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JP2010059860A - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射装置 Download PDF

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JP2010059860A
JP2010059860A JP2008226274A JP2008226274A JP2010059860A JP 2010059860 A JP2010059860 A JP 2010059860A JP 2008226274 A JP2008226274 A JP 2008226274A JP 2008226274 A JP2008226274 A JP 2008226274A JP 2010059860 A JP2010059860 A JP 2010059860A
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Takamasa Yokota
卓政 横田
Hiroshige Matsuoka
弘芝 松岡
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Yuto Yamashita
勇人 山下
Shigeo Nomura
重夫 野村
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Denso Corp
Soken Inc
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Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Abstract

【課題】互いに異なる噴孔を開閉する第1及び第2弁部材を有し、噴孔の開閉数を可変にするものにおいて、噴射制御性の向上が図れる内燃機関の燃料噴射装置を提供。
【解決手段】互いに異なる噴孔14、15を開閉する第1弁部材30及び第2弁部材40を有する燃料噴射弁1と、燃料噴射弁において第1弁部材及び第2弁部材を直接または間接的に噴孔の閉方向及び開方向に駆動する駆動手段5、8、90とを備え、第1弁部材及び第2弁部材のうちのいずれか一方の弁部材30の駆動による一方噴射と、第1弁部材及び第2弁部材の両者30、40の駆動による両者噴射とに切り替え可能であり、他方の弁部材40の噴孔側とは反対の端部42に設けられた磁石72と、他方の弁部材に連動する磁石の移動方向に配置され、磁石に対し磁束変化を検出する検出手段70と、を備え、駆動手段は、磁石72に対する磁束変化を検出した直後に、他方の弁部材40を閉方向に駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射装置に関し、例えば内燃機関の運転状態に応じて噴孔の開閉数を可変にする可変噴孔式の燃料噴射装置に適用して好適なものである。
従来、内燃機関の燃料噴射装置として、例えばディーゼルエンジン(以下、単にエンジン)の運転状態に応じて噴孔の開閉数を可変にする可変噴孔式の燃料噴射弁が提案されている(特許文献1参照)。この種の燃料噴射装置は、噴孔の開閉数を変えることで、燃料噴射弁から噴射する燃料の噴射率を可変に制御するものである。
このような燃料噴射装置の一種として特許文献1に開示の装置では、互いに異なる噴孔を開閉する第1弁部材及び第2弁部材とを有する燃料噴射弁を備え、第1弁部材及び第2弁部材を駆動する駆動手段によって、第1弁部材と第2弁部材がリフトするタイミングをずらすようにしている。
この技術では、例えば第1弁部材のリフトに対し第2弁部材のリフトタイミングを、所定時間遅らせる基準時間として、内燃機関の回転に対応する回転体のカム角度、または第1弁部材のリフト量を検出し、当該カム角度またはリフト量を、基準時間信号として利用している。これにより、第1弁部材のリフトのみの第1噴孔からの一方噴射モードから両者の弁部材のリフトによる第1噴孔及び第2噴孔からの両者噴射モードに切り替えることが可能となる。
特開平10−9091号公報
発明者は、エンジン運転状態に応じて噴射率をあえて低くし微粒化を高める第1噴射モードと、噴射率を高めて高出力を確保する第2噴射モードとを、噴射制御モードに設定し、エンジン燃焼の1サイクル中に、第1噴射モードと第2噴射モードを切り替える技術を検討している。この技術に、上記特許文献1による技術を適用すると、第1噴射モードと第2噴射モードを切り替えることは可能である。
しかしながら、摩耗等の経時変化や製造ばらつき等により、第1弁部材のリフトのみによる第1噴射モード中において第2弁部材がリフトするおそれがあるのだが、上記特許文献1による技術では、第2弁部材のリフトを検出するための磁石を第2弁部材に設けていないので、第2弁部材が実際にリフト開始するタイミングを検出することができず、第2弁部材のリフトを抑制することができない。第2弁部材がリフトし第2噴孔から燃料が噴射されると、微粒化を損なうおそれがあり、燃料噴射の制御性が低下するという懸念がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、互いに異なる噴孔を開閉する第1弁部材及び第2弁部材を有し、噴孔の開閉数を可変にするものにおいて、噴射制御性の向上が図れる内燃機関の燃料噴射装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至6記載の発明では、複数の噴孔を有し、噴孔の開閉数を可変にする燃料噴射弁であって、互いに異なる噴孔を開閉する第1弁部材及び第2弁部材を有する燃料噴射弁と、燃料噴射弁において第1弁部材及び第2弁部材を、直接または間接的に噴孔の閉方向及び開方向に駆動する駆動手段と、を備え、第1弁部材及び第2弁部材のうちのいずれか一方の弁部材の駆動による一方噴射と、第1弁部材及び第2弁部材の両者の駆動による両者噴射とに切り替え可能な内燃機関の燃料噴射装置において、
