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JP2010098080A - R−t−b系焼結磁石の製造方法 - Google Patents

R−t−b系焼結磁石の製造方法 Download PDF

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JP2010098080A JP2008266940A JP2008266940A JP2010098080A JP 2010098080 A JP2010098080 A JP 2010098080A JP 2008266940 A JP2008266940 A JP 2008266940A JP 2008266940 A JP2008266940 A JP 2008266940A JP 2010098080 A JP2010098080 A JP 2010098080A
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Hiroya Kobayashi
浩也 小林
Futoshi Kuniyoshi
太 國吉
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Abstract

【課題】 接着剤を使わず、異なる組成の材料を焼結することで一体的に接合しようとすると、焼結工程で変形してしまう。そのために所定寸法への加工が必要となり、歩留まりが低下したり、異なる組成の材料間で割れてしまうこともあった。
【解決手段】 重希土類元素Rの濃度が相対的に低い又は含まない第1原料合金粉末、および重希土類元素Rの濃度が相対的に高い第2原料合金粉末を準備する工程と、前記第1原料合金粉末および第2原料合金粉末を、金型によって形成されたキャビティの所定の空間にそれぞれ充填する充填工程と、前記第1原料合金粉末の第1成形体部分および前記第2原料合金粉末の第2成形体部分からなる複合成形体を得る工程と、前記複合成形体を焼結することにより、前記第1成形体部分と前記第2成形体部分とが結合した焼結磁石を形成する工程と、を含むR−T−B系焼結磁石の製造方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車搭載用モーター等に好適に用いられるR−T−B系焼結磁石の製造方法に関する。
NdFe14B型化合物を主相とするR−T−B系焼結磁石(Rは希土類元素、Bはホウ素、Tは主にFeを示す)は、永久磁石の中で最も高性能な磁石として知られており、ハードディスクドライブのVCM(ボイスコイルモータ)や、ハイブリッド車搭載用モーター等の各種モーターや家電製品等に使用されている。R−T−B系焼結磁石をモーター等の各種装置に使用する場合、高温での使用環境に対応するため、耐熱性に優れ、高保磁力を有することが要求される。
R−T−B系焼結磁石の保磁力を向上させるため、希土類元素Rとして軽希土類元素Rとともに所定量の重希土類元素Rを原料として配合し、溶製した合金を用いることが行われている。この方法によると、希土類元素Rとして主相であるRFe14B相の軽希土類元素Rが重希土類元素Rで置換されるため、RFe14B相の結晶磁気異方性(保磁力を決定する本質的な物理量)が向上する。
しかし、RFe14B相中における軽希土類元素Rの磁気モーメントは、Feの磁気モーメントと同一方向であるのに対して、重希土類元素Rの磁気モーメントは、Feの磁気モーメントと逆方向であるため、軽希土類元素Rに対する重希土類元素Rの置換量が増加するほど、残留磁束密度Bが低下してしまうことになる。
モーター等に使用される磁石では、残留磁束密度Bが高く、かつ、高熱や大きな反磁界にさらされる領域の保磁力HcJが高いことが要求される。
従来技術としては、残留磁束密度Bが高い磁石と保磁力HcJが高い磁石との接着一体型磁石をモーター等の各種装置に用いることがあった。しかし、接着一体型磁石をモーター等の各種装置に用いる場合、接着剤の低い耐熱性により使用上限温度が制限されてしまう。また、接着一体型磁石を作製する場合、接合の作業時間が余計にかかり、生産性が悪くなる。さらに、接合に用いる接着剤が多いと、接着剤により磁気的に不連続な層が形成されてしまう。
接着剤を用いずに一体型磁石を成形する方法も考えられていた(特許文献1、特許文献2)。特許文献1では、各々が、同一基本組成を有し、他に比較して高い残留磁束密度Bを有する一方の材料と、該一方の材料に比較して高い保磁力HcJを有する他の材料とを焼結により一体的に固着した界磁用複合永久磁石が開示されている。
特許文献2では、複数個で直流機の永久磁石を構成する断面円弧状の界磁用永久磁石において、各界磁用永久磁石の減磁界側の内側端面エッジ部分を中心に内円周表面付近部のみを、本体永久磁石よりも保磁力の高い永久磁石とした構成が開示されている。
