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JP2010093218A - 感光性組成物および基板の加工基板の製造方法。 - Google Patents

感光性組成物および基板の加工基板の製造方法。 Download PDF

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JP2010093218A
JP2010093218A JP2009030333A JP2009030333A JP2010093218A JP 2010093218 A JP2010093218 A JP 2010093218A JP 2009030333 A JP2009030333 A JP 2009030333A JP 2009030333 A JP2009030333 A JP 2009030333A JP 2010093218 A JP2010093218 A JP 2010093218A
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photosensitive composition
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substrate
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polymerizable monomer
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JP2009030333A
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Akira Hatakeyama
晶 畠山
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Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

【課題】モールドの凹凸追随性が良好で熱処理時の膜厚減少が小さい、良好な形状のレジストパターンが得られる感光性組成物を提供する。
【解決手段】少なくとも、1分子中に、以下の重合性モノマー(A)を0.01〜99.99質量%、1官能以上の重合性モノマー(B)(重合性モノマー(A)に相当するものを除く)を0〜98質量%、光重合開始剤を0.1〜15質量%含有する感光性組成物であって、
前記重合性モノマー(A)は、1分子中に、1種類以上のエチレン性不飽和二重結合を有する官能基Xと、1種類以上の官能基Yを有し、下記露光条件で露光した時の反応率が、官能基Xは50%以上、官能基Yは50%未満であり、かつ下記露光条件で露光した後、さらに、200℃で30分間熱処理した後の官能基Xおよび官能基Yの反応率が共に80%以上である、感光性組成物。
露光条件:重合性官能基として、1種類の官能基のみを有する重合性モノマー100質量部に対して、光重合開始剤として2、2−ジメトキシ−1、2ジフェニルエタン−1−オンを5質量部添加した組成物を基板上に乾燥膜厚が6μmになるように塗布した塗膜を高圧水銀灯で100mJ/cmの条件で露光する。
【選択図】なし

Description

本発明は、レジストパターンが形成された加工基板を製造するための、感光性組成物に関する。さらに本発明は、該基板を製造するための製造方法に関する。特に光ナノインプリント法を用いてレジストパターンが形成された加工基板を製造するための、感光性組成物に関する。
ナノインプリント法は、凹凸のパターンを形成した金型原器(一般的にモールド、スタンパ、テンプレートと呼ばれる)を、レジストにプレスして力学的に変形させて微細パターンを精密に転写する技術である。モールドを一度作製すれば、ナノ構造が簡単に繰り返して成型できるため経済的であるとともに、有害な廃棄・排出物が少ない加工技術であるため、近年さまざまな分野への応用が期待されている。
ナノインプリント法には、被加工材料として熱可塑性樹脂を用いる熱ナノインプリント(非特許文献1参照)と、光硬化性組成物を用いる光ナノインプリント(非特許文献2)の2通りが提案されている。
熱ナノインプリントの場合、ガラス転移温度以上に加熱した高分子樹脂にモールドをプレスし、冷却後にモールドを離型することで微細構造を基板上の樹脂に転写する。例えば、特許文献1および特許文献2には、熱可塑性樹脂を用いて、ナノパターンを安価に形成するナノインプリントの方法が開示されている。
一方、光ナノプリントの場合、液体状の光硬化性組成物に透明モールドを圧着させた状態で露光して光硬化性組成物を光硬化させた後、モールドを離型する。光ナノインプリント方式の場合、室温でのインプリントが可能であるという利点があるため、様々な方面への応用が期待されている。例えば、特許文献3および特許文献4には、熱可塑性樹脂を用いて、ナノパターンを安価に形成するナノインプリントの方法が開示されている。
ここで、光ナノプリントは、通常以下の方法で製造される。
〔1〕シリコーンウエハ、石英、ガラス、フィルムや他の材料、例えばセラミック材料、金属または、ポリマー等の基板上に液体状の感光性組成物を数十nm〜数μm程度の膜厚で塗布する。
〔2〕この上に数十nm〜数十μmのパターンサイズの微細な凹凸を有するモールドを押しつけて加圧する。
〔3〕加圧した状態で光照射して感光性組成物を硬化させる。
〔4〕硬化した塗膜からモールドを離型し、基板上に形成されたレジストパターンを得る。
〔5〕レジストパターンが形成された基板を加熱処理して硬化反応を完了させる。
このような工程で製造される光ナノプリントでは感光性組成物がモールドの精密な凹凸に追随してモールドの形状を正確に写し取ることが必要である。感光性組成物がモールドの凹凸に追随できないと得られたレジストパターンの形状がモールドの凹凸の形状と異なることになり具合が悪い。このためには感光性組成物の粘度が低いことが必要である。
一般に感光性組成物を構成する従来のモノマーには1官能モノマー、2官能モノマー、3官能以上のモノマーがあるが、感光性組成物の粘度を低減させるために、1官能モノマーの比率を上げることが有効である。
ところが、1官能モノマーの比率の高い感光性組成物は、一般に上記熱処理で膜厚が減少するという問題がある。これは、1官能モノマーは架橋できる反応点が少ないため、露光後硬化物の網目構造に組み込まれていない分子が2官能モノマーや3官能以上のモノマーに比べて多いため、加熱時に揮散しやすく、この結果この比率の高い感光性組成物では膜厚減少が大きくなると考えられる。
逆に、1官能モノマーの比率を低下させて、2官能モノマーと3官能以上のモノマーの比率を上げると熱処理時の膜厚減少は小さくなる。しかし、2官能モノマーや3官能以上のモノマーの比率を上げると感光性組成物の粘度が高くなり、モールドの凹凸への追随性が悪化し、得られたレジストパターンの形状が不良になる可能性が高いという問題がある。
さらに、2官能モノマーと3官能以上のモノマーの比率が高い感光性組成物の場合、露光時の硬化収縮が大きくなり、露光後の基板のソリが大きくなったり、モールドパターンと基板の間の接着性が不充分になったりする場合がある。以上のように、従来のモノマーを使用する限り、低粘度と硬化収縮に伴う基板のソリや接着性を両立することはできなかった。
