JP2010070164A - 作業機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】揺動リンク16の遊端側及びトラックフレーム17のうちの一方に、回転体42の外周部を機体左右方向の第2横軸芯P3回りに回転自在に支承し、前記揺動リンク16の遊端側及びトラックフレーム17のうちの他方に枢支軸40を設け、この枢支軸40を前記回転体42に前記第2横軸芯P3から偏倚させた位置で支承したものである。
【選択図】図4
Description
例えば特許文献1の図3及び図4において、急旋回によりクローラ走行装置に横方向の外力が掛かると、この横方向の外力はトラックフレーム(特許文献1の16)に掛かり、補助リンク(特許文献1の48)の下部(特許文献1の49の部分)の一箇所に掛かるので、補助リンク(特許文献1の48)に大きな曲げ力が作用する。特に揺動リンク(特許文献1の12L)と補助リンク(特許文献1の48)との接続部分に、大きな曲げ力が作用する。
請求項1に係る第1発明は、左右一対のクローラ走行装置における左右それぞれのトラックフレームを機体左右方向の第1横軸芯回りに揺動駆動される揺動リンクを介して昇降自在に機体フレームに支持してある作業機であって、前記揺動リンクの遊端側及びトラックフレームのうちの一方に、回転体の外周部を機体左右方向の第2横軸芯回りに回転自在に支承し、前記揺動リンクの遊端側及びトラックフレームのうちの他方に枢支軸を設け、この枢支軸を前記回転体に、前記枢支軸の軸芯を前記第2横軸芯から偏倚させた位置で支承してあることを特徴とする。
第1発明は、機体フレームとトラックフレームとの間の揺動リンクを第1横軸芯回りに揺動駆動させて機体フレームに対して左右のトラックフレームを昇降させることにより機体を昇降させることができるものである。
第1発明によれば、揺動リンクの遊端側に回転体の外周部を機体左右方向の第2横軸芯回りに回転自在に支承し、トラックフレームに枢支軸を設け、この枢支軸を前記回転体に前記第2横軸芯から偏倚させた位置で支承してある、又は、トラックフレームに回転体の外周部を機体左右方向の第2横軸芯回りに回転自在に支承し、揺動リンクの遊端側に枢支軸を設け、この枢支軸を前記回転体に前記第2横軸芯から偏倚させた位置で支承してある。これにより、トラックフレームと揺動リンクとの間の融通機構を外周部が支承された回転体と、この回転体に支承され当該回転体の第2横軸芯と軸芯を偏倚させた枢支軸とによって、揺動リンクの揺動に伴い、枢支軸が第2横軸芯周りに移動しようとすると、この動作が回転体の第2横軸芯周りの回転により吸収されるのであり、枢支軸及び回転体等に
より融通機構の機能が備わる。
例えば横方向の外力が枢支軸(後リンク遊端軸)40の下側及び上側に掛かった場合、枢支軸(後リンク遊端軸)40の下側に掛かる横方向の外力による曲げ力と、枢支軸(後リンク遊端軸)40の上側に掛かる横方向の外力による曲げ力とが、互いに逆向きになり互いに打ち消し合う状態になると考えられ、回転体(大径軸)42や枢支軸(後リンク遊端軸)40等に掛かる曲げ力を抑えることができる。
従って、第1発明によれば、機体を急旋回したときに受ける横方向の外力に対して強い耐久性に優れたものとすることができる利点がある。
請求項2に係る第2発明は、第1発明の作業機において、前記揺動リンク及びトラックフレームの一方にボス部を形成し、このボス部に前記回転体の外周部を支承させてある。
第2発明によれば、揺動リンクの遊端側に形成したボス部に回転体の外周部を機体左右方向の第2横軸芯回りに回転自在に支承し、トラックフレームに枢支軸を設け、この枢支軸を前記回転体に前記第2横軸芯から偏倚させた位置で支承してある、又は、トラックフレームに形成したボス部に回転体の外周部を機体左右方向の第2横軸芯回りに回転自在に支承し、揺動リンクの遊端側に枢支軸を設け、この枢支軸を前記回転体に前記第2横軸芯から偏倚させた位置で支承してある。
クローラ走行装置に横方向の外力が掛かった場合、この横方向の外力が回転体の全外
周部に分散して掛かると考えられるのであり、横方向の外力による曲げ力が互いに打
ち消し合う状態をさらに促進させることができて、回転体や枢支軸等に掛かる曲げ力
をさらに抑えることができる。
従って、第2発明によれば、機体を急旋回したときに受ける横方向の外力に対して強い耐久性に優れたものとすることができる利点がある。
請求項3に係る第3発明は、第2発明の作業機において、前記ボス部と前記回転体との間に第1グリース油路を形成するとともに、前記回転体と前記枢支軸との間に第2グリース油路を形成し、前記第1グリース油路と第2グリース油路とを油道で連通させてある。
第3発明によれば、ボス部と回転体との間の第1グリース油路と回転体と枢支軸との間の第2グリース油路とを油道で連通させてあるので、両グリース油路にグリースを供給するためのグリースニップルを一つにすることができるとともに、供給が困難な回転体と枢支軸との間に形成した第2グリース油路にグリースニップルを設けることを省略することが可能となり、トラックフレーム本体に穴を開ける必要もなく、ボス部外周の見えやすく給油が容易な場所に単一のグリースニップルを設けることで、両グリース油路にグリースを供給することができるようになった。
第3発明によれば、給油が容易な1箇所のみなので給油作業が軽減できるとともに給油作業を容易確実に行うことができるようになる。
請求項4に係る第4発明は、第1発明ないし第3発明の作業機において、前記回転体をトラックフレームの上部に配設したものである。
第4発明によれば、回転体をトラックフレームの上部に配設してあるので、組付け場所が高い位置になり、トラックフレームの下部に回転体を設けた場合よりも回転体及び枢支部に泥がかかり難いので使用環境がよく、分解作業などのメンテナンスも容易になる。
