[go: up one dir, main page]

JP2010072468A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010072468A
JP2010072468A JP2008241407A JP2008241407A JP2010072468A JP 2010072468 A JP2010072468 A JP 2010072468A JP 2008241407 A JP2008241407 A JP 2008241407A JP 2008241407 A JP2008241407 A JP 2008241407A JP 2010072468 A JP2010072468 A JP 2010072468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
carrier
developer
latent image
electrostatic latent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008241407A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Saito
和広 斎藤
Hiroshi Goto
浩 後藤
Takayuki Takai
隆幸 高井
Chikara Tsutsui
主税 筒井
Tomoyuki Imura
知之 井村
Takuya Sasaki
拓哉 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2008241407A priority Critical patent/JP2010072468A/ja
Publication of JP2010072468A publication Critical patent/JP2010072468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】ハイブリッド現像方式において、装置の発熱を招来することなく高速プリントに対応できるようにし、また、画像濃度を確保した上で画像メモリの発生を防止する。
【解決手段】現像剤搬送ローラ23と像担持体1とに対向して配置される現像ローラ21A,21Bを2本設け、現像剤搬送ローラと現像ローラとの間に、平均的には現像剤搬送ローラから現像ローラにトナーを転移させる方向の振動電界を形成すると共に、現像剤搬送ローラ上の現像剤の移動方向と現像ローラ上のトナーの移動方向が対向部において逆方向に設定し、像担持体の回転方向における上流側に位置する第1現像ローラについて、トナー搬送量Q[g/m]、像担持体の周速に対する現像ローラの周速の比Rd、プロセス速度Pv[mm/sec]、現像ローラの直径D[mm]及び現像ローラの本数nが、1≦Q≦4、Rd≦(100/Pv)・D、4/n≦Rd・Q、を満たすことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば複写機,ファクシミリ装置,プリンタ或いはこれらの複合機などに適用可能な電子写真方式の画像形成に用いられる現像装置、及びかかる現像装置を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、像担持体上に形成された静電潜像の現像に採用されている現像方式としては、現像剤の主成分としてトナーのみを用いる一成分現像方式と、現像剤の主成分としてトナーとキャリアとを用いる二成分現像方式と、これらの一成分現像方式と二成分現像方式とを組み合わせることで両者の利点を併せて享受することを企図した所謂ハイブリッド現像方式とが知られている。
前記二成分現像方式では、トナーとキャリアから成る現像剤を担持する現像剤担持体から、トナー担持体を介することなく直接に、像担持体上の潜像に対しトナーのみを供給して現像が行われる。
一方、ハイブリッド現像方式では、トナーとキャリアから成る現像剤を担持する現像剤担持体から、トナー担持体にトナーのみを供給し、像担持体上の潜像に対して一成分現像方式で現像が行われる。所謂、画像メモリ(画像履歴)の問題は、一成分現像方式および二成分現像方式よりも、このハイブリッド現像方式で、より顕著に表れ易いことが知られている。
一成分現像方式では、一般に、スポンジ等で構成されトナー回収機能を併せ持つ供給ローラがトナー担持体に接触しており、スポンジとトナー担持体表面との接触圧力によって、トナー担持体上のトナーを精度よく回収することができる。また、二成分現像方式では、一般に、現像剤担持体の一部が現像槽内の現像剤に接触するように配置されており、そこを通る過程でトナーの供給および回収が行われる。
これに対して、ハイブリッド現像方式の場合には、トナー担持体上のトナーを現像剤担持体上のキャリアの穂立ちで回収しなければならず、十分な回収性を安定して確保することが一般に難しい関係上、メモリ画像が発生し易いとされている。このハイブリッド現像方式においてトナー回収性を向上させる方法としては、トナー回収用に別部材を設けることも考えられるが、装置コストの上昇や装置の大型化を招くという問題がある。
かかる問題に関連して、例えば特許文献1には、ハイブリッド現像方式において2本のドナーロール(トナー担持体)を有すると共に、メモリ画像を検知する検知手段を備え、トナー劣化を配慮して、メモリ画像が検知された場合にのみ磁気ロール(現像剤担持体)の回転数を上昇させ、これにより画像メモリの解消を企図した現像装置が開示されている。尚、この現像装置では、2本のトナー担持体と現像剤担持体との間のトナー供給回収部では、トナー担持体の周面と現像剤担持体の周面の移動方向が互いに逆方向に設定され、2本のトナー担持体と光導電ベルト(像担持体)との間の現像部では、トナー担持体の周面とベルト表面の移動方向が同方向に設定されている。
特開2006−276853号公報
しかしながら、前記従来のハイブリッド現像方式の現像装置では、メモリ画像が検知され現像剤担持体の回転数を上昇させている間は、やはりトナーの劣化が促進されることとなり、また、メモリ画像を検知する検知手段が必要であるので、装置が大掛かりなものとなる、という問題があった。
また、従来、ハイブリッド現像方式の現像装置において、1つの部材でトナー担持体に対するトナーの供給および回収を行う構成を採用して高速プリント領域での現像を試みた場合、現像に必要なトナー供給量の確保に必要な供給電界をかけると回収に必要な回収電界を得ることができず、結果として画像メモリが現れる、また、装置に(具体的には、トナー担持体において)発熱が生じる、といった問題が生じる。
尚、トナー回収性の向上を図る上では、トナー供給回収部における平均的な電位差をトナー回収に有利な方向に設定したり、或いはトナー担持体上のトナー担持量を少なくしてトナー付着力を低減することが一般に有効であるが、トナー付着力を過度に低減すると画像濃度の確保に支障を来すことになる。
この発明は、かかる技術的課題に鑑みてなされたもので、ハイブリッド現像方式において、装置の発熱を招来することなく高速プリントに対応でき、また、画像濃度を確保した上で画像メモリの発生を防止できる現像装置および画像形成装置を提供することを、基本的な目的とする。
このため、本願の第1の発明に係る現像装置は、磁石を内包し周面にトナーと磁性粒子とを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体と静電潜像担持体とに対向して配置される複数のトナー担持体と、前記現像剤担持体と前記トナー担持体との間に、現像剤担持体からトナー担持体にトナーを転移させる方向の第1の電界を形成する第1の電界形成手段と、前記トナー担持体と前記静電潜像担持体との間に、トナー担持体に転移した前記トナーを前記静電潜像担持体上の潜像部に転移させて静電潜像をトナー画像として可視像化する第2の電界形成手段と、を備えた現像装置であって、
前記第1の電界形成手段は、平均的には前記現像剤担持体から前記トナー担持体にトナーを転移させる方向の振動電界を形成し、
前記現像剤担持体上の現像剤の移動方向と前記トナー担持体上のトナーの移動方向は、その対向部において逆方向に設定されており、
少なくとも前記静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量をQ[g/m]、前記静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比を現像側周速比Rd、プロセス速度をPv[mm/sec]、当該トナー担持体の直径をD[mm]、トナー担持体の数をn[個]として、以下の条件
a)1≦Q≦4、b)Rd≦(100/Pv)・D、c)4/n≦Rd・Q
を満たす、ことを特徴としたものである。
また、本願の第2の発明に係る現像装置は、磁石を内包し周面にトナーと磁性粒子とを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体と静電潜像担持体とに対向して配置される複数のトナー担持体と、前記現像剤担持体と前記トナー担持体との間に、現像剤担持体からトナー担持体にトナーを転移させる方向の第1の電界を形成する第1の電界形成手段と、前記トナー担持体と前記静電潜像担持体との間に、トナー担持体に転移した前記トナーを前記静電潜像担持体上の潜像部に転移させて静電潜像をトナー画像として可視像化する第2の電界形成手段と、を備えた現像装置であって、