しかし、いずれの文献もフェライト磁石を対象としており、モーター等の小型化や高性能化の要求を満足するものではなかった。また、異なる組成の材料を焼結することで一体的に接合するため、焼結工程で変形してしまい、使用時の温度上昇に伴い各々材料が有する収縮率の差により接合部から割れてしまうという問題があった。
特開昭57−148566号公報 実開昭59−117281号公報
接着一体型磁石をモーター等の各種装置に用いる場合、接着剤の耐熱性により使用上限温度が制限されてしまうという問題があった。一方、接着剤を使わず、異なる組成の材料を焼結することで一体的に接合しようとすると、焼結工程で変形してしまうことがあった。そのために所定寸法への加工が必要となり、歩留まりが低下したり、異なる組成の材料間で割れてしまうこともあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、接着剤を用いずに、磁石の所定箇所に残留磁束密度Bが高い領域と保磁力HcJの高い領域とが強固に結合一体化し、さらに焼結時の変形が小さいR−T−B系焼結磁石の製造方法を提供することにある。
前記R−T−B系焼結磁石の製造方法は、軽希土類元素R(NdおよびPrの少なくとも一方)および重希土類元素R(DyおよびTbの少なくとも一方)の両方を含有し、NdFe14B型結晶を主相とするR−T−B系焼結磁石(Rは希土類元素、Bはホウ素、Tは主にFeを示す)の製造方法であって、重希土類元素Rの濃度が相対的に低い又は含まない第1原料合金粉末、および重希土類元素Rの濃度が相対的に高い第2原料合金粉末を準備する工程と、前記第1原料合金粉末および第2原料合金粉末を、金型によって形成されたキャビティの所定の空間にそれぞれ充填する充填工程と、前記第1原料合金粉末の第1成形体部分および前記第2原料合金粉末の第2成形体部分からなる複合成形体を得る工程と、前記複合成形体を焼結することにより、前記第1成形体部分と前記第2成形体部分とが結合した焼結磁石を得る工程と、を含むR−T−B系焼結磁石の製造方法である。
好ましい実施形態において、充填工程で前記第1原料合金粉末および前記第2原料合金粉末を充填できる空間からなるキャビティを形成し、前記第1原料合金粉末又は前記第2原料合金粉末の一方をキャビティ内に充填し、その後充填する前記原料合金粉末上面に前記第1原料合金粉末又は第2原料合金粉末の他方を充填することを含む。
好ましい実施形態において、充填工程で前記第1原料合金粉末又は前記第2原料合金粉末の一方を、当該一方の原料合金粉末を充填できる空間からなるキャビティ内に充填し、充填した粉末上面を水平にした後、さらにキャビティ内に前記原料合金粉末上面に前記第1原料合金粉末又は第2原料合金粉末の他方を充填できる空間を形成し、当該空間に前記他方の原料合金粉末を充填する第2充填工程と、を含む。
好ましい実施形態において、前記充填工程でキャビティ内に仕切りを配置しキャビティを分割して、前記第1原料合金粉末と第2原料合金粉末とをそれぞれ分割した別のキャビティに充填することを含む。
好ましい実施形態において、前記充填工程でキャビティ内に配置した仕切りは、充填後複合成形体を得る前に取り外すことを含む。
好ましい実施形態において、前記第1原料合金粉末および第2原料合金粉末のうち少なくとも第1原料合金粉末に、収縮緩和剤M(C、Al、Co、Ni、Cu、およびSnからなる群から選択された少なくとも1種)を含有し、前記第1原料合金粉末における収縮緩和剤Mの濃度は、前記第2原料合金粉末における収縮緩和剤Mの濃度よりも高いことを含む。
本発明によれば、残留磁束密度Bの高い領域と保磁力HcJの高い領域との結合部では重希土類元素Rが拡散しているため接着剤によることなく強固な結合を実現できる。
さらに、残留磁束密度Bの高い領域と保磁力HcJの高い領域の重希土類元素Rの濃度差に応じて収縮緩和剤Mの濃度などのプロセスパラメータを変化させることにより、重希土類元素Rの濃度差に起因して生じる焼結工程における焼結磁石の変形を抑制することが可能になる。
図1および図2を参照しつつ、本発明によるR−T−B系焼結磁石の構成例を説明する。図1は、R−T−B系焼結磁石1の構成例を示す断面図であり、図2は、図1の磁石内部の組織を模式的に示している。
図示されているR−T−B系焼結磁石1は、重希土類元素Rの量が多い組成からなる領域2(高保磁力部)と領域2に比べ重希土類元素Rの量が少ない組成からなる領域3(高B部)とが接合部4を介して一体的に接合された構成を有している。
なお、本明細書では、簡単のため、重希土類元素Rの濃度が相対的に低い又はゼロの第1領域を「高残留磁束密度部」又は「高B部」と称し、重希土類元素Rの濃度が相対的に高い第2領域を「高保磁力部」又は「高HcJ部」と称する場合がある。本発明の主たる特徴点は、高保磁力部と高残留磁束密度部とが成形、及び焼結によって強固に結合されていることにあり、従来技術のように接着剤による接合は行っていない。
図2に示される磁石組織は、重希土類元素Rの量が多い組成NdFe14B型結晶からなる主相5と、重希土類元素Rの量が少ない組成NdFe14B型結晶からなる主相6と、を有する。
