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JP2010061774A - 再生装置、再生制御方法、およびプログラム - Google Patents

再生装置、再生制御方法、およびプログラム Download PDF

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JP2010061774A JP2008229404A JP2008229404A JP2010061774A JP 2010061774 A JP2010061774 A JP 2010061774A JP 2008229404 A JP2008229404 A JP 2008229404A JP 2008229404 A JP2008229404 A JP 2008229404A JP 2010061774 A JP2010061774 A JP 2010061774A
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進也 辰巳
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Abstract

【課題】高音質に出力可能なHDMI信号を提供することができるようにする。
【解決手段】HDMI端子17を有する再生装置1において、コントローラ22は、HDMI接続形態が、音を聴くことのみを目的とする形態であるかを検出する。HDMI接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であると検出された場合に、OSD処理部15またはHDMI I/F16は、HDMI信号に含まれるビデオ信号またはビデオ信号に基づく制御信号を変更し、変更後のビデオ信号またはビデオ信号に基づく制御信号がオーディオ信号とともにHDMI信号としてHDMI端子17から出力される。本発明は、例えば、再生装置に適用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、再生装置、再生制御方法、およびプログラムに関し、特に、高音質に出力可能なHDMI信号を提供することができるようにする再生装置、再生制御方法、およびプログラムに関する。
HDMI(High-Definition Multimedia Interface)は、主に家電やAV機器向けのデジタル映像および音声入出力用に策定されたインタフェース規格であり、HDMIに準拠した信号(HDMI信号)によれば、1本のケーブルでビデオ信号、オーディオ信号、及び制御信号(制御情報)を送受信することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
HDMIを採用した形態としては、光ディスクやハードディスクなどの記録メディアにAVデータを記録又は再生する記録再生装置とテレビジョン受像機などの表示装置とをHDMIケーブルで接続する形態がある。
また、近年では、記録再生装置と表示装置のほかに、AVアンプや5.1チャンネルなどの多チャンネルスピーカなども加えた構成とするホームシアタシステムも普及しつつあり、映像と音を同時視聴する場合のみならず、音(音楽)のみを聴くという視聴形態も想定される。
特開2008−158595号公報
ところで、HDMIは、ビデオ信号を伝送する隙間でオーディオ信号を伝送する仕組みであり、オーディオ信号は、ビデオ信号のクロック(Video Pixel Clock)、より具体的には、ビデオ信号のクロックから生成されるTMDSクロックを利用して伝送される。受信側(レシーバ)では、TMDSクロックからオーディオマスタクロックが生成されるため、受信側で再生される音質は、ビデオ信号のクロックの精度に影響されやすく、例えば、TMDSクロックのジッタの影響を受けやすい。
近年、HDMIにおけるビデオ信号の伝送において、高画質化および大画面化のため、画枠サイズ、フレームレート、およびビット幅が増大してきており、TMDSクロックの周波数が高くなってきている。TMDSクロックが高周波になると、TMDSクロックのジッタが発生しやすくなる。TMDSクロックにジッタが発生すると、TMDSクロックから生成されるオーディオマスタクロックにもジッタが発生するので、再生される音質も劣化しやすくなる。
以上のように、HDMI信号として供給されるオーディオ信号の音の品質が、ビデオ信号に影響され、劣化してしまうことがあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、高音質に出力可能なHDMI信号を提供することができるようにするものである。
