JP2010079111A - 光学積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 透光性基体の片面又は両面に、直接又は他の層を介して、光学機能層を少なくとも設けた光学積層体であって、前記光学機能層が、マトリックスとしての透光性樹脂と、前記透光性樹脂に分散した透光性有機フィラーと、粒径が1〜100nmであり、配合量が0.1〜10重量%である金属酸化物微粒子と、を含有し、ここで、前記金属酸化物微粒子は、前記透光性有機フィラーの表面に偏在していることを特徴とする、光学積層体。
【選択図】 なし
Description
前記光学機能層が、
マトリックスとしての透光性樹脂と、
前記透光性樹脂に分散した透光性有機フィラーと、
粒径が1〜100nmであり、配合量が0.1〜10重量%である金属酸化物微粒子と、を含有し、
ここで、前記金属酸化物微粒子は、前記透光性有機フィラーの表面に偏在していることを特徴とする、光学積層体である。
前記光学機能層が、
透光性基体の片面又は両面に、直接又は他の層を介して、少なくともエネルギー硬化型樹脂組成物と透光性有機フィラーと金属酸化物ゾルとを混合してなる塗料を適用した後、エネルギーを印加することにより前記エネルギー硬化型樹脂組成物を硬化させることにより形成された層であることを特徴とする、光学積層体である。
前記光学機能層が、
マトリックスとしての透光性樹脂と、
前記透光性樹脂に分散した透光性有機フィラーと、
粒径が1〜100nmの範囲の金属酸化物微粒子と、を含有し、
ここで、前記金属酸化物微粒子が、前記透光性有機フィラーの表面全体にまぶされていることを特徴とする、光学積層体である。
前記適用工程後、エネルギーを印加して前記エネルギー硬化型樹脂組成物を硬化させて光学機能層を形成させる硬化工程と
を含む、光学積層体の製造方法である。
はじめに、本最良形態に係る透光性基体としては、透光性である限り特に限定されず、石英ガラスやソーダガラス等のガラスも使用可能であるが、PET、TAC、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、シクロオレフィンコポリマー(COC)、含ノルボルネン樹脂、ポリエーテルスルホン、セロファン、芳香族ポリアミド等の各種樹脂フィルムを好適に使用することができる。なお、PDP、LCDに用いる場合は、PET、TACフィルムがより好ましい。
次に、本最良形態に係る光学機能層について詳述する。本最良形態に係る光学機能層は、透光性樹脂に透光性微粒子(透光性有機フィラー)と、金属酸化物微粒子が分散している構成を有する。ここで、「透光性樹脂」とは、塗料中の透光性微粒子を除く全固形成分である(マトリックス成分)。透光性樹脂は、熱や放射線等のエネルギーにより硬化するエネルギー硬化型樹脂をエネルギーにより硬化することにより形成されたものであることが好ましく、放射線硬化型樹脂組成物を放射線で硬化することにより形成されたものであることがより好ましいが、特に限定されない。ここで、当該透光性樹脂を構成する放射線硬化型樹脂組成物としては、アクリロイル基、メタクリロイル基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基等のラジカル重合性官能基や、エポキシ基、ビニルエーテル基、オキセタン基等のカチオン重合性官能基を有するモノマー、オリゴマー、プレポリマーを単独で、又は適宜混合した組成物が用いられる。モノマーの例としては、アクリル酸メチル、メチルメタクリレート、メトキシポリエチレンメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、フェノキシエチルメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート等を挙げることができる。オリゴマー、プレポリマーとしては、ポリエステルアクリレート、ポリウレタンアクリレート、多官能ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエーテルアクリレート、アルキットアクリレート、メラミンアクリレート、シリコーンアクリレート等のアクリレート化合物、不飽和ポリエステル、テトラメチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグリシジルエーテルや各種脂環式エポキシ等のエポキシ系化合物、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、1,4−ビス{[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシ]メチル}ベンゼン、ジ[1−エチル(3−オキセタニル)]メチルエーテル等のオキセタン化合物を挙げることができる。これらは単独、もしくは複数混合して使用することができる。