少なくとも前記静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量をQ[g/m]、前記静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比を現像側周速比Rd、プロセス速度をPv[mm/sec]、当該トナー担持体の直径をD[mm]、トナー担持体の数をn[個]、前記第1の電界形成手段が形成する振動電界におけるトナー供給回収部の平均的な電位差ΔVavgを{(トナー供給側電位差×供給側デューティ比)−(トナー回収側電位差×回収側デューティ比)}/100として、以下の条件
a)1≦Q≦4.5、b)Rd≦(100/Pv)・D、c)4/n≦Rd・Q、d)ΔVavg≦200
を満たす、ことを特徴としたものである。
更に、本願の第3の発明に係る現像装置は、磁石を内包し周面にトナーと磁性粒子とを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体と静電潜像担持体とに対向して配置される複数のトナー担持体と、前記現像剤担持体と前記トナー担持体との間に、現像剤担持体からトナー担持体にトナーを転移させる方向の第1の電界を形成する第1の電界形成手段と、前記トナー担持体と前記静電潜像担持体との間に、トナー担持体に転移した前記トナーを前記静電潜像担持体上の潜像部に転移させて静電潜像をトナー画像として可視像化する第2の電界形成手段と、を備えた現像装置であって、
少なくとも前記静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量をQ[g/m]、前記静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比を現像側周速比Rd、当該トナー担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比を供給側周速比Rs、プロセス速度をPv[mm/sec]、当該トナー担持体の直径をD[mm]、トナー担持体の数をn[個]として、以下の条件
a)1≦Q≦4.5、b)Rd≦(100/Pv)・D、c)4/n≦Rd・Q、d)Rs≧1
を満たす、ことを特徴としたものである。
また更に、本願の第4の発明に係る現像装置は、磁石を内包し周面にトナーと磁性粒子とを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体と静電潜像担持体とに対向して配置される複数のトナー担持体と、前記現像剤担持体と前記トナー担持体との間に、現像剤担持体からトナー担持体にトナーを転移させる方向の第1の電界を形成する第1の電界形成手段と、前記トナー担持体と前記静電潜像担持体との間に、トナー担持体に転移した前記トナーを前記静電潜像担持体上の潜像部に転移させて静電潜像をトナー画像として可視像化する第2の電界形成手段と、を備えた現像装置であって、
少なくとも前記静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量をQ[g/m]、前記静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比を現像側周速比Rd、プロセス速度をPv[mm/sec]、当該トナー担持体の直径をD[mm]、トナー担持体の数をn[個]、トナーの飽和帯電量をEとして、以下の条件
a)1≦Q≦4.5、b)Rd≦(100/Pv)・D、c)4/n≦Rd・Q、d)E≦40
を満たす、ことを特徴としたものである。
以上の場合において、粒径が8[μm]以下の小径トナーを用いることが好ましい。
本願の第1の発明によれば、トナー担持体を複数設けたことにより、高速プリントが求められる場合でも、像担持体への高速でのトナー供給に必要とされる各トナー担持体の回転速度を低減でき、トナー担持体の発熱を(従って、装置の発熱を)抑制できる。すなわち、装置の発熱を招来することなく高速プリントに対応することができる。特に、現像剤担持体上の現像剤の移動方向と前記トナー担持体上のトナーの移動方向とを、その対向部において逆方向に設定したことによって、より高い摺擦・撹乱効果が得られ、トナーの回収性を高めることができる。しかも、少なくとも静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量(Q),静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比(現像側周速比Rd),プロセス速度(Pv),当該トナー担持体の直径(D)及びトナー担持体の数(n)を好適に設定したことにより、画像濃度を確保した上で画像メモリの発生を有効に防止することができる。
また、本願の第2の発明によれば、トナー担持体を複数設けたことにより、高速プリントが求められる場合でも、像担持体への高速でのトナー供給に必要とされる各トナー担持体の回転速度を低減でき、トナー担持体の発熱を(従って、装置の発熱を)抑制できる。すなわち、装置の発熱を招来することなく高速プリントに対応することができる。特に、現像剤担持体上の現像剤の移動方向と前記トナー担持体上のトナーの移動方向とを、その対向部において逆方向に設定したことによって、より高い摺擦・撹乱効果が得られ、トナーの回収性を高めることができる。しかも、少なくとも静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量(Q),静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比(現像側周速比Rd),プロセス速度(Pv),当該トナー担持体の直径(D)及びトナー担持体の数(n)並びに第1の電界形成手段が形成する第1の電界(平均的には現像剤担持体からトナー担持体にトナーを転移させる方向の振動電界)におけるトナー供給回収部の平均的な電位差(ΔVavg)を好適に設定したことにより、画像濃度を確保した上で画像メモリの発生を有効に防止することができる。
更に、本願の第3の発明によれば、トナー担持体を複数設けたことにより、高速プリントが求められる場合でも、像担持体への高速でのトナー供給に必要とされる各トナー担持体の回転速度を低減でき、トナー担持体の発熱を(従って、装置の発熱を)抑制できる。すなわち、装置の発熱を招来することなく高速プリントに対応することができる。特に、現像剤担持体上の現像剤の移動方向と前記トナー担持体上のトナーの移動方向とを、その対向部において逆方向に設定したことによって、より高い摺擦・撹乱効果が得られ、トナーの回収性を高めることができる。しかも、少なくとも静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量(Q),静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比(現像側周速比Rd),プロセス速度(Pv),当該トナー担持体の直径(D),トナー担持体の数(n)及び供給側周速比(Rs)を好適に設定したことにより、画像濃度を確保した上で画像メモリの発生を有効に防止することができる。
また更に、本願の第4の発明によれば、トナー担持体を複数設けたことにより、高速プリントが求められる場合でも、像担持体への高速でのトナー供給に必要とされる各トナー担持体の回転速度を低減でき、トナー担持体の発熱を(従って、装置の発熱を)抑制できる。すなわち、装置の発熱を招来することなく高速プリントに対応することができる。特に、現像剤担持体上の現像剤の移動方向と前記トナー担持体上のトナーの移動方向とを、その対向部において逆方向に設定したことによって、より高い摺擦・撹乱効果が得られ、トナーの回収性を高めることができる。しかも、少なくとも静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量(Q),静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比(現像側周速比Rd),プロセス速度(Pv),当該トナー担持体の直径(D),トナー担持体の数(n)及びトナーの飽和帯電量(E)を好適に設定したことにより、画像濃度を確保した上で画像メモリの発生を有効に防止することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。なお、以下の説明では、特定の方向を意味する用語(例えば、「上」、「下」、「左」、「右」、およびそれらを含む他の用語、「時計回り方向」、「反時計回り方向」)を使用するが、それらの使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明は限定的に解釈されるべきものでない。また、以下に説明する画像形成装置及び現像装置では、同一又は類似の構成部分には同一の符号を用いている。
[画像形成装置]
図1は、本発明の実施形態に係る電子写真式画像形成装置の画像形成に関連する部分を示している。
本実施形態に係る画像形成装置M1は、電子写真方式により像担持体(感光体)1上に形成されたトナー像を用紙等の転写媒体Pに転写して画像形成を行うもので、複写機,プリンタ,ファクシミリ、或いはそれらの機能を複合的に備えた複合機の何れであってもよい。
この画像形成装置M1は、静電潜像を担持するための像担持体1(所謂、感光体)を有しており、該像担持体1は、図示しないモータに連結され、該モータの駆動に基づいて矢印方向に回転するようになっている。像担持体1の周辺には、当該像担持体1を帯電するための帯電手段6,像担持体1上に露光して静電潜像を形成するための露光手段7,前記静電潜像を現像する現像装置2,像担持体1上に現像されたトナー像を転写するための転写手段8、及び像担持体1上の残留トナー除去用の清掃手段9が、像担持体1の回転方向に沿って順に配置されている。
