JP2010085760A - 防眩フィルム、偏光板、および画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明プラスチックフィルム基材上に、表面に凹凸を有する防眩層を有し、且つ該防眩層の最表面に耐擦傷性層を有する防眩フィルムであって、該耐擦傷性層の平均膜厚が0.03〜0.4μmであり、該耐擦傷性層が少なくとも以下の(A)、(B)、および(C)成分を含有する組成物の硬化物である防眩フィルム。
(A)平均粒径が1〜300nmのケイ素酸化物を主成分とする無機微粒子
(B)電離放射線硬化性樹脂
(C)架橋性高分子増粘剤
【選択図】なし
Description
すなわち、本発明者らは、以下の各構成により、上記目的を達成した。
(A)平均粒径が1〜300nmのケイ素酸化物を主成分とする無機微粒子
(B)電離放射線硬化性樹脂
(C)架橋性高分子増粘剤
2. 前記架橋性高分子増粘剤が、下記一般式(1)で表される繰り返し単位を含む架橋性ポリマーである上記1に記載の防眩フィルム。
Pは、開環重合性基を含む一価の基又はエチレン性不飽和基を表す。
Lは、単結合または二価の連結基を表す。
3. 前記(C)架橋性高分子増粘剤が、さらに、側鎖に脂環構造を有する基を含有する繰り返し単位を含む、上記2に記載の防眩フィルム。
4. 前記(A)成分の無機微粒子の表面が下記一般式(2)で表される化合物により表面処理されている上記1〜3のいずれかに記載の防眩フィルム。
一般式(2) (R10)m−Si(X)4-m
(一般式(2)中、R10は置換もしくは無置換のアルキル基または置換もしくは無置換のアリール基を表す。Xは水酸基または加水分解可能な基を表す。mは1〜3の整数を表す。)
5. 前記耐擦傷性層がフッ素バインダーを実質的に含有しない上記1〜4のいずれかに記載の防眩フィルム。
6. 前記耐擦傷性層の屈折率が前記防眩層の屈折率より低い上記1〜5のいずれかに記載の防眩フィルム。
7. 前記防眩層が、少なくとも1種の透光性樹脂と、少なくとも1種の光拡散性粒子とを含有する上記1〜6のいずれかに記載の防眩フィルム。
8. 前記光拡散性粒子の平均粒子径が5.5〜15μmであり、前記防眩層の平均膜厚が8〜40μmである上記7に記載の防眩フィルム。
9. 偏光膜と、該偏光膜の両側に保護フィルムとを有する偏光板であって、該保護フィルムの少なくとも一方が、上記1〜8のいずれかに記載の防眩フィルムである偏光板。
10. 上記1〜8のいずれかに記載の防眩フィルムまたは上記9に記載の偏光板を画像表示面に有する画像表示装置。
(A)平均粒径が1〜300nmのケイ素酸化物を主成分とする無機微粒子
(B)電離放射線硬化性樹脂
(C)架橋性高分子増粘剤
本発明の層構成に関しては、少なくとも、1層の防眩層と最表面に耐擦傷性層を有する。防眩層は、複数層構成であっても良い。また、基材フィルムと防眩層の間、及び/または防眩層と耐擦傷性層の間には他の機能性層が積層されていても良い。他の機能性層としては、例えば、ハードコート層、帯電防止層、干渉ムラ防止層等が挙げられる。
また、耐擦傷性層は他の層の機能を兼ねていても良い、これらの層としては例えば、反射防止層、低屈折率層、防汚層、帯電防止層等が挙げられる。
・基材フィルム/防眩層/耐擦傷性層
・基材フィルム/帯電防止層/防眩層/耐擦傷性層
・基材フィルム/防眩層/耐擦傷性層(低屈折率層を兼ねる)
・基材フィルム/防眩層/帯電防止層/耐擦傷性層
・基材フィルム/ハードコート層/防眩層/耐擦傷性層
・基材フィルム/ハードコート層/防眩層/帯電防止層/耐擦傷性層
・基材フィルム/ハードコート層/帯電防止層/防眩層/耐擦傷性層
・基材フィルム/防眩層/高屈折率層/耐擦傷性層
・基材フィルム/防眩層/中屈折率層/高屈折率層/耐擦傷性層
・帯電防止層/基材フィルム/防眩層/中屈折率層/高屈折率層/耐擦傷性層
・基材フィルム/帯電防止層/防眩層/中屈折率層/高屈折率層/耐擦傷性層
・帯電防止層/基材フィルム/防眩層/高屈折率層/低屈折率層/高屈折率層/耐擦傷性層
耐擦傷性層の平均膜厚は、0.03μm〜0.4μmであり、より好ましくは0.05μm〜0.3μmであり、さらに好ましくは0.05μm〜0.2μmである。耐擦傷性層の膜厚をこの範囲にすることで、塗布ムラを防止しつつ、充分な耐擦傷性を得ることができる。
(A)平均粒径が1〜300nmのケイ素酸化物を主成分とする無機微粒子
(B)電離放射線硬化性樹脂
(C)架橋性高分子増粘剤
以下に、本発明の硬化性組成物の各成分について詳述する。
本発明の耐擦傷性層形成用組成物は、(C)成分である架橋性高分子増粘剤が含まれる。
ここでいう増粘剤とは、それを添加することにより液の粘度が増大するものを意味し、添加することによる塗布液粘度の上昇分としては好ましくは0.05〜50mPa・sであり、さらに好ましくは0.10〜20mPa・sであり、最も好ましくは0.10〜10mPa・sである。本発明の架橋性高分子増粘剤の添加量は、粘度の増加の観点から耐擦傷性層の固形分当たり0.2〜10質量%が好ましく、膜厚の観点から0.5〜7質量%がより好ましく、1〜5質量%が特に好ましい。
