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JP2010081758A - 静電型アクチュエータ - Google Patents

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JP2010081758A
JP2010081758A JP2008248839A JP2008248839A JP2010081758A JP 2010081758 A JP2010081758 A JP 2010081758A JP 2008248839 A JP2008248839 A JP 2008248839A JP 2008248839 A JP2008248839 A JP 2008248839A JP 2010081758 A JP2010081758 A JP 2010081758A
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Takeshi Inaba
剛 稲葉
Jun Mizuno
純 水野
Tomohiro Fujita
共弘 藤田
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Abstract

【課題】共振周波数を高低いずれの方向にも調整することが可能な静電型アクチュエータを得る。
【解決手段】ユーザは、三軸マニピュレータを操作して、切除したい可動部側電極123まで切除棒を移動させる。そして、切除棒の先端で、腕部122と調整用可動部側電極123aとの接続部を押圧すると、接続部で調整用可動部側電極123aが折れる。これにより、可動部120の質量が軽くなり、可動部120の共振周波数が高くなる。切除棒の先端で調整用梁132と開口部131との接続部を押圧すると、接続部で調整用梁132が折れる。これにより、支持部130の剛性が下がり、可動部120の共振周波数が低くなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧を印加することにより揺動される静電型アクチュエータに関する。
静電型アクチュエータは、可動部と固定部とを備え、可動部と固定部とが各々有する電極の間に静電力を生じさせて、可動部を固定部に対して揺動させる。この静電力は、静電型アクチュエータ制御装置がいずれかの電極に交流電圧を印加することにより生じる。静電型アクチュエータを効率よく駆動するため、交流電圧の周波数は静電型アクチュエータの共振周波数と略一致するように設定される。
一方、完成品としての静電型アクチュエータの共振周波数は、製造工程における加工精度に起因する寸法誤差により、設計した共振周波数との間に誤差を生じることがある。この誤差により可動部の振れ角度が小さくなる。これを防止するため、ミラー部において回転軸に対して対称となる位置に樹脂を付着させて共振周波数を調整する構成が知られている。
特開2006−320963号公報
しかし、完全に対称となる位置に樹脂を付着させることは困難である。また、質量を付加することは可能であるが、質量を減少させることはできないため、共振周波数を上昇させることができない。さらに、ミラー部に樹脂を付着させることによりミラー部の質量が増加するため、電圧の印加に対するミラー部の応答性が低下する。
本発明は、共振周波数を高低いずれの方向にも調整することが可能な静電型アクチュエータを得ることを目的とする。
本願第1の発明による静電型アクチュエータは、固定部と、固定部に対して揺動自在に接続される可動部と、可動部から固定部に向けて伸びる複数の可動部側電極と、可動部側電極との間に静電力を生じさせうるように、固定部から可動部に向けて伸びる複数の固定部側電極とを備え、可動部側電極のうちの一部を除去することにより、可動部の共振周波数を変更可能であることを特徴とする。
可動部を固定部に対して揺動可能に支持する支持部をさらに備え、可動部は、ミラー部と、ミラー部から可動部の揺動軸に沿って伸びてミラー部と支持部とを接続する腕部とを備え、可動部側電極は、揺動軸に対して直角に腕部から固定部に向けて突出し、固定部側電極は、可動部側電極と平行に固定部から腕部に向けて突出することが好ましい。
除去される可動部側電極は、除去されない可動部側電極よりも支持部に近接することが好ましい。
除去される可動部側電極が伸びる長さは、除去されない可動部側電極が伸びる長さよりも長いことが好ましい。
除去される可動部側電極の厚さは、除去されない可動部側電極よりも厚いことが好ましい。
複数の除去される可動部側電極は、可動部の揺動軸に対して対称な位置に設けられることが好ましい。
本願第2の発明による静電型アクチュエータは、固定部と、可動部と、可動部が固定部に対し揺動軸周りに揺動可能となるように支持する支持部と、支持部は、支持部の剛性を変化させる支持調整部とを備え、支持調整部を支持部から除去することにより支持部の剛性を変化させ、可動部の共振周波数を変更可能であることを特徴とする。
