JP2010054251A - 熱式流量センサ - Google Patents
熱式流量センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010054251A JP2010054251A JP2008217436A JP2008217436A JP2010054251A JP 2010054251 A JP2010054251 A JP 2010054251A JP 2008217436 A JP2008217436 A JP 2008217436A JP 2008217436 A JP2008217436 A JP 2008217436A JP 2010054251 A JP2010054251 A JP 2010054251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature difference
- output
- value
- heating resistor
- detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 71
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 41
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims abstract description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 12
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 claims abstract description 9
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 64
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 16
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 15
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 claims description 15
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 36
- 238000012937 correction Methods 0.000 abstract description 22
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 abstract description 7
- OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N Methanol Chemical compound OC OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 69
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 11
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 2
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003570 air Substances 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
【課題】発熱抵抗体および1対の測温抵抗体を用いて被検流体の流量検出を行う熱式流量センサにおいて、環境温度が変化した場合でも、流量検出の精度を十分に確保し、かつ、製品出荷前に感度補正のための工程を設けなくても、製品間における感度のバラツキを抑制可能とする。
【解決手段】発熱抵抗体への通電を周期的なオンオフの駆動により行い、1対の測温抵抗体相互間の温度差の検出信号である温度差出力Vbに基づいてセンサ出力となる電圧Vsを算出する。その際、上記オンオフの駆動を、発熱抵抗体への通電をオンにした時点tonから温度差出力Vbの値が飽和する前の所定の時点t1までの時間を半周期T/2として行い、このとき交流信号として出力される温度差出力Vbの振幅に基づいて電圧Vsを算出する。そして、この算出の際、温度差出力Vbの振幅を示す値を温度差出力Vbの平均値Vave で除算することにより、感度補正を行う。
【選択図】図3
【解決手段】発熱抵抗体への通電を周期的なオンオフの駆動により行い、1対の測温抵抗体相互間の温度差の検出信号である温度差出力Vbに基づいてセンサ出力となる電圧Vsを算出する。その際、上記オンオフの駆動を、発熱抵抗体への通電をオンにした時点tonから温度差出力Vbの値が飽和する前の所定の時点t1までの時間を半周期T/2として行い、このとき交流信号として出力される温度差出力Vbの振幅に基づいて電圧Vsを算出する。そして、この算出の際、温度差出力Vbの振幅を示す値を温度差出力Vbの平均値Vave で除算することにより、感度補正を行う。
【選択図】図3
Description
本願発明は、発熱抵抗体および1対の測温抵抗体を用いて被検流体の流量検出を行うように構成された熱式流量センサに関するものである。
従来より、被検流体の流量を検出する流量センサの一形式として、熱式流量センサが知られている。例えば「特許文献1」には、被検流体の流路に配置された発熱抵抗体と、その上流側近傍および下流側近傍において流路に配置された1対の測温抵抗体とを備えた熱式流量センサが記載されている。