他方の弁部材において噴孔側とは反対の端部に設けられた磁石と、他方の弁部材に連動する磁石の移動方向に配置され、移動する磁石に対し、磁束変化を検出する検出手段と、を備え、駆動手段は、磁石に対する磁束変化の状態を検出し、当該磁束変化を検出した直後に、他方の弁部材を閉方向に駆動することを特徴とする。
これによると、第1弁部材及び第2弁部材のうちのいずれか一方の弁部材の駆動による一方噴射において、他方の弁部材側に磁石を設け、かつ他方の弁部材に連動し移動する磁石に対し、磁束変化を検出する検出手段を備えているので、他方の弁部材のリフト開始もしくはリフト量というリフト状態を、検出手段で検出し、他方の弁部材のリフト状態を監視することが可能となる。こうした他方の弁部材側の磁石及び検出手段によって、他方の弁部材がリフト開始時に、弁部材の僅かな移動により磁石に対する磁束変化を見極めることができる。これにより、一方の弁部材による一方噴射から両弁部材による両者噴射に切り替わる切り替わり点を、他方の弁部材のリフト開始を実際に検出することで精度よく検出することが可能となる。
しかも、上記一方の弁部材による一方噴射において、上記磁石に対する磁束変化を検出した直後に、他方の弁部材を閉方向に駆動することができるので、摩耗等の経時変化や製造ばらつき等により、他方の弁部材がリフトするおそれがある場合であっても、他方の弁部材のリフト開始を監視し、他方の弁部材のリフト上昇を抑制することが可能となる。したがって、上記一方噴射において、好ましくない他方の弁部材による噴射を抑制することができる。
以上の請求項1に記載の発明によれば、上記一方噴射において、噴射制御性を損なう他方の弁部材による噴射を抑制することができるので、噴射制御性の向上が図れる内燃機関の燃料噴射装置を得ることができる。
また、請求項2に記載の発明では、燃料噴射弁は、一方の弁部材の噴孔側とは反対の端部に設けられた第2磁石とを有し、検出手段は、前記磁石としての第1磁石、及び第2磁石の移動方向に配置され、第1磁石及び第2磁石の各移動に対して磁束変化を検出する共通の検出手段であることを特徴とする。
これによると、検出手段は、一方噴射から両者噴射へ切り替わる前後において、一方の弁部材側の第2磁石の移動による磁束変化と、当該第2磁石の移動による磁束変化、及び他方の弁部材側の第1磁石の移動による磁束変化を合算した磁束変化とで、検出することになる。
これにより、上記切り替わり点を、第2磁石の移動のみによる磁束変化による検出特性と、両磁石による合算された磁束変化による検出特性との違いにより、速やかに判別することが可能となる。
また、請求項3に記載の発明では、第1磁石と第2磁石は、検出手段に対し、他方の弁部材に連動する第1磁石の移動による磁束変化と、一方の弁部材に連動する第2磁石の移動による磁束変化とがバイアスされる方向に配置されていることを特徴とする。
これによると、上記一方噴射から両者噴射へ切り替わり点において、切り替わり直後の、両磁石により合算される磁束変化が、バイアス方向に合算され、当該合算による検出特性の出力を高めることができる。
これにより、切り替わり直後近傍において、他方の弁部材のリフト移動に対し、出力が増大する検出特性が得られるので、他方の弁部材のリフト開始に対する分解能向上が可能となる。したがって、上記切り替わり点を見極める過程において、見極める精度を高めつつ、切り替わり点を速やかに判定することができる。
また、請求項4に記載の発明では、検出手段は、一方噴射から両者噴射へ切り替わる前後において、前記磁束変化で検出される検出特性の変曲点が形成され、変曲点に基づいて当該切り替わり点を判別することを特徴とする。
このような構成によれば、切り替わり直後の、両磁石により合算される磁束変化による検出特性において、第2磁石の移動のみによる磁束変化の出力特性と、第1磁石の移動のみによる磁束変化の出力特性の組合せが、双方の出力特性が正側の出力及び負側の出力のいずれかであるものに限らず、一方の出力特性に対し、他方の出力特性が相反する側の出力とする組合せであってもよい。
これにより、検出手段が、上記いずれの組合せによって構成される場合であったとしても、切り替わり点が変曲点で形成でき、当該変曲点で切り替わり点を素早く見極めることができる。
また、請求項5に記載の発明では、内燃機関の運転状態に応じて最適な燃料噴射期間を設定する燃料噴射期間設定手段を備え、
駆動手段は、燃料噴射期間のうち、前記磁石に対する磁束変化を検出した直後に他方の弁部材を閉方向に駆動した以降の残り期間区分において、更に、前記磁石に対する磁束変化を検出し、当該磁束変化の検出に基づいて他方の弁部材に対し閉方向の駆動を繰り返すことを特徴とする。
このような構成によると、燃料噴射期間のうち、前記磁石に対する磁束変化を検出した直後に他方の弁部材を閉方向に駆動した以降の残り期間区分が生じる場合において、内燃機関の運転状態に最適な噴射量に対し、不足分の噴射量を補うことができる。したがって、内燃機関の運転状態に最適な噴射量を確保し、当該噴射量を確実に内燃機関に供給することができる。
