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JP2010093422A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2010093422A
JP2010093422A JP2008259648A JP2008259648A JP2010093422A JP 2010093422 A JP2010093422 A JP 2010093422A JP 2008259648 A JP2008259648 A JP 2008259648A JP 2008259648 A JP2008259648 A JP 2008259648A JP 2010093422 A JP2010093422 A JP 2010093422A
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Abstract

【課題】フォーカスの合っている被写体を低解像度のビューファインダやディスプレイ等でも容易に確認でき、しかも、撮影時の操作性を向上させることが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】被写体の距離情報に基づき距離に応じて被写体を抽出し、また、合焦レンズの位置から得られた焦点距離及び絞りのF値に基づきフォーカス情報を算出する。そして、表示画面10上に被写体の画像を表示する。また、距離を軸とするグラフ上に、被写体の位置を示す被写体位置マークにフォーカス情報を付加した被写体距離グラフを表示する。更に、表示された被写体距離グラフ又は被写体の画像に対する操作に応じてフォーカス変更及び絞り調節を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、撮影時に被写体位置やフォーカス情報等を表示する技術に関するものである。
近年、ハイビジョンに代表されるように、映像の高解像度化が進み、それに伴って撮影時に精度よくフォーカスを合わせる要求が高まっている。しかし、カメラ用のビューファインダやデジタルスチルカメラ及びデジタル一眼レフカメラ等に搭載されているディスプレイ等の映像は、物理的な制約から高解像度化するのは困難である。
そこで、特許文献1に記載されているように低い解像度でも精度よくフォーカスを合わせるために、カメラの合焦レンズの位置と絞りのF値からフォーカス位置と被写界深度を算出し、撮影者に提示する方法が開示されている。
また、特許文献2にはフォーカス位置と被写界深度を、距離画像センサ等によって得られる距離画像とカメラのフォーカス情報を用いてフォーカスの合っている被写体を異なる色で表示する方法も提案されている。
ここで、距離画像センサとは、対象空間を撮影し、対象空間に存在する対象物までの距離を画素値とした画像を得ることが可能な測距センサで、このセンサによって得られる画像を距離画像と呼ぶ。特許文献3には、距離画像センサの方式として、測定物の表面を光ビームで走査し、測定物の基準面から走査することで変位した変位面までの距離を三角測量法によって測定する方式が提案されている。
特開平8−220419号公報 特開2007−86481号公報 特開平9−257418号公報
特許文献1及び2の方法では、フォーカスの合っている距離と被写界深度しか表示されないため、撮影範囲内のどの被写体にフォーカスが合っているのかが、低解像度のビューファインダやディスプレイでは確認しにくい。
本発明の目的は、フォーカスの合っている被写体を低解像度のビューファインダやディスプレイ等でも容易に確認でき、しかも、撮影時の操作性を向上させることが可能な撮像装置を提供することにある。
