JP2009232330A - 光受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】あるチャンネルの異常が他のチャンネルに影響を与えない光受信機を提供する。
【解決手段】外部から供給された光DQPSK信号を第1、第2遅延干渉計2,3にそれぞれ入力させ、当該第1、第2遅延干渉計2,3の出力光を第1、第2受光器4,5によって第1、第2チャンネルの2値NRZ(Non Return to Zero)信号として再生する光受信機において、第1、第2チャンネル毎に独立した制御系によって第1、第2遅延干渉計2,3の遅延時間をフィードバック制御する。
【選択図】図1
【解決手段】外部から供給された光DQPSK信号を第1、第2遅延干渉計2,3にそれぞれ入力させ、当該第1、第2遅延干渉計2,3の出力光を第1、第2受光器4,5によって第1、第2チャンネルの2値NRZ(Non Return to Zero)信号として再生する光受信機において、第1、第2チャンネル毎に独立した制御系によって第1、第2遅延干渉計2,3の遅延時間をフィードバック制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、位相変調された光信号を受信する光受信機に関する。
下記特許文献1には、光差動4値位相シフトキーイング(DQPSK:Differential quadrature Phase Shift Keying)信号を2チャンネルの2値NRZ(Non Return to Zero)信号(電気信号)として再生する光DQPSK受信機が開示されている。この光DQPSK受信機は、特許文献1の図1等にも明示されているように、各々にマッハツェンダ干渉計(遅延干渉計)、バランスド光検出器、データ再生回路及び位相制御装置を有する2つのブランチ(Iブランチ及びQブランチ)から構成されている。このような光DQPSK受信機は、各々の位相制御装置によってIブランチのマッハツェンダ干渉計の遅延時間を光DQPSK信号の位相としての「π/4」に設定する一方、Qブランチのマッハツェンダ干渉計の遅延時間を光DQPSK信号の位相としての「−π/4」に設定することにより、実軸と虚軸とによる複素平面上において4つの位相角(「0°(=2π)」、「π/2」、「π」及び「3π/2」)を取り得る光DQPSK信号のうち、実軸上の2位相角(「0°(=2π)」及び「π」)をIブランチで2値NRZ信号(一方のチャンネルの出力信号)に変換して再生すると共に、虚軸上の2位相角(「π/2」及び「3π/2」)をQブランチで2値NRZ信号(他方のチャンネルの出力信号)に変換して再生する。
上記光DQPSK受信機は、各ブランチのマッハツェンダ干渉計の遅延時間を上記のように設定する方法とし、一方のブランチのバランスド光検出器の出力信号と他のブランチのデータ再生回路の出力信号とを乗算して平均化した信号に基づいて一方のブランチのマッハツェンダ干渉計の遅延時間をフィードバック制御する手法を採用している。すなわち、Iブランチのマッハツェンダ干渉計の遅延時間は、Iブランチのバランスド光検出器の出力信号とQブランチのデータ再生回路の出力信号とを乗算して平均化した信号に基づいて制御され、またQブランチのマッハツェンダ干渉計の遅延時間は、Qブランチのバランスド光検出器の出力信号とIブランチのデータ再生回路の出力信号とを乗算して平均化した信号に基づいて制御される。
なお、マッハツェンダ干渉計を用いた光位相変調信号の受信機については、例えば下記非特許文献1にも開示されている。
特開2007−20138号公報
"Optical Differential Quadrature Phase-Shift Key (oDQPSK) for Hight Capacity Optical Transmission"by R.A. Griffin et al., Optical Fiber Communication Conference and Exhibit, 2002. OFC2002 17-22 March 2002 Pages 367-368
なお、マッハツェンダ干渉計を用いた光位相変調信号の受信機については、例えば下記非特許文献1にも開示されている。
ところで、上記従来の光DQPSK受信機には、一対のブランチ(2つのチャンネル)のうち、一方のブランチのバランスド光検出器の出力信号と他方のブランチのデータ再生回路の出力信号(2値NRZ信号)とを用いて一方のブランチのマッハツェンダ干渉計の遅延時間をフィードバック制御するので、何らかの原因で片方のブランチが異常を来たした場合に、その異常がもう片方のブランチに影響を与える。すなわち、片方のブランチの異常がもう片方の正常なブランチを受信不能状態に至らしめることがある。
また、一方のブランチのバランスド光検出器の出力信号と他方のブランチのデータ再生回路の出力信号とを用いて遅延時間をフィードバック制御するので、異常なブランチの特定が困難であり、光DQPSK受信機の保守管理上不都合であるという問題もある。
また、一方のブランチのバランスド光検出器の出力信号と他のブランチのデータ再生回路の出力信号とを用いて遅延時間をフィードバック制御するので、構成部品の性能が両方のブランチで一致していないと所望の受信性能を発揮できないという問題点もある。