本発明の一側面の再生装置は、所定の記録媒体に記録されているビデオ信号およびオーディオ信号を読み出す再生手段と、前記ビデオ信号およびオーディオ信号に対応する信号をHDMI信号により出力するHDMI端子と、前記HDMI端子を介して接続されている装置の接続形態が、音を聴くことのみを目的とする形態であるかを検出する検出手段と、前記接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であると検出された場合に、前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を変更する信号制御手段とを備え、前記出力端子は、変更後の前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を、前記オーディオ信号とともに、前記HDMI信号により出力する。
本発明の一側面の再生制御方法は、所定の記録媒体に記録されているビデオ信号およびオーディオ信号を読み出し、前記ビデオ信号およびオーディオ信号に対応する信号をHDMI信号により出力するHDMI端子を備える再生装置が、前記HDMI端子を介して接続されている装置の接続形態が、音を聴くことのみを目的とする形態であるかを検出し、前記接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であると検出された場合に、前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を変更し、変更後の前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を、前記オーディオ信号とともに、前記HDMI信号により出力する。
本発明の一側面のプログラムは、コンピュータに、所定の記録媒体に記録されているビデオ信号およびオーディオ信号の読み出しを制御し、HDMI信号を出力するHDMI端子を介して接続されている装置の接続形態が、音を聴くことのみを目的とする形態であるかを検出し、前記接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であると検出された場合に、前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を変更し、変更後の前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を、前記オーディオ信号とともに、前記HDMI信号により出力する処理を実行させる。
本発明の一側面においては、HDMI信号を出力するHDMI端子を介して接続されている装置の接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であると検出された場合に、ビデオ信号またはビデオ信号に基づく制御信号が変更され、変更後のビデオ信号またはビデオ信号に基づく制御信号が、オーディオ信号とともに、HDMI信号により出力される。
本発明の一側面によれば、高音質に出力可能なHDMI信号を提供することができる。
図1は、本発明を適用した再生装置の一実施の形態の構成例を示している。
図1の再生装置1は、ドライブ11、バッファ12、デマルチプレクサ13、AVデコーダ14、OSD (On Screen Display)処理部15、HDMI I/F16、HDMI端子17、操作入力部21、およびコントローラ22により構成されている。
ドライブ11は、そこに装着された、または、内蔵されているメディア11aに記録されているAVストリームデータを読み出し、読み出したAVストリームデータをバッファ12に供給する。メディア11aは、例えば、CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、音楽用CD、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu−ray Disc(登録商標)、ハードディスク(Hard Disk)などである。
バッファ12は、ドライブ11から供給されるAVストリームデータを一時バッファリングした後、デマルチプレクサ13に供給する。
デマルチプレクサ13は、バッファ12を介してドライブ11から供給されるAVストリームデータを、ビデオストリームとオーディオストリームに分離する。デマルチプレクサ13は、分離したビデオストリームとオーディオストリームをAVデコーダ14に供給する。
AVデコーダ14は、ビデオストリームを所定の方式(例えば、MPEG2 (Moving Picture Experts Group2)方式)でデコードし、その結果得られるビデオ信号をOSD処理部15に供給する。また、AVデコーダ14は、オーディオストリームを所定の方式(例えば、MPEG2方式)でデコードし、その結果得られるオーディオ信号をHDMI I/F16に供給する。
OSD処理部15は、AVデコーダ14から供給されるビデオ信号に対応する映像に、所定の文字や画像を重畳表示させた映像のビデオ信号を生成し、HDMI I/F16に供給する。なお、OSD処理部15は、AVデコーダ14から供給されるビデオ信号をそのまま出力(スルー出力)したり、AVデコーダ14からのビデオ信号に代えて、自ら生成した映像(画面)のビデオ信号を出力することも可能である。例えば、OSD処理部15は、コントローラ22からの指示に従って、映像や音声の設定画面のビデオ信号を生成し、出力することができる。