この熱式流量センサにおいては、発熱抵抗体に通電することにより、流路を流れる被検流体を加熱した状態で、1対の測温抵抗体相互間に生じる温度差を検出し、この温度差に応じた電圧をセンサ出力として得ることにより、流量検出を行ように構成されている。
また「特許文献2」には、このような熱式流量センサにおいて、広範囲の流量域にわたる流量検出を可能とするため、低流量域では、発熱抵抗体を定電圧で駆動したときに検出される1対の測温抵抗体相互間の温度差に基づいて流量検出を行う一方、高流量域では、発熱抵抗体を交流電圧で駆動したときの駆動信号と上記温度差の検出信号との位相差に基づいて流量検出を行うように構成されたものが記載されている。
さらに「特許文献3」には、一方の測温抵抗体が第1の温度まで上昇したときに発熱抵抗体への通電を停止するとともに、その後、他方の測温抵抗体が第2の温度まで降下したときに発熱抵抗体への通電を再開する動作を繰り返し、その際の周期に基づいて流量検出を行うように構成された熱式流量センサが記載されている。
上記「特許文献1」に記載されているような、1対の測温抵抗体相互間の温度差に基づいて流量検出を行う熱式流量センサにおいては、これら1対の測温抵抗体の特性が不揃いであると、環境温度の変化(具体的には、流路を流れる被検流体の温度の変化と熱式流量センサの外部からの熱影響による温度の変化との和)に伴って、そのセンサ出力となる電圧にズレが生じてくる。すなわち、環境温度が変化すると、センサ出力の基準となる、被検流体の流量がゼロのときのセンサ出力となる電圧も変化してしまい、このため正確な流量検出を行うことができなくなってしまう。
そこで、このような熱式流量センサにおいては、その温度補償を図るため、センサ出力のゼロ点校正が行われるようになっている。しかしながら、このゼロ点校正を行っている間は、発熱抵抗体への通電が停止された状態となるので、その間は被検流体の流量検出を行うことができなくなってしまう、という問題がある。
このような問題は、上記「特許文献2」あるいは「特許文献3」に記載された熱式流量センサの構成を採用した場合においても、同様に生じ得る問題である。
これに対し、1対の測温抵抗体相互間の温度差自体に基づいて流量検出を行うのではなく、その温度差の変化の度合に基づいて流量検出を行う構成とすれば、環境温度が変化した場合であっても、流量検出の精度を十分に確保することが可能となる。
すなわち、発熱抵抗体への通電を周期的なオンオフの駆動により行い、その際、このオンオフの駆動を、発熱抵抗体への通電をオンまたはオフにした時点から温度差の出力が飽和する前の所定の時点までの時間を半周期として行うようにした上で、このオンオフの駆動により交流信号として得られる温度差の出力の振幅に基づいて、センサ出力となる電圧を算出する構成とすれば、環境温度が変化した場合であっても、流量検出の精度を十分に確保することが可能となる。
しかしながら、このようにした場合においても、まだ次のような問題がある。
すなわち、熱式流量センサを量産する際、その測温抵抗体の特性にバラツキがあると、完成した製品相互間において感度のバラツキが生じてしまうこととなる。このバラツキを抑制するためには、製品出荷前に、ある一定流量におけるセンサ出力を測定し、その測定値を基にして感度補正を行うことが必要となる。
しかしながら、このように製品出荷前に感度補正のための工程を設けると、その測定およびデータの書込みを行う工数の分だけ、製品コストが増大してしまう、という問題がある。しかも、その測定後に測温抵抗体の特性が変化したような場合には、これに対応した感度補正を行うことができない、という問題もある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発熱抵抗体および1対の測温抵抗体を用いて被検流体の流量検出を行うように構成された熱式流量センサにおいて、環境温度が変化した場合であっても、流量検出の精度を十分に確保することができ、かつ、製品出荷前に感度補正のための工程を設けなくても、製品間における感度のバラツキを抑制することができる熱式流量センサを提供することを目的とするものである。
本願発明は、1対の測温抵抗体相互間の温度差の変化の度合に基づいて流量検出を行う構成とした上で、その際、適当な演算処理を行う構成とすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る熱式流量センサは、
被検流体となる液体の流路に配置された発熱抵抗体と、この発熱抵抗体の近傍において上記流路に配置された1対の測温抵抗体と、上記発熱抵抗体に通電することにより、上記流路を流れる被検流体を加熱した状態で、上記1対の測温抵抗体相互間に生じる温度差を検出し、この温度差に応じた電圧をセンサ出力として得るように構成された検出制御手段と、を備えてなる熱式流量センサにおいて、
上記検出制御手段が、上記発熱抵抗体への通電を周期的なオンオフの駆動により行う駆動制御部と、上記温度差の出力に基づいてセンサ出力となる電圧を算出する検出処理部とを備えており、
上記駆動制御部が、上記オンオフの駆動を、上記発熱抵抗体への通電をオンまたはオフにした時点から上記温度差の出力が飽和する前の所定の時点までの時間を半周期として行うように構成されており、
上記検出処理部が、上記オンオフの駆動により交流信号として得られる上記温度差の出力の振幅に基づいて、上記センサ出力となる電圧を算出するように構成されており、かつ、この算出の際、上記振幅を示す値を上記温度差の出力の平均値で除算するように構成されている、ことを特徴とするものである。
被検流体となる液体の流路に配置された発熱抵抗体と、この発熱抵抗体の近傍において上記流路に配置された1対の測温抵抗体と、上記発熱抵抗体に通電することにより、上記流路を流れる被検流体を加熱した状態で、上記1対の測温抵抗体相互間に生じる温度差を検出し、この温度差に応じた電圧をセンサ出力として得るように構成された検出制御手段と、を備えてなる熱式流量センサにおいて、
