JP2010091641A - 表示装置及びその駆動方法と電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動度補正の精度を上げて画面のユニフォーミティを高めた表示装置を提供する。
【解決手段】画素2は、制御信号に応じてサンプリング用トランジスタT1がオンした時駆動用トランジスタT2の閾電圧Vthを補正する電圧を保持容量C1に保持する閾電圧補正動作を行い、続いて制御信号に応じてサンプリング用トランジスタT1がオンした時映像信号をサンプリングして保持容量C1に書き込むと共に書込まれた映像信号に対して駆動用トランジスタT2の移動度μに関する補正をかける移動度補正動作を行い、その後補正のかかった映像信号に応じて駆動電流を駆動用トランジスタT2から発光素子ELに供給する。サンプリング用トランジスタT1は、閾電圧補正動作時におけるオン抵抗よりも、移動度補正動作時におけるオン抵抗の方が高くなるように制御されている。
【選択図】図2
【解決手段】画素2は、制御信号に応じてサンプリング用トランジスタT1がオンした時駆動用トランジスタT2の閾電圧Vthを補正する電圧を保持容量C1に保持する閾電圧補正動作を行い、続いて制御信号に応じてサンプリング用トランジスタT1がオンした時映像信号をサンプリングして保持容量C1に書き込むと共に書込まれた映像信号に対して駆動用トランジスタT2の移動度μに関する補正をかける移動度補正動作を行い、その後補正のかかった映像信号に応じて駆動電流を駆動用トランジスタT2から発光素子ELに供給する。サンプリング用トランジスタT1は、閾電圧補正動作時におけるオン抵抗よりも、移動度補正動作時におけるオン抵抗の方が高くなるように制御されている。
【選択図】図2
Description
本発明は発光素子を画素に用いたアクティブマトリクス型の表示装置及びその駆動方法に関する。またこのような表示装置を備えた電子機器に関する。
発光素子として有機ELデバイスを用いた平面自発光型の表示装置の開発が近年盛んになっている。有機ELデバイスは有機薄膜に電界をかけると発光する現象を利用したデバイスである。有機ELデバイスは印加電圧が10V以下で駆動するため低消費電力である。また有機ELデバイスは自ら光を発する自発光素子であるため、照明部材を必要とせず軽量化及び薄型化が容易である。さらに有機ELデバイスの応答速度は数μs程度と非常に高速であるので、動画表示時の残像が発生しない。
有機ELデバイスを画素に用いた平面自発光型の表示装置の中でも、とりわけ駆動素子として薄膜トランジスタを各画素に集積形成したアクティブマトリクス型の表示装置の開発が盛んである。アクティブマトリクス型平面自発光表示装置は、例えば以下の特許文献1ないし5に記載されている。
特開2003−255856
特開2003−271095
特開2004−133240
特開2004−029791
特開2004−093682
図23は従来のアクティブマトリクス型表示装置の一例を示す模式的な回路図である。表示装置は画素アレイ部1と周辺の駆動部とで構成されている。駆動部は信号ドライバ3とライトスキャナ4を備えている。画素アレイ部1は列状の信号線SLと行状の走査線WSを備えている。各信号線SLと走査線WSの交差する部分に画素2が配されている。図では理解を容易にするため、1個の画素2のみを表してある。ライトスキャナ4はシフトレジスタを備えており、外部から供給されるクロック信号ckに応じて動作し同じく外部から供給されるスタートパルスspを順次転送することで、走査線WSに順次制御信号を出力する。信号ドライバ3はライトスキャナ4側の線順次走査に合わせて映像信号を信号線SLに供給する。
画素2はサンプリング用トランジスタT1と駆動用トランジスタT2と保持容量C1と発光素子ELとで構成されている。駆動用トランジスタT2はPチャネル型であり、その一方の電流端であるソースは電源ラインに接続し、他方の電流端であるドレインは発光素子ELに接続している。駆動用トランジスタT2の制御端であるゲートはサンプリング用トランジスタT1を介して信号線SLに接続している。サンプリング用トランジスタT1はライトスキャナ4から供給される制御信号に応じて導通し、信号線SLから供給される映像信号をサンプリングして保持容量C1に書き込む。駆動用トランジスタT2は保持容量C1に書き込まれた映像信号をゲート電圧Vgsとしてそのゲートに受け、ドレイン電流Idsを発光素子ELに流す。これにより発光素子ELは映像信号に応じた輝度で発光する。ゲート電圧Vgsは、ソースを基準にしたゲートの電位を表している。
駆動用トランジスタT2は飽和領域で動作し、ゲート電圧Vgsとドレイン電流Idsの関係は以下の特性式で表される。
Ids=(1/2)μ(W/L)Cox(Vgs−Vth)2
ここでμは駆動用トランジスタの移動度、Wは駆動用トランジスタのチャネル幅、Lは同じくチャネル長、Coxは同じく単位面積あたりのゲート絶縁膜容量、Vthは同じく閾電圧である。この特性式から明らかなように駆動用トランジスタT2は飽和領域で動作するとき、ゲート電圧Vgsに応じてドレイン電流Idsを供給する定電流源として機能する。
Ids=(1/2)μ(W/L)Cox(Vgs−Vth)2
ここでμは駆動用トランジスタの移動度、Wは駆動用トランジスタのチャネル幅、Lは同じくチャネル長、Coxは同じく単位面積あたりのゲート絶縁膜容量、Vthは同じく閾電圧である。この特性式から明らかなように駆動用トランジスタT2は飽和領域で動作するとき、ゲート電圧Vgsに応じてドレイン電流Idsを供給する定電流源として機能する。
図24は、発光素子ELの電圧/電流特性を示すグラフである。横軸にアノード電圧Vを示し、縦軸に駆動電流Idsをとってある。なお発光素子ELのアノード電圧は駆動用トランジスタT2のドレイン電圧となっている。発光素子ELは電流/電圧特性が経時変化し、特性カーブが時間の経過と共に寝ていく傾向にある。このため駆動電流Idsが一定であってもアノード電圧(ドレイン電圧)Vが変化してくる。その点、図23に示した画素回路2は駆動用トランジスタT2が飽和領域で動作し、ドレイン電圧の変動に関わらずゲートで電圧Vgsに応じた駆動電流Idsを流すことができるので、発光素子ELの特性経時変化に関わらず発光輝度を一定に保つことが可能である。