露光時の硬化収縮を小さくして、露光後の基板のソリと接着性を改良する手段が検討されている。
例えば、特許文献5には感光性組成物にスピロオルソエステル化合物を添加する方法が記載されている。しかし、この方法では露光後のスピロオルソエステル化合物の硬化反応が充分でなく、加熱時の膜厚減少を充分改良できない。
以上のように、従来の技術では、感光性組成物のモールドの凹凸追随性、露光後の基板のソリと接着性、熱処理時の膜厚減少をすべて満足することはできなかった。
米国特許第5772905号 米国特許第5956216号 米国特許第5259926号 特表2005−527110号公報 特開平7−64281号公報
S.Chou et al.:Appl.Phys.Lett.Vol.67,114,3314(1995) M.Colbun et al,:Proc.SPIE,Vol.676,78(1999)
本発明は、上記課題を解決することを目的とするものであって、モールドの凹凸追随性が良好で熱処理時の膜厚減少が小さい、良好な形状のレジストパターンが得られる感光性組成物を提供することである。
上記課題のもと、本願発明者が鋭意検討を行った結果、露光によって重合しにくく、加熱によって重合しやすい官能基を有する重合性モノマーを採用することにより、上記課題を解決しうることを見出した。具体的には、以下の手段により、上記課題を解決しうることを見出した。
(1)少なくとも、1分子中に、以下の重合性モノマー(A)を0.01〜99.99質量%、1官能以上の重合性モノマー(B)(重合性モノマー(A)に相当するものを除く)を0〜98質量%、光重合開始剤を0.1〜15質量%含有する感光性組成物であって、
前記重合性モノマー(A)は、1分子中に、1種類以上のエチレン性不飽和二重結合を有する官能基Xと、1種類以上の官能基Yを有し、下記露光条件で露光した時の反応率が、官能基Xは50%以上、官能基Yは50%未満であり、かつ下記露光条件で露光した後、さらに、200℃で30分間熱処理した後の官能基Xおよび官能基Yの反応率が共に80%以上である、感光性組成物。
露光条件:重合性官能基として、1種類の官能基のみを有する重合性モノマー100質量部に対して、光重合開始剤として2、2−ジメトキシ−1、2ジフェニルエタン−1−オンを5質量部添加した組成物を基板上に乾燥膜厚が6μmになるように塗布した塗膜を高圧水銀灯で100mJ/cmの条件で露光する。
(2)前記官能基Yがエチレン性不飽和二重結合を有することを特徴とする(1)に記載の感光性組成物。
(3)重合性モノマー(A)の含量が10〜99質量%であることを特徴とする(1)または(2)に記載の感光性組成物。
(4)重合性モノマー(B)の含量が70質量%以下であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の感光性組成物。
(5)前記官能基Yの個数が1〜10である、(1)〜(4)のいずれか1項に記載の感光性組成物。
(6)前記官能基Xの個数が1であり、前記重合性モノマー(B)が有する官能基の個数が1〜10である、(1)〜(4)のいずれか1項に記載の感光性組成物。
(7)前記官能基Xが(メタ)アクリル酸エステル基である、(1)〜(6)のいずれか1項に記載の感光性組成物。
(8)前記官能基Yがアリルエステル基、ビニルエーテル基、アリルエーテル基、プロパルギルエーテル基、プロパルギルエステル基、シクロヘキセニル基、シクロペンテニル基、ジシクロペンテニル基、スチリル基、エポキシ基、オキセタン基、アルコキシリル基およびイソシアネート基から選ばれる、(1)〜(7)のいずれか1項に記載の感光性組成物。
(9)重量平均分子量が1000以上の高分子の含有量が10質量%以下である、(1)〜(8)のいずれか1項に記載の感光性組成物。
(10)非反応性の有機溶剤の添加量が10質量%以下である、(1)〜(9)のいずれか1項に記載の感光性組成物。
(11)(1)〜(10)のいずれか1項に記載の感光性組成物を用いることを特徴とする、加工基板の製造方法。
(12)下記〔工程1〕〜〔工程4〕を含む、加工基板の製造方法。
〔工程1〕基板と、所望のレジストパターンの反転パターンを表面に有するモールドとを組み合わせて、前記基板の表面と前記モールドのパターン面との間に、(1〜10のいずれか1項に記載の感光性組成物を挟持させる工程
〔工程2〕露光により、前記感光性組成物中の重合性モノマーを重合させて基板上にレジストパターンを形成させる工程
〔工程3〕モールドをレジストパターンが形成された基板から剥離する工程
〔工程4〕レジストパターンが形成された基板を100℃以上の温度で5分間以上熱処理する工程
(13)(1)〜(10)のいずれか1項に記載の感光性組成物を硬化させてなる硬化物。
(14)(12)に記載の基板の製造方法により得られる基板。
本発明により、モールドの凹凸追随性が良好で熱処理時の膜厚減少が小さい、良好な形状のレジストパターンが得られる感光性組成物を提供することが可能になった。
以下において、本発明の内容について詳細に説明する。尚、本願明細書において「〜」とはその前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味で使用される。
本発明における重合性単量体は、オリゴマーおよびポリマーと区別され、重量平均分子量が1,000以下の化合物をいう。本明細書中において、“重合性基”は重合に関与する基をいう。
また、本発明でいうナノインプリントとは、およそ数十nmから数十μmのサイズのパターン転写をいい、ナノオーダーのものに限定されるものではない。
本発明の感光性組成物は、少なくとも、重合性モノマー(A)を0.01〜99.99質量%、1官能以上の重合性モノマー(B)(重合性モノマー(A)に相当するものを除く)を0〜98質量%、光重合開始剤を0.01〜15質量%含有する感光性組成物であって、重合性モノマー(A)は、1分子中に、1種類以上のエチレン性不飽和二重結合を有する官能基Xと、1種類以上の官能基Yとを有し、下記露光条件で露光した時の官能基Xの反応率が50%以上、官能基Yの反応率が50%未満であり、かつ、下記露光条件で露光した後、さらに、200℃で30分間熱処理した後の官能基Xおよび官能基Yの反応率が共に80%以上であることを特徴とする。
露光条件:重合性官能基として、1種類の官能基のみを有する重合性モノマー100質量部に対して、光重合開始剤として2、2−ジメトキシ−1、2ジフェニルエタン−1−オンを5質量部添加した組成物を基板上に乾燥膜厚が6μmになるように塗布した塗膜を高圧水銀灯で100mJ/cmの条件で露光する。
以下、本発明の感光性組成物について、詳細に説明する。
重合性モノマー(A)
本発明に用いられる重合性モノマー(A)について述べる。本発明の重合性モノマー(A)は1分子中に1種以上のエチレン性不飽和二重結合を有する官能基Xと、1種類以上の官能基Yを持つ重合性多官能モノマーである。
官能基Xは、下記露光条件で露光した時の反応率が50%以上で、その後200℃で30分間熱処理した後の反応率が80%以上であるエチレン性不飽和二重結合を有する官能基である。
反応率の測定方法:官能基として、1種類の官能基のみを有する重合性モノマー100質量部に対して、光重合開始剤として2、2−ジメトキシ−1、2ジフェニルエタン−1−オンを5質量部添加した組成物を用いて以下の方法で測定する。