また、請求項6に記載の発明では、駆動手段は、燃料噴射弁を前記一方噴射で噴射させる第1モードと、燃料噴射弁を前記両者噴射で噴射させる第2モードとを、噴射制御モードとして設定し、第1モードにおいて駆動手段は、検出手段が一方噴射から両者噴射へ切り替わる切り替わり点を検出することを条件として、他方の弁部材を閉方向に駆動する一方、一方の弁部材を開方向に保持、または閉方向に駆動することを特徴とする。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符合を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態による内燃機関の燃料噴射装置(以下、単に「燃料噴射装置」)を示している。本発明の燃料噴射装置は、例えばディーゼルエンジンまたは筒内噴射式火花点火内燃機関の気筒内へ直接的に燃料を噴射するものであり、各気筒供給の蓄圧容器としてのコモンレールから分配供給される高圧燃料を噴射する。
この燃料噴射装置は、図1に示すように、燃料を高圧状態で蓄えるコモンレール4と、燃料タンク2から汲み上げた燃料を加圧してコモンレール4に圧送する燃料噴射ポンプ3と、コモンレール4より高圧配管を通じて供給される高圧燃料をエンジンの気筒内に噴射する燃料噴射弁1と、燃料噴射ポンプ3、燃料噴射弁1などを制御する制御装置90とを備えている。コモンレール4内の燃料の圧力は、エンジンの運転状態に応じて調整される。コモンレール4内の燃料の圧力は、燃料噴射圧力相当の圧力(以下、コモンレール圧)に調整されるのである。燃料噴射ポンプ3は、図示しない入口調量弁、加圧室及び圧送プランジャなどの圧送ユニットを有し、コモンレール4内の圧力が所定のコモンレール圧に設定されるように、入口調量弁により調量された燃料を加圧室で圧送プランジャによって圧送し、コモンレール4へ吐出する。
燃料噴射弁1は、図1に示すように、複数の噴孔14、15を有し、噴孔14、15の開閉数を可変にする可変噴孔式の燃料噴射弁の一例を示すものであり、互いに異なる噴孔14、15を開閉する「第1弁部材」及び「第2弁部材」としての二つのニードル30、40を内蔵するノズル部10と、ニードル30、40の反噴孔側端部32、42の背圧を制御する制御弁5及びアクチュエータ部8とを備えている。
このアクチュエータ部8へ通電および通電停止することにより、制御弁部5を介して間接的にニードル30、40を駆動し、ノズル部10から燃料の噴射および噴射停止が行なわれる。アクチュエータ部8に通電すると、制御弁部5の圧力制御回路によりノズル部10内に設けられる背圧室31の燃料圧力が低下するため、各ニードル30、40が段階的に上昇して噴射が開始される。その後、アクチュエータ部8への通電を停止すると、制御弁部5の圧力制御回路により背圧室31の燃料圧力が上昇するため、ニードル30、40が押し下げられて噴射が終了する。従って、アクチュエータ部8の通電時期により噴孔14、15からの噴射時期が制御され、アクチュエータ部8への通電期間により噴射量が制御される。
ノズル部10は、第1ニードル30及び第2ニードル40を収容するノズルボデー11と通路部材12とを有する。ノズルボデー11には、上端面が開口する軸方向孔13が形成されている。通路部材12は、締結部材としてのリテーニングナット9によりその開口を塞ぐようにしてノズルボデー11に取り付けられている。
軸方向孔13は、ノズルボデー11の下端面付近まで延びており、ノズルボデー11の下端面には、軸方向孔13と外部とが連通する複数の第1噴孔14からなる第1噴孔群と、複数の第2噴孔15からなる第2噴孔群とが形成されている。
第1噴孔14は、軸方向孔13の中心軸を中心とした仮想円上に沿って複数個形成され、第2噴孔15は、上記仮想円よりも小さい仮想円上に沿って複数個形成されている。
軸方向孔13には、第1ニードル30が第2ニードル40に対し同軸的に外側に配置され、第1ニードル30及び第2ニードル40が収容されている。第1ニードル30は、略円筒状に形成され、先端部が軸方向孔13の下端面に離座及び着座することにより第1噴孔14群を開閉する。第1ニードル30は、軸方向孔13の内壁に摺動可能に支持され、軸方向孔13内を軸方向へ移動可能である。
第1ニードル30の側壁と軸方向孔13の内壁との間には隙間が形成されており、この隙間は、コモンレール4からの高圧燃料が供給される燃料溜まり室16となる。燃料溜まり室16は、第1ニードル30が軸方向孔13の下端面から離座することにより第1噴孔14と連通する。
第1ニードル30の側壁にはフランジ部31が形成されている。フランジ部31は燃料溜まり室16に収容され、第1ニードル30を閉弁方向に付勢する第1スプリング33の一端部を支持している。第1スプリング33の他端部は、燃料溜まり室16の上端面に支持されている。
第2ニードル40は、略円柱状に形成され、第1ニードル30の内周側で同軸的に移動可能であるとともに、戦端部が軸方向孔13の下端面に離座及び着座することにより第2噴孔15群を開閉する。
第1ニードル30及び第2ニードル40が軸方向孔13に収容され、かつ通路部材12の収容孔18に収容されることにより、第1ニードル30の上端部32、第2ニードル40の上端部42、収容孔18で囲まれる空間が形成される。この空間が背圧室17となる。この背圧室17にコモンレール4の高圧燃料が供給されることにより、両上端部32、42に第1噴孔14及び第2噴孔15を閉弁する方向の背圧が作用する。この背圧は、第1ニードル30及び第2ニードル40を閉弁方向に付勢する作用力として機能する。
