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JP2009228314A - 車両用ドアヒンジ装置 - Google Patents

車両用ドアヒンジ装置 Download PDF

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Yasuo Imatomi
康夫 今富
Masao Seki
誠雄 関
Kazuhisa Hidaka
一久 日高
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Abstract

【課題】 トーションバー50を取付けるためにボディBの幅方向へのスペースの確保を必要とすることなく、且つドアDの開閉時に十分なチェック力を得ることができ、ひいては十分な車両の室内空間を確保することができるドアヒンジ装置100を提供するためのものである。
【解決手段】 第2アーム20が全開位置から全閉位置に回動する方向へ捩られた状態で上端が第2アーム20に固定され、下端がカム30に固定されたトーションバー50を配設した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用ドアに取付けられる車両用ドアヒンジ装置に関し、特に車両用ドアの開閉に好適な操作フィーリングを付与するチェック機能を付加したものである。
従来、この種の車両用ドアヒンジ装置は、第2アームに一体回動可能に支持されたカム部材に当接し、第2アームを全開位置から全閉位置の方向に付勢する付勢部材が第1アームに固定されている。
この付勢部材は、車両ボディの高さ方向及び長さ方向に湾曲してS字状を呈しており、一端が第1アームに固定され、他端は一端に対して車両ボディの幅方向にオフセットされ、カム部材と当接するローラが固定されている。
特開2003−176657号公報
しかしながら、近年車両は室内の快適性等を鑑みて室内空間を広く取る傾向が見受けられる。このため、上述した特許文献の車両用ドアヒンジ装置であると、車両ドア開閉時に十分なチェック力を得るためには付勢部材の一端と他端とを車両ボディの幅方向において所定量オフセットさせる必要があるため、車両ボディの幅方向への付勢部材の取付スペースが大きくなってしまう。従って、近年見られる室内空間の確保に対して支障を来たす恐れがある。更に、付勢部材は車両ボディの長さ方向においても所定量の長さを有する必要があるため、車両ボディの長さ方向への取付スペースも大きくなってしまう。従って、車両の開口部を縮小させてしまうことにより、ひいては乗降性の悪化を来たす恐れがある。
そこで本発明は、従来の問題点を鑑みてなされたものであり、付勢部材を取付けるために車両ボディの長さ方向及び幅方向へのスペースの確保を必要とすることなく、且つ車両ドアの開閉時に十分なチェック力を得ることができる車両用ドアヒンジ装置を提供するためのものである。
上述した技術的課題を解決するために講じた第1の技術的手段は、前記第2アームが前記全開位置から前記全閉位置の方向に回動する方向へ捩られた状態で一端が前記第2アームに固定され、前記一端と同一線上に位置する他端が前記カム部材に固定された付勢部材を配設したことである。
好ましくは、前記カム部材のカム面は前記車両ドアが前記全開位置の時に前記当接部材に係合する第1係合溝部と、前記車両用ドアが前記全開位置と前記全閉位置の中間に位置する時に前記当接部材に係合する第2係合溝部とを少なくとも有していると良い。
更に好ましくは、前記当接部材は前記カム部材の前記カム面が当接するローラを備えると良い。
更に好ましくは、前記第2アームは、底面と、該底面の両端部から前記車両ドアに向かって延設され互いに対向し且つ前記弾性部材が挿通する嵌挿穴を有する2つの縦壁部と、該2つの縦壁部の終端部から前記車両ドアに沿って延設された2つのフランジ部とを備え、該2つのフランジ部のうち一方はその終端部から前記縦壁部と対向するように延設され前記弾性部材の一端が嵌合する嵌合部を有する延長部を有しており、前記弾性部材は一端が前記延長部の前記嵌合部に嵌合され、他端が前記カム部材の嵌合部に嵌合される直線状のトーションバーであると良い。
本発明によれば、第2アームが全開位置から全閉位置に回動する方向へ捩られた状態で一端が第2アームに固定され、一端と同一線上に位置する他端がカム部材に固定された付勢部材を配設したので、車両ボディの幅方向及び長さ方向を大型化させることなく第2アームに付勢部材を取付けることができる。従って、第1アームを車両ボディの幅方向及び長さ方向において従来と比較して小型化させることができる。従って、車両の乗降性を維持させつつ、室内空間を従来の構造と比較して十分に確保することができる車両用ドアヒンジ装置を提供することができる。