(1)基板上に乾燥膜厚が6μmになるように組成物を塗布する。ここでの膜厚は、完全に、6μmである必要はなく、誤差(例えば、6.0±0.1μm)を含んでいてもよい。ここで、重合性モノマーおよび重合開始剤を添加した組成物は、必要に応じて有機溶剤を含んでいてもよい。有機溶剤を含んでいる場合、塗布後乾燥して有機溶剤を揮散させ、その後、露光する。露光時の溶剤含有量は組成物の1質量%以下にすることが必要である。
(2)試料を高圧水銀灯で露光量100mJ/cmの条件で露光する。露光量は照度と露光時間の積である。照度は例えば照度計 C6080−13型(浜松ホトニクス(株)製)を用いて測定することができる。
なお、露光時は試料を窒素ガスでパージすることが必要である。窒素ガスパージは、雰囲気ガス中の酸素分率が1体積%以下の状態に試料を1分以上保持することが必要である。
(3)試料を200℃で30分間熱処理する。熱処理の具体的方法は、試料を200±5℃の空気恒温槽に30±0.5分間保持する。空気恒温槽としては、例えばヤマト科学(株)製空気恒温槽Constant temperature Oven DN43Hを用いることができる。
官能基Xは、1分子中に、1種類のみ含まれていても、2種類以上含まれていてもよい。
官能基Xは、(メタ)アクリル酸エステル基が好ましい。
1分子中の官能基Xの個数に制限はないが、通常2以下であり、好ましくは1である。官能基Xの個数が3以上になると、露光時の硬化収縮が大きくなる傾向にあり、基板のソリが発生しやすくなり、接着性が悪化しやすくなるといった問題が生じる場合がある。
官能基Yは、上記露光条件で露光した時の反応率が50%未満で、その後200℃で30分間熱処理した後の反応率が80%以上である官能基である。反応率の測定には官能基Xのところで説明した方法を用いることができる。官能基Yは、上記条件で露光した時の反応率が40%未満で、その後200℃で30分間熱処理した後の反応率が80%以上であるものが好ましい。特にこの条件を満たすエチレン性不飽和二重結合を有する官能基であることが、より好ましい。
官能基Yは、1分子中に、1種類のみ含まれていても、2種類以上含まれていてもよい。好ましくは、1〜8種類であり、より好ましくは、1〜5種類であり、さらに好ましくは、1または2種類である。
官能基Yの具体例としては、アリルエステル基、アリルエーテル基、プロパルギルエーテル基、プロパルギルエステル基、ビニルエーテル基、シクロヘキセニル基、シクロペンテニル基、ジシクロペンテニル基、スチリル基、エポキシ基、オキセタン基、アルコキシリル基、イソシアネート基等が挙げられ、アリルエステル基、アリルエーテル基、ビニルエーテル基、エポキシ基、イソシアネート基が好ましく、アリルエステル基、アリルエーテル基がより好ましい。
官能基Yの個数の合計にも特に制限はないが、通常は1〜10、好ましくは2〜6である。官能基Yの個数が10を超えると感光性組成物の粘度が大きくなり過ぎるという問題が生じる場合がある。逆に0の場合、重合後のレジストパターンの強度や耐熱性に問題が生じる場合がある。
露光後および加熱後の官能基の反応率は以下の方法で測定する。
フーリエ変換型赤外分光装置(FT−IR)を用い官能基の吸収ピークの面積を求める。吸収ピークの位置は官能基の種類ごとに適切なものを選定する。たとえばC=C結合の反応率は、アクリロイル基のC=C−H伸縮に伴う810cm−1におけるピーク強度を、エポキシ基の反応率はエポキシ環の環伸縮に伴う910cm−1のピーク強度を、イソシアネート基はイソシアネートの伸縮振動に伴う2200cm−1のピーク強度を選択すればよい。
硬化前(モノマー液)のピーク強度を100、ベースラインを0として、測定値の強度から反応率を算出することができる。
以下に、各種官能基の上記露光条件で露光した場合の反応率、および露光後さらに加熱した後の反応率を以下に示す。
Figure 2010093218
Figure 2010093218
以下に、本発明で用いることのできる重合性モノマー(A)の好ましい例を例示するが、本発明がこれらに限定されるものではないことは言うまでもない。
Figure 2010093218
Figure 2010093218
Figure 2010093218
Figure 2010093218
本発明の感光性組成物は、重合性モノマー(A)を、0.01〜99.99質量%の範囲で含むが、10〜99質量%の範囲で含むことが好ましい。重合性モノマー(A)の添加割合が少なすぎると、モールドの凹凸追随性、熱処理時の膜厚減少、良好な形状のレジストパターン、露光後の基板のソリ発生、レジストパターンと基板間の接着性といった性能のいずれかにおいて劣る傾向にある。逆に、重合性モノマー(A)の添加割合が多すぎると、光重合開始剤などの他の構成成分の含量が少なくなりすぎて、硬化不良などの不都合を生じる場合がある。
重合性モノマー(A)の分子量は150〜1000であることが好ましく、200〜500であることがより好ましい。分子量が150より小さいと臭気の問題が発生しやすく、1000を超えると感光性組成物の粘度が大きくなり不都合が生じる場合がある。
重合性モノマー(B)
本発明に用いられる重合性モノマー(B)について述べる。重合性モノマー(B)は、重合性モノマー(A)に相当する化合物以外の、1官能以上の重合性モノマーである。重合性モノマー(B)が有する官能基の種類については特に制限はないが、好ましくは、1分子中に1種以上のエチレン性不飽和二重結合を有する官能基をもつ重合性モノマーであり、より好ましくは(メタ)アクリロイル基である。
重合性モノマー(B)は、1分子中に、官能基を、1種類のみ含んでいても、2種類以上含んでいてもよい。
1分子中の官能基の個数に制限はないが、通常1〜10であり、好ましくは1〜8である。
重合性モノマー(B)の第一の例として、アクリレートモノマーまたはメタクリレートモノマーが挙げられ、これらの具体例は、特開2008−19292号公報の段落番号0045〜0084に記載されている。
重合性モノマー(B)の第二の例として、アリルエステル基、ビニルエーテル基、アリルエーテル基、プロパルギルエーテル基、プロパルギルエステル基、シクロヘキセニル基、シクロペンテニル基、ジシクロペンテニル基、スチリル基、エポキシ基、オキセタン基、アルコキシリル基およびイソシアネート基等の官能基を含む重合性モノマーが挙げられる。これらの官能基の中ではアリルエステル基、エポキシ基、イソシアネート基が特に好ましい。
重合性モノマー(B)の粘度としては3〜50mPa・sの範囲が好ましい。粘度が3mPa・s未満のものは蒸気圧が大きく、熱処理時の膜厚減少が大きくなる場合がある。粘度が50mPa・sを超えるものを用いると、感光性組成物の粘度が高くなりすぎて塗布性等の不都合が生じる場合がある。
重合性モノマー(B)の分子量は150〜1000であることが好ましく、200〜500であることがより好ましい。分子量が150より小さいと臭気の問題が発生しやすく、1000を超えると感光性組成物の粘度が大きくなり不都合が生じる場合がある。
本発明の感光性組成物は、重合性モノマー(B)を、98質量%以下の範囲で含むが、70質量%以下の範囲で含むことが好ましい。下限値は特に定めるものでないが、例えば、5質量%とすることができる。
光重合開始剤