本発明は、被写体を撮影する撮像装置において、被写体の距離情報を検出する手段と、前記距離情報に基づき距離に応じて被写体を抽出する手段と、合焦レンズの位置から得られた焦点距離及び絞りのF値に基づきフォーカス情報を算出する手段と、表示画面上に、前記被写体の画像と、距離を軸とするグラフ上に表示された、前記抽出された被写体に基づいて作成された前記被写体の位置を示す被写体位置マークに前記フォーカス情報を付加した被写体距離グラフとを表示する表示手段と、前記表示された被写体距離グラフ又は前記被写体の画像に対する操作に応じてフォーカス変更及び絞り調節を行う手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、低解像度のビューファインダやディスプレイにおいても撮影範囲内の複数の被写体に対して、合焦範囲内に存在しているか否かを容易に確認することが可能となる。また、直感的な操作によってフォーカス変更や絞り調節を行うことができるため、撮影時の操作性が向上する。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る撮像装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。図中、1はレンズ系で、ズーミングを行う変倍レンズ、撮像素子2に合焦させるための合焦レンズ、開口度を調節する絞りを含むものとする。変倍レンズ、合焦レンズは図示しない駆動手段によって光軸方向を別々に移動することが可能である。絞りも図示しない駆動手段によって開口度を調節することが可能である。
4は変倍レンズの位置を検出し、ズーム倍率を算出するズーム倍率算出回路、5は絞りのF値を検出するF値検出回路、6は合焦レンズの位置から焦点距離を算出する焦点距離算出回路である。2は撮像素子である。撮像素子2はレンズ系1によって撮像面に結像された被写体画像を光電変換して撮像信号に変換する。撮像素子2にはCCDやCMOS等が用いられる。
カメラ信号処理回路3は撮像素子2から出力された撮像信号から輝度信号及び色信号を生成し、色補正、ガンマ補正等の信号処理を施す回路である。7は距離画像を生成する距離画像センサである。8はズーム倍率検出回路4、F値検出回路5、焦点距離算出回路6からカメラ情報を、距離画像センサ7から距離画像情報を取得し、被写体距離グラフを作成する被写体距離グラフ作成回路である。
被写体距離グラフ作成回路8は、カメラ情報及び距離画像情報を組み合わせ、距離を軸としたグラフ上に少なくとも一つの被写体の位置を示す被写体位置マーク及びフォーカス情報を付加した被写体距離グラフを生成する。画像合成回路9はカメラ信号処理回路3から得られた被写体画像に対して、被写体距離グラフをOSD(On Screen Display)表示した画像を生成し、生成された画像を表示装置10に表示する。
また、表示装置10には、タッチパネルディスプレイ等のユーザ操作を検知可能なものを使用し、その表示装置からのユーザ操作をコントローラ11が検出し、レンズ系1等に対して駆動命令を送る。その駆動命令に応じてレンズ系1内の変倍レンズ、合焦レンズ、絞りを駆動する。コントローラ11はタッチパネルディスプレイ上でのユーザ操作だけでなく、撮像装置に搭載されているボタンによるユーザ操作も同様に検出し、レンズ系1等に対して駆動命令を送る。
図2は本発明に係る距離情報表示の方法の一例を説明する図である。なお、図2は図1の表示装置10の表示画面上に表示された距離情報の一例を示す。図3は図2において被写体とカメラとの距離関係を示す図である。ここでは、一例として、図3に示すように撮像装置から5m離れた位置に人物、8m離れた位置にオブジェが存在するものとする。図3中では、人物にフォーカスが合っていてDOFfは前側被写界深度、DOFbは後側被写界深度を表しているものとする。
また、図1中、表示装置10は被写体画像及び被写体距離グラフを表示する。図2に示すように表示装置10の表示画面上において距離を示す距離軸15上に被写体距離情報とフォーカス情報を用いて被写体位置、フォーカス位置、被写界深度を示す被写体距離グラフを被写体画像と併せて表示する。
次に、被写体距離グラフの表示例を説明する。図2中の16は被写体距離グラフ上で被写界深度を表す被写界深度バンドである。この例の場合は、被写体としてオブジェと人物が撮影範囲内に入っているので、それぞれの位置を示す被写体位置マーク12、13が表示される。
この被写体位置マークは、被写体の寸法に応じて表示を変化させる。例えば、被写体位置マークを図中のようにバーを用いて表現した場合には、被写体の実際の高さと奥行きに比例させてバーの高さと幅を調節する。つまり、実際の被写体の寸法に比例して被写体距離グラフ上のバーの大きさが変わるため、被写体画像内の被写体と被写体距離グラフ上での被写体位置マークとの対応が取りやすくなる。
