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JP2010081480A - 携帯型不審者検出装置、不審者検出方法及びプログラム - Google Patents

携帯型不審者検出装置、不審者検出方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定の個人を保護対象として不審者から保護することができる携帯型不審者検出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】メガネ本体11に5つのカメラが設けられ、メガネ10を装着した装着者の方から横方向の被写体像を連続して撮影する。被写体像から顔領域の検出を行い、顔領域が検出された場合にはその顔の特徴量を算出することにより顔の向きと目の向きを検出し、これらに基づいて視線の向きを検出する。視線の向きから検出された顔領域の人物がカメラを見ているか否かを判定し、一定時間以上カメラを見ている顔がある場合にはその顔を不審者と判定し、小型スピーカ18を介して不審者が検知されたことを示す警告メッセージを音声で出力する。さらに、小型コンピュータユニットを介して、遠隔地、例えば保護者の携帯電話や学校のPCなどの機器に不審者検知情報や画像を通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は携帯型不審者検出装置に係り、特に撮影者の死角にいる不審者の情報を撮影者が知ることができる携帯型不審者検出装置に関する。
特許文献1には、カメラにて人の顔を撮影することで視線を検知し、人物の興味や不審者としての判定を行う技術が提案されている。
特許文献2には、カメラをメガネにつけることで、遠隔地からメガネ装着者が見ているものを確認する技術が提案されている。
特開2007−6427号公報 特開2002−191043号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、監視カメラで保護できるものは固定対象、固定エリアに限定され、特定の個人を保護対象とすることはできない。
また、特許文献2に記載の発明では、メガネ装着者が見ているものを遠隔地で確認することを目的としているが、メガネ装着者を保護対象とすることを考えると、メガネ装着者が見ているものを撮影するだけでは不十分である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、特定の個人を保護対象として不審者から保護することができる携帯型不審者検出装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の携帯型不審者検出装置は、撮影者の身体に装着されるウェアラブルな撮像手段と、前記撮像手段により連続して撮像された被写体像から人物の顔領域を検出する顔検出手段と、前記顔検出手段により人物の顔領域が検出された場合に、当該顔領域が検出された人物の視線方向を検出する視線方向検出手段と、前記視線方向検出手段が検出した視線方向に基づいて前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認しているかどうかを判断する視認判断手段と、前記視認判断手段により前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認していると判断された場合に、前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認している時間を検出する時間検出手段と、前記時間検出手段により検出された時間が所定の時間以上となった場合には、前記顔領域が検出された人物を不審者と判断する不審者判断手段と、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、不審者が発見されたこと示す情報を前記撮影者に通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の携帯型不審者検出装置によれば、ウェアラブルな撮像手段により連続して撮像された被写体像から人物の顔領域を検出し、顔領域が検出された場合にはその人物の視線方向を検出する。視線方向の検出結果に基づいて顔領域が検出された人物が撮影者を視認しているかどうかを判断し、顔領域が検出された人物が撮影者を視認していると判断された場合には、顔領域が検出された人物が撮影者を視認している時間を検出し、検出された時間が所定の時間以上となった場合には、顔領域が検出された人物を不審者と判断し、不審者が発見されたこと示す情報を撮影者に通知する。これにより、不審者を発見し、撮影者に危険を通知することができる。したがって、撮影者を危険から保護し、撮影者は危険を回避することができる。