本発明で用いる重合開始剤は、特にその種類を定めるものではなく、公知の光重合開始剤を広く採用できる。光重合開始剤の例としては、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾフェノン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタノン−1、2−メチル−1[4−メチルチオフェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド,1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド,2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパン−1−オン、1,2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)フェニル]−2−(O−ベンゾイルオキシム、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパン−1−オン、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−1−(O−アセチルオキシム)、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルエトキシホスフィンオキサイド、1−[4−ベンゾイルフェニルスルファニル]フェニル)−2−メチル−2−(4−メチルフェニルスルホニル)プロパン−1−オン、2−[2−(フラン−2−イル)ビニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(5−メチルフラン−2−イル)ビニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エテニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、ベンゾフェノン、4,4‘−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、メチル−2−ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルスルフィド、4−フェニルベンゾフェノン、エチルミヒラーズケトン、2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、2−メチルチオキサントン、チオキサントンアンモニウム塩、ベンゾイン、4,4’−ジメトキシベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1,1,1−トリクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノンおよびジベンゾスベロン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、2−ベンゾイルナフタレン、4−ベンゾイル ビフェニル、4−ベンゾイル ジフェニルエーテル、1,4−ベンゾイルベンゼン、ベンジル、10−ブチル−2−クロロアクリドン、[4−(メチルフェニルチオ)フェニル]フェニルメタン)、2−エチルアントラキノン、2,2−ビス(2−クロロフェニル)4,5,4‘,5’−テトラキス(3,4,5−トリメトキシフェニル)1,2‘−ビイミダゾール、2,2−ビス(o−クロロフェニル)4,5,4’,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール、トリス(4−ジメチルアミノフェニル)メタン、エチル−4−(ジメチルアミノ)ベンゾエート、2−(ジメチルアミノ)エチルベンゾエート、ブトキシエチル−4−(ジメチルアミノ)ベンゾエート、等を挙げることができる。
光重合開始剤は、1種類に含まれていてもよいし、2種類以上含まれていても良い。
光重合開始剤の添加量は、0.1〜15質量%であり、0.2〜12質量%であることが好ましい。但し、2種類以上の開始剤を併用する場合はそれらの合計量が前記範囲となることが好ましい。
本発明の感光性組成物は、上記重合性モノマー(A)、重合性モノマー(B)および光重合開始剤のほか、必要に応じて界面活性剤、離型剤、有機溶剤、高分子、シランカップリング剤等の各種添加剤を含有してもよい。
界面活性剤
界面活性剤としては、公知の界面活性剤を用いることができるが、中でも、フッ素系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤およびフッ素・シリコーン系界面活性剤が特に好ましい。
本発明で用いるフッ素系界面活性剤の例としては、商品名フロラードFC−430、FC−431(住友スリーエム社製)、商品名サーフロン「S−382」(旭硝子製)、EFTOP「EF−122A、122B、122C、EF−121、EF−126、EF−127、MF−100」(トーケムプロダクツ社製)、商品名PF−636、PF−6320、PF−656、PF−6520(いずれもOMNOVA社)、商品名フタージェントFT250、FT251、DFX18(いずれも(株)ネオス製)、商品名ユニダインDS−401、DS−403、DS−451(いずれもダイキン工業(株)製)、商品名メガフアック171、172、173、178K、178A、(いずれも大日本インキ化学工業社製)が挙げられ、シリコーン素系界面活性剤の例としては、商品名SI−10シリーズ(竹本油脂社製)、メガファックペインタッド31(大日本インキ化学工業社製)、KP−341(信越化学工業製)が挙げられる。
また、フッ素・シリコーン系界面活性剤の例としては、商品名X−70−090、X−70−091、X−70−092、X−70−093、(いずれも信越化学工業社製)、商品名メガフアックR−08、XRB−4(いずれも大日本インキ化学工業社製)が挙げられる。
界面活性剤は単独で用いてもよいし、2種類以上混合して用いてもよい。界面活性剤の添加量は0.001〜5質量%が好ましく、0.005〜3質量%がより好ましい。添加量が0.001質量%より少ないと感光性組成物を基板に塗布する際の面状が不良になる場合があり、5質量%を超えると基板との接着性が悪化する場合がある。
酸化防止剤
さらに、本発明の感光性組成物は、公知の酸化防止剤を含有することが好ましい。本発明に用いられる酸化防止剤の含有量は、重合性単量体に対し、例えば、0.01〜10質量%であり、好ましくは0.2〜5質量%である。2種類以上の酸化防止剤を用いる場合は、その合計量が前記範囲となる。
前記酸化防止剤は、熱や光照射による退色およびオゾン、活性酸素、NO、SO(Xは整数)などの各種の酸化性ガスによる退色を抑制するものである。特に本発明では、酸化防止剤を添加することにより、硬化膜の着色の防止や、分解による膜厚の減少を低減できるという利点がある。このような酸化防止剤としては、ヒドラジド類、ヒンダードアミン系酸化防止剤、含窒素複素環メルカプト系化合物、チオエーテル系酸化防止剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、アスコルビン酸類、硫酸亜鉛、チオシアン酸塩類、チオ尿素誘導体、糖類、亜硝酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、ヒドロキシルアミン誘導体などを挙げることができる。この中でも、特にヒンダードフェノール系酸化防止剤、チオエーテル系酸化防止剤が硬化膜の着色、膜厚減少の観点で好ましい。