更に、被写体距離グラフ上にはフォーカス位置を示すフォーカス位置マーク14も表示される。以上のような被写体画像と被写体距離グラフの表示により、人物の被写体位置マークで示す距離にフォーカス位置マーク14が表示されるので、ユーザは人物にフォーカスが合っていることが一目で分かる。また、オブジェの被写体位置マーク12が被写界深度バンド16から外れているので、オブジェにはフォーカスが合っていないことも併せて知ることが可能である。従って、低解像度のビューファインダやディスプレイにおいても撮影範囲内の複数の被写体に対して、合焦範囲内に存在しているか否かを容易に確認することが可能となる。
次に、図4を用いて本実施形態の撮影を行う際の処理手順を説明する。図4は撮影時の処理手順の流れを示すフローチャートである。まず、撮影開始時にユーザが図示しない被写体距離グラフ表示ボタンを押下すると(S101)、被写体距離グラフ作成回路8は被写体距離グラフ作成処理を行う(S102)。この被写体距離グラフの作成処理の詳細は後述する。
次に、画像合成回路9は作成された被写体距離グラフと被写体画像を合成した画像を作成し(S103)、合成した画像を表示装置10に表示する(S104)。ユーザが図示しないシャッターボタンを半押しすると(S105)、コントローラ11の制御により図1中のレンズ系1内の合焦レンズを移動させて、撮影範囲内の被写体のいずれか一つに自動的にフォーカスを合わせる(S106)。この際、フォーカスを合わせる被写体はS102の被写体距離グラフ作成処理内で予め決定されているものとする。シャッターボタンの半押しが解除されずに(S107)、シャッターボタンが全押しされたら(S108)、撮影を行い(S109)、撮影を終了する。
また、S107においてユーザが所望している被写体にフォーカスが合っていない等して、シャッターボタンの半押しが解除されたら、撮影範囲内の他の被写体に合焦するようにフォーカス変更を行う(S110)。フォーカス変更が行われたら、被写体距離グラフの更新のために、再度S102の被写体距離グラフ作成処理を行う。ここで、シャッターボタンの半押しが解除された場合には、他の被写体にフォーカスを変更するのではなく、撮影範囲内の複数の被写体にフォーカスが合うようにレンズ系1内の合焦レンズと絞りを調節するようにしても良い。
以上の処理によって、ユーザはシャッターボタンの半押しと半押し解除を繰り返せば、所望の被写体にフォーカスを合わせることができ、その上でシャッターボタンを全押しすれば、所望の被写体にフォーカスが合った画像を撮影することが可能となる。また、フォーカス変更の際には、撮像装置から近い被写体から順にフォーカスを切り替えたり、逆に撮像装置から遠い被写体から順にフォーカスを切り替えても良い。他にも、人物の顔を認識し、人物被写体と判明した被写体のみに順次フォーカスを切り替えたり、複数の人物被写体が被写界深度内に収まるようにしても良い。人物の顔を認識した際の、被写体距離グラフの表示については後述する。
次に、図5を用いて被写体距離グラフを作成するための全体的な処理手順(図4のS102の処理)を説明する。被写体距離グラフの作成が開始されると、まず、S201において被写体距離グラフ作成回路8は距離画像センサ7から距離画像情報を取得し、S202で距離画像情報を用いて被写体を抽出する。ここまでの手順で、画像内の被写体毎の距離を求めることができる。
次に、S203において、S202で抽出した被写体の寸法を計測する。また、S204で合焦距離、焦点距離、F値を含むカメラ情報をズーム倍率検出回路4、F値検出回路5、焦点距離算出回路6からを取得し、S205でこれらカメラ情報を用いてフォーカス位置、被写界深度を算出する。その後、S206で判明した被写体距離、フォーカス位置等を基準にして被写体距離グラフの距離軸の縮尺を決定する。最終的にS207でこれまでに得た情報から被写体距離グラフを作成、表示する流れとなる。
次に、各手順の処理の詳細について説明する。図5のS201での距離画像情報に関しては、距離画像センサ7により得られた距離画像情報を取得する。ここで、距離画像は図2の説明と同じ撮影対象空間を例にすると、図6に示すような画像である。各画素の輝度値が距離値に置き換えられるため、距離に応じて輝度値が変化した画像が得られる。この例では、色が黒ければより撮像装置に近く、白くなるにつれて撮像装置から離れていることを示している。
