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JP2009530261A - ピラゾール化合物 - Google Patents

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JP2009530261A
JP2009530261A JP2008558927A JP2008558927A JP2009530261A JP 2009530261 A JP2009530261 A JP 2009530261A JP 2008558927 A JP2008558927 A JP 2008558927A JP 2008558927 A JP2008558927 A JP 2008558927A JP 2009530261 A JP2009530261 A JP 2009530261A
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pyrimidin
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cycloheteroalkyl
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JP2008558927A
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ガイル ディール ジュディス
ジョセフ キング ステファン
ジョ マロネ タミ
ルイス パルマー シンシア
ヘンリー ロミネス Iii ウィリアム
ユアンジン ルイ エウジーン
チャニング ストン スコット
レイモンド ゼフンダー ルーク
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ファイザー・プロダクツ・インク
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Abstract

本発明は、式(I)の化合物ならびにその塩および溶媒和物と、それらの合成およびRaf阻害剤としてのそれらの使用を対象とする。
【化1】

Description

本出願は、その内容全体が参照により本明細書に援用される2006年3月16日に出願された米国特許仮出願第60/782786号明細書および2007年1月25日に出願された米国特許仮出願第60/886561号明細書による利益を主張する。
本発明は、化合物ならびにその塩および溶媒和物、それらの合成およびRaf酵素の調節剤または阻害剤としてのそれらの使用を対象とする。本発明の化合物は、Raf活性を調節(例えば阻害)するために有用であり、例えば癌などの異常な細胞増殖に関連する疾患状態などのRafにより仲介される疾患または状態を治療するために有用である。
「Erk経路」は、細胞外シグナルを、増殖、分化、老化またはアポトーシスを包含する細胞決定に翻訳するためにほぼすべての種類のヒト細胞が使用する細胞内シグナル変換経路である(Wellbrockら、Nat.Rev.Mol.Cell Biol.11:875〜885(2004年))。この経路の不変成分の1つが、Ras GTPアーゼであり、これは、膜受容体からシグナルを受け取り、Rafタンパク質キナーゼを活性化させ、これが、Mekタンパク質キナーゼを活性化させ、次いでこれが、Erkタンパク質キナーゼを活性化させる。活性化Erkキナーゼは、いくつかの核および細胞質ターゲットをリン酸化して、様々な細胞決定を開始する。Erk経路におけるRafの生物学的重要性は、Rafの突然変異形態がある種のヒト悪性病変に関連することが発見されたことにより強調されている(例えば、Moniaら、Nature Medicine 2:668〜675(1996年)、Daviesら、Nature 417:949〜954(2002年)参照)。Rafタンパク質をコードする3種の明確な遺伝子が哺乳動物において同定されており(a−Raf、b−Rafおよびc−Raf(Raf−1としても知られている))、mRNAの分化スプライシングから生じるアイソフォーム変異体が知られている(Chongら、EMBO J.20:3716〜3727(2001年))。Erk経路は、いくつかのヒト癌において、大抵往々にしてRasまたはb−Raf遺伝子の突然変異によって、突然変異的に活性化される。Rasおよびb−Raf遺伝子における突然変異は一般に、結腸、肺および膵臓の癌ならびに黒色腫を包含する同じ腫瘍タイプで生じるが、通常、相互に排他的である。このことは、RasまたはRafのどちらかの活性化が、経路活性化および癌進行に十分であることを示唆している。
腫瘍細胞はしばしば、その生存のために1種または2種の鍵となるシグナル経路に依存または「耽溺」するようになるので(例えば、Jonkersら、Cancer Cell.6:535〜538(2004年)参照)、Erk経路は、癌を治療するための薬物介入に極めて魅力的なターゲットを示している。成長因子受容体および細胞内チロシンキナーゼをターゲットとする最近の成功によって証明されているように、タンパク質キナーゼは一般に、薬物療法のための望ましいターゲットと考えられている。Mekの阻害剤は、臨床試験では有望であったが、Mek非依存性Rafシグナル伝達を示す十分な証拠があり、これもまた、癌進行に寄与しうる。(Wellbrockら、Nat.Rev.Mol.Cell Biol.11:875〜885(2004年))。したがって、Rafキナーゼをターゲットとすることは、RasまたはRaf遺伝子が突然変異している腫瘍を治療するための別の相補的手法を約束する。
本発明の一実施形態は、式(I)の化合物またはその塩もしくは溶媒和物である
Figure 2009530261
[式中、
は、H、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、シアノ、−N(R5a5b)、−C(O)N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキル、または(CからC)ヘテロアリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよく、
はそれぞれ独立に、H、ハロゲン、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)アルコキシまたはシアノであり、
は、Hまたは−NH(CHであり、
は、−SR、−OR、H、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、シアノ、−N(R5a5b)、−C(O)N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)ヘテロアリールであり、ここで、前記(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよく、
5aおよびR5bはそれぞれ独立に、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、ここで、前記(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)シクロアルキルはそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよく、
は、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、シアノ、(CからC)シクロアルキル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)ヘテロアリール、−(CHC(O)Rまたは−N(R10a10b)であり、
は、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC)シクロアルキルまたは(CからC14)アリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよく、
は、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、−(CH−シアノ、−(CH−(CからC)シクロアルキル、−(CH−(CからC14)アリール、−(CH−(CからC)シクロへテロアルキルまたは−(CH−(CからC)ヘテロアリールであり、
は、H、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)アルコキシまたは−N(R10a10b)であり、
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、
Xは、NまたはCHであり、mは、0、1、2または3であり、nはそれぞれ独立に、0、1、2、3または4であり、pは、0、1、2、3または4である]。
この実施形態の一態様は、Rが、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)シクロアルキルはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよい前記式(I)の化合物である。
この実施形態のさらなる態様は、pが、0、1、2または3であり、Rが、H、−N(R5a5b)、(CからC)アルキル、シアノ、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)ヘテロアリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよい式(I)の化合物である。例えば、さらなる態様では、pは、1または2であり、Rは、シアノまたは(CからC)アルキルである。まださらなる態様では、pは、0であり、Rは、Hまたは(CからC)アルキルである。まださらなる態様では、pは、0または1であり、Rは、(CからC)シクロへテロアルキルであり、少なくとも1個のR基で置換されていてもよい。まださらなる態様では、(CからC)シクロへテロアルキルは、
Figure 2009530261
からなる群から選択され、ここで、前記(CからC)シクロヘテロアルキル基はそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよい。
この実施形態のさらなる態様は、mが、1または2であり、式(I)の化合物が次の構造
Figure 2009530261
を有する前記式(I)の化合物である。
例えば、一態様では、Rはそれぞれ独立に、ハロゲン、−OCHまたは(CからC)アルキルである。例えばRは独立に、ハロゲン、−OCH、Cアルキル、Cアルキル、CアルキルまたはCアルキルである。さらなる態様では、mは、1であり、式(I)の化合物は次の構造
Figure 2009530261
[式中、Rは、ClまたはCHである]
を有する。
この実施形態のさらなる態様は、Xが、Nであり、Rが、−NH(CHである前記式(I)の化合物である。例えば、一態様では、Rは、H、(CからC)アルキル、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)シクロアルキルはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよい。
さらなる態様では、Rは、−NH(CHであり、ここで、nは、1または2であり、Rは、(CからC)アルキルであり、1個の−OH基で置換されている。この実施形態のさらなる態様は、Xが、Nであり、Rが、H、(CからC)シクロへテロアルキル、−ORまたは−N(R5a5b)であり、ここで、前記(CからC)シクロへテロアルキルは少なくとも1個のR基で置換されていてもよい前記式(I)の化合物である。
他の実施形態では、本発明は、式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩である
Figure 2009530261
[式中、
は、H、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、シアノ、−N(R5a5b)、−C(O)N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキル、または(CからC)ヘテロアリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよく、
はそれぞれ独立に、H、ハロゲン、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)アルコキシまたはシアノであり、
は、Hまたは−NR11(CHであり、
は、−SR、−OR、H、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、シアノ、−N(R5a5b)、−C(O)N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)ヘテロアリールであり、ここで、前記(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよく、
5aおよびR5bはそれぞれ独立に、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、ここで、前記(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)シクロアルキルはそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよく、
は、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、シアノ、(CからC)シクロアルキル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)ヘテロアリール、−(CHC(O)Rまたは−N(R10a10b)であり、
は、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC)シクロアルキルまたは(CからC14)アリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、−OC(O)R12、(CからC)シクロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよく、
は、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、−(CH−シアノ、−(CH−(CからC)シクロアルキル、−(CH−(CからC14)アリール、−(CH−(CからC)シクロへテロアルキルまたは−(CH−(CからC)ヘテロアリールであり、
は、H、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)アルコキシまたは−N(R10a10b)であり、
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、
11は、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC)シクロアルキルまたは(CからC14)アリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよく、
12は、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC)シクロアルキルまたは(CからC14)アリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC14)アリール、(CからC)アルコキシおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよく、
Xは、NまたはCHであり、
mは、0、1、2または3であり、
nはそれぞれ独立に、0、1、2、3または4であり、
pは、0、1、2、3または4である]。
この実施形態の一態様は、Rが、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC)シクロアルキルまたは(CからC14)アリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、−OC(O)R12、(CからC)シクロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよい前記式(I)の化合物である。
この実施形態のさらなる態様は、Xが、Nであり、Rが、−NH(CHである前記式(I)の化合物である。例えば、一態様では、Rは、H、(CからC)アルキル、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)シクロアルキルはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、−OC(O)R12、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよい。
この実施形態のさらなる態様は、Xが、Nであり、Rが、−NR11(CHである前記式(I)の化合物である。例えば、一態様では、Rは、H、(CからC)アルキル、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)シクロアルキルはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、−OC(O)R12、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよい。
さらなる態様では、Rは、−NH(CHであり、ここで、nは、1または2であり、Rは、(CからC)アルキルであり、1個の−OH基で置換されている。
本発明のさらなる態様は、3−クロロ−5−(1−イソプロピル−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール;3−[4−(2−アニリノピリミジン−4−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−5−クロロフェノール;2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;3−[3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]プロパンニトリル;3−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−((R)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル;3−クロロ−5−[4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール;3−クロロ−5−{4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル}フェノール;3−クロロ−5−[4−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール;3−クロロ−5−{4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}フェノール;{3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−[2−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}アセトニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−{2−[(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;[4−(2−アミノピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;3−[4−{2−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]プロパンニトリル;3−{3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−[2−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}プロパンニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;および[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリルからなる群から選択される前記式(I)の化合物である。例えば、一実施形態では、化合物は、3−クロロ−5−(1−イソプロピル−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール;3−[4−(2−アニリノピリミジン−4−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−5−クロロフェノール;2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;および3−[3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]プロパンニトリルからなる群から選択される。さらなる実施形態では、化合物は、3−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−((R)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル;3−クロロ−5−[4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール;3−クロロ−5−{4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル}フェノール;3−クロロ−5−[4−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール;および3−クロロ−5−{4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}フェノールからなる群から選択される。さらなる実施形態では、化合物は、3−クロロ−5−[4−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール;3−クロロ−5−{4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}フェノール;{3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−[2−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}アセトニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−{2−[(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;および[4−(2−アミノピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリルからなる群から選択される。さらなる実施形態では、化合物は、[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;3−[4−{2−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]プロパンニトリル;3−{3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−[2−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}プロパンニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;および[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル、または薬学的に許容できるそれらの塩からなる群から選択される。
本発明のさらなる態様は、2−(3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル、2−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−アセトニトリル、3−(1−(シアノメチル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−ヒドロキシベンゾニトリル、3−(4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メチルフェノール、5−(4−(2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−メチル−アゼチジン−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−2,3−ジメチルフェノール、5−(1−(2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−2,3−ジメチルフェノール、5−(1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4−(2−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−2,3−ジメチル−フェノール、3−(4−(2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メチルフェノール、2−(3−(3−ヒドロキシ−4,5−ジメチルフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル、3−メチル−5−(1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−4−(2−(2−(ピラジン−2−イル)−エチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール、2−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミド、2−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル、2−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−((2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル、2−(4−(2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)−アセトニトリル、(S)−1−(4−(1−(シアノメチル)−3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ)プロパン−2−イル2,6−ジメトキシベンゾエート、2−(3−(4−フルオロ−3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルおよび(S)−1−(4−(1−(シアノメチル)−3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)プロパン−2−イルアセテートからなる群から選択される前記式(I)の化合物または薬学的に許容できるそれらの塩である。
さらなる実施形態は、矛盾しない前記の任意の他の態様と組み合わせた前記の任意の態様である。
本発明はまた、本明細書に記載の少なくとも1種の化合物または薬学的に許容できるその塩および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む医薬組成物に関する。
本発明はまた、その必要のある哺乳動物において、異常な細胞増殖または任意のRaf仲介疾患もしくは状態を治療する方法に関し、これは、前記哺乳動物に、治療有効量の本明細書に記載の少なくとも1種の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む。例えば、一実施形態では、異常な細胞増殖は、癌性である。さらなる実施形態では、異常な細胞増殖は、非癌性である。
本発明はさらに、Raf酵素活性を阻害する方法に関し、これは、Raf酵素を、Raf阻害量の本明細書に記載の少なくとも1種の化合物またはその薬学的に許容できる塩と接触させることを含む。
本発明はさらに、哺乳動物における異常な細胞増殖を治療するための医薬品の製造における本明細書に記載の任意の化合物またはその塩もしくは溶媒和物の使用に関する。
本発明はさらに、本明細書の具体的な実施例に、ならびに本明細書に記載の一般的な合成方法A、B、C、DおよびEに示されている方法を使用して、本明細書に記載の化合物を製造する方法に関する。
本発明はさらに、医薬品として使用するための任意の前記化合物またはその塩もしくは溶媒和物に関する。本発明はさらに、異常な細胞増殖を治療するための医薬品を製造するための任意の前記化合物またはその塩もしくは溶媒和物の使用に関する。
本明細書で使用する場合、「含む」および「包含する」との用語は、その開かれた非限定的な意味で使用される。
「ハロ」および/または「ハロゲン」との用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を指している。
「(CからC)」アルキルとの用語は、1から6個の炭素原子からなる直鎖および分枝鎖を包含する飽和脂肪族炭化水素基を指している。(CからC)アルキル基の例には、メチル、エチル、プロピル、2−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、ペンチルなどが包含される。
本明細書で使用する場合、「(CからC)アルケニル」との用語は、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する2から8個の炭素を含むアルキル部分を意味する。このような基中の炭素−炭素二重結合は、2から8個の炭素鎖に沿ったどの位置でもよく、安定な化合物をもたらす。このような基には、前記アルケニル部分のEおよびZ異性体の両方が包含される。このような基の例には、これらに限られないが、エテニル、プロペニル、ブテニル、アリルおよびペンテニルが包含される。本明細書で使用する場合、「アリル」との用語は、−CHCH=CH基を意味する。本明細書で使用する場合、「C(R)=C(R)」との用語は、炭素がそれぞれR基により置換されている炭素−炭素二重結合を表している。
本明細書で使用する場合、「(CからC)アルキニル」との用語は、2から8個の炭素原子を含み、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有するアルキル部分を意味する。このような基中の炭素−炭素三重結合は、2から8個の炭素鎖に沿ったどの位置でもよく、安定な化合物をもたらす。このような基の例には、これらに限られないが、エチン、プロピン、1−ブチン、2−ブチン、1−ペンチン、2−ペンチン、1−ヘキシン、2−ヘキシンおよび3−ヘキシンが包含される。
本明細書で使用する場合、「(CからC)アルコキシ」との用語は、前記アルキル基が1から8個の炭素原子を含有し、直鎖、分枝鎖または環式であるO−アルキル基を意味する。このような基の例には、これらに限られないが、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、イソ−プロピルオキシ、n−ブトキシ、イソ−ブトキシ、tert−ブトキシ、シクロペンチルオキシおよびシクロヘキシルオキシが包含される。
「(CからC)ヘテロアルキル」との用語は、1から8個の炭素原子を包含して全部で2から12個の原子を鎖中に有し、そのうちの1個または複数の原子はS、OおよびNから選択されるヘテロ原子であるが、前記鎖は、2個の隣接するO原子および2個の隣接するS原子は含有できない直鎖または分枝鎖アルキル基を指している。前記の鎖中のS原子は、1個または2個の酸素原子で酸化されて、それぞれスルフィドおよびスルホンをもたらすこともできる。さらに、本発明の化合物中の(CからC)ヘテロアルキル基は、任意の炭素またはヘテロ原子にオキソ基を含有することができ、これは、安定な化合物をもたらす。(CからC)ヘテロアルキル基の例には、これらに限られないが、アルコール、アルキルエーテル、1級、2級および3級アルキルアミン、アミド、ケトン、エステル、スルフィドおよびスルホンが包含される。
本明細書で使用される場合、「(CからC14)アリール」との用語は、6から14個の炭素原子を含有する芳香族炭化水素に由来する基を意味する。このような基の例には、これらに限られないが、フェニルまたはナフチルが包含される。本明細書で使用される場合、「Ph」および「フェニル」との用語は、−C基を意味する。本明細書で使用される場合、「ベンジル」との用語は、−CH基を意味する。
本明細書で使用される場合、「(CからC)ヘテロアリール」は、その環中に全部で5から10個の原子を有し、2から9個の炭素原子ならびにO、SおよびNからそれぞれ独立に選択される1から4個のヘテロ原子を含有する芳香族複素環式基を意味するが、ただし、前記基の環は、2個の隣接するO原子および2個の隣接するS原子は含有しない。複素環式基には、ベンゾ縮合環系が包含される。芳香族複素環式基の例は、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、シノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニルおよびフロピリジニルである。CからCヘテロアリール基は、可能な場合には、C−結合またはN−結合していてもよい。例えば、ピロールに由来する基は、ピロール−1−イル(N−結合)またはピロール−3−イル(C−結合)であってよい。さらに、イミダゾールに由来する基は、イミダゾール−1−イル(N−結合)またはイミダゾール−3−イル(C−結合)であってよい。