また、一方のブランチのバランスド光検出器の出力信号と他方のブランチのデータ再生回路の出力信号とを用いて遅延時間をフィードバック制御するので、異常なブランチの特定が困難であり、光DQPSK受信機の保守管理上不都合であるという問題もある。
また、一方のブランチのバランスド光検出器の出力信号と他のブランチのデータ再生回路の出力信号とを用いて遅延時間をフィードバック制御するので、構成部品の性能が両方のブランチで一致していないと所望の受信性能を発揮できないという問題点もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、以下の点を目的とするものである。
(1)あるチャンネルの異常が他のチャンネルに影響を与えない光受信機を提供する。
(2)異常なチャンネルの特定が容易な光受信機を提供する。
(3)構成部品の性能のばらつきの影響を軽減することが可能な光受信機を提供する。
(1)あるチャンネルの異常が他のチャンネルに影響を与えない光受信機を提供する。
(2)異常なチャンネルの特定が容易な光受信機を提供する。
(3)構成部品の性能のばらつきの影響を軽減することが可能な光受信機を提供する。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の解決手段として、外部から供給された光位相変調信号を複数設けられた遅延干渉計にそれぞれ入力させ、当該遅延干渉計の出力光を複数の光電変換素子によって複数チャンネルの2値NRZ(Non Return to Zero)信号として再生する光受信機であって、各チャンネル毎に独立した制御系によって各遅延干渉計の遅延時間をフィードバック制御する、という手段を採用する。
第2の解決手段として、上記第1の手段において、各チャンネルの制御系は、各光電変換素子の受光電流が直交関係となるように当該受光電流に基づいて遅延時間をフィードバック制御する、という手段を採用する。
第3の解決手段として、上記第2の手段において、光電変換素子とは別に遅延干渉計の出力光を受光する制御用光電変換素子をさらに備え、当該制御用光電変換素子の受光電流に基づいて遅延時間をフィードバック制御する、という手段を採用する。
第4の解決手段として、上記第1の手段において、各チャンネルの制御系は、2値NRZ信号の自己相関を検出する自己相関検出回路を備え、自己相関が最小となるように遅延時間をフィードバック制御する、という手段を採用する。
第5の解決手段として、上記第4の手段において、自己相関検出回路は、2値NRZ信号の正相信号と逆相信号との乗算信号を自己相関を示す信号として生成する、という手段を採用する。
第2の解決手段として、上記第1の手段において、各チャンネルの制御系は、各光電変換素子の受光電流が直交関係となるように当該受光電流に基づいて遅延時間をフィードバック制御する、という手段を採用する。
第3の解決手段として、上記第2の手段において、光電変換素子とは別に遅延干渉計の出力光を受光する制御用光電変換素子をさらに備え、当該制御用光電変換素子の受光電流に基づいて遅延時間をフィードバック制御する、という手段を採用する。
第4の解決手段として、上記第1の手段において、各チャンネルの制御系は、2値NRZ信号の自己相関を検出する自己相関検出回路を備え、自己相関が最小となるように遅延時間をフィードバック制御する、という手段を採用する。
第5の解決手段として、上記第4の手段において、自己相関検出回路は、2値NRZ信号の正相信号と逆相信号との乗算信号を自己相関を示す信号として生成する、という手段を採用する。
本発明によれば、各チャンネル毎に独立した制御系によって各遅延干渉計の遅延時間をフィードバック制御するので、あるチャンネルの異常が他のチャンネルに影響を及ぼさず、異常なチャンネルの特定が容易で、また構成部品の性能のばらつきの影響を軽減することが可能な光受信機を提供することが可能である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る光受信機Aの構成を示すブロック図である。本光受信機Aは、図示しない光送信機から伝送用光ファイバを介して入力される光DQPSK信号(差動四相位相偏移変調信号)を受信して電気信号(第1、第2受信信号)に変換する装置であり、図示するように分波器1、第1、第2遅延干渉計2,3、第1、第2受光器4,5及び第1、第2遅延制御回路6,7から構成されている。これら各構成要件のうち、第1受光器4及び第1遅延制御回路6は第1チャンネルの制御系を構成し、第2受光器5及び第2遅延制御回路7は第2チャンネルの制御系を構成している。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る光受信機Aの構成を示すブロック図である。本光受信機Aは、図示しない光送信機から伝送用光ファイバを介して入力される光DQPSK信号(差動四相位相偏移変調信号)を受信して電気信号(第1、第2受信信号)に変換する装置であり、図示するように分波器1、第1、第2遅延干渉計2,3、第1、第2受光器4,5及び第1、第2遅延制御回路6,7から構成されている。これら各構成要件のうち、第1受光器4及び第1遅延制御回路6は第1チャンネルの制御系を構成し、第2受光器5及び第2遅延制御回路7は第2チャンネルの制御系を構成している。