Pは、開環重合性基を含む一価の基又はエチレン性不飽和基を表す。
Lは、単結合もしくは二価の連結基を表す。
一般式(1)で表される繰り返し単位を含む架橋性ポリマーについて詳細に説明する。一般式(1)中、a1およびa2は、水素原子、脂肪族基、好ましくは炭素原子数1〜4のアルキル基、−COOR1、または−CH2COOR1を表す。
R1は、炭化水素基、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基、より好ましくは水素原子もしくはメチル基を表す。
Lは単結合または二価の連結基であり、好ましくは単結合、−O−、アルキレン基、アリーレン基、*−COO−、*−CONH−、*−OCO−、または*−NHCO−である(ここで、*は*側で主鎖に連結することを意味する)。
Pは、開環重合性基を含む一価の基又はエチレン性不飽和基を表す。開環重合性基を含む一価の基とは、カチオン、アニオン、ラジカルなどの作用により開環重合が進行する環構造を有する一価の基であり、この中でもヘテロ環状化合物のカチオン開環重合が好ましい。好ましい開環重合性基を含む一価の基としては、ビニルオキシ基、或はエポキシ環、オキセタン環、テトラヒドロフラン環、ラクトン環、カーボネート環、オキサゾリン環などのイミノエーテル環などを含む一価の基が挙げられ、この中でも特に好ましくはエポキシ環、オキセタン環、オキサゾリン環を含む一価の基あり、最も好ましくはエポキシ環を含む一価の基である。
Pがエチレン性不飽和基を表す場合、好ましいエチレン性不飽和基としては、アクリロイル基、メタクロイル基、スチリル基、およびビニルオキシカルボニル基を挙げることができる。
これらの基はさらに置換基を有していても良い。
以下に一般式(1)で表される繰り返し単位の好ましい具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明では、アクリル酸またはメタクリル酸から誘導されるエステル類、およびアミド類、および芳香族ビニル化合物が特に好ましく用いられるビニルモノマーである。
ヒドロキシル基含有ビニルモノマー(例えば、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、アリルアルコール、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレートなど)、イソシアネート基含有ビニルモノマー(例えば、イソシアナトエチルアクリレート、イソシアナトエチルメタクリレートなど)、N−メチロール基含有ビニルモノマー(例えば、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなど)、カルボキシル基含有ビニルモノマー(例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、カルボキシエチルアクリレート、安息香酸ビニル)、アルキルハライド含有ビニルモノマー(例えばクロロメチルスチレン、2−ヒドロキシ−3−クロロプロピルメタクリレート)、酸無水物含有ビニルモノマー(例えばマレイン酸無水物)、ホルミル基含有ビニルモノマー(例えばアクロレイン、メタクロレイン)、スルフィン酸基含有ビニルモノマー(例えばスチレンスルフィン酸カリウム)、活性メチレン含有ビニルモノマー(例えばアセトアセトキシエチルメタクリレート)、アミノ基含有モノマー(例えばアリルアミン)、アルコキシシリル基含有モノマー(例えばメタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン)などが挙げられる。
脂環構造を有する基Xを導入すると、塗布乾燥時のシリカ粒子の分散性が向上し、白モヤが抑制できる。また、酸性基を有する基Yは化合物合成上の観点から導入される。
置換基Pおよび置換基PがX、Y、あるいはRに置き換えられた繰り返し単位を含む架橋性ポリマー中、一般式(1)で表される繰り返し単位zモル%は25質量%以上100%以下が好ましく、50質量%以上100%以下がより好ましい。
架橋性ポリマー中の置換基Xを有する繰り返し単位の含有量xモル%は、白モヤ抑制の観点から、好ましくは10モル%〜70モル%、より好ましくは20モル%〜60モル%であり、また置換基Yを有する繰り返し単位の含有量yモル%は、好ましくは10モル%〜50モル%、より好ましくは20モル%〜40モル%であり、置換基Rを有する繰り返し単位の含有量lモル%は、好ましくは0モル%〜15モル%、より好ましくは1モル%〜5モル%である。
次に脂環構造を有する基としては、炭素原子数5〜20個の脂環式炭化水素基を示し、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、ノルボルニル基、イソボルニル基、アダマンチル基、トリシクロデシル基、ジシクロペンテニル基、ジシクロペンタニル基、トリシクロペンテニル基、及びトリシクロペンタニル基等が挙げられる。これらの中でも、シクロヘキシル基、ノルボルニル基、イソボルニル基、アダマンチル基、トリシクロデシル基、トリシクロペンテニル基、トリシクロペンタニル基等が好ましく、更にシクロヘキシル基、ノルボルニル基、イソボルニル基、トリシクロペンテニル基等が好ましい。