図25は、従来の画素回路の他の例を示す回路図である。先に示した図23の画素回路と異なる点は、駆動用トランジスタT2がPチャネル型からNチャネル型に変わっていることである。回路の製造プロセス上は、画素を構成する全てのトランジスタをNチャネル型にすることが有利である場合が多い。
しかしながら図25の回路構成では、駆動用トランジスタT2がNチャネル型であるため、そのドレインが電源ラインに接続する一方、ソースSが発光素子ELのアノードに接続することになる。従って発光素子ELの特性が経時変化した場合、ソースSの電位に影響が現れるため、Vgsが変動し駆動用トランジスタT2が供給するドレイン電流Idsが経時的に変化してしまう。このため発光素子ELの輝度が経時的に変動する。また発光素子ELばかりでなく、駆動用トランジスタT2の閾電圧Vthも画素毎にばらつく。パラメータVthは前述したトランジスタ特性式に含まれるため、Vgsが一定でもIdsが変化してしまう。これにより画素毎に発光輝度が変化し画面のユニフォーミティが得られない。従来から画素毎にばらつく駆動用トランジスタT2の閾電圧Vthを補正する機能(閾電圧補正機能)を備えた表示装置が提案されており、例えば前述の特許文献3に開示がある。
さらに駆動用トランジスタT2は、閾電圧Vthに加えて移動度μも画素ごとにばらつく。パラメータμは前述したトランジスタ特性式に含まれるため、Vgsが一定でもIdsが変化してしまう。これにより画素ごとに発光輝度が変化し画面のユニフォーミティが得られない。従来から画素ごとにばらつく駆動用トランジスタT2の移動度μを補正する機能(移動度補正機能)を備えた表示装置も提案されている。
画素は、制御信号に応じてサンプリング用トランジスタがオンした時駆動用トランジスタの閾電圧Vthを補正する電圧を保持容量に保持する閾電圧補正動作を行う。続いて制御信号に応じてサンプリング用トランジスタがオンした時映像信号をサンプリングして保持容量に書き込むと共に書込まれた映像信号に対して駆動用トランジスタの移動度μに関する補正をかける移動度補正動作を行う。その後補正のかかった映像信号に応じて駆動電流Idsを駆動用トランジスタから発光素子ELに供給する。
ここで、移動度μのバラツキのない均一な画質を得るためには移動度補正動作を正確に制御する必要があり、そのためにはサンプリング用トランジスタに印加する制御信号のパルスが急峻であることが望ましい。しかしパネルの高精細化に伴い、走査線の本数が増えてくると、一本あたりの走査線に割当てられる一水平走査期間が短縮化される。従って、映像信号をサンプリングし且つ移動度補正動作を行なうための時間が短くなってしまう。換言すると、移動度補正動作を行なう際の制御信号パルスの時間幅が短縮化される。その結果、制御信号パルスになまりが少しでもあると、移動度補正動作に対する影響は大きくなってしまう。一方閾電圧補正動作の方は、映像信号のサンプリングとは別に行なうため時間的な余裕があり、制御信号パルスの時間幅にも余裕がある。
パネルの高精細化・大画面化によってサンプリング用トランジスタの制御信号パルスの時間幅が短くなり、相対的に制御信号パルス波形のなまりが目立ってくると、移動度補正時間がパネルの面内でばらつくことによって、完全に移動度補正することができなくなってしまう。さらに制御信号パルスはパネルの外部から供給されるパルスであるが、この外部回路の出力バラツキによって制御信号パルスの幅が変動しても移動度補正の時間がばらついてしまい、完全に移動度補正を行うことができず、ムラやスジといった画質不良が発生してしまう。
上述した従来の技術の課題に鑑み、本発明は移動度補正の精度を上げて画面のユニフォーミティを高めた表示装置を提供することを目的とする。かかる目的を達成するために以下の手段を講じた。即ち本発明は、行状に配された走査線と、列状に配された信号線と、各走査線と各信号線とが交差する部分に配された行列状の画素とを備えた画素アレイ部と、該走査線及び信号線を介して各画素を駆動する駆動部とからなる表示装置において、前記画素は少なくとも、サンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量と、発光素子とを含み、前記サンプリング用トランジスタは、その制御端が該走査線に接続し、その一対の電流端が該信号線と該駆動用トランジスタの制御端との間に接続し、前記駆動用トランジスタは、その電流端が該発光素子に接続し、 前記保持容量は、該駆動用トランジスタの制御端と電流端との間に接続している。前記駆動部は、各走査線に順次制御信号を供給するスキャナと、各信号線に映像信号を供給するドライバとを有する。前記画素は、該制御信号に応じて該サンプリング用トランジスタがオンした時該駆動用トランジスタの閾電圧を補正する電圧を該保持容量に保持する閾電圧補正動作を行い、続いて該制御信号に応じて該サンプリング用トランジスタがオンした時該映像信号をサンプリングして該保持容量に書き込むと共に書込まれた映像信号に対して該駆動用トランジスタの移動度に関する補正をかける移動度補正動作を行い、その後補正のかかった映像信号に応じて駆動電流を駆動用トランジスタから該発光素子に供給する。特徴事項として、前記サンプリング用トランジスタは、閾電圧補正動作時におけるオン抵抗よりも、移動度補正動作時におけるオン抵抗の方が高くなるように制御されている。
