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JP2010073757A - 半導体レーザ素子の製造方法および半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子の製造方法および半導体レーザ素子 Download PDF

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JP2010073757A JP2008237030A JP2008237030A JP2010073757A JP 2010073757 A JP2010073757 A JP 2010073757A JP 2008237030 A JP2008237030 A JP 2008237030A JP 2008237030 A JP2008237030 A JP 2008237030A JP 2010073757 A JP2010073757 A JP 2010073757A
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Yasushi Oki
泰 大木
Takeshi Yukitani
武 行谷
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Abstract

【課題】素子の端面からの酸化をより確実かつ容易に防止することができる半導体レーザ素子の製造方法および半導体レーザ素子を提供すること。
【解決手段】端面からレーザ光を出射する半導体レーザ素子を準備する準備工程と、前記半導体レーザ素子の前記端面上にアルミニウムまたはケイ素からなる下地膜を形成する下地膜形成工程と、前記下地膜に窒素プラズマを照射して窒化下地膜を形成する窒化工程と、前記窒化下地膜上に誘電体膜を形成する誘電体膜形成工程と、を含む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、端面からレーザ光を出射する半導体レーザ素子の製造方法および半導体レーザ素子に関するものである。
従来、端面からレーザ光を出射する半導体レーザ素子の該端面には、反射率の調整などのために、酸化ケイ素や酸化アルミニウムなどの酸化物の誘電体からなる誘電体膜が形成されている。しかしながら、該端面に酸化物の誘電体膜を形成すると、該端面の半導体が酸化しやすいという問題がある。端面部分が酸化すると非発光再結合中心の増加、端面温度上昇というプロセスを経て、半導体レーザ素子にダメージを生じせしめ、このダメージにより半導体レーザ素子の信頼性を低下させる場合がある。このような素子の信頼性の低下を防止する技術として、アルミニウムに対する酸素の組成比が比較的小さい酸化アルミニウムからなる誘電体膜を用いる技術が開示されている(特許文献1、2参照)。
このような半導体レーザ素子端面の酸化は、アルミニウムを構成物質として含む半導体においてとりわけ著しい。このようなアルミニウムを構成元素として含む半導体レーザ素子としては、例として、AlGaNを層構造中に含む窒化物半導体レーザ素子や、AlGaAsやAlGaInPなどを層構造中に含み、GaAsを基板として用いるGaAs系半導体レーザ素子などがある。また、AlGaAsを半導体レーザ素子の層構造中に含む例としては、InGaAsを量子井戸層に用いた980nm帯レーザ素子(発振波長:おおよそ920〜1070nm)やAlGaAsを量子井戸層に用いた780nm帯レーザ素子がある。また、AlGaInPを半導体レーザ素子の層構造中に含む例としては、650nm帯レーザがある。なお、窒化物半導体を量子井戸構造に含む半導体レーザ素子の発振波長域は、青色〜紫外である。
一方、端面の酸化による素子の信頼性の低下を防止する技術として、酸化物からなる誘電体膜に換えて窒化物である窒化ケイ素からなる誘電体膜を用いる技術が開示されている。この技術は、酸素を含まない膜を用いるため、端面が酸化する問題をより確実に防止できるので好ましい。ここで、窒化ケイ素膜は、半導体表面に対する応力が酸化ケイ素膜よりも数倍〜数十倍大きいため、特に膜厚が厚くなると、膜の剥離や半導体表面の割れや剥離の発生のおそれがあり、これによって信頼性が低下するおそれがあるとされている。このため、特許文献3では、誘電体膜の構造を端面側から多孔質膜と緻密膜との2層構造とし、端面に対する応力の影響を低下させている。
特開2005−175111号公報 特開2008−60472号公報 特許第3774503号公報
