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JP2009224095A - プラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの製造方法 Download PDF

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Seiji Nishitani
誠治 西谷
Yasumasa Wada
泰昌 和田
Hideki Ashida
英樹 芦田
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】非鉛ガラスのチップ管を、固定ガスバーナを用いて封止する場合において、クラックやリークといった封止部の不具合の発生を大幅に低減することが可能なPDPの製造方法を実現することを目的とする。
【解決手段】前面板2と背面板10とが内部に放電空間16を形成するように対向して配置され、背面板2には排気管21を備えるプラズマディスプレイパネル1の製造方法であって、前記排気管21は、鉛を含まないガラス材料によって形成され、前記排気管21の封止に際しては、排気管21の封止予定部21aを固定ガスバーナ43で加熱し、排気管21の温度がその軟化点温度より20〜50℃上回る温度範囲の時に、排気管21を引き伸ばして溶断することで、封止部21dの肉厚を、加熱されていないチップ管部分の肉厚に対して0.3〜0.9の範囲とするプラズマディスプレイパネルの製造方法である。
【選択図】図4

Description

本発明は、大型テレビジョンや公衆表示などに用いる平板型の表示装置であるプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと呼ぶ)の製造方法に関するものである。
近年、PDPに代表されるガス放電パネルは、視認性に優れた薄型表示デバイスとして注目されており、高精細化、大画面化および製造の簡便性等の点で、家庭内にも普及が進んでいる。
PDPは前面板と背面板とが間に放電空間を形成するように対向配置した構成である。前面板は、フロート法による硼硅酸ナトリウム系ガラスのガラス基板と、その一方の主面上に形成されたストライプ状の透明電極と金属バス電極とで構成される表示電極と、この表示電極を覆ってコンデンサとしての働きをする誘電体層と、この誘電体層上に形成された酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層とで構成されている。
一方、背面板は、排気および放電ガス封入(導入ともいう)用の細孔を設けたガラス基板と、その一方の主面上に形成されたストライプ状のアドレス電極と、アドレス電極を覆う下地誘電体層と、下地誘電体層上に形成された隔壁と、各隔壁間に形成された赤色、緑色および青色それぞれに発光する蛍光体層とで構成されている。
前面板と背面板とは、その電極形成面側を対向させてその周囲、および放電空間の排気、放電空間への放電ガス導入のための排気管(いわゆるチップ管のことで、以後、チップ管とも記す)が、封着材によって接合され、隔壁で仕切られた放電空間の排気と放電ガス(Ne−Xeの場合400Torr〜600Torrの圧力)の封入がチップ管を通して行われ、放電ガス封入後、このチップ管を適当部所で局部的に加熱溶融(チップオフ)して気密封止するという作業が行われている。
完成したPDPは、表示電極に映像信号電圧を選択的に印加することによって放電させ、その放電によって発生した紫外線が各色蛍光体層を励起して赤色、緑色、青色の発光をさせてカラー画像表示を実現している。
また、上述したPDPの誘電体層や封着材には、酸化鉛を主成分とする低融点ガラスが用いられていたことがあったが、近年の環境問題への配慮から鉛成分を含まない「鉛フリー」、「鉛レス」と称する非鉛系の材料を用いられている。
さらに、従来のチップ管には、比較的軟化点が低くて封止工程の作業性に優れる鉛を含有した硼珪酸系のガラスで形成されたものを用いているが、環境の面から硼珪酸系の非鉛ガラスを用いる方向に変化してきている。
そして、PDPのチップ管の気密封止に際し、固定ガスバーナや通電ヒータ等を用いる局所加熱封止手段が利用されている。この局所加熱封止手段を利用する封止方法は従来から広く用いられており、固定されたチップ管の封止予定部を固定ガスバーナや通電ヒータ等により局所的に加熱し、溶融し、溶断するという手順で行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−057637号公報