一態様では、前記スキャナは、閾電圧補正動作時該サンプリング用トランジスタの制御端に印加する制御信号の電圧レベルよりも、移動度補正動作時該サンプリング用トランジスタの制御端に印加する制御信号の電圧レベルを低く設定し、以って閾電圧補正動作時における該サンプリング用トランジスタのオン抵抗よりも、移動度補正動作時における該サンプリング用トランジスタのオン抵抗の方が高くなるように制御する。他の態様では、前記サンプリング用トランジスタは、該信号線と該駆動用トランジスタの制御端との間に並列に接続した一対のトランジスタ素子からなり、閾電圧補正動作時該一対のトランジスタ素子の両方が制御信号に応じてオンし、移動度補正動作時該一対のトランジスタ素子の片方のみが制御信号に応じてオンし、以って閾電圧補正動作時における該サンプリング用トランジスタのオン抵抗よりも、移動度補正動作時における該サンプリング用トランジスタのオン抵抗の方が高くなるように制御する。別の態様では、前記スキャナは、移動度補正動作時該サンプリング用トランジスタの制御端に第1の制御信号と第2の制御信号を印加して、サンプリング用トランジスタを一回目と二回目に分けて順次オンし、一回目のオン抵抗は、閾電圧補正時のオン抵抗と同じに制御され、二回目のオン抵抗は、閾電圧補正時のオン抵抗よりも高く制御される。この場合、前記サンプリング用トランジスタは一回目にオンする時、映像信号より低い電位をサンプリングして該保持容量に書込み、二回目にオンする時、該映像信号をサンプリングして該保持容量に書込むようにしても良い。
本発明によれば、電流を流しながら短時間で移動度補正を行う駆動方式において、移動度補正時におけるサンプリング用トランジスタのオン抵抗を閾電圧補正動作時におけるオン抵抗よりも上げることで、移動度補正時に流れる電流を下げ、以って信号書込み動作と同時に行う移動度補正動作の時間を長くすることができる。これにより移動度補正時間を制御する制御信号パルスのなまりやバラツキが移動度補正動作に与える影響を小さくすることができる。その結果、パネルの高精細化・大画面化が実現可能であり、ムラやスジ、シェーディングといった画質不良のない均一な画質を得ることが可能である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明にかかる表示装置の第1実施形態の全体構成を示すブロック図である。図示するように、本表示装置は、画素アレイ部1とこれを駆動する駆動部(3,4,5)とからなる。画素アレイ部1は、行状の走査線WSと、列状の信号線SLと、両者が交差する部分に配された行列状の画素2と、各画素2の各行に対応して配された電源ラインである給電線DSとを備えている。駆動部(3,4,5)は、各走査線WSに順次制御信号を供給して画素2を行単位で線順次走査する制御用スキャナ(ライトスキャナ)4と、この線順次走査に合わせて各給電線DSに第1電位と第2電位で切換る電源電圧を供給する電源スキャナ(ドライブスキャナ)5と、この線順次走査に合わせて列状の信号線SLに映像信号となる信号電位と基準電位を供給する信号ドライバ3とを備えている。なおライトスキャナ4は外部から供給されるクロック信号WSckに応じて動作し同じく外部から供給されるスタートパルスWSspを順次転送することで、各走査線WSに制御信号を出力している。ドライブスキャナ5は外部から供給されるクロック信号DSckに応じて動作し、同じく外部から供給されるスタートパルスDSspを順次転送することで、給電線DSの電位を線順次で切換えている。
図2は、図1に示した表示装置に含まれる画素2の具体的な構成を示す回路図である。図示するように本画素回路2は、有機ELデバイスなどで代表される2端子型(ダイオード型)の発光素子ELと、Nチャネル型のサンプリング用トランジスタT1と、同じくNチャネル型の駆動用トランジスタT2と、薄膜タイプの保持容量C1とで構成されている。サンプリング用トランジスタT1はその制御端であるゲートが走査線WSに接続し、その一対の電流端であるソース及びドレインの一方が信号線SLに接続し、他方が駆動用トランジスタT2のゲートGに接続している。駆動用トランジスタT2は、そのソース及びドレインの一方が発光素子ELに接続し、他方が給電線DSに接続している。本形態は駆動用トランジスタT2がNチャネル型であり、その片方の電流端であるドレイン側が給電線DSに接続し、もう片方の電流端であるソースS側が発光素子ELのアノード側に接続している。発光素子ELのカソードは所定のカソード電位Vcatに固定されている。保持容量C1は駆動用トランジスタT2の電流端であるソースSと制御端であるゲートGとの間に接続している。かかる構成を有する画素2に対して、制御用スキャナ(ライトスキャナ)4は、走査線WSを低電位と高電位の間で切り換えることで順次制御信号を出力し、画素2を行単位で線順次走査する。電源スキャナ(ドライブスキャナ)5は、線順次走査に合わせて各給電線DSに第1電位Vccと第2電位Vssで切換る電源電圧を供給している。信号ドライバ3は、線順次走査に合わせて列状の信号線SLに映像信号となる信号電位Vsigと基準電位Vofsを供給している。
かかる構成において、サンプリング用トランジスタT1は、制御信号が立上がるタイミングでオンした後、制御信号が立下がってオフするタイミングまでのサンプリング期間に、信号電位Vsigをサンプリングして保持容量C1に書き込む。この時同時に駆動用トランジスタT2に流れる電流を保持容量C1に負帰還して駆動用トランジスタT2の移動度μに対する補正を保持容量C1に書き込まれた信号電位にかける。即ちサンプリング期間が、駆動用トランジスタT2に流れる電流を保持容量C1に負帰還する移動度補正期間にもなっている。
図2に示した画素回路は、上述した移動度補正機能に加え閾電圧補正機能も備えている。即ち電源スキャナ(ドライブスキャナ)5はサンプリング用トランジスタT1が信号電位Vsigをサンプリングする前に、第1タイミングで給電線DSを第1電位Vccから第2電位Vssに切り換える。制御用スキャナ(ライトスキャナ)4は、同じくサンプリング用トランジスタT1が信号電位Vsigをサンプリングする前に、第2タイミングでサンプリング用トランジスタT1を導通させて信号線SLから基準電位Vofsを駆動用トランジスタT2のゲートGに印加すると共に、駆動用トランジスタT2のソースSを第2電位Vssにセットする。電源スキャナ(ドライブスキャナ)5は、第2タイミングの後の第3タイミングで、給電線DSを第2電位Vssから第1電位Vccに切り換えて、駆動用トランジスタT2の閾電圧Vthに相当する電圧を保持容量C1に保持する。かかる閾電圧補正機能より、本表示装置は画素毎にばらつく駆動用トランジスタT2の閾電圧Vthの影響をキャンセルすることができる。なお、第1タイミングと第2タイミングの前後は問わない。
