JP2010089754A - 車体の屋根構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ルーフ部の重量と溶接部の数を減らすことができる車体の屋根構造を提供する。
【解決手段】角パイプからなるサイドルーフレール20とルーフボウ40との間にサイドルーフクロスボウ41が設けられている。サイドルーフクロスボウ41は、ハット形断面のクロスボウ本体50と、クロスボウ本体50の下面側に接合された補強プレート51とを有し、閉断面構造をなしている。サイドルーフクロスボウ41は、上部から下部に向って車体前後方向の幅が広がるような扇形をなしている。サイドルーフクロスボウ41の上部に形成された挿入部60をルーフボウ40の開口端45に嵌合させ、溶接することによって、サイドルーフクロスボウ41がルーフボウ40に結合されている。サイドルーフクロスボウ41の下縁50dをサイドルーフレール20の上面20bに突き当て、溶接することにより、サイドルーフクロスボウ41の下縁50dがサイドルーフレール20に結合されている。
【選択図】図3
【解決手段】角パイプからなるサイドルーフレール20とルーフボウ40との間にサイドルーフクロスボウ41が設けられている。サイドルーフクロスボウ41は、ハット形断面のクロスボウ本体50と、クロスボウ本体50の下面側に接合された補強プレート51とを有し、閉断面構造をなしている。サイドルーフクロスボウ41は、上部から下部に向って車体前後方向の幅が広がるような扇形をなしている。サイドルーフクロスボウ41の上部に形成された挿入部60をルーフボウ40の開口端45に嵌合させ、溶接することによって、サイドルーフクロスボウ41がルーフボウ40に結合されている。サイドルーフクロスボウ41の下縁50dをサイドルーフレール20の上面20bに突き当て、溶接することにより、サイドルーフクロスボウ41の下縁50dがサイドルーフレール20に結合されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えば大型バス等の車両のルーフ部に適用される車体の屋根構造に関する。
従来の屋根構造の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の屋根構造は、車体の前後方向に延びる閉断面構造のルーフレールと、車体の幅方向に延びるハット形断面のルーフボウと、ピラーの上部に配置されたハット形断面のガゼット(サイドルーフクロスボウ)とを有している。前記ルーフボウは、前記ガゼットを介して、前記ルーフレールに溶接によって結合されている。
例えば大型観光バスでは乗客の見晴らしを良くするために、客室の床面を高くしたいわゆるハイデッカー車(high deck body)が採用されることがある。しかし床面位置が高くなると、天井が高くなり、車両重心位置も高くなるなど、走行安定性に影響が生じることが考えられる。そのため車体を軽くして車体の剛性を大きくし、コスト低減を図るために、車体の骨格部材に角パイプが使用されている。
例えば図8に示されるように、車体前後方向に延びる左右一対のサイドルーフレール1(一方のみ示す)と、これらサイドルーフレール1間に配置されたルーフボウ2とを有する屋根構造が知られている。この屋根構造においては、車体がねじれた際にルーフボウ2の結合部に大きな応力が発生するのを防止するために、サイドルーフレール1とルーフボウ2との間に、角パイプからなるルーフレール3が設けられている。そしてサイドルーフレール1とルーフレール3とを、サイドルーフクロスボウ4を介して互いに溶接部5によって連結し、ルーフ部の車体幅方向の側部の剛性を大きくすることにより、ルーフ部の変形量を小さくしている。
実開昭62−197478号公報
特許文献1の屋根構造は、ハイデッカー車のようにルーフ部の高さが大きい車両の場合にルーフ部の剛性が不足することがある。図8に示された従来の屋根構造は、重量が大きく、しかも溶接部が多数存在するため、ルーフ部を組立てる際の作業の負担が大きい。
従って本発明の目的は、ルーフ部の剛性が大きくかつ軽量に構成することができる車体の屋根構造を提供することにある。
本発明の車体の屋根構造は、車体のルーフ部の両側部に車体前後方向に延在し、それぞれが矩形の閉断面構造をなすパイプ状の左右一対のサイドルーフレールと、前記一対のサイドルーフレール間で車体幅方向に延在し、車体前後方向に間隔をなして複数配設され、それぞれが閉断面構造をなしかつ車体幅方向に向けて開口する開口端を有するパイプ状のルーフボウと、前記ルーフボウと前記サイドルーフレールとの間に車体前後方向から見て湾曲した形状をなして配置されたサイドルーフクロスボウとを備えている。このサイドルーフクロスボウは、車体側方から見て上部側の一端から下部側の他端に向って扇形に広がる形状でかつ閉断面構造をなし、前記一端が前記ルーフボウの前記開口端に嵌合した状態で固定され、前記他端が前記サイドルーフレールに固定されている。