この距離画像を用いれば、各距離に応じて被写体を抽出することが可能であるので、図5のS202ではこの距離画像を元に被写体を抽出する。図2及び図3を例に取れば、撮像装置からの距離値5mの値を持つ連続した画素の集合を一つの被写体と見なし、抽出する。但し、被写体には凹凸があるため、距離値が5mの画素のみを抽出するのではなく、距離値が5m前後の画素を抽出する。予め値を設定しておき、5mからその設定値前後の連続した画素は被写体に対応する画素と判断する。
例えば、設定値をs[m]とすると、(5−s)〜(5+s)[m]の距離値の連続した画素を抽出する。本実施形態の場合、距離値5m値を持つ被写体は人物に対応し、図7に示したような画像が抽出できる。同様の方法で、距離値8mの値を持つ人物の後方に存在する被写体(オブジェ)を抽出する。
被写体の抽出が終了したら、次に、図5のS203において、抽出した被写体の実寸法を計測する。本実施形態では、被写体の高さと奥行きをグラフ作成時に使用する。まず、被写体の高さを得る方法を図8を用いて説明する。図中、aは焦点距離、bは撮像素子上に投影される被写体画像の高さ、cは撮像装置から被写体までの距離、xは求めたい被写体の高さである。これらの距離値の関係は式(1)のように表すことができる。
焦点距離aは合焦レンズの位置を図1中の焦点距離算出回路6によって検出し、その検出結果から算出することができ、被写体像の高さbは撮像素子2上に形成される被写体像の画素数によって算出することができる。具体的には、撮像素子2の1画素あたりの寸法に被写体の占める画素数を乗算することによって求める。また、距離cは距離画像によって得ることができる。これら3つの値を使用してxを求めるには、式(1)を変形した式2によって求めることができる。
b/a=x/c …(1)
x=bc/a …(2)
被写体の奥行き方向の寸法に関しても、距離画像を用いて算出する。まず、抽出した被写体の距離値の最大値と最小値の差を算出する。この差は、被写体の前方のみの奥行きになるので、後方の奥行きを考慮し、算出した差を2倍した値を奥行き寸法とする。被写体の後方の寸法に関しては様々な物の形状をデータベースとして持ち、そのデータベースを元に被写体の後方を予測することで奥行き寸法を算出しても良い。
また、距離画像から分かる被写体表面の凹凸から基本的な図形((球、円柱、四角柱等)に当てはめることで、奥行き寸法を算出しても良い。更に、人物の顔を認識することによって、その被写体が人物だと判明した際には、人間の標準的な体型を考慮した奥行き寸法としても良い。人物の顔を認識した際の、被写体距離グラフの表示については後述する。
図5のS204では、上述のようにカメラ情報として、ズーム倍率算出回路4からズーム倍率、F値検出回路5からF値、焦点距離算出回路6から焦点距離を取得する。
図5のS205では、S204で取得したカメラ情報を元にフォーカス位置及び被写界深度を算出する。まず、フォーカス位置に関しては焦点距離より算出する。被写界深度に関してはズーム倍率、F値より前側被写界深度DOFf、後側被写界深度DOFbを算出する。ズーム機能がない場合にはF値より算出する。
図5のS206では、被写体距離を元に距離軸の縮尺を決定する。縮尺の決定方法としては、抽出した被写体の内、最も近い被写体と最も遠い被写体が範囲内に収まるように縮尺を決定する。こうすることで、抽出した被写体が全て距離軸内に入るように表示することができる。例えば、1m、5m、9mの位置に被写体が存在した場合、図9に示すように、被写体距離グラフ内に抽出できた被写体の位置マークが全て収まるように軸の縮尺を決定する。
距離軸の縮尺を決定する際には、被写体位置マークのバーの幅を考慮して、縮尺に1mの余裕を持たせる。図9の例では、距離軸の最小値を1mではなく0m、最大値を9mではなく10mとしている。また、縮尺に関してはユーザが表示範囲を指定できるようにしても良い。
最後に、図5のS207において、これまで取得、算出した情報を元に被写体距離グラフを作成する。この際、図5のS206で決定した距離軸の縮尺を基準に被写体の高さと奥行きに応じて被写体位置マークのバーの高さと幅を調節する。図10に示すように被写体の高さが被写体位置マーク13の高さh、被写体の奥行きが被写体位置マーク13の幅dに相当するように被写体位置マーク13の大きさを決定する。