図2に示した画素回路2はさらにブートストラップ機能も備えている。即ちライトスキャナ4は、保持容量C1に信号電位Vsigが保持された時点で、サンプリング用トランジスタT1を非導通状態にして駆動用トランジスタT2のゲートGを信号線SLから電気的に切り離し、以って駆動用トランジスタT2のソース電位の変動にゲート電位が連動しゲートGとソースS間の電圧Vgsを一定に維持する。発光素子ELの電流/電圧特性が経時変動しても、ゲート電圧Vgsを一定に維持することができ、輝度の変化が生じない。
図3−1は本発明の第1実施形態を表しており、図2に示した画素の動作説明に供するタイミングチャートである。このタイミングチャートは時間軸を共通にして、走査線WSの電位変化、給電線(電源ライン)DSの電位変化、信号線SLの電位変化を表してある。走査線WSの電位変化は制御信号を表し、サンプリング用トランジスタT1の開閉制御を行っている。給電線DSの電位変化は、電源電圧Vcc,Vssの切換えを表している。また信号線SLの電位変化は入力信号の信号電位Vsigと基準電位Vofsの切換えを表している。またこれらの電位変化と並行に、駆動用トランジスタT2のゲートG及びソースSの電位変化も表している。前述したようにゲートGとソースSの電位差がVgsである。
このタイミングチャートは画素の動作の遷移に合わせて期間を(1)〜(7)のように便宜的に区切ってある。当該フィールドに入る直前の期間(1)では発光素子ELが発光状態にある。その後線順次走査の新しいフィールドに入ってまず最初の期間(2)で給電線DSを第1電位Vccから第2電位Vssに切り換える。次の期間(3)に進み入力信号をVsigからVofsに切り換えると共にサンプリング用トランジスタT1をオンする。この期間(2)〜(3)で駆動用トランジスタT2のゲート電圧及びソース電圧を初期化する。その期間(2)〜(3)は閾電圧補正のための準備期間であり、駆動用トランジスタT2のゲートGがVofsに初期化される一方、ソースSがVssに初期化される。続いて待機期間(4)を経た後、閾値補正期間(5)で実際に閾電圧補正動作が行われ、駆動用トランジスタT2のゲートGとソースSとの間に閾電圧Vthに相当する電圧が保持される。実際にはVthに相当する電圧が、駆動用トランジスタT2のゲートGとソースSとの間に接続された保持容量C1に書き込まれることになる。
なお図3−1に示した実施例では、閾値補正期間(5)は3回に分けており、時分割的に閾電圧補正動作を行っている。各閾電圧補正期間(5)の間には待機期間(5a)が挿入されている。この様に閾電圧補正期間(5)を分割して閾電圧補正動作を複数回繰り返すことにより、Vthに相当する電圧を保持容量C1に書き込むようにしている。但し本発明はこれに限られるものではなく、1回の閾電圧補正期間(5)で補正動作を行うことも可能である。
この後、書込動作期間/移動度補正期間(6)に進む。ここで映像信号の信号電位VsigがVthに足し込まれる形で保持容量C1に書き込まれると共に、移動度補正用の電圧ΔVが保持容量C1に保持された電圧から差し引かれる。この書込み期間/移動度補正期間(6)では、信号線SLが信号電位Vsigにある時間帯にサンプリング用トランジスタT1を導通状態にする必要がある。この後発光期間(7)に進み、信号電位Vsigに応じた輝度で発光素子が発光する。その際信号電位Vsigは閾電圧Vthに相当する電圧と移動度補正用の電圧ΔVとによって調整されているため、発光素子ELの発光輝度は駆動用トランジスタT2の閾電圧Vthや移動度μのばらつきの影響を受けることはない。なお発光期間(7)の最初でブートストラップ動作が行われ、駆動用トランジスタT2のゲートG/ソースS間電圧Vgsを一定に維持したまま、駆動用トランジスタT2のゲート電位及びソース電位が上昇する。
図3−1のタイミングチャートに示したように、画素2は、制御信号WSに応じてサンプリング用トランジスタT1がオンした時駆動用トランジスタT2の閾電圧Vthを補正する電圧を保持容量C1に保持する閾電圧補正動作(5)を行い、続いて制御信号WSに応じてサンプリング用トランジスタT1がオンした時映像信号をサンプリングして保持容量C1に書き込むと共に書込まれた映像信号に対して駆動用トランジスタT2の移動度μに関する補正をかける移動度補正動作(6)を行い、その後補正のかかった映像信号に応じて駆動電流を駆動用トランジスタT2から発光素子ELに供給する(7)。
図3−2は、閾電圧補正動作終了後、信号書込み動作を行う駆動方式において、サンプリング用トランジスタT1のオン抵抗が大きい場合と小さい場合における駆動用トランジスタT1のゲート電位及びソース電位の変化を示す波形図である。図示するようにサンプリング用トランジスタのオン抵抗が大きい場合、信号書込み動作(このとき同時に移動度補正動作も行なわれる)において駆動用トランジスタT2のゲート電圧のトランジェントが遅くなる。その結果、駆動用トランジスタのソース電圧の上昇も遅くなる。このソース電圧が移動度の適正補正量△Vに到達する時間(6)が遅くなる。
引き続き図4〜図12を参照して、図2に示した画素回路の動作を詳細に説明する。まず図4に示したように発光期間(1)では、電源電位がVccにセットされ、サンプリング用トランジスタT1はオフしている。このとき駆動用トランジスタT2は飽和領域で動作するようにセットされているため、発光素子ELに流れる駆動電流Idsは駆動用トランジスタT2のゲートG/ソースS間に印加される電圧Vgsに応じて、前述したトランジスタ特性式で示される値を取る。
続いて図5に示すように準備期間(2)に入ると給電線(電源ライン)の電位をVssにする。このときVssは発光素子ELの閾電圧Vthelとカソード電圧Vcatの和よりも小さくなるように設定している。即ちVss<Vthel+Vcatであるので、発光素子ELは消灯し、電源ライン側が駆動用トランジスタT2のソースとなる。このとき発光素子ELのアノードはVssに充電される。
さらに図6に示すように次の準備期間(3)に入ると、信号線SLの電位がVofsになる一方サンプリング用トランジスタT1がオンして、駆動用トランジスタT2のゲート電位をVofsとする。この様にして発光時における駆動用トランジスタT2のソースS及びゲートGが初期化され、このときのゲートソース間電圧VgsはVofs−Vssの値となる。Vgs=Vofs−Vssは駆動用トランジスタT2の閾電圧Vthよりも大きな値となるように設定されている。この様にVgs>Vthになるように駆動用トランジスタT2を初期化することで、次に来る閾電圧補正動作の準備が完了する。