前記酸化防止剤の市販品としては、商品名 Irganox1010、1035、1076、1222(以上、チバガイギー(株)製)、商品名 Antigene P、3C、FR、スミライザーS、スミライザーGA80(住友化学工業(株)製)、商品名アデカスタブAO70、AO80、AO503((株)ADEKA製)等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、混合して用いてもよい。
シランカップリング剤
本発明では必要に応じて、シランカップリング剤を用いてもよい。本発明で用いることができるシランカップリング剤としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン等を挙げることができる。
シランカップリング剤の添加量は0.1〜20質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましい。添加量が0.1質量%より少ないと基板への接着性改良効果が不充分になる場合があり、20質量%を超えると得られたレジストパターンの耐水性、耐熱性や強度が低下する場合がある。
離型剤
離型剤は、露光後、硬化したレジストパターンとモールドの剥離を容易にする目的で用いる添加剤で、アミノ変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイル、カルビノール変性シリコーンオイルなどの変性シリコーンオイル等を用いることができる。この添加量は0.001〜5質量%が好ましく、0.005〜3質量%がより好ましい。添加量が0.001質量%より少ないと離型作用が不充分になる場合があり、5質量%を超えると基板との接着性が悪化する場合がある。
高分子化合物
本発明でエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド等の高分子を添加してもよい。これらの高分子の添加量に制限はないが、本発明の感光性組成物における、重量平均分子量が1000以上の高分子の含有量は、10質量%以下であることが好ましく、より好ましくは5質量%以下である。高分子の添加量が10質量%を超えると、感光性組成物の粘度が上昇してモールド形状に追随しなくなり、得られるレジストパターンの形状が悪化する場合がある。
有機溶剤
本発明の感光性組成物には必要に応じて有機溶剤を添加してもよい。好ましい有機溶剤としては例えば、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸−n−ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、シクロヘキサノール等を挙げることができる。
これらの有機溶剤は、それぞれ単独でも2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
有機溶剤の添加量は、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。有機溶剤の添加量が10質量%を超えると、得られるレジストパターンの形状が悪化する場合がある。
感光性組成物の物理特性
本発明の感光性組成物の粘度は、好ましくは30mPa・a以下、より好ましくは20mPa・a以下である。粘度が30mPa・aを超えると後述するレジストパターンの形成工程で、感光性組成物の、モールドの微細な凹凸への追随性が悪化し、得られたレジストパターンの形状が不良になりやすい傾向にある。
本発明の感光性組成物の表面張力は、好ましくは15〜35N/mであり、好ましくは18〜30N/mである。表面張力が35N/mを超えると、感光性組成物の基板への濡れが悪化する場合があり、15N/m未満の場合は添加する界面活性剤の量が多くなるため、基板への接着性が悪化する場合がある。
レジストパターンが形成された加工基板の形成方法
まず、レジストパターンが形成された加工基板の形成方法の一例について述べる。
(1)基板の上に、本発明の感光性組成物を数十nm〜数μm程度の膜厚で塗布する。
(2)塗布面の上に、数十nm〜数十μmのパターンサイズの微細な凹凸を有するモールドを押しつけて加圧する。
(3)加圧した状態で光照射して感光性組成物を硬化させる。
(4)硬化した塗膜からモールドを離型し、基板上に形成されたレジストパターンを得る。
(5)レジストパターンが形成された基板を加熱処理して硬化反応を完了させる。
基板
本発明で用いる基板は、石英、ガラス、光学フィルム、セラミック材料、蒸着膜、磁性膜、反射膜、Ni、Cu、Cr、Feなどの金属基板、紙、SOG、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム等のポリマー基板、TFTアレイ基板、PDPの電極板、ITOや金属などの導電性基材、絶縁性基材、シリコーン、窒化シリコーン、ポリシリコーン、酸化シリコーン、アモルファスシリコーンなどの半導体作製基板など特に制約されない。基板の形状は、板状でも良いし、ロール状でもよい。
感光性組成物の塗布方法
本発明の感光性組成物は、一般によく知られた塗布方法、例えば、ディップコート法、エアーナイフコート法、カーテンコート法、ワイヤーバーコート法、グラビアコート法、エクストルージョンコート法、スピンコート方法、スリットスキャン法などにより、塗布することにより形成することができる。本発明の感光性組成物は、1層でもよいし、2層以上積層してもよい。2層以上積層する場合、1層ずつ逐次塗布してもよいし、2層以上を同時塗布してもよい。
本発明の感光性組成物層の膜厚は使用する用途によって異なるが、通常0.05μm〜30μm程度である。
モールド
次に本発明で用いることのできるモールドについて説明する。
本発明の感光性組成物の場合、モールドまたは基板の少なくとも一方は、光透過性の材料を選択する必要がある。光透過性のモールドの素材としてはガラス、石英、PMMA、ポリカーボネート樹脂などの光透明性樹脂、透明金属蒸着膜、ポリジメチルシロキサンなどの柔軟膜、光硬化膜等を挙げることができる。透明基板を用いた場合で使われる非光透過型モールド材としてはセラミック材料、蒸着膜、磁性膜、反射膜、Ni、Cu、Cr、Feなどの金属基板、SiC、シリコーン、窒化シリコーン、ポリシリコーン、酸化シリコーン、アモルファスシリコーンなどの基板等を挙げることができる。
本発明で用いることのできるモールドは、転写されるべき凹凸パターンを有する。モールドのパターンは、例えば、フォトリソグラフィや電子線描画法等によって、所望する加工精度に応じて形成することができる。
本発明で用いられるモールドは板状モールド、ロール状モールドのどちらでもよい。ロール状モールドは、特に転写の連続生産性が必要な場合に適用される。
本発明で用いられるモールドは、感光性組成物との剥離性を向上するために離型処理を行ってもよい。具体的にはシリコーン系やフッソ系などのシランカップリング剤による処理を行ったもの、例えば、ダイキン工業製:商品名 オプツールDSXや住友スリーエム製:商品名Novec EGC−1720等の市販の離型剤も好適に用いることができる。