電子写真装置に用いられる像担持体1,帯電手段6,露光手段7,転写手段8,清掃手段9等には、周知の電子写真方式の技術を任意に使用することができる。例えば、帯電手段6として図1では帯電ローラが示されているが、像担持体1と非接触の帯電装置であってもよい。
前記現像装置2は、現像剤25を収容する現像槽28と、該現像槽28から供給された現像剤25を表面に担持して搬送する現像剤搬送ローラ23とを備えると共に、該現像剤搬送ローラ23の現像剤25からトナーを分離し得る現像ローラとして、第1及び第2の2本の現像ローラ21A及び21Bを備えている。
これら第1,第2の現像ローラ21A,21Bは共に、前記像担持体1及び現像剤搬送ローラ23の両方に対向するように、図1における上下方向に配設され、前記像担持体1の周面の移動方向(矢印Y4方向)に関して、上流側に第1現像ローラ21Aが、下流側に第2現像ローラ21Bが、それぞれ位置設定されている。
現像槽28内の現像剤25は、混合攪拌手段26の回転により混合攪拌され、摩擦帯電した後、現像剤搬送ローラ23の表面のスリーブローラ23sへと供給される。この現像剤25は、現像剤搬送ローラ23内部の磁石ローラ23mの磁力によってスリーブローラ23sの表面側に保持され、該スリーブローラ23sと共に回転移動する。そして、現像剤搬送ローラ23に対向して設けられた規制部材24で通過量を規制された後、第1,第2の現像ローラ21A,21Bとの対向部に送られる。
現像剤搬送ローラ23と現像ローラ21A,21Bとの対向部には、第1の電界形成手段4により、現像剤中のトナーを電気的に現像ローラ21A,21Bの表面に分離・担持させる電界が形成されている。現像ローラ21A,21B上にそれぞれ担持されたトナー層22a,22bは、現像ローラ21A,21Bによって像担持体1との対向位置に搬送され、第2の電界形成手段5によって形成される現像電界の下で、像担持体1上の静電潜像を現像する。現像方式は反転現像方式であってもよいし、或いは正規現像方式であってもよい。
現像後、現像ローラ21A,21B上に残存するトナーは、現像剤搬送ローラ23との対向部において、現像剤搬送ローラ23上に形成された磁気ブラシによって摺擦・撹乱され、現像剤中に回収される。
第1,第2の現像ローラ21A,21Bの周面の移動方向(矢印Y2,Y3方向)は、前記現像剤搬送ローラ23の(つまり、スリーブローラ23sの)周面の移動方向(矢印Y1方向)は、各々の対向部において逆方向となるように設定されている。つまり、現像剤搬送ローラ23上の(つまり、スリーブローラ23s上の)現像剤の移動方向と、第1,第2の現像ローラ21A,21B上のトナーの移動方向とは、その対向部において逆方向となるように設定されている。このように設定したことによって、より高い摺擦・撹乱効果が得られ、トナーの回収性を高めることができる。
残存トナーを回収した現像剤搬送ローラ23上の現像剤は、現像槽28との対向位置にて現像剤搬送ローラ23から剥離されて現像槽28に回収され、現像槽28内で混合攪拌される。
次に、現像装置2内の各構成要素について、より詳しく説明する。
現像剤搬送ローラ23は、前述のように、固定配置された磁石ローラ23mと、これを内包する回転自在なスリーブローラ23sとから構成されている。磁石ローラ23mは、スリーブローラ23sの回転方向に沿って、N1,S2,N2,S3,N3,N4,S1の7つの磁極を有している。
これらの磁極のうち、主磁極N1,N2は、それぞれ第1,第2の各現像ローラ21A,21Bと対向する位置に配置されており、また、スリーブローラ23s上の現像剤を剥離するための反発磁界を発生させる同極の磁極N3,N4は、現像槽28内部に対向した位置に配置されている。
第1,第2の現像ローラ21A,21Bの回転方向(矢印Y2,Y3方向)は、前述のように、現像剤搬送ローラ23のスリーブローラ23sの回転方向(矢印Y1方向)と同じ、つまり両者の対向部において互いに逆方向、になるように設定されている。この回転方向(矢印Y2,Y3方向)は、像担持体1の回転方向(矢印Y4方向)とは互いに逆方向、つまり両者の対向部において互いに同方向である。
現像槽28は、ケーシング29よって形成されており、通常は、現像剤25を混合撹件しつつ現像剤搬送ローラ23へ送るための、攪拌搬送手段26を収納している。攪拌搬送手段26の近傍には、好ましくは、現像剤25中のトナー比率(重量比)検出するための透磁率センサ(図示せず)が配置されている。
現像装置2は、通常、像担持体1の潜像に現像された分のトナーを現像槽28内に補給する為の補給部、及び現像剤搬送ローラ23上の現像剤量を規制するための現像剤薄層化用の規制部材24を有している。補給部は、補給トナーを収納したトナーボトル3と、現像槽28内へのトナー補給量を制御するためのトナー補給ローラ27とを備えている。
現像ローラ21A,21Bに用いる材料としては、例えば、表面処理を施したアルミ(アルミニウム)ローラが挙げられる。その他、アルミニウム等の導電性基体上に、例えば、ポリエステル樹脂,ポリカーボネート樹脂,アクリル樹脂,ポリエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂,ウレタン樹脂,ポリアミド樹脂,ポリイミド樹脂,ポリスルホン樹脂,ポリエーテルケトン樹脂,塩化ビニル樹脂,酢酸ビニル樹脂,シリコーン樹脂,フッ素樹脂等の樹脂コートや、シリコーンゴム,ウレタンゴム,ニトリルゴム,天然ゴム,イソプレンゴム等のゴムコーティングを施したものを用いても良い。
コーティング材料としては、これらに限定されるものではない。更に、上記コーティングのバルク若しくは表面に導電剤が添加されていても良い。導電剤としては、電子導電剤またはイオン導電剤が挙げられる。電子導電剤としては、ケッチェンブラック,アセチレンブラック,ファーネスブラック等のカーボンブラックや、金属粉,金属酸化物の微粒子等が挙げられるが、これらに制約されるものではない。イオン導電剤としては、四級アンモニウム塩等のカチオン性化合物や、両性化合物、その他イオン性高分子材料が挙げられるが、これらに拘るものではない。更に、アルミニウム等の金属材料からなる導電性ローラであっても構わない。
[印加するバイアスについて]
以下に、本発明で使用可能なバイアス印加の条件について説明する。
第1の電界形成手段4と第2の電界形成手段5によって、トナー供給部電界が振動電界で、現像部電界が直流電界の場合と振動電界の場合の2通りの条件を設定できる。図2A及び2B、図3並びに図4に、トナーが負極性で反転現像を行う場合のバイアス電源の接続例を示す。
図2Aに示す接続例では、現像剤搬送ローラ23に接続された第1の電源S1と、現像ローラ21(第1,第2の現像ローラ21A,21B)に接続された第2の電源S2が設けられ、この第2の電源S2は、現像ローラ21(21A,21B)とグランドGとの間に接続された直流電源を有し、トナーの帯電極性と同一極性の第2の直流電圧を現像ローラ21(21A,21B)に印加する。第1の電源S1は、現像剤搬送ローラ23とグランドGとの間に直流電源と交流電源を有する。直流電源は、トナーの帯電極性と同一極性で且つ第2の直流電圧よりも高圧の第1の直流電圧を現像剤搬送ローラ23に印加する。交流電源は、現像剤搬送ローラ23とグランドGとの間に図2Bに示すような交流電圧を印加する。その結果、トナー供給領域では、現像ローラ21(21A,21B)と現像剤搬送ローラ23との間に形成された脈流電界の作用を受けて、負極性に帯電しているトナーが現像剤搬送ローラ23から現像ローラ21(21A,21B)に電気的に吸引される。このとき、正極性に帯電しているキャリアは、現像剤搬送ローラ23の内部の固定磁石の磁力によって現像剤搬送ローラ23に保持され、現像ローラ21(21A,21B)に供給されることはない。また、現像領域では、現像剤搬送ローラ23に保持されている負極性トナーは、現像剤搬送ローラ23と像担持体1の静電潜像画像部との電位差に基づき、静電潜像画像部に付着する。
図3に示す接続例では、現像ローラ21(第1,第2の現像ローラ21A,21B)に接続された第2の電源S4も、現像ローラ21(21A,21B)とグランドGとの間に接続された直流電源と交流電源とを有する。現像剤搬送ローラ23に接続された第1の電源S3の交流電源の電圧と第2の電源S4の交流電源の電圧とは、同一であってもよいし、違ってもよい。
図4に示す接続例では、現像剤搬送ローラ23に接続された第1の電源S5は、現像剤搬送ローラ23とグランドGとの間に、直流電源のみを有し、交流電源は備えていない。現像ローラ21(第1,第2の現像ローラ21A,21B)に接続された第2の電源S6は、現像ローラ21(21A,21B)とグランドGとの間に接続された直流電源と交流電源とを有する。
何れの場合においても、現像剤搬送ローラ23から現像ローラ21(21A,21B)へトナーを供給でき、現像ローラ21(21A,21B)から像担持体1上の静電潜像部にトナーを現像できる電位関係にあることが必要である。なお、現像部については現像ローラ21(21A,21B)と像担持体1とがトナーを介して接触する接触現像であってもよいし、現像ローラ21と像担持体1の間の空間をトナーが飛翔する非接触現像であってもよい。
[使用できる現像剤について]
以下に、本発明で使用可能な現像剤について説明する。
本実施形態において、現像剤は、トナー、トナーを帯電するためのキャリアからなるものである。