次に、本最良形態において、必須に含まれる透光性有機フィラー及び金属酸化物微粒子について詳述する。本最良形態において、金属酸化物微粒子は透光性有機フィラー表面付近に偏在している(まぶされている)。当該構造を有することにより、光学積層体の耐擦傷性が向上する。尚、本特許請求の範囲及び本明細書における「偏在」とは、金属酸化物が透光性有機フィラー表面付近に特に偏って存在している状態を指し、光学機能層の断面をTEMで観察し、透光性有機フィラーの中心付近断面の周囲に観察される金属酸化物微粒子の透光性有機フィラー断面周長1μmあたりの個数([透光性有機フィラー断面周囲(表面)に観測される金属酸化物微粒子の個数]/[透光性有機フィラーの断面周長])が、2個/μm以上のものが好適であり、5個/μm以上がより好適であり、10個/μm以上が更に好適である。上限は特に限定されないが、例えば、100個/μm以下である。尚、前記微粒子の個数は、任意に選択した10個の微粒子の断面の平均値とする。
光学機能層に含まれる透光性有機フィラーとしては、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合体、ポリエチレン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化エチレン系樹脂等よりなる有機透光性微粒子を使用することができる。
続いて、光学機能層に含まれる金属酸化物微粒子としては、例えば、アルミナ微粒子、ジルコニア微粒子、チタニア微粒子、水酸化アルミ微粒子、酸化スズ微粒子、酸化亜鉛、酸化セシウムが挙げられる。これらの微粒子は、樹脂によりコーティングされていることが好適である。また、前記金属酸化物微粒子は、アルミナゾル、ジルコニアゾル、チタニアゾル、水酸化アルミゾル、酸化スズゾル等の金属酸化物ゾルの状態で添加したものを使用することが好適である。これらの中でも特にアルミナゾルが好適である。
次に、表面改質処理について詳述する。ここで使用する金属酸化物微粒子の製法は特に限定されず、気相法、ゾルゲル法、コロイド沈殿法、溶融金属噴霧酸化法、アーク放電などの、任意の方法で得られたもので構わない。
次いで、前記表面改質処理が終了した後の、前記金属酸化物微粒子が残存している溶媒を直接洗浄して、前記金属酸化物微粒子の表面に化学的に結合して表面改質に寄与していない遊離改質剤を除去して精製する。本発明では、前記遊離改質剤が残存している溶媒に対して乾燥処理や固液分離などの手法を施すことなく、前記溶媒を直接洗浄して前記遊離改質剤を除去するようにしている。したがって、前記遊離改質剤の除去精製を効率的に行うことができるようになる。
光学機能層の膜厚は、3〜25μmの範囲であることが好適であり、5〜15μmの範囲であることがより好適であり、6〜12μmの範囲であることが更に好適である。膜厚が3μmより薄い場合は、比重の異なる微粒子を十分に厚さ方向に分離させることができない。25μmより厚い場合は、光学機能層の硬化収縮によりカールが発生したり、マイクロクラックが発生したり、透光性基体との密着性が低下したり、さらには光透過性が低下したりする。そして、膜厚の増加に伴う必要塗料量の増加によるコストアップの原因ともなる。