HDMI I/F16は、AVデコーダ14から供給されるオーディオ信号およびOSD処理部15から供給されるビデオ信号を、HDMIに準拠した信号(以下、HDMI信号)に変換し、HDMI端子17を介して出力する。また、HDMI I/F16は、HDMI端子17および図示せぬHDMIケーブルを介して接続されている受信側の装置(以下、受信側装置という)から取得したEDID (Extended display identification data)やCEC(Consumer Electronics Control)の情報(以下、まとめて制御情報という)をコントローラ22に供給する。
操作入力部21は、例えば、ボタン、キー、タッチパネル、ジョグダイヤル、マウスなどの入力デバイスや、図示せぬリモートコマンダから送信される赤外線などの信号を受信する受信部により構成され、ユーザの操作入力を取得し、コントローラ22に供給する。
コントローラ22は、予め記憶されている制御プログラムを実行することにより、ユーザの操作に応じた動作をするように各部を制御する。例えば、コントローラ22は、メディア11aに記録されているAVストリームデータの読み出しをドライブ11に指示したり、所定の設定画面のビデオ信号の生成をOSD処理部15に指示する。
また、コントローラ22は、HDMI I/F16から供給される制御情報に基づいて、HDMI端子17を介して接続されている装置の構成(以下、HDMI接続形態という)を認識する。そして、コントローラ22は、HDMI接続形態に応じて、再生装置1のHDMI出力モードを、通常モード、または、高音質出力モードのいずれかに設定する。通常モードは、メディア11aから読み出したままの高画質なビデオ信号を基準にビデオ信号とオーディオ信号を出力するモードであり、高音質出力モードは、HDMI信号に含まれるオーディオ信号をビデオ信号よりも優先して出力するモードである。
図2乃至図4は、コントローラ22が認識するHDMI接続形態の例を示している。
図2は、第1のHDMI接続形態を示しており、再生装置1とテレビジョン受像機(TV)31が接続されている形態である。この場合、テレビジョン受像機31は、再生装置1から供給されるHDMI信号に基づいて映像と音(音声)を出力する。
図3は、第2のHDMI接続形態を示しており、図2に示した再生装置1とテレビジョン受像機31との間に、AVアンプ(AMP)32が接続されている形態である。この場合、テレビジョン受像機31は再生装置1から供給されるHDMI信号に基づいて映像を出力(表示)し、AVアンプ32はHDMI信号に基づいて音を出力する。
図4は、第3のHDMI接続形態を示しており、AVアンプ32のみがHDMI端子17を介して再生装置1と接続されている形態である。この場合、AVアンプ32はHDMI信号に基づいて音のみを出力する。第3のHDMI接続形態では、ユーザがAVアンプ32から出力される音のみを視聴している場合も考えられるし、コンポーネント出力やコンポジット出力により他の表示装置に表示させた映像と併せてAVアンプ32から出力される音を視聴している場合もある。
再生装置1のコントローラ22は、HDMI I/F16から供給される制御情報に基づいて、HDMI接続形態が、図2乃至図4を参照して説明した第1乃至第3のHDMI接続形態のうちの図4に示した第3のHDMI接続形態であること、即ち、音を聴くことのみを目的とする形態であることを検出する。
具体的には、コントローラ22は、次のようにして、HDMI接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であることを検出する。
最初に、コントローラ22は、HDMIのHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)の機能であるDEVICE_COUNTとDEPTHを利用して、HDMI端子17を介して接続されている装置の数を確認し、装置の数が1である場合を検出する。
図3のHDMI接続形態では、DEVICE_COUNTとDEPTHがいずれも2となり、装置の数が2となる。一方、図2と図4の接続形態では、DEVICE_COUNTとDEPTHがいずれも1となり、装置の数が1となる。これにより、図3のHDMI接続形態については、音を聴くことのみを目的とする形態ではないとして除外することができる。しかしながら、図2のHDMI接続形態と、図4のHDMI接続形態とを区別することはできない。
そこで、コントローラ22は、1)EDIDのオーディオ情報、2)EDIDのプロダクト情報、3)CECの情報のいずれかを用いた処理を行うことで、HDMI接続形態が図4に示したHDMI接続形態であるか、換言すれば、HDMI端子17を介して接続されている受信側装置がAVアンプ32だけであるかを検出する。
1)EDIDのオーディオ情報(対応オーディオコーデック/チャンネル数の情報)を用いた検出
