JP2010055111A - 電気光学装置及び画像処理装置、並びに電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像の明るさを維持しつつ、動画ボケを低減する。
【解決手段】画像信号処理回路170によってサブフレームSFn2、SF(n+1)2及びSF(n+2)2に図中斜線で模式的に示した暗い表示が行われる。したがって、複数の画素部10pのうち移動物体像MのエッジMeの位置に対応する画素部、又は画像表示領域10aにおいてライン状に配置された画素部10a、或いは複数の画素部10a全体が低輝度に設定され、暗い画像が表示されることになる。このような暗い表示を行うことによって、エッジMeの幅W2は、暗い表示を行わない場合のエッジMeの幅W1に比べて相対的に小さくなる。したがって、幅W1から幅W2にエッジMeのボケが小さくなった分、動画ボケを低減できる。
【選択図】図4
【解決手段】画像信号処理回路170によってサブフレームSFn2、SF(n+1)2及びSF(n+2)2に図中斜線で模式的に示した暗い表示が行われる。したがって、複数の画素部10pのうち移動物体像MのエッジMeの位置に対応する画素部、又は画像表示領域10aにおいてライン状に配置された画素部10a、或いは複数の画素部10a全体が低輝度に設定され、暗い画像が表示されることになる。このような暗い表示を行うことによって、エッジMeの幅W2は、暗い表示を行わない場合のエッジMeの幅W1に比べて相対的に小さくなる。したがって、幅W1から幅W2にエッジMeのボケが小さくなった分、動画ボケを低減できる。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置、該電気光学装置に応用される画像処理回路、並びに該電気光学装置を備えてなる、例えば液晶プロジェクタ等の電子機器の技術分野に関する。
ホールドモードで表示を行う液晶装置等の電気光学装置では、CRT(Cathode Ray Tube)の如きインパルスモードで表示を行う表示装置と比べて、動画表示時において人間の視覚上の残像が顕著に見られ、表示画像内における移動物体像のエッジがぼけて見える動画ボケが生じることが多い。特許文献1は、このような動画ボケを低減するための技術の一例を開示している。
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、表示画面全体が暗くなってしまう問題点があり、動画ボケが低減される反面、画像を表示する各画素の輝度を犠牲にせざるを得ないという技術的問題点が生じる。
よって、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、画像全体の明るさを低下させることなく、動画ぼけを低減できる電気光学装置、及びこのような電気光学装置に適用可能な画像処理回路、並びに電子機器を提供することを課題とする。
本発明に係る電気光学装置は上記課題を解決するために、基板上の表示領域を構成する複数の画素部を有する表示部と、一のフレームにおいて画像信号に基づいて前記画素部において表示されるべき輝度が第1輝度であるとき、前記一のフレームを分割した一のサブフレームにおける前記画素部の輝度を前記第1輝度に比べて高い高輝度に設定し、且つ前記一のフレームを分割した他のサブフレームにおける前記画素部の輝度を前記第1輝度に比べて低い低輝度に設定する画像信号を生成する画像信号処理回路とを備える。
本発明に係る電気光学装置によれば、表示部は、例えば電気光学物質の一例である液晶を一対の基板間に挟持してなる液晶パネルである。このような表示部は、薄膜トランジスタ(TFT)等の素子及び画素電極等を夫々含んでなる複数の画素部を備えており、これら複数の画素部が平面的に配列されていることによって、表示領域が構成されている。
本発明に係る電気光学装置によれば、例えば動画像を表示するための一連のフレームを構成する複数のフレームの夫々に対応したフレーム画像が60Hzのフレーム周期で表示される場合、一のフレームを分割する一のサブフレーム及び他のサブフレームの夫々において、各サブフレームに対応したサブフレーム画像が表示される。このようなサブフレーム画像の表示は、所謂倍速表示によって可能となる。
ここで、表示領域に各フレーム画像をそのまま表示した場合には、例えば表示領域に表示された動画像における移動物体像のエッジ、即ち複数の画素部のうち当該エッジに対応する位置に配置されている画素部の輝度が、相前後するフレーム間で大きく変化し、動画ボケが生じてしまう。このような動画ボケを低減するために、画素部の相前後するフレームの一方のフレームにおいて表示されるべきフレーム画像として黒画像を表示した場合、画素部の輝度を犠牲にすることとなり、一連のフレームの夫々のフレーム画像によって構成される動画像の明るさが相対的に低下してしまう。
そこで、本発明に係る電気光学装置によれば、画像信号処理回路は、一のフレームにおいて画像信号に基づいて前記画素部において表示されるべき輝度が第1輝度であるとき、前記一のフレームを分割した一のサブフレームにおける前記画素部の輝度を前記第1輝度に比べて高い高輝度に設定し、且つ前記一のフレームを分割した他のサブフレームにおける前記画素部の輝度を前記第1輝度に比べて低い低輝度に設定する画像信号を生成する。言い換えれば、従来、動画ボケを低減するためにフレーム単位で黒画像を表示させていた表示方法とは異なり、サブフレーム単位で第1輝度より低い低輝度の画像を表示することによって、表示領域に表示される画像の明るさが低下しないようにする。ここで、「高輝度」及び「低輝度」とは、本来一のフレームにおいて表示されるべきフレーム画像に応じて設定された画素部の輝度である第1輝度を基準として高い、或いは低い輝度である。したがって、例えば一のサブフレーム及び他のサブフレームの夫々の期間が一のフレームの期間の1/2に設定されている場合、一のサブフレームにおける画素部の輝度を高輝度に設定し、他のサブフレームにおける画素部の輝度を低輝度に設定することによって、一のフレームの期間全体では画素部の輝度が人間の目からみて平均化され、フレーム画像の明るさが維持される。
尚、画像信号処理回路は、フレーム周期に対応して供給された画像信号及び同期信号等の各種信号に基づいて各サブフレームで表示するサブフレーム画像に対応した画像信号を生成し、液晶パネル等の表示部に供給する。
