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JP2010080244A - 照明器具 - Google Patents

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Kazutaka Hori
和宇 堀
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Abstract

【課題】器具本体の内部への異物の侵入を防止することができるとともに、回路基板に実装された発熱部品で発生した熱を効率よく放熱させることができる照明器具を提供することにある。
【解決手段】照明器具は、複数個のLED6(光源)を点灯させるための点灯回路の一部を構成する発熱部品であるスイッチング素子21が厚み方向の一表面側に実装された矩形板状の回路基板1と、回路基板1が内側に収納され且つ略密閉された器具本体30とを備える。照明器具は、回路基板1の厚み方向に直交する一方向が上下方向となるように使用されるものであって、回路基板1には、スイッチング素子21が実装された位置に対して上側と下側とに回路基板1の厚み方向への通気を可能にする2つの通気部41,42が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具に関するものである。
従来から、図6に示すように、放電灯からなる光源(図示せず)と、光源を点灯させるためのインバータ回路からなる点灯回路の回路部品であるトランス22’やスイッチング素子21’などが実装された回路基板1’と、回路基板1’が収納された器具本体30’とを備え、器具本体30’が天井材C1の下面側に配設された配線ダクト32’に摺動可能に取り付けられるとともに、内部に光源を収納した灯具(図示せず)が器具本体30’の下面側にアーム31’により取り付けられる照明器具が提案されている(特許文献1参照)。ここにおいて、器具本体30’が、上面が開口した直方体の箱状に形成された回路基板収納ケース本体部3a’と、回路基板収納ケース本体部3a’の前記上面に被嵌される金属で形成された蓋部3b’とで構成されており、スイッチング素子21’を蓋部3b’に接触させてあることで、スイッチング素子21’がスイッチング動作時に電力損失により発熱するが、スイッチング素子21’で発生した熱を蓋部3b’を介して放熱することができる。
ところが、図6に示す照明器具では、スイッチング素子21’と金属で形成された蓋部3b’とを電気的に絶縁する必要があるので、スイッチング素子21’と蓋部3b’との間に熱伝導率のよい絶縁部材(図示せず)を設ける必要があるから、構造が複雑になるとともに部品点数が増加しコストが上昇してしまう。
これに対して、従来から、図7に示すように、発熱部品であるレギュレータ23”を実装した回路基板1”と、回路基板1”を収納する回路基板収納ケース3”とを備え、回路基板1”には、複数の通気穴1a”が貫設され、回路基板収納ケース3”には、回路基板収納ケース3”の下面側から空気を流入させる第1の放熱穴31c”と、レギュレータ21”で発生した熱を外部に放出するための第2の放熱穴32c”が貫設されてなり、回路基板収納ケース3”の内部に空気の流れ(図7中の矢印)を発生させるようにした電子機器の放熱構造が提案されている(特許文献2参照)。
特開平6−215612号公報 特開2000−31675号公報
しかしながら、図7に示す構成の放熱構造では、回路基板収納ケース3”の外部の空気が回路基板収納ケース3”の内部に流入する構造となっているので、回路基板収納ケース3”の外部の空気とともに埃等の異物が回路基板収納ケース3”内に流入し、回路基板1”に異物が付着することにより、動作不良の原因となるおそれがあった。一方、回路基板収納ケース3”を密閉し回路基板収納ケース3”の内部に空気が流入するのを防止する構造とすれば、放熱性が悪くなってしまう。
本願発明は、前記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、回路基板を収納している器具本体の内部への埃などの異物の侵入を防止することができるとともに、回路基板に実装された発熱部品で発生した熱を効率よく放熱させることができる照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、光源を点灯させるための点灯回路の一部を構成する発熱部品が厚み方向の一表面側に実装された回路基板と、回路基板が内側に収納され且つ略密閉された器具本体とを備え、回路基板の厚み方向に直交する一方向が上下方向となるように配置されて使用される照明器具であって、回路基板には、発熱部品が実装された位置に対して少なくとも前記上下方向における上側と下側とに回路基板の厚み方向への通気を可能にする通気部が設けられてなることを特徴とする。
