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JP2010048226A - スクロール型流体機械 - Google Patents

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JP2010048226A
JP2010048226A JP2008215189A JP2008215189A JP2010048226A JP 2010048226 A JP2010048226 A JP 2010048226A JP 2008215189 A JP2008215189 A JP 2008215189A JP 2008215189 A JP2008215189 A JP 2008215189A JP 2010048226 A JP2010048226 A JP 2010048226A
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JP2008215189A
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Akiyoshi Higashiyama
彰良 東山
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Sanden Corp
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Sanden Corp
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Abstract

【課題】スクロールユニットの渦巻壁の強度を確保しつつ、圧縮効率を向上させることのできるスクロール型流体機械を提供すること。
【解決手段】可動渦巻ラップ(18)の内周側面(20)及び外周側面(22)と、固定渦巻溝(32)の内周側壁面(36)及び外周側壁面(38)において、可動渦巻ラップ(18)の外周端(a)から内周側に一巻きした位置をテーパ開始点(b、c、d)として渦巻の内周側に向かうにつれテーパ角が増加するテーパ部(20a、22a、36a、38a)を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクロール型流体機械に係り、詳しくは、スクロールユニットの構成に関する。
流体機械として、密閉容器内の一側に配設された電動機と他側に配設されたスクロールユニットとが回転軸を介して連結され、当該電動機により生じる回転によりスクロールユニットが駆動し、冷媒を圧縮する所謂スクロール型圧縮機がある。
この圧縮機のスクロールユニットは、互いに協働する渦巻状の壁を備えた固定スクロールと可動スクロールとから構成されている。可動スクロールは回転軸から偏心した偏心軸部を介して連結され、回転軸の回転に伴い公転旋回運動するものである。そして、この可動スクロールの公転旋回運動により、渦巻壁の外周側から内周側に向かって圧縮室が移動し容積が減少されていくことで作動流体が圧縮される。
そして、近年、小型軽量化を実現するために、従来は平行板状に形成されていた渦巻壁に対し、根本部から先端部に向けて先細り形状とした構成のスクロール圧縮機が開発されている(特許文献1参照)。
特開2002−22170号公報
しかしながら、圧縮室はスクロールユニットの内周側に向かうほど圧力は上昇し、圧縮室を形成する渦巻壁は内周側に向かうほど高圧力を受けることとなり、上記特許文献1に開示された技術のように、先細り形状とした渦巻壁では、十分な強度や耐久性を確保できないおそれがある。
ただし、強度確保のために渦巻壁の厚みを増せば、作動流体を取り込む容積が減少し、圧縮効率が悪化する。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、スクロールユニットの渦巻壁の強度、耐久性を確保しつつ、圧縮効率を向上させることのできるスクロール型流体機械を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1のスクロール型流体機械では、容器に固定された固定スクロール、及び回転軸を介し駆動されることで該固定スクロールの軸心周りに公転旋回運動される可動スクロールを有し、該可動スクロールの公転旋回運動により該可動スクロールに形成された渦巻壁及び前記固定スクロールの渦巻壁との間に形成される圧縮室の容積を減少させて作動流体の圧縮を実施するスクロール型流体機械であって、前記固定スクロール及び可動スクロールのそれぞれの渦巻壁の側面に、該渦巻壁の根本部の径方向幅が拡がるように、渦巻の内周側に向かうにつれてテーパ角の増加するテーパ部が形成されていることを特徴としている。