モールドの押し付け方法
本発明の感光性組成物を加工する場合、モールドの押し付け圧力は1気圧〜10気圧の範囲が好ましい。押し付け圧力が10気圧を超えると、モールドや基板が変形してパターン精度が低下する傾向にある。逆にモールドの押し付け圧力が1気圧未満であるとモールドと基板が充分に密着せず、残膜が発生しやすい。
本発明ではモールドを基板に押し付ける前に系を減圧してもよい。減圧することによりモールドの凹凸部の空気を除去することができて、感光性組成物が凹凸部分に追随するため、得られるレジストパターンの形状が向上する。
さらに減圧にしてモールドを基板に押し付けた後、露光前に空気または空気以外の気体、例えば、窒素により系の圧力を常圧に戻してもよい。
露光
本発明の感光性組成物を硬化させる光としては特に限定されないが、高エネルギー電離放射線、近紫外、遠紫外、可視、赤外等の波長領域の光または放射線が挙げられる。高エネルギー電離放射線源としては、例えば、コッククロフト型加速器、ハンデグラーフ型加速器、リニヤーアクセレーター、ベータトロン、サイクロトロン等の加速器によって加速された電子線が工業的に最も便利且つ経済的に使用されるが、その他に放射性同位元素や原子炉等から放射されるγ線、X線、α線、中性子線、陽子線等の放射線も使用できる。紫外線源としては、例えば、紫外線螢光灯、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノン灯、炭素アーク灯、太陽灯等が挙げられる。放射線には、例えばマイクロ波、EUVが含まれる。また、LED、半導体レーザー光、あるいは248nmのKrFエキシマレーザー光や193nmArFエキシマレーザーなどの半導体の微細加工で用いられているレーザー光も本発明に好適に用いることができる。これらの光は、モノクロ光を用いても良いし、複数の波長の異なる光(ミックス光)でも良い。
光照射量は、硬化に必要な照射量よりも十分大きければよい。硬化に必要な照射量は、光硬化性組成物の不飽和結合の消費量や硬化膜のタッキネスを調べて決定される。
また、光照射の際の基板温度は、通常、室温で行われるが、反応性を高めるために加熱をしながら光照射してもよい。光照射の前段階として、真空状態にしておくと、気泡混入防止、酸素混入による反応性低下の抑制、モールドと光硬化性組成物の密着性向上に効果があるため、真空状態で光照射しても良い。本発明において、好ましい真空度は、10−1Paから常圧の範囲である。
熱処理
本発明においては得られたレジストパターンを熱処理することが好ましい。熱処理をすることにより、硬化反応を進めて、レジストパターンの膜強度を向上させることができる。
加熱温度は、100〜260℃が好ましく、100〜250℃がより好ましく、110〜240℃がより好ましい。加熱温度が100℃以下の場合、熱処理による膜強度向上が不充分になる場合がある。一方、加熱温度が260℃を越えると、加熱中にレジストパターン成分の分解が生じ、膜質が弱くなる場合がある。本発明の熱処理を行う装置には特に制限はなく、公知の装置の中から目的に応じて適宜選択することができる。例えば、ドライオーブン、ホットプレート、IRヒーターなどが挙げられる。また、ホットプレートを使用する場合には、加熱を均一に行う為に、パターンを形成した基材をプレートから浮かせて行うことが望ましい。
加熱時間は、3分〜60分が好ましく、4〜30分がより好ましい。
本発明の感光性組成物は、液晶表示装置などに用いられる永久膜(構造部材用のレジスト)として好ましく使用することができる。なお、保護膜/スペーサについては、特開2007−272222号公報、特開2007−86464号公報、特開2006−208480号公報に詳細がある。
[表示装置]
表示装置としては既述の本発明の組成物を硬化してなる微細パターンを有するものであれば、特に限定するものではなく、液晶表示装置、プラズマディスプレイ表示装置、EL表示装置、CRT表示装置などの表示装置などを言う。表示装置の定義や各表示装置の説明は例えば「電子ディスプレイデバイス(佐々木 昭夫著、(株)工業調査会 1990年発行)」、「ディスプレイデバイス(伊吹 順章著、産業図書(株)平成元年発行)」などに記載されている。
表示装置のうち、本発明の微細パターンを有するカラーフィルタを備えた液晶表示装置は特に好ましい。液晶表示装置については例えば「次世代液晶ディスプレイ技術(内田 龍男編集、(株)工業調査会 1994年発行)」に記載されている。本発明が適用できる液晶表示装置に特に制限はなく、例えば上記の「次世代液晶ディスプレイ技術」に記載されている色々な方式の液晶表示装置に適用できる。本発明はこれらのなかで特にカラーTFT方式の液晶表示装置に対して有効である。カラーTFT方式の液晶表示装置については例えば「カラーTFT液晶ディスプレイ(共立出版(株)1996年発行)」に記載されている。さらに本発明はもちろんIPSなどの横電界駆動方式、MVAなどの画素分割方式などの視野角が拡大された液晶表示装置にも適用できる。これらの方式については、例えば、「EL、PDP、LCDディスプレイ−技術と市場の最新動向−(東レリサーチセンター調査研究部門 2001年発行)」の43ページに記載されている。
液晶表示装置はカラーフィルタ以外に電極基板、偏光フィルム、位相差フィルム、バックライト、スペーサ、視野角補償フィルムなどさまざまな部材から構成される。これらの部材については例えば「’94液晶ディスプレイ周辺材料・ケミカルズの市場(島 健太郎 (株)シーエムシー 1994年発行 )」、「2003液晶関連市場の現状と将来展望(下巻)(表 良吉 (株)富士キメラ総研 2003年発行)」に記載されている。
液晶表示装置は、ECB(Electrically Controlled Birefringence)、TN(Twisted Nematic)、IPS(In-Plane Switching)、FLC(Ferroelectric Liquid Crystal)、OCB(Optically Compensatory Bend)、STN(Supper Twisted Nematic)、VA(Vertically Aligned)、HAN(Hybrid Aligned Nematic)、GH(Guest Host)のような様々な表示モードが採用できる。本発明の微細パターンは平坦性に優れるのでIPSに特に好適である。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜、変更することができる。従って、本発明の範囲は以下に示す具体例に限定されるものではない。
<粘度の評価方法>
感光性組成物の粘度測定は、東機産業(株)社製のRE−80L型回転粘度計を用い、25±0.2℃で行った。
測定時の回転速度は、0.5mPa・s以上5mPa・s未満の場合は100rpm、5mPa・s以上10mPa・s未満の場合は50rpm、10mPa・s以上は30mPa・s未満の場合は20rpm、30mPa・s以上60mPa・s未満の場合は10rpm、60mPa・s以上120mPa・s未満の場合は5rpm、120mPa・s以上の場合は1rpmもしくは0.5rpmである。
<スピンコーター塗布適性の評価方法>
スピンコーター塗布適性を以下の方法で評価した。感光性組成物を膜厚4000オングストロームのアルミニウム(Al)被膜を形成した4インチの0.7mm厚さのガラス基板上に厚さが6.0μmになるようにスピンコートした後、該ガラス基板を1分間静置して、面状観察を行い、以下のように評価した。