前記市販品としては、日立化成工業(株)製:FA−511A、FA−512A(S)、FA−512M、FA−513A、FA−513M、TCPD−A、TCPD−M、H−TCPD−A、H−TCPD−M、TOE−A、TOE−M、H−TOE−A、H−TOE−M等が挙げられる。これらの中でも現像性に優れ、変形回復率に優れる点で、FA−512A(S)、512Mが好ましい。
前記酸性基としては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、カルボキシル基、スルホン酸基、スルホンアミド基、リン酸基、フェノール性水酸基等が挙げられる。含有量は5%以上が好ましく、10%以上がさらに好ましい。
前記その他の単量体としては、特に制限はなく、例えば脂環構造をもたない(メタ)アクリル酸エステル、スチレン、ビニルエーテル、二塩基酸無水物基、ビニルエステル基、炭化水素アルケニル基等を有する単量体などが挙げられる。
前記ビニルエーテル基としては、特に制限はなく、例えば、ブチルビニルエーテル基などが挙げられる。
前記ビニルエステル基としては、特に制限はなく、例えば、酢酸ビニル基などが挙げられる。
前記炭化水素アルケニル基としては、特に制限はなく、例えば、ブタジエン基、イソプレン基などが挙げられる。
本発明に用いることのできる同一分子内に2個以上のエチレン性不飽和基を含む化合物について説明する。好ましいエチレン性不飽和基の種類は、アリロイル基、メタクリロイル基、スチリル基、ビニルエーテル基であり、特に好ましくはメタクリロイル基またはアクリロイル基であり、特に好ましくはアクリロイル基である。エチレン性不飽和基を含む化合物はエチレン性不飽和基を分子内に2個以上有していればよいが、より好ましくは3個以上である。そのなかでもアクリロイル基を有する化合物が好ましく、分子内に2〜6個のアクリル酸エステル基を有する多官能アクリレートモノマーと称される化合物やウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレートと称される分子内に数個のアクリル酸エステル基を有する分子量が数百から数千のオリゴマーを好ましく使用できる。具体的には、後述する耐擦傷性層を構成する<バインダー>に記載の多官能性モノマーと同様のものが挙げられる。
これらの重合性化合物は、重合開始剤を併用することが好ましく、具体的には後述する<光重合開始剤>に記載したものと同様のものが挙げられる。
本発明の硬化性組成物は、(A)成分として平均粒径が1〜300nmのケイ素酸化物を主成分とする無機微粒子を含有する。本発明ではケイ素酸化物を主成分とする無機微粒子とは、ケイ素酸化物を50質量%以上含有する無機微粒子を意味する。ケイ素酸化物を70質量%以上含有することが好ましく、90質量%以上含有することが特に好ましい。
また、粒子の分散性を改良するために各種の界面活性剤やアミン類を添加してもよい。
本発明の無機微粒子の表面処理に用いることのできる下記一般式(2)で表される表面処理剤について詳細に説明する。
mは1〜3の整数を表す。R10もしくはXが複数存在するとき、複数のR10もしくはXはそれぞれ同じであっても異なっていても良い。mとして好ましくは1または2であり、特に好ましくは1である。
また、Xが加水分解可能な基として示される場合の例として以下に示す化合物も好ましい。
R10が複数ある場合は、少なくとも一つが、置換アルキル基もしくは置換アリール基であることが好ましい。中でも該置換アルキル基もしくは置換アリール基がさらにビニル重合性基を有することが好ましく、この場合、一般式(2)で表される化合物は、下記一般式(5)で表されるビニル重合性の置換基を有するオルガノシラン化合物として表すことができる。
Yは、単結合、エステル基、アミド基、エーテル基またはウレア基を表す。単結合、エステル基およびアミド基が好ましく、単結合およびエステル基が更に好ましく、エステル基が特に好ましい。
R10は、一般式(2)のR10と同義であり、置換もしくは無置換のアルキル基、無置換のアリール基が好ましく、無置換のアルキル基、無置換のアリール基が更に好ましい。
Xは、一般式(2)のXと同義であり、ハロゲン、水酸基、無置換のアルコキシ基が好ましく、塩素、水酸基、無置換の炭素数1〜6のアルコキシ基が更に好ましく、水酸基、炭素数1〜3のアルコキシ基が更に好ましく、メトキシ基が特に好ましい。
