JP2010078760A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】各色間の照度分布のずれを防ぎ、色ムラを抑えることができるプロジェクタを提供すること。
【解決手段】第1光学系OP1より長い光路長の第2光学系OP2上に屈折力の弱い第1のレンズ44aと屈折力の強い第2のレンズ44bとを配置することにより、第2光学系OP2の光束が、緑色光LGと赤色光LRとが分岐する位置から液晶表示パネル61rの入射位置までの間に非反転の状態で液晶表示パネル61rを照明することができる。また、両レンズ44a,44bの屈折力の調整により、各光学系OP1,OP2,OP3の相対的な結像状態を予め調整することができ、各液晶表示パネル61g,61r,61bに照射される像の拡大倍率を等しくすることができる。これにより、プロジェクタ10の投射光のホワイトバランスの劣化や色ムラを低減することができる。
【選択図】図1
【解決手段】第1光学系OP1より長い光路長の第2光学系OP2上に屈折力の弱い第1のレンズ44aと屈折力の強い第2のレンズ44bとを配置することにより、第2光学系OP2の光束が、緑色光LGと赤色光LRとが分岐する位置から液晶表示パネル61rの入射位置までの間に非反転の状態で液晶表示パネル61rを照明することができる。また、両レンズ44a,44bの屈折力の調整により、各光学系OP1,OP2,OP3の相対的な結像状態を予め調整することができ、各液晶表示パネル61g,61r,61bに照射される像の拡大倍率を等しくすることができる。これにより、プロジェクタ10の投射光のホワイトバランスの劣化や色ムラを低減することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、照明光を光変調装置によって変調し、変調された像光を投射するプロジェクタに関する。
従来の一般的なプロジェクタとして、略白色光を発生する光源と、光源からの光を均一化するとともに偏光変換する分割偏光化光学系と、分割偏光化光学系を経た光を緑、青、赤の3色の光路に分離する色分離導光光学系と、3色の照明光によってそれぞれ照明される3つの液晶表示パネルと、これら3つの液晶ライトバルブからの像を合成するクロスダイクロイックプリズムと、合成後の拡大像を投射する投射レンズとを備えるものがある。
上記のようなプロジェクタにおいて、各液晶ライトバルブを照明する光束の相対的な照度分布が異なると、それらを合成して得られる投射画面のホワイトバランスの劣化、色ムラ等が生じる。そのため、分離した緑色光と青色光の光路長を等しくし、相対的に光路長の長い赤色光路中にリレーレンズを挿入して照度分布を補正する方法がある(例えば、特許文献1参照)。また、各光路における反射回数を奇数回または偶数回に統一し、それぞれの光路長が略同一になるように構成し、照度分布を相対的に略等しくする方法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−345604号公報
特開平8−254678号公報
しかしながら、特許文献1のようなプロジェクタでは、青色及び緑色光路の液晶ライトバルブと赤色光路の液晶ライトバルブとで照明される光が反転によって相対的にずれるため、照度分布を完全に補正することは困難である。そのため、光源の発光点の変動や、部品の位置ずれ等により照明の強度が変わると色ムラとなって現われる。
また、特許文献2のようなプロジェクタでは、光路が複雑になり光の反射回数が増えることで、照度分布を相対的に等しくしても照度が減少するという問題がある。
なお、分離される各色の光路を、照明光を反転させない光学系、すなわち非反転光学系で構成することが考えられるが、この場合、長い光路においてレンズの収差による特性劣化が出てくる。具体的には、長い光路中の重畳レンズサイズが大きくなることにより、球面収差が発生する。これにより、レンズアレイ(マルチレンズ)による分割光束の重ね合わせが悪くなり、有効に活用できる光量が低下し、長光路の光量が低下することによる色バランスの劣化を招くという問題が生じる。
そこで、本発明は、各色間の照度分布のずれを防ぎ、色ムラを抑えることができるプロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1のプロジェクタは、第1色光、第2色光、及び第3色光を含む光を射出する光源と、第1色光、第2色光、及び第3色光を分離する色分離導光光学系と、第1色光によって照明される第1光変調装置と、第2色光によって照明される第2光変調装置と、第3色光によって照明される第3光変調装置と、光源から第1光変調装置までの間に設けられて第1色光を通過させる第1光学系に配置される第1重畳レンズと、光源から第2光変調装置までの間に設けられて第2色光を通過させる第2光学系に配置される第2重畳レンズと、を備え、第2光学系の長さは、第1光学系の長さよりも長く、第2光学系の第2光変調装置の位置における照度分布と、第1光学系の第1光変調装置の位置における照度分布とは、画像合成後を基準として共通し、第2重畳レンズを構成する少なくとも1つのレンズのうち最も強い屈折力を有するレンズが非球面レンズである。なお、第1重畳レンズと第2重畳レンズとは一部レンズを共有することもあり得るが、実質的に独立している。また、レンズの屈折力とは、入射側のレンズ面と射出側のレンズ面とを合わせたパワーを意味し、肉薄レンズでは、両レンズ面のパワーの和に相当する。この際、入射側のレンズ面と射出側のレンズ面のいずれも非球面とすることができる。
