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JP2010079008A - 電子写真用トナーの製造方法 - Google Patents

電子写真用トナーの製造方法 Download PDF

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JP2010079008A
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electrophotographic toner
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Tadahiro Tsubaki
忠洋 椿
Masahiro Maeda
正博 前田
Yutaka Yamazaki
豊 山崎
Kenji Kihira
顕治 紀平
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Abstract

【課題】発色性及び透明性に優れているとともに、長期にわたり安定した耐光性を有する電子写真用トナーの製造を可能とする方法及びそれにより得られた電子写真用トナーを提供すること。
【解決手段】結着樹脂、着色剤、及び粒径100nm以下の酸化チタン微粒子からなる紫外線吸収剤を、結着樹脂、着色剤及び紫外線吸収剤の合計量に対し5〜30質量%含む混合物を、オープンロールタイプの混練機により混練する工程、及び前記混練物を粉砕し、分級する工程を具備することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真用トナーの製造方法に係り、特に、耐光性に優れた電子写真用トナーの製造方法及びその方法により製造された電子写真用トナーに関する。
電子写真用トナーに使用される顔料に必要な特性は、発色性、透明性、耐光性である。発色性は顔料特有の化学構造に起因し、透明性は顔料分散径による要因が大きく、耐光性は粒径および化学構造に起因する。これらの中でも耐光性は、一般に顔料は紫外線によりダメージを受けるために低く、その改善が望まれている。特に、昨今のプリンターの出力画像の多様化において、電子写真用トナーの耐光性の要求が高まりつつある。
トナーの耐光性を向上させる技術としては、特許文献1〜5に記載されているものがある。これらの技術はいずれも、紫外線による顔料のダメージを防止するため、トナーに紫外線吸収剤を添加するものである。しかし、これらの紫外線吸収剤はいずれも有機化合物であるため、高価でしかもそれ自体紫外線のダメージを受けるため、紫外線吸収効果は永続的ではない。
なお、従来、紫外線を反射、散乱させるために、酸化チタンや酸化亜鉛のような無機化合物を化粧品等に添加することが行われている。また、シリコーンオイルにより表面処理された酸化チタン粒子を粉砕助剤として添加したトナーも知られている(例えば、特許文献6参照)。しかし、これらはいずれもトナーの耐光性を向上させるために紫外線吸収剤として酸化チタン粒子を添加するものではない。
特開昭60−93453号公報 特開平1−172973号公報 特開平2−264264号公報 特開平9−80797号公報 特開2008−52086号公報 特開2007−93881号公報
本発明は、以上のような事情の下になされ、発色性及び透明性に優れているとともに、長期にわたり安定した耐光性を有する電子写真用トナーの製造を可能とする電子写真用トナーの製造方法及びそれにより得られた電子写真用トナーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、結着樹脂、着色剤、及び粒径100nm以下の酸化チタン微粒子からなる紫外線吸収剤を、結着樹脂、着色剤及び紫外線吸収剤の合計量に対し5〜30質量%含む混合物を、オープンロールタイプの混練機により混練する工程、及び前記混練物を粉砕し、分級する工程を具備することを特徴とする電子写真用トナーの製造方法を提供する。
本発明の第2の態様は、結着樹脂、着色剤、及び粒径100nm以下の酸化チタン微粒子からなる紫外線吸収剤を5〜30質量%含み、上記方法により製造されたことを特徴とする電子写真用トナーを提供する。
本発明によると、長期にわたり安定した耐光性を有する電子写真用トナーの製造を可能とする方法及びそれにより得られた電子写真用トナーが提供される。