請求項2に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項1に記載の携帯型不審者検出装置において前記顔領域検出手段は、前記顔領域が検出された人物の顔領域と、当該人物の顔の向き及び黒目の位置を検出し、前記視線方向検出手段は、前記顔領域検出手段により検出された顔の向き及び黒目の位置に基づいて前記顔領域が検出された人物の視線方向を検出することを特徴とする。
請求項2に記載の携帯型不審者検出装置によれば、顔領域が検出された人物の顔の向きと、黒目の位置とを検出し、検出された顔の向き及び黒目の位置に基づいてその人物の視線方向を検出する。これにより、視線方向を確実に判別することができる。
請求項3に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項1又は2かに記載の携帯型不審者検出装置において、前記顔検出手段により顔領域が検出された場合に、前記顔領域が検出された人物の前記撮影者に対する位置を検出する人物位置検出手段を備え、前記通知手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合には、前記人物位置検出手段により検出された前記顔領域が検出された人物の前記撮影者に対する位置を前記撮影者に通知することを特徴とする。
請求項3に記載の携帯型不審者検出装置によれば、画像から顔領域が検出された場合に、顔領域が検出された人物の撮影者に対する位置を検出し、顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合には、顔領域が検出された人物の撮影者に対する位置を撮影者に通知する。これにより、不審者がいることに加え、不審者の位置を撮影者に通知することができる。したがって、撮影者は不審者を適切に把握し、より確実に危険を回避することができる。
請求項4に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項1から3のいずれかに記載の携帯型不審者検出装置において、前記顔検出手段により顔領域が検出された場合に、前記顔領域の検出結果に基づいて前記顔領域が検出された人物の性別及び年齢の少なくとも1つを検出する年齢/性別判断手段を備え、前記通知手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合には、前記年齢/性別判断手段により検出された性別及び年齢の少なくとも1つを前記撮影者に通知することを特徴とする。
請求項4に記載の携帯型不審者検出装置によれば、画像から顔領域が検出された場合に、その検出結果に基づいて顔領域が検出された人物の性別及び年齢の少なくとも1つを検出し、顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合には、検出された性別及び年齢の少なくとも1つを前記撮影者に通知する。これにより、不審者がいることに加え、不審者の性別や年齢などの詳細な情報を撮影者に通知することができる。これにより、撮影者は不審者を適切に把握し、より確実に危険を回避することができる。
請求項5に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項1から4のいずれかに記載の携帯型不審者検出装置において、前記顔検出手段により顔領域が検出された場合に、前記顔領域が検出された人物までの距離を推定する距離推定手段を備え、前記通知手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合であって、かつ前記距離推定手段により推定された前記顔領域が検出された人物までの距離が所定の距離以下となった場合には、前記撮影者に警告を通知することを特徴とする。
請求項5に記載の携帯型不審者検出装置によれば、画像から顔領域が検出された場合に、顔領域が検出された人物までの距離を推定し、顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合であって、かつ顔領域が検出された人物までの距離が所定の距離以下となった場合には、撮影者に警告を通知する。これにより、不審者がいることに加え、不審者が近づいてきていることを撮影者に通知することができる。
請求項6に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項1から5のいずれかに記載の携帯型不審者検出装置において、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、当該不審者と判断されたことを示す情報と、前記撮像手段により撮像された画像とを外部機器に送信する送信手段を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の携帯型不審者検出装置によれば、顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合には、不審者と判断されたことを示す情報と、前記撮像手段により撮像された画像とを外部機器に送信する。これにより、撮影者の保護活動や犯人捜査に役立つ情報を外部機器、例えば保護者の所有する携帯電話やPCなどの機器に送信することができる。