トナーとしては特に限定されず、一般に使用されている公知のトナーを使用することができ、バインダー樹脂中に着色剤や必要に応じて荷電制御材や離型材等を含有させ、外添材を処理したものを使用できる。トナー粒径としてはこれに限定されるものではないが、3〜15μm程度が望ましい。このようなトナーを製造するにあたっては、一般に使用されている公知の方法で製造することができ、例えば、粉砕法,乳化重合法,懸濁重合法等を用いて製造することができる。
トナーに使用するバインダー樹脂としては、これに限定されるものではないが、例えば、スチレン系樹脂(スチレン又はスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)やポリエステル樹脂,エポキシ系樹脂,塩化ビニル樹脂,フェノール樹脂,ポリエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂,ポリウレタン樹脂,シリコーン樹脂などが挙げられる。これらの樹脂単体または複合体により、軟化温度が80〜160℃の範囲のものを、また、ガラス転移点が50〜75℃の範囲のものを用いることが好ましい。
着色剤としては、一般に使用されている公知のものを用いることができ、例えば、カーボンブラック,アニリンブラック,活性炭,マグネタイト,ベンジンイエロー,パーマネントイエロー,ナフトールイエロー,フタロシアニンブルー,ファーストスカイブルー,ウルトラマリンブルー,ローズベンガル,レーキーレッド等を用いることができ、一般に上記のバインダー樹脂100重量部に対して2〜20重量部の割合で用いることが好ましい。
上記の荷電制御材としても、公知のものを用いることができ、正帯電性トナー用の荷電制御材としては、例えばニグロシン系染料,4級アンモニウム塩系化合物,トリフェニルメタン系化合物,イミダゾール系化合物,ポリアミン樹脂などがある。負帯電性トナー用荷電制御材としては、Cr,Co,Al,Fe等の金属含有アゾ系染料,サリチル酸金属化合物,アルキルサリチル酸金属化合物,カーリックスアレン化合物などがある。荷電制御材は、一般に、上記のバインダー樹脂100重量部に対して0.1〜10重量都の割合で用いることが好ましい。
また、上記の離型材としても、一般に使用されている公知のものを用いることができ、例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン,カルナバワックス,サゾールワックス等を単独あるいは2種類以上組合せて使用することができ、一般に、上記のバインダー樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部の割合で用いることが好ましい。
トナーに外添する粒子としては、一般に使用されている公知のものを使用することができる。流動性改善を目的として、例えば、シリカ,酸化チタン,酸化アルミニウム等を使用することができ、特に、シランカップリング剤,チタンカップリング剤あるいはシリコンオイル等で撥水化したものを用いるのが好ましい。そして、このような流動化剤を上記のトナー100重量部に対して0.1〜5重量部の割合で添加させて用いるようにする。外添剤の個数平均一次粒径は、10〜100nmであることが好ましい。
キャリアとしては特に限定されず、一般に使用されている公知のキャリアを使用することができ、バインダー型キャリアやコート型キャリアなどが使用できる。キャリア粒径としては、これに限定されるものではないが、15〜100μmが好ましい。
バインダー型キャリアは、磁性体微粒子をバインダー樹脂中に分散させたものであり、キャリア表面に正または負帯電性の帯電性微粒子を固着させたり、表面コーティング層を設けることもできる。バインダー型キャリアの極性等の帯電特性は、バインダー樹脂の材質,帯電性微粒子,表面コーティング層の種類等によって制御することができる。
バインダー型キャリアに用いられるバインダー樹脂としては、ポリスチレン系樹脂に代表されるビニル系樹脂,ポリエステル系樹脂,ナイロン系樹脂,ポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂が例示される。
バインダー型キャリアの磁性体微粒子としては、マグネタイト,ガンマ酸化鉄等のスピネルフェライト,鉄以外の金属(Mn,Ni,Mg,Cu等)を一種または二種以上含有するスピネルフェライト,バリウムフェライト等のマグネトプランバイト型フェライト、表面に酸化鉄を有する鉄や合金の粒子を用いることができる。その形状は、粒状,球状,針状の何れであっても良い。特に、高磁化を要する場合には、鉄系の強磁性微粒子を用いることが好ましい。また、化学的な安定性を考慮すると、マグネタイト,ガンマ酸化鉄を含むスピネルフェライトやバリウムフェライト等のマグネトプランバイト型フェライトの強磁性微粒子を用いることが好ましい。強磁性微粒子の種類及び含有量を適宜選択することにより、所望の磁化を有する磁性樹脂キャリアを得ることができる。磁性体微粒子は磁性樹脂キャリア中に50〜90重量%の量で添加することが適当である。
バインダー型キャリアの表面コート材としては、シリコーン樹脂,アクリル樹脂,エポキシ樹脂,フッ素系樹脂等が用いられ、これらの樹脂を表面にコートし硬化させてコート層を形成することにより、帯電付与能力を向上させることができる。
バインダー型キャリア表面への帯電性微粒子あるいは導電性微粒子の固着は、例えば、磁性樹脂キャリアと微粒子とを均一に混合し、磁性樹脂キャリアの表面に、これら微粒子を付着させた後、機械的・熱的な衝撃力を与え、微粒子を磁性樹脂キャリア中に打ち込むようにして固定することにより行われる。この場合、微粒子は磁性樹脂キャリア中に完全に埋設されるのではなく、その一部を磁性樹脂キャリア表面から突き出すようにして固定される。
帯電性微粒子としては、有機あるいは無機の絶縁性材料が用いられる。具体的には、有機系としては、ポリスチレン,スチレン系共重合物,アクリル樹脂,各種アクリル共重合物,ナイロン,ポリエチレン,ポリプロピレン,フッ素樹脂、及びこれらの架橋物などの有機絶縁性微粒子を用いることができ、帯電レベル及び極性については、素材,重合触媒,表面処理等により、希望するレベルの帯電及び極性を得ることができる。また、無機系としては、シリカ,二酸化チタン等の負帯電性の無機微粒子や、チタン酸ストロンチウム,アルミナ等の正帯電性の無機微粒子などが用いられる。
一方、コート型キャリアは、磁性体からなるキャリアコア粒子に樹脂コートがなされてなるキャリアであり、コート型キャリアにおいても、バインダー型キャリア同様、キャリア表面に正または負帯電性の帯電性微粒子を固着させたりできる。コート型キャリアの極性等の帯電特性は、表面コーティング層の種類や帯電性微粒子により制御することができ、バインダー型キャリアと同様の材料を用いることができる。特に、コート樹脂はバインダー型キャリアのバインダー樹脂と同様の樹脂が使用可能である。
トナーとキャリアの組合せによるトナーの帯電極性は、それぞれを混合攪拌し現像剤とした後、現像剤からトナーを分離する為の電界の方向から容易に知ることができる。トナーとキャリアの混合比は所望のトナー帯電量が得られるよう調整されれば良く、トナー比は、トナーとキャリアの合計量に対して3〜50重量%、好ましくは、6〜30重量%が好適である。
[実験]
本実施形態では、ハイブリッド現像方式において、現像装置の発熱を招くことなく高速プリントに対応でき、また、画像濃度を確保した上で画像メモリの発生を防止できるようにする観点から、現像ローラの本数の違いによる発熱性を初めとして、トナー担持体上のトナー搬送量,各ローラ間の周速比,プロセス速度,トナー担持体の直径,トナー供給回収部の平均的な電位差,トナーの飽和帯電量などを変更して、発熱性試験や画出し試験を行った。
まず、実験に用いた試料トナー等について説明する。実験では、以下の方法によって製造された2種類のトナーを用意した。
・トナーA:湿式造粒法により作成された体積平均粒径約6.5μmのトナー母材100重量部に対し、第1の疎水性シリカ0.2重量部と第2の疎水性シリカ0.5重量部と疎水性酸化チタン0.5重量部をヘンシェルミキサー(三井金属鉱山社製)を用いて、ミキサー回転速度40m/sで3分間表面処理を行って外添処理することにより、負極性トナーAを得た。
ここで用いた第1の疎水性シリカは、個数平均一次粒径16nmのシリカ(#130:日本アエロジル社製)を疎水化剤であるヘキサメチルジシラザン(HMDS)により表面処理を施したものである。また、第2の疎水性シリカは、個数平均一次粒径20nmのシリカ(#90:日本アエロジル社製)を、HMDSにより表面処理したものである。疎水性酸化チタンは、個数平均一次粒径30nmのアナターゼ型酸化チタンを、水系湿式中で疎水化剤であるイソブチルトリメトキシシランにより表面処理をしたものである。
・トナーB:湿式造粒法により作成された体積平均粒径約9μmのトナー母材を用いた点を除いては、前述のトナーAの場合と同様の方法で、負極性トナーBを得た。
・キャリア:磁性体からなるキャリアコア粒子にアクリル樹脂コートがなされてなるコート型キャリアで、平均粒径が約33μmのコニカミノルタビジネステクノロジーズ社製bizhubC350用キャリアを用いた。
次に、各試験について説明する。
(実施例1)
・現像装置:図1に示す形態の現像装置2を使用した。
・現像剤:上記キャリアとトナーAを用いた。現像剤中のトナー比率は8%とした。尚、この場合、トナー比率とは、現像剤全量に対するトナーおよび外添剤の合計量の割合である(以下、同様)。