上記検出制御手段が、上記発熱抵抗体への通電を周期的なオンオフの駆動により行う駆動制御部と、上記温度差の出力に基づいてセンサ出力となる電圧を算出する検出処理部とを備えており、
上記駆動制御部が、上記オンオフの駆動を、上記発熱抵抗体への通電をオンまたはオフにした時点から上記温度差の出力が飽和する前の所定の時点までの時間を半周期として行うように構成されており、
上記検出処理部が、上記オンオフの駆動により交流信号として得られる上記温度差の出力の振幅に基づいて、上記センサ出力となる電圧を算出するように構成されており、かつ、この算出の際、上記振幅を示す値を上記温度差の出力の平均値で除算するように構成されている、ことを特徴とするものである。
上記「被検流体」は、液体であればその種類は特に限定されるものではなく、例えばメタノールや水等が採用可能である。
上記「所定の時点」は、上記温度差の出力が飽和する前の時点であれば、その具体的な時点は特に限定されるものではない。
上記「上記振幅を示す値」とは、交流信号として得られる上記温度差の出力の振幅の値自体であってよいことはもちろんであるが、これ以外にも、上記温度差の出力に対して位相検波を行うことにより得られる値、上記温度差の出力を2乗平均した値の平方根として得られる値、上記温度差の出力の絶対値を平均して得られる値、あるいは、これらの値を平滑化することにより得られる値等が採用可能である。
上記構成に示すように、本願発明に係る熱式流量センサは、その検出制御手段が、発熱抵抗体への通電を周期的なオンオフの駆動により行う駆動制御部と、1対の測温抵抗体相互間の温度差を検出し、この温度差の出力に基づいてセンサ出力となる電圧を算出する検出処理部とを備えており、その駆動制御部において、上記オンオフの駆動を、発熱抵抗体への通電をオンまたはオフにした時点から、上記温度差の出力(以下、単に「温度差出力」という)が飽和する前の所定の時点までの時間を半周期として行うとともに、その検出処理部において、上記オンオフの駆動により交流信号として得られる温度差出力の振幅に基づいて、センサ出力となる電圧を算出する構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、一般に、発熱抵抗体に印加される電圧(以下「駆動電圧」という)をステップ入力により変化させたときの、温度差出力の変化の度合は、被検流体の流量(正確には流速)が大きくなるほど大きくなる。そこで、発熱抵抗体への通電をオンオフの駆動により行うようにした上で、このオンオフの駆動を、オンまたはオフにした時点から温度差出力が飽和する前の所定の時点までの時間を半周期として行うようにすれば、このオンオフの駆動により交流信号として得られる温度差出力の振幅を、被検流体の流量が大きくなるほど大きい値として得ることができる。したがって、この振幅に基づいてセンサ出力となる電圧を算出することにより、流量検出を行うことができる。
その際、本願発明においては、従来のように温度差出力自体に基づいて流量検出を行うのではなく、その振幅(すなわち温度差出力の変化の度合)に基づいて流量検出を行う構成となっているので、被検流体の流量がゼロのときのセンサ出力をセンサ出力の基準として用いることなく流量検出を行うことができる。このため、たとえ1対の測温抵抗体の特性が不揃いであり、かつ環境温度が変化するようなことがあっても、センサ出力となる電圧にその影響が及んでしまうおそれをなくすことができ、これにより略正確な流量検出を行うことができる。
しかも、本願発明において流量検出の対象となる被検流体は液体であるため、発熱抵抗体の駆動電圧をステップ入力により変化させたときに、温度差出力が略直線的に変化する領域を得ることができる。しかも、その応答性は被検流体の流量によって異なったものとなる。このため、被検流体の流量を、交流信号として得られる温度差出力の振幅に精度良く反映させることができ、これによりセンサ出力となる電圧の算出精度を十分に確保することができる。
その上で、本願発明においては、センサ出力となる電圧を算出する際、温度差出力の振幅を示す値を、温度差出力の平均値で除算する構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、温度差出力の振幅を示す値は、温度差出力が飽和したときの値(すなわち温度差出力の平衡値)の関数として得られる。一方、温度差出力の平均値は、被検流体が液体である場合には、その流量がある一定値以上の領域では、感度には比例するが、流量には依存しない値となる。そして、この平均値は、温度差出力の平衡値を1/2倍した値として定義される。そこで、この平均値で、温度差出力の振幅を示す値を除算することにより、センサ出力となる電圧を、温度差出力の平衡値を含まない値として算出することができる。
測温抵抗体の特性のバラツキは、温度差出力の平衡値を介して感度に影響するので、この平衡値を含まない値としてセンサ出力となる電圧を算出することにより、感度補正を行うことが可能となる。そしてこれにより、製品出荷前に感度補正のための工程を設けなくても、測温抵抗体の特性のバラツキに起因する製品間における感度のバラツキを無くすことができる。
このように本願発明によれば、発熱抵抗体および1対の測温抵抗体を用いて被検流体の流量検出を行うように構成された熱式流量センサにおいて、環境温度が変化した場合であっても、流量検出の精度を十分に確保することができ、かつ、製品出荷前に感度補正のための工程を設けなくても、製品間における感度のバラツキを抑制することができる。
そしてこれにより、製品出荷前に感度補正を行うことによる製品コストの増大を未然に防止することができる。また、流量検出中も常に感度補正が行われることとなるので、製品間における感度のバラツキの抑制を確実に保証することができる。
上記構成において、温度差出力の振幅を示す値として、この温度差出力に対して、オンオフの駆動の周期と同一の周期で位相検波を行うことにより得られる検波出力を用いるようにすれば、交流信号として得られる温度差出力をセンサ出力となる電圧の算出に精度良く反映させることができる。