更に、当接部材はカム部材のカム面が当接するローラを備えるように構成すれば、ローラの回転により当接部材のローラに対する作動をスムーズしつつ好適な操作チェック力を付与することができ、ひいてはスムーズな操作性を確保しつつ好適な操作フィーリングを得られるドアヒンジ装置を提供することができる。
更に、弾性部材を一端がフランジ部の延長部に嵌合し、縦壁部に挿通し、他端がカム部材に嵌合される直線状により構成すれば、弾性部材を一端から他端の間で捩りつつ、車両ボディの幅方向に対して取付スペースを従来と比較して大きくすることなく第2アームに取付けることができる。従って、より車両の室内空間を確保することが可能な車両用ドアヒンジ装置を提供することができる。
本実施例に係るドアヒンジ装置100(車両用ドアヒンジ装置)を図面を用いて説明する。
なお、ボディB(車両ボディ)の高さ方向を上下方向として説明する。
図1は、本実施例のドアヒンジ装置100がボディB及びドアD(車両ドア)に取付けられた態様を示す正面図である。図2は、本実施例のドアヒンジ装置100の分解図である。図3は、本実施例のドアヒンジ装置100の全閉状態での態様を示す斜視図である。図4は、本実施例のドアヒンジ装置100の中間状態での態様を示す斜視図である。図5は、本実施例のドアヒンジ装置100の全開状態での態様を示す斜視図である。
本実施例のドアヒンジ装置100は、図1または図2に示されるようにボディBに固定された第1アーム10と、第1アーム10に回動可能に支持されるとともにドアDに固定されドアDと一体的にドアDがボディBに対して完全に閉じた状態の全閉位置からドアDがボディBに対して完全に開放された状態の全開位置まで回動する第2アーム20と、第2アーム20に支持されたカム30(カム部材)と、第1アーム10に対する第2アーム20の回動位置を保持可能な当接部材としてのローラ40とを備えている。
第1アーム10は、ボディBにボルト500で取付けるための取付穴111が形成された取付部11と、取付部11の両端部を略直角に曲げ加工された互いに対向するボディBの高さ方向において相対的に上側に位置する第1縦壁部12,下側に位置する第2縦壁部13とから構成されている。
第1縦壁部12,第2縦壁部13は、第2アーム20を回動自在に支持するための円柱状に形成されたヒンジピン200が挿通される第1穴部121,第2穴部131と、ローラ40を取付けるためのローラピン300を固定する第1固定穴部122,第2固定穴部132とが形成されている。
ローラピン300は、第1固定穴部122に上端が嵌合されると共に下端は第2固定穴部132を嵌挿して取付けられている。ローラピン300の下端には、ローラ40がローラピン300を回動中心として相対回動可能に軸支されている。ローラ40は、円筒状を呈しており、カム30と当接可能に配置されている。なお、ローラ40は、必ずしも設ける必要はなく、ローラピン300をカム30と当接可能としても良い。この場合、ローラピン300が当接部材を構成する。
第2アーム20は、底部21と、底部21からドアDの方向に略直角に曲げ加工された互いに対向するボディBの高さ方向において相対的に上側に位置する第1縦壁部22,下側に位置する第2縦壁部23と、第1縦壁部22,第2縦壁部23からドアDに沿って曲げ加工され、ドアDにボルト600で取付けるための第1取付穴241,第2取付穴251(図4,5示)が形成された第1フランジ部24,第2フランジ部25とから構成されている。また、第1フランジ部24,第2フランジ部25のうち後述するカム30(カム部材)が配置されない第1フランジ部24から第1縦壁部22と対向するように略直角に曲げ加工された延長部26を備えている。第1縦壁部22,第2縦壁部23は、第1アーム10の第1縦壁部12,第2縦壁部13の第1穴部121,第2穴部131と同軸上に配置され、ヒンジピン200が挿通される第1穴部221,第2穴部231と、後述するトーションバー50(弾性部材)が挿通される第1挿通穴部222,第2挿通穴部232が形成されている。延長部26は、第2アーム20の第1挿通穴部222,第2挿通穴部232と同軸上に配置され、トーションバー50の上端が嵌挿される嵌挿穴部261が形成されている。
ヒンジピン200は、第1アーム10の第1縦壁部12,第2縦壁部13の第1穴部121,第2穴部131に一体回動するように嵌合され、第2アーム20の第1縦壁22,第2縦壁23の第1穴部221,第2穴部231に挿通されると共に第1縦壁部22,第2縦壁部23にその両端部がブッシュWを介してカシメられている。これによって、第2アーム20は、第1アーム10に対してヒンジピン200を回動中心として回動自在に支持されることとなる。
続いて、本発明に係る実施例の構成について以下に説明する。
