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JP2010095659A - フラットパネルディスプレイ用透明粘着シート及びフラットパネルディスプレイ - Google Patents

フラットパネルディスプレイ用透明粘着シート及びフラットパネルディスプレイ Download PDF

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JP2010095659A JP2008268878A JP2008268878A JP2010095659A JP 2010095659 A JP2010095659 A JP 2010095659A JP 2008268878 A JP2008268878 A JP 2008268878A JP 2008268878 A JP2008268878 A JP 2008268878A JP 2010095659 A JP2010095659 A JP 2010095659A
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Abstract

【課題】ディスプレイに捻りや折曲げ等の応力が加わっても、ガラス板との接着面に剥離が生じず、ガラス板との境界に気泡を発生することがない、フラットパネルディスプレイ用透明粘着シートを提供すること。
【解決手段】下記A〜C成分を含み、B成分のヒドロシリル基の総モル数がA成分のアルケニル基の総モル数よりも多く、かつ、B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の50%以上となる量比でA成分とB成分が配合された組成物の硬化物よりなることを特徴とするフラットパネルディスプレイ用透明粘着シート。
A:1分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体
B:1分子中に平均2個以上のヒドロシリル基を有する化合物
C:ヒドロシリル化触媒
【選択図】なし

Description

本発明は優れた接着安定性を有するフラットパネルディスプレイ用透明粘着シートに関し、特にガラス板に対して優れた接着安定性を有するフラットパネルディスプレイ用透明粘着シートに関する。
従来から、液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイでは、何らかの衝撃が加わった場合に、その衝撃が表示パネルに伝わらないように、表示パネルと、この表示パネルを保護するアクリル板やガラス板等の透明板を含む保護パネルとは、一定の間隙を介して設けられている。
しかしながら、通常、この間隙は、空気層であるため、上記の表示パネルや保護パネルを構成する材料とこの空気層との屈折率の差に起因する光の反射損失が大きく、良好な視認性が得られないという問題点を有している。
そこで、例えば、液晶ディスプレイにおいて、液晶パネルと保護パネルの隙間(空気層)を無くすために、特定の可塑度を有するポリオルガノシロキサン組成物からなる粘着剤(シリコーン系粘着剤)を液晶パネルと保護パネルの間に充填した液晶ディスプレイが提案されている(特許文献1)。また、同様の目的で、アクリル系粘着剤からなる透明粘着シート(例えば、アクリル酸エステル共重合体をエポキシ系、イソシアネート系、メラミン系あるいは金属化合物系の架橋剤で架橋させたものや紫外線硬化型のアクリル系粘着剤等をシート状に加工したもの)を介して液晶パネルに保護用の透明板を貼り合せて、液晶パネルと透明板を密着一体化する技術が知られている(例えば、特許文献2等)。
しかし、液晶ディスプレイの液晶パネルに、保護透明板を透明粘着シートを介して貼り合わせる場合、表示パネルと保護透明板とはズレがないように貼り合わせる必要があるが、貼り合わせミスを完全に無くすことはできず、貼り合わせミスがあった場合、前記のシリコーン系やアクリル系の透明粘着シートは透明板や液晶パネルに一旦接着すると剥離することが困難であるため、表示パネルを廃棄しなければならない。かかる表示パネルの廃棄は、テレビやパソコンモニター等に搭載される比較的大きな面積の液晶ディスプレイでは液晶パネルの面積も大きく、高価であるために、大きな問題であった。そこで、本願の出願人は、以前、上記のような貼り合わせミスをしたときに、貼り合わせのやり直しができるように、液晶パネルや保護透明板に貼り付けた直後は易剥離性を示し、その後、加熱することで高い剥離力を示す(すなわち、高い接着力で接着し得る)透明粘着シートとして、ポリオキシアルキレン系重合体を主成分とする透明粘着シートを提案した(特願2007−112194)。
特開2004−212521号公報 特開2002−348546号公報
ところで、近時の、携帯電話機、携帯ゲーム機、カーナビゲーションシステム等の普及から、これらに使用される小型の液晶ディスプレイの需要が急速に拡大し、そして、かかる小型の液晶ディスプレイにおいては小型化とともに一層の薄型化が進み、ディスプレイには捻りや折曲げによる応力が加わりやすくなってきている。このため、例えば、ガラス板からなる保護透明板と液晶パネルとを上記提案のポリオキシアルキレン系重合体を主成分とする透明粘着シートを介して貼り合わせて液晶ディスプレイを組み立てた場合、組み立て後のディスプレイに捻りや折曲げによる応力が加わると、ガラス板からなる保護透明板と透明粘着シートの間が部分的に剥離して気泡が発生するといった新たな問題が生じている。
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであり、その解決しようとする課題は、ディスプレイに捻りや折曲げ等の応力が加わっても、ガラス板との接着面に剥離が生じず、ガラス板との境界に気泡を発生することがない、フラットパネルディスプレイ用透明粘着シートを提供することである。