上記第1のプロジェクタでは、第1光学系より長い光路長の第2光学系上に第2重畳レンズとして適当なパワー(屈折力)の集光用のレンズを1つ以上設けることにより、第1及び第2光学系の焦点距離を等価にして光源の投影像を略等倍にすることができる。これにより、第1及び第2光学系において第1及び第2光学系の各光変調装置の位置における照度分布を合成後を基準として互いに反転しない共通なものとすることができる。この結果、プロジェクタの投射光のホワイトバランスの劣化や色ムラを低減することができる。また、パワー(屈折力)が強くサイズが大きいレンズが非球面を有することにより、球面収差を抑えることができる。これにより、レンズサイズに関して余分なマージンを取る必要がなく、明るさを落とさずに各色間の照度分布のずれを低減することができる。また、第2光学系上の第2光変調装置において、照明光のセルごとの重なりがよくなるため、他の光学系上の光変調装置と周辺照度比もそろえやすくなり、第1色光、第2色光、及び第3色光間で照度分布の差がより低減され、色ムラを改善するこができる。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る第2のプロジェクタは、第1色光、第2色光、及び第3色光を含む光を射出する光源と、第1色光、第2色光、及び第3色光を分離する色分離導光光学系と、第1色光によって照明される第1光変調装置と、第2色光によって照明される第2光変調装置と、第3色光によって照明される第3光変調装置と、光源から第1光変調装置までの間に設けられて第1色光を通過させる第1光学系に配置される第1重畳レンズと、光源から第2光変調装置までの間に設けられて第2色光を通過させる第2光学系に配置される第2重畳レンズと、を備え、第2光学系の長さは、第1光学系の長さよりも長く、第2光学系に導かれた第2色光は、第1色光と第2色光とが分岐する位置から第2光変調装置の入射位置までの間に非反転の状態で第2光変調装置を照明し、第2重畳レンズを構成する少なくとも1つのレンズのうち最も強い屈折力を有するレンズが非球面レンズである。
上記第2のプロジェクタでは、第1光学系より長い光路長の第2光学系の光路上に第2重畳レンズとして適当なパワー(屈折力)の集光用のレンズを1つ以上設けることにより、第2光学系の光束が、第1色光と第2色光とが分岐する位置から第2光変調装置の入射位置までの間に光源像を形成することなく、すなわち非反転の状態で第2光変調装置を照明することができる。また、第1光学系と第2光学系の相対的な結像状態を予め調整することにより、各光変調装置に照射される像の拡大倍率を等しくすることができる。この結果、プロジェクタの投射光のホワイトバランスの劣化や色ムラを低減することができる。また、パワー(屈折力)が強くサイズが大きいレンズが非球面を有することにより、球面収差を抑えることができる。これにより、レンズサイズに関して余分なマージンを取る必要がなく、明るさを落とさずに非反転光学系を実現することができる。また、第2光学系上の第2光変調装置において、照明光のセルごとの重なりがよくなるため、他の光学系上の光変調装置と周辺照度比もそろえやすくなり、第1色光、第2色光、及び第3色光間で照度分布の差がより低減され、色ムラを改善するこができる。
また、本発明の別の態様では、上記プロジェクタにおいて、第2重畳レンズが、前段側の第1のレンズと後段側の第2のレンズとで構成され、第2のレンズは、第1のレンズよりも強い屈折力を有する。この場合、第2のレンズが第2重畳レンズの中で最も強い屈折力を有することにより、照明光を効率よく集束することができる。また、第2光学系の長さを相対的に長くしつつも、重畳の投射倍率を簡易に第1光学系と等しくすることができる。
また、本発明のさらに別の態様では、光源から第3光変調装置までの間に第3色光を通過させる第3光学系が設けられている。ここで、第3光学系は、例えば第1光学系と等価な系とすることもできるが、例えば第2光学系と等価な系とすることもできる。
また、本発明のさらに別の態様では、第1重畳レンズは、第1光学系に配置されつつ、第3光学系に配置され、第1光学系の長さと第3光学系の長さとは等しい。この場合、第1光学系の長さと第3光学系の長さとが等しく、照度分布が反転しない光学系の構成とすれば、第1〜第3光変調装置における照度分布を略等しくすることができる。
また、本発明のさらに別の態様では、第1重畳レンズ及び第2重畳レンズの光路上の前段に第2光学系を他の光学系から分岐するための第1分岐ミラーを有し、第1重畳レンズの光路上の後段に第1光学系及び第3光学系を分岐するための第2分岐ミラーを有する。この場合、第1重畳レンズの前後段及び第2重畳レンズの前段に各分岐ミラーを設けることにより、照明光を段階に分けて効率よく3つの光学系に分離することができる。
また、本発明のさらに別の態様では、第1光学系、第2光学系、及び第3光学系の光束を合成するクロスプリズムをさらに備え、第1光学系はクロスプリズムを直進し、第2光学系及び第3光学系はクロスプリズムで反射される。この場合、第1及び第2分岐ミラーで分離された各光学系を統合することができ、各色光を合成した投射光を形成することができる。
また、本発明のさらに別の態様では、第1光学系は、第1光変調装置の前段に第1重畳レンズと第1フィールドレンズとを有し、第2光学系は、第2光変調装置の前段に第2重畳レンズとしての第1のレンズ及び第2のレンズと、第2フィールドレンズとを有し、第3光学系は、第3光変調装置の前段に第1重畳レンズと第3フィールドレンズとを有する。この場合、第2光学系に第1のレンズと第2のレンズとを設け、両レンズを重畳レンズとして機能させることにより、第2光学系は第1及び第3光学系と略同等の焦点距離を実現することができる。
また、本発明のさらに別の態様では、第2色光は、赤色光である。この場合、第2光学系の長い光路を通す光を赤色の光にすることにより、第2光学系上のレンズにかかる光エネルギーを低下させることができ、材料の選択肢を増やすことができる。
また、本発明のさらに別の態様では、非球面レンズは、プラスチックで形成される。この場合、大きなサイズの非球面レンズが安価になり、コストを抑えることができる。
また、本発明のさらに別の態様では、第1光学系と第2光学系とが分岐する前の位置に配置される2つのレンズアレイをさらに備え、第1重畳レンズ及び第2重畳レンズとは、2つのレンズアレイの後段に配置される。この場合、両レンズアレイと第1及び第2重畳レンズとを組み合わせることにより、入射光を分割と重ね合わせによって均一化する光インテグレータとして機能させることができる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの光学系の構成を説明する概念図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの光学系の構成を説明する概念図である。