接合部4の近傍では、領域2の重希土類元素Rと領域3の軽希土類元素Rが相互に拡散しており、それによって強固な結合を実現している。この重希土類元素R拡散領域(図中Yの領域)は、図2に示すように、全体として重希土類元素Rの量が領域2から領域3に向かって漸減する傾向を示している。また軽希土類元素RはRとは逆の傾向を示す。なお、粒界相8は希土類リッチ相である。
本発明のR−T−B系焼結磁石は、例えば以下の方法によって製造され得る。
本発明のR−T−B系焼結磁石の製造方法では、重希土類元素Rの含有量が異なる第1原料合金粉末と第2原料合金粉末を準備する。
[第1原料合金]
第1原料合金粉末に用いる第1原料合金は、16.0質量%以上36.0質量%以下の軽希土類元素Rと、0質量%以上15質量%未満の重希土類元素R(DyおよびTbのいずれか一種、または両方)と、0.5質量%以上〜2.0質量%以下のB(硼素)と、残部Fe及び不可避的不純物とを含有する。ここで、Feの一部(50原子%以下)は、他の遷移金属元素(例えばCoまたはNi)によって置換されていてもよい。また、この合金は、種々の目的により、Al、Si、Ti、V、Cr、Mn、Ni、Cu、Zn、Ga、Zr、Nb、Mo、Ag、In、Sn、Hf、Ta、W、Pb、およびBiからなる群から選択された少なくとも1種の添加元素を0.01〜1.0質量%程度含有していてもよい。上記の合金は、原料合金の溶湯を例えばストリップキャスト法によって急冷して好適に作製され得る。以下、ストリップキャスト法による急冷凝固合金の作製を説明する。
まず、上記組成を有する原料合金をアルゴン雰囲気中において高周波溶解によって溶解し、原料合金の溶湯を形成する。次に、この溶湯を例えば1350℃程度に保持した後、単ロール法によって急冷し、例えば厚さ約0.3mmのフレーク状合金鋳片を得る。こうして作製した合金鋳片を、次の粗粉砕工程の水素粉砕前に例えば1〜10mmの大きさのフレーク状に粉砕する。なお、ストリップキャスト法による原料合金の製造方法は、例えば、米国特許第5、383、978号明細書に開示されている。
[第2原料合金]
第2原料合金粉末に用いる第2原料合金は、16.0質量%以上35.0質量%以下の軽希土類元素Rと、0.5質量%以上15.0質量%以下の重希土類元素R(DyおよびTbのいずれか一方または両方)と、0.5質量%以上2.0質量%以下のB(硼素)と、残部Fe及び不可避的不純物とを含有することを除き第1原料合金と同様にして第2原料合金が作製される。ここで、Feの一部(50原子%以下)は、他の遷移金属元素(例えばCoまたはNi)によって置換されていてもよい。また、この合金は、種々の目的により、Al、Si、Ti、V、Cr、Mn、Ni、Cu、Zn、Ga、Zr、Nb、Mo、Ag、In、Sn、Hf、Ta、W、Pb、およびBiからなる群から選択された少なくとも1種の添加元素を0.01〜1.0質量%程度含有していてもよい。第2原料合金も第1原料合金と同様ストリップキャスト法により好適に作製される。
なお、本発明では第1原料合金、第2原料合金の2種類の原料合金を用いた実施形態を説明しているが、3種類以上の原料合金を用いても良い。
第1原料合金と第2原料合金との差異は、第1原料合金における重希土類元素Rの濃度が第2原料合金における重希土類元素Rの濃度よりも相対的に低いことにある。第1原料合金は重希土類元素Rを含有していなくてもよい。
[粗粉砕工程]
第1原料合金および第2原料合金の粗粉砕は、水素脆化法を行う。これは、水素吸蔵に伴う体積膨張を利用して合金に微細なクラックを生じさせ、粉砕する方法であり、本発明の合金系では、主相とRリッチ相との水素吸蔵量の差、即ち体積変化量の差がクラック発生の元になることから、主相の粒界で割れる確率が高くなり、次工程の微粉砕工程で原料合金を微細な粉末に粉砕することができる。
水素脆化処理は、通常、常温で加圧水素に一定時間暴露した後、温度を上げて過剰な水素を放出させた後、冷却する。水素脆化処理後の粗粉末は、多数のクラックを内在し、比表面積が大幅に増大していることもあって、非常に活性であり、大気中の取り扱いでは酸素量の増加が著しくなるので、窒素、Arなどの不活性ガス中で取り扱うことが望ましい。また、高温では窒化反応も生じる可能性があるため、コストが許せばAr雰囲気が好ましい。
水素粉砕によって、第1原料合金、第2原料合金それぞれの合金鋳片は0.1mm〜数mm程度の大きさに粉砕され、その平均粒径は500μm以下となる。水素粉砕後、脆化した原料合金をより細かく解砕するとともに冷却することが好ましい。比較的高い温度状態のまま原料合金を取り出す場合は、冷却処理の時間を相対的に短くすれば良い。
[微粉砕工程]
