことを特徴とする。
請求項2記載のヒートシンクによれば、潜熱蓄熱材を熱伝導性樹脂内に練り込んで板状又はブロック状に一体成形した蓄熱樹脂体を放熱フィンの先端部に当該先端部が埋設されるように取付け加工することにより、極めて簡単な構造で、潜熱蓄熱材による潜熱冷却作用によって、ヒートシンク自体を強制冷却することができる。これにより、発熱体からの熱を吸熱するための冷却能力を向上させ、また、ヒートシンク自体の温度を一定の温度範囲に制御することが可能である。板状又はブロック状の蓄熱樹脂体に対し、その硬化前に、放熱フィンの先端部を根元側へかけて埋設するように押し込んで取付け加工すればよい。取付スペースがほとんど嵩張らず、従って、発熱体に従来のヒートシンクを取り付けるスペースがあれば、蓄熱樹脂体付きのヒートシンクもその殆どが取付け可能である。
本発明に係る請求項3記載のヒートシンクは、前記潜熱蓄熱材が、30℃〜120℃の範囲で、固相から液相又は液相から気相に変化する材料から構成されていることを特徴とする。
本発明に係る請求項4記載のヒートシンクは、前記潜熱蓄熱材が、氷、無機水和塩系、パラフィン系のいずれかであることを特徴とする。
本発明に係る請求項5記載のヒートシンクは、前記潜熱蓄熱材が、チオ硫酸ナトリウム水和物であることを特徴とする。
本発明に係る請求項6記載のヒートシンクは、前記熱伝導性樹脂の熱伝導率が、0.3W/m・k以上であることを特徴とする。
本発明に係る請求項7記載のヒートシンクは、前記蓄熱樹脂体が、防湿コート層で被覆されていることを特徴とする。
本発明に係る請求項8記載のヒートシンクは、発熱体の発熱部に対するヒートシンク本体の接触面に、柔軟性および密着性を有する高熱伝導性シート層を設けたことを特徴とする。
ヒートシンク本体の接触面、具体的には発熱体の発熱部へのヒートシンク本体の取付面に、前記熱伝導性シート層を設けたから、ヒートシンク本体をねじ締めあるいは押さえ付けバネ等によって、発熱体の発熱部に固定すればよい。柔軟性および密着性を有する高熱伝導性シート層が、ヒートシンク本体の取付面と発熱体の発熱部との間の凹凸を吸収して、過度の歪が発熱体にかからず、損傷することもない。また、高熱伝導性シート層は、印刷により最小厚さを容易に制御可能であるから、熱抵抗を格段に下げることが可能である。
本発明に係る請求項9記載のヒートシンクは、前記高熱伝導性シート層が、前記ヒートシンク本体の接触面に予め印刷加工されていることを特徴とする。
印刷はスクリーン印刷又はオフセット印刷でよい。これらの印刷によって、高熱伝導性シート層の厚さを、ヒートシンク本体の接触面上に最小30ミクロンまで薄く積層することができ、熱抵抗を格段に低下させることができて、ヒートシンクの冷却性能をより向上させることができる。
また、予めヒートシンク本体の接触面に高熱伝導性シート層を印刷加工することで、ヒートシンク本体の接触面に後から熱伝導性シートを貼り付ける煩雑な作業が不要となり、仕上げ品質にも優れる。
本発明に係る請求項10記載のヒートシンクの製造方法は、潜熱蓄熱材を熱伝導性樹脂内に練り込んで板状又はブロック状に成形加工し、成形加工して得られた蓄熱樹脂体に対し、当該蓄熱樹脂体の硬化前に、ヒートシンク本体の放熱フィンの先端部側を埋設し、当該埋設状態で蓄熱樹脂体を硬化させることを特徴とする。
請求項10記載のヒートシンクの製造方法によれば、ヒートシンクの放熱フィンに対し蓄熱樹脂体を容易に取付け加工することができ、ファンを組み合わせる場合等に比べると、冷却性能向上のためのコストを下げることができる。
以上説明したように、本発明に係るヒートシンクによると、発熱体から発生する熱をヒートシンクの放熱フィンを介して蓄熱樹脂体に吸熱させて、蓄熱することにより、潜熱蓄熱材による潜熱冷却作用を利用して、ヒートシンク自体を強制冷却することができ、これにより、発熱体からの熱を吸熱するための冷却能力を向上させ、また、ヒートシンク自体の温度を一定の温度範囲に制御して、冷却性能を持続させることができるという優れた効果を奏する。