以下、発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明の一実施形態に係る電子写真用トナーの製造方法は、結着樹脂、着色剤、及び粒径100nm以下の酸化チタン微粒子からなる紫外線吸収剤を、結着樹脂、着色剤及び紫外線吸収剤の合計量に対し5〜30質量%含む混合物を、オープンロールタイプの混練機により混練する工程、及び前記混練物を粉砕し、分級する工程を具備することを特徴とする。このような方法により製造された電子写真用トナーは、優れた発色性、透明性、及び耐光性を示す。
紫外線吸収剤として用いられる酸化チタン微粒子は、従来用いられていた有機化合物からなる紫外線吸収剤に比べ、安価であり、かつ耐久性に優れている。また、粒径が100nm以下という微粒子を用いているため、得られたトナーは透明性に優れている。酸化チタン微粒子の粒径が100nmを超えると、得られたトナーは耐光性には優れているものの、透明性が劣り、また発色性もやや劣る。酸化チタン微粒子の好ましい粒径の範囲は、15〜100nmである。
また、粒径100nm以下の微粒子であるため、酸化チタン微粒子の添加量を従来の紫外線吸収剤よりも多くすることが出来、それによって耐光性を向上させることが出来る。従って、酸化チタン微粒子の添加量が、結着樹脂、着色剤及び紫外線吸収剤の合計量に対し5質量%未満では、耐光性が劣る。ただし、30質量%を超えると、発色性及び透明性がやや劣る。酸化チタン微粒子の好ましい添加量の範囲は、5〜15質量%である。
以下、本発明の一実施形態に係る電子写真用トナーの製造方法について、より具体的に説明する。
まず、結着樹脂、着色剤、及び酸化チタン微粒子を含むトナー原料を、混合機により混合する。混合機としては、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、V型ブレンダー、ナウターミキサー等、任意のものを用いることが出来る。
原料混合物は、次いで混練機に供給され、そこで溶融混練される。混練機としては、連続式2本ロールミル、連続式3本ロールミル及びバッチ式ロールミル等のオープンロール型混練機を用いることが必要である。オープンロール型混練機を用いて混練することにより、通常、結着樹脂中に分散しにくい酸化チタン微粒子を高分散させることが可能である。
二軸押出し混練機及び単軸押出し混練機等の押出し混練機を用いたのでは、結着樹脂中に分散しにくい酸化チタン微粒子を高分散させることが困難となり、得られたトナーは、発色性及び透明性が劣る結果となる。
図1は、オープンタイプの連続式2本ロールミルを示す正面図である。オープンタイプの連続式2本ロールミルは、オープンタイプの平行に配置された二本のロール12,13と、混練物が排出される排出部14とを具備している。ロール12,13の表面には、混練物を輸送するためのらせん状の溝が形成されている。
ホッパー11からロール12,13の間に供給された原料混合物は、ロール12,13の表面に巻き付いた状態で、ロール12,13の回転により繰り返し圧縮され、混練され、ロール12,13の表面の溝によって排出部14側に移動し、そこから混練物が排出される。
図2は、二軸押出混練機の一例を示す側面図である。この二軸押出混練機は、原料混合物が供給されるホッパー21、複数のゾーンC1〜C8に区分されたシリンダー22、及び溶融混合物が排出されるダイノズル23を具備している。シリンダー22の各ゾーンC1〜C8は、ヒーター(図示せず)により所定の温度に加熱されており、またシリンダー22内には、その軸が平行又は所定の角度となるように配置された二本の円筒状のスクリュー(図示せず)が配置されている。スクリューは、同方向に又は反対方向に回転する。
ホッパー21から供給された原料混合物は、シリンダー22内に導入され、スクリュー間の間隙において、加熱されているシリンダー22からの熱により溶融されるとともに、スクリューの回転による圧縮力及びせん断力により混合され、スクリューのらせん状の羽根に沿ってダイノズル23側に移動し、ダイノズル23から排出される。
