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JP2010089088A - 静電霧化装置 - Google Patents

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electrostatic atomizer
discharge
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JP2009269104A
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Kentaro Kobayashi
健太郎 小林
Shinya Murase
慎也 村瀬
Koichi Hirai
康一 平井
Akihide Sugawa
晃秀 須川
Fumio Mihara
史生 三原
Junji Imai
順二 今井
Toshihisa Hirai
利久 平井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Abstract

【課題】結露式の静電霧化装置において、電気伝導性がよく、且つ、熱伝導性が高い放電電極部を用いて、除菌、脱臭、アレルゲン除去性能のあるイオンミストを発生させる。
【解決手段】 静電霧化装置は、銀又は銀合金で構成された放電電極部1と、該放電電極部1を冷却して空気中の水分を結露させる吸熱体3と、前記放電電極部1の先端部に結露した水を帯電させて、テイラーコーン形状となってレイリー分裂を起こす高電圧を該放電電極部1に印加する手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電霧化現象によりナノメータサイズのイオンミストを発生させる静電霧化装置に関するものである。
従来から放電電極部と、放電電極部に対向して位置する対向電極部と、放電電極部に水を供給する供給手段とを備え、放電電極部と対向電極部との間に高電圧を印加することで放電電極部に保持される水を霧化させ、イオンミストを発生させる静電霧化装置が、特許文献1により知られている。
しかしながら、上記特許文献1に示された従来の静電霧化装置は、貯水部に溜めた水を毛細管現象を利用して放電電極部の先端まで搬送するようにした吸い上げ式の静電霧化装置であり、使用者は貯水部内の水が無くなれば、順次継ぎ足していかねばならないという煩わしさがあり、使い勝手が悪いという問題があった。また、上記の静電霧化装置においては、供給する水が水道水のようなCa、Mg等の不純物を含む水であった場合、この不純物が空気中のCOと反応して水搬送部の先端部にCaCOやMgO等を析出付着させ、毛細管現象による水の供給を阻害し、また不純物が毛細管に詰まり、これらの理由によりイオンミストの発生を妨げるという問題があった。
そこで、上記問題を解決するために、本発明者は本発明に到る過程で、吸熱体により空気を冷却して、空気中の水分を結露させて結露水を生成し、それを放電電極部まで供給するか、あるいは、空気中の水分を冷却して放電電極部に直接結露させて放電電極部に結露水を生成させ、放電電極部で生成された結露水を静電霧化により空気中にイオンミストとして発散させる結露式の静電霧化装置を開発した。
特許第3260150号公報
本発明は、結露式の静電霧化装置において、電気伝導性がよく、且つ、熱伝導性が高い放電電極部を用いて、除菌、脱臭、アレルゲン除去性能のあるイオンミストを発生させることを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る静電霧化装置は、銀又は銀合金で構成された放電電極部1と、該放電電極部1を冷却して空気中の水分を結露させる吸熱体3と、前記放電電極部1の先端部に結露した水を帯電させて、テイラーコーン形状となってレイリー分裂を起こす高電圧を該放電電極部1に印加する手段と、を備えたことを特徴とするものである。
また、前記放電電極部1が内装されたハウジング14の側面には、空気孔18が設けられていることが好ましい。
また、上記放電電極部1とは別の接地された電極部を更に備えることも好ましい。
本発明は、結露式の静電霧化装置において、上記のように銀又は銀合金で構成された放電電極部と、該放電電極部を冷却して空気中の水分を結露させる吸熱体と、前記放電電極部の先端部に結露した水を帯電させて、テイラーコーン形状となってレイリー分裂を起こす高電圧を該放電電極部に印加する手段と、を備えたので、電気伝導性がよく、且つ、熱伝導性が高い放電電極部を用いて、除菌、脱臭、アレルゲン除去性能のあるイオンミストを発生させることができる。