しかしながら特許文献1に開示されている、通電ヒータを用いる構成は、加熱温度の制御が比較的正確にでき量産時の取扱いが容易で自動化を図りやすいという点では優れているが、固定ガスバーナを用いる方法に比べて加熱部(通電ヒータ)が大きくなること、また加熱冷却に要する時間が長くなって、製造タクトを上げるのが容易でないという点が課題であった。
そこで、非鉛系の材料のチップ管の封止において、特許文献1において開示されているような、単にチップ管の封止予定部を固定ガスバーナで加熱してチップ管を溶融封止するという方法を適用すると、封止部は図6のような状態となってしまう。ここで図6は封止部の状態を概略的に示す図であり、図6(a)はチップ管の封止部の縦断面図、図6(b)は、図6(a)に示した縦断面図から90度回転させた縦断面図を、概略的に示すものである。
図6に示すように、非鉛系の材料のチップ管を封止するのに固定ガスバーナを用いると、加熱溶融ないしは軟化状態とした封止部22において、その加熱溶融ないしは軟化状態となっている封止部22のガラス壁は、大気圧に対して負圧となっているチップ管21内の、PDPとの連結部側に向かって管軸方向に膨出するように引き込まれ、その引き込みは、チップ管21の管軸に対し回転対称性を示すものとはならず、その結果、極端な厚肉部23や極端な薄肉屈曲部24、25が生じたりしたものとなってしまっていた。このような極端な厚肉部23や極端な薄肉屈曲部24、25が存在すると、良好且つ安定的な封止が阻害されてしまうのみならず、その箇所において歪みが発生してしまい、結果、封止部22やその近傍にクラックが生じ、プラズマディスプレイパネルを不良品化させてしまう、あるいは、製品化後の寿命を低下させてしまう等の、課題の原因となっていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、非鉛ガラスのチップ管を、固定ガスバーナを用いて封止する場合において、クラックやリークといった封止部の不具合の発生を大幅に低減することが可能なPDPの製造方法を実現することを目的とする。
上記目的を実現するために、本発明のプラズマディスプレイパネルの製造方法は、前面板と背面板とが内部に放電空間を形成するように対向して配置され、背面板には放電空間の排気および放電ガスの封入を行うための排気管を備えるプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、前記排気管は、鉛を含まないガラス材料によって形成され、前記排気管の封止に際しては、排気管の封止予定部を固定ガスバーナで加熱し、排気管の温度がその軟化点温度より20〜50℃上回る温度範囲の時に、排気管を引き伸ばして溶断することで、封止部の肉厚を、加熱されていないチップ管部分の肉厚に対して0.3〜0.9の範囲としたものである。
本発明のPDPの製造方法によれば、非鉛ガラスのチップ管を、固定ガスバーナを用いて封止する場合において、クラックやリークといった封止部の不具合の発生を大幅に低減することが可能なPDPの製造方法を実現することができる。
以下、本発明の一実施の形態におけるPDPの製造方法について図面を用いて詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるPDPの製造により製造されるPDPの概略構造を示す断面斜視図である。図1に示すように、PDP1は前面板2と背面板10とが内部に放電空間16を形成するように対向して配置され、その外周部をガラスフリットなどからなる封着材によって気密に封着されている。そして封着されたPDP1内部の放電空間16には、ネオン(Ne)およびキセノン(Xe)などの放電ガスが400Torr〜600Torrの圧力で封入されている。
前面板2の前面ガラス基板3上には、走査電極4および維持電極5よりなる一対の帯状の表示電極6とブラックストライプ(遮光層)7が互いに平行にそれぞれ複数列配置されている。そして、表示電極6と遮光層7とを覆うように誘電体層8が形成され、さらに誘電体層8を覆うように酸化マグネシウム(MgO)などによる保護層9が形成されている。
また、背面板10の背面ガラス基板11上には、前面板2の走査電極4および維持電極5と交差する方向に複数の帯状のアドレス電極12が互いに平行に配置され、これを下地誘電体層13が被覆している。さらに、アドレス電極12間の下地誘電体層13上には放電空間16を区切る所定の高さの隔壁14が形成されている。隔壁14間の溝にアドレス電極12毎に、紫外線によって赤色、青色および緑色にそれぞれ発光する蛍光体層15が順次塗布して形成されている。走査電極4および維持電極5とアドレス電極12とが交差する位置に放電セルが形成され、表示電極6方向に並んだ赤色、青色、緑色の蛍光体層15を有する放電セルがカラー表示のための画素になる。