これにより、表示領域に表示可能な最も暗い画像や黒色画像のみならず、例えばダークグレーやグレーなど、残像を低減し得る限りにおいて第1輝度より低い低輝度に応じて表示される暗い画像を表示できる。したがって、画像信号処理回路によれば、複数の画素部のうち他のサブフレームにおいて上述した移動物体像のエッジの位置に対応する画素部、又は表示領域においてライン状に配置された画素部、或いは複数の画素部全体が低輝度に設定され、暗い画像が表示されることになる。このような暗い画像が他のサブフレームにおいて画素部によって表示されることによって、動画ボケを格段に低減できる。より具体的には、画素部の輝度変化が生じる領域のうち人間の目で見て補間される領域の幅、即ち動画ボケの直接の原因となる領域に相当する幅を狭めることが可能である。
したがって、本発明に係る電気光学装置によれば、ホールドモードで表示動作を行った場合であっても、従来の表示方法では解決困難であった動画像の明るさの維持、及び動画ボケの低減の双方が可能となり、高品質で動画像を表示できる。
本発明に係る電気光学装置の一の態様では、前記画像信号処理回路は、前記第1輝度、及び前記一のフレームに相前後する他のフレームで表示すべき第2輝度の夫々を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された第1輝度及び第2輝度を比較する比較手段と、前記第1輝度及び前記第2輝度の差が所定の閾値以上であるか否かを判定する判定手段とを備え、前記画像信号処理回路は、前記複数の画素部のうち前記第1輝度及び前記第2輝度の差が所定の閾値以上である所定の画素部について前記高輝度及び前記低輝度を設定することによって、前記画像信号を生成してもよい。
この態様によれば、記憶手段は、表示領域を構成する複数の画素部のうち所定の領域を構成する画素部、又は複数の画素部の夫々、或いは一のフレーム及び他のフレームの双方において輝度が取得されるように予め設定された画素部について第1輝度及び第2輝度の夫々を記憶する。ここで、第1輝度及び第2輝度の夫々は、フレーム単位で画像を表示した場合に画素部が一のフレーム及び他のフレームで表示すべき輝度であり、これら第1輝度及び第2輝度に対応して供給された画像信号、即ち画像信号に応じて液晶等の電気光学物質に印加される電圧に対応したデータが、フレームメモリ等を含む記憶手段に記憶される。
判定手段は、比較手段によって比較された第1輝度及び第2輝度の差が所定の閾値以上であるか否かを判定する。ここで、「所定の閾値」とは、例えば動画ボケが視認されるか否かを判定するための基準値であり、例えば液晶装置では、各画素部が備える画素電極及び対向電極間に介在する液晶に印加される電圧の最大値の10%程度を一例として挙げることができる。勿論、このような閾値は、電気光学物質の一例である液晶の種類、即ち印加電圧に対する液晶の配向状態の相対的な関係に基づいて設定可能である。加えて、動画ボケをどの程度低減するかという動画ボケの許容範囲も考慮された上で便宜設定可能である。
画像信号処理回路は、複数の画素部のうち第1輝度及び第2輝度の差が所定の閾値以上である所定の画素部について高輝度及び低輝度を設定することによって、画像信号を生成する。複数の画素部のうち第1輝度及び第2輝度の差が所定の閾値以上である画素部は、一のフレーム及び他のフレームの夫々で表示されるフレーム画像内の移動物体像のエッジを表示する画素部であり、このような画素部について高輝度及び低輝度の夫々を設定することによって、フレーム画像の輝度を維持しつつ、動画ボケを低減できる。
本発明に係る電気光学装置の他の態様では、前記画像信号処理回路に供給される画像信号は、RGBのカラー画像信号であり、前記比較手段は、前記カラー画像信号に含まれるR、G及びBの夫々の色成分信号毎に設けられていてもよい。
この態様によれば、R(赤色)、G(緑色)及びB(青色)のうち特定の色光の輝度の変化に応じて生じる動画ボケを低減できる。比較手段は、一のフレーム及び他のフレームの夫々における各色成分信号に応じた画素部の輝度(即ち、第1輝度及び第2輝度)を比較する。したがって、この態様によれば、各色光に対応した画素部の輝度がフレーム毎に変化した場合でも、当該変化に応じて動画ボケが生じることを低減できる。
この態様では、前記画像信号処理回路は、前記R、G及びBの色成分信号の少なくとも一つの色成分信号に関する前記第1輝度及び前記第2輝度の差が所定の閾値以上である場合に、R、G及びBの全てについて前記所定の画素部に前記高輝度及び前記低輝度を設定してもよい。
この態様によれば、動画ボケを低減できると共に、第1輝度及び第2輝度の差が所定の閾値以上である色光について所定の画素部に高輝度及び低輝度を設定することによって画像表示領域に表示されるフレーム画像に色ずれが生じることを低減できる。
本発明に係る電気光学装置の他の態様では、前記R、G及びBの色成分信号のうち前記第1輝度及び前記第2輝度の差が所定の閾値以上である色成分信号についてのみ前記所定の画素部に前記高輝度及び前記低輝度を設定してもよい。
この態様によれば、一のフレーム及び他のフレームに亘って表示されるべき各フレーム画像に応じて生じる動画ボケを大なり小なり低減できる。
本発明に係る電気光学装置の他の態様では、前記R、G及びBの色成分信号の少なくとも一つの色成分信号に関する前記第1輝度及び前記第2輝度の差が所定の閾値以上である場合に、前記画像信号処理回路は、前記所定の画素部について前記一つの色成分信号を除く他の色成分信号について前記高輝度及び前記低輝度を設定してもよい。
この態様によれば、他の色成分信号に対応した色光の輝度の変化に応じて生じる動画ボケを低減できる。
本発明に係る電気光学装置の他の態様では、前記画像信号処理回路は、前記フレーム画像、及び前記一のフレームに相前後する他のフレームで表示すべきフレーム画像の夫々の画像信号を記憶する記憶手段と、前記一のフレーム及び前記他のフレームを含む一連のフレームによって前記表示領域に表示される移動物体像の動きを前記画像信号に基づいて検出する動き検出手段を備え、前記画像信号処理回路は、前記複数の画素部のうち前記動き検出手段によって前記移動物体像の動きが検出された画素部について前記画像信号を生成してもよい。
この態様によれば、動き検出手段が、例えば既存の動き検出方法を用いてフレーム画像内の移動物体像の動きを検出できる。画像信号処理回路は、動き検出手段によって検出された検出結果に基づいて移動物体像の動きが検出された画素部(即ち、当該移動物体像のエッジに対応する画素部)について画像信号生成する。これにより、上述した比較手段を用いた場合と同様に動画ボケを低減できる。
本発明に係る電気光学装置の他の態様では、前記画像信号処理回路は、前記高輝度及び前記低輝度の夫々に対応した画像信号を補正することによって得られる補正済みの画像信号を前記表示部に出力する信号補正手段を備えていてもよい。
