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JP2010064569A - 電動パーキングブレーキ装置 - Google Patents

電動パーキングブレーキ装置 Download PDF

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JP2010064569A JP2008231584A JP2008231584A JP2010064569A JP 2010064569 A JP2010064569 A JP 2010064569A JP 2008231584 A JP2008231584 A JP 2008231584A JP 2008231584 A JP2008231584 A JP 2008231584A JP 2010064569 A JP2010064569 A JP 2010064569A
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Ryoichi Tachiiri
良一 立入
Yuichi Takeo
優一 竹尾
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Abstract

【課題】 緊急解除を行う際に容易に行うことができ、通常作動時には電動モータの作動に抵抗が発生させない電動パーキングブレーキ装置を提供する。
【解決手段】 緊急解除が必要な場合にのみ、アクチュエータ20のハウジング21に緊急解除工具33、64、72を挿入して、電動モータ10によって駆動される被駆動部材23を手動で回転できる構成とし、通常作動時には緊急解除工具を回転させることなく、緊急作動時にのみ被駆動部材と緊急解除工具が噛み合うようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両の電動パーキングブレーキ装置に関するものである。特に、電動パーキングブレーキ装置の駆動を行う電動モータの故障などに起因する緊急解除を行うため、電動モータを手動で操作することができる電動パーキングブレーキ装置に関するものである。
近年、車両のパーキングブレーキ装置には、電動モータを駆動源としたアクチュエータで作動するものが提案されている。この種のパーキングブレーキ装置は、電動モータの駆動によりパーキングブレーキを制動状態または解除状態とすることが可能な被駆動部材を有するアクチュエータと、緊急時に電動モータの駆動に因らないで制動状態にあるパーキングブレーキを解除可能な緊急解除機構を備えている。この種のパーキングブレーキ装置は、車両が駐車(又は停車)時に、電動モータにてケーブルの張力を調節してブレーキ装置を作動させている。
万一、パーキングブレーキが作動状態で電動モータに故障が発生し、パーキングブレーキが解除不能となっても、手動でパーキングブレーキを解除できる電動パーキングブレーキ装置が紹介されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特許文献1に開示された電動パーキングブレーキに搭載された電動モータは、電動モータの回転軸の端部に六角穴を設け、この六角穴に六角レンチを挿入して、電動モータに故障が発生した場合には手動で電動モータを回転させることで、パーキングブレーキを解除可能にできる構造となっている。
また、特許文献2に開示された電動パーキングブレーキには、アクチュエータの出力ギヤと常に係合する歯車が設けられ、この歯車を緊急解除用のケーブルを介して手動で回転することで電動パーキングブレーキを解除できる構造となっている。なお、緊急解除用のケーブルの一端は出力ギヤと常に噛み合う歯車に係合し、他端はトランクルーム内に延在している。緊急解除時には、緊急解除用のケーブルの他端に工具を差し込んで回転操作することで、工具の回転に伴って歯車を回転させて出力ギヤを解除方向に回転させる。
特開2001−234958号 特開2008−018898号
上記特許文献1の電動パーキングブレーキの緊急解除は、電動モータの回転軸を六角レンチで回転操作させるものであり、緊急解除のための操作空間を考慮して電動モータの配置を決定する必要があり、電動パーキングブレーキを設計する際の制約が大きい。更に、電動モータの回転軸を六角レンチで回転させるので、回転抵抗も高く、緊急解除の時間も長くかかり操作性も悪くなっている。