請求項7に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項6に記載の携帯型不審者検出装置において、前記携帯型不審者検出装置の位置情報を取得する装置位置取得手段を備え、前記送信手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、前記装置位置取得手段により取得された位置情報を送信することを特徴とする。
請求項7に記載の携帯型不審者検出装置によれば、携帯型不審者検出装置の位置情報を取得し、不審者と判断されたことを示す情報と、前記撮像手段により撮像された画像に加え、取得された位置情報を外部機器に送信する。これにより、不審者が発見された位置が把握可能となる。
請求項8に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項6又は7に記載の携帯型不審者検出装置において、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された時の時刻情報を取得する時刻情報取得手段を備え、前記送信手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、前記時刻情報取得手段により取得された時刻情報を送信することを特徴とする。
請求項8に記載の携帯型不審者検出装置によれば、顔領域が検出された人物が不審者と判断された時の時刻情報を取得し、不審者と判断されたことを示す情報と、前記撮像手段により撮像された画像に加え、取得された時刻情報を外部機器に送信する。これにより、不審者が発見された時刻が把握可能となる。
請求項9に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項6から8のいずれかに記載の携帯型不審者検出装置において、前記本体部に設けられ、前記撮影者の周辺の音情報を収集するマイクを備え、前記送信手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、前記マイクにより収集された音情報を送信することを特徴とする。
請求項9に記載の携帯型不審者検出装置によれば、撮影者の周辺の音情報を収集するマイクが本体部に設けられ、不審者と判断されたことを示す情報と、前記撮像手段により撮像された画像に加え、マイクが収集した音情報を外部機器に送信する。これにより、不審者が発見されたときの状況が把握可能となる。
請求項10に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項1から9のいずれかに記載の携帯型不審者検出装置において、前記撮像手段は、複数の撮像素子と、当該複数の撮像素子に前記撮影者から見て異なる方向の被写体像を結像させる複数の撮像レンズを有することを特徴とする。これにより、より広範囲から不審者を発見し、撮影者に危険を通知することができる。
請求項11に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項10に記載の携帯型不審者検出装置において、前記複数の撮像レンズは、前記複数の撮像素子に結像される複数枚の被写体像の一部が重複するように前記撮像手段に設けられ、前記複数の撮像素子により一部が重複するように結像された複数枚の被写体像のうちの重複する部分を合成して1枚の画像を生成する合成手段を備え、前記顔検出手段は、前記合成手段により合成された1枚の画像から人物の顔領域を検出することを特徴とする。
請求項11に記載の携帯型不審者検出装置によれば、一部が重複するように複数の撮像素子に結像されたうちの重複する部分を合成して1枚の画像を生成し、合成した1枚の画像から人物の顔領域を検出する。これにより、顔領域の検出処理を1枚の画像のみに対して行なえばよく、確実に顔領域を検出することができる。
請求項12に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項10又は11に記載の携帯型不審者検出装置において、前記撮像手段はメガネに設けられ、少なくとも前記撮影者から見て前方と左右方向の被写体像を撮像することを特徴とする。
請求項12に記載の携帯型不審者検出装置によれば、メガネに複数の撮像素子が設けられており、メガネを装着した撮影者から見て少なくとも前方と左右方向の被写体像を撮像する。これにより、保護対象にメガネを装着させるだけで、保護対象を保護することができる。
請求項13に記載の携帯型不審者検出装置は、請求項10又は11に記載の携帯型不審者検出装置において、前記撮像手段は帽子又はヘルメットに設けられ、少なくとも前記撮影者から見て後方の被写体像を撮像することを特徴とする。