しかしながら、特許文献3に開示される技術を用いる場合は、膜形成の工程が複雑になるとともに、厚さが2〜30nmと薄い窒化ケイ素膜を、さらに互いに膜質が異なる層の2層構造とするため、膜厚や膜質(どれくらい多孔質であるか、またはどれくらい緻密であるか)の制御性、再現性を維持することも困難になると予想される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、素子の端面からの酸化をより確実かつ容易に防止することができる半導体レーザ素子の製造方法および半導体レーザ素子を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法は、端面からレーザ光を出射する半導体レーザ素子を準備する準備工程と、前記半導体レーザ素子の前記端面上にアルミニウムまたはケイ素からなる下地膜を形成する下地膜形成工程と、前記下地膜に窒素プラズマを照射して窒化下地膜を形成する窒化工程と、前記窒化下地膜上に誘電体膜を形成する誘電体膜形成工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法は、上記発明において、前記下地膜形成工程において、30nm以下の厚さに前記下地膜を形成することを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法は、上記発明において、前記誘電体膜形成工程において、アルミニウムまたはケイ素の窒化物または酸化物からなる前記誘電体膜を形成することを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法は、上記発明において、前記下地膜形成工程において、微量の窒素を混入させながら前記下地膜を形成することを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ素子は、端面からレーザ光を出射する半導体レーザ素子であって、前記端面上に形成された誘電体膜と、前記端面と前記誘電体膜との間に介在し、アルミニウムまたはケイ素の窒化物からなり、窒素の組成比が前記誘電体膜側から前記端面側に向かって減少している窒化下地膜と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ素子は、上記発明において、前記窒化下地膜は、30nm以下の厚さを有することを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ素子は、上記発明において、前記誘電体膜は、アルミニウムまたはケイ素の窒化物または酸化物からなることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ素子は、上記発明において、前記誘電体膜は、アルミニウムまたはケイ素の窒化物からなり、前記窒化下地膜の窒素のアルミニウムまたはケイ素に対する組成比は、該誘電体膜の窒素のアルミニウムまたはケイ素に対する組成比以下であることを特徴とする。
本発明によれば、半導体レーザ素子端面の酸化をより確実かつ容易に防止することができるという効果を奏する。
以下に、図面を参照して本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法および半導体レーザ素子の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
はじめに、本発明の実施の形態1について説明する。本実施の形態1に係る半導体レーザ素子は、基板としてGaAsを用いた半導体レーザ素子であって、波長980nm帯のレーザ光を発振するものである。
図1は、本実施の形態1に係る半導体レーザ素子の構造を模式的に示したもので、レーザの共振器方向に対して垂直な面の断面図である。なお、図1では、その構造の一部領域をさらに拡大して示している。また、図2は、図1に示す半導体レーザ素子100をX−X線に沿って切断した側断面図である。図1、2に示す半導体レーザ素子100は、特許文献である特開2003−332680号公報に開示される半導体レーザ素子と同様の積層構造を有するとともに、図2の紙面左右方向である長手方向においては、所定の反射率を有する多層膜9、10によるファブリ・ペロー型の構造を有する。ここで、ファブリ・ペロー共振器の共振器長は、800〜4000μm程度である。具体的には、この半導体レーザ素子100は、図1、2に示すように、例えばn−GaAsからなる基板1の上に、n−GaAsからなる下部クラッド層2Aが形成され、さらにその上に、後述する層構造Dが形成されている。そして、その層構造Dの上にp−AlGaAsからなる上部クラッド層2B、p−GaAsからなるコンタクト層3が順次形成され、基板1の裏面にはn型電極4Aが、コンタクト層3の上にはp型電極4Bがそれぞれ形成されている。
上記した層構造Dは、非特許文献である機能材料vol.17,No.8,pp26-33(1997年、8月号)において、完全分離閉じ込め構造(Decoupled Confinement Heterostructure:DCH構造)として提案されている層構造である。すなわち、層構造Dは、量子井戸構造の活性層5を有し、活性層5は、InGaAsで形成される2つの井戸層5A1、5A2と、AlGaAsで形成されるとともに各井戸層の両側に配置される3つの障壁層5B0、5B1、5B2とで構成される(図1の拡大部参照)。