このプロジェクタ10は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調してカラーの光学像を形成し、この光学像をスクリーン上に拡大投射するための光学機器であり、光源ランプユニット20と、分割偏光化光学系30と、色分離導光光学系40と、光変調部60と、クロスダイクロイックプリズム70と、投射光学系80とを備えて構成される。ここで、光源ランプユニット20と分割偏光化光学系30とは、色分離導光光学系40等に入射させるための照明光を生成する照明装置を構成する。
光源ランプユニット20は、ランプ本体21から周囲に放射された光束を集めて射出し、分割偏光化光学系30等を介して光変調部60を照明するための光源装置である。光源ランプユニット20は、放電発光管であるランプ本体21と、ランプ本体21から前方に射出された光源光を反射する球面状の副鏡22と、ランプ本体21から後方に射出された光源光を反射する楕円面状の主鏡23と、コリメート用の凹レンズ24とを備える。この光源ランプユニット20において、光源としてのランプ本体21から射出された光源光は、副鏡22を介して又は直接的に主鏡23に入射して前方側に反射され、凹レンズ24によって平行化された状態で分割偏光化光学系30側に射出される。
分割偏光化光学系30は、光源ランプユニット20から射出された光束を複数の部分光束に分割するとともに、照明光を特定方向の偏光に変換する光学系であり、第1マルチレンズ31と、第2マルチレンズ32と、偏光変換装置34とを備えている。
第1マルチレンズ31は、レンズアレイとも呼ばれ、ランプ本体21から射出された光束を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、システム光軸OAと直交する面内にマトリックス状に配列される複数の小レンズを備えて構成される。各小レンズの輪郭形状は、後述する光変調部60を構成する液晶表示パネル61g,61r,61bの画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。第2マルチレンズ32は、前述した第1マルチレンズ31により分割された複数の部分光束の発散角を個別に調整する光束調整光学素子である。第2マルチレンズ32は、第1マルチレンズ31と同様にシステム光軸OAに直交する面内にマトリックス状に配列される複数の小レンズを備えるレンズアレイであるが、集光を目的としているため、各小レンズの輪郭形状が液晶表示パネル61g,61r,61bの画像形成領域の形状と正確に対応している必要はない。なお、以上の第1及び第2マルチレンズ31,32と、後述する第1及び第2重畳レンズ43,44とは、入射光を分割と重ね合わせによって均一化する光インテグレータとして機能する。
偏光変換装置34は、PBSアレイと位相差板とで形成されており、第1マルチレンズ31により分割された各部分光束の偏光方向を一方向の直線偏光に揃える役割を有する。この偏光変換装置34のPBSアレイは、詳細な図示を省略しているが、システム光軸OAに対して傾斜配置される偏光分離膜及び反射ミラーを交互に配列した構成を具備する。前者の偏光分離膜は、各部分光束に含まれるP偏光光束及びS偏光光束のうち、一方の偏光光束を透過し、他方の偏光光束を反射する。反射された他方の偏光光束は、後者の反射ミラーによって曲折され、一方の偏光光束の射出方向、すなわちシステム光軸OAに沿った方向に射出される。射出された偏光光束のいずれかは、偏光変換装置34の光束射出面にストライプ状に設けられる位相差板によって偏光変換され、すべての偏光光束の偏光方向が揃えられる。このような偏光変換装置34を用いることにより、ランプ本体21から射出される光束を、一方向の偏光光束に揃えることができるため、光変調部60で利用する光源光の利用率を向上させることができる。
色分離導光光学系40は、分割偏光化光学系30を経た複数の部分光束を3原色に分離し、対象とする照明領域に重畳して入射させることにより照度を均一化する光学系であり、第1及び第2ダイクロイックミラー41a,41bと、緑色用反射ミラー42aと、赤色用反射ミラー42b,42cと、青色用反射ミラー42dと、第1及び第2重畳レンズ43,44と、第1、第2、及び第3フィールドレンズ46g,46r,46bとを備える。
これらのうち、第1及び第2ダイクロイックミラー41a,41bは、照明光を3原色に分離するための分岐ミラーであり、色分離光学系を構成する。各ダイクロイックミラー41a,41bは、透明基板上に、所定の波長領域の光束を反射し他の波長領域の光束を透過する波長選択作用を有する誘電体多層膜を形成することによって得た光学素子であり、システム光軸OAに対してともに傾斜した状態で配置される。第1ダイクロイックミラー41aは、緑・赤・青(G・R・B)の3色のうち赤色光LRを反射し、緑色光LGと青色光LBとを透過させる。また、第2ダイクロイックミラー41bは、入射した緑色光LG及び青色光LBのうち緑色光LGを反射し、青色光LBを透過させる。結果的に、光源ランプユニット20から分割偏光化光学系30を経て色分離導光光学系40に入射した照明光は、第1ダイクロイックミラー41aで反射されてその先に延びる液晶表示パネル61rまで第2光学系OP2に沿って導かれる赤色光LRと、第1ダイクロイックミラー41aを透過して第2ダイクロイックミラー41bで反射されてその先に延びる液晶表示パネル61gまで第1光学系OP1に導かれる緑色光LGと、第1及び第2ダイクロイックミラー41a,41bを透過してその先に延びる液晶表示パネル61bまで第3光学系OP3に沿って導かれる青色光LBとに分離される。ここで、第1光学系OP1の長さと第3光学系OP3の長さは等しくなっている。一方、第2光学系OP2の長さは第1光学系OP1の長さよりも長くなっている。