この態様によれば、信号補正手段は、例えばガンマテーブルを参照して高輝度及び低輝度の夫々に対応した画像信号を補正できる。これにより、画像信号処理回路によって画像信号を補正しておく場合に比べて、画像信号のビット数を低減できる。
本発明に係る画像処理回路は上記課題を解決するために、基板上に配列された複数の画素部を含む表示部の表示領域に、一のフレームにおいて画像信号に基づいて前記画素部において表示されるべき輝度が第1輝度であるとき、前記一のフレームを分割した一のサブフレームにおける前記画素部の輝度を前記第1輝度に比べて高い高輝度に設定し、且つ前記一のフレームを分割した他のサブフレームにおける前記画素部の輝度を前記第1輝度に比べて低い低輝度に設定する画像信号を生成する画像信号処理回路と、前記一のサブフレーム及び前記他のサブフレームの夫々に対応する画像信号に応じて前記表示部を駆動する駆動手段とを備える。
本発明に係る画像処理回路によれば、駆動手段は、例えば、高輝度及び低輝度の夫々に対応した画像信号に応じて表示部を駆動する走査線駆動回路及びデータ線駆動回路を含む。本発明に係る画像処理回路によれば、上述した電気光学装置と同様に動画ボケを低減でき、且つフレーム画像の明るさを維持することが可能である。
本発明に係る電子機器は上記課題を解決するために、上述した本発明の電気光学装置を具備してなる。
本発明に係る電子機器によれば、上述した本発明に係る電気光学装置を具備してなるので、高品位の表示が可能な、投射型表示装置、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現できる。また、本発明に係る電子機器として、例えば電子ペーパなどの電気泳動装置等も実現することが可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施形態から明らかにされる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態は、本発明に係る電気光学装置を、TFTアクティブマトリクス駆動形式の液晶装置に適用したものである。
(電気光学装置の構成及び動作)
先ず、図1及び図2を参照して本実施形態に係る液晶装置1の全体に係る構成及び動作について説明する。ここに図1は、液晶装置1のブロック図であり、図2は、そのうち液晶装置1の表示領域たる画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素部における各種素子、配線等の等価回路である。
先ず、図1及び図2を参照して本実施形態に係る液晶装置1の全体に係る構成及び動作について説明する。ここに図1は、液晶装置1のブロック図であり、図2は、そのうち液晶装置1の表示領域たる画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素部における各種素子、配線等の等価回路である。
図1において、液晶装置1は、表示部10c及び画像信号処理回路170を備えて構成されている。画像信号処理回路170は、記憶回路171、判定回路172、比較回路173及び補正回路174を備えて構成されており、映像ソース180から画像信号Si及び同期信号Ssが入力される。表示部10cは、液晶パネル100P、走査線駆動回路104、及びデータ線駆動回路101を備えて構成されている。
尚、走査線駆動回路104及びデータ線駆動回路101が、本発明に係る画像処理回路における「駆動手段」の一例を構成しており、画像信号処理回路170、走査線駆動回路104及びデータ線駆動回路101が、本発明に係る画像処理回路の一例を構成する。
図2において、液晶パネル100pは、画像表示領域10aにマトリクス状に平面配列された複数の画素部10pを備えている。液晶パネル100p、複数の画素部に夫々、画素電極9aと当該画素電極9aをスイッチング制御するためのTFT30とが形成されている。画像信号が供給されるデータ線6aが、当該TFT30のソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画像信号S1、S2、・・・、Snは、この順に線順
次に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。
次に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。
また、TFT30のゲートにゲート電極が電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線3a及びゲート電極にパルス的に走査信号G1、G2、・・・、Gmを、この順に線順次で印加するように構成されている。画素電極9aは、TFT30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけそのスイッチを閉じることにより、データ線6aから供給される画像信号S1、S2、・・・、Snを所定のタイミングで書き込む。
画素電極9aを介して電気光学物質の一例としての液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、・・・、Snは、対向基板に形成された対向電極との間で一定期間保持される。液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。ノーマリーホワイトモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブラックモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体として液晶装置1からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が出射される。
ここで保持された画像信号がリークするのを防ぐために、画素電極9aと対向電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70が付加されている。蓄積容量70は、走査線3aに並んで設けられ、固定電位側容量電極を含むとともに定電位に固定された容量電極300を含んでいる。
再び図1において、走査線駆動回路104は、上述の如く走査信号G1、G2、・・・、Gmを所定タイミングで走査線3aに供給し(図2参照)、データ線駆動回路101は、上述の如く画像信号S1、S2、・・・、Snを所定タイミングでデータ線6aに供給