本明細書で使用する場合、「(CからC)シクロへテロアルキル」は、その環系に全部で4から13個の原子を有し、2から9個の炭素原子ならびにO、SおよびNからそれぞれ独立に選択される1から4個のヘテロ原子を含有する非芳香族、単環式、二環式、三環式、スピロ環式または四環式基を意味するが、ただし、前記基の環は、2個の隣接するO原子または2個の隣接するS原子を含有しない。さらに、このようなCからCシクロへテロアルキル基は、任意の利用可能な原子にオキソ置換基を含有してもよく、これは、安定な化合物をもたらす。例えば、このような基は、利用可能な炭素または窒素原子にオキソ原子を含有してもよい。このような基は、化学的に可能であれば、1個を超えるオキソ置換基を含有してもよい。加えて、このようなCからCシクロへテロアルキル基がイオウ原子を含有する場合、前記イオウ原子は、1個または2個の酸素原子で酸化されて、スルホキシドまたはスルホンをもたらしてもよいことを理解されたい。4員のシクロヘテロアルキル基の例は、アゼチジニル(アゼチジンに由来)である。5員のシクロへテロアルキル基の例は、ピロリジニルである。6員のシクロへテロアルキル基の例は、ピペリジニルである。9員のシクロへテロアルキル基の例は、インドリニルである。10員のシクロへテロアルキル基の例は、4H−キノリジニルである。このようなCからCシクロへテロアルキル基の他の例には、これらに限られないが、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ホモピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、3H−インドリルキノリジニル、3−オキソピペラジニル、4−メチルピペラジニル、4−エチルピペラジニルおよび1−オキソ−2,8,ジアザスピロ[4.5]デシ−8−イルが包含される。
「(CからC)シクロアルキル基」との用語は、全部で3から8個の炭素環原子を有する飽和、単環式、縮合、スピロ環式または多環式環構造を意味する。このような基の例には、これらに限られないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびアダマンチルが包含される。
「シアノ」との用語は、−C≡N基を指している。
「置換されている」との用語は、特定された基または部分が1個または複数の置換基を持っていることを意味している。「非置換」との用語は、特定された基が置換基を持っていないことを意味している。「置換されていてもよい」との用語は、特定された基が非置換であるか、1個または複数の置換基により置換されていることを意味する。本発明の化合物において、基が「非置換」であるか、化合物中の全原子の価を満たすよりも少ない基で「置換されている」と述べられている場合、このような基の残りの価は水素により満たされていることを理解されたい。例えば、本明細書では「フェニル」とも称されるCアリール基が1個の追加の置換基で置換されている場合、当業者であれば、このような基は、Cアリール環の炭素原子上に4個の空いた位置を残していることを理解するであろう(当初の位置は6個であり、本発明の化合物の残りが結合した1個を引き、追加の置換基で1個を引くと、4個が残る)。このような場合、残りの4個の炭素原子はそれぞれ、1個の水素原子に結合して、その価を満たしている。同様に、本発明の化合物中のCアリール基が「二置換されている」と述べられている場合、通常の当業者であれば、このことは、Cアリールが、非置換である3個の炭素原子を残していることを意味することを理解するであろう。これら3個の非置換炭素原子はそれぞれ、1個の水素原子に結合して、その価を満たしている。
「溶媒和物」との用語は、本発明の化合物と溶媒分子との分子複合体を記載するために使用される。溶媒和物の例には、これらに限られないが、本発明の化合物と水、イソプロパノール、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド(DMSO)、酢酸エチル、酢酸、エタノールアミンまたはこれらの混合物との組合せが包含される。「水和物」との用語は、前記溶媒が水である場合に使用することができる。本発明では、水和物など、1個の溶媒分子が、本発明の化合物の1個の分子に結合しうることが特に考えられる。さらに、本発明では、二水和物など、1個を超える溶媒分子が、本発明の化合物の1個の分子に結合しうることが特に考えられる。加えて、本発明では、半水和物など、1個未満の溶媒分子が、本発明の化合物の1個の分子に結合しうることが特に考えられる。さらに、本発明の溶媒和物は、化合物の非水和物形態の生物学的有効性を保持している、本発明の化合物の溶媒和物と考えられる。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容できる塩」との用語は、特定の誘導体の遊離酸および塩基の生物学的有効性を保持していて、生物学的にも他の意味においても望ましくないものではない、本発明の化合物の塩を意味している。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容できる製剤」との用語は、本発明の化合物またはその塩もしくは溶媒和物と、本発明の化合物と相容性であり、その受容者に有害でない担体、希釈剤および/または賦形剤との組合せを意味している。通常の当業者に知られている手順により、医薬製剤を調製することができる。例えば、本発明の化合物を、一般的な賦形剤、希釈剤または担体と製剤し、錠剤、カプセルなどに成形することができる。このような製剤に適している賦形剤、希釈剤および担体の例には、次のものが包含される:デンプン、糖、マンニトールおよびケイ酸誘導体などの充填剤および増量剤;カルボキシメチルセルロースおよび他のセルロース誘導体、アルギン酸塩、ゼラチンおよびポリビニルピロリドンなどの結合剤;グリセリンなどの湿潤剤;ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、寒天、炭酸カルシウムおよび重炭酸ナトリウムなどの崩壊剤;パラフィンなどの溶解遅延剤;第4級アンモニウム化合物などの吸収促進剤;セチルアルコール、モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;カオリンおよびベントナイトなどの吸着担体;ならびにタルク、ステアリン酸カルシウムおよびマグネシウムおよび固体ポリエチレングリコールなどの滑剤。最終医薬形態は、使用される賦形剤のタイプに応じて、ピル、錠剤、粉剤、ロゼンジ、サシェ剤、カシェ剤または無菌包装粉剤などであってよい。加えて、本発明の薬学的に許容できる製剤は1個を超える活性成分を含有してよいことが特に考えられる。例えば、このような製剤は、1種を超える本発明による化合物を含有することができる。別法では、このような製剤は、1種または複数の本発明の化合物および異常な細胞増殖を低減する1種または複数の追加の薬剤を含有してよい。
本明細書で使用される場合、「Raf阻害量」との用語は、哺乳動物などのin vivoで、またはin vitroでRafの酵素活性を阻害するために必要な本発明の化合物またはその塩もしくは溶媒和物の量を指している。このような阻害をもたらすために必要なこのような化合物の量は、本明細書に記載されている方法および通常の当業者に知られている方法を使用すれば、過度の実験を行うことなく決定することができる。
本明細書で使用される場合、「Raf酵素活性を阻害する」との用語は、in vitroで、またはヒトなどの哺乳動物などのin vivoで、酵素と本発明の化合物とを接触させることにより、Raf酵素の活性または機能を低減することを意味している。
本明細書で使用される場合、「Raf」との用語は、a−Raf、b−Raf、c−Rafもしくはそれらの突然変異体または任意の知られているRafアイソフォームスプライス変異体を意味する。
本明細書で使用される場合、「治療有効量」との用語は、そのような治療を必要とする哺乳動物に投与した場合に、本明細書で定義されている治療をもたらすために十分である本発明の化合物またはその塩もしくは溶媒和物の量を意味する。したがって、本発明の化合物またはその塩もしくは溶媒和物の治療有効量は、Raf酵素の活性を調節または阻害して、Raf酵素の活性により仲介される疾患状態を低減または緩和するために十分な量である。
哺乳動物、特にヒトにおける異常な細胞増殖または任意のRaf仲介疾患もしくは状態に関する言及に伴う「治療する」、「治療すること」および「治療」との用語には、(i)治療が、病的状態のための予防的治療を構成するように、その状態に罹患しやすい対象において疾患または状態が発症することを防ぐこと;(ii)疾患または状態を調節または阻害すること、即ち進展を停止すること;(iii)疾患または状態を軽減すること、即ち疾患または状態を退行させること;または(iv)疾患もしくは状態または疾患もしくは状態から生じる症状を軽減および/または緩和すること、例えば、基礎にある疾患または状態に対処することなく、炎症性応答を軽減することが包含される。癌などの異常な細胞増殖に関しては、これらの用語は単に、異常な細胞増殖に罹患している個人の期待寿命を延長することまたは疾患の1つまたは複数の症状を軽減することを意味している。
他に示されていない限り、本発明の化合物に対する本明細書の言及はすべて、それらの塩、溶媒和物ならびに多形体、立体異性体、互変異性体および同位体標識されたそのバージョンを包含する複合体に対する言及を包含する。例えば、本発明の化合物は、薬学的に許容できる塩および/または薬学的に許容できる溶媒和物であってよい。
本明細書で使用される場合、「異常な細胞増殖」は、他に記載のない限り、正常な調節機構から独立(例えば接触阻害を喪失)した細胞増殖を指しており、正常な細胞の異常な増殖および異常な細胞の増殖を包含する。これには、これらに限られないが、突然変異チロシンキナーゼの発現または受容体チロシンキナーゼの過剰発現により増殖する腫瘍細胞(腫瘍);異常なチロシンキナーゼ活性が生じる他の増殖性疾患の良性および悪性細胞;受容体チロシンキナーゼにより増殖する任意の腫瘍;異常なセリン/トレオニンキナーゼ活性により増殖する任意の腫瘍;異常なセリン/トレオニンキナーゼ活性が生じる他の増殖性疾患の良性および悪性細胞;活性化Ras癌遺伝子を発現する良性および悪性の両方の腫瘍;他の遺伝子での癌遺伝子突然変異の結果としてRasタンパク質が活性化される良性および悪性の両方の腫瘍細胞;異常なRas活性化が生じる他の増殖性疾患の良性および悪性細胞の異常な増殖が包含される。このような良性増殖性疾患の例は、乾癬、良性前立腺肥大、ヒトパピローマウイルス(HPV)および再狭窄である。「異常な細胞増殖」はまた、酵素ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼの活性から生じる、良性および悪性の両方の異常な細胞増殖を指しており、これらを包含する。
「異常な細胞増殖」および「高増殖性障害」との用語は、本出願において互換的に使用される。
「立体異性体」との用語は、同一の化学構造を有するが、空間におけるその原子または基の配置に関して異なる化合物を指している。特に、「鏡像異性体」との用語は、相互に重ね合わせることのできない鏡像である、化合物の2種の立体異性体を指している。本明細書で使用される場合、「ラセミ」または「ラセミ混合物」との用語は、特定の化合物の鏡像異性体の1:1混合物を指している。他方で、「ジアステレオ異性体」との用語は、2個以上の不斉中心を含み、相互に鏡像でない立体異性体対の関係を指している。
本発明の化合物は、Raf活性を調節または阻害するために有用である。したがって、これらの化合物は、単独で、または他の抗癌剤と組み合わせて、癌などの異常な細胞増殖に関連する疾患状態を予防および/または治療するために有用である。
当分野で使用される規則では、記号:
Figure 2009530261
は、部分または置換基と核または主鎖構造との結合点である結合を示すために構造式で使用される。他の規則では、本明細書のいくつかの構造式において、炭素原子およびその結合水素原子は明示されてなく、例えば、
Figure 2009530261
は、メチル基を表し、
Figure 2009530261
は、エチル基を表し、
Figure 2009530261
は、シクロペンチル基を表す、などである。
本発明の化合物は、不斉炭素原子を有することがある。本発明の化合物の炭素−炭素結合は本明細書では、実線:
Figure 2009530261
中実くさび:
Figure 2009530261
または破線くさび:
Figure 2009530261
を使用して示されていることがある。不斉炭素原子への結合を示すための実線の使用は、その炭素原子での可能な立体異性体(例えば個々の鏡像異性体、ラセミ混合物など)のすべてが包含されることを示すこととする。不斉炭素原子への結合を示すための中実または破線くさびの使用は、示されている立体異性体のみが包含されることを意味することを示すこととする。本発明の化合物は、1個を超える不斉炭素原子を含有することも可能である。これらの化合物では、不斉炭素原子への結合を示すための実線の使用は、可能な立体異性体のすべてが包含されることを意味することを示すこととする。例えば、他に述べられていない限り、本発明の化合物は、鏡像異性体およびジアステレオ異性体として、またはラセミ化合物およびそれらの混合物として存在しうる。本発明の化合物中の1個または複数の不斉炭素原子への結合を示すための中実線の使用および同じ化合物中の他の不斉炭素原子への結合を示すための中実または破線くさびの使用は、ジアステレオ異性体の混合物が存在することを示すこととする。
個々の鏡像異性体を調製/単離するための慣用の技術には、適切な光学的に純粋な前駆体からのキラル合成または例えばキラル高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)を使用してのラセミ体の分割が包含される。別法では、ラセミ体(またはラセミ前駆体)を適切な光学的に活性な化合物、例えば、アルコールと、または化合物が酸性または塩基性部分を含有する場合には、酒石酸または1−フェニルエチルアミンなどの酸または塩基と反応させることもできる。生じたジアステレオ異性体の混合物を、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶化により分離し、そのジアステレオ異性体の一方または両方を、当業者によく知られている手段により対応する純粋な鏡像異性体に変換することができる。クロマトグラフィー、典型的にはHPLCを、不斉樹脂上、炭化水素、典型的には、イソプロパノール0から50%、典型的には2から20%およびアルキルアミン0から5%、典型的にはジエチルアミン0.1%を含有するヘプタンまたはヘキサンからなる移動相と共に使用して、本発明のキラル化合物(およびそのキラル前駆体)を鏡像異性体濃縮された形態で得ることもできる。溶離液を濃縮すると、濃縮混合物が得られる。当業者に知られている慣用の技術により、立体異性体複合体を分離することができる。例えば、その開示全体が、参照により本明細書に援用されるE.L.Elielによる「Stereochemistry of Organic Compounds」(Wiley、New York、1994年)参照。
本発明の化合物がアルケニルまたはアルケニレン基を含有する場合、幾何シス/トランス(またはZ/E)異性体が可能である。化合物が例えば、ケトもしくはオキシム基または芳香族部分を含有する場合、互変異性(「tautomerism」)が生じうる。互変異性の例には、ケトおよびエノール互変異性体が包含される。単一の化合物が、1種を超えるタイプの異性を示すこともある。1種を超える異性を示す化合物およびそれらの1種または複数の混合物を包含する、本発明の化合物の立体異性体、幾何異性体および互変異性形態すべてが、本発明の範囲内に包含される。シス/トランス異性体を、当業者によく知られている慣用の技術、例えばクロマトグラフィーおよび分別結晶化により分離することができる。
本発明の化合物は、プロドラッグとして投与することができる。例えば、それ自体は薬理学的活性をほとんど有さないか、有さなくてもよい式(I)の化合物のある種の誘導体は、哺乳動物に投与すると、例えば加水分解による分裂により、所望の活性を有する式(I)の化合物に変換しうる。このような誘導体が、「プロドラッグ」と称される。例えば、式(I)の化合物中に存在する適切な官能基を、当業者に知られているある種の部分に代えることにより、プロドラッグを製造することができる。例えば、その開示全体が参照により本明細書に援用される「Pro−drugs as Novel Delivery Systems」、Vol.14、ACS Symposium Series(T.HiguchiおよびW.Stella)および「Bioreversible Carriers in Drug Design」、Pergamon Press、1987年(E.B.Roche編、American Pharmaceutical Association)参照。このようなプロドラッグのいくつかの例には、カルボン酸官能基の代わりのエステル部分、アルコール官能基の代わりのエーテル部分またはアミド部分および第1級または第2級アミノ官能基の代わりのアミド部分が包含される。置換基のさらなる例は、当業者には知られている。例えば、その開示全体が参照により本明細書に援用されるH Bundgaardによる「Design of Prodrugs」(Elsevier、1985年)参照。また、ある種の式(I)の化合物がそれ自体、他の式(I)の化合物のプロドラッグとして作用しうることも可能である。
本発明の塩は、当業者に知られている方法に従い調製することができる。塩の例には、これらに限られないが、酢酸塩、アクリル酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩(クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩およびメトキシ安息香酸塩など)、炭酸水素塩、硫酸水素塩、亜硫酸水素塩、酒石酸水素塩、ホウ酸塩、臭化物、ブチン−1,4−ジオ酸塩(dioate)、エデト酸カルシウム、カンシル酸塩、炭酸塩、塩化物、カプロン酸塩、カプリル酸塩、クラブラン酸塩、クエン酸塩、デカン酸塩、ジヒドロ塩化物、二水素リン酸塩、エデト酸塩、エジシル酸塩、エストル酸塩(estolate)、エシル酸塩、エチルコハク酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルセプ酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコール酸塩、グリコリルアルサニル酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキシン−1,6−ジオ酸塩、ヘキシルレソルシン酸塩、ヒドラバミン、臭化水素酸塩、塩化水素酸塩、γ−ヒドロキシ酪酸塩、ヨウ化物、イソ酪酸塩、イソチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオ酸塩(lactobionate)、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メタリン酸塩、メタン−スルホン酸塩、メチル硫酸塩、一水素リン酸塩、ムコ酸塩(mucate)、ナプシル酸塩、ナフタレン−1−スルホン酸塩、ナフタレン−2−スルホン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩(エンボン酸塩、embonate)、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、フェニル酢酸塩、フェニル酪酸塩、フェニルプロピオン酸塩、フタル酸塩、リン酸塩/二リン酸塩、ポリガラクツロン酸塩、プロパンスルホン酸塩、プロピオン酸塩、プロピオール酸塩(propiolate)、ピロリン酸塩、ピロ硫酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、塩基性酢酸塩、スベリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩、亜硫酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩(teoclate)、トシル酸塩、トリエチオドーデ(triethiodode)および吉草酸塩が包含される。
本質的に塩基性である本発明の化合物は、様々な無機および有機酸と共に幅広い様々な塩を形成しうる。このような塩は、動物に投与するためには薬学的に許容できなければならないが、実際には、反応混合物から本発明の化合物を初めは薬学的に許容できない塩として単離し、次いで、これを、アルカリ試薬で処理することにより遊離塩基化合物へ単純に戻し変換し、続いて、この遊離塩基を薬学的に許容できる酸付加塩に変換することが往々にして望ましい。水性溶媒媒体中、またはメタノールまたはエタノールなどの適切な有機溶媒中で、塩基化合物を実質的に当量の選択された無機酸または有機酸で処理することにより、本発明の塩基化合物の酸付加塩を調製することができる。溶媒を蒸発させると、所望の固体塩が得られる。また、適切な無機酸または有機酸を溶液に加えることにより、有機溶媒中の遊離塩基の溶液から、所望の酸塩を沈殿させることもできる。
もともと酸性である本発明の化合物は、様々な薬理学的に許容できるカチオンと塩基塩を形成しうる。このような塩の例には、アルカリ金属またはアルカリ土類金属塩、特にナトリウムおよびカリウム塩が包含される。これらの塩はすべて、慣用の技術により調製される。本発明の薬学的に許容できる塩基塩を調製するための試薬として使用される化学塩基は、本発明の酸性化合物と非毒性の塩基塩を形成するものである。このような非毒性塩基塩には、ナトリウム、カリウム、カルシウムおよびマグネシウムなどの薬学的に許容できるカチオンに由来するものが包含される。対応する酸性化合物を所望の薬学的に許容できるカチオンを含有する水溶液で処理し、次いで、生じた溶液を乾燥するまで、好ましくは減圧下に蒸発させることにより、これらの塩を調製することができる。別法では、酸性化合物の低級アルカノール溶液および所望のアルカリ金属アルコキシドを一緒に混合し、次いで前記と同様の方法で生じた溶液を乾燥するまで蒸発させることにより、これらを調製することもできる。いずれの場合も、化学量の試薬を好ましくは使用して、反応の完了および所望の最終生成物の最大収率を確実にする。
本発明の化合物が塩基である場合、当分野で利用可能な任意の適切な方法により、例えば、遊離塩基を塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸で、または酢酸、マレイン酸、コハク酸、マンデル酸、フマル酸、マロン酸、ピルビン酸、シュウ酸、グリコール酸、サリチル酸、グルクロン酸もしくはガラクツロン酸などのピラノシジル酸、クエン酸もしくは酒石酸などのアルファ−ヒドロキシ酸、アスパラギン酸もしくはグルタミン酸などのアミノ酸、安息香酸もしくはケイ皮酸などの芳香族酸、p−トルエンスルホン酸もしくはエタンスルホン酸などのスルホン酸などの有機酸で処理することにより、所望の塩を調製することができる。
本発明の化合物が酸である場合、任意の適切な方法により、例えば、遊離の酸をアミン(第1級、第2級または第3級)、アルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物などの無機または有機塩基で処理することにより、所望の塩を調製することができる。適切な塩の実例には、グリシンおよびアルギニンなどのアミノ酸、アンモニア、第1級、第2級および第3級アミンならびにピペリジン、モルホリンおよびピペラジンなどの環式アミンに由来する有機塩ならびにナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、マンガン、鉄、銅、亜鉛、アルミニウムおよびリチウムに由来する無機塩が包含される。
薬剤が固体である場合には、本発明の化合物、薬剤および塩は、様々な結晶または多形形態で存在してよく、これらはすべて、本発明および規定の式の範囲内であることが意図されていることは、当業者には理解されるであろう。
本発明はまた、1個または複数の原子が、同じ原子番号を有するが、自然に通常見られる原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子に代えられている、同位体標識された本発明の化合物を包含する。本発明の化合物中に含まれるために適している同位体の例には、HおよびHなどの水素、11C、13Cおよび14Cなどの炭素、36Clなどの塩素、18Fなどのフッ素、123Iおよび125Iなどのヨウ素、13Nおよび15Nなどの窒素、15O、17Oおよび18Oなどの酸素、32Pなどのリンならびに35Sなどのイオウの同位体が包含される。ある種の同位体標識された本発明の化合物、例えば、放射性同位体を含むものは、薬物および/または基質組織分布研究で有用である。放射性同位体のトリチウム、即ちHおよび炭素−14、即ち14Cは、導入の容易さおよび検出の迅速な手段である点において、この目的のために特に有用である。ジュウテリウム、即ちHなどの重同位体での置換は、より大きな代謝安定性、例えば高いin vivo半減期または低い用量要求から生じるある種の治療的利点をもたらしうるので、場合によっては好ましいことがある。11C、18F、15Oおよび13Nなどの陽電子放出同位体での置換は、基質受容体占有率を調べるための陽電子放出断層撮影法(PET)研究において有用でありうる。
当業者に知られている慣用の技術により、または他で使用された非標識試薬の代わりに適切な同位体標識試薬を使用する本明細書に記載のプロセスと同様のプロセスにより、同位体標識された本発明の化合物を通常は調製することができる。
本発明の化合物は、適切と当業者に認識されうる任意の医薬形態で下記の医薬組成物に製剤することができる。本発明の医薬組成物は、治療有効量の少なくとも1種の本発明の化合物および不活性な薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む。
Rafにより媒介される疾患または状態を治療または予防するために、治療有効量(即ち、治療効果を達成するために有効なRaf調整、調節または阻害量)の少なくとも1種の本発明の化合物(活性成分として)を、活性化合物の最終医薬製剤への加工を容易にする例えば希釈剤、賦形剤および助剤から選択されうる1種または複数の薬学的に適切な担体と組み合わせることにより調製される適切な製剤で、本発明の医薬組成物を投与する。
使用される薬学的担体は、固体でも液体でもよい。固体担体の例は、ラクトース、スクロース、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アラビアゴム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸などである。液体担体の例は、シロップ、落花生油、オリーブ油、水などである。同様に、本発明の組成物は、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの当分野で知られている時間遅延または徐放性物質を単独で、またはロウ、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルメタクリレートなどと共に包含してもよい。他の添加剤または賦形剤を加えて、所望の製剤特性を達成することもできる。例えば、Labrasol、Gelucireなど生物学的利用率増強剤またはCMC(カルボキシメチルセルロース)、PG(プロピレングリコール)またはPEG(ポリエチレングリコール)などの配合剤を加えることができる。活性成分を光、水分および酸化から保護する半固体媒体であるGelucire(登録商標)を、例えば、カプセル製剤を調製する場合に加えることができる。
固体担体を使用する場合、製剤を錠剤化することも、硬質ゼラチンカプセル中に粉末またはペレット形態で装入することも、またはトローチ剤またはロゼンジ剤に成形することもできる。固体担体の量は、変動しうるが、通常は、約25mgから約1gである。液体担体を使用する場合、製剤は、シロップ、エマルション、軟質ゼラチンカプセル、アンプルもしくはバイアル中の無菌注射液剤もしくは懸濁剤または非水性液体懸濁剤の形態であってよい。半固体担体を使用する場合、製剤は、硬質および軟質ゼラチンカプセル製剤の形態であってよい。本発明の組成物を、投与形態、例えば非経口または経口投与に適した単位投与形態に調製する。
安定な水溶性投与形態を得るために、本発明の化合物の塩を、コハク酸またはクエン酸の0.3M溶液などの有機または無機酸の水溶液に溶解させることができる。溶解性塩形態を入手することができない場合、薬剤を、適切な補助溶媒または補助溶媒の組合せに溶かすことができる。適切な補助溶媒の例には、全体積に対して0から60%の範囲の濃度のアルコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール300、ポリソルベート80、グリセリンなどが包含される。例示的実施形態では、本発明の化合物をDMSOに溶かし、水で希釈する。組成物はまた、活性成分の塩形態の水もしくは等張性食塩水などの適切な水性媒体溶液またはデキストロース溶液の形態であってもよい。
適正な製剤は、選択される投与経路に左右される。注射では、本発明の化合物の薬剤を、好ましくはハンクス溶液、リンガー溶液または生理食塩水緩衝液などの生理学的に相容性な緩衝液中で水溶液に製剤することができる。経粘膜投与では、透過される障壁に適した浸透剤を製剤で使用する。このような浸透剤は通常、当分野で知られている。
経口投与では、活性化合物と当技術分野で知られている薬学的に許容できる担体とを組み合わせることにより、化合物を製剤することができる。このような担体により、本発明の化合物を、治療される患者が経口摂取するための錠剤、丸薬、糖衣丸、カプセル、液剤、ゲル、シロップ、スラリー、懸濁剤などとして処方することができる。活性成分(薬剤)と混合する際に固体賦形剤を使用し、場合によっては生じた混合物を粉砕し、適切な助剤を加えた後に顆粒混合物を処理し、望ましい場合には、錠剤または糖衣丸核を得ることにより、経口使用のための医薬製剤を得ることができる。適切な賦形剤には:ラクトース、スクロース、マンニトールまたはソルビトールを包含する糖などの充填剤;セルロース製剤、例えば、麦芽デンプン、小麦デンプン、米デンプン、馬鈴薯デンプン、ゼラチン、ゴム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル−セルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースまたはポリビニルピロリドン(PVP)が包含される。望ましい場合には、架橋ポリビニルピロリドン、寒天またはアルギン酸もしくはアルギン酸ナトリウムなどのその塩などの崩壊剤を加えることもできる。
糖衣丸核は、適切なコーティングを備えている。この目的のために、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、カルボポールゲル、ポリエチレングリコールおよび/または二酸化チタン、ラッカー溶液および適切な有機溶媒または溶媒混合物を含有してもよい濃縮糖溶液を使用することもできる。活性製剤の異なる組合せを識別または特徴づけるために、染料または顔料を錠剤または糖衣丸コーティングに加えることもできる。
経口で使用することができる医薬製剤には、ゼラチン製のプッシュフィット式カプセル、さらに、ゼラチンならびにグリセロールまたはソルビトールなどの可塑化剤からなる軟質密閉カプセルが包含される。プッシュフィット式カプセルは、活性成分をラクトースなどの充填剤、デンプンなどの結合剤および/またはタルクまたはステアリン酸マグネシウムなどの滑剤および場合によって安定化剤と混合された形で含有することができる。軟質カプセルでは、活性剤を脂肪族油、流動ワセリンまたは流動ポリエチレングリコールなどの適切な液体に溶解または懸濁させることができる。加えて、安定化剤を加えることができる。経口投与のための製剤はすべて、このような投与に適した用量でなければならない。頬投与では、組成物は、慣用の方法で製剤された錠剤またはロゼンジの形態を取ることができる。
鼻孔内または吸入による投与では、本発明により使用するための化合物を、適切な噴射剤、例えばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素または他の適切なガスを使用する加圧パックまたはネブライザーからのエアロゾルスプレーの形態で簡便に送達することができる。加圧エアロゾルの場合には、投与単位を、計測量を送達するためのバルブを装備することにより決定することができる。吸入器または注入器などで使用するためのゼラチン製のカプセルおよびカートリッジは、化合物およびラクトースまたはデンプンなどの適切な粉末基剤の粉末混合物を含有するように処方することができる。
化合物を、注射による、例えばボーラス注射または連続注入による非経口投与のために製剤することもできる。注射のための製剤は、防腐剤を加えられている単位投与形態で、例えばアンプル中で、または多回投与用容器中で提供することができる。組成物は、油性または水性媒体中の懸濁液、溶液またはエマルションなどの形態を取ることができ、懸濁化剤、安定化剤および/または分散化剤などの処方剤を含有することができる。
非経口投与のための医薬製剤は、水溶性形態の活性化合物の水溶液を包含する。加えて、活性剤の懸濁剤を、適切な油性注射懸濁液として調製することができる。適切な疎水性溶媒または媒体には、ゴマ油などの脂肪族油またはオレイン酸エチルもしくはトリグリセリドなどの合成脂肪酸エステルまたはリポソームが包含される。水性注射懸濁液は、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ソルビトールまたはデキストランなどの懸濁液の粘度を上昇させる物質を含有してもよい。場合によって、懸濁剤はまた、高濃度溶液の調製が可能であるように化合物の溶解性を高める適切な安定化剤または薬剤を含有してもよい。