本発明の好ましい形態では、前記サイドルーフクロスボウの前記他端の下縁が、前記サイドルーフレールの上面に、車体幅方向のほぼ全域にわたり溶接されている。
また前記サイドルーフクロスボウは、車体前後方向に沿う断面がハット形断面をなし車体前後方向の両側にフランジ部を有するクロスボウ本体と、前記クロスボウ本体の下面側に重ね合わせて固定することにより前記クロスボウ本体の前記ハット形断面の開口を閉塞する補強プレートとを有し、前記補強プレートの車体前後方向の幅が前記クロスボウ本体の車体前後方向の幅よりも大きく、前記補強プレートの車体前後方向の両側に前記フランジ部から突出する張出し部を有し、前記補強プレートの上部に、前記ルーフボウの下面を重ねて固定する第1接合しろを有するとともに、前記補強プレートの下部を前記サイドルーフレールの車体幅方向の内側の面に重ねて固定する第2接合しろを有していてもよい。
また前記サイドルーフクロスボウは、車体前後方向に沿う断面がハット形断面をなし車体前後方向の両側にフランジ部を有するクロスボウ本体と、前記クロスボウ本体の下面側に重ね合わせて固定することにより前記クロスボウ本体の前記ハット形断面の開口を閉塞する補強プレートとを有し、前記補強プレートの車体前後方向の幅が前記クロスボウ本体の車体前後方向の幅よりも大きく、前記補強プレートの車体前後方向の両側に前記フランジ部から突出する張出し部を有し、前記補強プレートの上部に、前記ルーフボウの下面を重ねて固定する第1接合しろを有するとともに、前記補強プレートの下部を前記サイドルーフレールの車体幅方向の内側の面に重ねて固定する第2接合しろを有していてもよい。
請求項1の屋根構造によれば、車体のルーフ部に入力するねじれ等に対する剛性を扇形のサイドルーフクロスボウによって大きくすることができるため、車体が変形したり、ルーフ部に振動が発生したりすることを抑制できる。またルーフ部の溶接箇所が減るため、車体を組立てる際に必要な溶接作業が軽減される。またサイドルーフクロスボウの一端がルーフボウの開口端と嵌合した状態で両者が直接結合されるため、従来のようにサイドルーフクロスボウとルーフボウとを角パイプからなるルーフレールを介して間接的に結合していた場合と比較して、ルーフ部の軽量化が可能となる。
請求項2の屋根構造によれば、車体がねじれた際、あるいは上下方向の負荷が入力した際に、サイドルーフクロスボウとサイドルーフレールとの結合部に作用する負荷を前記サイドルーフクロスボウの下縁の車体幅方向に沿う溶接部を介して、サイドルーフクロスボウが受けることになる。前記結合部に作用する負荷は上下方向が大部分であるため、上下方向の負荷に対して前記結合部の応力を低減させることができる。
請求項3の屋根構造によれば、ルーフボウとサイドルーフクロスボウとを溶接する際、前記第1接合しろによって、ルーフボウとサイドルーフクロスボウとの上下方向の位置決めをなすことができる。また、サイドルーフクロスボウをサイドルーフレールに溶接する際、前記第2接合しろによって、サイドルーフレールに対するサイドルーフクロスボウの車体幅方向の位置決めをなすことができるため、サイドルーフクロスボウの取付け位置の精度が向上する。さらに第1接合しろをルーフボウに溶接し、かつ、第2接合しろをサイドルーフレールに溶接することによって、ルーフボウとサイドルーフクロスボウとの結合部およびサイドルーフレールとサイドルーフクロスボウとの結合部の剛性を高めることができる。
以下に本発明の1つの実施形態に係る屋根構造について、図1から図7を参照して説明する。
図1は、車両10の一例として大型バスを示している。この車両10の車体11の上部に、本発明に係る屋根構造を備えたルーフ部12が設けられている。ルーフ部12は、骨組構体13と、骨組構体13の外側に設けられたルーフパネル14などによって構成されている。
図1は、車両10の一例として大型バスを示している。この車両10の車体11の上部に、本発明に係る屋根構造を備えたルーフ部12が設けられている。ルーフ部12は、骨組構体13と、骨組構体13の外側に設けられたルーフパネル14などによって構成されている。