する(図2参照)。尚、データ線駆動回路101は例えば、画像信号線上に供給される画像信号S1、S2、・・・、Snをサンプリングするサンプリング回路と該サンプリング回路に対してサンプリングパルスを供給するシフトレジスタ等を含んで構成されている。
する(図2参照)。尚、データ線駆動回路101は例えば、画像信号線上に供給される画像信号S1、S2、・・・、Snをサンプリングするサンプリング回路と該サンプリング回路に対してサンプリングパルスを供給するシフトレジスタ等を含んで構成されている。
画像信号処理回路170は、例えばDVDビデオプレーヤ、ビデオレコーダ、映像チューナ等の映像ソース180から入力される画像信号Si及び同期信号Ssに基づいて、走査線駆動回路104に対して、走査線駆動の基準となる、クロック信号(Yクロック)や反転クロック信号、走査開始の基準となるスタートパルス信号(Yスタートパルス)、電源信号等の各種信号Scを供給することで、走査線駆動回路104を駆動する。更に、データ線駆動回路101に対して、データ線駆動の基準となる、クロック信号(Xクロック)や反転クロック信号、走査開始の基準となるスタートパルス信号(Xスタートパルス)、例えばパラレル−シリアル展開されたデータ線6aに供給される画像信号S1、S2、・・・Sj、・・・、Sn(図2参照)、電源信号等の各種信号を供給することでデータ線駆動回路101を駆動する。
次に、図1乃至図6を参照しながら、液晶装置1の動作を詳細に説明する。図3は、液晶装置1によって表示される動画像を構成するフレーム画像及びサブフレーム画像の関係を示した概念図である。図4は、画像表示領域10aの一部を構成する画素部における輝度を模式的に示した図であり、図5は、図4に対応する比較例を示した模式図である。図6は、画素部における輝度の組み合わせを模式的に示した図である。
図1及び図3に示すように、画像信号処理回路170は、表示部10cが、各フレームで表示されるべきフレーム画像A、B、・・・の夫々を2つのサブフレーム画像A1及びA2、B1及びB2、・・・に分けて、各サブフレームの輝度の積分が本来の1フレームで表示すべき画像の輝度となるようにしている。本実施形態では、表示部10cは、画像信号処理回路170から供給された画像信号Si及び各種信号Scに基づいて、60Hzのフレーム周期で表示されるフレーム画像を倍速表示し、1/2フレームで一つのサブフレーム画像を表示する。即ち、画像信号処理回路170は、表示部10cが、一つのフレームを時分割する一のサブフレーム及び他のサブフレームの夫々にサブフレーム画像を表示可能なように画像信号Si及び各種信号Scを表示部10cに供給する。
より具体的には、図3に示すように、第nフレームで画像表示領域10aに表示すべきフレーム画像Aは、第nフレームのサブフレームSFn1及びSFn2の夫々においてサブフレーム画像A1及びA2として表示される。サブフレーム画像A2が表示される際には、画素部10pの輝度は、フレーム画像Aを表示する際の画素部10pの輝度より低い低輝度(即ち、フレーム画像Aを表示する場合の画素部の輝度に対して相対的に暗い表示)とされる。他方、サブフレーム画像A1が表示される際には、画素部10pの輝度は、フレーム画像Aを表示する際の画素部10pの輝度より高い高輝度(即ち、フレーム画像Aを表示する場合の画素部の輝度に対して相対的に明るい表示)とされる。このように、一のフレームにおいて表示されるべきフレーム画像に比べて相対的に暗い画像がサブフレーム画像として表示されることによって、後に図4及び図5を参照しながら説明するように動画ボケを低減できる。加えて、サブフレーム画像A1及びA2の夫々における画素部の輝度が、高輝度及び低輝度の夫々に設定されているため、サブフレーム画像A1及びA2が表示される第nフレームにおける画素部10pの輝度が平均化され、画像表示領域10a全体の明るさを一のフレーム画像Aを表示する場合と同様の明るさに維持できる。
ここで、図4及び図5を参照しながら、液晶装置1における動画ボケの低減及びフレーム画像の明るさの維持が可能となる理由について詳細に説明する。図4及び図5では、画像表示領域10aに表示された動画像において、黒く表示された移動物体像Mが図中左側から右側に移動する場合を例に挙げる。尚、図4及び図5において画素部における黒表示を斜め線のハッチングで示している。
図5に示すように、第nフレーム、第(n+1)フレーム、第(n+2)フレーム、・・・の夫々のフレーム期間の夫々にフレーム画像を表示した場合、移動物体像MのエッジMeは、フレーム毎に順次黒表示される画素部10pによって規定される階段状の部分で規定される。ここで、黒表示された画素部10pによって規定される階段状の部分であるエッジMeを人間の目で見た場合、黒表示がなされた画素部10pの角部を人間の目が補間する。その結果、人間の目で見てエッジMeは、階段状の部分の幅W1だけぼけて見える。この幅W1が動画ボケの直接の原因となる。
そこで、本実施形態に係る液晶装置1は、図3において説明したように、各フレームを分割するサブフレームで輝度が異なる表示を行う。より具体的には、1フレーム内で元の画像信号の輝度よりも高輝度の高輝度表示及び低輝度の低輝度表示を行う。
図4に示すように、画像信号処理回路170によって、1/2フレームを一つのサブフレームとする2つのサブフレームとして一のフレームを分割し、2つのサブフレームのうち一のサブフレーム期間において画素部10pに高輝度表示を行い、他のサブフレーム期間において画素部10pに低輝度表示を行う。より具体的には、サブフレームSFn2、SF(n+1)2及びSF(n+2)2に図中斜線で模式的に示したインパルス的な表示が行われる。したがって、画像信号処理回路170は、複数の画素部10pのうち移動物体像MのエッジMeの位置に対応する画素部、又は画像表示領域10aにおいてライン状に配置された画素部10a、或いは複数の画素部10a全体が低輝度に設定され、従来技術のような黒画像挿入と同様の効果が表示上得られる。
このような表示を行うことによって、エッジMeの幅W2は、サブフレーム単位の表示を行わない場合のエッジMeの幅W1に比べて相対的に小さくなる。したがって、幅W1から幅W2にエッジMeのボケが小さくなった分、動画ボケを低減できる。
また、図4において、高輝度表示がなされる画素部10pの輝度は、フレーム画像A及びBの夫々をサブフレーム画像A1及びA2、並びにB1及びB2の夫々に分けて表示しない場合に比べて輝度が高められている。他方、低輝度表示がなされるサブフレーム画像A2及びB2を表示する画素部10pの輝度は、高輝度表示がなされる画素部10pの輝度に比べて相対的に低い低輝度である。したがって、フレーム期間の夫々における各画素部10pの輝度の平均、即ち人間の目で知覚する輝度は、元のフレーム画像を人間の目で知覚する場合の輝度に維持される。これにより、画像表示領域10aに表示された動画像の明るさはフレームを分割しない場合と同様の明るさに維持されることになる。