これらの具体例の中で、(M−1)、(M−2)等が特に好ましい。また、特許第3474330号の参考例に記載のA,B,Cの化合物も分散安定性に優れ好ましい。本発明においては、一般式(2)で表されるオルガノシラン化合物の使用量は、特に制限はないが、無機微粒子当たり1質量%〜300質量%が好ましく、更に好ましくは3質量%〜100質量%、最も好ましくは5質量%〜50質量%である。無機酸化物の表面の水酸基基準の規定度濃度(Formol)当たりでは1〜300モル%が好ましく、更に好ましくは5〜300モル%、最も好ましくは10〜200モル%である。オルガノシラン化合物の使用量が上記範囲であると、分散液の安定化効果が充分得られ、塗膜形成時に膜強度も上昇する。複数種のオルガノシラン化合物を併用することも好ましく、複数種の化合物を同時に添加することも、添加時間をずらして反応させることもできる。また、複数種の化合物を予め部分縮合物にしてから添加すると反応制御が容易であり好ましい。
本発明の硬化性組成物は、(B)成分である電離放射線硬化性樹脂を含有する。電離放射性樹脂は硬化して本発明の耐擦傷性層のバインダーとなる。
本発明の耐擦傷性層のバインダーは、(B)成分である電離放射線硬化性樹脂を電離放射線による架橋反応、又は、重合反応により形成できる。
具体的には、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、1,2,4−シクロヘキサンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタグリセロールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、(ジ)ペンタエリスリトールトリアクリレート、(ジ)ペンタエリスリトールペンタアクリレート、(ジ)ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、(ジ)ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールトリアクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサトリアクリレート等が挙げられる。
これらのエチレン性不飽和基を有するモノマーの重合は、光ラジカル開始剤の存在下、電離放射線の照射により行うことができる。光重合開始剤としては、光ラジカル重合開始剤と光カチオン重合開始剤が好ましく、特に好ましいのは光ラジカル重合開始剤である。
前記光ラジカル重合開始剤としては、アセトフェノン類、ベンゾイン類、ベンゾフェノン類、ホスフィンオキシド類、ケタール類、アントラキノン類、チオキサントン類、アゾ化合物、過酸化物類(特開2001−139663号公報等)、2,3−ジアルキルジオン化合物類、ジスルフィド化合物類、フルオロアミン化合物類、芳香族スルホニウム類、ロフィンダイマー類、オニウム塩類、ボレート塩類、活性エステル類、活性ハロゲン類、無機錯体、クマリン類などが挙げられる。
ベンゾフェノン類の例には、ベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、2,4−ジクロロベンゾフェノン、4,4−ジクロロベンゾフェノン及びp−クロロベンゾフェノン、4,4’−ジメチルアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)、3,3’、4、4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノンなどが含まれる。
また、その他の有機ホウ素化合物としては、特開平6−348011号公報、特開平7−128785号公報、特開平7−140589号公報、特開平7−306527号公報、及び特開平7−292014号公報等の有機ホウ素遷移金属配位錯体等が具体例として挙げられ、具体例にはカチオン性色素とのイオンコンプレックス類が挙げられる。
前記活性エステル類の例には、1,2−オクタンジオン、1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)]、スルホン酸エステル類、環状活性エステル化合物などが含まれる。
具体的には、特開2000−80068号公報記載の実施例記載化合物1〜21が特に好ましい。
また、オニウム塩類の例には、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、芳香族スルホニウム塩が挙げられる。
より好適には、少なくとも一つのモノ、ジ又はトリハロゲン置換メチル基がs−トリアジン環に結合したs−トリアジン誘導体が挙げられる。
これらの開始剤は単独でも混合して用いてもよい。
前記光重合開始剤に加えて、光増感剤を用いてもよい。該光増感剤の具体例として、n−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィン、ミヒラーケトン及びチオキサントン、などが挙げられる。
更に、アジド化合物、チオ尿素化合物、メルカプト化合物などの助剤を1種以上組み合わせて用いてもよい。
市販の光増感剤としては、日本化薬(株)製のKAYACURE(DMBI,EPA)などが挙げられる。
本発明の耐擦傷性層の傷防止効果に加えて、耐擦傷性層の防汚性を有することも好ましい態様である。そのため、本発明の硬化性組成物にポリシロキサン系またはフッ素系防汚剤を添加することで、このような機能を付加することができる。このなかでも本発明ではポリシロキサン系防汚剤が好ましく、不飽和二重結合性基を有するケイ素系防汚剤が特に好ましい。