分波器1は、光DQPSK信号を2分波して第1、第2チャンネルに供給する光カプラである。より具体的には、分波器1の出射光は、第1、第2遅延干渉計2,3にそれぞれ入射される。
第1遅延干渉計2は、分波器2a、遅延器2b及び合波器2cから構成され、上記分波器1から入力された光DQPSK信号における実軸上の2位相成分を強度変調信号に変換して第1受光器4に出射する。すなわち、分波器2aは、上記分波器1から入力された光DQPSK信号を2分波し、一方を遅延器2bに出射すると共に他方を合波器2cに出射する。遅延器2bは、上記分波器2aから入力された光DQPSK信号を後述する所定の遅延時間だけ遅延させて合波器2cに出射する。合波器2cは、分波器2aから入力された光DQPSK信号と遅延器2bから入力された1単位時間だけ遅延した光DQPSK信号とを合波することにより一対の光強度変調信号に変換して第1受光器4に出射する。
第1遅延干渉計2は、分波器2a、遅延器2b及び合波器2cから構成され、上記分波器1から入力された光DQPSK信号における実軸上の2位相成分を強度変調信号に変換して第1受光器4に出射する。すなわち、分波器2aは、上記分波器1から入力された光DQPSK信号を2分波し、一方を遅延器2bに出射すると共に他方を合波器2cに出射する。遅延器2bは、上記分波器2aから入力された光DQPSK信号を後述する所定の遅延時間だけ遅延させて合波器2cに出射する。合波器2cは、分波器2aから入力された光DQPSK信号と遅延器2bから入力された1単位時間だけ遅延した光DQPSK信号とを合波することにより一対の光強度変調信号に変換して第1受光器4に出射する。
第2遅延干渉計3は、分波器3a、遅延器3b及び合波器3cから構成され、上記分波器1から入力された光DQPSK信号における虚軸上の2位相成分を強度変調信号に変換して第2受光器5に出射する。すなわち、第2遅延干渉計3は、分波器3aは、上記分波器1から入力された光DQPSK信号を2分波し、一方を遅延器3bに出射すると共に他方を合波器3cに出射する。遅延器3bは、上記分波器3aから入力された光DQPSK信号を後述する所定の遅延時間だけ遅延させて合波器3cに出射する。合波器3cは、分波器3aから入力された光DQPSK信号と遅延器3bから入力された遅延した光DQPSK信号とを合波することにより一対の光強度変調信号に変換して第2受光器5に出射する。
このように、第1遅延干渉計2は光DQPSK信号における実軸上の2位相成分を強度変調信号に変換し、一方、第2遅延干渉計3は光DQPSK信号における虚軸上の2位相成分を強度変調信号に変換する。つまり、第1、第2遅延干渉計2,3は、互いに90°だけ位相が異なる2つの位相成分をそれぞれ強度変調信号に変換する。なお、このような第1、第2遅延干渉計2,3の動作原理は、例えば上述した特許文献1や非特許文献1に記載されているように、光DQPSK信号の受信処理として周知であり、詳しい説明を省略する。
第1受光器4は、図示するように第1、第2抵抗器4a、4b及びバランス型PD(フォトダイオード)4cから構成されており、上記第1遅延干渉計2から入射された一対の光強度変調信号を差動検出することにより、第1チャンネルの2値NRZ(Non Return to Zero)信号(第1受信信号)に変換する。第1受光器4は、プラス電源(+Vcc)とマイナス電源(−Vcc)との間に第1抵抗器4a、バランス型PD4c、第2抵抗器4cの順で直接接続されたもの、つまりバランス型PD4cのカソード端子側(プラス電源側)に第1抵抗器4aが、またアノード端子側(マイナス電源側)に第2抵抗器4cがそれぞれ接続されたものである。
バランス型PD4cは、特性が揃った2つのフォトダイオード、つまり第1、第2PD4d,4eを直接接続したものであり、当該第1、第2PD4d,4eの接続点が出力端となっている。第1抵抗器4aは、バランス型PD4cのプラス電源側のバイアス電流を規定すると共に、プラス電源(+Vcc)からバランス型PD4cに流れる受光電流(プラス側受光電流I41)を第1PD4dのカソード電圧として検出する電流検出用抵抗器である。また、第2抵抗器4bは、バランス型PD4cのマイナス電源側のバイアス電流を規定すると共に、バランス型PD4cからマイナス電源(−Vcc)に流れる受光電流(マイナス側受光電流I42)を第2PD4eのアノード電圧として検出するものである。
このような第1受光器4は、第1受信信号を後段の信号処置回路に出力する一方、第1PD4dのカソード電圧と第2PD4eのアノード電圧とを第1遅延制御回路6に出力する。
このような第1受光器4は、第1受信信号を後段の信号処置回路に出力する一方、第1PD4dのカソード電圧と第2PD4eのアノード電圧とを第1遅延制御回路6に出力する。
