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JP2010078964A - 演算装置および方法、量子化装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

演算装置および方法、量子化装置および方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】処理に必要なメモリ容量をより低減する。
【解決手段】逆量子化テーブル作成部72は、入力データXに対応する量子化前の値Yを量子化して得られる量子化値Zと、量子化値Zを逆量子化して得られる逆量子化値Wとを対応付けた逆量子化テーブルを作成し、範囲決定部91は、入力データXが入力されたとき、量子化前の値Yが、逆量子化テーブルにおいて隣り合う逆量子化値Wを境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定し、量子化値決定部92は、範囲決定部91により決定された範囲の境界値としての逆量子化値Wのうち、量子化前の値Yに近い値の逆量子化値Wに対応付けられている量子化値Zを決定する。本発明は、例えば、量子化処理とともに逆量子化処理を行うオーディオ符号化装置に適用することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、演算装置および方法、量子化装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、処理に必要なメモリ容量をより低減することができるようにする演算装置および方法、量子化装置および方法、並びにプログラムに関する。
アナログ信号をデジタル信号処理で扱うためには、信号の定義域を離散化する標本化処理に加え、信号の値域を離散化する量子化処理が必要である。また、既に値域の離散化が行われたデジタル信号を、より少ないデータ量で扱う場合には、さらに粗く離散化することがあり、この過程も量子化処理に含まれる。量子化処理においては、離散化後の値を量子化値と呼び、その量子化値が割り当てられた符号を量子化符号と呼ぶ。また、隣り合う量子化値の間隔を量子化ステップ幅、値域全体に含まれる量子化値の数を量子化ステップ数とそれぞれ呼ぶ。
一方、デジタル信号処理を行った結果得られるデジタル信号を、アナログ信号として出力する場合等には、量子化符号から、元の連続的な値や小さい量子化ステップ幅で離散化された値を復元する過程が必要となる。この過程を逆量子化処理と呼ぶ。逆量子化処理においては、量子化符号に対応する量子化値を逆量子化変換により変換して元の値に復元する。
ここで、量子化値は、量子化処理において連続的な値を離散的な値に近似したものであるため、逆量子化処理による復元値(逆量子化値)と元の値との間には、量子化処理による誤差が発生する。したがって、逆量子化処理においては、量子化処理が行われる前の値(量子化前の値)を完全に復元することはできず、復元される逆量子化値は、量子化誤差を含んだ近似値となる。
一般に、量子化ステップ幅が大きい場合、量子化誤差は大きくなるが、量子化ステップ数は少なくなるので、量子化符号を表現するのに必要なデータ量は少なくなる。一方、量子化ステップ幅が小さい場合、量子化誤差は小さくなるが、量子化ステップ数は大きくなるので、量子化符号を表現するのに必要なデータ量は多くなる。
量子化において、量子化ステップ幅が一定であるものを線形量子化と呼ぶのに対して、量子化ステップ幅が一定ではないものを非線形量子化と呼ぶ。非線形量子化は、線形量子化と比較して、下記のような特徴を有している。
まず、信号の出現確率に偏りがある場合、出現の確率が高い値(信号)の近傍では、量子化ステップ幅を小さくし、出現の確率が低い値の近傍では、量子化ステップ幅を大きくした非線形量子化処理を行うことで、線形量子化処理と比較して、平均的に量子化誤差を小さくすることができる。また、同様の手法により、量子化ステップ数を信号の出現確率に応じて調整することにより、線形量子化処理と比較して、平均量子化誤差を悪化させることなく、データ量を削減することもできる。
また、特に、オーディオ信号や画像信号の場合、聴覚や視覚の特性に従い、人間が感覚的に敏感になる値の近傍では、量子化ステップ幅を小さくし、人間が感覚的に敏感でない値の近傍では、量子化ステップ幅を大きくすることで、線形量子化処理と比較して、量子化誤差を人間に知覚させにくくすることができる。また、同様の手法により、量子化ステップ数を人間の知覚の特性に合わせて調整することにより、線形量子化処理と比較して、人間が知覚する誤差を悪化させることなく、データ量を削減することもできる。
したがって、非線形量子化処理は、信号の出現確率に偏りがある信号や、オーディオ信号または画像信号等の人間の感覚的な特性に従う信号等を扱う様々な分野で利用されている。
ところで、オーディオ信号を符号化する方式として、MPEG(Moving Picture Expert Group)オーディオ規格が知られている。MPEGオーディオ規格には複数の符号化方式があるが、ISO/IEC(International Organization for Standardization/International Electrotechnical Commission)13818-7にて、MPEG-2オーディオ規格AAC(Advanced Audio Coding)という符号化方式が標準化されている。
また、さらに拡張されたISO/IEC 14496-3にて、MPEG-4オーディオ規格AACという符号化方式が標準化されている。なお、以下では、MPEG-2オーディオ規格AACとMPEG-4オーディオ規格AACとを併せて、AAC規格と呼ぶこととする。
AAC規格に準拠した従来のオーディオ符号化装置は、聴覚心理モデル保持部、ゲイン制御部、スペクトル処理部、量子化/符号化部、およびマルチプレクサ部を備えている。
オーディオ符号化装置に入力されたオーディオ信号は、聴覚心理モデル保持部において、時間軸に沿ってブロック化され、分割帯域ごとに人間の聴覚特性に従って分析されて、各分割帯域の許容誤差強度が算出される。
また、入力されたオーディオ信号は、ゲイン制御部において、4つの等間隔の周波数帯域に分割され、所定の帯域について利得調整が行われる。
さらに、利得調整されたオーディオ信号は、スペクトル処理部において、周波数領域のスペクトルデータに変換され、聴覚心理モデル保持部によって算出された許容誤差強度に基づいて、所定の処理が施される。そして、所定の処理が施されたスペクトルデータ(オーディオ信号)は、量子化/符号化部において、符号列に変換され、マルチプレクサ部において、各種の情報が多重化されることで、ビットストリームとして出力される。
上述した量子化/符号化部においては、オーディオ信号に対して非線形量子化処理が行われる。
また、オーディオ信号の量子化処理において、量子化/符号化部は、全ての入力値に対する量子化値を逆量子化し、量子化誤差が所定の範囲内に収まっているか否かを確認する。量子化誤差は、逆量子化値と入力値との差分を求めることで得られ、量子化/符号化部においては、この差分が所定の範囲内の値となっているか否かの判定が行われる。
上述のような量子化処理や逆量子化処理において、予め変換式の値を保持するテーブルを用意し、入力値に対して、テーブルを参照することで変換値を取得することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の手法によれば、非線形な逆量子化処理においては、入力値である量子化値が整数値であるので、入力値としての量子化値と、逆量子化値との関係を予め逆量子化テーブルとして作成することで、逆量子化処理の実行時には、逆量子化テーブルに基づいて一意に逆量子化値を決定することができる。
同様にして、非線形な量子化処理においても、量子化値Zと、入力値としての量子化前の値のとりうる範囲との関係を予め量子化テーブルとして作成することで、量子化処理の実行時には、量子化テーブルに基づいて一意に量子化値を決定することができる。
特許第3877683号公報
しかしながら、上述した手法においては、量子化テーブルのテーブル値と、逆量子化テーブルのテーブル値とを合計した数のテーブル値を用意する必要があり、多大なメモリ容量を必要とすることになる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、処理に必要なメモリ容量をより低減することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の演算装置は、所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値とを対応付けた逆変換テーブルを作成する逆変換テーブル作成手段と、前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆変換テーブルにおいて隣り合う前記逆変換値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定手段と、前記範囲決定手段により決定された前記範囲の境界値としての前記逆変換値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆変換値に対応付けられている前記離散値を決定する離散値決定手段とを備える。
前記演算装置には、前記逆変換テーブルに基づいて、ハッシュテーブルを作成するハッシュテーブル作成手段をさらに設け、前記範囲決定手段には、少なくとも1つの前記範囲を、前記ハッシュテーブルに基づいて、前記逆変換テーブルにおける前記範囲の初期探索値を決定させ、前記初期探索値に基づいて、前記逆変換テーブルにおいて、前記所定のデータがいずれの範囲に含まれるかを決定させることができる。
前記ハッシュテーブル作成手段には、前記逆変換テーブルにおける前記範囲の境界値としての前記逆変換値の指数部と仮数部の少なくともいずれか1つを用いて、前記ハッシュテーブルを作成させることができる。
前記範囲決定手段には、前記所定のデータが入力されたとき、前記逆変換テーブルにおいて、入力された前記所定のデータが含まれる前記範囲を二分探索させることができる。
本発明の第1の側面の演算方法は、所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値とを対応付けた逆変換テーブルを作成する逆変換テーブル作成ステップと、前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆変換テーブルにおいて隣り合う前記逆変換値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定ステップと、前記範囲決定ステップにおいて決定された前記範囲の境界値としての前記逆変換値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆変換値に対応付けられている前記離散値を決定する離散値決定ステップとを含む。