第2ニードル40の上端部42にはフランジ部41が形成されている。フランジ部41は背圧室17に収容され、第2ニードル40を閉弁方向に付勢する第2スプリング43の一端部を支持している。第1スプリング43の他端部は、通路部材12の収容孔18内の端面に支持されている。
ノズルボデー11または通路部材12には、コモンレール4の高圧燃料を燃料溜まり室16に供給する高圧燃料通路21、上記高圧燃料を制御弁部5を介して背圧室17に供給する第1燃料通路22、および背圧室17の高圧燃料を制御弁部5を介して排出する排出通路24が形成されている。
ここで、燃料溜まり室16には、常にコモンレール4の高圧燃料が供給されている。第1ニードル30の下端部には、当該高圧燃料が作用しており、第1噴孔14群を開弁する方向に付勢する作用力として機能する。第1ニードル30が軸方向孔13の下端面から離座した場合、第2ニードル40の下端部にも、燃料溜まり室16の高圧燃料が作用する。このとき、当該高圧燃料が第2ニードル40にも第2噴孔15群を開弁方向に付勢する作用力として機能する。
また、第1ニードル30には、第1スプリング33による閉弁方向の付勢力が働いており、第2ニードル40には、第2スプリング43による閉弁方向の付勢力が働いている。
第1ニードル30は、当該ニードルに働く閉弁方向の付勢力の合計と、開弁方向の付勢力の合計のバランスによって軸方向孔13における位置が決定される。言い換えると、閉弁方向の付勢力の合計が開弁方向の付勢力の合計よりも勝れば、第1ニードル30は閉弁方向に移動し、反対に、開弁方向の付勢力の合計が閉弁方向の付勢力の合計よりも勝れば、第1ニードル30は開弁方向に移動する。
制御弁部5は、背圧室17へコモンレール4の高圧燃料を供給する状態と、燃料タンク2へ背圧室17の高圧燃料を排出する状態を切換える。背圧室17へコモンレール4から高圧燃料が供給されると、第1ニードル30に働く閉弁方向の付勢力が開弁方向の付勢力よりも勝るので、第1噴孔14群は閉弁される。このとき、第2ニードル40の下端部には、燃料溜まり室16の高圧燃料が供給されないので、閉弁方向の付勢力が開弁方向の付勢力よりも勝り、第2噴孔15群も閉弁される。
背圧室17の高圧燃料が燃料タンク2へ排出されると、第1ニードル30に働く開弁方向の付勢力が閉弁方向の付勢力よりも勝るようになり、第1噴孔14群が開弁される。第1ニードル30が所定量リフトすると、第1ニードル30の上端部32が第2ニードル40のフランジ部41に当接する。さらに、第1ニードル30がリフトすると、第2ニードル40は、第1ニードル30とともにリフトし、第2噴孔15群が開弁される。
背圧室17に再びコモンレール4の高圧燃料が供給されると、第1ニードル30及び第2ニードル40に働く閉弁方向の付勢力が開弁方向の付勢力よりも勝るようになるので、第1噴孔14群、第2噴孔15群は閉弁される。
第1ニードル30及び第2ニードル40のそれぞれの上端部32、42およびそれぞれの下端部の面積、並びに、第1スプリング33及び第2スプリング43のそれぞれの付勢力は、制御弁部5が背圧室17の圧力を制御することによって、各ニードル30、40の開閉動作、つまり開弁(リフト開始)タイミング、閉弁(リフト終了)タイミングを、概ね規定している。
制御弁部5は、コモンレール4の高圧燃料を背圧室17に供給したり、背圧室17の高圧燃料を燃料タンク2に排出したりする弁であり、アクチュエータ部8により切換駆動される。制御弁部5には、第1燃料通路22、および排出通路24が接続している。
アクチュエータ部8は、通電制御により伸縮し変位が発生する圧電素子81、ピストン82、および油密室83とから構成される周知の構造であり、圧電素子の伸縮によりピストン82を介して油密室83内の容積が変化し、油密室83内の圧力が変化する。この変化した燃料圧力は制御通路84を介して制御弁部5に伝達し、制御弁部5を切換駆動させる。
なお、このアクチュエータ部8による制御弁部5の切換駆動方法としては、これに限らず、油密室83をピストン82と、反アクチュエータ部8側に設けた図示しないピストンとの間に挟み込む構成とすることで、上記ピストンの変位を伝達し、その伝達された変位で制御弁部5を駆動制御するものであってもよい。
制御弁部5は、高圧燃料通路21と第1燃料通路22とを接続して、コモンレール4の高圧燃料を背圧室17に供給される第1位置と、第1燃料通路22と排出通路24とを接続して、背圧室17の高圧燃料を燃料タンク2に排出する第2位置とを有し、これらの位置を適宜、切換えることにより背圧室17の圧力を制御する。制御弁部5が第1位置の状態のときは、排出通路24が遮断され、第2位置の状態のときは、高圧燃料通路21が遮断される。第1位置及び第2位置の切換えはアクチュエータ部8によって行なわれる。
なお、ここで、第1ニードル30及び第2ニードル40は、それぞれ、請求範囲に記載の第1弁部材及び第2弁部材に相当する。制御弁部5、アクチュエータ部8、及び制御装置90は請求範囲に記載の駆動手段に相当する。第1ニードル30及び第2ニードル40において第2ニードル40に対しリフト開始(開弁)タイミングが早い第1ニードル30は請求範囲に記載の一方の弁部材に相当し、また、当該第2ニードル40は他方の弁部材に相当する。また、ノズルボデー11、通路部材12、及びリテーニングナット9は燃料噴射弁1に内蔵される構成要素を収容するハウジングであり、ハウジングは3つのハウジング区分11、12、51から構成されるものに限らず、少なくとも2つ以上のハウジング区分11、12から構成されるものであればよい。