支持部は、揺動軸に対して直角方向に貫通する開口部を備え、支持調整部は、揺動軸に対し直角方向に伸びて開口部の側面を接続する柱状部材であることが好ましい。
支持部は、固定部から可動部に向けて一定の間隔を置いて棒状体が曲折する形状を成し、支持調整部は隣接する棒状体どうしを接続する柱状部材であることが好ましい。
本願第3の発明による静電型アクチュエータの共振周波数調整方法は、前記静電型アクチュエータの共振周波数を調査する第1のステップと、共振周波数が所望の共振周波数となるように、除去すべき可動部側電極を決定する第2のステップと、可動部側電極のうちの一部を除去する第3のステップとを備えることを特徴とする。
第3のステップにおいて、可動部側電極と略同じ幅を有する棒状の切除棒で可動部側電極と可動部との接続部を押圧することにより、可動部側電極を除去しても良い。
第3のステップにおいて、支持調整部と略同じ幅を有する棒状の切除棒で支持調整部と開口部との接続部を押圧することにより、支持調整部を除去しても良い。
以上のように本発明によれば、共振周波数を高低いずれの方向にも調整することが可能な静電型アクチュエータを得る。
以下、図1から3を用いて本発明による第1の実施形態について説明する。
第1の静電型アクチュエータ100は、周囲の部材に固定される固定部110と、固定部110に対して揺動する可動部120と、固定部110と可動部120とを接続する支持部130とを有する。
可動部120は、円盤形状を有するミラー部121と、ミラー部121の径方向に伸びる腕部122と、腕部122の延伸方向に対して直角に腕部122から伸びる可動部側電極123とを有する。ミラー部121の重心を通り、かつミラー部121の直径と平行な直線を支持軸Lとする。なお、ミラー部121は円盤形状に限らず、矩形状としてもよい。
ミラー部121は、片方の円形面が鏡面124を形成する。鏡面124に入射した光は鏡面124により反射される。可動部120が固定部110に対して揺動すると、固定部110に対する鏡面124の傾斜角度が変化する。これにより、鏡面124に入射した光の反射方向が変えられる。光を所定の方向へ安定的に反射させるため、可動部120の揺動角度、すなわち振れ角度は一定の許容範囲内に収まっていなければならない。
腕部122は、ミラー部121の径方向に伸びる平板状の直方体から成り、2つ設けられる。2つの腕部122は、支持軸L上に設けられ、ミラー部121の中心軸に対して互いに点対称となる。腕部122の厚さ、すなわちミラー部121の軸と平行な方向における長さはミラー部121の厚さよりも薄い。腕部122の正面はミラー部121の鏡面124と連続し、裏面はミラー部121の鏡面124の裏面125と連続する。腕部122の正面と裏面は、腕部122が伸びる方向に伸びる2つの側面126と、腕部122の先端となる先端面とにより接続される。
可動部側電極123は、腕部122の側面126から直角に伸びる複数の平板状の直方体から成る。板の長手方向長さは数μmから10μm程度である。可動部側電極123は、腕部122が伸びる方向に等間隔で並べられて、腕部122の2つの側面から固定部110に向けて突出する。可動部側電極123の先端は、固定部110と接触しない。2つの側面のうち一方から突出する可動部側電極123は、鏡面124側に近接する位置に設けられ、他方から突出する可動部側電極123は、鏡面124の裏面125側に近接する位置に設けられる。1つの側面126から突出する可動部側電極123のうち、支持部130に近接する4本が調整用可動部側電極123aを形成する。つまり、全ての可動部側電極123のうち16本が調整用可動部側電極123aを形成する。
固定部110は、可動部120を取り囲むように設けられる。
支持部130は、棒状の直方体から成り、支持軸L上に2つ設けられる。2つの支持部130が固定部110から突出し、腕部122の先端面と接続される。支持部130は、捻れ方向に弾性を有する。支持部130における固定部110寄りの位置に開口部131が設けられる。開口部131は、支持部130が伸びる方向に長手方向を有する矩形を成す。支持部130が伸びる方向に対し直角に開口部131に渡される5本の調整用梁132が設けられる。調整用梁132が支持調整部を成す。調整用梁132の幅は数μmから10μm程度である。
固定部110における腕部122の側面126に対向する位置から固定部側電極111が突出する。固定部側電極111は、可動部側電極123と平行に伸びる複数の板状の直方体から成る。板の長手方向長さは数μmから10μm程度である。固定部側電極111は、腕部122が伸びる方向に等間隔で並べられ、可動部側電極123に挟まれるように、可動部側電極123の間にまで突出する。固定部側電極111と可動部側電極123との間隔は略均等であり、固定部側電極111は、可動部120及び可動部側電極123と接触しない。鏡面124側に近接する可動部側電極123の間に設けられる固定部側電極111は、鏡面124の裏面125側に近接する位置に設けられ、鏡面124の裏面155側に近接する可動部側電極123の間に設けられる固定部側電極111は、鏡面124側に近接する位置に設けられる。可動部側電極123と固定部側電極111の突出長さは同じである。