その際、この検波出力に対して、オンオフの駆動の周期と同一の周期で移動平均処理を施して平滑化した値を用いるようにすれば、その算出の精度をより高めることができる。
また、上記構成において、温度差出力の平均値として、オンオフの駆動の周期と同一の周期で移動平均処理を施して平滑化した値を算出に用いるようにすれば、その算出の精度をより高めることができる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る熱式流量センサ10を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施形態に係る熱式流量センサ10は、センサ本体10Aと、このセンサ本体10Aに接続された制御ユニット10Bとからなっている。
図2は、この熱式流量センサ10のセンサ本体10Aを示す斜視図である。
同図に示すように、このセンサ本体10Aは、2枚の基板102、104と共に積層基板ユニット100を構成しており、両基板102、104間に形成される被検流体の流路2に配置された状態で用いられるようになっている。
この積層基板ユニット100は、例えばノート型パソコン等のような小型電子機器用の燃料電池システム(図示せず)の一部として組み込まれるようになっている。その際、この燃料電池システムにおいては、メタノール、空気、水素の各流路と、これら各流路の流量を制御するための電子回路とが、多層基板に組み込まれるようにして形成されている。そして、この多層基板内に形成される流路の一部分が、積層基板ユニット100の流路2により構成されるようになっている。
この積層基板ユニット100の流路2は、上記燃料電池システムにおいて燃料カートリッジ(図示せず)からメタノールを供給するための流路であって、幅2mm、高さ1mmの矩形状断面で、所定長にわたって直線状に延びるように形成されている。なお、同図においては、流路2を2点鎖線で示しており、メタノールの流れる向きを2点鎖線の矢印で示している。この流路2内を流れるメタノールは、分速0.05〜1ミリリットル程度の流速で送液されるようになっている。
本実施形態に係る熱式流量センサ10は、この流路2を流れるメタノールを被検流体として、その流量検出を行うようになっている。
この熱式流量センサ10のセンサ本体10Aは、流路2に配置された発熱抵抗体22と、この発熱抵抗体22の上流側近傍および下流側近傍において流路2に配置された1対の測温抵抗体24、26と、これら発熱抵抗体22および1対の測温抵抗体24、26から流れ方向上流側に離れた位置に配置された基準抵抗体28とを備えてなっている。
このセンサ本体10Aは、矩形状の樹脂フィルム片12と、この樹脂フィルム片12の片面12aに所定の配線パターンで形成された導電膜14と、この導電膜14を部分的に被覆する保護膜16とからなるカード状センサとして構成されている。そして、このセンサ本体10Aにおける導電膜14の一部として、発熱抵抗体22、1対の測温抵抗体24、26および基準抵抗体28が構成されている。その際、これら発熱抵抗体22、各測温抵抗体24、26および基準抵抗体28は、いずれも同じ抵抗値となるように形成されている。
図1に示すように、本実施形態に係る熱式流量センサ10の制御ユニット10Bは、マイクロプロセッサ52と、発熱抵抗体駆動回路54と、基準抵抗体駆動回路56と、差動増幅器58と、A/D変換器60とを備えてなっている。
マイクロプロセッサ52は、駆動制御部62と検出処理部64とを備えている。
駆動制御部62は、発熱抵抗体駆動回路54を介して発熱抵抗体22に接続されるとともに、基準抵抗体駆動回路56を介して基準抵抗体28に接続されている。検出処理部64は、この駆動制御部62に接続されるとともに、A/D変換器60および差動増幅器58を介して1対の測温抵抗体24、26の各々に接続されている。その際、これら1対の測温抵抗体24、26は、ブリッジ回路の一部を構成しており、両者間に生じる抵抗差に応じた電圧が、このブリッジ回路から差動増幅器58に入力されるようになっている。
本実施形態に係る熱式流量センサ10による流量検出は、次のような手順で行われるようになっている。
すなわち、駆動制御部62により、発熱抵抗体駆動回路54を介して発熱抵抗体22に通電し、この発熱抵抗体22を、流路2を流れるメタノールの液温よりも高い温度に加熱する。この発熱抵抗体22の加熱によって、流路2を流れるメタノールの液温が局所的に上昇するが、その際、1対の測温抵抗体24、26は、メタノールに流れがあるため、上流側の測温抵抗体24よりも下流側の測温抵抗体26の方が温度が高くなり、その抵抗値も相対的に高くなる。これら1対の測温抵抗体24、26相互間に生じる抵抗差は、メタノールの流量に応じて変化する。そして、この抵抗差により生じるブリッジ回路の出力電圧は、差動増幅器58で増幅された後、A/D変換器60を介して検出処理部64に、温度差出力として入力される。
その際、発熱抵抗体22への通電を、周期的なオンオフの駆動により行い、このとき交流信号として得られる温度差出力の振幅に基づいて、メタノールの流量を示す電圧を算出する。そして、このようにして算出された電圧が、センサ出力として、検出処理部64から外部へ出力される。
なお、この熱式流量センサ10においては、その駆動制御部62により、基準抵抗体駆動回路56を介して基準抵抗体28に通電して、この基準抵抗体28を定電流駆動し、その際印加される電圧により、流路2を流れるメタノールの液温を、発熱抵抗体22よりも上流側において正確に検出するようになっている。そして、このようにして検出された液温を、発熱抵抗体22を加熱する際の基準温度とするようになっている。
図3は、上記流量検出に関連する波形を示す図である。