5:ハジキと塗布スジ(ストリエーション)が観察されない
4:塗布スジがごくわずかに観察された
3:弱い塗布スジが観察された
2:塗布スジとハジキ(基板全体で10未満)が観察された
1:ハジキが基板全体で10個以上観察されるか、または塗布スジが強く観察された
<剥離後のパターン形状の評価方法>
露光後、モールドを剥離した後の試料のパターン形状を走査型電子顕微鏡により観察し、以下のように評価した。
5:レジストパターンの形状と元となるモールドの形状がほぼ同一である(レジストパターンの形状がモールドの形状の異なる部分は5%未満)
4:レジストパターンの形状が元となるモールドの形状と異なる部分は全体の5%以上10%未満
3:レジストパターンの形状が元となるモールドの形状と異なる部分は全体の10%以上20%未満
2:レジストパターンの形状が元となるモールドの形状と異なる部分は全体の20%以上30%未満
1:レジストパターンの形状が元となるモールドの形状と異なる部分は全体の30%以上
<露光後の接着性の評価方法>
露光後、モールドを剥離した試料の表面にカミソリを用いて縦横、各6本づつの傷をつけて5マス*5マスの格子を形成した。格子のサイズは縦横それぞれ20mmである。この表面に幅25mmのマイラーテープを貼り付け、剥離角90度で引き剥がした。
剥離したマス数により、以下のように評価した。
5:剥離したコマ数が0マス
4:剥離したコマ数が0マスを超え、5マス未満
3:剥離したコマ数が5マス以上10マス未満
2:剥離したコマ数が10マス以上15マス未満
1:剥離したコマ数が15マス以上
<耐熱性の評価方法>
熱処理した試料の塗膜の一部を、カミソリを用いて除去し、塗膜厚みに相当する段差を作成した。この段差部分の厚み(D1)を表面粗さ形状測定機サーフコム1400D−12((株)東京精密製)を用いて測定した。測定倍率は20000倍である。
次いで、試料を200℃で30分間熱処理をした後、同様にして段差部分の厚み(D2)を測定した。
D1、D2から下記の式を用いて加熱時の膜厚減少率(耐熱性の指標)を計算した。
膜厚減少率=(1−D2/D1)*100 (式1)
結果を、次のようにランク付けした。
5:膜厚減少率が2%未満
4:膜厚減少率が2%以上5%未満
3:膜厚減少率が5%以上10%未満
4:膜厚減少率が10%以上15%未満
5:膜厚減少率が15%以上
<露光後の官能基の反応率評価方法>
(1)重合性官能基として、測定対象となる官能基だけを有するモノマー100質量部に対して、光重合開始剤(2、2−ジメトキシ−1、2ジフェニルエタン−1−オン)を5質量部添加した塗布液を作製した。
(2)ついで、スピンコート装置(スピンコーター1HDX2、ミカサ(株)製)を用いて、この塗布液をガラス基板上に乾燥膜厚が6.0±0.1μmになるように塗布した。
(3)その後、試料を窒素パージして、酸素の1体積%以下になる雰囲気で1分間保持した。
窒素の体積分率はガステック(株)製酸素濃度計GOA−6Hを用いて測定した。
(4)ついで、窒素パージした状態で高圧水銀灯(ORC社製の高圧水銀灯(ランプパワー2000mW/cm2))を用いて、100mJ/cm(照度10mW、露光時間10秒)の条件で露光した。なお、照度は浜松ホトニクス(株)製照度計 ライトパワーメーター モデルC6080−13で測定した。
(5)露光後の試料の反応率を以下の方法で求めた。
フーリエ変換型赤外分光装置(FT−IR)を用い、この塗膜の810cm-1の吸収ピークの面積(S1)を求めた。 露光後、同様にフーリエ変換型赤外分光装置を用い810cm-1の吸収ピークの面積(S2)を求めた。
下記の式を用いて反応率を計算した。なお、S1とS2を求める際にはフーリエ変換型赤外分光装置のチャートのベースラインは差し引いた。また、エポキシ基を有するモノマーの場合は810cm−1の代わりに910cm−1の吸収ピークを用いた。
露光後の反応率=S2/S1*100 (式2)
測定した反応率は、上記表1に示した。
<加熱処理後の官能基の反応率評価方法>
露光後のモノマー反応率を求めた試料を空気恒温槽(ヤマト科学(株)製、Constant Temperature Oven DN43H)を用いて200℃で30分間熱処理をした後、フーリエ変換型赤外分光装置を用い810cm-1の吸収ピークの面積(S3)を求めた。
露光後の場合と同様に下記の式を用いて反応率を計算した。なお、S3を求める際にもフーリエ変換型赤外分光装置のチャートのベースラインは差し引いた。
加熱処理後の反応率=S3/S1*100 (式3)
この場合も、エポキシ基を有するモノマーの場合は810cm−1の代わりに910cm−1の吸収ピークを用いた。
測定した反応率は、上記表1に示した。
実施例1
<感光性組成物の作成>
重合性モノマー(A)として上記例示化合物で示したM−1を70.0質量部、1官能以上の重合性モノマー(B)としてビスコート#160(大阪有機化学工業(株))を30.0質量部、光重合開始剤として、2,4,6−トリメチルベンゾイル−エトキシフェニル−ホスフィンオキシド(BASF社製 Lucirin TPO−L)(P−1)2.0質量部、界面活性剤F780F(大日本インキ化学工業(株)製))0.01質量部、酸化防止剤IRGANOX 1035FF(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)1.0質量部、シランカップリング剤KBM5103(信越シリコーン(株)製)10.0質量部、変性シリコーンオイルX22−3710(信越シリコーン(株)製)0.20質量部を混合した。この混合物を室温で24時間攪拌して本発明の感光性組成物を得た。
この感光性組成物の粘度を前述の方法で測定した。
<レジストパターンが形成された基板の作成>
得られた組成物を用い、以下の工程でレジストパターンが形成された基板を作成した。
(1)膜厚4000オングストロームのアルミニウム(Al)被膜を形成した4インチの0.7mm厚さのガラス基板上に厚さが6.0μmになるようにスピンコートした。
(2)スピンコートした塗布基板をORC社製のナノインプリント装置にセットし、モールド加圧力0.8kNで基板にモールドを押し付けた。モールドは10μmのライン/スペースパターンを有し、溝深さが5.0μmのポリジメチルシロキサン(東レ・ダウコーニング社製、SILPOT184を80℃で60分で硬化させたもの)である。
(3)次いでナノインプリント装置の真空度を10Torrに減圧して、付属の高圧水銀灯(ランプパワー2000mW/cm)でモールドの裏面から100mJ/cmの条件で露光した。
(4)露光後、モールドを基板から剥離した。
(5)剥離した基板を200℃で30分間熱処理して、レジストパターンが形成された基板を得た。
この試料についてスピンコーター塗布適性、パターンの形状、露光後の接着性、耐熱性を評価した。結果を下記表に示す。
実施例2〜19、比較例1〜8
モノマーの種類と量を下記表のように変更する以外は実施例1と同様にして実施例、比較例を実施した。ここで、比較例で用いた化合物M−101およびM−102は下記に示す化合物である。また、NPGDAは、ネオペンチルグリコールジアクリレート(大阪有機化学(株)製、ビスコード215)である。