次に、粗粉砕粉に対して例えばジェットミル粉砕装置を用いて微粉砕を実行する。本実施形態で使用するジェットミル粉砕装置にはサイクロン分級機が接続されている。ジェットミル粉砕装置は、粗粉砕工程で粗く粉砕された粗粉砕粉の供給を受け、粉砕機内で粉砕する。粉砕機内で粉砕された粉末はサイクロン分級機を経て回収容器に集められる。こうして、気流分散型レーザ回折法の測定にてD50で1〜10μm程度(典型的には3〜5μm)の微粉末となった第1原料合金粉末、第2原料合金粉末を得ることができる。このような微粉砕に用いる粉砕装置は、ジェットミルに限定されず、アトライタやボールミルであってもよい。粉砕に際して、ステアリン酸亜鉛などの潤滑剤を粉砕助剤として用いてもよい。
ここで、収縮緩和剤Mとして、C、Al、Co、Ni、Cu、Snの少なくとも一種(Cは50ppmから3000ppm含有するのが好ましい。Al、Co、Ni、Cu、Snのいずれかでは0.02質量%含有するのが好ましい。)を化合物又は金属粉末として第1原料合金粉末または/および第2原料合金粉末に混合することが好ましい。混合することで、組成の異なる原料合金からなる粉末を圧縮された成形体を焼結したときの収縮率差に起因する変形を抑制することができる。なお収縮緩和剤Mを原料溶解時に添加した場合は、収縮緩和剤としての効果は小さい。
[充填および複合成形体の形成工程]
次に、前記第1原料合金粉末および前記第2原料合金粉末を、パンチ、ダイスなどからなる金型によって形成されたキャビティの所定の空間にそれぞれ充填し、その後、前記第1原料合金粉末の第1成形体部分および前記第2原料合金粉末の第2成形体部分を含む複合成形体を得る。
本実施形態では、作製された第1原料合金粉末、第2原料合金粉末に対し、例えばロッキングミキサー内で潤滑剤を例えば0.3質量%添加・混合してもよい。ここで潤滑剤には、ステアリン酸亜鉛等のCを含む潤滑剤を用いることができる。
ここで、前述の方法で作製した第1原料合金からなる粉末を金型によって形成されたキャビティに充填し、さらに続けて第2原料合金からなる粉末を同じキャビティに充填し、公知のプレス装置を用いて0.4MA/mから1.6MA/mの静磁界中で成形する。その際、キャビティは充填前に前記第1原料合金粉末および前記第2原料合金粉末の合計量を充填できるだけの深さまで相対的に下パンチを引き下げることで形成し、前記第1原料合金粉末又は第2原料合金粉末の一方をキャビティに充填し、続けてその上に前記第1原料合金粉末又は第2原料合金粉末の他方を充填する方法でも良い(図4)。
前記第1原料合金粉末と第2原料合金粉末の充填が完了後、公知のプレス装置を用いて配向磁界中で、成形体密度が3.5〜4.8g/cm程度となる複合成形体を得るのがよい。3.5g/cm未満であると成形体を取り出した後のハンドリングが困難となり、4.8g/cmを超えると高圧での成形となり合金粉末の配向が乱れるため、高特性が得られないという問題がある。
また、他の実施形態として、先ず前記第1原料合金粉末又は第2原料合金粉末の一方を充填できるだけの深さまで相対的に下パンチを引き下げ、前記第1原料合金粉末又は第2原料合金粉末の一方を充填し、充填した前記原料合金粉末上面を水平にした後、さらに相対的に下パンチを相対的に移動させて充填した前記原料合金粉末上面に前記第1原料合金粉末又は第2原料合金粉末の他方を充填させる空間を形成し、充填するという方法(図5)でもよい。これらの方法により加圧方向に前記第1原料合金粉末と第2原料合金粉末を積層一体化できる。
前記第1原料合金粉末と第2原料合金粉末の充填が完了後、公知のプレス装置を用いて配向磁界中で成形し、複合成形体を得る。ここで、成形体密度が3.5〜4.8g/cm程度で成形するのがよい。
さらに、別の実施形態として、キャビティは充填前に前記第1原料合金粉末、および前記第2原料合金粉末の合計量を充填できるだけの深さまで相対的に下パンチを引き下げ、充填の前にキャビティ内に仕切りを配置しキャビティを分割して、各キャビティに前記第1原料合金粉末および第2原料合金粉末をキャビティに充填することができる。これらの方法により加圧方向と直交する方向に前記第1原料合金粉末と第2原料合金粉末を一体化できる。前記キャビティ内に配置した仕切りは、充填が完了後、複合成形体を形成する前に取り外す(図6)。
前記第1原料合金粉末と第2原料合金を充填完了し、仕切りを取り外した後、公知のプレス装置を用いて配向磁界中で成形し、複合成形体を得る。ここで、成形体密度が3.5〜4.8g/cm程度で成形するのがよい。
[焼結工程]
次に、複合成形体を焼結することにより、前記第1成形体部分と前記第2成形体部分とが結合した焼結磁石を作製する。上記の粉末成形体に対して、300℃〜900℃の範囲内の温度で30分〜120分間保持する工程と、その後、上記の保持温度よりも高い温度(例えば1000℃から1150℃)で焼結を更に進める工程とを順次行なうことが好ましい。焼結後、必要に応じて、時効処理(700℃〜1000℃)が行われる。
本発明にて製造されたR−T−B系焼結磁石は、軽希土類元素R(NdおよびPrの少なくとも一方)および重希土類元素R(DyおよびTbの少なくとも一方)の両方を含有するNdFe14B型結晶を主相とするR−T−B系焼結磁石である。この焼結磁石は、重希土類元素Rの濃度(含有量)が相対的に低い又は含まない高残留磁束密度部と重希土類元素Rの濃度が相対的に高い高保磁力部とが形成されている。