このように本実施形態に係る液晶装置1によれば、黒画像表示回路170は、一のフレームにおいて表示されるべきフレーム画像A、B、・・・が所定の明るさ、フレーム単位で画像表示領域10aにフレーム画像を表示した場合における各フレーム画像の明るさで画像表示領域10aに画像が表示されるように、サブフレーム単位で画像を表示させ、且つ一のフレームを分割する一のサブフレーム及び他のサブフレームの夫々において画素部10pの輝度を高輝度及び低輝度の夫々に設定する。これにより、本来の画像信号の輝度に比べて、表示領域に表示される画像の明るさが低下しないようにすることが可能である。加えて、液晶装置1によれば、黒画像を挿入したときと同様に動画ボケを格段に低減できる。より具体的には、画素部の輝度変化が生じる領域のうち人間の目で補間される領域の幅、即ち動画ボケの直接の原因となる領域に相当する幅を狭めることが可能であるため、この幅が狭められた分、動画ボケを低減できる。
したがって、本発明に係る電気光学装置によれば、ホールドモードで表示動作を行った場合であっても、従来の表示方法では解決困難であった動画像の明るさの維持、及び動画ボケの低減の双方が可能となり、高品質で動画像を表示できる。
また、次に説明するように、図1に示した液晶装置1に含まれる各回路の処理動作によって、画像表示領域10aを構成する複数の画素部10pのうちエッジMeを規定する画素部10pのみについて低輝度表示を行うこともできる。この場合について、図1乃至図6を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図3において、記憶回路171は、第1フレームメモリ171a及び第2フレームメモリ171bを備えて構成されている。第2フレームメモリ171bは、第nフレームで表示されるべきフレーム画像Aの画像データを映像信号ソース180から供給された画像信号Si及び同期信号Ssから取得し、一旦記憶する。次に、第1フレームメモリ171aは、第(n+1)フレームで表示されるべきフレーム画像Bの画像データを取得し、記憶する。次に、比較回路173は、第1フレームメモリ171a及び第2フレームメモリ171bの夫々から第nフレームの画像データ及び第(n+1)フレームの画像データを読み出する。比較回路173は、画素部10pの第nフレーム及び第(n+1)フレームの夫々における輝度(即ち、本発明の「第1輝度」及び「第2輝度」の夫々の一例である輝度)を比較する。
比較回路173による比較の結果、判定回路172において、画素部10pの第nフレーム及び第(n+1)フレームの夫々における輝度の差が、例えば10%以上である場合に黒画像表示回路170は、第nフレーム及び第(n+1)フレームの夫々のフレームの画像データに含まれる画像信号Siに所定係数を積算して得られた画像信号Sj1及びSj2を各サブフレームSFn1及びSFn2の画像信号としてデータ線駆動回路101に供給する。
より具体的には、サブフレーム画像に分けて各フレーム画像を表示した場合でも、これらサブフレーム画像で構成されるフレーム画像が、各フレームにおいて単一のフレーム画像を表示した場合におけるフレーム画像の明るさと同様となるように所定係数が設定されている。例えば、本実施形態では、画像信号Sj1は、画像信号Sjに所定係数として1.3を積算して得られ、画像信号Sj2は、画像信号Sjに所定係数として0.7を積算して得られる。したがって、画素部10pにおいて、2つのサブフレーム画像の明るさを平均化した明るさは単一のフレーム画像を表示した場合の明るさと同等になる。第(n+1)フレームにおいて2つのサブフレーム画像を表示する画素部についても同様の処理が施された画像信号によってサブフレーム画像を表示させることによって、第(n+1)フレームにおいてもフレーム画像の明るさが維持される。
特に、図4に示すように、ライン状に黒表示を表示することなく、エッジMeを規定する画素部10pのみに低輝度表示を行う目的で、複数の画素部10pのうち第nフレーム及び第(n+1)フレームの夫々における輝度の差が所定の閾値以上である画素部について高輝度及び低輝度を設定することによって、一のフレームを分割する2つのサブフレームの一方において所定の画素部に低輝度表示を行う。所定の画素部は、一のフレーム及び他のフレームの夫々で表示されるフレーム画像内の移動物体像MのエッジMeを表示する画素部であり、所定の画素部について高輝度及び低輝度の夫々を設定することによって、人間の目で知覚するエッジMeの幅を単一のフレーム画像を連続して表示する場合に比べて小さくでき、動画像の明るさを維持しつつ、動画ボケを低減できる。加えて、記憶回路171に記憶させておくデータ量も低減でき、画像信号に対する信号処理を高速で行うことが可能である。
尚、所定係数は、10%等の所定の閾値以上の差がある2つの輝度のうち低い輝度を1として設定されている。また、1より大きな所定係数を画像信号に積算することによって、フレーム画像内における最高輝度を超える輝度が算出された場合には、1より大きな所定係数が積算されることによって得られる画像信号は、最高輝度で画素部が表示を行うように制限される。また、所定係数として、0及び2の夫々を採用することによって、輝度の差がはっきりした高輝度表示及び低輝度表示を行う画素部によって2つのサブフレーム画像の夫々を表示でき、エッジMeのボケを低減でき、且つエッジMeに対応する画素部のみに低輝度表示を行うことが可能である。ここで、所定の閾値は、例えば動画ボケが視認されるか否かを判定するための基準値であり、例えば液晶装置では、上述したように、各画素部が備える画素電極及び対向電極間に介在する液晶に印加される電圧の最大値の10%程度を一例として挙げることができる。勿論、このような閾値は、電気光学物質の一例である液晶の種類、即ち印加電圧に対する液晶の配向状態の相対的な関係に基づいて設定可能である。加えて、所定の閾値は、動画ボケをどの程度低減するかという点も考慮された上で設定される。
補正回路174は、高輝度及び低輝度の夫々に対応した画像信号を補正することによって得られる補正済みの画像信号Si1及びSi2を表示部10cに出力する。補正回路174によれば、例えばガンマテーブルを参照して高輝度及び低輝度の夫々に対応した画像信号を補正できる。これにより、表示すべき輝度に応じて信号処理された画像信号を予め生成した後に低輝度を表示するための信号等を含む画像信号を対応するサブフレームに合わせて生成する場合に比べて、画像信号のビット数を低減できる。