図2は、本発明の一実施の形態によるPDPの製造方法により製造されるPDP1の前面板2の概略構成を示す断面図である。図2は、図1で示した前面板2とは上下を反転させて示している。図2に示すように、フロート法などにより製造された前面ガラス基板3に、走査電極4と維持電極5よりなる表示電極6とブラックストライプ7がパターン形成されている。走査電極4と維持電極5は、それぞれインジウムスズ酸化物(ITO)や酸化スズ(SnO2)などからなる透明電極4a、5aと、透明電極4a、5a上に形成された金属バス電極4b、5bとにより構成されている。金属バス電極4b、5bは、透明電極4a、5aの長手方向に導電性を付与する目的として用いられ、銀材料を主成分とする導電性材料によって形成されている。
次に、PDPの製造方法について説明する。まず、前面ガラス基板3上に、走査電極4および維持電極5と遮光層7とを形成する。これらの走査電極4および維持電極5を構成する透明電極4a、5aと金属バス電極4b、5bは、フォトリソグラフィ法などを用いてパターニングして形成される。透明電極4a、5aは薄膜プロセスなどを用いて形成され、金属バス電極4b、5bは銀材料を含むペーストを所望の温度で焼成して固化している。また、遮光層7も同様に、黒色顔料を含むペーストをスクリーン印刷する方法や黒色顔料をガラス基板の全面に形成した後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングし、焼成することにより形成される。
次に、走査電極4、維持電極5および遮光層7を覆うように前面ガラス基板3上に誘電体ペーストをダイコート法などにより塗布して誘電体ペースト層(誘電体材料層)を形成する。誘電体ペーストを塗布した後、所定の時間放置することによって塗布された誘電体ペースト表面がレベリングされて平坦な表面になる。その後、誘電体ペースト層を焼成固化することにより、走査電極4、維持電極5および遮光層7を覆う誘電体層8が形成される。なお、誘電体ペーストはガラス粉末などの誘電体材料、バインダおよび溶剤を含む塗料である。
次に、誘電体層8上に酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層9を真空蒸着法により形成する。
以上の工程により前面ガラス基板3上に所定の構成物(走査電極4、維持電極5、遮光層7、誘電体層8、保護層9)が形成され、前面板2が完成する。
一方、背面板10は以下のようにして形成される。まず、背面ガラス基板11上に、銀材料を含むペーストをスクリーン印刷する方法や、金属膜を全面に形成した後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングする方法などによりアドレス電極12用の構成物となる材料層を形成し、それを所望の温度で焼成することによりアドレス電極12を形成する。
次に、アドレス電極12が形成された背面ガラス基板11上にダイコート法などによりアドレス電極12を覆うように誘電体ペーストを塗布して誘電体ペースト層を形成する。その後、誘電体ペースト層を焼成することにより下地誘電体層13を形成する。なお、誘電体ペーストはガラス粉末などの誘電体材料とバインダおよび溶剤を含んだ塗料である。
次に、下地誘電体層13上に隔壁材料を含む隔壁形成用ペーストを塗布して所定の形状にパターニングすることにより、隔壁材料層を形成した後、焼成することにより隔壁14を形成する。ここで、下地誘電体層13上に塗布した隔壁用ペーストをパターニングする方法としては、フォトリソグラフィ法やサンドブラスト法を用いることができる。
次に、隣接する隔壁14間の下地誘電体層13上、および隔壁14の側面に蛍光体材料を含む蛍光体ペーストを塗布し、焼成することにより蛍光体層15が形成される。以上の工程により、背面ガラス基板11上に所定の構成部材を有する背面板10が完成する。
図3は、本発明の一実施の形態によるPDPの製造方法により製造されるPDP1における前面板2と背面板10とを封着した状態を概略的に示す図であり、前面板2と背面板10とをその周囲を封着材31で封着して、背面板10にチップ管21を設けた構成を示している。なお図3(a)はPDP1の概略平面図、図3(b)は図3(a)に示したPDPのA−A矢視断面図である。