本発明によれば、第1原料合金と第2原料合金の充填順等を変えることで、重希土類元素Rを多く含む領域を任意の位置に配することが可能になる。図3は、上記の製造方法によって形成され得る本発明のR−T−B系焼結磁石の構成例を示す断面図である。図中の矢印は、磁界配向方向を示している。
図3に示す板状の焼結磁石11では希土類元素Rとして、両端部12は重希土類元素Rを多く含む領域からなり、中央部13は重希土類元素Rの量が相対的に少なく、軽希土類元素Rを多く含む領域からなる。
図3に示す例では、重希土類元素Rの濃度が相互に異なる複数の領域で磁界配向方向が共通している。
本発明によれば、成形、及び焼結によって、一体となった磁石の全体において、僅かな量の重希土類元素Rを一部の領域に集中させ保磁力HcJの高い領域を選択して形成できる。このため、焼結磁石のうち、反磁界が小さい領域に対して、不必要に重希土類元素Rを添加しないで済むため、その領域では残留磁束密度Bを高くすることができる。また、接着剤を用いていないため、従来技術について説明した問題(接着剤の低い耐熱性により使用上限温度が制限されてしまうこと)を回避することができる。
以下、本発明によるR−T−B系焼結磁石を製造する方法の効果を示す実施例について説明する。
実施例1
まず、Nd:26.0、Pr:5.0、B:1.00、Co:0.90、Cu:0.1、Al:0.20、残部:Fe(単位は質量%)の組成を有するように配合した第1原料合金のインゴットを前述したストリップキャスト法により溶解し、冷却することによって、厚さ0.2〜0.3mmの合金薄片を作製した。
また、Nd:16.5、Pr:5.0、Dy:10.00、B:1.00、Co:0.90、Cu:0.1、Al:0.20、残部:Fe(単位は質量%)の組成を有するように配合した第2原料合金のインゴットを同様にストリップキャスト法により溶解し、冷却することによって、厚さ0.2〜0.3mmの合金薄片を作製した。
次に、この合金薄片をそれぞれ容器内に充填し、水素処理装置内に挿入した。そして、水素処理装置内に圧力500kPaの水素ガス雰囲気で満たすことにより、室温で合金薄片に水素吸蔵させた後、真空中で500℃まで昇温して2時間保持し、一部の水素を放出させた。このような水素処理を行うことにより、合金薄片を脆化し、大きさ約0.15〜0.2mmの不定形粗粉末を作製した。
上記の水素処理により作製した前記各粗粉末に対し粉砕助剤として、0.05質量%のステアリン酸亜鉛を添加し混合した後、ジェットミル装置による粉砕工程を行うことにより、各粉末粒径がいずれも約4μmの微粉末を製作した。この後、前記各微粉砕粉末に対し、粉末潤滑剤として0.15質量%の潤滑剤(液状の脂肪酸エステル)を添加した。
こうして作製した微粉末のうち、第1原料合金からなる微粉末(第1原料合金粉末)をプレス装置に充填し、粉末上面がパンチ面と平行な面になるように整えた後、続けてその上に第2原料合金2からなる微粉末(第2原料合金粉末)を質量比で1:1になるよう充填し、1.5Tの印加磁界中で密度4.2g/cmからなる複合成形体を作製した。その後、真空炉により1050℃で4時間の焼結工程を行った。
尚、本実施例で用いたプレスは公知の直角磁界成形装置(以下、横磁場プレス装置ともいう)であり、作製された焼結磁石は図3の焼結磁石の例に示すように粉末の積層方向と磁界印加方向とが直交している。なお、加圧方向と磁界印加方向とが平行である磁場プレスでも同様の効果が得られる。
こうして作製された焼結体ブロックを機械的に加工することにより、厚さ3mm×縦14mm(磁化方向)×横8mm(プレス方向)の焼結磁石を得た。
実施例2
公知の横磁場プレス装置にて、粉末の積層方向と磁界印加方向とが一致する複合成形体を、図6に示す方法により作製したことを除き、それ以外は実施例1と同様の条件で焼結磁石を作製した.
一方、比較例1の試料も作製した。
比較例1
第1原料合金粉末と第2原料合金粉末とを、別々にプレス装置に充填し、1.5Tの印加磁界中で密度4.2g/cmからなる成形体をそれぞれ作製し、それぞれ真空炉により1040℃で4時間焼結して2つの磁石焼結体を得てから、作製した2つの磁石焼結体の磁化配向方向が揃うように二液性エポキシ系接着剤で接合した焼結磁石を作製したことを除き、実施例1と同様の条件で焼結磁石を作製した。
比較例2
Nd:26.0、Pr:5.0、Dy:<0.05、B:1.0、Co:0.90、Cu:0.1、Al:0.20、残部:Fe(単位は質量%)の組成を有するように配合した原料合金3のみを用いて焼結磁石を作製したことを除き、それ以外は実施例1と同様の条件で焼結磁石を作製した。
実施例1、2および比較例1の試料に対し、モーター等の各種装置における高温環境での使用を想定して200℃の恒温槽内で2時間加熱したところ、実施例1、2の試料は高温保持の前後で変化がないのに対し、比較例1の試料は接着部が剥がれていた.