第2受光器5は、図示するように第1、第2抵抗器5a、5b及びバランス型PD5cから構成されており、上記第2遅延干渉計3から入射された一対の光強度変調信号を差動検出することにより、第2チャンネルの2値NRZ(Non Return to Zero)信号(第2受信信号)に変換する。第2受光器4は、プラス電源とマイナス電源との間に第1抵抗器5a、バランス型PD5c、第2抵抗器5cの順で直接接続されたもの、つまりバランス型PD5cのカソード端子側(プラス電源側)に第1抵抗器5aが、またアノード端子側(マイナス電源側)に第2抵抗器5cがそれぞれ接続されたものである。
バランス型PD5cは、上記バランス型PD4cと全く同様なものであり、特性が揃った2つのフォトダイオード、つまり第1、第2PD5d,5eを直接接続したものであり、当該第1、第2PD5d,5eの接続点が出力端となっている。第1抵抗器5aは、上記第1抵抗器4aと全く同様なものであり、バランス型PD5cのプラス電源側のバイアス電流を規定すると共に、プラス電源(+Vcc)からバランス型PD5cに流れる受光電流(プラス側受光電流I51)を第1PD5dのカソード電圧として検出する電流検出用抵抗器である。また、第2抵抗器5bは、上記第2抵抗器4bと全く同様なものであり、バランス型PD5cのマイナス電源側のバイアス電流を規定すると共に、バランス型PD5cからマイナス電源(−Vcc)に流れる受光電流(マイナス側受光電流I52)を第2PD5eのアノード電圧として検出するためのものである。
このような第1受光器5は、第1受信信号を後段の信号処置回路に出力する一方、第1PD5dのカソード電圧と第2PD5eのアノード電圧とを第1遅延制御回路7に出力する。
このような第1受光器5は、第1受信信号を後段の信号処置回路に出力する一方、第1PD5dのカソード電圧と第2PD5eのアノード電圧とを第1遅延制御回路7に出力する。
第1遅延制御回路6は、第1PD4dのカソード電圧が示すプラス側受光電流I41及び第2PD4eのアノード電圧が示すマイナス側受光電流I42とに基づいて遅延器2bの遅延時間をフィードバック制御する。一方、第2遅延制御回路7は、第1PD5dのカソード電圧が示すプラス側受光電流I51及び第2PD5eのアノード電圧が示すマイナス側受光電流I52とに基づいて遅延器3bの遅延時間をフィードバック制御する。第1、第2遅延制御回路6,7の制御処理の詳細については、本光受信機Aの動作として後述する。
以上説明したように、本光受信機Aは、第1、第2チャンネル毎に独立した制御系によって第1、第2遅延干渉計2,3の遅延時間を個別にフィードバック制御するように構成されている。
次に、このように構成された本光受信機Aの動作について、図2をも参照して詳しく説明する。
分波器1で分波されることによって第1、第2遅延干渉計2,3にそれぞれ入射した光DQPSK信号は、第1遅延干渉計2によって実軸上の2位相成分を強度変調信号に変換され、当該強度変調信号が第1受光器4によって第1受信信号(2値NRZ信号)に変換される一方、第2遅延干渉計3によって虚軸上の2位相成分を強度変調信号に変換され、当該強度変調信号が第2受光器5によって第2受信信号(2値NRZ信号)に変換される。このような本光受信機Aの基本動作は、上述した特許文献1と同様であるが、本光受信機Aは、第1遅延制御回路6によって第1遅延干渉計2の遅延器2bが、また第2遅延制御回路7によって第2遅延干渉計3の遅延器3bが各々個別にフィードバック制御される。
すなわち、第1遅延制御回路6は、第1PD4dのカソード電圧が示すプラス側受光電流I41及び第2PD4eのアノード電圧が示すプラス側受光電流I41が最大値(=マイナス側受光電流I42が最小値)となるように遅延器2bの遅延時間をフィードバック制御し、一方、第2遅延制御回路7は、第1PD5dのカソード電圧が示すプラス側受光電流I51が最大値と最小値との中間値(=マイナス側受光電流I52が最大値と最小値との中間値)となるように遅延器3bの遅延時間をフィードバック制御する。
このように各遅延器2b,3bの遅延時間を制御することにより、第1遅延干渉計2は光DQPSK信号の実軸上の2位相成分を強度変調信号に変換すること、また第2遅延干渉計3は光DQPSK信号の虚軸、つまり上記実軸に直交する位相軸上の2位相成分を強度変調信号に変換することを実現する。
図2は、上記第1、第2チャンネルのプラス側受光電流I41,I51及びマイナス側受光電流I42,I52の遅延器2bの遅延時間に応じた変化を示す特性図である。第1チャンネルの第1遅延制御回路6は、図2に示すように周期的に変化するプラス側受光電流I41及びマイナス側受光電流I42について、プラス側受光電流I41の最大値(=マイナス側受光電流I42の最小値)を検出し、当該プラス側受光電流I41の最大値(=マイナス側受光電流I42の最小値)となるように遅延器2bの遅延時間をフィードバック制御する。
このような第1チャンネルの第1遅延制御回路6に対して、第2遅延制御回路7は、上記プラス側受光電流I51の最大値と最小値との中間値(=マイナス側受光電流I52の最大値と最小値との中間値)、つまり第1チャンネルのプラス側受光電流I41の最大値(=マイナス側受光電流I42の最小値)に対して位相差として90°に相当する受光電流を検出し、当該中間値となるように遅延器3bの遅延時間をフィードバック制御する。