図2は、ルーフ部12を構成する骨組構体13の一部を示している。骨組構体13は、車体11の前後方向に延在する左右一対のサイドルーフレール20,21と、上下方向に延びる複数のウインドピラー22を含んでいる。サイドルーフレール20,21は、車体11の両側部に設けられ、それぞれが矩形断面の金属パイプからなり、閉断面構造をなしている。
車体11の一方の側部に設けられたウインドピラー22の上端は、一方のサイドルーフレール20に結合されている。車体11の他方の側部に設けられたウインドピラー22の上端は、他方のサイドルーフレール21に結合されている。
サイドルーフレール20,21間に、互いにサイズが異なる2種類のルーフボウユニット31,32が車体11の前後方向(図2に矢印Xで示す方向)に間隔をなして交互に配置されている。これら2種類のルーフボウユニット31,32は、車体11の幅方向(図2に矢印Yで示す方向)に延びている。これ以降、矢印Xで示す方向を車体前後方向と呼び、矢印Yで示す方向を車体幅方向と呼ぶ。ルーフボウユニット31,32間に、車体前後方向に延びる複数のスティフナ(stiffener)35が配置されている。
前記2種類のルーフボウユニット31,32のうち一方のルーフボウユニット31は、サイドルーフレール20,21のウインドピラー22が設けられていない個所において、サイドルーフレール20,21の上面側に配置されている。これ以降、一方のルーフボウユニット31を第1のルーフボウユニットと呼ぶ。図3から図6に第1のルーフボウユニット31が示されている。
前記2種類のルーフボウユニット31,32のうち他方のルーフボウユニット32は、サイドルーフレール20,21のウインドピラー22が設けられている個所、すなわち大きな剛性が必要とされる箇所において、サイドルーフレール20,21の上面側に配置されている。これ以降、このルーフボウユニット32を第2のルーフボウユニットと呼ぶ。図7は第2のルーフボウユニット32を示している。
第1のルーフボウユニット31と第2のルーフボウユニット32のそれぞれの一方の端部が、一方のサイドルーフレール20に結合されている。ルーフボウユニット31,32のそれぞれの他方の端部が、他方のサイドルーフレール21に結合されている。
以下に、車体11の一方の側部におけるサイドルーフレール20とルーフボウユニット31,32との結合部について説明する。なお、車体11の他方の側部におけるサイドルーフレール21とルーフボウユニット31,32との結合部も同様に構成されているため説明は省略する。
図3から図6に示されるように、第1のルーフボウユニット31は、第1のルーフボウ40と、第1のサイドルーフクロスボウ41とによって構成されている。第1のルーフボウ40はパイプ状をなし、車体幅方向に延びている。このルーフボウ40は、矩形断面の金属パイプ、例えば一辺の長さW1が40mmの断面ほぼ正方形の角パイプからなり、上面壁40aと、前面壁40bと、後面壁40cと、下面壁40dとを有し、閉断面構造をなしている。
図4に示すように第1のルーフボウ40の端部に、車体幅方向に向けて開口する開口端45が形成されている。また第1のルーフボウ40の前面壁40bと後面壁40cに、それぞれ断面がL形のブラケット48が溶接によって固定されている。
図5に示すように、第1のサイドルーフクロスボウ41は、車体前後方向から見て、サイドルーフレール20と第1のルーフボウ40との間で外側に凸の円弧を描くように湾曲した形状をなしている。第1のサイドルーフクロスボウ41は、プレスによって成形されたハット形断面のクロスボウ本体50と、補強プレート51とによって構成されている。
クロスボウ本体50は、車体11の側方から見て、上部側の一端から下部側の他端に向って、扇形に広がる形状をなしている。クロスボウ本体50の車体前後方向の幅W2(図2と図6に示す)は、ルーフボウ40の幅W1よりも大きい。クロスボウ本体50は、車体前後方向に沿う断面がハット形断面をなし、図6に示すように、前側壁50aと、後側壁50bと、外側壁50cと、前後方向の両側(前縁と後縁)に形成されたフランジ部55などを有している。
補強プレート51は、図5に示すように車体前後方向から見て、クロスボウ本体50に応じて湾曲した形状に成形されている。この補強プレート51は、クロスボウ本体50の前記ハット形断面の開口を閉塞することができる大きさを有している。補強プレート51をクロスボウ本体50のフランジ部55に重ね合わせ、両者を溶接によって接合することにより、クロスボウ本体50と補強プレート51とによって閉断面が構成されている。図3中の符号P1は、その溶接部の一例を示している。