・現像バイアス:現像剤搬送ローラ23には、振幅1kV,DC成分−190V,マイナス側デューティ(duty)比60%,周波数3kHzの矩形波の現像バイアスを印加した。現像ローラ21Aと現像ローラ21Bには、振幅1.5kV,DC成分−350V,マイナス側デューティ比40%,周波数3kHzの矩形波の現像バイアスを印加した。
図5に、各ローラに印加したバイアスを図示する。これより、負極性に帯電したトナーを現像剤搬送ローラ23から第1現像ローラ21Aと第2現像ローラ21Bに供給する方向の電位差は1090V,逆に第1現像ローラ21A上と第2現像ローラ21B上のトナーを現像剤搬送ローラ23に回収する方向の電位差は1410Vであることが分かる。
ここで、トナー供給回収部の平均的な電位差ΔVavgは、次式で表すことができる。
・ΔVavg={(トナー供給側電位差×供給側デューティ比)−(トナー回収側電位差×回収側デューティ比)}/100
この場合、ΔVavg={(1090×60)−(1410×40)}/100=90Vとなる。
現像ローラ21A,21Bには表面にアルマイト処理を施したアルミローラを用い、現像剤搬送ローラ23と第1,第2の現像ローラ21A,21Bとの最近接部のギャップはそれぞれ0.3mmとした。これより、現像剤搬送ローラ23と現像ローラ21Aと現像ローラ21Bとの間に形成されるトナー供給方向の電界は、1090V/0.3mm=3.6×10V/mである。規制部材24と現像剤搬送ローラ23の間隔は、現像剤搬送ローラ23上の磁気ブラシが現像ローラ21A,21Bに摺刷するよう0.4mmとした。現像剤搬送ローラ23上の現像剤移動方向と現像ローラ21A,21B上のトナー移動方向は、その対向部において逆方向である。また、像担持体1上に形成された静電潜像の背景部電位は−550V、画像部電位は−60Vであり、像担持体1と現像ローラ21Aと現像ローラ21Bとの最近接部のギャップは0.135mmとした。
ここで、像担持体1の周速に対する現像ローラ21A,21Bの周速の比をRd(現像側周速比:Rd=現像ローラ21A,21Bの周速/像担持体1の周速)とし、現像ローラ21A,21Bの周速に対する現像剤搬送ローラ23の周速の比をRs(供給側周速比:Rs=現像剤搬送ローラ23の周速/現像ローラ21A,21Bの周速)とし、また、現像ローラ21A,21B上のトナー搬送量(単位面積当たりのトナー担持量)をQ[g/m]とする。
この実施例1では、供給側周速比Rs=1となるように、現像剤搬送ローラ23の回転数と第1,第2の現像ローラ21A,21Bの回転数を設定した。
また、現像側周速比Rd=2.5、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=3[g/m]、第2現像ローラ21Bのトナー搬送量Q=2.8[g/m]となるように、第1,第2の現像ローラ21A,21Bの回転数を調整し、トナー供給回収部の電界を上述のように調整した。
[試験1]
試験1では、現像ローラが1本だけである従来のハイブリッド構成の現像装置と本実施形態に係る図1に示した構成(現像ローラ2本)を有する現像装置とを用いて、同一の条件で駆動することにより、両者の発熱性を対比した。試験結果は、後述する表1に示す。
(比較例1)
この比較例1は、現像ローラが1本だけである従来のハイブリッド方式の現像装置を用いたもので、かかる現像装置を備えた画像形成装置の画像形成に関連する部分を図6に示す。この比較例1に係る画像形成装置M2では、現像装置102が単一の現像ローラ121のみを備えている点、現像剤搬送ローラ123の磁石ローラ123mにおける磁極の数および配置が異なる点などを除いては、図1に示した本実施形態に係る画像形成装置M1と同様の基本構成を備え、各構成要素の材料も同様である。尚、図6に示した画像形成装置M2においては、図1に示した画像形成装置M1におけるものと同様の構成を備え同様の作用をなすものについては、同一の符号を付し、それ以上の説明は省略する。
この比較例1に係る現像装置102では、現像剤搬送ローラ123のスリーブローラ123sの回転方向は、現像ローラ121の回転方向と同じ(つまり、両者の対向部においては互いに逆方向)になるように設定されている。
前記図6に示した従来のハイブリッド構成(現像ローラ1本)を有する現像装置102を用いて、直径D=18mmの現像ローラ121を使用し、現像側周速比Rd=2と設定し、プロセス速度Pvを、300,600,900[mm/s]とした場合の現像ローラの回転数をそれぞれ表1に示す。
(実施例2)
この実施例2は、前記比較例1と対比するためのもので、本実施形態に係る図1に示した構成(現像ローラ2本)を有する現像装置2を用いて、直径D=18mmの現像ローラ121を使用し、現像側周速比Rd=2と設定し、プロセス速度Pvを、300,600,900[mm/s]とした場合の現像ローラの回転数をそれぞれ表1に示す。
試験1の結果は、表1に示す通りであった。
Figure 2010072468
実施例2では、プロセス速度Pvを900[mm/s]まで上昇させても、現像ローラ21A,21Bの回転数は1000rpmを越えることはなく、現像装置2の発熱も低く、実用上の何ら問題は生じなかった。これに対して、比較例1では、プロセス速度Pvを600,900[mm/s]に各々設定した場合には何れも、現像ローラ121の回転数は1200rpmを大きく越えており、現像装置102の発熱が大きく、実用上の問題が生じた。
従って、プロセスの高速化に対応するためには、2本の現像ローラ21A,21Bを備えた本実施形態に係る現像装置2を組み込んだ画像形成装置M1を用いることが、有効であることが確認できた。
[試験2]
試験2では、単位時間当たりに像担持体へ供給できるトナー量,現像側周速比の大きさ,現像ローラのトナー搬送量などについて、その適正範囲を求めた。試験結果は、図7および後述する表2に示す。
(比較例2)
この比較例2は、単位時間当たりに像担持体1へ供給できるトナー量が過度に少ない場合を例示するもので、前記実施例1と同様の現像装置2及び現像剤を用いて、現像側周速比Rd=1.5、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=1.2[g/m]、第2現像ローラ21Bのトナー搬送量Q=1.1[g/m]となるように、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23に印加するバイアスのDC成分を変更し、且つ、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23の回転数を調整した。この場合、第1現像ローラ21Aについて、単位時間当たりの像担持体1へのトナー供給量を示す指標であるRd・Q値は1.8となる。この比較例2の条件は、図7の点(×2)に該当する。
(比較例3)
この比較例3は、現像側周速比Rdが過度に大きい場合を例示するもので、前記実施例1と同様の現像装置2及び現像剤を用いて、現像側周速比Rd=5、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=1.5[g/m]、第2現像ローラ21Bのトナー搬送量Q=1.4[g/m]となるように、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23に印加するバイアスのDC成分を変更し、且つ、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23の回転数を調整した。この場合、第1現像ローラ21Aについて、単位時間当たりの像担持体1へのトナー供給量を示す指標であるRd・Q値は7.5となる。この比較例3の条件は、図7の点(×3)に該当する。
(比較例4)
この比較例4は、現像ローラ21A,21Bのトナー搬送量が過度に大きい場合を例示するもので、前記実施例1と同様の現像装置2及び現像剤を用いて、現像側周速比Rd=3、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=5[g/m]、第2現像ローラ21Bのトナー搬送量Q=4.7[g/m]となるように、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23に印加するバイアスのDC成分を変更し、且つ、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23の回転数を調整した。この場合、第1現像ローラ21Aについて、単位時間当たりの像担持体1へのトナー供給量を示す指標であるRd・Q値は15となる。この比較例4の条件は、図7の点(×4)に該当する。
前記実施例1及び比較例2〜4の条件で、画像の画出し評価(画像メモリー及びベタ濃度)、並びに現像ローラ駆動による発熱を評価した。
また、現像ローラ駆動による発熱評価の条件として、プロセス速度Pvを450[mm/s]、第1及び第2現像ローラ21A及び21Bの直径Dを共に18mm統一して、評価を行った。従って、(100/Pv)・Dは約4となる。
試験2の結果は、表2に示す通りであった。
Figure 2010072468
実施例1では画像メモリは発生せず、ベタ画像の濃度も十分に確保する能力があり、現像ローラによる発熱も発生しないことから、良好な画像を提供できる現像装置である。
比較例2では、現像部に提供できる単位時間あたりのトナー量が少な過ぎるため、画像濃度を確保することができない(ベタ画像:×)という問題がある。この場合、現像ローラの本数をnとすれば(n=2)、4/n=2となり、4/n≦Rd・Qの関係を満たしていない。