混練機からの溶融混練物は、通常、トナーの製造に用いられる方法に従って、冷却され、粉砕され、所定の粒度に分級されて、電子写真用トナーが得られる。冷却手段、粉砕手段及び分級手段は、特に限定されず、通常トナーの製造に用いられるものを採用することが出来る。例えば、冷却は、圧延や空気流の吹き付けによる冷却手段を用いることができ、粉砕は、衝突板式粉砕機等の気流粉砕機を用いることができ、分級は、様々な気流分級機を用いることができる。
なお、添加される酸化チタン微粒子としては、ルチル型、アナターゼ型のいずれの結晶型のものでもよい。
以上説明した本発明の一実施形態に係る電子写真用トナーの製造方法に使用可能な結着樹脂としては、公知のものを含む広い範囲から選択することができる。具体的には、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、およびスチレン−ブタジエン共重合体などのスチレン系樹脂をはじめ、飽和ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、クマロン樹脂、キシレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂などが例示でき、これらの樹脂を二種類以上組み合わせて用いてもよい。なお、これらの樹脂のうち、ポリエステル系樹脂が好ましい。
着色剤として、以下のものを挙げることが出来る。
マゼンタ用着色顔料としては、C.I.ピグメントレッド1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,21,22,23,30,31,32,37,38,39,40,41,48,49,50,51,52,53,54,55,57,58,60,63,64,68,81,83,87,88,89,90,112,114,122,123,163,202,206,207,209,238,C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.バットレッド1,2,10,13,15,23,29,35等が挙げられる。
シアン用着色顔料としては、C.I.ピグメントブルー2,3,15,16,17;C.I.アシッドブルー6;C.I.アシッドブルー45又はフタロシアニン骨格にフタルイミドメチル基を1〜5個置換した銅フタロシアニン顔料等である。
イエロー用着色顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1,2,3,4,5,6,7,10,11,12,13,14,15,16,17,23,65,73、74,83,93,97,155、180、C.I.バットイエロー1,3,20等が挙げられる。
本発明の一実施形態に係る電子写真用トナーの製造方法は、結着樹脂、着色剤、及び酸化チタン微粒子以外に、荷電制御剤及び離型材を含むことができる。荷電制御剤及び離型剤としては、通常、電子写真用トナーに使用される任意のものを使用可能である。
以下、本発明の実施例と比較例を示し、本発明をより具体的に説明する。
実施例1
下記の原材料をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)にて混合し、オープンロールタイプの混練機(ニーデックス:三井鉱山社製)により溶融混練した。
架橋ポリエステル樹脂
(軟化点141℃、ガラス転移点62℃) 92質量部
着色剤 (C.Iピグメントレッド 57:1) 3質量部
離型剤 (三洋化成(株)製 ビスコール660P) 3質量部
帯電制御剤 (オリエント化学(株)製 E−84) 1質量部
紫外線吸収剤 (酸化チタン:粒径15nm) 5質量部
ニーデックスによる混練条件を下記表1に示す。
Figure 2010079008
その後、溶融混練物を冷却し、衝突板式粉砕機(日本ニューマチック工業(株)製「IDS−2」)にて粒径8.8μmに粉砕して、さらに分級機(日本ニューマチック工業(株)製「DSX−2」で分級して、粒径9.0μmの着色微粒子を得た。次いで、この着色微粒子100質量部、疎水性シリカ(日本アエロ社製「R972」)1質量部を、ヘンシェルミキサーで混合し、マゼンタ色トナーを得た。
実施例2〜4、比較例1
酸化チタンの粒径を、下記表3に示すように種々変えたことを除いて、実施例1と同様にして、4種のマゼンタ色トナーを得た。
実施例5〜7、比較例2〜4
酸化チタンの添加量を、下記表3に示すように種々変えたことを除いて、実施例1と同様にして、6種のマゼンタ色トナーを得た。