又、回転体をトラックフレームの上部に配設したので、急旋回時などでクローラに対して横方向の力を受けてクローラ無端帯が上方に捲れ上がることがあってもクローラ無端帯が回転体に接触して損傷するということも回避できる。
第4発明によれば、回転体に対する使用環境がよく耐久性が向上するとともに、メンテナンス作業が容易になった。
図2、図3に示すように、左側のクローラ走行装置1は、機体フレーム5の左横側部に前後一対の揺動リンク15,16を介して連結している機体前後向きのトラックフレーム17、このトラックフレーム17の長手方向に並んでトラックフレーム17に遊転自在に支持させてある複数個の接地転輪18、トラックフレーム17の後端部にテンションロッド19を介して遊転自在に支持させてあるテンション輪体20、機体フレーム5の前端側に固定のミッションケース21に駆動回動自在に支持されているクローラ駆動輪体22、左側の機体フレーム5に設けたブラケット38を介して遊転自在に支持されている上部転輪24、前記の全ての輪体18,20,22,24にわたって巻回してあるゴム製のクローラ無端帯としてのクローラベルト25を備えて構成してある。つまり、ミッションケース21の内部に位置する走行用ミッション(図示せず)によってクローラ駆動輪体22を駆動し、テンション輪体20によってクローラベルト25を緊張状態にしながら、かつ、各接地転輪18によってクローラベルト25の下部側を接地するように案内しながら、クローラ駆動輪体22によってクローラベルト25を各輪体18,20,22,24に沿って回動する状態に駆動するようになっている。
そして、前記前リンク支持部31に支承されている前リンク基端軸29の機体フレーム内側に突出している端部に前リンク操作アーム34を連結し、この前リンク操作アーム34と前記後リンク操作アーム43とを連結ロッド45を介して連動連結してある。
従来は、後揺動リンク16とトラックフレーム17との間にリンクの動きをスムーズにするために融通リンク、遊びリンク、キャンセルリンク等と称するリンクを設けていたが、本発明ではリンクに代えて図4〜図6に示す二重偏芯軸構造を採用している。
トラックフレーム17の左右に取付けたブラケット41で構成された後リンク連結部にボス部46を固設し、このボス部46に左右一対の第1ブッシュ47を介して大径軸42を支承し、大径軸42の第2軸芯P3から偏倚した位置を第3軸芯P4とする後リンク遊端軸40である枢支軸を支承してある。枢支軸40は大径軸42の範囲内に設けられ、大径軸42と枢支軸40との間には、一対の第2ブッシュ48を介在させてあり、左右の第1ブッシュ47の間及び左右の第2ブッシュ48の間には、第1、第2グリース油路49,50を形成してあり、第1グリース油路49と第2グリース油路50とを油道51で連通させてあり、ボス部46に第1グリース油路49と連通するグリースニップル52を取付けてある。
大径軸42の左右端における大径軸42とボス部46との間、及び大径軸42と枢支軸40との間には第1、第2シールリング53,54を嵌合させてある。
グリースニップル52よりグリースガンでグリースを注入して、枢支部の動きをスムーズにするとともに磨耗を防止するようにしてある。
後揺動リンク16の遊端部には二股支持部材57を形成してあり、二股支持部材57に支持された枢支軸40の抜け止め部材58を二股支持部材57にボルト59で固定してある。
上記の実施の形態では、トラックフレーム17に固定したボス部46に大径軸42を固定し、これに後揺動リンク16の遊端部に設けた枢支軸40を支承させるように構成したが、図8に示すように、揺動リンク16の遊端部に、回転体としての大径軸42の外周部を機体左右方向の横軸芯P3回りに回転自在に支承させるとともに、トラックフレーム17に枢支軸40を設け、この枢支軸40を大径軸42に大径軸42の横軸芯P3から偏倚させた位置で支承するように構成してもよい。
5 機体フレーム
15 揺動リンク(前揺動リンク)
16 揺動リンク(後揺動リンク)
17 トラックフレーム
40 枢支軸(後リンク遊端軸)
42 回転体(大径軸)
46 ボス部
49 第1グリース油路
50 第2グリース油路
51 油道
P1,P2 第1横軸芯(前揺動リンク及び後揺動リンクの基部の軸芯)
P3 第2横軸芯(回転体の軸芯)
P4 軸芯(後揺動リンクの遊端側軸芯)
Claims (4)
- 左右一対のクローラ走行装置における左右それぞれのトラックフレームを機体左右方向の第1横軸芯回りに揺動駆動される揺動リンクを介して昇降自在に機体フレームに支持してある作業機であって、
前記揺動リンクの遊端側及びトラックフレームのうちの一方に、回転体の外周部を機体左右方向の第2横軸芯回りに回転自在に支承し、前記揺動リンクの遊端側及びトラックフレームのうちの他方に枢支軸を設け、この枢支軸を前記回転体に、前記枢支軸の軸芯を前記第2横軸芯から偏倚させた位置で支承してあることを特徴とする作業機。 - 前記揺動リンク及びトラックフレームの一方にボス部を形成し、このボス部に前記回転体の外周部を支承させてある請求項1記載の作業機。
- 前記ボス部と前記回転体との間に第1グリース油路を形成するとともに、前記回転体と前記枢支軸との間に第2グリース油路を形成し、前記第1グリース油路と第2グリース油路とを油道で連通させてある請求項2記載の作業機。
- 前記回転体をトラックフレームの上部に配設してある請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の作業機。
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