上記特許文献2の電動パーキングブレーキの構造は、緊急解除用のケーブルの他端がトランクルーム内に延在しているので緊急解除の作業を容易にする利点がある。しかしながら、出力ギヤと歯車が常に噛み合っているので、電動パーキングブレーキの通常作動時にも噛み合い作動音を発生させる問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、コスト面で有利な、信頼性の高い電動パーキングブレーキ装置を提供することを目的とする。
上記目標を達成する為に、請求項1にかかる発明では、電動モータの駆動によりパーキングブレーキを制動状態または解除状態とすることが可能な被駆動部材を有するアクチュエータと、緊急時に電動モータの駆動に因らないで制動状態にあるパーキングブレーキを解除可能な緊急解除機構を備えた電動パーキングブレーキ装置において、緊急解除機構は被駆動部材に係脱可能で、被駆動部材への係合時に手動で被駆動部材を駆動可能な緊急解除工具を有する構成としたものである。この構成によって、緊急解除機構の緊急解除工具が緊急解除のときにのみ被駆動部材へ係脱可能とすることができ、通常作動時には電動モータの回転によって駆動によって回転する被駆動部材を緊急解除機構と独立して回転させ得る。
また、本発明は、被駆動部材が山歯歯車を有し、緊急解除工具が山歯歯車に係合可能な歯車を有することも可能である。この場合には、被駆動部材に山歯歯車部分を設けることで緊急解除工具の歯車が、簡単な構造で確実に被駆動部材に係合し得る。
また、本発明は、被駆動部材がクラウン歯車を有し、緊急解除工具がクラウン歯車に係合可能な歯車を有することも可能である。この場合には、被駆動部材にクラウン歯車部分を設けることで緊急解除工具の歯車が、簡単な構造で確実に被駆動部材に係合し得る。
また、本発明は、被駆動部材が平歯歯車を有し、緊急解除工具が平歯歯車に係合可能な歯車を有することも可能である。この場合には、被駆動部材に平歯歯車部分を設けることで緊急解除工具の歯車が、簡単な構造で確実に被駆動部材に係合し得る。
本発明によれば、緊急解除機構の緊急解除工具が緊急解除のときにのみ被駆動部材へ係脱可能とすることができるので、通常作動時には電動モータの回転によって駆動によって回転する被駆動部材を緊急解除機構と独立して回転させることができる。従って、通常作動時には被駆動部材と緊急解除機構の緊急解除工具とが噛み合うことがなく、作動音の発生を防止することができる。また、緊急解除機構にケーブルなどを必要とするものではないので、電動パーキングブレーキ装置の車両への取り付けが簡素化でき、製造コストの低減もできる。
更に、被駆動部材に、山歯歯車、クラウン歯車または平歯歯車を有する形状とし、緊急解除工具がこれらの歯車に係合可能な歯車を有することで、緊急解除工具の歯車が簡単な構造で確実に被駆動部材を作動させ得る。また、緊急解除機構を作動させる操作性を容易にすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1に、電動パーキングブレーキ装置の概要を示す。電動パーキングブレーキ装置は、電動モータ10と、電動モータ10の回転軸12が挿入されるアクチュエータ20と、アクチュエータ20から車輪40、42をそれぞれ制御するためのブレーキ装置(例えば、周知のディスクブレーキキャリパ)41、43に向かって延びるケーブル44、46と、車室内に設置され運転者が操作可能な制動スイッチ48及び解除スイッチ50と、制動スイッチ48、解除スイッチ50からの情報に基づいて電動モータ10の駆動を制御する制御ECU52とから構成されている。アクチュエータ20のハウジング21には、電動モータ10の回転軸12が挿入されており、回転軸12の先端部にはピニオンギヤ22が固定されている。ピニオンギヤ22に隣接して、ピニオンギヤ22と噛み合う大径ギヤ23が配置されており、大径ギヤ23の中央には外周部にネジを形成したネジ軸24が一体に取り付けられている。ネジ軸24にはアーム25とアーム25に取り付けられたナット26よりなるイコライザー27が取り付けられている。ナット26はネジ軸24に螺合しており、ネジ軸24の回転によってアーム25を図1の左右方向に移動させる。アーム25の一端(図1に示す上側)には、車輪40の回転を制御するブレーキ装置41に接続したケーブル44の端部である固着ピン45を保持している。アーム25の他端(図1に示す下側)には、車輪42の回転を制御するブレーキ装置43に接続したケーブル46の端部である固着ピン47を保持している。なお、ハウジング21内部に位置するケーブル46には、センサ28が取り付けられており、ケーブル46の張力を制御ECU52に伝達している。また、アクチュエータ20のハウジング21には、大径ギヤ23の外周の延長線上に円形開口31が形成され、円形開口31はゴムキャップ32により閉鎖されている。