本発明の第1の側面のプログラムは、所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値とを対応付けた逆変換テーブルを作成する逆変換テーブル作成ステップと、前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆変換テーブルにおいて隣り合う前記逆変換値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定ステップと、前記範囲決定ステップにおいて決定された前記範囲の境界値としての前記逆変換値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆変換値に対応付けられている前記離散値を決定する離散値決定ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第2の側面の量子化装置は、所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値とを対応付けた逆量子化テーブルを作成する逆量子化テーブル作成手段と、前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆量子化テーブルにおいて隣り合う前記逆量子化値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定手段と、前記範囲決定手段により決定された前記範囲の境界値としての前記逆量子化値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆量子化値に対応付けられている前記量子化値を決定する量子化値決定手段とを備える。
本発明の第2の側面の量子化方法は、所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値とを対応付けた逆量子化テーブルを作成する逆量子化テーブル作成ステップと、前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆量子化テーブルにおいて隣り合う前記逆量子化値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定ステップと、前記範囲決定ステップにより決定された前記範囲の境界値としての前記逆量子化値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆量子化値に対応付けられている前記量子化値を決定する量子化値決定ステップとを含む。
本発明の第2の側面のプログラムは、所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値とを対応付けた逆量子化テーブルを作成する逆量子化テーブル作成ステップと、前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆量子化テーブルにおいて隣り合う前記逆量子化値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定ステップと、前記範囲決定ステップにより決定された前記範囲の境界値としての前記逆量子化値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆量子化値に対応付けられている前記量子化値を決定する量子化値決定ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第3の側面の演算装置は、所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた変換テーブルを作成する変換テーブル作成手段と、前記離散値が入力されたとき、前記変換テーブルにおいて、入力された前記離散値に対応する前記変換テーブルのデータから、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値を算出する算出手段とを備える。
本発明の第3の側面の演算方法は、所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた変換テーブルを作成する変換テーブル作成ステップと、前記離散値が入力されたとき、前記変換テーブルにおいて、入力された前記離散値に対応する前記変換テーブルのデータから、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値を算出する算出ステップと含む。
本発明の第3の側面のプログラムは、所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた変換テーブルを作成する変換テーブル作成ステップと、前記離散値が入力されたとき、前記変換テーブルにおいて、入力された前記離散値に対応する前記変換テーブルのデータから、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値を算出する算出ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第4の側面の逆量子化装置は、所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた量子化テーブルを作成する量子化テーブル作成手段と、前記量子化値が入力されたとき、前記量子化テーブルにおいて、入力された前記量子化値に対応する前記量子化テーブルのデータから、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値を算出する算出手段とを備える。
本発明の第4の側面の逆量子化方法は、所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた量子化テーブルを作成する量子化テーブル作成ステップと、前記量子化値が入力されたとき、前記量子化テーブルにおいて、入力された前記量子化値に対応する前記量子化テーブルのデータから、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値を算出する算出ステップとを含む。
本発明の第4の側面のプログラムは、所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた量子化テーブルを作成する量子化テーブル作成ステップと、前記量子化値が入力されたとき、前記量子化テーブルにおいて、入力された前記量子化値に対応する前記量子化テーブルのデータから、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値を算出する算出ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第1の側面においては、所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、離散値に所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値とを対応付けた逆変換テーブルが作成され、所定のデータが入力されたとき、所定のデータが、逆変換テーブルにおいて隣り合う逆変換値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかが決定され、決定された範囲の境界値としての逆変換値のうち、所定のデータに近い値の逆変換値に対応付けられている離散値が決定される。
本発明の第2の側面においては、所定のデータを量子化して得られる量子化値と、量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値とを対応付けた逆量子化テーブルが作成され、所定のデータが入力されたとき、所定のデータが、逆量子化テーブルにおいて隣り合う逆量子化値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかが決定され、決定された範囲の境界値としての逆量子化値のうち、所定のデータに近い値の逆量子化値に対応付けられている量子化値が決定される。
本発明の第3の側面においては、所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、離散値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた変換テーブルが作成され、離散値が入力されたとき、変換テーブルにおいて、入力された離散値に対応する変換テーブルのデータから、離散値に所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値が算出される。
本発明の第4の側面においては、所定のデータを量子化して得られる量子化値と、量子化値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた量子化テーブルが作成され、量子化値が入力されたとき、量子化テーブルにおいて、入力された量子化値に対応する量子化テーブルのデータから、量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値が算出される。
本発明の第1乃至第4の側面によれば、処理に必要なメモリ容量をより低減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
<1.第1の実施の形態>
[オーディオ符号化装置の構成例]
図1に、本発明を適用したオーディオ符号化装置の一実施の形態の構成例を示す。
図1のオーディオ符号化装置は、聴覚心理モデル保持部11、ゲイン制御部12、スペクトル処理部13、量子化/符号化部14、およびマルチプレクサ部15から構成される。
オーディオ符号化装置に入力されたオーディオ信号は、聴覚心理モデル保持部11およびゲイン制御部12に供給される。聴覚心理モデル保持部11は、入力されたオーディオ信号を時間軸に沿ってブロック化し、ブロック化されたオーディオ信号を分割帯域ごとに人間の聴覚特性に従って分析して、各分割帯域の許容誤差強度を算出する。聴覚心理モデル保持部11は、算出した許容誤差強度を、スペクトル処理部13、および、量子化/符号化部14に供給する。