支持軸L方向から可動部側電極123と固定部側電極111とを見ると、可動部側電極123の一部と固定部側電極111の一部とが互いに重畳する。別言すると、支持軸L方向に垂直な投影面において、可動部側電極123の一部と固定部側電極111の一部とが互いに重畳している。
可動部側電極123には、腕部122及び支持部130を介して可動部電極用回路(図示しない)が接続される。可動部電極用回路は接地され、可動部側電極123の電位をグランドレベルに保持する。
固定部110には固定部側電極111に電荷を与えるための固定部側電極用回路(図示しない)が形成される。固定部側電極用回路には図示しない駆動電源が接続され、固定部側電極111と可動部側電極123との間に電位差を与える。
次に、第1の静電型アクチュエータ100の動作について説明する。
固定部側電極用回路を介して、図示しない駆動電源が固定部側電極111に電位を与えると、可動部側電極123と固定部側電極111との間に電位差が生じる。このとき、可動部側電極123と固定部側電極111との間には、静電力により互いに引き合う引力、すなわち静電引力が生じる。
すると、この静電引力により支持部130が捻れて、可動部側電極123が固定部側電極111と重なりあう方向に移動する。これにより可動部120が支持部130周りに揺動、つまり回転する。可動部120が回転すると、鏡面124の角度が変化し、鏡面124による反射光の射出方向が変化する。
上述したように、支持部130の軸に対し垂直な投影面上では、可動部側電極123の一部と固定部側電極111の一部とが常時重なった状態になっている。すなわち、支持部130の軸と平行な方向において、可動部側電極123と固定部側電極111とが対向している。この構成によれば、より小さい電位差を両電極間に与えるだけで、可動部120を起動することが出来るとともに、与える電位差に対する可動部120の回転量の特性をほぼ線形にすることができる。
次に、第1の静電型アクチュエータ100の共振周波数の調整手段について、図3を用いて説明する。
まず、共振周波数を高くする調整手段について説明する。
一般に、物体の質量が軽くなると物体の共振周波数が高くなる。そこで、可動部側電極123の一部を切除して可動部120の質量を軽くする。
可動部側電極123を切除するため、まず、可動部側電極123の幅と同程度、すなわち数μmから10μm程度の幅を有する棒を作成する。この棒を切除棒151と呼ぶ。この切除棒151を三軸マニピュレータ150に保持させる。ユーザは、三軸マニピュレータ150を操作して、切除したい可動部側電極123まで切除棒151を移動させる。例えば、切除したい可動部側電極123は、最も固定部110に近接する調整用可動部側電極123aである。そして、切除棒151の先端で、調整用可動部側電極123aの付け根、つまり腕部122と調整用可動部側電極123aとの接続部を押圧する。すると、調整用可動部側電極123aと腕部122との接続部に応力が集中し、接続部で調整用可動部側電極123aが折れる。これにより、調整用可動部側電極123aが可動部120から切除される。そして、静電型アクチュエータ100を駆動して共振周波数を測定しながら、所望の共振周波数(設計値)となるように、ミラー部121の中心軸Mに対して対称な位置にある調整用可動部側電極123aを切除する。この作業を繰り返して、可動部120の質量バランスを均衡に保ちながら、可動部120を安定的に振動させることができる。
次に、共振周波数を低くする調整手段について説明する。
可動部120を支持する支持部130の剛性を低くすると、容易に可動部120が振動可能となり、可動部120の共振周波数が低くなる。そこで、支持部130の一部を切除して支持部130の剛性を低下させる。支持部130の剛性を低下させるために、開口部131に設けられた調整用梁132を切除する。
調整用梁132を切除する手段は、可動部側電極123を切除する手段と同様である。調整用梁132の幅と同程度の数μmから10μm程度の幅を有する切除棒151を作成し、切除棒151の先端で調整用梁132と開口部131との接続部を押圧する。すると、調整用梁132と開口部131との接続部に応力が集中し、接続部で調整用梁132が折れる。これにより、調整用梁132が支持部130から切除される。そして、静電型アクチュエータ100を駆動して共振周波数を測定しながら、所望の共振周波数(設計値)となるように、ミラー部121の中心軸Mに対して対称な位置にある調整用梁132を切除する。この作業を繰り返して、支持部130の質量バランスを均衡に保ちながら、支持部130を安定的に振動させることができる。