この発明によれば、使用時において発熱部品が実装された位置に対して上側と下側とで回路基板の前記一表面側に存在する空気の密度に差異が生じるので、使用時に発熱部品が実装された位置に対して上下方向における上側と下側とに位置する形で少なくとも2つの通気部が回路基板に設けられていることで、回路基板の前記一表面側と他表面側とで空気を対流させて発熱部品で発生する熱を効率よく放熱するから、通気部が回路基板に設けられていない場合に比べて、放熱性を向上させることができる。また、発熱部品を器具本体に絶縁部材等を介して接触させなくても十分な放熱性が得られるので、構造を簡素化するとともに部品点数の削減を図ることでコスト低減を図ることができる。また、器具本体は、略密閉されていることにより、器具本体の内部へ埃などの異物が侵入するのを防ぐことができるので、回路基板に形成された点灯回路に埃などの異物が付着することによる動作不良を防ぐことができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記発熱部品は、前記回路基板の前記上下方向における中心よりも下側で前記回路基板に実装されてなることを特徴とする。
この発明によれば、使用時において前記器具本体の内部における前記発熱部品が実装された位置の上側で放熱され、前記器具本体の下側に降下してきた空気を前記発熱部品に接触させることができるので、前記発熱部品で発生した熱をより効率よく放熱することができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記通気部は、前記回路基板における前記発熱部品が実装された位置に対して前記上下方向に直交する方向の両側にも設けられてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記一方向を上下方向として使用する場合だけでなく、前記一方向とは直交し且つ前記回路基板の厚み方向に直交する方向を上下方向として使用する場合でも、前記発熱部品で発生した熱を効率よく放熱することができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の発明において、前記回路基板は、前記通気部を含む面積が、前記器具本体の内側に収納された前記回路基板の前記一表面を含む平面による前記器具本体における前記回路基板が収納される部分の断面の開口部分の面積と略等しくなるように設定されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記回路基板の周縁部と前記器具本体との間に前記回路基板の厚み方向への通気を可能にする空隙を形成するために、前記器具本体の内側に収納された前記回路基板の前記一表面を含む平面による前記器具本体における前記回路基板が収納される部分の断面の開口部分の面積が、前記回路基板の面積よりも大きくなるように、前記器具本体のサイズを大きくする必要がないから、前記発熱部品で発生した熱を十分に放熱することができつつも前記器具本体の小型化を図ることができる。また、前記器具本体を小型化することにより、前記発熱部品と前記器具本体との距離を小さくすることができるので、前記発熱部品で発生した熱を効率よく放熱することができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の発明において、前記通気部は、前記回路基板の端部に形成された切欠部と前記器具本体の内面とで囲まれた部分からなることを特徴とする。
この発明によれば、前記回路基板の面積の減少を図ることができるので、前記器具本体の小型化を図ることができる。
請求項1の発明によれば、器具本体が略密閉されていることにより、器具本体の内部へ埃などの異物が侵入するのを防ぐことができるので、回路基板に形成された点灯回路に埃などの異物が付着することによる動作不良を防ぐことができるとともに、使用時に発熱部品が実装された位置に対して上下方向における上側と下側とに位置する形で少なくとも2つの通気部が回路基板に設けられていることにより、回路基板の一表面側と他表面側とで空気を対流させて発熱部品で発生した熱を効率よく放熱するので、発熱部品で発生する熱を効率よく放熱することができる。また、構造を簡素化するとともに部品点数の削減を図りつつ十分な放熱性が得られるのでコスト低減を図ることができる。
(実施形態1)
以下、本実施形態について図1乃至図3に基づいて説明する。