本最良形態においては、コントラストを向上させるために、光学機能層上に低反射層を設けることができる。この場合、低反射層の屈折率が光学機能層の屈折率より低いことが必要であり、1.45以下であることが好ましい。これらの特徴を有する材料としては、例えばLiF(屈折率n=1.4)、MgF2(n=1.4)、3NaF・AlF3(n=1.4)、AlF3(n=1.4)、Na3AlF6(n=1.33)、等の無機材料を微粒子化し、アクリル系樹脂やエポキシ系樹脂等に含有させた無機系低反射材料、フッ素系、シリコーン系の有機化合物、熱可塑性樹脂、熱硬化型樹脂、放射線硬化型樹脂等の有機低反射材料を挙げることができる。その中で、特に、フッ素系の含フッ素材料が汚れの防止の点において好ましい。また、低反射層は、臨界表面張力が20dyne/cm以下であることが好ましい。臨界表面張力が20dyne/cmより大きい場合は、低反射層に付着した汚れが取れにくくなる。
本最良形態に係る光学積層体は、光学機能層の上方に防汚層を設けることができる。防汚層は、少なくともパーフルオロアルキルエーテル化合物を含有するもので、かかる化合物が実質的に防汚性を発揮する防汚成分として機能するものであって、パーフルオロアルキルエーテル基を有する化合物が適宜用いられ、中でもその末端に後述のシリカ膜と親和性の高い官能基及び/又は化学結合可能な官能基を1つ以上有する化合物が好ましい。使用されるパーフルオロアルキルエーテル化合物は、1種類に限定されるものではなく、2種類以上を混合して使用することも可能である。更にこれらの化合物の分子量は、500〜10000が好ましく、更に好ましくは500〜4000である。分子量が500以下では、充分な防汚性や耐久性を発揮出来ず、また、10000以上では溶剤に対する溶解性が低下して均一な防汚層を形成することが困難となるからである。
本最良形態に係る光学積層体は、光学機能層の上方及び下方(光学機能層と透光性基体との間)に帯電防止層を設けることができる。帯電防止層は、アルミ、錫等の金属、ITO等の金属酸化膜を蒸着、スパッタ等で極めて薄く設ける方法、アルミ、錫等の金属微粒子やウイスカー、酸化錫等の金属酸化物にアンチモン等をドープした微粒子やウイスカー、7,7,8,8−テトラシアノキノジメタンと金属イオンや有機カチオン等の電子供与体(ドナー)との間でできた電荷移動錯体をフィラー化したもの等をポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等に分散し、ソルベントコーティング等により設ける方法、ポリピロール、ポリアニリン等にカンファースルホン酸等をドープしたものをソルベントコーティング等により設ける方法等により設けることができる。帯電防止層の透過率は光学用途の場合、80%以上が好ましい。
本最良形態に係る光学積層体は、光学機能層の上方及び下方(光学機能層と透光性基体との間)に近赤外線カット層を設けることができる。近赤外線カット層は、近赤外線カット色素を含有することで形成できる。近赤外線カット色素は、780nm以上の波長をもつ近赤外線に極大吸収値を有する色素であり、フタロシアニン系色素、アルミニウム系色素、アントラキノン系色素、ナフタロシアニン系色素、ジチオール錯体系色素、ポリメチン系色素、ピリリウム系色素、チオピリリウム系色素、スクアアリリウム系色素、クロコニウム系色素、アズレニウム系色素、テトラデヒドロコリン系色素、トリフェニルメタン系色素、ジインモニウム系色素等が挙げられ、これらは単独で又は2種類以上を混合して使用される。近赤外線カット色素の具体例としては、イーエックスカラー802K、イーエックスカラー803K、イーエックスカラー814K(以上いずれも日本触媒社製の商品名)、IR−750、IRG−002、IRG−003、IRG−022、IRG−023、IRG−820、CY−2、CY−4、CY−9、CY−20(以上いずれも日本化薬社製の商品名)、PA−001、PA−1005、PA−1006、SIR−114、SIR−128、SIR−130、SIR−159(以上いずれも三井東圧化学社製の商品名)が挙げられる。