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、ガラス板からなる保護透明板と液晶パネルとを透明粘着シートを介して貼り合わせて組み立てられたディスプレイに捻りや折曲げ等の応力が加わっても、ガラス板との接着面に剥離が生じないようにするためには、透明粘着シートとガラス板との接着力が180°引き剥がし粘着力で少なくとも10N/25mm以上である必要があり、しかも、ディスプレイの組み立て作業開始(ガラス板へ粘着シートの貼付)から短時間でかかる接着力に達しなければ、組み立て後のディスプレイの可搬型画像表示機能付き機器(携帯電話機、携帯ゲーム機、携帯情報端末(PDA)等)への搭載作業や、ディスプレイの梱包や搬送作業時にディスプレイに加わる負荷応力の影響を受けて、透明粘着シートとガラス板の境界での剥離(気泡発生)を十分に抑制することができないことが分かり、かかる知見に基づいてさらに研究を進めることで、1分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A成分)に、1分子中に平均2個以上のヒドロシリル基を有する化合物(B成分)を、B成分のヒドロシリル基の総モル数がA成分のアルケニル基の総モル数よりも多く、かつ、B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の50%以上となる量比でA成分とB成分が配合された組成物を硬化させて得られる粘着シートは、ガラス板に貼り付けた直後は易剥離性を示すが、その後は加熱を行なわなくても室温放置下でガラス板に対する接着力が速やかに上昇して、ガラス板への貼り付けから遅くとも150時間後には180°引き剥がし粘着力が上記の10N/25mmに達することを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)下記A〜C成分を含み、B成分のヒドロシリル基の総モル数がA成分のアルケニル基の総モル数よりも多く、かつ、B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の50%以上となる量比でA成分とB成分が配合された組成物の硬化物よりなることを特徴とするフラットパネルディスプレイ用透明粘着シート。
A:1分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体
B:1分子中に平均2個以上のヒドロシリル基を有する化合物
C:ヒドロシリル化触媒
(2)B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の80%以上である、上記(1)記載の透明粘着シート。
(3)B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の100%以上である、上記(1)記載の透明粘着シート。
(4)フラットパネルディスプレイにおける、表示パネルと保護透明板からなるか、或いは、表示パネルと保護透明板の間にさらに他の機能層を少なくとも一層含んでなる表示面側多層構造部内の隣接する2つの層の接着に使用されるものである、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の透明粘着シート。
(5)隣接する2つの層の少なくとも一方の層がガラス板である、上記(4)記載の透明粘着シート。
(6)ガラス板からなる保護透明板と、表示パネルとの間に上記(1)〜(3)のいずれかに記載の透明粘着シートを介在させて、保護透明板と表示パネルとを接着一体化してなる、フラットパネルディスプレイ。
(7)ガラス板からなる保護透明板と表示パネルとの間に、タッチパネルが挿入されており、タッチパネルの一方の最外層のガラス板と保護透明板との間、及び、タッチパネルの他方の最外層のガラス板と表示パネルとの間に上記(1)〜(3)のいずれかに記載の透明粘着シートを介在させて、保護透明板、タッチパネル及び表示パネルを接着一体化してなる、フラットパネルディスプレイ。
本発明の透明粘着シートは、柔軟性に優れ、しかも、加熱を行なわなくても(室温下で)、種々の材質の面(特にガラス面)に対して貼付後室温放置下で180°引き剥がし粘着力が10N/25mm以上となり、好ましくは貼付後室温放置下で概ね150時間内に180°引き剥がし粘着力が10N/25mm以上となる。このため、例えば、表示パネルと保護用のガラス板を当該粘着シートを介して貼り合わせてディスプレイを組み立てると、その後の、ディスプレイを携帯電話機、携帯ゲーム機、携帯情報端末(PDA)等へ搭載する作業や、ディスプレイを梱包したり、搬送する過程において、ディスプレイに負荷応力(捻りや折曲げ等)が加わっても、粘着シートは表示パネル及び保護用のガラス板に対して高い接着力で接着していることから、剥離のない良好な接着状態が維持されて、優れた視認性が安定に持続するディスプレイを実現することができる。
また、本発明の透明粘着シートは、種々の材質の面(特にガラス面)に対して高い接着力(高い剥離力)が得られるだけでなく、透明導電材料と接触しても透明導電材料を腐食させることがない。従って、表示パネルと保護用透明板の間にタッチパネルを設けたタッチパネル付フラットパネルディスプレイを構成する場合も、タッチパネルの最外層のガラス板と保護透明板との間、及び、タッチパネルの最外層のガラス板と表示パネルとの間に、本発明の透明粘着シートを介在させることで、透明粘着シートがタッチパネルの最外に位置するガラス板(すなわち、透明電極層を有するガラス板)に対しても、空隙を残すことなく高い接着力で接着する。よって、ディスプレイに負荷応力(捻りや折曲げ等)が加わっても、表示パネル及び保護用のガラス板だけでなく、タッチパネルの最外層のガラス板に対して剥離のない良好な接着状態が維持される、優れた視認性が安定に持続するフラットパネルディスプレイを得ることができる。
以下、本発明を好適な実施形態に即して説明する。
本発明でいう「フラットパネルディスプレイ」とは、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、有機又は無機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、表面電解ディスプレイ(SED)等を含む概念である。
また、「表示パネル」とは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)における液晶材料を含むパネル体(以下、「液晶パネル」ともいう。)等の各種フラットパネルディスプレイにおける、表示材料を含むパネル体を意味し、該パネル体に駆動用のドライバIC等を実装したものが「表示モジュール」である。
本発明の透明粘着シートは、下記A〜C成分を含み、B成分のヒドロシリル基の総モル数がA成分のアルケニル基の総モル数よりも多く、かつ、B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の50%以上となる量比でA成分とB成分が配合された組成物の硬化物よりなることが特徴である。
A:1分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体
B:1分子中に平均2個以上のヒドロシリル基を含有する化合物
C:ヒドロシリル化触媒