耐擦傷性層を形成するための硬化性組成物は有機溶媒を含有していることが好ましい。他の成分との相溶性、分散性の観点から、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、γ−ブチロラクトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエステル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類を挙げることができる。中でも、メタノール、イソプロパノール、ブタノール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、キシレンが好ましい。
耐擦傷性層はフッ素バインダーを実質的に含有しないことが好ましい。
本発明における防眩層は、表面に微細凹凸形状を有するものであればいかなるものでも構わないが、少なくとも1種の透光性樹脂と少なくとも1種の光拡散性粒子を含有することが好ましい。
粒子の平均粒径は5.5μm〜15μmが好ましく、6.0μm〜12μmがより好ましく、6.0μm〜10μmがさらに好ましい。
本発明において、粒子の平均粒径が上記の範囲であると塗布液を保存した後の表面形状の安定性に優れる。また、画面の黒しまりに優れ、且つ適度の防眩性を有することによるザラツキ感が少なく、かつ、正面コントラストの低下が少ない。
防眩層を形成するマトリックスを形成するバインダーとしては、特に限定されないが、電離放射線等による硬化後に飽和炭化水素鎖、又はポリエーテル鎖を主鎖として有する透光性ポリマーであることが好ましい。また、硬化後の主たるバインダーポリマーは架橋構造を有することが好ましい。
エポキシ基を有するモノマー類は層を構成する全バインダーに対して20〜100質量%含有することが硬化収縮低減のために好ましく、35〜100質量%含有することがより好ましく、50〜100質量%含有することがさらに好ましい。
本発明の防眩層は、高分子化合物を含有してもよい。高分子化合物を添加することで、硬化収縮を小さくしたり、塗布液の粘度調整を行うことができる。
本発明の防眩層には、屈折率の調整、膜強度の調整、硬化収縮減少、さらに低屈折率層を設けた場合の反射率低減の目的に応じて、無機フィラー使用することもできる。例えば、チタン、ジルコニウム、アルミニウム、インジウム、亜鉛、錫、アンチモンのうちより選ばれる少なくとも1種の金属元素を含有する酸化物からなり、一次粒子の平均粒径が、一般に0.2μm以下、好ましくは0.1μm以下、より好ましくは0.06μm以下1nm以上である微細な高屈折率無機フィラーを含有することも好ましい。
本発明の防眩層では、特に塗布ムラ、乾燥ムラ、点欠陥等の面状均一性を確保するために、フッ素系、シリコーン系のいずれかの界面活性剤、あるいはその両者を光散乱層用の塗布組成物中に含有することが好ましい。特に、フッ素系の界面活性剤は、より少ない添加量において、本発明の光学フィルムの塗布ムラ、乾燥ムラ、点欠陥等の面状故障を改良する効果が現れるため、好ましく用いられる。
面状均一性を高めつつ、高速塗布適性を持たせることにより生産性を高めることが目的である。フッ素系の界面活性剤の好ましい例としては、例えば、特開2007−188070号公報の段落番号0049〜0074に記載の化合物が挙げられる。
防眩層を形成する塗布組成物には、有機溶媒を添加することができる。
防眩層は、塗布液を支持体に塗布後、光照射、電子線ビーム照射、加熱処理などを実施して、架橋又は重合反応させて形成できる。紫外線照射の場合、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メタルハライドランプ等の光線から発する紫外線等が利用できる。紫外線による硬化は、窒素パージ等で酸素濃度が4体積%以下、更に好ましくは2体積%以下、最も好ましくは0.5体積%以下の雰囲気下で硬化することが好ましい。
本発明の透明プラスチックフィルム基材(透明支持体)としては、プラスチックフィルムを用いることが好ましい。プラスチックフィルムを形成するポリマーとしては、セルロースアシレート(例、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース、代表的には富士フイルム社製TAC−TD80U、TD80UFなど)、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエステル(例、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリスチレン、ポリオレフィン、ノルボルネン系樹脂(アートン:商品名、JSR社製)、非晶質ポリオレフィン(ゼオネックス:商品名、日本ゼオン社製)、(メタ)アクリル系樹脂(アクリペットVRL20A:商品名、三菱レイヨン社製、特開2004−70296号公報や特開2006−171464号公報記載の環構造含有アクリル系樹脂)などが挙げられる。このうちトリアセチルセルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、が好ましく、特にトリアセチルセルロースが好ましい。