第1重畳レンズ43は、第1ダイクロイックミラー41aを経た緑色光LG及び青色光LBの複数の部分光束を集光して、それぞれ後述する緑色光LG用及び青色光LB用の液晶表示パネル61g,61bの画像形成領域上に重畳させて入射させるための光学素子である。この第1重畳レンズ43から射出された緑色光LGの光束及び青色光LBの光束は、それぞれ均一化されつつ第1及び第3フィールドレンズ46g,46bに射出される。つまり、両マルチレンズ31,32と第1重畳レンズ43とを経た緑色光LG及び青色光LBは、それぞれ第1及び第3フィールドレンズ46g,46bを経て、後述する光変調部60の照明領域すなわち液晶表示パネル61g,61bの画像形成領域を均一に重畳照明する。
第2重畳レンズ44は、第1のレンズ44aと第2のレンズ44bとで構成される。つまり、第2重畳レンズ44は、複数のレンズを有するレンズ群から構成されている。第2重畳レンズ44は、第1重畳レンズ43と同様に、第1ダイクロイックミラー41aを経た赤色光LRの複数の部分光束を集光して、後述する赤色光LR用の液晶表示パネル61rの画像形成領域上に重畳させて入射させるための複合的光学素子である。この第2重畳レンズ44を経た赤色光LRの光束は、均一化されつつ第2フィールドレンズ46rに射出される。つまり、上述した一対の両マルチレンズ31,32と第2重畳レンズ44とを経た赤色光LRは、第2フィールドレンズ46rを経て、後述する光変調部60の照明領域すなわち液晶表示パネル61rの画像形成領域を均一に重畳照明する。
第2重畳レンズ44のうち第1のレンズ44aは、例えばガラス製の球面レンズであり、光線の入射側の入射面a1及び射出側の射出面a2がともに凸面状となっている。第1のレンズ44aは、第1ダイクロイックミラー41aで反射された赤色光LRをわずかに集光する作用を有する。
第2重畳レンズ44のうち第2のレンズ44bは、プラスチック製の非球面レンズである。第2のレンズ44bは、光線の入射側に入射面b1を有し、射出側に射出面b2を有している。入射面b1及び射出面b2のいずれか一方又は双方が非球面に加工されている。第2のレンズ44bは、入射面b1及び射出面b2の曲率や屈折率の調整により、第2重畳レンズ44において、最も強い正の屈折力を有することで結果的に強い集光作用を有し、重畳レンズとしての主な機能を担う。ここで、第2のレンズ44bは、第1光学系OP1、すなわちG光路に比べて分割偏光化光学系30からの位置が遠ざかることによりレンズサイズが大きくなる。よって、第2のレンズ44bの大きさは、第1のレンズ44aの大きさよりも大きくなっている。第2のレンズ44bは、第1のレンズ44aで集光された赤色光LRをより強く集光するため、NAが大きくなる。よって、第2のレンズ44bを非球面レンズとすることで、球面収差の発生を抑えることができる。
色分離導光光学系40において、緑色用反射ミラー42aは、第1ダイクロイックミラー41a及び第1重畳レンズ43を通過し、第2ダイクロイックミラー41bで直交方向に折り返された緑色光LGを、再度直交方向に折り返して液晶表示パネル61g側に導く。赤色用反射ミラー42b,42cは、第1ダイクロイックミラー41aで直交方向に折り返され、第1のレンズ44aや第2のレンズ44bを通過した赤色光LRを、それぞれ再度直交方向に折り返して液晶表示パネル61r側に導く。青色用反射ミラー42dは、第1ダイクロイックミラー41a、第1重畳レンズ43、及び第2ダイクロイックミラー41bを通過した青色光LBを、直交方向に折り返して液晶表示パネル61b側に導く。この場合、赤色光LRや青色光LBの第2及び第3光学系OP2,OP3は、緑色光LGの第1光学系OP1とともに紙面に平行になっている。つまり、各光学系OP1〜OP3に対応する各色のシステム光軸OAは、共通の平面内に収められて2次元的に配列されたものとなっている。
色分離導光光学系40の射出側に設けられた各色用の各フィールドレンズ46g,46r,46bは、第2マルチレンズ32から射出され光変調部60に入射する各部分光束が、適当な収束度となるように設けられている。具体的には、図1に示すように、第1及び第3光学系OP1,OP3上の第1及び第3フィールドレンズ46g,46bは、正のパワーを有する凸レンズとなっており、第2光学系OP2上の第2フィールドレンズ46rは、負のパワーを有する凹レンズとなっている。
以下、色分離導光光学系40における光線の状態について説明する。図2は、第1及び第3光学系OP1,OP3の光線の状態を表す図である。一方、図3は、第2光学系OP2の光線の状態を表す図である。ここで、実線は、各重畳レンズ43,44に入射する平行光線の状態を示す。また、2点鎖線は、システム光軸OA上の第2マルチレンズ32の位置から各液晶ライトバルブの一端側、すなわちA,C,E側に入射する光線の状態を示す。また、1点鎖線は、システム光軸OA上の第2マルチレンズ32の位置から各液晶ライトバルブの他端側、すなわちB,D,F側に入射する光線の状態を示す。
図2に示すように、第1光学系OP1の光路上には、既に説明したように第1重畳レンズ43と第1フィールドレンズ46gとが配置されている。第1重畳レンズ43に入射した平行光線L1aは、第1フィールドレンズ46gを経て液晶表示パネル61gの画像形成領域上に個別の部分光束として重畳入射する。また、図3に示すように、第2光学系OP2の光路上には、第2重畳レンズを構成する第1のレンズ44a及び第2のレンズ44bと、第2フィールドレンズ46rとが配置されている。第2重畳レンズ44を構成する両レンズ44a,44bに入射した平行光線L2aは、第2フィールドレンズ46rを経て液晶表示パネル61rの画像形成領域上に個別の部分光束として重畳入射する。また、第3光学系OP3の光路上には、第1重畳レンズ43と第3フィールドレンズ46bとが配置されている。また、図2に示すように、第1重畳レンズ43に入射した平行光線L3aは、第3フィールドレンズ46bを経て液晶表示パネル61bの画像形成領域上に個別の部分光束として重畳入射する。