別法では、活性成分は、使用前に適切な媒体、例えば無菌の発熱物質不含水で構成するための粉末形態であってもよい。
前記の処方物に加えて、本発明の化合物はまた、デポー製剤として製剤することもできる。このような長期作用性製剤を、移植(例えば皮下または筋肉内)により、または筋肉内注射により投与することができる。したがって例えば、化合物を適切なポリマーまたは疎水性物質(例えば許容できるオイル中のエマルションとして)またはイオン交換樹脂を用いて、またはわずかに溶解性な誘導体、例えば難溶性の塩として製剤することができる。疎水性化合物のための医薬担体は、ベンジルアルコール、非極性界面活性剤、水混和性有機ポリマーおよび水性相を含む補助溶媒系である。補助溶媒系は、VPD補助溶媒系であってよい。VPDは、ベンジルアルコール3%w/v、非極性界面活性剤ポリソルベート80 8%w/vおよびポリエチレングリコール300 65%w/vからなる溶液であり、無水エタノール中で体積まで補充されている。VPD補助溶媒系(VPD:5W)は、5%デキストロース水溶液で1:1希釈されたVPDを含有する。この補助溶媒系は疎水性化合物を十分に溶解し、それ自体、全身投与の際に低い毒性をもたらす。補助溶媒系の割合は、その溶解性および毒性特性を損なうことなく、適切に変動させることができる。さらに、補助溶媒成分のアイデンティティを変動させることもできる。例えば、他の低毒性非極性界面活性剤を、ポリソルベート80の代わりに使用することができ、ポリエチレングリコールのフラクションサイズを変化させることができ、他の生体相容性ポリマー、例えばポリビニルピロリドンをポリエチレングリコールの代わりにすることができ、他の糖または多糖をデキストロースの代わりにすることもできる。
別法では、疎水性医薬化合物のために他の送達系を使用することもできる。リポソームおよびエマルションが、疎水性薬物のための送達媒体または担体の知られている例である。通常、DMSOの毒性により、より高い毒性という犠牲はあるが、ジメチルスルホキシドなどのある種の有機溶媒もまた、使用することができる。加えて、化合物を、治療剤を含有する固体疎水性ポリマーの半透性マトリックスなどの持続放出系を使用して送達することもできる。様々な持続放出物質が確立されており、当業者に知られている。持続放出カプセルは、その化学的性質に応じて、数週間から100日を超えて化合物を放出する。治療剤の化学的性質および生物学的安定性に応じて、タンパク質安定化のための追加の方策を用いることもできる。
医薬組成物はまた、適切な固体またはゲル相担体または賦形剤を含んでもよい。これらの担体および賦形剤は、溶解性の乏しい薬物の生物学的利用率において顕著な改善をもたらしうる。このような担体または賦形剤の例には、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、糖、デンプン、セルロース誘導体、ゼラチンおよびポリエチレングリコールなどのポリマーが包含される。さらに、Gelucire(登録商標)、Capryol(登録商標)、Labrafil(登録商標)、Labrasol(登録商標)、Lauroglycol(登録商標)、Plurol(登録商標)、Peceol(登録商標)、Transcutol(登録商標)などの添加剤または賦形剤を使用することができる。
さらに、医薬組成物を、皮膚上に直接薬物を送達するための皮膚パッチに導入することもできる。
本発明の薬剤の実際の用量は、使用される特定の薬剤、製剤される特定の組成物、投与方法ならびに治療される特定の部位、受容者および疾患に応じて変化することは、理解されるであろう。所定の化合物に関する実験データを考慮して慣用の用量決定試験を使用すれば、当業者は、所定の条件セットで最適な用量を確認することができる。経口投与では、通常使用される例示的1日用量は、適切な間隔で繰り返される治療経過で、約0.001から約1000mg/体重kgである。
さらに、本発明の薬学的に許容できる製剤は、本発明の化合物またはその塩もしくは溶媒和物を、約10mgから約2000mg、または約10mgから約1500mg、または約10mgから約1000mg、または約10mgから約750mg、または約10mgから約500mg、または約25mgから約500mg、または約50mgから約500mg、または約100mgから約500mgの量で含有することができる。
加えて、本発明の薬学的に許容できる製剤は、本発明の化合物またはその塩もしくは溶媒和物を、約0.5w/w%から約95w/w%、または約1w/w%から約95w/w%、または約1w/w%から約75w/w%、または約5w/w%から約75w/w%、または約10w/w%から約75w/w%、または約10w/w%から約50w/w%の量で含有することができる。
本発明の化合物またはその塩もしくは溶媒和物は、異常な細胞増殖を患っているヒトなどの哺乳動物に単独で、または薬学的に許容できる製剤の一部として、1日1回、1日2回、1日3回もしくは1日4回またはそれ以上の頻度で投与することができる。
本発明の化合物に関して、そのような治療を必要とする哺乳動物への特定の医薬製剤、用量および1日当たり所定の投与回数はすべて、通常の当業者の知識の範囲内での選択であり、過度の実験を伴わなくても決定することができることは当業者であれば理解するであろう。
さらに本発明は、ヒトを包含する哺乳動物における異常な細胞増殖を治療する方法に関し、この方法は、前記哺乳動物に、異常な細胞増殖を治療する際に有効な量で、前記で定義された式(I)の化合物またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。
この方法の一実施形態では、異常な細胞増殖は、これらに限られないが、中皮腫、肝胆道(肝管および胆管)、原発性または続発性CNS腫瘍、原発性または続発性脳腫瘍、肺癌(NSCLCおよびSCLC)、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭または首の癌、皮膚または眼内黒色腫、卵巣癌、結腸癌、直腸癌、肛門領域の癌、胃癌、胃腸(胃、結腸直腸および十二指腸)、乳癌、子宮癌、卵管の癌、子宮内膜の癌、子宮頚部の癌、膣の癌、外陰部の癌、ホジキン病、食道の癌、小腸の癌、内分泌系の癌、甲状腺の癌、副甲状腺の癌、副腎の癌、軟部組織の肉腫、尿道の癌、陰茎の癌、前立腺癌、精巣癌、慢性または急性白血病、慢性骨髄性白血病、リンパ球性白血病、膀胱の癌、腎臓または尿管の癌、腎細胞癌、腎臓骨盤の癌、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹神経膠腫、下垂体腺腫、副腎皮質癌、胆嚢癌、多発性骨髄腫、胆管癌、線維肉腫、神経芽細胞種、網膜芽細胞種または前記の癌の1種または複数の組合せを包含する癌である。
本発明の一実施形態では、癌は、肺癌(NSCLCおよびSCLC)、頭部または頚部の癌、卵巣癌、結腸癌、直腸癌、肛門領域の癌、胃癌、乳癌、腎臓または尿管の癌、腎臓細胞癌、腎臓骨盤の癌、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、脊髄軸腫瘍または前記の癌の1種または複数の組合せから選択される。
本発明の他の実施形態では、癌は、肺癌(NSCLCおよびSCLC)、卵巣癌、結腸癌、直腸癌、肛門領域の癌または前記の癌の1種または複数の組合せから選択される。
本発明の他の実施形態では、癌は、肺癌(NSCLCおよびSCLC)、卵巣癌、結腸癌、直腸癌または前記の癌の1種または複数の組合せから選択される。
前記の方法の他の実施形態では、前記異常な細胞増殖は、これらに限られないが、乾癬、良性前立腺肥大症または再狭窄を包含する良性増殖性疾患である。
本発明はまた、哺乳動物における異常な細胞増殖を治療する方法に関し、これは、前記哺乳動物に、異常な細胞増殖を治療するのに有効な量の本発明の化合物またはその塩もしくは溶媒和物を、有糸分裂阻害剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、インターカレーション抗生物質、成長因子阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素、トポイソメラーゼ阻害剤、生物学的応答調整剤、抗体、細胞毒、抗ホルモンおよび抗アンドロゲンからなる群から選択される抗腫瘍剤と組み合わせて投与することを含む。
本発明の一実施形態では、本明細書に記載の本発明の化合物および医薬組成物と組み合わせて使用される抗腫瘍剤は、抗血管形成剤、キナーゼ阻害剤、panキナーゼ阻害剤または成長因子阻害剤である。好ましいpanキナーゼ阻害剤には、米国特許第6573293号明細書(Pfizer,Inc、NY、USA)に記載されているSutent(登録商標)(スニチニブ)が包含される。抗血管形成剤には、これらに限られないが、EGF阻害剤、EGFR阻害剤、VEGF阻害剤、VEGFR阻害剤、TIE2阻害剤、IGF1R阻害剤、COX−II(シクロオキシゲナーゼII)阻害剤、MMP−2(マトリックス−メタロプロテイナーゼ2)阻害剤およびMMP−9(マトリックス−メタロプロテイナーゼ9)阻害剤などの薬剤が包含される。
好ましいVEGF阻害剤には例えば、Genentech,Inc.(South San Francisco、California所在)のアバスチン(ベバシズマブ)、抗VEGFモノクローナル抗体が包含される。追加のVEGF阻害剤には、CP−547632(Pfizer Inc.、NY、USA)、AG13736(Pfizer Inc.)、ZD−6474(AstraZeneca)、AEE788(Novartis)、AZD−2171)、VEGFトラップ(Regeneron/Aventis)、バタラニブ(PTK−787、ZK−222584としても知られている;Novartis & Schering AG)、マクゲン(ペガプタニブオクタナトリウム、NX−1838、EYE−001、Pfizer Inc./Gilead/Eyetech)、IM862(Cytran Inc.、Kirkland、Washington、USA)およびアンギオザイム、リボザイム(Boulder、Colorado)およびキロン(Chiron、Emeryville、California)からの合成リボザイムならびにこれらの組合せが包含される。
本発明を実施する際に有用なVEGF阻害剤は、米国特許第6534524号明細書および同第6235764号明細書に記載されており、これらは両方とも、あらゆる目的のためにその全体が援用される。追加のVEGF阻害剤は例えば、国際公開99/24440号パンフレット、国際公開95/21613号パンフレット、国際公開第99/61422号パンフレット、米国特許第5834504号明細書、国際公開98/50356号パンフレット、米国特許第5883113号明細書、米国特許第5886020号明細書、米国特許第5792783号明細書、米国特許第6653308号明細書、国際公開第99/10349号パンフレット、国際公開第97/32856号パンフレット、国際公開第97/22596号パンフレット、国際公開第98/54093号パンフレット、国際公開第98/02438号パンフレット、国際公開第99/16755号パンフレットおよび国際公開第98/02437号パンフレットに記載されており、これらはすべて、その全体が参照により、本明細書に援用される。
他の抗血管形成化合物には、アシトレチン、フェンレチニド、サリドマイド、ゾレドロン酸、アンギオスタチン、アプリジン、シレングチド(cilengtide)、コンブレタスタチンA−4、エンドスタチン、ハロフギノン、レビマスタット(rebimastat)、レモマブ(removab)、レブリミド、スクアラミン、ウクライン、ビタキシンおよびこれらの組合せが包含される。
本発明の化合物と組み合わせて使用することができる他の抗増殖剤には、酵素ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼの阻害剤および受容体チロシンキナーゼPDGFrの阻害剤が包含され、これには、次の米国特許第6080769号明細書、米国特許第6194438号明細書、米国特許第6258824号明細書、米国特許第6586447号明細書、米国特許第6071935号明細書、米国特許第6495564号明細書および米国特許第6150377号明細書、米国特許第6596735号明細書、米国特許第6479513号明細書、国際公開第01/40217号パンフレット、米国特許第2003−0166675号明細書に開示および請求されている化合物が包含される。前記の特許および特許出願はそれぞれ、その全体が参照により本明細書に援用される。
PDGRr阻害剤には、これらに限られないが、その内容全体があらゆる目的のために援用される国際公開第01/40217号パンフレットおよび国際公開第2004/020431号パンフレットに開示されているものが包含される。好ましいPDGFr阻害剤には、PfizerのCP−673451およびCP−868596ならびにそれらの塩が包含される。
好ましいGARF阻害剤には、PfizerのAG−2037(ペリトレキソール(pelitrexol)およびその塩)が包含される。本発明を実施する際に有用なGARF阻害剤は、あらゆる目的のためにその全体が援用される米国特許第5608082号明細書に開示されている。
本明細書に開示されている式(I)の化合物および医薬組成物と組み合わせて使用することができる有用なCOX−II阻害剤の例には、CELEBREX(商標)(セレコキシブ)、パレコキシブ、デラコキシブ、ABT−963、MK−663(エトリコキシブ)、COX−189(ルミラコキシブ)、BMS347070、RS57067、NS−398、Bextra(バルデコキシブ)、パラコキシブ、ビオックス(ロフェコキシブ)、SD−8381、4−メチル−2−(3,4−ジメチルフェニル)−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール)、2−(4−エトキシフェニル)−4−メチル−1−(4−スルファモイルフェニル)−1H−ピロール、T−614、JTE−522、S−2474、SVT−2016、CT−3、SC−58125およびArcoxia(エトリコキシブ)が包含される。加えて、COX−II阻害剤は、米国特許出願第2005−0148627号明細書および同第2005−0148777号明細書に開示されており、これらの内容は、あらゆる目的のためにその全体が援用される。
特殊な実施形態では、抗腫瘍剤は、セレコキシブ(米国特許第5466823号明細書)、バルデコキシブ(米国特許第5633272号明細書)、パレコキシブ(米国特許第5932598号明細書)、デラコキシブ(米国特許第5521207号明細書)SD−8381(米国特許第6034256号明細書、実施例175)、ABT−963(国際公開第2002/24719号パンフレット)、ロフェコキシブ(CAS No.162011−90−7)、国際公開第1998/03484号パンフレットに開示されているMK−663(またはエトリコキシブ)、国際公開第1999/11605号パンフレットに開示されているCOX−189(ルミラコキシブ)、BMS−347070(米国特許第6180651号パンフレット)、NS−398(CAS123653−11−2)、RS 57067(CAS 17932−91−3)、4−メチル−2−(3,4−ジメチルフェニル)−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール、2−(4−エトキシフェニル)−4−メチル−1−(4−スルファモイルフェニル)−1H−ピロールまたはメロキシカムである。
本明細書に開示されている本発明の化合物および医薬組成物と共に使用される抗腫瘍剤としての有用な他の阻害剤には、プロスタグランジンを産生する酵素(シクロオキシゲナーゼIおよびII)を阻害して、低レベルのプロスタグランジンをもたらすアスピリンおよび非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)が包含され、これらには、次のものに限られないが、Salsalate(Amigesic)、Diflunisal(Dolobid)、Ibuprofen(Motrin)、Ketoprofen(Orudis)、Nabumetone(Relafen)、Piroxicam(Feldene)、Naproxen(Aleve、Naprosyn)、Diclofenac(Voltaren)、Indomethacin(Indocin)、Sulindac(Clinoril)、Tolmetin(Tolectin)、Etodolac(Lodine)、Ketorolac(Toradol)、Oxaprozin(Daypro)およびこれらの組合せが包含される。
好ましいCOX−I阻害剤には、イブプロフェン(Motrin)、ヌプリン(nuprin)、ナプロキセン(Aleve)、インドメタシン(Indocin)、ナブメトン(Relafen)およびこれらの組合せが包含される。
本明細書に開示されている本発明の化合物および医薬組成物と共に使用されるターゲット薬剤には、Iressa(ゲフィチニブ、AstraZeneca)、Tarceva(エルロチニブまたはOSI−774、OSI Pharmaceuticals Inc.)、Erbitux(セツキシマブ、Imclone Pharmaceuticals,Inc.)、EMD−7200(Merck AG)、ABX−EGF(Amgen Inc.およびAbgenix Inc.)、HR3(Cuban Government)、IgA抗体(Erlangen−Nuremberg大学)、TP−38(IVAX)、EGFR融合タンパク質、EGF−ワクチン、抗EGFr免疫リポソーム(Hermes Biosciencs Inc.)およびこれらの組合せなどのEGFr阻害剤が包含される。好ましいEGFr阻害剤には、Iressa、Erbitux、Tarcevaおよびこれらの組合せが包含される。
他の抗腫瘍剤には、CP−724714(Pfizer Inc.)、CI−1033(カネルチニブ(canertinib)、Pfizer Inc.)、Herceptin(トラスツズマブ、Genentec Inc.)、Omitarg(2C4、ペルツズマブ、Genentec Inc.)、TAK−165(タケダ)、GW−572016(Ionafarnib、GlaxoSmithKline)、GW−282974(GlaxoSmithKline)、EKB−569(Wyeth)、PKI−166(Novartis)、dHER2(HER2ワクチン、CorixaおよびGlaxoSmithKline)、APC8024(HER2ワクチン、Dendreon)、抗HER2/neu両特異性抗体(Decof Cancer Center)、B7.her2.IgG3(Agensys)、AS HER2(Research Institute for Rad Biology & Medicine)、三官能性両特異性抗体(Munich大学)およびmAB AR−209(Aronex Pharmaceuticals Inc)およびmAB 2B−1(Chiron)およびこれらの組合せなどのpan erb受容体阻害剤またはErbB2受容体阻害剤から選択されるものが包含される。
好ましいerb選択的抗腫瘍剤には、Herceptin、TAK−165、CP−724714、ABX−EGF、HER3およびこれらの組合せが包含される。好ましいpan erbb受容体阻害剤には、GW572016、CI−1033、EKB−569およびOmitargならびにこれらの組合せが包含される。
追加のerbB2阻害剤には、国際公開第98/02434号パンフレット、国際公開第99/35146号パンフレット、国際公開第99/35132号パンフレット、国際公開第98/02437号パンフレット、国際公開第97/13760号パンフレット、国際公開第95/19970号パンフレット、米国特許第5587458号明細書および米国特許第5877305号明細書に開示されているものが包含され、これらはそれぞれ、その全体が参照により援用される。本発明で有用なErbB2受容体阻害剤がまた、米国特許第6465449号明細書および同第6284764号明細書ならびに国際公開第2001/98277号パンフレットに開示されており、これらはそれぞれ、その全体が参照により本明細書に援用される。
加えて、他の抗腫瘍剤を、次の薬剤から選択することもできる:BAY−43−9006(Onyx Pharmaceuticals Inc.)、Genasense(オウグメロセン(augmerosen)、Genta)、Panitumumab(Abgenix/Amgen)、Zevalin(Schering)、Bexxar(Corixa/GlaxoSmithKline)、Abarelix、Alimta、EPO906(Novartis)、ディスコデルモリド(XAA−296)、ABT−510(Abbott)、Neovastat(Aeterna)、エンザスタウリン(Eli Lilly)、Combrestatin A4P(Oxigene)、ZD−6126(AstraZeneca)、フラボピリドール(Aventis)、CYC−202(Cyclacel)、AVE−8062(Aventis)、DMXAA(Roche/Antisoma)、Thymitaq(Eximias)、Temodar(テモゾロミド、Schering Plough)およびRevilimd(Celegene)およびこれらの組合せ。
他の抗腫瘍剤は、次の薬剤から選択することもできる:CyPat(酢酸サイプロテロン)、Histerelin(酢酸ヒストレリン)、Plenaixis(アバレリックスデポ)、Atrasentan(ABT−627)、Satraplatin(JM−216)、タロミド(サリドマイド)、Theratope、Temilifene(DPPE)、ABI−007(パクリタクセル)、Evista(ラロキシフェン)、Atamestane(Biomed−777)、Xyotax(ポリグルタメートパクリタクセル)、Targetin(ベキサロチン(bexarotine))およびこれらの組合せ。
加えて、他の抗腫瘍剤は、次の薬剤から選択することもできる:Trizaone(チラパザミン)、Aposyn(エキシスリンド(exisulind))、Nevastat(AE−941)、Ceplene(二塩酸ヒスタミン)、Orathecin(ルビテカン)、Virulizin、Gastrimmune(G17DT)、DX−8951f(メシル酸エキサテカン)、Onconase(ランピルナーゼ)、BEC2(ミツモアブ(mitumoab))、Xcytrin(モテキサフィンガドリニウム)およびこれらの組合せ。
さらなる抗腫瘍剤は、次の薬剤から選択することもできる:CeaVac(CEA)、NeuTrexin(グルクロン酸トリメトレセート(trimetresate))およびこれらの組合せ。追加の抗腫瘍剤は、次の薬剤から選択することもできる:OvaRex(オレゴボマブ)、Osidem(IDM−1)およびこれらの組合せ。追加の抗腫瘍剤は、次の薬剤から選択することもできる:Advexin(ING201)、Triazone(チラパザミン)およびこれらの組合せ。追加の抗腫瘍剤は、次の薬剤から選択することができる:RSR13(エファプロキシラル)、Cotara(131lchTNT1/b)、NBI−3001(IL−4)およびこれらの組合せ。追加の抗腫瘍剤は、次の薬剤から選択することができる:Canvaxin、GMKワクチン、PEG Interon A、Taxoprexin(DHA/パクリタクセル)およびこれらの組合せ。
他の抗腫瘍剤には、PfizerのMEK1/2阻害剤PD325901、Array BiopharmのMEK阻害剤ARRY−142886、Bristol MyerのCDK2阻害剤BMS−387032、PfizerのCDK阻害剤PD0332991およびAstraZenecaのAXD−5438およびこれらの組合せが包含される。
加えて、CCI−779(Wyeth)およびラパマイシン誘導体RAD001(Novartis)およびAP−23573(Ariad)、HDAC阻害剤、SAHA(Merck Inc./Aton Pharmadeuticals)およびこれらの組合せなどのmTOR阻害剤もまた、利用することができる。追加の抗腫瘍剤には、オーロラ2阻害剤VX−680(Vertex)およびChk1/2阻害剤XL844(Exilixis)が包含される。
次の細胞毒薬剤、例えばエピルビシン(Ellence)、ドセタキセル(タキソテレ)、パクリタクセル、Zinecard(デキスラゾキサン)、リツキシマブ(Rituxan)、メシル酸イマチニブ(Gleevec)およびこれらの組合せからなる群から選択される1種または複数を、本明細書に開示されている本発明の化合物および医薬組成物と組み合わせて使用することができる。
本発明はまた、これらに限られないが、エキセメスタン(Aromasin、Pfizer Inc.)、ロイプロレリン(LupronまたはLeuplin、TAP/Abbott/タケダ)、アナストロゾル(Arimidex、AstraZeneca)、ゴスレリン(gosrelin)(Zoladex、AstraZeneca)、ドキセルカルシフェロール、ファドロゾール、ホルメスタン、クエン酸タモキシフェン(タモキシフェン、Nolvadex、AstraZeneca)、Casodex(AstraZeneca)、Abarelix(Praecis)、Trelstarおよびこれらの組合せを包含するホルモン療法と共に本発明の化合物を使用することを企図している。
本発明はまた、これらに限られないが、フルベストラント、トレミフェン、ラロキシフェン、ラソフォキシフェン、レトロゾール(Femara、Novartis)を包含する抗エストロゲン、ビカルタミド、フルタミド、ミフェプリストン、ニルタミド、Casodex(商標)(4’−シアノ−3−(4−フルオロフェニルスルホニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−3’−(トリフルオロメチル)プロピオンアニリド、ビカルタミド)およびこれらの組合せなどの抗アンドロゲンなどのホルモン療法薬と共に本発明の化合物を使用することに関する。
さらに、本発明は、本発明の化合物を単独で、または1種または複数の支持的ケア用製品、例えば、Filgrastim(Neupogen)、オンダンセトロン(Zofran)、Fragmin、Procrit、Aloxi、Emendまたはこれらの組合せからなる群から選択される製品と組み合わせて提供する。
特に好ましい細胞毒薬剤には、Camptosar、Erbitux、Iressa、Gleevec、Taxotereおよびこれらの組合せが包含される。
次のトポイソメラーゼI阻害剤を抗腫瘍剤として利用することもできる:カンプトテシン、イリノテカンHCl(Camptosar)、エドテカリン、オラテシン(Supergen)、エキサテカン(Daiichi)、BN−80915(Roche)およびこれらの組合せ。特に好ましいトポイソメラーゼII阻害剤には、エピルビシン(Ellence)が包含される。
アルキル化剤には、これらに限られないが、ナイトロジェンマスタードN−酸化物、シクロホスファミド、イフォスファミド、メルファラン、ブスルファン、ミトブロニトール、カルボコン、チオテパ、ラニムスチン、ニムスチン、テモゾロミド、AMD−473、アルトレタミン、AP−5280、アパジコン(apaziquone)、ブロスタリシン(brostallicin)、ベンダムスチン、カルムスチン、エストラムスチン、フォテムスチン、グルホスファミド、イフォスファミド、KW−2170、マフォスファミドおよびミトラクトールが包含され;白金配位アルキル化化合物には、これらに限られないが、シスプラチン、Paraplatin(カルボプラチン)、エプタプラチン(eptaplatin)、ロバプラチン、ネダプラチン、Eloxatin(オキサリプラチン、Sanofi)またはサトルプラチン(satrplatin)およびこれらの組合せが包含される。特に好ましいアルキル化剤には、Eloxatin(オキサリプラチン)が包含される。
代謝拮抗剤には、これらに限られないが、メトトレキセート、6−メルカプトプリンリボシド、メルカプトプリン、5−フルオロウラシル(5−FU)が単独で、またはロイコボリン、テガフル、UFT、ドキシフルリジン、カルモフル(carmofur)、シタラビン、シタラビンオクフォスフェート、エノシタビン、S−1、Alimta(プレメトレキセド(premetrexed)二ナトリウム、LY231514、MTA)、Gemzar(ゲムシタビン、Eli Lilly)、フルダラビン、5−アザシチジン、カペシタビン、クラドリビン、クロファラビン、デシタビン、エフロルニチン、エチニルシチジン、シトシンアラビノシド、ヒドロキシ尿素、TS−1、メルファラン、ネララビン、ノラトレキセド、オクフォスフェート、二ナトリウムプレメトレキセド、ペントスタチン、ペリトレキソール、ラルチトレキセド、トリアピン(triapine)、トリメトレキセート、ビダラビン、ビンクリスチン、ビノレルビン;または例えば、N−(5−[N−(3,4−ジヒドロ−2−メチル−4−オキソキナゾリン−6−イルメチル)−N−メチルアミノ]−2−テノイル)−L−グルタミン酸などの欧州特許出願第239362号明細書に開示されている好ましい代謝拮抗剤のうちの1種およびこれらの組合せと組み合わされた形態で包含される。
抗生物質には、インターカレーション抗生物質が包含される:これらに限られないが、アクラルビシン、アクチノマイシンD、アムルビシン、アナマイシン、アドリアマイシン、ブレオマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エルサミトルシン、エピルビシン、ガラルビシン、イダルビシン、マイトマイシンC、ネモルビシン、ネオカルジノスタチン、ペプロマイシン、ピラルビシン、レベッカマイシン、スチマラマー、ストレプトゾシン、バルルビシン(valrubicin)、ジノスタチンおよびこれらの組合せが包含される。
植物由来抗腫瘍物質には例えば、有糸分裂阻害剤、例えばビンブラスチン、ドセタキセル(タキソテレ)、パクリタクセルおよびこれらの組合せから選択されるものが包含される。
細胞毒トポイソメラーゼ阻害剤には、アクラルビシン、アモナフィド、ベロテカン、カンプトテシン、10−ヒドロキシカンプトテシン、9−アミノカンプトテシン、ジフロモテカン(diflomotecan)、イリノテカンHCl(Camptosar)、エドテカリン、エピルビシン(Ellence)、エトポシド、エキサテカン、ギマテカン(gimatecan)、ルルトテカン、ミトキサントロン、ピラルビシン、ピキサントロン(pixantrone)、ルビテカン、ソブゾキサン、SN−38、タフルポシド、トポテカンおよびこれらの組合せからなる群から選択される1種または複数の薬剤が包含される。
好ましい細胞毒トポイソメラーゼ阻害剤には、カンプトテシン、10−ヒドロキシカンプトテシン、9−アミノカンプトテシン、イリノテカンHCl(Camptosar)、エドテカリン、エピルビシン(Ellence)、エトポシド、SN−38、トポテカンおよびこれらの組合せからなる群から選択される1種または複数の薬剤が包含される。
免疫学的増強剤には、インターフェロンおよび数多くの他の免疫増強剤が包含される。インターフェロンには、インターフェロンアルファ、インターフェロンアルファ−2a、インターフェロン、アルファ−2b、インターフェロンベータ、インターフェロンガンマ−1a、インターフェロンガンマ−1b(Actimmune)またはインターフェロンガンマ−n1ならびにこれらの組合せが包含される。他の薬剤には、フィルグラスチム、レンチナン、シゾフィラン、TheraCys、ユベニメックス、WF−10、アルデスロイキン、アレムツズマブ、BAM−002、ダカルバジン、ダクリズマブ、デニロイキン、ゲムツズマブ、オゾガマイシン、イブリツモマブ、イミキモド、レノグラスチム、レンチナン、黒色腫ワクチン(Corixa)、モルグラモスチム、OncoVAX−CL、サルグラモスチム、タソネルミン、テクロイキン(tecleukin)、チマラシン(thymalasin)、トシツモマブ、Virulizin、Z−100、エプラツズマブ、ミツモマブ、オレゴボマブ、ペムツモマブ(Y−muHMFG1)、Provenge(Dendreon)およびこれらの組合せが包含される。
生物学的応答調整剤は、組織細胞の生存、成長または分化などの生体生物の防衛機構または生物学的応答を調整して、それらが抗腫瘍活性を有するようにする薬剤である。このような薬剤には、クレスチン、レンチナン、シゾフィラン、ピシバニール、ユベニメックスおよびこれらの組合せが包含される。
本発明の化合物と組み合わせて使用することができる他の抗癌剤には、アリトレチノイン、アンプリゲン、アトラセンタン、ベキサロテン、ボルテゾミブ、Bosentan、カルシトリオール、エキシスリンド、フィナステリド、フォテムスチン、イバンドロン酸、ミルテフォシン、ミトキサントロン、I−アスパラギナーゼ、プロカルバジン、ダカルバジン、ヒドロキシカルバミド、ペガスパルガーゼ、ペントスタチン、タザロトネ(tazarotne)、Telcyta(TLK−286、Telik Inc.)、Velcade(ボルテマジブ(bortemazib)、Millenium)、トレチノインおよびこれらの組合せが包含される。
白金配位化合物には、これらに限られないが、シスプラチン、カルボプラチン、ネダプラチン、オキサリプラチンおよびこれらの組合せが包含される。
カンプトテシン誘導体には、これらに限られないが、カンプトテシン、10−ヒドロキシカンプトテシン、9−アミノカンプトテシン、イリノテカン、SN−38、エドテカリン、トポテカンおよびこれらの組合せが包含される。他の抗腫瘍剤には、ミトキサントロン、I−アスパラギナーゼ、プロカルバジン、ダカルバジン、ヒドロキシカルバミド、ペントスタチン、トレチノインおよびこれらの組合せが包含される。
CTLA4(細胞毒リンパ球抗原4)抗体などの抗腫瘍免疫応答を増強しうる抗腫瘍剤ならびにMDX−010(Medarex)および米国特許第6682736号明細書に開示されているCTLA4化合物などのCTLA4を遮断しうる他の薬剤;ならびに他のファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤などの抗増殖剤、例えばファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤もまた使用することができる。加えて、本発明の化合物と組み合わせて使用することができる具体的なCTLA4抗体には、米国特許第6682736号明細書および米国特許第6682736号明細書に開示されているものが包含されるが、これらは両方とも、その全体が参照により本明細書に援用される。