クロスボウ本体50の上部側の一端に、第1のルーフボウ40の開口端45に嵌合可能な大きさの挿入部60が形成されている。挿入部60は、前壁61と、後壁62と、上壁63とを有し、下面側が開口した形状をなしている。この挿入部60を第1のルーフボウ40の開口端45に挿入し、開口端45の周囲を溶接することにより、第1のサイドルーフクロスボウ41の上部側が第1のルーフボウ40に固定されている。図3中の符号P2は、その溶接部の一例を示している。なお、第1のルーフボウ40の開口端45をクロスボウ本体50の挿入部60の内側に挿入するように構成してもよい。要するに、第1のサイドルーフクロスボウ41の上部側の一端を第1のルーフボウ40の開口端45に嵌合させた状態で両者が固定されていればよい。
このように第1のサイドルーフクロスボウ41を第1のルーフボウ40に結合することなどにより、第1のルーフボウユニット31が予め製作(サブアッシー)されたのち、第1のルーフボウユニット31がサイドルーフレール20,21に結合される。
補強プレート51の車体前後方向の幅W3(図6に示す)は、クロスボウ本体50の車体前後方向の幅W2よりも大きい。補強プレート51の車体前後方向の両側(前縁部と後縁部)に、それぞれ張出し部70が形成されている。張出し部70は、クロスボウ本体50のフランジ部55に対して、車体前後方向に突出している。またこの補強プレート51には、曲げ剛性を高めるために上下方向に沿うリブ71が形成されている。
補強プレート51の上部側の一端に、第1接合しろ75が形成されている。この第1接合しろ75の上方から第1のルーフボウ40の端部の下面壁40dを重ね、第1接合しろ75とルーフボウ40の端部とが溶接されている。図3中の符号P3は、その溶接部の一例を示している。
補強プレート51の下部側の他端には、サイドルーフレール20の車体幅方向の内側の面20aに重ねて固定される第2接合しろ76が形成されている。第2接合しろ76は、クロスボウ本体50の下縁50dの下方に突出している。第2接合しろ76をサイドルーフレール20の内側の面20aに当接させるとともに、クロスボウ本体50の下縁50dをサイドルーフレール20の上面20bに当接させることにより、サイドルーフレール20に対するサイドルーフクロスボウ41の位置決めをなすことができる。
このようにサイドルーフレール20とサイドルーフクロスボウ41との位置決めがなされた状態のもとで、クロスボウ本体50の下縁50dとサイドルーフレール20の上面20bとを溶接によって結合することにより、クロスボウ本体50とサイドルーフレール20とが互いに結合されている。図3中の符号P4は、その溶接部の一例を示している。溶接部P4は、クロスボウ本体50の下縁50dの車体前後方向の全長と、サイドルーフレール20の上面20bの車体幅方向のほぼ全域にわたっている。第2接合しろ76は、サイドルーフレール20の内側の面20aに車体前後方向のほぼ全域にわたって溶接されている。
図7に示された第2のルーフボウユニット32は、前記第1のルーフボウユニット31と比較してサイズが大きい点を除き、基本的な構成は第1のルーフボウユニット31と共通である。
第2のルーフボウユニット32は、第2のルーフボウ80と、第2のサイドルーフクロスボウ81とによって構成されている。第2のルーフボウ80はパイプ状をなし、車体幅方向に延びている。第2のルーフボウユニット32は、第1のルーフボウ40よりも外形寸法の大きい矩形断面の金属パイプによって構成されている。例えば第2のルーフボウ80は一辺の長さW5が50mmの断面ほぼ正方形の角パイプからなり、上面壁80aと、前面壁80bと、後面壁80cと、下面壁80dとを有している。
第2のルーフボウ80の端部に、車体幅方向に向けて開口する開口端85が形成されている。また第2のルーフボウ80の前面壁80bと後面壁80cに、それぞれ断面がL形のブラケット88が溶接によって固定されている。
第2のサイドルーフクロスボウ81は、車体前後方向から見て、サイドルーフレール20と第2のルーフボウ80との間で外側に凸の円弧を描くように湾曲した形状をなしている。第2のサイドルーフクロスボウ81は、プレスによって成形されたハット形断面のクロスボウ本体90と、補強プレート91とによって構成されている。
クロスボウ本体90は、車体11の側方から見て、上部側の一端から下部側の他端に向って扇形に広がる形状をなしている。クロスボウ本体90の車体前後方向の幅W6(図7に示す)は、第1のサイドルーフクロスボウ41のクロスボウ本体50の幅W2(図2と図6に示す)よりも大きい。クロスボウ本体90は、車体前後方向に沿う断面がハット形断面をなし、前側壁90aと、後側壁90bと、外側壁90cと、前後方向の両側(前縁と後縁)に形成されたフランジ部95などを有している。