以上、燃料噴射装置の基本構成について説明した。以下、燃料噴射装置の特徴的構成について説明する。
(特徴的構成)
図1に示すように、燃料通路12は、筒状のハウジング区分12aと、非磁性材からなる非磁性部材12bとを有しており、非磁性部材12bには、背圧室17を囲む収容孔18が形成されている。
非磁性部材12には、磁石71、72の移動による磁束変化を検出する「検出手段」としての検出コイル70が設けられている。検出コイル70は、検出コイル70に対し近接する磁石71、72が移動すること伴う電磁誘導作用により検出コイル70に鎖交する磁束が変化し、検出コイル70から電圧信号等の検出信号を出力する。検出コイル70は、図示しない信号処理装置により増幅される構成であってもよい。
この検出コイル70は、磁石71、72のぞれぞれの移動方向に配置され、当該磁石71、72に対し、それらの移動による磁束変化を検出可能とする比較的近接な位置に設置されている。そのような検出コイル70は、磁石71、72の移動方向を中心軸として、両磁石71、72に同軸的に両磁石71、72の外周側に配置されている。
第2ニードル40の上端部42には、円柱状の磁石(以下、第1磁石)72が固定されて設けられており、この第1磁石72は非磁性部材12bの収容孔18内に収容され、非磁性部材12b内に内蔵されている。この第1磁石72は、フェライト等の硬磁性材からなる永久磁石、または樹脂に磁性粉を保持させたボンド磁石で形成される。これによると、第2ニードル40に連動する第1磁石72の移動を検出コイル70によって第2ニードル40のリフト開始、並びにリフト量を検出することが可能となる。即ち、検出コイル70で検出する検出信号は、第1磁石72と検出コイル70の間の相対距離の変化と、当該磁束変化との相関から、当該リフト量が検出されるからである(図4(b)参照)。
これにより、第1ニードル30及び第2ニードル40において第1ニードル30に対しリフト開始タイミングが遅い第1ニードル30の場合において、第2ニードル40のリフト開始を実際に検出することできるので、第1ニードル30による一方噴射から両ニードル30、40による両者噴射に切り替わる切り替わり点を、精度よく検出することが可能となる。
第1ニードル30の上端部32には、円筒状の第2磁石71が固定されて設けられている。この磁石71も、上記永久磁石または上記ボンド磁石で形成されている。この上端部32側の磁石71は、非磁性部材12bにおいて収容孔18を形成する段付き円筒部12cの外側に配置され、非磁性部材12bより露出している。検出コイル70で検出する検出信号は、第2磁石71と検出コイル70の間の相対距離の変化と、当該磁束変化との相関から、当該リフト量が検出されるのである(図4(a)参照)。
ここで、本実施形態では、検出コイル70は、両磁石71、72の共通の検出コイルであるので、上記一方噴射から両者噴射へ切り替わり点において、切り替わり直後の、両磁石71、72による磁束変化が合算された磁束変化で検出する。言い換えると、上記一方噴射から両者噴射へ切り替わり前後において、切り替わり前が、第1ニードル30側の第2磁石71の移動による磁束変化で得られる出力特性で検出され、切り替わり後が、第2磁石71の移動による磁束変化と、第2ニードル40側の第1磁石72の移動による磁束変化を合算した磁束変化で得られる出力特性で検出される。
これにより、検出コイル70により検出する上記切り替わり点が、第1ニードル30側の第2磁石71のリフト移動のみによる磁束変化による出力特性と、ニードル30、40双方の両磁石71、72による合算された磁束変化による出力特性との違いにより、速やかに判別することが可能となる。
また、本実施形態では、第1磁石72と第2磁石71とは、図4(a)及び(b)のように、検出コイル70に対し、それぞれの磁石の移動即ちリフト移動による検出信号の出力特性が、互いにバイアスされる方向に配置されている。具体的には、例えば第1磁石72と第2磁石71との磁極が検出コイル70に対しバイアス方向に配置され、両出力特性がリフト量に比例して正側の出力を発生するように配置されている。なお、これに限らず、両出力特性が負側の出力を発生するように配置されるものであってもよい。
これによると、両磁石71、72の共通の検出コイル70は、切り替わり直後の、両磁石71、72により合算される磁束変化をバイアス方向に合算するので、当該合算して検出する検出コイル70の出力特性がバイアスにより高められる。これにより、切り替わり直後近傍において、第2ニードル40のリフト移動に対し、出力が増大する出力特性が得られるので、切り替わり点、即ち第2ニードル40のリフト開始に対する分解能向上が可能となる。したがって、上記切り替わり点を見極める過程において、見極める精度を高めつつ、切り替わり点を速やかに判定することができる。
また、図3及び図4(c)に示すように、検出コイル70は、上記一方噴射から両者噴射へ切り替わり前後において、上記磁束変化で検出される出力特性の変曲点91が形成され、当該変曲点91に基づいて切り替わり点を判別する。検出コイル70により出力特性の変曲点91を監視することにより、切り替わり点、つまり第2ニードル40のリフト開始を素早く見極めることができる。