実施例1、2および比較例2で得た試料に対し三点曲げ抗折強度(実施条件 スパン間距離:9mm クロスヘッドスピード:1mm/min 装置名:JTトーシ製 LSC−1/30 )を測定し、比較例2の抗折強度を基準(300MPa)に実施例1および実施例2を比較した。
実施例1及び実施例2の焼結磁石は、比較例2と同等の抗折強度であった。
また、EPMAマッピング(測定条件 加速電圧:15kV、ビーム:電流:100nA、ビーム照射時間:1s/point 装置名: 島津 EPMA−1610)にて実施例1のDyの拡散状況を確認した。図7の通り希土類元素Rとして重希土類元素Rを多く含む第2原料合金からなる高保磁力部から、希土類元素Rとして重希土類元素Rの量が比較的少ない第1原料合金からなる高B部に、重希土類元素R(ここではDy)が拡散していることがわかった。なお、焼結前の成形体接合部がわかるように目印としてタングステン金属を挟んでいる。
また、EPMAラインプロファイル(測定条件 加速電圧:15kV、ビーム:電流:100nA、ビーム照射時間:1sec/point 装置名: 島津 EPMA1610)にて実施例1のDyの拡散状況を確認した。ラインプロファイルは、重希土類元素Rを多く含む第2原料合金粉末からなる高保磁力部から希土類元素Rとして重希土類元素Rの量が比較的少ない第1原料合金粉末からなる高B部に向かって測定した。図8の通り第2原料合金粉末からなる高保磁力部から第1原料合金粉末からなる高B部へ重希土類元素R(ここではDy)が拡散していることがわかった。ここで、表されるラインは、2μm間隔で主相、粒界相、三重点全てのDyの値を引いたラインである。また、横軸の「Range」は、第1原料合金からなる高B部と第2原料合金からなる高保磁力部の接合部を基準(0μm)としている。
上述した本発明による製造方法によると、重希土類元素Rの濃度が異なる複数の微粉末が密着した状態で同時に焼結されるため、これらの成形体の各々を構成する粉末同士が焼結によって結合するとともに、各成形体が相互に接合されることになる。このとき、重希土類元素Rの濃度差に起因して、各成形体の収縮量に差異が生じるため、複数の成形体が一体化して形成される最終的な焼結磁石がわずかに変形する場合がある。
上記焼結磁石の変形をより抑制するためには、複合成形体における高保磁力部のための成形体部分と高Br部のための成形体部分との間で、(1)原料合金粉末に添加する潤滑剤の量(収縮緩和剤M(C))、収縮緩和剤M(Al、Co、Ni、Cu、およびSnの少なくとも1種)の量、(2)成形体を成形する磁性粉末の粉末粒度の差、のうち少なくとも1つのプロセスパラメータを変化させることが好ましい。
以下、これらのプロセスパラメータを調整した実施例を説明する。
まず、以下の表1に示すようにDy濃度の異なる3種類の原料合金粉末A、B、Cを作製した。
Figure 2010098080
表1および以下の表2には、原料合金粉末A、B、Cの各々の組成と、圧縮成形して作製した成形体の密度や焼結時の収縮率などを記載している。各粉末の粉砕粒度D50は4.70μmに調整した。表1および表2に記載の事項を除き、実施例1と同様にして作製した。表2に示す「成形圧」は成形体に加わる総圧力を成形体に接触するパンチ面積で割った値である。成形体密度は、(成形体の単重(実測値))/(ダイスホール面積(設計値))で求めた値を成形体高さ(実測値)で割ることよって求めた値である。そして、焼結時の収縮率は、磁界配向方向(M方向)と、M方向並びにプレス方向(加圧方向)の両方に垂直な方向(K方向)について求めた値である。収縮率は、成形体、焼結体それぞれ各面の中心で対向する面間隔を測定し対応する部位の寸法から、((成形体の寸法−焼結磁石の寸法)/成形体の寸法の値に100を掛けた式にて求めた値である。
表2に示すデータは、原料合金粉末Aからなる成形体および焼結体、原料合金粉末Bからなる成形体および焼結体、原料合金粉末Cからなる成形体および焼結体の各々について別々に得られた値である。
Figure 2010098080
この例では、各原料合金粉末に0.15質量%の潤滑剤(液状の脂肪酸エステル)を添加し、いずれにも0.34ton/cmの圧力(成形圧)を加えて圧縮成形を行った。この例の成形はプレス方向(加圧方向)と磁界印加方向とが直交する、いわゆる、直角磁界成形による。こうして得られた成形体に対し、1040℃で4時間の焼結を行った。表2収縮率は原料合金粉末のDy濃度に依存して異なっていることがわかった。
表3に示すように、種々の粉末A、B、Cの組合せ、追加条件を変えて焼結磁石を作製した。