鹸化処理することにより、最外層を有する側とは反対側の透明支持体の表面が親水化される。
本発明の防眩フィルムは以下の方法で形成することができるが、この方法に制限されない。まず、各層を形成するための成分を含有した塗布液が調製される。次に、防眩層を形成するための塗布液をディップコート法、エアーナイフコート法、カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤーバーコート法、グラビアコート法やダイコート法により透明支持体上に塗布し、加熱・乾燥するが、マイクログラビアコート法、ワイヤーバーコート法、ダイコート法(米国特許2681294号明細書、特開2006−122889号明細書参照)がより好ましく、ダイコート法が特に好ましい。
防眩層の下層または防眩層と耐擦傷性層の間に他の機能性層を形成する場合は、防眩層と同様の方法を用いて形成することができる。
偏光板は、偏光膜の表側および裏側の両面を保護する2枚の保護フィルムで主に構成される。本発明の防眩フィルムは、偏光膜を両面から挟む2枚の保護フィルムのうち少なくとも1枚に用いることが好ましい。本発明の防眩フィルムが保護フィルムを兼ねることで、偏光板の製造コストを低減できる。また、本発明の防眩フィルムを最表層に使用することにより、外光の映り込み等が防止され、耐傷性、防汚性等も優れた偏光板とすることができる。
本発明の防眩フィルムを、偏光膜の保護フィルムの一方に、光学異方性のある光学補償フィルムを偏光膜の保護フィルムのもう一方に用いた偏光板も好ましい。
光学補償フィルムとしてはワイドビューフィルム A 12B富士フイルム(株)製などが挙げられ、反射防止性能に優れ、視認性と表示品位が優れるなどの効果が期待できる。
鹸化処理は、最外層を有する側とは反対側の透明支持体の表面の水に対する接触角が40゜以下になるように実施することが好ましい。更に好ましくは30゜以下、特に好ましくは20゜以下である。
本発明の防眩フィルムは、液晶表示装置(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)や陰極管表示装置(CRT)、表面電界ディスプレイ(SED)のような画像表示装置に適用することができる。特に好ましくは液晶表示装置(LCD)に用いられる。本発明の光学フィルムは透明支持体を有しているので、透明支持体側を画像表示装置の画像表示面に接着して用いられる。
本実施例で用いた防眩層および耐擦傷性層用塗布液を以下に示す。
PET−30 65.0g
イルガキュア127 3.0g
8μm架橋アクリル粒子(30%) 20.0g
8μm架橋アクリル・スチレン粒子(30%) 52.6g
SP−13 0.2g
CAB 0.5g
MIBK 72.6g
MEK 32.5g
上記塗布液において硬化後のマトリックスの屈折率は1.525であった。
8μm架橋アクリル粒子 1.500
8μm架橋アクリル・スチレン粒子 1.555
〈分散液A−1の調製〉
シリカ微粒子ゾル(日産化学工業(株)製メタノールシリカゾル、平均粒子径12nm、シリカ濃度30%)を分散液Aとする。分散液Aを用いて、総液量がほぼ一定になるようにメチルエチルケトン(MEK)を添加しながら25℃で減圧蒸留により溶媒を置換した。最終的に固形分が20%になるように調節してシリカ分散液A−1を調製した。
シリカ微粒子ゾル(日産化学工業(株)製メタノールシリカゾル、平均粒子径12nm、シリカ濃度30%)333部にアクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン8部、およびジイソプロポキシアルミニウムエチルアセテート1.5部加え混合した後に、イオン交換水を9部を加えた。60℃で8時間反応させた後に室温まで冷却し、アセチルアセトン1.8部を添加した。総液量がほぼ一定になるようにMEKを添加しながら減圧蒸留により溶媒を置換した。最終的に固形分が20%になるように調節してシリカ分散液A−2を調製した。
シリカ分散液A−1(20%) 169.5g
イルガキュア127 3.4g
DPHA 67.6g
PMMA 3.0g
MEK 2062.2g
MMPG−Ac 551.4g
シリカ分散液A−1(20%) 169.5g
イルガキュア127 3.4g
DPHA 67.6g
Pst/PMMA=30/70 3.0g
MEK 2062.2g
MMPG−Ac 551.4g
シリカ分散液A−1(20%) 169.5g
イルガキュア127 3.4g
DPHA 67.6g
S−1 3.0g
MEK 2062.2g
MMPG−Ac 551.4g
シリカ分散液A−2(20%) 169.5g
イルガキュア127 3.4g
DPHA 67.6g
S−1 3.0g
MEK 2062.2g
MMPG−Ac 551.4g
シリカ分散液A−2(20%) 169.5g