続いて図7に示すように待機期間(4)を経て閾電圧補正期間(5)に進むと、給電線DS(電源ライン)の電位がVccに戻ると共にサンプリング用トランジスタT1が再びオンする。電源電圧をVccとすることで発光素子ELのアノードが駆動用トランジスタT2のソースSとなり、図示のように電流が流れる。このとき発光素子ELの等価回路は図示のようにダイオードTelと容量Celの並列接続で表される。アノード電位(即ちソース電位Vss)がVcat+Vthelよりも低いので、ダイオードTelはオフ状態にあり、そこに流れるリーク電流は駆動用トランジスタT2に流れる電流よりもかなり小さい。よって駆動用トランジスタT2に流れる電流はほとんどが保持容量C1と等価容量Celを充電するために使われる。
図8は図7に示した閾電圧補正期間(5)における駆動用トランジスタT2のソース電圧の時間変化を表している。図示するように、駆動用トランジスタT2のソース電圧(即ち発光素子ELのアノード電圧)は時間と共にVssから上昇する。閾電圧補正期間(5)が経過すると駆動用トランジスタT2はカットオフし、そのソースSとゲートGとの間の電圧VgsはVthとなる。このときソース電位はVofs−Vthで与えられる。この値Vofs−Vthは依然としてVcat+Vthelよりも低くなっていれば、発光素子ELは遮断状態にある。
図8のグラフに示したように、駆動用トランジスタT2のソース電圧は時間と共に上昇していく。しかしながら本例では駆動用トランジスタT2のソース電圧がVofs−Vthに達する前に、1回目の閾電圧補正期間(5)が終わるため、サンプリング用トランジスタT1がオフし、待機期間(5a)に入る。図9はこの待機期間(5a)における画素回路の状態を表している。この1回目の待機期間(5a)では駆動用トランジスタT2のゲートG/ソースS間電圧Vgsは依然としてVthよりも大きいため、図示のように電源Vccから駆動用トランジスタT2を通って保持容量C1に電流が流れる。これにより駆動用トランジスタT2のソース電圧が上昇するが、サンプリング用トランジスタT1がオフでゲートGがハイインピーダンスにあるため、ゲートGの電位もソースSの電位上昇に合わせて上昇していく。即ちこの1回目の待機期間(5a)ではブートストラップ動作で駆動用トランジスタT2のソース電位及びゲート電位が共に上昇していく。このとき発光素子ELには引き続き逆バイアスがかかっているため、発光素子ELが発光することはない。
この後1H経過して再び信号線SLの電位がVofsとなったときサンプリング用トランジスタT1をオンして2回目の閾電圧補正動作を開始する。この後2回目の閾電圧補正期間(5)が経過したら2回目の待機期間(5a)に移る。この様に閾電圧補正期間(5)と待機期間(5a)を繰り返すことで、最終的に駆動用トランジスタT2のゲートG/ソースS間電圧はVthに相当する電圧に達する。このとき駆動用トランジスタT2のソース電位はVofs−Vthで、Vcat+Vthelよりも小さくなっている。
次に図10に示すように信号書込み期間/移動度補正期間(6)に入ると、信号線SLの電位をVofsからVsigに切り換えする。このとき信号電位Vsigは階調に応じた電圧となっている。駆動用トランジスタT2のゲート電位はサンプリング用トランジスタT1をオンしているためVsigとなる。一方ソース電位は電源Vccから電流が流れるため時間と共に上昇していく。この時点でも駆動用トランジスタT2のソース電位が発光素子ELの閾電圧Vthelとカソード電圧Vcatの和を超えていなければ、駆動用トランジスタT2から流れる電流はもっぱら等価容量Celと保持容量C1の充電に使われる。このとき既に駆動用トランジスタT2の閾電圧補正動作は完了しているため、駆動用トランジスタT2が流す電流は移動度μを反映したものとなる。具体的に言うと移動度μが大きい駆動用トランジスタT2はこのときの電流量が大きく、ソースの電位上昇分ΔVも大きい。逆に移動度μが小さい場合駆動用トランジスタT2の電流量が小さく、ソースの上昇分ΔVは小さくなる。かかる動作により駆動用トランジスタT2のゲート電圧Vgsは移動度μを反映してΔVだけ圧縮され、移動度補正期間(6)が完了した時点で完全に移動度μを補正したVgsが得られる。
本発明の特徴事項として、サンプリング用トランジスタT1は、閾電圧補正動作時(5)におけるオン抵抗よりも、移動度補正動作時(6)におけるオン抵抗の方が高くなるように制御されている。具体的には、スキャナ4は、閾電圧補正動作時(5)サンプリング用トランジスタT1の制御端に印加する制御信号WSの電圧レベルよりも、移動度補正動作時(6)サンプリング用トランジスタT1の制御端に印加する制御信号WSの電圧レベルを低く設定し、以って閾電圧補正動作時におけるサンプリング用トランジスタT1のオン抵抗よりも、移動度補正動作時におけるサンプリング用トランジスタT1のオン抵抗の方が高くなるように制御する。サンプリング用トランジスタT2のオン抵抗を上げることで移動度補正の時間(6)を長くすることができる。その結果、信号書込み動作を決定する制御信号波形のなまりやバラツキの影響を小さくすることができるため、ムラやスジのない均一な画質を得ることができる。
本発明の特徴事項として、サンプリング用トランジスタT1は、閾電圧補正動作時(5)におけるオン抵抗よりも、移動度補正動作時(6)におけるオン抵抗の方が高くなるように制御されている。具体的には、スキャナ4は、閾電圧補正動作時(5)サンプリング用トランジスタT1の制御端に印加する制御信号WSの電圧レベルよりも、移動度補正動作時(6)サンプリング用トランジスタT1の制御端に印加する制御信号WSの電圧レベルを低く設定し、以って閾電圧補正動作時におけるサンプリング用トランジスタT1のオン抵抗よりも、移動度補正動作時におけるサンプリング用トランジスタT1のオン抵抗の方が高くなるように制御する。サンプリング用トランジスタT2のオン抵抗を上げることで移動度補正の時間(6)を長くすることができる。その結果、信号書込み動作を決定する制御信号波形のなまりやバラツキの影響を小さくすることができるため、ムラやスジのない均一な画質を得ることができる。