図1において、分割偏光化光学系30から射出された同一の部分光束の一部である光線LTa,LTbは、第1及び第2ダイクロイックミラー41a,41bを透過、反射することによって各色の光線に分離する。具体的には、一方の光線LTaは、緑色光線LGa、赤色光線LRa、青色光線LBaに分離する。また、他方の光線LTbは、緑色光線LGb、赤色光線LRb、青色光線LBbに分離する。
図2に示すように、第1及び第3光学系OP1,OP3において、第1重畳レンズ43に入射した一方の緑色光線LGa、青色光線LBaは、各光学系OP1,OP3の途中で互いに反転せずにそれぞれ各光学系OP1,OP3の液晶表示パネル61g,61bのA,C側に入射する。他方の緑色光線LGb、青色光線LBbも同様に、各光学系OP1,OP3の途中で互いに反転せずにそれぞれ各光学系OP1,OP3の液晶表示パネル61g,61bのB,D側に入射する。
同様に、図3に示すように、第2光学系OP2において、第1のレンズ44a及び第2のレンズ44bに入射した一方の赤色光線LRaは、第2光学系OP2の途中で反転せずに第2光学系OP2の液晶表示パネル61rのE側に入射する。他方の赤色光線LRbも同様に、第2光学系OP2の途中で反転せずに第2光学系OP2の液晶表示パネル61rのF側に入射する。なお、液晶表示パネル61g,61r,61bで反転するか否かは、液晶表示パネル61g,61r,61bの像をクロスダイクロイックプリズム70によって合成した後が基準となっている。
ここで、図3の第2光学系OP2の光線の状態をさらに詳しく説明する。図4は、第2光学系OP2の一部を拡大して光線の状態を表した概念図である。図5は、図4のうち第2のレンズ44aを非球面レンズでないレンズ44cに置換した光学系OPxの光線の状態を表した概念図である。また、図6(A)は、図4の第2光学系OP2の液晶表示パネル61r上での光線の収束度を示す拡大図であり、図6(B)は、図5の光学系OPxの液晶表示パネル61r上での光線の収束度を示す拡大図である。
第2光学系OP2において、第2のレンズ44bは、第2光学系OP2の中で最も屈折力を有するレンズである。そのため、図4に示すように、第2のレンズ44bの大きさは、第1のレンズ44a等よりも大きくなる。しかし、第2のレンズ44bが非球面レンズであるため、図6(A)に示すように、第2光学系OP2の液晶表示パネル61r上での光線の収束度(集光点での集中度)は、例えば0.5mmと小さくなり、球面収差の発生が抑えられる。よって、第2のレンズ44bにより重畳状態が悪化することを防ぐことができる。
一方、第2のレンズ44bに相当するレンズ44cが非球面レンズでない場合、図5及び図6(B)に示すように、光学系OPxの液晶表示パネル61r上での光線の収束度は、例えば6mmと大きくなり、球面収差が増大する。これにより、重畳状態が悪化し、光量が低下する。その結果、周辺照度比が変化してしまうという問題が生じる。
図1に戻って、光変調部60は、3色の照明光LG,LR,LBがそれぞれ入射する3つの液晶表示パネル61g,61r,61bを備える。ここで、緑色光LG用の液晶表示パネル61gと、これを挟む一対の偏光フィルタ62g,62gとは、照明光を画像情報に基づいて2次元的に輝度変調するための緑色用の液晶ライトバルブを構成する。また、赤色光LR用の液晶表示パネル61rと、これを挟む一対の偏光フィルタ62r,62rも、赤色用の液晶ライトバルブを構成し、同様に、青色光LB用の液晶表示パネル61bと、これを挟む一対の偏光フィルタ62b,62bも、青色用の液晶ライトバルブを構成する。各液晶表示パネル61g,61r,61bは、一対の透明なガラス基板間に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に従って、それぞれに入射した偏光光束の偏光方向を変調する。
第1光学系OP1を伝搬する緑色光LGは、第1重畳レンズ43と緑色用反射ミラー42aと第1フィールドレンズ46gとを介して液晶表示パネル61gの照明領域に入射し液晶表示パネル61g内の画像形成領域を照明する。第2光学系OP2を伝搬する赤色光LRは、第1のレンズ44aと赤色用反射ミラー42bと第2のレンズ44bと赤色用反射ミラー42cと第2フィールドレンズ46rとを介して液晶表示パネル61rの照明領域に入射し液晶表示パネル61r内の画像形成領域を照明する。第3光学系OP3を伝搬する青色光LBは、第1重畳レンズ43と第2ダイクロイックミラー41bと青色用反射ミラー42dと第3フィールドレンズ46bとを介して液晶表示パネル61bの照明領域に入射し液晶表示パネル61b内の画像形成領域を照明する。各液晶表示パネル61g,61r,61bは、入射した照明光の偏光方向の空間的分布を変化させるための非発光で透過型の光変調装置である。各液晶表示パネル61g,61r,61bにそれぞれ入射した照明光LG,LR,LBは、各液晶表示パネル61g,61r,61bに電気的信号として入力された駆動信号或いは制御信号に応じて、画素単位で偏光状態が調整される。その際、偏光フィルタ62g,62r,62bによって、各液晶表示パネル61g,61r,61bに入射する照明光の偏光方向が調整されるとともに、偏光フィルタ62g,62r,62bによって、各液晶表示パネル61g,61r,61bから射出される光から所定の偏光方向の変調光が取り出される。
クロスダイクロイックプリズム70は、偏光フィルタ62g,62r,62bから射出された各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光合成光学系である。このクロスダイクロイックプリズム70は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、X字状に交差する一対の誘電体多層膜71,72が形成されている。一方の第1誘電体多層膜71は青色光LBを反射し、他方の第2誘電体多層膜72は赤色光LRを反射する。このクロスダイクロイックプリズム70は、液晶表示パネル61bからの青色光LBを第1誘電体多層膜71で反射して進行方向右側に射出させ、液晶表示パネル61rからの赤色光LRを第2誘電体多層膜72で反射して進行方向左側に射出させ、液晶表示パネル61gからの緑色光LGを第1及び第2誘電体多層膜71,72を介して直進・射出させる。つまり、赤色光LRと青色光LBとは、クロスダイクロイックプリズム70内で折り曲げられる方向からクロスダイクロイックプリズム70に導かれ、緑色光LGは、クロスダイクロイックプリズム70内で直進するような方向からクロスダイクロイックプリズム70に導かれる。