本実施形態によれば、形成した第1の静電型アクチュエータ100の共振周波数が設計値と異なる場合であっても、可動部側電極123又は調整用梁132を切除することにより、設計値と共振周波数とを略一致させることができる。また、ミラー部に直接接続されていない調整用可動部側電極123a(可動部側電極123)及び調整用梁132を切除するため、鏡面124の精度に影響を与えることなく第1の静電型アクチュエータ100の共振周波数を調整することができる。
なお、調整用梁132は5本に限定されない。
次に、第2の実施形態による第2の静電型アクチュエータ200について図4を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については、同じ番号を付して説明を省略する。
可動部側電極223は、腕部122の側面から直角に伸びる複数の板状の直方体から成る。棒の幅は数μmから10μm程度である。可動部側電極223は、腕部122が伸びる方向に等間隔で並べられて、腕部122の2つの側面126から固定部110に向けて突出する。調整用可動部側電極223aの長手方向長さは、調整用可動部側電極223aに含まれない可動部側電極223の長手方向長さの約1.3倍である。調整用可動部側電極223aの質量は、調整用可動部側電極223aに含まれない可動部側電極223よりも大きい。
腕部122の先端付近の側面と固定部110との間隔は、腕部122のミラー部付近の側面と固定部110との間隔よりも長い。言い換えると、調整用可動部側電極223a付近の腕部122と固定部110との間隔は、腕部122のミラー部付近の側面と固定部110との間隔よりも長い。固定部において調整用可動部側電極223aと対向する面から5本の調整用固定部側電極211aが突出する。調整用固定部側電極211aの間に調整用可動部側電極223が突出する。調整用固定部側電極211aの長さは、調整用固定部側電極211aに含まれない固定部側電極211の長さの約1.3倍であり、可動部側電極223と固定部側電極211の突出長さは同じである。
第2の静電型アクチュエータ200の動作及び第2の静電型アクチュエータ200の共振周波数の調整手段は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態によれば、調整用可動部側電極223aの質量が第1の実施形態による調整用可動部側電極123aよりも大きいため、切除する調整用可動部側電極223aの数を減らすことができる。
次に、第3の実施形態による第3の静電型アクチュエータ300について図5を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については、同じ番号を付して説明を省略する。
可動部側電極323は、腕部122の側面から直角に伸びる複数の板状の直方体から成る。可動部側電極323は、腕部122が伸びる方向に並べられて、腕部122の2つの側面126から固定部110に向けて突出する。調整用可動部側電極323aの厚み(腕部122が伸びる方向における長さ)は、調整用可動部側電極323aに含まれない可動部側電極323の厚み(腕部122が伸びる方向における長さ)の約2倍である。調整用可動部側電極323aの質量は、調整用可動部側電極323aに含まれない可動部側電極323よりも大きい。
固定部310における腕部122の側面に対向する位置から固定部側電極311が突出する。固定部310において調整用可動部側電極323aと対向する面から調整用可動部側電極323aの間に、4本の調整用固定部側電極311aが突出する。調整用固定部側電極311aの幅は、調整用固定部側電極311aに含まれない固定部側電極311の厚み(腕部122が伸びる方向における長さ)の約2倍であり、調整用可動部側電極323aの厚み(腕部122が伸びる方向における長さ)と略同じである。また、可動部側電極323と固定部側電極111の突出長さは同じである。調整用固定部側電極311aの質量は、調整用固定部側電極311aに含まれない固定部側電極311よりも大きい。
第3の静電型アクチュエータ300の動作及び第3の静電型アクチュエータ300の共振周波数の調整手段は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態によれば、調整用可動部側電極323aを形成する可動部側電極323の質量が第1の実施形態による調整用可動部側電極323aよりも大きいため、切除する可動部側電極323の数を減らすことができる。
次に、第4の実施形態による第4の静電型アクチュエータ400について図6を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については、同じ番号を付して説明を省略する。