テレビジョン受像機31が対応しているオーディオコーデックは、2チャンネルのリニアPCMのみであることがほとんどである。まれにAC3(Audio Code number 3)やAAC(Advanced Audio Coding)に対応しているテレビジョン受像機31もあるが、それらが対応可能であるとしても、AVアンプ32と比較すると、対応しているオーディオコーデックの種類もチャンネル数も少ない。例えば、AVアンプ32が対応しているオーディオコーデックの種類には、ドルビーデジタル、ドルビーデジタルプラス、ドルビーTrueHD、DTS、DTS-HDなどがある。
そこで、コントローラ22は、EDIDのオーディオ情報として供給される、受信側装置が対応しているオーディオコーデックの種類またはチャンネル数を基に、HDMI端子17を介して接続されている受信側装置がAVアンプ32だけであることを検出することができる。例えば、受信側装置がテレビジョン受像機31が未対応の所定の種類のオーディオコーデックに対応している場合、チャンネル数が所定の数以上である場合、受信側装置がAVアンプ32だけであると検出する。
2)EDIDのプロダクト情報(“Vendor/Product ID”、“Monitor Descriptor Currently Mandatory(Monitor Name)”の情報)を用いた検出
EDIDには、“Vendor/Product ID”、“Monitor Descriptor Currently Mandatory(Monitor Name)”などが、自身(受信側装置)についての情報であるプロダクト情報として含まれている。そこで、コントローラ22は、接続が予想される受信側装置のプロダクト情報をデータベースとして予め記憶しておき、取得したプロダクト情報と一致するものを検出することで、HDMI端子17を介して接続されている受信側装置がAVアンプ32だけであることを検出することができる。
3)CECの情報を用いた検出
コントローラ22は、HDMI端子17を介して接続されている受信側装置がAVアンプ32だけであることを、CECで直接検出する。この場合、上述したDEVICE_COUNTとDEPTHを利用する必要はない。
コントローラ22は、以上のように、EDIDの情報またはCECの情報に基づいて、HDMI接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であることを検出する。そして、コントローラ22は、HDMI接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であることを検出した場合に、再生装置1のHDMI出力モードを高音質出力モードに設定する。
高音質出力モードは、上述したように、オーディオ信号を優先的に出力するモードであり、高音質出力モードでは、コントローラ22は、次の第1乃至第4の信号制御の少なくとも1つを実行させる。
図5を参照して、第1の信号制御について説明する。
通常モードでは、図5Aに示されるように、メディア11aから読み出したAVストリームデータをデコードして得られたビデオ信号とオーディオ信号をそのままHDMI信号にして出力するが、高音質出力モードでは、コントローラ22は、OSD処理部15を制御して、AVストリームデータをデコードして得られたビデオ信号を、例えば、図5Bに示される黒画(全画面が黒色の画面)のような、データの変動が無い映像のビデオ信号に変更させる。OSD処理部15は、AVデコーダ14からのビデオ信号ではなく、データの変動が無い映像のビデオ信号を生成し、HDMI I/F16に供給する。TMDSクロックのジッタは、ビデオ信号のスイッチングノイズなどにより発生する場合もあり、黒画のビデオ信号のような、データの変動が無い映像のビデオ信号に変更することにより、ノイズ源となりやすい高周波の信号を抑制し、電源ラインの安定性も向上する。これにより、受信側装置において出力される音の品質が向上する。
図6を参照して、第2の信号制御について説明する。
近年、映像の高画質化が進み、メディア11aから読み出したAVストリームデータをデコードして得られるビデオ信号は、高解像度の映像のビデオ信号であることが多い。TMDSクロック(の信号)はビデオ信号のクロック(Video Pixel Clock)(以下、ビデオクロック信号という)から生成されるので、映像の解像度が高解像度になると、ビデオクロック信号はより高周波となる。ビデオクロック信号が高周波となると、TMDSクロックの周波数も高くなる。例えば、解像度が480p(pはプログレッシブを表す)のビデオ信号から生成されるTMDSクロックの周波数は、27MHzであり、解像度が720pおよび1080i(iはインターレースを表す)から生成されるTMDSクロックの周波数は、74.18MHzである。また、解像度が1080pのビデオ信号から生成されるTMDSクロックの周波数は、148.36MHzである。さらに、Deep Color(色深度)が36ビットの場合は通常の1.5倍となるため、例えば、Deep Color36ビットで解像度1080pのビデオ信号から生成されるTMDSクロックの周波数は、222.54MHz(=148.36×1.5MHz)となる。