請求項13に記載の携帯型不審者検出装置によれば、帽子又はヘルメットに複数の撮像素子が設けられており、帽子又はヘルメットをかぶった撮影者から見て少なくとも後方の被写体像を撮像する。これにより、より確実に保護対象を保護することができる。
請求項14に記載の不審者検出方法は、ウェアラブルな撮像手段を用いて被写体像を連続して撮像するステップと、前記連続して撮像された被写体像から人物の顔領域を検出するステップと、前記人物の顔領域が検出された場合に、当該顔領域が検出された人物の視線方向を検出するステップと、前記検出した視線方向に基づいて前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認しているかどうかを判断するステップと、前記撮影者を視認しているかどうかを判断するステップにおいて前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認していると判断された場合に、前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認している時間を検出するステップと、前記検出された時間が所定の時間以上となった場合には、前記顔領域が検出された人物を不審者と判断するステップと、前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、不審者が発見されたこと示す情報を前記撮影者に通知するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項15に記載のプログラムは、請求項14に記載の携帯型不審者検出方法を演算装置に演算させることを特徴とする。
本発明によれば、特定の個人を保護対象として不審者から保護することができる。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態に係る携帯型不審者検出装置1の概略図である。また、図3は、携帯型不審者検出装置1のブロック図である。
携帯型不審者検出装置1は、図1に示すように、主として、メガネ10と、小型コンピュータユニット20とで構成される。
メガネ10は、主として、メガネ本体11と、カメラ(1)12と、カメラ(2)13と、カメラ(3)14と、カメラ(4)15と、カメラ(5)16と、小型マイク17と、小型スピーカ18とで構成される。
メガネ本体11は、主として、レンズ枠11aと、右テンプル11cと、左テンプル11bとで構成される。レンズ枠11aには、カメラ(2)13と、カメラ(3)14と、カメラ(4)15とが設けられる。左テンプル11bには、カメラ(1)12と、小型マイク17と、小型スピーカ18とが設けられる。右テンプル11cには、カメラ(5)16が設けられる。
図2は、メガネ本体11に設けられたカメラ(1)12、カメラ(2)13、カメラ(3)14、カメラ(4)15及びカメラ(5)16の配置と、その撮影範囲を示す図である。
レンズ枠11aの左前面にはカメラ(2)13が設けられ、カメラ(2)13は撮影者(メガネ装着者)の左斜め前方の被写体を撮像する。レンズ枠11aの中央前面にはカメラ(3)14が設けられ、カメラ(3)14はメガネ装着者の前方の被写体を撮像する。レンズ枠11aの右前面にはカメラ(4)15が設けられ、カメラ(4)15はメガネ装着者の右斜め前方の被写体を撮像する。
左テンプル11bの外側後方には、カメラ(1)12が設けられ、カメラ(1)12はメガネ装着者の左側の被写体を撮像する。右テンプル11cの外側後方にはカメラ(5)16が設けられ、カメラ(5)16はメガネ装着者の右側の被写体を撮像する。
また、カメラ(1)12、カメラ(2)13、カメラ(3)14、カメラ(4)15及びカメラ(5)16は、それぞれのカメラで撮像される画像に重複部分があるように配置される。すなわち、カメラ(1)12とカメラ(2)13の撮影範囲が一部重複し、カメラ(2)13とカメラ(3)14の撮影範囲が一部重複し、カメラ(3)14とカメラ(4)15の撮影範囲が一部重複し、カメラ(4)15とカメラ(5)16の撮影範囲が一部重複するようにカメラ(1)12〜カメラ(5)16が配置される。
このようにカメラを配置することにより、正面を中心として270°程度の広画角をカバーすることができる。
カメラ(1)12は、撮影レンズと、CCDイメージセンサ(以下、CCDという)と、CCDから得られる画像信号を処理するためのアナログ処理部、A/D変換器、画像処理部及び圧縮伸張部とを備え、連続して被写体像を撮像することにより、動画を取得する。カメラ(1)12を構成する各構成要素は既に公知であるため、説明を省略する。また、カメラ(2)13、カメラ(3)14、カメラ(4)15及びカメラ(5)16は、カメラ(1)12と同様の構成であるため、説明を省略する。
小型コンピュータユニット20は、図3に示すように、主として、CPU21と、メモリ22と、GPS装置23と、携帯電話ユニット24と、視線検出装置25とで構成される。
