JP2009212168A - 可変容量素子、可変容量素子の調整方法、可変容量デバイス、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】書き込み電圧に対応した所望の容量値を自由に設定でき、かつ、一度設定した容量値は書き込み電圧が無くなっても維持される可変容量素子、可変容量素子の調整方法、可変容量デバイス、及び、電子機器を提供する。
【解決手段】強誘電体材料層103を挟んで対の電極101,102が形成された可変容量素子100において、強誘電体材料層103の電気双極子モーメントの総和を最大又は最小とする工程、可変容量素子100が所望の容量値を有するように、前記強誘電体材料層103の電気双極子モーメントの総和が最大又は最小とされた前記可変容量素子100の前記電極101,102に、所望の書き込み電圧Vを印加し容量値を書き込む工程を有する。
【選択図】図1
【解決手段】強誘電体材料層103を挟んで対の電極101,102が形成された可変容量素子100において、強誘電体材料層103の電気双極子モーメントの総和を最大又は最小とする工程、可変容量素子100が所望の容量値を有するように、前記強誘電体材料層103の電気双極子モーメントの総和が最大又は最小とされた前記可変容量素子100の前記電極101,102に、所望の書き込み電圧Vを印加し容量値を書き込む工程を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、所定の書き込み電圧に応じて容量値が変化し、さらに、その容量値は書き込み電圧を停止した場合にも保持される不揮発型の可変容量素子、可変容量素子の調整方法、可変容量デバイス、及び電子機器に関する。
従来、周波数や時間などを制御するために可変容量ダイオード(バリキャップ)やMEMSなどが商品化され幅広く活用されている。これらの素子は許容電流がμAクラスと小さいため電力が大きい用途には適用ができないが、本願発明者らは許容電流が大きい強誘電体を使った可変容量素子を提案してきた。
例えば、特許文献1には、信頼性と生産性が向上された電極構造を有する可変コンデンサについて記載されており、その中で、高誘電率を有する誘電体として、チタン酸バリウム系が用いられている。
例えば、特許文献1には、信頼性と生産性が向上された電極構造を有する可変コンデンサについて記載されており、その中で、高誘電率を有する誘電体として、チタン酸バリウム系が用いられている。
このような従来の可変容量素子は全て制御電圧を印加することで端子間容量が変化する可変容量素子であり、制御電圧が無くなれば容量値はもとの値に戻ってしまう、いわば揮発型の可変容量素子である。従って、このような揮発型の可変容量素子は常に制御し続けられる必要がある。そのため、この可変容量素子を用いた電子機器においては、可変容量素子を制御する制御回路と制御電力が必要であった。
ところで、常時、制御系を構成できない電子機器においても、部品ばらつきなどによるチューニング周波数ずれを、可変容量素子により出荷時に合わせこみたいといった用途が存在している。しかしながら、今までの可変容量素子は揮発型であり、常時制御系が必要であるため、これらの要望には対応できない。
上述の点に鑑み、本発明は、書き込み電圧に対応した所望の容量値を自由に設定でき、かつ、一度設定した容量値は書き込み電圧が無くなっても維持される可変容量素子、可変容量素子の調整方法、可変容量デバイス、及び電子機器を提供するものである。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の可変容量素子は、強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された複数の単位可変容量素子が、直列又は並列に接続されたことを特徴とする。
本発明の可変容量素子では、直流電圧を印加することにより、可変容量素子の容量値が変化され、変化された容量値は、直流電圧の印加をやめても保持される。
本発明の可変容量素子の調整方法は、強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された可変容量素子において、強誘電体材料層の電気双極子モーメントの総和を最大又は最小とする工程、可変容量素子が所望の容量値を有するように、強誘電体材料層の電気双極子モーメントの総和が最大又は最小とされた可変容量素子の電極に、所望の書き込み電圧を印加する工程とを有する。
本発明において、書き込み電圧とは、可変容量素子に印加される直流電圧であり、可変容量素子に所望の容量値を書き込むための電圧のことをいう。本発明の可変容量素子の調整方法では、可変容量素子が所望の容量値となるように調整される。また、強誘電体材料層の電気双極子モーメントの総和を最大又は最小とする工程を有するので、調整しうる容量値の幅を大きくすることができる。
本発明の可変容量デバイスは、強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された可変容量素子と、可変容量素子の両側に配され、可変容量素子と直列接続される直流電圧除去用の容量素子とを有することを特徴とする。
また、強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された複数の単位可変容量素子が、直列又は並列に接続された可変容量素子と、可変容量素子の両側に配され、可変容量素子と直列接続される直流電圧除去用の容量素子とを有することを特徴とする。
また、強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された複数の単位可変容量素子が、直列又は並列に接続された可変容量素子と、可変容量素子の両側に配され、可変容量素子と直列接続される直流電圧除去用の容量素子とを有することを特徴とする。
本発明の可変容量デバイスでは、直流電圧除去用の容量素子が構成されるので、この可変容量素子デバイスを所定の回路に組み込んだ場合でも、外部から可変容量素子に印加する直流電圧の回路への影響を防ぐことができる。
また、本発明の電子機器は、強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された可変容量素子と、可変容量素子の両側に配され、可変容量素子と直列接続される直流電圧除去用の容量素子とから構成される可変容量デバイスを有することを特徴とする。
また、強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された複数の単位可変容量素子が、直列又は並列に接続された可変容量素子と、可変容量素子の両側に配され、可変容量素子と直列接続される直流電圧除去用の容量素子とから構成される可変容量デバイスを有することを特徴とする。
また、強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された複数の単位可変容量素子が、直列又は並列に接続された可変容量素子と、可変容量素子の両側に配され、可変容量素子と直列接続される直流電圧除去用の容量素子とから構成される可変容量デバイスを有することを特徴とする。
本発明の電子機器では、可変容量デバイスにおいて、直流電圧除去用の容量素子が構成されているので、電子機器に影響することなく、可変容量素子に外部から直流電圧を印加することができる。また、外部から直流電圧が印加されることにより、可変容量素子の容量値が調整される。
本発明の可変容量素子によれば、可変容量素子に直流電圧を印加することにより、可変容量素子の容量値を調整するときに、容量値の細かな調整が可能となる。
本発明の可変容量素子の調整方法によれば、可変容量素子の容量値の調整しうる幅を大きくすることができる。
本発明の可変容量デバイスによれば、所望の電子機器に実装した状態で、可変容量素子の容量値を調整することができる。
本発明の電子機器によれば、可変容量デバイスにおける可変容量素子の容量値を調整することができるので、電子機器のばらつきや、チューニング周波数ずれをあわせ込むことが可能となる。
本発明の可変容量素子は、容量値の書き換えが可能であるライタブルな可変容量素子、かつ、一度書き込まれた容量値は、電圧が印加されなくても保持することができる不揮発型の可変容量素子である。後述するが、本発明の可変容量素子を用いた可変容量デバイスを電子機器に組み込めば、電子機器を完成させた後にも、容量値の合わせ込みをすることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[可変容量素子の調整方法]
まず、本発明の可変容量素子の調整方法について説明する。
図1に、本発明の可変容量素子の調整方法に係る一実施形態に用いられる可変容量素子の概略構成を示す。図1に示す可変容量素子100は、強誘電体材料層103と、強誘電体材料層103を挟んで構成される対の電極101,102とより構成され、その電極101,102間には、直流電圧である書き込み電圧Vが印加される構成とされる。図1に示す可変容量素子100の強誘電体材料層103は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン鉛)で構成される。
まず、本発明の可変容量素子の調整方法について説明する。