一方、オーディオ信号の伝送にとっては、映像の解像度によって決定されるTMDSクロックの周波数は必要以上に高い場合が多い。そこで、コントローラ22は、OSD処理部15を制御して、TMDSクロックの周波数がオーディオ信号の伝送に最低限必要なTMDSクロックの周波数以上で、できるだけ低い周波数となるように、元の映像の解像度を変更させる。OSD処理部15は、AVデコーダ14から供給されたビデオ信号から、解像度を低下させたビデオ信号を生成し、HDMI I/F16に供給する
図6Aは、通常モードのオーディオ信号とビデオ信号を示している。一方、図6Bは、通常モードのビデオ信号に対して、映像の画枠を小さくして、TMDSクロックの周波数がオーディオ信号の伝送に最低限必要なTMDSクロックの周波数に近い周波数となるように映像の解像度を下げたビデオ信号をHDMI I/F16に供給する例を示している。これにより、図6Bに示される、HDMI I/F16から出力されるTMDSクロックの周波数は、図6Aに示されるものよりも低いものとなっている。
TMDSクロックの周波数が低くなると、伝送時のノイズ源、伝送時のデータのひずみを抑制することができるので、TMDSクロックの精度が向上する。TMDSクロックの精度が向上すれば、受信側装置で、TMDSクロックから生成されるオーディオマスタクロックの精度も向上するので、受信側装置において出力される音の品質が向上する。
ここで、オーディオ信号の伝送に最低限必要なTMDSクロックの周波数について説明する。
HDMI信号では、図7に示されるように、映像(ビデオ信号)と映像(ビデオ信号)の間のブランク期間にオーディオ信号や制御情報が伝送される。従って、全てのオーディオ信号を伝送するのにかかる時間は少なくともブランク期間として確保する必要があり、全てのオーディオ信号を伝送するのにかかる時間に相当するブランク期間を有し、最も低解像度の映像のビデオ信号から生成されるTMDSクロックの周波数が、オーディオ信号の伝送に最低限必要なTMDSクロックの周波数となる。
例えば、サンプリング周波数が48kHz、チャンネル数が8のリニアPCM(Pulse Code Modulation)のオーディオ信号を伝送するためには、TMDSクロックの周波数が27MHzであれば足りるので、コントローラ22は、OSD処理部15にAVデコーダ14から供給された所定の解像度のビデオ信号を、480pの解像度のビデオ信号に変更させる。
また例えば、サンプリング周波数が192kHz、チャンネル数が8のリニアPCMや、HBR(High Bit Rate)のオーディオ信号を伝送するためには、TMDSクロックの周波数が74.18MHzであれば足りるので、コントローラ22は、OSD処理部15にAVデコーダ14から供給された所定の解像度のビデオ信号を、720pの解像度のビデオ信号に変更させる。
次に、第3の信号制御について説明する。
受信側装置には、上述しているようにTMDSクロックが供給されるが、その他に、オーディオマスタクロックの生成に必要なNとCTS(Cycle Time Stamp)の値もHDMI信号によって供給される。受信側装置は、供給されたTMDSクロック、NおよびCTSを用いて、オーディオマスタクロック=fTMDSクロック×N/CTSの関係を満たすオーディオマスタクロックをPLL(Phase Locked Loop)回路により生成する。そして、生成されたオーディオマスタクロックを1/128に分周したものがサンプリング周波数fsとなる(即ち、オーディオマスタクロック=128×fs)。
このオーディオマスタクロックの生成に必要なNとCTS(Cycle Time Stamp)の値は、HDMIでは、所定の範囲内であることが定められているが、その定められた範囲内であれば、いくつに設定するかは自由である。通常モードでは、ビデオ信号によりTMDSクロックの周波数が決まってくるが、高音質出力モードでは、HDMI信号を用いて映像を表示する必要は無いので、コントローラ22は、上述のオーディオマスタクロックの関係式において、TMDSクロックの周波数とNの値の積(fTMDSクロック×N)をCTSの値で除算したときの剰余がゼロとなるような、即ち、TMDSクロックの周波数とNの値の積(fTMDSクロック×N)がCTSの値でちょうど割り切れるような組み合わせの、TMDSクロックの周波数とNの値をHDMI I/F16に設定させる。HDMI I/F16は、TMDSクロックの周波数とNの値の積(fTMDSクロック×N)をCTSの値で除算したときの剰余がゼロとなるTMDSクロックの周波数とNの値に、TMDSクロックの周波数とNの値を変更する。これにより、受信側装置で生成されるTMDSクロックの精度が向上するので、受信側装置において出力される音の品質が向上する。
次に、図8を参照して、第4の信号制御について説明する。