発熱抵抗体22の加熱は、駆動制御部62による周期的なオンオフの駆動により、同図(a)に示すような矩形波状の駆動電圧Vhを発熱抵抗体22に印加することにより行う。
この周期的なオンオフの駆動により、温度差出力Vbは、同図(b)に示すような交流信号として出力される。
その際、この温度差出力Vbは、駆動電圧Vhのステップ入力に対する応答曲線として、発熱抵抗体22への通電がオンになった立ち上がり時点tonの直後は、ある程度の直線性を持って急激に増大し、その後、2点鎖線で示すように徐々に増大の度合が小さくなって飽和し、一方、発熱抵抗体22への通電がオフになった立ち下がり時点toff の直後は、温度差の値がある程度の直線性を持って急激に減少し、その後、2点鎖線で示すように徐々に減少の度合が小さくなって飽和する。
上記オンオフの駆動は、立ち上がり時点tonから、温度差出力Vbが飽和する前の所定の時点t1までの時間(または、立ち下がり時点toff から温度差出力Vbが飽和する前の所定の時点t2までの時間)を半周期T/2として行う。これにより、温度差出力Vbは、オンオフの各ステップ入力に対する応答曲線を、周期Tと同じ時間間隔で繋げた略鋸歯状の波形を有するものとなる。その際、同図(b)において破線で示すように、メタノールの流量が大きくなると、温度差出力Vbの応答性が向上するため、これに伴ってその振幅も大きくなる。
その際、この交流信号として得られる温度差出力Vbは、発熱抵抗体22への通電がオンのとき(以下「オン駆動時」という)の温度差出力をVb1(t) 、発熱抵抗体22への通電がオフのとき(以下「オフ駆動時」という)の温度差出力をVb2(t) とすると、それぞれ次式(1)、(2)で表わされる。
ここで、Vbal は、各温度差出力Vb1(t) 、Vb2(t) の平衡値(すなわち、温度差出力Vb1(t) 、Vb2(t) が飽和したときの値)である。また、aは、a≡e(−τ/2f)である。その際、τは、時定数(τ=2πν(ただしνは応答周波数))であり、オン駆動時とオフ駆動時とで同じ値になる。なお、tは、時間である。
次に、この交流信号として得られる温度差出力Vbに対して、上記オンオフの駆動の周期Tと同一の周期で位相検波を行う。この位相検波は、駆動電圧Vhの立ち上がり時点tonから90°遅れた位相で行う。
この位相検波により得られた温度差出力Vbの振幅を示す値(以下「検波出力」という)Vdet は、次式(3)で表わされる。
一方、各温度差出力Vb1(t) 、Vb2(t) から、温度差出力Vbの平均値Vave を算出する。この算出は、オン駆動時の開始直後およびオフ駆動時の開始直前の温度差出力をそれぞれ記録し、これら記録された2つの値の和を2で除算することにより行う。
そして、この平均値Vave で、検波出力Vdet を除算することにより、センサ出力となる電圧Vsを算出する。この電圧Vsは、次式(4)で表わされる。
この式(4)には、上記式(3)に存在していた温度差出力Vbの平衡値Vbal が存在しないが、これは、温度差出力Vbの平均値Vave が、平衡値Vbal に対して、Vave
=Vbal /2の関係にあることによるものである。
実際には、上記式(4)の演算をする際、その分子のVdet には、検波出力Vdet に対して、オンオフの駆動の周期Tと同一の周期で移動平均処理を施して平滑化した値を用いるとともに、その分母のVave には、温度差出力Vbの平均値Vave に対して、オンオフの駆動の周期と同一の周期で移動平均処理を施した値を用いるようにする。そしてこれにより、センサ出力となる電圧Vsとして、同図(c)に示すような一定の電圧Vsが得られるようにする。
その際、同図(c)において破線で示すように、メタノールの流量が大きくなると、これに応じて電圧Vsの値も大きくなる。
図4は、図2に示すセンサ本体10Aを流路2に配置し、その流路2に被検流体を流した状態で、発熱抵抗体22に通電したときの、温度差出力Vbの応答周波数ν(すなわち、1/応答時間)を測定した結果をグラフで示す図である。
同図に示すように、被検流体が液体のメタノールであるので、応答周波数νは、被検流体の流量の増大に略比例して増大する特性を示す。
図5は、図2に示すセンサ本体10Aを流路2に配置し、その流路2に被検流体を流した状態で、発熱抵抗体22に連続して通電したときの、温度差出力Vbの平衡値Vbal を測定した結果をグラフで示す図である。
同図に示すように、被検流体が液体のメタノールであるので、温度差出力Vbの平衡値Vbal は、被検流体の流量が微小の場合には、その流量によって大きく変化するが、ある一定値以上の流量域では、流量の大小にかかわらず略一定の値となる。この平衡値Vbal が、流量の大小にかかわらず略一定の値となる流量域(以下「規定流領域」という)は、本測定結果においては分速0.05ミリリットル以上の流量域として得られた。
上記式(4)は、検波出力Vdet を、温度差出力Vbの平均値Vave で除算することにより、温度差出力Vbの平衡値Vbal の寄与を排除して、被検流体の流量による応答周波数ν(=τ/2π)の変化のみをセンサ出力として利用することを意味している。これは、図4、5に示すように、被検流体が液体の場合には、応答周波数νは大きく変化するが、温度差出力Vbの平衡値Vbal は略一定の値となる、という特性を活用したものである。
実際には、本実施形態においては、熱式流量センサ10の起動時、流量が規定流領域に入った時点で、温度差出力Vbの平均値Vave を測定し、この平均値Vave で検波出力Vdet を除算することにより、センサ出力となる電圧Vsを算出するようになっている。なお、熱式流量センサ10の起動後、流量が規定流領域に入るまでの間は、前回の流量検出の終了時点において記録されている平均値Vave を用いるようになっている。
図6は、本実施形態による感度補正を行った場合と、この感度補正を行わなかった場合とで、センサ出力となる電圧Vsに相違が生じることを確認するために行った流量検出の実験の結果をグラフで示す図である。