本発明の方法と組み合わせて使用することができる具体的なIGF1R抗体には、その全体が参照により本明細書に援用される国際公開第2002/053596号パンフレットに開示されているものが包含される。
本発明で使用することができる具体的なCD40抗体には、その全体が参照により本明細書に援用される国際公開第2003/040170号パンフレットに開示されているものが包含される。
放射線治療に応答してTNFアルファを発現するTNFerade(GeneVec)などの遺伝子治療剤もまた、抗腫瘍剤として使用することができる。
本発明の一実施形態では、スタチンを、本発明の化合物およびその医薬組成物と共に使用することができる。Statin(HMG−CoAレダクターゼ阻害剤)は、Atorvastatin(Lipitor(商標)Pfizer Inc.)、Provastatin(Pravachol(商標)、Bristol−Myers Squibb)、Lovastatin(Mevacor(商標)、Merck Inc.)、Simvastatin(Zocor(商標)、Merck Inc.)、Fluvastatin(Lescol(商標)、Novartis)、Cerivastatin(Baycol(商標)、Bayer)、Rosuvastatin(Crestor(商標)、AstraZeneca)、LovostatinおよびNiacin(Advicor(商標)、Kos Pharmaceuticals)、これらの誘導体およびこれらの組合せからなる群から選択することができる。
好ましい実施形態では、スタチンは、AtovorstatinおよびLovastatin、これらの誘導体および組合せからなる群から選択される。抗腫瘍剤として有用な他の薬剤には、カデュエットが包含される。
調製方法
下記の反応経路および合成スキームを使用し、容易に入手可能な出発原料を使用する当分野で利用可能な技術を使用して、本発明の化合物を調製することができる。本発明のある種の実施形態の調製を下記の実施例で詳述するが、記載の調製を、本発明の他の実施形態を調製するために容易に適合させることができることは、通常の当業者であれば理解するであろう。例えば、本発明による例示されていない化合物の合成を、当業者には明らかな変更により、例えば、妨害基を適切に保護することにより、当分野で知られている他の適切な試薬に変えることにより、または反応条件の日常的な変更により行うことができる。別法では、本明細書に言及されているか、当分野で知られている他の反応が、本発明の他の化合物を調製するための適応性を有することは理解されるであろう。
一般的な一合成プロセスでは、6により表される一般構造の化合物を方法Aに従って調製する。
Figure 2009530261
アリールまたはヘテロアリールエステル(1)をメチル置換ピリジンまたはピリミジン(2)のリチウムアニオンと反応させると、式3により表されるケトンが形成する。N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(DMF/DMA)を使用するエナミン形成、それに続くヒドラジンとの反応を含む2ステップシークエンスを介して、ケトン3をさらに、式5により表されるピラゾールに変換することができる。KCO、NaOH、DBU、NaH、LiHMDSまたはCsCOなどの適切な塩基を使用して適切なハロゲン化アルキル(RX)をN−アルキル化することを介して、ピラゾール窒素へのR基の導入を達成することができる。アルキル化反応の間に、2種の位置異性体ピラゾールが通常は形成される。シリカゲルクロマトグラフィーまたは分取HPLCにより、6により表されるピラゾールを分離および精製することができ、核オーバーハウザー効果分光法を包含するNMR実験を使用して同定することができる。Rアリール環が保護フェノールを持っている場合、保護基は、メチル、トリチル、ベンジル、p−メトキシベンジル、テトラヒドロピラニルまたはシクロプロピルメチルであってよい。フェノール脱保護のための様々な方法を使用することができる。これらの方法は、当業者に知られている(例えば、T.GreeneおよびP.Wuts、「Protective Groups in Organic Synthesis」、3rd Edition、1999年、John Wiley & Sons参照)。
他の一般的な合成プロセスでは、9により表される一般構造の化合物を方法Bに従って調製する。
Figure 2009530261
8により表される反応中間体は、方法Aを使用して調製する(ここで、R=ピリジンまたはピリミジン環の2位の適切な脱離基(LG))。適切な脱離基には、ブロモ、クロロ、フルオロおよびメチルスルホニルなどの基が包含される。8を調製した後に、THF、エタノール、2−プロパノール、トルエンまたはキシレンなどの適切な溶媒中、高温で第1級または第2級アミンを使用して、脱離基の置換を達成し、9により表される2−アミノ複素環を得ることができる。Rアリール環が保護フェノールを持っている場合、保護基は、メチル、トリチル、ベンジル、p−メトキシベンジル、テトラヒドロピラニルまたはメチルシクロプロパンであってよい。フェノール脱保護のための様々な方法を使用することができ、それらは、当業者に知られている(例えば、T.GreeneおよびP.Wuts、「Protective Groups in Organic Synthesis」、3rd Edition、1999年、John Wiley & Sons参照)。
他の一般的な合成プロセスでは、16および17により表される一般構造の化合物を、方法Cに従い調製する。4−メチルピリミジンまたはピコリンでのVilsmeier反応、それに続くヒドロキシルアミンとの縮合を介して、イソオキサゾール11の調製を達成する。水酸化ナトリウム水溶液を用いてのイソオキサゾールの環開に、ヒドラジンとの縮合を続けて、アミノピラゾール13を得る。サンドマイヤー反応により、アミノ基をヨードピラゾール(14)に変換し、スズキカップリング反応の前に、ピラゾールNHを、好ましいR基でアルキル化するか、テトラヒドロピラニル(THP)基で保護して、15を得る。15とボロン酸またはボロン酸エステルとのスズキカップリング反応により、16により表される化合物の合成を完了する。THP保護基が使用されている場合には、これを酸性条件下に除去すると、17が得られる。R環が保護フェノールを持っている場合には、保護基は、メチル、トリチル、ベンジル、p−メトキシベンジル、テトラヒドロピラニルまたはシクロプロピルメチルであってよい。前記で検討したようなフェノール脱保護のための様々な方法を使用することができる。
Figure 2009530261
他の一般的な合成プロセスでは、20および22により表される一般構造の化合物を方法Dに従って調製する。NaCO、KCOまたはCsCOなどの適切な塩基の存在下、DMFまたはアセトンなどの溶媒中で、ケトン3を二硫化炭素およびジブロモメタンと反応させると、ジチエタン18が得られる。高温で、トルエンまたはキシレンなどの適切な溶媒中で18をアミンと反応させると、ビニル性アミド19が得られる。塩基性条件下にチオールをヨウ化メチルなどのハロゲン化アルキルと反応させ、続いて、ヒドラジンまたは置換ヒドラジンを使用してピラゾールを形成すると、20などの5−アミノピラゾールが得られる。また中間体18を、ナトリウムまたはカリウムアルコキシドと反応させると、ビニル性エステル21が得られ、これらの中間体を同じシークエンスに掛けると、22などの5−アルコキシピラゾールが得られる。Rアリール環が保護フェノールを持っている場合には、保護基は、メチル、トリチル、ベンジル、p−メトキシベンジル、テトラヒドロピラニルまたはシクロプロピルメチルであってよい。前記で検討したようなフェノール脱保護のための様々な方法を使用することができる。
Figure 2009530261
他の一般的な合成プロセスでは、27により表される化合物を方法Eに従って調製する。メチルまたはエチルエステルをメチル置換ピリジンまたはピリミジン(2)のリチウムアニオンと反応させると、式23により表されるケトンが形成する。トシルヒドラゾン形成、それに続く、酸塩化物を用いてのトシルヒドラゾンのN−アシル化により、ケトン23を3,4,5−三置換ピラゾールに変換すると、25などの中間体を形成することができる。6NのHClを25に加え、続いて穏やかに加温すると、環化反応およびトシルヒドラゾン除去が始まり、ピラゾール26を形成する。KCO、NaOH、DBU、NaHまたはCsCOなどの適切な塩基を使用して、適切なハロゲン化アルキル(RX)をN−アルキル化することを介して、ピラゾール窒素へのR基の導入を達成することができる。Rアリール環が保護フェノールを持っている場合には、保護基は、メチル、トリチル、ベンジル、p−メトキシベンジル、テトラヒドロピラニルまたはシクロプロピルメチルであってよい。前記で検討したようなフェノール脱保護のための様々な方法を使用することができる。
Figure 2009530261
下記で提示する実施例および調製によりさらに、本発明の化合物およびそのような化合物を調製する方法を説明および例示する。実施例1から25は、本発明の数種の具体的な化合物を調製するための詳細な合成ステップを提示している。表1は、本明細書に記載の方法を使用して実施例26から30および32から127として調製された追加の化合物を示している。表2は、実施例1から30および32から127の化合物での生化学的および細胞データを示している。本発明の範囲は、次の実施例および調製の範囲により何ら制限されないことを理解されたい。次の実施例では、単一のキラル中心を伴う分子は、構造式または化学名称によって他に特記または指示されていない限り、ラセミ混合物として存在する。2個以上のキラル中心を伴う分子は、構造式または化学名称によって他に特記または指示されていない限り、ジアステレオ異性体のラセミ混合物として存在する。当業者に知られている方法により、単一の鏡像異性体/ジアステレオ異性体を得ることができる。
様々な出発物質および他の試薬を、Aldrich Chemical Companyなどの市場供給者から購入し、他に示されていない限り、さらに精製することなく使用した。H−NMRスペクトルは、300MHzまたは400MHzで操作するBruker機器で記録し、13C−NMRスペクトルは、75MHzで操作して記録した。NMRスペクトルは、CDCl溶液(ppmで報告)として、参照標準としてクロロホルム(7.25ppmおよび77.00ppm)もしくはDMSO−D(2.50ppmおよび39.51ppm)もしくはCDOD(3.4ppmおよび4.8ppmおよび49.3ppm)または適切な場合には内部テトラメチルシラン(0.00ppm)を使用して得た。必要な場合には、他のNMR溶媒を使用した。ピーク多重性が報告されている場合、次の略語を使用する:s(一重項)、d(二重項)、t(三重項)、m(多重項)、br(ブロード)、dd(二重項の二重)、dt(三重項の二重)。存在する場合、結合定数はヘルツ(Hz)で報告される。本明細書では、次の略語を使用することがある:EtO(ジエチルエーテル)、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)、THF(テトラヒドロフラン)、DCM(ジクロロメタン)、DMA(ジメチルアセタール)、DBU(1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン);LiHMDSまたはLHMDS(リチウムヘキサメチルジシラジド)、TBME(tert−ブチルメチルエーテル)、LDA(リチウムジイソプロピルアミド)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、MeOH(メタノール)、EtOH(エタノール)、EtOAc(酢酸エチル)、THF(テトラヒドロフラン)、Ac(アセチル)、Me(メチル)、Et(エチル)およびPh(フェニル)。
(実施例1)
3−クロロ−5−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Aに従って調製した。4−ピコリン(5.55mL、57.0mmol)およびメチル4−クロロ−3−メチルベンゾエート(9.37g、50.9mmol)のTHF(20mL)中の混合物に、水浴中、20℃で、リチウムビス(トリメチルシリルアミド)(THF中の1M溶液100mL、100mmol)を、20℃に温度を維持するように徐々に加えた。反応物を一晩攪拌した。反応混合物を、飽和NHCl水溶液でクエンチした。酢酸エチルを加え、有機層を分離した。水性層を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮すると、1−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−2−(ピリジン−4−イル)エタノン(12.2g、98%)が得られた。1−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−2−(ピリジン−4−イル)エタノン(5.62g、22.9mmol)をジメチルホルムアミドジメチルアセタール(20mL)に加え、混合物を室温で18時間攪拌した。生じた溶液を乾燥するまで濃縮すると、オイル6.3gが得られ、これを、何ら精製することなく、次のステップで使用した。エタノール(10mL)中の先行するステップからのオイルの一部(0.137g、0.457mmol)に、ヒドラジン一水和物(0.044mL、0.91mmol)を加え、反応物を周囲温度で一晩攪拌した。水(20mL)を反応混合物に加え、有機溶液を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濃縮すると、4−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン(0.097g、74%)が得られた。4−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン(0.097g、0.34mmol)をCHCl(5mL)に入れ、−78℃に窒素下に冷却した。三臭化ホウ素(CHCl中の1M溶液0.5mL、0.50mmol)を滴加した。反応混合物を周囲温度に加温し、48時間攪拌した。追加の三臭化ホウ素(CHCl中の1M溶液0.5mL、0.50mmol)を加え、反応物を周囲温度でさらに24時間攪拌した。飽和NaHCO水溶液を加えて、反応をクエンチした。形成した沈殿物を集め、乾燥させると、固体(65mg、70%)が得られた。H NMR(400MHz,DMSO−D)δ ppm 6.58〜7.06(m,3H)、7.27(m,2H)、7.91(s,0.45H)、8.21(s,0.55H)、8.36〜8.70(m,2H)、9.99(s,0.55H)、10.20(s,0.45H)、13.24〜13.60(m,1H)。HRMS m/z C1410OCl[M+H]の計算値:272.05852 実測値:272.05794。
(実施例2)
3−クロロ−5−(1−イソプロピル−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Aに従って調製した。ジクロロメタン中のトリフルオロ酢酸8%(v:v)溶液(10mL)に、4−[−3−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン(242mg、0.43mmol)およびトリエチルシラン(80μL、58mg、0.5mmol)を加えた。混合物を周囲温度で15時間攪拌し、次いで、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)に慎重に注いだ。さらに45分間攪拌した後に、層を分離し、水性相をジクロロメタン(2×25mL)で抽出した。合わせた有機物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸ナトリウム)、濾過し、乾燥するまで濃縮すると、黄色の固体が得られた。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、ヘキサン中30から80%の酢酸エチルを使用して精製すると、表題化合物(104mg、76%)が得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D):δ 9.98(1H,s)、9.05(1H,s)、8.65(1H,d,J=4.9Hz)、8.46(1H,s)、7.35(1H,d,J=4.9Hz)、6.96(1H,s)、6.85(1H,s)、6.81(1H,s)、4.58(1H,七重線,J=6.8Hz)、1.48(6H,d,J=6.8Hz)。C1615OCl・0.1 EtO・0.1 EtOAcの計算値:C 60.96,H 5.12,N 16.93,Cl 10.71。実測値:C 60.90,H 4.99,N 17.03,Cl 10.75。
調製a−2−a
4−[−3−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン
Figure 2009530261
4−[−3−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン(400mg、0.80mmol)および2−ヨードプロパン(0.15mL、255mg、1.5mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に、炭酸セシウム(353mg、1.1mmol)を加えた。生じた混合物を50℃で16時間加熱した。周囲温度に冷却した後に、粗製反応混合物を水(30mL)に注いだ。生じた沈殿物を濾過により集め、水(3×10mL)で洗浄すると、茶色の固体が得られた。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、ヘキサン中0から50%の酢酸エチルを使用して精製すると、表題化合物(177mg、41%)が得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D):δ ppm 8.92(1H,d,J=1.3Hz)、8.57(1H,d,J=5.5Hz)、8.39(1H,s)、7.39〜7.21(15H,m)、7.17(1H,dd,J=1.3,5.5Hz)、7.06(1H,t,J=1.9Hz)、6.85(1H,t,J=1.9Hz)、6.64(1H,t,J=1.9Hz)、4.52(1H,七重線,J=6.6Hz)、1.44(6H,d,J=6.6Hz)。
調製a−2−b
4−[−3−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン
Figure 2009530261
1−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノン(1.51g、3.0mmol)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液に、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1.2mL、1.08g、9.0mmol)を加えた。生じた混合物を周囲温度で2日間攪拌した。溶媒および任意の他の揮発性物質を、真空中で濃縮することにより除去した。こうして得られた粗製の1−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−3−(ジメチルアミノ)−2−(ピリミジン−4−イル)プロペノンを、エタノール(25mL)に溶かした。ヒドラジン水和物(0.3mL、310mg、6.2mmol)を加え、生じた溶液を周囲温度で一晩攪拌した。溶媒を真空中で濃縮することにより除去し、得られた残渣を水(50mL)および酢酸エチル(50mL)に分配した。層を分離し、水性相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機溶液を乾燥させ(無水硫酸ナトリウム)、濾過し、乾燥するまで濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、クロロホルム中0から10%のメタノールを使用して精製すると、表題化合物(1.39g、88%)が得られた。H NMR(300MHz DMSO−D):δ ppm 8.91(1H,s)、8.57(1H,d,J=5.4Hz)、8.36(1H,s)、7.39〜7.11(16H,m)、7.05(1H,s)、6.81(1H,s)、6.68(1H,s)。
調製a−2−c
1−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノン
Figure 2009530261
メチル3−クロロ−5−トリチルオキシベンゾエート(1.73g、4mmol)および4−メチルピリミジン(0.4mL、412mg、4.4mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液を−5℃にアルゴン雰囲気下に冷却した。この混合物に、テトラヒドロフラン中1.0Mのリチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(12mL、12mmol)を加えた。冷却浴を外し、生じた混合物を周囲温度で16時間攪拌した。反応を、飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)を慎重に加えてクエンチした。層を分離し、水性相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機溶液を乾燥させ(無水硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、ヘキサン中20から80%の酢酸エチルを使用して精製すると、表題化合物(1.52g、77%)が得られた。この中間体で得られたH NMRスペクトルは、この物質がケトおよびエノール互変異性体の混合物であることを示していた。
(実施例3)
3−クロロ−5−(1−エチル−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Aに従って調製した。実施例2に記載の手順に従い、4−[−3−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジンの代わりに4−[−3−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジンを周囲温度で使用すると、表題化合物が収率53%で得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D):δ ppm 9.98(1H,s)、9.05(1H,s)、8.65(1H,d,J=5.1Hz)、8.44(1H,s)、7.32(1H,d,J=5.1Hz)、6.96(1H,s)、6.84(1H,s)、6.81(1H,s)、4.22(2H,q,J=7.1Hz)、1.44(3H,t,J=7.1Hz)。C1513OCl・0.1 MeOHの計算値:C 59.67,H 4.44,N 18.43。実測値:C 59.52,H 4.40,N 18.30。
調製a−3−a
4−[−3−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン
Figure 2009530261
調製a−2−aに記載の手順に従い、ヨードプロパンの代わりに2−ヨードエタンを50℃で使用すると、表題化合物が収率43%で得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D):δ ppm 8.92(1H,s)、8.57(1H,d,J=4.9Hz)、8.38(1H,s)、7.39〜7.20(15H,m)、7.15(1H,d,J=4.9Hz)、7.05(1H,t,J=1.5Hz)、6.83(1H,t,J=1.5Hz)、6.66(1H,t,J=1.5Hz)、4.21(1H,q,J=7.1Hz)、1.44(6H,t,J=7.1Hz)。
(実施例4)
3−クロロ−2−メチル−5−(1−ピリジン−2−イル−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Aに従って調製した。実施例2に記載の手順に従い、4−[−3−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジンの代わりに4−(3−(3−クロロ−4−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジンを周囲温度で使用すると、表題化合物が収率58%で得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D):δ ppm 10.04(1H,s)、9.21(1H,s)、9.14(1H,d,J=1.32Hz)、8.76(1H,d,J=5.27Hz)、8.56(1H,d,J=4.71Hz)、8.02−8.10(2H,m)、7.60(1H,dd,J=5.27および1.32Hz)、7.48−7.44(1H,m)、7.15(1H,d,J=1.51Hz)、7.01(1H,d,J=1.51Hz)、2.22(3H,s);HRMS m/z C1914OCl[M+H]の計算値:364.09596 実測値:364.09572;元素分析:C1914OClの計算値:C 62.73,H 3.88,N 19.25。実測値:C 62.76,H 3.95,N 18.98。
調製a−4−a
4−(3−(3−クロロ−4−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン
Figure 2009530261
4−(3−(3−クロロ−4−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン(120mg、0.23mmol)および2−フルオロピリジン(56mg、0.58mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液に、炭酸セシウム(111mg、0.340mmol)を加えた。生じた混合物を80℃で16時間加熱した。周囲温度に冷却した後に、粗製反応混合物を真空下に濃縮し、生じた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、CHCl中0から50%の酢酸エチルを使用して精製すると、表題化合物(122mg、89%)が得られた。HRMS m/z C3828OCl[M+H]の計算値606.20551 実測値:606.20421。
調製a−4−b
4−(3−(3−クロロ−4−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン
Figure 2009530261
調製a−2−bに記載の手順に従い、1−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノンの代わりに1−(3−クロロ−4−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノンを使用すると、表題化合物が収率86%で得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D):δ ppm 8.88(1H,s)、8.52(1H,d,J=5.27Hz)、8.16(1H,s)、7.46〜7.17(16H,m)、7.09(1H,s)、6.98(1H,dd,J=5.27および1.32Hz)、6.57(1H,s)、2.30(3H,s);HRMS m/z C3325OCl[M+H]の計算値:529.17897 実測値:529.17902。
調製a−4−c
1−(3−クロロ−4−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノン
Figure 2009530261
調製a−2−cに記載の手順に従い、メチル3−クロロ−5−トリチルオキシベンゾエートの代わりにエチル3−クロロ−4−メチル−5−(トリチルオキシ)ベンゾエートを使用すると、表題化合物が定量収率で得られた。この中間体で得られたH NMRスペクトルは、この物質が、ケトおよびエノール互変異性体の混合物であることを示していた。APCI m/z:505[M+H]
(実施例5)
2−[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−1−イル]プロパンニトリル
Figure 2009530261
上記化合物を、方法Aに従って次のように調製した。実施例2に記載の手順に従い、4−[−3−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジンの代わりに2−(3−(3−クロロ−4−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルを周囲温度で使用すると、表題化合物が収率37%で得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D):δ ppm 9.99(1H,s)、9.12(1H,d,J=1.32Hz)、8.71(1H,d,J=5.27Hz)、8.60(1H,s)、7.37(1H,dd,J=5.37および1.41Hz)、7.02(1H,d,J=1.32Hz)、6.94(1H,d,J=1.32Hz)、5.97(1H,q,J=7.16Hz)、2.20(3H,s)、1.88(3H,d,J=7.16Hz);HRMS m/z C1714OCl[M+H]の計算値:340.09596 実測値:340.09607。
調製a−5−a
2−(3−(3−クロロ−4−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
Figure 2009530261
調製a−4−aに記載の手順に従い、2−フルオロピリジンの代わりに2−ブロモプロピオニトリルを、80℃の代わりに50℃で使用すると、表題化合物が得られた。この部分的に精製された残渣を、後続の反応でそのまま使用した。
(実施例6)
3−クロロ−5−(1−ピペリジン−4−イル−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Aに従って調製した。実施例1においてと同様の方法で調製されたが、ただし、ピコリンの代わりに4−メチルピリミジンが使用された4−[3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン(0.31g、1.1mmol)および炭酸セシウム(1.1g、3.2mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(11mL)中の混合物に、tert−ブチル4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(0.30g、1.1mmol)を加えた。混合物を70℃で16時間攪拌し、次いで、乾燥するまで濃縮すると、オイル0.50グラムが得られ、これを、何ら精製することなく次のステップで使用した。tert−ブチル4−[3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート(0.50g、1.1mmol)および48%臭化水素酸溶液(25mL)の混合物を100℃で6時間攪拌した。周囲温度に冷却した後に、混合物を、固体水酸化ナトリウムを用いて中性にし、乾燥するまで濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中の10%メタノール溶液で処理し、固体を濾過し、ジクロロメタン中の10%メタノール溶液ですすぎ、濾液を乾燥するまで濃縮した。残渣を、高速液体クロマトグラフィーにより精製すると、表題化合物(0.10g、27%)が得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D)δ 2.35〜2.49(m,2H)、3.32〜3.50(m,3H)、3.63〜3.69(m,1H)、5.22〜5.32(m,1H)、6.85〜6.90(m,2H)、7.06〜7.08(m,1H)、7.37(dd,J=5.7,1.4Hz,1H)、8.61(s,1H)、8.71(d,J=5.5Hz,1H)、9.11(d,J=1.3Hz,1H)。
(実施例7)