トーションバー50は、バネ鋼鋼材で形成された円柱状の部材で円周面の下端の一部に第1面取部51,上端の一部に第2面取部52が形成されている。なお、トーションバー50の径は、第2アーム20の第2縦壁部23の第2挿通穴部232よりも若干小さく設定されており、第1壁部22の第1挿通穴部222の径は、トーションバー50の径よりも大きく設定されている。
カム30はトーションバー50の下端が嵌挿する嵌挿穴部34を備えた楕円形状の板材で形成されている。またカム30は、ローラ40に当接するカム面31を有している。カム面31は、図3に示されるようにドアDの全閉状態時にローラ40に当接する平面状に形成された全閉カム面311と、図4に示されるドアDの中間状態時(全開位置と全開位置の中間位置)にローラ40の円周面がに形成された中間カム面312と、図5に示されるドアDの全開状態時にローラ40に当接する全開カム面313とから構成されている。全閉カム面311と中間カム面312、中間カム面312と全開カム面313との間にはそれぞれ第1凸部32,第2凸部33が形成されている。
トーションバー50は、第2アーム20が第1アーム10に対して全閉位置から全開位置の方向に所定量捩られた状態で上端が第2アーム20の延長部26の嵌合穴部261に、下端がカム30の嵌挿穴部34に従来の圧入により嵌挿されている。これにより、トーションバー50に嵌合されたカム30はトーションバー50の復元力により第2アーム20が第1アーム10に対して全開位置から全閉位置の方向へ付勢されることになる。この結果、付勢力を付与されたカム30はカム面31を介してローラ40をローラ40の中心方向に常時押圧することにより第2アーム20は第1アーム10に対して全開位置から全閉位置の方向に常時付勢されることとなる。つまり、ドアDには、全開位置から全閉位置の方向へのチェック力が常時付与されることとなる。また、ドアDに開閉操作により全閉カム面311,中間カム面312,全開カム面313との間に設けられた第1凸部32,第2凸部33をローラ40が乗り越える時には前記チェック力よりも大きなチェック力が発生する。
なお、ローラ40は第2アーム20の回動によりカム30がローラ40に対してスライドする方向へのアシストする機能を有する。
続いて、ドアDの開操作により本実施例に係るドアヒンジ装置100が全閉状態から中間状態を経て全開状態となる作動について図3乃至5に基づいて以下に説明する。なお、図3乃至5は、ドアD及びボディBは省略されている。
最初にドアヒンジ装置100が全閉状態から中間状態となる作動について以下に説明する。
まず図3に示される全閉状態のドアヒンジ装置100の第2アーム20を中間状態とすべくチェック力に抗して全閉位置から中間位置へと操作する。すると、第2アーム20は、第1アーム10に対してヒンジピン200を回動中心として全閉位置から中間位置(図3において時計回り方向)へ回動する。
一方第2アーム20の回動に伴ってカム30は、全閉カム面311がローラ40に当接した状態から全閉カム面311と中間カム面312との間に形成された第1凸部32がローラ40を乗り越え、その後に図4に示される中間カム面312がローラ40に当接する状態に移動する。以上により、ドアDは中間状態となる。
次に、中間状態のドアヒンジ装置100を全開状態とする作動について以下に説明する。
まず図4に示される中間状態のドアヒンジ装置100の第2アーム20を全開状態とすべくチェック力に抗して中間位置から全開位置へと操作する。すると、第2アーム20は、第1アーム10に対してヒンジピン200を回動中心として中間位置から全開位置(図4において時計回り方向)へ回動する。
一方第2アーム20の回動に伴ってカム30は、中間カム面312がローラ40に当接した状態から中間カム面312と全開カム面313との間に形成された第2凸部33がローラ40を乗り越え、その後に図5に示される全開カム面313がローラ40に当接する状態に移動する。以上により、ドアDは全開状態となる。
なお、全開状態から中間状態を経て全閉状態となる時のドアヒンジ装置100の作動は上記と逆の作動であるため説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態のドアヒンジ装置100によれば、第2アーム20が全開位置から全閉位置に回動する方向へ捩られた状態で一端が第2アーム20に固定され、他端がカム30に固定されたトーションバー50を配設したので、車両ボディBの幅方向及び長さ方向を大型化させることなく第2アーム20にトーションバー50を取付けることができる。従って、第1アーム10を車両ボディBの幅方向及び長さ方向において従来と比較して小型化させることができる。従って、車両の乗降性を維持させつつ、室内空間を従来の構造と比較して十分に確保することができる車両用ドアヒンジ装置100を提供することができる。