再生装置1は、想定される様々な解像度の映像のビデオ信号に対応するようにハードウエア設計され、製造される。そのため、再生装置1が対応可能なビデオクロック信号の周波数は、例えば、27MHz乃至148MHzと幅広い。しかしながら、ハードウエア設計では、ある特定の周波数(以下、ターゲット周波数という)で最適な波形(きれいな矩形波)となるように設計し、その後、それ以外の周波数でも使用に支障の無いクロック信号が生成されるような設計(調整)がなされる。その結果、例えば、図8に示すように、ターゲット周波数では、波形41Bのように最適な波形のビデオクロック信号が生成されるが、ターゲット周波数より低い周波数では、波形41Aのように波形がなまったり、ターゲット周波数よりも高い周波数では、波形41Cのようにリンギングが発生したりというようなことが多少なりとも起こり得る。
そこで、コントローラ22は、OSD処理部15を制御して、ビデオクロック信号の周波数をターゲット周波数に変更させる。OSD処理部15は、コントローラ22の制御にしたがい、ターゲット周波数のビデオクロック信号を生成し、HDMI I/F16に供給する。これにより、HDMI I/F16においてビデオクロック信号から生成されるTMDSクロックの精度が向上するので、受信側装置において出力される音の品質が向上する。
以上の第1乃至第4の信号制御は、それぞれ単独で行っても、受信側装置で出力される音の品質を向上させることができ、いずれか複数を同時に行った場合には、単独で行った場合よりもさらに音の品質を向上させることができる。
図9は、図2乃至図3のHDMI接続形態を判別し、通常モードと高音質出力モードの切替を行う、再生装置1のモード自動切替処理のフローチャートである。この処理は、例えば、HDMI端子17にHDMIケーブルが接続され、再生装置1がHDMI端子17を介して他の装置(受信側装置)と接続されたことが検出されたとき開始される。
初めに、ステップS1において、コントローラ22は、接続されている装置の数が1であるかを判定する。即ち、コントローラ22は、HDCPのDEVICE_COUNTとDEPTHを利用して、HDMI端子17を介して接続されている装置の数を確認し、装置の数が1であるかを判定する。
ステップS1で、接続されている装置の数が1であると判定された場合、処理はステップS2に進み、コントローラ22は、接続されている装置がAVアンプ32であるかを判定する。上述したように、コントローラ22は、EDIDのオーディオ情報またはプロダクト情報を基に、接続されている装置がAVアンプ32であるかを判定することができる。なお、ステップS1およびS2をあわせた処理として、コントローラ22は、CECの情報に基づいて、HDMI端子17を介して接続されている装置がAVアンプ32だけであることを検出してもよい。
ステップS2で、接続されている装置がAVアンプ32であると判定された場合、処理はステップS3に進み、コントローラ22は、再生装置1のHDMI出力モードを高音質出力モードに設定する。即ち、コントローラ22は、OSD処理部15およびHDMI I/F16を制御して、上述した第1乃至第4の信号制御の少なくとも1つを実行させる。第1乃至第4の信号制御の少なくとも1つが実行されることにより、ビデオ信号またはビデオ信号に基づく制御信号が変更され、変更後のビデオ信号またはビデオ信号に基づく制御信号が、オーディオ信号とともに、HDMI信号としてHDMI端子17から出力される。
一方、ステップS1で、接続されている装置の数が1ではないと判定された場合、およびステップS2で、接続されている装置がAVアンプ32ではないと判定された場合、処理はステップS4に進み、コントローラ22は、再生装置1のHDMI出力モードを通常モードに設定する。即ち、コントローラ22は、OSD処理部15およびHDMI I/F16を制御して、メディア11aから読み出されたAVストリームデータに基づく高画質なビデオ信号を基準にビデオ信号とオーディオ信号をHDMI信号により出力させる。
ステップS5において、コントローラ22は、HDMI接続に変化があるかを判定し、変化があると判定されるまで、処理を繰り返す。ステップS5で、HDMI接続に変化があると判定された場合、ステップS6において、HDMI端子17を介して接続されている装置があるかを判定する。
ステップS6で、HDMI端子17を介して接続されている装置があると判定された場合、処理はステップS1に戻り、上述したステップS1乃至S6の処理が繰り返される。一方、HDMI端子17を介して接続されている装置がないと判定された場合、処理は終了する。
以上のように、HDMI端子17を介して受信側装置が接続された場合、図9のモード自動切替処理が実行され、接続された受信側装置がAVアンプ32だけである場合には、HDMI出力モードが高音質出力モードに設定される。これにより、HDMI端子17を介して接続された受信側装置から高品質な音を出力することができる。換言すれば、受信側装置であるAVアンプ32は、高画質なビデオ信号によって発生する、TMDSクロックのジッタや、電源ラインのノイズの影響の少ない環境で伝送されたオーディオ信号に基づいて、音を出力させることができる。
図9のモード自動切替処理では、接続の変化を監視している(ステップS5の処理)。従って、図3のHDMI接続形態においてAVアンプ32とテレビジョン受像機31との間のHDMI接続が切断された場合も、図4のHDMI接続形態として検出することができ、HDMI出力モードを通常モードから高音質出力モードに変更して、AVアンプ32から高品質な音を出力することができる。