3−クロロ−5−{1−[3−(シクロプロピルアミノ)プロピル]−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル}フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Aに従って調製した。4−[3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン(1.0g、3.5mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(23mL)中の混合物に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(3.8mL、3.8mmol)(テトラヒドロフラン中の1M溶液)を滴加した。20分間攪拌した後に、1−クロロ−3−ヨードプロパン(1.1mL、11mmol)を加え、混合物を16時間攪拌した。混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(3×100mL)で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、乾燥するまで濃縮すると、オイル1.2グラムが得られ、これを、何ら精製することなく、次のステップで使用した。4−[3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1−(3−クロロプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン(0.21g、0.58mmol)、シクロプロパンアミン(0.41mL、5.8mmol)およびメタノール(5mL)の混合物を120℃で30分間、マイクロ波反応器中で攪拌した。混合物を乾燥するまで濃縮すると、オイル0.22グラムが得られ、これを、何ら精製することなく、次のステップで使用した。N−{3−[3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−1−イル]プロピル}シクロプロパンアミン(0.22g、0.58mmol)および48%HBr水溶液(6.0mL)の混合物を100℃で6時間攪拌した。周囲温度に冷却した後に、混合物を、固体水酸化ナトリウムを用いて中性にし、乾燥するまで濃縮した。残渣をジクロロメタン中の10%メタノール溶液で処理し、固体を濾過し、ジクロロメタン中の10%メタノール溶液ですすぎ、濾液を乾燥するまで濃縮した。残渣を高速液体クロマトグラフィーにより精製すると、表題化合物(0.010g、5%)が得られた。H NMR(400MHz,DMSO−D)δ 0.62〜0.70(m,4H)、2.11〜2.19(m,2H)、2.60〜2.67(m,1H)、2.94〜3.00(m,2H)、4.27〜4.34(m,2H)、6.84〜6.87(m,2H)、6.98〜7.00(m,1H)、7.33(dd,J=5.7,1.3Hz,1H)、8.48(s,1H)、6.86(d,J=5.3Hz,1H)、9.09(d,J=1.0Hz,1H)、10.03(s,1H)。
(実施例8)
3−[4−(2−アニリノピリミジン−4−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−5−クロロフェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。三臭化ホウ素(0.52g、2.1mmol)を4−[−3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(N−フェニルアミノ)ピリミジン(249mg、0.64mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に0℃で加えた。冷却浴を外し、生じた混合物を周囲温度で16時間攪拌した。反応を、氷/水混合物(20mL)および酢酸エチル(20mL)を加えてクエンチした。ジメチルアミン水溶液(40%、2mL)を加え、混合物を40分間攪拌した。層を分離し、水性相を酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機溶液を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸ナトリウム)、濾過し、乾燥するまで濃縮すると、オイルが得られ、これを、ジクロロメタンから結晶化させると、表題化合物が黄色の固体(103mg、43%)として得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D):δ ppm 9.95(1H,s)、9.48(1H,s)、8.36(1H,d,J=5.1Hz)、8.26(1H,s)、7.54(2H,dd,J=7.3,7.6Hz)、7.14(2H,d,J=7.6Hz)、6.93(1H,dd,J=1.5,1.7Hz)、6.86(1H,t,J=7.3Hz)、6.82(1H,dd,J=1.5,2.1Hz)、6.78(1H,dd,J=1.7,2.1Hz)、6.70(1H,d,J=5.1Hz)、3.93(3H,s)。
調製b−1−a
4−[−3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(N−フェニルアミノ)ピリミジン
Figure 2009530261
4−[−3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メタンスルホニル)ピリミジン(249mg、0.66mmol)のアニリン(1.5mL)溶液を180℃で1時間加熱した。周囲温度に冷却した後に、粗製混合物をシリカゲルクロマトグラフィーにより、ヘキサン中40から60%の酢酸エチルを使用して精製すると、表題化合物(154mg、56%)が得られた。H NMR(400MHz,CDCl):δ ppm 8.25(1H,d,J=5.1Hz)、7.96(1H,s)、7.55(2H,dd,J=7.3,7.6Hz)、7.31(2H,d,J=7.6Hz)、7.17(1H,dd,J=1.5,1.8Hz)、7.02(1H,t,J=7.3Hz)、6.97(1H,dd,J=1.5,2.1Hz)、6.92(1H,dd,J=1.8,2.1Hz)、6.60(1H,d,J=5.1Hz)、3.99(3H,s)、3.77(3H,s)。
調製b−1−b
4−[−3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メタンスルホニル)ピリミジン
Figure 2009530261
4−[−3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メタンスルファニル)ピリミジン(1.00g、2.89mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に、メタ−クロロ過安息香酸を0℃で加えた。混合物を0℃で1時間、次いで室温でさらに1時間攪拌した。再び、混合物を0℃に冷却し、その後、ジメチルスルホキシド(250mg、3.24mmol)を加えた。10分後に、反応物を飽和NaHCO水溶液(3×30mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(無水硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、酢酸エチル中25%のヘプタンを使用して精製すると、表題化合物(1.09g、99%)が得られた。H NMR(400MHz,CDCl):δ ppm 8.63(1H,d,J=5.3Hz)、8.24(1H,s)、7.27(1H,d,J=5.3Hz)、7.08(1H,t,J=1.4Hz)、6.98(1H,t,J=1.4Hz)、6.92(1H,t,J=1.4Hz)、4.01(3H,s)、3.82(3H,s)、3.30(3H,s)。
調製b−1−c
4−[−3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メタンスルファニル)ピリミジン
Figure 2009530261
カリウムtert−ブトキシド(354mg、3.16mmol)のN−メチルピロリジン(3mL)溶液を、4−[−3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メタンスルファニル)ピリミジン(1.00g、3.01mmol)のN−メチルピロリジン(5mL)溶液に0℃で加えた。これに続けて、ヨードメタン(0.225mL、513mg、3.61mmol)を1回で、そのままの液体として加えた。0℃でさらに1時間攪拌した後に、冷却浴を外し、反応物を一晩攪拌した。混合物を氷水に注ぎ、次いで、エーテル(2×20mL)および酢酸エチル(10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×20mL)で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、tert−ブチルメチルエーテルを使用して精製すると、表題化合物(509mg、49%)が得られた。H NMR(400MHz,CDCl):δ ppm 8.31(1H,d,J=5.3Hz)、8.04(1H,s)、7.13(1H,t,J=1.5Hz)、6.94(2H,d,J=1.5Hz)、6.79(1H,d,J=5.3Hz)、3.99(3H,s)、3.79(3H,s)、2.50(3H,s)。
調製b−1−d
4−[−3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メタンスルファニル)ピリミジン
Figure 2009530261
調製a−2−bに記載の手順に従い、1−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノンの代わりに1−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−2−[2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル]エタノンを使用して、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールおよびヒドラジン水和物を用いて周囲温度で順次処理することにより、表題化合物が収率82%で得られた。H NMR(400MHz,DMSO−D):δ ppm 13.52(1H,s)、8.49(1H,d,J=5.3Hz)、8.44(1H,s)、7.23(1H,d,J=5.3Hz)、7.18(1H,s)、7.08(2H,s)、3.79(3H,s)、2.26(3H,s)。
調製b−1−e
1−(3−クロロ−5−トリチルオキシフェニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノン
Figure 2009530261
調製a−2−cに記載の手順に従い、メチル3−クロロ−5−トリチルオキシベンゾエートの代わりにメチル3−クロロ−5−メトキシベンゾエートおよび4−メチルピリミジンの代わりに4−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジンを使用すると、表題化合物が収率82%で得られた。H NMR(300MHz,CDCl):δ ppm 8.31(1H,d,J=5.4Hz)、7.38(1H,t,J=1.6Hz)、7.25(1H,t,J=1.6Hz)、6.94(1H,t,J=1.6Hz)、6.64(1H,d,J=5.4Hz)、5.92(2H,s)、3.84(3H,s)、2.60(3H,s)。
(実施例9)
3−クロロ−5−{1−メチル−4−[2−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。BBr(0.20mL、0.52g、2.1mmol)を、{4−[3−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−ピリミジン−2−イル}−メチル−アミン(190mg、0.577mmol)のCHCl(5mL)溶液に0℃でアルゴン雰囲気下に加え、反応混合物を室温で5時間攪拌した。氷(約10mL)、水(2mL)およびEtOAc(30mL)を反応混合物に加えた。pH紙上で塩基性反応になるまで、ジメチルアミン水溶液(40%、約1.5mL)を加えた。混合物を1時間攪拌し、層を分離し、水層をEtOAc(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮すると、オイル(264mg)が得られた。化合物をCHCl/MeOH(約1mL、95:5)から結晶化させると、3−クロロ−5−[1−メチル−4−(2−メチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−フェノール(132mg、73%)がオフホワイト色の固体として得られた。H NMR(400MHz,DMSO−D)δ ppm 9.90(s,1H)8.17〜8.36(m,1H)8.13(d,J=5.05Hz,1H)7.00(s,1H)6.82〜6.96(m,2H)6.76(t,J=2.02Hz,1H)6.45(s,1H)3.90(s,3H)2.69(s,3H)。MS(m/z)=316.6
調製b−2−a
4−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−メチルピリミジン−2−アミン
Figure 2009530261
メチルアミン水溶液(40%w/w、0.57mL、6.6mmol)を4−[3−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−メタンスルホニル−ピリミジン(調製b−1−bで得られた)(250mg、0.661mmol)のジオキサン(5mL)溶液に加えた。反応混合物を高圧容器中、85℃で一晩攪拌し、室温に冷却し、真空濃縮した。シリカでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc)により、オイルが得られ、これをEtO(2×5mL)から、4−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−メチルピリミジン−2−アミンに白色のフォーム(194mg、89%)として蒸発させた。H NMR(CDCl,300MHz):δ ppm 8.31(1H,d,J=5.0Hz)、7.93(1H,s)、7.19(1H,dd,J=1.5,1.9Hz)、6.99(1H,dd,J=1.5,2.2Hz)、6.91(1H,dd,J=1.9,2.2Hz)、6.42(1H,d,J=5.0Hz)、5.02(1H,d,J=4.8Hz)、3.98(3H,s)、3.78(3H,s)、2.98(3H,d,J=4.8Hz)。
(実施例10)
3−クロロ−5−[4−(2−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。4−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジン(調製b−1−bで調製)(100mg、0.255mmol)のTHF(4mL)溶液に、N,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(2.5mmol)を加えた。反応物を95℃で3.5時間加熱した。反応物を真空下に、油性残渣まで濃縮させた。残渣をHBr(37%水溶液、4mL)に溶かし、95℃で18時間加熱した。反応体積をほぼ0.5mLまで低下させ、次いで、EtOAc(50mL)を加えた。有機層を飽和NaHCO水溶液で慎重に洗浄し、MgSO上で乾燥させ、減圧下に濃縮した。残渣をTBMEで粉砕すると、フォーム(91mg)が得られた。H NMR(400MHz,DMSO−D)δ ppm 9.87〜10.39(m,1H)8.28(s,1H)8.14(d,J=5.05Hz,1H)6.85〜7.04(m,2H)6.76(t,J=2.02Hz,2H)6.30〜6.62(m,1H)4.19(q,J=7.24Hz,2H)3.18〜3.31(m,2H)2.24〜2.43(m,J=11.37Hz,2H)2.13(s,6H)1.42(t,J=7.20Hz,3H)。)。元素分析:C1923ClNO・0.85 H2O・0.25 TBMEの計算値:C 57.33,H 6.58,N 19.81。実測値:C 57.19,H 6.32,N 19.80。
調製b−3−a
4−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジン
Figure 2009530261
4−[−3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−(メチルスルホニル)ピリミジン(調製b−1−bで調製)(1.00g、2.75mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に、ヨードエタン(2.20mL、27.5mmol)を加えた。生じた混合物を60℃で27時間加熱した。他のポーションのヨードエタン(2.20mL、27.5mmol)を加え、混合物を60℃でさらに4日間加熱した。周囲温度に冷却した後に、粗製反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)および酢酸エチル(50mL)に分配した。層を分離し、水性相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機物を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、乾燥するまで濃縮した。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、ジクロロメタン中0から15%の酢酸エチルを使用して精製した。精製された残渣を酢酸エチル(100mL)に溶かし、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(1×50mL)、ブライン(1×50mL)で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、乾燥するまで濃縮すると、表題化合物(590mg、55%)が得られた。H NMR(400MHz,アセトニトリル−D)δ ppm 8.71(d,J=5.56Hz,1H)、8.32(s,1H)、7.50(d,J=5.56Hz,1H)、7.14(t,J=1.52Hz,1H)、7.01〜7.05(m,2H)、4.25(q,J=7.33Hz,2H)、3.78(s,3H)、3.11(s,3H)、1.51(t,J=7.33Hz,3H)
(実施例11)
2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル(2.00g、5.14mmol)および(S)−(+)−1−アミノプロパン−2−オール(3.86g、51.4mmol)の無水THF(50mL)中の混合物を、80℃に油浴中で1.5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルおよびメタノールで、均一になるまで希釈し、クエン酸ナトリウム緩衝液(1M、pH4.5)および飽和塩化ナトリウム(2×50mL)で洗浄した。合わせた水性相を酢酸エチル(50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、乾燥するまで濃縮した。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、酢酸エチルおよびジクロロメタンの(1:1)混合物中0から7%のメタノールを使用して精製すると、表題化合物(1.4g、71%)が得られた。H NMR(400MHz,アセトニトリル−D)δ ppm 8.15(d,J=5.31Hz,1H)、8.13(s,1H)、7.49(br.s,1H)、7.09(t,J=1.52Hz,1H)、6.98(s,1H)、6.88(t,J=2.02Hz,1H)、6.53(br.d,J=4.55Hz,1H)、5.78(br.t,J=5.43Hz,1H)、5.22(br.s,2H)、3.80(br.s,1H)、3.30(s,2H)、3.15(s,1H)、1.06(d,J=6.06Hz,3H)C1817Cl・0.4 MTBE・0.2 HOの計算値:C 56.69,H 5.28,N 19.84。実測値:C 56.66,H 5.29,N 19.67。
調製b−4−a
2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
Figure 2009530261
2−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル(1.72g、4.26mmol)のジクロロメタン(120mL)溶液に、三フッ化ホウ素−硫化メチル複合体(4.5mL、42.6mmol)を滴加した。生じた懸濁液を室温で21時間攪拌した。混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチルおよびブラインに分配した。層を分離し、水性相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機溶液を乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、乾燥するまで濃縮した。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、ジクロロメタン中0から50%の酢酸エチルを使用して精製すると、表題化合物(1.27g、77%)が得られた。H NMR(400MHz,アセトニトリル−D)δ ppm 8.77(d,J=5.31Hz,1H)、8.41(s,1H)、7.52(d,J=5.31Hz,1H)、7.41(d,J=1.01Hz,1H)、7.07(t,J=1.52Hz,1H)、6.83〜6.99(m,2H)、5.27(s,2H)、3.15(s,3H)。
調製b−4−b
2−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
Figure 2009530261
4−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジン(3.84g、10.5mmol)のDMF50mL溶液に、2−ブロモアセトニトリル(7.00mL、105mmol)および新たに粉砕された炭酸カリウム(1.88g、13.7mmol)を加えた。次いで、反応混合物を50℃に油浴中で16時間加熱し、次いで、粗製反応混合物を飽和塩化ナトリウム水溶液(500mL)および酢酸エチル(150mL)に分配した。層を分離し、水性相を酢酸エチル(2×150mL)で抽出した。合わせた有機溶液を水(150mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、乾燥するまで濃縮した。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、ジクロロメタン中0から25%のメチルtert−ブチルエーテルを使用して精製すると、表題化合物(2.94g、69%)が得られた。H NMR(400MHz,アセトニトリル−D)δ ppm 8.76(d,J=5.31Hz,1H)、8.43(s,1H)、7.51(d,J=5.30Hz,1H)、7.14(d,J=1.77Hz,1H)、7.07(t,J=2.02Hz,1H)、7.02(dd,J=2.27,1.52Hz,1H)、5.27(s,2H)、3.79(s,3H)、3.12(s,3H)。
(実施例12)
2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル(200mg、0.510mmol)および2−アミノエタノール(0.31mL、5.1mmol)の混合物を80℃で実施例11に従って反応させた。同様に処理した後に、粗製の残渣を、逆相HPLCにより精製すると、表題化合物(91mg、48%)が得られた。H NMR(400MHz,アセトニトリル−D)δ ppm 8.02〜8.21(m,2H)、7.09(t,J=1.64Hz,1H)、6.98(s,1H)、6.88(t,J=2.02Hz,1H)、6.52(d,J=5.05Hz,1H)、5.79(br.s,1H)、5.22(s,2H)、3.57(t,J=5.18Hz,2H)、3.24〜3.46(m,2H)C1715Cl・0.6 AcOH・0.5 HOの計算値:C 52.57,H 4.46,N 20.21。実測値:C 52.78,H 4.37,N 20.02。
(実施例13)
3−[3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]プロパンニトリル
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。3−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(203mg、0.53mmol)のテトラヒドロフラン(8mL)溶液に、(S)−(+)−1−アミノプロパン−2−オール(0.416mL、5.30mmol)を加えた。次いで、混合物を80℃で2時間加熱し、周囲温度に冷却した。溶液を乾燥するまで濃縮した。残渣をHPLCにより精製すると、表題化合物(70.5mg、35%)が得られた。H NMR(400MHz,MeOD)δ ppm 1.13(d,J=6.29Hz,3H)、2.28(s,3H)、3.10(t,J=6.42Hz,2H)、3.14〜3.24(m,J=7.30Hz,1H)、3.37(dd,J=13.72,3.90Hz,1H)、3.82〜3.93(m,J=4.28Hz,1H)、4.49(t,J=6.42Hz,2H)、6.49(d,J=5.04Hz,1H)、6.67(s,1H)、6.71(s,1H)、6.79(s,1H)、8.04(d,J=5.29Hz,1H)、8.28(s,1H)。HRMS m/z C2022[M+H]の計算値:379.18770 実測値:379.18742。
調製b−6−a
3−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
Figure 2009530261
3−(3−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(2.2g、3.7mmol)のテトラヒドロフラン(37mL)溶液に、水(27mL)およびOxone(9.1g、15mmol)を加えた。次いで、混合物を60℃で5時間加熱し、周囲温度に冷却した。水性相を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮した。粗製生成物を、さらに精製することなく次のステップで使用した。H NMR(400MHz,MeOD)δ ppm 2.32(s,3H)、3.15(t,J=6.42Hz,2H)、3.22(s,3H)、4.55(t,J=6.55Hz,2H)、6.72(s,2H)、6.82(s,1H)、7.51(d,J=5.29Hz,1H)、8.63(s,1H)、8.72(d,J=5.29Hz,1H)。
調製b−6−b
3−(3−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
Figure 2009530261
4−(3−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジン(2.0g、3.7mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)溶液に、3−ブロモプロパンニトリル(0.46mL、5.5mmol)および炭酸セシウム(1.8g、5.5mmol)を加えた。次いで、混合物を70℃で18時間加熱し、周囲温度に冷却した。水を導入し、水性相を酢酸エチル(3×75mL)で抽出した。合わせた有機溶液を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮した。粗製生成物を、さらに精製することなく次のステップで使用した。H NMR(400MHz,MeOD)δ ppm 2.13(s,3H)、2.38(s,3H)、3.07(t,J=6.55Hz,2H)、4.45(t,J=6.55Hz,2H)、6.54(s,1H)、6.58〜6.64(m,2H)、6.78(s,1H)、7.14〜7.25(m,9H)、7.36〜7.42(m,J=7.55Hz,6H)、8.18(d,J=5.29Hz,1H)、8.31(s,1H)。
調製b−6−c
4−(3−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジン
Figure 2009530261
メチル3−メチル−5−(トリチルオキシ)ベンゾエート(10.0g、24.5mmol)および4−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジン(3.77g、26.9mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)溶液に、テトラヒドロフラン中のリチウムビス(トリメチルシリル)アミドの1.0M溶液(36.8mL、36.8mmol)を0℃で窒素下に加えた。混合物を周囲温度に加温し、18時間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を導入し、混合物を酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮すると、1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)エタノンがケト/エノール互変異性体の混合物として得られた。1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)エタノン(12.6g、24.5mmol)のトルエン(42mL)溶液に、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(33mL、245mmol)を加えた。次いで、混合物を90℃で一晩加熱し、周囲温度に冷却した。溶液を濃縮すると、粗製の3−(ジメチルアミノ)−1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オンが得られた。無水エタノール(122mL)中の3−(ジメチルアミノ)−1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オンに、ヒドラジン一水和物(2.4mL、49mmol)を加えた。混合物を周囲温度で1時間攪拌した。形成した沈殿物を濾過し、生じた固体を真空乾燥させると、表題化合物(10.3g、3ステップ後に81%)が得られた。H NMR(400MHz,DMSO−D)δ ppm 2.08(s,3H)、2.27(s,3H)、6.54(s,1H)、6.56(s,1H)、6.73〜6.80(m,2H)、7.13〜7.50(m,16H)、8.32(d,J=5.29Hz,1H)。
(実施例14)
3−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−((R)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(調製b−6−aで得られる)(203mg、0.530mmol)のテトラヒドロフラン(8mL)溶液に、(R)−(−)−1−アミノプロパン−2−オール(0.416mL、5.30mmol)を加えた。次いで、混合物を80℃で2時間加熱し、周囲温度に冷却した。溶液を乾燥するまで濃縮した。残渣をHPLCにより精製すると、表題化合物(76.7mg、38%)が得られた。H NMR(400MHz,MeOD)δ ppm 1.13(d,J=6.29Hz,3H)、2.28(s,3H)、3.10(t,J=6.42Hz,2H)、3.15〜3.23(m,J=7.55Hz,1H)、3.37(dd,J=13.72,3.90Hz,1H)、3.83〜3.92(m,J=4.28Hz,1H)、4.49(t,J=6.42Hz,2H)、6.49(d,J=4.78Hz,1H)、6.67(s,1H)、6.72(s,1H)、6.79(s,1H)、8.04(d,J=5.29Hz,1H)、8.28(s,1H)。HRMS m/z C2022[M+H]の計算値:379.18770、実測値:379.18799。
(実施例15)
3−(1−(アゼチジン−3−イル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メチルフェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。tert−ブチル3−(3−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(535mg、1.07mmol)のテトラヒドロフラン(11mL)溶液に、(S)−1−アミノプロパン−2−オール(0.844mL、10.7mmol)を加えた。次いで、混合物を80℃で2時間加熱し、周囲温度に冷却した。溶液を濃縮すると、tert−ブチル3−(4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−3−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(267mg、50%)が得られた。tert−ブチル3−(4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−3−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(133mg、0.270mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液にジクロロメタン中の三臭化ホウ素の1.0M溶液(1.5mL、1.5mmol)を加えた。混合物を周囲温度で4時間攪拌した。メタノールを0℃で導入し、混合物を乾燥するまで濃縮した。残渣をHPLCにより精製すると、表題化合物(26.9mg、26%)が得られた。H NMR(400MHz,MeOD)δ ppm 1.14(d,J=6.29Hz,3H)、2.31(s,3H)、3.17〜3.23(m,2H)、3.86〜3.92(m,1H)、4.56〜4.63(m,4H)、5.46〜5.53(m,1H)、6.51(d,1H)、6.70(s,1H)、6.74〜6.77(m,1H)、6.86(s,1H)、8.07(d,J=5.29Hz,1H)、8.26(s,1H)。HRMS m/z C2024[M+H]の計算値:381.20335、実測値:381.20387。
調製b−8−a
tert−ブチル3−(3−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
Figure 2009530261