ゲイン制御部12は、AAC規格の符号化アルゴリズムとして用意されているMain,LC(Low Complexity),SSR(Scalable Sampling Rate)の3つのプロファイルのうちの、SSRプロファイルのみに使用される。ゲイン制御部12は、入力されたオーディオ信号を4つの等間隔の周波数帯域に分割し、例えば、最低域以外の帯域について利得調整を行って、スペクトル処理部13に供給する。
スペクトル処理部13は、ゲイン制御部12において利得調整されたオーディオ信号を周波数領域のスペクトルデータに変換する。また、スペクトル処理部13は、聴覚心理モデル保持部11から供給された許容誤差強度に基づいて、スペクトル処理部13の各部を制御し、スペクトルデータに所定の処理を施す。
スペクトル処理部13は、MDCT(Modified Discrete Cosine Transform)部21,TNS(Temporal Noise Shaping)処理部22、インテンシティ/カップリング部23、予測部24、およびM/Sステレオ(Middle/Side Stereo)部25を備えている。
MDCT部21は、ゲイン制御部12から供給された時間領域のオーディオ信号を周波数領域のスペクトルデータ(MDCT係数)に変換し、TNS処理部22に供給する。TNS処理部22は、MDCT部21からのスペクトルデータを、時間領域の信号であるかのように見立てて線形予測を行い、スペクトルデータに対して予測フィルタリングを行って、ビットストリームとして、インテンシティ/カップリング部23に供給する。インテンシティ/カップリング部23は、TNS処理部22からのスペクトルデータとしてのオーディオ信号に対して、異なるチャンネルの相関を利用した圧縮処理(ステレオ相関符号化処理)を施す。
予測部24は、上述した3つのプロファイルのうちの、Mainプロファイルのみに使用される。予測部24は、インテンシティ/カップリング部23においてステレオ相関符号化されたオーディオ信号と、量子化/符号化部14から供給されるオーディオ信号とを用いて予測符号化を行い、その結果得られたオーディオ信号をM/Sステレオ部25に供給する。M/Sステレオ部25は、予測部24からのオーディオ信号をステレオ相関符号化し、量子化/符号化部14に供給する。
量子化/符号化部14は、正規化係数部31、量子化部32、およびハフマン符号化部33を備えており、スペクトル処理部13のM/Sステレオ部25からのオーディオ信号を符号列に変換し、マルチプレクサ部15に供給する
正規化係数部31は、M/Sステレオ部25からのオーディオ信号を量子化部32に供給するとともに、そのオーディオ信号に基づいて、オーディオ信号の量子化に用いる正規化係数を算出し、量子化部32およびハフマン符号化部33に供給する。図1の量子化装置においては、例えば、聴覚心理モデル保持部11からの許容誤差強度が用いられて、分割帯域ごとの正規化係数として、量子化ステップパラメータが算出される。
量子化部32は、正規化係数部31からの正規化係数を用いて、正規化係数部31から供給されたオーディオ信号を非線形量子化し、その結果得られたオーディオ信号(量子化値)をハフマン符号化部33および予測部24に供給する。ハフマン符号化部33は、予め定められたハフマン符号表に基づいて、正規化係数部31からの正規化係数と、量子化部32からの量子化値とをハフマン符号化し、マルチプレクサ部15に供給する。
マルチプレクサ部15は、ゲイン制御部12およびMDCT部21乃至正規化係数部31からそれぞれ供給された、オーディオ信号の符号化の過程で生成された各種の情報と、ハフマン符号化部33からのハフマン符号とを多重化する。これにより、マルチプレクサ部15は、オーディオ信号のビットストリームを生成し、生成したオーディオ信号のビットストリームを出力する。
一般的なオーディオ符号化装置の量子化部において行われる非線形量子化処理は、スペクトル処理部からのオーディオ信号の値を入力値Xとし、量子化ステップ幅を表す量子化ステップパラメータをqとすると、式(1)を計算することにより行われる。すなわち、式(1)が計算されて、オーディオ信号としての入力値Xから量子化値Zが求められる。
Figure 2010078964
なお、式(1)において、(int)(A)は、浮動小数点数Aの小数部分を切り捨てて整数部分を得る演算を示す。
AAC規格の符号化においては、量子化値Zは14ビットと規定されているため、量子化前の値Y=X/2q/4とすると、量子化前の値Yは、逆算することで、0≦Y<8191.5943(4/3)の範囲の値とされる。したがって、量子化値Zは、0≦Z≦8191の範囲の整数となり、量子化値Zがこの範囲内の値となるように、量子化ステップ幅を表す量子化ステップパラメータqが定められる。
また、量子化部においては、全ての入力値Xに対する量子化値Zが逆量子化され、量子化誤差が所定の範囲内に収まっているか否かが確認される。例えば、式(2)の演算により逆量子化が行われ、逆量子化値Wが得られる。
Figure 2010078964
そして、量子化誤差は、逆量子化値Wと入力値Xとの差分を求めることで得られ、この差分が所定の範囲内の値となっているか否かの判定が行われる。
[量子化前の値、量子化値、および逆量子化値の関係]
ここで、図2乃至図4を参照して、量子化前の値Y、量子化値Z、および逆量子化値Wの関係について説明する。
図2は、式(1)において、Y=X/2q/4としたときの、量子化値Z(=0乃至8191)に対して式(1)により算出される量子化前の値Yの範囲を示す量子化テーブルを示している。
図2においては、量子化前の値Yが、0≦Y<4.9999600e-01Fの範囲においては、量子化値Zが0であり、4.9999600e-01F≦Y<1.8629548e+00Fの範囲においては、量子化値Zが1であり、・・・、1.6510260e+05F≦Y<1.6512946e+05Fの範囲においては、量子化値Zが8191であることを示している。
図3は、量子化値(=0乃至8192)に対して式(2)により算出される逆量子化値Wを示す逆量子化テーブルを示している。
図3においては、逆量子化値Zが0であるとき、逆量子化値Wは0.0000000e+00Fであり、逆量子化値Zが1であるとき、逆量子化値Wは1.0000000e+00Fであり、・・・、逆量子化値Zが8192であるとき、逆量子化値Wは1.6514032e+05Fであることを示している。
図4は、量子化前の値Yの範囲、量子化値Z、および逆量子化値Wの関係を説明する図である。
図4においては、図2の量子化テーブルを基に与えられる、量子化値Z=0乃至6それぞれをとりうる量子化前の値Yの範囲と、図3の逆量子化テーブルを基に与えられる、それぞれの量子化値Zに対応する逆量子化値Wとが示されている。
なお、図4において、値の表記は、小数点以下第2位までとしている。
ここで、量子化値Zに対応する逆量子化値Wの中間値をVとすると、逆量子化値Wの中間値Vと、量子化値Zをとりうる量子化前の値Yの範囲の境界値とは、ほとんど差がなく、ほぼ同一とみなすことができる。
例えば、図4において、量子化値Z=0および1に対応する逆量子化値W=0.00および1.00の中間値Vは0.50となり、量子化値Z=0および1のそれぞれをとりうる量子化前の値Yの境界値は0.50となる。また、量子化値Z=1および2に対応する逆量子化値W=1.00および2.52の中間値Vは1.76となり、量子化値Z=1および2のそれぞれをとりうる量子化前の値Yの境界値は1.86となる。量子化値Z=2および3に対応する逆量子化値W=2.52および4.33の中間値Vは3.43となり、量子化値Z=2および3のそれぞれをとりうる量子化前の値Yの境界値は3.57となる。以降、同様に、得られる逆量子化値Wの中間値Vと、量子化値Zをとりうる量子化前の値Yの範囲の境界値とは、ほぼ同一の値となる。
すなわち、量子化値Zに対応する量子化前の値Yの範囲は、図4で示される関係となる場合、量子化値Zに対応する逆量子化値Wの中間値Vによって表すことができる。
[量子化部の構成例]
次に、図5のブロック図を参照して、量子化部32の構成例について説明する。
図5の量子化部32は、逆量子化テーブル作成部71および探索量子化部72から構成され、正規化係数部31からのオーディオ信号としての入力データXに基づいて、量子化値Zを出力する。
逆量子化テーブル作成部71は、量子化値Zに対応する逆量子化値Wを算出し、量子化値Zと逆量子化値Wとを対応付けた逆量子化テーブルを作成し、探索量子化部72に供給する。より具体的には、逆量子化テーブル作成部71は、上述した式(2)で示される計算を行うことにより、離散値(整数値)である量子化値Zに対応する逆量子化値Wを算出する。すなわち、逆量子化テーブル作成部71は、0≦Z≦8192の範囲の整数それぞれに対応する逆量子化値Wを算出する。
探索量子化部72は、逆量子化テーブル作成部71から供給された逆量子化テーブルに基づいて、正規化係数部31から供給された入力データXに対応する量子化前の値Yが、逆量子化テーブルにおいて隣り合う逆量子化値Wを境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定し、その範囲に対応付けられている量子化値Zを、ハフマン符号化部33に供給する。
探索量子化部72は、範囲決定部91および量子化値決定部92を備えている。
範囲決定部91は、正規化係数部31からの入力データXが入力されたとき、入力データXに対応する量子化前の値Yが、逆変換テーブルにおいて隣り合う逆量子化値Wを境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する。
量子化値決定部92は、範囲決定部91により決定された範囲の境界値としての逆量子化値Wのうち、量子化前の値Yに近い値の逆量子化値Wに対応付けられている量子化値Zを決定する。
以上の構成により、量子化部32は、予め作成した逆量子化テーブルの逆量子化値に基づいて、入力された入力データから得られる量子化前の値に対応する量子化値を探索し、出力する。
次に、図6のフローチャートを参照して、図5の量子化部32の逆量子化テーブル作成処理について説明する。量子化部32において、逆量子化テーブル作成処理は、量子化処理を行う前に行われる。
ステップS31において、逆量子化テーブル作成部71は、量子化値Zに対応する逆量子化値Wを算出し、量子化値Zと逆量子化値Wとを対応付けた逆量子化テーブルを作成し、探索量子化部72に供給する。より具体的には、逆量子化テーブル作成部71は、式(2)で示される計算を行うことにより、量子化値Z=0,…,8192に対応する逆量子化値W[s](s=0,…,8192)を算出し、図3で示した逆量子化テーブルを作成する。
以上の処理により、量子化処理を行う前に、逆量子化値Wと、量子化値Zとを対応付けた逆量子化テーブルを作成することができる。