比較例5
原料混合物を2軸押出混練機(PCM−43:池貝(株)製)により混練したことを除いて、実施例1と同様にしてマゼンタ色トナーを得た。
PCM−43による混練条件を下記表2に示す。
Figure 2010079008
以上のようにして製造されたトナーについて、以下の特性を測定した。
1.粒径の測定
装置:マルチサイザーII(コールター(株)製)
試料:ビーカーに試料少量と精製水、界面活性剤を入れ、超音波洗浄器にて分散した。
測定:アパーチャーは100μmで行い、カウントは50,000個で行い、体積平均粒径を得た。
2.発色性評価
非磁性一成分現像装置「カシオページプレストN−5」(カシオ計算機(株)製:カラープリンタ毎分29枚機)にトナーを実装し、通常環境(25℃、50%RH)において、ベタ印字画像の発色性を目視にて下記の基準で評価した。
(評価基準)
◎:発色が非常に良好である。
○:発色が良好である。
△:ややくすんでいる。
×:くすんでいる。
3.OHP透過度評価
非磁性一成分現像装置「カシオページプレストN−5」(カシオ計算機(株)カラープリンタ毎分29枚機)にトナーを実装し、通常環境(25℃、50%RH)において、OHP用紙(専用OHPシートN−OHPS)を用いてベタ印字画像を印字したあと、得られた画像をオーバーヘッドプロジェクターにてスクリーンに投光し、発色性、透明性を下記の基準で評価した。
◎:非常に透明である。
○:良好である。
△:やや曇っている。
×:暗い。
4.耐光性評価
定着オイル供給装置を外した「スピーディアN5300」(カシオ計算機(株)製)にマゼンタトナーを実装し、普通紙「XEROX−L」を用いて印刷した画像を、スガ試験機製:スーパーキセノンウェザーメータSX−75を用い、光源には7.5KWキセノンランプ/アウター:#275/インナー:石英を使用し、ブラックパネル温度63℃にて促進耐光性試験を行い、200時間連続照射前後の色相変化の差(ΔE)を「SPECTRODENSITOMETER938」(X−rite(株)製)を用いて測定し、退色の度合いを下記の基準で評価した。
◎:ΔEが2.0未満で、実使用上特に良好である。
○:ΔEが2.0以上、5.0未満で、実使用上良好である。
△:ΔEが5.0以上、10.0未満で、実使用可能である。
×:ΔEが10.0以上で、使用不可とする。
以上の測定結果を下記表3に示す。
Figure 2010079008
上記表3から、次のことがわかる。紫外線吸収剤として粒径100nm以下の酸化チタン微粒子を、結着樹脂、着色剤及び酸化チタン微粒子の合計量に対し5〜30質量%含み、オープンロールタイプの混練機であるニーデックスにより混練して得た実施例1〜7のトナーは、発色性、透明性、及び耐光性のいずれにおいても優れた特性を示している。
これに対し、粒径が100nmを超えている酸化チタン微粒子を用いた比較例1のトナーは、発色性及び透明性が劣っている。また、酸化チタン微粒子の添加量が5質量%未満である比較例2及び3のトナーは、耐光性が劣っており、酸化チタン微粒子の添加量が30質量%を超えている比較例4のトナーは、発色性及び透明性が劣っている。
また、2軸押出混練機であるPCM−43により混練して得た比較例5のトナーもまた、発色性及び透明性が劣っている。
本発明の一実施形態に用いたオープンタイプの連続式2本ロールミルの一例を示す正面図である。 本発明の比較例に用いた2軸押出混練機の一例を示す正面図である。
符号の説明
11,21…ホッパー、12,13…ロール、14…排出部、22…シリンダー、23…ダイノズル。

Claims (2)

  1. 結着樹脂、着色剤、及び粒径100nm以下の酸化チタン微粒子からなる紫外線吸収剤を、結着樹脂、着色剤及び紫外線吸収剤の合計量に対し5〜30質量%含む混合物を、オープンロールタイプの混練機により混練する工程、及び
    前記混練物を粉砕し、分級する工程
    を具備することを特徴とする電子写真用トナーの製造方法。
  2. 結着樹脂、着色剤、及び粒径100nm以下の酸化チタン微粒子からなる紫外線吸収剤を5〜30質量%含み、請求項1に記載の方法により製造されたことを特徴とする電子写真用トナー。
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