tert−ブチル3−(3−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(2.04g、4.36mmol)のジクロロメタン(44mL)溶液に、3−クロロペルオキシ安息香酸(2.93g、13.1mmol)を加えた。混合物を周囲温度で2時間攪拌した。混合物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和亜硫酸水素ナトリウム水溶液を0℃で導入した。有機相を飽和炭酸ナトリウム水溶液(3×20mL)で抽出した。合わせた水性洗浄液をジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。合わせた有機溶液を乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮すると、表題化合物(2.06g、94%)が得られた。H NMR(400MHz,MeOD)δ ppm 1.48(s,9H)、2.36(s,3H)、3.18(s,3H)、3.79(s,3H)、4.38〜4.47(m,4H)、5.23〜5.35(m,J=18.88Hz,1H)、6.87(s,2H)、6.94(s,1H)、7.51(d,J=5.54Hz,1H)、8.67(s,1H)、8.72(d,J=5.29Hz,1H)。
調製b−8−b
tert−ブチル3−(3−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
Figure 2009530261
調製b−6−bに記載の手順に従い、4−(3−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジンの代わりに4−(3−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジンおよび3−ブロモプロパンニトリルの代わりにtert−ブチル3−(メチルスルホニルオキシ)アゼチジン−1−カルボキシレートを70℃で使用すると、表題化合物が収率68%で得られた。H NMR(400MHz,MeOD)δ ppm 1.48(s,9H)、2.35(s,3H)、2.37(s,3H)、3.78(s,3H)、4.35〜4.46(m,4H)、5.26〜5.29(m,1H)、6.83(s,1H)、6.85(s,1H)、6.92(s,1H)、6.96(d,J=5.29Hz,1H)、8.30(d,J=5.54Hz,1H)、8.43(s,1H)。
調製b−8−c
4−(3−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジン
Figure 2009530261
調製b−6−cに記載の手順に従い、3−(ジメチルアミノ)−1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オンの代わりに3−(ジメチルアミノ)−1−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−2−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オンを周囲温度で使用すると、表題化合物が収率57%で得られた。H NMR(400MHz,MeOD)δ ppm 2.34(s,3H)、3.78(s,3H)、3.78(s,3H)、6.85(s,2H)、6.90(s,1H)、7.03(s,1H)、8.14〜8.28(m,1H)、8.30(d,J=5.29Hz,1H)。
調製b−8−d
3−(ジメチルアミノ)−1−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−2−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン
Figure 2009530261
調製b−6−cに記載の手順に従い、1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)エタノンの代わりに1−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−2−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)エタノンを90℃で使用すると、表題化合物が粗製のオイルとして得られ、これを、精製することなく次のステップで使用した。H NMR(400MHz,MeOD)δ ppm 2.31(s,3H)、2.41(s,3H)、2.54(s,1H)、2.96(s,6H)、3.75(s,3H)、6.86(d,1H)、6.91(s,1H)、6.98(s,1H)、7.73(s,1H)、8.17(d,J=5.54Hz,1H)。
調製b−8−e
1−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−2−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)エタノン
Figure 2009530261
調製b−6−cに記載の手順に従い、メチル3−メチル−5−(トリチルオキシ)ベンゾエートの代わりにメチルメチル3−メチル−5−メトキシベンゾエートを0℃で使用すると、表題化合物が粗製生成物として得られ、これを、精製することなく、次のステップで使用した。H NMR(400MHz,MeOD)δ ppm 2.36(s,3H)、2.38(s,1H)、2.49(s,1H)、2.59(s,3H)、3.82(s,3H)、6.84(d,J=5.04Hz,2H)、7.19(s,1H)、7.27(s,1H)、8.29(d,J=5.54Hz,1H)。
調製b−8−f
メチル3−メトキシ−5−メチルベンゾエート
Figure 2009530261
メチル3−ヒドロキシ−5−メチルベンゾエート(20.0g、120mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(120mL)溶液に、ヨードメタン(11.2mL、180mmol)、炭酸セシウム(4.65g、180mmol)および触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを加えた。混合物を周囲温度で一晩攪拌した。水(200mL)を導入し、混合物を酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮すると、表題化合物(19.9g、92%)が得られた。H NMR(400MHz,クロロホルム−D)δ ppm 2.38(s,3H)、3.84(s,3H)、3.91(s,3H)、6.93(s,1H)、7.37(s,1H)、7.48(s,1H)。
(実施例16)
3−クロロ−5−{4−{2−[(4−フルオロフェニル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1−[(2R)−ピロリジン−2−イルメチル]−1H−ピラゾール−3−イル}フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。実施例15に記載されているシークエンスに従い、tert−ブチル3−(メチルスルホニルオキシ)アゼチジン−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル(2R)−2−{[(メチルスルホニル)オキシ]メチル}ピロリジン−1−カルボキシレート(Tetrahedron:Asymmetry 1997年、8(13)、2209)を使用し、(S)−1−アミノプロパン−2−オールの代わりに4−フルオロアニリンを使用し、マイクロ波加熱(200℃、ジオキサン、1時間)を使用して、2−メタンスルホニル基をピリミジンから除去して、保護されている表題化合物を得た。脱保護を、実施例7においてのように、48%HBr水溶液を使用して実施すると(100℃、6時間)、表題化合物が収率9.0%で得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D)δ 1.51〜1.61(m,1H)、1.70〜1.86(m,2H)、1.93〜2.03(m,1H)、2.94〜3.09(m,2H)、3.68〜3.78(m,1H)、4.21〜4.40(m,2H)、6.76〜6.88(m,3H)、6.91〜7.03(m,3H)、7.50〜7.57(m,2H)、8.36(s,1H)、8.41(d,J=5.1Hz,1H)、9.57(s,1H)。
(実施例17)
3−クロロ−5−[4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。3−クロロ−5−{4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル}フェノール(0.15g、0.32mmol)のアセトニトリル(4mL)中の混合物に、51%ホルムアルデヒド水溶液(75mL、0.95mmol)を加えた。混合物を20分間攪拌し、次いで、シアノホウ水素化ナトリウム(60mg、0.95mmol)を加え、混合物を10分間攪拌した。中性になるまで酢酸を滴加し、混合物全体を乾燥するまで濃縮した。残渣を高速液体クロマトグラフィーにより精製すると、表題化合物(8.0mg、5.8%)が得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D6)δ 0.63〜0.81(m,6H)、1.96〜2.06(m,3H)、2.15〜2.28(m,3H)、2.72〜2.97(m,3H)、3.22〜3.34(m,5H)、4.13〜1.25(m,1H)、6.45〜6.59(m,1H)、6.70〜6.72(m,1H)、6.80〜6.85(m,1H)、6.86〜6.97(m,2H)、8.09(d,J=5.1Hz,1H)、8.25(s,1H)、9.83(s,1H)。
(実施例18)
3−クロロ−5−{4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル}フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。実施例16に記載の手順に従い、表題化合物を収率9.1%で得た。H NMR(300MHz,DMSO−D)δ 0.62〜0.74(m,6H)、1.50〜1.62(m,1H)、2.09〜2.27(m,4H)、2.77〜2.84(m,2H)、2.97〜3.09(m,2H)、3.31〜3.38(m,2H)、4.50〜(m,1H)、6.77〜6.80(m,1H)、6.81〜6.83(m,1H)、6.88〜6.91(m,1H)、7.00〜7.05(m,1H)、8.25(d,J=5.5Hz,1H)、8.30〜8.37(m,1H)、8.73〜8.77(m,1H)、9.13〜9.20(m,1H)。
(実施例19)
3−クロロ−5−[4−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Bに従って調製した。実施例17に記載の手順に従い、3−クロロ−5−{4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル}フェノールの代わりに3−クロロ−5−(4−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノールを使用すると、表題化合物が収率57%で得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D)δ 1.22〜1.33(m,6H)、2.14(s,3H)、2.31〜2.46(m,4H)、2.79〜2.93(m,2H)、3.37〜3.46(m,3H)、4.51〜4.64(m,1H)、4.66〜4.79(m,1H)、6.71〜6.83(m,2H)、7.01〜7.04(m,1H)、7.10〜7.14(m,1H)、7.19〜7.22(m,1H)、8.40(d,J=5.1Hz,1H)、8.59(s,1H)、10.17(s,1H)。
調製b−12−a
3−クロロ−5−(4−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール
Figure 2009530261
tert−ブチル4−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.40g、0.73mmol)の1,4−ジオキサン(8mL)中の混合物に、1,4ジオキサン中4NのHCl溶液(1.2mL)を加え、混合物を周囲温度で6時間攪拌した。混合物を乾燥するまで濃縮し、高速液体クロマトグラフィーにより精製すると、表題化合物(61mg、19%)が得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D)δ 0.96〜1.11(m,6H)、2.15〜2.36(m,4H)、2.96〜3.19(m,4H)、3.37〜3.48(m,2H)、4.56〜4.67(m,1H)、6.84〜6.91(m,2H)、6.93〜7.01(m,1H)、7.02〜7.08(m,1H)、7.71〜7.87(m,1H)、8.28〜8.36(m,1H)、8.76〜8.82(m,1H)、8.90〜9.02(m,1H)、9.19〜9.27(m,1H)、10.14(s,1H)。
調製b−12−b
tert−ブチル4−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 2009530261
tert−ブチル4−{3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−[2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート(0.18g、0.33mmol)、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(88mg、0.98mmol)および1,4−ジオキサン(3mL)の混合物を90℃で1時間、マイクロ波反応器中で攪拌した。混合物を乾燥するまで濃縮すると、オイル0.13グラムが得られ、これを、何ら精製することなく次のステップで使用した。APCI m/z:543.40。
調製b−12−c
tert−ブチル4−{3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−[2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 2009530261
tert−ブチル4−{3−[3−クロロ−5−(トリチルオキシ)フェニル]−4−[2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート(4.0g、5.3mmol)のジクロロメタン(120mL)中の混合物に、3−クロロベンゼンカルボペルオキソ酸(2.8g、16mmol)を加えた。混合物を室温で22時間攪拌し、次いで、乾燥するまで濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより、ヘキサンおよび酢酸エチル勾配を使用して精製すると、表題化合物が白色の固体(2.6g、90.0%)として得られた。H NMR(400MHz,DMSO−D)δ 1.43(s,9H)、1.75〜1.95(m,2H)、2.05〜2.2(m,2H)、2.80〜3.10(m,2H)、3.19(s,3H)、4.00〜4.20(m,2H)、4.40〜4.60(m,1H)、6.80〜6.90(m,2H)、6.95〜7.05(m,1H)、7.70(d,J=5.3Hz,1H)、8.75(s,1H)、8.92(d,J=5.3Hz,1H)、10.02(s,1H)。
調製b−12−d
tert−ブチル4−{3−[3−クロロ−5−(トリチルオキシ)フェニル]−4−[2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 2009530261
調製b−6−bに記載の手順に従い、3−ブロモプロパンニトリルの代わりに4−メタンスルホニルオキシ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを使用すると、シリカゲルクロマトグラフィーにより位置異性体ピラゾールをクロマトグラフィー分離した後に、表題化合物が白色のフォームとして得られた。主要な異性体は、NOE分光法により確認される前記で描かれた立体化学を有した。H NMR(400MHz,DMSO−D)δ 1.45〜1.40(m,9H)、1.65〜1.56(m,2H)、1.94〜1.87(m,2H)、1.86〜1.76(m,2H)、2.07〜2.01(m,2H)、2.24(s,3H)、4.86〜4.79(m,1H)、6.62〜6.60(m,1H)、6.92〜6.89(m,1H)、7.05〜7.02(m,2H)、7.43〜7.23(m,15H)、8.45(d,J=5.3Hz,1H)、8.50(s,1H)。
調製b−12−e
4−{3−[3−クロロ−5−(トリチルオキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}−2−(メチルチオ)ピリミジン
Figure 2009530261
4−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジン(1.4g、10mmol)およびメチル3−クロロ−5−(トリチルオキシ)ベンゾエート(4.3g、10mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)中の混合物に、LiHMDSの1.0Mテトラヒドロフラン溶液(20.0mL、20.0mmol)を加えた。混合物を室温で4時間攪拌し、次いで、塩酸の4モルのジオキサン溶液(50mL)を加えた。混合物を酢酸エチル(100mL)および水(100mL)で希釈し、次いで層を分離した。水性層を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、乾燥するまで濃縮すると、固体5.3グラムが得られ、これを、何ら精製することなく、次のステップで使用した。1−[3−クロロ−5−(トリチルオキシ)フェニル]−2−[2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル]エタノン(5.3g、10mmol)および(ジメトキシメチル)ジメチルアミン1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルメタンアミン(3.6g、30mmol)のトルエン(100mL)中の混合物を還流で2時間攪拌し、次いで、乾燥するまで濃縮した。残渣をエタノール(60mL)に溶かし、次いで、ヒドラジン(3.20g、100mmol)で処理した。混合物を室温で2時間攪拌した。生じた沈殿物を濾過し、エタノールで洗浄し、真空下に乾燥させると、表題化合物が固体(4.57g、82%)として得られた。H NMR(400MHz,DMSO−D)δ 2.21(s,3H)、6.56〜6.67(m,1H)、6.85〜6.95(m,1H)、6.98〜7.10(m,2H)、7.20〜7.50(m,15H)、8.34(s,1H)、8.43(d,J=5.3Hz,1H)、12.7〜13.8(広幅,1H)。
(実施例20)
3−[3−(3−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−1−イル]プロパンニトリル
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Cに従って調製した。3−(3−(3−メトキシ−2,5−ジメチルフェニル)−4−(ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルのジクロロメタン(5mL)溶液に0℃で、BBr(CHCl中1M、3.0mL、3.0mmol)を加えた。混合物を周囲温度で2時間攪拌し、0℃で次いで、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に慎重に注いだ。層を分離し、水性相をクロロホルムで抽出した。合わせた有機溶液を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥するまで濃縮した。生じた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、クロロホルム中0から20%のメタノールを使用して精製すると、表題化合物(16mg、15%)が得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D):δ 9.39(1H,s)、9.03(1H,d,J=0.94Hz)、8.64(1H,s)、8.50(1H,d,J=5.46Hz)、6.76(1H,dd,J=5.46および1.13Hz)、6.73(1H,s)、6.53(1H,s)、4.49(2H,t,J=6.31Hz)、3.16(2H,t,J=6.31Hz)、2.21(3H,s)、1.77(3H,s);HRMS m/z C1817O[M+H]の計算値:320.15059 実測値:320.15062。
調製c−1−a
3−(3−(3−メトキシ−2,5−ジメチルフェニル)−4−(ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
Figure 2009530261
調製a−4−aに記載の手順に従い、2−フルオロピリジンの代わりに3−ブロモプロピオニトリルを、80℃の代わりに70℃で使用すると、粗製の残渣が得られ、これをシリカゲルクロマトグラフィーにより、クロロホルム中0から10%のメタノールを使用して精製すると、表題化合物(115mg、100%)が得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D):δ 9.07(1H,s)、8.40(1H,d,J=5.46Hz)、8.37(1H,s)、6.81−6.76(3H,m)、4.49(2H,t,J=6.69Hz)、3.88(3H,s)、3.08(2H,t,J=6.78Hz)、2.37(3H,s)、1.93(3H,s)。
調製c−1−b
4−(3−(3−メトキシ−2,5−ジメチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン
Figure 2009530261
4−(3−(3−メトキシ−2,5−ジメチルフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン(328mg、0.925mmol)のメタノール(12mL)溶液に、ポリマー結合p−トルエンスルホン酸(2.0mmol/g、100mg、0.2mmol)を加えた。生じた混合物を50℃で3時間攪拌し、室温に冷却し、濾過して、ポリマービーズを除去した。次いで、ビーズを飽和NaHCO水溶液で処理し、CHCl/i−PrOH溶液で十分洗浄した。有機溶液をすべて合わせ、真空下に濃縮すると、表題化合物(192mg、76%)が得られた。H NMR(300MHz,CDCl):δ 9.10(1H,d,J=1.32Hz)、8.41(1H,d,J=5.46Hz)、8.39(1H,s)、6.85〜6.82(2H,m)、6.77(1H,s)、3.89(3H,s)、2.38(3H,s)、1.93(3H,s)。
調製c−1−c
4−(3−(3−メトキシ−2,5−ジメチルフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン
Figure 2009530261
4−(3−ヨード−1−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン(564mg、1.58mmol)、3−メトキシ−2,5−ジメチルフェニルボロン酸および1MのKCO水溶液(3.3mL、3.3mmol)のDMF(10mL)中の脱ガス混合物に、Pd(PPh(1.83mg、0.158mmol)を加えた。生じた混合物を100℃で10時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、クロロホルムで希釈し、HOで洗浄し、真空下に濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、クロロホルム中30から80%の酢酸エチルを使用して精製すると、表題化合物(331mg、58%)が得られた。APCI m/z:365[M+H]
調製c−1−d
3−メトキシ−2,5−ジメチルフェニルボロン酸
Figure 2009530261
1−ブロモ−3−メトキシ−2,5−ジメチルベンゼン(297mg、1.38mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に−78℃で、n−BuLi(ヘキサン中2.5M、0.650mL、1.63mmol)を滴加した。20分後に、ホウ酸トリイソプロピル(408mg、2.17mmol)を加え、生じた混合物を周囲温度に加温した。16時間後に、反応を飽和NHCl水溶液でクエンチし、反応混合物を酢酸エチルで分配した。層を分離し、酢酸エチルを乾燥するまで濃縮した。得られた残渣を、さらに精製することなく使用した。
調製c−1−e
1−ブロモ−3−メトキシ−2,5−ジメチルベンゼン
Figure 2009530261
粗製の3−ブロモ−2,5−ジメチルフェノール(365mg)のアセトン(10mL)溶液に、KCO(345mg、2.50mmol)およびヨウ化メチル(341mg、2.40mmol)を加えた。周囲温度での4時間の後に、追加のヨウ化メチル(685mg、4.80mmol)を加え、反応混合物を周囲温度でさらに16時間攪拌した。溶媒および何らかの他の揮発性物質を真空除去し、生じた残渣をEtOAcに溶かし、HOで洗浄し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーによりヘキサン中0から30%のCHClを使用して精製すると、表題化合物(300mg、3ステップで9%)が得られた。H NMR(CDCl,300MHz):δ 7.00(1H,s)、6.60(1H,s)、3.81(3H,s)、2.30(3H,s)、2.27(3H,s)。
調製c−1−f
3−ブロモ−2,5−ジメチルフェノール
Figure 2009530261
粗製の2,4,5−トリブロモ−3,6−ジメチルフェノール(2.06g)の塩酸(HO中57%、20mL)懸濁液を還流に加熱した。3時間後に、混合物を室温に冷却し、HO(25mL)で希釈し、クロロホルム(4×20mL)で抽出した。合わせたクロロホルム抽出物を1NのNa(水溶液)、次いでHOで洗浄し、真空下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、ヘキサン中50から100%のクロロホルムを使用して精製すると、表題化合物(370mg)が、かなりの量の3,6−ジメチルフェノールで汚染されて得られた。この混合物を、さらに精製することなく使用した。H NMR(300MHz,CDCl)δ 6.99(1H,s)、6.55(1H,s)、4.74(1H,S)、2.30(3H,s)、2.25(3H,s)。
調製c−1−g
2,4,5−トリブロモ−3,6−ジメチルフェノール
Figure 2009530261
臭素(14mL)に0℃で、アルミニウム粉末(200メッシュ、300mg、11.1mmol)を徐々に加えた。20分後に、混合物を室温に徐々に加温し、2,5−ジメチルフェノール(3.00g、24.6mmol)を徐々に加えた。添加が完了した後に、臭素を、N(g)流の下に蒸発させ、生じた残渣を、等体積のクロロホルムおよび1NのHClで粉砕した。クロロホルム層を濃縮すると、表題化合物(3.27g)が得られたが、これは、かなりの量の2,4−ジブロモ−3,6−ジメチルフェノールで汚染されていた。この混合物を、さらに精製することなく使用した。H NMR(300MHz,CDCl):δ 2.67(3H,s)、2.48(3H,s)。
(実施例21)
2,3−ジメチル−5−(4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Cに従って調製した。実施例20に記載の手順に従い、3−(3−(3−メトキシ−2,5−ジメチルフェニル)−4−(ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの代わりに2,3−ジメチル−5−(4−(ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)フェノールを使用すると、表題化合物が収率46%で得られた。H NMR(300MHz,DMSO−D)δ 13.35(0.6H,s)、13.31(0.4H,s)、9.49(0.6H,s)、9.25(0.4H,s)、9.07(1H,s)、8.60(1H,d,J=5.46Hz)、8.39(0.4H,d,J=1.51Hz)、8.11(0.6H,d,J=1.88Hz)、7.29(0.6H,dd,J=5.46および1.32Hz)、7.25(0.4H,dd,J=5.46および1.51Hz)、6.80(0.6H,s)、6.77(1.4H,s)、2.23(1.8H,s)、2.19(1.2H,s)、2.10(1.8H,s)、2.07(1.2H,s);HRMS m/z C1514O[M+H]の計算値:267.12404 実測値:267.12363;元素分析:C1514O・0.04 CHCl・0.51 HOの計算値:C 64.46,H 5.42,N 19.99。実測値:C 64.57,H 5.30,N 19.70。
調製c−2−a
4−(3−(3−メトキシ−4,5−ジメチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン
Figure 2009530261
粗製の4−(3−(3−メトキシ−4,5−ジメチルフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン(1.84mmol、先行する反応から理論収率)のメタノール(10mL)溶液に、触媒量のp−トルエンスルホン酸を加えた。生じた混合物を60℃で16時間攪拌し、室温に冷却し、真空下に濃縮し、クロロホルムに再溶解し、飽和NaHCO水溶液で洗浄し、真空下に濃縮した。生じた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、クロロホルム中0から20%のメタノールを使用して精製すると、表題化合物(285mg、55%)が得られた。APCI m/z:281[M+H]
調製c−2−b
4−(3−(3−メトキシ−4,5−ジメチルフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン
Figure 2009530261
調製c−1−cに記載の手順に従い、3−メトキシ−2,5−ジメチルフェニルボロン酸の代わりに3−メトキシ−4,5−ジメチルフェニルボロン酸(2,3−ジメチルフェノールから調製c−1−dでの記載と同様に調製)を使用すると、表題化合物が得られ、さらに精製することなく、そのまま使用した。APCI m/z:365[M+H]
(実施例22)
4−フルオロ−2−(1−メチル−4−(ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Cに従って調製した。三臭化ホウ素(DCM中の1.0M溶液0.084mL、0.84mmol)を、4−(3−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン(80mg、0.28mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液に0℃で加えた。生じた懸濁液を0℃で45分間攪拌した。反応物をジクロロメタン(10mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)を徐々に加えることによりクエンチした。生じた混合物を周囲温度で、二相がはっきりするまで攪拌した。層を分離し、水性相をジクロロメタン(2×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、乾燥するまで濃縮した。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、酢酸エチルおよびジクロロメタンの(1:1)混合物中0から3%のメタノールを使用して精製すると、表題化合物(41mg、56%)が得られた。H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 9.38(s,1H)、9.05(d,J=1.52Hz,1H)、8.63(d,J=5.31Hz,1H)、8.14(s,1H)、7.39(dd,J=5.31,1.52Hz,1H)、7.20(dd,J=9.73,3.16Hz,1H)、7.04(td,J=8.59,3.03Hz,1H)、6.96(dd,J=9.09,5.05Hz,1H)、3.98(s,3H)。
調製c−3−a
4−(3−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン
Figure 2009530261
4−(3−ヨード−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン(0.2g、0.7mmol)および5−フルオロ−2−メトキシフェニルボロン酸(120mg、0.70mmol)のDMF(5.6mL)中の混合物に、炭酸カリウムの2M水溶液(0.875mL、1.75mmol)を加えた。生じた混合物を窒素で5分間パージし、その後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(40mg、0.035mmol)のテトラヒドロフラン(2.8mL)溶液を加えた。添加の直後に、窒素バブラーを外し、混合物を密閉し、Biotage Initiator(商標)Microwave Synthesizerに入れ、130℃で1時間加熱した。周囲温度に冷却した後に、粗製の反応混合物を飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)および酢酸エチル(50mL)に分配した。層を分離し、水性相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。得られた有機抽出物を水(2×50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、乾燥するまで濃縮した。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、ジクロロメタン中0から50%の酢酸エチルを使用して精製すると、表題化合物(87mg、44%)が得られた。H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 8.94(d,J=1.26Hz,1H)、8.44(d,J=5.56Hz,1H)、8.17(s,1H)、7.13〜7.22(m,2H)、6.94〜7.02(m,2H)、3.94(s,3H)、3.45(s,3H)。