本実施形態の照明器具は、光源である複数個(図示例では4個)の白色LEDからなるLED6を点灯させるための点灯回路の回路部品(後述のスイッチング素子21やトランス22など)が厚み方向の一表面側に実装された回路基板1と、回路基板1が内側に収納された回路基板収納ケース3と、内側にLED6が収納された光源収納ケース5とを備え、回路基板収納ケース3と光源収納ケース5とで器具本体30を構成している。ここで、器具本体30は、回路基板収納ケース3が有底筒状(ここでは、有底円筒状)に形成されており、当該回路基板収納ケース3の開放部分が光源収納ケース5により閉塞されていることで、略密閉されている。なお、LED6は、白色LEDに限定されるものではなく、例えば、青色LEDなどを使用してもよい。
回路基板1は、例えば、ガラスエポキシ等の絶縁性材料からなる矩形板状の絶縁性基材に適宜の回路パターンを設けることで形成されており、前記点灯回路の回路部品が実装されている。ここで、前記点灯回路は、商用電源(図示せず)からの出力を整流する整流器(図示せず)と、整流器の出力端間に接続され整流器からの出力を平滑化する平滑コンデンサ(図示せず)と、トランス22の二次側巻線に一端が接続された複数個のLED6の直列回路の他端とトランス22との間に挿入されるMOSFETからなるスイッチング素子21と、スイッチング素子21をオンオフ制御する制御部(図示せず)とを備えている。ここにおいて、複数個のLED6の直列回路は、後述のLED実装基板11に実装されている。また、スイッチング素子21は、前記制御部からの制御信号によって約50kHzでオンオフのスイッチング動作を繰り返すので、スイッチング動作の度に生じる電力ロスにより発熱する。要するに、本実施形態では、スイッチング素子21が発熱部品を構成している。
ここで、回路基板1の長手方向の両端部には、切欠部41a,42aが形成されており、切欠部41a,42aと回路基板収納ケース3の内面とで囲まれた部分が通気部41,42を形成している。つまり、通気部41,42は、回路基板1におけるスイッチング素子21が実装された位置に対して、上下方向の上側と下側とに設けられている。
回路基板収納ケース3は、熱伝導性材料(例えば、アルミニウム等)からなり、内周面における回路基板1の短手方向の両端部に対応する位置には、それぞれ1対のリブ3aが突設されている。ここで、回路基板1は、通気部41,42を含む面積が器具本体30の回路基板収納ケース3の内側に収納された回路基板1の前記一表面を含む平面による器具本体30の断面の開口部分(回路基板収納ケース3の断面の開口部分)の面積と等しい面積となるように設定されている。そして、回路基板1は、短手方向の両端部が各1対のリブ3aそれぞれの間に嵌入された形で回路基板収納ケース3の内側に配置されている。また、回路基板収納ケース3は、外部の空気を積極的に取り入れたり排出したりする通気孔等がなく開放部分を光源収納ケース5により閉塞されて略密閉されていることにより、埃などの異物が回路基板収納ケース3の内部に侵入するのを防止するので、回路基板1に形成された前記点灯回路に埃などの異物が付着することによる動作不良を防ぐことができる。なお、回路基板収納ケース3の底部には、商用電源と前記整流器とを接続する電線(図示せず)を挿通させる電線挿通孔(図示せず)が形成されている。また、本実施形態では、回路基板収納ケース3の内周面にリブ3aを設ける例について説明したが、リブ3aを設ける代わりに回路基板収納ケース3の内周面に基板取付溝(図示せず)を設けて、回路基板1の短手方向の両端部が各1対のリブ3aそれぞれの間に嵌入された形で回路基板収納ケース3の内側に配置されるようにしてもよい。
光源収納ケース5も回路基板収納ケース3と同じく熱伝導性材料(例えば、アルミニウム等)からなり、一面側(図1における下面側)に平面視円形状の凹所5aが形成されている。光源収納ケース5の凹所5aの底部には、上述の複数個のLED6が実装されたLED実装基板11を収納するための凹部5bが形成されている。ここに、凹部5bの深さ寸法は、LED実装基板11の厚み寸法と略同じ値に設定されている。また、光源収納ケース5の凹所5aの内側には、LED6からの光を反射する反射部材12と、反射部材12のLED実装基板11とは反対側に被装されLED6を保護する透光性カバー13とが配設されてる。更に、光源収納ケース5の凹部5bの底部における中央部には、後述の取付ねじ14が挿通されるねじ挿通穴5cが穿設されている。なお、前記点灯回路と複数個のLED6の直列回路とはリード線等(図示せず)により電気的に接続されており、光源収納部5の凹部5bの底部には、前記点灯回路が形成された回路基板1から導出されLED実装基板11に実装されたLED6に接続されるリード線等を引き出すための配線挿通穴(図示せず)が貫設されている。また、器具本体30の光源収納ケース5の外径寸法は、回路基板収納ケース3の外径寸法より大きくなっており、回路基板収納ケース3を天井材(図示せず)に穿設された取付孔(図示せず)に挿入し、光源収納ケース5の外周部を天井材における取付孔の周部の下面と当接する形で、天井材に取り付けられる。