CPU21は、所定のプログラムに従って携帯型不審者検出装置1の全体の動作を制御する制御部として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。
メモリ22は、バスを介してCPU21と接続されており、CPU21が実行するプログラム及び制御に必要な各種データなどが格納される不揮発性メモリ(ROM)領域と、プログラムの展開領域及びCPU21の演算作業用領域として利用される揮発性メモリ(RAM)領域とを含むブロックで構成される。ROM領域は、音声や画像の保存領域としても利用され、RAM領域は、画像データの一時記憶領域としても利用される。
GPS装置23には、4個以上のGPS衛星からの距離を同時に知ることにより自分の位置情報を取得する。また、GPS装置23は、衛星に搭載された原子時計からの時刻情報を取得する。GPS装置23は、既に公知の技術であるため、説明を省略する。
携帯電話ユニット24は、公衆電話回線と接続された基地局との間で電波により音声、画像などの各種データの通信を行う。携帯電話ユニット24を用いた各種データの通信方法は既に公知の技術であるため、説明を省略する。
視線検出装置25は、被写体像から人物の顔領域を検出し、顔領域が検出された場合には顔の特徴量を算出することにより顔の向きや目の情報、例えば黒目の位置(目の向き)を検出し、顔の向きと目の向きに基づいて顔領域が検出され他人物の視線の向きを検出する。視線検出装置25としては、例えば特開2007−265367に記載の技術を用いることができる。
このように構成された携帯型不審者検出装置1の作用について説明する。図4は、携帯型不審者検出装置1の処理の流れを示すフローチャートである。以下の処理は主としてCPU21によって行われる。
メガネ本体11に設けられた電源スイッチ(図示せず)を押すことにより電源を投入し、保護対象であるユーザがメガネを装着すると、CPU21は処理を開始する。
CPU21は、カメラ(1)12〜カメラ(5)16へ指示を出し、カメラ(1)12〜カメラ(5)16は、被写体像をそれぞれ撮像する(ステップS11)。これにより、図5(a)に示すように、1つのフレームにつき5枚の画像が撮像される。なお、カメラ(1)12〜カメラ(5)16で撮像されたフレームの画像は、それぞれバスを介してCPU21に入力される。
CPU21は、カメラ(1)12〜カメラ(5)16で撮像された5枚の画像を合成する(ステップS12)。カメラ(1)12〜カメラ(5)16は、撮像される画像の一部が重複するように配置されているため、図5(b)に示すように、重複部分を重ね合わせるようにして合成を行う。これにより、広画角のフレームの画像が生成される。生成された広画角のフレームの画像は、CPU21から視線検出装置25に順次入力される。
視線検出装置25は、入力された広画角のフレームの画像に対して、顔領域(正面顔、横顔など)の検出を行い、顔領域が検出された場合にはその顔の特徴量を算出することにより顔の向きと目の向きを検出し、これらに基づいてその顔の視線の向きを検出する(ステップS13)。
視線検出装置25は、視線の向き等の情報を順次CPU21に入力する。また、CPU21は、顔領域が検出された合成画像上の位置に基づいて、検出された顔の撮影者に対する位置を検出する。そして、CPU21は、入力された視線の向きと、検出された顔の撮影者に対する位置とに基づいて、顔領域が検出された人物が保護対象(カメラ)を見ているか否かを判定する(ステップS14)。
CPU21は、視線検出装置25から入力された情報やその顔がカメラを見ているか否かの判定結果などを顔のログ情報としてROM領域に記憶する。CPU21は、新たな情報(現フレームから検出された情報)が視線検出装置25から入力されると、現在ROM領域に記憶されているログ情報を参照して、1つ前のフレームに同一の顔があるかどうかを特定する(ステップS15)。
ステップS15で現在のログ情報に同一の顔があると特定された場合には、CPU21は、同一の顔毎に現フレームの画像から検出された情報と、ステップS14で判定された結果とをログ情報に記憶する。ステップS15で現在のログ情報に同一の顔がないと特定された場合には、CPU21は、新たな顔として現フレームから検出された情報と、ステップS14で判定された結果をログ情報に記憶する(ステップS16)。これにより、ログ情報が最新の情報に更新される。
CPU21は、ログ情報を参照し、一定時間以上カメラ(すなわち、撮影者)を見ている顔があるかどうかを判断する(ステップS17)。
一定時間以上カメラを見ている顔が無いと判断された場合(ステップS17でNO)には、再度ステップS11に戻り、CPU21は、カメラ(1)12〜カメラ(5)16に指示を出し、次のフレームの画像を撮影する。このようにして、広画角の動画に対して一定時間以上カメラを見ている顔があるかどうかの判断を行う。