可動部側電極423は、腕部122の側面から直角に伸びる複数の板状の直方体から成る。可動部側電極423、腕部122が伸びる方向に並べられて、腕部122の2つの側面126から固定部110に向けて突出する。調整用可動部側電極423aは4本の可動部側電極423から成る。調整用可動部側電極423aのうち、ミラー部寄りの2本の調整用可動部側電極423aの幅(腕部122が伸びる方向における長さ)は、調整用可動部側電極423aに含まれない可動部側電極423の厚み(腕部122が伸びる方向における長さ)と略同じであり、支持部寄りの2本の調整用可動部側電極423aの厚み(腕部122が伸びる方向における長さ)は、調整用可動部側電極423aに含まれない可動部側電極423の厚み(腕部122が伸びる方向における長さ)の約2倍である。
固定部310における腕部122の側面に対向する位置から固定部側電極311が突出する。固定部において調整用可動部側電極423aと対向する面から5本の調整用固定部側電極411aが突出する。5本の調整用固定部側電極411aの間に4本の調整用可動部側電極423aが突出する。
調整用固定部側電極411aのうち、ミラー部寄りの3本の調整用固定部側電極411aの幅(腕部122が伸びる方向における長さ)は、調整用固定部側電極411aに含まれない固定部側電極411の厚み(腕部122が伸びる方向における長さ)と略同じであり、支持部寄りの2本の調整用固定部側電極411aの厚み(腕部122が伸びる方向における長さ)は、調整用固定部側電極411aに含まれない可動部側電極423の厚み(腕部122が伸びる方向における長さ)の約2倍である。つまり、厚みのある調整用固定部側電極411aの間に、厚みのある調整用可動部側電極423aが突出し、厚みが薄い調整用固定部側電極411aの間に、厚みが薄い調整用可動部側電極423aが突出する。
第4の静電型アクチュエータ400の動作及び第4の静電型アクチュエータ400の共振周波数の調整手段は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態によれば、複数の調整用可動部側電極423aが様々な質量を有するため、可動部420の質量を精密に調整することができる。
次に、第5の実施形態による第5の静電型アクチュエータ500について図7を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については、同じ番号を付して説明を省略する。
支持部530が伸びる方向に対し平行に開口部531に渡される3本の調整用梁532が設けられる。開口部は支持部130が伸びる方向に長手方向を有するため、調整用梁532の長さは第1の実施形態による調整用梁132よりも長い。調整用梁532の幅は数μmから10μm程度である。
第5の静電型アクチュエータ500の動作及び第5の静電型アクチュエータの共振周波数の調整手段は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態によれば、調整用梁532の質量が第1の実施形態による調整用梁132よりも大きいため、切除する調整用梁532の数を減らすことができる。
次に、第6の実施形態による第6の静電型アクチュエータ600について図8を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については、同じ番号を付して説明を省略する。
支持部630は、直方体の柱状部材631を幅方向に幾重にもつづら折れ状態に折り畳んで平板状にした形状であり、いわゆる雷紋状を成す。この形状により支持部630は捻り方向に弾性を有する。そして、略平行に近接する柱状部材631どうしが複数の調整用梁632により接続される。調整用梁632は支持部630の剛性を上げる役目を果たす。可動部120は、支持部630により固定部110に対して揺動可能に支持される。
第6の静電型アクチュエータ600の動作は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、第6の静電型アクチュエータ600の共振周波数の調整手段について説明する。
第6の静電型アクチュエータ600の共振周波数を高くする調整手段は第1の実施形態と同様であるため説明を省略し、第6の静電型アクチュエータ600の共振周波数を低くする調整手段について説明する。
支持部630の剛性を低下させるため、柱状部材631を接続する調整用梁632を切除する。調整用梁632を切除する手段は、第1の実施形態と同様である。調整用梁632の幅と同程度の数μmから10μm程度の幅を有する切除棒151を作成し、切除棒151の先端で調整用梁632と柱状部材631との接続部を押圧する。すると、調整用梁632と柱状部材631との接続部に応力が集中し、接続部で調整用梁632が折れる。これにより、調整用梁632が柱状部材631から切除される。これを反復して支持部630の剛性を調節し、可動部120の共振周波数を所望の値に変更する。
本実施形態によれば、調整用梁632を多く設けることができるため、支持部630の剛性の調整範囲を広くすることができ、これにより可動部120の共振周波数の調整範囲を広く取ることができる。
なお、いずれの実施形態においても、ミラー部121は円盤形状に限らず、矩形状としてもよい。
また、調整用可動部側電極は4本に限定されず、固定部側に設けられなくても良い。