(実施例23)
3−クロロ−5−(1−メチル−5−モルホリン−4−イル−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Dに従い調製した。(E/Z)−1−(3−クロロ−5−(トリチルオキシ)フェニル)−3−(メチルチオ)−3−モルホリノ−2−(ピリミジン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン(250mg、0.395mmol)をTHF(4mL)に溶かし、メチルヒドラジン(42μL、0.79mmol)を1回で加えた。反応物を周囲温度で48時間攪拌した。溶媒を除去した。C中で取られた粗製NMRは、3:1の比のピラゾール位置異性体を示した。混合物をフラッシュクロマトグラフィーにより、9:1のPetEther:EtOAcから、次いで4:1のPetEther:EtOAcへの勾配で溶離して精製すると、混合物90mgが得られた。主要な位置異性体のピラゾール位置化学は、前記で描かれているように、核オーバーハウザー効果(NOE)分光法実験をC中で、トリチル脱保護の前に行うことにより確認された。保護フェノール(90.0mg、0.147mmol)をDCM(3mL)に溶かし、EtSiH(100μL)で、続いてTFA(0.5mL)で処理した。30分後に、LC/MS分析は、完全な脱保護を示し、LCMSにより分割される2種の位置異性体を示した。溶媒を除去した後に、生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーを介して、60/40、70/30、次いで80/20のEtOAc/Pet Etherで溶離して精製した。主要な異性体が始めに溶離され、この勾配系を使用してきれいに分離された。純粋なフラクションを合わせると、生成物が淡黄色の固体(20mg、55%)として得られた。H NMR(400MHz,メタノール−D)δ ppm 3.00〜3.10(m,4H)、3.72〜3.81(m,4H)、3.86(s,3H)、6.59(s,3H)、6.76(m,1H)、6.78(s,1H)、7.25(d,J=4.78Hz,1H)、8.62(d,J=4.78Hz,1H)、9.22(s,1H)。HRMS m/z C1818Cl[M+H]の計算値:372.12218 実測値:372.12148。
調製d−1−a
(E/Z)−1−(3−クロロ−5−(トリチルオキシ)フェニル)−3−(メチルチオ)−3−モルホリノ−2−(ピリミジン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン
Figure 2009530261
1−(3−クロロ−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(1,3−ジチエタン−2−イリデン)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノン(850mg、1.47mmol)をトルエン(15mL)に溶かし、モルホリン(385uL、4.41mmol)を加えた。反応物に還流凝縮器を備えさせた後に、混合物を100℃に1時間加熱した。溶媒を除去すると、赤色のフォームが得られ、これをそのまま次のステップで使用した。赤色のフォーム(715mg、1.15mmol)をDMF(6mL)に溶かした。CsCO(415mg、1.27mmol)およびヨウ化メチル(80uL、1.3mmol)を加えた。混合物を周囲温度で30分間攪拌した。水(15mL)を加え、水性層をイソプロピルエーテル:EtOAcの1:1混合物(4×15mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(2×)およびブライン(1×)で洗浄し、MgSO上で乾燥させた。生成物は、H NMRにより観察されるようにEおよびZ異性体の1:1混合物であった。H NMR(400MHz,CDCl)δ ppm 2.89(s,1.5H)、2.96(s,1.5H)、3.30〜3.32(m,4H)、3.65〜3.67(m,4H)、6.79〜6.80(m,1H)、6.82〜8.83(m,1H)、6.89〜6.90(m,1H)、7.11(dd,J=5.54,1.51Hz,1H)、7.22〜7.40(m,15H)、8.38(d,5.54Hz,1H)、8.95(s,1H)。
調製d−1−b
1−(3−クロロ−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(1,3−ジチエタン−2−イリデン)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノン
Figure 2009530261
1−(3−クロロ−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノン(調製a−2−cで得られる)(7.3g、14.9mmol)のDMF(75mL)懸濁液に、CsCO(9.70g、29.8mmol)を、続いて二硫化炭素(2.69g、44.7mmol)およびジブロモメタン(3.10mL、44.7mmol)を加えた。反応物を周囲温度で20時間攪拌した。反応物を水(100mL)で希釈し、EtO/EtOAcの1:1混合物(75mL)で抽出した。水性層をEtO/EtOAcの1:1混合物(3×75mL)でさらに抽出した。合わせた有機抽出物を水(3×75mL)およびブライン(1×100mL)で洗浄し、次いでMgSO上で乾燥させた。溶媒を除去すると、オレンジ色のフォーム(7.3g、85%)が得られ、これを、さらに精製することなく次のステップで使用した。H NMR(400MHz,CDCl)δ ppm 4.11(s,2H)、6.15(d,J=5.54Hz,1H)、6.75(s,1H)、6.88(s,2H)、7.22〜7.42(m,15H)、8.24(d,J=5.54Hz,1H)、9.00(s,1H)。
(実施例24)
3−メチル−5−[1−メチル−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Dに従い調製した。1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノン(8g、17.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(86mL)溶液に、炭酸セシウム(11.1g、2当量)を、続いて二硫化炭素(3.08mL、3当量)およびジブロモメタン(3.54mL、3当量)を加えた。混合物を周囲温度で6時間攪拌した。溶液を氷水に注ぎ、50%酢酸エチルおよび50%ジエチルエーテルの混合物で抽出した(4×)。合わせた有機溶液を水(3×)および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮すると、2−(1,3−ジチエタン−2−イリデン)−1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノン(7.4g、78%)が得られた。2−(1,3−ジチエタン−2−イリデン)−1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−2−(ピリミジン−4−イル)エタノン(1.00g、1.79mmol)のトルエン(9mL)溶液に、1−メチルピペラジン(0.805mL、5.55mmol)を加えた。次いで、混合物を100℃で4時間加熱し、周囲温度に冷却した。水を導入し、混合物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機溶液を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮すると、3−メルカプト−1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(ピリミジン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オンが得られた。3−メルカプト−1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(ピリミジン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン(1.15g、1.79mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に、炭酸セシウム(642mg、1.97mmol)を、続いてヨードメタン(0.123mL、1.97mmol)を加えた。混合物を周囲温度で1時間攪拌した。水を導入し、混合物を50%酢酸エチルおよび50%イソプロピルエーテルの混合物(3×75mL)で抽出した。合わせた有機物を飽和塩化ナトリウム水溶液(2×)で洗浄し、乾燥させ(無水硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮すると、1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−(メチルチオ)−2−(ピリミジン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オンが得られた。1−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−(メチルチオ)−2−(ピリミジン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン(563mg、0.900mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に、メチルヒドラジン(95μL、1.80mmol)を加えた。混合物を周囲温度で2日間攪拌した。溶液を乾燥するまで濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、石油エーテル中の50%酢酸エチルを使用して精製すると、4−(1−メチル−3−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン(99.3mg、18%)が得られた。4−(1−メチル−3−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン(99mg、0.16mmol)のジクロロメタン(4mL)溶液に、トリエチルシラン(15μL、0.176mmol)を、続いてトリフルオロ酢酸(0.6mL)を加えた。混合物を周囲温度で3時間攪拌した。溶液を乾燥するまで濃縮した。残渣をHPLCにより精製すると、表題化合物(30.3mg、51%)が得られた。H NMR(400MHz,MeOD)δ ppm 2.24(s,3H)、2.98(s,3H)、3.20〜3.28(m,2H)、3.32〜3.40(m,2H)、3.47〜3.57(m,2H)、3.62〜3.74(m,2H)、3.89(s,3H)、6.50(s,1H)、6.62(s,1H)、6.66(s,1H)、7.06〜7.16(m,1H)、8.51(d,J=5.54Hz,1H)、9.21(s,1H)。HRMS m/z C2024O[M+H]の計算値:365.20844、実測値:365.20887。
(実施例25)
3−(5−ピペリジン−4−イル−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノールヒドロクロリド
Figure 2009530261
上記化合物を次のように、方法Eに従い調製した。Bensonら、WO 2003/104223の方法に従い調製されたtert−ブチル4−(3−(3−メトキシフェニル)−4−(ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(150mg、0.441mmol)のDCM懸濁液に、BBr(DCM中の1.0M溶液2.2mL、2.2mmol)を滴加した。懸濁液を周囲温度で24時間攪拌した。次いで、混合物を−78℃に冷却し、過剰のBBrをMeOH(4mL)でクエンチした。反応物を周囲温度に徐々に加温した後に、溶媒を除去すると、茶色の固体が得られた。生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより、EtOAc中30%のMeOHで溶離して部分的に精製し、生じた固体を水(1mL)に溶かし、数滴の濃HClを加えた。生じた沈殿物(HCl塩)をトルエン/IPA(1:1)の混合物で粉砕すると、生成物(107mg、67%)が得られた。H NMR(400MHz,メタノール−D)δ ppm 2.15(m,2H)、2.32(m,2H)2.35(m,1H)、3.52(m,3.92,2H)、3.92(qd,J=6.09,5.92Hz,2H)6.89(s,1H)6.91〜6.99(m,2H)7.36(t,J=7.81Hz,1H)7.47(s,1H)8.64(s,1H)9.47(s,1H)。HRMS m/z C1819NO[M+H]の計算値:322.16624 実測値:322.16569。
(実施例129)
Figure 2009530261
3−(4−(2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メチルフェノール
Figure 2009530261
表題化合物を方法Bに従い調製した。
3−メチル−5−(1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール
Figure 2009530261
tert−ブチル3−(3−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(8.81g、17.6mmol)のジクロロメタン(1.2L)溶液に0℃で、BFS(CH(19mL、180.5mmol)を加えた。室温まで加温しながら19時間攪拌した後に、温度を35℃まで高め、3時間攪拌した。混合物を最小体積まで低減させ、残渣をトルエン/IPAから濃縮した。次いで、残渣をイソプロピルアルコールおよびジクロロエタンの1:1混合物に入れ、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(29.9g、141mmol、ガス発生が観察され、わずかな発熱)で、続いて、ホルムアルデヒド(37%水溶液、10.5mL、141mmol)で周囲温度で処理した。1時間攪拌した後に、混合物をシリカゲル上で濃縮し、シリカゲル上で、DCM/EtOAcの1:1混合物中0〜25%(トリエチルアミン10%を含有するエタノール)の勾配を使用して精製した。望ましいフラクションを濃縮すると、生成物が沈殿し始め、2回の収量で濾別すると、3−メチル−5−(1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール(3.65g、52%)が得られた。この物質は純度約90%であり、さらに精製することなく続けた。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 9.04(br.s.,1H)、8.69(d,J=5.31Hz,1H)、8.49(s,1H)、7.48(d,J=5.31Hz,1H)、6.78(s,1H)、6.71(s,1H)、6.68(s,1H)、4.85〜5.07(m,1H)、3.71(t,J=7.33Hz,2H)、3.39〜3.56(m,2H)、3.14(s,3H)、2.34(s,3H)、2.26(s,3H)
(実施例130)
Figure 2009530261
3−メチル−5−(1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−4−(2−(2−(ピラジン−2−イル)エチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール
Figure 2009530261
表題化合物を実施例13に記載の手順に従い調製したが(一般的方法Bも参照)、ただし、3−メチル−5−(1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)フェノールを3−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−イル)プロパンニトリルの代わりに使用し、(2−ピラジン−2−イルエチル)アミンを、(S)−(+)−1−アミノプロパン−2−オールの代わりに使用して、3−メチル−5−(1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−4−(2−(2−(ピラジン−2−イル)エチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)フェノールを収率11%で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d/DMSO−d)δ ppm 8.96(s,1H)、8.47(s,1H)、8.40(br.s.,1H)、8.37(d,J=2.27Hz,1H)、8.19(br.s.,1H)、8.04(d,J=5.05Hz,1H)、6.79(s,1H)、6.73(s,1H)、6.59(s,1H)、6.42(d,J=3.79Hz,1H)、6.32(br.t,J=5.56Hz,1H)、4.91〜5.04(m,1H)、3.81(br.t,J=6.44Hz,2H)、3.52〜3.68(br.m,4H)、2.93〜3.02(br.m,2H)、2.42(s,3H,DMSOで一部不明確)、2.23(s,3H)
(実施例134および135)
5−(1−(2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(2−(1−メチルピロリジン−2−イル)エチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−2,3−ジメチルフェノールおよび5−(1−(2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−2,3−ジメチルフェノール
Figure 2009530261
5−(1−(2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(2−(1−メチルピロリジン−2−イル)エチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−2,3−ジメチルフェノール(実施例134)および5−(1−(2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−2,3−ジメチルフェノール(実施例135)を方法Aにより、保護フェノール、メチル3,4−ジメチル−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ベンゾエートおよび4−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジンから出発して調製した。DMF/DMAを使用してのエナミン形成、それに続くヒドラジンとの反応を含む2ステップシークエンスの後に形成したピラゾールを、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシランでアルキル化した。テトラヒドロピランおよびtertブチルジメチルシリル保護基の両方を、後続の酸化ステップで除去する。方法Bによるアミンでのスルホンの置換により、最終ターゲットが得られた。
(実施例136)
2−(3−(3−ヒドロキシ−4,5−ジメチルフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)−ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
Figure 2009530261
実施例136を実施例13に記載の手順(一般的方法Bも参照)に従って調製したが、ただし、2−(3−(3−ヒドロキシ−4,5−ジメチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを3−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)−ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−イル)プロパンニトリルの代わりに使用し、アルキル化ステップをブロモアセトニトリルで実施した。調製により、2−(3−(3−ヒドロキシ−4,5−ジメチルフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルが収率60%で得られた。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 8.15(s,2H)、6.95(s,1H)、6.91(s,1H)、6.84(s,1H)、6.52(s,1H)、5.81(br.s.,1H)、5.23(s,2H)、3.77〜3.90(br.m,1H)、3.31〜3.57(br.m,2H)、3.22(br.s.,1H)、2.28(s,3H)、2.17(s,3 H,水のピークと一致)、1.10(d,J=6.32Hz,3H)
(実施例139)
Figure 2009530261
2−(3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル(実施例139)を方法Cに従って調製したが、ただし、4−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジンで出発して、4−(3−ヨード−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジンを得る。3−フルオロ−5−メトキシフェニルボロン酸との後続のスズキ反応、ピラゾールテトラヒドロピラニル保護基の除去、ブロモアセトニトリルでのピラゾールアルキル化、スルホンへの硫化物の酸化およびアミンでのスルホンの最終的な置換により、最終ターゲットが得られた。
2−(3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
Figure 2009530261
表題化合物を実施例13に記載の手順に従い調製したが、ただし、2−(3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを3−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−イル)プロパンニトリルの代わりに使用して、2−(3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを収率62%で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 8.10〜8.17(m,2H)、7.58(br.s,1H)、6.78〜6.89(m,2H)、6.61(dt,J=10.61,2.27Hz,1H)、6.52(d,J=5.05Hz,1H)、5.80(br.s,1H)、5.22(s,2H)、3.71〜3.87(br.m,1H)、3.06〜3.48(br.m,3H)、1.07(d,J=6.06Hz,3H)
2−(3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
Figure 2009530261
表題化合物を実施例b−4−aに記載の手順に従って調製したが、ただし、2−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを2−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルの代わりに使用して、2−(3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを収率63%で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 8.76(d,J=5.31Hz,1H)、8.41(s,1H)、7.51(d,J=5.31Hz,1H)、7.42(s,1H)、6.79〜6.90(m,2H)、6.67(dt,J=10.61,2.27Hz,1H)、5.27(s,2H)、3.16(s,3H)
2−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
Figure 2009530261
表題化合物を実施例b−4−bに記載の手順に従い調製したが、ただし、4−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジンを4−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジンの代わりに使用して、2−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−アセトニトリルを収率53%で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 8.75(d,J=5.56Hz,1H)、8.43(s,1H)、7.50(d,J=5.56Hz,1H)、6.86〜6.95(m,2H)、6.81(dt,J=11.05,2.31Hz,1H)、5.27(s,2H)、3.79(s,3H)、3.14(s,3H)
4−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジン
Figure 2009530261
表題化合物を実施例b−8−aに記載の手順に従い調製したが、ただし、4−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジンをtert−ブチル3−(3−(3−メトキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1カルボキシレートの代わりに使用して、4−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジンを定量収率で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 11.58(br.s,1H)、8.73(d,J=5.31Hz,1H)、8.31(s,1H)、7.57(d,J=5.31Hz,1H)、6.86〜7.01(m,2H)、6.81(dt,J=10.93,2.24Hz,1H)、3.80(s,3H)、3.11(s,3H)
4−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジン
Figure 2009530261
表題化合物を実施例c−1−cに記載の手順に従い調製したが、ただし、3−フルオロ−5−メトキシフェニルボロン酸を3−メトキシ−2,5−ジメチルフェニルボロン酸の代わりに使用し、4−(3−ヨード−1−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジンを4−(3−ヨード−1−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジンの代わりに使用した。混合物を、油浴中、100℃で10時間よりも、マイクロ波中、130℃で1時間加熱した。反応物を室温に冷却した後に、上澄み溶液を分離フラスコにデカンテーションした。固体を少量のDMFですすぎ、すすぎ液を上澄み溶液と合わせた。溶媒を真空除去し、残渣をメタノールに入れ、HCl(ジオキサン中4N、4当量)で処理した。混合物を周囲温度で15分間攪拌し、次いで、最小体積まで減らした。残渣をジクロロメタン/tert−メチルブチルエーテル(約1:1)で粉砕し、固体を濾過により集めると、きれいな生成物が得られた。濾液をシリカゲルで、溶離液としてジクロロメタン/酢酸エチル(1:1)中0〜3%のメタノールの勾配を使用して精製することにより、生成物の別の収量を得ると、4−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジンが収率64%で得られた。1H NMR(400MHz,DMSO−d)互変異性体の混合物、報告されている主要な互変異性体 δ ppm 13.51(br.s,1H)、8.52(d,J=1.26Hz,1H)、8.48(d,J=5.31Hz,1H)、7.17(d,J=5.05Hz,1H)、6.79〜7.03(m,3H)、3.77(s,3H)、2.28(s,3H)
(実施例140)
Figure 2009530261
3−(1−(シアノメチル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−ヒドロキシベンゾニトリル(実施例140)を方法BならびにLeadbeaterおよびArvela、JOC 2003年、68、9122〜9125の手順に従ったクロロからシアノへの後続の変換により調製した。
3−(1−(シアノメチル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−ヒドロキシベンゾニトリル
Figure 2009530261
2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル(135mg、0.36mmol)のN−メチルピロリジノン(1mL)溶液に、臭化ニッケル(80mg、0.36mmol)およびシアン化ナトリウム(35mg、0.72mmol)を加えた。生じた懸濁液を、攪拌棒を備えたマイクロ波バイアル中に密閉し、200ワットでマイクロ波中、100℃で10分間、次いで150℃で10分間、次いで200℃で20分間、次いで再び200℃で10分間加熱した。冷却した後に、混合物をブラインに滴加し、酢酸エチルで分配した。多少の不溶性無機物を濾過により除去し、その後、層を分離した。濾液を層に分離し、水性相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機溶液を水で3回、続いてブライン洗浄液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、最小体積に減らした。残渣をシリカゲルで、溶離剤として酢酸エチルおよびジクロロメタンの1:1混合物中0〜8%のメタノールの勾配を使用して精製した。次いで、生成物をHPLCにより精製し、凍結乾燥させると、表題化合物19mg(15%)が得られた。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 8.09〜8.23(m,2H)、7.44(t,J=1.39Hz,1H)、7.29〜7.39(m,1H)、7.07〜7.23(m,1H)、6.55(d,J=4.55Hz,1H)、5.80(br.s,1H)、5.23(s,2H)、3.55(br.s,2H)、3.34(br.s,2H)
(実施例141)
Figure 2009530261
2−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミド(実施例141)
Figure 2009530261
表題化合物を実施例13に記載の手順(一般的方法Bも参照)に従い調製したが、ただし、2−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを3−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−イル)プロパンニトリルの代わりに使用し、メチルアミンを(S)−(+)−1−アミノプロパン−2−オールの代わりに使用して、2−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチルアセトアミドを収率43%で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d /DMSO−d)δ ppm 9.06(s,1H)、8.12(br.s.,1H)、8.03(d,J=5.05Hz,1H)、7.66〜7.75(br.m,1H)、6.76(s,1H)、6.71(s,1H)、6.59(s,1H)、6.25〜6.43(m,2H)、4.77(s,2H)、2.77(d,J=4.55Hz,3H)、2.65(d,J=4.80Hz,3H)、2.22(s,3H)。
(実施例142)
Figure 2009530261
2−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル(実施例142)
Figure 2009530261
表題化合物を実施例13に記載の手順(一般的方法Bも参照)に従い調製したが、ただし、2−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを3−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−イル)プロパンニトリルの代わりに使用し、エタノールアミンを(S)−(+)−1−アミノプロパン−2−オールの代わりに使用して、2−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシフェニル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを収率34%で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 8.08〜8.19(m,2H)、7.79(br.s.,1H)、7.14〜7.23(m,2H)、6.55(d,J=5.05Hz,1H)、5.77(br.m.,1H)、5.21(s,2H)、3.58(t,J=4.67Hz,2H)、3.33〜3.42(br.m,4H)、3.24(br.s.,1H)