図1に、本発明の可変容量素子の調整方法に係る一実施形態に用いられる可変容量素子の概略構成を示す。図1に示す可変容量素子100は、強誘電体材料層103と、強誘電体材料層103を挟んで構成される対の電極101,102とより構成され、その電極101,102間には、直流電圧である書き込み電圧Vが印加される構成とされる。図1に示す可変容量素子100の強誘電体材料層103は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン鉛)で構成される。
図2〜図5を用いて、図1で示した可変容量素子100の調整方法を説明する。
図2に、図1の可変容量素子100の電極101,102間に書き込み電圧Vを印加させたときに、可変容量素子100に書き込まれる容量値の変化を示す。図2において、横軸が書き込み電圧Vであり、縦軸が可変容量素子100の容量値である。図2に示された容量値Cap1は、横軸に示す書き込み電圧Vを可変容量素子100に印加した後、一度0Vに戻した状態で測定された容量値を示している。すなわち、容量値Cap1は、書き込み電圧Vを印加した状態で測定した容量値ではなく、一度書き込み電圧Vを印加した後、0Vに戻して容量値を測定するという作業を繰り返して測定したものである。
図2に、図1の可変容量素子100の電極101,102間に書き込み電圧Vを印加させたときに、可変容量素子100に書き込まれる容量値の変化を示す。図2において、横軸が書き込み電圧Vであり、縦軸が可変容量素子100の容量値である。図2に示された容量値Cap1は、横軸に示す書き込み電圧Vを可変容量素子100に印加した後、一度0Vに戻した状態で測定された容量値を示している。すなわち、容量値Cap1は、書き込み電圧Vを印加した状態で測定した容量値ではなく、一度書き込み電圧Vを印加した後、0Vに戻して容量値を測定するという作業を繰り返して測定したものである。
まず、図2の容量値の測定を開始するときの可変容量素子100として、本実施形態例で用いられる可変容量素子100をキュリー温度以上に加熱したものを用いた。すなわち、図2において、書き込み電圧Vが0Vのときの容量値Cap1は、可変容量素子100がキュリー温度以上に加熱されることにより強誘電体材料層103の電気双極子モーメントが最小になるように処理されたときの容量値である。
図2からわかるように、書き込み電圧Vが20Vまでは可変容量素子100の容量値Cap1はほとんど変化しないものの、わずかに減少する。そして、書き込み電圧Vが20Vのとき、可変容量素子100は最小の容量値Cap1を示す。さらに、容量値Cap1は、書き込み電圧Vが20Vを超えるとなだらかに増加してゆき、60Vを超えてからはほぼ一定に落ち着く。本実施形態例では、この最大の容量値Cap1は、最小の容量値Cap1の約1.5倍の値となっている。
この可変容量素子100では、書き込み電圧Vを印加した後、書き込み電圧Vの印加をやめても、一度書き込まれた容量値は保持される。そして、図2に示した容量値Cap1の変化では、書き込み電圧Vが、20Vから60Vの間において、前段で印加された書き込み電圧Vよりも大きな書き込み電圧Vを印加することにより、前段で書き込まれた容量値よりも大きな容量値が再書き込みされる。すなわち、書き込み電圧20Vから60Vの間においては、前段で印加された書き込み電圧Vよりも大きな書き込み電圧Vを印加することにより、容量値の書き換えがなされる。
そして、図2からわかるように、例えば30Vの書き込み電圧Vを印加した可変容量素子100は容量値が435pFに保持され、435pFでの使用が可能である。そして、40Vの書き込み電圧Vを印加し直した可変容量素子100では容量値が480pFに保持され、480pFでの使用が可能である。このように、所望の書き込み電圧Vを印加することにより、可変容量素子100の容量値が調整され、その調整された容量値において使用が可能となる。
このように、可変容量素子100は、書き込み電圧Vに応じた容量値Cap1での使用が可能である。さらに、前段で可変容量素子100に印加された書き込み電圧Vよりも大きな値であって、容量値Cap1が変化している範囲内の書き込み電圧Vであれば、再書き込み、すなわち、容量値の書き換えが可能であり、可変容量素子100の容量値Cap1を増加させることができる。図2からわかるように、可変容量素子100において、容量値Cap1が変化している範囲内とは、書き込み電圧Vが20Vから60Vの間である。
このような可変容量素子100の容量値Cap1の変化は、強誘電体材料層103の分極反転、すなわち、電気双極子モーメントの総和の変化によるものである。そして、図2により、未分極状態(電気双極子モーメントの総和が最小)の可変容量素子100に、書き込み電圧Vを印加することにより、強誘電体材料層103内で分極が起こり、その分極に起因して、容量値Cap1が変化する。
図3に強誘電体材料のヒステリシス曲線を示し、強誘電体材料の特性を説明する。図3に示すヒステリシス曲線において、横軸は電界Eであり、縦軸は強誘電体材料の電気双極子モーメントの総和、すなわち分極Pである。強誘電体材料は、電界Eの強度に起因して分極Pが変化し、図3に示すようなヒステリシス曲線を形成する。まず、電気双極子モーメントの総和が最小である、分極Pが0の状態の強誘電体材料に、正の電圧を印加し、電界Eを発生させていくことにより、線aに示す曲線で分極Pが増加する。そして、ある電界Eに達すると、電気双極子モーメントの総和が最大となり、分極Pが飽和する。この電界Eを飽和電界Epという。そして、電界Eの値が小さくなるように電圧を印加していくと、線bで示す曲線で分極が減少していき、ある電界Eにおいて、電気双極子モーメントの総和が再び最小となり、分極Pが0となる。この電界Eを抗電界−Ecという。さらに、負の電界Eを発生させていくことにより、電気双極子モーメントの総和が再び最大となり、分極Pが飽和する。この電界を飽和電界−Epという。そして、この飽和電界−Epよりも大きい電界Eが発生するように電圧を印加していくことにより、分極Pは線cで示す曲線で増加し、抗電界Ecにおいて電気双極子モーメントが最小となり分極Pが0となる。そして、再び、飽和電界Epにおいて分極Pが飽和する。
図2に示した可変容量素子100の容量値の変化は、出発物として、可変容量素子100をキュリー温度以上に加熱したものを用いた。すなわち、図3に示すヒステリシス曲線において、可変容量素子100をキュリー温度以上に加熱した状態は、電界0V、分極Pが0である状態に対応する。そして、図2で示したように、可変容量素子100に書き込み電圧Vを印加していった状態は、図3のヒステリシス曲線において、線aに示される状態変化に対応するものである。
そして、図2において、容量値Cap1の変化が止まった書き込み電圧Vは、図3において、飽和電界Epに相当するものである。すなわち、飽和電界Epにおいて、強誘電体材料の電気双極子モーメントの総和、すなわち、分極Pは最大となり、図1に示すような強誘電体材料層103を有する可変容量素子100の容量値はここにおいて飽和する。
強誘電体材料層103を有する可変容量素子100において、容量値を変化させる際、実際に重要な値は印加する書き込み電圧Vではなく、電極101,102間に発生する電界Eである。図2では、10Vの書き込み電圧Vは電界0.02V/μmに相当している。そして、図2では、可変容量素子100に書き込み電圧Vを印加することにより、その書き込み電圧Vに相当する電界Eが発生し、強誘電体材料層103内で分極が起こり、容量値が変化している。
また、どの電界Eで容量が増加するかは、強誘電体材料の電気感受率でほぼ決定されるものである。
そして、図1に示すような強誘電体材料層103を用いた可変容量素子100は、図2からわかるように、書き込み電圧Vを印加したときの容量値が、0Vにしても戻らない不揮発型の可変容量素子である。
また、どの電界Eで容量が増加するかは、強誘電体材料の電気感受率でほぼ決定されるものである。
そして、図1に示すような強誘電体材料層103を用いた可変容量素子100は、図2からわかるように、書き込み電圧Vを印加したときの容量値が、0Vにしても戻らない不揮発型の可変容量素子である。
本実施形態例においては、強誘電体材料としてPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)が用いられた可変容量素子100を用いたが、その他、イオン分極による強誘電体材料、電子分極による強誘電体材料を用いることができる。
イオン分極による強誘電体材料は、イオン結晶材料からなり、プラスのイオンとマイナスのイオンの原子が変位することで電気的に分極する強誘電体材料である。このイオン分極による強誘電体材料は、例えば原子Aと原子BからなるABO3である化学式で表され、ペロブスカイト構造を有し、例えばチタン酸バリウム、KNbO3、ObTiO3等が挙げられる。本実施形態例におけるPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)は、チタン酸鉛(PbTiO3)にジルコン酸鉛(PbZrO3)を混ぜ合わせた強誘電体材料である。
イオン分極による強誘電体材料は、イオン結晶材料からなり、プラスのイオンとマイナスのイオンの原子が変位することで電気的に分極する強誘電体材料である。このイオン分極による強誘電体材料は、例えば原子Aと原子BからなるABO3である化学式で表され、ペロブスカイト構造を有し、例えばチタン酸バリウム、KNbO3、ObTiO3等が挙げられる。本実施形態例におけるPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)は、チタン酸鉛(PbTiO3)にジルコン酸鉛(PbZrO3)を混ぜ合わせた強誘電体材料である。