本発明の静電霧化装置の一実施形態の斜視図である。 同上の平面図である。 同上の図2のA−A線の断面図である。 同上の図2のB−B線の断面図である。 本発明の静電霧化装置の他の実施形態の斜視図である。 本発明の静電霧化装置の更に他の実施形態の平面図である。 同上の図6のA−A線の断面図である。 本発明の静電霧化装置の更に他の実施形態の断面図である。 微分型静電分級装置(DMA)による放出イオン量測定結果を示すグラフである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明の静電霧化装置2は、2つ以上の放電電極部1と、これらの放電電極部1を冷却するための吸熱体3と、対向電極部4とで構成してある。放電電極部1を冷却するための吸熱体3としては、ペルチェモジュール10を使用している。
2つ以上の放電電極部1は単一の電極部材11に設けてあり、該電極部材11は吸熱体3により冷却される基部6から分岐部8を介して複数の電極棒5を基部6と反対方向に一体に突設して構成してあり、複数の電極棒5の先端部がそれぞれ放電電極部1となっている。電極部材11の基部6は添付図面に示す実施形態では細首部6bの一端部に細首部6bよりも面積が広い大径底面部6aを設けて構成してあり、細首部6bの大径底面部6aと反対側の端部に分岐部8が設けてある。
ここで、基部6から分岐部8を介して分岐して突設した複数の電極棒5はいずれも基部6からの分岐部8の中心である分岐点7に対して対称(図2の実施形態のように分岐部8を介して2つの電極棒5を分岐して突設した例では2つの電極棒5が180°回転対称となっている。また、分岐部8を介して3つの電極棒5を分岐して突設する場合には3つの電極棒5が互いに120°回転対称となる。)に配置してあり、更に、各電極棒5を構成する部分が同一材料で形成してある。この場合、すべての電極棒5を含む電極部材11全体を同一材料で形成してもよく、すべての電極棒5を同一材料で形成すると共に先端部が分岐部8となった基部6を電極棒5と別部材で形成し、分岐部8に複数の電極棒5を固着したものであってもよい。このように構成することで、複数の電極棒5の各先端部の放電電極部1の熱抵抗を統一させることができ、各放電電極部1の温度分布をほぼ同じにすることができる。これにより装置の寸法を大きくすることなく、複数の放電電極部1を単一の静電霧化装置2に設けることができる。
吸熱体3を構成するペルチェモジュール10は、例えば熱伝導性の高いアルミナや窒化アルミニウムからなる絶縁板の片面側に回路を形成してある一対のペルチェ回路板を、互いの回路が向き合うように対向させ、多数列設してあるBiTe系の熱電素子を両ペルチェ回路板間で挟持すると共に隣接する熱電素子同士を両側の回路で電気的に接続させ、ペルチェモジュール10に設けた通電用コネクタ19に接続するペルチェ入力リード線を介してなされる熱電素子への通電により一方のペルチェ回路板側から他方のペルチェ回路板側に向けて熱が移動するように設けたものである。
上記ペルチェモジュール10の冷却側のペルチェ回路板の外側にはアルミナや窒化アルミニウム等からなる高熱伝導性及び高耐電性の高い冷却用絶縁板12を熱伝導性グリース等を介して接続してあり、また、上記他方の側(以下、放熱側という)のペルチェ回路板の外側にはアルミナや窒化アルミニウム等からなる高熱伝導性の放熱部13を熱伝導性グリース等を介して接続してある。放熱部13に放熱フィン部13aが設けてあって電極棒5の冷却を効率よく行えるようにしてある。
上記吸熱体3を構成するペルチェモジュール10及び電極部材11はハウジング14内に内装してある。
ハウジング14はペルチェ側ハウジング部14aと静電霧化側ハウジング部14bとよりなる。ペルチェモジュール10及び電極部材11の基部6がペルチェ側ハウジング部14a内に内装してあり、ペルチェモジュール10の冷却側に設けた冷却用絶縁板12に電極部材11の基部6の端部の大径底面部6aを面接触させてある。ハウジング14のペルチェ側ハウジング部14aは放熱部13に固着してある。
ペルチェ側ハウジング部14aと静電霧化側ハウジング部14aとを仕切る仕切り部に設けた孔を電極部材11の基部6の細首部6bが貫通し、静電霧化側ハウジング部14a内に分岐部8及び該分岐部8を介して突出した複数の電極棒5が配置してある。