また、ファン等の手段が要らないから、冷却能力の向上を図りながら、消費電力の減少を同時に図ることができ、さらに、ファン等の設置スペースも不要で省スペース化を図れ、静音効果も期待できる等の優れた効果を奏する。
また、本発明に係るヒートシンクの製造方法によれば、ヒートシンクの放熱フィンに蓄熱樹脂体を容易に取付け加工することができ、ファンを組み合わせる場合等に比べると、コストを下げながら、冷却性能の向上を図ることができるという優れた効果を奏する。
本発明を実施するための第1の実施形態を図1ないし図5を参照して説明する。図1および図2において、符号1は電子部品(発熱体)、符号2はヒートシンクである。
ヒートシンク2は、アルミニウム等の熱伝導性に優れた金属製からなり、図1に示すように、電子部品1の発熱部に取り付けられ、ヒートシンク本体3の上面には多数の放熱フィン4が立設されている。各放熱フィン4・・・の上端部(先端部)4aには、蓄熱樹脂ブロック(蓄熱樹脂体)5が取付け加工されている。
蓄熱樹脂ブロック5は、後述する潜熱蓄熱材を含み、電子部品1から発生する熱を、ヒートシンク本体3の各放熱フィン4を介して吸熱し、内部の潜熱蓄熱材が相変化する際に吸収する潜熱を蓄熱するようになっている。この潜熱蓄熱材による潜熱冷却作用によって、ヒートシンク2自体が強制冷却され、これにより、電子部品1からの熱を吸熱するための冷却能力が向上し、また、ヒートシンク2自体の温度を一定の温度範囲(30℃〜120℃)に制御可能となっている。
蓄熱樹脂ブロック5は、潜熱蓄熱材を熱伝導性樹脂内に練り込んで板状又はブロック状に成形加工されたものである。潜熱蓄熱材の代表例として、氷(水)(H2O)、無機水和塩系、パラフィン系が挙げられる。無機水和塩系としては、塩化カルシウム水和物(CaCl2・6H2O)、硫酸ナトリウム水和物(Na2SO4・10H2O)、チオ硫酸ナトリウム水和物(Na2S2O3・5H2O)、酢酸ナトリウム水和物(CH3COONa・3H2O)が用いられる。パラフィン系としては、C18H38、C20H42、C22H46などが用いられる。
熱伝導性樹脂は、エポキシ樹脂又はシリコーン樹脂を主成分とし、熱伝導性フィラー、添加剤等が含まれる。熱伝導性フィラーには炭素や炭化ケイ素等が用いられ、添加剤にはシランカップリング剤等が用いられる。配合比率は、エポキシ樹脂100重量部に対し、イミダゾール系硬化剤1〜50重量部、樹脂増粘剤1〜20重量部、熱伝導性フィラーとして、炭素1〜150重量部、炭化ケイ素0〜250重量部、シランカップリング剤0〜20重量部が配合され、さらに、潜熱蓄熱材としてチオ硫酸ナトリウム水和物(潜熱蓄熱材)1〜350重量部が配合される。また、シリコーン樹脂100重量部に対しては、樹脂増粘剤1〜20重量部、炭素1〜150重量部、炭化ケイ素0〜250重量部が配合され、さらに、潜熱蓄熱材としてチオ硫酸ナトリウム水和物(潜熱蓄熱材)1〜350重量部が配合される。熱伝導性樹脂の熱伝導率は0.3W/m・k以上である。
蓄熱樹脂ブロック5の全表面には、図2に示すように、防湿コート層6が被覆加工されている。防湿コート層6は、蓄熱樹脂ブロック5内の潜熱蓄熱材が潜熱により固相から液相に変化した際に、液相が蓄熱樹脂ブロック5から排湿されるのを防止する。防湿コート層6は、エポキシ樹脂を主成分とし、熱伝導性フィラー、添加剤等が含まれる。熱伝導性フィラーには炭素や炭化ケイ素等が用いられ、添加剤にはシランカップリング剤等が用いられる。配合比率は、エポキシ樹脂100重量部に対し、イミダゾール系硬化剤1〜50重量部、炭素1〜150重量部、炭化ケイ素0〜250重量部、シランカップリング剤0〜20重量部が配合される。
なお、防湿コート層6は、アルミニウム等の金属箔で蓄熱樹脂ブロック5の全表面を被服加工したものであってもよい。