電子分極による強誘電体材料は、プラスの電荷に偏った部分と、マイナスの電荷に偏った部分に分かれて電気双極子モーメントが生じ、分極が生じているものである。最近では、Fe2+の電荷面と、Fe3+の電荷面の形成により、分極を形成して強誘電体的特性を示す希土類鉄酸化物が報告されている。この系は、希土類(RE)と鉄族(TM)にて、(RE)・(TM)2・O4なる分子式で表されるものが、高誘電率を持つことが報告されている。例えば、(RE)としては、Y,Er,Yb,Lu(特にYと重希土類元素)が挙げられ、また、(TM)としては、Fe,Co,Ni(特にFe)が挙げられる。(RE)・(TM)2・O4としては、ErFe2O4,LuFe2O4,YFe2O4が挙げられる。
次に、図4に、図1に示す可変容量素子100に、さらに書き込み電圧Vを印加していったときの容量値の変化を示す。図4における容量値Cap1は、図2に示したものと同様の測定値であり、書き込み電圧Vを0Vから110Vまで増加させていったときの可変容量素子100の容量値の変化を示している。
図4における容量値Cap2は、書き込み電圧Vを110Vから、−110Vまで減少させていったときの可変容量素子100の容量値の変化を示している。
図4における容量値Cap3は、書き込み電圧Vを−110Vまで減少させた状態から、再び110Vまで増加させていったときの可変容量素子100の容量値の変化を示している。
図4における容量値Cap4は、可変容量素子100をキュリー温度以上に加熱処理したあとに、書き込み電圧Vをおよそ40Vまで印加し、そこから、−110Vまで減少させていった時の可変容量素子100の容量値の変化を示している。
上述した容量値Cap1、Cap2、Cap3、Cap4で示すこれらの測定はすべて、書き込み電圧Vを印加した後、一度、電圧を0Vに戻してから測定したものである。
図4における容量値Cap3は、書き込み電圧Vを−110Vまで減少させた状態から、再び110Vまで増加させていったときの可変容量素子100の容量値の変化を示している。
図4における容量値Cap4は、可変容量素子100をキュリー温度以上に加熱処理したあとに、書き込み電圧Vをおよそ40Vまで印加し、そこから、−110Vまで減少させていった時の可変容量素子100の容量値の変化を示している。
上述した容量値Cap1、Cap2、Cap3、Cap4で示すこれらの測定はすべて、書き込み電圧Vを印加した後、一度、電圧を0Vに戻してから測定したものである。
図4に示す容量値Cap2からわかるように、書き込み電圧Vを110Vから0Vまで減少させていく過程においては、容量値Cap2はほぼ一定の値を保持する。さらに、書き込み電圧Vを0Vから減少させていくと、容量値Cap2は緩やかに上昇し、書き込み電圧Vが−20Vのときに、容量値Cap2は低下に移行している。容量値Cap2を減少させる書き込み電圧Vを減極電圧という。この減極電圧においては、強誘電体材料層103内の分極率が減少するため、可変容量素子100の容量値も減少する。そして、書き込み電圧Vが減極電圧となる部分では、前段の書き込み電圧Vよりも小さな書き込み電圧Vを印加することにより、容量値Cap2を低下させる再書き込みが可能である。
本実施形態例においては、図4に示すように、容量値Cap2の最小値は、書き込み電圧Vが−32.5Vのときであり、その後さらに書き込み電圧Vを減少させていくと、容量値Cap2は、再び上昇に転じる。容量値Cap2が上昇に転じた書き込み電圧Vからは、前段の書き込み電圧Vよりも小さな書き込み電圧Vを印加することにより、容量値Cap2を増加させる容量値の再書き込みが可能である。そして、容量値Cap2は、書き込み電圧Vが−60Vでほぼ一定値となる。この容量値Cap2の変化は、図3に示すヒステリシス曲線の線bに対応するものである。そして、容量値Cap2が最小値を示した−32.5Vの書き込み電圧Vは、図3のヒステリシス曲線において、マイナス側の抗電界Ecに対応するものである。抗電界Ecにおいては、電気双極子モーメントの総和が最小となり、容量値Cap2が最小となる。また、−60Vの書き込み電圧Vが、可変容量素子100の、マイナス側の飽和電界Epに相当するものである。そして、この飽和電界Epに相当する書き込み電圧Vが印加されたときに、可変容量素子100の強誘電体材料層103内の電気双極子モーメントの総和が最大となり、容量値Cap2が最大となる。
次に、図3に示す容量値Cap3からわかるように、書き込み電圧Vを−110Vから上昇させていくと、容量値Cap3は0Vまではほぼ一定値を示し、その後緩やかに上昇して、20Vで低下に移行する。すなわち、書き込み電圧Vが20Vで減極電圧となり、容量値Cap3は低下している。この減極電圧の印加では、前段の書き込み電圧Vよりも大きな書き込み電圧Vを印加することにより、容量値Cap3を減少させる書き込みが可能である。容量値Cap3の最小値は、書き込み電圧Vがおよそ32.5Vのときである。その後、書き込み電圧Vを上昇させると、容量値Cap3は再び上昇に転じる。容量値Cap3が上昇に転じた書き込み電圧Vからは、前段の書き込み電圧Vよりも大きな書き込み電圧Vを印加することにより、容量値Cap3を増加させる書き込みが可能である。そして、容量値Cap3は、書き込み電圧Vが60Vに達した後、ほぼ一定値となっている。この容量値Cap3の変化は、図3におけるヒステリシス曲線の線cに対応するものである。そして、可変容量素子100の容量値Cap3が最小値を示した32.5Vの書き込み電圧Vは、図3のヒステリシス曲線において、プラス側の抗電界Ecに相当するものである。
このように、図1に示す強誘電体材料層103を有する可変容量素子100では、電極101,102間に発生する電界Eによる分極Pに起因して、図4の容量値Cap1〜Cap3で示されるように、その容量値が変化する。
そして、容量値Cap1〜Cap3からわかるように、本実施形態例の可変容量素子の調整方法では、所定の書き込み電圧Vを印加することにより、容量値を増加させることも、また、容量値を減少させることもできる。また、可変容量素子100をキュリー温度以上に加熱し、強誘電体材料層103の電気双極子モーメントの総和が最小となるような分極処理をし、容量値を最小にしてから、書き込み電圧を印加して容量値を増加させていった容量値Cap1の勾配は、書き込み電圧Vを印加し、強誘電体材料層103の電気双極子モーメントの総和が最小となるような分極処理をし、容量値を最小にしてから、さらに書き込み電圧Vを印加して容量値を増加させていった容量値Cap3の勾配よりも大きい。すなわち、本実施形態例の可変容量素子の調整方法においては、可変容量素子を加熱によって分極処理し、容量値を最小にしてから容量値の書き込みをする場合は、書き込み電圧Vに対する容量値の変化の勾配が緩やかになる。このため、容量値のより細かな調整が可能となる。
そして、容量値Cap1〜Cap3からわかるように、本実施形態例の可変容量素子の調整方法では、所定の書き込み電圧Vを印加することにより、容量値を増加させることも、また、容量値を減少させることもできる。また、可変容量素子100をキュリー温度以上に加熱し、強誘電体材料層103の電気双極子モーメントの総和が最小となるような分極処理をし、容量値を最小にしてから、書き込み電圧を印加して容量値を増加させていった容量値Cap1の勾配は、書き込み電圧Vを印加し、強誘電体材料層103の電気双極子モーメントの総和が最小となるような分極処理をし、容量値を最小にしてから、さらに書き込み電圧Vを印加して容量値を増加させていった容量値Cap3の勾配よりも大きい。すなわち、本実施形態例の可変容量素子の調整方法においては、可変容量素子を加熱によって分極処理し、容量値を最小にしてから容量値の書き込みをする場合は、書き込み電圧Vに対する容量値の変化の勾配が緩やかになる。このため、容量値のより細かな調整が可能となる。
また、図4の容量値Cap4で示されるように、書き込み電圧Vを40Vまでしか上昇させずに、その後減少させていったときには、容量値Cap4の最小値が、容量値Cap2の最小値よりも大きな値を有していることがわかる。この容量値Cap4は、可変容量素子100の飽和電界Epまで書き込み電圧Vを上昇させなかった例であり、容量値Cap2は、飽和電界Ecまで書き込み電圧Vを上昇させた例である。容量値Cap2と容量値Cap4の最小値を比較すると、飽和電界Epまで書き込み電圧Vを上昇させてから、書き込み電圧Vを減少させていったときの印Q2で示す容量値Cap2の最小値の方が、飽和電界Epまで書き込み電圧Vを上昇させなかった印Q3で示す容量値Cap4の最小値よりも、容量値をより小さい値とすることができる。
また、容量値Cap1とCap4の測定値の始点、すなわち、書き込み電圧Vが0Vのときに示されている印Q1で示す容量値は、可変容量素子100がキュリー温度以上に加熱処理されて分極処理がなされた場合の容量値である。この印Q1で示す容量値と、可変容量素子100に書き込み電圧Vが印加されることによって分極処理されて容量値が最小とされた印Q2で示す容量値を比較すると、書き込み電圧Vを印加して容量値を最小とした印Q2で示す容量値の方が低い値を示している。すなわち、本実施形態例の可変容量素子の調整方法では、可変容量素子をキュリー温度以上に加熱して分極処理を施し、電気的双極子モーメントの総和を最小とした場合よりも、可変容量素子に書き込み電圧Vを印加して分極処理を施し、電気的双極子モーメントの総和を最小とした場合の方が、より効果的に容量値を低下させることができることがわかる。