具体的には、図5のS206で決定した距離軸の縮尺が、表示装置における50画素で1mに相当し、被写体の実寸法が高さ1.7m、奥行き0.2mだとすると、hは50×1.7=85画素、dは50×0.2=10画素の大きさとなる。被写体位置マークの大きさが決定したら、距離画像から得られた被写体距離を元に被写体位置マークを距離軸上に配置する。更に、この被写体位置マークと併せて図5のS205で算出したフォーカス位置と前側被写界深度及び後側被写界深度を距離軸に合わせてフォーカス位置マーク、被写界深度バンドを使用して表示する。
また、最近は人物の顔を認識し、人物の顔に優先的にフォーカスを合わせる等、顔認識に関連する技術が多く提案されている。これに関連して、本発明においては顔認識技術を用いて人物被写体を認識できた場合には、人物に対応する被写体位置マークを強調表示するモードを設けることも可能である。人物被写体を強調するモードがONの時には、図11に示すように人物の被写体位置マークのみを表示し、人物以外の被写体位置マークは表示しない。
更に、本発明では図12に示すように被写体画像においても被写界深度内に存在する被写体をエッジ強調によって強調表示しても良い。
次に、ユーザ操作に対する撮像装置の駆動について説明する。本発明に係る距離情報表示機能付き撮像装置は、表示された被写体距離グラフに対してユーザによる変更操作が行われた場合には、それに合わせて撮像装置を駆動する。例えば、図1の表示装置10にタッチパネルが用いられている場合、フォーカス変更を行う際には図13に示すようにフォーカス位置マークをタッチペンによってドラッグし、ユーザが任意の距離にフォーカス位置マークを合わせる。
このタッチパネルに対する入力を、図1のコントローラ11が検出し、駆動命令を図1のレンズ系1に送る。それを受けたレンズ系1が駆動命令に応じてレンズの移動や絞りの調節を行う。今の場合は、フォーカス変更なので図1のレンズ系1の合焦レンズをユーザがフォーカス位置マークを合わせた距離に応じて移動させる。また、上記操作によってフォーカス変更が行われた際には、フォーカス位置マーク以外にも図14に示すように表示もそれに合わせて変更する。
この場合には、被写界深度バンドの表示変更と、被写界深度内の被写体の強調表示を変更する。また、フォーカス変更を行う際には、図15に示すように被写体画像内の被写体を直接タッチして選択することによって、選択した被写体へフォーカスを合わせるようにしても良い。この場合にも、フォーカス変更動作後には、図14に示すように被写体距離グラフの表示変更を行う。
また、複数の被写体を一度に選択し、それらの被写体を被写界深度内に収めたいような場合には、図16に示すようにタッチペンで被写界深度内に収めたい被写体を囲むことによって行う。ここでの撮影範囲内の被写体(人物A、B、Cやオブジェ)の距離関係は図17に示す通りである。この場合も、フォーカス変更時と同じようにコントローラ11がレンズ系1に駆動命令を送り、レンズ系1がそれに応じて合焦レンズの移動と絞りの調節を行い、フォーカス位置と被写界深度を変更する。
今の場合、図16中の人物AとBが被写界深度内に収まるようにフォーカス位置変更と被写界深度変更を行う。ここで、被写体選択の際にどの被写体が選択されたかは、囲んだ部分に含まれる被写体の画素数によって判断する。例えば、囲った部分に被写体の全画素の内、80%の割合の画素が含まれていれば選択状態とする。この割合はその他の値を用いても良いし、ユーザが自由に変更できるようにしても良い。もしくは、囲んだ範囲内に被写体の画素が一部でも含まれれば、それを選択状態にしても良い。但し、被写体画像内の被写体を直接選択する方法では、人物A、Bだけにピントを合わせ、他はぼかした画像を得たい場合に問題が生じる。
例えば、被写体の距離関係は変わらずに人物Cが図18に示すように立っている場合には、人物Cも選択されてしまう。そこで、本発明は被写体の選択を被写体距離グラフ上でもできるようにする。被写体の選択をする際に、被写体画像上で選択する被写体モードと、被写体距離グラフ上で選択する距離軸モードを設け、ユーザが選択したモードに応じて被写体の選択方法を変更する。