2−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
Figure 2009530261
表題化合物を実施例b−4−aに記載の手順に従って調製したが、ただし2−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを2−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルの代わりに使用して、2−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを収率65%で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 8.77(d,J=5.31Hz,1H)、8.40(s,1H)、7.65(br.s.,1H)、7.52(d,J=5.31Hz,1H)、6.98〜7.23(m,2H)、5.26(s,2H)、3.17(s,3H)
2−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
Figure 2009530261
表題化合物を実施例b−4−bに記載の手順に従い調製したが、ただし、4−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジンを4−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジンの代わりに使用して、2−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシフェニル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを収率58%で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 8.76(d,J=5.30Hz,1H)、8.44(s,1H)、7.51(d,J=5.31Hz,1H)、7.13〜7.28(m,2H)、5.27(s,2H)、3.85(s,3H)、3.15(s,3H)
4−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジン
Figure 2009530261
表題化合物を実施例b−6−aに記載の手順に従い調製したが、ただし、4−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジンを3−(3−(3−メチル−5−(トリチルオキシ)フェニル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−イル)プロパンニトリルの代わりに使用して、4−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジンを収率73%で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 11.60(br.s.,1H)、8.74(d,J=5.31Hz,1H)、8.33(s,1H)、7.58(d,J=5.31Hz,1H)、7.17〜7.27(m,2H)、3.86(s,3H)、3.12(s,3H)
4−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジン
Figure 2009530261
表題化合物を、4−(3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジンのための実施例1に記載の手順(一般的方法Aも参照)に従い調製したが、ただし、メチル3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシベンゾエートをメチル3−クロロ−5−メトキシベンゾエートの代わりに使用し、4−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジンを4−ピコリンの代わりに使用して、4−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジンを収率42%で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 11.47(br.s.,1H)、8.38(d,J=5.30Hz,1H)、8.20(s,1H)、7.16〜7.36(m,2H)、7.07(d,J=5.05Hz,1H)、3.85(s,3H)、2.34(s,3H)
メチル3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシベンゾエート
Figure 2009530261
3−クロロ−4−フルオロ−5−ヒドロキシ安息香酸(2.33g、12.2mmol)のDMF(20mL)溶液に、新たに粉砕された重炭酸カリウム(2.69g、26.9mmol)を加えた。生じた暗緑色のスラリーを周囲温度で数分間攪拌し、次いで、ヨードメタン(1.9mL、30.6mmol)を加え、生じた混合物を40℃で攪拌した。20時間後に、さらなるヨードメタン(0.4mL、6.4mmol)および重炭酸カリウム(0.5g、5mmol)を加え、攪拌を40℃で継続した。さらなる24時間の後に、固体NaOH(300mg、7.5mmol)を加え、攪拌を40℃で1時間継続した。混合物を水性重炭酸ナトリウム/ブライン混合物に注ぎ、生じた黄褐色の固体を濾過により集め、水ですすぎ、空気乾燥させると、メチル3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシベンゾエートが収率72%で得られた。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 7.68(dd,J=6.32,2.02Hz,1H)、7.62(dd,J=7.58,2.02Hz,1H)、3.94(s,3H)、3.88(s,3H)
3−クロロ−4−フルオロ−5−ヒドロキシ安息香酸
Figure 2009530261
3−クロロ−2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェノール(5g、23mmol)の濃HSO(15mL)溶液をマイクロ波により130℃に10分間加熱した(注:反応により圧力が発生する。解放前に慎重に排気すること)。生じた暗色の混合物を水に滴加し、生じた紫色の固体を濾過により集め、水ですすぎ、空気乾燥させると、3−クロロ−4−フルオロ−5−ヒドロキシ安息香酸が収率73%で得られた。1H NMR(400MHz,DMSO−d)δ ppm 13.25(br.s.,1H)、10.83(s,1H)、7.29〜7.69(m,2H)
(実施例143)
2−(3−(4−フルオロ−3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
Figure 2009530261
表題の化合物を実施例13:2−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルと同様の方法で、メチル4−フルオロ−3−メトキシ−5−メチルベンゾエートおよび4−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジンから出発して製造した。最終ステップを、実施例13に記載の手順に従い行ったが、ただし、過剰の無水メチルアミンを−78℃で、3時間にわたって室温に加温しながら、80℃で2時間の(S)−(+)−1−アミノプロパン−2−オールの代わりに使用して、2−(3−(4−フルオロ−3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを収率74%で得た。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 8.14(s,1H)、8.11(d,J=5.31Hz,1H)、7.14(s,1H)、6.85〜6.99(m,2H)、6.44(d,J=5.05Hz,1H)、5.54(br.s.,1H)、5.20(s,2H)、2.82(d,J=4.80Hz,3H)、2.26(d,J=2.27Hz,3H)
メチル4−フルオロ−3−メトキシ−5−メチルベンゾエート
Figure 2009530261
メチル3−クロロ−4−フルオロ−5−メトキシベンゾエート、メチルボロン酸、新たに粉砕されたKPO、ホスフィンリガンドおよび水(8uL)のトルエン/THF(1mL、1:1)中の懸濁液をNバブラーで数分間脱ガスした。THF0.1mLに懸濁させた酢酸パラジウムを加え、混合物を密閉し、マイクロ波中、100℃で10分間加熱した。TLCにより、新たなスポットへの完全な変換が示される。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO水溶液で洗浄した。有機溶液をMgSO上で乾燥させ、最小体積まで低減し、残渣をシリカゲルで、ジクロロメタンを溶離剤として使用して精製すると、メチル4−フルオロ−3−メトキシ−5−メチルベンゾエートが収率98%で得られた。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 7.46〜7.54(m,2H)、3.85(s,3H)、2.29(d,J=2.53Hz,3H)。Buchwaldら、Angew.Chem.2004年、116、1907〜1912参照。
(実施例144)
(S)−1−(4−(1−(シアノメチル)−3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)プロパン−2−イル2,6−ジメトキシベンゾエート
Figure 2009530261
2−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル(200mg、0.55mmol)のジクロロメタン(5mL)懸濁液に、Hunig塩基(0.15mL、0.86mmol)を加えた。生じた混合物を−10℃に冷却し、塩化2,6−ジメトキシベンゾイル(120mg、0.6mmol)を加えた。混合物を攪拌しながら一晩、徐々に加温した。混合物を−10℃に冷却し、さらなる塩化2,6−ジメトキシベンゾイル(40mL、0.2mmol)を加えた。混合物を室温に徐々に加温し、室温で3日間攪拌した。混合物をシリカゲルカラムに直接乗せ、溶離剤として酢酸エチルおよびジクロロメタンの1:1混合物中0%から5%のメタノールの勾配を使用して精製した。生成物をシリカゲルで、ジクロロメタン中0%から50%の酢酸エチルの勾配を使用して再精製すると、(S)−1−(4−(1−(シアノメチル)−3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)プロパン−2−イル2,6−ジメトキシベンゾエートが収率18%で得られた。1H NMR(400MHz,アセトニトリル−d)δ ppm 8.17(br.s.,1H)、8.13(d,J=5.31Hz,1H)、7.36(t,J=8.46Hz,1H)、6.92(br.s.,1H)、6.86(s,1H)、6.73(s,1H)、6.65〜6.70(m,3H)、6.50(br.d,J=4.04Hz,1H)、5.79(dd,J=6.95,4.93Hz,1H)、5.24(br.s.,1H)、5.21(s,2H)、3.81(s,6H)、3.68(br.s.,1H)、3.28(br.s.,1H)、2.29(s,3H)、1.25(br.d,J=5.05Hz,3H)
Figure 2009530261
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(実施例128)
Raf生化学的アッセイ
本発明の化合物をb−Rafに対する効力に関して、in vitroキナーゼアッセイを使用して評価した。Rafキナーゼ活性を、ATPから特異的Raf基質Mek1への放射線標識32−Pホスフェートの移動を決定することによりin vitroで測定する。全長野生型b−Rafを組換え形態で発現させ、細菌または昆虫細胞から精製する。組換えMek1は、E.coli細菌細胞から精製する。一アッセイ形式(G1と称される)では、全長野生型Mek1を、b−Raf基質として使用する。第2アッセイ形式(G2と称される)では、全長K97R Mek1突然変異体をb−Raf基質として使用する。
in vitroキナーゼアッセイを、50mMのHepes(pH7.4)、5nMのb−Raf、0.8μMのMek1、10mMのMgCl2、25μMのATP、0.002%(v/v)のツイーン−20、5μg/mLのロイペプチン、1.2mMのDTT、2%(v/v)のDMSO、0.2〜1.0μCiの[γ−32P]ATPを1ウェル当たり含有する溶液中で行う。
アッセイを、96ウェルポリプロピレン丸底プレートのウェルで行い、ここで、各ウェルは、アッセイミックス43.5μLおよび阻害剤化合物またはDMSO媒体1.5μLを含有する。b−Rafミックス15μLを加え、プレートをプレート振盪機上で振盪し、周囲温度で10分間予備インキュベーションする。反応を、ATPミックス15μLを加え、振盪することにより開始する。反応を40分後に、0.5MのEDTA(pH7.4)25μLを加えることにより停止する。
停止した反応物60μLを、96ウェルナイロン66Biodyne AメンブレンSilent Screenフィルタープレート(Nalge/Nunc:256081)のウェルに移す。ウェルを濾過し、0.85%リン酸で5回洗浄する。フィルターを、0.85%リン酸約50mLを伴うトレイに入れ、軌道振盪機上で10分間静かに回転させる。手順を、新たな0.85%リン酸で一度繰り返す。ATPミックス0.5μLの5試料もまた、特異的活性を算出するために濾紙上にスポットする。フィルターを1時間空気乾燥させ、Amersham Biosciences Storage Phosphor Screen上のセロファンラップの間に挟み、少なくとも一晩にわたって展開させる。Molecular Dynamics Storm 840 phosphoimagerを使用して、イメージを読み取る。スポットの体積を、ImageQuant5.1を使用して算出する。
[32−P]ATPの特異的活性、Mek1への32−P導入およびb−Raf濃度から、Rafキナーゼ活性を算出する。
(実施例129)
Raf細胞アッセイ
本発明の化合物をb−Rafに対する効力に関して、細胞アッセイを使用して次のように評価した。細胞におけるRafキナーゼの活性を、in vivoでRafキナーゼによりリン酸化される部位であるセリン217/221でのMek1/2のリン酸化レベルを測定することにより決定する。Mek1/2 Serリン酸化は、抗ホスホ−Mek1/2抗体(Cell Signaling #9121)を使用してELISA形式で測定する。
健康な発育ヒト黒色腫A2058細胞(b−Raf突然変異を内包する)をアッセイのために使用する。A2058細胞を10%FBS DMEM媒体中で成長させる。細胞が85%+コンフルエンスに近くなったら、細胞をPBSで1回すすぎ、トリプシン/EDTAで3分間トリプシン処理する。細胞を10%FBS DMEMに再懸濁させ、1000rpmで5分間遠心分離する。細胞を0.5% FBS DMEMに再懸濁させ、細胞カウンターでカウントする。細胞を50000細胞/ウェルで、0.5%FBS DMEM中100μL/ウェルの体積で、96ウェル平底プレートに播種する。陰性対照ウェルには、細胞なしで、0.5%FBS DMEM媒体100μLのみを与える。プレートを、細胞培養インキュベーター中、5%CO、37℃で一晩インキュベーションする。
2日目に、試験化合物を、0.5%FBS DMEM媒体中で調製し、11試験濃度のために1:3で連続希釈する。化合物の各濃度を二重に試験する。化合物溶液を25μL/ウェルで、細胞プレート中の対応するウェルに加え、媒体(0.5%FBS DMEM中0.5%のDMSO)25μL/ウェルを陰性対照ウェル(無細胞)および陽性対照ウェル(化合物なしの細胞)に加える。プレートを、細胞培養インキュベーター中、5%CO、37℃で1時間インキュベーションする。インキュベーションの1時間後に、媒体を除去し、細胞溶解緩衝液100μL/ウェルを細胞プレートに加え、プレートを室温で15分間振盪する。15分後に、細胞溶解産物をELISAプレート(抗Mek1抗体でプレコーティング、Cell Signaling #2352)に移し、プレートを静かに振盪しながら室温で2時間インキュベーションする。2時間後に、ウェルの内容物を吸引し、ウェルを洗浄緩衝液で4回洗浄する。ホスホ−Mek1/2検出抗体(Cell Signaling #9121)100μLを各ウェルに加え、プレートを静かに振盪しながら室温で1時間インキュベーションする。1時間後に、ウェルを吸引し、洗浄緩衝液で4回洗浄する。抗ウサギIgG HRP−結合抗体(Cell Signaling #7074)100μLを各ウェルに加え、プレートを静かに振盪しながら室温で1時間インキュベーションする。1時間後に、ウェルの内容物を吸引し、ウェルを洗浄緩衝液で4回洗浄する。TMB基質溶液(Sigma #T0440)100μLを各ウェルに加え、プレートを静かに振盪しながら室温で20分間インキュベーションする。色展開の20分後に、停止溶液(1Nの塩酸)100μLを各ウェルに加えて、色展開を停止する。プレートを450nmで、ELISAプレートリーダーで読み取る。
(実施例130)
B−Raf 生化学的および細胞活性データ
Figure 2009530261
Figure 2009530261
Figure 2009530261
Figure 2009530261
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Claims (20)

  1. 式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩
    Figure 2009530261
    [式中、
    は、H、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、シアノ、−N(R5a5b)、−C(O)N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキル、または(CからC)ヘテロアリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよく、
    はそれぞれ独立に、H、ハロゲン、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)アルコキシまたはシアノであり、
    は、Hまたは−NR11(CHであり、
    は、−SR、−OR、H、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、シアノ、−N(R5a5b)、−C(O)N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)ヘテロアリールであり、ここで、前記(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよく、
    5aおよびR5bはそれぞれ独立に、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、ここで、前記(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)シクロアルキルはそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよく、
    は、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、シアノ、(CからC)シクロアルキル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC14)アリール、(CからC)ヘテロアリール、−(CHC(O)Rまたは−N(R10a10b)であり、
    は、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC)シクロアルキルまたは(CからC14)アリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、−OC(O)R12、(CからC)シクロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよく、
    は、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、−(CH−シアノ、−(CH−(CからC)シクロアルキル、−(CH−(CからC14)アリール、−(CH−(CからC)シクロへテロアルキルまたは−(CH−(CからC)ヘテロアリールであり、
    は、H、−OH、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)アルコキシまたは−N(R10a10b)であり、
    10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、
    11は、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC)シクロアルキルまたは(CからC14)アリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよく、
    12は、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC)シクロアルキルまたは(CからC14)アリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキル、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC14)アリール、(CからC)アルコキシおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよく、
    Xは、NまたはCHであり、
    mは、0、1、2または3であり、
    nはそれぞれ独立に、0、1、2、3または4であり、
    pは、0、1、2、3または4である]。
  2. が、H、(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)アルケニル、(CからC)アルキニル、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)シクロアルキルはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC)ヘテロアリール、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
  3. pが、0、1、2または3であり、Rが、H、−N(R5a5b)、(CからC)アルキル、シアノ、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)ヘテロアリールであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)ヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
  4. pが、1または2であり、Rが、シアノまたは(CからC)アルキルである請求項3に記載の化合物。
  5. pが、0であり、Rが、Hまたは(CからC)アルキルである請求項3に記載の化合物。
  6. pが、0または1であり、Rが、(CからC)シクロへテロアルキルであり、少なくとも1個のR基で置換されていてもよい請求項3に記載の化合物。
  7. 前記(CからC)シクロへテロアルキルが、
    Figure 2009530261
    からなる群から選択され、ここで、前記(CからC)シクロヘテロアルキル基はそれぞれ、少なくとも1個のR基で置換されていてもよい請求項6に記載の化合物。
  8. mが、1または2であり、式(I)の化合物が次の構造:
    Figure 2009530261
    を有する請求項1に記載の化合物。
  9. がそれぞれ独立に、ハロゲン、−OCHまたは(CからC)アルキルである請求項8に記載の化合物。
  10. mが、1であり、式(I)の化合物が次の構造:
    Figure 2009530261
    [式中、Rは、ClまたはCHである]
    を有する請求項9に記載の化合物。
  11. Xが、Nであり、Rが、−NH(CHである請求項1に記載の化合物。
  12. が、H、(CからC)アルキル、(CからC)シクロへテロアルキルまたは(CからC)シクロアルキルであり、ここで、前記(CからC)アルキル、(CからC)シクロへテロアルキルおよび(CからC)シクロアルキルはそれぞれ、ハロゲン、−OH、(CからC)アルキル、−N(R5a5b)、(CからC)シクロアルキル、(CからC14)アリールおよび(CからC)シクロへテロアルキルから選択される少なくとも1個の基で置換されていてもよい請求項11に記載の化合物。
  13. が、−NH(CHであり、ここで、nは1または2であり、Rは(CからC)アルキルであり、1個の−OH基で置換されている請求項12に記載の化合物。
  14. Xが、Nであり、Rが、H、(CからC)シクロへテロアルキル、−ORまたは−N(R5a5b)であり、ここで、前記(CからC)シクロへテロアルキルは少なくとも1個のR基で置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
  15. 3−クロロ−5−(1−イソプロピル−4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール;3−[4−(2−アニリノピリミジン−4−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−5−クロロフェノール;2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;2−(3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;3−[3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]プロパンニトリル;3−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−((R)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル;3−クロロ−5−[4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール;3−クロロ−5−{4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル}フェノール;3−クロロ−5−[4−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール;3−クロロ−5−{4−[2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}フェノール;{3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−[2−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}アセトニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−{2−[(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;[4−(2−アミノピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;3−[4−{2−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]プロパンニトリル;3−{3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−[2−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}プロパンニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;[3−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−{[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル;2−(3−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;2−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)−ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−アセトニトリル;3−(1−(シアノメチル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−ヒドロキシベンゾニトリル;3−(4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)−ピリミジン−4−イル)−1−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メチルフェノール;5−(4−(2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−メチル−アゼチジン−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−2,3−ジメチルフェノール;5−(1−(2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−2,3−ジメチルフェノール;5−(1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4−(2−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチルアミノ)−ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−2,3−ジメチル−フェノール;3−(4−(2−(イソブチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−メチルフェノール;2−(3−(3−ヒドロキシ−4,5−ジメチルフェニル)−4−(2−((S)−2−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;3−メチル−5−(1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−4−(2−(2−(ピラジン−2−イル)−エチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール;2−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N−メチル−アセトアミド;2−(3−(3−クロロ−4−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;2−(3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−((2−ヒドロキシエチル)(メチル)−アミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;2−(4−(2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)−アセトニトリル;(S)−1−(4−(1−(シアノメチル)−3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ)プロパン−2−イル−2,6−ジメトキシベンゾエート;2−(3−(4−フルオロ−3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−(2−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルおよび(S)−1−(4−(1−(シアノメチル)−3−(3−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)プロパン−2−イルアセテートからなる群から選択される請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物または薬学的に許容できるその塩および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む医薬組成物。
  17. その必要のある哺乳動物において異常な細胞増殖を治療する方法であって、前記哺乳動物に治療有効量の請求項1から15のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与するステップを含む方法。
  18. 前記異常な細胞増殖が、癌性である請求項17に記載の方法。
  19. Raf酵素活性を阻害する方法であって、Raf酵素を、Raf阻害量の請求項1から15のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物または薬学的に許容できるその塩と接触させることを含む方法。
  20. 哺乳動物における異常な細胞増殖を治療するための医薬品の製造における請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物の使用。
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