図5は、可変容量素子100をキュリー温度以上に加熱し、電気双極子モーメントの総和が0となるように分極処理したあと、始めに印加する書き込み電圧Vをそれぞれ+110V,−110V,−50V,−40V,−30V,−20Vとし、そこから書き込み電圧Vをそれぞれ減少、または増加させていったときの容量値を測定したものである。図5においては、横軸は書き込み電界であり、縦軸は容量値を示す。
図5の容量値Cap+110Vは、まず、110Vの書き込み電圧Vを印加し、その後書き込み電圧を減少させていったときの可変容量素子100の容量値である。
図5の容量値Cap−110Vは、まず、−110Vの書き込み電圧Vを印加し、その後書き込み電圧を増加させていったときの可変容量素子100の容量値である。
図5の容量値Cap−50Vは、まず、−50Vの書き込み電圧Vを印加し、その後書き込み電圧を増加させていったときの可変容量素子100の容量値である。
図5の容量値Cap−40Vは、まず、−40Vの書き込み電圧Vを印加し、その後書き込み電圧を増加させていったときの可変容量素子100の容量値である。
図5の容量値Cap−30Vは、まず、−30Vの書き込み電圧Vを印加し、その後書き込み電圧を増加させていったときの可変容量素子100の容量値である。
図5の容量値Cap−20Vは、まず、−20Vの書き込み電圧Vを印加し、その後書き込み電圧を増加させていったときの可変容量素子100の容量値である。
図5の容量値Cap−110Vは、まず、−110Vの書き込み電圧Vを印加し、その後書き込み電圧を増加させていったときの可変容量素子100の容量値である。
図5の容量値Cap−50Vは、まず、−50Vの書き込み電圧Vを印加し、その後書き込み電圧を増加させていったときの可変容量素子100の容量値である。
図5の容量値Cap−40Vは、まず、−40Vの書き込み電圧Vを印加し、その後書き込み電圧を増加させていったときの可変容量素子100の容量値である。
図5の容量値Cap−30Vは、まず、−30Vの書き込み電圧Vを印加し、その後書き込み電圧を増加させていったときの可変容量素子100の容量値である。
図5の容量値Cap−20Vは、まず、−20Vの書き込み電圧Vを印加し、その後書き込み電圧を増加させていったときの可変容量素子100の容量値である。
図5より、始めに−110Vの書き込み電圧Vを印加した場合のほうが、それよりも絶対値の小さい書き込み電圧Vを始めに印加した場合よりも、容量値の最小値から最大値までの変化量ΔCが大きいことがわかる。
すなわち、容量値を飽和させないで、書き込み電圧Vを印加していった場合よりも、一度、可変容量素子100に飽和電界Epをかけることにより、その容量値を飽和させて、書き込み電圧Vを印加していった場合のほうが、減極電圧となる書き込み電圧Vにおいて、容量値をより低くすることができる。このため、一度容量値を飽和させた場合は、より大きい変化量ΔCの幅において、容量値を調整することができる。
すなわち、容量値を飽和させないで、書き込み電圧Vを印加していった場合よりも、一度、可変容量素子100に飽和電界Epをかけることにより、その容量値を飽和させて、書き込み電圧Vを印加していった場合のほうが、減極電圧となる書き込み電圧Vにおいて、容量値をより低くすることができる。このため、一度容量値を飽和させた場合は、より大きい変化量ΔCの幅において、容量値を調整することができる。
以上のように、本実施形態例に係る可変容量素子の調整方法によれば、強誘電体材料層を有する可変容量素子に、所望の書き込み電圧を印加することにより、可変容量素子の容量値を増加または減少させることができる。
そして、可変容量素子を、電気双極子モーメントの総和が最小となるようにキュリー温度以上に加熱処理した場合は、その後、書き込み電圧を印加して容量値を増加させた場合に、書き込み電圧に対する容量値の変化の勾配をより大きくすることができる。このため、可変容量素子に書き込み電圧を印加して、所望の容量値を書き込むときに、より細かな容量値の調整が可能となる。
そして、可変容量素子を、電気双極子モーメントの総和が最小となるようにキュリー温度以上に加熱処理した場合は、その後、書き込み電圧を印加して容量値を増加させた場合に、書き込み電圧に対する容量値の変化の勾配をより大きくすることができる。このため、可変容量素子に書き込み電圧を印加して、所望の容量値を書き込むときに、より細かな容量値の調整が可能となる。
また、電気双極子モーメントの総和が最大となるように飽和電界Epを印加した場合は、その後、書き込み電圧を印加して容量値を減少させた場合に、容量値の最小値を、より低い値にすることができる。このため、容量値の最小値から最大値までの変化量ΔCをより大きくとることができ、可変容量素子の調整できる容量値の幅を広くすることができる。
また、強誘電体材料層を有する可変容量素子では、書き込み電圧の印加によって書き込まれる容量値と、分極状態は大きく関係するが、容量値を測定するだけでは分極状態はわからない。すなわち、図4に示す容量値Cap1〜Cap3の変化からわかるように、強誘電体材料層103を有する可変容量素子100の容量値の変化は、図3に示すヒステリシス曲線の線a、線b、線cの、どの状態にあるかによって変わってくる。すなわち、同じ書き込み電圧Vを印加したとしても、分極の状態が異なることにより、書き込まれる容量値は異なる。
このため、強誘電体材料層を有する可変容量素子では、電気双極子モーメントの総和が最大または最小となるように、分極状態を初期化しておくことにより、書き込み電圧Vによって書き込まれる容量値がどのように変化するのかを把握することができる。
このため、強誘電体材料層を有する可変容量素子では、電気双極子モーメントの総和が最大または最小となるように、分極状態を初期化しておくことにより、書き込み電圧Vによって書き込まれる容量値がどのように変化するのかを把握することができる。
また、所望の容量値を書き込む為の書き込み電圧は、温度、時間、電圧の関係で決まる。例えば、一般的に、温度が高ければ(キュリー温度に近くなれば)低い電圧、かつ短い書き込み時間で、所望の容量値の書き込みが可能となる。ところで、この書き込み可能な容量値を有する可変容量素子を使用する場合、その容量値が変化しない制御電圧での使用が必要となる。同じ温度、印加時間で書き込み電圧Vを印加するという条件で見た場合、使用可能な制御電圧は、書き込み電圧と同一極性の場合は、書き込み電圧未満であり、より好適には、(書き込み電圧)−(マージン電圧)以下であり、逆極性の場合は、減極電圧未満となる。また、温度条件が異なる場合でも、制御電圧と書き込み電圧が同一極性の場合、使用可能な制御電圧はその温度における抗電圧未満であり、制御電圧と書き込み電圧が逆極性の場合、使用可能な制御電圧はその温度における減極電圧未満である。したがって、そのような制御電圧においては、書き込みは生じない。
また、ノイズによる不要な書き込みを防止するために、可変容量素子への容量値の書き込み時の温度を、可変容量素子の使用温度範囲を考慮した高い温度に設定することが好ましい。さらに、AC信号や静電気ノイズなどの高い電圧は、例えばmsecオーダーのごく短い時間に与えられることを考慮し、可変容量素子への書き込み電圧はある一定時間、例えば1秒以上印加することが好ましい。このようにすることで、可変容量素子への書き込み電圧以外の不要な書き込み電圧による、容量値の再書き込みを防止することができる。
[第1の実施形態に係る可変容量素子]
次に、本発明の第1の実施形態に係る可変容量素子を、図6〜図13を用いて説明する。
本実施形態例における可変容量素子は、図1の可変容量素子100を直列接続して構成されるものである。以下の本実施形態例においては、便宜的に、図1に示した可変容量素子100を単位可変容量素子といい、単位可変容量素子を直列接続して構成したものを可変容量素子ということとする。
次に、本発明の第1の実施形態に係る可変容量素子を、図6〜図13を用いて説明する。
本実施形態例における可変容量素子は、図1の可変容量素子100を直列接続して構成されるものである。以下の本実施形態例においては、便宜的に、図1に示した可変容量素子100を単位可変容量素子といい、単位可変容量素子を直列接続して構成したものを可変容量素子ということとする。
図6に、図2〜図5で示した特性を有する再書き込み可能な単位可変容量素子1c〜4cを直列に接続した可変容量素子1に、書き込み電圧電源2を接続した回路図を示す。本実施形態例の可変容量素子1は、直列接続された単位可変容量素子1c〜4cによって構成されている。この単位可変容量素子1c〜4cは、それぞれ、対の電極間に強誘電体材料層を有する構成である。4つの単位可変容量素子1c〜4cにおいては、それぞれの電極間距離dは同じとし、分極されていないときの容量値がそれぞれC1,C2,C3,C4と異なる構成である。また、この容量値の大小関係は、C1<C2<C3<C4であるとする。
書き込み電圧Vと電界Eは、Ed=Vの関係を有するので、電極間距離dが同じ場合、書き込み電圧Vに比例する電界Eが各単位可変容量素子1c〜4cに発生することになる。また、単位可変容量素子1c〜4cが直列に接続された場合の書き込み電圧Vは容量値C1,C2,C3,C4により分圧される。例えば、単位可変容量素子1cに印加される書き込み電圧V1は、以下の式で表される。