次に、上述の燃料噴射装置の作動を、図2、図3、図5、及び図6に基づいて説明する。図5は、図1に示す制御装置90のメモリ内に記憶されたプログラムを実行することで得られる制御処理を示すものである。図5及び図6において、噴射制御モードとして図5の第1噴射モードと、図6の第2噴射モードとから設定され、それぞれの噴射モードは、図2中のマップ区分A、マップ区分Bに対応するものである。また、第1噴射モードは上記一方噴射に対応し、第2噴射モードは上記両者噴射に対応するものである。
ここで、図2は、エンジン運転状態に応じて2つの噴射制御モードで制御するために、エンジン運転領域を区分けした制御マップであり、縦軸をエンジン負荷、横軸をエンジン回転数とする模式的特性図である。マップ区分Aは、図2に示すように、エンジン低回転領域を示すものであり、このマップ区分A内では、燃料噴射弁10から噴射される燃料の噴射率ΔQ/ΔTは、敢えて低くし、微粒化を優先する。具体的には第1ニードル30の駆動による一方噴射を行なうように設定される第1噴射モードに噴射制御される。また、マップ区分Bは、エンジン低回転領域以外の高回転領域を示すものであり、マップ区分A内では、噴射率ΔQ/ΔTを高めて高出力を確保するようにする。具体的には第1ニードル30及び第2ニードル40双方の駆動による両者噴射を行なうように設定される第2噴射モードに噴射制御される。
ここで、特に本実施形態では、制御装置90は、エンジン運転状態に応じて最適な燃料噴射期間に設定しているものとする。第1噴射モード及び第2噴射モードの各モードにおいて、所望の一方噴射並びに両者噴射となるように第1ニードル30並びに第2ニードル40を、上記噴射期間中駆動することで、エンジンに最適な噴射量が得られるように設定されるものである。
S(Sはステップ)101では、制御装置90は各種センサからの検出信号よりエンジンの運転状態を検出し、検出したエンジンの運転状態を読み込む。読み込んだエンジンの運転状態が図2中のマップ区分Aに相当する運転領域にあるとき、以下のS102〜S108の制御処理に進む。S102では、制御装置90は、読み込んだエンジンの運転状態に最適な燃料噴射量(以下、目標噴射量)、及び当該目標噴射量を噴射する最適な燃料噴射期間(以下、目標燃料噴射期間)を演算し、燃料噴射弁10及び燃料噴射ポンプ3を駆動制御するための目標噴射量、及び目標燃料噴射期間を設定する。
S103では、制御装置90は、上記目標燃料噴射期間とに基づいて燃料噴射弁10のアクチュエータ部8を駆動する駆動信号をONにし、S104に移行する。S104では、検出コイル70による磁石71、72による移動を検出し、第1ニードル30のリフト移動、並びに第2ニードル40のリフト移動を監視する。当該検出コイル70によるニードル30、40のリフト検出信号を検出し、当該リフト検出信号において変曲点91を検出したか否かを判定する。リフト検出信号の変曲点91を現に検出した場合には、S106へ移行し、逆にリフト検出信号の変曲点91を現に検出していない場合には、S105へ移行する。
S105では、S104にてリフト検出信号に変曲点91が存在しない、つまり上記一方噴射から上記両者噴射への切り替わり点を検出していないと判定されたので、駆動信号がONとなっている駆動期間のうちの残り区間、言い換えると目標燃料噴射期間に対し残り区間が有るか否かを判定する。残り区間がある場合には、S104で変曲点を検出するまでS103の駆動信号のON状態が継続される。一方、S104で変曲点を検出することなく、S105の判定で残り区間が無くなる場合には、目標燃料噴射期間に到達しているので、S108へ移行し、S108では、制御装置90によって駆動信号がOFFにされる。
S106では、S104にてリフト検出信号に変曲点91を確認し、上記切り替わり点を検出したと判定されたので、駆動信号を強制的にOFFにする。これにより、第2ニードル40のリフト開始が変曲点91により検出されたが、リフト開始以降の更なるリフト上昇を抑制することができる。言い換えると、図2中のエンジン運転領域においてマップ区分Aにあるとき、第1ニードル30による一方噴射をすべきところ、第2ニードル40のリフト開始を検出直後に、駆動信号を強制的にOFFにし、第2ニードル40の開弁による第2噴孔15からの燃料の噴射を抑制することができる。これにより、微粒化に好ましくない第2噴孔15(本実施例では、例えば第2噴孔15の径が第1噴孔14の径より大きい)からの噴射を抑制することができる。
上述如くS106にて第2ニードル40による噴射が抑制されると、S107では目標燃料噴射期間に対し残り区間が有るか否かを判定する。残り区間が無い場合には、駆動信号のOFFを継続し、当該制御処理を終了する。一方、残り区間がある場合には、S103に戻って再び駆動信号をONする。
例えば再び駆動信号をONした後に、S104で変曲点91を確認し、上記切り替わり点を検出したと判定される場合には、S106へ移行し駆動信号のOFFを繰り返す。また、図3(a)に示すように、再び駆動信号をONした後に、S104で変曲点を検出することなく、S105の判定で残り区間が無くなる場合には、目標燃料噴射期間に到達しているのでS108で駆動信号がOFFにされる。