請求項2のスクロール型流体機械では、請求項1において、前記可動スクロールの渦巻壁のテーパ部は、該渦巻壁の外周端から内周側に略一巻きした位置を開始点として形成されており、前記固定スクロールの渦巻壁のテーパ部は、前記可動スクロールのテーパ部の開始点と接触する位置を開始点として形成されていることを特徴としている。
請求項3のスクロール型流体機械では、請求項1または2において、前記可動スクロール及び前記固定スクロールのうち少なくとも一方の渦巻壁は、先端部の径方向幅が一定であることを特徴としている。
請求項4のスクロール型流体機械では、請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記固定スクロール及び前記可動スクロールそれぞれの渦巻壁のテーパ部は、互いに接触する側面のテーパ角が等しくなるよう形成されていることを特徴としている。
上記手段を用いる本発明の請求項1のスクロール型流体機械によれば、固定スクロール及び可動スクロールのそれぞれの渦巻壁の側面に、渦巻壁の根元部の径方向幅が拡がるように、渦巻の内周側に向かうにつれてテーパ角の増加するテーパ部を形成する。
このように、渦巻壁の側面に渦巻の内周側に向かうにつれてテーパ角が増加するテーパ部を形成し、根元部の径方向幅を増加させることで、内周側ほど容積が減少し高圧となる圧縮室の圧力に応じて、当該渦巻壁の強度や耐久性を向上させることができる。
また、テーパ部は内周側に向かうにつれてテーパ角が増加することから、作動流体を取り込む渦巻外周側の容積は大きく確保し、作動流体を圧縮する渦巻内周側の容積はテーパ部が形成されている分さらに減少させることができ、圧縮効率を向上させることができる。
以上のことから、スクロールユニットの渦巻壁の強度、耐久性を確保しつつ、圧縮効率を向上させることができる。
請求項2のスクロール型流体機械によれば、可動スクロールの渦巻壁のテーパ部は外周端から内周側に略一巻きした位置を開始点として形成し、固定スクロールの渦巻部のテーパ部はこの可動スクロールのテーパ部の開始点と接触する位置を開始点として形成する。
つまり、可動スクロールの渦巻壁の外周端から略一巻き分の領域ではテーパ部は形成されていないため、この渦巻壁の略一巻き分の領域で形成される作動流体の取り込み容積を最大限確保し、圧縮効率の低下を確実に防止することができる。
請求項3のスクロール型流体機械によれば、可動スクロール及び固定スクロールのうち少なくとも一方の渦巻壁の先端部を、径方向幅を一定とする。
このように渦巻壁の先端部の径方向幅を一定で形成することで、簡易な構成でテーパ部を形成することができる。
請求項4のスクロール型流体機械によれば、固定スクロール及び可動スクロールそれぞれの渦巻壁のテーパ部を、互いに接触する側面のテーパ角が等しくなるよう形成する。
これにより、渦巻壁同士が接触する際にも片当たり等を防止し、十分な接触面積を確保することができ、当該渦巻壁の強度や耐久性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1〜4を参照すると、図1には本発明のスクロール型流体機械の実施形態に係るスクロールユニットの縦断面図、図2には可動スクロールを固定スクロール側から視た平面図、図3には図2のA−A線に沿う断面図、図4には固定スクロールを可動スクロール側から視た平面図がそれぞれ示されている。
図1に示すスクロールユニット1は、図示しないスクロール型圧縮機に内装されている。当該スクロール型圧縮機は、例えば冷凍空調装置やヒートポンプ式給湯機等の冷凍回路に組み込まれ、この冷凍回路では作動流体の一例である二酸化炭素冷媒(以下、冷媒という)が循環するよう形成されている。
スクロールユニット1は、回転軸2と連結されている可動スクロール4と、当該可動スクロール4の一側に配設され、図示しないスクロール型圧縮機の容器に固定されている固定スクロール6とから構成されている。
可動スクロール4は、可動鏡板10の他側面中央に筒状に突出したボス部12が形成されている。そして、このボス部12には偏心軸受14を介して、回転軸2の端部にて当該回転軸2軸心から偏心した偏心軸部2aが回転自在に嵌合されている。
また、図2にも示すように、可動鏡板10の一側面である可動鏡板面16には、平面視においてインボリュート曲線を形成する可動渦巻ラップ18(渦巻壁)が一体に形成されている。
当該可動渦巻ラップ18の内周側面20及び外周側面22は、外周端aから内周側に一巻きした位置、即ち外周端aから伸開角2πrad内周側の位置をテーパ開始点bとし、当該テーパ開始点bより渦巻の内周側の内周側面20及び外周側面22にテーパ部20a、22aが形成されている。