以下の表3は、試料No.1−1〜試料No.4−4について、製造条件と最終的に得られた焼結磁石の形状を示している。これらの実施例は、実施例1と同様に、「第1充填→第2充填→成形→焼結」の順序で作製した。
Figure 2010098080
表3における「組合せ」の欄は、プレス装置のキャビティ内に最初に充填する粉末の種類(同欄左)と、その後にキャビティ内に充填する粉末の種類(同欄右)を記載している。例えば、試料No.1−1では、最初に原料合金粉末Aの給粉を行い粉末上面をパンチ面と平行面になるように整えた後、原料合金粉末Bの給粉を行い、0.34ton/cmの成形圧にて圧縮成形をし、複合成形体を得た。
試料No.2−1に関する「追加条件」は、原料合金粉末Bに標準値(0.15質量%)の潤滑剤(液状の脂肪酸エステル)を添加するだけではなく、0.05質量%の潤滑剤を更に添加したことである(合計で0.20質量%の潤滑剤が添加され、成形体においてCが1000ppm含有されたことになる)。同様に、試料No.2−2に関する「追加条件」は、原料合金粉末Aに標準値(0.15質量%)の潤滑剤を添加するだけではなく、0.08質量%の潤滑剤を更に添加したことである(合計で0.23質量%の潤滑剤が添加され、成形体においてCが約1100ppm含有されたことになる)。試料No.2−1と試料No.2−2において、1段目の合金粉末に添加する潤滑剤を相対的に増やしている理由は、一体化された成形体内の第1充填をした成形体部分のDy濃度が相対的に低く、収縮しやすいため、潤滑剤の添加量を相対的に高め、結果的に同じ成形圧でも成形体密度を上昇させることにより、焼結時の高残留磁束密度部と高保磁力部との寸法差を低減するためである。
逆に試料No.2−3に関する「追加条件」として、原料合金粉末Cに標準値(0.15質量%)の潤滑剤(液状の脂肪酸エステル)を添加するだけではなく、0.05質量%の潤滑剤を更に添加したり(合計で0.20質量%の潤滑剤が添加されたことになる)、同様に、試料No.2−4に関する「追加条件」として、原料合金粉末Cに標準値(0.15質量%)の潤滑剤を添加するだけではなく、0.08質量%の潤滑剤を更に添加した場合(合計で0.23質量%の潤滑剤が添加されたことになる)においては、さらに焼結時の高残留磁束密度部と高保磁力部との寸法差が広がるため、焼結時に歪による割れが生じてしまう.
試料No.3−1に関する「追加条件」は、原料合金粉末Bに収縮緩和剤Mとして0.10質量%のSn粉末を添加したことである。同様に、試料No.3−2に関する「追加条件」は、原料合金粉末Aに収縮緩和剤Mとして0.19質量%のSn粉末を添加したことである。試料No.3−1と試料No.3−2において、1段目の合金粉末に収縮緩和剤Mを添加している理由は、一体化された成形体内の第1充填をした成形体部分のDy濃度が相対的に低く、収縮しやすいため、収縮緩和剤Mによって焼結時の高残留磁束密度部と高保磁力部とのを低減するためである。
逆に試料No.3−3に関する「追加条件」として、原料合金粉末Cに収縮緩和剤Mとして0.10質量%のSn粉末を添加したり、同様に、試料No.3−4に関する「追加条件」として、原料合金粉末Cに収縮緩和剤Mとして0.19質量%のSn粉末を添加した場合においては、さらに焼結時の高残留磁束密度部と高保磁力部との寸法差が広がるため、焼結時に歪による割れが生じてしまう.
試料No.4−1に関する「追加条件」は、原料合金粉末Bの粉砕粒度D50を標準値(4.70μm)から4.80μmに変更したことである。同様に、試料No.4−2に関する「追加条件」は、原料合金粉末Aの粉砕粒度D50を標準値(4.70μm)から5.10μmに変更したことである。試料No.4−1と試料No.4−2において、1段目の合金粉末の粉砕粒度を相対的に大きくしている理由は、一体化された成形体内の1段目部分のDy濃度が相対的に低く、収縮しやすいため、粉末の粒度を高め、結果的に同じ成形圧でも成形体密度を上昇させることにより、収縮率を低減するためである。なお、「追加条件」の欄に記載していないプロセスパラメータは、いずれの試料についても同じ条件に設定した。
逆に試料No.4−3に関する「追加条件」として、原料合金粉末Cの粉砕粒度D50を標準値(4.70μm)から4.80μmに変更したり、同様に、試料No.3−4に関する「追加条件」として、原料合金粉末Cの粉砕粒度D50を標準値(4.70μm)から5.10μmに変更した場合においては、さらに焼結時の高残留磁束密度部と高保磁力部との寸法差が広がるため、焼結時に歪による割れが生じてしまう.