この実験においては、本実施形態に係る熱式流量センサ10のセンサ本体10Aと同一の構成を有する5つのサンプルを、感度補正有り無しの各々の測定において共通して用いた。
同図(a)が、感度補正を行わなかった場合のグラフであり、同図(b)が、感度補正を行った場合のグラフである。
同図から明らかなように、感度補正を行った場合には、これを行わなかった場合よりも、センサ出力となる電圧Vsの値に、サンプル間のバラツキが小さくなっていることが分かる。
以上詳述したように、本実施形態に係る熱式流量センサ10は、その検出制御手段としてのマイクロプロセッサ52が、発熱抵抗体22への通電を周期的なオンオフの駆動により行う駆動制御部62と、1対の測温抵抗体24、26相互間の温度差を検出し、その温度差出力Vbに基づいてセンサ出力となる電圧Vsを算出する検出処理部64とを備えており、その駆動制御部62において、上記オンオフの駆動を、発熱抵抗体22への通電をオンにした時点tonから温度差出力Vbの値が飽和する前の所定の時点t2までの時間(または、立ち下がり時点toff から温度差出力Vbの値が飽和する前の所定の時点t2までの時間)を半周期T/2として行うとともに、その検出処理部64において、上記オンオフの駆動により交流信号として得られる温度差出力Vbの振幅に基づいて、センサ出力となる電圧Vsを算出する構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、発熱抵抗体22の駆動電圧Vhをステップ入力により変化させたときの、温度差出力Vbの変化の度合は、メタノールの流量(正確には流速)が大きくなるほど大きくなることに鑑み、本実施形態においては、発熱抵抗体22への通電をオンオフの駆動により行うようにした上で、このオンオフの駆動を、オン(またはオフ)にした時点ton(またはtoff )から温度差出力Vbの値が飽和する前の所定の時点t1(またはt2)までの時間を半周期T/2として行うようになっているので、このオンオフの駆動により交流信号として得られる温度差出力Vbの振幅を、メタノールの流量が大きくなるほど大きい値として得ることができる。したがって、この温度差出力Vbの振幅に基づいて、センサ出力となる電圧Vsを算出することにより、流量検出を行うことができる。
その際、本実施形態においては、従来のように温度差出力Vb自体に基づいて流量検出を行うのではなく、その振幅(すなわち温度差出力Vbの変化の度合)に基づいて流量検出を行う構成となっているので、メタノールの流量がゼロのときのセンサ出力をセンサ出力の基準として用いることなく流量検出を行うことができる。このため、たとえ1対の測温抵抗体24、26の特性が不揃いであり、かつ環境温度が変化するようなことがあっても、センサ出力となる電圧Vsにその影響が及んでしまうおそれをなくすことができ、これにより略正確な流量検出を行うことができる。
しかも、本実施形態において流量検出の対象となる被検流体は液体のメタノールであるため、発熱抵抗体22の駆動電圧をステップ入力により変化させたときに、温度差出力Vbが略直線的に変化する領域を得ることができる。しかも、その応答性は被検流体の流量によって異なったものとなる。このため、被検流体の流量を、交流信号として得られる温度差出力Vbの振幅に精度良く反映させることができ、これによりセンサ出力となる電圧Vsの算出精度を十分に確保することができる。
その上で、本実施形態においては、センサ出力となる電圧Vsを算出する際、温度差出力Vbの振幅を示す値としての検波出力Vdet を、温度差出力Vbの平均値Vave で除算する構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、検波出力Vdet は、温度差出力Vbが飽和したときの値(すなわち温度差出力Vbの平衡値Vbal )の関数として得られる。一方、温度差出力Vbの平均値Vave は、被検流体が液体である場合には、その流量がある一定値以上の領域(すなわち規定流量域)では、感度には比例するが、流量には依存しない値となる。そして、この平均値Vave は、温度差出力Vbの平衡値Vbal を1/2倍した値として定義される。そこで、この平均値Vave で検波出力Vdet を除算することにより、センサ出力となる電圧Vsを、温度差出力Vbの平衡値Vbal を含まない値として算出することができる。
各測温抵抗体24、26の特性のバラツキは、温度差出力Vbの平衡値Vbal を介して感度に影響するので、この平衡値Vbal を含まない値としてセンサ出力となる電圧Vsを算出することにより、感度補正を行うことが可能となる。そしてこれにより、製品出荷前に感度補正のための工程を設けなくても、各測温抵抗体24、26の特性のバラツキに起因する製品間における感度のバラツキを抑制することができる。
このように本実施形態によれば、発熱抵抗体22および1対の測温抵抗体24、26を用いてメタノールの流量検出を行うように構成された熱式流量センサ10において、環境温度が変化した場合であっても、流量検出の精度を十分に確保することができ、かつ、製品出荷前に感度補正のための工程を設けなくても、製品間における感度のバラツキを抑制することができる。
そしてこれにより、製品出荷前に感度補正を行うことによる製品コストの増大を未然に防止することができる。また、流量検出中も常に感度補正が行われることとなるので、製品間における感度のバラツキの抑制を確実に保証することができる。
特に、本実施形態においては、センサ出力となる電圧Vsを算出する際、温度差出力Vbの振幅を示す値として、検波出力Vdet を用いるようになっているので、交流信号として得られる温度差出力Vbをセンサ出力となる電圧Vsの算出に精度良く反映させることができる。