なお、光DQPSK信号の実軸と虚軸とは直交関係にあるので、第1遅延制御回路6がプラス側受光電流I41の最大値と最小値との中間値(=マイナス側受光電流I42の最大値と最小値との中間値)となるように遅延器2bの遅延時間を制御し、また第2遅延制御回路7がプラス側受光電流I51の最大値(=マイナス側受光電流I52の最小値)となるように遅延器3bの遅延時間を制御しても、同様に光DQPSK信号の各位相成分(4位相成分)を検出することができる。
本光受信機Aによれば、第1、第2遅延干渉計2,3の制御系がチャンネル毎に独立しているので、一方のチャンネルの異常が他方のチャンネルに影響を与えることがない。例えば、第1チャンネルの構成要素に何らかの異常が発生しても、この異常は第2チャネルに影響しないので、第1チャンネルの異常によって第2チャネルが受信不能等の異常に至ることを防止することができる。また、第2チャネルが異常になった場合に第2チャンネルの異常によって第1チャネルが受信不能等の異常に至ることを防止することができる。
また、本光受信機Aによれば、第1、第2遅延干渉計2,3の制御系がチャンネル毎に独立しているので、異常なチャンネルの特定が容易でであり、また構成部品の性能のばらつきの影響を従来よりも軽減することが可能である。
また、本光受信機Aによれば、第1、第2遅延干渉計2,3の制御系がチャンネル毎に独立しているので、異常なチャンネルの特定が容易でであり、また構成部品の性能のばらつきの影響を従来よりも軽減することが可能である。
〔第2実施形態〕
図3は、第2実施形態に係る光受信機Bの構成を示すブロック図である。なお、この図3では、図1に示した第1実施形態の光受信機Aと同一の構成要素については同一符号を付している。
図3は、第2実施形態に係る光受信機Bの構成を示すブロック図である。なお、この図3では、図1に示した第1実施形態の光受信機Aと同一の構成要素については同一符号を付している。
この光受信機Bは、上記第1実施形態の光受信機Aに分波器8,9,12,13及びフォトダイオード10,11,14,15を追加することにより、上記各プラス側受光電流I41,I51及びマイナス側受光電流I42,I52を第1、第2受光器4,5から得るのではなく、専用に用意されたフォトダイオード10,11,14,15から得るようにしたものである。このような本光受信機Bでは、フォトダイオード10,11及び第1遅延制御回路6によって第1チャンネルの制御系が構成され、フォトダイオード14,15及び第2遅延制御回路7によって第2チャンネルの制御系が構成される。
すなわち、分波器8は、第1遅延干渉計2と第1受光器4との間に設けられ、第1遅延干渉計2から入射した一方の光強度変調信号を2分波して第1受光器4とフォトダイオード10とに出射する。分波器9は、第1遅延干渉計2と第1受光器4との間に設けられ、第1遅延干渉計2から入射した他方の光強度変調信号を2分波して第1受光器4とフォトダイオード11とに出射する。分波器12は、第2遅延干渉計3と第2受光器5との間に設けられ、第2遅延干渉計3から入射した一方の光強度変調信号を2分波して第2受光器5とフォトダイオード14とに出射する。分波器13は、第2遅延干渉計3と第2受光器5との間に設けられ、第2遅延干渉計3から入射した他方の光強度変調信号を2分波して第2受光器5とフォトダイオード15とに出射する。
フォトダイオード10は、上記分波器8から入射した一方の光強度変調信号を光電変換することにより、上記プラス側受光電流I41に相当する電気信号を第1遅延制御回路6に出力する。フォトダイオード11は、上記分波器9から入射した他方の光強度変調信号を光電変換することにより、上記マイナス側受光電流I42に相当する電気信号を第1遅延制御回路6に出力する。フォトダイオード14は、上記分波器12から入射した一方の光強度変調信号を光電変換することにより、上記プラス側受光電流I51に相当する電気信号を第2遅延制御回路7に出力する。フォトダイオード15は、上記分波器13から入射した他方の光強度変調信号を光電変換することにより、上記マイナス側受光電流I52に相当する電気信号を第2遅延制御回路7に出力する。
本光受信機Bの第1遅延制御回路6は、上記フォトダイオード10,11から入力されたプラス側受光電流I41に相当する電気信号とマイナス側受光電流I42に相当する電気信号に基づいて、第1実施形態と同様に第1の遅延干渉計をフィードバック制御する。また、第2遅延制御回路7は、上記フォトダイオード14,15から入力されたプラス側受光電流I51に相当する電気信号とマイナス側受光電流I52に相当する電気信号に基づいて、第1実施形態と同様に第2の遅延干渉計をフィードバック制御する。
このような本光受信機Bによれば、第1遅延制御回路6によって第1遅延干渉計2の遅延器2bが、また第2遅延制御回路7によって第2遅延干渉計3の遅延器3bが各々個別にフィードバック制御されるので、上述した第1実施形態の光受信機Aと同様に従来技術の問題点を解決することができる。
〔第3実施形態〕
図4は、第3実施形態に係る光受信機Cの構成を示すブロック図である。なお、この図4では、図1に示した第1実施形態の光受信機Aと同一の構成要素については同一符号を付している。