図11は、上述した移動度補正期間(6)における駆動用トランジスタT2のソース電圧の時間的な変化を示すグラフである。図示するように駆動用トランジスタT2の移動度が大きいとソース電圧は速く上昇し、それだけVgsが圧縮される。即ち移動度μが大きいとその影響を打ち消すようにVgsが圧縮され、駆動電流が抑制できる。一方移動度μが小さい場合駆動用トランジスタT2のソース電圧はそれほど速く上昇しないので、Vgsも強く圧縮を受けることはない。したがって移動度μが小さい場合、駆動用トランジスタのVgsは小さい駆動能力を補うように大きな圧縮がかからない。
図12は発光期間(7)の動作状態を表している。この発光期間(7)ではサンプリング用トランジスタT1をオフして発光素子ELを発光させる。駆動用トランジスタT2のゲート電圧Vgsは一定に保たれており、駆動用トランジスタT2は前述した特性式に従って一定の電流Ids´を発光素子ELに流す。発光素子ELのアノード電圧(即ち駆動用トランジスタT2のソース電圧)は発光素子ELにIds´という電流が流れるため、Vxまで上昇しこれがVcat+Vthelを超えた時点で発光素子ELが発光する。発光素子ELは発光時間が長くなるとその電流/電圧特性は変化してしまう。そのため図11に示したソースSの電位が変化する。しかしながら駆動用トランジスタT2のゲート電圧Vgsはブートストラップ動作により一定値に保たれているので、発光素子ELに流れる電流Ids´は変化しない。よって発光素子ELの電流/電圧特性が劣化しても、一定の駆動電流Ids´が常に流れていて、発光素子ELの輝度が変化することはない。
図13は、本発明にかかる表示装置の第2実施形態の動作シーケンスを示すタイミングチャートである。理解を容易にするため、図3−1に示した第1実施形態にかかる動作シーケンスのタイミングチャートと同様の表記を採用している。図示するように、本実施形態では二段階方式を採用しており、映像信号を保持容量に書き込むとき、信号ドライバは信号線SLを基準電位Vofsから中間電位Vofs2に切換えその後映像信号の信号電位Vsigに切換えている。一方ライトスキャナは、信号線SLが中間電位Vofs2にあるとき1発目の制御信号パルスを走査線WSに供給してサンプリング用トランジスタT1をオンオフ制御し、続いて信号線SLが信号電位Vsigにあるとき2発目の制御信号パルスを供給してサンプリング用トランジスタT1をオンオフ制御している。この様にすることで、移動度補正期間は前半期間(6a)と後半期間(6b)に分離することができる。前半期間(6a)では1回目の移動度補正動作(移動度補正1)が行われ、後半期間(6b)では2回目の移動度補正動作(移動度補正2)と信号書き込み動作が同時に行われる。
タイミングチャートから明らかなように、前半期間(6a)と後半期間(6b)は中間期間(5a)で分離している。この中間期間(5a)ではサンプリング用トランジスタT1は1発目の制御信号パルスの立下りから2発目の制御信号パルスの立上りまでの間オフ状態を維持している。この中間期間(5a)の間、駆動用トランジスタT2の制御端となるゲートGの電位は、ソースSとなる電流端との電位差Vgsを維持したままブートストラップ動作で上方に変動している。この中間期間(5a)で映像信号がVsigとVofs2との間で切り換わり大きく変化するにもかかわらず、Vgsは一定値を保つため、入力信号波形の影響をまったく受けない。よって、本実施形態では、映像信号の波形が信号線に沿って大きく鈍る場合でも、その影響を受けることなく駆動用トランジスタT2のゲートソース間電圧を一定に維持できる。したがって、列状の信号線の上端即ち信号入力端側と、列状の信号線の下端即ち信号入力逆側とでシェーディングなどのムラが発生せず、均一な画質を得ることができる。
ここで2度に分けて行う移動度補正動作について考える。前述の通り本駆動では1度目の移動度補正動作(6a)と2度目の移動度補正動作(6b)の間にある待機期間(5a)でも、駆動用トランジスタT2のゲート電圧及びソース電圧がブートストラップ動作で上昇する。ソース電圧が上昇するためにこの動作も移動度補正を行っていると考えることができる。本来、移動度補正動作は信号書込み時にのみ行うものであったが、本駆動方式をとることで信号書込み動作開始時におけるソース電圧はある程度高い状態、つまりある程度移動度補正が行われている状態で信号書込み動作が行われる。これにより信号書込み時にのみ行う移動度補正動作に比べて本駆動では信号書込み時間が短くなってしまう。
そこで本実施形態では,ライトスキャナ4は、移動度補正動作時サンプリング用トランジスタT1の制御端に第1の制御信号と第2の制御信号を印加して、サンプリング用トランジスタT1を一回目(6a)と二回目(6b)に分けて順次オンする。一回目のオン抵抗は、閾電圧補正時(5)のオン抵抗と同じに制御され、二回目のオン抵抗は、閾電圧補正時のオン抵抗よりも高く制御される。これにより移動度補正時間(6)を延長化できる。好ましくは、サンプリング用トランジスタT1は一回目にオンする時、映像信号の信号電位Vsigより低い電位Vofs2をサンプリングして保持容量C1に書込み、二回目にオンする時、映像信号の信号電位Vsigをサンプリングして保持容量C1に書込む。