このようにクロスダイクロイックプリズム70で合成された像光は、拡大投影レンズとしての投射光学系80を経て、適当な拡大率でスクリーン(不図示)にカラー画像として投射される。
以上説明したプロジェクタ10において、第1光学系OP1より長い光路長の第2光学系OP2上に屈折力の弱い第1のレンズ44aと屈折力の強い第2のレンズ44bとを配置することにより、第2光学系OP2の光束が、緑色光LGと赤色光LRとが分岐する位置から液晶表示パネル61rの入射位置までの間に非反転の状態で液晶表示パネル61rを照明することができる。また、両レンズ44a,44bの屈折力の調整により、各光学系OP1,OP2,OP3の相対的な結像状態を予め調整することができ、各液晶表示パネル61g,61r,61bに照射される像の拡大倍率を等しくすることができる。これにより、プロジェクタ10の投射光のホワイトバランスの劣化や色ムラを低減することができる。
また、屈折力が強くサイズが大きい第2のレンズ44bが非球面を有することにより、液晶表示パネル61r上の球面収差を抑えることが可能になる。これにより、レンズサイズに関して余分なマージンを取る必要がなく、明るさを落とさずに非反転光学系である第2光学系OP2を実現することができる。
また、第2光学系OP2上の液晶表示パネル61rにおいて、セルごとの光束の重なりがよくなるため、他の光学系OP1,OP3上の液晶表示パネル61g,61bと周辺照度比をそろえやすくなる。そのため、各液晶表示パネル61g,61r,61b間で照度分布の差がより低減され、プロジェクタ10の色ムラを改善することができる。
また、第2光学系OP2の長い光路を通す光を赤色光LRにすることにより、第2光学系OP2上のレンズにかかる光エネルギーが低下するので、比較的安価なプラスチックレンズを使用できるようになる。これにより、大きなサイズの非球面レンズが必要になっても、加工の自由度を確保することができ、コストを抑えることができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態に係るプロジェクタについて説明する。なお、第2実施形態のプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタ10を一部変更したものであり、特に説明しない部分については第1実施形態と同様であるものとする。
以下、本発明の第2実施形態に係るプロジェクタについて説明する。なお、第2実施形態のプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタ10を一部変更したものであり、特に説明しない部分については第1実施形態と同様であるものとする。
図7は、第2実施形態に係るプロジェクタ110の光学系の構成を説明する概念図である。本実施形態のプロジェクタ110は、光源ランプユニット20と、分割偏光化光学系30と、色分離導光光学系140と、光変調部60と、クロスダイクロイックプリズム70と、投射光学系80とを備えて構成される。
色分離導光光学系140は、クロスダイクロイックミラー141と、赤色用反射ミラー42b,42cと、青色用反射ミラー42d,42eと、第1、第2、及び第3重畳レンズ43,44,45と、第1、第2、及び第3フィールドレンズ46g,46r,46bとを備える。
これらのうち、クロスダイクロイックミラー141は、照明光を3原色に分離するための色分離光学系である。このクロスダイクロイックミラー141は、X字状に交差する一対のダイクロイックミラー141a,141bで形成されている。一方の第1ダイクロイックミラー141aは赤色光LRを反射し、他方の第2ダイクロイックミラー141bは青色光LBを反射する。また、第1及び第2ダイクロイックミラー141a,141bは、緑色光LGを透過させる。結果的に、光源ランプユニット20から分割偏光化光学系30を経て色分離導光光学系140に入射した照明光は、第1ダイクロイックミラー141aで反射されてその先に延びる第2光学系OP2に導かれる赤色光LRと、第2ダイクロイックミラー141bで反射されてその先に延びる第3光学系OP3に導かれる青色光LBと、第1及び第2ダイクロイックミラー141a,141bを透過しその先に延びる第1光学系OP1に導かれる緑色光LGとに分離される。
第1重畳レンズ43は、クロスダイクロイックミラー141を経た緑色光LGの複数の部分光束を集光して、液晶表示パネル61gの画像形成領域上に重畳させて入射させるための光学素子である。この第1重畳レンズ43から射出された緑色光LGの光束は、均一化されつつ第1フィールドレンズ46gに入射する。つまり、両マルチレンズ31,32と第1重畳レンズ43とを経た緑色光LGは、第1フィールドレンズ46gを経て、光変調部60の照明領域すなわち液晶表示パネル61gの画像形成領域を均一に重畳照明する。
第2重畳レンズ44は、第1のレンズ44aと第2のレンズ44bとで構成される。第2重畳レンズ44は、第1重畳レンズ43と同様に、クロスダイクロイックミラー141を経た赤色光LRの複数の部分光束を集光して、液晶表示パネル61rの画像形成領域上に重畳させて入射させるための光学素子である。この第2重畳レンズ44から射出された赤色光LRの光束は、均一化されつつ第2フィールドレンズ46rに入射する。つまり、両マルチレンズ31,32と第2重畳レンズ44とを経た赤色光LRは、第2フィールドレンズ46rを経て、光変調部60の照明領域すなわち液晶表示パネル61rの画像形成領域を均一に重畳照明する。
第2重畳レンズ44のうち第2のレンズ44bは、プラスチック製の非球面レンズであり、第2重畳レンズ44において最も強い正の屈折力を有し、重畳レンズとしての主な機能を担う。