ヒートシンク本体3の取付面3aには、図1に示すように、柔軟性および密着性を有する厚さ120ミクロン程度の熱伝導性シート層7が予め印刷加工により設けられている。熱伝導性シート層7は、柔軟性および密着性を有して、ヒートシンク本体3の取付面3aと電子部品1の発熱部1aとの間の凹凸を吸収し、厚さが非常に小さいから、熱抵抗を格段に下げることが可能である。
熱伝導性シート層7は、エポキシ樹脂又はシリコーン樹脂を主成分とし、熱伝導性フィラー、添加剤が含まれる。熱伝導性フィラーには炭素や炭化ケイ素等が用いられ、添加剤にはシランカップリング剤等が用いられる。配合比率は、エポキシ樹脂100重量部に対し、イミダゾール系硬化剤1〜50重量部、炭素1〜150重量部、炭化ケイ素0〜25重量部、シランカップリング剤0〜20重量部が配合され、シリコーン樹脂100重量部に対しては、炭素1〜150重量部、樹脂増粘剤1〜20重量部が配合される。
次に、上記ヒートシンク2について、その製造手順を図3ないし図5を参照して、説明する。
まず、溶剤でエポキシ樹脂(主剤)を溶かした後のエポキシ樹脂溶液中に、所定の配合比率で、イミダゾール系硬化剤、熱伝導性フィラー(炭素、炭化ケイ素)、樹脂増粘剤、添加剤、チオ硫酸ナトリウム水和物を投入して混錬し、図3(A)に示すように、得られた蓄熱樹脂溶液8を第1容器9内に流し込む。そして、図3(A)から図3(B)に示すように、第1容器9内に流し込んだ蓄熱樹脂溶液8の上から、放熱フィン4の先端部4aを下向きにして、各放熱フィン4の先端部4a側を所定の深さDまで蓄熱樹脂溶液8中に含浸し、当該状態で蓄熱樹脂溶液8を硬化させる。
一定時間経過により、第1容器9内の蓄熱樹脂溶液8が硬化したら、第1容器9から、硬化してできた蓄熱樹脂ブロック5をヒートシンク2ごと取り出す。これにより、各放熱フィン4の先端部4a側に蓄熱樹脂ブロック5が取付け加工されたヒートシンク2が得られる。
次に、放熱フィン4の先端部4aの蓄熱樹脂ブロック5に対し、防湿コート層6となる防湿樹脂を被覆加工する。溶剤でエポキシ樹脂(主剤)を溶かしたエポキシ樹脂溶液に対し、所定の配合比率で、硬化剤、熱伝導性フィラー(炭素、炭化ケイ素)、添加剤(シランカップリング剤)を投入・混錬し、防湿樹脂溶液10を得る。そして、図4(A)に示すように、防湿樹脂溶液10を第2容器11内に流し込み、ヒートシンク2の放熱フィン4の先端部4aの蓄熱樹脂ブロック5を下にした姿勢で、図4(B)に示すように、同蓄熱樹脂ブロック5を第2容器11内の防湿樹脂溶液10に浸し、蓄熱樹脂ブロック5の表面全体を防湿樹脂溶液10で被覆する。蓄熱樹脂ブロック5の周囲を防湿樹脂で完全に固める。
次に、一定時間経過により、第2容器11内の防湿樹脂溶液10が硬化したら、第2容器11から、ヒートシンク2を取り出す。そして、図5に示すように、ヒートシンク2の取付面3aに対し、熱伝導性シート層7を印刷する。印刷はスクリーン印刷で行なう。これにより、図1および図2に示すヒートシンク2が出来上がる。
本発明者は、表1の材料、配合で得られた蓄熱樹脂溶液を、2.5cm角、高さ2cmの容器内に深さ約3mmに注入し、2cm角、高さ3cmのヒートシンクを容器内に浸し、50℃で一日放置し、硬化させた。次に、表2の材料、配合で得られた防湿樹脂溶液を2.5cm角、高さ2cmの容器内に深さ約1mmに注入し、上記ヒートシンクにおける蓄熱樹脂ブロックを容器内に浸し、防湿樹脂溶液で浸されていない部分には上から同溶液を流し込み、完全にブロック周囲を被覆し、そのまま50℃で一日放置し、硬化させた。最後に、ヒートシンク本体の取付面に表3の材料、配合で得られた熱伝導性シート用材料を120μの厚みにスクリーン印刷し、80℃で3時間の熱乾燥を行ない、熱伝導性シート層を硬化させた。また、比較例として、蓄熱樹脂ブロックを備えずヒートシンクの取付面に熱伝導性シート層を印刷したものを用意した。