当該テーパ部20a、22aはそれぞれ、上記テーパ開始点bから渦巻の内周側に向かうにつれてテーパ角θ、θが一定の割合で増加するよう形成されている。なお、当該テーパ角θ、θは図3に示すように、可動鏡板面16の鉛直方向に対する可動渦巻ラップ18の側面の傾斜角度である。
当該可動渦巻ラップ18は、先端部においては径方向の幅が全域一定である。一方、可動渦巻ラップ18の根元部は、可動渦巻ラップ18の両側面にテーパ部20a、22aが形成されていることで、テーパ開始点bから渦巻の内周側に向かうにつれておける径方向の幅が拡がるよう構成されている。なお、可動渦巻ラップ18のおける内周側面20のテーパ角θと外周側面22のテーパ角θの増加割合は異なっており、当該実施形態では可動渦巻ラップ18の内周側面20は外周側面22よりも渦巻方向に長く、内周端で互いのテーパ角θ、θが等しくなるよう外周側面22のテーパ角θの増加割合より内周側面20のテーパ角θの増加割合の方が高く形成されている。
また、固定スクロール6は、図1、4に示すように、固定鏡板30の他側面に、上記可動渦巻ラップ18と対応し、平面視においてインボリュート曲線を形成する固定渦巻溝32(渦巻壁)が形成されている。当該固定渦巻溝32は底面34、内周側壁面36、及び外周側壁面38から構成されており、固定渦巻溝32内部には、図4の鎖線で示すように、上記可動渦巻ラップ18が公転旋回運動可能に収容されている。
当該固定渦巻溝32の内周側壁面36及び外周側壁面38では、収容されている可動渦巻ラップ18のテーパ開始点aに相当する位置をそれぞれのテーパ開始点c、dとし、当該内周側壁面36及び外周側壁面38のテーパ開始点c、dより渦巻の内周側にテーパ部36a、38aが形成されている。
当該固定渦巻溝32の内周側壁面36及び外周側壁面38に形成されたテーパ部36a、38aは、上記可動渦巻ラップ18に形成された内周側面20及び外周側面22に形成されたテーパ部20a、22aと対応しており、固定渦巻溝22と可動渦巻ラップ18とが接触する面のテーパ角θが等しくなるよう形成されている。つまり、固定渦巻溝32の内周側壁面36及び外周側壁面38のテーパ部36a、38aも、渦巻の内周側に向かうにつれてテーパ角が増加するよう形成されている。これにより、外周側の固定渦巻溝32と内周側の固定渦巻溝32の間に形成される固定渦巻ラップ32aの根元部分の幅は、内周側に向かうほど増加する構成となっている。なお、当該固定渦巻ラップ32aの先端部分の幅は全域一定である。
また、当該固定渦巻溝32の底面34の外周端部分には、固定鏡板30の外周へと貫通し当該固定渦巻溝32内へ冷媒を吸入可能な吸入孔40が形成されている。さらに固定渦巻溝32の底面34の内周端部分には固定鏡板30を軸方向に貫通する吐出孔42が形成されている。
以下このように構成された本発明に係るスクロール型流体機械の作用について説明する。
スクロールユニット1は、図示しない電動機の駆動により回転する回転軸2を介して可動スクロール4が公転旋回運動する。当該可動スクロール4が公転旋回運動することにより、冷媒が吸入孔40から固定渦巻溝32内に吸入され、可動渦巻ラップ18の内周側面20及び外周側面22と、固定渦巻溝32の内周側壁面36及び外周側壁面38との間に形成される圧縮室に取り込まれる。
なお、冷媒の取り込み容積は、例えば可動渦巻ラップ18の外周端aの外周側面22と固定渦巻溝32の外周側壁面38とが接触した時点において、当該可動渦巻ラップ18の外周端a位置から、次に可動渦巻ラップ18の外周側面22と固定渦巻溝32の外周側壁面38とが接触している位置、即ち外周端aから一巻きしたテーパ開始点b、dの位置までの範囲で、可動渦巻ラップ18の外周側面22と固定渦巻溝32の外周側壁面38との間に形成される圧縮室の容積に相当する。一方、可動渦巻ラップ18の外周端aの内周側面20と固定渦巻溝32の内周側壁面36とが接触する場合には、外周端aからテーパ開始点b、cの位置までの範囲で、可動渦巻ラップ18の内周側面20と固定渦巻溝32の内周側壁面36との間に形成される圧縮室の容積が冷媒の取り込み容積に相当する。
そして、当該圧縮室は可動スクロール4の公転旋回運動に伴い、容積を減少させながら渦巻の内周側へと移動する。圧縮された冷媒は固定渦巻溝32の内周端にある吐出孔42から吐出される。
このようにして、スクロールユニット1では、冷媒の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスが実施される。