上記で既に説明した被写体選択方法が被写体画像上で選択する被写体モードで、距離軸モードでは、人物A、Bを被写界深度内に収めたい場合、図19に示すように人物A、Bに対応する被写体位置マークを囲む。これによって、人物Cは距離軸上ではオブジェの後方のため、人物Cが選択されなくなる。距離軸モードでは、先に説明したフォーカス変更は被写体位置マークをタッチすることによって行っても良い。本実施形態の被写体選択モードの変更は、図19の右上に示すように表示装置10にユーザが選択中のモードを併せて表示し、図20に示すようにモードが表示されている部分をタッチすることによって対応するモードに変更する。
以上で説明したタッチパネル上での操作は、タッチペンではなく、例えば、ユーザの指等によるものでも良い。以上のように直感的な操作によってフォーカス変更や絞り調節を行うことができるため、撮影時の操作性が向上する。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸しない範囲で様々な応用が可能である。例えば、以上の実施形態では、被写体距離情報を距離画像センサを用いて得ているが、カメラの合焦レンズを移動させながら被写体にフォーカスが合った距離を順次調べていくことで被写体距離を求めても良い。この場合には、フォーカスが合った時に画像出力信号の高域空間周波数成分が増大する性質を利用する。
距離軸の縮尺の決定方法としては、フォーカス位置を中心としてユーザが指定した距離範囲が収まるように縮尺を決定したり、被写界深度が表示範囲内に収まるように縮尺を決定するようにしても良い。
また、フォーカス位置を示す際に、フォーカス位置マークを使用しているが、フォーカスの合っている被写体の被写体位置マークを他の被写体位置マークとは色を変えて表示することによってフォーカス位置を表示しても良い。
更に、被写体位置マークはバーを使用して表示するようにしているが、それ以外の形状をマークとして使用しても良いし、実際の被写体の凹凸を被写体位置マークにも反映させて表示しても良い。
被写体画像における被写界深度内の被写体の強調表示に関しては、図21に示すように被写界深度内の被写体を枠で囲って表示しても良い。
人物の被写体位置マークの強調表示に関しては、図22(a)に示すように人物の被写体位置マークを他の人物以外の被写体位置マークとは色を変えて区別して強調表示しても良い。他にも、図22(b)に示すように人物の被写体位置マークに人物であることを示すようなマークを表示することによって強調表示しても良い。ここで、図22における被写体の位置関係は図11と同じものである。
被写体距離グラフの表示に関しては、被写体画像にOSD表示するのではなく、図23に示すように表示装置の表示画面を分割し、一方の画面に被写体画像、もう一方の画面に被写体距離グラフを表示しても良い。
また、フォーカス変更を行う際等のユーザ操作の入力手段として、タッチパネルを用いているが、撮像装置に搭載されているボタンを操作することによる入力等、ユーザ操作の入力手段は限定されるものではない。
本発明に係る撮像装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明に係る距離情報表示の一例を説明する図である。 カメラと被写体との距離関係の一例を示す図である。 撮影時の処理手順の流れを示すフローチャートである。 被写体距離グラフの作成手順の流れを示すフローチャートである。 距離画像の一例を示す図である。 距離画像から抽出した被写体の一例を示す図である。 被写体の実寸法を算出する方法を説明する図である。 距離軸の縮尺を決定する方法を説明する図である。 被写体位置マークの高さと幅を決定する方法を説明する図である。 人物の顔を認識した際の被写体距離グラフの表示例を説明する図である。 被写体画像の被写界深度内に存在する被写体を強調表示する例を説明する図である。 フォーカス変更を行う際のユーザ操作の一例を説明する図である。 フォーカス変更を行った後の被写体距離グラフの表示変更を説明する図である。 フォーカス変更を行う際のユーザ操作の他の例を説明する図である。 複数の被写体を選択する際のユーザ操作の一例を説明する図である。 被写体の距離関係を説明する図である。 被写体モードにおける選択方法の問題点を説明する図である。 表示装置に選択モードを合わせて表示する例を示す図である。 図19の選択モード表示をタッチすることによって選択モードを変更する例を説明する図である。 被写体画像の被写界深度内に存在する被写体を強調表示する他の例を説明する図である。 人物の被写体位置マークを強調表示する際の例を説明する図である。 被写体画像と被写体距離グラフを分割して表示する際の表示例を説明する図である。