次に、読み込んだエンジンの運転状態が図2中のマップ区分Bに相当する運転領域にある場合を、図3(b)及び図6に基づいて説明する。上述の読み込んだエンジンの運転状態がマップ区分Aに相当する運転領域にある場合での説明と重複する説明は省略する。S103では、S101及びS102で得られた目標燃料噴射期間とに基づいて駆動信号がONされると、S114にてリフト検出信号において変曲点91を検出したか否かを判定する。ここで、S104におけるマップ区分Aでの第1噴射モードでの図5の制御方法と異なるのは、変曲点91を検出し、第2ニードル40のリフト上昇を許容する判定方法にある。即ち、S114では、リフト検出信号の変曲点91を現に検出した場合には、駆動信号を強制的にOFFすることなく、駆動信号のON状態のままで、S105へ移行する。S105で目標燃料噴射期間の残り区間がなくなったと判定されるまで、S103及びS104の制御処理を繰り返し、目標燃料噴射期間に到達したと判断されると、S108で駆動信号がOFFされるのである。
一方、S114では、リフト検出信号に変曲点91が存在しないという状態にある場合には、駆動信号のONが継続されるのである。上記マップ区分B内の負荷条件によっては経時変化等により第2ニードル40による噴射がなくなる場合がある。この場合、結果的に制御装置90の演算で算出された目標燃料噴射期間よりも、増加した期間に補正しないと、両者噴射する第2噴射モードにならない。これに対して本実施形態による制御方法では、第2噴射モードであるにも係わらず、リフト検出信号に変曲点91が存在しないという状況に対し、駆動信号のONを強制的に継続し、S114で少なくとも変曲点91が検出されるまで、当初設定の目標燃料噴射期間を拡大する方向に補正し、経時変化により損なわれた過少な燃料噴射量を、増加方向に補正することができる。
ここで、検出コイル70は請求範囲に記載の検出手段に相当する。
以上説明した本実施形態では、第1ニードル30及び第2ニードル40のうち、第1ニードル30の駆動による一方噴射を行なう第1噴射モードにおいて、第2ニードル40側に第1磁石72を設け、かつ第2ニードル40に連動し移動する第2磁石72に対し、磁束変化を検出する検出コイル70を備えているので、第2ニードル40のリフト開始並びにリフト量というリフト状態を、検出コイル70で実際に検出し、第2ニードル40のリフト状態を監視することが可能である。こうした第2ニードル40側の第1磁石72及び検出コイル70によって、第2ニードル40のリフト開始時に、当該ニードル40の僅かな移動により第1磁石72に対する磁束変化を見極めることができる。
しかも、上記一方噴射において、第1磁石72に対する磁束変化を検出した直後に、第2ニードル40を閉弁方向に駆動することができるので、摩耗等の経時変化や製造ばらつき等により、第2ニードル40がリフトするおそれがある場合であっても、第2ニードル40のリフト開始を監視し、第2ニードル40のリフト上昇を抑制することが可能となる。したがって、上記一方噴射において、好ましくない第2ニードルによる第2噴孔15からの噴射を抑制することができる。
以上の本実施形態によれば、上記一方噴射において、噴射制御性を損なう第2ニードル40による噴射を抑制することができるので、噴射制御性の向上が図れる燃料噴射装置を得ることができる。
また、以上説明した本実施形態では、制御装置90並びにアクチュエータ部8及び制御弁部5から構成される駆動手段は、エンジン運転状態に応じて設定された目標燃料噴射期間に対し、上記一方噴射において、第1磁石72に対する磁束変化を検出した直後に第2ニードル40を閉弁方向に駆動した以降の残り期間区分(残り区間)において、更に、第1磁石72に対する磁束変化を検出し、当該磁束変化の検出に基づいて第2ニードル40に対し閉弁方向の駆動を繰り返す構成としている。
このような構成によると、上記設定された目標燃料噴射期間のうち、上記第1磁石72に対する磁束変化を検出した直後に第2ニードル40を閉弁方向に駆動した以降の残り区間において、目標燃料噴射期間に対応するエンジン運転状態に最適な噴射量に対し、不足分の噴射量を補うことができる。したがって、エンジン運転状態に最適な噴射量を確保し、当該噴射量を確実にエンジンに供給することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
(1)以上説明した本実施形態では、第1磁石72と第2磁石72とを、検出コイル70に対し、各磁石71、72による磁束変化がバイアスされる方向に配置したが、これに限らず、検出コイル70の双方の磁石71、72による出力特性が正側の出力(図4(a)〜(c)参照)及び負側の出力のいずれであってもよく、また、図7(a)並びに図7(b)のように一方の出力特性に対し、他方の出力特性が相反する側の出力とする組合せであってもよい。
これによると、第1磁石72、第2磁石71、及び検出コイル70が、上記いずれの組合せによって構成される場合であったとしても、切り替わり点が変曲点で形成でき、当該変曲点で切り替わり点を素早く見極めることができる。
(2)以上説明した本実施形態では、第1ニードル30及び第2ニードル40を駆動する方法として、通電制御により伸縮するアクチュエータ部8を用い、制御弁部5を介して間接的に駆動するものとして説明した。これに限らず、第1ニードル30及び第2ニードル40を駆動する方法は、第1ニードル30及び第2ニードル40を直接または間接的に駆動するものであればいずれであってもよい。
(3)以上説明した本実施形態では、一方噴射を、第1ニードル30及び第2ニードル40のうちの第1ニードル30の駆動による一方のみの噴射で説明したが、これに限らず、一方噴射を、第2ニードル40の駆動による一方のみの噴射としてもよい。