開口部131は固定部110寄りの位置に設けられなくてもよく、可動部側に設けられても良い。
可動部側電極、固定部側電極、及び調整用梁の幅は数μmから10μmに限定されない。
切除する可動部側電極又は調整用梁は、ミラー部の中心軸に対して対称な位置にあるものでなくても良い。
第1の実施形態による第1の静電型アクチュエータを示した正面図である。 図1のII−II線における第1の静電型アクチュエータの断面図である。 第1の静電型アクチュエータ共振周波数を調整する手段を示した概念図である。 第2の実施形態による第2の静電型アクチュエータを示した正面図である。 第3の実施形態による第3の静電型アクチュエータを示した正面図である。 第4の実施形態による第4の静電型アクチュエータを示した正面図である。 第5の実施形態による第5の静電型アクチュエータを示した正面図である。 第6の実施形態による第6の静電型アクチュエータを示した正面図である。
符号の説明
100 静電型アクチュエータ
110 固定部
111 固定部側電極
120 可動部
121 ミラー部
122 腕部
123 可動部側電極

Claims (13)

  1. 固定部と、
    前記固定部に対して揺動自在に接続される可動部と、
    前記可動部から前記固定部に向けて伸びる複数の可動部側電極と、
    前記可動部側電極との間に静電力を生じさせうるように、前記固定部から前記可動部に向けて伸びる複数の固定部側電極とを備え、
    前記可動部側電極のうちの一部を除去することにより、前記可動部の共振周波数を変更可能な静電型アクチュエータ。
  2. 前記可動部を前記固定部に対して揺動可能に支持する支持部をさらに備え、
    前記可動部は、ミラー部と、前記ミラー部から前記可動部の揺動軸に沿って伸びて前記ミラー部と前記支持部とを接続する腕部とを備え、
    前記可動部側電極は、前記揺動軸に対して直角に前記腕部から前記固定部に向けて突出し、
    前記固定部側電極は、前記可動部側電極と平行に前記固定部から前記腕部に向けて突出する請求項1に記載の静電駆動型アクチュエータ。
  3. 除去される前記可動部側電極は、除去されない前記可動部側電極よりも前記支持部に近接する請求項2に記載の静電駆動型アクチュエータ。
  4. 除去される前記可動部側電極が伸びる長さは、除去されない前記可動部側電極が伸びる長さよりも長い請求項1に記載の静電駆動型アクチュエータ。
  5. 除去される前記可動部側電極の厚みは、除去されない前記可動部側電極よりも厚い請求項1に記載の静電駆動型アクチュエータ。
  6. 複数の除去される前記可動部側電極は、前記可動部の揺動軸に対して対称な位置に設けられる請求項1に記載の静電駆動型アクチュエータ。
  7. 固定部と、
    可動部と、
    前記可動部が前記固定部に対し揺動軸周りに揺動可能となるように支持する支持部と、
    前記支持部は、前記支持部の剛性を変化させる支持調整部とを備え、
    前記支持調整部を前記支持部から除去することにより前記支持部の剛性を変化させ、前記可動部の共振周波数を変更可能である静電型アクチュエータ。
  8. 前記支持部は、前記揺動軸に対して直角方向に貫通する開口部を備え、
    前記支持調整部は、前記揺動軸に対し直角方向に伸びて前記開口部の側面を接続する柱状部材である請求項7に記載の静電型アクチュエータ。
  9. 前記支持部は、前記固定部から前記可動部に向けて一定の間隔を置いて棒状体が曲折する形状を成し、前記支持調整部は隣接する前記棒状体どうしを接続する柱状部材である請求項7に記載の静電型アクチュエータ。
  10. 請求項1に記載の静電型アクチュエータの共振周波数を調査する第1のステップと、
    前記共振周波数が所望の共振周波数となるように、除去すべき前記可動部側電極を決定する第2のステップと、
    前記可動部側電極のうちの一部を除去する第3のステップとを備える静電型アクチュエータの共振周波数調整方法。
  11. 前記第3のステップにおいて、前記可動部側電極と略同じ幅を有する棒状の切除棒で前記可動部側電極と前記可動部との接続部を押圧することにより、前記可動部側電極を除去する請求項10に記載の静電型アクチュエータの共振周波数調整方法。
  12. 請求項7に記載の静電型アクチュエータの共振周波数を調査する第1のステップと、
    前記静電型アクチュエータの共振周波数が所望の共振周波数となるように、除去すべき前記支持調整部を決定する第2のステップと、
    前記支持調整部のうちの一部を除去する第3のステップとを備える静電型アクチュエータの共振周波数調整方法。
  13. 前記第3のステップにおいて、前記支持調整部と略同じ幅を有する棒状の切除棒で前記支持調整部と前記開口部との接続部を押圧することにより、前記支持調整部を除去する請求項12に記載の静電型アクチュエータの共振周波数調整方法。
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