[量子化部の量子化処理]
次に、図7のフローチャートを参照して、図5の量子化部32の量子化処理について説明する。
ステップS61において、範囲決定部91は、正規化係数部31からの入力データXが入力されたとき、入力データXに対応する量子化前の値Yが、逆量子化テーブルにおいて隣り合う逆量子化値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する。より具体的には、範囲決定部91は、量子化前の値Y[m]が含まれる逆量子化値を境界値とする範囲W[k-1]≦Y[m]<W[k]を決定する。ここで、mは、入力データXの数(識別子)を表し、0乃至data_sizeの値をとるものとする。また、k-1,kは、量子化値Zに相当し、1≦k≦8192の値をとる。例えば、量子化前の値Yが0.80であるとき、範囲決定部91は、図3の逆量子化テーブルに基づいて、0.00≦Y[m]<1.00である範囲を決定する。また、量子化前の値Yが8.26であるとき、範囲決定部91は、図3の逆量子化テーブルに基づいて、6.35≦Y[m]<8.55である範囲を決定する。
ステップS62において、量子化値決定部92は、範囲決定部91により決定された範囲の境界値としての逆量子化値のうち、量子化前の値Yに近い値の逆量子化値Wに対応付けられている量子化値Zを決定し、ハフマン符号化部33に供給して、処理は、ステップS63に進む。すなわち、量子化値決定部92は、範囲決定部91により決定された、量子化前の値Y[m]が含まれる範囲W[k-1]≦Y[m]<W[k]において、Y[m]-W[k-1]≦W[k]-Y[m]であるときは、量子化値Z[m]=k-1とし、Y[m]-W[k-1]≦W[k]-Y[m]でないとき(Y[m]-W[k-1]>W[k]-Y[m]であるとき)は、量子化値Z[m]=kとする。例えば、量子化前の値Yが0.80で、範囲決定部91により決定された範囲が0.00≦Y[m]<1.00であるとき、量子化値決定部92は、図4に基づいて、逆量子化値W=1.00に対応付けられている量子化値Z=1を決定する。また、量子化前の値Yが8.26で、範囲決定部91により決定された範囲が6.35≦Y[m]<8.55であるとき、量子化値決定部92は、図4に基づいて、逆量子化値W=8.55に対応付けられている量子化値Z=5を決定する。
図8は、図7のフローチャートのステップS61およびS62における処理をC言語で記述したプログラムの例を示している。
図8のプログラム81において、各行の左端の数字は、各行の行番号を示しており、説明のために設けたものである。つまり、実際の記述においては不要である。以降、他のプログラムの例においても同様であるものとする。
プログラム81の1行目は、入力データの識別子を表すmを0からdata_size個まで1ずつインクリメントし、以下の処理を繰り返すことを定義している。
プログラム81の2,3行目においては、m番目に入力された量子化前の値Y[m]が、図3の逆量子化テーブルに基づいて、逆量子化値W[1]より小さいか否かが判定される。量子化前の値Y[m]が、逆量子化値W[1]より小さい場合、パラメータkについて、k = 1が与えられる。
一方、量子化前の値Y[m]が、逆量子化値W[1]より小さくない場合、5,6行目においては、m番目に入力された量子化前の値Y[m]が、逆量子化値W[2]より小さいか否かが判定される。量子化前の値Y[m]が、逆量子化値W[2]より小さい場合、パラメータkについて、k = 2が与えられる。
以降、同様にして、N-8行目まで、量子化前の値Y[m]が含まれる範囲が、逆量子化テーブルの逆量子化値によって決定される(ステップS61の処理)。
そして、N-2行目において、2行目乃至N-8行目の処理で決定された量子化前の値Y[m]が含まれる範囲W[k-1]≦Y[m]<W[k]において、Y[m]-W[k-1]≦W[k]-Y[m]であるときは、量子化値Z[m]=k-1に決定され、Y[m]-W[k-1]≧W[k]-Y[m]であるときは、量子化値Z[m]=kに決定される(ステップS62の処理)。
なお、パラメータkがk = 8192に決定された場合、W[8192]に対応する量子化値Z[m]は存在しないので(上述したように、量子化値Zの範囲は0≦Z≦8191であるので)、量子化値Z[m] = 8191に決定される。
図7のフローチャートに戻り、ステップS63において、探索量子化部72は、data_size個全ての入力データに対して、量子化値Zの探索の処理を終えたか否かを判定する。全ての入力データに対して、量子化値Zの探索の処理を終えていないと判定された場合、処理は、ステップS61に戻り、data_size個全ての入力データに対して処理を終えるまで、ステップS61乃至S63を繰り返す。
以上の処理により、量子化値Zと逆量子化値Wとの関係を示す逆量子化テーブルを用いて、入力された入力データXから算出される量子化前の値Yに対応する量子化値Zを決定することができる。したがって、式(1)で示される演算に基づいた量子化テーブルを作成することなく、量子化テーブル(図2)と逆量子化テーブル(図3)とのテーブル値の数の合計(16385個)の、ほぼ半分の8193個のテーブル値を有する逆量子化テーブルのみを用意すればよいので、処理に必要なメモリ容量をより低減することが可能となる。
また、量子化前の値Yは、Y=X/2q/4で与えられるので、式(1)で示される、非線形関数である3/4乗のべき乗関数の演算をすることなく量子化値Zを決定でき、より効率良く非線形な演算を行うことが可能となる。
以上においては、8193個の条件を順番に探索することによって量子化値を決定する例について説明してきたが、例えば、二分探索を用いれば、13回の条件の判定で、量子化値を決定することができる。
ところで、図9の量子化値Zに対するヒストグラムに示されるように、量子化値Zについて、Z<10程度の量子化値が得られる量子化処理の頻度は高く、量子化値Z=0となる量子化処理の頻度が最も高い。また、量子化値Zが大きくなるにつれて、その量子化値Zが得られる量子化処理の頻度は低くなっている。すなわち、図9は、量子化値Zが小さい程、その量子化値Zが得られる量子化処理の回数が多いことを示している。なお、図9においては、横軸が量子化値Zを示しており、縦軸が量子化処理の頻度(回数)を示している
以下では、量子化処理の頻度の傾向を利用した量子化部の例について説明する。
<2.第2の実施の形態>
[量子化部の構成例]
図10は、量子化処理の頻度の傾向を利用した量子化部の構成例を示している。なお、図10の量子化部151において、図5の量子化部32に設けられたものと同様の機能を備える構成については、同一名称および同一符号を付するものとし、その説明は、適宜省略するものとする。
すなわち、図10の量子化部151において、図5の量子化部32と異なるのは、ハッシュテーブル作成部171を新たに設け、探索量子化部72に代えて、探索量子化部172を設けた点である。
図10の量子化部151においては、逆量子化テーブル作成部71は、作成した逆量子化テーブルを、ハッシュテーブル作成部171および探索量子化部172に供給する。
ハッシュテーブル作成部171は、逆量子化テーブル作成部71からの逆量子化テーブルに基づいて、ハッシュテーブルを作成し、探索量子化部172に供給する。
ここで、ハッシュテーブルとは、逆量子化テーブルのテーブル値である逆量子化値で決定される範囲を、量子化前の値に応じたグループに分け、そのグループを示す情報をテーブル値とするテーブルである。すなわち、ハッシュテーブルによれば、量子化前の値が入力されたとき、その量子化前の値に対応したグループが決定され、そのグループにおいて、最初に探索すべきテーブル値である初期探索値から探索が開始される。したがって、逆量子化テーブルに定義された全てのテーブル値を順次探索するより高速にテーブル値を探索することができる。なお、ハッシュテーブルの作成の詳細は後述する。
探索量子化部172は、初期探索値決定部191、範囲決定部192、および量子化値決定部193を備えている。初期探索値決定部191は、ハッシュテーブル作成部171から供給されたハッシュテーブルを用いて、逆量子化テーブルにおける探索開始の値(初期探索値)を決定する。範囲決定部192は、ハッシュテーブル作成部171から供給されたハッシュテーブルと、逆量子化テーブル作成部72から供給された逆量子化テーブルとに基づいて、正規化係数部31から供給された入力データXから算出された量子化前の値Yが、逆量子化テーブルにおいて隣り合う逆量子化値Wを境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを、初期探索値決定部191によって決定された初期探索値から探索する。量子化値決定部193は、範囲決定部192によって決定された範囲の境界値としての逆量子化値Wのうち、量子化前の値Yに近い値の逆量子化値Wに対応付けられている量子化値Zを決定し,ハフマン符号化部33に供給する。
以上の構成により、量子化部151は、予め作成した逆量子化テーブルとハッシュテーブルとに基づいて、入力された入力データから得られる量子化前の値に対応する量子化値を探索し、出力する。
[量子化部のハッシュテーブル作成処理]
次に、図11のフローチャートを参照して、図10の量子化部151のハッシュテーブル作成処理について説明する。量子化部151において、ハッシュテーブル作成処理は、量子化処理を行う前に行われる。なお、図11のフローチャートにおけるステップS131の処理は、図6のフローチャートを参照して説明した逆量子化テーブル作成処理と同様であるので、その説明は省略するものとする。
すなわち、ステップS133において、ハッシュテーブル作成部171は、逆量子化テーブル作成部71からの逆量子化テーブルに基づいて、ハッシュテーブルを作成し、探索量子化部172に供給する。
より具体的には、例えば、ハッシュテーブル作成部171は、IEEE(Institute for Electrical and Electronics Engineering)754に基づく浮動小数点数の指数部と仮数部を用いてハッシュテーブルを作成する。
IEEE754の規格に基づく単精度浮動小数点数を示す浮動小数点型のデータは、図12に示されるように、32ビットのビット列で構成される。すなわち、浮動小数点数のデータの最下位ビットである0ビット目から22ビット目までの部分は、仮数部の仮数Fとされ、23ビット目から30ビット目までは指数部の指数Eとされ、最上位の31ビット目は符号ビットSとされる。
ここで、符号ビットSは、仮数部が正である場合には「0」とされ、仮数部が負の場合には「1」とされる。また、指数部のビット構成は「指数+バイアス」となる。例えば、IEEE754の規格では、単精度のバイアスとして127が用いられているため、指数の数値が「0」であるときは、指数部の値は「127」(=0+127)となり、指数部は127のビット構成(0x7f)となる(「0x」は「7f」が16進数であることを示す)。