図14は、本発明にかかる表示装置の第3実施形態を示す模式的な画素回路図である。図示するように、画素2は、サンプリング用トランジスタT1と、駆動用トランジスタT2と、保持容量C1と、発光素子ELとを含む。サンプリング用トランジスタT1は、その制御端が走査線に接続し、その一対の電流端が信号線SLと駆動用トランジスタT2の制御端との間に接続している。駆動用トランジスタT2は、その電流端が発光素子ELに接続している。保持容量C1は、駆動用トランジスタT2の制御端と電流端との間に接続している。図示しないが、駆動部は、各走査線に順次制御信号を供給するスキャナと、各信号線SLに映像信号を供給するドライバとを有する。画素2は、制御信号に応じてサンプリング用トランジスタT1がオンした時駆動用トランジスタT2の閾電圧Vthを補正する電圧を保持容量C1に保持する閾電圧補正動作を行い、続いて制御信号に応じてサンプリング用トランジスタT1がオンした時映像信号をサンプリングして保持容量C1に書き込むと共に書込まれた映像信号に対して駆動用トランジスタT2の移動度に関する補正をかける移動度補正動作を行い、その後補正のかかった映像信号に応じて駆動電流を駆動用トランジスタT2から発光素子ELに供給する。特徴事項として、サンプリング用トランジスタT1は、信号線SLと駆動用トランジスタT2の制御端との間に並列に接続した一対のトランジスタ素子T1a,T1bからなり、閾電圧補正動作時一対のトランジスタ素子T1a,T1bの両方が制御信号に応じてオンし、移動度補正動作時一対のトランジスタ素子T1a,T1bの片方のみが制御信号に応じてオンし、以って閾電圧補正動作時におけるサンプリング用トランジスタT1のオン抵抗よりも、移動度補正動作時におけるサンプリング用トランジスタT1のオン抵抗の方が高くなるように制御する。
図15は、図14に示した画素回路の動作説明に供するタイミングチャートである。理解を容易にするため、図13に示した先の実施形態のタイミングチャートと同様の表記を採用している。図示するように、閾電圧補正動作時(5)一対のトランジスタ素子T1a,T1bの両方が制御信号に応じてオンし、移動度補正時(6b)一対のトランジスタ素子T1a,T1bの内片方のトランジスタ素子T1bのみが制御信号に応じてオンし、以って閾電圧補正動作時(5)におけるサンプリング用トランジスタT1の合成オン抵抗よりも、移動度補正動作時(6b)におけるサンプリング用トランジスタT1の合成オン抵抗の方が高くなるように制御する。
本実施形態は、サンプリング用トランジスタを2つ以上並列に接続して信号書込み時には少なくとも1つをオフする駆動方式をとっている。本実施形態により、電流を流しながら短時間で移動度補正を行う駆動方式において、サンプリング用トランジスタを複数個並列に接続してその中の少なくとも1つは信号書込み動作と同時に行う移動度補正動作時にオフすることで信号書込み動作と同時に行う移動度補正動作の時間を長くすることができ、移動度補正を制御する制御信号パルスのなまりやバラツキが移動度補正動作に与える影響を小さくすることができる。その結果、高精細化・大画面化が実現可能であり、ムラやスジ、シェーディングといった画質不良のない均一な画質を得ることが可能となっている。
本発明にかかる表示装置は、図16に示すような薄膜デバイス構成を有する。本図は、絶縁性の基板に形成された画素の模式的な断面構造を表している。図示するように、画素は、複数の薄膜トランジタを含むトランジスター部(図では1個のTFTを例示)、保持容量などの容量部及び有機EL素子などの発光部とを含む。基板の上にTFTプロセスでトランジスター部や容量部が形成され、その上に有機EL素子などの発光部が積層されている。その上に接着剤を介して透明な対向基板を貼り付けてフラットパネルとしている。
本発明にかかる表示装置は、図17に示すようにフラット型のモジュール形状のものを含む。例えば絶縁性の基板上に、有機EL素子、薄膜トランジスタ、薄膜容量等からなる画素をマトリックス状に集積形成した画素アレイ部を設ける、この画素アレイ部(画素マトリックス部)を囲むように接着剤を配し、ガラス等の対向基板を貼り付けて表示モジュールとする。この透明な対向基板には必要に応じて、カラーフィルタ、保護膜、遮光膜等を設けてももよい。表示モジュールには、外部から画素アレイ部への信号等を入出力するためのコネクタとして例えばFPC(フレキシブルプリントサーキット)を設けてもよい。
以上説明した本発明における表示装置は、フラットパネル形状を有し、様々な電子機器、例えば、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピューター、携帯電話、ビデオカメラなど、電子機器に入力された、若しくは、電子機器内で生成した映像信号を画像若しくは映像として表示するあらゆる分野の電子機器のディスプレイに適用することが可能である。以下この様な表示装置が適用された電子機器の例を示す。
図18は本発明が適用されたテレビであり、フロントパネル12、フィルターガラス13等から構成される映像表示画面11を含み、本発明の表示装置をその映像表示画面11に用いることにより作製される。
図19は本発明が適用されたデジタルカメラであり、上が正面図で下が背面図である。このデジタルカメラは、撮像レンズ、フラッシュ用の発光部15、表示部16、コントロールスイッチ、メニュースイッチ、シャッター19等を含み、本発明の表示装置をその表示部16に用いることにより作製される。
図20は本発明が適用されたノート型パーソナルコンピュータであり、本体20には文字等を入力するとき操作されるキーボード21を含み、本体カバーには画像を表示する表示部22を含み、本発明の表示装置をその表示部22に用いることにより作製される。
図21は本発明が適用された携帯端末装置であり、左が開いた状態を表し、右が閉じた状態を表している。この携帯端末装置は、上側筐体23、下側筐体24、連結部(ここではヒンジ部)25、ディスプレイ26、サブディスプレイ27、ピクチャーライト28、カメラ29等を含み、本発明の表示装置をそのディスプレイ26やサブディスプレイ27に用いることにより作製される。
図22は本発明が適用されたビデオカメラであり、本体部30、前方を向いた側面に被写体撮影用のレンズ34、撮影時のスタート/ストップスイッチ35、モニター36等を含み、本発明の表示装置をそのモニター36に用いることにより作製される。
1・・・画素アレイ部、2・・・画素、3・・・信号ドライバ、4・・・ライトスキャナ、5・・・ドライブスキャナ、T1・・・サンプリング用トランジスタ、T2・・・駆動用トランジスタ、C1・・・保持容量、EL・・・発光素子、WS・・・走査線、DS・・・給電線、SL・・・信号線
Claims (7)
- 行状に配された走査線と、列状に配された信号線と、各走査線と各信号線とが交差する部分に配された行列状の画素とを備えた画素アレイ部と、
該走査線及び信号線を介して各画素を駆動する駆動部とからなり、