また例えば、図3のHDMI接続形態において、ユーザが、テレビジョン受像機31に表示されたGUI画面で再生装置1の再生指示をした後、テレビジョン受像機31の電源を切った場合にも、AVアンプ32とテレビジョン受像機31との間のHDMI接続の切断と同様にHDMI接続の変化を検出し、HDMI出力モードを通常モードから高音質出力モードに変更して、AVアンプ32から高品質な音を出力することができる。
接続された受信側装置の判別には、HDMIのEDIDやCECの情報を利用するので、装置メーカや機種の新旧を問わず、AVアンプ32から高品質な音を出力することができる。
以上までは、ユーザが特に操作する必要なく、再生装置1がHDMI接続を自動検出して、HDMI出力モードを変更する例について説明したが、再生装置1では、ユーザが設定画面上から、通常モードと高音質出力モードのいずれかを選択してHDMI出力モードを変更することも可能である。
図10は、ユーザが設定画面上から、HDMI出力モードを設定(変更)した場合に実行される、モード手動切替処理のフローチャートである。
初めに、ステップS11において、コントローラ22は、ユーザにより高音質出力モードが選択されたかを判定する。
ステップS11で、高音質出力モードが選択されたと判定された場合、処理はステップS12に進み、コントローラ22は、再生装置1のHDMI出力モードを高音質出力モードに設定する。ステップS12の処理は、上述したステップS3の処理と同様である。
一方、ステップS11で、高音質出力モードが選択されていないと判定された場合、即ち、ユーザにより通常モードが選択された場合、処理はステップS13に進み、コントローラ22は、再生装置1のHDMI出力モードを通常モードに設定する。ステップS13の処理は、上述したステップS4の処理と同様である。
ステップS11またはS12により、高音質出力モードまたは通常モードのいずれかにHDMI出力モードが変更されると処理は終了する。
以上のモード手動切替処理によっても、HDMI端子17を介して接続された受信側装置から高品質な音を出力することができる。
以上、説明したように、再生装置1によれば、HDMI端子17を介して接続された受信側装置を自動判別することにより、または、ユーザの指示に従って、接続された受信側装置がAVアンプ32だけであることを検出し、AVアンプ32から高品質な音を出力させることができる。即ち、高音質に出力可能なHDMI信号を提供することができる。
この高品質な音を出力するための処理を実行するためには、再生装置1にはハードウエアを特に追加する必要はないので、容易に実現可能である。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図11は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)101,ROM(Read Only Memory)102,RAM(Random Access Memory)103は、バス104により相互に接続されている。
バス104には、さらに、入出力インタフェース105が接続されている。入出力インタフェース105には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部106、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部107、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部108、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部109、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111を駆動するドライブ110が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU101が、例えば、記憶部108に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース105及びバス104を介して、RAM103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU101)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア111に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上述した再生装置1の各構成は、映像と音の再生機能と録画機能を備える記録再生装置の再生ブロックとして実現することができる。
また、上述した例では、HDMI接続形態が図4の接続形態、即ち、AVアンプだけが接続されている形態を検出したが、音を聴くことのみを目的とするHDMI接続形態であれば、その他のHDMI接続形態でもよい。