LED実装基板11は、ガラスエポキシ等の絶縁性材料からなり、円形板状に形成されており、中央部には、後述の取付ねじ14が挿通されるねじ挿通穴11cが穿設されている。
反射部材12は、例えば、基材の表面に反射率の高い銀メッキ等を施したものからなり、外周形状が平面視で凹所5aの内周形状と略同じ円形状に形成されている。また、反射部材12には、4つの開口部12aが、周方向に等間隔に離間して形成されており、各開口部12aの内側に4個のLED6が各別に配置されている。反射部材12aの各開口部12aは、内側面が放物面状に形成されており、LED6から放射された光のうち開口部12aの内側面に向かって放射された光をLED6の前方へ反射する。また、反射部材12の中央部には、後述の取付ねじ14が挿通されるねじ挿通穴12cが穿設されている。
透光性カバー13は、アクリル等の透光性材料からなり、凹所5aの開口サイズと略同じ外形サイズの円形板状に形成されている。従って、透光性カバー13は、その外周縁と凹所5aの内周縁との間に嵌入されている。また、透光性カバー13の中央部には、後述の取付ねじ14が挿通されるねじ挿通穴13cが穿設されている。なお、透光性カバー13は、円形板状のものに限定されるものではなく、例えば、配光制御用のレンズ(例えば、フレネルレンズ等)が一体に形成されたものであってもよい。また、LED6が青色LEDからなるものであれば、透光性カバー13として、青色LEDからの青色光により励起されて黄色光を放射する蛍光体を分散させたものを使用してもよい。
透光性カバー13、反射部材12およびLED実装基板11は、上述の取付ねじ14および当該取付ねじ14の先端部に螺合するナット15により光源収納ケース5に固定されている。器具本体30の組み立て手順を説明すると、まず、光源収納ケース5の凹所5aの底部の凹部5bにLED実装基板11を嵌入する。次に、凹所5aに反射部材12を嵌入し、その後、凹所5aに透光性カバー13を嵌入する。続いて、各ねじ挿通穴13c,12c,11c,5cに取付ねじ14を挿通し、光源収納ケース5の他面側に突出した取付ねじ14の先端部にナット15を螺合する。次に、光源収納ケース5の前記他面側に、回路基板1を収納した回路基板収納ケース3の開口部分を固着する。なお、固着手段としては、接着剤や適宜固定具などを用いればよい。しかして、取付ねじ14とナット15によって、光源収納ケース5の内側に透光性カバー13、反射部材12およびLED実装基板11を一体に固定することにより、透光性カバー13、反射部材12およびLED実装基板11それぞれを光源収納ケース5の内側に各別に接着剤等により固着する必要がないので、比較的簡単に組み立てることができる。
本実施形態の照明器具は、使用時において、回路基板1の厚み方向に直交する方向が上下方向となるものであって、照明器具を天井材C1に取り付けて使用する場合には、長手方向が上下方向となる。そして、発熱部品であるスイッチング素子21が回路基板1の上下方向における中心よりも下側で回路基板1に実装されている。
次に、本実施形態の照明器具を回路基板1の前記一表面の長手方向を上下方向として使用する場合における回路基板収納ケース3の内部の空気の対流について説明する。
図3において、一点鎖線の矢印は、使用時における回路基板収納ケース3の内部の空気の対流を示す。回路基板1の前記一表面に実装されたスイッチング素子21によって温められた空気は、密度が小さくなるので、回路基板1の前記一表面に沿って回路基板収納ケース3の上側へ上昇していく。回路基板収納ケース3の内部の最上部まで上昇した空気は、回路基板1の前記一表面側において、回路基板1の前記一表面とは直交し且つ前記一表面から離れる方向に流れるとともに、回路基板1の上端部に設けられた通気部41を通って回路基板1の厚み方向の他表面側にも流れる。ここで、回路基板1の前記一表面側において、回路基板1の前記一表面とは直交し且つ前記一表面から離れる方向に流れた空気は、回路基板収納ケース3の前記一表面側の内周面と接触して放熱されることにより密度が高くなり、回路基板収納ケース3の前記一表面側の内周面に沿って回路基板収納ケース3の内部の下側へ下降していく。一方、回路基板1の前記他表面側に流れた空気は回路基板収納ケース3の前記他表面側の内周面と接触して放熱されることにより密度が高くなり、回路基板収納ケース3の前記他表面側の内周面に沿って回路基板収納ケース3の内部の下側へ下降していく。ここで、回路基板収納ケース3の前記他表面側の内周面に沿って回路基板収納ケース3の内部の最下部まで下降した空気は、回路基板1の下端部に設けられた通気部42を通って回路基板1の前記一表面側に流れる。つまり、回路基板収納ケース3の内部において、回路基板1の前記一表面側と前記他表面側とで、空気の対流を生じさせることができる。