図4は、第3実施形態に係る光受信機Cの構成を示すブロック図である。なお、この図4では、図1に示した第1実施形態の光受信機Aと同一の構成要素については同一符号を付している。
この光受信機Cは、上記第1実施形態の光受信機Aに乗算器16を追加すると共に当該乗算器16の出力をも考慮して第1、第2遅延干渉計2,3をフィードバック制御する第1、第2遅延制御回路6A,7Aを備えるものである。本光受信機Cでは、第1受光器4及び第1遅延制御回路6Aによって第1チャンネルの制御系が構成され、第2受光器5及び第2遅延制御回路7Bによって第2チャンネルの制御系が構成されており、乗算器16及び当該乗算器16の出力に基づく第1、第2遅延制御回路6A,7Aの機能は、第1、第2チャンネルに共通な補助的制御系を構成している。
乗算器16は、第1受信信号と第2受信信号とを乗算し、その結果を第1、第2遅延制御回路6A,7Aに出力する。第1、第2遅延制御回路6A,7Aは、この乗算器16の乗算値に基づいて受光異常を判定し、この判定結果をも加味して第1、第2遅延干渉計2,3の遅延時間をフィードバック制御する。
すなわち、第1、第2遅延干渉計2,3が正常動作している場合、第1、第2遅延干渉計2,3は互いに異なる位相軸上の位相成分を光強度変調信号に変換するので、第1受信信号と第2受信信号とは異なる信号となるが、同一の位相軸上の位相成分を光強度変調信号に変換するような異常動作をした場合には、第1受信信号と第2受信信号とは相関性が高い信号となる。
したがって、第1受信信号と第2受信信号との乗算結果を示す乗算器16の出力信号は、第1、第2遅延干渉計2,3が正常動作している場合と異常動作している場合とで極端に異なる値となる。第1、第2遅延制御回路6A,7Aは、乗算器16の乗算値に基づいて第1、第2遅延干渉計2,3の動作異常を判定し、異常と判定した場合には、第1、第2遅延干渉計2,3の遅延時間を1単位時間(光DQPSK信号の1ビットレート分)以下の範囲でシフトすることによって異常を解消させる。
なお、第1、第2遅延干渉計2,3の遅延時間が両方とも1単位時間シフトすると異常は解消されないので、第1、第2遅延干渉計2,3の遅延時間の何れか一方だけ、例えば遅延時間のシフトが制御上容易な方だけを1単位時間以下の範囲でシフトさせる。
このような本光受信機Cによれば、第1遅延制御回路6Aによって第1遅延干渉計2が、また第2遅延制御回路7Aによって第2遅延干渉計3が各々個別にフィードバック制御されるので、上述した第1実施形態の光受信機Aや第2実施形態の光受信機Bと同様に従来技術の問題点を解決することができる。
なお、本光受信機Cでは、第1受信信号及び第2受信信号を乗算器16に直接入力して乗算する構成を採用しているが、第1受信信号及び第2受信信号を帯域制限して乗算器16に入力するようにしても良い。例えばローパスフィルタによって第1受信信号及び第2受信信号の低周波成分のみを乗算器16に入力することにより、乗算器16として高周波特性の優れたものを用いる必要がないので、コストダウンを図ることができる。
〔第4実施形態〕
図5は、第4実施形態に係る光受信機Dの構成を示すブロック図である。なお、この図5では、図1に示した第1実施形態の光受信機Aと同一の構成要素については同一符号を付している。
図5は、第4実施形態に係る光受信機Dの構成を示すブロック図である。なお、この図5では、図1に示した第1実施形態の光受信機Aと同一の構成要素については同一符号を付している。
本光受信機Dは、第1受信信号の自己相関を検出する第1自己相関検出回路20、第2受信信号の自己相関を検出する第2自己相関検出回路21、第1自己相関検出回路20の出力に基づいて第1遅延干渉計2をフィードバック制御する第1遅延制御回路6B、また第2自己相関検出回路21の出力に基づいて第2遅延干渉計3をフィードバック制御する第2遅延制御回路7Bを備えるものである。
このような本光受信機Dでは、第1自己相関検出回路20及び第1遅延制御回路6Bによって第1チャンネルの制御系が構成され、第2自己相関検出回路21及び第2遅延制御回路7Bによって第2チャンネルの制御系が構成される。
このような本光受信機Dでは、第1自己相関検出回路20及び第1遅延制御回路6Bによって第1チャンネルの制御系が構成され、第2自己相関検出回路21及び第2遅延制御回路7Bによって第2チャンネルの制御系が構成される。
第1自己相関検出回路20は、TIA(トランスインピーダンスアンプ)20a、D−FF(Dフリップフロップ)回路20b、LPF20c,20d,20f及び乗算器20eから構成されている。TIA20aは、第1受光器4から入力される第1受信信号を電圧増幅してD−FF回路20b及びLPF20dに出力する。D−FF回路20bは、上記TIA20aから入力された第1受信信号を正相及び逆相の第1デジタル信号に変換し、正相の第1デジタル信号を後段の信号処理回路に出力する一方、逆相の第1デジタル信号をLPF20cに出力する。