しかも、本実施形態においては、この検波出力Vdet に対して、オンオフの駆動の周期Tと同一の周期で移動平均処理を施して平滑化した値を用いるようになっているので、センサ出力となる電圧Vsの算出の精度を高めることができる。
さらに、本実施形態においては、センサ出力となる電圧Vsを算出する際、温度差出力Vbの平均値Vave に対して、オンオフの駆動の周期と同一の周期で移動平均処理を施して平滑化した値を用いるようになっているので、センサ出力となる電圧Vsの算出の精度をより高めることができる。
なお、上記実施形態においては、交流信号として得られる温度差出力Vbに対する位相検波を、駆動電圧Vhの立ち上がり時点tonから90°遅れた位相で行うものとして説明したが、オンオフの駆動の周期と同一の周期であれば、これ以外の位相で位相検波を行うことも可能である。
また、上記実施形態においては、温度差出力Vbの振幅を示す値として、検波出力Vdet を用いるようになっているが、これに代えて、(a)温度差出力Vbの振幅自体(具体的には、例えば、オン駆動時の開始直後の温度差出力Vbとオフ駆動時の開始直前の温度差出力Vbとの差)、(b)温度差出力Vbを2乗平均した値の平方根として得られる値、あるいは、(c)温度差出力Vbの絶対値を平均して得られる値、等を用いるようにすることも可能である。
ただし、上記(a)の値を用いた場合には、S/Nが低くなり、かつ、オンオフの駆動の周期T毎にしかセンサ出力が得られず、また、上記(b)、(c)の値を用いた場合には、ノイズによりセンサ出力がオフセットし、かつ、被検流体の流れの方向が分からないことから、上記実施形態のように検波出力Vdet を用いることが特に好ましい。
上記実施形態においては、被検流体が、メタノールである場合について説明したが、被検流体がメタノール以外の液体(例えば水等)である場合においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態においては、熱式流量センサ10が、積層基板ユニット100の一部として組み込まれた状態で用いられるものとして説明したが、これ以外の態様で用いられる構成とすることももちろん可能である。
上記実施形態においては、1対の測温抵抗体24、26が、発熱抵抗体22の上流側近傍および下流側近傍に配置されているものとして説明したが、被検流体の流量発生により1対の測温抵抗体24、26相互間に温度差が生じ得る配置であれば、これ以外の配置を採用することも可能であり、その際、発熱抵抗体22の上流側または下流側の一方のみに両測温抵抗体24、26が配置された構成とすることも可能である。
なお、上記実施形態において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
2 流路
10 熱式流量センサ
10A センサ本体
10B 制御ユニット
12 樹脂フィルム片
12a 片面
14 導電膜
16 保護膜
22 発熱抵抗体
24、26 測温抵抗体
28 基準抵抗体
52 マイクロプロセッサ(検出制御手段)
54 発熱抵抗体駆動回路
56 基準抵抗体駆動回路
58 差動増幅器
60 A/D変換器
62 駆動制御部
64 検出処理部
100 積層基板ユニット
102、104 基板
10 熱式流量センサ
10A センサ本体
10B 制御ユニット
12 樹脂フィルム片
12a 片面
14 導電膜
16 保護膜
22 発熱抵抗体
24、26 測温抵抗体
28 基準抵抗体
52 マイクロプロセッサ(検出制御手段)
54 発熱抵抗体駆動回路
56 基準抵抗体駆動回路
58 差動増幅器
60 A/D変換器
62 駆動制御部
64 検出処理部
100 積層基板ユニット
102、104 基板
Claims (4)
- 被検流体となる液体の流路に配置された発熱抵抗体と、この発熱抵抗体の近傍において上記流路に配置された1対の測温抵抗体と、上記発熱抵抗体に通電することにより、上記流路を流れる被検流体を加熱した状態で、上記1対の測温抵抗体相互間に生じる温度差を検出し、この温度差に応じた電圧をセンサ出力として得るように構成された検出制御手段と、を備えてなる熱式流量センサにおいて、
上記検出制御手段が、上記発熱抵抗体への通電を周期的なオンオフの駆動により行う駆動制御部と、上記温度差の出力に基づいてセンサ出力となる電圧を算出する検出処理部とを備えており、
上記駆動制御部が、上記オンオフの駆動を、上記発熱抵抗体への通電をオンまたはオフにした時点から上記温度差の出力が飽和する前の所定の時点までの時間を半周期として行うように構成されており、
上記検出処理部が、上記オンオフの駆動により交流信号として得られる上記温度差の出力の振幅に基づいて、上記センサ出力となる電圧を算出するように構成されており、かつ、この算出の際、上記振幅を示す値を上記温度差の出力の平均値で除算するように構成されている、ことを特徴とする熱式流量センサ。 - 上記検出処理部が、上記振幅を示す値として、上記温度差の出力に対して、上記オンオフの駆動の周期と同一の周期で位相検波を行うことにより得られる検波出力を用いるように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の熱式流量センサ。
- 上記検出処理部が、上記振幅を示す値として、上記検波出力に対して、上記オンオフの駆動の周期と同一の周期で移動平均処理を施して平滑化した値を用いるように構成されている、ことを特徴とする請求項2記載の熱式流量センサ。