上記実施形態の電動パーキングレーキ装置について、通常状態での作動を説明する。車両の駐車時などパーキングブレーキ装置の作動が必要な場合には、運転者が制御スイッチ48を操作すると、制御ECU52が電動モータ10を正転させる。電動モータ12の正転回転は、回転軸12、ピニオンギヤ22、大径ギヤ23、ネジ軸24を正転方向に回転させる。ネジ軸24の正転方向の回転に伴って、ネジ軸24に螺合しているナット26と共にイコライザー27全体が図1において右方向に移動する。これによって、イコライザー27のアーム25に固着したケーブル44及び46が、図1において右方向に引き寄せられ、車輪40及び42に取り付けたブレーキ装置41、43を作動させて、パーキングブレーキ装置が作動状態となる。また、パーキングブレーキ装置を解除する場合には、運転者が解除スイッチ50を操作し、制御ECU52は解除スイッチ50の操作によって電動モータ10を逆転方向に回転させる。電動モータ10を逆転方向に回転させることによって、上述のパーキングブレーキ装置を作動させる場合の作動方向が逆転し、パーキングブレーキ装置を解除する。
ここで、上記実施形態の電動パーキングレーキ装置の緊急解除について説明する。ここで、電動パーキングブレーキ装置の緊急解除とは、電動パーキングブレーキ装置が作動中(例えば、車両が停止状態)で、運転者が電動パーキングブレーキ装置を解除しようとした際に、何らかの原因で電動モータ10が逆転方向に回転させられない状況をいう。電動パーキングブレーキ装置の緊急解除が必要となった場合には、アクチュエータ20のハウジング21に取り付けられたゴムキャップ32を取り外し、図2に示すように、円形開口31に工具(緊急解除工具)33を挿入する。工具33は、大径ギヤ23と噛み合い可能なピニオンギヤ部34と、ハンドル部35を有している。そして、ハンドル部35を回転させることによって、大径ギヤ23、ネジ軸24を回転させて(回転の方向は電動モータ10が逆転方向に回転させた場合の大径ギヤ23、ネジ軸24の回転方向に回転させる)、アーム部25を図2の左方向に移動させて解除させる。
なお、工具33の内部には、電動モータ10が逆転方向に回転させた場合の大径ギヤ23の回転方向にのみに回転させることができる図示しないワンウェイクラッチや、アーム部25が図2において最も左側に位置する場合まで移動するとそれ以上の回転を制限する図示しないストッパを組み込むことが好ましい。
上記実施形態の構成による電動パーキングレーキ装置は、緊急解除が必要な場合にのみ、工具33を差し込んで緊急解除を行うので、通常作動時にはピニオンギヤ部34が大径ギヤ23に噛み合うことがなく、通常作動時には無駄な回転をピニオンギヤ部34に伝達する抵抗もなく、電動モータ10の回転力を小さくすることができると共に、大径ギヤ23とピニオンギヤ部34との噛み合いに伴う異音の発生を防止することができる。
なお、上記実施形態の電動パーキングブレーキ装置は、制御スイッチ48と解除スイッチ50を運転者がそれぞれ操作する構成としたが、本発明は、例えば運転者がオートマッチックトランスミッションをPレンジに切り替えた場合に、自動的にパーキングブレーキを作動させる構成においても適用できる。
図3及び図4には、図1及び図2に示した第一の実施形態の変形例を示す。なお、図3及び図4においては、図1及び図2に示した第一の実施形態と同じ部材については、図1及び図2で用いた符号を付与し、詳細な説明は省略する。この変形例においては、図3に示すように、電動モータ10の回転軸12先端のピニオン22に噛み合う大径ギヤ23にクラウン歯車61を一体で形成している。クラウン歯車61は、大径ギヤ23の電動モータ10側に円弧状に形成されている。そして、クラウン歯車61のアクチュエータ20のハウジング21に円形開口62を形成し、通常時はゴムキャップ63で閉鎖している。