Figure 2010093218
結果を下記表に示す。
Figure 2010093218
実施例20〜26
実施例2の感光性組成物を用いて上記(5)の熱処理条件を下記表のように変更する以外は実施例2と同様にして実施例20〜26を実施した。熱処理後の試料について、レジストパターンの形状を走査型電子顕微鏡により観察したところ、いずれも型崩れはなく、良好な形状を示していた。また、耐熱性も評価した。結果を下記表に示す。
Figure 2010093218
実施例20〜26
モノマーの種類を表4のように変更する以外は実施例1と同様にして、実施例27〜36を実施した。結果を表4に示す。
ここで採用した化合物は、下記のとおりである。
M46:以下の方法に従って合成した。
クロロ酢酸アリルエステル13.5g、アクリル酸15g、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)100mlの混合溶液に、炭酸カリウム15gを加え、80℃で6時間反応させた。反応溶液に酢酸エチル200ml、水200mlを加え、有機層を分離した。有機層を濃縮し、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製することにより、目的物15.5gで得た。
M47:2−メタクリロイオキシエチルイソシアネート(カレンズMOI、昭和電工(株)製)
M48:グリシジルメタクリレート(ライトエステルG、共栄社化学(株))
M201:ペンタエリスリトールトリアクリレート(NKエステル A−TMM−3、新中村化学(株))
M202:以下の方法に従って合成した。
trans−アコニット酸(17g)、アリルブロマイド(48g)、炭酸カリウム(60g)、NMP(200ml)の混合溶液を90℃で12時間反応させた。反応液に酢酸エチル(300ml)、0.5N HCl水溶液(500ml)を加え、有機層を分離した。有機層を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、下記化合物を52g得た。
Figure 2010093218
M203:デナコールEx212L(ナガセケムテック(株))
Figure 2010093218
上記結果より、本発明の感光性組成物は粘度が低く塗布適性が良好であり、耐熱性が優れている。
また、露光後の基板への接着性が良好である。さらに、本発明の感光性組成物は形成されたパターンの形状が良好である。
本発明の感光性組成物は有機溶剤含有量が少ないため、形成されたパターンの形状が悪化しないだけでなく、有機溶剤に関わる臭気等の問題も少ない。
本発明の感光性組成物を用いることにより、光ナノインプリント技術において、モールドの凹凸追随性が良好で熱処理時の膜厚減少が小さい、良好な形状のレジストパターンが得られる。さらに、光ナノインプリント技術を用いた加工基板において、露光後の基板のソリ発生やレジストパターンと基板間の接着性を改良することが可能になる。

Claims (14)

  1. 少なくとも、1分子中に、以下の重合性モノマー(A)を0.01〜99.99質量%、1官能以上の重合性モノマー(B)(重合性モノマー(A)に相当するものを除く)を0〜98質量%、光重合開始剤を0.1〜15質量%含有する感光性組成物であって、
    前記重合性モノマー(A)は、1分子中に、1種類以上のエチレン性不飽和二重結合を有する官能基Xと、1種類以上の官能基Yを有し、下記露光条件で露光した時の反応率が、官能基Xは50%以上、官能基Yは50%未満であり、かつ下記露光条件で露光した後、さらに、200℃で30分間熱処理した後の官能基Xおよび官能基Yの反応率が共に80%以上である、感光性組成物。
    露光条件:重合性官能基として、1種類の官能基のみを有する重合性モノマー100質量部に対して、光重合開始剤として2、2−ジメトキシ−1、2ジフェニルエタン−1−オンを5質量部添加した組成物を基板上に乾燥膜厚が6μmになるように塗布した塗膜を高圧水銀灯で100mJ/cmの条件で露光する。
  2. 前記官能基Yがエチレン性不飽和二重結合を有することを特徴とする請求項1に記載の感光性組成物。
  3. 重合性モノマー(A)の含量が10〜99質量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の感光性組成物。
  4. 重合性モノマー(B)の含量が70質量%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の感光性組成物。
  5. 前記官能基Yの個数が1〜10である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の感光性組成物。
  6. 前記官能基Xの個数が1であり、前記重合性モノマー(B)が有する官能基の個数が1〜10である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の感光性組成物。
  7. 前記官能基Xが(メタ)アクリル酸エステル基である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の感光性組成物。
  8. 前記官能基Yがアリルエステル基、ビニルエーテル基、アリルエーテル基、プロパルギルエーテル基、プロパルギルエステル基、シクロヘキセニル基、シクロペンテニル基、ジシクロペンテニル基、スチリル基、エポキシ基、オキセタン基、アルコキシリル基およびイソシアネート基から選ばれる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の感光性組成物。
  9. 重量平均分子量が1000以上の高分子の含有量が10質量%以下である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の感光性組成物。
  10. 非反応性の有機溶剤の添加量が10質量%以下である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の感光性組成物。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の感光性組成物を用いることを特徴とする、加工基板の製造方法。
  12. 下記〔工程1〕〜〔工程4〕を含む、加工基板の製造方法。
    〔工程1〕基板と、所望のレジストパターンの反転パターンを表面に有するモールドとを組み合わせて、前記基板の表面と前記モールドのパターン面との間に、請求項1〜10のいずれか1項に記載の感光性組成物を挟持させる工程
    〔工程2〕露光により、前記感光性組成物中の重合性モノマーを重合させて基板上にレジストパターンを形成させる工程
    〔工程3〕モールドをレジストパターンが形成された基板から剥離する工程
    〔工程4〕レジストパターンが形成された基板を100℃以上の温度で5分間以上熱処理する工程
  13. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の感光性組成物を硬化させてなる硬化物。
  14. 請求項12に記載の基板の製造方法により得られる基板。
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