なお、指数部が0と255の場合は、特別な値の意味を持つが、その説明は省略する。
このような浮動小数点型のデータにより表される値は、数値表現形式で表すと、式(3)に示す通りとなる。
Figure 2010078964
なお、式(3)において、「.F」は、仮数Fの上位ビットの前に小数点が位置するものとして仮数部を小数点表現していることを示す。また、式(3)における「B」はバイアス成分を示しており、「S」は符号ビットを示している。
次に、上述した浮動小数点数の指数部および仮数部を用いたハッシュテーブルの作成手順の一例を説明する。
ハッシュテーブル作成部171は、指数部について、8ビットの指数部の値から125を減算し、その値をindex1とする。ここでは、量子化値Z=0となる範囲が0≦Y<0.4999600であり、0.25≦0.4999600<0.5を満たし、0.25乃至0.5の区間は指数部の値が125となるので、指数部の減算値を125とする。また、量子化値Z=8191となる範囲は、1.6512946×105≦Yであり、1.6512946×105を単精度浮動小数点数で表現したときの指数部は144となる。index1は、0乃至19の値をとる。
また、ハッシュテーブル作成部171は、仮数部について、23ビットの仮数部のうちの上位4ビットを、index2とする。index2は、0乃至15の値をとる。
index1およびindex2を要素数とする2次元配列としてのハッシュテーブルに対して、ハッシュテーブル作成部171は、8193個の逆変換テーブルの値から指数部および仮数部を取り出し、index1とindex2のいずれかの値が変化する逆量子化テーブルのインデックスを要素として、ハッシュテーブル(2次元配列)に配置していく。
後述する図15の逆量子化テーブルW[8193]を用いて、ハッシュテーブルの作成の手順について説明する。インデックス1のW[1]=1.0000000は、index1=2,index2=0となり、インデックス2のW[2]=2.5198421は、index1=3,index2=4となる。これにより量子化値Z=1または2となる範囲は1.0000000≦Y<2.5198421であるので、この区間の量子化前の値Yに対するindex1とindex2の組み合わせはindex1=2,index2=0乃至15、またはindex1=3,index2=0乃至3のいずれかになる。これらのindex1とindex2のハッシュテーブルには逆量子化テーブルのインデックス1を配置しておく。同様に、インデックス2のW[2]=2.5198421は、index1=3,index2=4となり、インデックス3のW[3]=4.3267488は、index1=4,index2=1となる。これにより量子化値Z=2または3となる範囲は2.5198421≦Y<4.3267488であるので、この区間の量子化前の値Yに対するindex1とindex2の組み合わせはindex3=3,index2=4乃至15、またはindex3=4,index2=0のいずれかになる。これらのindex1とindex2のハッシュテーブルには逆量子化テーブルのインデックス2を配置しておく。
図13は、後述する図15の逆量子化テーブルW[8193]に基づいて、上述した手順で作成されるハッシュテーブルdequantize_hash[index1][index2]をC言語で記述した例を示している。
図13のプログラム201において、1行目乃至N行目に記述されるdequantize_hash[20][16]は、20×16の2次元配列を表している。
例えば、3,4行目には、index1=0,index2=0乃至16であるテーブル値が記述されている。6,7行目には、index1=1,index2=0乃至16であるテーブル値が記述されている。以降、同様にして、テーブル値が記述され、N-3,N-2行目には、index1=19,index2=0乃至16であるテーブル値が記述されている。
図13のプログラム201に示されるとおり、ハッシュテーブルに指数部および仮数部を用いると、ハッシュテーブルのテーブル値(要素)として、量子化値が小さいものが多く割り当てられている。
特に、3乃至28行目のindex1 = 8以下の場合、隣り合う値との差が1しかないので、後述する量子化処理において、index1 = 8以下となる量子化前の値Yについては、1回のみの探索で量子化値Zを決定することができる。
また、上述のハッシュテーブルを用いた場合、例えば、index1 = 18,index2 = 0のとき、そのときのテーブル値4096と、次のテーブル値4287との差(量子化前の値の範囲)が191あるので、191回の探索を行う必要がある。しかしながら、図9で示したように、このテーブル値付近の量子化値はほとんど発生しないので、探索の回数が多くなったとしても問題ではない。
以上の処理により、量子化処理を行う前に、逆量子化テーブルにおけるテーブル値の探索を高速にするハッシュテーブルを作成することができる。
[量子化部の量子化処理]
次に、図14のフローチャートを参照して、図10の量子化部151の量子化処理について説明する。
ステップS161において、範囲決定部192は、正規化係数部31からの入力データXが入力されたとき、入力データXに対応する量子化前の値Yが、逆変換テーブルにおいて隣り合う逆量子化値Wを境界値とする範囲の中の、所定の範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する。より具体的には、範囲決定部192は、正規化係数部31からの入力データXから、量子化前の値Y=X/2q/4を算出し、逆変換テーブルにおいて隣り合う逆量子化値Wを境界値とする範囲について、量子化前の値Yが含まれる範囲を、条件文を用いて所定の回数だけ探索する。
ステップS162において、範囲決定部192は、ステップS161の処理において、量子化前の値Yが含まれる逆量子化値の範囲が求まったか否かを判定する。すなわち、範囲決定部192は、条件文を用いての所定回数の探索によって、量子化前の値Yが含まれる範囲が決定したか否かを判定する。
ステップS162において、条件文を用いての所定回数の探索によって、量子化前の値Yが含まれる範囲が決定した場合、処理は、ステップS163に進む。
ステップS163において、量子化値決定部193は、範囲決定部192により決定された範囲の境界値としての逆量子化値のうち、量子化前の値Yに近い値の逆量子化値Wに対応付けられている量子化値Zを決定し、ハフマン符号化部33に供給して、処理は、ステップS167に進む。
一方、ステップS162において、所定回数の探索によって、量子化前の値Yが含まれる範囲が決定しなかった場合、処理は、ステップS164に進む。
ステップS164において、初期探索値決定部191は、ハッシュテーブル作成部171から供給されたハッシュテーブルを用いて、逆量子化テーブルにおける初期探索値を決定する。より具体的には、探索量子化部172は、正規化係数部31からの入力データXから、量子化前の値Y=X/2q/4を算出し、算出した量子化前の値Yの指数部および仮数部に基づいてindex1とindex2を算出し、ハッシュテーブルから逆量子化テーブルの初期探索値を求める。
ステップS165において、範囲決定部192は、初期探索値と、逆量子化テーブル作成部71から供給された逆量子化テーブルとに基づいて、入力データXに対応する量子化前の値Yが含まれる、逆量子化値Wを境界値とする範囲W[k-1]≦Y[m]<W[k]を探索し、決定する。
ステップS166において、量子化値決定部193は、範囲決定部192により決定された範囲の境界値としての逆量子化値Wのうち、量子化前の値Yに近い値の逆量子化値Wに対応付けられている量子化値Zを決定する。より具体的には、量子化値決定部193は、範囲決定部192により決定された、量子化前の値Y[m]が含まれる範囲W[k-1]≦Y[m]<W[k]において、Y[m]-W[k-1]≦W[k]-Y[m]であるときは、量子化値Z[m]=k-1とし、Y[m]-W[k-1]≦W[k]-Y[m]でないときは、量子化値Z[m]=kとする。量子化値決定部193は、決定した量子化値Zを、ハフマン符号化部33に供給する。
ステップS167において、探索量子化部172は、data_size個全ての入力データに対して、量子化前の値Yが含まれる範囲の探索の処理を終えたか否かを判定する。全ての入力データに対して、量子化前の値Yが含まれる範囲の探索の処理を終えていないと判定された場合、処理は、ステップS161に戻り、data_size個全ての入力データに対して処理を終えるまで、ステップS161乃至S167を繰り返す。
図15は、図14のフローチャートのステップS161乃至S167における処理をC言語で記述したプログラムの例を示している。
図15のプログラム211において、1行目乃至8195行目のW[8193]は、逆量子化テーブルを示している。
8197行目乃至8200行目は、値uni0が異なる型のデータとして用いられることを定義している。また、8201行目は、入力データの識別子を表すmを0からdata_size個まで1ずつインクリメントし、以下の処理を繰り返すことを定義している。
8203行目乃至8213行目は、量子化前の値Y[m](=uni0.f)が含まれる範囲が順番に4回、条件文により探索され、パラメータkが決定される(ステップS161の処理)。
また、8216行目乃至8218行目においては、図13で説明したハッシュテーブルdequantize_hash[index1][index2]を用いて、量子化前の値Y[m](=uni0.f)の初期探索値が決定される(ステップS164の処理)。
さらに、8219行目および8220行目においては、初期探索値kと逆量子化テーブルW[k]とに基づいて、量子化前の値Y[m](=uni0.f)が含まれる範囲が探索(決定)され、パラメータkが決定される(ステップS165の処理)。
そして、8228行目において、8216行目乃至8220行目の処理で決定された量子化前の値Y[m]が含まれる範囲W[k-1]≦Y[m]<W[k]において、Y[m]-W[k-1]≦W[k]-Y[m]であるときは、量子化値Z[m]=k-1に決定され、Y[m]-W[k-1]≦W[k]-Y[m]でないときは、量子化値Z[m]=kに決定される(ステップS163,S166の処理)。
このようにして、量子化前の値が大きい場合には、ハッシュテーブルによって初期探索値が決定されるので、小さな値から順次探索していく図8のプログラム81よりも高速に、量子化前の値が含まれる範囲が探索される。