次に、図6を参照しながら、各サブフレームにおいて画素部に設定される輝度の組み合わせを説明する。図6では、画素部10pが第nフレームにおいて白表示を行い、第(n+1)フレームにおいて低輝度表示を行う場合を例に挙げる。即ち、第nフレーム及び第(n+1)フレームの夫々で高輝度表示及び低輝度表示を行う画素部10pは、移動物体像MのエッジMeを表示する画素部である。
図6(a)に示すように、第nフレームにおいて高輝度表示を行う画素部10pは、サブフレームSFn1において、第nフレームで表示すべき高輝度表示より高い輝度で表示を行い、続くSFn2において低い輝度で低輝度表示を行う。第nフレームにおいて高表示を行うべきであった画素部10pは、第(n+1)フレームで低輝度表示を行う。ここで、画素部10pは、第(n+1)フレームを分割する2つのサブフレームSF(n+1)1及びSF(n+1)2において、低輝度表示を行う。画素部10pがサブフレームSFn2に低輝度表示を行っていることによって、画素部10pで視認される動画ぼけを低減できる。
図6(b)に示すように、第nフレームにおいて高輝度表示を行う画素部10pは、サブフレームSFn1及びSFn2において、第nフレームで表示すべき高輝度表示と同等の輝度で表示を行う。第nフレームにおいて高輝度表示を行う画素部10pは、第(n+1)フレームで表示すべき低輝度表示より輝度が低い暗い表示をサブフレームSF(n+1)1において表示する。画素部10pは、サブフレームSF(n+1)1において第(n+1)フレームで表示すべき表示と同等の輝度の表示を行う。画素部10pは、サブフレームSF(n+1)1において、より暗い表示を行うことによって、ホールドモード表示を行う場合であっても、インパルスモード表示と同様に動画ボケが低減された動画像を表示できる。
図6(c)において、第nフレームにおいて高輝度表示を行う画素部10pは、サブフレームSFn1において、第nフレームで表示すべき表示より高い輝度で表示を行い、続くSFn2において低い輝度で表示を行う。画素部10pは、第(n+1)フレームで表示すべき表示より輝度が低い暗い表示をサブフレームSF(n+1)1において表示する。画素部10pは、サブフレームSF(n+1)2において第(n+1)フレームで表示すべき表示と同等の輝度の表示を行う。画素部10pは、サブフレームSFn1において、第nフレームで表示すべき表示より高い輝度で表示を行い、且つサブフレームSF(n+1)1において、より暗い表示を行うことによって、ホールドモード表示を行う場合であっても、インパルスモード表示と同様に動画ボケが低減された動画像を表示できる。
図6(a)乃至(c)に示すように、サブフレームにおける表示の組み合わせは複数設定可能である。
また、液晶装置1は、カラー表示可能な表示装置であり、映像ソース180から画像信号処理回路170に供給される画像信号は、RGBのカラー画像信号である。記憶回路171が備える各フレームメモリ171a及び171bに記憶された各フレームのフレーム画像の色成分信号は、R(赤色)、G(緑色)及びB(青色)の各色光の輝度に応じた画像データを含んでいる。比較回路173は、カラー画像信号に含まれるR、G及びBの夫々の色成分信号毎に設けられている。記憶回路171は、例えば、第nフレーム及び第(n+1)フレームの夫々のフレームにおいて、画像信号Siに含まれる各色成分信号の夫々を記憶している。比較回路173は、記憶回路171に記憶された色成分信号に応じて画素部10pで表示されるべき色毎に輝度を比較する。判定回路172は、比較回路173の比較結果に基づいて、画素部10pに、R、G及びBの夫々の色のうち色のうち輝度の差が所定の閾値以上である色成分について第nフレーム及び第(n+1)フレームの少なくとも一方において暗い表示(即ち、本来表示されるべきであった輝度より低い輝度)を行わせる。このような暗い表示は、第(n+1)フレーム及び第(n+2)フレーム間でも行われる。即ち、画像信号処理回路170は、連続して表示されるフレーム画像の相互で各色光を比較して画素部10pに暗い表示をさせるか否かを決定している。
したがって、液晶装置1がカラー表示可能な表示装置であっても、液晶装置1によれば、R(赤色)、G(緑色)及びB(青色)のうち特定の色光の輝度の変化に応じて生じる動画ボケを低減できる。
また、画像信号処理回路170は、R、G及びBの色成分信号の少なくとも一つの色成分信号に関して、相互に連続して表示されるフレーム画像(例えば、第nフレーム及び第(n+1)フレームの夫々で表示されるフレーム画像)の夫々における画素部10pに輝度が所定の閾値以上である場合に、R、G及びBの全てについて閾値以上の輝度がある画素部に対して、第nフレーム及び第(n+1)フレームの少なくとも一方のフレームのサブフレームに暗い画像を表示してもよい。このように、輝度の差が所定の閾値以上である色光に関して、画素部に暗い表示(即ち、高輝度及び低輝度を設定すること)することによって、動画ボケを低減できると共にフレーム画像に色ずれが生じることを低減できる。
尚、画像信号処理回路170は、R、G及びB夫々の色成分信号のうち相連続するフレームの夫々における輝度の差が所定の閾値以上である画素部についてのみ、当該差がある色成分信号についてのみ暗い表示を表示させてもよい。このように特定の色成分にのみ暗い表示を行っても大なり小なり動画ボケを低減できる。
画像信号処理回路170は、R、G及びBの色成分信号の少なくとも一つの色成分信号に関して輝度の差が所定の閾値以上である場合、輝度について所定の閾値以上の差がある画素部について閾値以上の輝度の差がある色成分信号を除く他の色成分信号について画素部に暗い表示を行ってもよい。このようにすれば、他の色成分信号に対応した色光の輝度の変化に応じて生じる動画ボケを低減できる。
(変形例) 次に、図7を参照しながら本実施形態に係る液晶装置1の変形例を説明する。図7が、本例に係る液晶装置1のブロック図である。尚、以下では、上述の液晶装置1と共通する部分に共通の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7において、画像信号処理回路170は、記憶回路171、判定回路173、動き検出回路183、及び補正回路174を備えている。
記憶回路171は、第1フレームメモリ171a及び第2フレームメモリ171bを備えており、これらフレームメモリがフレーム画像及び一のフレームに相前後する他のフレームで表示すべきフレーム画像の夫々の画像信号を記憶する。より具体的には、第1フレームメモリ171a及び第2フレームメモリ171bは、例えば第nフレーム及び第(n+1)フレームの夫々における画像信号を記憶している。