表3における「形状」判定の欄は、以下に示す寸法比に基づく。ここで寸法比とは、焼結磁石について、高B部(第1原料合金粉末に由来する部分)、高保磁力部(第2原料合金粉末に由来する部分)それぞれの(面中心部における)磁界配向方向の寸法を測定し、高B部の寸法の高保磁力部の寸法に対する比率(%)を指す。「◎」の符号は寸法比が99.0%以上、「○」の符号は寸法比が98.5%〜99.0%、「△」の符号は寸法比が98.0%〜98.5%、「×」の符号は寸法比が98.0%以下又は割れが発生したことを意味する。上述のプロセスパラメータを調整することにより、Dy濃度の異なる領域の寸法比を縮小することができ、その結果、焼結磁石の変形を充分に抑制することができた。
表3の結果より、焼結磁石の変形を抑制するためには、重希土類元素Rがない又は比較的少ない第1成形体と重希土類元素Rが比較的多い第2成形体との間で、成形体の粉末に添加する潤滑剤は、0.05質量%以上追添加させること、収縮緩和剤MでC、Al、Co、Ni、Cu、およびSnの少なくとも1種では0.10質量%以上添加させることが好ましいことがわかった。
表3の結果より、焼結磁石の変形を抑制するためには、第1原料合金粉末の粒度を第2原料合金粉末の粒度より粗くすることが好ましいことがわかった。また、収縮緩和剤Mを用いない場合、焼結磁石の変形を抑制するためには第1原料合金粉末および第2原料合金粉末いずれにも重希土類元素Rが含まれていることが好ましいことがわかった。
本発明によれば、接着剤を用いず残留磁束密度Bが高い領域と保磁力HcJの高い領域とがそれぞれ存在するR−T−B系焼結磁石を提供することができる。
組成の異なる複数の成形体を積層し焼結することにより、強固に一体化した焼結体の断面を表した模式図である。 図1の磁石内部の組織を模式的に示す模式図である。 本発明の一実施例を表す図である。 本発明の充填工程を示す工程図である。 本発明の他の充填工程を示す工程図である。 本発明の他の充填工程を示す工程図である。 実施例1の焼結体断面のEPMAマッピング画像である。 実施例1の焼結体断面のEPMAラインプロファイル画である。
符号の説明
1、11 一体化した希土類磁石焼結体
2、12 一体化した希土類磁石焼結体で重希土類元素Rを多く含む組成からなる領域
3、13 一体化した希土類磁石焼結体で重希土類元素Rを多く含まない組成からなる領域
4 接合部跡
5、6、7 主相
8 粒界相
Y 重希土類元素Rが拡散した領域

Claims (6)

  1. 軽希土類元素R(NdおよびPrの少なくとも一方)および重希土類元素R(DyおよびTbの少なくとも一方)の両方を含有し、NdFe14B型結晶を主相とするR−T−B系焼結磁石(Rは希土類元素、Bはホウ素、Tは主にFeを示す)の製造方法であって、
    重希土類元素Rの濃度が相対的に低い又は含まない第1原料合金粉末、および重希土類元素Rの濃度が相対的に高い第2原料合金粉末を準備する工程と、
    前記第1原料合金粉末および第2原料合金粉末を、金型によって形成されたキャビティの所定の空間にそれぞれ充填する充填工程と、
    前記第1原料合金粉末の第1成形体部分および前記第2原料合金粉末の第2成形体部分からなる複合成形体を得る工程と、
    前記複合成形体を焼結することにより、前記第1成形体部分と前記第2成形体部分とが結合した焼結磁石を得る工程と、
    を含むR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  2. 前記充填工程において、前記第1原料合金粉末および前記第2原料合金粉末を充填できる空間からなるキャビティを形成し、前記第1原料合金粉末又は前記第2原料合金粉末の一方をキャビティ内に充填し、
    その後充填する前記原料合金粉末上面に前記第1原料合金粉末又は第2原料合金粉末の他方を充填させる工程を含む請求項1に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  3. 前記充填工程において、前記第1原料合金粉末又は前記第2原料合金粉末の一方を、当該一方の原料合金粉末を充填できる空間からなるキャビティ内に充填し、充填した粉末上面を水平にした後、さらにキャビティ内に前記原料合金粉末上面に前記第1原料合金粉末又は第2原料合金粉末の他方を充填できる空間を形成し、当該空間に前記他方の原料合金粉末を充填する第2充填工程と、
    を含む請求項1に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  4. 前記充填工程において、キャビティ内に仕切りを配置しキャビティを分割して、前記第1原料合金粉末と第2原料合金粉末とをそれぞれ分割した別のキャビティに充填することを含む請求項1に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  5. 前記充填工程において、キャビティ内に配置した仕切りは、充填後複合成形体を形成する前に取り外すことを含む請求項4に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  6. 前記第1原料合金粉末および前記第2原料合金粉末の少なくとも第1原料合金粉末に、収縮緩和剤M(C、Al、Co、Ni、Cu、およびSnからなる群から選択された少なくとも1種)を含有し、
    前記第1原料合金粉末における収縮緩和剤Mの濃度は、前記第2原料合金粉末における収縮緩和剤Mの濃度よりも高い、請求項1に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
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