そして、活性層5の最下層に位置している障壁層5B1の外側には、他の層に比べてそのバンドギャップエネルギーが大きなn−AlGaAsで形成された下部キャリアブロッキング層6Aが配置され、同様に、活性層5の最上層に位置している障壁層5B2の外側には、他の層に比べてそのバンドギャップエネルギーが大きなp−AlGaAsで形成された上部キャリアブロッキング層6Bが配置される。さらに、下部キャリアブロッキング層6Aの外側には、n−GaAsからなる下部光閉じ込め層7Aが配置され、上部キャリアブロッキング層6Bの外側には、p−GaAsからなる上部光閉じ込め層7Bが配置されている。また、上部光閉じ込め層7Bの中(図では厚みの中間の位置)には、n−AlGaAsで形成された電流ブロッキング層8が配置されている。
また、図2に示すように、半導体レーザ素子100の活性層5の端面を含む端面S1、S2上には、それぞれ所定の反射率を有する多層膜9、10が形成されている。多層膜9は、端面S1上に形成された窒化アルミニウムからなる窒化下地膜9Aと、窒化下地膜9A上に形成された窒化アルミニウムからなる誘電体膜9Bとを有する。また、多層膜10は、端面S2上に形成された窒化アルミニウムからなる窒化下地膜10Aと、窒化下地膜10A上に形成された誘電体膜10Bとを有する。
ここで、誘電体膜9Bは、その屈折率に応じて膜厚が調整され、出射すべきレーザ光の波長における反射率がたとえば0.1〜5%、更に好ましくは、0.5〜2%程度となるように調整されている。窒化アルミニウムの屈折率は2.07〜2.09程度であり、980nm帯レーザ素子の場合、誘電体膜9Bの膜厚は95〜155nm程度と比較的厚くなる。このように厚い窒化アルミニウムの誘電体膜の場合、端面S1上に直接形成すると、半導体と窒化アルミニウムの応力差によって膜の剥離が発生する場合があった。なお、本実施の形態1の誘電体膜の屈折率は、エリプソメータを用いて測定して、その膜厚を決定した。また、窒化アルミニウムの屈折率は、アルミニウムと窒素の組成比によって連続的に変化し、アルミニウムの組成比が高い方が屈折率は高くなる。
一方、この半導体レーザ素子100においては、窒化下地膜9Aが、端面S1と誘電体膜9Bと間に介在しているとともに、この窒化下地膜9Aは、アルミニウムに対する窒素の組成比が誘電体膜9B側から端面S1側に向かって減少している。その結果、誘電体膜9Bの剥離が防止される。この理由は、正確には解明していないが、窒化下地膜9Aの介在による応力緩和、密着性の向上などが考えられる。このような膜の構造は、後述するような方法によって簡易に実現できるものである。
一方、誘電体膜10Bは、その屈折率に応じて膜厚が調整され、出射すべきレーザ光の波長における反射率がたとえば80%以上、更に好ましくは90%以上の反射率となるように調整されている。
ここで、誘電体膜の反射率を80%以上とするためには、通常、誘電体膜10Bを多層膜とする必要がある。また、窒化下地膜10Aと接する部分は、窒化アルミニウムで構成されることが好ましい。具体的には、窒化アルミニウムを成膜後、例えば、アモルファスシリコン(a−Si)とSiOによって多層膜を形成し、所望の反射率を得るような構造とする。なお、ここで、前記窒化下地膜10Aと接する窒化アルミニウムの膜厚は、誘電体膜9Bと同じ(レーザ光の波長が980nm帯の場合、95〜155nm程度)とする。この場合、a−SiとSiOによって形成された多層膜である誘電体膜10Bの総膜厚は、700nm程度となる。
なお、誘電体膜10Bの総膜厚は、構成する誘電体の種類や所望の反射率によって異なるがおおよそ400〜900nm程度である。端面S2上に成膜される誘電体膜の総膜厚は端面S1側の誘電体膜の総膜厚よりも厚いので、応力の影響もより顕著となり、誘電体膜はより剥がれやすくなるが、このような場合であっても、本願発明のように窒化下地膜10Aを存在させることにより誘電体膜の剥がれは抑制される。
また、窒化アルミニウムとその後に成膜される多層膜は、別々の成膜装置を用いて成膜してもよい。
さらに、窒化下地膜10Aと接する部分の窒化アルミニウムの膜厚は、誘電体膜9Bと同じにすると製造上簡便である。しかし、特性面からは必ずしも両者の膜厚を同じとする必要はなく、窒化下地膜10Aと接する部分の窒化アルミニウムの膜厚は、誘電体膜9Bよりも厚くても薄くてもよい。しかしながら、その厚さは、信頼性確保、端面保護のためには5nm〜30nm程度は必要であり、また、膜剥がれが生じないようにするために、厚すぎないこと、例えば200nm以下とすることが好ましい。なお、いずれの場合も、反射率はその後に成膜される多層膜の屈折率に応じて膜厚を調整することにより調整される。
上述した誘電体膜と同じ成膜条件でGaAs基板上に成膜した誘電体膜のサンプルをオージェ電子分光(AES:Auger Electron Spectroscopy)によって分析を行った。ここで、AESの分析は、スパッタリングを行いながら深さ方向の信号を測定することで行った。その結果、誘電体膜9Bに対応する部分の窒化アルミニウムは、アルミニウムと窒素との組成比が、Al:N=1.3:1程度であった。一方、窒化下地膜9A、10Aに対応する部分の窒化アルミニウムは、アルミニウムと窒素との組成比が、9B、10B側では、9B、10Bと同様にAl:N=1.3:1程度であったが、S1、S2側に近づくに従ってAl:N=2〜3:1程度となり、窒素の組成比が誘電体膜9B、10Bよりも小さくなっていた。さらに、9B、10B側から5nm程度の位置までは、窒素プラズマ処理の効果により、深さ方向にわたってほぼ同じ組成比であった。