本発明の透明粘着シートは種々の材質の面(特にガラス面)に対して貼付後室温放置下で高い接着力(180°引き剥がし粘着力が10N/25mm以上、好ましくは11N/25mm以上)が得られるので、フラットパネルディスプレイの、表示パネルと保護透明板からなるか、或いは、これらの間にさらに他の機能層を少なくとも一層含んでなる表示面側多層構造部内の隣接する2つの層の接着に使用することで、表示面側多層構造部は隣接する2つの層が隙間無く強固に接着して一体化される。しかも、貼付後遅くとも150時間後には180°引き剥がし粘着力が10N/25mm以上となる。従って、組み立て後のディスプレイを携帯電話機、携帯ゲーム機、携帯情報端末(PDA)等へ搭載する作業や、ディスプレイを梱包したり、搬送する過程においてディスプレイに負荷応力(捻りや折曲げ等)が加わっても、粘着シートは表示パネル、保護用透明板及びその他の機能層に対して高い接着力で接着していることから、ディスプレイに捻りや折曲げ等の応力が加わっても、透明粘着シートの部分的な剥離を生じることがなく(気泡の発生等がなく)、視認性及び機械的耐久性に優れる、フラットパネルディスプレイを実現できる。
図1は、本発明の透明粘着シートを使用して、液晶表示パネルに対してガラス板からなる保護透明板を接着一体化させた液晶ディスプレイの模式断面図である。当該液晶ディスプレイ100では、液晶表示パネル2とガラス板からなる保護透明板3の間に本発明の透明粘着シート1が介在し、当該透明粘着シート1が液晶表示パネル2及びガラス板からなる保護透明板3に接着して、液晶表示パネル2と保護透明板3が接着一体化している。フラットパネルディスプレイにおける表示パネルの保護透明板には、ガラス板以外に、アクリル板、ポリカーボネート板等の透明樹脂板も使用されるが、ガラス板は、透明性、耐擦傷性、温度変化に対する寸法安定等の点で好ましく、高品位のフラットパネルディスプレイを構成する場合にはガラス板を使用することが多い。本発明の透明粘着シートはとりわけガラス板に対して高い接着力で接着する。従って、当該液晶ディスプレイ100は、捻りや折曲げ等の応力が加わっても、ガラス板からなる保護透明板3と透明粘着シート1の境界に気泡(空隙)を生じることがない、高品位のフラットパネルディスプレイを実現している。
液晶ディスプレイに代表されるフラットパネルディスプレイでは、表示パネルと保護透明板との間に、保護透明板が外部からの衝撃を受けたときの衝撃を緩和する衝撃緩和フィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等)や、保護透明板が割れたときの飛散を防止する保護透明板割れ飛散防止フィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等)を挿入したり、表示画面の視野角向上やコントラスト比の向上の点から、光学補償フィルム(例えば、ポリカーボネートフィルム、シクロオレフィン樹脂フィルム、アクリル樹脂フィルム等や、これら樹脂フィムはこれら以外の樹脂フィルムの表面に液晶材料を塗布、配向させたもの等)やガラス板(フィルム)を挿入することがある。さらに、表示パネルと保護透明板との間に、タッチパネル(透明電極(検出電極層)を有するガラス板/接着層/透明電極(駆動電極層)を有するガラス板からなるパネル体)等の付属機構を設けることがある。このような、表示パネルと保護透明板との間に保護透明板以外の機能層を1層或いは2層以上設けた表示面側多層構造部を形成する場合、本発明の透明粘着シートは、種々の材料に対して貼付後短時間で高い接着力で接着し得るため、かかる多層構造部内の隣接する2つの層の接着に使用することができる。
図2は、本発明の透明粘着シートを使用して、上述の表示面側多層構造部内の層間接着を行った液晶ディスプレイの模式断面図である。当該液晶ディスプレイ200は、液晶表示パネル2と、ガラス板からなる保護透明板3との間にタッチパネル(透明電極(検出電極層)を有するガラス板/接着層/透明電極(駆動電極層)を有するガラス板からなる積層体)4を設けたもので、液晶表示パネル2とタッチパネル4の間と、タッチパネル4と保護透明板3の間に、本発明の透明粘着シート1を挿入して、液晶表示パネル2に対してタッチパネル4及び保護透明板3を密着一体化させている。なお、タッチパネル4内の2枚の透明電極を有するガラス板を接着する接着層にも本発明の透明粘着シート1を用いることができる。
このように表示パネルと、ガラス板からなる保護透明板との間にタッチパネルを挿入し、タッチパネルの最外層のガラス板と保護透明板との間、及び、タッチパネルの最外層のガラス板と表示パネルとの間に、本発明の透明粘着シートを介在させることで、当該液晶ディスプレイ200においては、ディスプレイに捻りや折曲げ等の応力が加わっても、多層構造部内の層間に部分的な剥離による気泡(空隙)を発生することがなく、外部応力を受けても表示画像の視認性の低下等の不具合のない、機械的耐久性に優れた、タッチパネル付き、フラットパネルディスプレイを実現している。
本発明の透明粘着シートにおいて、A成分の「1分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体」は、特に制限はなく、各種のものを用いることができるが、中でも、重合体の主鎖が、下記の一般式(1)で示される繰り返し単位を有するものが好適である。
一般式(1):−R−O−
(式中、Rはアルキレン基である)
は、炭素数1〜14の、さらには2〜4の、直鎖状又は分岐状のアルキレン基が好ましい。
一般式(1)で示される繰り返し単位の具体例としては、−CHO−、−CHCHO−、−CHCH(CH)O−、−CHCH(C)O−、−CHC(CHO−、−CHCHCHCHO−等が挙げられる。ポリオキシアルキレン系重合体の主鎖骨格は、1種類だけの繰り返し単位からなってもよいし、2種類以上の繰り返し単位からなってもよい。特に、入手性、作業性の点から、−CHCH(CH)O−を主たる繰り返し単位とする重合体が好ましい。また、重合体の主鎖にはオキシアルキレン基以外の繰り返し単位が含まれていてもよい。この場合、重合体中のオキシアルキレン単位の総和は、80重量%以上が好ましく、特に好ましくは90重量%以上である。
A成分の重合体は、直鎖状の重合体でも分岐を有する重合体でもよく、それらの混合物であってもよいが、良好な粘着性を得るために、直鎖状の重合体を50重量%以上含有していることが好ましい。
A成分の重合体の分子量としては、数平均分子量で500〜50,000が好ましく、5,000〜30,000がさらに好ましい。数平均分子量が500未満のものでは、得られる硬化物が脆くなりすぎる傾向があり、逆に数平均分子量が50,000を超えるものは、高粘度になりすぎて作業性が著しく低下する傾向となるために好ましくない。ここでいう数平均分子量とは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法により求められる値のことである。