以上の処理により、量子化値Zと逆量子化値Wとの関係を示す逆量子化テーブルを用いて、入力された入力データXから算出される量子化前の値Yに対応する量子化値Zを決定することができる。したがって、式(1)で示される演算に基づいた量子化テーブルを作成することなく、量子化テーブルと逆量子化テーブルとのテーブル値の数の合計(16385個)の、ほぼ半分の8193個のテーブル値を有する逆量子化テーブルのみを用意すればよいので、処理に必要なメモリ容量をより低減することが可能となる。
また、量子化前の値Yは、Y=X/2q/4で与えられるので、式(1)で示される、非線形関数である3/4乗のべき乗関数の演算をすることなく、また、ハッシュテーブルにより、より少ない回数の探索によって量子化値Zを決定できるので、より効率良く、かつ、より迅速に非線形な演算の演算結果を出力することが可能となる。
なお、以上においては、逆量子化テーブルに基づく条件文判定と、ハッシュテーブルによる初期探索値の決定とを併用して量子化値Zを求めるようにしたが、ハッシュテーブルによる初期探索値の決定のみで量子化値Zを求めるようにしてもよい。
また、上述した、逆量子化テーブルに基づく条件文判定と、ハッシュテーブルによる初期探索値の決定とを併用した手法において、条件文に、逆量子化テーブルの逆量子化値を用いるようにしたが、逆量子化値の中間値を用いるようにしてもよい。
図16は、図15のプログラム211において、条件文に逆量子化値の中間値を用いるようにした場合の処理をC言語で記述したプログラムの例を示している。
図16のプログラム221においては、図15のプログラム211における1行目乃至8195行目の逆量子化テーブルW[8193]は省略されている。
また、図16のプログラム221において、図15のプログラム211と異なるのは、7行目乃至23行目の処理において、量子化前の値Y[m](=uni0.f)が含まれる範囲が決定されると、量子化値Z[m]も決定される点である。このことは、図4で説明した関係において、量子化前の値Yの範囲の境界値と、逆量子化値Wの中間値Vの範囲とはほぼ同一であることによる。
このように、頻度の高い量子化処理により得られる量子化値について、条件文に逆量子化値の中間値を用いて、入力された入力データXから算出される量子化前の値Yに対応する量子化値Zを決定することができる。したがって、頻度の高い量子化処理により得られる量子化値については、量子化前の値Y[m]が含まれる範囲W[k]が、Y[m]-W[k-1]≦W[k]-Y[m]であるか否かを判定する必要がないので、より効率良く、かつ、より迅速に非線形な演算を行うことが可能となる。
[固定小数点数での応用例]
以上においては、量子化前の値や逆量子化テーブルの値を、浮動小数点数として扱ってきたが、これらの値を固定小数点数として扱うこともできる。より具体的には、量子化値に対応する逆量子化値の範囲を浮動小数点数で算出し、その浮動小数点数を基に、固定小数点数の整数部分を算出すればよい。
以下に、上述した、浮動小数点数で表現された逆量子化テーブルW[8193]に対して、32ビットのうちの8ビット目に小数点の位置を設けて、固定小数点数とした場合の、逆量子化テーブルとハッシュテーブルを併用した例について説明する。範囲テーブル値は、小数点の位置が8ビット目なので、256倍して整数部分のみをとることで作成される。
まず、初期探索値決定部191におけるハッシュテーブルのindex1およびindex2の算出は、以下の手順で行われる。
すなわち、量子化前の値Yにおいて、1がたつ最上位ビットの位置cntを探索し、index1は、式(4)より算出される。
Figure 2010078964
式(4)において、Pは、小数点位置を示しており、この場合、P=8である。また、式(4)における“2”は、浮動小数点数のハッシュテーブル作成の際に、指数部の基準となった125と、IEEE754の規格で定められているバイアス127との差分である。
また、index2は、式(5)および式(6)で示されるように、量子化前の値Yにおいて、1がたつ最上位ビットを0にして、cnt−4分右シフトすることで算出されるものとする。
Figure 2010078964
なお、式(5)における“mask”は、16進数で「0x40000000」(2進数で「100 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000」(32ビット))から始まり、量子化前の値Yに対して1がたつ最上位ビットまで1ビットずつ右シフト演算されていく。“mask”は、最終的に、量子化前の値Yに対して1がたつ最上位ビットを表す値になる。すなわち、式(5)で減算することで、1がたつ最上位ビットを0にしている。式(6)における“>>”は、右シフト演算を表している。
図17は、図16で説明した逆量子化テーブルW[8193]における浮動小数点数の値を32ビットで8ビット目に小数点の位置がある固定小数点数とした場合の例をC言語で記述したプログラムの例を示している。
図17のプログラム231において、1行目乃至8195行目のWint[8193]は、固定小数点数化された逆量子化テーブルを示している。
8197行目は、整数型の値yinを定義している。また、8198行目は、入力データの識別子を表すmを0からdata_size個まで1ずつインクリメントし、以下の処理を繰り返すことを定義している。
8200行目乃至8216行目の処理は、図12のフローチャートのステップS162の処理に対応し、32ビットで8ビット目に小数点の位置がある、固定小数点数化された量子化前の値Y[m](=yin)が含まれる中間値Vの範囲が6回探索され、量子化値Z[m]が決定される。
8219行目乃至8226行目の処理は、上述の式(4)乃至(6)の演算に相当する処理である。
また、8227行目乃至8229行目においては、図13で説明したハッシュテーブルdequantize_hash[index1][index2]を用いて、量子化前の値Y[m](=yin)の初期探索値が決定される(ステップS164の処理)。
さらに、8230行目および8231行目においては、初期探索値kと逆量子化テーブルWint[k]とに基づいて、量子化前の値Y[m](=yin)が含まれる範囲が探索(決定)され、パラメータkが決定される(ステップS165の処理)。
そして、8239行目において、8227行目乃至8231行目の処理で決定された量子化前の値Y[m]が含まれる範囲W[k-1]≦Y[m]<W[k]において、Y[m]-W[k-1]≦W[k]-Y[m]であるときは、量子化値Z[m]=k-1に決定され、Y[m]-W[k-1]≦W[k]-Y[m]でないときは、量子化値Z[m]=kに決定される(ステップS166の処理)。
このように、量子化テーブルを作成することなく、固定小数点数の値からなる逆量子化テーブルと、ハッシュテーブルとを用いた探索によって量子化値を決定できるので、処理に必要なメモリ容量をより低減することが可能となる。
[実行結果]
ここで、図18を参照して、上述した量子化処理を適用したときのサイクル数について説明する。図18は、RISC(Reduced Instruction Set Computer) CPUであるMIPS社R4000を用いて、上述した量子化処理をそれぞれ実行したときのサイクル数を示している。
図18に示されるように、本発明の、逆量子化テーブル(条件文)を用いて量子化処理を実行したときのサイクル数を1.00とすると、条件文とハッシュテーブルとを併用した量子化処理(図14)を実行したときのサイクル数は、0.70となり、30%の効率改善がされている。また、条件文とハッシュテーブルとを併用した量子化処理(図16のプログラム221)において、条件文に、逆量子化値の中間値を用いたときのサイクル数は、0.45となり、55%の効率改善がされている。
<3.第3の実施の形態>
以上においては、逆量子化処理を行うための逆量子化テーブルを用いた量子化処理について説明してきたが、図4で説明した関係に基づいて、量子化処理を行うための量子化テーブルを用いて、逆量子化処理を行うようにすることもできる。
[逆量子化部の構成例]
図19は、量子化処理を行うための量子化テーブルを用いて、逆量子化処理を行う逆量子化部の構成例を示している。
図19の逆量子化部251は、例えば、図1の量子化部32による量子化処理における量子化誤差の評価のための逆量子化処理を行う。
図19の逆量子化部251は、量子化テーブル作成部271および逆量子化値算出部272から構成される。

量子化テーブル作成部271は、量子化値Zに対応する量子化前の値Yの範囲を算出し、量子化値Zと量子化前の値Yの範囲とを対応付けた量子化テーブル(図2)を作成し、逆量子化値算出部272に供給する。より具体的な量子化前の値Yの範囲の求め方は、式(7)の量子化前の値Yを小さい値から増加させていき、離散値である量子化値Zの値が変化したときの量子化前の値Y、すなわち境界となる値を求める。
Figure 2010078964
逆量子化値算出部272は、量子化テーブル作成部271から供給された量子化テーブルに基づいて、量子化部32から供給された量子化値Zに対応する逆量子化値Wを算出して、出力する。
以上の構成により、逆量子化部251は、予め作成した量子化テーブルに基づいて、図示せぬ量子化部から入力された量子化値に対応する逆量子化値を算出し、出力する。
[逆量子化部の量子化テーブル作成処理]
次に、図20のフローチャートを参照して、図19の逆量子化部251の量子化テーブル作成処理について説明する。逆量子化部251において、量子化テーブル作成処理は、逆量子化処理を行う前に行われる。
ステップS231において、量子化テーブル作成部271は、量子化値Zに対応する量子化前の値Yの範囲を算出し、量子化値Zと量子化前の値Yの範囲とを対応付けた量子化テーブルを作成し、逆量子化値算出部272に供給する。より具体的には、量子化テーブル作成部271は、式(7)の量子化前の値Yを小さい値から増加させていき、離散値である量子化値Zの値が変化したときの量子化前の値Y、すなわち境界となる値を求める。すなわち、量子化テーブル作成部271は、8193個の量子化値Z[m](m=0,…,8192)に対応する量子化前の値Y[Z[m]]の範囲を求める。
以上の処理により、逆量子化処理を行う前に、量子化値Zと、量子化前の値Yの範囲(境界値)とを対応付けた量子化テーブルを作成することができる。
[逆量子化部の逆量子化処理]
次に、図21のフローチャートを参照して、図21の逆量子化部251の逆量子化処理について説明する。
ステップS261において、逆量子化値算出部272は、量子化テーブル作成部271から供給された量子化テーブルを用いて、図示せぬ量子化部から供給された量子化値Zに対応する逆量子化値Wを算出して、出力する。