図3に示すように、前面板2と背面板10とは表示電極6(図1)とアドレス電極12(図2)とが交差するように対向配置して、その周囲、および背面板10のコーナ部の所定の位置に設けたチップ管用細孔30を覆うように配置したチップ管21の、拡がった端部の周囲を、ガラスフリット等の封着材31、32で封着し、放電空間16をチップ管21を経て真空排気した後に、同じくチップ管21からネオンやキセノンなどを含む放電ガスを所定の圧力(例えば、Ne−Xe混合ガスの場合400Torr〜600Torrの圧力)で放電空間16に封入し、その後、チップ管21を封止する(チップオフ)ことによりPDP1を完成させている。なお、チップ管21を背面板10の背面ガラス基板11に接合するに際しては、中心部に、チップ管21が通る空孔を有するように、封着材量をリング形状に焼結して形成した封着材32を用いている。
また、チップ管21の封止(チップオフ)に際しては固定ガスバーナを用い、チップ管21の封止予定部を加熱し、溶融し、溶断するという手順により行われる。チップ管21の封止工程について、図4を参照しながら説明する。図4は本発明の一実施の形態によるPDPの製造方法におけるチップ管21の封止工程を模式的に示す図である。
図4(a)は、PDP1に封着材32で固定したチップ管21に対して、固定ガスバーナ43および排気ヘッド41を設置した状態を概略的に示す図、図4(b)は図4(a)におけるB−B線部断面図、図4(c)〜(e)は封止工程中におけるチップ管21、固定ガスバーナー43、排気ヘッド41の状態を概略的に示す図である。
図4(a)に示すように、PDP1の背面板10のコーナ部近傍の所定の位置に設けた排気用細孔30を覆うように配置して封着するチップ管21は、その一端が拡がった漏斗状の形状を有し、他端側は外径が約5.0mmφ、肉厚が0.90mm以上、1.10mm未満の範囲である直管状に形成されている。また、その成分としては、いわゆる非鉛、鉛レスと呼ばれる、鉛成分を含まない硼珪酸系ガラスにより構成されている。
まず、チップ管21の直管状側の端部が下に向くように排気、放電ガス導入用の装置にPDP1が設配される。そして、チップ管21の直管状側の端部に、排気および放電ガス導入用装置の排気ヘッド41を装着し、また、チップ管21の封止予定部21aの外周を加熱可能なように固定ガスバーナ43を配置する。この状態でPDP1の放電空間16内部を排気し、その後、放電ガスを放電空間16に導入(封入)した後に、チップ管21の封止予定部21aの外周を固定ガスバーナ43からの加熱炎44で加熱する。
なお、排気ヘッド41には、チップ管21に対して下向き(図4(a)中、矢印Cで示す向き)、すなわち、チップ管21を引き伸ばす方向に変位するよう、排気ヘッド41に力が作用するように構成されている。具体的には、例えば、ばね等を用いた付勢手段42を備えている。
また、固定ガスバーナ43の加熱炎44は、図4(b)に示すようにチップ管21の管断面内に水平な複数の炎が形成されるような構成が望ましい。
また、図4(b)に示すように、チップ管21の封止予定部21aと水平にチップ管21の封止時の温度が観察可能なように、温度観察装置45(例えば、赤外線サーモビュア)が設けられている。
チップ管21の封止予定部21aの外周を固定ガスバーナ43の加熱炎44で加熱するに際しては、温度観察装置45は、常に封止予定部21aの温度を観察し、加熱されたチップ管21の封止予定部21aがチップ管21のガラスの軟化点を超えると排気ヘッド41が付勢手段42により引っ張られ、その結果、図4(c)に示すような、チップ管21が延びて細くなる縮小部21bが形成される。
さらに、固定ガスバーナ43の加熱炎44でチップ管21の縮小部21bを加熱し続けると、図4(d)に示すように、チップ管21の封止予定部21aの内壁が接触し溶融接合部21cが形成され、一様な溶融状態となる。
この後に、溶融接合部21cはさらに延びて細くなり最後には切断(溶断)されるが、溶融したガラスの表面張力により端部が曲面を有した、突起状の封止部21dが形成されてチップ管21の封止が完了する。
封止完了時の封止部21dの概略図を図5に示す。封止部21dには極端な厚肉部や極端な薄肉屈曲部が生じることなく、封止部21dの肉厚21fは、加熱されていないチップ管21部分の肉厚21eよりも薄くできあがる。
ここで、本発明者らの検討により以下の知見を得ることができた。すなわち、図4に示したチップ管21の封止工程において、固定ガスバーナ43によりチップ管21を加熱した際のチップ管21の温度と排気ヘッド41の引っ張り条件との関係について実験を行った。ここで、排気ヘッド41の引っ張り条件としては、張力、引っ張り速度と引っ張りストロークがあるが、ここでは、張力は一定とし、引っ張り速度は、10〜50mm/sec、引っ張りストロークは、20〜50mmの範囲にて実験を実施した。