イルガキュア127 3.4g
DPHA 67.6g
S−2 1.0g
MEK 2064.2g
MMPG−Ac 551.4g
シリカ分散液A−2(20%) 169.5g
イルガキュア127 3.4g
DPHA 67.6g
S−2 2.0g
MEK 2063.2g
MMPG−Ac 551.4g
シリカ分散液A−2(20%) 169.5g
イルガキュア127 3.4g
DPHA 67.6g
S−2 5.0g
MEK 2060.2g
MMPG−Ac 551.4g
シリカ分散液A−2(20%) 169.5g
イルガキュア127 3.4g
DPHA 67.6g
S−2 7.0g
MEK 2058.2g
MMPG−Ac 551.4g
シリカ分散液A−2(20%) 169.5g
イルガキュア127 3.4g
DPHA 67.6g
S−3 3.0g
MEK 2062.2g
MMPG−Ac 551.4g
シリカ分散液A−2(20%) 169.5g
イルガキュア127 3.4g
DPHA 67.6g
S−4 3.0g
MEK 2062.2g
MMPG−Ac 551.4g
シリカ分散液A−2(20%) 169.5g
イルガキュア127 3.4g
DPHA 67.6g
S−5 3.0g
MEK 2062.2g
MMPG−Ac 551.4g
PET−30:ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの混合物[日本化薬(株)製]
DPHA:ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの混合物[日本化薬(株)製]
8μm架橋アクリル粒子(30%):平均粒径8.0μm[綜研化学(株)製]の30wt%MIBK分散液、ポリトロン分散機にて10000rpmで20分間分散し調製)
8μm架橋アクリル・スチレン粒子(30%):平均粒径8.0μm[積水化成品工業(株)製]の30wt%MIBK分散液、ポリトロン分散機にて10000rpmで20分間分散し調製)
イルガキュア127:重合開始剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製]
CAB:セルロースアセテートブチレート(数平均分子量40000)
PMMA:ポリメチルメタアクリレート(数平均分子量約40000)
Pst/PMMA:30/70=ポリスチレン/ポリメチルメタアクリレートの共重合体(数平均分子量約40000)
MIBK:メチルイソブチルケトン
MEK:メチルエチルケトン
MMPG−Ac:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
S−2:前記繰り返し単位(A−30)を有する質量平均分子量Mwが45000のものを使用した。
S−3:前記繰り返し単位P−10を有する質量平均分子量Mwが18000のものを使用した。
S−4:前記繰り返し単位P−13を有する質量平均分子量Mwが13000のものを使用した。
S−5:前記繰り返し単位P−23を有する質量平均分子量Mwが14000のものを使用した。
(1)防眩層の塗設
80μmの厚さのトリアセチルセルロースフイルム(TAC−TD80U、富士フイルム(株)製)をロール形態で巻き出して、防眩層用塗布液A−1を使用し、特開2006−122889号公報実施例1記載のスロットダイを用いたダイコート法で、搬送速度30m/分の条件で塗布し、60℃で150秒乾燥の後、さらに窒素パージ下酸素濃度約0.1%で160W/cmの空冷メタルハライドランプ(アイグラフィックス(株)製)を用いて、照度400mW/cm2、照射量100mJ/cm2の紫外線を照射して塗布層を硬化させ巻き取った。各防眩層の膜厚は13μmになるように塗布量を調整した。
上記防眩層を塗設したトリアセチルセルロースフイルムを再び巻き出して、上記耐擦傷性層用塗布液を前記のスロットダイを用いたダイコート法で、搬送速度30m/分の条件で塗布し、90℃で75秒乾燥の後、窒素パージ下酸素濃度0.01〜0.1%で240W/cmの空冷メタルハライドランプ(アイグラフィックス(株)製)を用いて、照度400mW/cm2、照射量240mJ/cm2の紫外線を照射し、表1に示した膜厚になるように塗布量を調整し耐擦傷性層を形成し、巻き取り、防眩フィルムを作製した。
なお、試料No101のサンプルでは耐擦傷性層は積層しなかった。
上記で作製した試料101〜115に、以下の処理を行った。1.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を調製し、55℃に保温した。0.01mol/Lの希硫酸水溶液を調製し、35℃に保温した。 作製した光学フィルムを上記の水酸化ナトリウム水溶液に2分間浸漬した後、水に浸漬し、水酸化ナトリウム水溶液を十分に洗い流した。次いで、上記の希硫酸水溶液に1分間浸漬した後、水に浸漬し希硫酸水溶液を十分に洗い流した。最後に試料を120℃で十分に乾燥させた。このようにして、鹸化処理済み防眩フィルム(101〜115)を作製した。