動き検出回路183は、一のフレーム及び他のフレームを含む一連のフレームによって画像表示領域10aに表示される移動物体像Mの動きを、各フレームメモリに記憶された画像信号に基づいて検出する。動き検出回路183は、既存の動き検出方法を用いてフレーム画像内の移動物体像の動きを検出する。
画像信号処理回路170は、複数の画素部10pのうち動き検出回路183によって移動物体像Mの動きが検出された画素部10pに暗い画像を表示させる。より具体的には、連続するフレームの少なくとも一方のフレームにおいて、当該一方のフレームを構成するサブフレームの一つに暗い画像を表示する。ここで、暗い画像を表示させる画素部10pは、当該移動物体像Mのエッジに対応する画素部である。
本例に係る液晶装置1によれば、上述した比較手段を用いた場合と同様に、インパルス表示モードと同様の画像表示が可能となり、動画ボケを低減できる。加えて、画像表示領域10aの輝度の低下を抑制できる。
(電気光学装置の全体構成)
次に、図8及び図9を参照しながら、本実施形態に係る液晶装置1の全体構成を説明する。ここに、図8は、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た電気光学装置の平面図であり、図9は、図8のH−H´断面図である。ここでは、電気光学装置の一例である駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置を例に挙げる。
次に、図8及び図9を参照しながら、本実施形態に係る液晶装置1の全体構成を説明する。ここに、図8は、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た電気光学装置の平面図であり、図9は、図8のH−H´断面図である。ここでは、電気光学装置の一例である駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置を例に挙げる。
図8及び図9において、液晶装置1では、TFTアレイ基板10と対向基板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入されており、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域に設けられたシール材52により相互に接着されている。
シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいてTFTアレイ基板10上に塗布された後、紫外線照射、加熱等により硬化させられたものである。また、シール材52中には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔(基板間ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等のギャップ材が散布されている。即ち、本実施形態の電気光学装置は、プロジェクタのライトバルブ用として小型で拡大表示を行うのに適している。
シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。但し、このような額縁遮光膜53の一部又は全部は、TFTアレイ基板10側に内蔵遮光膜として設けられてもよい。この額縁遮光膜53より以遠の周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には特に、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。また、走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿い、且つ、前記額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。更に、このように画像表示領域10aの両側に設けられた二つの走査線駆動回路104間をつなぐため、TFTアレイ基板10の残る一辺に沿い、且つ、前記額縁遮光膜53に覆われるようにして複数の配線105が設けられている。
また、対向基板20の4つのコーナー部には、両基板間の上下導通端子として機能する上下導通材106が配置されている。他方、TFTアレイ基板10にはこれらのコーナーに対向する領域において上下導通端子が設けられている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。
図9において、TFTアレイ基板10上には、画素スイッチング用のTFTや走査線、データ線等の配線が形成された後の画素電極9a上に、配向膜が形成されている。他方、対向基板20上には、対向電極21の他、格子状又はストライプ状の遮光膜23、更には最上層部分に配向膜が形成されている。液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、所定の配向状態をとる。
尚、図8及び図9に示したTFTアレイ基板10上には、これらのデータ線駆動回路101、走査線駆動回路104等に加えて、画像信号線上の画像信号をサンプリングしてデータ線に供給するサンプリング回路、複数のデータ線に所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷時の当該電気光学装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成してもよい。
(電子機器)
次に、上述した液晶装置1を電子機器に適用する場合について説明する。ここでは、液晶装置1をライトバルブとして用いたプロジェクタについて説明する。図10は、プロジェクタの構成例を示す平面図である。
次に、上述した液晶装置1を電子機器に適用する場合について説明する。ここでは、液晶装置1をライトバルブとして用いたプロジェクタについて説明する。図10は、プロジェクタの構成例を示す平面図である。
図10に示すように、プロジェクタ1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド内に配置された4枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶装置100R、100Bおよび100Gに入射される。液晶装置100R、100Bおよび100Gの構成は上述した液晶装置と同等であり、それぞれにおいて画像信号処理回路から供給されるR、G、Bの原色信号が変調される。これらの液晶装置によって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。ダイクロイックプリズム1112では、RおよびBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。これにより各色の画像が合成され、投射レンズ1114を介して、スクリーン1120等にカラー画像が投写される。