また、本最良形態に係る光学積層体を偏光フィルム化してもよい。この場合、当該偏光フィルムは、第1の保護材の片面に、直接又は他の層を介して、少なくとも透明微粒子を含有する光学機能層(前述した面積分散バラツキが所定範囲である層)を設け、表面層とは反対面に、偏光層を介して第2の保護材を積層してなる構成を採る。当該偏光層は、特定の偏光のみを透過し他の光を吸収する光吸収型の偏光フィルムや、特定の偏光のみを透過し他の光を反射する光反射型の偏光フィルムを使用することが出来る。光吸収型の偏光フィルムとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニレン等を延伸させて得られるフィルムが使用可能であり、例えば、2色性素子として沃素または染料を吸着させたポリビニルアルコールを一軸延伸して得られたポリビニルアルコール(PVA)フィルムが挙げられる。光反射型の偏光素子としては、例えば、延伸した際に延伸方向の屈折率が異なる2種類のポリエステル樹脂(PEN及びPEN共重合体)を、押出成形技術により数百層交互に積層し延伸した構成の3M社製「DBEF」や、コレステリック液晶ポリマー層と1/4波長板とを積層してなり、コレステリック液晶ポリマー層側から入射した光を互いに逆向きの2つの円偏光に分離し、一方を透過、他方を反射させ、コレステリック液晶ポリマー層を透過した円偏光を1/4波長板により直線偏光に変換させる構成の日東電工社製「ニポックス」やメルク社製「トランスマックス」等が挙げられる。
Y≦X+7 (2)
X≦15 (3)
X≧1 (4)
次に、最良形態に係る光学積層体の性質を詳述する。本最良形態に係る光学積層体は、以下の耐擦傷性能を有する。透光性有機フィラーの表面が金属酸化物微粒子で保護されることでフィラーが硬く・強靭化すること、また、フィラーと樹脂の密着性が増すことで、フィラー上の樹脂(光学機能層表面で凸の部分)が削れにくくなる。
次に、本最良形態に係る光学積層体の製造方法について詳述する。まず、本最良形態に係る光学積層体の光学機能層の製造方法について説明する。本光学機能層は、特に限定されないが、例えば、透光性樹脂組成物、透光性有機フィラー、溶剤、レベリング剤、増粘剤のプレミックスに金属酸化物ゾルを添加し、ディスパー等で攪拌、作製した塗料を、透明基体上に塗布し、ドライヤー乾燥、UV照射することで所望のものが得られる。この際、前述したいずれかの手法で透光性有機フィラーと金属酸化物微粒子との間に親和性を持たせることで、透光性有機フィラー表面に金属酸化物微粒子を偏在させることが可能になる。尚、塗料の粘度は、10〜2000cpが偏在化に好適である。乾燥温度は50〜130℃が偏在化に好適である。乾燥スピードは、10〜50m/分で比較的ゆっくり乾燥させることが偏在化に好適である。また、作製した塗料を透明基体上に塗布して塗工膜を形成させた直後から、ドライヤー乾燥を行う工程に入る前に予備乾燥工程を設けることが好ましい。これによって、塗工膜の乾燥をさらにゆっくり行うことができるため、透光性有機フィラーの表面に金属酸化物微粒子が偏在しやすくなる。当該予備乾燥工程は、当該塗工膜平面略垂直方向から、当該塗工膜に対して微弱な気流を均一に吹き付ける工程をいう。微弱な気流の風量は0.01〜1.0m/secであることが好ましい。当該風量は、風速計(KANOMAX CLIMO MASTER(商標))の風速検知孔を塗工膜から1cm離した状態において測定すればよい。また、予備乾燥工程における気流の温度は20〜60℃に設定すればよい。
金属酸化物微粒子の分散液として、シーアイ化成(株)製「ナノテックアルミナ・アルコール分散品」(粒径31nm、全固形分濃度15%)を500部を用い、表面改質剤として信越化学工業(株)製「KBE−903」(=γ−アミノキシプロピルトリエトキシシラン)5部を添加し、ホモジナイザーにより室温で10分間攪拌、混合した。その後、攪拌を続けながら、トリエチルアミン0.2部をメタノールにて10倍に希釈したのち滴下し、60℃で12時間攪拌を続け、表面改質剤を十分反応させた。次に、この分散液を限外濾過装置(ダイセンメンブレン・システムズ製「MQLSEP」FSIO−FUS1582:膜面積5m2,ポリエーテルサルホン製、分画分子量15万,長さ1129mm×径89mm)に移して、未反応の表面改質剤の洗浄を行った。濾過圧が1.6kg/m2となるようにポンプで送液し、膜の外側には純イソプロパノールを送入した。濾過されずに通過したゾルを戻しつつ連続的に濾過を行い、ゾルが初期の6〜7割程度の量になったら純イソプロパノールを加えて濃度を維持した。次に、上記で調整した分散液(15%)を200部とTPGDA(トリプロピレングリコールジアクリレート)を70部を攪拌翼とスリーワンモーター(へイドン社製BL300R)で攪拌しながら、アルコール成分を留去し、本発明の金属酸化物微粒子のゾル(A液)を得た。ここで、A液の固形分うち30重量%が金属酸化物微粒子である。