一定時間以上カメラを見ている顔があると判断された場合(ステップS17でYES)には、CPU21は、一定時間以上カメラを見ている顔を不審者と判定し、小型スピーカ18を介して不審者が検知されたことを示す警告メッセージを音声で出力する(ステップS18)。これにより、携帯型不審者検出装置1は、保護対象である撮影者に危険を通知し、注意を促すことができる。
CPU21は、ステップS17で不審者が判定されたフレームの画像をROM領域に保存する(ステップS19)。また、CPU21は、GPS装置23に指示を出し、携帯型不審者検出装置1の位置情報と、現在の時刻情報とを取得し、ROM領域に保存する(ステップS20)。それと共に、CPU21は、小型マイク17で集音した入力音声の符号化処理を行い、音声データをROM領域に記憶する。
CPU21は、ROM領域に保存された画像と、位置情報と、時刻情報と、音声データと、不審者が検知されたことを示す情報とを携帯電話ユニット24に出力し、携帯電話ユニット24は、これらの情報を事前に登録しておいたメールアドレスに送信する(ステップS21)。これにより、不審者が発見されたことを遠隔地に送信することができる。また、位置情報及び時刻情報を送信することにより、不審者がいることに加え、不審者の位置や不審者が発見された時間を送信することができる。また、マイクで集音した音声情報を送信することにより、不審者が発見されたときの状況を送信することができる。メール送信後、CPU21は一旦処理を終了し、再度ステップS11の処理を行う。
本実施の形態によれば、不審行動と判断した場合には、保護対象である撮影者に危険を通知する。これにより、保護対象にメガネを装着させるだけで、保護対象を危険から保護し、撮影者は危険を回避することができる。
また、本実施の形態によれば、保護対象に危険を通知するとともに、遠隔地、例えば保護者の携帯電話や学校のPCなどの機器に不審者検知情報と不審者が撮影された画像を通知することができる。また、不審者の映像や位置情報などの撮影者の保護活動や犯人捜査に役立つ情報を通知することができる。
なお、本実施の形態では、ステップS17において一定時間以上カメラを見ている顔があるかどうかを判断し、一定時間以上カメラを見ている顔がある場合にはその顔の人物を不審者と判定したが、不審者と判定する方法はこれに限らない。例えば、画像から検出された顔領域までの距離の算出し、その距離が所定の距離以内となった場合にその人物を不審者と判定するようにしてもよい。なお、画像から検出された顔領域までの距離は、被写体距離や、検出された顔領域の大きさなどに基づいて算出が可能である。
また、本実施の形態では、画像から被写体の顔領域を検出することにより被写体像から人物を検出したが、人物を検出する方法はこれに限らず、人の頭部(例えば後頭部)を検出することにより人物を検出するようにしても良い。
また、本実施の形態では、合成画像上で顔領域が検出された画像上の位置を求め、これに基づいて顔領域が検出された人物が保護対象(カメラ)を見ているか否かを判定したが、これに加え、顔領域が検出された画像上の位置に基づいて、検出された顔の撮影者に対する位置を検出するようにしてもよい。そして、その顔の人物が不審者と判定された場合には、その人物の撮影者に対する位置を撮影者に通知することにより、撮影者は不審者の位置を適切に把握でき、より確実に危険を回避することができる。
また、本実施の形態では、ステップS13において、顔領域が検出された場合にはその顔の特徴量を算出することにより顔の向きと目の向きを検出したが、顔の向きや目の向きに加え、顔の特徴量に基づいて性別や年齢を検出するようにしても良い。そして、その顔の人物が不審者と判定された場合には、不審者がいることに加え、不審者の性別や年齢などの詳細な情報を撮影者に通知することにより、撮影者は不審者がだれであるかを適切に把握でき、より確実に危険を回避することができる。
また、本実施の形態では、GPS装置23が現在の時刻情報を取得したが、時刻情報はGPS装置により取得する場合に限らず、標準時刻電波やラジオ電波などを受信することにより時刻情報を取得するようにしてもよい。また、携帯型不審者検出装置1が内部時計などにより時刻情報を保持していてもよい。
また、本実施の形態では、ステップS17で一定時間以上カメラを見ている顔があるかどうかを判断し、一定時間以上カメラを見ている顔がある場合にはその顔を不審者と判定したが、不審者は対象を注視し続けることが多いため、連続して一定時間以上カメラを見ている顔を不審者と判定するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ステップS18において、画像内の人物が不審者と判定されたには、小型スピーカ18を介して不審者が検知されたことを示す警告メッセージを音声で出力したが、不審者が検知されたことを通知する方法はメッセージを音声で出力する方法に限らない。例えば、メガネ本体11にモータなどを設け、そのモータを振動させることにより警告するようにしてもよいし、メガネのレンズ部分に通常状態では透明の液晶パネルを設け、液晶パネルに警告メッセージや、不審者が検知されたフレームの画像を表示するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ステップS12においてカメラ(1)12〜カメラ(5)16で撮像された5枚の画像を合成し、ステップS13において合成画像から顔領域を検出したが、5枚の被写体像を合成せず、個々の被写体像から顔領域の検出をするようにしてもよい。