しかして、本実施形態の照明器具では、使用時においてスイッチング素子21が実装された位置より上側と下側とで前記回路基板の前記一表面側に存在する空気の密度に差異が生じるので、使用時においてスイッチング素子21が実装された位置に対して上下方向の上側と下側とに位置する形で設けられた通気部41,42を介して、回路基板1の前記一表面側と前記他表面側とで空気を対流させてスイッチング素子21で発生する熱を放熱するから、回路基板1の前記一表面側のみで空気を対流させてスイッチング素子21で発生する熱を放熱する場合に比べて、効率よく放熱することができる。また、スイッチング素子21と回路基板収納ケース3とを絶縁部材を介して接触させなくても十分な放熱性が得られるので、構造を簡素化するとともに部品点数の削減を図ることができるから、コスト低減を図ることができる。
また、本実施形態の照明器具では、スイッチング素子21が回路基板1の前記一表面側において上下方向の中心より下側に実装されているので、使用時において回路基板収納ケース3の内部におけるスイッチング素子21が実装された位置の上側で放熱され、回路基板収納ケース3の下側に降下してきた空気をスイッチング素子21に接触させることができるので、スイッチング素子21で発生した熱をより効率よく放熱することができる。ここで、スイッチング素子21を通気部41の直上部分に実装すれば、回路基板1の前記他表面側に沿って下降してきた空気を前記一表面側のスイッチング素子21が配置された箇所に導くことができるので、スイッチング素子21で発生した熱を更に効率よく放熱することができる。
ところで、回路基板1に上述の通気部41,42が設けられていない場合には、回路基板1の前記一表面側と前記他表面側とで空気を対流させるために、回路基板1の周縁部と器具本体30の回路基板収納ケース3の内面との間に空隙が形成されるようにして、回路基板1の厚み方向への通気を可能にする必要がある。具体的には、回路基板収納ケース3の内側に収納された回路基板1の前記一表面を含む平面による回路基板収納ケース3における回路基板1が収納される部分の断面の開口部分の面積が、回路基板1の面積よりも大きくなるように、回路基板収納ケース3のサイズを大きくする必要がある。
これに対して、本実施形態の照明器具では、回路基板1に通気部41,42が形成されていることにより、上述のように回路基板収納ケース3の内面と回路基板1の周縁部との間に空隙が形成されるようにする必要がなく、回路基板収納ケース3の寸サイズを大きくする必要がない。つまり、回路基板1に通気部41,42が形成されていることにより、回路基板1の前記一表面側と前記他表面側とで空気を対流させてスイッチング素子21で発生した熱を効率よく放熱できる。従って、回路基板1の通気部41,42を含む面積が、回路基板収納ケース3の内側に収納された回路基板1の前記一表面を含む平面による回路基板収納ケース3の断面の開口部分における面積と等しく設定することができるので、回路基板収納ケース3の小型化を図ることができる。
また、通気部41,42を、回路基板1の内側に形成する場合、回路基板1の外周縁と通気部41,42との間の部位の割れを防止するために、通気部41,42の内周縁と回路基板1の外周縁との間の距離を少なくとも回路基板1の厚み以上とする必要がある。しかして、通気部41,42の内周部と回路基板1の外周縁との間の距離が必要であることから、回路基板1の面積を縮小するには限界があった。
これに対して、本実施形態の照明器具では、通気部41,42を回路基板1に形成された切欠部41a,42aと回路基板収納ケース3の内面とで囲まれた部分からなるいものとすることにより、通気部の内周部と回路基板1の縁との間の距離が回路基板1の厚み以上となるように形成する必要がなく、回路基板1の面積を小さくすることができるので、回路基板収納ケース3の小型化を図ることができる。また、回路基板収納ケース3を小型化することにより、スイッチング素子21と回路基板収納ケース3の内面との間の距離を小さくすることができるので、スイッチング素子21で発生した熱を効率よく放熱することができる。