符号の説明
1 レンズ系
2 撮像素子
3 カメラ信号処理回路
4 ズーム倍率算出回路
5 F値検出回路
6 焦点距離算出回路
7 距離画像センサ
8 被写体距離グラフ作成回路
9 画像合成回路
10 表示装置
11 コントローラ
12 オブジェの被写体位置マーク
13 人物の被写体位置マーク
14 フォーカス位置マーク
15 距離軸
16 被写界深度バンド

Claims (11)

  1. 被写体を撮影する撮像装置において、
    被写体の距離情報を検出する手段と、
    前記距離情報に基づき距離に応じて被写体を抽出する手段と、
    合焦レンズの位置から得られた焦点距離及び絞りのF値に基づきフォーカス情報を算出する手段と、
    表示画面上に、前記被写体の画像と、距離を軸とするグラフ上に表示された、前記抽出された被写体に基づいて作成された前記被写体の位置を示す被写体位置マークに前記フォーカス情報を付加した被写体距離グラフとを表示する表示手段と、
    前記表示された被写体距離グラフ又は前記被写体の画像に対する操作に応じてフォーカス変更及び絞り調節を行う手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記被写体距離グラフは、前記表示画面上に前記被写体画像に合成して表示されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記被写体距離グラフは、前記表示画面の分割された一方の画面に表示され、前記被写体画像は、前記分割されたもう一方の画面に表示されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記抽出された被写体の寸法を計測する手段を有し、前記被写体位置マークは前記被写体の寸法に応じて表示を変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記フォーカス情報は、フォーカス位置を示すフォーカス位置マークと、被写界深度を示す被写界深度バンドであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 被写体として人物を認識した場合、人物の被写体位置マークは表示すると共に人物以外の被写体位置マークは表示しない、もしくは人物に対応する被写体位置マークを強調表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記被写体距離グラフの距離軸は、最も近い被写体と最も遠い被写体が収まるように、もしくはフォーカス位置を中心としてユーザから指定された距離範囲が収まるように、もしくは被写界深度が収まるように縮尺を決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記被写体の画像のうち被写界深度内の被写体を強調表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記表示画面に表示された前記被写体距離グラフのフォーカス位置又は前記被写界深度に対する操作に応じて前記フォーカス位置及び絞りを調節することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  10. 前記表示画面がタッチパネルディスプレイであった場合、前記被写体距離グラフの被写体位置マークを前記タッチパネルディスプレイ上で触れる、
    もしくは前記被写体位置マークを前記タッチパネルディスプレイ上で囲んで範囲を選択する操作に応じて前記フォーカス変更及び絞り調節を行うことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記表示画面がタッチパネルディスプレイであった場合、前記被写体の画像を前記タッチパネルディスプレイ上で触れる、
    もしくは前記被写体の画像を前記タッチパネルディスプレイ上で囲んで範囲を選択する操作に応じて前記フォーカス変更及び絞り調節を行うことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
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