次に、前記A液を含む表1記載の所定の混合物をディスパーにて30分間攪拌することによって得られた光学機能層用の塗料を、膜厚80μm、全光線透過率92%からなる透明基体のTAC(富士フィルム;TD80UL)の片面上にロールコーティング方式にて塗布(ラインスピード;20m/分)し、風量0.5m/sec、30〜50℃で20秒間予備乾燥を経た後、100℃で1分間乾燥し、窒素雰囲気(窒素ガス置換)中で紫外線照射(ランプ;集光型高圧水銀灯、ランプ出力;120W/m、灯数:4灯、照射距離:20cm)を行うことで塗工膜を硬化させた。このようにして、厚さ6.0μmの光学機能層を有する実施例1の光学積層体を得た。
<実施例2>
光学機能層用塗料を表1記載の所定の混合液に変更し、光学機能層の膜厚を9.0μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例2の光学積層体を得た。
<実施例3>
金属酸化物微粒子の分散液にビックケミージャパン(株)製「酸化亜鉛微粒子NANOBYK3841」(粒径40nm、40%分散液;メトキシプロピルアセテート希釈)を使用し、実施例1と同様にして、金属酸化物微粒子のゾル(B液)を得た。ここで、B液の固形分うち40重量%が金属酸化物微粒子である。次に、前記B液を含む表1記載の所定の混合物を、ディスパーにて30分間攪拌することによって得られた光学機能層用塗料を、膜厚40μm、全光線透過率92%からなる透明基体のTAC(コニカミノルタオプト社製;KC4UYW)の片面上にマイクログラビアコーティング方式にて塗布(ラインスピード;20m/分)し、風量0.5m/sec、30〜50℃で20秒間予備乾燥を経た後、80℃で1分間乾燥し、窒素雰囲気(窒素ガス置換)中で紫外線照射(ランプ;集光型高圧水銀灯、ランプ出力;100W/cm、灯数;4灯、照射距離;20cm)を行うことで塗工膜を硬化させた。このようにして、厚さ8.0μmの光学機能層を有する実施例3の光学積層体を得た。
<比較例1>
光学機能層用塗料を表1記載の所定の混合液に変更し、光学機能層の膜厚を5.0μmとした以外は、実施例1と同様にして、比較例1光学積層体を得た。
<比較例2>
光学機能層用塗料を表1記載の所定の混合液に変更し、光学機能層の膜厚を7.0μmとした以外は、実施例1と同様にして、比較例2光学積層体を得た。
<比較例3>
光学機能層用塗料を表1記載の所定の混合液に変更し,光学機能層の膜厚を4.0μmとした以外は、実施例1と同様にして、比較例3光学積層体を得た。
<比較例4>
金属酸化物微粒子を粒径が120nmのアルミナゾル(C液)とした以外は、実施例1と同様にして、比較例4光学積層体を得た。ここで、C液の固形分うち30重量%が金属酸化物微粒子である。
JIS K5600のクロスカット法に従い、行った。
尚、カットの間隔は1mmとし、カット数は11個とする。評価はクロスカットした格子の剥がれていない個数の割合を、%で表示する。例えば、5個剥がれていれば、95/100と表示する。
全光線透過率
JIS K7105に従い、へイズメーター(商品名:NDH2000、日本電色社製)を用いて測定した。
へイズ値
へイズ値は、JIS K7105に従い、へイズメーター(商品名:NDH2000、日本電色社製)を用いて測定した。
「内部へイズ値」は、光学積層フィルムの微細凹凸形状表面に、粘着剤付透明性シートを貼り合わせた状態のもののへイズ値から粘着剤付透明性シートのへイズ値を引いた値である。
内部へイズを測定する際に使用した粘着剤付透明性シートは、以下の通りである。
透明性シート:成分 ポリエチレンテレフタラート(PET) 厚さ38μm
粘着材層 :成分 アクリル系粘着剤 厚さ10μm
粘着剤付透明性シートのへイズ 3.42
「外部へイズ値」は、「へイズ値」および「内部へイズ値」を用い以下の式により算出した。「外部へイズ値」=「へイズ値」−「内部へイズ値」
透過像鮮明度(画鮮)
JIS K7105に従い、写像性測定器(商品名:ICM−IDP、スガ試験機社製)を用い、測定器を透過モードに設定し、光学くし幅0.5mmにて測定。
耐スクラッチ性