第3重畳レンズ45は、第2重畳レンズ44と同様に、第3のレンズ45aと第4のレンズ45bとで構成される。また、両マルチレンズ31,32と第3重畳レンズ45とを経た青色光LBは、第3フィールドレンズ46bを経て、光変調部60の照明領域すなわち液晶表示パネル61bの画像形成領域を均一に重畳照明する。
第3重畳レンズ45のうち第4のレンズ45bは、プラスチック製の非球面レンズであり、第3重畳レンズ45において最も強い正の屈折力を有し、重畳レンズとしての主な機能を担う。
なお、第2及び第4のレンズ44b,45bの大きさは、第1及び第3のレンズ44a,45aの大きさよりも大きくなっている。
赤色用反射ミラー42b,42cは、第1ダイクロイックミラー141aで直交方向に折り返され、第1のレンズ44aや第2のレンズ44bを通過した赤色光LRを、それぞれ再度直交方向に折り返して液晶表示パネル61r側に導く。青色用反射ミラー42d,42eは、第2ダイクロイックミラー141bで直交方向に折り返され、第3のレンズ45aや第4のレンズ45bを通過した青色光LBを、それぞれ再度直交方向に折り返して液晶表示パネル61b側に導く。
色分離導光光学系140の射出側に設けられた各色用の各フィールドレンズ46g,46r,46bは、第2マルチレンズ32から射出され光変調部60に入射する各部分光束が、適当な収束度となるように設けられている。具体的には、図7に示すように、第1光学系OP1上の第1フィールドレンズ46gは、正のパワーを有する凸レンズ、第2及び第3光学系OP2,OP3上の第2フィールドレンズ46r,46bは、負のパワーを有する凹レンズとなっている。
光変調部60において、第1光学系OP1に導かれた緑色光LGは、第1重畳レンズ43と第1フィールドレンズ46gとを介して液晶表示パネル61gの照明領域に入射し液晶表示パネル61g内の画像形成領域を照明する。第2光学系OP2に導かれた赤色光LRは、第1のレンズ44aと赤色用反射ミラー42bと第2のレンズ44bと赤色用反射ミラー42cと第2フィールドレンズ46rとを介して液晶表示パネル61rの照明領域に入射し液晶表示パネル61r内の画像形成領域を照明する。第3光学系OP3に導かれた青色光LBは、第3のレンズ45aと青色用反射ミラー42dと第4のレンズ45bと青色用反射ミラー42eと第3フィールドレンズ46bとを介して液晶表示パネル61bの照明領域に入射し液晶表示パネル61b内の画像形成領域を照明する。
以上説明したプロジェクタ110において、第1光学系OP1より長い光路長の第2及び第3光学系OP2,OP3上にそれぞれ屈折力の弱い第1及び第3のレンズ44a,45aと、屈折力の強い第2及び第4のレンズ44b,45bとを配置することにより、第2及び第3光学系OP2,OP3の光束が、各色光LG,LR,LBが分岐する位置から各液晶表示パネル61r,61bの入射位置までの間に非反転の状態で液晶表示パネル61r,61bを照明することができる。また、各レンズ44a,44b,45a,45bの屈折力の調整により、各光学系OP1,OP2,OP3の相対的な結像状態を予め調整することができ、各液晶表示パネル61g,61r,61bに照射される像の拡大倍率を等しくすることができる。これにより、プロジェクタ10の投射光のホワイトバランスの劣化や色ムラを低減することができる。
また、屈折力が強くサイズが大きい第2及び第4のレンズ44b,45bが非球面を有することにより、それぞれ液晶表示パネル61r,61b上の球面収差を抑えることが可能になる。これにより、レンズサイズに関して余分なマージンを取る必要がなく、明るさを落とさずに非反転光学系である第2及び第3光学系OP2,OP3を実現することができる。
また、第2及び第3光学系OP2,OP3上の液晶表示パネル61r,61bにおいて、セルごとの光束の重なりがよくなるため、他の光学系OP1上の液晶表示パネル61gと周辺照度比をそろえやすくなる。そのため、各液晶表示パネル61g,61r,61b間で照度分布の差がより低減され、プロジェクタ110の色ムラを改善することができる。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
すなわち、上記実施形態では、緑色光LG、赤色光LR、及び青色光LBを、第1光学系OP1、第2光学系OP2、及び第3光学系OP3にそれぞれ導く場合について説明したが、色分離光学系である第1及び第2ダイクロイックミラー41a,41b等の設計変更によって、これらの組み合わせを自在に変更することができる。例えば青色光LBや緑色光LGを長い第3光学系OP3に導くことができる。ただし、投射画像の照明強度を向上させる場合は、緑色光LGを第1光学系OP1に導くことが望ましい。
また、上記実施形態において、照明光の合成にクロスダイクロイックプリズム70を用いたが、クロスダイクロイックミラーを用いてもよい。また、第2実施形態において、照明光の分離にクロスダイクロイックミラー141を用いたが、クロスダイクロイックプリズムを用いてもよい。
また、上記実施形態のプロジェクタ10,110では、光源ランプユニット20のランプ本体21として各色の波長に亘って高輝度の光を射出することができる点で、高圧水銀ランプ等を用いているが、略白色の照明光を得ることができる各種ランプや、LED等の固体発光素子を用いることができる。また、主鏡23として、楕円面に限らず放物面等の各種リフレクタを用いることができる。放物面状の主鏡23を用いた場合、主鏡23の後段に凹レンズ24等を設けることなく、光源ランプユニット20から平行光束を射出させることができる。
また、上記実施形態のプロジェクタ10,110では、分割偏光化光学系30を第1及び第2マルチレンズ31,32と偏光変換装置34とで構成したが、第1及び第2マルチレンズ31,32等についてはこれを省略することができ、或いはこれをロッドインテグレータに置き換えることができる。
また、本発明において、第1重畳レンズ44、第2重畳レンズ44等の位置は、光変調部60の照明領域すなわち各色の液晶表示パネル61g,61r,61bの画像形成領域を均一に重畳照明する位置であればよい。