この冷媒の圧縮では、可動渦巻ラップ18の内周側面20及び外周側面22と、固定渦巻溝32の内周側壁面36及び外周側壁面38において、可動渦巻ラップ18の外周端aから一巻きした位置をテーパ開始点b、c、dとして渦巻の内周側に向かうにつれテーパ角が増加するテーパ部20a、22a、36a、38aが形成され、可動渦巻ラップ18及び固定渦巻ラップ32aの根元部の径方向幅が拡がっていることで、内周側ほど高圧となる圧縮室の圧力に応じて、当該可動渦巻ラップ18及び固定渦巻ラップ32aの強度や耐久性を向上させることができる。
また、可動渦巻ラップ18及び固定渦巻溝32の外周端から略一巻き分の領域ではテーパ部20a、22a、36a、38aは形成されていないため、冷媒の取り込み容積は最大限確保し、冷媒を圧縮する渦巻内周側の容積はテーパ部20a、22a、36a、38aが形成されている分さらに減少させることができ、圧縮効率を向上させることができる。
さらに、可動渦巻ラップ18及び固定渦巻ラップ32aの先端部の径方向の幅はそれぞれ一定であるため、簡易な構成でテーパ部20a、22a、36a、38aを形成することができる。
そして、当該可動渦巻ラップ18の内周側面20及び外周側面22と、固定渦巻溝32の内周側壁面36及び外周側壁面38のテーパ部20a、22a、36a、38aは互いに接触する面のテーパ角がそれぞれ等しくなるよう形成されているため、片当たり等が防止され、十分な接触面積を確保することができ、可動渦巻ラップ18及び固定渦巻溝32の強度や耐久性をより向上させることができる。
これらのことから、本発明に係るスクロール型流体機械では、スクロールユニット1の可動渦巻ラップ18及び固定渦巻溝32の強度を確保しつつ、圧縮効率を向上させることができる。
以上で本発明に係るスクロール型流体機械の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態におけるスクロールユニット1は、固定スクロール6に固定渦巻溝32が形成された所謂非対称スクロール圧縮機であるが、所謂対称スクロール圧縮機にも適用可能である。つまり、可動スクロール及び固定スクロールに互いに対峙する渦巻壁を備え、内周端部を境に略左右対称の形状をなして配置された対称スクロール圧縮機であっても、それぞれの渦巻壁の外周端から内周側に略一巻きした位置を開始点としてテーパ部を形成した構成としても上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明のスクロール型流体機械の実施形態に係るスクロールユニットの縦断面図である。 可動スクロールを固定スクロール側から視た平面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 固定スクロールを可動スクロール側から視た平面図である。
符号の説明
1 スクロールユニット
4 可動スクロール
6 固定スクロール
10 可動鏡板
16 可動鏡板面
18 可動渦巻ラップ(渦巻壁)
20 内周側面
22 外周側面
20a、22a、36a、38a テーパ部
30 固定鏡板
32 固定渦巻溝(渦巻壁)
32a 固定渦巻ラップ
34 底面
36 内周側壁面
38 外周側壁面

Claims (4)

  1. 容器に固定された固定スクロール、及び回転軸を介し駆動されることで該固定スクロールの軸心周りに公転旋回運動される可動スクロールを有し、該可動スクロールの公転旋回運動により該可動スクロールに形成された渦巻壁及び前記固定スクロールの渦巻壁との間に形成される圧縮室の容積を減少させて作動流体の圧縮を実施するスクロール型流体機械であって、
    前記固定スクロール及び可動スクロールのそれぞれの渦巻壁の側面に、該渦巻壁の根本部の径方向幅が拡がるように、渦巻の内周側に向かうにつれてテーパ角の増加するテーパ部が形成されていることを特徴とするスクロール型流体機械。
  2. 前記可動スクロールの渦巻壁のテーパ部は、該渦巻壁の外周端から内周側に略一巻きした位置を開始点として形成されており、
    前記固定スクロールの渦巻壁のテーパ部は、前記可動スクロールのテーパ部の開始点と接触する位置を開始点として形成されていることを特徴とする請求項1記載のスクロール型流体機械。
  3. 前記可動スクロール及び前記固定スクロールのうち少なくとも一方の渦巻壁は、先端部の径方向幅が一定であることを特徴とする請求項1または2記載のスクロール型流体機械。
  4. 前記固定スクロール及び前記可動スクロールそれぞれの渦巻壁のテーパ部は、互いに接触する側面のテーパ角が等しくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のスクロール型流体機械。
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