比較例3では、現像側周速比Rdが大きく、現像ローラの回転数が1590rpmと高速になり過ぎるために発熱を伴い、現像装置として実用上の問題が生じた。
また、比較例4では、現像ローラ上のトナーの回収性が悪いために、画像メモリが発生するという問題が生じた。
実施例1及び比較例2〜4の条件は、図7のグラフにおいて点(○1)及び点(×2)〜点(×4)で示されている。
尚、図7に示すように、本試験では、以上の実施例1及び比較例2〜4以外にも、現像ローラのトナー搬送量Q及びRd・Q値を種々変更して、同様の試験を行い、画像メモリ発生の有無を調べた。図7において数字符号を伴わない点(●)及び点(×)は、これらの試験例を表しており、●印は画像メモリ無し、×印は画像メモリあり、をそれぞれ示している。図7において、斜線ハッチングを施した範囲が、画像メモリに関して実用上問題が無いと認められる領域を表している。
以上より、画像メモリのない良好な画像を実現するには、少なくとも第1現像ローラ21Aについて、現像ローラのトナー搬送量Q[g/m2],現像ローラの数n[本],現像側周速比Rd及びRd・Q値について、以下の条件を満たすことが最も好ましいと言える。
・1≦Q≦4
・Rd≦(100/Pv)・D=4
・4/n≦Rd・Q
[試験3]
試験3では、画像メモリの発生に対して、第1現像ローラ21Aと第2現像ローラ21Bの何れのトナー搬送量Qが、より大きく影響を及ぼすかを、下記比較例5で調べた。
(比較例5)
この比較例5は、前記実施例1と同様の現像装置2及び現像剤を用いて、現像側周速比Rd=2.5、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=4.2[g/m]、第2現像ローラ21Bのトナー搬送量Q=4[g/m]となるように、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23に印加するバイアスのDC成分を変更し、且つ、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23の回転数を調整した。この場合、第1現像ローラ21Aについて、単位時間当たりの像担持体1へのトナー供給量を示す指標であるRd・Q値は10.5となる。この比較例5の条件は、図7の点(△5)に該当する。
この比較例5を用いた試験3によれば、実用上は特に問題となるほどではないが、画像メモリ特性に若干の不安定さが認められた(この評価を、図7においては△印で示す)。すなわち、像担持体1の回転方向における下流側に位置する第2現像ローラ21Bのトナー搬送量Qが4以下(Q=4)であっても、画像メモリ特性に若干の不安定さが生じたことから、画像メモリの発生に関しては、像担持体1の回転方向における上流側に位置する第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Qの影響がより大きく、支配的であると言える。従って、以下においては、現像ローラのトナー搬送量Qとしては、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量のみを表示することとする。
[試験4]
試験4では、第1の電界形成手段が形成する振動電界におけるトナー供給回収部の平均的な電位差ΔVavgを{(トナー供給側電位差×供給側デューティ比)−(トナー回収側電位差×回収側デューティ比)}/100として、このトナー供給回収部の平均的な電位差ΔVavgが画像メモリの発生有無に及ぼす影響を調べた。
(実施例3)
この実施例3では、前記実施例1と同様の現像装置2及び現像剤を用いて、現像側周速比Rd=2.5、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=4.5[g/m]、となるように、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23に印加するバイアスのDC成分を変更し、且つ、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23の回転数を調整した。そのときの、現像剤搬送ローラ23側の振幅を1[kV]とし、トナー供給回収部の平均的な電位差ΔVavgは140Vとなった。また、この場合、第1現像ローラ21Aについて、単位時間当たりの像担持体1へのトナー供給量を示す指標であるRd・Q値は11.25となる。この実施例3の条件は、図7の点(△6)に該当する。
(比較例6)
この比較例6では、前記実施例1と同様の現像装置2及び現像剤を用いて、実施例3と同様に、現像側周速比Rd=2.5、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=4.5[g/m]、となるように、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23に印加するバイアスのDC成分を変更し、且つ、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23の回転数を調整した。そのときの、現像剤搬送ローラ23側の振幅を0.5[kV]とし、トナー供給回収部の平均的な電位差ΔVavgは210Vとなった。この比較例6の条件は、実施例3と同じく、図7の点(△6)に該当することになる。
試験4の結果は、表3に示す通りであった。
Figure 2010072468
比較例6では、実用上問題となるほどではないが画像メモリ特性に若干の不安定さが認められた。これに対して、実施例3では、画像メモリは全く認められなかった。
図8は、トナー供給回収部の平均的な電位差ΔVavgをパラメータにとってトナー粒径分布を調べた実験結果を示すグラフで、横軸がトナー粒径[μm]を、縦軸が積算[%]をそれぞれ表している。この実験結果からも良く分かるように、△Vavg≧200では現像ローラ21A,21Bに担持されるトナー層に粒径選別が起こりやすく、画像メモリに悪影響を及ぼす。従って、△Vavg≦200に設定することが好ましい。
[試験5]
試験5では、トナー粒径が画像濃度に及ぼす影響を調べた。
(比較例7)
この比較例7では、前記実施例1と同様の現像装置2を用いるが、現像剤中に使用するトナーを、トナーA(トナー粒径:6.5μm)からトナーB(トナー粒径:9μm)に変更した。そして、実施例1の場合と同様に、現像側周速比Rd=2.5、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=3[g/m]、となるように、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23に印加するバイアスのDC成分を変更し、且つ、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23の回転数を調整した。この比較例7の条件は、実施例1と同じく、図7の点(○1)に該当することになる。
実施例1に記載の現像装置で画出しをした場合と、比較例7に記載の現像装置で画出しをした場合について、紙上の付着濃度[g/m2]を揃えたときには、画像上の占有面積は実施例1の方が多くなり、濃い画像となった。同じ画像濃度を出すときには小径トナーの方が、現像ローラ上のトナー搬送量Qを少なく設定できるため、粒径が8μm以下の小径トナーを使用することが好ましいと言える。
[試験6]
試験6では、供給側周速比Rs(現像ローラの周速に対する現像剤搬送ローラの周速の比)が画像メモリの発生有無に及ぼす影響を調べた。
(実施例4)
この実施例4では、前記実施例1と同様の現像装置2及び現像剤を用いて、現像側周速比Rd=2、供給側周速比Rsは実施例1と同じくRs=1、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=4.5[g/m]、となるように、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23に印加するバイアスのDC成分を変更し、且つ、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23の回転数を調整した。この場合、第1現像ローラ21Aについて、単位時間当たりの像担持体1へのトナー供給量を示す指標であるRd・Q値は9となる。この実施例4の条件は、図7の点(△7)に該当する。
(比較例8)
この比較例8では、前記実施例1と同様の現像装置2及び現像剤を用いるが、供給側周速比RsをRs=0.5に変更した。そして、実施例4の場合と同様に、現像側周速比Rd=2、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=4.5[g/m]、となるように、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23に印加するバイアスのDC成分を変更し、且つ、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23の回転数を調整した。この比較例8の条件は、図7の点(△7)に該当することになる。
比較例8の現像装置を用いた画出しでは、実用上特に問題となるほどではないが、画像メモリ特性に若干の不安定が認められた。これに対して、実施例4の現像装置を用いた画出しでは画像メモリは全く発生しなかった。第1,第2現像ローラ21A,21Bに単位時間当たりに接触する現像剤搬送ローラ23上に担持された磁気ブラシの量が多い方が、トナーの回収に有利なため、供給側周速比Rs≧1に設定することが好ましい。
[試験7]