言い換えると、実施の形態1の多層膜では、プラズマを照射した表面から5nm程度の深さまでは、アルミニウムが誘電体の窒化アルミニウムに近い窒素組成比の窒化アルミニウムに変化し、それよりも表面から離れた深いところでは、誘電体の窒化アルミニウムよりも窒素組成比が低い窒化アルミニウムとなっていることが分かった。
また、窒素プラズマ処理の時間を5分、10分、20分と変化させて、同様のサンプルを作製し、AES分析を行ったところ、窒素とアルミニウムの組成比の深さ依存性は、どのサンプルでもほぼ一致した。以上のことから、窒素プラズマ処理の時間は、5分程度で十分であると言える。
また、窒化下地膜9A、10Aは、膜厚が厚すぎると窒素プラズマ処理の効果がいきわたらない部分が多くなるので好ましくない。よって、窒化下地膜9A、10Aの膜厚は、30nm以下が好ましい。また、薄すぎると酸化防止効果や膜剥がれ防止効果、端面保護効果が弱くなり、成膜時の制御性も悪くなるので、3nm以上であることが好ましく、3nm〜10nmであれば更に好ましい。
ここで、この半導体レーザ素子100は以下に説明するように動作する。まず、n型電極4Aとp型電極4Bとの間に電圧を印加し、活性層5にキャリアを注入する。p型電極4Bから注入された電流は、電流ブロッキング層8によりその経路が狭窄され、活性層5へ高効率に注入される。活性層5に注入されたキャリアは、井戸層5A1、5A2において再結合し、980nm帯の波長の光を発生する。発生した光は、半導体レーザ素子100内を導波するとともに、多層膜9、10が構成する光共振器によってレーザ発振する。その結果、レーザ光は、多層膜9側、多層膜10側の両方から出射するが、反射率との関係で、低反射率である多層膜9側からより強度の大きいレーザ光Lが出射する。本実施例では、多層膜9側、多層膜10側の双方に本願発明の端面構造を採用したが、強度の大きいレーザ光Lが出射する多層膜9側のみに本願発明の端面構造を採用してもよい。
ここで、端面に形成された下地膜に窒素プラズマ処理を行わないアルミニウムを用いることも考えられるが、アルミニウムは導電性であるため、例えば、図2の半導体レーザ素子構造の場合、前記下地層に電流が流れて4B→9A→4Aという電流経路が形成され、流れるべきではない箇所に電流が流れてしまう問題が生じる。このような電流はリーク成分であり、活性層5に高効率に電流注入することができなくなるため、好ましくない。なお、窒素プラズマ処理を行わないアルミニウムを用いた下地膜であっても膜厚を薄くすれば電気抵抗が高くなるため、該下地膜を介して流れるリーク電流値は小さくなるが、薄いと酸化防止効果や膜剥がれ防止効果が弱くなる。これらの点について鑑みても、本発明による下地膜は、アルミニウムを窒素プラズマ処理しているため、酸化防止効果や膜剥がれ防止効果を有するとともに、膜自体の抵抗率が高くなり、窒化下地膜9A、10Aを介して電流が流れてしまうことがなく、好適である。
また、この層構造Dにおいては、活性層5に注入されたキャリアは、両側に位置するキャリアブロッキング層6A、6Bの高いバンドギャップによって外側に拡散することなく効率よく活性層5の中に閉じ込められてレーザ発振に寄与する。そして、半導体レーザ素子100内においては、レーザ光は、全体としてこのDCH構造に閉じ込められて導波していく。すなわち、このDCH構造において、キャリアブロッキング層6A、6Bの両側に位置する光閉じ込め層7A、7Bは、光導波層としても機能する。
以上説明したように、本実施の形態1に係る半導体レーザ素子100は、多層膜9、10において、窒化下地膜9A、10Aを備えることによって、誘電体膜9B、10Bの剥離が防止される。この多層膜9、10の半導体端面S1,S2と接する部分は、窒化物であるとともに、簡易に実現が可能な構造である。その結果、この半導体レーザ素子100は、酸化がより確実かつ容易に防止された半導体レーザ素子となる。
(製造方法の一例)
つぎに、半導体レーザ素子100の製造方法の一例について説明する。図3は、半導体レーザ素子100の製造方法の一例の一部を示すフロー図である。図3に示すように、この製造方法は、半導体レーザ素子の準備工程(ステップS101)と、下地膜であるアルミニウム(Al)膜を形成するAl膜(下地膜)形成工程(ステップS102)と、ステップS102において形成したAl膜に窒素プラズマを照射するAl膜窒化工程(ステップS103)と、誘電体膜である窒化アルミニウム(AlN)膜を形成するAlN膜(誘電体膜)形成工程(ステップS104)とを含んでいる。以下、各工程について具体的に説明する。