また、本実施の形態では、カメラ(1)12〜カメラ(5)16の5つのカメラを設けたが、カメラの数や位置はこの形態には限られない。
また、本実施の形態では、メガネに複数のカメラが設けられた形態について説明したが、ウェアラブルなものであればメガネに限定されない。例えば、帽子、ヘルメットなどに複数のカメラが設けられた形態も考えられる。帽子やヘルメットに複数のカメラを設ける形態の場合には、装着者の後方の被写体像の撮像も可能である。したがって、装着者を360°の方向から保護することも可能である。
なお、本発明は、メガネなどの装置に限らず、装置に適用するプログラムとして提供することもできる。
本発明が適用された携帯型不審者検出装置1の概略図である。 メガネ10に設けられたカメラ(1)12〜カメラ(5)16の配置を説明する図である。 携帯型不審者検出装置1のブロック図である。 携帯型不審者検出装置1の処理の流れを示すフローチャートである。 各フレームの画像を合成する処理の概念図である。
符号の説明
1:携帯型不審者検出装置、10:メガネ、11:メガネ本体、12:カメラ(1)、14:画像特徴量算出装置、13:カメラ(2)、14:カメラ(3)、15:カメラ(4)、16:カメラ(5)、17:小型マイク、18:小型スピーカ、20:小型コンピュータユニット、21:CPU、22:メモリ、23:GPS装置、24:携帯電話ユニット、25:視線検出装置

Claims (15)

  1. 撮影者の身体に装着されるウェアラブルな撮像手段と、
    前記撮像手段により連続して撮像された被写体像から人物の顔領域を検出する顔検出手段と、
    前記顔検出手段により人物の顔領域が検出された場合に、当該顔領域が検出された人物の視線方向を検出する視線方向検出手段と、
    前記視線方向検出手段が検出した視線方向に基づいて前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認しているかどうかを判断する視認判断手段と、
    前記視認判断手段により前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認していると判断された場合に、前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認している時間を検出する時間検出手段と、
    前記時間検出手段により検出された時間が所定の時間以上となった場合には、前記顔領域が検出された人物を不審者と判断する不審者判断手段と、
    前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、不審者が発見されたこと示す情報を前記撮影者に通知する通知手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯型不審者検出装置。
  2. 前記顔領域検出手段は、前記顔領域が検出された人物の顔領域と、当該人物の顔の向き及び黒目の位置を検出し、
    前記視線方向検出手段は、前記顔領域検出手段により検出された顔の向き及び黒目の位置に基づいて前記顔領域が検出された人物の視線方向を検出することを特徴とする請求項1に記載の携帯型不審者検出装置。
  3. 前記顔検出手段により顔領域が検出された場合に、前記顔領域が検出された人物の前記撮影者に対する位置を検出する人物位置検出手段を備え、
    前記通知手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合には、前記人物位置検出手段により検出された前記顔領域が検出された人物の前記撮影者に対する位置を前記撮影者に通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型不審者検出装置。
  4. 前記顔検出手段により顔領域が検出された場合に、前記顔領域の検出結果に基づいて前記顔領域が検出された人物の性別及び年齢の少なくとも1つを検出する年齢/性別判断手段を備え、
    前記通知手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合には、前記年齢/性別判断手段により検出された性別及び年齢の少なくとも1つを前記撮影者に通知することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の携帯型不審者検出装置。