このため、上述した構成を有する回路においては、書き込み電圧Vを可変容量素子1に印加した場合、容量値が一番小さい単位可変容量素子1cに大きな書き込み電圧V1が印加される。同様に、単位可変容量素子2c、3c、4cには、それぞれ、書き込み電圧V2,V3,V4が印加される。単位可変容量素子1c〜4cにおいて、電極間距離dは同じとされているので、それぞれの単位可変容量素子1c〜4cにおいて、書き込み電圧V1〜V4に比例した電界E1〜E4が発生する。このため、単位可変容量素子1cに一番大きな電界E1が発生する。従って、図6に示す可変容量素子1においては、書き込み電圧Vを順次大きくしていくと、始めに、一番大きな電界E1が発生している単位可変容量素子1cにおいて分極反転が始まり、容量が増加し始める。その後、容量の小さな順番に単位可変容量素子2c〜4cの容量が増加していく。
図7に、本実施形態例の4つの単位可変容量素子1c〜4cを直列接続した可変容量素子1に、書き込み電圧Vを印加していったときの容量値の変化を模式的に示す。図7では、分かりやすくするために、単位可変容量素子1c〜4cのそれぞれの容量値C1〜C4が、ある電圧値で一気に段階的に変化する形で示されている。本実施形態例で用いられる単位可変容量素子1c〜4cは、書き込み電圧Vの印加に伴い、リニアに容量値が増大していくものであるので、実際には、書き込み電圧Vの印加に伴い、容量値は緩やかに変化していく。
一例として、図8に、2つの単位可変容量素子を直列接続した可変容量素子50の、書き込み電圧に対する容量値の変化を線50aで示し、1つの単位可変容量素子51における書き込み電圧に対する容量値の変化を線51aで示す。また、単位可変容量素子51における電極間距離よりも2倍の電極間距離を有する単位可変容量素子52における書き込み電圧に対する容量値の変化を線52aで示す。
まず、単位可変容量素子51の容量値の変化と、単位可変容量素子52の容量値の変化をみる。これによると、電極間距離が2倍である単位可変容量素子52は、単位可変容量素子51において容量値が変化し始める書き込み電圧の2倍の値の書き込み電圧で、容量値が変化し始めることがわかる。すなわち、Ed=V(E:電界、d:電極間距離、V:書き込み電圧)の関係により、電極間距離dが大きいほど、容量値を変化させるには、大きな書き込み電圧Vが必要となることがわかる。
次に、図8の線50aより、2つの単位可変容量素子が直列接続された可変容量素子50の容量値の変化をみる。可変容量素子50では、2つの単位可変容量素子の容量比が1:2であるものとする。可変容量素子50のように、容量値の異なる2つの単位可変容量素子を直列接続した可変容量素子では、1つの単位可変容量素子51,52よりも、書き込み電圧Vに対する容量値の変化の傾きを緩やかにすることができることがわかる。
そして、図7,8からわかるように、直列に接続する単位可変容量素子の数を増やすことで、傾きは、更に緩やかにすることができる。このように、未分極時の容量値が異なる単位可変容量素子を直列接続して可変容量素子を構成することで、書き込み電圧Vに対する容量値の変化の傾きを小さくすることができる。これにより、容量値の微調整が可能な可変容量素子を構成することができる。
また、このように、単位可変容量素子を直列接続して構成する可変容量素子では、容量値が異なり、電極間距離が同じである単位可変容量素子を直列接続すれば、書き込み電圧を印加していったときに、容量値が小さな単位可変容量素子から順に容量値が変化していく。
また、このように単位可変容量素子を直列接続して構成した可変容量素子においても、それぞれの単位可変容量素子は、図1に示した可変容量素子の特性(図2〜図5参照)を有する。このため、可変容量素子において、書き込み電圧の印加により変化された容量値は、書き込み電圧を印加した後に、電圧を0Vに戻した場合でも保持されるものである。
図9に、未分極時の容量値C1〜C7が、15/20/25/30/35/40/45の相対値で表される7素子の単位可変容量素子1c〜7cを直列接続した可変容量素子の、書き込み電圧Vに対する容量値の変化ΔCを示すと共に、単位可変容量素子1cの端子に係る電圧の相対的な値を示す。この例において、単位可変容量素子1c〜7cのそれぞれの電極間距離dは同じものとする。また、単位可変容量素子1c〜7cは、それぞれV1〜V7の書き込み電圧により、容量値が書き込まれ、容量値が変化し始める。
図9において、横軸の書き込み電圧Vは、単位可変容量素子1cの書き込み電圧V1で正規化してあり、単位可変容量素子1cの書き込み電圧V1のn倍の書き込み電圧nVが示されている。また、棒線グラフ11で示した測定値は、書き込み電圧nVのときの合成容量を測定したものであり、棒線グラフ10で示した測定値は、書き込み電圧(n−1)Vから、書き込み電圧nVにしたときの、合成容量の増加量ΔCを示している。最初の合成容量の増加量は単位可変容量素子1cにおける容量値C1の増加量ΔC1であり、順に、単位可変容量素子2c〜7cにおける容量値C2〜C7の増加量ΔC2〜ΔC7ずつ全体の合成容量が増加している。
図9からわかるように、単位可変容量素子1c〜7cを直列接続した可変容量素子では、単位可変容量素子1cの書き込み電圧V1のおよそ4倍の書き込み電圧Vを印加することにより、容量値の書き込みが始まる。そして、書き込み電圧V1の12倍の書き込み電圧が印加されることで、7つの単位可変容量素子1c〜7c全ての書き込みがなされる。すなわち、単位可変容量素子1c〜7c全てが分極されたことになる。そして、全ての単位可変容量素子1c〜7cへの書き込みがなされたときの単位可変容量素子1cの端子へ印加される電圧は、単位可変容量素子1cの書き込み電圧V1の約3.3倍となっている。すなわち、単位可変容量素子1c〜7cを直列接続して構成する可変容量素子においては、この最小の容量値C1を有する単位可変容量素子1c端子へ印加される電圧が、耐圧を超えない範囲であれば、直列接続する単位可変容量素子の素子数を増やすことができる。
図10に、単位可変容量素子が直列接続されて構成された可変容量素子の具体的構成を示す。図10に示す例は、4つの単位可変容量素子を直列接続して可変容量素子を構成する例である。
まず、図10Aに、単位可変容量素子が直列接続された可変容量素子を構成する面内電極を示す。ここでは、4つの単位可変容量素子を構成するために、5つの面内電極e1〜e5が用いられる。それぞれの面内電極e1〜e5は、例えば強誘電体材料層8上に所望の形状にパターニングされて形成される。図10Aに示す例では、面内電極e1〜e5は、それぞれ強誘電体材料層8上に短冊状の4つの等価な単位電極をパターニングすることにより形成しておく。そして、その4つの単位電極の接続関係を変えることにより、それぞれの面内電極e1〜e5を構成する。すなわち、面内電極e1では4つの単位電極は接続されておらず、面内電極e2では4つの単位電極のうち2つの単位電極が互いに接続されており、面内電極e3では4つの単位電極のうち3つの単位電極が互いに接続されており、面内電極e4及びe5では4つの単位電極全てが互いに接続されている。これらの面内電極e1〜e5は、等価的に電極面積が変化されている。また、図10Aで示す例では、面内電極e1と一体に構成された第1の外部電極5a、及び面内電極e5と一体に構成された第2の外部電極5bを設ける。
これらの面内電極e1〜e5が、図10Bに示すように積層されることにより、図10Cに示す可変容量素子10が構成される。図10Cに、この例において構成される可変容量素子10の概略断面構成を示す。図10Cに示す可変容量素子10では、下から面内電極e5、e4、e3、e2、e1の順に、電極間距離tが同じになるように強誘電体材料層8を介して積層する。このように積層することにより、面内電極e1及びe2により単位可変容量素子1cが形成され、面内電極e2及びe3により単位可変容量素子2cが形成され、面内電極e3及びe4により単位可変容量素子3cが形成され、面内電極e4及びe5により単位可変容量素子4cが形成される。
そして、一番上部に積層される面内電極e1と、一番下部に積層される面内電極e5に、それぞれ第1の外部電極5a、第2の外部電極5bが設けられているので、第1の外部電極5aを外部の端子7,第2の外部電極5bを外部の端子6と接続することにより、単位可変容量素子1c〜4cが直列接続された可変容量素子10が構成される。この例においては、外部端子6−7間に書き込み電圧が印加される。
図10Cに示す可変容量素子10では、それぞれの面内電極e1〜e5のうち、未接続な単位電極には信号が入力されないため、未接続な単位電極間は、有効な容量として働かない。すなわち、接続された部分の面内電極e1〜e5のみで容量が形成される。したがって、図10Cに示すように積層された可変容量素子10では、面内電極e1及びe2で構成される単位可変容量素子1cでは、単位電極1つ分の容量値C1が構成され、面内電極e2及びe3で構成される単位可変容量素子2cでは、単位電極2つ分の容量値C2が構成され、面内電極e3及びe4で構成される単位可変容量素子3cでは、単位電極3つ分の容量値C3が構成され、面内電極e4及びe5で構成される単位可変容量素子4cでは、単位電極4つ分の容量値C4が形成される。そして、これらの容量値C1〜C4が直列関係を有するように接続されている。