発熱体(130℃)の上面に実施例のヒートシンクと比較例のヒートシンクをそれぞれ取付け、各ヒートシンクの発熱部受取面裏側と、ヒートシンクの放熱フィンの先端側における温度変化を測定した。表4および表5にそれらの結果を示す。表4の結果によると、比較例のヒートシンクは発熱部受取面裏側の温度が60分で120℃まで達するのに対し、実施例のヒートシンクは180分でも100℃を下回った。また、表5の結果によると、比較例のヒートシンクは放熱フィンの先端側の温度が180分で100度超まで達するのに対し、実施例のヒートシンクは180分でも60度を下回った。これらの結果から、比較例に比べて、実施例のヒートシンクは、ヒートシンクから蓄熱樹脂ブロックに効果的に吸熱されていることが分かった。
本発明に係るヒートシンクは、冷却能力を高めることができ、また、発熱体の発熱時にヒートシンク自体を一定の温度範囲に制御可能なヒートシンクとして、利用可能である。
1 電子部品(発熱体)
1a 発熱部
2 ヒートシンク
3 ヒートシンク本体
3a ヒートシンク本体の取付面
4 放熱フィン
4a 放熱フィンの上端部
5 蓄熱樹脂ブロック(蓄熱樹脂体)
6 防湿コート層
7 熱伝導性シート層
8 蓄熱樹脂溶液
9 第1容器
10 防湿樹脂溶液
11 第2溶液
H 第1容器内の蓄熱樹脂溶液中に放熱フィンの先端部を含浸させる深さ
1a 発熱部
2 ヒートシンク
3 ヒートシンク本体
3a ヒートシンク本体の取付面
4 放熱フィン
4a 放熱フィンの上端部
5 蓄熱樹脂ブロック(蓄熱樹脂体)
6 防湿コート層
7 熱伝導性シート層
8 蓄熱樹脂溶液
9 第1容器
10 防湿樹脂溶液
11 第2溶液
H 第1容器内の蓄熱樹脂溶液中に放熱フィンの先端部を含浸させる深さ
Claims (10)
- 発熱体の発熱部に取り付けられるヒートシンクにおいて、ヒートシンク本体の放熱フィンに対し、潜熱蓄熱材を含みかつ熱伝導性のある蓄熱樹脂体が取付け加工されていることを特徴とするヒートシンク。
- 前記蓄熱樹脂体は、前記潜熱蓄熱材が熱伝導性樹脂内に練り込まれて板状又はブロック状に一体成形され、当該蓄熱樹脂体に対し前記放熱フィンの先端部側が埋設されていることを特徴とする、請求項1記載のヒートシンク。
- 前記潜熱蓄熱材は、30℃〜120℃の範囲で、固相から液相又は液相から気相に変化する材料から構成されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のヒートシンク。
- 前記潜熱蓄熱材は、氷、無機水和塩系、パラフィン系のいずれかであることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のヒートシンク。
- 前記潜熱蓄熱材は、チオ硫酸ナトリウム水和物であることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のヒートシンク。
- 前記熱伝導性樹脂の熱伝導率は、0.3W/m・K以上であることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のヒートシンク。
- 前記潜熱蓄熱体は、防湿コート層で被覆されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のヒートシンク。
- 発熱体の発熱部に対するヒートシンク本体の接触面に、柔軟性および密着性を有する高熱伝導性シート層が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のヒートシンク。
- 前記高熱伝導性シート層は、前記ヒートシンク本体の接触面に予め印刷加工されていることを特徴とする、請求項8記載のヒートシンク。
- 発熱体の発熱部に取り付けられるヒートシンクの製造方法において、潜熱蓄熱材を熱伝導性樹脂内に練り込んで板状又はブロック状に成形加工し、成形加工された蓄熱樹脂体が硬化する前に、ヒートシンク本体の放熱フィンの先端部側を蓄熱樹脂体に埋設し、当該埋設状態で前記蓄熱樹脂体を硬化させることを特徴とするヒートシンクの製造方法。
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