ここで、各放電電極部1で安定した放電を維持するためには、各電極棒5間の距離を十分にとることが望ましく、5mm以上の距離が好ましい。実施形態では各電極棒5の距離を10mmにしている。
添付図面に示す実施形態では上記ペルチェ側ハウジング部14aと静電霧化側ハウジング部14bとは別体であって、ペルチェ側ハウジング部14aの上底面部に静電霧化側ハウジング部14bの下底面部を重ねて固着手段により固着してハウジング14を構成してある(この場合、ペルチェ側ハウジング部14aの上底面部に静電霧化側ハウジング部14bの下底面部とで仕切りが構成される)が、ペルチェ側ハウジング部14aと静電霧化側ハウジング部14bとを一体に成形してハウジング14を構成してもよい。
電極部材11の基部6には通電を行うためのリード板16が電気的に接続してある。このリード板16の電極部材11への接続部は基部6の大径底面部6aと分岐部8との間に位置している。これにより分岐部8から各放電電極部1までの温度分布が等しくなり、各放電電極部1における結露量を等しくすることができる。
各電極棒5の先端部の各放電電極部1の先端から適当な距離をおいてイオン放出用の開口部17を設けた対向電極部4が設置してあり、この対向電極部4は静電霧化側ハウジング部14bに固定してある。
対向電極部4はイオン放出用の開口部17を有する一つの対極板15により構成してあり、それぞれの放電電極部1の先端から対極板15までの距離を等しくしてあり、これにより、並列で各放電電極部1と対向電極部4との間で高電圧を印加して、それぞれの放電部に等しい電界強度、電気力線を生じさせることができるようにしてある。
図1乃至図4に示す実施形態では2つの放電電極部1を設けた例であり、一つの対極板15に縁部が対向電極部4となった2つのイオン放出用の開口部17を設け、2つの放電電極部1にそれぞれ2つのイオン放出用の開口部17が対応するように配置してある。ここで2つのイオン放出用の開口部17は同じ径の円孔により構成してあり、各イオン放出用の開口部17の円の中心にそれぞれ各放電電極部1を配置してある。
静電霧化側ハウジング部14bの側面には、発生したイオンを効率よく放出するために空気孔18が設けてある。
また、図示を省略しているが、放電電極部1側に高電圧を印加する場合、冷却用絶縁板12と電極部材11の周囲を絶縁性の樹脂で封止する必要がある。すなわち、上記のように絶縁性の樹脂で封止することで、高電圧印加時に電極棒5に結露した水によってペルチェモジュール10や放熱フィン部13aへの漏電を防ぐようになっている。
次に各部材の材質につき説明する。電極部材11としては電気伝導性がよく、且つ熱伝導性が高い材質である銀、あるいはその合金を使用している。冷却用絶縁板12としては熱伝導率が高く、且つ電気絶縁性が高い材質が望ましく、例えば、アルミナや窒化アルミなどの材質がよい。対向電極部4を構成する対極板15としては電気伝導性を有する材質が必要で、電気伝導性を示す金属、樹脂が良く、実施例ではSUSを使用している。ハウジング14は絶縁性を有する材質で、且つ熱損失を防ぐために熱伝導率が低い材質が望ましく、例えば、ABS、PPS、PBTなどの樹脂がよい。放熱フィン部13aを有する放熱部13としては、熱伝導性の高い材質が望ましく、例えば、アルミニウム、銅などがよい。また、封止樹脂としては、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ウレタン系樹脂等が有効である。
イオンミストを発生させる原理は以下の通りである。まず、ペルチェモジュール10に通電を行い、冷却用絶縁板12と共に複数の電極棒5を有する電極部材11を冷却する。電極棒5が露点温度よりも下回ると空気中の水分が電極棒5に結露し始め、各電極棒5先端部の各放電電極部1に結露水が生成される。このようにして各放電電極部1に結露水が十分に生成されると、各放電電極部1と対向電極部4との間に高電圧を印加する。各放電電極部1と対向電極部4との間に高電圧を印加すると、各放電電極部1の先端部に生成された結露水が帯電し、この帯電した結露水にクーロン力が働き、該結露水が先端が尖った錐状に盛り上がる(テイラーコーン)。この時印加される電圧が水の表面張力を超えて分裂、飛散(レイリー分裂)を起こさせることができる高電圧であれば、放電電極部1に生成した結露水はテイラーコーン形状となってレイリー分裂を起こしてナノメータサイズのイオンミストが発生するという静電霧化がなされ、大気中に放出される。