補強プレート91は、車体前後方向から見て、クロスボウ本体90に応じて湾曲した形状に成形されている。この補強プレート91は、クロスボウ本体90の前記ハット形断面の開口を閉塞することができる大きさを有している。補強プレート91をクロスボウ本体90のフランジ部95に重ね合わせ、両者を溶接によって接合することにより、クロスボウ本体90と補強プレート91とによって閉断面が構成されている。図7中の符号P5は、その溶接部の一例を示している。
クロスボウ本体90の上部側の一端に、第2のルーフボウ80の開口端85に嵌合可能な大きさの挿入部100が形成されている。挿入部100は、前壁101と、後壁102と、上壁103とを有し、下面側が開口した形状をなしている。この挿入部100を第2のルーフボウ80の開口端85に挿入し、開口端85の周囲を溶接することにより、第2のサイドルーフクロスボウ81の上部側が第2のルーフボウ80に固定されている。図7中の符号P6は、その溶接部の一例を示している。なお、第2のルーフボウ80の開口端85をクロスボウ本体90の挿入部100の内側に挿入するように構成してもよい。要するに、第2のサイドルーフクロスボウ81の上部側の一端を第2のルーフボウ80の開口端85に嵌合させた状態で両者が固定されていればよい。
このように第2のサイドルーフクロスボウ81を第2のルーフボウ80に結合することなどにより、第2のルーフボウユニット32が予め製作(サブアッシー)されたのち、第2のルーフボウユニット32がサイドルーフレール20,21に結合される。
補強プレート91の車体前後方向の幅は、クロスボウ本体90の車体前後方向の幅W6よりも大きい。補強プレート91の車体前後方向の両側(前縁部と後縁部)に、それぞれ張出し部110が形成されている。張出し部110は、クロスボウ本体90のフランジ部95に対して、車体前後方向に突出している。またこの補強プレート91には、曲げ剛性を高めるために上下方向に沿うリブ(図示せず)が形成されている。
補強プレート91の上部側の一端に、第1接合しろ115が形成されている。この第1接合しろ115の上方から第2のルーフボウ80の端部の下面壁80dを重ね、第1接合しろ115とルーフボウ80の端部とが溶接されている。図7中の符号P7は、その溶接部の一例を示している。
補強プレート91の下部側の他端には、サイドルーフレール20の車体幅方向の内側の面20aに重ねて固定される第2接合しろ116が形成されている。第2接合しろ116は、クロスボウ本体90の下縁90dの下方に突出している。第2接合しろ116をサイドルーフレール20の内側の面20aに当接させるとともに、クロスボウ本体90の下縁90dをサイドルーフレール20の上面20bに当接させることにより、サイドルーフレール20に対するサイドルーフクロスボウ81の位置決めをなすことができる。
このようにサイドルーフレール20とサイドルーフクロスボウ81との位置決めがなされた状態のもとで、クロスボウ本体90の下縁90dとサイドルーフレール20の上面20bとを溶接によって結合することにより、クロスボウ本体90とサイドルーフレール20とが互いに結合されている。図7中の符号P8は、その溶接部の一例を示している。溶接部P8は、クロスボウ本体90の下縁90dの車体前後方向の全長と、サイドルーフレール20の上面20bの車幅方向のほぼ全域にわたっている。第2接合しろ116は、サイドルーフレール20の内側の面20aに車体前後方向のほぼ全域にわたって溶接されている。
以上説明した第1のルーフボウユニット31と、第2のルーフボウユニット32との間に、車体前後方向に延びる複数のスティフナ(stiffener)35が配置されている。スティフナ35は、上フランジ131と、下フランジ132と、上下方向に延びる縦壁133とを備え、いわゆるZ形の断面を有している。図3に示すようにスティフナ35の一方の端部35aは、第1のルーフボウユニット31のブラケット48と、第1のサイドルーフクロスボウ41の張出し部70に固定されている。
第1のルーフボウ40は、第2のルーフボウ80よりも各辺のサイズが小さい角パイプからなるため、スティフナ35の一方の端部35aにおいては、下フランジ132が第1のルーフボウ40の下面壁40dの高さと揃うように、一段高い段差部140が形成されている。スティフナ35の上フランジ131をブラケット48の上面に重ね、かつ、下フランジ132を張出し部70の上に重ねる。そして上フランジ131とブラケット48を互いにスポット溶接によって結合し、かつ、下フランジ132の前記段差部140と第2接合しろ76とを互いにスポット溶接することにより、スティフナ35の一方の端部35aが第1のルーフボウユニット31に固定される。