はじめに、ステップS101の半導体レーザ素子の準備については、有機金属気相成長(Metal Organic Chemical Vapor Deposition、MOCVD)法等の公知の方法で、基板1上に下部クラッド層2Aからコンタクト層3までを順次形成する。なお、上部光閉じ込め層7Bと電流ブロッキング層8とについては、上部光閉じ込め層7Bを途中まで形成し、その上にn−AlGaAs層を形成し、フォトリソグラフィ技術とエッチングとを用いてこのn−AlGaAs層の一部をストライブ状に除去して電流ブロッキング層8とし、その後上部光閉じ込め層7Bの残りの部分を形成する。その後、蒸着法等によって、コンタクト層3上にp型電極4Bを形成し、基板1の裏面にn型電極4Aを形成した後に、基板1をへき開し、バー状の半導体レーザ素子を形成する。
つぎに、ステップS102〜S104の工程について説明するが、以下では、電子サイクロトロン共鳴(Electron Cyclotron Resonance:ECR)スパッタ法を用いる場合について説明する。図4は、ECRスパッタ法を行なうスパッタ装置の一例の模式図である。このスパッタ装置200は、ガス供給口201aおよびガス排気口201bを有する真空チャンバ201と、真空チャンバ201内に設けられた載置台202と、アルミニウムからなるターゲット203と、ターゲット203に接続した高周波(Radio Frequency、RF)電源204と、真空チャンバ201に導波管201cを介して接続したマイクロ波電源205と、マイクロ波電源205とターゲット203との間に真空チャンバ201の外周を取り囲むように配置された磁場コイル206とを備えている。
以下、このスパッタ装置200を用いて、ステップS102〜S104の工程を行なうが、これに先立ち、以下のクリーニング工程を行ってもよい。ここで、クリーニング工程とは、膜を形成すべき半導体レーザ素子の端面にプラズマを照射して端面をわずかにスパッタリングし、端面を清浄な状態にする工程である。
図5は、クリーニング工程を説明する説明図である。図5に示すように、このクリーニング工程では、はじめに、載置台202にステップS101で準備したバー状の半導体レーザ素子(以下、バー状素子と略記する)300を、その端面S3を表側にして載置する。なお、端面S3は、図2の端面S1に対応する面である。つぎに、真空チャンバ201のガス供給口201aからアルゴンガスからなるガスG1を供給し、ガス排気口201bから排気しながら、マイクロ波電源205からマイクロ波W1を発生させるとともに磁場コイル206から磁場を発生させる。すると、電子サイクロトロン共鳴によりガスG1からプラズマP1が生成する。ここで、このクリーニング工程は、ターゲット203に電圧を印加しない状態で行う。生成したプラズマP1は、バー状素子300の端面S3に照射され、端面S3がわずかにスパッタリングされてクリーニングされる。なお、クリーニング工程の条件は、たとえば、ガスG1としてアルゴンガスを10sccmの流量で供給し、マイクロ波W1のパワーを500Wとし、クリーニング時間は1分間程度とする。
つぎに、ステップS102のAl膜形成工程について説明する。図6は、Al膜形成工程を説明する説明図である。図6に示すように、このAl膜形成工程では、はじめに、クリーニング工程と同様に、載置台202にバー状素子300を、その端面S3を表側にして載置する。つぎに、真空チャンバ201のガス供給口201aからアルゴンガス等のガスG2を供給し、ガス排気口201bから排気しながら、マイクロ波電源205からマイクロ波W2を発生させるとともに磁場コイル206から磁場を発生させる。すると、ガスG2からプラズマP2が生成する。ここで、RF電源204によりターゲット203にRFバイアス電圧を印加しておくと、ターゲット203がプラズマP2によりスパッタリングされ、アルミニウムの粒子PA1が飛散して端面S3に到達し、下地膜であるAl膜301が形成される。
なお、このAl膜形成工程において、微量の窒素を混入させながらAl膜を形成すると、Al膜の膜質が向上するので更に好ましい。微量の窒素を混入させながらAl膜を形成する方法としては、たとえば、ガスG2としてアルゴンと窒素との混合比が20:1〜30:1程度の混合ガスを用いればよい。
つぎに、ステップS103のAl膜窒化工程について説明する。図7は、Al膜窒化工程を説明する説明図である。図7に示すように、このAl膜窒化工程では、真空チャンバ201のガス供給口201aから窒素ガスからなるガスG3を供給し、ガス排気口201bから排気しながら、マイクロ波電源205からマイクロ波W3を発生させるとともに磁場コイル206から磁場を発生させる。すると、ガスG3からプラズマP3が生成する。ここで、このAl膜窒化工程は、ターゲット203に電圧を印加しない状態で行う。生成したプラズマP3は、バー状素子300の端面S3に形成されたAl膜301に照射される。その結果、Al膜301は窒素プラズマによりAlN膜302となる。このAlN膜302は、最終的には図2における窒化下地膜9Aとなるものである。このとき、Al膜301は、その表面から窒化されるため、AlN膜302における窒素の組成比は、表面側から端面S3側に向かって減少するようになっている。