ここで、図4において、中間値V[m-1]とV[m]との中間値が逆量子化値W[m]とほぼ同一であるので、その逆量子化値W[m]は、量子化前の値Y[m-1]とY[m]との中間値とほぼ同一であるということができる。例えば、図4において、中間値V[0]=0.50とV[1]=1.76との中間値は1.13となり、逆量子化値W[1]=1と近い値となる。また、図4において、中間値V[1]=1.76とV[2]=3.43との中間値は2.59となり、逆量子化値W[2]=2.52と近い値となる
このことより、逆量子化値算出部272は、式(8)で示される計算を行うことにより、量子化値Z[m]に対応する逆量子化値W[m]を算出する。
Figure 2010078964
ステップS262において、逆量子化値算出部272は、data_size個全ての量子化値Zに対して、逆量子化値Wの算出の処理を終えたか否かを判定する。全ての量子化値Zに対して、逆量子化値Wの算出の処理を終えていないと判定された場合、処理は、ステップS262に戻り、data_size個全ての量子化値Zに対して処理を終えるまで、ステップS262,S263を繰り返す。
以上の処理により、量子化値Zと量子化前の値Yの範囲との関係を示す量子化テーブルを用いて、入力された量子化値Zに対応する逆量子化値Wを決定できる。したがって、逆量子化テーブルを作成することなく、量子化テーブルと逆量子化テーブルとのテーブル値の数の合計(16385個)の、ほぼ半分の8193個のテーブル値を有する量子化テーブルのみを用意すればよいので、処理に必要なメモリ容量をより低減することが可能となる。
<4.第4の実施の形態>
以上においては、AAC規格の量子化処理について説明してきたが、ISO/IEC11172-3にて標準化されているMPEG-1オーディオレイヤ3(MP3)の量子化処理においても、式(1)および式(2)と同様の量子化および逆量子化処理が行われているので、MP3の量子化および逆量子化処理においても、本発明を適用することができる。
また、以上においては、非線形関数としてAAC規格の量子化処理で用いられるべき乗関数を例に説明してきたが、式(9)および式(10)に示されるように、入力値Xに対する所定の関数func(X)と、その逆関数inv_func(Y)との対応関係が明らかであり、いずれか一方の入力値が離散値である場合には、本発明を適用することができる。
Figure 2010078964
さらに、以上においては、逆量子化テーブルを予め算出しておくようにしたが、例えば、処理の最中に、逆量子化テーブルのテーブル値が変化する場合には、適宜、テーブル値を算出し直すことができる。
[演算装置の構成例]
ここで、図22のブロック図を参照して、入力値Xに対して、所定の関数func(X)による演算を施し、離散値Yを出力する演算装置について説明する。
図22の演算装置351は、逆変換テーブル作成部371および探索変換部372から構成される。
逆変換テーブル作成部371は、例えば、上述した式(10)に基づいて、離散値Yに対応する逆変換値Wを算出し、離散値Yと、対応する逆変換値Wとを対応付けた逆変換テーブルを作成し、探索変換部372に供給する。
探索変換部372は、逆変換テーブル作成部371から供給された逆変換テーブルに基づいて、入力された入力値Xが、逆変換テーブルにおいて隣り合う逆変換値Wを境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定し、その範囲に対応付けられている離散値Yを出力する。
探索変換部372は、範囲決定部391および離散値決定部392を備えている。
範囲決定部391は、入力値Xが入力されたとき、入力値Xが、逆変換テーブルにおいて隣り合う逆変換値Wを境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する。
離散値決定部392は、範囲決定部391により決定された範囲の境界値としての逆変換値Wのうち、入力値Xに近い値の逆変換値Wに対応付けられている離散値Yを決定し、外部の装置に出力する。
以上の構成により、演算装置351は、予め作成した逆変換テーブルの逆変換値に基づいて、入力された入力値に対応する離散値を探索し、出力する。
[演算装置の逆変換テーブル作成処理]
次に、図23のフローチャートを参照して、図22の演算装置351の逆変換テーブル作成処理について説明する。演算装置351において、逆変換テーブル作成処理は、離散値探索処理を行う前に行われる。
ステップS331において、逆変換テーブル作成部371は、例えば、上述した式(10)に基づいて、離散値Yに対応する逆変換値Wを算出し、離散値Yと、対応する逆変換値Wとを対応付けた逆変換テーブルを作成し、探索変換部372に供給する。
以上の処理により、離散値変換処理を行う前に、逆変換値と離散値とを対応付けた逆変換テーブルを作成することができる。
[演算装置の離散値探索処理]
次に、図24のフローチャートを参照して、図22の演算装置351の離散値探索処理について説明する。
ステップS361において、範囲決定部391は、入力値Xが、逆変換テーブルにおいて隣り合う逆変換値Wを境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する。
ステップS362において、離散値決定部392は、範囲決定部391により決定された範囲の境界値としての逆変換値Wのうち、入力値Xに近い値の逆変換値Wに対応付けられている離散値Yを決定し、外部の装置に出力する。
ステップS363において、探索変換部372は、全ての入力値Xに対して、離散値Yの決定の処理を終えたか否かを判定する。全ての入力値Xに対して、離散値Yの決定の処理を終えていないと判定された場合、処理は、ステップS361に戻り、全ての入力値Xに対して処理を終えるまで、ステップS361乃至S363を繰り返す。
以上の処理により、離散値Yと逆変換値Wの関係を示す逆変換テーブルを用いて、入力された入力値Xに対応する離散値Yを決定できる。すなわち、入力値Xと離散値Yの関係を示す変換テーブルを作成することなく、逆変換テーブルのみを用意すればよいので、処理に必要なメモリ容量をより低減することが可能となる。
なお、図22の演算装置351は、1つの入力値Xに対して、その入力値Xに対応する離散値Yとその逆変換値Wとが対応付けられた、1つの逆変換テーブルを有するようにしたが、入力値の種類毎に、それぞれ対応する離散値とその逆変換値とが対応付けられた、複数の逆変換テーブルを有するようにしてもよい。すなわち、演算装置351は、入力値の種類を示す情報やアドレス等に応じて、対応する逆変換テーブルを読み出し、読み出した逆変換テーブルを用いて、その入力値に対応する離散値を出力することができる。
これにより、複数種類の入力値に対して、それぞれの離散値を出力する場合であっても、入力値の種類に応じた逆変換テーブルを読み出すことによって、1つの演算装置のみで複数種類の離散値を出力することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等に、プログラム記録媒体からインストールされる。
図25は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)901,ROM(Read Only Memory)902,RAM(Random Access Memory)903は、バス904により相互に接続されている。
バス904には、さらに、入出力インタフェース905が接続されている。入出力インタフェース905には、キーボード、マウス、マイクロホン等よりなる入力部906、ディスプレイ、スピーカ等よりなる出力部907、ハードディスクや不揮発性のメモリ等よりなる記憶部908、ネットワークインタフェース等よりなる通信部909、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等のリムーバブルメディア911を駆動するドライブ910が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU901が、例えば、記憶部908に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース905およびバス904を介して、RAM903にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU901)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等よりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア911に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア911をドライブ910に装着することにより、入出力インタフェース905を介して、記憶部908にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部909で受信し、記憶部908にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM902や記憶部908に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用したオーディオ符号化装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 量子化テーブルの例を示す図である。 逆量子化テーブルの例を示す図である。 量子化前の値、量子化値、および逆量子化値の関係について説明する図である。 図1のオーディオ符号化装置における量子化部の構成例を示すブロック図である。 図5の量子化部の逆量子化テーブル作成処理について説明するフローチャートである。 図5の量子化部の量子化処理について説明するフローチャートである。 図7のフローチャートのステップS62およびS63における処理をC言語で記述したプログラムの例を示す図である。 量子化値に対する量子化処理の頻度について説明する図である。 量子化部の他の構成例を示すブロック図である。 図10の量子化部のハッシュテーブル作成処理について説明するフローチャートである。 浮動小数点型のデータについて説明する図である。 ハッシュテーブルをC言語で記述した例を示す図である。 図10の量子化部の量子化処理について説明するフローチャートである。 図14のフローチャートのステップS172乃至S178における処理をC言語で記述したプログラムの例を示す図である。 図15のプログラムにおいて、条件文に逆量子化値の中間値を用いるようにした場合の処理をC言語で記述したプログラムの例を示す図である。 図16のプログラムの例において浮動小数点数を固定小数点数とした場合の例をC言語で記述したプログラムの例を示す図である。 量子化処理を適用したときのサイクル数について説明する図である。 量子化テーブルを用いて逆量子化処理を行う逆量子化部の構成例を示すブロック図である。 図19の逆量子化部の量子化テーブル作成処理について説明するフローチャートである。 図19の逆量子化部の逆量子化処理について説明するフローチャートである。 本発明を適用した演算装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図22の演算装置の逆変換テーブル作成処理について説明するフローチャートである。 図22の演算装置の離散値探索処理について説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