図7に示すように、スティフナ35の他方の端部35bは、第2のルーフボウユニット32のブラケット88と第2のサイドルーフクロスボウ81の張出し部110に固定されている。第2のルーフボウ80は第1のルーフボウ40よりも一辺のサイズが大きいため、スティフナ35の下フランジ132に前記段差部140を設ける必要はなく、第2のルーフボウ80の下面壁80dと下フランジ132の高さとが揃っている。
スティフナ35の上フランジ131をブラケット88の上面に重ね、かつ、下フランジ132を張出し部110の上に重ねる。そして上フランジ131とブラケット88を互いにスポット溶接によって結合し、かつ、下フランジ132と第2接合しろ116とを互いにスポット溶接することにより、スティフナ35の他方の端部35bが第2のルーフボウユニット32に固定される。
以上説明したように本実施形態のルーフ部12によれば、ルーフボウ40,80の開口端45,85にサイドルーフクロスボウ41,81の挿入部60,100が挿入(嵌合)された状態で、ルーフボウ40,80とサイドルーフクロスボウ41,81とが溶接されるため、ルーフボウ40,80とサイドルーフクロスボウ41,81との結合部の剛性が大きい。このため図8に示す従来例のようなルーフレール3を用いる必要がなく、ルーフボウ40,80とサイドルーフクロスボウ41,81とが直接結合される。よって、従来例と比較して溶接箇所が減少するとともに、溶接品質を確保する上でも有利である。また従来のルーフ部よりも軽量に構成することができる。
また、サイドルーフレール20と第1のルーフボウユニット31との結合部(図3)において、第1のサイドルーフクロスボウ41の下縁50dをサイドルーフレール20の上面20bに上方から突き当てるとともに、補強プレート51の第2接合しろ76をサイドルーフレール20の車体内側の面20aに突き当てた状態で、サイドルーフクロスボウ41の下縁50dをサイドルーフレール20に溶接するため、サイドルーフレール20に対してサイドルーフクロスボウ41を正確な位置に結合することができる。
同様に第2のルーフボウユニット32とサイドルーフレール20との結合部(図7)において、第2のサイドルーフクロスボウ81の下縁90dをサイドルーフレール20の上面20bに上方から突き当てるとともに、補強プレート91の第2接合しろ116をサイドルーフレール20の車体内側の面20aに突き当てた状態で、サイドルーフクロスボウ81の下縁90dをサイドルーフレール20に溶接するため、サイドルーフレール20に対してサイドルーフクロスボウ81を正確な位置に結合することができる。
サイドルーフクロスボウ41,81は、上部側の一端から下部側の他端に向って車体前後方向の幅が扇形に広がる形状であるため、サイドルーフレール20に対するサイドルーフクロスボウ41,81の下縁50d,90dの接合長さを大きくとることができ、接合部の応力を下げる上でも有効である。
しかもサイドルーフレール20とサイドルーフクロスボウ41,81の下縁50d,90dとの溶接部P4,P8は、サイドルーフレール20の上面20bの車体幅方向のほぼ全域にわたっている。このため、ウインドピラー22からサイドルーフレール20を介してサイドルーフクロスボウ41,81に入力する下方からの突き上げによる負荷や、ねじれの負荷に対して、サイドルーフレール20とサイドルーフクロスボウ41,81との結合部に作用する応力を下げることができ、ルーフボウ40,80の長手方向中間部にて、ねじれや曲げ等を吸収することができる。
このためハイデッカー車のようにルーフ部の高さが大きい車体においてルーフ部の剛性が確保されることにより、ねじれ等の入力に対して強い車体が得られ、振動に対しても良好な特性を得ることができる。
なお本発明を実施するに当たって、サイドルーフレール、ルーフボウ、サイドルーフクロスボウをはじめとして、本発明の構成要素の構造及び配置等を適宜に変更して実施できることは言うまでもない。また、車体の態様についても前記実施形態に制約されることはなく、種々に変更して実施することができる。
11…車体
12…ルーフ部
20,21…サイドルーフレール
31…第1のルーフボウユニット
32…第2のルーフボウユニット
35…スティフナ
40…第1のルーフボウ
41…第1のサイドルーフクロスボウ
50…クロスボウ本体