  5. 前記顔検出手段により顔領域が検出された場合に、前記顔領域が検出された人物までの距離を推定する距離推定手段を備え、
    前記通知手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合であって、かつ前記距離推定手段により推定された前記顔領域が検出された人物までの距離が所定の距離以下となった場合には、前記撮影者に警告を通知することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の携帯型不審者検出装置。
  6. 前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、当該不審者と判断されたことを示す情報と、前記撮像手段により撮像された画像とを外部機器に送信する送信手段を備えたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の携帯型不審者検出装置。
  7. 前記携帯型不審者検出装置の位置情報を取得する装置位置取得手段を備え、
    前記送信手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、前記装置位置取得手段により取得された位置情報を送信することを特徴とする請求項6に記載の携帯型不審者検出装置。
  8. 前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された時の時刻情報を取得する時刻情報取得手段を備え、
    前記送信手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、前記時刻情報取得手段により取得された時刻情報を送信することを特徴とする請求項6又は7に記載の携帯型不審者検出装置。
  9. 前記本体部に設けられ、前記撮影者の周辺の音情報を収集するマイクを備え、
    前記送信手段は、前記不審者判断手段により前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、前記マイクにより収集された音情報を送信することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の携帯型不審者検出装置。
  10. 前記撮像手段は、複数の撮像素子と、当該複数の撮像素子に前記撮影者から見て異なる方向の被写体像を結像させる複数の撮像レンズを有することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の携帯型不審者検出装置。
  11. 前記複数の撮像レンズは、前記複数の撮像素子に結像される複数枚の被写体像の一部が重複するように前記撮像手段に設けられ、
    前記複数の撮像素子により一部が重複するように結像された複数枚の被写体像のうちの重複する部分を合成して1枚の画像を生成する合成手段を備え、
    前記顔検出手段は、前記合成手段により合成された1枚の画像から人物の顔領域を検出することを特徴とする請求項10に記載の携帯型不審者検出装置。
  12. 前記撮像手段はメガネに設けられ、少なくとも前記撮影者から見て前方と左右方向の被写体像を撮像することを特徴とする請求項10又は11に記載の携帯型不審者検出装置。
  13. 前記撮像手段は帽子又はヘルメットに設けられ、少なくとも前記撮影者から見て後方の被写体像を撮像することを特徴とする請求項10又は11に記載の携帯型不審者検出装置。
  14. ウェアラブルな撮像手段を用いて被写体像を連続して撮像するステップと、
    前記連続して撮像された被写体像から人物の顔領域を検出するステップと、
    前記人物の顔領域が検出された場合に、当該顔領域が検出された人物の視線方向を検出するステップと、
    前記検出した視線方向に基づいて前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認しているかどうかを判断するステップと、
    前記撮影者を視認しているかどうかを判断するステップにおいて前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認していると判断された場合に、前記顔領域が検出された人物が前記撮影者を視認している時間を検出するステップと、
    前記検出された時間が所定の時間以上となった場合には、前記顔領域が検出された人物を不審者と判断するステップと、
    前記顔領域が検出された人物が不審者と判断された場合に、不審者が発見されたこと示す情報を前記撮影者に通知するステップと、
    を含むことを特徴とする不審者検出方法。
  15. 請求項14に記載の携帯型不審者検出方法を演算装置に演算させることを特徴とするプログラム。
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