また、A成分の重合体は、重量平均分子量と数平均分子量との比(Mw/Mn)が1.6以下である分子量の分布が比較的狭いものが好ましく、Mw/Mnが1.6以下である重合体は、組成物の粘度が低くなり、作業性が向上する。よって、Mw/Mnは、より好ましくは1.5以下であり、さらに好ましくは1.4以下である。なお、ここでいう、Mw/Mnは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法により求められる値のことである。
ここで、GPC法による分子量の測定は、東ソー株式会社製GPC装置(HLC−8120GPC)を用いて測定される、ポリスチレン換算値であり、測定条件は以下のとおりである。
サンプル濃度:0.2重量%(THF溶液)
サンプル注入量:10μl
溶離液:THF
流速:0.6ml/min
測定温度:40℃
カラム:サンプルカラム TSKgel GMH−H(S)
検出器:示差屈折計
A成分の重合体(1分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体)において、アルケニル基は特に制限はないが、下記の一般式(2)で示されるアルケニル基が好適である。
一般式(2):HC=C(R)−
(式中、Rは水素原子又はメチル基である)
アルケニル基のポリオキシアルキレン系重合体への結合様式は、特に制限はないが、例えば、アルケニル基の直接結合、エーテル結合、エステル結合、カーボネート結合、ウレタン結合、ウレア結合等が挙げられる。
当該A成分の重合体の具体例としては、
一般式(3):{HC=C(R3a)−R4a−O}a5a
(式中、R3aは水素原子又はメチル基、R4aは炭素数1〜20の2価の炭化水素基であって、1個以上のエーテル基が含まれていてもよい、R5aはポリオキシアルキレン系重合体残基であり、aは正の整数である。)
で示される重合体が挙げられる。式中のR4aは、具体的には、−CH−、−CHCH−、−CHCHCH−、−CHCH(CH)CH−、−CHCHCHCH−,−CHCHOCHCH−、または−CHCHOCHCHCH−などを挙げることができるが、合成の容易さからは−CH−が好ましい。
また、一般式(4):{HC=C(R3b)−R4b−OCO}a5b
(式中、R3b、R4b、R5b及びaは、それぞれR3a、R4a、R5a、aと同義である。)
で示されるエステル結合を有する重合体が挙げられる。
また、一般式(5):{HC=C(R3c)}a5c
(式中、R3c、R5c及びaは、それぞれR3a、R5a、aと同義である。)
で示される重合体も挙げられる。
さらに、一般式(6):{HC=C(R3d)−R4d−O(CO)O}a5d(式中、R3d、R4d、R5d及びaは、それぞれR3a、R4a、R5a及びaと同義である。)
で示されるカーボネート結合を有する重合体も挙げられる。
アルケニル基は、A成分の重合体1分子中に少なくとも1個、好ましくは1〜5個、より好ましくは、1.5〜3個存在するのがよい。A成分の重合体1分子中に含まれるアルケニル基の数が1個未満になると、硬化性が不充分になり、また5個より多くなると網目構造があまりに密となるため、良好な粘着特性を示さなくなる場合がある。なお、A成分の重合体は、特開2003−292926号公報に記載の方法に従って、合成することができ、また、市販されているものについては、市販品をそのまま使用することができる。
B成分である「1分子中に平均2個以上のヒドロシリル基を含有する化合物」は、ヒドロシリル基(Si−H結合を有する基)を有するものであれば特に制限無く使用できるが、原材料の入手の容易さやA成分への相溶性の面から、特に有機成分で変性されたオルガノハイドロジェンポリシロキサンが好ましい。上記有機成分で変性されたポリオルガノハイドロジェンシロキサンは、1分子中に平均して2〜8個のヒドロシリル基を有するものがより好ましい。ポリオルガノハイドロジェンシロキサンの構造を具体的に示すと、例えば、
Figure 2010095659
(式中、2≦m+n≦50、2≦m、0≦nである。R6aは、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基で1個以上のフェニル基を含有してもよい)、
Figure 2010095659
(式中、0≦m+n≦50、0≦m、0≦nである。R6bは、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基で1個以上のフェニル基を含有してもよい)、
又は、
Figure 2010095659
(式中、3≦m+n≦20、2≦m≦19、0≦n<18である。R6cは、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基で1個以上のフェニル基を含有してもよい)等で示される鎖状又は環状のものや、これらのユニットを2個以上有する、以下の
Figure 2010095659
(式中、1≦m+n≦50、1≦m、0≦nである。R6dは、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基で1個以上のフェニル基を含有してもよい。2≦bである。R8aは2〜4価の有機基であり、R7aは2価の有機基である。ただし、R7aは、R8aの構造によってはなくても構わない。)、
Figure 2010095659
(式中、0≦m+n≦50、0≦m、0≦nである。R6eは、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基で1個以上のフェニル基を含有してもよい。2≦bである。R8bは2〜4価の有機基であり、R7bは2価の有機基である。ただし、R7bは、R8bの構造によってはなくても構わない。)、又は
Figure 2010095659
(式中、3≦m+n≦50、1≦m、0≦nである。R6fは、主鎖の炭素数が2〜20の炭化水素基で1個以上のフェニル基を含有してもよい。2≦bである。R8cは2〜4価の有機基であり、R7cは2価の有機基である。ただし、R7cは、R8cの構造によってはなくても構わない。)
等で示されるものが挙げられる。
B成分は、A成分及びC成分との相溶性、又は、系中での分散安定性が良好なものが好ましい。特に系全体の粘度が低い場合には、B成分として上記各成分との相溶性の低いものを使用すると、相分離が起こり硬化不良を引き起こすことがある。
A成分及びC成分との相溶性、又は、分散安定性が比較的良好なB成分を具体的に示すと、以下のものが挙げられる。
Figure 2010095659
(式中、nは4以上10以下の整数である、)
Figure 2010095659
(式中、2≦m≦10、0≦n≦5であり、R6gは炭素数8以上の炭化水素基である。)