LPF20cは、逆相の第1デジタル信号の基本波成分のみを抽出して乗算器20eに出力する。LPF20dは、上記TIA20aから入力された第1受信信号の基本波成分のみを抽出して乗算器20eに出力する。乗算器20eは、上記第1受信信号の基本波成分と逆相の第1デジタル信号の基本波成分とを乗算することにより両者の自己相関係数を示す第1自己相関信号をLPF20fに出力する。LPF20fは、第1自己相関信号のうち周波数が低い成分を抽出して第1遅延制御回路6Bに出力する。
このように構成された第1自己相関検出回路20は、第1受信信号の正相成分と逆相成分との相関、つまり第1受信信号の自己相関係数を検出するものである。第1遅延干渉計2は、遅延器2bの遅延時間が光DQPSK信号の1単位時間に高精度に設定されることにより光DQPSK信号の実軸上の位相成分のみを選択的に光強度変調信号に変換するので、この場合の第1自己相関信号が示す上記自己相関係数は最小となるが、遅延器2bの遅延時間が1単位時間からずれると、上記光強度変調信号は光DQPSK信号の虚軸上の位相成分をも含んだものとなるため自己相関係数が上記最小値よりも大きい値となる。第1遅延制御回路6Bは、このような自己相関係数の性質に基づいて、第1自己相関信号が示す自己相関係数が最小となるように遅延器2bの遅延時間をフィードバック制御する。より具体的には、遅延器の遅延時間による自己相関係数の微分係数が極小となるように、遅延制御回路を構成すれば良い。
一方、第2自己相関検出回路21は、TIA(トランスインピーダンスアンプ)21a、D−FF(Dフリップフロップ)回路21b、LPF21c,21d,21f及び乗算器21eから構成されている。TIA21aは、第2受光器5から入力される第2受信信号を電圧増幅してD−FF回路21b及びLPF21dに出力する。D−FF回路21bは、上記TIA21aから入力された第2受信信号を正相及び逆相の第2デジタル信号に変換し、正相の第2デジタル信号を後段の信号処理回路に出力する一方、逆相の第2デジタル信号をLPF21cに出力する。
LPF21cは、逆相の第2デジタル信号の基本波成分のみを抽出して乗算器21eに出力する。LPF21dは、上記TIA21aから入力された第2受信信号の基本波成分のみを抽出して乗算器21eに出力する。乗算器21eは、上記第2受信信号の基本波成分と逆相の第2デジタル信号の基本波成分とを乗算することにより両者の自己相関係数を示す第2自己相関信号をLPF21fに出力する。LPF21fは、第2自己相関信号のうち周波数が低い方の成分を抽出して第2遅延制御回路7Bに出力する。
このように構成された第2自己相関検出回路21は、上述した第1自己相関検出回路20と全く同様に機能するものであり、第2受信信号の正相成分と逆相成分との相関、つまり第2受信信号の自己相関係数を検出するものである。第2遅延干渉計3は、遅延器3bの遅延時間が光DQPSK信号の1単位時間に高精度に設定されることにより光DQPSK信号の実軸上の位相成分のみを選択的に光強度変調信号に変換するので、この場合の第2自己相関信号が示す上記自己相関係数は最小となるが、遅延器3bの遅延時間が1単位時間からずれると、上記光強度変調信号は光DQPSK信号の虚軸上の位相成分をも含んだものとなるため自己相関係数が上記最小よりも大きな値となる。第2遅延制御回路7Bは、このような自己相関係数の性質に基づいて、第2自己相関信号が示す自己相関係数が最小となるように遅延器3bの遅延時間をフィードバック制御する。
このような本光受信機Dによれば、第1遅延制御回路6Bによって第1遅延干渉計2が、また第2遅延制御回路7Bによって第2遅延干渉計3が各々個別にフィードバック制御されるので、上述した各光受信機A〜Cと同様に従来技術の問題点を解決することができる。
なお、本光受信機Dでは、第1、第2受信信号の正相信号及び逆相信号を生成するための手段としてD−FF回路20b,21bを用いたが、このD−FF回路20b,21bに代えて正相信号及び逆相信号を出力する他のデジタル回路を用いても良い。このような他のデジタル回路としては、例えばデータバッファがある。また、デジタル回路としてのD−FF回路20b,21bやデータバッファに代えて、アナログ回路である差動増幅器を用いても良い。
〔第5実施形態〕
図6は、第5実施形態に係る光受信機Eの構成を示すブロック図である。なお、この図6では、図1あるいは図5の各光受信機A,Dと同一の構成要素については同一符号を付している。
図6は、第5実施形態に係る光受信機Eの構成を示すブロック図である。なお、この図6では、図1あるいは図5の各光受信機A,Dと同一の構成要素については同一符号を付している。
この光受信機Eは、上述した第5実施形態の光受信機Dに第1、第2DMUX(デジタルマルチプレクサ)22,23と乗算器24を付加することにより、第3実施形態の光受信機Cと同様な機能、つまり第1、第2遅延干渉計2,3が同一の位相軸上の位相成分を光強度変調信号に変換するような異常を解消する機能を付与したものである。
本光受信機Eでは、第1自己相関検出回路20及び第1遅延制御回路6Cによって第1チャンネルの制御系が構成され、第2自己相関検出回路21及び第2遅延制御回路7Cによって第2チャンネルの制御系が構成されており、第1、第2DMUX22,23と乗算器24、及び当該乗算器24に基づく第1、第2遅延制御回路6C,7Cの機能は、第1、第2チャンネルに共通な補助的制御系を構成している。