その結果、上述の引っ張り条件では、チップ管21の封止部21dがチップ管21のガラスの軟化点を10℃以上超える温度に加熱しないと引っ張りが開始できないことがわかった。また、引っ張り時に、チップ管21の軟化点を60℃以上超える温度まで加熱すると、チップ管21の封止部21dの肉厚が偏り始め、図6に示したような、極端な厚肉部や極端な薄肉屈曲部が生じ始めることが確認できた。以上により、チップ管21の封止は、チップ管21の軟化点を20〜50℃上回る温度範囲にある間に、封止を完了させることが好ましい。
すなわち、上記の温度範囲において封止を完了させると、図5に示したような、極端な厚肉部や極端な薄肉屈曲部が生じることなく、かつ、封止部21dの肉厚21fは、加熱されていないチップ管21部分の肉厚21eよりも薄くできあがり、その比率は、封止部の全領域において0.3〜0.9の範囲となる。
上記のような寸法関係である封止部であると、冷熱繰り返し試験を経た後でも、封止部21dにおいてリーク発生などの問題が生じることはないことを確認した。
これに対し、図6に示したような形態の封止部であると、リーク発生や、極端な場合、クラックが入って破損するといった課題が生じる場合があった。
以上説明したように、本発明の一実施の形態によるPDPの製造方法によれば、鉛を含まない硼珪酸系のガラスからなるチップ管の封止時の温度を観察し、封止動作を制御し、チップ管の封止部が所望の温度にある間に封止を完了することにより、固定ガスバーナによる封止を行っても封止部のガラス肉厚を均一に形成することができ、かつ、封止部に熱歪みによる残留応力のない強固な封止部を形成することができ、封止部においてリークやクラックの発生が大幅に抑制されたPDPを生産することを実現できる。
また、鉛を含まない硼珪酸系のガラスからなるチップ管を用いるので、PDP全体の非鉛化の実現を可能にし、環境に対する悪影響を排除することが可能になる。
さらに、固定ガスバーナによる封止が可能であるので、電熱封止のように装置を大型化することがなく、封止部の加熱冷却に要する時間を短縮できて封止工程の工数を低下でき、PDP製造原価を削減して安価な表示装置の提供が可能になる。
以上のように本発明は、大画面、高精細のプラズマディスプレイパネルを提供する上で有用な発明である。
本発明の一実施の形態によるPDPの製造方法により製造されるPDPの概略構造を示す断面斜視図 本発明の一実施の形態によるPDPの製造方法により製造されるPDPの前面板の概略構成を示す断面図 本発明の一実施の形態によるPDPの製造方法により製造されるPDPにおける前面板と背面板とを封着した状態を概略的に示す図 本発明の一実施の形態によるPDPの製造方法におけるチップ管の封止工程を模式的に示す図 本発明の一実施の形態によるPDPの製造方法における封止完了時の封止部概略図 従来のPDPにおけるチップ管の封止部を概略的に示す断面図
符号の説明
1 PDP
2 前面板
3 前面ガラス基板
4 走査電極
4a、5a 透明電極
4b、5b 金属バス電極
5 維持電極
6 表示電極
7、11 ブラックストライプ
8 誘電体層
9 保護層
10 背面板
11 背面ガラス基板
12 アドレス電極
13 下地誘電体層
14 隔壁
15 蛍光体層
16 放電空間
21 排気管(チップ管)
21a 封止予定部
21b 縮小部
21c 溶融接合部
21d 封止部
21e、21f 肉厚
22 封止部
23 厚肉部
24、25 薄肉屈曲部
30 排気用細孔
31、32 封着材
41 排気ヘッド
42 付勢手段
43 固定ガスバーナ
44 加熱炎
45 温度観察装置

Claims (1)

  1. 前面板と背面板とが内部に放電空間を形成するように対向して配置され、背面板には放電空間の排気および放電ガスの封入を行うための排気管を備えるプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
    前記排気管は、鉛を含まないガラス材料によって形成され、
    前記排気管の封止に際しては、排気管の封止予定部を固定ガスバーナで加熱し、排気管の温度がその軟化点温度より20〜50℃上回る温度範囲の時に、排気管を引き伸ばして溶断することで、封止部の肉厚を、加熱されていないチップ管部分の肉厚に対して0.3〜0.9の範囲とする
    プラズマディスプレイパネルの製造方法。
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