当該B成分の好ましい具体例としては、ポリメチルハイドロジェンシロキサンが挙げられ、また、A成分との相溶性確保と、ヒドロシリル基(Si−H基)量の調整のために、α−オレフィン、スチレン、α−メチルスチレン、アリルアルキルエーテル、アリルアルキルエステル、アリルフェニルエーテル、アリルフェニルエステル等により変性した化合物が例示され、一例として、以下の構造があげられる。
Figure 2010095659
(式中、2≦m≦20、1≦n≦20である。)
B成分は、公知の方法により合成することができ、市販されているものについては、市販品をそのまま使用することができる。また、B成分は1種の化合物を単独で使用してもよく、2種以上の化合物を併用しても構わない。
本発明において、C成分の「ヒドロシリル化触媒」は特に限定されず、任意のものを使用できる。具体的に例示すれば、塩化白金酸;白金の単体;アルミナ、シリカ、カーボンブラック等の担体に固体白金を担持させたもの;白金−ビニルシロキサン錯体{例えば、Pt(ViMeSiOSiMeVi)、Pt〔(MeViSiO)等};白金−ホスフィン錯体{例えば、Pt(PPh、Pt(PBu等};白金−ホスファイト錯体{例えば、Pt〔P(OPh)、Pt〔P(OBu)等};Pt(acac);Ashbyらの米国特許第3159601及び3159662号に記載された白金−炭化水素複合体;Lamoreauxらの米国特許第3220972号に記載された白金アルコラート触媒等が挙げられる。上記の式中、Meはメチル基、Buはブチル基、Viはビニル基、Phはフェニル基、acacはアセチルアセトナトを表し、n、mは整数を表す。
また、白金化合物以外の触媒の例としては、RhCl(PPh、RhCl、Rh/Al、RuCl、IrCl、FeCl、AlCl、PdCl・2HO、NiCl、TiCl等が挙げられる。
これらの触媒は単独で使用してもよく、2種以上併用しても構わない。触媒活性の点から、塩化白金酸、白金−ホスフィン錯体、白金−ビニルシロキサン錯体、Pt(acac)等が好ましい。
C成分の配合量は、特に制限はないが、組成物のポットライフの確保及びシートの透明性の観点から、A成分中のアルケニル基1モルに対して一般に1×10−1モル以下、好ましくは5.3×10−2モル以下であるが、特にシートの透明性の観点から、より好ましくは3.5×10−2モル以下、とりわけ好ましくは1.4×10−3モル以下である。A成分中のアルケニル基1モルに対して1×10−1モルを超えると、最終的に得られるシートが黄変しやすく、シートの透明性が損なわれる傾向となる。なお、C成分の配合量が少なすぎる場合、組成物の硬化速度が遅く、また硬化性が不安定になる傾向となるため、C成分の配合量は8.9×10−5モル以上が好ましく、1.8×10−4モル以上がより好ましい。
本発明では、A〜C成分を含む組成物において、B成分のヒドロシリル基の総モル数がA成分のアルケニル基の総モル数よりも多く、かつ、B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の50%以上となる量比でA成分とB成分を配合した組成とすることが重要であり、かかる特定組成の組成物を硬化させて得られる粘着シートは、それをガラスに貼り付けると、シート中のB成分由来の余剰のヒドロシリル基がガラス表面のシラノール基等と相互作用を起こし、その結果、長時間を要することなく、粘着力が経時で上昇し、高い接着力(180°引き剥がし粘着力が10N/25mm以上)を得ることができる。
本発明において、A〜C成分を含む組成物における、B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)はA成分のアルケニル基の総モル数の80%以上であるのが好ましく、A成分のアルケニル基の総モル数の100%以上であるのがより好ましい。なお、B成分の余剰のヒドロシリル基の上限は、A成分のアルケニル基の総モル数の1000%以下が好ましい。
B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の50%未満である組成物を硬化させて得られる粘着シートの場合、貼付後80℃以上の高温環境下に概ね24時間以上放置する加熱処理を経ることで、180°引き剥がし粘着力が10N/25mm以上となる高い接着力を達成できるが、このような加熱処理は、ディスプレイの組み立て作業工程を煩雑にするとともに、ディスプレイの生産性を低下させ、また、ディスプレイに使用されているプラスチック材料の熱による変形(寸法変化、反りの発生)を起こすために、好ましくない。
なお、A〜C成分を含む組成物には保存安定性を改良する目的で、保存安定性改良剤を配合してもよい。この保存安定性改良剤としては、上記B成分の保存安定剤として知られている公知の化合物を制限なく使用できる。例えば、脂肪族不飽和結合を含有する化合物、有機リン化合物、有機硫黄化合物、窒素含有化合物、スズ系化合物、有機過酸化物等を好適に用いることができる。具体的には、2−ベンゾチアゾリルサルファイド、ベンゾチアゾール、チアゾール、ジメチルアセチレンダイカルボキシレート、ジエチルアセチレンダイカルボキシレート、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、ブチルヒドロキシアニソール、ビタミンE、2−(4−モルフォリニルジチオ)ベンゾチアゾール、3−メチル−1−ブテン−3−オール、2−メチル−3−ブテン−2−オール、アセチレン性不飽和基含有オルガノシロキサン、アセチレンアルコール、3−メチル−1−ブチル−3−オール、ジアリルフマレート、ジアリルマレエート、ジエチルフマレート、ジエチルマレエート、ジメチルマレエート、2−ペンテンニトリル、2,3−ジクロロプロペン等が挙げられるが、これらに限定されない。
また、必要に応じて、液晶パネルや保護透明板への接着性を向上させるための接着付与剤を添加することができる。接着付与剤の例としては、各種シランカップリング剤やエポキシ樹脂等が挙げられる。また、シランカップリング剤やエポキシ樹脂と併用して、シリル基やエポキシ基を反応させるための触媒を添加することができる。なお、これらの使用にあたっては、ヒドロシリル化反応に対する影響を考慮しなければならない。また、各種充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、界面活性剤、溶剤、シリコン化合物を適宜添加してもよい。充填剤の具体例としては、シリカ微粉末、炭酸カルシウム、クレー、タルク、酸化チタン、亜鉛華、ケイソウ土、硫酸バリウム等が挙げられる。これらの充填剤の中では、特にシリカ微粉末、とりわけ粒子径が50〜70nm(BET比表面積が50〜380m/g)程度の微粉末シリカが好ましく、その中でも表面処理を施した疎水性シリカが、強度を好ましい方向に改善する働きが大きいので特に好ましい。さらに、タック等の特性を上げるため、必要に応じて粘着付与樹脂を添加してもよく、粘着付与樹脂としては、例えば、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、石油樹脂、ロジンエステル等が例示され、用途に合わせて自由に選択することができる。