本発明の第1実施形態による燃料噴射装置を示す模式的断面図である。 図1の燃料噴射装置における噴射制御モードのマップを示す模式図である。 図1の燃料噴射装置の作動を説明する図であって、図3(a)は図2中のマップ区分Aに対応した第1噴射モードにおけるタイムチャート、図3(b)は図2中のマップ区分Bに対応した第2噴射モードにおけるタイムチャートである。 図2中の第1弁部材及び第2弁部材の各リフト状態を検出する検出特性を説明する模式図である。 図1中の制御装置で実行される制御方法を示す図であって、図2中のマップ区分Aに対応した噴射制御モードにおいて実施する噴射制御処理を示すフローチャートである。 図1中の制御装置で実行される制御方法を示す図であって、図2中のマップ区分Bに対応した噴射制御モードにおいて実施する噴射制御処理を示すフローチャートである。 他の実施形態に係わる第1弁部材及び第2弁部材の各リフト状態を検出する検出特性を示す図であって、図7(a)及び(b)は検出特性の各態様の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 燃料噴射弁
2 燃料タンク
4 コモンレール
5 制御弁部
8 アクチュエータ部
81 圧電素子
83 油密室
10 ノズル部
11 ノズルボデー
12 通路部材
12b 非磁性部材
12c 段付き円筒部
13 軸方向孔
14 第1噴孔
15 第2噴孔
16 燃料溜り室
17 背圧室
18 収容孔
21 高圧燃料通路
22 第1燃料通路
24 排出通路
30 第1ニードル(第1弁部材)
32 上端部
40 第2ニードル(第2弁部材)
41 フランジ部
42 上端部
41 フランジ部
70 検出コイル
71 第2磁石
72 第1磁石
90 制御装置
91 変曲点

Claims (6)

  1. 複数の噴孔を有し、前記噴孔の開閉数を可変にする燃料噴射弁であって、互いに異なる前記噴孔を開閉する第1弁部材及び第2弁部材を有する燃料噴射弁と、
    前記燃料噴射弁において前記第1弁部材及び前記第2弁部材を、直接または間接的に前記噴孔の閉方向及び開方向に駆動する駆動手段と、
    を備え、
    前記第1弁部材及び前記第2弁部材のうちのいずれか一方の弁部材の駆動による一方噴射と、前記第1弁部材及び前記第2弁部材の両者の駆動による両者噴射とに切り替え可能な内燃機関の燃料噴射装置において、
    他方の弁部材において前記噴孔側とは反対の端部に設けられた磁石と、
    前記他方の弁部材に連動する前記磁石の移動方向に配置され、移動する前記磁石に対し、磁束変化を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記駆動手段は、前記磁石に対する磁束変化の状態を検出し、当該磁束変化を検出した直後に、前記他方の弁部材を前記閉方向に駆動することを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置。
  2. 前記燃料噴射弁は、前記一方の弁部材の前記噴孔側とは反対の端部に設けられた第2磁石とを有し、
    前記検出手段は、
    前記磁石としての第1磁石、及び前記第2磁石の移動方向に配置され、
    前記第1磁石及び前記第2磁石の各移動に対して磁束変化を検出する共通の検出手段であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  3. 前記第1磁石と前記第2磁石は、
    前記検出手段に対し、
    前記他方の弁部材に連動する前記第1磁石の移動による磁束変化と、前記一方の弁部材に連動する前記第2磁石の移動による磁束変化とがバイアスされる方向に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  4. 前記検出手段は、
    前記一方噴射から前記両者噴射へ切り替わる前後において、前記磁束変化で検出される検出特性の変曲点が形成され、前記変曲点に基づいて当該切り替わり点を判別することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  5. 前記内燃機関の運転状態に応じて最適な燃料噴射期間を設定する燃料噴射期間設定手段を備え、
    前記駆動手段は、
    前記燃料噴射期間のうち、前記磁石に対する磁束変化を検出した直後に前記他方の弁部材を前記閉方向に駆動した以降の残り期間区分において、
    更に、前記磁石に対する磁束変化を検出し、当該磁束変化の検出に基づいて前記他方の弁部材に対し前記閉方向の駆動を繰り返すことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  6. 前記駆動手段は、
    前記燃料噴射弁を前記一方噴射で噴射させる第1モードと、前記燃料噴射弁を前記両者噴射で噴射させる第2モードとを、噴射制御モードとして設定し、
    前記第1モードにおいて前記駆動手段は、前記検出手段が前記一方噴射から前記両者噴射へ切り替わる切り替わり点を検出することを条件として、前記他方の弁部材を前記閉方向に駆動する一方、前記一方の弁部材を前記開方向に保持、または前記閉方向に駆動することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
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