なお、本実施形態の照明器具では、図4に示すように、回路基板1の下端部に設けられた通気部42の形状が、回路基板1の短手方向の寸法が大きくなるように形成されたものであってもよい。この図4の構成では、回路基板1の前記一表面側と前記他表面側との間の通気性を更によくすることができるので、スイッチング素子21で発生した熱を更に効率よく放熱することができる。
(実施形態2)
本実施形態の照明器具の基本構成は、実施形態1と略同じであり、図5(a)に示すように、切欠部81a,82aが、矩形板状の回路基板1におけるスイッチング素子21が実装された位置の短手方向の両側にも設けられている点が相違する。つまり、本実施形態の照明器具では、回路基板1におけるスイッチング素子21が実装された位置に対して短手方向の両側にも切欠部81a,82aと回路基板収納ケース3の内面とで囲まれた部分からなる通気部81,82が設けられている。なお、実施形態1と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図5(a)に示すように、器具本体30を天井材C1に取り付けて使用するときは、回路基板収納ケース3の内部における回路基板1の長手方向が上下方向となる。この場合、通気部41が上下方向の下側に位置し、通気部42が上下方向の上側に位置することになる。従って、回路基板収納ケース3の内部における回路基板1の前記一表面側と前記他表面側で空気の対流を生じさせることができる。一方、図5(b)に示すように、照明器具を壁材C2に取り付けて使用するときは、回路基板収納ケース3内の回路基板1の短手方向が上下方向となる。この場合、通気部81が上下方向の上側に位置し、通気部82が上下方向の下側に位置することになる。従って、この場合でも、回路基板収納ケース3の内部における回路基板1の前記一表面側と前記他表面側で空気の対流を生じさせることができる。しかして、回路基板収納ケース3の取り付け方向が変わっても、スイッチング素子21で発生した熱を効率よく放熱することができる。
なお、上記各実施形態では、光源としてLED6を用いているが、光源としてLED6に限らず、例えば、放電灯や有機EL等でもよい。
実施形態1の照明器具の側面断面図である。 同上の照明器具の斜視図である。 同上の照明器具の動作説明図である。 同上の他の実施例の照明器具の側面断面図である。 実施形態2の照明器具を示し、(a)は天井材に取り付けて使用する場合であり、(b)は壁材に取り付けて使用する場合である。 従来例を示す要部概略断面図である。 他の従来例を示す要部概略断面図である。
符号の説明
1 回路基板
6 LED(光源)
21 スイッチング素子(発熱部品)
30 器具本体
41,42,81,82 通気部
41a,42a,81a,82a 切欠部

Claims (5)

  1. 光源を点灯させるための点灯回路の一部を構成する発熱部品が厚み方向の一表面側に実装された回路基板と、回路基板が内側に収納され且つ略密閉された器具本体とを備え、回路基板の厚み方向に直交する一方向が上下方向となるように配置されて使用される照明器具であって、回路基板には、発熱部品が実装された位置に対して少なくとも前記上下方向における上側と下側とに回路基板の厚み方向への通気を可能にする通気部が設けられてなることを特徴とする照明器具。
  2. 前記発熱部品は、前記回路基板の前記上下方向における中心よりも下側で前記回路基板に実装されてなることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記通気部は、前記回路基板における前記発熱部品が実装された位置に対して前記上下方向に直交する方向の両側にも設けられてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記回路基板は、前記通気部を含む面積が、前記器具本体の内側に収納された前記回路基板の前記一表面を含む平面による前記器具本体の断面の開口部分の面積と略等しくなるように設定されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 前記通気部は、前記回路基板の端部に形成された切欠部と前記器具本体の内面とで囲まれた部分からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の照明器具。

























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