つぎに、ステップS104のAlN膜形成工程について説明する。図8は、AlN膜形成工程を説明する説明図である。図8に示すように、このAlN膜形成工程では、真空チャンバ201のガス供給口201aから窒素ガス、アルゴンガスからなるガスG4を供給し、ガス排気口201bから排気しながら、マイクロ波電源205からマイクロ波W4を発生させるとともに磁場コイル206から磁場を発生させる。すると、ガスG4からプラズマP4が生成する。ここで、RF電源204によりターゲット203にRFバイアス電圧を印加しておくと、ターゲット203がプラズマP4によりスパッタリングされ、アルミニウムの粒子PA2が飛散してプラズマP4とともにAlN膜302上に到達し、AlN膜303が形成される。このAlN膜303は、最終的には図2における誘電体膜9Bとなるものである。
つぎに、バー状素子300の端面S3の反対側の端面にもステップS102〜S104の工程と同様の工程により窒化下地膜10AとなるべきAlN膜、および誘電体膜10Bの最下層となるべきAlN膜を形成する。その後、SiOなどによる多層膜を成膜する。その後、バー状素子300を各素子に分離し、半導体レーザ素子100が完成する。上記のステップS102〜S104の工程は、公知のスパッタ装置200を用いて容易に実現できるため、上記製造方法によれば、半導体レーザ素子100の端面からの酸化を容易に防止することができる。
(実施例1、2、比較例1〜3)
本発明の実施例1、2として、上述した製造方法に従い、図1、2に示す半導体レーザ素子と同様の端面構造をGaAs平面基板上に厚さ200nmの多層膜構造を形成し、膜剥がれが生じない条件を確認した。また、比較例1〜3として、上述した製造方法においてステップS102、S103を行わず、ステップS104によりバー状素子に相当する端面に直接AlN膜を形成するようにして厚さ200nmの多層膜構造を形成し、膜剥がれが生じない条件を確認した。
図9は、各実施例、比較例における膜形成の条件を示す図である。図9に示すように、実施例1の場合は、Al膜形成工程において、プラズマ発生用のガスをアルゴン(Ar)ガスと窒素(N)ガスの混合ガスとし、その流量をそれぞれ20sccm、1sccmとした。また、図9において、「μ波/RF」とは、マイクロ波とターゲットのRFバイアスとのパワーを示しており、Al膜形成工程においてそれぞれ500Wとした。また、膜厚が5nmのAl膜を形成した。また、Al膜窒化工程における窒素プラズマ照射については、プラズマ発生用のガスをNガスとし、その流量を20sccmとし、マイクロ波のパワーを500Wとし、5分間のプラズマ照射を行なった。また、AlN膜形成工程については、プラズマ発生用のガスをArガスとNガスとの混合ガスとし、その流量をそれぞれ20sccm、4.5sccmとし、マイクロ波/RFバイアスのパワーを500W/500Wとし、膜厚200nmのAlN膜を形成した。その結果、実施例1においては、200nmと十分に厚いAlN膜を形成しても、AlN膜の剥離は発生しなかった。従って、図9においては、結果の項目を「○」としている。
また、半導体レーザ素子を実際に使用するときには、通常、銅(Cu)や窒化アルミニウム(AlN)などのヒートシンクに半導体レーザをマウントする。その際、半田を使って半導体レーザをヒートシンクに固定するのが一般的である。半田材として金錫(AuSn)を使用した場合、その融点は280℃以上であるので、融点以上の温度に加熱して固定する。誘電体膜の密着性が悪いと、半田固定時の熱の影響で膜剥れを生じることがある。
そこで、本実施の形態では、350℃に加熱したホットプレートの上でサンプルを1分間加熱し、その後 光学顕微鏡を用いた目視観察によって膜剥がれの有無を判断した。
また、実施例2では、図9に示すように、実施例1とほぼ同じ条件であるが、プラズマ発生用のガスをアルゴン(Ar)ガスとし、その流量を20sccmとし、プラズマ照射時間を10分間とした点において、実施例1と異なる条件とした。その結果、実施例2においても、十分に厚いAlN膜を形成してもその剥離は発生しなかった。
一方、比較例1では、実施例1、2と同じ条件で膜厚30nmと薄いAlN膜を形成した。その結果、AlN膜の剥離は発生しなかった。
また、比較例2、3では、比較例1と同じ条件でそれぞれ膜厚50、200nmのAlN膜を形成した。その結果、比較例2、3のいずれもAlN膜の剥離が発生した。従って、比較例2、3のいずれも結果の項目を「×」としている。従って従来技術では、30nm程度までしかAlN膜を成膜できないことが分かる。AlN膜の好適な膜厚は、上述したように95〜155nm程度であるので、比較例ではその膜厚は十分でない。これに対して本発明の端面構造を用いれば、200nmという好適な膜厚以上に厚い膜厚を膜剥がれなく成膜することができるため、製造ばらつきなどにたいしても問題は生じない。
(製造方法の別の一例)
つぎに、図1、2に示す半導体レーザ素子100の製造方法の別の一例として、クリーニング工程を用いてAl膜を形成する工程を含む製造方法について説明する。図10は、図1、2に示す半導体レーザ素子100の製造方法の別の一例の一部を示すフロー図である。この製造方法では、半導体レーザ素子の準備工程(ステップS201)と、下地膜であるAl膜を形成するクリーニング工程(ステップS202)と、ステップS202において形成したAl膜を窒化するAl膜窒化工程(ステップS203)と、ステップS203において形成したAlN膜上にさらにAlN膜を形成するAlN膜形成工程(ステップS204)とを含む。