延伸したポリビニルアルコールフイルムに、ヨウ素を吸着させて偏光膜を作製した。次いで、ポリビニルアルコール系接着剤を用いて、鹸化処理済み防眩フィルム(101〜115)を防眩フィルムのセルローストリアセテート側が偏光膜側となるように偏光膜の片側に貼り付けた。また、1.5mol/L、55℃のNaOH水溶液中に2分間浸漬したあと中和、水洗した、80μmの厚さのトリアセチルセルロースフイルム(TAC−TD80U、富士フイルム(株)製)をポリビニルアルコール系接着剤を用いて、偏光膜の、防眩フィルムを貼った側とは反対側に貼り付けた。このようにして防眩フィルム付き偏光板(HK−01)〜(HK−15)を作製した。
得られたこ防眩フィルム試料について、以下の項目の評価を行った。結果を表1に示した。
防眩フィルムをA4の大きさのシートに切り出し、裏面に黒色粘着剤付きPETフィルムを貼り付け、3波長蛍光灯500ルックス及び1000ルックス下で目視により、以下の基準で評価した。1000ルックスで評価した方が僅かなムラも検出できる。A4のシート5枚を観察し、ムラの発生の頻度を評価した。
○:1000ルックス下ではA4シート1枚で塗布ムラが認められるが、500ルックス下ではムラが認められない。
○△:500ルックス下でA4シート1枚で塗布ムラが認められる。
△:500ルックス下でA4シート2枚で塗布ムラが認められる。
×:500ルックス下でA4シート3枚以上で塗布ムラが認められる。
防眩フィルムをA4の大きさのシートに切り出し、耐擦傷性層の裏面に黒色粘着剤付きPETフィルムを貼り付け、太陽光光源(セリック株製、人工太陽照射灯(SALAX))による反射光を目視で観察し、以下の基準で局所的に発生する白モヤ状故障の発生頻度を評価した。
○:A4シート5枚の評価で数箇所に白モヤ状故障はわずかに観察されるが、実用上問題ないレベル。
×:A4シート5枚すべてに白モヤ状故障の発生箇所が見られる。
防眩フィルムの耐擦傷性層表面につき、ラビングテスターを用いて、以下の条件でこすりテストをおこなった。
評価環境条件:25℃、60%RH
こすり材:試料と接触するテスターのこすり先端部(1cm×1cm)にスチールウール(日本スチールウール(株)製、ゲレードNo.0000)を巻いて、動かないようバンド固定した。
移動距離(片道):13cm、こすり速度:13cm/秒、荷重:500g/cm2、先端部接触面積:1cm×1cm、こすり回数:10往復。
こすり終えた試料の裏側に油性黒インキを塗り、反射光で目視観察して、こすり部分の傷を、以下の基準で評価した。
○:非常に注意深く見ると僅かに弱い傷が見える。
○△:弱い傷が見える。
△:中程度の傷が見える。
×:一目見ただけで分かる傷がある。
また、作製した本発明の偏光版(HK−04)〜(HK−07)、(HK−09)〜(HK−15)を装着したTN、STN、IPS、VA、OCBモードの透過率、反射率または、半透明型の液晶表示装置は、反射防止性能に優れ、極めて優れた視認性と表示品位を有していた。
Claims (10)
- 透明プラスチックフィルム基材上に、表面に凹凸を有する防眩層を有し、且つ該防眩層の最表面に耐擦傷性層を有する防眩フィルムであって、該耐擦傷性層の平均膜厚が0.03〜0.4μmであり、該耐擦傷性層が少なくとも以下の(A)、(B)、および(C)成分を含有する組成物の硬化物である防眩フィルム。
(A)平均粒径が1〜300nmのケイ素酸化物を主成分とする無機微粒子
(B)電離放射線硬化性樹脂
(C)架橋性高分子増粘剤 - 前記(C)架橋性高分子増粘剤が、さらに、側鎖に脂環構造を有する基を含有する繰り返し単位を含む、請求項2に記載の防眩フィルム。
- 前記(A)成分の無機微粒子の表面が下記一般式(2)で表される化合物により表面処理されている請求項1〜3のいずれかに記載の防眩フィルム。
一般式(2) (R10)m−Si(X)4-m
(一般式(2)中、R10は置換もしくは無置換のアルキル基または置換もしくは無置換のアリール基を表す。Xは水酸基または加水分解可能な基を表す。mは1〜3の整数を表す。) - 前記耐擦傷性層がフッ素バインダーを実質的に含有しない請求項1〜4のいずれかに記載の防眩フィルム。
- 前記耐擦傷性層の屈折率が前記防眩層の屈折率より低い請求項1〜5のいずれかに記載の防眩フィルム。
- 前記防眩層が、少なくとも1種の透光性樹脂と、少なくとも1種の光拡散性粒子とを含有する請求項1〜6のいずれかに記載の防眩フィルム。
- 前記光拡散性粒子の平均粒子径が5.5〜15μmであり、前記防眩層の平均膜厚が8〜40μmである請求項7に記載の防眩フィルム。
- 偏光膜と、該偏光膜の両側に保護フィルムとを有する偏光板であって、該保護フィルムの少なくとも一方が、請求項1〜8のいずれかに記載の防眩フィルムである偏光板。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の防眩フィルムまたは請求項9に記載の偏光板を画像表示面に有する画像表示装置。
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