図10Aの面内電極e1〜e4を用いて、さらに全体の容量が大きくされた可変容量素子を構成する場合は、図11に示すように、面内電極e1,e2,e3,e4で構成される2組の積層体を、もう一つの面内電極e4を介して、互いに対称になるように積層した構成とすればよい。図11において、図10に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
図11に示す可変容量素子11は、中心の面内電極e5の上下には、互いに逆向きに積層された面内電極e1〜e4が構成されている。図11に示す可変容量素子11においても、一番上に積層された面内電極e1に第1の外部電極5aを形成し、一番下に積層された面内電極e1に第2の外部電極5bを形成する。そして、第1の外部電極5aと外部端子7に接続し、第2の外部電極5bを外部端子6に接続することにより、直列関係を有する単位可変容量素子1c〜4cで構成された可変容量素子11が構成される。
図11に示す可変容量素子11では、上から単位可変容量素子1c,2c,3c,4c,4c,3c,2c,1cの順に単位可変容量素子が直列接続されている。
次に、図12に、単位可変容量素子が直列接続されるように構成された可変容量素子の具体的構成の他の例を示す。
まず、図12Aに、可変容量素子を構成する面内電極e1〜e5を示す。この例においては、それぞれの電極面積が異なるように、強誘電体材料層8上に面内電極e1〜e4がパターニングされて形成されている。また、図12Aに示す例においては、面内電極e1の端部に第1の外部電極5aが、面内電極e5の端部に第2の外部電極5bがそれぞれ形成されている。
例えば、面内電極e1〜e5は、図12Bに示すように積層させたときに、面内電極e1と面内電極e2の重なる面積がW1、面内電極e2と面内電極e3の重なる面積がW2、面内電極e3と面内電極e4の重なる面積がW3、面内電極e4と面内電極e5の重なる面積がW4となるように、面内電極e1〜e5にかけて、段階的に面積が大きくなるように形成されている。
図12Cに、この例において形成される可変容量素子12の概略断面構成を示す。可変容量素子12では、面積の異なる面内電極e1〜e5を、下から面内電極e5,e4,e3,e2,e1の順に、電極間距離tが同じになるように、同一厚の強誘電体材料層8を介して積層させる。このように積層することにより、面内電極e1及びe2により単位可変容量素子1cが形成され、面内電極e2及びe3により単位可変容量素子2cが形成され、面内電極e3及びe4により単位可変容量素子3cが形成され、面内電極e4及びe5により単位可変容量素子4cが形成される。
そして、第1の外部電極5aが外部端子7に接続され、第2の外部電極5bが外部端子6に接続されることにより、単位可変容量素子1c〜4cが直列接続された可変容量素子12が構成される。この例においては、外部端子6−7間に書き込み電圧が印加される。
そして、第1の外部電極5aが外部端子7に接続され、第2の外部電極5bが外部端子6に接続されることにより、単位可変容量素子1c〜4cが直列接続された可変容量素子12が構成される。この例においては、外部端子6−7間に書き込み電圧が印加される。
図12に示す例では、面積の異なる面内電極e1〜e5を積層することにより、強誘電体材料層8を介して上下で重なる電極面積を変えることができる。このような構成により、図12Cに示す可変容量素子12では、面内電極e1及びe2で構成される単位可変容量素子1cでは、重なる面積W1分の容量値C1が構成され、面内電極e2及びe3で構成される単位可変容量素子2cでは、重なる面積W2分の容量値C2が構成され、面内電極e3及びe4で構成される単位可変容量素子3cでは、重なる面積W3分の容量値C3が構成され、面内電極e4及びe5で構成される単位可変容量素子4cでは、重なる面積W4分の容量値C4が形成される。
そして、図12Cの可変容量素子12では、それぞれの面内電極の電極間距離tは一定であり、それぞれの単位可変容量素子1c〜4cを構成する電極面積が異なる。この例において、単位可変容量素子1c〜4cの容量値は、C1<C2<C3<C4となる。
この図12に示す例においても、全体の容量を大きくする場合は、図13に示すように、面内電極e1〜e4の積層体で構成される2組の可変容量素子を、もう一つの面内電極e5を介して、互いに対称になるように積層すればよい。すなわち、図13では、中心の面内電極e5の上下には、互いに逆向きに積層された面内電極e1〜e4が構成されている。図13において、図12に対応する部分には同一符号を付し、重複説明を省略する。
図13に示す可変容量素子13においては、一番上に積層された面内電極e1に第1の外部電極5aを形成し、一番下に積層された面内電極e1に第2の外部電極5bを形成する。そして、第1の外部電極5aを外部端子7に、第2の外部電極を外部端子6に接続することにより、直列関係を有する単位可変容量素子1c,2c,3c,4c,4c,3c,2c,1cで構成された可変容量素子13が構成される。
図13に示す可変容量素子13において、単位可変容量素子1c,2c,3c,4c,4c,3c,2c,1cの容量値はそれぞれC1,C2,C3,C4,C4,C3,C2,C1である。そして、この可変容量素子13の外部端子6−7間に書き込み電圧を0Vから順に増加させて印加していった場合には、図9に示したように、小さい容量値を有する単位可変容量素子1cから順次分極されて合成容量が増加していく。そして、この場合においても、書き込み電圧の印加を停止しても、その容量値は保持される。
[第2の実施形態に係る可変容量素子]
次に、本発明の第2の実施形態に係る可変容量素子を、図14〜図17を用いて説明する。本実施形態例における可変容量素子は、図1で説明した可変容量素子を並列接続したものである。以下の実施形態例においては、便宜的に、図1で説明した可変容量素子を単位可変容量素子といい、単位可変容量素子を並列接続して構成したものを可変容量素子ということとする。
次に、本発明の第2の実施形態に係る可変容量素子を、図14〜図17を用いて説明する。本実施形態例における可変容量素子は、図1で説明した可変容量素子を並列接続したものである。以下の実施形態例においては、便宜的に、図1で説明した可変容量素子を単位可変容量素子といい、単位可変容量素子を並列接続して構成したものを可変容量素子ということとする。
図14に、書き込み可能な単位可変容量素子1c〜4cを、書き込み電圧電源3に対して4個並列に接続した回路図を示す。本実施形態例のように、単位可変容量素子1c〜4cが並列接続された可変容量素子4においては、全ての単位可変容量素子1c〜4cに同じ書き込み電圧Vが印加される。書き込み電圧Vの印加に伴い、段階的に容量値を変化させるために、各単位可変容量素子1c〜4cに発生する電界Eを変える必要がある。本実施形態例では、同じ書き込み電圧でも発生する電界Eが異なるようにする為に、Ed=Vの関係を用いて、単位可変容量素子1c〜4c毎に電極間距離dを変える構成とする。すなわち、電極間距離dを変えることにより、各単位可変容量素子1c〜4cにおいて、同じ書き込み電圧Vが印加されたとしても、それぞれ異なる電界Eが発生する。このため、単位可変容量素子1c〜4c間で、容量値が変化し始める書き込み電圧Vを異ならせることができる。このように、容量値が変化し始める書き込み電圧Vを異ならせることにより、段階的に容量値を変化させることができる。
また、この例においては、単位可変容量素子1c〜4cにおいて、それぞれの電極間距離dを異ならせ、未分極時の容量値C1〜C4を同じくするためには、各単位可変容量素子1c〜4cにおけるそれぞれの電極面積を変えればよい。
図15に、未分極時の容量値C1〜C4がそれぞれ同一である5つの単位可変容量素子1c〜5cを並列接続した可変容量素子の、書き込み電圧に対する容量値の変化、及び、単位可変容量素子1cの端子に印加される電圧の相対値を示す。単位可変容量素子1c〜5cにおいては、容量値C1〜C4は同一であり、耐圧が、1/1.5/2/2.5/3の相対値を有するように構成されている。横軸の書き込み電圧は、単位可変容量素子1cの書き込み電圧で正規化してあり、単位可変容量素子1cの書き込み電圧のn倍の書き込み電圧n(V)が示されている。棒線グラフ12で示した測定値は、書き込み電圧n(V)のときの合成容量を測定したものであり、棒線グラフ13で示した測定値は、書き込み電圧n−1(V)から、書き込み電圧n(V)にしたときの、合成容量の増加量ΔCを示している。すなわち、最初の増加量ΔCは単位可変容量素子1cにおける容量値Cの増加量ΔC1であり、書き込み電圧の増加に伴い、順に、ΔC2,ΔC3,ΔC4,ΔC5分の容量が増加していく。
図15からわかるように、容量値の等しい5つの単位可変容量素子1c〜5cを、並列接続した可変容量素子では、単位可変容量素子1cの書き込み電圧印加で単位可変容量素子1cへの書き込みが始まる。そして、12倍の書き込み電圧印加で、5素子全ての書き込みがなされる。すなわち、単位可変容量素子1cの書き込み電圧の12倍の書き込み電圧印加で、5つの単位可変容量素子1c〜5cが分極されたことになる。単位可変容量素子1c〜5cへの書き込みがなされたときの各単位可変容量素子1c〜5cの端子へ印加される書き込み電圧は、単位可変容量素子1cの書き込み電圧の約3倍となっている。この電圧が、耐圧を超えない範囲であれば、並列接続する単位可変容量素子の素子数を増やすことができる。