ここで、上記実施形態の電動パーキングレーキ装置の緊急解除について説明する。電動パーキングブレーキ装置の緊急解除が必要となった場合には、アクチュエータ20のハウジング21に取り付けられたゴムキャップ63を取り外し、図4に示すように、円形開口62に工具(緊急解除工具)64を挿入する。工具64は、大径ギヤ23のクラウン歯車61と噛み合い可能なピニオンギヤ部65と、ハンドル部66を有している。そして、ハンドル部66を回転させることによって、ピニオンギヤ部65がクラウン歯車61と噛み合い、大径ギヤ23、ネジ軸24を回転させて(回転の方向は電動モータ10が逆転方向に回転させた場合の大径ギヤ23、ネジ軸24の回転方向に回転させる)、アーム部25を図4の下方向に移動させて解除させる。
上記実施形態に電動パーキングブレーキ装置においては、円形開口62をハウジング21の電動モータ10が配置されていない側面に形成したことにより、ピニオンギヤ部65の回転軸とハンドル部66との長さを確保することができ、緊急解除時の操作性を向上させることができる。
図5及び図6には、図3及び図4に示した実施形態の変形例を示す。なお、図5及び図6においては、図3及び図4に示した実施形態と同じ部材については、図3及び図4で用いた符号を付与し、詳細な説明は省略する。この変形例においては、図5に示すように、電動モータ10の回転軸12先端のピニオン22に噛み合う大径ギヤ23に平歯歯車71を一体で形成している。平歯歯車71は、大径ギヤ23の電動モータ10側に円弧状に形成されている。
ここで、上記実施形態の電動パーキングレーキ装置の緊急解除について説明する。電動パーキングブレーキ装置の緊急解除が必要となった場合には、アクチュエータ20のハウジング21に取り付けられたゴムキャップ63を取り外し、図6に示すように、円形開口62に工具(緊急解除工具)72を挿入する。工具72は、大径ギヤ23の平歯歯車71と噛み合い可能な歯車部73と、ハンドル部74を有している。そして、ハンドル部74を回転させることによって、歯車部73が平歯歯車71と噛み合い、大径ギヤ23、ネジ軸24を回転させて(回転の方向は電動モータ10が逆転方向に回転させた場合の大径ギヤ23、ネジ軸24の回転方向に回転させる)、アーム部25を図6の下方向に移動させて解除させる。
本発明の第一の実施形態を適用した電動ブレーキ装置の全体図を示す図である。 図1に示した電動ブレーキ装置の緊急解除の様子を示す図である。 本発明の第二の実施形態を適用した電動ブレーキ装置の全体図を示す図である。 図3に示した電動ブレーキ装置の緊急解除の様子を示す図である。 本発明の第三の実施形態を適用した電動ブレーキ装置の全体図を示す図である。 図5に示した電動ブレーキ装置の緊急解除の様子を示す図である。
符号の説明
10・・・電動モータ
20・・・アクチュエータ
23・・・大径ギヤ(被駆動部材)
33、64、72・・・緊急解除工具

Claims (4)

  1. 電動モータの駆動によりパーキングブレーキを制動状態または解除状態とすることが可能な被駆動部材を有するアクチュエータと、緊急時に前記電動モータの駆動に因らないで制動状態にあるパーキングブレーキを解除可能な緊急解除機構を備えた電動パーキングブレーキ装置において、
    前記緊急解除機構は前記被駆動部材に係脱可能で、前記被駆動部材への係合時に手動で前記被駆動部材を駆動可能な緊急解除工具を有することを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。
  2. 前記被駆動部材は山歯歯車を有し、前記緊急解除工具は前記山歯歯車に係合可能な歯車を有することを特徴とする請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  3. 前記被駆動部材はクラウン歯車を有し、前記緊急解除工具は前記クラウン歯車に係合可能な歯車を有することを特徴とする請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  4. 前記被駆動部材は平歯歯車を有し、前記緊急解除工具は前記平歯歯車に係合可能な歯車を有することを特徴とする請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置。
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