また、特性改善の面から、フェノール樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、キシレン樹脂等の樹脂類を添加することが可能である。また、アクリル粘着剤、スチレンブロック系粘着剤、オレフィン系粘着剤等の粘着剤成分を同様の目的から添加することが可能である。
また、本発明の透明粘着シートは、高い透明性を有し、例えば、後述の試験方法で測定されるシートのヘイズ値が好ましくは1.2%以下、より好ましくは0.9%以下を示す。従って、フラットパネルディスプレイにおける表示パネル及び保護透明板を少なくとも含む前面多層構造部内の隣接する2つの層の間に本発明の透明粘着シートが介在することで、ディスプレイの表示画像の視認性が向上する。
本発明の透明粘着シートは、例えば、以下の方法で製造される。
ポリオキシアルキレン系重合体を主体成分とする組成物(上記A〜C成分を含む組成物)を、必要に応じて有機溶剤とともに、真空機能を備えた攪拌装置に仕込み、真空状態(真空下)で攪拌することで脱泡を行い、該真空脱泡後の流動物を各種の支持体上に塗布(流延)し、熱処理してシート化する。熱処理によって組成物は加熱硬化され、硬化物によるシートが得られる。支持体上への塗布は、例えば、グラビア、キス、コンマ等のロールコーター、スロット、ファンテン等のダイコーター、スクイズコーター、カーテンコーター等の公知の塗布装置によって行うことができる。この際の熱処理条件としては50〜200℃(好ましくは100〜160℃)で、0.01〜24時間(好ましくは0.05〜4時間)程度加熱するのが好ましい。なお、上記の真空機能を備えた攪拌装置としては、公知の真空装置付攪拌装置を使用すればよく、具体的には、遊星式(公転/自転方式)攪拌脱泡装置やディスパー付脱泡装置等が挙げられる。また、真空脱泡を行う際の減圧の程度としては、10kPa以下が好ましく、3kPa以下がより好ましい。また、攪拌時間は攪拌装置や流動物の処理量によっても異なるが、概ね、0.5〜2時間程度が好ましい。脱泡処理により、シート内には実質的に気泡(ボイド)が存在せず、優れた光学的特性(透明性)を示す。例えば、後述の試験方法で測定されるシートのヘイズ値が好ましくは1.2%以下、より好ましくは0.9%以下を示す。
本発明の透明粘着シートは、特に、携帯電話機、携帯ゲーム機、カーナビゲーションシステム等の小型機器に搭載するフラットパネルディスプレイの前面多層構造部内の隣接する2つの層の接着に使用する場合、小面積サイズのシートに加工する必要があるが、量産性(生産効率)を考慮した場合、例えば、第1の支持体(ベースセパレーター)/上記A〜C成分を含む組成物の硬化物層(透明粘着シート)/第2の支持体(カバーセパレーター)の積層構成からなるロールを調製し、該ロールを展開しつつ、打抜き加工を施して製造するのが好ましい。
上記ロールは、例えば、第1の支持体に離型処理剤を塗布して離型処理を行う一方、上記A〜C成分を含む組成物の攪拌、真空脱泡を行い、該真空脱泡後の流動物を第1の支持体上に塗布(流延)し、熱処理してシート化し、その上に離型処理を施した第2の支持体を貼り合せた後、ロール状に巻き取ることで作製される。
第1及び第2の支持体の具体例としては、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル、エチレン−メタクリル酸コポリマーの分子間を金属イオン(Na、Zn2+等)で架橋したアイオノマー樹脂、EVA(エチレン・酢酸ビニルコポリマー)、PVC(ポリ塩化ビニル)、EEA(エチレン・エチルアクリレートコポリマー)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、ポリアミド、ポリブチラール、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂;ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリジエン系、塩ビ系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、フッ素系、塩素化ポリエチレン系、ポリノルボルネン系、ポリスチレン・ポリオレフィン共重合体系、(水添)ポリスチレン・ブタジエン共重合体系、ポリスチレン・ビニルポリイソプレン共重合体系などのゴム弾性を示す種々の熱可塑性エラストマー;ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンに熱可塑性エラストマーをブレンドしたもの等からなる単層のフィルム(シート)や、ポリオレフィン(ポリプロピレン(PP)又はポリエチレン(PE)等)/熱可塑性樹脂(例えば、EVA)/ポリオレフィン、ポリオレフィン(PP又はPE)+熱可塑性エラストマー/ポリオレフィン(PP又はPE)、PP/PE/PPなどの多層(積層)、ポリオレフィン+熱可塑性エラストマーのブレンド比を変えた複合系の多層(積層)等の多層(積層)のフィルム(シート)等が挙げられる。また、含浸紙、コート紙、上質紙、クラフト紙、布、アセテート布、不織布、ガラス布等が挙げられる。
第1及び第2の支持体に使用する離型処理剤としては、例えば、シリコーン系離型処理剤、フッ素系離型処理剤、長鎖アルキル系離型処理剤等を挙げることができ、中でも、シリコーン系離型処理剤が好ましく、硬化方法としては、紫外線照射や電子線照射等の硬化方法を用いるのが好ましい。さらに、シリコーン系離型処理剤の中でもカチオン重合性の紫外線硬化型シリコーン系離型処理剤が好ましい。カチオン重合性の紫外線硬化型シリコーン系離型処理剤は、カチオン重合型のシリコーン(分子内にエポキシ官能基を有するポリオルガノシロキサン)とオニウム塩系光開始剤を含む混合物であるが、オニウム塩系光開始剤がホウ素系光開始剤からなるものが特に好ましく、このようなオニウム塩系光開始剤がホウ素系光開始剤からなるカチオン重合性の紫外線硬化型シリコーン系離型処理剤を使用することで特に良好な剥離性(離型性)が得られる。カチオン重合型のシリコーン(分子内にエポキシ官能基を有するポリオルガノシロキサン)は、1分子中に少なくとも2個のエポキシ官能基を有するものであって、直鎖状のもの、分岐鎖状のものまたはこれらの混合物であってもよい。ポリオルガノシロキサンに含有されるエポキシ官能基の種類は特に制限されないが、オニウム塩系光開始剤によって開環カチオン重合が進行するものであればよい。具体的には、γ−グリシジルオキシプロピル基、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基、β−(4−メチル−3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピル基などが例示できる。かかるカチオン重合型のシリコーン(分子内にエポキシ官能基を有するポリオルガノシロキサン)は上市されており、市販品を使用することができる。例えば、東芝シリコーン社製のUV9315、UV9430、UV9300、TPR6500、TPR6501等、信越化学工業社製のX−62−7622、X−62−7629、X−62−7655、X−62−7660,X−62−7634A等、荒川化学社製のPoly200、Poly201、RCA200、RCA250、RCA251等を挙げることができる。