また、本実施形態例のように、単位可変容量素子1c〜5cを並列接続する例においては、容量値Cが同一である単位可変容量素子1c〜5cを用いることにより、書き込み電圧の増加に伴い、定量である変化量ΔCずつ可変容量素子の容量値を増加させることができる。
本実施形態例のような、単位可変容量素子1c〜5cが並列接続されて構成される可変容量素子では、書き込み電圧は、各単位可変容量素子の仕様できまり、他の単位可変容量素子の影響を受けない。このため、単位可変容量素子を直列接続した可変容量素子よりも容量変化ΔCを同じにするのが容易であり、さらに、最大書き込み電圧を低くしやすいという特徴がある。
図16に、単位可変容量素子が並列接続されて構成される可変容量素子の具体的構成を示す。
単位可変容量素子が並列接続されて構成される可変容量素子においても、図12に示した例と同様に、複数の面積の異なる面内電極を用いることができる。
単位可変容量素子が並列接続されて構成される可変容量素子においても、図12に示した例と同様に、複数の面積の異なる面内電極を用いることができる。
図16Aに、可変容量素子を構成する面内電極e1〜e5を示す。この例においては、面内電極e1〜e5は、それぞれの電極面積が異なるように、強誘電体材料層8上にパターニングされて形成されている。また、図16に示す例においては、面内電極e1,e3,e5端部に第1の外部電極5aが、面内電極e2,e4端部に第2の外部電極5bがそれぞれ形成されている。図16Bに示すように積層させたときに、第1の外部電極5aは、下から奇数番目に積層される面内電極に形成され、第2の外部電極5bは、下から偶数番目に積層される面内電極に形成される。
例えば、面内電極e1〜e5は、図16Bに示すように積層させたときに、面内電極e1と面内電極e2の重なる面積がW1、面内電極e2と面内電極e3の重なる面積がW2、面内電極e3と面内電極e4の重なる面積がW3、面内電極e4と面内電極e5の重なる面積がW4となるように、面内電極e1〜e5にかけて、段階的に面積が大きくなるように形成されている。この例では、隣接する面内電極同士の重なる面積は、W1<W2<W3<W4の関係を有する。
図16Cに、この例において構成される可変容量素子14の概略断面構成を示す。この可変容量素子14では、面積の異なる面内電極e1〜e5を、図16Cに示すように、下から面内電極e5,e4,e3,e2,e1の順に積層し、面内電極e5及びe4の電極間距離t4、面内電極e4及びe3の電極間距離t3、面内電極e3及びe2の電極間距離t2、面内電極e2及びe1の電極間距離t1が、それぞれ、t1<t2<t3<t4となるように、それぞれの厚さの強誘電体層8を介して積層させる。このように積層することにより、面内電極e1及びe2により単位可変容量素子1cが形成され、面内電極e2及びe3により単位可変容量素子2cが形成され、面内電極e3及びe4により単位可変容量素子3cが形成され、面内電極e4及びe5により単位可変容量素子4cが形成される。
そして、面内電極e1,e3,e5に形成された第1の外部電極5aは、外部端子7に接続され、面内電極e2,e4に形成された第2の外部電極5bは外部端子6に接続される。このような構成により、単位可変容量素子1c〜4cが並列接続された可変容量素子14が構成される。この例では、外部端子6−7間に、書き込み電圧が印加される。
図16に示す例では、面積の異なる面内電極e1〜e5を積層することにより、強誘電体材料層8を介して上下で重なる電極面積を変えることができる。このような構成により、図16Cに示す可変容量素子14では、面内電極e1及びe2で構成される単位可変容量素子1cでは、重なる面積W1分の容量値C1が構成され、面内電極e2及びe3で構成される単位可変容量素子2cでは、重なる面積W2分の容量値C2が構成され、面内電極e3及びe4で構成される単位可変容量素子3cでは、重なる面積W3分の容量値C3が構成され、面内電極e4及びe5で構成される単位可変容量素子4cでは、重なる面積W4分の容量値C4が形成される。単位可変容量素子が並列接続される可変容量素子においては、それぞれの単位可変容量素子1c〜4cにおいての容量値の変化量(図15に図示されたΔC)を同一にするために、容量値C1〜C4を同じに構成することが好ましい。この例においては、電極間距離t1〜t4がそれぞれ異なる為、重なる面積W1〜W4を適宜設定することにより、容量値C1〜C4を同一に構成することができる。
この例においても、全体の容量を大きくする場合は、図17に示すように、面内電極e1〜e4の積層体で構成される2組の可変容量素子を、もう一つの面内電極e5を介して、互いに対称になるように積層して可変容量素子15を構成すればよい。すなわち、図17では、中心の面内電極e5の上下には、互いに逆向きに積層された面内電極e1〜e4が構成されている。図17において、図16に対応する部分には同一符号を付し、重複説明を省略する。
図17に示す可変容量素子15においても、面内電極e1,e3,e5にそれぞれ外部端子7と接続される第1の外部電極5aを形成し、面内電極e2,e4にそれぞれ外部端子6と接続される第2の外部電極5bを形成する。このような構成とすることにより、並列関係を有する単位可変容量素子1c,2c,3c,4c,4c,3c,2c,1cで構成された可変容量素子15が構成される。
図17に示す可変容量素子15において、単位可変容量素子1c,2c,3c,4c,4c,3c,2c,1cの容量値はそれぞれ、C1,C2,C3,C4,C4,C3,C2,C1となる。そして、この可変容量素子15の外部端子6−7間に書き込み電圧を印加していった場合には、単位可変容量素子1c〜4cのうち、電極間距離が一番小さい単位可変容量素子1cから順に分極されて容量変化していき、その容量値が保持される。
上述した本発明の第1の実施形態、及び第2の実施形態に係る可変容量素子において、可変容量素子を構成するそれぞれの単位可変容量素子は、図2〜図5の特性を有するものである。すなわち、第1及び第2の実施形態において、上述した本発明の一実施形態に係る可変容量素子の調整方法を適用することができる。
そして、第1及び第2の実施形態に示した可変容量素子に書き込み電圧を印加することにより、可変容量素子の容量値を所望の容量値とすることができる。また、第1及び第2の実施形態に示すように、可変容量素子を、複数の単位可変容量素子が直列又は並列接続されるようにして構成することにより、書き込み電圧の増加に対する容量値の変化を緩やかにすることができる。このため、第1及び第2の実施形態で示した可変容量素子では、より細かな容量値の調整が可能となる。
[可変容量デバイス及び電子機器]
次に、本発明の可変容量素子を用いた可変容量デバイス及びその可変容量デバイスが組み込まれた電子機器について説明する。図18には、可変容量デバイスの概略構成を示し、図19には、電子機器の一例として、液晶テレビ等に用いられる冷陰極管(Cold Cathode Fluorescent Lamp:CCFL)バックライトのインバータ回路構成を示す。
次に、本発明の可変容量素子を用いた可変容量デバイス及びその可変容量デバイスが組み込まれた電子機器について説明する。図18には、可変容量デバイスの概略構成を示し、図19には、電子機器の一例として、液晶テレビ等に用いられる冷陰極管(Cold Cathode Fluorescent Lamp:CCFL)バックライトのインバータ回路構成を示す。
図18に示す可変容量デバイス49は、強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された可変容量素子44と、可変容量素子44の両側に配され、可変容量素子44と直列接続される直流電圧除去用の容量素子43,45と、可変容量素子44に接続され、可変容量素子44間に直流電圧電源46から書き込み電圧Vを印加するための外部入力端子47,48とを有する。この例において、強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された可変容量素子44は、例えば、図1に示すような可変容量素子であってもよく、また、上述した複数の単位可変容量素子が直列又は並列接続された可変容量素子であってもよい。複数の単位可変容量素子を直列又は並列に接続された可変容量素子を用いる場合は、上述の第1の実施形態及び第2の実施形態に係る可変容量素子が用いられる。
この可変容量デバイス49は、可変容量素子44の両側に、直流電圧除去用の容量素子43,45が構成されている。このため、この可変容量デバイス49を電子機器の電気回路に組み込んだ状態で、外部の直流電圧電源を外部入力端子47,48に接続して可変容量素子44に書き込み電圧Vを印加した場合であっても、直流電圧除去用の容量素子43,45により、書き込み電圧Vが電子機器の回路に印加されるのを防ぐことができる。
以上の構成を有する可変容量デバイス49は、例えば、図19に示すように、CCFLバックライトのインバータ回路に組み込まれて用いられる。
図19に示す、インバータ回路では、CCFL42と、CCFL42に接続された昇圧トランス40と、昇圧トランス40を駆動する駆動回路41とから構成される。また、CCFL42と昇圧トランス40の間には、可変容量デバイス49からなるバラストコンデンサが構成されている。
図19に示す、インバータ回路では、CCFL42と、CCFL42に接続された昇圧トランス40と、昇圧トランス40を駆動する駆動回路41とから構成される。また、CCFL42と昇圧トランス40の間には、可変容量デバイス49からなるバラストコンデンサが構成されている。