第1DMUX22は、D−FF回路20bから入力される正相の第1デジタル信号をポート番号毎に分割して個別に出力する。第2DMUX23は、D−FF回路21bから入力される正相の第2デジタル信号をポート番号毎に分割して個別に出力する。乗算器24は、第1、第2DMUX22,23から出力される同一のポート番号のデジタル信号を乗算することにより、両者の相互相関係数を示す乗算信号を第1、第2遅延制御回路6C,7Cにそれぞれ出力する。
第1、第2遅延干渉計2,3が正常に実軸上の位相成分と虚軸上の位相成分とを光強度変調信号に変換している場合、実軸上の位相成分と虚軸上の位相成分とは相関性が低いので上記相互相関係数は低い値となるが、第1、第2遅延干渉計2,3が同一の位相軸上の位相成分を光強度変調信号に変換するような異常を起こしている場合には、上記相互相関係数は高い値となる。
第1、第2遅延制御回路6C,7Cは、乗算器24の乗算信号が示す上記相互相関係数に基づいて第1、第2遅延干渉計2,3の動作異常を判定し、異常と判定した場合には、第1、第2遅延干渉計2,3の遅延時間を1単位時間(光DQPSK信号の1ビットレート分)以下の範囲でシフトすることによって異常を解消させる。より具体的には、光位相で考えた場合、90°乃至270°光位相をシフトすることにより、異常を解消することができる。
このような本光受信機Eによれば、第1遅延制御回路6Cによって第1遅延干渉計2が、また第2遅延制御回路7Cによって第2遅延干渉計3が各々個別にフィードバック制御されるので、上述した各光受信機A〜Dと同様に従来技術の問題点を解決することができる。また、第1、第2遅延干渉計2,3が同一の位相軸上の位相成分を光強度変調信号に変換するような異常を速やかに解消することができる。
なお、本光受信機Eの変形例として、第1、第2DMUX22,23から出力される同一のポート番号のデジタル信号に代えて、第1、第3実施形態の光受信機A,Cにおける第1、第2受光器4,5の受光電流を第1、第2遅延制御回路6C,7Cに入力し、第1、第2受光器4,5の受光電流の相互相関係数に基づいて第1、第2遅延干渉計2,3が同一の位相軸上の位相成分を光強度変調信号に変換してしまう異常を回避しても良い。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記各実施形態は光DQPSK信号を受信する光受信機に関するものであるが、本発明はこれに限定されない。すなわち、本発明は、光DQPSK信号以外の光位相変調信号を受信する光受信機にも適用可能である。
(2)上記第4、第5実施形態における第1、第2自己相関検出回路20,21の構成は、第1、第2受信信号の自己相関を検出するための回路の構成の一例である。信号の自己相関を求める回路構成には種々の公知回路があるので、それら公知回路を第1、第2受信信号の自己相関を検出するための回路として用いても良い。
(1)上記各実施形態は光DQPSK信号を受信する光受信機に関するものであるが、本発明はこれに限定されない。すなわち、本発明は、光DQPSK信号以外の光位相変調信号を受信する光受信機にも適用可能である。
(2)上記第4、第5実施形態における第1、第2自己相関検出回路20,21の構成は、第1、第2受信信号の自己相関を検出するための回路の構成の一例である。信号の自己相関を求める回路構成には種々の公知回路があるので、それら公知回路を第1、第2受信信号の自己相関を検出するための回路として用いても良い。
A〜E…光受信機、1…分波器、2…第1遅延干渉計、3…第2遅延干渉計、4…第1受光器、5…第2受光器、6…第1遅延制御回路、7…第2遅延制御回路
Claims (5)
- 外部から供給された光位相変調信号を複数設けられた遅延干渉計にそれぞれ入力させ、当該遅延干渉計の出力光を複数の光電変換素子によって複数チャンネルの2値NRZ(Non Return to Zero)信号として再生する光受信機であって、
前記各チャンネル毎に独立した制御系によって前記各遅延干渉計の遅延時間をフィードバック制御することを特徴とする光受信機。 - 各チャンネルの制御系は、各光電変換素子の受光電流が直交関係となるように当該受光電流に基づいて遅延時間をフィードバック制御することを特徴とする請求項1記載の光受信機。
- 前記光電変換素子とは別に遅延干渉計の出力光を受光する制御用光電変換素子をさらに備え、当該制御用光電変換素子の受光電流に基づいて遅延時間をフィードバック制御することを特徴とする請求項2記載の光受信機。
- 各チャンネルの制御系は、前記2値NRZ信号の自己相関を検出する自己相関検出回路を備え、前記自己相関が最小となるように遅延時間をフィードバック制御することを特徴とする請求項1記載の光受信機。
- 前記自己相関検出回路は、前記2値NRZ信号の正相信号と逆相信号との乗算信号を前記自己相関を示す信号として生成することを特徴とする請求項4記載の光受信機。
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