カチオン重合性のシリコーンの中でも下記の構造単位(A)〜(C)からなるポリオルガノシロキサンが特に好ましい。
Figure 2010095659


また、かかる構造単位(A)〜(C)からなるポリオルガノシロキサンにおいては、構造単位(A)〜(C)の組成比((A):(B):(C))が50〜95:2〜30:1〜30(mol%)であるものが特に好ましく、50〜90:2〜20:2〜20(mol%)であるものがとりわけ好ましい。なお、かかる構造単位(A)〜(C)からなるポリオルガノシロキサンはPoly200、Poly201、RCA200、X−62−7622、X−62−7629、X−62−7660として入手できる。
一方、オニウム塩系光開始剤としては、公知のものを特に制限無く使用できる。具体例としては、例えば、(R、ArN 、又は(R、(これらの式中、Rはアルキル基および/またはアリール基を、Arはアリール基を、Xは[B(C]、[B(C]、[B(CCF]、[(CBF]、[CBF]、[B(C]、BF 、PF 、AsF 、HSO 、またはClO 等を示す。)で表される化合物が挙げられるが、これの中でも、式中のXが[B(C]、[B(C]、[B(CCF]、[(CBF]、[CBF]、[B(C]又はBF である化合物(ホウ素系光開始剤)が好ましく、特に好ましくは(R[B(C](式中、Rは置換又は非置換のフェニル基を示す)で表わされる化合物(アルキルヨードニウム,テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート)である。なお、オニウム塩系光開始剤として、従来からアンチモン(Sb)系開始剤が知られているが、アンチモン(Sb)系開始剤を使用した場合、重剥離化が起こり、透明粘着シートをセパレーターから剥離しにくい傾向となる。
オニウム塩系光開始剤の使用量は特に制限されるものではないが、カチオン重合型のシリコーン(ポリオルガノシロキサン)100重量部に対して、0.1〜10重量部程度とするのが望ましい。使用量が0.1重量部より少ないと、シリコーン剥離層の硬化が不十分となるおそれがある。また使用量が10重量部より多いと、コスト面において実用的ではない。なお、カチオン重合型のシリコーン(ポリオルガノシロキサン)とオニウム塩系光開始剤を混合する際、オニウム塩系開始剤を有機溶剤に溶解または分散させてポリオルガノシロキサンに混合してもよい。有機溶剤の具体例としては、イソプロピルアルコール、n−ブタノール等のアルコール系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤;酢酸エチル等のエステル系溶剤などが挙げられる。
離型処理剤の塗布は、例えば、ロールコーター法、リバースコーター法、ドクターブレード法等の一般的な塗工装置を用いて行うことができる。離型処理剤の塗布量(固形分量)は特に限定はされないが、一般に0.05〜6mg/cm程度である。
また、本発明の透明粘着シートは、−30℃でのせん断貯蔵弾性率(G’)が6.0×10(Pa)以下、好ましくは5.5×10(Pa)以下を示す。せん断貯蔵弾性率(G’)は粘弾性体の硬さの指標として知られるが、本発明の透明粘着シートは、−30℃でのせん断貯蔵弾性率(G’)が6.0×10(Pa)以下であり、低温で剛直化しないため、氷点下の温度下でも高い粘着力を維持すると考えられる。また、−50℃におけるせん断貯蔵弾性率も6.0×10(Pa)以下である。そのため、低温での接着安定性が非常に優れていると考えられる。
また、例えば、携帯ゲーム機、デジタルビデオカメラ、カーナビゲーションシステム、小型音楽再生機、小型ビデオ再生機、携帯電話機等の可搬型画像表示機能付き機器に搭載する液晶ディスプレイ(LCD)において、液晶パネルに液晶画面上の表示を押さえることで機器を操作する、所謂、タッチパネル機構を付設する場合、透明電極層を形成したガラスやプラスチックフィルムに本発明の透明粘着シートを貼付することになるが、本発明の透明粘着シートはITO、TO(酸化錫)、ZnO(酸化亜鉛)、CTO(酸化錫カドミウム)等の透明導電性材料と接触しても該透明導電性材料を腐食させない、優れた非透明導電性材料腐食性(特に非ITO腐食性)を有するので、保護透明板と表示モジュールとの間にタッチパネルを介在させる場合に有利に作用する。
本発明の透明粘着シートの厚みは、フラットパネルディスプレイの種類等によっても異なるが、フラットパネルディスプレイの薄型化の点から、通常、1000μm以下、さらには500μm以下の厚みで使用される。ただし、厚みが薄すぎると、保護パネル上に形成された印刷部の段差吸収性の点で好ましくないため、厚みの下限は好ましくは10μm以上である。より好ましい厚みは15〜300μmであり、とりわけ好ましくは25〜250μmである。
なお、本発明の透明粘着シートは、基本的に無溶剤での作製が可能であり、低分子量で揮発性の高いオリゴマー成分やモノマー成分が少ないという特徴を有しており、そのため、近年、日常的に使用されるようになってきたフラットパネルディスプレイ搭載機器に使用しても、人体に与える悪影響が少ないという利点もある。
以下、実施例および比較例を示して、本発明をより具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されない。また、実施例及び比較例の粘着シートの物性評価(試験)は次の方法で行った。
[ヘイズ値]
厚さ175μmの粘着シートを50mm×25mmの大きさに切り取って試料片とし、これをガラス基板(松浪硝子社製 S−1111 商品名)に貼り合わせ、測定試料とした。ヘイズ値の測定は、ヘイズメーター(村上色彩研究所製 HM−150 商品名)を用い、装置の受光面側にサンプルが位置するように設置し、試料片のセパレーター(支持体)を剥離して、JIS K 7136に準拠して測定を行った。
[180°引き剥がし粘着力(対ガラス剥離力)]