試験7では、トナー帯電量が画像メモリの発生有無に及ぼす影響を調べた。
(実施例5)
この実施例5では、前記実施例1と同様の現像装置2及び現像剤(トナー比率:8%)を用いて、現像側周速比Rd=2.3、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=4.5[g/m]、となるように、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23に印加するバイアスのDC成分を変更し、且つ、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23の回転数を調整した。この場合、第1現像ローラ21Aについて、単位時間当たりの像担持体1へのトナー供給量を示す指標であるRd・Q値は10.35となる。この実施例5の条件は、図7の点(△8)に該当する。
(比較例9)
この比較例9では、前記実施例1と同様の現像装置2を用いるが、現像剤中のトナー比率を6%に変更した。そして、実施例5の場合と同様に、現像側周速比Rd=2.3、第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q=4.5[g/m]、となるように、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23に印加するバイアスのDC成分を変更し、且つ、第1,第2現像ローラ21A,21B及び現像剤搬送ローラ23の回転数を調整した。この比較例9の条件は、実施例1と同じく、図7の点(△8)に該当することになる。
比較例9の現像装置を用いた画出しでは、実用上特に問題となるほどではないが、画像メモリ特性に若干の不安定が認められた。これに対して、実施例5の現像装置を用いた画出しでは画像メモリは全く発生しなかった。
比較例9と実施例5のそれぞれの場合について、使用された現像槽内のトナー帯電量を調べた。トナー帯電量の測定は、公知の測定装置を用いて行った。その結果、比較例9ではトナー帯電量が50[μc/g]であったのに対して、実施例5ではトナー帯電量は35[μc/g]であった。従って、トナーの帯電量が低い方が現像ローラ21A,21Bとトナーとの付着力が低減され、トナーの回収性が高まるため、トナーの飽和帯電量E≦40に設定することが好ましい。
前記試験2〜試験7に用いた実施例1,3〜5と比較例2〜9について、現像側周速比Rd,第1現像ローラ21Aのトナー搬送量Q,画像メモリ評価,画像濃度評価,発熱評価,画像形成装置としての総合評価を一覧にして示す。画像形成装置としての総合評価は、画像メモリ,画像濃度,発熱の全ての評価が問題無し(○)の場合に○と評価するものである。尚、実施例2及び比較例1については、前述のように、試験1にて発熱評価のみを行った。
Figure 2010072468
以上、説明したように、本実施形態によれば、現像ローラ21A,21Bを複数設けたことにより、高速プリントが求められる場合でも、像担持体1への高速でのトナー供給に必要とされる各現像ローラ21A,21Bの回転速度を低減でき、現像ローラ21A,21Bの発熱を(従って、装置の発熱を)抑制できる。すなわち、装置の発熱を招来することなく高速プリントに対応することができる。特に、現像剤搬送ローラ23上の現像剤の移動方向と現像ローラ21A,21Bのトナーの移動方向とを、その対向部において逆方向に設定したことによって、より高い摺擦・撹乱効果が得られ、トナーの回収性を高めることができるのである。
しかも、少なくとも像担持体1の回転方向における上流側に位置する第1現像ローラ21Aについて、当該第1現像ローラ21A上のトナー搬送量(Q),像担持体1の周速に対する当該現像ローラ21Aの周速の比(現像側周速比Rd),現像ローラ21Aの周速に対する現像剤搬送ローラ23の周速の比(供給側周速比Rs),プロセス速度(Pv),当該第1現像ローラ21Aの直径(D),現像ローラの本数(n)及び第1の電界形成手段が形成する第1の電界(平均的には現像剤搬送ローラ23から現像ローラ21A,21Bにトナーを転移させる方向の振動電界)におけるトナー供給回収部の平均的な電位差(ΔVavg),トナー飽和帯電量(E)等の所要の組み合わせを好適に設定したことにより、画像濃度を確保した上で画像メモリの発生を有効に防止することができる。
尚、以上の説明は、現像ローラが2本設けられた場合についてのものであったが、本発明は、3本以上の現像ローラを備えた場合についても有効に適用することができる。
このように、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、変更および改良等がなされるものであることは、いうまでもない。
本発明の実施形態に係る電子写真式画像形成装置の画像形成に関連する部分を示す説明図である。 電界形成手段の一接続例を示す説明図である。 図2Aに示す電界形成手段から現像剤搬送ローラと現像ローラに供給されている電圧の関係を示す説明図である。 電界形成手段の他の接続例を示す説明図である。 電界形成手段の更に他の接続例を示す説明図である。 本発明実施例1に係る電界形成手段によるバイアス電圧の具体例を示す図である。 従来のハイブリッド方式の現像装置を備えた画像形成装置の画像形成に関連する部分を示す説明図である。 本実施形態の実験における各試験結果を示す図である。 トナー供給回収部の平均的な電位差をパラメータにとってトナー粒径分布を調べた実験結果を示す図である。
符号の説明
1 像担持体
2 現像装置
4 第1の電界形成手段
5 第2の電界形成手段
21A 第1現像ローラ
21B 第2現像ローラ
22a,22b トナー層
23 現像剤搬送ローラ
23m 磁石ローラ
23s スリーブローラ
24 規制部材
25 現像剤
28 現像槽
M1 画像形成装置
n 現像ローラの本数
Q 現像ローラ上のトナー搬送量
Rd 現像側周速比
ΔVavg トナー供給回収部の平均的な電位差

Claims (6)

  1. 磁石を内包し周面にトナーと磁性粒子とを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体と静電潜像担持体とに対向して配置される複数のトナー担持体と、前記現像剤担持体と前記トナー担持体との間に、現像剤担持体からトナー担持体にトナーを転移させる方向の第1の電界を形成する第1の電界形成手段と、前記トナー担持体と前記静電潜像担持体との間に、トナー担持体に転移した前記トナーを前記静電潜像担持体上の潜像部に転移させて静電潜像をトナー画像として可視像化する第2の電界形成手段と、を備えた現像装置であって、
    前記第1の電界形成手段は、平均的には前記現像剤担持体から前記トナー担持体にトナーを転移させる方向の振動電界を形成し、
    前記現像剤担持体上の現像剤の移動方向と前記トナー担持体上のトナーの移動方向は、その対向部において逆方向に設定されており、
    少なくとも前記静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量をQ[g/m]、前記静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比を現像側周速比Rd、プロセス速度をPv[mm/sec]、当該トナー担持体の直径をD[mm]、トナー担持体の数をn[個]として、以下の条件
    a)1≦Q≦4
    b)Rd≦(100/Pv)・D
    c)4/n≦Rd・Q
    を満たす、ことを特徴とする現像装置。
  2. 磁石を内包し周面にトナーと磁性粒子とを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体と静電潜像担持体とに対向して配置される複数のトナー担持体と、前記現像剤担持体と前記トナー担持体との間に、現像剤担持体からトナー担持体にトナーを転移させる方向の第1の電界を形成する第1の電界形成手段と、前記トナー担持体と前記静電潜像担持体との間に、トナー担持体に転移した前記トナーを前記静電潜像担持体上の潜像部に転移させて静電潜像をトナー画像として可視像化する第2の電界形成手段と、を備えた現像装置であって、
    少なくとも前記静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量をQ[g/m]、前記静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比を現像側周速比Rd、プロセス速度をPv[mm/sec]、当該トナー担持体の直径をD[mm]、トナー担持体の数をn[個]、前記第1の電界形成手段が形成する振動電界におけるトナー供給回収部の平均的な電位差ΔVavgを{(トナー供給側電位差×供給側デューティ比)−(トナー回収側電位差×回収側デューティ比)}/100として、以下の条件
    a)1≦Q≦4.5
    b)Rd≦(100/Pv)・D
    c)4/n≦Rd・Q
    d)ΔVavg≦200
    を満たす、ことを特徴とする現像装置。
  3. 磁石を内包し周面にトナーと磁性粒子とを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体と静電潜像担持体とに対向して配置される複数のトナー担持体と、前記現像剤担持体と前記トナー担持体との間に、現像剤担持体からトナー担持体にトナーを転移させる方向の第1の電界を形成する第1の電界形成手段と、前記トナー担持体と前記静電潜像担持体との間に、トナー担持体に転移した前記トナーを前記静電潜像担持体上の潜像部に転移させて静電潜像をトナー画像として可視像化する第2の電界形成手段と、を備えた現像装置であって、