ステップS201、S203、S204の各工程については、図3に示す対応する各ステップS101、S103、S104の各工程と同様の工程とすることができる。以下、ステップS202のクリーニング工程について、図5を参照して説明する。
すなわち、ステップS202のクリーニング工程においては、はじめに、スパッタ装置200の載置台202にステップS201で準備したバー状素子300を、その端面S3を表側にして載置する。つぎに、真空チャンバ201のガス供給口201aからアルゴンガス等の不活性ガス(クリーニング工程で用いられる不活性ガスは、通常、アルゴンガス、窒素ガス、またはこれらの混合ガス等である。)からなるガスG1を供給し、ガス排気口201bから排気しながら、マイクロ波電源205からマイクロ波W1を発生させるとともに磁場コイル206から磁場を発生させ、ガスG1からプラズマP1を生成させる。ここで、このクリーニング工程は、ターゲット203に電圧を印加しない状態で行うが、ターゲット203はプラズマP1によりわずかにスパッタリングされるため、アルミニウムの粒子がバー状素子300の端面S3に到達し、下地膜であるAl膜301を形成することができる。
したがって、この製造方法によれば、端面S3のクリーニングと下地膜としてのAl膜形成とを1つの工程で行うので、工程の簡略化、工程時間の短縮化が可能となる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2に係る半導体レーザ素子は、実施の形態1に係る半導体レーザ素子の窒化アルミニウムからなる誘電体膜上に、さらに酸化アルミニウムからなる誘電体膜を形成したものである。
図11は、本実施の形態2に係る半導体レーザ素子の模式的な側断面図である。この半導体レーザ素子1001は、図1、2に示す半導体レーザ素子100において、多層膜9、10をそれぞれ多層膜91、101に置き換えた構造をしている。多層膜91は、多層膜9が備えるものと同様の窒化下地膜9Aおよび誘電体膜9Bに加え、誘電体膜9B上に形成された酸化アルミニウムからなる誘電体膜9Cとを備える。一方、多層膜101は、多層膜10が備えるものと同様の窒化下地膜10A及び誘電体膜10Bに加え、誘電体膜10B上に形成された酸化アルミニウム、a−Si、SiOからなる誘電体膜10Cとを備える。なお、誘電体膜9B、9C、10B、10Cの厚さについては、レーザ光Lに対して所望の反射率を実現するように、誘電体膜9B、9Cの合計の厚さ、誘電体膜10B、10Cの合計の厚さがそれぞれ調整されている。例えば、窒化下地膜9A:5nm、誘電体膜9B:5nm、誘電体膜9C:120nmなどとすることができる。また、図2の場合と同様に、端面S1側のみに本願発明の端面構造を採用してもよい。
この半導体レーザ素子1001においては、窒化アルミニウムからなる誘電体膜9B、10Bは、その表面がそれぞれ酸化アルミニウム膜9C、10Cにより覆われているため、誘電体膜9B、10Bが大気に晒されて経年劣化してしまうことが防止される。したがって、この半導体レーザ素子1001は、素子の酸化がより確実かつ容易に防止されるとともに、より長期にわたってその光学特性および信頼性が維持されるものとなる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3に係る半導体レーザ素子は、実施の形態1に係る半導体レーザ素子の窒化アルミニウムからなる誘電体膜を酸化アルミニウムからなる膜に置き換えものである。
図12は、本実施の形態3に係る半導体レーザ素子の模式的な側断面図である。この半導体レーザ素子1002は、図1、2に示す半導体レーザ素子100において、多層膜9、10をそれぞれ多層膜92、102に置き換えた構造をしている。多層膜92は、多層膜9において、窒化アルミニウムからなる誘電体膜9Bを酸化アルミニウムからなる誘電体膜9Cに置き換えた構成を備える。一方、多層膜102は、多層膜10において、窒化アルミニウムからなる誘電体膜10Bを酸化アルミニウムからなる誘電体膜10Cに置き換えた構成を備える。なお、誘電体膜9C、10Cの厚さについては、レーザ光Lに対して所望の反射率を実現するようにそれぞれ調整されている。例えば、窒化下地膜9A:5nm、誘電体膜9C:130nmなどとすることができる。
この半導体レーザ素子1002においては、端面S1、S2と誘電体膜9C、10Cとの間にそれぞれ窒化下地膜9A、10Aが介在している。また、酸化アルミニウム膜9C、10Cによって、窒化下地膜9A、10Aの経年劣化が防止される。したがって、この半導体レーザ素子1002は、素子の酸化がより確実かつ容易に防止されるとともに、より長期にわたってその光学特性および信頼性が維持されるものとなる。