このようにして発生したナノメータサイズのイオンミストは活性種(ヒドロキシラジカル、スパーオキサイド等)を持ったナノメータサイズのイオンミストであるため、これを室内に放出することで、室内の空気の脱臭のみならず、室内壁面や衣類等に付着して壁面や衣類等に付着した臭いを除去することができ、また、このような付着脱臭性能に加え、更に、アレルゲン除去性能、除菌性能等がある。
この場合、マイナスイオンを含んだミストを放出させるには、対向電極部4を構成する対極板15を接地し、複数の電極棒5を有する電極部材11に負の高電圧を印加するか、あるいは、対向電極部4を構成する対極板15に正の高電圧を印加し、複数の電極棒5を有する電極部材11を接地すればよい。また、プラスイオンを含んだミストを放出させるには、対向電極部4を構成する対極板15を接地し、複数の電極棒5を有する電極部材11に正の高電圧を印加するか、あるいは、対向電極部4を構成する対極板15に負の高電圧を印加し、複数の電極棒5を有する電極部材11を接地すればよい。
上記においては、図1乃至図4に基づいて放電電極部1を2つ有する静電霧化装置2について説明したが、放電電極部1を3つ以上設けた静電霧化装置2であってもよく、この場合は放出するイオンミスト量は更に増加する。放電電極部1を3つ以上設けた静電霧化装置2の構造は上記した放電電極部1を2つ設けた静電霧化装置2と基本的には同じで、電極部材11の形状、対向電極部4を構成する対極板15の形状、更に、各部材を固定するハウジング14の形状が異なっている。その一例として図5には3つの放電電極部1を有する静電霧化装置2の例が示してあり、この図5に示す実施形態においては、一つの対極板15にそれぞれ縁部が対向電極部4となるイオン放出用の開口部17が3つ設けてあり、この3つの対向電極部4がそれぞれ3つの放電電極部1に対向しており、各対向電極部4から対応する対向電極部4までの距離をそれぞれ等しくしてある。
上記各実施形態では、各放電電極部1に対向してそれぞれ縁部が対向電極部4となるイオン放出用の開口部17をそれぞれ1つずつ設けた例を示したが、図6、図7に示すように、複数の放電電極部1に対してイオン放出用の開口部17を1つ設け、このイオン放出用の開口部17の円の中心から同心円上に、各放電電極部1を等間隔で配置してもよい。但し、各々の放電電極部1から放出されるイオンミスト発生効率を向上させるには、各放電電極部1に対してそれぞれ1つずつイオン放出用の開口部17を設けた方が望ましい。
また、図8に示すように、分岐部8から電極棒5の根元までのすべて又は一部を熱伝導性の低い断熱材9により覆ってもよい。これにより、余分な結露水の生成を防ぎ、過剰結露による漏電や、水垂れを防ぐことができる。断熱材9の材質としては、ウレタン樹脂やフェノール樹脂等の樹脂系断熱材や、ガラスウール、セラミックファイバー等の繊維系断熱材、あるいはセラミックを混合した断熱塗料などが有効である。
図9には放電電極部1を複数設けた場合における微分型静電分級装置(DMA)によって計測した放出イオンミスト量の比較である。各放電電極部1の放電条件を同一にし、約5×107(V/m)の電界強度に調整して、各放電部で安定した静電霧化を行った。この結果により、放電電極部1を増加させると、それに伴って放出されるイオンミスト量も増加していくことがわかる。これにより、付着脱臭性能、アレルゲン除去性能、除菌性能等が向上する。
1 放電電極部
3 吸熱体
14 ハウジング
18 空気孔

Claims (3)

  1. 銀又は銀合金で構成された放電電極部と、該放電電極部を冷却して空気中の水分を結露させる吸熱体と、前記放電電極部の先端部に結露した水を帯電させて、テイラーコーン形状となってレイリー分裂を起こす高電圧を該放電電極部に印加する手段と、を備えたことを特徴とする静電霧化装置。
  2. 前記放電電極部が内装されたハウジングの側面には、空気孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の静電霧化装置。
  3. 上記放電電極部とは別の接地された電極部を更に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の静電霧化装置。
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