また、本発明は、投射画像を観察する側から投射するフロント投射型プロジェクタにも、投射画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投射型プロジェクタにも適用可能である。
10,110…プロジェクタ、 20…光源ランプユニット、 30…分割偏光化光学系、 40,140…色分離導光光学系、 41a,141a…第1ダイクロイックミラー、 41b,141b…第2ダイクロイックミラー、 42a…緑色用反射ミラー、 42b,42c…赤色用反射ミラー、 42d,42e…青色用反射ミラー、 43,44,45…重畳レンズ、 46g,46r,46b…フィールドレンズ、 60…光変調部、 61g,61r,61b…液晶表示パネル、 62g,62r,62b…偏光フィルタ、 70…クロスダイクロイックプリズム、 141…クロスダイクロイックミラー、 71,72…誘電体多層膜、 80…投射光学系、 LB…青色光、 LG…緑色光、 LR…赤色光、 OA…システム光軸、 OP1〜OP3…第1〜第3光学系
Claims (11)
- 第1色光、第2色光、及び第3色光を含む光を射出する光源と、
前記第1色光、前記第2色光、及び前記第3色光を分離する色分離導光光学系と、
前記第1色光によって照明される第1光変調装置と、
前記第2色光によって照明される第2光変調装置と、
前記第3色光によって照明される第3光変調装置と、
前記光源から前記第1光変調装置までの間に設けられて前記第1色光を通過させる第1光学系に配置される第1重畳レンズと、
前記光源から前記第2光変調装置までの間に設けられて前記第2色光を通過させる第2光学系に配置される第2重畳レンズと、
を備え、
前記第2光学系の長さは、前記第1光学系の長さよりも長く、
前記第2光学系の前記第2光変調装置の位置における照度分布と、前記第1光学系の前記第1光変調装置の位置における照度分布とは、画像合成後を基準として共通し、
前記第2重畳レンズを構成する少なくとも1つのレンズのうち最も強い屈折力を有するレンズが非球面レンズである、プロジェクタ。 - 第1色光、第2色光、及び第3色光を含む光を射出する光源と、
前記第1色光、前記第2色光、及び前記第3色光を分離する色分離導光光学系と、
前記第1色光によって照明される第1光変調装置と、
前記第2色光によって照明される第2光変調装置と、
前記第3色光によって照明される第3光変調装置と、
前記光源から前記第1光変調装置までの間に設けられて前記第1色光を通過させる第1光学系に配置される第1重畳レンズと、
前記光源から前記第2光変調装置までの間に設けられて前記第2色光を通過させる第2光学系に配置される第2重畳レンズと、
を備え、
前記第2光学系の長さは、前記第1光学系の長さよりも長く、
前記第2光学系に導かれた前記第2色光は、前記第1色光と前記第2色光とが分岐する位置から前記第2光変調装置の入射位置までの間に非反転の状態で前記第2光変調装置を照明し、
前記第2重畳レンズを構成する少なくとも1つのレンズのうち最も強い屈折力を有するレンズが非球面レンズである、プロジェクタ。 - 前記第2重畳レンズは、前段側の第1のレンズと後段側の第2のレンズとで構成され、
前記第2のレンズは、前記第1のレンズよりも強い屈折力を有する、請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載のプロジェクタ。 - 前記光源から前記第3光変調装置までの間に前記第3色光を通過させる第3光学系が設けられている、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。
- 前記第1重畳レンズは、前記第1光学系に配置されつつ、前記第3光学系に配置され、前記第1光学系の長さと前記第3光学系の長さとは等しい、請求項4に記載のプロジェクタ。
- 前記第1重畳レンズ及び前記第2重畳レンズの光路上の前段に前記第2光学系を他の光学系から分岐するための第1分岐ミラーを有し、前記第1重畳レンズの光路上の後段に前記第1光学系及び前記第3光学系を分岐するための第2分岐ミラーを有する、請求項4及び請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
- 前記第1光学系、前記第2光学系、及び前記第3光学系の光束を合成するクロスプリズムをさらに備え、
前記第1光学系は前記クロスプリズムを直進し、前記第2光学系及び前記第3光学系は前記クロスプリズムで反射される、請求項4から請求項6までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。 - 前記第1光学系は、前記第1光変調装置の前段に第1重畳レンズと第1フィールドレンズとを有し、
前記第2光学系は、前記第2光変調装置の前段に前記第2重畳レンズとしての第1のレンズ及び第2のレンズと、第2フィールドレンズとを有し、
前記第3光学系は、前記第3光変調装置の前段に第1重畳レンズと第3フィールドレンズとを有する、請求項4から請求項7までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。 - 前記第2色光は、赤色光である、請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。
- 前記非球面レンズは、プラスチックで形成される、請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。
- 前記第1光学系と前記第2光学系とが分岐する前の位置に配置される2つのレンズアレイをさらに備え、
前記第1重畳レンズ及び前記第2重畳レンズとは、前記2つのレンズアレイの後段に配置される、請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。
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2008
- 2008-09-25 JP JP2008245399A patent/JP2010078760A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20111206 |