なお、上記実施の形態では、膜の構成材料としてアルミニウムを用いたが、アルミニウムに換えてケイ素(Si)を用いてもよい。すなわち、上記実施の形態におけるアルミニウム、窒化アルミニウム、または酸化アルミニウムからなる膜は、それぞれケイ素、窒化ケイ素、または酸化ケイ素からなる膜に、適宜に置き換えることができる。また、これらのケイ素を含む膜は、上記のスパッタ装置200において、ターゲット203をケイ素からなるターゲットに置き換えることで容易に形成できる。
また、上記実施の形態においては、積層構造が特開2003−332680号公報に開示される積層構造の半導体レーザ素子を用いたが、積層構造については特に限定はされない。また、用いる半導体材料についても、GaAs系のものに限定されず、InP系、GaN系などの他の半導体材料を用いた半導体レーザ素子についても適用できる。
また、上記実施の形態においては、膜の形成法としてECRスパッタ法を用いたが、他のスパッタ法、蒸着法などの薄膜形成方法を用いることができる。
実施の形態1に係る半導体レーザ素子の構造を模式的に示した断面図である。 図1に示す半導体レーザ素子をX−X線に沿って切断した側断面図である。 図1、2に示す半導体レーザ素子の製造方法の一例の一部を示すフロー図である。 ECRスパッタ法を行なうスパッタ装置の一例の模式図である。 クリーニング工程を説明する説明図である。 Al膜形成工程を説明する説明図である。 Al膜窒化工程を説明する説明図である。 AlN膜形成工程を説明する説明図である。 各実施例、比較例における膜形成の条件を示す図である。 図1、2に示す半導体レーザ素子の製造方法の別の一例の一部を示すフロー図である。 実施の形態2に係る半導体レーザ素子の模式的な側断面図である。 実施の形態3に係る半導体レーザ素子の模式的な側断面図である。
符号の説明
1 基板
2A 下部クラッド層
2B 上部クラッド層
3 コンタクト層
4A n型電極
4B p型電極
5 活性層
5A1、5A2 井戸層
5B0、5B1、5B2 障壁層
6A 下部キャリアブロッキング層
6B 上部キャリアブロッキング層
7A 下部光閉じ込め層
7B 上部光閉じ込め層
8 電流ブロッキング層
9、10、91、92、101、102 多層膜
9A、10A 窒化下地膜
9B、9C、10B、10C 誘電体膜
100、1001、1002 半導体レーザ素子
200 スパッタ装置
201 真空チャンバ
201a ガス供給口
201b ガス排気口
201c 導波管
202 載置台
203 ターゲット
204 RF電源
205 マイクロ波電源
206 磁場コイル
300 バー状素子
301 Al膜
302、303 AlN膜
D 層構造
G1〜G4 ガス
L レーザ光
P1〜P4 プラズマ
PA1、PA2 粒子
S1〜S3 端面
S101〜S104、S201〜S204 ステップ
W1〜W4 マイクロ波

Claims (8)

  1. 端面からレーザ光を出射する半導体レーザ素子を準備する準備工程と、
    前記半導体レーザ素子の前記端面上にアルミニウムまたはケイ素からなる下地膜を形成する下地膜形成工程と、
    前記下地膜に窒素プラズマを照射して窒化下地膜を形成する窒化工程と、
    前記窒化下地膜上に誘電体膜を形成する誘電体膜形成工程と、
    を含むことを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。
  2. 前記下地膜形成工程において、30nm以下の厚さに前記下地膜を形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ素子の製造方法。
  3. 前記誘電体膜形成工程において、アルミニウムまたはケイ素の窒化物または酸化物からなる前記誘電体膜を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体レーザ素子の製造方法。
  4. 前記下地膜形成工程において、微量の窒素を混入させながら前記下地膜を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体レーザ素子の製造方法。
  5. 端面からレーザ光を出射する半導体レーザ素子であって、
    前記端面上に形成された誘電体膜と、
    前記端面と前記誘電体膜との間に介在し、アルミニウムまたはケイ素の窒化物からなり、窒素の組成比が前記誘電体膜側から前記端面側に向かって減少している窒化下地膜と、
    を備えたことを特徴とする半導体レーザ素子。
  6. 前記窒化下地膜は、30nm以下の厚さを有することを特徴とする請求項5に記載の半導体レーザ素子。
  7. 前記誘電体膜は、アルミニウムまたはケイ素の窒化物または酸化物からなることを特徴とする請求項5または6に記載の半導体レーザ素子。
  8. 前記誘電体膜は、アルミニウムまたはケイ素の窒化物からなり、前記窒化下地膜の窒素のアルミニウムまたはケイ素に対する組成比は、該誘電体膜の窒素のアルミニウムまたはケイ素に対する組成比以下であることを特徴とする請求項5または6に記載の半導体レーザ素子。
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