前記画素は少なくとも、サンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量と、発光素子とを含み、
前記サンプリング用トランジスタは、その制御端が該走査線に接続し、その一対の電流端が該信号線と該駆動用トランジスタの制御端との間に接続し、
前記駆動用トランジスタは、その電流端が該発光素子に接続し、
前記保持容量は、該駆動用トランジスタの制御端と電流端との間に接続し、
前記駆動部は、各走査線に順次制御信号を供給するスキャナと、各信号線に映像信号を供給するドライバとを有し、
前記画素は、該制御信号に応じて該サンプリング用トランジスタがオンした時該駆動用トランジスタの閾電圧を補正する電圧を該保持容量に保持する閾電圧補正動作を行い、
続いて該制御信号に応じて該サンプリング用トランジスタがオンした時該映像信号をサンプリングして該保持容量に書き込むと共に書込まれた映像信号に対して該駆動用トランジスタの移動度に関する補正をかける移動度補正動作を行い、
その後補正のかかった映像信号に応じて駆動電流を駆動用トランジスタから該発光素子に供給し、
前記サンプリング用トランジスタは、閾電圧補正動作時におけるオン抵抗よりも、移動度補正動作時におけるオン抵抗の方が高くなるように制御されている表示装置。 - 前記スキャナは、閾電圧補正動作時該サンプリング用トランジスタの制御端に印加する制御信号の電圧レベルよりも、移動度補正動作時該サンプリング用トランジスタの制御端に印加する制御信号の電圧レベルを低く設定し、以って閾電圧補正動作時における該サンプリング用トランジスタのオン抵抗よりも、移動度補正動作時における該サンプリング用トランジスタのオン抵抗の方が高くなるように制御する請求項1記載の表示装置。
- 前記サンプリング用トランジスタは、該信号線と該駆動用トランジスタの制御端との間に並列に接続した一対のトランジスタ素子からなり、
閾電圧補正動作時該一対のトランジスタ素子の両方が制御信号に応じてオンし、移動度補正動作時該一対のトランジスタ素子の片方のみが制御信号に応じてオンし、
以って閾電圧補正動作時における該サンプリング用トランジスタのオン抵抗よりも、移動度補正動作時における該サンプリング用トランジスタのオン抵抗の方が高くなるように制御する請求項1記載の表示装置。 - 前記スキャナは、移動度補正動作時該サンプリング用トランジスタの制御端に第1の制御信号と第2の制御信号を印加して、サンプリング用トランジスタを一回目と二回目に分けて順次オンし、
一回目のオン抵抗は、閾電圧補正時のオン抵抗と同じに制御され、
二回目のオン抵抗は、閾電圧補正時のオン抵抗よりも高く制御される請求項1記載の表示装置。 - 前記サンプリング用トランジスタは一回目にオンする時、映像信号より低い電位をサンプリングして該保持容量に書き込み、二回目にオンする時、該映像信号をサンプリングして該保持容量に書込む請求項4記載の表示装置。
- 行状に配された走査線と、列状に配された信号線と、各走査線と各信号線とが交差する部分に配された行列状の画素とを備えた画素アレイ部と、
該走査線及び信号線を介して各画素を駆動する駆動部とからなり、
前記画素は少なくとも、サンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量と、発光素子とを含み、
前記サンプリング用トランジスタは、その制御端が該走査線に接続し、その一対の電流端が該信号線と該駆動用トランジスタの制御端との間に接続し、
前記駆動用トランジスタは、その電流端が該発光素子に接続し、
前記保持容量は、該駆動用トランジスタの制御端と電流端との間に接続し、
前記駆動部は、各走査線に順次制御信号を供給するスキャナと、各信号線に映像信号を供給するドライバとを有し、
前記画素は、該制御信号に応じて該サンプリング用トランジスタがオンした時該駆動用トランジスタの閾電圧を補正する電圧を該保持容量に保持する閾電圧補正動作を行い、
続いて該制御信号に応じて該サンプリング用トランジスタがオンした時該映像信号をサンプリングして該保持容量に書き込むと共に書込まれた映像信号に対して該駆動用トランジスタの移動度に関する補正をかける移動度補正動作を行い、
その後補正のかかった映像信号に応じて駆動電流を駆動用トランジスタから該発光素子に供給し、
前記サンプリング用トランジスタを、閾電圧補正動作時におけるオン抵抗よりも、移動度補正動作時におけるオン抵抗の方が高くなるように制御する表示装置の駆動方法。 - 本体部と、該本体部に入力する情報若しくは本体部から出力された情報を表示する表示部とからなり、
前記表示部は、行状に配された走査線と、列状に配された信号線と、各走査線と各信号線とが交差する部分に配された行列状の画素とを備えた画素アレイ部と、
該走査線及び信号線を介して各画素を駆動する駆動部とからなり、
前記画素は少なくとも、サンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量と、発光素子とを含み、
前記サンプリング用トランジスタは、その制御端が該走査線に接続し、その一対の電流端が該信号線と該駆動用トランジスタの制御端との間に接続し、
前記駆動用トランジスタは、その電流端が該発光素子に接続し、
前記保持容量は、該駆動用トランジスタの制御端と電流端との間に接続し、
前記駆動部は、各走査線に順次制御信号を供給するスキャナと、各信号線に映像信号を供給するドライバとを有し、
前記画素は、該制御信号に応じて該サンプリング用トランジスタがオンした時該駆動用トランジスタの閾電圧を補正する電圧を該保持容量に保持する閾電圧補正動作を行い、
続いて該制御信号に応じて該サンプリング用トランジスタがオンした時該映像信号をサンプリングして該保持容量に書き込むと共に書込まれた映像信号に対して該駆動用トランジスタの移動度に関する補正をかける移動度補正動作を行い、
その後補正のかかった映像信号に応じて駆動電流を駆動用トランジスタから該発光素子に供給し、
前記サンプリング用トランジスタは、閾電圧補正動作時におけるオン抵抗よりも、移動度補正動作時におけるオン抵抗の方が高くなるように制御されている電子機器。
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