    少なくとも前記静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量をQ[g/m]、前記静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比を現像側周速比Rd、当該トナー担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比を供給側周速比Rs、プロセス速度をPv[mm/sec]、当該トナー担持体の直径をD[mm]、トナー担持体の数をn[個]として、以下の条件
    a)1≦Q≦4.5
    b)Rd≦(100/Pv)・D
    c)4/n≦Rd・Q
    d)Rs≧1
    を満たす、ことを特徴とする現像装置。
  4. 磁石を内包し周面にトナーと磁性粒子とを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体と静電潜像担持体とに対向して配置される複数のトナー担持体と、前記現像剤担持体と前記トナー担持体との間に、現像剤担持体からトナー担持体にトナーを転移させる方向の第1の電界を形成する第1の電界形成手段と、前記トナー担持体と前記静電潜像担持体との間に、トナー担持体に転移した前記トナーを前記静電潜像担持体上の潜像部に転移させて静電潜像をトナー画像として可視像化する第2の電界形成手段と、を備えた現像装置であって、
    少なくとも前記静電潜像担持体の回転方向における上流側に位置するトナー担持体について、当該トナー担持体上のトナー搬送量をQ[g/m]、前記静電潜像担持体の周速に対する当該トナー担持体の周速の比を現像側周速比Rd、プロセス速度をPv[mm/sec]、当該トナー担持体の直径をD[mm]、トナー担持体の数をn[個]、トナーの飽和帯電量をEとして、以下の条件
    a)1≦Q≦4.5
    b)Rd≦(100/Pv)・D
    c)4/n≦Rd・Q
    d)E≦40
    を満たす、ことを特徴とする現像装置。
  5. 粒径が8[μm]以下の小径トナーを用いることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の現像装置。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2008241407A 2008-09-19 2008-09-19 現像装置および画像形成装置 Pending JP2010072468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008241407A JP2010072468A (ja) 2008-09-19 2008-09-19 現像装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008241407A JP2010072468A (ja) 2008-09-19 2008-09-19 現像装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010072468A true JP2010072468A (ja) 2010-04-02

Family

ID=42204279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008241407A Pending JP2010072468A (ja) 2008-09-19 2008-09-19 現像装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010072468A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011197072A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置
WO2011155313A1 (ja) * 2010-06-07 2011-12-15 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 現像装置および画像形成装置
JP2011257533A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置
WO2011158785A1 (ja) * 2010-06-17 2011-12-22 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 現像装置および画像形成装置
JP2011257532A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置
JP2011257534A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置
JP2012154961A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011197072A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置
WO2011155313A1 (ja) * 2010-06-07 2011-12-15 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 現像装置および画像形成装置
JP4900542B1 (ja) * 2010-06-07 2012-03-21 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 現像装置および画像形成装置
US8489004B2 (en) 2010-06-07 2013-07-16 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Developer device and image forming apparatus
JP2011257533A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置
JP2011257532A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置
JP2011257534A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置
WO2011158785A1 (ja) * 2010-06-17 2011-12-22 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 現像装置および画像形成装置
JP2012154961A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010072468A (ja) 現像装置および画像形成装置
US8335445B2 (en) Development apparatus and image forming apparatus
JP2011059163A (ja) 現像装置およびその制御方法
JP3636535B2 (ja) 現像方法
JP2010002474A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP5062012B2 (ja) 現像装置、及び画像形成装置
JP2011059162A (ja) 現像装置およびその制御方法
JP2009223118A (ja) 現像方法、現像装置及び画像形成装置
JP4636091B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP5141569B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2008224721A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5115143B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4670951B2 (ja) 画像形成装置
JP4973694B2 (ja) 画像形成装置および画像調整方法
JP2009192788A (ja) 画像形成装置
JP5093019B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2013003449A (ja) 現像装置
JP4952393B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2008281739A (ja) 現像装置及び画像形成装置
WO2011158785A1 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP5092859B2 (ja) 現像装置、及び画像形成装置
JP5440416B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2010134227A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5115296B2 (ja) 現像装置、及び画像形成装置
JP2009109947A (ja) 現像装置、及び画像形成装置