厚さ175μmの粘着シートから、幅25mm、長さ100mmの試料片を切り取った。試料片のセパレーター(支持体)を剥がして、ガラス板(旭硝子社製PD200)に2kgローラーで1往復の貼り合せ条件にて圧着した後、24時間室温にて放置した。これを引張試験機に装着し、引張速度300mm/分で180°方向に剥がし、試料片の引き剥がし粘着力を測定した。
(実施例1)
A成分であるポリオキシアルキレン系重合体(数平均分子量:約20,000)、B成分であるヒドロシリル化合物及びC成分であるヒドロシリル化触媒が、A成分とB成分とが、B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の50%となる量比で配合され、かつ、C成分がA成分中のアルケニル基1モル当たり2×10−4モルとなる量で配合された組成物(株式会社カネカ製)を真空装置付攪拌装置(シーテック社製ミニダッポー)に投入し、真空状態(100Pa)で1時間攪拌して脱泡をおこなった。次いで、真空脱泡された組成物を室温下でロールコーターを用い、離型処理が施されたポリエステルフィルム(厚さ100μm)からなるベースセパレーター(支持体)上に、組成物の厚みが175μmになるように塗布(流延)した。加熱オーブンで130℃で10分間加熱することで硬化させ、こうして得られた硬化シートに、同様に離型処理が施されたポリエステルフィルム(厚さ100μm)からなるカバーセパレーター(剥離ライナー)を貼り合せることによって透明粘着シート(厚み:175μm)を得た。得られた透明粘着シートは透明性が高く(ヘイズ値:0.3%)、気泡の混入は見られなかった。また、この透明粘着シートの180°引き剥がし粘着力(対ガラス剥離力)を評価した。
(実施例2)
A〜C成分を含む組成物における、B成分であるヒドロシリル化合物の量を、B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の100%となる量に変更した以外は、実施例1と同様にして、透明粘着シートを作製した。
得られた透明粘着シートのヘイズ値は0.3%であった。そして、この透明粘着シートの180°引き剥がし粘着力(対ガラス剥離力)を評価した。
(実施例3)
A〜C成分を含む組成物における、B成分であるヒドロシリル化合物の量を、B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の150%となる量に変更した以外は、実施例1と同様にして、透明粘着シートを作製した。
得られた透明粘着シートのヘイズ値は0.3%であった。そして、この透明粘着シートの180°引き剥がし粘着力(対ガラス剥離力)を評価した。
(比較例1)
A〜C成分を含む組成物における、B成分であるヒドロシリル化合物及びA成分であるポリオキシアルキレン系重合体の量を、B成分のヒドロシリル基の総モル数とA成分のアルケニル基の総モル数が同数となるようにした以外は、実施例1と同様にして、透明粘着シートを作製した。
図3は実施例1〜3、比較例1の粘着シートの180°引き剥がし粘着力(対ガラス剥離力)の経時変化を示す。
図3から、実施例1〜3の粘着シートはガラス板に貼付してから24時間で急激に粘着力(剥離力)が増大し、その後も粘着力(剥離力)が増大することから、貼付してから24時間迄での粘着力(剥離力)の増大が最も少なかった実施例1でも、貼付してから150時間後には粘着力(剥離力)が10N/25mmに達している。これに対し、比較例1の粘着シートはガラス板に貼付してから150時間以上経過しても、粘着力(剥離力)が2N/25mmよりも小さく、粘着力(剥離力)が10N/25mmに達するためには1000時間以上の時間を要することが予想される。
本発明はフラットパネルディスプレイの保護透明板による保護効果及び視認性向上に寄与する。また、小型のフラットパネルディスプレイやタッチパネル付フラットパネルディスプレイにも対応でき、小型のフラットパネルディスプレイやタッチパネル付フラットパネルディスプレイにおける保護透明板による保護効果及び視認性向上に有利に作用する。
本発明の透明粘着シートにより保護透明板を液晶表示パネルに接着一体化した液晶表示装置の模式断面図である。 本発明の透明粘着シートにより液晶表示パネルに対してタッチパネル及び保護透明板を密着一体化させた液晶表示装置の模式断面図である。 粘着シートの対ガラス剥離力の経時変化を示す図である。
符号の説明
1 透明粘着シート
2 液晶表示パネル
3 保護透明板
4 タッチパネル
100、200 フラットパネルディスプレイ

Claims (7)

  1. 下記A〜C成分を含み、B成分のヒドロシリル基の総モル数がA成分のアルケニル基の総モル数よりも多く、かつ、B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の50%以上となる量比でA成分とB成分が配合された組成物の硬化物よりなることを特徴とするフラットパネルディスプレイ用透明粘着シート。
    A:1分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有するポリオキシアルキレン系重合体
    B:1分子中に平均2個以上のヒドロシリル基を有する化合物
    C:ヒドロシリル化触媒
  2. B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の80%以上である、請求項1記載の透明粘着シート。
  3. B成分の余剰のヒドロシリル基のモル数(B成分のヒドロシリル基の総モル数−A成分のアルケニル基の総モル数)がA成分のアルケニル基の総モル数の100%以上である、請求項1記載の透明粘着シート。
  4. フラットパネルディスプレイにおける、表示パネルと保護透明板からなるか、或いは、表示パネルと保護透明板の間にさらに他の機能層を少なくとも一層含んでなる表示面側多層構造部内の隣接する2つの層の接着に使用されるものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の透明粘着シート。
  5. 隣接する2つの層の少なくとも一方の層がガラス板である、請求項4記載の透明粘着シート。
  6. ガラス板からなる保護透明板と、表示パネルとの間に請求項1〜3のいずれか1項に記載の透明粘着シートを介在させて、保護透明板と表示パネルとを接着一体化してなる、フラットパネルディスプレイ。
  7. ガラス板からなる保護透明板と表示パネルとの間に、タッチパネルが挿入されており、タッチパネルの一方の最外層のガラス板と保護透明板との間、及び、タッチパネルの他方の最外層のガラス板と表示パネルとの間に請求項1〜3のいずれか1項に記載の透明粘着シートを介在させて、保護透明板、タッチパネル及び表示パネルを接着一体化してなる、フラットパネルディスプレイ。
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