更に、カム30のカム面31が当接するローラ40を備えるように構成すれば、ローラ40の回転によりカム30のローラ40に対する作動をスムーズしつつ好適な操作チェック力を付与することができ、ひいてはスムーズな操作性を確保しつつ好適な操作フィーリングを得られるドアヒンジ装置100を提供することができる。
更に、直線状に形成されたトーションバー50の上端を第2フランジ部25の延長部26に嵌合し、第2アーム20の第1縦壁部22,第2縦壁部23に挿通し、下端がカム30に嵌合されるにより構成すれば、トーションバー50を上端から下端の間で捩りつつ、ボディBの幅方向に対して取付スペースを従来と比較して大きくすることなく第2アーム20に取付けることができる。従って、より車両の室内空間を確保することが可能なドアヒンジ装置100を提供することができる。
なお、本実施例ではトーションバー50とカム30及び延長部26は圧入によって嵌挿される説明をしたが本発明はこれに限らず例えばカム30とトーションバー50を一体成形した後に延長部26に圧入する等、トーションバー50とカム30及び第2アーム20が一体回動するように構成されていれば良い。
また、本実施例ではトーションバー50が直線状に形成された説明をしたが、本発明はこれに限らず例えば第2アーム20の第1縦壁部22,第2縦壁部23の間で自由に曲げ加工されていても良い。
また、ローラピン300は、第1アーム10第1縦壁部12,第2縦壁部13の第1固定穴部122,第2固定穴部132に嵌合された説明をしたが本発明はこれに限らず例えばローラピン300を第2穴部132のみに回動不能に嵌合しても良い。
また、本実施例ではトーションバー50を捩った状態で第2アーム20及びカム30に嵌合する説明をしたが、本実施例はこれに限らず例えば前述した全閉位置よりもさらに第2アーム20を回動させた状態で組付けし、その状態から所定角度(例えば5度程度)全開位置の方向へ回動させるようにする等、ドアDへチェック力が発生するようにすれば特に組付方法には限定されない。
本実施例のドアヒンジ装置100がボディB及びドアDに取付けられた態様を示す正面図である。 本実施例のドアヒンジ装置100の分解図である。 本実施例のドアヒンジ装置100の全閉状態での態様を示す斜視図である。 本実施例のドアヒンジ装置100の中間状態での態様を示す斜視図である。 図5は、本実施例のドアヒンジ装置100の全開状態での態様を示す斜視図である。
符号の説明
B ボディ(車両ボディ)
D ドア(車両ドア)
10 第1アーム
20 第2アーム
21 底部
22 縦壁部
23 フランジ部
26 延長部
30 カム(カム部材)
31 カム面
40 ローラ(当接部材)
42 第1係合溝部(中間カム面)
43 第2係合溝部(全開カム面)
50 トーションバー(弾性部材)
100 ドアヒンジ装置(車両用ドアヒンジ装置)
300 ローラピン(当接部材)

Claims (4)

  1. 車両ボディに固定された第1アームと、該第1アームに回動可能に支持されるとともに車両ドアに固定され該車両ドアと一体的に全開位置から全閉位置まで回動する第2アームと、前記第2アームに支持されたカム部材と、該カム部材のカム面が当接することにより前記第1アームに対して前記第2アームの回動位置を保持する当接部材とを備えた車両用ドアヒンジ装置において、前記第2アームが前記全開位置から前記全閉位置に回動する方向へ捩られた状態で一端が前記第2アームに固定され、前記一端と同一直線上に位置する他端が前記カム部材に固定された付勢部材を有したことを特徴とする車両用ドアヒンジ装置。
  2. 前記カム部材のカム面は前記車両ドアが前記全開位置の時に前記当接部材に係合する第1係合溝部と、前記車両用ドアが前記全開位置と前記全閉位置の中間に位置する時に前記当接部材に係合する第2係合溝部とを少なくとも有している請求項1に記載の車両用ドアヒンジ装置。
  3. 前記当接部材は前記カム部材の前記カム面が当接するローラを備えたことを特徴とする請求項1または2のうちいずれか1項に記載の車両用ドアヒンジ装置。
  4. 前記第2アームは、底面と、該底面の両端部から前記車両ドアに向かって延設され互いに対向し且つ前記弾性部材が挿通された2つの縦壁部と、該2つの縦壁部の終端部から前記車両ドアに沿って延設された2つのフランジ部とを備え、該2つのフランジ部のうち一方はその終端部から前記縦壁部と対向するように延設された延長部を有しており、前記弾性部材は一端が延長部に嵌合され、他端が前記カム部材に嵌合された直線状のトーションバーであるを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の車両用ドアヒンジ装置。
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