以上では、本発明の電気光学装置の一具体例として液晶装置を挙げて説明したが、本発明の電気光学装置は、その他にも例えば電子ペーパなどの電気泳動装置や、電子放出素子を用いた表示装置(Field Emission Display及びSurface-Conduction Electron-Emitter Display)等として実現することができる。また、このような本発明の電気光学装置は、先に説明したプロジェクタの他にも、テレビジョン受像機や、ビューファインダ型或いはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等の各種の電子機器に適用可能である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置、及び画像処理回路、並びにそのような電気光学装置を具備してなる電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1・・・液晶装置、10c・・・表示部、170・・・画像信号処理回路、171・・・記憶回路、172・・・判定回路、173・・・比較回路、174・・・補正回路、183・・・動き検出回路。
Claims (10)
- 基板上の表示領域を構成する複数の画素部を有する表示部と、
一のフレームにおいて画像信号に基づいて前記画素部において表示されるべき輝度が第1輝度であるとき、前記一のフレームを分割した一のサブフレームにおける前記画素部の輝度を前記第1輝度に比べて高い高輝度に設定し、且つ前記一のフレームを分割した他のサブフレームにおける前記画素部の輝度を前記第1輝度に比べて低い低輝度に設定する画像信号を生成する画像信号処理回路とを備えたこと
を特徴とする電気光学装置。 - 前記画像信号処理回路は、前記第1輝度、及び前記一のフレームに相前後する他のフレームで表示すべき第2輝度の夫々を記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された第1輝度及び第2輝度を比較する比較手段と、
前記第1輝度及び前記第2輝度の差が所定の閾値以上であるか否かを判定する判定手段とを備え、
前記画像信号処理回路は、前記複数の画素部のうち前記第1輝度及び前記第2輝度の差が所定の閾値以上である所定の画素部について前記高輝度及び前記低輝度を設定することによって、前記画像信号を生成すること
を特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 前記画像信号処理回路に供給される画像信号は、RGBのカラー画像信号であり、
前記比較手段は、前記カラー画像信号に含まれるR、G及びBの夫々の色成分信号毎に設けられていること
を特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。 - 前記画像信号処理回路は、前記R、G及びBの色成分信号の少なくとも一つの色成分信号に関する前記第1輝度及び前記第2輝度の差が所定の閾値以上である場合に、R、G及びBの全てについて前記所定の画素部に前記高輝度及び前記低輝度を設定すること
を特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。 - 前記R、G及びBの色成分信号のうち前記第1輝度及び前記第2輝度の差が所定の閾値以上である色成分信号についてのみ前記所定の画素部に前記高輝度及び前記低輝度を設定すること
を特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。 - 前記R、G及びBの色成分信号の少なくとも一つの色成分信号に関する前記第1輝度及び前記第2輝度の差が所定の閾値以上である場合に、前記画像信号処理回路は、前記所定の画素部について前記一つの色成分信号を除く他の色成分信号について前記高輝度及び前記低輝度を設定すること
を特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。 - 前記画像信号処理回路は、前記フレーム画像、及び前記一のフレームに相前後する他のフレームで表示すべきフレーム画像の夫々の画像信号を記憶する記憶手段と、
前記一のフレーム及び前記他のフレームを含む一連のフレームによって前記表示領域に表示される移動物体像の動きを前記画像信号に基づいて検出する動き検出手段を備え、
前記黒画像表示手段は、前記複数の画素部のうち前記動き検出手段によって前記移動物体像の動きが検出された画素部に前記黒画像を表示させること
を特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 前記画像信号処理回路は、前記高輝度及び前記低輝度の夫々に対応した画像信号を補正することによって得られる補正済みの画像信号を前記表示部に出力する信号補正手段を備えたこと
を特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の電気光学装置。 - 基板上に配列された複数の画素部を含む表示部の表示領域に、一のフレームにおいて画像信号に基づいて前記画素部において表示されるべき輝度が第1輝度であるとき、前記一のフレームを分割した一のサブフレームにおける前記画素部の輝度を前記第1輝度に比べて高い高輝度に設定し、且つ前記一のフレームを分割した他のサブフレームにおける前記画素部の輝度を前記第1輝度に比べて低い低輝度に設定する画像信号を生成する画像信号処理回路と、
前記一のサブフレーム及び前記他のサブフレームの夫々に対応する画像信号に応じて前記表示部を駆動する駆動手段とを備えたこと
を特徴とする画像処理回路。 - 請求項1から8に何れか一項に記載の電気光学装置を具備してなること
を特徴とする電子機器。
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-
2009
- 2009-12-07 JP JP2009277261A patent/JP2010055111A/ja not_active Withdrawn
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