図19においては、CCFL42が1個のみの構成を示したが、CCFL42が2個並列に構成されてあってもよい。このCCFL42においては、昇圧トランス40を使って昇圧された高圧の直流電圧がバラストコンデンサである可変容量デバイス49を介してCCFL42に印加されている。通常昇圧トランス40の出力は1500V、50kHz程度となっている。またCCFL42に流れる電流は5〜10mAである。可変容量デバイス49からなるバラストコンデンサは、CCFL42を並列ドライブするときに、二つのCCFL42を分離するためのものであり、コンデンサの他にトランスを用いることもある。
ところで、CCFLバックライトにおいて、バラストコンデンサを使うのは、コストを安くするためであるが、CCFLの容量ばらつきや周辺金属間との浮遊容量などの違いにより、各CCFLで電流がばらつき、輝度むらが生じるという欠点がある。
そこで、この例においては、バラストコンデンサを構成する可変容量デバイス49により、可変容量素子44の調整が行われる。
可変容量デバイス49における可変容量素子44の容量値を調整するために、可変容量デバイス49の可変容量素子44に接続されている外部入力端子47,48から、書き込み電圧が印加される。そして、所望の書き込み電圧が印加されることにより、可変容量素子44の容量値が調整される。書き込み電圧は、直流電圧であるから、図示したように昇圧トランス40の端子に高直流電圧が印加されると、トランスコイルに過大な電流が流れてしまう。しかし、この例においては、可変容量デバイス49においては、可変容量素子44の両側に直流電圧を除去するための容量素子43,45が配されている。このため、可変容量デバイス49の可変容量素子44における容量値を調整するために、可変容量デバイス49に書き込み電圧を印加しても、昇圧トランス40及びCCFL42には直流電圧が加わることがない。このため、実装状態で、可変容量デバイス49に電圧を印加し、容量値を調整することが可能となる。そして、このような可変容量デバイス49が組み込まれたCCFLバックライトでは、CCFL42の輝度が均一になるように、可変容量素子44の容量値が調整される。
可変容量デバイス49における可変容量素子44の容量値を調整するために、可変容量デバイス49の可変容量素子44に接続されている外部入力端子47,48から、書き込み電圧が印加される。そして、所望の書き込み電圧が印加されることにより、可変容量素子44の容量値が調整される。書き込み電圧は、直流電圧であるから、図示したように昇圧トランス40の端子に高直流電圧が印加されると、トランスコイルに過大な電流が流れてしまう。しかし、この例においては、可変容量デバイス49においては、可変容量素子44の両側に直流電圧を除去するための容量素子43,45が配されている。このため、可変容量デバイス49の可変容量素子44における容量値を調整するために、可変容量デバイス49に書き込み電圧を印加しても、昇圧トランス40及びCCFL42には直流電圧が加わることがない。このため、実装状態で、可変容量デバイス49に電圧を印加し、容量値を調整することが可能となる。そして、このような可変容量デバイス49が組み込まれたCCFLバックライトでは、CCFL42の輝度が均一になるように、可変容量素子44の容量値が調整される。
本例においては、図18の可変容量デバイスが組み込まれる電子機器の例として、CCFLバックライトを用いたが、その他、非接触ICカード等に組み込むこともできる。このように、電子機器に本発明の可変容量デバイスを組み込むことにより、電子機器の他の回路に影響を及ぼすことなく、可変容量デバイスの可変容量素子に書き込み電圧を印加することができ、所望の容量値を得ることができる。そして、可変容量デバイスにおいて、所望の容量値を有するように可変容量素子を調整することにより、部品ばらつきなどによるチューニング周波数ずれを、出荷時に合わせ込むことができる。
1,4,10,11,12,13,14,15,100・・可変容量素子、2,3・・書き込み電圧電源、5a・・第1の外部電極、5b・・第2の外部電極、6,7・・外部端子、8,103・・強誘電体材料層、e1〜e5・・面内電極、101,102・・電極、1c〜4c・・単位可変容量素子
Claims (18)
- 強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された複数の単位可変容量素子が、直列又は並列に接続された
ことを特徴とする可変容量素子。 - 前記並列接続されたそれぞれの単位可変容量素子における電極間距離は、それぞれ異なる
ことを特徴とする請求項1記載の可変容量素子。 - 前記並列接続された単位可変容量素子の前記強誘電体材料層の電気双極子モーメントの総和が最小とされたときの容量値がそれぞれ同じである
ことを特徴とする請求項2記載の可変容量素子。 - 前記直列接続された単位可変容量素子の前記強誘電体材料層の電気双極子モーメントの総和が最小とされたときの容量値がそれぞれ異なる
ことを特徴とする請求項1記載の可変容量素子。 - 前記直列接続されたそれぞれの単位可変容量素子における電極間距離は、それぞれ同一である
ことを特徴とする請求項4記載の可変容量素子。 - 強誘電体材料層を介して積層される少なくとも3以上の面内電極と、
前記積層される面内電極のうち、最下部に位置する面内電極に形成された第1の外部電極と、
前記積層される面内電極のうち、最上部に位置する面内電極に形成された第2の外部電極とから構成される
ことを特徴とする可変容量素子。 - 前記積層される面内電極において、隣接する面内電極の電極間距離は同一であり、隣接する面内電極で挟まれる前記強誘電体材料層の面積はそれぞれ異なる
ことを特徴とする請求項6記載の可変容量素子。 - 強誘電体材料層を介して積層される少なくとも3以上の面内電極と、
前記積層される面内電極のうち、奇数番目に積層される面内電極に形成された第1の外部電極と、
前記積層される面内電極のうち、偶数番目に積層される面内電極に形成される第2の外部電極とから構成される
ことを特徴とする可変容量素子。 - 前記積層される面内電極において、隣接する面内電極の電極間距離はそれぞれ異なり、隣接する面内電極で挟まれる前記強誘電体材料層の面積はそれぞれ異なる
ことを特徴とする請求項8記載の可変容量素子。 - 強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された可変容量素子において、
前記強誘電体材料層の電気双極子モーメントの総和を最大又は最小とする工程、
前記可変容量素子が所望の容量値を有するように、前記強誘電体材料層の電気双極子モーメントの総和が最大又は最小とされた前記可変容量素子の前記電極に、所定の書き込み電圧を印加し容量値を書き込む工程、とを有する
ことを特徴とする可変容量素子の調整方法。 - 前記所定の書き込み電圧を印加し容量値を書き込んだ後、さらに、前記書き込み電圧と異なる電圧を印加することにより、容量値の再書き込みをする工程を有する
ことを特徴とする請求項10記載の可変容量素子の調整方法。 - 前記強誘電体材料層の電気双極子モーメントの総和を最小とする工程は、前記強誘電体材料層をキュリー温度以上に加熱することにより行う
ことを特徴とする請求項10記載の可変容量素子の調整方法。 - 前記強誘電体材料層の電気双極子モーメントの総和を最大とする工程は、前記可変容量素子の前記電極に、前記可変容量素子の飽和電界に相当する書き込み電圧を印加することにより行う
ことを特徴とする請求項10記載の可変容量素子の調整方法。 - 前記強誘電体材料層の電気双極子モーメントの総和を最小とする工程は、前記可変容量素子の前記電極に、前記可変容量素子の飽和電界に相当する書き込み電圧を印加した後、逆極性の抗電圧となる書き込み電圧を印加することにより行う
ことを特徴とする請求項10記載の可変容量素子の調整方法。 - 強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された可変容量素子と、
前記可変容量素子の両側に配され、前記可変容量素子と直列接続される直流電圧除去用の容量素子とを有する
ことを特徴とする可変容量デバイス。 - 強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された複数の単位可変容量素子が、直列又は並列に接続された可変容量素子と、
前記可変容量素子の両側に配され、前記可変容量素子と直列接続される直流電圧除去用
の容量素子とを有する
ことを特徴とする可変容量デバイス。 - 強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された可変容量素子と、前記可変容量素子の両側に配され、前記可変容量素子と直列接続される直流電圧除去用の容量素子とから構成される可変容量デバイスを有する
ことを特徴とする電子機器。 - 強誘電体材料層を挟んで対の電極が形成された複数の単位可変容量素子が、直列又は並列に接続された可変容量素子と、前記可変容量素子の両側に配され、前記可変容量素子と直列接続される直流電圧除去用の容量素子とから構成される可変容量デバイスを有する
ことを特徴とする電子機器。
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