本発明を適用した再生装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 HDMI接続形態の例を示す図である。 HDMI接続形態の例を示す図である。 HDMI接続形態の例を示す図である。 高音質出力モードが設定された場合の第1の信号制御について説明する図である。 高音質出力モードが設定された場合の第2の信号制御について説明する図である。 高音質出力モードが設定された場合の第2の信号制御について説明する図である。 高音質出力モードが設定された場合の第4の信号制御について説明する図である。 図1の再生装置によるモード自動切替処理を説明するフローチャートである。 図1の再生装置によるモード手動切替処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 再生装置, 15 OSD処理部, 16 HDMI I/F, 17 HDMI端子, 21 操作入力部, 22 コントローラ

Claims (8)

  1. 所定の記録媒体に記録されているビデオ信号およびオーディオ信号を読み出す再生手段と、
    前記ビデオ信号およびオーディオ信号に対応する信号をHDMI信号により出力するHDMI端子と、
    前記HDMI端子を介して接続されている装置の接続形態が、音を聴くことのみを目的とする形態であるかを検出する検出手段と、
    前記接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であると検出された場合に、前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を変更する信号制御手段と
    を備え、
    前記出力端子は、変更後の前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を、前記オーディオ信号とともに、前記HDMI信号により出力する
    再生装置。
  2. 前記信号制御手段は、前記所定の記録媒体から読み出された所定の映像の前記ビデオ信号を、データの変動が無い映像のビデオ信号に変更する
    請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記信号制御手段は、前記所定の記録媒体から読み出された所定の解像度の前記ビデオ信号を、TMDSクロックの周波数が前記オーディオ信号の伝送に最低限必要なTMDSクロックの周波数以上となり、前記所定の解像度よりも低い解像度のビデオ信号に変更する
    請求項1に記載の再生装置。
  4. 前記信号制御手段は、前記ビデオ信号に基づくTMDSクロックの周波数とNの値を、TMDSクロックの周波数とNの値の積をCTSの値で除算したときの剰余がゼロとなるTMDSクロックの周波数とNの値に変更する
    請求項1に記載の再生装置。
  5. 前記信号制御手段は、前記ビデオ信号に基づくビデオクロック信号の周波数をターゲット周波数に変更することにより、前記ビデオクロック信号から生成されるTMDSクロックを変更する
    請求項1に記載の再生装置。
  6. 前記検出手段は、EDIDの情報またはCECの情報に基づいて、前記接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であるかを検出する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 所定の記録媒体に記録されているビデオ信号およびオーディオ信号を読み出し、前記ビデオ信号およびオーディオ信号に対応する信号をHDMI信号により出力するHDMI端子を備える再生装置が、
    前記HDMI端子を介して接続されている装置の接続形態が、音を聴くことのみを目的とする形態であるかを検出し、
    前記接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であると検出された場合に、前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を変更し、
    変更後の前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を、前記オーディオ信号とともに、前記HDMI信号により出力する
    再生制御方法。
  8. コンピュータに、
    所定の記録媒体に記録されているビデオ信号およびオーディオ信号の読み出しを制御し、
    HDMI信号を出力するHDMI端子を介して接続されている装置の接続形態が、音を聴くことのみを目的とする形態であるかを検出し、
    前記接続形態が音を聴くことのみを目的とする形態であると検出された場合に、前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を変更し、
    変更後の前記ビデオ信号または前記ビデオ信号に基づく制御信号を、前記オーディオ信号とともに、前記HDMI信号により出力する
    処理を実行させるプログラム。
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