- 上記検出処理部が、上記温度差の出力の平均値として、上記オンオフの駆動の周期と同一の周期で移動平均処理を施して平滑化した値を用いるように構成されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の熱式流量センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008217436A JP2010054251A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 熱式流量センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008217436A JP2010054251A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 熱式流量センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010054251A true JP2010054251A (ja) | 2010-03-11 |
Family
ID=42070352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008217436A Pending JP2010054251A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 熱式流量センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010054251A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3376179A1 (en) | 2017-03-14 | 2018-09-19 | Omron Corporation | Thermal type flow meter, flow rate processing device, and thermal type flow rate measurement method |
| CN118623964A (zh) * | 2024-03-19 | 2024-09-10 | 东京流量仪器仪表株式会社 | 热式流量计 |
-
2008
- 2008-08-26 JP JP2008217436A patent/JP2010054251A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3376179A1 (en) | 2017-03-14 | 2018-09-19 | Omron Corporation | Thermal type flow meter, flow rate processing device, and thermal type flow rate measurement method |
| US10551234B2 (en) | 2017-03-14 | 2020-02-04 | Omron Corporation | Thermal type flow meter, flow rate processing device, and thermal type flow rate measurement method using the same |
| CN118623964A (zh) * | 2024-03-19 | 2024-09-10 | 东京流量仪器仪表株式会社 | 热式流量计 |
| US12366474B1 (en) | 2024-03-19 | 2025-07-22 | Toflo Corporation | Thermal type flowmeter |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN106233147B (zh) | 具有温度补偿的分路电流测量 | |
| KR100485944B1 (ko) | 열식 유체센서, 유체판별장치 및 그 방법, 플로센서, 및유량계측장치 및 그 방법 | |
| CN117043555A (zh) | 热式传感器和用于操作热式传感器的方法 | |
| JP6579378B2 (ja) | 異常温度検出回路 | |
| US20180052129A1 (en) | Gas measurement device and measurement method thereof | |
| KR100791431B1 (ko) | 유체 계측 장치 및 유체 계측 방법 | |
| JP2010054251A (ja) | 熱式流量センサ | |
| JP3726261B2 (ja) | 熱式流量計 | |
| JP4939128B2 (ja) | 流体の流速計測装置 | |
| JP2009288096A (ja) | 熱式流量センサ | |
| JP4093099B2 (ja) | 液漏れ検出装置 | |
| CN101087997A (zh) | 采用化学计量学对流体流动检测进行自动导热性补偿 | |
| JP3527657B2 (ja) | フローセンサ故障判定装置及びその方法 | |
| JP7052958B2 (ja) | 流体センシング装置及び流体センサの故障検出方法 | |
| JP2010164479A (ja) | 熱式流量センサ | |
| JP4981308B2 (ja) | 流量計測装置及び流体判別装置 | |
| JP4820174B2 (ja) | ヒータ制御回路及び熱伝導率測定装置 | |
| JP2008215870A (ja) | 流体計測装置及び流体計測方法 | |
| JP2010164478A (ja) | 熱式流量センサ | |
| JP2009288095A (ja) | 熱式流量センサ | |
| JP5178263B2 (ja) | 熱式流量計およびその初期調整方法と初期調整装置 | |
| JP5062720B2 (ja) | 流れ検出装置 | |
| JP5522826B2 (ja) | 熱式流量計 | |
| JP4205243B2 (ja) | 温度補償方法およびそれを用いた温度補償回路ならびにセンサ | |
| JP2008164632A (ja) | 温度補償方法およびそれを用いた温度補償回路ならびにセンサおよび給湯器 |