51…補強プレート
75…第1接合しろ
76…第2接合しろ
80…第2のルーフボウ
81…第2のサイドルーフクロスボウ
90…クロスボウ本体
91…補強プレート
115…第1接合しろ
116…第2接合しろ
12…ルーフ部
20,21…サイドルーフレール
31…第1のルーフボウユニット
32…第2のルーフボウユニット
35…スティフナ
40…第1のルーフボウ
41…第1のサイドルーフクロスボウ
50…クロスボウ本体
51…補強プレート
75…第1接合しろ
76…第2接合しろ
80…第2のルーフボウ
81…第2のサイドルーフクロスボウ
90…クロスボウ本体
91…補強プレート
115…第1接合しろ
116…第2接合しろ
Claims (3)
- 車体のルーフ部の両側部に車体前後方向に延在し、それぞれが矩形の閉断面構造をなすパイプ状の左右一対のサイドルーフレールと、
前記一対のサイドルーフレール間で車体幅方向に延在し、車体前後方向に間隔をなして複数配設され、それぞれが閉断面構造をなしかつ車体幅方向に向けて開口する開口端を有するパイプ状のルーフボウと、
前記ルーフボウと前記サイドルーフレールとの間に車体前後方向から見て湾曲した形状をなして配置され、車体側方から見て上部側の一端から下部側の他端に向って扇形に広がる形状でかつ閉断面構造をなし、前記一端が前記ルーフボウの前記開口端と嵌合した状態で固定され、前記他端が前記サイドルーフレールに固定されたサイドルーフクロスボウと、
を具備したことを特徴とする車体の屋根構造。 - 前記サイドルーフクロスボウの前記他端の下縁が、前記サイドルーフレールの上面に、車体幅方向のほぼ全域にわたり溶接されていることを特徴とする請求項1に記載の車体の屋根構造。
- 前記サイドルーフクロスボウは、
車体前後方向に沿う断面がハット形断面をなし車体前後方向の両側にフランジ部を有するクロスボウ本体と、
前記クロスボウ本体の下面側に重ね合わせて固定することにより前記クロスボウ本体の前記ハット形断面の開口を閉塞する補強プレートとを有し、
前記補強プレートの車体前後方向の幅が前記クロスボウ本体の車体前後方向の幅よりも大きく、前記補強プレートの車体前後方向の両側に前記フランジ部から突出する張出し部を有し、前記補強プレートの上部に、前記ルーフボウの下面を重ねて固定する第1接合しろを有するとともに、前記補強プレートの下部を前記サイドルーフレールの車体幅方向の内側の面に重ねて固定する第2接合しろを有することを特徴とする請求項1または2に記載の車体の屋根構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008264466A JP2010089754A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 車体の屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2008264466A JP2010089754A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 車体の屋根構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010089754A true JP2010089754A (ja) | 2010-04-22 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008264466A Withdrawn JP2010089754A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 車体の屋根構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010089754A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101361385B1 (ko) | 2012-11-20 | 2014-02-10 | 기아자동차주식회사 | 초저상 버스의 프론트 바디 |
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-
2008
- 2008-10-10 JP JP2008264466A patent/JP2010089754A/ja not_active Withdrawn
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