32 量子化部, 71 逆量子化テーブル作成部, 72 探索量子化部, 91 範囲決定部, 92 量子化値決定部, 151 量子化部, 171 ハッシュテーブル作成部, 172 探索量子化部, 191 初期探索値決定部, 192 範囲決定部, 193 量子化値決定部, 251 逆量子化部, 271 量子化テーブル作成部, 272 逆量子化値算出部, 351 演算装置, 371 逆変換テーブル作成部, 372 探索変換部, 391 範囲決定部, 392 離散値決定部

Claims (15)

  1. 所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値とを対応付けた逆変換テーブルを作成する逆変換テーブル作成手段と、
    前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆変換テーブルにおいて隣り合う前記逆変換値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定手段と、
    前記範囲決定手段により決定された前記範囲の境界値としての前記逆変換値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆変換値に対応付けられている前記離散値を決定する離散値決定手段と
    を備える演算装置。
  2. 前記逆変換テーブルに基づいて、ハッシュテーブルを作成するハッシュテーブル作成手段をさらに備え、
    前記範囲決定手段は、少なくとも1つの前記範囲を、前記ハッシュテーブルに基づいて、前記逆変換テーブルにおける前記範囲の初期探索値を決定し、前記初期探索値に基づいて、前記逆変換テーブルにおいて、前記所定のデータがいずれの範囲に含まれるかを決定する
    請求項1に記載の演算装置。
  3. 前記ハッシュテーブル作成手段は、前記逆変換テーブルにおける前記範囲の境界値としての前記逆変換値の指数部と仮数部の少なくともいずれか1つを用いて、前記ハッシュテーブルを作成する
    請求項2に記載の演算装置。
  4. 前記範囲決定手段は、前記所定のデータが入力されたとき、前記逆変換テーブルにおいて、入力された前記所定のデータが含まれる前記範囲を二分探索する
    請求項1に記載の演算装置。
  5. 所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値とを対応付けた逆変換テーブルを作成する逆変換テーブル作成ステップと、
    前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆変換テーブルにおいて隣り合う前記逆変換値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定ステップと、
    前記範囲決定ステップにおいて決定された前記範囲の境界値としての前記逆変換値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆変換値に対応付けられている前記離散値を決定する離散値決定ステップと
    を含む演算方法。
  6. 所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値とを対応付けた逆変換テーブルを作成する逆変換テーブル作成ステップと、
    前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆変換テーブルにおいて隣り合う前記逆変換値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定ステップと、
    前記範囲決定ステップにおいて決定された前記範囲の境界値としての前記逆変換値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆変換値に対応付けられている前記離散値を決定する離散値決定ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  7. 所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値とを対応付けた逆量子化テーブルを作成する逆量子化テーブル作成手段と、
    前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆量子化テーブルにおいて隣り合う前記逆量子化値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定手段と、
    前記範囲決定手段により決定された前記範囲の境界値としての前記逆量子化値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆量子化値に対応付けられている前記量子化値を決定する量子化値決定手段と
    を備える量子化装置。
  8. 所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値とを対応付けた逆量子化テーブルを作成する逆量子化テーブル作成ステップと、
    前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆量子化テーブルにおいて隣り合う前記逆量子化値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定ステップと、
    前記範囲決定ステップにより決定された前記範囲の境界値としての前記逆量子化値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆量子化値に対応付けられている前記量子化値を決定する量子化値決定ステップと
    を含む量子化方法。
  9. 所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値とを対応付けた逆量子化テーブルを作成する逆量子化テーブル作成ステップと、
    前記所定のデータが入力されたとき、前記所定のデータが、前記逆量子化テーブルにおいて隣り合う前記逆量子化値を境界値とする範囲のうち、いずれの範囲に含まれるかを決定する範囲決定ステップと、
    前記範囲決定ステップにより決定された前記範囲の境界値としての前記逆量子化値のうち、前記所定のデータに近い値の前記逆量子化値に対応付けられている前記量子化値を決定する量子化値決定ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた変換テーブルを作成する変換テーブル作成手段と、
    前記離散値が入力されたとき、前記変換テーブルにおいて、入力された前記離散値に対応する前記変換テーブルのデータから、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値を算出する算出手段と
    を備える演算装置。
  11. 所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた変換テーブルを作成する変換テーブル作成ステップと、
    前記離散値が入力されたとき、前記変換テーブルにおいて、入力された前記離散値に対応する前記変換テーブルのデータから、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値を算出する算出ステップと
    を含む演算方法。
  12. 所定のデータに所定の変換を施して得られる離散値と、前記離散値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた変換テーブルを作成する変換テーブル作成ステップと、
    前記離散値が入力されたとき、前記変換テーブルにおいて、入力された前記離散値に対応する前記変換テーブルのデータから、前記離散値に前記所定の変換の逆変換を施して得られる逆変換値を算出する算出ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  13. 所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた量子化テーブルを作成する量子化テーブル作成手段と、
    前記量子化値が入力されたとき、前記量子化テーブルにおいて、入力された前記量子化値に対応する前記量子化テーブルのデータから、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値を算出する算出手段と
    を備える逆量子化装置。
  14. 所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた量子化テーブルを作成する量子化テーブル作成ステップと、
    前記量子化値が入力されたとき、前記量子化テーブルにおいて、入力された前記量子化値に対応する前記量子化テーブルのデータから、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値を算出する算出ステップと
    を含む逆量子化方法。
  15. 所定のデータを量子化して得られる量子化値と、前記量子化値が取り得る所定のデータの範囲とを対応付けた量子化テーブルを作成する量子化テーブル作成ステップと、
    前記量子化値が入力されたとき、前記量子化テーブルにおいて、入力された前記量子化値に対応する前記量子化テーブルのデータから、前記量子化値を逆量子化して得られる逆量子化値を算出する算出ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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