日本スチールウール社製のスチールウール#0000を耐磨耗試験機(Fu Chien社製Abrasion Tester,Model:339)に取り付け、光学機能層面を荷重250g/cm2にて10回往復させた。その後、摩耗部分の傷を蛍光灯下で確認した。傷の数が0本のとき◎、傷の数が1〜10本未満のとき0、傷の数が10〜30本未満のとき△、傷の数が30本以上のとき×とした。
表面硬度(鉛筆硬度)
鉛筆硬度計(ヨシミツ精機社製)を用い、JIS 5400に準拠して、測定した。測定回数は5回とし、傷がついてない本数を力ウントした。例えば、3Hの鉛筆で、3本傷がなければ、3/5(3H)というようにした。鉛筆硬度は4/5(3H)以上を良好とした。
防眩性
防眩性は、透過画像鮮明度の値が0〜30のとき◎、31〜70のとき○、71〜100のとき×とした。
コントラスト(C/R)
コントラストは各実施例及び各比較例の光学積層体形成面と反対面に、無色透明な粘着層を介して液晶ディスプレイ(商品名:LC−37GX1W、シャープ社製)の画面表面に貼り合せ、液晶ディスプレイ画面の正面上方60°の方向から蛍光灯(商品名:HH4125GL、ナショナル社製)にて液晶ディスプレイ表面の照度が200ルクスとなるようにした後、液晶ディスプレイを白表示及び黒表示としたときの輝度を色彩輝度計(商品名:BM−5A、トプコン社製)にて測定し、得られた黒表示時の輝度(cd/m2)と白表示時の輝度(cd/m2)を以下の式にて算出した時の値が、600〜800のとき×、801〜1000のとき○、1001〜1200のとき◎とした。コントラスト=白表示の輝度/黒表示の輝度
ギラツキ
ギラツキは、各実施例及び各比較例の光学積層体形成面と反対面に、無色透明な粘着層を介して解像度が50ppiの液晶ディスプレイ(商品名:LC−32GD4、シャープ社製)と、解像度が100ppiの液晶ディスプレイ(商品名:LL−T1620−B、シャープ社製)と、解像度が120ppiの液晶ディスプレイ(商品名:LC−37GX1W、シャープ社製)と、解像度が140ppiの液晶ディスプレイ(商品名:VGN−TX72、ソニー社製)と、解像度が150ppiの液晶ディスプレイ(商品名:nw8240−PM780、日本ヒューレットパッカード社製)と、解像度が200ppiの液晶ディスプレイ(商品名:PC−CV50FW、シャープ社製)の画面表面にそれぞれ貼り合わせ、暗室にて液晶ディスプレイを緑表示とした後、各液晶TVの法線方向から解像度200ppiのCCDカメラ(CV−200C、キーエンス社製)にて撮影した画像において、輝度バラツキが確認されない時の解像度の値が、0〜50ppiのとき×、51〜140ppiのとき○、141〜200ppiのとき◎とした。
偏在
光学積層体を構成する光学機能層の切片を作成し、その断面をTEMで観察した。透光性有機フィラーの断面の周囲観察される金属酸化物微粒子の透光性有機フィラー断面周長1μmあたりの個数([透光性有機フィラー断面周囲(表面)に観測される金属酸化物微粒子の個数]/[透光性有機フィラーの断面周長])を計算した。実施例1に係る光学機能層の断面のTEM写真を図1に示した。比較例1に係るTEM写真を図2に示した。
Claims (4)
- 透光性基体の片面又は両面に、直接又は他の層を介して、光学機能層を少なくとも設けた光学積層体であって、
前記光学機能層が、
マトリックスとしての透光性樹脂と、
前記透光性樹脂に分散した透光性有機フィラーと、
粒径が1〜100nmであり、配合量が0.1〜10重量%である金属酸化物微粒子と、を含有し、
ここで、前記金属酸化物微粒子は、前記透光性有機フィラーの表面に偏在していることを特徴とする、光学積層体。 - 前記金属酸化物微粒子が、アルミナ微粒子である、請求項1記載の光学積層体。
- 透光性基体の片面又は両面に、直接又は他の層を介して、少なくともエネルギー硬化型樹脂組成物と透光性有機フィラーと金属酸化物ゾルとを混合してなる塗料を適用する適用工程と、
前記適用工程後、エネルギーを印加して前記エネルギー硬化型樹脂組成物を硬化させて光学機能層を形成させる硬化工程と
を含む、光学積層体の製造方法。 - 前記金属酸化物ゾルが、アルミナゾルである、請求項3記載の光学積層体の製造方法。
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